JPH09256943A - 減速機付き油圧モータ装置 - Google Patents

減速機付き油圧モータ装置

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JPH09256943A
JPH09256943A JP9301496A JP9301496A JPH09256943A JP H09256943 A JPH09256943 A JP H09256943A JP 9301496 A JP9301496 A JP 9301496A JP 9301496 A JP9301496 A JP 9301496A JP H09256943 A JPH09256943 A JP H09256943A
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chamber
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Shinobu Yamamoto
忍 山本
Nobuo Uzawa
信夫 鵜沢
Takeshi Kurihara
猛 栗原
Yuji Igawa
祐二 井川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧モータが停止した際に、歯車減速機部の
歯車室内で滞留している摩耗粉の混入した作動油が油圧
モータ部の収納室へ逆流することを容易に防ぐことがで
きる減速機付き油圧モータ装置を提供する。 【解決手段】 ピストンモータ部2のシリンダブロック
4を収めた収納室19と歯車減速機部3の歯車室20と
を、歯車室20側から収納室19側への作動油の逆流を
防止する逆止め弁25を設けた油道24を介して互いに
つらねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハウジングの内
部にピストンモータ部と歯車減速機部とを構成し、ピス
トンモータ部の回転を歯車減速機部を介して減速して出
力軸に伝達するようにした減速機付き油圧モータ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の減速機付き油圧モータ装置とし
て、特開平4−17779号公報に記載されているもの
を図3を参照して説明する。
【0003】ハウジング1はボルトにより互いに一体に
締結したモータハウジング1aと減速機ハウジング1b
とカバーハウジング1cとから成り、その内部にはピス
トンモータ部2と歯車減速機部3とが構成されている。
【0004】ピストンモータ部2のシリンダブロック4
の中央部を貫通させたモータ軸5は、ハウジング1に対
して左右の軸受9A、9Bを介して回転自在に支持され
ている。シリンダブロック4の円周方向には間隔を置い
て複数のシリンダ室10が設けられており、各シリンダ
室10にはそれぞれピストン6が挿入されている。各ピ
ストン6の頭部は、ハウジング1の内部にモータ軸5に
傾斜させて取付けたピストンシュー7に接触する。シリ
ンダブロック4の端面は弁板8に接触していて、図示し
てないポンプからの高圧作動油をシリンダ室10に導く
とともに、排出油をポンプ吸込側に戻す。
【0005】ピストン6の往復運動にともないピストン
シュー7の傾斜角度に応じてシリンダブロック4に回転
方向の分力が発生し、シリンダブロック4がモータ軸5
と一体に回転する。
【0006】モータ軸5には歯車減速機部3の構成部材
である入力軸11がスプライン部18を介して同一軸上
に連結されており、入力軸11にはサンギヤ12が設け
られている。入力軸11と同軸線上の出力軸15にはキ
ャリヤ14が取付られており、キャリヤ14にはサンギ
ヤ12と噛み合う遊星ギヤ13が支持されている。遊星
ギヤ13は減速機ハウジング1bのリングギヤ16にも
噛み合っている。出力軸15は軸受17A、17Bによ
り減速機ハウジング1bに回転自在に支持されている。
入力軸11の回転により、リングギヤ16にも噛み合っ
ている遊星ギヤ13の公転に同期して出力軸15が減速
回転する。
【0007】モータハウジング1aの内部に形成した収
納室19と減速機ハウジング1bの内部に形成された歯
車室20とは、軸受9Bの隙間を介して互いに連通して
いる。
【0008】カバーハウジング1cには図示してないチ
ャージポンプの吐出側と連通するチャージポート21が
設けられており、このチャージポート21はカバーハウ
ジング1cに設けたオリフィス22、軸受9A、9Bの
隙間を介して収納室20に連通している。モータハウジ
ング1aには、歯車室20につらなるドレンポート23
が設けられており、歯車室20の潤滑油を図示してない
ドレン回路からリザーバタンクへ循環させる。
【0009】なお、前記チャージポンプは油圧モータと
ポンプからなる閉駆動回路に対して、作動中に生じる回
路内における作動油の不足分を補うもので、その吐出圧
力はメインポンプに比較して低圧である。
【0010】チャージポート21から供給されたチャー
ジ作動油は、オリフィス22、軸受9A、9Bの隙間を
経て歯車室20に導かれ、歯車室20からドレンポート
23を経て戻される。上述した減速機付き油圧モータ装
置は、油圧モータのブレーキ時にコントロールブルブが
中立位置に切替わることで作動油の供給が停止され、モ
ータがポンプ作用を発生しても、オリフィス22、軸受
9A、9Bを通して歯車室20に供給されるチャージ作
動油により、歯車室20内から摩耗粉を含む潤滑油が収
納室19に逆流するのを防げるというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、減速機
付き油圧モータが稼働後停止した場合、チャージ作動油
の供給も停止する。この時、減速機ハウジング1b内の
作動油は歯車の自転、公転運動により攪拌されたまま、
ハウジング1b内を動いており、軸受9Bの付近にも接
触しているため、軸受9Bを経てモータハウジング1a
内へも侵入していくことになる。また、チャージ作動油
の供給がなんらかの理由により不能になった場合にも、
減速機ハウジング1b内の作動油が逆流することを防ぐ
ことはできない。
【0012】この発明は、前述した減速機ハウジング1
b内からモータハウジング1a内への作動油の逆流を容
易に防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、ハウジング
の内部にピストンモータ部と歯車減速機部とを構成し、
ピストンモータ部の回転を歯車減速機部を介して減速し
て出力軸に伝達するようにした減速機付き油圧モータ装
置において、ピストンモータ部のシリンダブロックを収
めた収納室と歯車減速機部の歯車を収めた歯車室とを、
歯車室側から収納室側への作動油の逆流を防止する手段
を設けた油道を介して互いにつらね、その油道を通して
チャージ作動油を歯車室に導入するようにしたことを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の一形態
を図1により説明する。同図において、図3と同じもの
は同じ符号で示してある。
【0015】歯車室20と収納室19とは、モータハウ
ジング1aの周壁部に設けた油道24を介して互いにつ
らねられている。この油道24には、歯車室20側から
収納室19側への作動油の逆流を防止する手段である逆
止め弁25が設けられている。この逆止め弁25は、油
道24の一部に形成した弁座24aに押付けるボール2
6と、油道24の歯車室20側端部に取付けたプラグ2
7と、ボール26、プラグ27間に介在させボール26
に押付力を与える弁ばね28とから成る。モータ軸5と
モータハウジング1aの内周側端部との間には、オイル
シール29が取付けられている。
【0016】収納室19内のドレン作動油およびチャー
ジ作動油は、逆止め弁25を設けた油道24を通って歯
車室20内に流入して、歯車減速機部3内の潤滑、冷却
を行い、ドレンポート23から流出する。油圧モータの
停止時には、逆止め弁25の作動およびオイルシール2
9により、摩耗粉の混入した作動油が収納室19側へ逆
流することが確実に防止される。
【0017】図2は軸受9Bをあらかじめ潤滑材を封入
する型のものとし、収納室19と歯車室20との作動油
の出入を止めてしまうようにしたこの発明の他の実施の
形態を示す。すなわち、この実施の形態では、オイルシ
ール29を設けないですむ。その他の構造は図2と同様
である。
【0018】なお、逆止め弁25を設けた油道24は図
示の箇所に限ることはなく、都合の良い箇所に設けるこ
とができ、また、逆止め弁25はポペット型のものでも
よい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、減速機
付き油圧モータが停止した際に、歯車室内で滞留してい
る摩耗粉の混入した作動油が油圧モータの収納室へ逆流
し、モータ構成部品の摺動部に侵入して損傷を起こすこ
とを容易に防ぐことができる。かつ、チャージ作動油の
供給がなんらかの理由によりモータ収納室へ導かれなく
なった場合においても不都合が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す断面側面図、
【図2】この発明の実施の他の形態を示す断面側面図、
【図3】従来の減速機付き油圧モータ装置の一例を示す
断面側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ピストンモータ部 3 歯車減速機部 4 シリンダブロック 5 モータ軸 6 ピストン 7 ピストンシュー 8 弁板 9A 軸受 9B 軸受 11 入力軸 12 サンギヤ 13 遊星ギヤ 14 キヤリヤ 15 出力軸 16 リングギヤ 17A 軸受 17B 軸受 19 収納室 20 歯車室 21 チャージポート 23 ドレンポート 24 油道 24a 弁座 25 逆止め弁 26 ボール 27 プラグ 28 弁ばね 29 オイルシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井川 祐二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内部にピストンモータ部と
    歯車減速機部とを構成し、ピストンモータ部の回転を歯
    車減速機部を介して減速して出力軸に伝達するようにし
    た減速機付き油圧モータ装置において、ピストンモータ
    部のシリンダブロックを収めた収納室と歯車減速機部の
    歯車を収めた歯車室とを、歯車室側から収納室側への作
    動油の逆流を防止する手段を設けた油道を介して互いに
    つらね、その油道を通してチャージ作動油を歯車室に導
    入するようにしたことを特徴とする減速機付き油圧モー
    タ装置。
  2. 【請求項2】 ピストンモータ部のモータ軸をハウジン
    グに対して支持する歯車室側の軸受の外側位置における
    モータ軸端部とハウジング端部との間にオイルシールを
    取付けた請求項1記載の減速機付き油圧モータ装置。
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