JPH09255567A - 経皮投与薬用支持体 - Google Patents
経皮投与薬用支持体Info
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- JPH09255567A JPH09255567A JP9910696A JP9910696A JPH09255567A JP H09255567 A JPH09255567 A JP H09255567A JP 9910696 A JP9910696 A JP 9910696A JP 9910696 A JP9910696 A JP 9910696A JP H09255567 A JPH09255567 A JP H09255567A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- elastomer
- drug
- polyolefin
- supporter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薬物の浸透拡散がなく、しかも伸縮性に優れ
た経皮投与薬用支持体を提供する。 【解決手段】 スチレン系エラストマー及びポリオレフ
ィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなる厚さ
30〜200μmのフィルムよりなる経皮投与薬用支持
体。
た経皮投与薬用支持体を提供する。 【解決手段】 スチレン系エラストマー及びポリオレフ
ィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなる厚さ
30〜200μmのフィルムよりなる経皮投与薬用支持
体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮性及び薬物の
浸透拡散防止性に優れた経皮投与薬用支持体に関する。
浸透拡散防止性に優れた経皮投与薬用支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】経皮投与薬は、粘着剤層中に薬物を含有
させ、この粘着剤層を支持体に塗布して構成してなるも
のである。この経皮投与薬は、皮膚、粘膜等に貼り付
け、皮膚、粘膜等より直接薬物を吸収させて治療を行う
目的で使用され、例えば、消炎鎮痛剤、皮膚疾患用テー
プ剤、鎮痒パッチ、創傷用剤等として広く用いられてい
る。これらは、局所治療薬として用いられてきたが、最
近では全身治療薬として経皮治療システム(TTS)が
開発されるようになってきた。
させ、この粘着剤層を支持体に塗布して構成してなるも
のである。この経皮投与薬は、皮膚、粘膜等に貼り付
け、皮膚、粘膜等より直接薬物を吸収させて治療を行う
目的で使用され、例えば、消炎鎮痛剤、皮膚疾患用テー
プ剤、鎮痒パッチ、創傷用剤等として広く用いられてい
る。これらは、局所治療薬として用いられてきたが、最
近では全身治療薬として経皮治療システム(TTS)が
開発されるようになってきた。
【0003】このような用途としては、例えば、乗物酔
い止め剤、狭心症薬、更年期症薬等を挙げることができ
る。このように治療の範囲が広がっているので、経皮投
与薬に使用される支持体に対する要求は厳しくなってき
ており、特に、伸縮性と薬物の浸透拡散の防止性との両
立した製品が望まれている。
い止め剤、狭心症薬、更年期症薬等を挙げることができ
る。このように治療の範囲が広がっているので、経皮投
与薬に使用される支持体に対する要求は厳しくなってき
ており、特に、伸縮性と薬物の浸透拡散の防止性との両
立した製品が望まれている。
【0004】伸縮性は、皮膚に貼ったときに皮膚の動き
に追従できるために必要な特性であり、これが不充分で
あると、容易にはがれたり、腰部の皮膚等の動きの激し
い箇所には使用できない等の問題がある。また、薬物の
拡散浸透が生じると、支持体が膨潤したり、粘着剤中の
薬物が減少して所定の治療効果を損なう等の欠点があ
る。
に追従できるために必要な特性であり、これが不充分で
あると、容易にはがれたり、腰部の皮膚等の動きの激し
い箇所には使用できない等の問題がある。また、薬物の
拡散浸透が生じると、支持体が膨潤したり、粘着剤中の
薬物が減少して所定の治療効果を損なう等の欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在用いられている経
皮投与薬用支持体としては、軟質ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリウレタンフィルム、アルミ蒸着フィル
ム、不織布、織布等を挙げることができる。このうち、
軟質ポリ塩化ビニルフィルム、ポリウレタンフィルム、
ポリエチレンフィルム等は柔軟性に優れているが、薬物
が浸透拡散しやすい等の欠点がある。一方、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、アルミ蒸着フィルム等は薬
物の拡散浸透性防止に優れているが、伸縮性がない等の
欠点があった。
皮投与薬用支持体としては、軟質ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリウレタンフィルム、アルミ蒸着フィル
ム、不織布、織布等を挙げることができる。このうち、
軟質ポリ塩化ビニルフィルム、ポリウレタンフィルム、
ポリエチレンフィルム等は柔軟性に優れているが、薬物
が浸透拡散しやすい等の欠点がある。一方、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、アルミ蒸着フィルム等は薬
物の拡散浸透性防止に優れているが、伸縮性がない等の
欠点があった。
【0006】本発明は、上記に鑑み、薬物の浸透拡散が
なく、しかも伸縮性に優れた経皮投与薬用支持体を提供
することを目的とするものである。
なく、しかも伸縮性に優れた経皮投与薬用支持体を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、経皮投
与薬用支持体を、スチレン系エラストマー及びポリオレ
フィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなる厚
さ30〜200μmのフィルムより構成するところにあ
る。
与薬用支持体を、スチレン系エラストマー及びポリオレ
フィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなる厚
さ30〜200μmのフィルムより構成するところにあ
る。
【0008】上記スチレン系エラストマー及びポリオレ
フィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなるフ
ィルムは、厚さ30〜200μmである。30μm未満
であると、薄くて強度が不足し支持体としての機能がな
く、200μmを超えると、伸縮性が不足するので、上
記範囲に限定される。好ましくは、80〜150μmで
ある。
フィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなるフ
ィルムは、厚さ30〜200μmである。30μm未満
であると、薄くて強度が不足し支持体としての機能がな
く、200μmを超えると、伸縮性が不足するので、上
記範囲に限定される。好ましくは、80〜150μmで
ある。
【0009】上記スチレン系エラストマーとしては、例
えば、スチレン−(エチレン−ブタジエン)−スチレン
トリブロック共重合体(SEBS)30〜10重量%
と、ポリプロピレン70〜90重量%との混合系熱可塑
性エラストマー(ラバロンT331c、SR04、三菱
化学社製)等を挙げることができる。
えば、スチレン−(エチレン−ブタジエン)−スチレン
トリブロック共重合体(SEBS)30〜10重量%
と、ポリプロピレン70〜90重量%との混合系熱可塑
性エラストマー(ラバロンT331c、SR04、三菱
化学社製)等を挙げることができる。
【0010】上記SEBSの混合量は、10重量%未満
であると、充分な伸縮性を得ることができず、30重量
%を超えると、フィルムの引張強度が低下し加工が困難
となり、薬物の浸透拡散防止性が低下する。より好まし
くは20〜25重量%である。上記SEBSとしては、
例えば、クレイトンG1657(シェル化学社製)等を
挙げることができる。上記ポリプロピレンとしては、例
えば、MA4、FX4、BC3(三菱化学社製)等を挙
げることができる。
であると、充分な伸縮性を得ることができず、30重量
%を超えると、フィルムの引張強度が低下し加工が困難
となり、薬物の浸透拡散防止性が低下する。より好まし
くは20〜25重量%である。上記SEBSとしては、
例えば、クレイトンG1657(シェル化学社製)等を
挙げることができる。上記ポリプロピレンとしては、例
えば、MA4、FX4、BC3(三菱化学社製)等を挙
げることができる。
【0011】上記ポリオレフィン系エラストマーとして
は、例えば、エチレン−ブタジエン共重合体の主鎖両末
端に結晶性ポリオレフィンを有するトリブロック型熱可
塑性エラストマー(ダイナロン6200P、日本合成ゴ
ム社製)等を挙げることができる。
は、例えば、エチレン−ブタジエン共重合体の主鎖両末
端に結晶性ポリオレフィンを有するトリブロック型熱可
塑性エラストマー(ダイナロン6200P、日本合成ゴ
ム社製)等を挙げることができる。
【0012】本発明のスチレン系エラストマー及びポリ
オレフィン系エラストマーのうち少なくとも1種からな
るフィルムは、上記スチレン系エラストマーの1種又は
2種以上からなるものであってもよいし、上記ポリオレ
フィン系エラストマーの1種又は2種以上からなるもの
であってもよいし、上記スチレン系エラストマーの1種
又は2種以上と上記ポリオレフィン系エラストマーの1
種又は2種以上とからなるものであってもよい。
オレフィン系エラストマーのうち少なくとも1種からな
るフィルムは、上記スチレン系エラストマーの1種又は
2種以上からなるものであってもよいし、上記ポリオレ
フィン系エラストマーの1種又は2種以上からなるもの
であってもよいし、上記スチレン系エラストマーの1種
又は2種以上と上記ポリオレフィン系エラストマーの1
種又は2種以上とからなるものであってもよい。
【0013】上記スチレン系エラストマー及びポリオレ
フィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなるフ
ィルムは、押出法、カレンダーロール法等の既存の方法
で製造することができる。
フィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなるフ
ィルムは、押出法、カレンダーロール法等の既存の方法
で製造することができる。
【0014】本発明の経皮投与薬用支持体は、上記スチ
レン系エラストマー及びポリオレフィン系エラストマー
のうち少なくとも1種からなるフィルムに、薬物を添加
した粘着剤を塗工して、経皮投与薬とすることができ
る。
レン系エラストマー及びポリオレフィン系エラストマー
のうち少なくとも1種からなるフィルムに、薬物を添加
した粘着剤を塗工して、経皮投与薬とすることができ
る。
【0015】上記薬物としては経皮的に体内に吸収され
て薬理効果を発揮するものであれば特に限定されず、例
えば、抗炎症剤、鎮痛剤、局所刺激剤、抗ヒスタミン
剤、局所麻酔剤、血行促進剤、催眠鎮静剤、精神安定
剤、抗高血圧剤、抗菌性剤質、冠血管拡張剤等を挙げる
ことができる。これらのうち、治療目的に応じて少なく
とも1種を選択使用することができる。
て薬理効果を発揮するものであれば特に限定されず、例
えば、抗炎症剤、鎮痛剤、局所刺激剤、抗ヒスタミン
剤、局所麻酔剤、血行促進剤、催眠鎮静剤、精神安定
剤、抗高血圧剤、抗菌性剤質、冠血管拡張剤等を挙げる
ことができる。これらのうち、治療目的に応じて少なく
とも1種を選択使用することができる。
【0016】上記抗炎症剤、鎮痛剤としては特に限定さ
れず、例えば、インドメタシン、ケプトプロフェン、フ
ルルビプロフェン、サリチル酸モノグリコールエステ
ル、サリチル酸メチル等を挙げることができる。
れず、例えば、インドメタシン、ケプトプロフェン、フ
ルルビプロフェン、サリチル酸モノグリコールエステ
ル、サリチル酸メチル等を挙げることができる。
【0017】上記冠血管拡張剤としては特に限定され
ず、例えば、ニトログリセリン、ニトログリコール、ペ
ンタエリスリトールテトラナイトレート、イソソルビド
ジナイトレート等を挙げることができる。上記抗ヒスタ
ミン剤としては特に限定されず、例えば、塩酸ジフェン
ヒドラミン、塩酸イソチベンジル、クロルフェニラミン
等を挙げることができる。
ず、例えば、ニトログリセリン、ニトログリコール、ペ
ンタエリスリトールテトラナイトレート、イソソルビド
ジナイトレート等を挙げることができる。上記抗ヒスタ
ミン剤としては特に限定されず、例えば、塩酸ジフェン
ヒドラミン、塩酸イソチベンジル、クロルフェニラミン
等を挙げることができる。
【0018】上記粘着剤の主成分として用いるポリマー
としては特に限定されず、例えば、天然ゴム、ポリイソ
プレン、ポリイソブチレン、シリコンゴム、スチレン−
イソプレンブロック共重合体、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル等を挙げることができる。更に添加
剤として、粘着付与剤、軟化剤、充填剤、抗酸化剤等を
添加してもよい。
としては特に限定されず、例えば、天然ゴム、ポリイソ
プレン、ポリイソブチレン、シリコンゴム、スチレン−
イソプレンブロック共重合体、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル等を挙げることができる。更に添加
剤として、粘着付与剤、軟化剤、充填剤、抗酸化剤等を
添加してもよい。
【0019】上記薬物を含有した粘着剤を塗工する方法
としては、溶剤に溶解して塗工後乾燥する方法、溶融し
て押出機よりシート状に押し出す方法等を用いることが
できる。これらの方法により、支持体に直接塗工しても
よいし、離形紙に塗工した後支持体と貼り合わせてもよ
い。
としては、溶剤に溶解して塗工後乾燥する方法、溶融し
て押出機よりシート状に押し出す方法等を用いることが
できる。これらの方法により、支持体に直接塗工しても
よいし、離形紙に塗工した後支持体と貼り合わせてもよ
い。
【0020】薬物は、分子内に水酸基、エステル結合等
の分子間相互作用が生じやすい官能基を有するのに対
し、本発明の経皮投与薬用支持体は、上述の構成よりな
るので、すべて炭化水素から形成されていることによ
り、これら薬物と相互作用を生じにくく、粘着剤中の薬
物が支持体中へ浸透拡散するのを抑制し、薬物を安定し
て保持することができる。
の分子間相互作用が生じやすい官能基を有するのに対
し、本発明の経皮投与薬用支持体は、上述の構成よりな
るので、すべて炭化水素から形成されていることによ
り、これら薬物と相互作用を生じにくく、粘着剤中の薬
物が支持体中へ浸透拡散するのを抑制し、薬物を安定し
て保持することができる。
【0021】
【実施例】以下に実施例及び比較例を掲げて本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
らに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
【0022】実施例1 ダイナロン6200P(日本合成ゴム社製)を用いて、
Tダイス押出機により、厚さ100μmのフィルムを作
成した。このものを経皮投与薬用支持体とし、以下の評
価をした。
Tダイス押出機により、厚さ100μmのフィルムを作
成した。このものを経皮投与薬用支持体とし、以下の評
価をした。
【0023】評価 (1)伸縮性 (i)10%モジュラス JIS K 6732「農業用ポリ塩化ビニルフィル
ム」に準じて、引っ張り試験を行い、10%モジュラス
を測定した。 ○ 1.0N未満 △ 1.0N以上〜2.0N未満 × 2.0N以上
ム」に準じて、引っ張り試験を行い、10%モジュラス
を測定した。 ○ 1.0N未満 △ 1.0N以上〜2.0N未満 × 2.0N以上
【0024】(ii)残存伸び デマッチャー屈曲疲労試験機(JIS K 6301に
記載)を使用し、JIS1号ダンベル状サンプル片に
て、75%伸びを1万回与えた。サンプル片に与える負
荷を零にした(サンプルの下を固定しているチャックを
はずした)時から30秒後のサンプル片の伸びを測定し
た。 ○ 10%未満 △ 10〜15%未満 × 15%以上
記載)を使用し、JIS1号ダンベル状サンプル片に
て、75%伸びを1万回与えた。サンプル片に与える負
荷を零にした(サンプルの下を固定しているチャックを
はずした)時から30秒後のサンプル片の伸びを測定し
た。 ○ 10%未満 △ 10〜15%未満 × 15%以上
【0025】(2)薬物浸透拡散防止性 上で得た経皮投与薬用支持体の一面に、薬物を含有した
粘着剤を塗布した。粘着剤は、以下の処方に従って調製
した。天然ゴム100重量部に、水素添加ロジン酸エス
テル10重量部を添加したものを、トルエンに、20重
量%になるように溶解させ、更に、サリチル酸モノグリ
コールを2重量%になるように溶解させた。この薬物含
有粘着剤トルエン溶液をシリコン表面処理した離形紙上
に、乾燥後粘着剤の厚みが15μmとなるように塗工し
て溶剤を乾燥除去し、それを支持体の一面に貼り合わせ
て支持体−粘着剤積層体を作成し、その積層体を40℃
×6カ月静置し、その後、粘着剤中のサリチル酸モノグ
リコールを定量して残存量を調べた。 ○ 65%以上 × 65%未満 これらの評価結果を表1に示した。
粘着剤を塗布した。粘着剤は、以下の処方に従って調製
した。天然ゴム100重量部に、水素添加ロジン酸エス
テル10重量部を添加したものを、トルエンに、20重
量%になるように溶解させ、更に、サリチル酸モノグリ
コールを2重量%になるように溶解させた。この薬物含
有粘着剤トルエン溶液をシリコン表面処理した離形紙上
に、乾燥後粘着剤の厚みが15μmとなるように塗工し
て溶剤を乾燥除去し、それを支持体の一面に貼り合わせ
て支持体−粘着剤積層体を作成し、その積層体を40℃
×6カ月静置し、その後、粘着剤中のサリチル酸モノグ
リコールを定量して残存量を調べた。 ○ 65%以上 × 65%未満 これらの評価結果を表1に示した。
【0026】実施例2 ダイナロン6200P(日本合成ゴム社製)の代わり
に、ラバロンT331c(三菱化学社製)を用いたこと
以外は、実施例1と同様に行い、経皮投与薬用支持体を
得、更に経皮投与薬を得た。その評価結果を表1に示し
た。
に、ラバロンT331c(三菱化学社製)を用いたこと
以外は、実施例1と同様に行い、経皮投与薬用支持体を
得、更に経皮投与薬を得た。その評価結果を表1に示し
た。
【0027】比較例1 可塑剤として分子量2000のポリエステル系可塑剤7
0重量%を含有するポリ塩化ビニル(PVC)を温度1
60℃で溶融し、厚さ80μmのフィルムを作成し、こ
れを経皮投与薬用支持体とした。その評価結果を表1に
示した。
0重量%を含有するポリ塩化ビニル(PVC)を温度1
60℃で溶融し、厚さ80μmのフィルムを作成し、こ
れを経皮投与薬用支持体とした。その評価結果を表1に
示した。
【0028】比較例2 ポリウレタン−ポリ塩化ビニル複合体(PU−PVC)
であるドミナスK−650F(東ソー社製)100重量
部にCa−Zn系安定剤1.5重量部を加えてカレンダ
ーロールにより厚さ100μmのフィルムを作成し、こ
れを経皮投与薬用支持体とした。その評価結果を表1に
示した。
であるドミナスK−650F(東ソー社製)100重量
部にCa−Zn系安定剤1.5重量部を加えてカレンダ
ーロールにより厚さ100μmのフィルムを作成し、こ
れを経皮投与薬用支持体とした。その評価結果を表1に
示した。
【0029】比較例3 ポリウレタン−ポリ塩化ビニル複合体(PU−PVC)
であるドミナスK−650F(東ソー社製)100重量
部にCa−Zn系安定剤1.5重量部を加えてカレンダ
ーロールにより厚さ100μmのフィルムを作成した。
このフィルムに、UD417(固形分25%、セイコー
化成社製)100重量部に対してイソシアネート系硬化
剤U−4000(セイコー化成社製)2重量部を加えた
ものを、乾燥後の厚さが1μmとなるようにグラビアコ
ーターを用いて塗工し、乾燥させた。このものに、厚さ
3.5μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム(東レ社製)を積層した。これを経皮投与薬用支
持体とした。その評価結果を表1に示した。薬剤吸収の
評価は、PET面に粘着剤層を設けて行った。
であるドミナスK−650F(東ソー社製)100重量
部にCa−Zn系安定剤1.5重量部を加えてカレンダ
ーロールにより厚さ100μmのフィルムを作成した。
このフィルムに、UD417(固形分25%、セイコー
化成社製)100重量部に対してイソシアネート系硬化
剤U−4000(セイコー化成社製)2重量部を加えた
ものを、乾燥後の厚さが1μmとなるようにグラビアコ
ーターを用いて塗工し、乾燥させた。このものに、厚さ
3.5μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム(東レ社製)を積層した。これを経皮投与薬用支
持体とした。その評価結果を表1に示した。薬剤吸収の
評価は、PET面に粘着剤層を設けて行った。
【0030】比較例4 ダイナロン6200P(日本合成ゴム社製)の代わり
に、ウレタン系熱可塑性エラストマーフィルム(厚さ4
0μm、日清紡績社製)を用いたこと以外は、実施例1
と同様に行い、経皮投与薬用支持体を得、更に経皮投与
薬を得た。その評価結果を表1に示した。
に、ウレタン系熱可塑性エラストマーフィルム(厚さ4
0μm、日清紡績社製)を用いたこと以外は、実施例1
と同様に行い、経皮投与薬用支持体を得、更に経皮投与
薬を得た。その評価結果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明の経皮投与薬用支持体は、上述の
構成よりなるので、伸縮性に優れ、かつ、薬物浸透拡散
防止性に優れた経皮投与薬を得ることができる。
構成よりなるので、伸縮性に優れ、かつ、薬物浸透拡散
防止性に優れた経皮投与薬を得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 スチレン系エラストマー及びポリオレフ
ィン系エラストマーのうち少なくとも1種からなる厚さ
30〜200μmのフィルムよりなることを特徴とする
経皮投与薬用支持体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9910696A JPH09255567A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 経皮投与薬用支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9910696A JPH09255567A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 経皮投与薬用支持体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09255567A true JPH09255567A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14238590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9910696A Pending JPH09255567A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 経皮投与薬用支持体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09255567A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008146795A1 (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | 経皮吸収型製剤 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP9910696A patent/JPH09255567A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008146795A1 (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | 経皮吸収型製剤 |
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