JPH09255001A - 液体用の袋 - Google Patents

液体用の袋

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JPH09255001A
JPH09255001A JP3320796A JP3320796A JPH09255001A JP H09255001 A JPH09255001 A JP H09255001A JP 3320796 A JP3320796 A JP 3320796A JP 3320796 A JP3320796 A JP 3320796A JP H09255001 A JPH09255001 A JP H09255001A
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JP
Japan
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check valve
bag
liquid
flat
welded
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JP3320796A
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Toshio Nakamura
俊夫 中村
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Nakamura Seitai Co Ltd
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Nakamura Seitai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックフィルムで形成された扁平な袋
であって、扁平筒状体の逆止弁を有するものにおいて、
袋内の液体の外部への漏出を確実に阻止する。 【解決手段】 逆止弁の途中において両側から中央方向
に伸びる案内枝を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液体収納用の袋に
関し、特に、プラスチックフィルムで形成された扁平な
袋であって、扁平筒状体の逆止弁を有する液体用の袋に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記の種類の袋として、この発明者は先
に図15〜18に示すものを発明した。
【0003】10は袋本体であって表裏シート12,1
4により構成されている。表裏シート12,14は不図
示の底部と左右両側部16,18とにおいて熱溶着され
て袋を構成している。図15において輪郭20,22,
24,26,28で示す個所においては、袋の表裏シー
ト12,14に挾着されて、前記輪郭に相応した形状の
2枚の内シート30,32が配されている。そして、前
記輪郭内において二重線で示す細幅の個所34,35,
36,38,40,42,44,46においては4枚の
シート12,14,30,32が共に溶着されている。
袋上端部において溶着部34の右隣りに隣接する個所4
8は前記4枚のシートが全く溶着されておらず、したが
って、図2に示すように開口50を構成している。ま
た、袋の上端から若干下方に位置する、前記溶着部分4
6の右側に隣り合う部分52においては、図1における
紙面の手前側に位置する2枚のシート12,30同士が
溶着され、また、紙面の後ろ側に位置する2枚のシート
14,32同士が溶着されている。これにより2組のシ
ート12,30と14,32との間54は溶着されず自
由となっている。前記の開口48とこの個所54との間
は液体を供給する際の案内部55として働く。
【0004】斜め方向に湾曲して設けられた前記の溶着
部分38,44の先端には、これを横切る方向に他の溶
着部40が形成されている。これら溶着部38,40,
44により画される部分が扁平筒状の逆止弁56を構成
する。逆止弁56の先端26の近傍には、この逆止弁を
形成する2枚のシート30,32を貫通して、直線状の
切込み58,60が設けられている。
【0005】この袋10に水を注入する際には、例えば
水道の蛇口を案内部55に挿入する。これにより、ある
程度高圧の水が逆止弁56を通って、前記の切込み5
8,60を水圧により押し広げ、袋内に流れ込む(図1
7参照)。
【0006】袋を図15に示すように上下方向に置いた
状態で、水が順次袋内に供給されて、水面が逆止弁56
の先端26の上端部62に到達すると、逆止弁56にお
ける前記切込み58,60の近傍において、逆止弁を構
成する表裏シート30,32が袋内にある液体の圧力に
より互いに相接近する方向に圧縮されて、各シート3
0,32はもとの平面状に復帰し、これにより開口5
8,60が閉じる。そして、袋内の水面がさらに上昇す
るに応じて、逆止弁56において表裏シート30,32
が密着した領域も上方に拡大し、液面が溶着部46,5
0の位置に到達した際に、逆止弁56は全長に渡って閉
じられることになる。
【0007】このように、逆止弁56の先端にある開口
58,60は、もともと扁平にして一体のシート30,
32に設けた切込みからなるものであるので、両シート
30,32間において液体が存在しなくなると、両シー
トは自らの復元力によりもとの扁平状態に復帰する。す
なわち、図17に示すような、切込み58,60の左右
両側においてシート30,32が段違いに押し広げられ
ていた状態から、図18に示す扁平な状態に容易に復帰
し、開口58,60をたやすく閉じるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の袋においては、
袋内に液体を注入した後の液体の漏出をかなりの程度に
おいて防止することが可能となったが、それでもなお微
量の液漏れが生じる。さらに、逆止弁56と袋内部との
連通が切込み58を介して行われるのではなく、逆止弁
56の先端26が溶着されずに開口しているものにおい
ては、この開口から逆止弁56内へ液体が逆流して、液
漏れがより多く生じる可能性がある。
【0009】すなわち、図19に示すように、逆止弁5
6を構成する上下のフィルム30,32の幅方向両端に
おける溶着部38,44(図においては一方の溶着部4
4のみを示している)の近傍においては、フィルム3
0,32の間隔が狭く、この個所にある液体Lは毛管現
象により前進して、逆止弁56内を逆流し、開口部に至
る。
【0010】この発明は前記のような不具合を解消し
て、冒頭に記載の種類の液体用の袋における逆止弁から
の液体の漏出を完全に防止しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の液体
用の袋は、プラスチックフィルムで形成された扁平な袋
であって扁平筒状体の逆止弁を有するものにおいて、前
記逆止弁の途中において両側から中央方向に伸びる案内
枝を設けたものである。
【0012】本発明の請求項2の液体用の袋は、プラス
チックフィルムで形成された扁平な袋であって、扁平筒
状体の逆止弁を有するものにおいて、前記逆止弁の内部
に扁平筒状体の第2の逆止弁を有するものである。
【0013】本発明の請求項3の液体用の袋は、請求項
2の袋において、前記第2の逆止弁においてファスナー
を配したものである。
【0014】本発明の請求項4の液体用の袋は、プラス
チックフィルムで形成された扁平な袋であって、扁平筒
状体の逆止弁を有するものにおいて、前記逆止弁にファ
スナーを設けたものである。
【0015】
【作 用】請求項1の袋においては、袋内部の液体が逆
止弁内に逆流することがあって、逆止弁の両側縁に沿っ
て毛管現象により液体が袋開口部の側に移行することが
あっても、前記の案内枝により液体が袋中央に案内さ
れ、逆止弁の幅方向中央部においては逆止弁を構成する
表裏シート間の距離が比較的大きいため、この個所にお
いて液体の毛管現象がなくなるため、液体はそれ以上進
行せず、ひいては、液体が袋外部に漏出することを阻止
し得るものである。
【0016】請求項2の袋においては、袋内部より液体
が第1の逆止弁の中に逆流することがあっても、第2の
逆止弁内の存在により液体のそれ以上の流出が阻止され
る。
【0017】請求項3の袋においては、請求項2の袋に
おいて、仮に液体が第2の逆止弁内まで逆流することが
あり得ても、ファスナーにより液体のそれ以上の進行が
阻止できる。
【0018】請求項4の袋においては、仮に逆止弁内に
液体が逆流することがあっても、逆止弁に設けたチャッ
クによりそれ以上の漏出を阻止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の一実施例を示
す。
【0020】図1において図15と共通する部分には共
通する符号を付した。以下において特に記載する以外の
点では、図15に示すものと同じ構造である。
【0021】この実施例では図15の場合とは異なり、
2枚の内シート30,32は、矩形状であり、その周線
において溶着部18,20,44,42,43により溶
着されている。
【0022】そして、このような矩形内において溶着部
36,38,26,44,35により逆止弁が形成され
ている。
【0023】逆止弁56の両側を画する溶着部38,4
4からは、それぞれ逆ハの字形に対向して伸びる2対の
枝状部材74,76;78,80が設けられている。こ
れらの枝状部材は逆止弁56を構成する表裏シート7
0,72を溶着してなる溶着部より構成される。
【0024】このような枝状部材のメカニズムを図2に
従って説明する(簡単のため一対の枝状部材74,76
のみを示す)。
【0025】仮に、逆止弁56と袋内部とを連通させる
切込み58,60を介して袋内の液体が逆止弁56内部
に漏れ出したとする。この場合、液体Lは前記の説明の
ようにして逆止弁56の両側部38,44に沿って毛管
現象により図における上部の方向に前進する。このよう
な液体Lが枝状部材74,76の個所に到達したとき
に、これら部材によりその前進を阻止される。液体Lは
同じく毛管現象により枝状部材74,76に沿ってさら
に前進し、逆止弁56の幅方向の中央部57にもたらさ
れる。この中央部においては、逆止弁56を構成する表
裏シート30,32の相互間の間隔は両側部38,44
の近くに比べて広い(図19を参照)。したがって、中
央部57に到達した液体Lについては毛管現象が生じ
ず、このため、液体Lはそれ以上の前進をしない。この
ようにして、液体Lが逆止弁の上端より外方に漏出する
ことが阻止される。
【0026】この実施例においては、逆止弁56と袋内
部との連通が切込み58,60を介して行われている
が、これに代えて、逆止弁56を構成する表裏シート3
0,32が前記の切込み58,60を有さず、端部26
において表裏シート30,32が溶着されず開口してい
る場合についても、この発明を適用することができる。
この場合は、本来、袋内の液体が開口26を通って逆止
弁56内に逆流しやすいものであるので、枝状部材によ
る漏出防止効果は一層大きい。
【0027】図1の実施例おいては枝状部材を2対設け
ているが、これに代えて、図2の説明図に示すように一
対のみを設けてもよく、また、逆に3対以上を設けても
よい。
【0028】図1の実施例においては、枝状部材を図に
おいて逆ハの字状に設けたが、これに代えて、図3に示
すように枝状部材を一直線上に設けてもよく、また、図
4に示すように枝状部材をハの字形に配してもよい。も
っとも図1に示すように逆ハの字状に構成すれば、液体
を外部より袋内に注入する際に、枝状部材74,76が
液体流入の抵抗とならず好ましい。
【0029】図5、図6はこの発明の他の実施例を示
す。図では、便宜上、2枚の内シート30,32のみを
示している。これらシート30,32は袋を構成する表
裏シート12,14の間に挾着されて図1に示す状態と
なる。この場合には、第1の逆止弁56の内部に第2の
逆止弁80が挿入されている。第2の逆止弁80は表裏
2枚のシート82,84をその周線において溶着してな
る。第2の逆止弁80は第1の逆止弁56に比べて寸法
がかなり短く、その袋内部側の端部の近傍において表裏
シート82,84を貫通する切込み86,88が設けら
れている。袋内に液体を注入する際には、液体はまずこ
の第2の逆止弁80に至り、切込み86,88を通って
第1の逆止弁56の内部に入る。さらに液体は第1の逆
止弁56の先端近傍にある切込み58,60を通過して
袋内部に入る。
【0030】この実施例の場合には、仮に、袋内部の液
体が第1の逆止弁56の切込み58,60を経由して第
1の逆止弁56の内部に逆流した場合にも、その前進
は、第2の逆止弁80により完全に阻止される。すなわ
ち、袋内より第1の逆止弁56内に液体が流入したとし
ても、液体は第1の逆止弁56内において極めて薄いシ
ート状を成す。したがって、このような液体が第2の逆
止弁の切込み86,88を強制的に開口させることによ
り第2の逆止弁80の内部に入ることはあり得ない。
【0031】図7はこの発明のさらに他の実施例を示
す。この場合にも、第1の逆止弁56の内部に第2の逆
止弁80が挿入されている。第2の逆止弁80を構成す
る表裏シート82,84はその下端81において互いに
溶着されていない。したがって、袋内に液体を注入する
際には、液体は第1の逆止弁80に到達し、さらにその
下端開口部81を経由して第1の逆止弁56の内部に入
る。
【0032】この実施例においては、第2の逆止弁80
における液体漏出防止手段としてプラスチックのファス
ナー86が設けられている。このファスナー86の一例
を図8の断面図に示す。
【0033】第2の逆止弁80を構成する一方のシート
82には突条88が設けられ、他方のシート84には、
突条88を受け入れる逆U字状の突条90が設けられて
いる。このような突条88とU字状部材90とがファス
ナー86を構成している。ファスナー86を閉める場合
には、シート82,84を互いに相接近する方向に押圧
する。これにより、突条88がU字形突条90の内部に
圧入される。圧入後は、突条88の先端にある膨出部に
よりU字状部材90から脱出が防止される。しかし、シ
ート82,84を一定以上の強さで離間させることによ
り、突条88はU字状部材90から離脱して、ファスナ
ーが開く。
【0034】第2の逆止弁80より水を袋内に注入しよ
うとする際には、液体注入端の比較的近傍にあるファス
ナー86を手で開き液体を注入する。その後、袋の表裏
シートを指で互いに相接近する方向に押圧する。これに
より、第2の逆止弁80を構成するシート82,84が
押圧され、ひいては、ファスナー86を構成する突条8
8とU字状部材90とが係合する。
【0035】このようにファスナー86を介して第2の
逆止弁80は完全に閉塞しているので、仮に、袋内の液
体が第1の逆止弁56内に逆流し、かつ、第2の逆止弁
80内に到達したとしても、ファスナー86によりそれ
以上の漏出が完全に防止される。
【0036】ファスナー86は2条以上設けてもよい。
【0037】図9はさらに他の実施例を示す。この場合
には、図7に示す第2の逆止弁80と類似の構造を有す
る逆止弁100が設けられている。しかし、図7におけ
る第1の逆止弁56に相当するものは設けられていな
い。逆止弁100を構成する表裏シート104,106
の下端108は互いに溶着されず開口している。したが
って、液体は逆止弁100からこの開口部108を経由
して袋内に注入される。袋内の液体が逆止弁100内に
若干逆流することがあっても、ファスナー102により
外部への漏出が完全に防止される。
【0038】図10の実施例は図9の変更例である。こ
の場合、逆止弁100は比較的長く形成されており、そ
の上端近傍にプラスチックファスナー102が配される
とともに、長手方向の中央部には、図1に示すものと同
様の逆ハの字形の枝状部材110,112が設けられて
いる。
【0039】図11にはさらに他の実施例を示す。簡単
のため、逆止弁114の個所のみを図示している。この
場合には、逆止弁114を構成する表裏シート116,
118の先端119の近傍には、図15における切込み
58,60に代えて、円形孔120,122が貫通して
配されている。なお、逆止弁114を構成する表裏シー
ト116,118は先端119において互いに溶着され
閉塞している。
【0040】この発明者は、円形孔120,122を貫
通させて配することにより、袋内部から逆止弁114内
への液体の逆流を有効に防止できることを見出した。
【0041】図12の実施例は図11の変更例である。
この場合逆止弁124は図示のような異形を成してい
る。
【0042】図13にはさらに他の実施例を示す。この
場合には、逆止弁130は極めて広幅に設けられてお
り、しかも、逆止弁を構成する表裏シート132,13
4はその下端148において、極めて長い長さに渡って
溶着されず開口部を形成している。逆止弁を構成する表
裏シート132,134はさらに、その上部においてL
字形の溶着部136を有している。そして、袋上端より
このL字形溶着部136の水平部に対して逆ハの字形の
溶着部138,140が伸びている。これら2つの溶着
部により液体供給部142が形成されている。溶着部1
38,140と袋上端の溶着部141との交差部間の間
隔144と、これら2つの溶着部130,140とL字
形の溶着部136の水平部との交差部間の間隔146と
においては、逆止弁130を構成する表裏シート13
2,134は溶着されていない。したがって、144の
個所から供給された液体は供給部142を通り、さら
に、部分146を通って逆止弁130に至り、逆止弁の
下端148において長く伸びる開口部を介して袋内部に
入る。この発明者は、このように、逆止弁130を極め
て広幅に設けた場合には、開口部148がその全長に渡
って伸びていても、袋内の液体の外部への漏出を効果的
に防ぎ得ることを見出した。
【0043】図14の実施例は図13の変更例である。
この場合には、前記の幅の逆止弁130の下端は溶着1
50されている。しかし、溶着部150の適切な個所に
おいて逆止弁130を構成する表裏シート132,13
4は半円形に切断152,154されており、この個所
が開口部を形成している。そして、この半円形の切断個
所152,154の両端と前記の逆ハの字形の溶着部1
38,140の下端部とが接続されており、これによ
り、逆止弁130において流路156が形成されてい
る。この発明者は、このように逆止弁における開口部を
半円形に形成することにより、袋内部から逆止弁への逆
流を効率よく防止できることを見出した。
【0044】図14の実施例においては、さらに、溶着
部138,140により画される注入部141の上方に
連なってチューブ状の被覆片160が設けられている。
チューブ状の被覆片160は表裏シートよりなり、図示
の実施例の場合、裏シートの裏面(図の紙面の後側)に
おいて面ファスナーの雄雌部材の一方162が取付けら
れ、袋本体10における表シート12上においては、溶
着部138,140の間において、面ファスナーの雄雌
部材の他方164が取付けられている。この袋10内に
液体を注入する際には、被覆片162の中空部より注入
する。これにより液体は注入部141、逆止弁156を
通って開口部152,154から袋10の内部に到達す
る。このようにして液体を注入した後は被覆片160を
その上下方向のほぼ中央部の位置において水平方向に伸
びる線を折れ線として、これより上方側を手前に折り、
この個所を基部側の上に重ねる。このようにして2つ折
りにされた被覆片160をさらに紙面の手前側に折り上
げて、これを袋本体10の上に折り重ねる。これにより
面ファスナーを構成する雄雌部材162,164が圧着
されて、被覆片160は折り畳まれた状態で袋本体10
の上に保持される。このように構成したので、仮に袋内
の液体が逆止弁156を経由し、さらに注入部141に
到達することがあっても、被覆片160が折り畳み状態
で保持されていることにより、それ以上の漏出が阻止さ
れる。
【0045】さらに、図14の実施例においては、図
1、図9、図13の場合と同様に、袋内の液体のための
排出口170と連通して、その上方に、排出用扁平筒状
体172が設けられている。この筒状体172の内部に
おいては、左右一対のL字状の溶着部174,174が
設けられており、これにより図の排出路が先細状に形成
されている。この排出用チューブ172の上端側におい
ては、その表面(すなわち紙面の手前側)において、面
ファスナーの例えば雄部材176が貼付けられている。
チューブ片172はその上下方向のほぼ中央部を屈曲部
として、これを手前側にもたらすように折り曲げる。す
なわち、この屈曲部より基端側が袋10の表面に折り重
ねられる。そして、この屈曲部より上端側は基端側の上
にさらに折り重ねられる。このようにして、前記の面フ
ァスナーの雄部材176は紙面の手前側に位置すること
になる。
【0046】前記のチューブ状排出口172の背後には
1枚のプラスチックフィルムよりなる被覆片178が袋
10と連続して設けられている。この被覆片178の紙
面の手前側の表面においては、上下2つの面ファスナー
雌部材178,180が取付けられている。前記した扁
平チューブ状排出口172の折り畳み状態において、被
覆片178を紙面の手前側に起こしてこれをさらに袋本
体10の表面側に折り重ねる。これにより、被覆片17
8の基端側に配した面ファスナー雌部材180は扁平排
出口172に配した面ファスナー雄部材と係合し、さら
に、被覆片178の上方側に配した面ファスナー雌部材
178は、排出口170の個所における袋本体10表面
に配した面ファスナー雄部材182と係合する。このよ
うにして、チューブ状排出口172はその折り畳み状態
において被覆片178により抑え込まれ、その姿勢を保
持する。したがって、袋内に液体を保持している際に
は、この排出口170からの液体の流出を完全に防止す
ることができる。
【0047】なお、袋本体10の表面に設けた前記の面
ファスナー雄部材は、好ましくは、図示のように、図に
おける下辺が短い台形状に設けられる。このようにすれ
ば、この台形状の面ファスナー部材とこれと係合する他
の面ファスナー部材178とは、互いの前面において係
合するのではなく、特に、面ファスナー部材178の図
14における左右肩部の個所は面ファスナー180と係
合しないことになる。したがって、袋内に液体が充満
し、開口部170の近傍において袋の横断面形状が湾曲
している場合にも、2つの面ファスナー178,180
にはこれを分離させようとする力が働かないので、両面
ファスナー部材の係合状態を確実に保持することができ
る。
【0048】図示の実施例においてハッチングは溶着個
所を示す。
【0049】
【発明の効果】この発明においては、袋内部の液体が逆
止弁を通って外部に漏出することを効果的に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図。
【図2】前記実施例の作用を示す説明図。
【図3】図1の変更例を示す概略図。
【図4】図1の他の変更例を示す概略図。
【図5】他の実施例を示す分解図。
【図6】前図を組立てた状態を示す図。
【図7】他の実施例を示す図5と同様の図。
【図8】前図のファスナーの断面図。
【図9】この発明のさらに他の実施例を示す平面図。
【図10】この発明のさらに他の実施例に示す平面図。
【図11】この発明のさらに他の実施例に係る逆止弁を
示す平面図。
【図12】この発明のさらに他の実施例に係る逆止弁を
示す平面図。
【図13】この発明のさらに他の実施例を示す平面図。
【図14】この発明のさらに他の実施例を示す平面図。
【図15】この発明の発明者が先に発明した袋の平面
図。
【図16】前図のII−II線断面図。
【図17】図15の袋の作用を示す説明図。
【図18】前図につづく工程を示す図。
【図19】図15の欠点の原因を示す説明図。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−335190 (32)優先日 平7(1995)12月22日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−5816 (32)優先日 平8(1996)1月17日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムで形成された扁平
    な袋であって扁平筒状体の逆止弁を有するものにおい
    て、前記逆止弁の途中において両側から中央方向に伸び
    る案内枝を設けたことを特徴とする袋。
  2. 【請求項2】 プラスチックフィルムで形成された扁平
    な袋であって、扁平筒状体の逆止弁を有するものにおい
    て、前記逆止弁の内部に扁平筒状体の第2の逆止弁を有
    することを特徴とする袋。
  3. 【請求項3】 請求項2の袋において、前記第2の逆止
    弁においてファスナーを配したことを特徴とする袋。
  4. 【請求項4】 プラスチックフィルムで形成された扁平
    な袋であって、扁平筒状体の逆止弁を有するものにおい
    て、前記逆止弁にファスナーを設けたことを特徴とする
    袋。
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