JPH09257050A - 駆動軸の安全カバー - Google Patents
駆動軸の安全カバーInfo
- Publication number
- JPH09257050A JPH09257050A JP6802396A JP6802396A JPH09257050A JP H09257050 A JPH09257050 A JP H09257050A JP 6802396 A JP6802396 A JP 6802396A JP 6802396 A JP6802396 A JP 6802396A JP H09257050 A JPH09257050 A JP H09257050A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder cover
- outer cylinder
- section
- cover
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】内筒カバーを円形断面形状にし、外筒カバーを
楕円形断面形状にし、外筒カバーの短径部の内径を内筒
カバーの外径よりも小さくすることにより互いに嵌合さ
せたときのガタツキを防止する安全カバーを得る。 【解決手段】互いに摺動自在に嵌合してトルクを伝達す
る雄軸部材及び雌軸部材を有する駆動軸をカバーするた
め、互いに摺動自在に嵌合する内筒カバー及び外筒カバ
ーよりなる安全カバーにおいて、内筒カバー２を円形断
面とし、外筒カバー３を楕円形断面とし、外筒カバー３
の楕円形断面の短径部の内径Ｙ1 を内筒カバー２の外径
Ｙ2 よりも小さくなる即ち、Ｙ2 ＞Ｙ1 となるよう形成
する。
楕円形断面形状にし、外筒カバーの短径部の内径を内筒
カバーの外径よりも小さくすることにより互いに嵌合さ
せたときのガタツキを防止する安全カバーを得る。 【解決手段】互いに摺動自在に嵌合してトルクを伝達す
る雄軸部材及び雌軸部材を有する駆動軸をカバーするた
め、互いに摺動自在に嵌合する内筒カバー及び外筒カバ
ーよりなる安全カバーにおいて、内筒カバー２を円形断
面とし、外筒カバー３を楕円形断面とし、外筒カバー３
の楕円形断面の短径部の内径Ｙ1 を内筒カバー２の外径
Ｙ2 よりも小さくなる即ち、Ｙ2 ＞Ｙ1 となるよう形成
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに摺動自在に
嵌合してトルクを伝達する雄軸部材及び雌軸部材を有す
る駆動軸をカバーするため、互いに摺動自在に嵌合する
内筒カバー及び外筒カバーよりなり、前記内筒カバー及
び外筒カバーの互いに嵌合する側とは反対側の端部を、
それぞれ前記雄軸部材及び雌軸部材の一方及び他方のユ
ニバーサルジョイントのヨーク基端部の周囲にスライド
リングを介して回転自在に連結した安全カバーに関する
ものである。
嵌合してトルクを伝達する雄軸部材及び雌軸部材を有す
る駆動軸をカバーするため、互いに摺動自在に嵌合する
内筒カバー及び外筒カバーよりなり、前記内筒カバー及
び外筒カバーの互いに嵌合する側とは反対側の端部を、
それぞれ前記雄軸部材及び雌軸部材の一方及び他方のユ
ニバーサルジョイントのヨーク基端部の周囲にスライド
リングを介して回転自在に連結した安全カバーに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】図１に示すような従来のこの種の駆動軸
１０の安全カバー２０は、内筒カバー２０ａ及び外筒カ
バー２０ｂはそれぞれ円筒形断面形状であり、内筒カバ
ーと外筒カバーとの間には所定のクリアランスが存在し
ていた。また、この安全カバー２０はスライドリング３
０を介して、ユニバーサルジョイント４０のヨーク５０
の基端部に回転自在に連結する。
１０の安全カバー２０は、内筒カバー２０ａ及び外筒カ
バー２０ｂはそれぞれ円筒形断面形状であり、内筒カバ
ーと外筒カバーとの間には所定のクリアランスが存在し
ていた。また、この安全カバー２０はスライドリング３
０を介して、ユニバーサルジョイント４０のヨーク５０
の基端部に回転自在に連結する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この内外の円
筒形断面カバー間のクリアランスが安全カバーのガタツ
キの原因となっていた。
筒形断面カバー間のクリアランスが安全カバーのガタツ
キの原因となっていた。
【０００４】従って、本発明の目的は、内筒カバー及び
外筒カバー間のクリアランスに基づくガタツキを防止す
るとともに、内筒カバー及び外筒カバー間の摺動を可能
にする駆動軸の安全カバーを得るにある。
外筒カバー間のクリアランスに基づくガタツキを防止す
るとともに、内筒カバー及び外筒カバー間の摺動を可能
にする駆動軸の安全カバーを得るにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による駆動軸の安全カバーは、前記内筒カバ
ーを円形断面とし、前記外筒カバーを楕円形断面とし、
前記外筒カバーの楕円形断面の短径部の内径を内筒カバ
ーの外径よりも小さくなるよう形成したことを特徴とす
る。
め、本発明による駆動軸の安全カバーは、前記内筒カバ
ーを円形断面とし、前記外筒カバーを楕円形断面とし、
前記外筒カバーの楕円形断面の短径部の内径を内筒カバ
ーの外径よりも小さくなるよう形成したことを特徴とす
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態においては、
内筒カバー及び外筒カバーの内径は、内部に存在する駆
動軸の直径に基づいて変化するが、外筒カバーの楕円形
断面の長径部の内径と短径部の内径との差を約６mmと
し、前記内筒カバーの外径と前記外筒カバーの楕円形断
面の短径部の内径との差を約１mmとすると好適である。
内筒カバー及び外筒カバーの内径は、内部に存在する駆
動軸の直径に基づいて変化するが、外筒カバーの楕円形
断面の長径部の内径と短径部の内径との差を約６mmと
し、前記内筒カバーの外径と前記外筒カバーの楕円形断
面の短径部の内径との差を約１mmとすると好適である。
【０００７】本発明によれば、外筒カバーの楕円形断面
の短径部の内径が内筒カバーの外径よりも小さいため、
外筒カバーの長径部の両側から互いに向き合う方向に力
を加えて長径部を押しつぶすようにし、短径部を半径方
向外方に拡開させてから内筒カバーの外側に外筒カバー
を嵌挿する。
の短径部の内径が内筒カバーの外径よりも小さいため、
外筒カバーの長径部の両側から互いに向き合う方向に力
を加えて長径部を押しつぶすようにし、短径部を半径方
向外方に拡開させてから内筒カバーの外側に外筒カバー
を嵌挿する。
【０００８】長径部に対する力を釈放すると、外筒カバ
ーの短径部は内筒カバーの外面に僅かに圧着してガタツ
キを排除する。
ーの短径部は内筒カバーの外面に僅かに圧着してガタツ
キを排除する。
【０００９】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
明する。
【００１０】本発明による駆動軸の安全カバーはプラス
チック製又は金属製の内筒カバー２及び外筒カバー３に
より構成する。本発明によれば、図２に線図的に示すよ
うに、内筒カバー２は円形断面とし、外筒カバー３は楕
円形断面とし、外筒カバー３の楕円形断面の短径部の内
径Ｙ1 を内筒カバー２の外径Ｙ2 よりも小さくなるよう
に形成する即ち、Ｙ2 ＞Ｙ1 となるよう形成する。
チック製又は金属製の内筒カバー２及び外筒カバー３に
より構成する。本発明によれば、図２に線図的に示すよ
うに、内筒カバー２は円形断面とし、外筒カバー３は楕
円形断面とし、外筒カバー３の楕円形断面の短径部の内
径Ｙ1 を内筒カバー２の外径Ｙ2 よりも小さくなるよう
に形成する即ち、Ｙ2 ＞Ｙ1 となるよう形成する。
【００１１】図２では、外筒カバー３は楕円形状を誇張
して描いてあるが、実際には図３に示すように、肉厚が
約２．５ｍｍとし、また内部に収容する駆動軸の直径に
応じて、外筒カバーの長径部の内径Ｘ1 が約８５ｍｍ、
短径部の内径Ｙ1 が約７９ｍｍの楕円形断面であり、長
径部の内径Ｘ1 と短径部の内径Ｙ1 の差が６ｍｍとな
る、即ち、Ｘ1 −Ｙ1 ＝６（ｍｍ）となるように形成す
る。
して描いてあるが、実際には図３に示すように、肉厚が
約２．５ｍｍとし、また内部に収容する駆動軸の直径に
応じて、外筒カバーの長径部の内径Ｘ1 が約８５ｍｍ、
短径部の内径Ｙ1 が約７９ｍｍの楕円形断面であり、長
径部の内径Ｘ1 と短径部の内径Ｙ1 の差が６ｍｍとな
る、即ち、Ｘ1 −Ｙ1 ＝６（ｍｍ）となるように形成す
る。
【００１２】これに対し、内筒カバー２は、図４に示す
ように、肉厚が約２．５ｍｍとし、外径Ｙ2 が約８０ｍ
ｍの円形断面形状とする。従って、内筒カバー２の外径
Ｙ2と外筒カバー３の短径部の内径Ｙ1 との差は約１ｍ
ｍ、即ち、Ｙ2 −Ｙ1 ＝１となるように形成する。
ように、肉厚が約２．５ｍｍとし、外径Ｙ2 が約８０ｍ
ｍの円形断面形状とする。従って、内筒カバー２の外径
Ｙ2と外筒カバー３の短径部の内径Ｙ1 との差は約１ｍ
ｍ、即ち、Ｙ2 −Ｙ1 ＝１となるように形成する。
【００１３】内筒カバー２の外側に外筒カバー３を嵌挿
するには、外筒カバー３の楕円形断面の短径部の内径Ｙ
1 が内筒カバー２の外径Ｙ2 よりも小さいため、外筒カ
バー３の長径部の両側から互いに向き合う方向に力を加
えて長径部を押しつぶすようにし、短径部を半径方向外
方に拡開させてから内筒カバー２の外側に外筒カバー３
を嵌挿する。嵌挿した後、外筒カバー３の長径部の両側
に加えた力を釈放すると外筒カバーの短径部は内筒カバ
ー２に圧着する。
するには、外筒カバー３の楕円形断面の短径部の内径Ｙ
1 が内筒カバー２の外径Ｙ2 よりも小さいため、外筒カ
バー３の長径部の両側から互いに向き合う方向に力を加
えて長径部を押しつぶすようにし、短径部を半径方向外
方に拡開させてから内筒カバー２の外側に外筒カバー３
を嵌挿する。嵌挿した後、外筒カバー３の長径部の両側
に加えた力を釈放すると外筒カバーの短径部は内筒カバ
ー２に圧着する。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、楕円形断面の外筒カバ
ーの内側に円形断面の内筒カバーを嵌挿した後、外筒カ
バーの内側に内筒カバーが把持されることになり、内外
のカバー間のガタツキを排除することができる。
ーの内側に円形断面の内筒カバーを嵌挿した後、外筒カ
バーの内側に内筒カバーが把持されることになり、内外
のカバー間のガタツキを排除することができる。
【００１５】更に、この内外のカバー間のガタツキがな
くなるため、スライドリング（図１の「３０」参照）に
加わる変則的な荷重がなくなり、スライドリングの寿命
が増大し、回転時の騒音も減少するという効果も得られ
る。
くなるため、スライドリング（図１の「３０」参照）に
加わる変則的な荷重がなくなり、スライドリングの寿命
が増大し、回転時の騒音も減少するという効果も得られ
る。
【図１】従来の安全カバーと両側にユニバーサルジョイ
ントを有する駆動軸とを示す説明図である。
ントを有する駆動軸とを示す説明図である。
【図２】本発明による安全カバーを線図的に示し、
（ａ）は安全カバーの外筒カバーの横断面図、（ｂ）は
内筒カバーの横断面図である。
（ａ）は安全カバーの外筒カバーの横断面図、（ｂ）は
内筒カバーの横断面図である。
【図３】外筒カバーの実施例の横断面図である。
【図４】内筒カバーの実施例の横断面図である。
２ 内筒カバー ３ 外筒カバー 10 駆動軸 20 安全カバー 30 スライドリング 40 ユニバーサルジョイント 50 ヨーク
Claims (2)
- 【請求項１】 互いに摺動自在に嵌合してトルクを伝達
する雄軸部材及び雌軸部材を有する駆動軸をカバーする
ため、互いに摺動自在に嵌合する内筒カバー及び外筒カ
バーよりなり、前記内筒カバー及び外筒カバーの互いに
嵌合する側とは反対側の端部を、それぞれ前記雄軸部材
及び雌軸部材の一方及び他方のユニバーサルジョイント
のヨーク基端部の周囲にスライドリングを介して回転自
在に連結した安全カバーにおいて、前記内筒カバーを円
形断面とし、前記外筒カバーを楕円形断面とし、前記外
筒カバーの楕円形断面の短径部の内径(Y1)を内筒カバー
の外径(Y2)よりも小さくなる(Y2>Y1) よう形成したこと
を特徴とする駆動軸の安全カバー。 - 【請求項２】 外筒カバーの楕円形断面の長径部の内径
(X1)と短径部の内径(Y1)との差を約６mmとし、前記内筒
カバーの外径(Y2)と前記外筒カバーの楕円形断面の短径
部の内径(Y1)との差が約１mmとなるよう形成した請求項
１記載の駆動軸の安全カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6802396A JPH09257050A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 駆動軸の安全カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6802396A JPH09257050A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 駆動軸の安全カバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09257050A true JPH09257050A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13361809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6802396A Pending JPH09257050A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 駆動軸の安全カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09257050A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0903472A2 (en) | 1997-09-22 | 1999-03-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electromagnetically driven valve for an internal combustion engine |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP6802396A patent/JPH09257050A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0903472A2 (en) | 1997-09-22 | 1999-03-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electromagnetically driven valve for an internal combustion engine |
| EP1258602A2 (en) | 1997-09-22 | 2002-11-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electromagnetically driven valve for an internal combustion engine |
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