JPH09254791A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH09254791A
JPH09254791A JP8064750A JP6475096A JPH09254791A JP H09254791 A JPH09254791 A JP H09254791A JP 8064750 A JP8064750 A JP 8064750A JP 6475096 A JP6475096 A JP 6475096A JP H09254791 A JPH09254791 A JP H09254791A
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JP
Japan
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steering wheel
bag holder
horn
core metal
base
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8064750A
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English (en)
Inventor
Michiyasu Ito
通康 伊藤
Atsushi Nagata
篤 永田
Yoshiyuki Fujita
佳幸 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Steering Controls (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ装置とステアリングホイール本体
との間に配設させるホーンスイッチ機構の設計自由度を
向上させることができるステアリングホイールを提供す
ること。 【解決手段】 ステアリングホイール本体1の上部にエ
アバッグ装置10が配設されるとともに、ステアリング
ホイール本体1の芯金4とエアバッグ装置10の下部の
バッグホルダ15との間に、ホーンスイッチ機構20が
配設される。芯金4は、下方を開口させて水平方向に延
びる係止棒部42aを有した複数のブラケット部42を
備える。バッグホルダ15は、ブラケット部42の係止
棒部42a下方の開口部位43からバッグホルダ15の
取付孔17aに螺合する取付ねじ31により、上方への
移動を規制され、かつ、下方へ移動可能に芯金4に保持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ装置を
配置させたステアリングホイールに関し、詳しくは、エ
アバッグ装置とステアリングホイール本体との間にホー
ンスイッチ機構が配設されたステアリングホイールに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアバッグ装置を配置させたステ
アリングホイールにおいて、ステアリングホイール本体
の芯金とエアバッグ装置の下部のバッグホルダとの間
に、ホーンスイッチ機構が配設されるものとしては、特
開平3−79471号公報に記載されているものが知ら
れている。
【0003】上記公報記載のステアリングホイールは、
ホーンスイッチ機構を構成する上側・下側接点片の一方
の下側接点片が、ステアリングホイール本体の芯金で構
成され、上側接点片とエアバッグ装置のバッグホルダと
が取付ねじによって連結されていた。
【0004】そして、バッグホルダに連結される上側接
点片は、下側接点片との間に2つのコイルばねを介在さ
せて、下側接点片から離隔するように上方に付勢される
とともに、下側接点片に螺着される規制ねじにより、離
隔距離を規制されていた。
【0005】なお、コイルばねと規制ねじとは、絶縁部
材によって、2つの接点片相互の通電状態を防止するよ
うに配設されていた。また、一対の上側・下側接点片
は、ステアリングホイールの左右の両側に、それぞれ配
置されていた。
【0006】そして、上記公報記載のステアリングホイ
ールでは、ホーンスイッチ機構を作動させる際にエアバ
ッグ装置のパッドを押し下げれば、コイルばねの付勢力
に抗して、取付ねじによりエアバッグ装置のバッグホル
ダに連結された上側接点片が、下降し、その接点部を下
側接点片の接点部に接触させるため、ホーンを作動させ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
のステアリングホイールでは、エアバッグ装置のエアバ
ッグが膨張する際、初期段階には、膨張時の圧力を受け
てバッグホルダが下方へ移動し、膨張完了時点では、エ
アバッグの膨張しようとする慣性力で、バッグホルダが
上方へ移動しようとする。
【0008】すなわち、エアバッグの膨張初期において
は、バッグホルダが下方へ移動しても、上側接点片が下
側接点片の接点部に接触し、下側接点片が芯金であるた
め、そのバッグホルダの移動する圧力に十分対抗する強
度を容易に確保できる。
【0009】しかしながら、エアバッグの膨張完了時点
では、バッグホルダが上方へ移動しようとして、上側接
点片に対して、規制ねじから外れるような力(規制ねじ
に対抗する力)が作用することから、上側接点片を、強
度を確保して形成する必要が生ずる。
【0010】そのため、従来のステアリングホイールで
は、上側接点片自体の強度や、上側接点片の上方への移
動を規制する規制ねじ自体の強度、さらには、規制ねじ
を螺着させる下側接点片への取付強度等を確保しなけれ
ばならず、ステアリングホイール機構の設計自由度が制
限されることとなっていた。
【0011】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、エアバッグ装置とステアリングホイール本体との間
に配設させるホーンスイッチ機構の設計自由度を向上さ
せることができるステアリングホイールを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、ステアリングホイール本体上部にエアバ
ッグ装置が配設されるとともに、前記ステアリングホイ
ール本体の芯金と前記エアバッグ装置の下部のバッグホ
ルダとの間に、ホーンスイッチ機構が配設されるステア
リングホイールであって、前記ホーンスイッチ機構が、
前記バッグホルダの下面に取り付けられる絶縁性を有し
たベースと、該ベース下面に上接点部を支持させて前記
ベースに取り付けられたコンタクトプレートと、該コン
タクトプレートと絶縁されて前記ベースに取り付けら
れ、前記上接点部の下方で前記上接点部に対応して前記
芯金に当接支持させる下接点部を有した板ばねからなる
ホーンスプリングと、を備えて構成され、前記ベース
が、前記芯金に対し、下方への移動を案内し、かつ、上
方への抜けを規制して、係止される案内係止脚を備え、
前記コンタクトプレートが、ホーン作動回路の一方の極
側に接続されるとともに、前記ホーンスプリングが、前
記下接点部を接触させた前記芯金を介して、ホーン作動
回路の他方の極側に接続され、前記芯金が、下方を開口
させて水平方向に延びる係止棒部を有した複数のブラケ
ット部を備え、前記バッグホルダが、前記係止棒部の下
方部位に配置される取付孔を備え、前記ブラケット部の
係止棒部下方の開口部位から前記バッグホルダの取付孔
に螺合する取付ねじにより、前記バッグホルダが、上方
への移動を規制され、かつ、下方へ移動可能に前記芯金
に保持されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るステアリングホイールで
は、バッグホルダが、芯金のブラケット部における係止
棒部の下方の開口部位を経て挿入される取付ねじによ
り、上方への移動を規制され、かつ、下方へ移動可能と
して、芯金に保持されている。
【0014】すなわち、本発明に係るステアリングホイ
ールでは、芯金に保持される部位が、エアバッグ装置の
バッグホルダであり、従来のような、ホーンスイッチ機
構の上側接点片でないことから、バッグホルダが上方へ
移動しようとする場合に、取付ねじが芯金の係止棒部に
干渉して、バッグホルダの上方への移動を規制するた
め、強度上、バッグホルダの芯金に対する連結強度だけ
を考慮すれば良くなり、ホーンスイッチ機構の強度(本
発明のベースから延びる案内係止脚や案内係止脚を係止
する芯金の部位の強度)を考慮しなくとも良くなって、
ホーンスイッチ機構の設計自由度を向上させることがで
きる。
【0015】なお、エアバッグの膨張初期に、バッグホ
ルダが下方へ移動する場合には、バッグホルダが、ベー
スを介してホーンスイッチ機構のコンタクトプレートを
押し下げ、上接点部を下接点部に当接させるように接触
させることとなるが、ホーンスプリングの下接点部が芯
金に当接支持されており、バッグホルダの下降が芯金に
より規制されるため、ホーンスイッチ機構の強度を考慮
しなくとも良い。また、バッグホルダの下降移動は、芯
金のブラケット部において、取付ねじを規制する係止棒
部の下方に開口部位が形成されているため、取付ねじ
が、開口部位内で干渉することなく下降可能となり、支
障なく、バッグホルダが下降することとなる。
【0016】ちなみに、ホーン操作時には、バッグホル
ダが下降することとなるが、バッグホルダに取り付けら
れたベースの案内係止脚が、その下降を案内することと
なり、円滑にホーン操作を行なうことができる。
【0017】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、エアバッグ装置とステアリングホイール本
体との間に配設させるホーンスイッチ機構の設計自由度
を向上させることができる。
【0018】また、本発明に係るステアリングホイール
では、ホーンスイッチ機構が、リード線やベースへの取
付用のリベットの他、ベース、コンタクトプレート、ホ
ーンプレートの3部品で構成できるため、構成部品点数
を低減できて、製造コスト・製造工数を低減することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】実施形態のステアリングホイールWは、図
1〜3に示すように、ステアリングホイール本体1の上
部にエアバッグ装置10が配設されるとともに、ステア
リングホイール本体1の芯金2とエアバッグ装置10の
下部のバッグホルダ15との間に、2つのホーンスイッ
チ機構20が配設されて構成されている。
【0021】ステアリングホイール本体1は、アルミニ
ウム合金等からダイカスト鋳造されて形成される芯金2
と、芯金2の所定部位を被覆する合成樹脂製の被覆層6
と、下方を覆うロアカバー7と、を備えて構成され、芯
金2は、中央のボス部芯金3と、円環状のリング部芯金
5と、ボス部芯金3とリング部芯金5とを連結する4本
のスポーク部芯金4と、から構成されている。
【0022】スポーク部芯金4には、左右両側に、前後
のスポーク部芯金4を連結する連結部41が形成されて
いる。
【0023】各連結部41には、図1〜3・5に示すよ
うに、外方の縁側に、斜め上外方へ延びるブラケット部
42が形成され、各ブラケット部42には、開口43が
形成されて、上端に、水平方向に延びる係止棒部42a
が形成されている。また、各連結部41には、前後方向
の端部側に、下方を開口させた組付筒部46・47が上
方に突設されている。
【0024】組付筒部46は、先細りの円錐形状に形成
され、周面に広口部46aが開口されて、上面に、広口
部46aより細い幅となって中央付近まで延びる係止溝
46bが形成されている。組付筒部46は、後述するベ
ース21の案内係止脚25の頭部25dを、係止溝46
bの両側の肩部46c下面で係止するものであり、広口
部46aの開口幅を、案内係止脚25の頭部25dをそ
の長尺側から挿入可能な寸法とし、係止溝46bの開口
幅を、案内係止脚25の脚部25cを挿入可能な寸法と
している。そして、組付筒部46は、右方の連結部41
では、広口部46aをステアリングホイールWの後方側
に向けて、前端側に配置され、左方の連結部41では、
広口部46aをステアリングホイールWの前方側に向け
て、後端側に配置されている。
【0025】組付筒部47も、組付筒部46と同様に、
先細りの円錐形状に形成され、周面に広口部47aが開
口されて、上面に、広口部47aより細い幅となって中
央付近まで延びる係止溝47bが形成されている。組付
筒部47は、後述するベース21の案内係止脚26の頭
部26dを、係止溝47bの両側の肩部47c下面で係
止するものであり、広口部47aの開口幅を、案内係止
脚26の頭部26dをその長尺側から挿入可能な寸法と
し、係止溝47bの開口幅を、案内係止脚26の脚部2
6cを挿入可能な寸法としている。そして、組付筒部4
7は、右方の連結部41では、広口部47aをステアリ
ングホイールWの左方側に向けて、後端側に配置され、
左方の連結部41では、広口部47aをステアリングホ
イールWの右方側に向けて、前端側に配置されている。
【0026】また、各組付筒部46・47の上面には、
各ホーンスイッチ機能20の後述するホーンスプリング
35の下接点部35f付近の下面を当接支持する支持台
44・45が形成されている。
【0027】エアバッグ装置10は、折り畳んで収納さ
れる袋状のエアバッグ11と、エアバッグ11に膨張用
のガスを供給するインフレーター12と、折り畳まれた
エアバッグ11を覆うパッド14と、エアバッグ11・
インフレーター12・パッド14を保持するバッグホル
ダ15と、を備えて構成されている。
【0028】エアバッグ11とインフレーター12との
バッグホルダ15への保持は、円環状のリテーナ13か
ら延びる図示しないボルトを、エアバッグ11の開口部
11a周縁・バッグホルダ15の底壁16・インフレー
ター12のフランジ部12cに挿通させ、ナット止めす
ることにより行なう。
【0029】また、パッド14のバッグホルダ15への
保持は、図示しないリベットを利用して、パッド14の
側壁14aをバッグホルダ15の側壁17に締結するこ
とにより行なう。
【0030】バッグホルダ15は、長方形形状の底壁1
6と、底壁16の周縁から上方へ延びる側壁17と、を
備え、導電性を有する板金から形成されている。
【0031】底壁16には、中央に、インフレーター1
2のガス吐出口12bを備えた本体12aを挿入する挿
通孔16aが開口され、また、左右の両側付近に、2つ
ずつの係止孔16bが上下方向に貫通している。側壁1
7における左右の部位には、ナット18を固着させた取
付孔17aが形成されている。なお、取付孔17aの配
置位置は、ホーンスイッチ機構20を作動させない状態
(後述するコンタクトプレート33の上接点部33aを
ホーンスプリング35の下接点部35fに接触させない
状態)で、スポーク部芯金4のブラケット部42におけ
る係止棒部42aの下方位置に、取付孔17aに螺合さ
せる取付ねじ31を近接して配置できる位置としてい
る。
【0032】2つのホーンスイッチ機構20は、図1・
3〜5に示すように、スポーク部芯金4の各連結部41
の上方位置に配置され、それぞれ、上方から順に、ベー
ス21、コンタクトプレート33、ホーンスプリング3
5を備えて構成されている。なお、これらの各部品は、
ステアリングホイールWの左右で、点対称的に配置され
ている。
【0033】ベース21は、ポリアセタール等の絶縁性
を有した合成樹脂から形成され、図1〜5に示すよう
に、長方形板状の本体22と、本体22の中央付近の一
方の縁から斜め上方に延びるホルダ部29と、から構成
されている。
【0034】本体22の上面側には、両端付近に、バッ
グホルダ15の係止孔16bに挿入係止される係止脚2
3が上方へ突設されている。各係止脚23の周囲には、
係止脚23の係止孔16bへの挿入係止時に、バッグホ
ルダ底壁16下面に当接する支持突起24が突設されて
いる。
【0035】本体22の下面側には、両端付近に、芯金
2の組付筒部46・47に挿入係止される案内係止脚2
5・26が突設され、案内係止脚25・26は、それぞ
れ、溝25b・26bを有した基部25a・26aと
(図4参照)、基部25a・26aから下方へ延びる脚
部25c・26cと、脚部25c・26cの下端から両
側に延びる頭部25d・26dと、を備えて形成されて
いる。案内係止脚25の頭部25dは、短手方向の寸法
を脚部25cと略同寸法として、本体22の短手方向に
突出され、案内係止脚26の頭部26dは、短手方向の
寸法を脚部26cと略同寸法として、本体22の長手方
向に突出されている。これらの案内係止脚25・26
は、芯金2の組付筒部46・47に係止され、ベース2
1の下方への移動を案内し、かつ、ベース21の上方へ
の抜けを規制することとなる。
【0036】また、本体22の中央付近の2箇所には、
係止孔27aを貫通させた組付筒部27・27が、コン
タクトプレート33の厚さ以上に下方へ突出して形成さ
れている(図4参照)。各係止孔27aは、上方を開放
させた段差面27bを備え、ホーンスプリング35の後
述する各係止脚35cを挿入させ、切り起こし爪35d
を段差面27dに係止させて、ホーンスプリング35を
組み付ける部位となる。
【0037】さらに、本体22の所定位置には、コンタ
クトプレート33にリード線37を結線するためのリベ
ット38を挿入させる貫通孔28が形成されている。
【0038】ホルダ部29は、本体22から斜め上方の
外方に延びる連結部29aと、連結部29aの上端に形
成される円筒状の仮止め筒部29bと、を備えて構成さ
れている。
【0039】仮止め筒部29bは、図3に示すように、
ホーンスイッチ機構20を作動させない状態で、スポー
ク部芯金4のブラケット部42における係止棒部42a
の下方位置に、近接して配置される位置としている。こ
の仮止め筒部29bは、内周面に突条29cを備えて構
成され、取付ねじ31を取付孔17aに螺合させる前状
態で、取付ねじ31の2つの鍔部31c・31c間に突
条29cを挿入させて、取付ねじ31を仮止めしておく
ものである(図3の二点鎖線参照)。また、仮止め筒部
29bは、取付孔17aに取付ねじ31を螺合させた後
の、取付ねじ31とブラケット部42との干渉による異
音を防止する役目も果す。なお、29dは、ブラケット
部42の開口43に仮止め筒部29bを挿入させた際の
抜け止め突起である。
【0040】バッグホルダ15の取付孔17aに螺合さ
れる取付ねじ31は、頭部31aと、頭部31aから延
びる軸部31bcと、から構成され、軸部31cには、
2つの鍔部31cが突設されるとともに、先端に、取付
孔17aに螺合する雄ねじ部31dが形成されている。
【0041】コンタクトプレート33は、図5に示すよ
うに、ベース21の本体22より僅かに小さい平板状の
板金から形成され、両端に、上接点部33aが形成され
ている。また、コンタクプレート33には、両上接点部
33aの近傍に、組付凹部33b・33bが形成されて
いる。これらの凹部33bの周縁は、ベース21の各案
内係止脚25・26の溝25b・26bに挿入させて、
コンタクトプレート33のベース21への位置決めを行
なう部位となる。また、コンタクトプレート33の中央
に設けられた中央凹部33cは、ベース本体22の組付
筒部27・27と干渉しないように設けられている。3
3dは、コンタクトプレート33にリード線37を結線
するためのリベット38を挿入させる貫通孔である。
【0042】ホーンスプリング35は、ベース21の本
体22より僅かに小さい外形形状の金属板ばね製とし
て、中央付近を、ベース本体22の下面における中央付
近に当接させる当接部35aとし、両端側を、斜め下方
に延ばす接点片35eとして構成されている。各接点片
35eには、それぞれの中央に切欠き35bが形成され
るとともに、切欠き35b・35bの当接部35の周縁
側には、上方へ延びてベース本体22の係止孔27aに
係止される切り起こし爪35dを備えた係止脚35cが
形成されている。また、各接点片35eの先端は、下接
点部35fとして構成され、各下接点部35fは、2つ
の係止脚35cを利用してホーンスプリング35をベー
ス本体22に取り付けた際、コンタクトプレート33の
各上接点部33aの下方に配置されることとなる。ま
た、各下接点部35fは、ホーンスイッチ機構20を芯
金2に組み付けた際、下面を芯金2の支持台44・45
に当接支持されることとなる。
【0043】なお、コンタクトプレート33は、リベッ
ト38止めされるリード線37を利用して、ホーン作動
回路の正極側に接続されるとともに、ホーンスプリング
35は、下接点部35fを接触させた芯金2を介して、
ホーン作動回路の負極側に接続されることとなる。な
お、リベット38の下端は、ホーンスプリング35の切
欠き35b内に配置されるため、ホーンスプリング35
と接触しない。
【0044】実施形態のステアリングホイールWの組み
立てについて述べると、まず、2つのホーンスイッチ機
構20を組み付ける。この場合、ベース本体22におけ
る案内係止脚25・26の溝25b・26b内に、組付
凹部33bの周縁を嵌めて、コンタクトプレート33を
ベース本体22の下面に組み付けるとともに、リベット
38を利用して、コンタクトプレート33にリード線3
7を結線する。ついで、各係止脚35cを各係止孔27
aに挿入して、ホーンスプリング35をベース本体22
の下面に組み付ける。なお、各ベース21におけるホル
ダ部29の仮止め筒部29bには、取付ねじ31を仮止
めしておく。
【0045】そして、2つのホーンスイッチ機構20を
芯金2に組み付ける。その際、2つのホーンスイッチ機
構20が前後方向で平行となるように(図2参照)、各
ベース本体22における案内係止脚25の頭部25dを
芯金2の組付筒部46の広口部46aに挿入しつつ、脚
部25cを係止溝46b内に挿入する。なお、この時、
各ホーンスプリング35における組付筒部46側の下接
点部35c下面を、支持台44の上面に配置させてお
く。ついで、各ホーンスイッチ機構20を図2の二点鎖
線で示す方向に回転させ、各ホーンスプリング35にお
ける組付筒部47側の下接点部35c下面を支持台45
の上面に配置させ、各ベース本体22における案内係止
脚26の頭部26dを組付筒部47の広口部47aに挿
入しつつ、脚部26cを係止溝47b内に挿入する。
【0046】すると、各ホーンスプリング35の付勢力
により、各コンタクトプレート33の上接点部33aが
下接点部35fから離隔した状態となり、さらに、各ベ
ース本体22も、コンタクトプレート33と同様に上方
へ付勢されることとなる。そのため、各組付筒部46で
は、案内係止脚25の頭部25dが肩部46c・46c
下面に当接して配置されるとともに、各組付筒部47で
は、案内係止脚26の頭部26dが肩部47c・47c
下面に当接して配置されて、各ベース21が、芯金2に
対して、下方への移動を許容され、かつ、上方への抜け
を規制されて、組み付けられることとなる。また、この
時、各ベース21におけるホルダ部29の仮止め筒部2
9bが、芯金2における各ブラケット部42の係止棒部
42aの下面に近接して配置されることとなる。
【0047】そして、予め組み立てておいたエアバッグ
装置10におけるバッグホルダ15の左右の2個ずつの
係止孔16b・16bに、各ベース本体22の係止脚2
3を挿入係止させるとともに、バッグホルダ底壁16の
下面に各支持突起24を当接させて、各ベース21に対
してバッグホルダ15を取り付ける。
【0048】ついで、各ベースホルダ部29に仮止めさ
れた取付ねじ31を、内側に押し込んで、仮止め筒部2
9bから外し、雄ねじ部31dをバッグホルダ15の取
付孔17aに螺合させれば、エアバッグ装置10を芯金
2上に取り付けることができる。
【0049】なお、エアバッグ装置10を取り付ける前
に、ボス部芯金3を利用して、ステアリングホイール本
体1は、車両の図示しないステアリングシャフトに連結
させておき、また、各リード線37は、所定のホーン作
動回路に接続させておく。
【0050】そして、このように車両に装着したステア
リングホイールWでは、ホーン操作時、エアバッグ装置
10のパッド14を押圧すれば、図4の二点鎖線で示す
ように、エアバッグ装置10のバッグホルダ15・各ベ
ース21を介し、ホーンスプリング35の付勢力に抗し
て、各コンタクトプレート33の上接点部33aを各ホ
ーンスプリング35の下接点部35fに接触させること
ができるため、ホーンが作動する。
【0051】なお、エアバッグ装置10の下降時、各ホ
ルダ部29や取付ねじ31も下降するが、各ブラケット
部42の係止棒部42aの下方には、下方を開放させた
開口43が形成されているため、取付ねじ31等は、ブ
ラケット部42に干渉することなく、下降可能である。
【0052】また、バッグホルダ15に取り付けられた
各ベース21の案内係止脚25・26の脚部25c・2
6cが、各組付筒部46・47の係止溝46b・47b
に挿入されているため、ホーン操作時、エアバッグ装置
10の下降移動は、水平方向にぶれることなく、円滑に
行なわれる。
【0053】そして、エアバッグ装置10が作動して、
エアバッグ1が膨張する際、初期段階では、バッグホル
ダ15が下方へ押されて、ホーン操作時と同様に、各コ
ンタクトプレート33の上接点部33aを各ホーンスプ
リング35の下接点部35fに当接させることとなる
が、各ホーンスプリング35の下接点部35fが芯金2
の支持台44・45に当接支持されており、バッグホル
ダ15の下降が芯金2により規制されるため、各ホーン
スイッチ機構20の強度を考慮しなくとも良い。また、
バッグホルダ15の下降移動は、芯金2の各ブラケット
部42において、取付ねじ31付近の係止棒部42aの
下方には、下方を開放させた開口43が形成されている
ため、取付ねじ31等のブラケット部42との干渉は無
く、支障なく、バッグホルダ15が下降することとな
る。
【0054】その後、エアバッグ11の膨張完了時点で
は、エアバッグ11の慣性力により、バッグホルダ15
が上方へ引っ張られることとなるが、バッグホルダ15
は、取付ねじ31・ベースホルダ部29の仮止め筒部2
9bを介して、ブラケット部42の係止棒部42aに規
制されることとなるため、強固に係止棒部42aに保持
されることとなる。
【0055】したがって、実施形態のステアリングホイ
ールWでは、エアバッグ装置10のバッグホルダ15
が、エアバッグ1の膨張完了時に上方へ移動しようとし
ても、スポーク部芯金4に規制されることとなり、ホー
ンスイッチ機構20の強度を考慮しなくとも良くなり、
ホーンスイッチ機構20の設計自由度を向上させること
ができる。
【0056】また、実施形態のステアリングホイールW
では、リード線37やベース21への取付用のリベット
38の他、各ホーンスイッチ機構20が、ベース21、
コンタクトプレート33、ホーンプレート35の3個の
部品で構成できて、ステアリングホイールW全体で6個
の部品で構成できるため、構成部品点数を低減できて、
製造コスト・製造工数を低減することができる。
【0057】なお、実施形態のステアリングホイールW
では、バッグホルダ15の取付孔17aに螺合する取付
ねじ31や仮止め筒部29bが当接する芯金4の係止棒
部42aを、下方を解放させたような開口43の上縁に
配置させた場合を示したが、この開口43をブラケット
部42の斜めに延びる部位に形成する長孔状として、そ
の長孔の上縁を係止棒部42aとするように構成しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すステアリングホイー
ルの部分省略平面図である。
【図2】同実施形態のホーンスイッチ機構を芯金に組み
付ける状態を示す平面図である。
【図3】同実施形態の断面図であり、図1のIII −III
部位に対応する。
【図4】同実施形態の断面図であり、図1のIV−IV部位
に対応する。
【図5】同実施形態のホーンスイッチ機構の分解斜視図
である。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、 4…スポーク部芯金、 10…エアバッグ装置、 15…バッグホルダ、 17a…取付孔、 20…ホーンスイッチ機構、 21…ベース、 25・26…案内係止脚、 31…取付ねじ、 33…コンタクトプレート、 33a…上接点部、 35…ホーンスプリング、 35f…下接点部、 42…ブラケット部、 42a…係止棒部、 43…開口、 W…ステアリングホイール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体上部にエアバ
    ッグ装置が配設されるとともに、前記ステアリングホイ
    ール本体の芯金と前記エアバッグ装置の下部のバッグホ
    ルダとの間に、ホーンスイッチ機構が配設されるステア
    リングホイールであって、 前記ホーンスイッチ機構が、前記バッグホルダの下面に
    取り付けられる絶縁性を有したベースと、該ベース下面
    に上接点部を支持させて前記ベースに取り付けられたコ
    ンタクトプレートと、該コンタクトプレートと絶縁され
    て前記ベースに取り付けられ、前記上接点部の下方で前
    記上接点部に対応して前記芯金に当接支持させる下接点
    部を有した板ばねからなるホーンスプリングと、を備え
    て構成され、 前記ベースが、前記芯金に対し、下方への移動を案内
    し、かつ、上方への抜けを規制して、係止される案内係
    止脚を備え、 前記コンタクトプレートが、ホーン作動回路の一方の極
    側に接続されるとともに、前記ホーンスプリングが、前
    記下接点部を接触させた前記芯金を介して、ホーン作動
    回路の他方の極側に接続され、 前記芯金が、下方を開口させて水平方向に延びる係止棒
    部を有した複数のブラケット部を備え、 前記バッグホルダが、前記係止棒部の下方部位に配置さ
    れる取付孔を備え、 前記ブラケット部の係止棒部下方の開口部位から前記バ
    ッグホルダの取付孔に螺合する取付ねじにより、前記バ
    ッグホルダが、上方への移動を規制され、かつ、下方へ
    移動可能に前記芯金に保持されていることを特徴とする
    ステアリングホイール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6942247B2 (en) * 2003-03-12 2005-09-13 Delphi Technologies, Inc. Driver airbag formed contact spring
US7112754B2 (en) 2002-12-18 2006-09-26 Takata-Petri Ag Device for activating electric functional groups, in particular horns on steering wheels of motor vehicles
WO2022219982A1 (ja) * 2021-04-15 2022-10-20 オートリブ ディベロップメント エービー ステアリングホイール

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