JPH09254151A - ポリカーボネートペレット及びその製造方法 - Google Patents
ポリカーボネートペレット及びその製造方法Info
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Abstract
ポリカーボネートペレットを提供する。 【解決手段】 溶融押し出しされたポリカーボネートを
冷却及び切断することを包含し、その際、該冷却と該切
断はこの順序で又はその逆の順序で行なうか又は同時に
行ない、且つ、該冷却を、25℃で測定した電気伝導度
が1mS/cm以下である冷却水を用いて行うことを特
徴とするポリカーボネートペレットの製造方法、及びこ
の製造方法によって得られるクレーズ発生の少ないポリ
カーボネートペレット。 【効果】 本発明によって得られるポリカーボネートペ
レットは、湿熱条件下に置いてもクレーズの発生が少な
いため、熱水やスチームによる殺菌が繰り返し行われる
医療用途や食品用途や、光学的欠陥が問題となる光ディ
スク等の光学用途のポリカーボネート成形品の製造に、
好適に使用できる。
Description
ペレット及びその製造方法に関する。更に詳細には、ク
レーズ発生の少ないポリカーボネートペレット、及びそ
の製造方法に関する。本発明によるクレーズ発生の少な
いポリカーボネートペレットは、溶融押し出しされたポ
リカーボネートの冷却及び切断を含み、その際、該冷却
と該切断はこの順序で又はその逆の順序で行なうか又は
同時に行なう、ポリカーボネートペレットの製造方法に
おいて、該冷却を25℃で測定した電気伝導度が1mS
/cm以下である冷却水を用いて行うことを特徴とする
方法によって得ることができる。本発明のポリカーボネ
ートペレットを用いて成形を行うと、湿熱環境下に置か
れてもクレーズの発生の少ない成形品を得ることができ
る。
性、透明性などに優れたエンジニアリングプラスチック
スとして、多くの分野において幅広く用いられている。
しかしながら、ポリカーボネートを熱水やスチームによ
る殺菌が繰り返し行われる医療用途や食品用途に用いた
場合にはクレーズが発生するという問題があった。クレ
ーズはポリカーボネートの機械的強度を低下させ、また
外観を損なう。また、ポリカーボネートを光ディスク等
の光学用途に用いた場合に、湿熱環境下に置かれると、
クレーズの発生により光学的な欠陥が発生するという問
題があった。その為、ポリカーボネートのクレーズ発生
の防止が望まれていた。湿熱条件下に置かれたポリカー
ボネートにクレーズが発生する原因として、ポリカーボ
ネート中の異物が寄与していることが知られている。即
ち、クレーズ発生のメカニズムは次のように考えられて
いる。一度湿熱条件下に置かれたポリカーボネートを室
温下に置くと、湿熱条件下で吸収された水分を放出する
が、この際、放出された水分は外部へは逃げられず、ポ
リカーボネート中の異物などに集まる。その結果、水分
の集まった異物の周囲に応力が蓄積し、クレーズが発生
する。
コリなど)の混入を防止するためにいくつかの提案がな
されている。例えば、ホスゲン法で得られたポリカーボ
ネートについては、異物増加の著しい工程である乾燥工
程を経ることなく、水と溶媒を含有した製造されたポリ
カーボネート粉体をベント付き押出機に直接供給し低ダ
ストのポリカーボネートペレットを得る方法が提案され
ている(特開平1ー149827号公報)(米国特許第
4,845,193号に対応)。溶融法(エステル交換
法)で得られたポリカーボネートについては、製造され
たポリカーボネートに添加剤を添加するに際しての異物
の混入の機会を減らすために、製造された溶融ポリカー
ボネートを一旦ペレット化してからではなく、ポリカー
ボネートがまだ溶融状態にある間に添加剤を添加し溶融
混練することで、異物の混入を抑制する方法が提案され
ている(特開平5−239334号公報)(米国特許第
5,364,926号及び第5,502,153号、欧
州特許出願公開第615996A号に対応)。
に関しては、ポリカーボネートを押出機で加熱溶融して
押出し、押出機のダイス面に近接して回転するナイフに
よって、柔らかい溶融状態でポリカーボネートを切断す
ることで、ナイフに由来する金属異物やポリカーボネー
トの切粉の発生の少ないポリカーボネートペレットを得
る方法(特開平7−9439号公報)が提案されてい
る。また、特定の湾曲円柱状ペレットにすることで、成
形機内での剪断摩擦抵抗の変動を抑えて、また、スクリ
ューの回転をスムーズにすることによって成形時の異物
発生を低減する方法(特公平6−88251号公報)が
提案されている。
の従来の方法において得られるクレーズの抑制は満足で
きるものではなかった。本発明においては、湿熱条件下
に置かれてもクレーズの発生の少ないポリカーボネート
ペレット及びその製造方法を提供する。
明者らは、クレーズの発生を低減したポリカーボネート
ペレットを得るために、鋭意研究した結果、驚くべきこ
とに、溶融押し出しされたポリカーボネートの冷却及び
切断を含み、その際、該冷却と該切断はこの順序で又は
その逆の順序で行なうか又は同時に行ない、且つ、該冷
却を、25℃で測定した電気伝導度が1mS/cm以下
である冷却水を用いて行うことを特徴とするポリカーボ
ネートペレットの製造方法によって、クレーズの発生を
大幅に低減したポリカーボネートペレットを得ることが
できることを見い出した。本発明はこの知見に基づき完
成されたものである。
の発生を低減したポリカーボネートペレットを提供する
ことにある。本発明の他の1つの目的は、上記の優れた
特性を有するポリカーボネートペレットを製造する方法
を提供することにある。従来は、ペレット化の際に用い
る冷却用水の品質とクレーズの発生との関係について
は、全く研究されていなかった。わずかに、前記の特開
平5−239334号公報において、「異物の除去され
た循環水中でペレット化することが好ましい」と記載さ
れているが、その循環水の電気伝導度については記載さ
れておらず、また、異物の量についても記載がない。ま
た、冷却水の電気伝導度とクレーズの発生との関係につ
いても何の記載もない。尚、上記の特許公開公報の実施
例においては、0.2μmフィルターで濾過した循環水
を用いるが、普通のフィルターによる濾過では水の電気
伝導度を下げることはできない。
かった冷却水の電気伝導度が、ポリカーボネートの品質
特にクレーズの発生に大きな影響を与えることを見い出
したものである。電気伝導度がクレーズの発生に影響す
る作用機構はまだ明らかではないが、イオン成分による
局部吸水や、イオン成分とポリカーボネートや添加剤や
不純物との相互作用によるものと推察される。
たポリカーボネートの冷却及び切断を含み、その際、該
冷却と該切断はこの順序で又はその逆の順序で行なうか
又は同時に行ない、且つ、該冷却を25℃で測定した電
気伝導度が1mS/cm以下である冷却水を用いて行う
ポリカーボネートペレットの製法によって得ることを特
徴とするクレーズ発生の少ないポリカーボネートペレッ
トが提供される。
まず本発明の基本的特徴及び好ましい諸態様を列挙す
る。 1.溶融押し出しされたポリカーボネートの冷却及び切
断を含み、その際、該冷却と該切断はこの順序で又はそ
の逆の順序で行なうか又は同時に行ない、且つ、該冷却
を25℃で測定した電気伝導度が1mS/cm以下であ
る冷却水を用いて行うポリカーボネートペレットの製法
によって得ることを特徴とするクレーズ発生の少ないポ
リカーボネートペレット。 2.冷却水における0.5〜25μmの異物量が25℃
で測定して105 個/ml以下である前項1に記載のポ
リカーボネートペレット。 3.溶融押し出しされたポリカーボネートの冷却及び切
断を含み、その際、該冷却と該切断はこの順序で又はそ
の逆の順序で行なうか又は同時に行ない、且つ、該冷却
を25℃で測定した電気伝導度が1mS/cm以下であ
る冷却水を用いて行うことを特徴とするポリカーボネー
トペレットの製造方法。 4.該冷却水における0.5〜25μmの異物量が25
℃で測定して105 個/ml以下である前項3に記載の
ポリカーボネートペレットの製造方法。 5.冷却水の25℃で測定した電気伝導度が102 μS
/cm以下であり、且つ、該冷却水における0.5〜2
5μmの異物量が25℃で測定して104 個/ml以下
である前項3に記載のポリカーボネートペレットの製造
方法。 6.冷却水の温度が40℃以上100℃未満である前項
3〜5のいずれかに記載のポリカーボネートペレットの
製造方法。 7.冷却水によるポリカーボネートの冷却の後、ポリカ
ーボネートの表面に付着している冷却水を除去する前項
3〜6のいずれかに記載のポリカーボネートペレットの
製造方法。 8.ポリカーボネートが芳香族ジヒドロキシ化合物と炭
酸ジエステルとのエステル交換反応で製造されるもので
ある前項3〜7のいずれかに記載のポリカーボネートペ
レットの製造方法。
いられるポリカーボネートは、下記化1で表される繰り
返し単位からなる主鎖を有している。
り、例えば、フェニレン、ナフチレン、ビフェニレンや
ピリジレンであり、それらは非置換又は置換されていて
もよく、或はまた、下記化2で表されるものが挙げられ
る。)
あり、例えば、フェニレン、ナフチレン、ビフェニレン
やピリジレン等の基を表し、それらは非置換又は置換さ
れていてもよく、Yは下記化3及び化4で表されるアル
キレン基または置換アルキレン基である。)
子、C1 〜C6 低級アルキル基、C5 〜C10シクロアル
キル基、C6 〜C30アリール基、C7 〜C31アラルキル
基であって、場合によりハロゲン原子、C1 〜C6 アル
コキシ基で置換されていてもよく、kは3〜11の整数
であり、化4の少なくとも1つの水素原子は、それぞれ
独立に、C1 〜C6 低級アルキル基、C6 〜C30アリー
ル基、ハロゲン等で置換されていても良い。) また、下記化5で示される二価の芳香族残基を共重合体
成分として含有していても良い。
たは、−O−、−CO−、−S−、−SO2 −、−CO
2 −、−CON(R1)−、(R1 は前記と同様)等の二
価の基である。) 本発明における二価の芳香族残基の具体例としては、下
記の化6及び化7で表されるもの等が挙げられる。
C10アルキル基、C1 〜C10アルコキシ基、C5 〜C10
シクロアルキル基またはC6 〜C30のアリール基であ
る。m及びnは1〜4の整数で、mが2〜4の場合には
各R5 はそれぞれ同一でも異なるものであってもよい
し、nが2〜4の場合は各R6 はそれぞれ同一でも異な
るものであっても良い。)
族残基が好ましい一例である。また、下記化8で表わさ
れるものをArとする繰り返しユニットを85モル%以
上(ポリカーボネート中の全モノマーユニットを基準と
して)含むものが特に好ましい。
上のC6 〜C300 芳香族残基を共重合成分として含有し
ていても良い。ポリマー末端の分子構造は特に限定され
ないが、ヒドロキシ基、アリールカーボネート基、アル
キルカーボネート基から選ばれた1種以上の末端基を結
合することができる。アリールカーボネート末端基は、
下記化9で表される。
芳香環は置換されていても良い。)
ては、例えば、下記化10で表わされるものが挙げられ
る。
1で表される。
キル基) アルキルカーボネート末端基の具体例としては、例えば
下記化12で表わされるものが挙げられる。
p−t−ブチルフェニルカーボネート基、p−クミルフ
ェニルカーボネート基等が好ましく用いられる。また、
ヒドロキシ基末端と他の末端とのモル比は、特に限定さ
れず、用途に応じて1:1000〜1000:1の範囲
で用いられる。
子量は特に限定されないが、一般的には、重量平均分子
量が5,000〜300,000の範囲にあり、好まし
くは10,000〜80,000の範囲にある。これら
のポリカーボネートは、公知の方法で製造したものが使
用できる。具体的には、例えば、芳香族ジヒドロキシ化
合物とカーボネート前駆体(例えばホスゲン)を水酸化
ナトリウム水溶液及び塩化メチレン溶媒の存在下に反応
させる界面重合法(例えばホスゲン法)、芳香族ジヒド
ロキシ化合物と炭酸ジエステル(例えばジフェニルカー
ボネート)等と反応させるエステル交換法(溶融法)、
ホスゲン法または溶融法で得られた結晶化カーボネート
プレポリマーを固相重合する方法(特開平1−1580
33、1−271426、3−68627等)等の方法
により製造されたものが用いられる。
ポリマーを用いる固相重合法や溶融法等のエステル交換
法においては、いずれの場合にも溶剤や塩素化合物を用
いず、また、溶融法の場合には更にポリカーボネートが
溶融状態で得られるので、異物混入の可能性が少ない。
従って、溶融法で得られたプレポリマーを用いる固相重
合法や溶融法等のエステル交換法は、塩素やイオン性不
純物や微小異物(ダストなど)の含有量を容易に低下で
きるので好ましく、特に溶融法が好ましい。具体的に
は、精製が容易なモノマー段階で、蒸留精製や濾過精製
を行った芳香族ジヒドロキシ化合物と蒸留精製や濾過精
製を行った炭酸ジエステルを用いることで、塩素原子を
実質的に含まず、イオン性不純物や微小異物の含有量の
少ないポリカーボネートを得ることができる。
のクローズ化等の公知の異物の混入防止策を実施するこ
とが好ましい。ポリカーボネート中の0.5〜25μm
の異物量は105 個/g以下が好ましく、より好ましく
は5×104 個/g以下であり、更に好ましくは、1×
104 個/g以下である。本発明において、「溶融押し
出し」とは、溶融状態のポリカーボネートをダイまたは
ノズルを通して押し出すことを意味する。ダイやノズル
の形状は特に限定されない。押し出しには公知の方法が
使用でき、例えば、スクリュー式押出機やピストン式押
出機を用いる方法の他、ギヤポンプを用いる方法等を用
いることができる。
造方法として溶融法を用いた場合には、得られた溶融ポ
リカーボネートをそのままもしくは下記のような添加剤
と共に押出機やギヤポンプを用いて押し出すことができ
るので、押出機での再溶融が必要なホスゲン法や固相重
合、または、ペレットの再ペレット化に比べ好ましい。
また、該ポリカーボネート中には、本発明の効果の達成
を妨げないかぎり、耐熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、
紫外線吸収剤、離型剤、滑剤、帯電防止剤、可塑剤、他
樹脂やゴム等の重合体、顔料、染料、充填剤、強化剤、
難燃剤等を添加して用いても良い。これらの添加剤は、
当業界で通常用いられる量で用いることができる。
ネートの冷却及び切断を含み、その際、該冷却と該切断
はこの順序で又はその逆の順序で行なうか又は同時に行
ない、且つ、該冷却を25℃で測定した電気伝導度が1
mS/cm以下である冷却水を用いて行うポリカーボネ
ートペレットの製法によって得ることを特徴とするクレ
ーズ発生の少ないポリカーボネートペレット、を提供す
るものであり、上記の特定の低い電気伝導度を有する冷
却水を用いて該冷却を行うかぎり、その冷却及び切断を
包含するペレット化方法は特に限定されない。例えば、
溶融ポリカーボネートをダイから押出した後、公知のカ
ッティング方法、例えばストランドカット(stran
d cut)法、ホットカット(hot cut)法、
少量の冷却水を用いるホットカット法〔例えばミストカ
ット(hot cut in mist air st
ream)法〕、アンダーウォーターカット(unde
r−water cut)法等の方法でペレット化する
ことができる。ストランドカット法においては、ダイか
ら溶融樹脂をストランド状に押し出し、水で冷却の後ス
トランドをカットする、又は水で冷却しながらストラン
ドをカットする。ホットカット法においては、ダイから
押し出された溶融樹脂を、ダイ面に設置したナイフでカ
ットし、得られた溶融樹脂ペレットを水で冷却する。ミ
ストカット法においては、ダイから押し出された溶融樹
脂を、水のミストを吹き付けて冷却しながらながら、ダ
イ面に設置したナイフでカットする。アンダーウォータ
ーカット法においては、水中に置かれたダイから押し出
された溶融樹脂を、ダイ面に設置したナイフで水中でカ
ットする。
径分布は特に制限されない。本発明において、溶融ポリ
カーボネートを冷却水で冷却する方法は、溶融ポリカー
ボネートと冷却水が接触して溶融ポリカーボネートが固
体状になる限り特に限定されない。冷却水で冷却する方
法の具体例としては、水中に設けられたダイから直接水
中に溶融樹脂を押し出して冷却する方法や、空気中もし
くは不活性ガス中に設けられたダイから一旦空気中もし
くは不活性ガス中に押し出した後、水中に投じて冷却も
しくは水や霧を吹きかけて冷却する方法等を挙げること
ができる。尚、溶融ポリカーボネートの冷却方法につい
ては、前記の特開平5−239334号公報(米国特許
第5,364,926号及び第5,502,153号、
欧州特許出願公開第615996A号に対応)を参照す
ることができる。
定した電気伝導度が1mS/cm以下であることが必要
である。一般に用いられている水道水や工業用水は25
℃で測定した電気伝導度が数10mS/cm以上であ
り、そのような水はそのままでは本発明では使用できな
い。冷却水の25℃で測定した電気伝導度が1mS/c
mより大きい場合には、得られるポリカーボネートペレ
ットを用いて成形された製品は、クレーズが発生し易く
なり好ましくない。25℃で測定した電気伝導度は、好
ましくは102 μS/cm以下、更に好ましくは10μ
S/cm以下の範囲である。また、本発明において用い
る冷却水については、電気伝導度と共に異物の量も少な
い方がより好ましい。好ましくは、冷却水における0.
5〜25μmの異物量が25℃で測定して105 個/m
l以下にあり、より好ましくは104 個/ml以下、更
に好ましくは103 個/ml以下である。冷却水におけ
る異物量が105 個/mlより多いと、得られるポリカ
ーボネートペレットを用いて成形された製品は、クレー
ズが発生し易くなる傾向にある。特に好ましいのは、2
5℃で測定した電気伝導度が102 μS/cm以下で、
且つ異物量が104 個/ml以下の冷却水である。
水を得る方法には、種々の方法が適用でき、特に制限は
ない。例えば、電気伝導度を低下させる方法としては、
蒸留法やイオン交換法等が挙げられ、異物量を低減する
方法としては、蒸留法や、濾過法、精密濾過膜や限外濾
過膜による濾過法等が挙げられる。これらの方法は、組
み合わせることも、繰り返し実施することも可能であ
る。これらの操作によって、塩素イオン、硝酸イオン、
珪酸イオン、炭酸イオン、アルカリ金属イオン、アルカ
リ土類金属イオン、鉄イオン等のイオンや、有機物、ほ
こり、砂等の異物が除去できる。これらイオンの内、ア
ルカリ金属イオンを低減することが好ましく、特にナト
リウムイオンと鉄イオンについては、それぞれ1重量p
pm以下に低減することが好ましい。
光線を散乱させることのできる微小な物質を指し、例え
ば砂粒や鉱物粒子、金属粒子、有機物粒子、埃等を指
す。本発明において、電気伝導度は、電気伝導度計を用
いて測定でき、0.5〜25μmの異物量は、例えば、
レーザーを用いた微粒子測定装置で測定できる。
ネートに付着している冷却水をそのまま蒸発させると、
冷却水中のイオン成分や異物がポリカーボネートの表面
に残存するので、ポリカーボネートの表面に付着してい
る冷却水は除去することが好ましい。この除去は、例え
ば、クリーンエアブローや遠心分離器等を用いて冷却水
を飛散させることによって行うことができる。
℃未満が好ましい。40℃未満では、特にストランドカ
ット法を用いる場合、冷却されたポリカーボネートに真
空気泡が発生しやすいため、得られるペレットに穴がで
きて、付着水が増加したり、成形時のエアの巻き込みに
よって、得られる成形品の耐熱水性が低下し、特にクレ
ーズの発生が増加するため好ましくない。冷却水の温度
が100℃以上では、操作性が低下し好ましくない。
0.5〜25μmの異物の含有量が少ない方が好まし
い。例えば105 個/g以下が好ましく、より好ましく
は5×104 個/g以下であり、更に好ましくは、1×
104 個/g以下である。本発明のポリカーボネートペ
レットを用いて成形する際の成形方法は特に限定され
ず、射出成形法など、公知の成形方法のいずれも用いる
ことができる。本発明のポリカーボネートペレットは、
湿熱条件下に置いてもクレーズの発生が少ないため、熱
水やスチームによる殺菌が繰り返し行われる医療用途や
食品用途や、光学的欠陥が問題となる光ディスク等の光
学用途に、好適に使用できる。
に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定される
ものではない。以下の実施例と比較例においては、各特
性を以下の方法で測定した。 (1)電気伝導度:電気化学計器(株)製の導電率計を
用いて、25℃で測定した。 (2)0.5〜25μmの異物量:米国、Pacific Scie
ntific Company製微粒子測定装置HIAC/ROYCO
(登録商標)を用いて25℃で測定した。なお、ポリカ
ーボネート中の0.5〜25μmの異物量は、塩化メチ
レン溶媒にポリカーボネートを0.4重量%(塩化メチ
レン溶媒の重量を基準とする)の濃度で溶解して測定し
た。 (3)クレーズ防止性:得られたペレットを用いて、ク
リーンルーム内で射出成形して、20×200×3mm
の試験片を製造し、該試験片7本を95℃熱水に浸漬
し、70時間浸漬後取り出し、25℃×50RH%の室
内に24時間放置後、偏光方向が直交するように配置し
た2枚の偏光板の間に各試験片を置き、発生したクレー
ズの数を目視にてカウントし、7つの試験片のクレーズ
の数を合計した。
ルカーボネートから溶融法で製造された粘度平均分子量
24,500で、0.5〜25μmの異物含有量が8,
000個/gのポリカーボネートを重合器からギアポン
プで抜き出し、耐熱安定剤[トリス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)ホスファイト]を100重量ppmの
濃度で添加してから、ベント付き2軸押出機に供給した
(押し出し温度:280℃)。該押出機のダイ(オリフ
ィス直径:5.5mm)より出た溶融樹脂ストランド
を、イオン交換樹脂(オルガノ製純水器G−10)及び
限外濾過膜(旭化成製SIP3013)を用いて水道水
を精製して得られた電気伝導度が1μS/cmで0.5
〜25μmの異物量が1個/mlの60℃の水(冷却
水)で満たされた長さ1mのストランドバスをくぐらせ
て冷却した後、空中に取り出し、クリーンエアで付着水
を飛散させ、ペレタイザーにてカットして直径2.5m
m、長さ3mmのポリカーボネートペレットを得た。該
ペレット中の0.5〜25μmの異物量は、8120個
/gと少なかった。得られたペレットのクレーズ防止性
を評価したところ、クレーズの発生は見られなかった。
12μS/cmで0.5〜25μmの異物量が83個/
mlの60℃の蒸留水を用いる以外は、実施例1と同様
に行った。得られたペレットのクレーズ防止性を評価し
たところ、クレーズの発生は見られなかった。
128μS/cmで0.5〜25μmの異物量が213
1個/mlの60℃の蒸留水を用いる以外は、実施例1
と同様に行った。得られたペレットのクレーズ防止性を
評価したところ、2個のクレーズが見られた。
50mS/cmで0.5〜25μmの異物量が15,8
67個/mlの60℃の水道水を用いる以外は、実施例
1と同様に行った。得られたペレットのクレーズ防止性
を評価したところ、37個のクレーズが見られた。
72mS/cmで0.5〜25μmの異物量が210,
512個/mlの60℃の工業用水を用いる以外は、実
施例1と同様に行った。得られたペレットのクレーズ防
止性を評価したところ、49個のクレーズが見られた。
で0.5〜25μmの異物量が210,512個/ml
の工業用水を限外濾過膜(旭化成製SIP3013)を
用いて精製して得られた電気伝導度が63mS/cmで
0.5〜25μmの異物量が3個/mlの60℃の水を
冷却水として用いる以外は、実施例1と同様に行った。
得られたペレットのクレーズ防止性を評価したところ、
27個のクレーズが見られた。
留水を限外濾過膜(旭化成製SIP3013)を用いて
精製して得られた電気伝導度が113μS/cmで0.
5〜25μmの異物量が1個/mlの60℃の水を冷却
水として用いる以外は、実施例1と同様に行った。得ら
れたペレットのクレーズ防止性を評価したところ、2個
のクレーズが見られた。
からホスゲン法で得られた粘度平均分子量23,700
のポリカーボネートパウダーを、耐熱安定剤[トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト]を
100重量ppmの濃度で添加してから、ベント付き2
軸押出機に供給した(押し出し温度:280℃)。該押
出機のダイ(オリフィス直径:5.5mm)より出た溶
融樹脂ストランドを、実施例3で用いたのと同じ60℃
の蒸留水(冷却水)で満たされた長さ1mのストランド
バスをくぐらせて冷却した後、空中に取り出し、クリー
ンエアで付着水を飛散させ、ペレタイザーにてカットし
て直径2.5mm、長さ3mmのポリカーボネートペレ
ットを得た。得られたペレットのクレーズ防止性を評価
したところ、8個のクレーズが見られた。
以外は、実施例3と同様に行った。得られたペレットの
クレーズ防止性を評価したところ、11個のクレーズが
見られた。
業用水をイオン交換樹脂(オルガノ製純水器G−10)
を用いて精製して得られた電気伝導度が304μS/c
mで0.5〜25μmの異物量が34,200個/ml
の60℃の水を冷却水として用いる以外は、実施例1と
同様に行った。得られたペレットのクレーズ防止性を評
価したところ、14個のクレーズが見られた。
もクレーズの発生の少ないポリカーボネートペレットを
製造することができる。また、本発明のポリカーボネー
トペレットは、湿熱条件下に置かれてもクレーズの発生
が少ないため、熱水やスチームによる殺菌が繰り返し行
われる医療用途や食品用途や、光学的欠陥が問題となる
光ディスク等の光学用途のポリカーボネート成形品の製
造に好適に使用できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 溶融押し出しされたポリカーボネートの
冷却及び切断を含み、その際、該冷却と該切断はこの順
序で又はその逆の順序で行なうか又は同時に行ない、且
つ、該冷却を25℃で測定した電気伝導度が1mS/c
m以下である冷却水を用いて行うポリカーボネートペレ
ットの製法により得ることを特徴とするクレーズ発生の
少ないポリカーボネートペレット。 - 【請求項2】 冷却水における0.5〜25μmの異物
量が25℃で測定して105 個/ml以下である請求項
1に記載のポリカーボネートペレット。 - 【請求項3】 溶融押し出しされたポリカーボネートの
冷却及び切断を含み、その際、該冷却と該切断はこの順
序で又はその逆の順序で行なうか又は同時に行ない、且
つ、該冷却を25℃で測定した電気伝導度が1mS/c
m以下である冷却水を用いて行うことを特徴とするポリ
カーボネートペレットの製造方法。 - 【請求項4】 冷却水における0.5〜25μmの異物
量が25℃で測定して105 個/ml以下である請求項
3に記載のポリカーボネートペレットの製造方法。 - 【請求項5】 冷却水の25℃で測定した電気伝導度が
102 μS/cm以下であり、且つ、該冷却水における
0.5〜25μmの異物量が25℃で測定して104 個
/ml以下である請求項3に記載のポリカーボネートペ
レットの製造方法。 - 【請求項6】 冷却水の温度が40℃以上100℃未満
である請求項3〜5のいずれかに記載のポリカーボネー
トペレットの製造方法。 - 【請求項7】 冷却水によるポリカーボネートの冷却の
後、ポリカーボネートの表面に付着している冷却水を除
去する請求項3〜6のいずれかに記載のポリカーボネー
トペレットの製造方法。 - 【請求項8】 ポリカーボネートが、芳香族ジヒドロキ
シ化合物と炭酸ジエステルとのエステル交換反応で製造
されたものである請求項3〜7のいずれかに記載のポリ
カーボネートペレットの製造方法。
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