JPH09255694A - アクリル基を有するホスホニウム塩化合物の製造方法 - Google Patents

アクリル基を有するホスホニウム塩化合物の製造方法

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JPH09255694A
JPH09255694A JP8066592A JP6659296A JPH09255694A JP H09255694 A JPH09255694 A JP H09255694A JP 8066592 A JP8066592 A JP 8066592A JP 6659296 A JP6659296 A JP 6659296A JP H09255694 A JPH09255694 A JP H09255694A
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butyl
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カチオン性ポリマーの原料であり帯電防止
剤、抗菌剤等に有用なアクリル基を有するホスホニウム
塩化合物を、容易な操作で、非常に高純度に収率良く得
ること。 【解決手段】 一般式1 CH2 =CR1−COX (1) (R1はH又はCH3 、XはCl、Br又はIを示す)
の不飽和脂肪族カルボン酸ハライドと、一般式2 [HO−A−P+234] Y- (2) (Aはアルキレン基、YはCl、Br又はI、R2
3、R4はC1〜8のアルキル基、シクロアルキル基、
アリール基等を示す)のヒドロキシアルキルホスホニウ
ム塩化合物とを反応させる。一般式3 (A、R1、R2、R3及びR4は前記と同義を示す)のホ
スホニウム塩化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カチオン性ポリマ
ーの原料であり帯電防止剤、抗菌剤等に有用なアクリル
基を有するホスホニウム塩化合物の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】アクリル基を有するホスホニウム塩化合
物は、カチオン性のポリマーの原料として有用である
が、そのモノマーおよびポリマーは同じくカチオン性化
合物である第4級アンモニウム塩と異なり、P−C結合
が強固であるところから優れた耐熱性や化学的安定性を
有しているため、最近、様々な分野での用途開発が盛ん
に試みられている。例えばポリマー型の固定化抗菌剤
(特開平7−25714号公報)や抗菌性無機粉体(特
開平7−145014号公報)、抗菌性ゾル(特開平7
−187928号公報)等が開示されている。また、カ
チオン性を利用した帯電防止剤としての提案もある。か
かる化合物の製造方法は、通常以下の例示のような反応
式(A)、(B)で合成される。
【0003】
【化4】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
一反応(A) では、ピリジンやトリエチルアミンのような
塩基性触媒を用いて反応するために、生成物を該触媒と
蒸留で精製分離する必要があるので収率が悪くなり、操
作も非常に煩雑である。しかも、アルキレン鎖が大きく
なるにつれて生成物の沸点が上昇するので、合成できる
化合物が制限される。さらに、第二反応(B) では、上記
のアクリル基を有するハロゲン化物とトリオルガノホス
フィンと反応させる場合は、高い反応温度や長時間の反
応時間を要する。しかも、このような重合性の官能基を
持つ化合物を合成する場合、通常、重合禁止剤を添加す
るが、高温および長時間加熱するために、得られた目的
物に重合物や未反応物が混入したりして純度の高いもの
が得られないといった問題がある。
【0005】本発明者らは、上記状況を鑑み簡単な操作
により純度が高く、しかも高収率にアクリル基を有する
ホスホニウム塩を製造する方法を鋭意検討した結果、ヒ
ドロキシアルキルトリアルキルホスホニウムハライドを
不飽和脂肪族カルボン酸ハライドと反応させることによ
り、容易に純度の高いアクリル基を有するホスホニウム
塩が得られることを見出し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、ホモポリマー又はコポリマーを生成でき
るアクリル基含有のホスホニウム塩を工業的に有利に製
造する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
一般式(1):
【0007】
【化5】
【0008】(式中、R1 はH又はCH3 、XはCl、
Br又はIを示す)で表される不飽和脂肪族カルボン酸
ハライドと、下記一般式(2)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、Aは直鎖または分岐のアルキレン
基、YはCl、Br又はI、R2、R3及びR4 は炭素数
1〜8の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基、アルカリール基又はアラルキル
基、あるいはこれらのヒドロキシ基もしくはアルコキシ
基置換体のいずれかを示し、それぞれが同じ基でも又は
異なる基であってもよい)で表されヒドロキシアルキル
ホスホニウム塩化合物とを反応させることを特徴とす
る、下記一般式(3):
【0011】
【化7】
【0012】(式中、A、R1 、R2 、R3 及びR4
前記と同義を示す)で表されるアクリル基を有するホス
ホニウム塩化合物の製造方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。 (不飽和脂肪酸ハライド)本発明の原料である一般式
(1)の不飽和脂肪酸ハライドは、工業的に入手できる
ものであれば、特に制限されるものではない。その中で
も好ましいものは、アクリル酸クロライド及びメタクリ
ル酸クロライドである。
【0014】(ヒドロキシアルキルホスホニウム塩)ま
た、もう一つの原料である一般式(2)で表されるヒド
ロキシアルキルホスホニウム塩化合物において、式中の
Aは、例えばメチレン基、エチレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、エチルエチ
レン基等の直鎖または分岐のアルキレン基であるが、好
ましくは炭素原子数1〜4の直鎖状のアルキレン基であ
る。 また、R2 、R3 およびR4 は、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ドデシル基、オクタデシ
ル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル
基等のアリール基又はアルカリール基;ベンジル基、フ
ェニチル基等のアラルキル基;前記アルキル基、アリー
ル基、アラルキル基をヒドロキシ基またはアルコキシ基
で置換した基等が挙げられ、中でも好ましくはエチル、
ブチル、オクチル等のアルキル基、フェニル、トリル等
のアリ−ル基、さらに好ましくは、アルキル基であるの
がよい。また、R1、R2およびR3は、同一の基であっ
ても異なった基であってもよい。Y-は、Cl-、Br-
およびI-のハロゲンイオンである。とくに好ましく
は、Cl-又はBr-である。上記の一般式(2)の反応
原料は、工業的に入手できるものであれば、特に制限さ
れるものではないが、これを製造するための次の2つの
公知方法を代表的に例示しておく。 (1)Aがメチレン基の場合、下記一般式(4):
【0015】
【化8】R234 P (4)
【0016】(式中、R2 、R3 およびR4 は前記と同
義を示す。)で表されるトリオルガノホスフィンをハロ
ゲン化水素の存在下でパラホルムアルデヒドと反応させ
ると、次の反応式(C):
【0017】
【化9】
【0018】により原料化合物(2)のヒドロキシアル
キルホスホニウムを得ることができる。[Hellmann,H.,
J.Bader,H.Birkner,and O.Schumacher,Ann.,659,49(196
2)] (2)Aがエチレン基やトリメチレン基、テトラメチレ
ン基等の場合、上記一般式(4)で表されるトリオルガ
ノホスフィンと、下記一般式(5):
【0019】
【化10】HO−A−Y (5)
【0020】(式中、AおよびYは前記と同義を示
す。)で表されるハロゲン化アルキルアルコールとを、
次の反応式(D):
【0021】
【化11】
【0022】により原料化合物(2)のヒドロキシアル
キルホスホニウム塩を得ることができる。[Petrov,K.,
A.Gavriliva,V.Nam,and V.Chuchkanova,Zh.Obsheh.Khi
m.,32,3711(1962)]
【0023】(反応条件)本発明の製造方法は、一般式
(1)と一般式(2)とを反応させることにより、容易
に達成することができる。本発明では、かかる原料を使
用するので、下記反応式(E)に示されるように不飽和
カルボン酸ハライドとアルコール性水酸基を有するホス
ホニウム塩とのエステル化反応であるために、反応触媒
を必要とせず、比較的低温で短時間に反応が終了する。
また、得られる生成物は、容易な操作で非常に高純度に
収率良く得ることができ、工業的に極めて有利である。
本発明の反応である次の反応式(E)において、
【0024】
【化12】
【0025】反応温度は限定的ではなく、通常、0〜1
00℃、好ましくは30〜80℃であり、反応時間は通
常1〜24時間、好ましくは1〜10時間である。また
必要に応じて熟成反応を行えばよい。一般式(1)の不
飽和脂肪族カルボン酸ハライドと一般式(2)のヒドロ
キシアルキルホスホニウム塩化合物との反応時のモル比
は、1:1〜1:5モル、好ましくは1:1〜1:3モ
ルが適当である。
【0026】また、このとき必要に応じて重合禁止剤お
よび反応溶媒を添加して反応を行う。重合禁止剤の種類
は、例えばハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチル
エーテル、フェノチアジン、2,6−ジターシャリブチ
ルパラクレゾール、チオ尿素、尿素、N-フェニル-N'-
イソプロピル-パラフェニレンジアミン等を挙げること
ができるが、これに特に制限されるものではない。ま
た、重合禁止剤の添加量は、得られる目的物に対して1
00〜10000ppm、好ましくは500〜5000
ppm、また溶媒量は、通常ホスホニウム塩に対して重
量で2〜10倍、好ましくは2〜5倍程度であるが、こ
れらは特に制限されるものではない。
【0027】また溶媒は、アセトニトリル、プロピオニ
トリル、ブチロニトリル等のニトリル化合物、トルエ
ン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、ア
セトン、メチルエチルケトン、MIBK等のケトン類、
DMSO、スルホラン、THF、DMF、ジメチルアセ
トアミド等が挙げられるが、特に制限されるものではな
い。上記の溶媒量は、原料のホスホニウム塩が溶解すれ
ば、特に数量の限定はないが、溶媒や原料中の微量の水
分を除去するために、共沸脱水を行うことが望ましい。
共沸脱水後の反応系内の水分量は、10〜1000pp
m、好ましくは10〜100ppmである。
【0028】(アクリル基を有するホスホニウム塩化合
物)上記製造方法で得られる、一般式(3)で表される
アクリル基を有するホスホニウム塩化合物は、例えば、
トリ−n−ブチル(メタクリロイルオキシメチル)ホス
ホニウムクロライド、トリ−n−ブチル(アクリロイル
オキシメチル)ホスホニウムクロライド、トリ−n−ブ
チル(2−メタクリロイルオキシエチル)ホスホニウム
クロライド、トリ−n−ブチル(2−アクリロイルオキ
シエチル)ホスホニウムクロライド、トリ−n−オクチ
ル(2−メタクリロイルオキシエチル)ホスホニウムク
ロライド、トリエチル(2−メタクリロイルオキシエチ
ル)ホスホニウムクロライド、トリ−n−ブチル(2−
メタクリロイルオキシエチル)ホスホニウムブロマイ
ド、トリ−n−ブチル(2−アクリロイルオキシエチ
ル)ホスホニウムブロマイド、トリ−n−ブチル(2−
メタクリロイルオキシエチル)ホスホニウムアイオダイ
ド、トリ−n−ブチル(3−メタクリロイルオキシプロ
ピル)ホスホニウムクロライド、トリ−n−ブチル(3
−アクリロイルオキシプロピル)ホスホニウムクロライ
ド、トリ−n−ブチル(4−メタクリロイルオキシブチ
ル)ホスホニウムクロライド、トリ−n−ブチル(4−
アクリロイルオキシブチル)ホスホニウムクロライド、
トリシクロヘキシル(2−メタクリロイルオキシエチ
ル)ホスホニウムクロライド、トリフェニル(2−メタ
クリロイルオキシエチル)ホスホニウムクロライド、ト
リベンジル(2−メタクリロイルオキシエチル)ホスホ
ニウムクロライド、トリ−p−トルイル(2−メタクリ
ロイルオキシエチル)ホスホニウムクロライドなどが挙
げられる。本発明の化合物は、各種の産業分野、例えば
製紙におけるスライム防止又はコントロール材、水、油
脂、エマルジョン、紙、木材、ゴム、プラスチックス、
繊維、フィルム、塗料等の防腐、抗菌性、帯電防止性、
難燃性、防汚性を付与することができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに説明す
る。 (実施例1) トリ−n−ブチル(メタクリロイルオキシメチル)ホス
ホニウムクロライドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた1
Lの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、トリ−n
−ブチルホスフィン150g(0.741モル)、パラ
ホルムアルデヒド23.4g(0.779モル)、純水2
00mlを添加した。室温下、(1+1)塩酸水溶液1
62g(0.779モル)を30分かけて徐々に滴下し
たところ、内温は38℃まで上昇した。さらに、60℃
で2時間熟成した。反応液を、二硫化炭素を用いてトリ
アルキルホスフィンの残留を確認したが、検出されなか
った。エバポレーターで濃縮し、さらに真空ポンプで乾
燥することにより、白色個体201.8gを得た。融点
は、強い潮解性のために測定できなかった。過塩素酸に
よる非水滴定から求めた純度は、98.7%で、収率は
100%であった。撹拌機、温度計、および蒸留ライン
を備えた1Lの四つ口フラスコに、得られたトリ−n−
ブチル(ヒドロキシメチル)ホスホニウム クロライド
を仕込み、アセトニトリル500mlに溶解した。常圧
にて撹拌しながら加熱して、アセトニトリルを約200
ml留出させた。これは共沸脱水により系内の微量の水
分を除去することを目的とする。塩化カルシウム管を備
えたコンデンサーを蒸留ラインと交換して、重合禁止剤
としてハイドロキノンモノメチルエーテル1.5gを添
加し、滴下ロートからメタクリロイルクロライド77.
5g(0.741モル)を50℃にて2時間かけて滴下
した。反応温度は、ほとんど上昇しなかった。さらに、
同温度にて3時間熟成した。冷却後、反応液を一部分取
して、FT−IRにて分析したところ、原料に由来する
水酸基のOH伸縮振動やメタクリロイルクロライドのC
=O伸縮振動は、観測されず、新たにカルボン酸エステ
ルに由来するC=O伸縮振動が確認されたので、反応は
完結したものと判断できた。反応液を、濃縮しさらに真
空ポンプで乾燥すると、微黄色の粘性液体254.2g
が得られた。滴定純度97.4%で、収率は99.2%で
あった。生成物の同定は、FAB−MS(Pos.);
301、FAB−MS(Neg.);35、37で確認
した。
【0030】(実施例2) トリ−n−ブチル(アクリロイルオキシメチル)ホスホ
ニウムクロライドの製造方法 実施例1のメタクリロイルクロライドのかわりにアクリ
ロイルクロライド67.1g(0.741モル)を用いた
以外すべて実施例1と同様にして、上記化合物を合成し
た。微黄色の粘性液体241.2gが得られた。滴定純
度98.1%で、収率は98.9%であった。生成物の同
定は、FAB−MS(Pos.);287、FAB−M
S(Neg.);35、37で確認した。
【0031】(実施例3) トリ−n−ブチル(2−メタクリロイルオキシエチル)
ホスホニウムクロライドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた5
00mlの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、ト
リ−n−ブチルホスフィン150g(0.741モル)
を仕込んだ。80℃にて2−クロロエタノール62.7
g(0.779モル)を30分かけて滴下した。滴下と
ともに、白濁した。さらに、120℃で2時間熟成し
た。反応液は、非常に粘性が強い無色透明液体であっ
た。二硫化炭素により未反応のトリアルキルホスフィン
をチェックしたが検出されなかった。エバポレーターで
濃縮し、さらに真空ポンプで乾燥することにより、無色
透明粘性液体206.4gを得た。滴定純度は、100.
0%で、収率は98.5%であった。撹拌機、温度計、
および蒸留ラインを備えた1Lの四つ口フラスコに、得
られたトリ−n−ブチル(2−ヒドロキシエチル)ホス
ホニウム クロライドをアセトニトリル500mlに溶
解して仕込んだ。常圧にて撹拌しながら加熱して、アセ
トニトリルを約200ml留出させた。塩化カルシウム
管を備えたコンデンサーをつけて、重合禁止剤としてハ
イドロキノンモノメチルエーテル1.5gを添加し、さ
らに滴下ロートでメタクリロイルクロライド76.3g
(0.730モル)を50℃にて2時間かけて滴下し、
さらに、同温度にて3時間熟成した。FT−IRで未反
応物のないことを確認後、反応液を濃縮しさらに真空ポ
ンプで乾燥すると、微黄色の粘性液体249.3gが得
られた。滴定純度96.9%で、収率は94.3%であっ
た。生成物の同定は、FAB−MS(Pos.);31
5、FAB−MS(Neg.);35、37で確認し
た。
【0032】(実施例4) トリ−n−ブチル(2−アクリロイルオキシエチル)ホ
スホニウムクロライドの製造方法 実施例3のメタクリロイルクロライドのかわりにアクリ
ロイルクロライド66.1g(0.730モル)を用いた
以外すべて実施例3と同様にして、微黄色の粘性液体2
41.6gが得られた。滴定純度97.6%で、収率は9
5.9%であった。生成物の同定は、FAB−MS(P
os.);301、FAB−MS(Neg.);35、3
7で確認した。
【0033】(実施例5) トリ−n−オクチル(2−メタクリロイルオキシエチ
ル)ホスホニウムクロライドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた5
00mlの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、ト
リ−n−オクチルホスフィン150g(0.405モ
ル)、2−クロロエタノール39.1g(0.486モ
ル)を仕込んだ。混和せずに二層に分離し、反応による
発熱は認められなかった。窒素気流下、撹拌しながら徐
々に温度をあげて、最終的に150℃で8時間反応させ
た。冷却後、反応液を二硫化炭素を用いてトリアルキル
ホスフィンの残留を確認したが検出されなかった。反応
液をエバポレーターで濃縮し、さらに真空ポンプで乾燥
することにより、ロウ状白色固体190.1gを得た。
滴定純度は、96.1%で、収率は100.0%であっ
た。撹拌機、温度計、および蒸留ラインを備えた1Lの
四つ口フラスコに、得られたトリ−n−オクチル(2−
ヒドロキシエチル)ホスホニウム クロライドをアセト
ニトリル500mlに溶解して仕込んだ。常圧にて撹拌
しながら加熱して、アセトニトリルを約200ml留出
させた。塩化カルシウム管を備えたコンデンサーをつけ
て、重合禁止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテ
ル1.5gを添加し、さらに滴下ロートでメタクリロイ
ルクロライド42.3g(0.405モル)を50℃にて
2時間かけて滴下し、さらに、同温度にて3時間熟成し
た。FT−IRで未反応物のないことを確認後、反応液
を濃縮しさらに真空ポンプで乾燥すると、微黄色の粘性
固体209.2gが得られた。滴定純度97.1%で、収
率は96.6%であった。生成物の同定は、FAB−M
S(Pos.);483、FAB−MS(Neg.);3
5、37で確認した。
【0034】(実施例6) トリエチル(2−メタクリロイルオキシエチル)ホスホ
ニウムクロライドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた1
Lの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、トリエチ
ルホスフィン100g(0.846モル)、トルエン4
00mlを仕込んだ。80℃にて2−クロロエタノール
74.9g(0.930モル)を1時間かけて滴下した。
さらに、100℃で3時間熟成した。反応液を、二硫化
炭素を用いてトリアルキルホスフィンの残留を確認した
が、検出されなかった。エバポレーターで濃縮し、さら
に真空ポンプで乾燥することにより、無色透明粘性液体
165.0gを得た。滴定純度は、99.0%で、収率は
97.2%であった。蒸留ラインをコンデンサーの代わ
りに取り付け、得られたトリ−n−ブチル(2−ヒドロ
キシエチル)ホスホニウム クロライドをアセトニトリ
ル500mlで溶解した。常圧にて撹拌しながら加熱し
て、アセトニトリルを約200ml留出させた。塩化カ
ルシウム管を備えたコンデンサーをつけて、重合禁止剤
としてハイドロキノンモノメチルエーテル1.5gを添
加し、さらに滴下ロートでメタクリロイルクロライド8
5.9g(0.822モル)を50℃にて2時間かけて滴
下し、さらに、同温度にて3時間熟成した。FT−IR
で未反応物のないことを確認後、反応液を濃縮しさらに
真空ポンプで乾燥すると、微黄色の粘性液体214.7
gが得られた。滴定純度98.2%で、収率は96.1%
であった。生成物の同定は、FAB−MS(Po
s.);231、FAB−MS(Neg.);35、37
で確認した。
【0035】(実施例7) トリ−n−ブチル(2−メタクリロイルオキシエチル)
ホスホニウム ブロマイドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた5
00mlの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、ト
リ−n−ブチルホスフィン150g(0.741モル)
を仕込んだ。50℃にて2−ブロモエタノール97.3
g(0.779モル)を30分かけて滴下した。さら
に、120℃で2時間熟成した。反応液を、二硫化炭素
を用いてトリアルキルホスフィンの残留を確認したが、
検出されなかった。エバポレーターで濃縮し、さらに真
空ポンプで乾燥することにより、無色透明粘性液体23
7.4gを得た。滴定純度は、99.4%で、収率は9
7.3%であった。撹拌機、温度計、および蒸留ライン
を備えた1Lの四つ口フラスコに、得られたトリ−n−
ブチル(2−ヒドロキシエチル)ホスホニウム ブロマ
イドをアセトニトリル500mlに溶解して仕込んだ。
常圧にて撹拌しながら加熱して、アセトニトリルを約2
00ml留出させた。塩化カルシウム管を備えたコンデ
ンサーをつけて、重合禁止剤としてハイドロキノンモノ
メチルエーテル1.5gを添加し、さらに滴下ロートで
メタクリロイルクロライド75.8g(0.725モル)
を50℃にて2時間かけて滴下し、さらに、同温度にて
3時間熟成した。FT−IRで未反応物のないことを確
認後、反応液を濃縮しさらに真空ポンプで乾燥すると、
微黄色の粘性液体297.8gが得られた。滴定純度9
4.5%で、収率は98.7%であった。生成物の同定
は、FAB−MS(Pos.);315、FAB−MS
(Neg.);79、81で確認した。
【0036】(実施例8) トリ−n−ブチル(2−アクリロイルオキシエチル)ホ
スホニウム ブロマイドの製造方法 実施例7のメタクリロイルクロライドのかわりにアクリ
ロイルクロライド65.6g(0.725モル)を用いた
以外すべて実施例7と同様にして、微黄色の粘性液体2
78.1gが得られた。滴定純度95.6%で、収率は9
6.7%であった。生成物の同定は、FAB−MS(P
os.);301、FAB−MS(Neg.);79、8
1で確認した。
【0037】(実施例9) トリ−n−ブチル(2−メタクリロイルオキシエチル)
ホスホニウムアイオダイドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた5
00mlの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、ト
リ−n−ブチルホスフィン150g(0.741モル)
を仕込んだ。2−ヨードエタノール127.4g(0.7
41モル)を50〜55℃に保ちながら約1時間かけて
滴下した。さらに、80℃で2時間熟成した。反応液
を、二硫化炭素を用いてトリアルキルホスフィンの残留
を確認したが、検出されなかった。エバポレーターで濃
縮し、さらに真空ポンプで乾燥することにより、融点4
3.6〜45.2℃のロウ状白色固体273.5gを得
た。潮解性はほとんどなかった。滴定純度は、100.
0%で、収率は98.6%であった。撹拌機、温度計、
および蒸留ラインを備えた1Lの四つ口フラスコに、得
られたトリ−n−ブチル(2−ヒドロキシエチル)ホス
ホニウム アイオダイドをアセトニトリル500mlに
溶解して仕込んだ。常圧にて撹拌しながら加熱して、ア
セトニトリルを約200ml留出させた。塩化カルシウ
ム管を備えたコンデンサーをつけて、重合禁止剤として
ハイドロキノンモノメチルエーテル1.5gを添加し、
さらに滴下ロートでメタクリロイルクロライド76.4
g(0.731モル)を50℃にて2時間かけて滴下
し、さらに、同温度にて3時間熟成した。滴下と同時
に、沃素の遊離によると思われる黄色の着色が起こっ
た。FT−IRで未反応物のないことを確認後、反応液
を濃縮しさらに真空ポンプで乾燥すると、赤褐色の粘性
液体309.6gが得られた。滴定純度95.2%で、収
率は95.5%であった。生成物の同定は、FAB−M
S(Pos.);315、FAB−MS(Neg.);1
27で確認した。
【0038】(実施例10) トリ−n−ブチル(3−メタクリロイルオキシプロピ
ル)ホスホニウムクロライドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた5
00mlの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、ト
リ−n−ブチルホスフィン150g(0.741モル)
を仕込んだ。80℃で、3−クロロ−1−プロパノール
73.6g(0.779モル)を添加し、段階的に温度を
上げて最終的に、150℃で4時間加熱した。未反応の
トリアルキルホスフィンがないことを、二硫化炭素でチ
ェック後、エバポレーターで濃縮し、さらに真空ポンプ
で乾燥することにより、無色透明粘性液体220.0g
を得た。滴定純度は、97.8%で、収率は97.8%で
あった。撹拌機、温度計、および蒸留ラインを備えた1
Lの四つ口フラスコに、得られたトリ−n−ブチル(3
−ヒドロキシプロピル)ホスホニウム クロライドをア
セトニトリル500mlに溶解して仕込んだ。常圧にて
撹拌しながら加熱して、アセトニトリルを約200ml
留出させた。塩化カルシウム管を備えたコンデンサーを
つけて、重合禁止剤としてハイドロキノンモノメチルエ
ーテル1.5gを添加し、さらに滴下ロートでメタクリ
ロイルクロライド75.8g(0.725モル)を50℃
にて2時間かけて滴下し、さらに、同温度にて3時間熟
成した。FT−IRで未反応物のないことを確認後、反
応液を濃縮しさらに真空ポンプで乾燥すると、微黄色液
体290.3gが得られた。滴定純度94.6%で、収率
は100.0%であった。生成物の同定は、FAB−M
S(Pos.);343、FAB−MS(Neg.);3
5、37で確認した。
【0039】(実施例11) トリ−n−ブチル(3−アクリロイルオキシプロピル)
ホスホニウムクロライドの製造方法 実施例3のメタクリロイルクロライドのかわりにアクリ
ロイルクロライド65.6g(0.725モル)を用いた
以外すべて実施例3と同様にして、微黄色液体271.
9gが得られた。滴定純度96.8%で、収率は99.5
%であった。生成物の同定は、FAB−MS(Po
s.);329、FAB−MS(Neg.);35、37
で確認した。
【0040】(実施例12) トリ−n−ブチル(4−メタクリロイルオキシブチル)
ホスホニウムクロライドの製造方法 撹拌機、温度計、滴下ロート、コンデンサーを備えた5
00mlの四つ口フラスコを、十分に窒素で置換し、ト
リ−n−ブチルホスフィン150g(0.741モル)
を仕込んだ。140℃で、4−クロロ−1−ブタノール
62.7g(0.779モル)を還流しないように、4時
間かけて徐々に滴下した。さらに、同温度で3時間熟成
させた。二硫化炭素による反応チェックをしたところ、
赤色に着色したことから、未反応のトリアルキルホスフ
ィンが検出された。よって、純水500mlに溶解さ
せ、トルエン300mlで抽出洗浄し、未反応のトリ−
n−ブチルホスフィンを除去した。水層をエバポレータ
ーで濃縮し、さらに真空ポンプで乾燥することにより、
無色透明粘性液体209.9gを得た。滴定純度は、9
9.8%で、収率は90.9%であった。撹拌機、温度
計、および蒸留ラインを備えた1Lの四つ口フラスコ
に、得られたトリ−n−ブチル(4−ヒドロキシブチ
ル)ホスホニウム クロライドをアセトニトリル500
mlに溶解して仕込んだ。常圧にて撹拌しながら加熱し
て、アセトニトリルを約200ml留出させた。塩化カ
ルシウム管を備えたコンデンサーをつけて、重合禁止剤
としてハイドロキノンモノメチルエーテル1.5gを添
加し、さらに滴下ロートでメタクリロイルクロライド7
0.5g(0.674モル)を50℃にて2時間かけて滴
下し、さらに、同温度にて3時間熟成した。FT−IR
で未反応物のないことを確認後、反応液を濃縮しさらに
真空ポンプで乾燥すると、微黄色の粘性液体261.4
gが得られた。滴定純度95.7%で、収率は98.0%
であった。生成物の同定は、FAB−MS(Po
s.);343、FAB−MS(Neg.);35、37
で確認した。
【0041】(実施例13) トリ−n−ブチル(4−アクリロイルオキシブチル)ホ
スホニウムクロライドの製造方法 実施例3のメタクリロイルクロライドのかわりにアクリ
ロイルクロライド61.0g(0.674モル)を用いた
以外すべて実施例3同様にして、微黄色液体.248.1
gが得られた。滴定純度96.2%で、収率は97.1%
であった。生成物の同定は、FAB−MS(Po
s.);357、FAB−MS(Neg.);35、37
で確認した。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の製造方法
によれば、反応原料として使用する上記一般式(1)と
一般式(2)との反応、すなわち不飽和カルボン酸ハロ
ゲン化物とアルコール性水酸基のエステル化反応との反
応になるために、反応触媒を必要とせず、比較的低温で
短時間に反応が進行する。また、得られる生成物は非常
に高純度に容易な操作で収率良く得ることができ、工業
的に有利である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 はH又はCH3 、XはCl、Br又はIを
    示す)で表される不飽和脂肪族カルボン酸ハライドと、
    下記一般式(2) 【化2】 (式中、Aは直鎖または分岐のアルキレン基、YはC
    l、Br又はI、R2、R3及びR4 は炭素数1〜8の直
    鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、シクロアルキル基、ア
    リール基、アルカリール基又はアラルキル基、あるいは
    これらのヒドロキシ基もしくはアルコキシ基置換体のい
    ずれかを示し、それぞれが同じ基でも又は異なる基であ
    ってもよい)で表されヒドロキシアルキルホスホニウム
    塩化合物とを反応させることを特徴とする、下記一般式
    (3): 【化3】 (式中、A、R1 、R2 、R3 及びR4 は前記と同義を
    示す)で表されるアクリル基を有するホスホニウム塩化
    合物の製造方法。
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