JPH09256480A - 橋板構造 - Google Patents

橋板構造

Info

Publication number
JPH09256480A
JPH09256480A JP6343296A JP6343296A JPH09256480A JP H09256480 A JPH09256480 A JP H09256480A JP 6343296 A JP6343296 A JP 6343296A JP 6343296 A JP6343296 A JP 6343296A JP H09256480 A JPH09256480 A JP H09256480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor slabs
bridge
sleeves
guide
footplate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6343296A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Aoyanagi
徹 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP6343296A priority Critical patent/JPH09256480A/ja
Publication of JPH09256480A publication Critical patent/JPH09256480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両床版間の隙間間隔を広げた場合、橋板の裏
面に補強材を配置すると地震時にこれが両床版の端面に
接触衝突してしまう不具合が生ずる。 【解決手段】 相隣接する床版1間に掛け渡される橋板
3であって、橋板3の両端には両床版1の上面に形成さ
れた櫛の歯状の固定ガイド2に移動自在に係合する櫛の
歯状の移動ガイド3aを形成するとともに、床版1には
固定ガイド2を移動ガイド3aの移動方向と直交する方
向へ移動自在に案内する段部1aを形成し、橋板3の下
面中央には、これに回動可能に設けられた上下一対のス
リーブと、各スリーブの外周に180°間隔で突設さ
れ、かつその先端が両床版1の端面に形成した凹溝5a
に係合支持される一対の支持アームと、両スリーブ間に
介在されて、両スリーブを互いに逆回り方向に付勢する
バネとからなる補強体6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相隣接する建物
などの床版間に掛け渡され、両建物の床版同士を結ぶた
めの橋板構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】独立して構築された相隣接する建物の床
版同士を連続的に結ぶためには、橋板(渡り板とも言
う)などを掛け渡すことによって、両建物の固有振動の
相違を考慮したフレキシビリテイを確保しつつ、両建物
の床版同士を連続させるようにしている。これら橋板に
は、図5に示す各種タイプがある。
【0003】すなわち、図5(a)に示すように、一端
がそれぞれ各床版1の端部に回動可能に支持され、かつ
他端同士を互いに移動可能に重ね合わせるタイプの橋板
aや、(b)に示すように、一端を一方の床版1の端部
に回動可能に固定し、他端を他方の床版1の端部上面に
設置するタイプの橋板b、(c)に示すように、両端を
各床版1の端部上面に設置しただけの橋板cなどがあ
り、いずれもこれらは鋼板により構成されている。
【0004】そしてこのような橋板が設置される両建物
の隙間間隔は、一般には10〜20cmであり、この程度
の隙間寸法の場合には、特に橋板に補強などを施す必要
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、両建物の間隔
を50〜60cm程度まで広げた場合には、この種の橋板
の耐支持荷重を十分なものとするために、裏面に補強を
施す必要が生ずる。
【0006】一方、地震などが生じた場合にはその揺れ
による両建物間の隙間の拡縮に応じてフレキシビリティ
を与えなければならない。ところが、裏面に補強材を配
置した場合には、地震時にこれが両床版の端面に接触衝
突してしまい、この部分の破損や、橋板の乗上げ、ある
いは脱落などの不具合が生ずる。
【0007】この発明は、以上の問題を解決するもので
あり、その目的は、補強体により橋板を補強すること、
並びに両床版間に相対変位が生じても橋板の中央位置
が、常時両床版間の隙間の中央位置に自動的に保持され
るようにした橋板構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、相隣接する床版間に掛け渡される橋板で
あって、該橋板の両端には両床版の上面に設けられた櫛
の歯状の固定ガイドに移動自在に係合する櫛の歯状の移
動ガイドを形成するとともに、前記床版には前記固定ガ
イドを前記移動ガイドの移動方向と直交する方向へ移動
自在に案内する段部を形成し、前記橋板の下面中央に
は、これに回動可能に設けられた上下一対のスリーブ
と、各スリーブの外周に180°間隔で突設され、かつ
その先端が前記両床版の端面に形成した凹溝に係合支持
される一対の支持アームと、両スリーブ間に介在され
て、両スリーブを互いに逆回り方向に付勢するバネ手段
とからなる補強体を設けたことにより、当該橋板は、櫛
の歯状の固定ガイドおよび移動ガイドとによって精度良
く位置決めされ、かつその移動が案内される構成となっ
ている。また、床版に形成した段部により、固定ガイド
も移動ガイドの移動方向と直交する方向へ移動されるよ
うになっていて、結果的に当該橋板は相隣接する床版間
で縦横に移動して両床版の相対変位を吸収できるように
なっている。また、橋板に設けた補強体を構成する各支
持アームがX字状をなしてそれらの先端が相隣接する各
床版の凹溝に係合支持され、バネ手段の付勢によりその
係合状態で橋板の中央位置を床版間の隙間の中央位置に
保持するようになっている。さらに、橋板に加わる荷重
も、補強体で床版側で支持される。この状態から地震な
どにより両床版が相対変位して隙間間隔が拡縮すると、
バネ手段の付勢力に応じて支持アームはその開き具合が
拡大縮小されつつその変位に追随し、橋板の中央位置が
両床版間の中央位置に移動され保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図
1、2は、この発明にかかる橋板3を備えた床版1同士
の接続部分を示すものである。
【0010】図において、所定の間隔dをおいて対向す
る床版1の先端部上面には、段部1aが形成され、この
段部1aには櫛の歯状の固定ガイド2が設けられてい
る。段部1aの上面には、滑らかな面を形成する鋼板材
19などが敷設されるとともに、この段部1aの奥面に
は、金属製の見切金具17が取り付けられ、固定ガイド
2は後述する移動ガイド3aの移動方向とは直交する方
向にこの段部1aの上面で移動されるようになってい
て、段部1aを縁取る見切金具17は固定ガイド2の移
動方向を規制しつつ案内するようになっている。
【0011】両床版1間に設置される複数の橋板3の両
端部には、前記固定ガイド2に交互に櫛の歯状に係合す
る櫛の歯状の移動ガイド3aがそれぞれ形成され、互い
の櫛の歯同士を隙間をあけて係合することにより固定ガ
イド2に沿ってその移動が案内されるようになってい
る。
【0012】なお、設置状態では各橋板3の上面は、各
床版1と同一面であり、さらにこの上面をタイルカーペ
ット4で覆うことによって、各橋板3の接続部分の各床
版1に対する外見的な連続性をもたせている。
【0013】さらに、各床版1の先端部垂直面には固定
板5が一体に設けられている。この固定板5の中央には
床版1の先端部に沿って凹溝5aが形成され、この凹溝
5aには補強体6の端部が係合されている。
【0014】補強体6は、図3、4に示すように、橋板
3の下部中央位置に回転可能に枢止される上下一対のス
リーブ7と、各スリーブ7の外周の180°対向位置に
一体に突設された支持アーム8と、各スリーブ7の間の
窪み内に配置されて各スリーブ7を逆回り方向に回転付
勢するバネ9を備えている。
【0015】各支持アーム8の先端にはボス部8aが一
体化され、このボス部8aには前記凹溝5aの内奥部に
接するガイド10がボルト、ナットなどからなる取付け
具11を介して一体に組付けられるようになっている。
【0016】ガイド10には、それぞれ縦型ローラ10
a、及び下部ローラ10bが回転可能に枢止され、縦型
ローラ10aは凹溝5aの内奥部に、また下部ローラ1
0bは凹溝5aの底面に対して転動するようにしてい
る。なお、このようなガイド10に替るものとして支持
アーム8の先端を低摩擦部材で構成しても良い。
【0017】そして、各スリーブ7の組立状態でその中
央に挿通されるボルト12によって補強体6は、橋板3
の下部中央位置に回動可能に枢止され、各支持アーム8
がX字型に交差した状態でその先端のガイド10が凹溝
5a内に係合支持され、さらにバネ9の付勢力で支持ア
ーム8がこれら床版1間で展開されることによって、常
時橋板2の中央位置が両床版1の中間位置に保持される
とともに、橋板3上に加わる荷重を、補強体6を介して
凹溝5a側に伝達することができて当該橋板3を補強で
きるようになっている。
【0018】この状態から床版1同士の相対変位により
隙間間隔が拡縮すると、各橋板3は固定ガイド2と移動
ガイド3aとによって、櫛の歯に沿って相対移動すると
ともに、バネ9の付勢力に応じて支持アーム8はその開
き具合が拡大縮小されつつその変位に追随し、橋板3の
中央位置を両床版1間の中央位置に移動させ保持する。
【0019】また、このような床版1同士の隙間間隔の
拡縮変位とともに、床版1同士が互いに平行な方向へも
相対移動することを考慮して、床版1に形成した段部1
aにより、固定ガイド2も移動ガイド3aの移動方向と
直交する方向へ移動されるようになっていて、結果的に
当該橋板3は相隣接する床版1間で縦横に移動して両床
版1の相対変位を吸収できるようになっている。
【0020】以上にようにして、地震その他により床版
1同士が相対的に移動しても自動的に橋板3は隙間の中
央位置に保持されるため、橋板3にずれや脱落を生ずる
ことがなく、両床版1間の接続を確実に維持できること
になる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明にかかる橋板構造にあっては、櫛の歯状の固定ガイド
および移動ガイドに沿って精度良く位置決めされかつ移
動が案内されるとともに、固定ガイドも移動ガイドの移
動方向と直交する方向へ移動されるようになっていて、
結果的に当該橋板を相隣接する床版間で縦横に移動させ
ることを可能にして、両床版の相対変位をフレキシブル
に吸収できるようになっている。これに加えて、補強体
を構成する支持アームがX字状をなしてその先端が相隣
接する各床版の凹溝に係合支持されていて、バネ手段の
付勢力により当該係合状態の下で橋板の中央位置を床版
間の隙間の中央位置に保持できるとともに、橋板に加わ
る荷重をこの補強体で床版側に支持させることができ
る。そして、両床版が相対変位して相互間隔が拡縮する
と、バネ手段の付勢力に応じて支持アームはその開き具
合が拡大縮小されつつその変位に追随し、橋板の中央位
置を両床版間の中央位置に移動させて保持できるため、
地震時などに補強体が床版に衝突するなどの不具合を防
止できる利点があるほか、橋板の脱落等を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる橋板構造を示す部分平面図で
ある。
【図2】図1の断面図である。
【図3】補強体のスリーブとバネとの取り付け関係を示
す分解斜視図である。
【図4】補強体の組立構造を示す分解斜視図である。
【図5】(a)〜(c)は従来の橋板の構造例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 床版 1a 段部 2 櫛の歯状固定ガイド 3 橋板 3a 櫛の歯状移動ガイド 5a 凹溝 6 補強体 7 スリーブ 8 支持アーム 9 バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相隣接する床版間に掛け渡される橋板で
    あって、該橋板の両端には両床版の上面に設けられた櫛
    の歯状の固定ガイドに移動自在に係合する櫛の歯状の移
    動ガイドを形成するとともに、前記床版には前記固定ガ
    イドを前記移動ガイドの移動方向と直交する方向へ移動
    自在に案内する段部を形成し、前記橋板の下面中央に
    は、これに回動可能に設けられた上下一対のスリーブ
    と、各スリーブの外周に180°間隔で突設され、かつ
    その先端が前記両床版の端面に形成した凹溝に係合支持
    される一対の支持アームと、両スリーブ間に介在され
    て、両スリーブを互いに逆回り方向に付勢するバネ手段
    とからなる補強体を設けたことを特徴とする橋板構造。
JP6343296A 1996-03-19 1996-03-19 橋板構造 Pending JPH09256480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6343296A JPH09256480A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 橋板構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6343296A JPH09256480A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 橋板構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09256480A true JPH09256480A (ja) 1997-09-30

Family

ID=13229119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6343296A Pending JPH09256480A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 橋板構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09256480A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038550A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 株式会社竹中工務店 エキスパンションジョイントの床構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038550A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 株式会社竹中工務店 エキスパンションジョイントの床構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SK285586B6 (sk) Premostenie
US5644879A (en) Seismic expansion joint cover assembly
JPH09256480A (ja) 橋板構造
JP3691774B2 (ja) 床用目地装置
JP3583698B2 (ja) 渡り通路
JP3662181B2 (ja) 床用目地装置
JP3276066B2 (ja) 床目地装置
JP2001329624A (ja) 床用目地装置
JP2000008497A (ja) 床用目地カバー装置
JP4097810B2 (ja) 可動通路構造
JPH09279519A (ja) 橋板構造
JP3483498B2 (ja) 免震手摺
JP3691778B2 (ja) 床用目地装置
JP3708452B2 (ja) 床用エキスパンションジョイント
JP3718288B2 (ja) 建設現場用仮設通路
JP2884490B2 (ja) 床用目地装置
JP3411303B2 (ja) 動く歩道における耐震構造
JPH0419057Y2 (ja)
JP7093129B1 (ja) 床用目地装置
JP3370567B2 (ja) 伸縮継手装置
JP4132537B2 (ja) 伸縮継手装置の補助カバー構造
JPH09279696A (ja) 橋板構造
JP2554203Y2 (ja) 床用目地装置
JP3129972B2 (ja) 床等の目地装置
JPH0439551B2 (ja)