JPH09253750A - ローラストレートナーおよびロール交換装置 - Google Patents

ローラストレートナーおよびロール交換装置

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JPH09253750A
JPH09253750A JP6566896A JP6566896A JPH09253750A JP H09253750 A JPH09253750 A JP H09253750A JP 6566896 A JP6566896 A JP 6566896A JP 6566896 A JP6566896 A JP 6566896A JP H09253750 A JPH09253750 A JP H09253750A
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sleeve
rotating shaft
roller straightener
peripheral surface
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政敏 福田
Ryoichi Yamase
良一 山瀬
Kotaro Gen
耕太郎 玄
Takashi Touwada
隆司 東和田
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール交換作業の省力化・効率化が可能にな
り、設備全体小型化が図られ、設置スペースを小さくで
き、ロール交換作業の全体を自動化することが可能にな
るローラストレーナーを提供する。 【解決手段】 回転軸20の外径を先端に向けて漸次小
さくなるテーパーに形成するとともに、スリーブ12の
内径を回転軸20のテーパーに対応したテーパーに形成
し、スリーブ12の内周面に環状溝16を設ける。この
環状溝16の一方の傾斜面16aに当接してスリーブ1
2を回転軸20側へ押し込む円周方向に間隔をあけて配
置された複数個の緊締用クサビ部材32と、環状溝16
の他方の傾斜面16bに当接してスリーブ12を回転軸
20から引き離す円周方向に間隔をあけて配置された複
数個の解放用クサビ部材33とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延等によって製
造された形鋼などの材料について曲がりを矯正するため
に使用するローラストレートナーと、そのロールを交換
するロール交換装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ローラストレートナーは、互い違いに
(千鳥状に)配置された複数のロールの間に形鋼などの
材料を通すことによって、その材料の曲がりを矯正する
装置である。ロール間の横方向の間隔(ピッチ)や上下
関係(オフセット量)などが材料に合わせて適当に設定
されておれば、それらを経て送られる材料は繰り返して
曲げられながら次第に真っすぐに矯正されていく。
【0003】ローラストレートナーとそのロールの交換
装置の一例として、本出願人にかかる特開平6−328
132号公報や実開平6−86815号公報に記載のも
のがある。ローラストレートナーにおいて、矯正対象で
あるH形鋼のサイズや一般鋼材等の品種が変わる場合な
どは、ロール本体を交換する必要が生じる。ロール本体
は通常はスリーブ上に組み込んで回転軸上に嵌め付けて
あるため、その交換もスリーブなどを含むロールの全体
(ロールユニット)について行われるのが一般的であ
る。またローラストレートナーにおけるロール交換は、
複数本のロールについて一本ずつ行うのが最も一般的な
やり方だが、交換頻度が高いことから、上記公報に記載
の例では、専用の交換装置を使用して全数を一度に交換
することを可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報に記載のローラストレートナーおよびそのロール
交換装置には、次のような点で改良の余地が存在する。
すなわち、 複数の回転軸上にそれぞれスリーブと一体に嵌め付
けられた複数のロールによって材料の曲がりを矯正する
ローラストレートナーであるが、回転軸は外径が一定の
ストレートシャフトであり、着脱作業上からスリーブと
の間にわずかながら隙間を設ける必要があるために、両
者間において摩耗や損傷が生じ易い。
【0005】 スリーブと回転軸との間に相互に噛み
合うフェイスギヤを設けて回転軸の回転をスリーブに伝
達する構造であるから、通常、両者のギヤの位相を一致
させるために高精度な位置制御が必要になる。
【0006】 回転軸に対するスリーブのロックの解
除を、回転軸の軸芯部に装填したスプリングのバネ力を
用いて行う構造であるが、バネ力だけではスリーブを十
分に解放できないおそれがある。
【0007】 ロール交換装置に対するロールの供給
を、ロール搬送台車を交換装置の下方へ移動しロールを
持ち上げて行う構成であるから、作業がしにくく、作業
効率が悪い。
【0008】 ロール搬送台車上にロールを供給する
吊持装置が、ロールの外周面に設けられた嵌合部にフッ
クを係止して吊り下げる構造であるから、ロールのサイ
ズが変わるとフックを交換する必要がある。
【0009】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
ローラストレートナーのロール交換作業について、以上
のような不都合な点を解消して合理化を図ることのでき
るローラストレーナーおよびそのロール交換装置を提供
することを課題にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載のローラストレーナーは、複
数の回転軸上にそれぞれスリーブと一体回転可能に嵌め
付けられた複数のロールによって材料の曲がりを矯正す
るローラストレートナーにおいて、前記各回転軸をその
外径が先端に向けて漸次小さくなるテーパーに形成する
とともに、前記スリーブをその内径が前記回転軸のテー
パーに対応して先端に向けて漸次小さくなるテーパーに
形成し、前記スリーブの内周面の所定位置に環状溝を設
け、この環状溝の両側をそれぞれ半径方向外方へ相互に
接近する向きの傾斜面に形成し、前記回転軸の先端に取
り付けられ、前記スリーブの取着時に半径方向外方に前
進し、前記環状溝の一方の傾斜面に当接して前記スリー
ブを前記回転軸側へ押し込み可能な円周方向に間隔をあ
けて配置された複数個の緊締用クサビ部材と、前記スリ
ーブの取外し時に半径方向外方に前進し、前記環状溝の
他方の傾斜面に当接して前記スリーブを前記回転軸から
引き離し可能な円周方向に間隔をあけて配置された複数
個の解放用クサビ部材とを備えている。
【0011】上記の構成を有する本発明の請求項1に記
載のローラストレーナーによれば、スリーブと一体に
(つまりユニットで)嵌め付けられたロールが回転軸上
に配置されているが、そのロールが交換装置等によって
容易に交換される。その理由の第一は、スリーブ(すな
わちユニットとしてのロール)の先端側開口径が、回転
軸の先端側外径に比べて大きく、したがって回転軸に対
しスリーブを容易かつ円滑に挿入できるからである。そ
して、回転軸に対しスリーブが挿入されるのに伴って回
転軸とスリーブとの間の隙間が小さくなり、その隙間は
最終的に存在しなくなる。このため、回転軸とスリーブ
間における摩耗や損傷が生じにくくなる。理由の第二
は、回転軸に対しロール(スリーブ)を取り付けるとき
に緊締用クサビ部材を半径方向に伸長させ押し込んでロ
ックすることができるだけでなく、回転軸からロール
(スリーブ)を取り外す際に、ロールを引き離す解放用
クサビ部材を備えているからである。つまり、回転軸か
らロール(スリーブ)を取り外すときには、緊締用クサ
ビ部材を半径方向に収縮させるとともに解放用クサビ部
材を半径方向に伸長させてスリーブの環状溝の一方の傾
斜面に押し当てることにより、回転軸に対しスリーブ
(ロール)を離間方向に強制的に解放することができ
る。しかも、いったんスリーブが解放されると、回転軸
との間に隙間が生じ、小さな力で円滑にスリーブを引き
抜くことができる。加えて、ローラストレーナーが緊締
用クサビ部材と解放用クサビ部材とを備えていることか
ら、仮にロール交換装置にトラブルが発生したとして
も、同交換装置を使用せずにロールの交換が可能にな
る。
【0012】請求項2記載のように、前記回転軸の基端
部外周面および前記スリーブの先端部内周面に、相互に
噛合する多数のスプラインを円周方向に間隔をあけて形
設するとともに、それらのスプラインの先端部を相互に
対応するガイド部に形成することが好ましい。
【0013】請求項2に記載のローラストレーナーによ
れば、回転軸・スリーブ間のスプラインは、その噛み合
わせが容易に行い得る。つまり、回転軸・スリーブ間の
動力伝達はこれらのスプラインを介して行われるが、両
者は、キー溝をキーに合わせる場合のような注意ぶかい
作業をしなくとも、スリーブ(ロール)を回転軸に嵌め
て軸長方向に送るだけで、スプライン先端部のガイド部
の案内にしたがって自然に噛み合うからである。
【0014】請求項3記載のロール交換装置は、複数の
ロールによって材料の曲がりを矯正するローラストレー
トナーに対し、先端部側周面に環状部を有するそれらの
ロールを交換する装置において、ロールを保持してロー
ラストレートナーに対する抜き差しをするロール保持手
段として、前記ロールの先端部外周面に外向きに突設し
た環状部と、この環状部に係合可能な爪を先端に有し半
径方向に開閉可能なクランプ部材と、前記ロールの外周
面を支持可能に半径方向に進退する複数のベアリング部
材と、前記クランプ部材を開閉するための駆動手段と、
前記ロールの先端面に当接可能でスプリングにより前記
ロールの方向に付勢した支持座とを備えている。なお、
ロール保持手段がその中心軸部にロールを保持し、かつ
確実にクランプ部材が環状部をつかむように、ベアリン
グ部材およびクランプ部材はそれぞれ円周方向に等間隔
に3カ所備えるのが望ましい。
【0015】請求項3のロール交換装置によれば、ロー
ラストレートナーからロールを取り外すとき、ロール
は、まずロール保持手段が保持し、保持した状態のまま
抜き出す。同手段によるロールの保持は、ローラストレ
ートナー上で直接行うものとし、ロール保持手段を接近
させ、ロール先端部の環状部に対してクランプ部材を閉
じることにより、その先端の爪が係合する。これと同時
にあるいはこれに先立って、ロールの外周面に対し複数
のベアリング部材が半径方向内方へ伸長されることによ
り、ベアリング部材が当接してロールを保持する。ま
た、ロール保持手段は半径方向に進退する複数のベアリ
ング部材と半径方向に開閉可能なクランプ部材はロール
部ではなく、スリーブ部分を保持する構造にしており、
ロールのサイズ(外径)が変更される場合にも、また形
鋼のサイズおよび一般鋼材等の品種に区別なく容易に対
応することができる。
【0016】請求項4記載のロール交換装置は、複数の
ロールによって材料の曲がりを矯正するローラストレー
トナーに対し、スリーブと一体回転可能に嵌め付けられ
たロールを保持してローラストレートナーに対する抜き
差しをするロール保持手段と保持するロールの軸心線を
含む鉛直な面内でロール保持手段の向きを変える転回手
段とを備えたロール交換装置において、交換前又は交換
後のロールを上向け状態に収納するロール収納手段を設
け、前記ロール保持手段を搭載したロール搬送台車を、
真上からロールが供給されるロール供給位置と前記ロー
ラストレートナーとの間に走行可能に配備し、前記スリ
ーブの内周面の所定位置に設けた環状溝に係合可能な開
閉爪とこの開閉爪を開閉するための駆動手段とを備えた
ロール吊持機構を、昇降自在にかつ前記ロール収納手段
の上方と前記ロール供給位置の上方との間に走行可能に
配備している。
【0017】請求項4のロール交換装置によれば、上記
の転回手段により鉛直上方もしくは鉛直下方へ向けられ
たロール保持手段に対し、ロール吊持機構により吊り下
げられた交換に係るロールを真上から受け渡しする。こ
のため、作業者は比較的高い位置(たとえば台上)から
視野が妨げられることなく、作業の状態を見守ることが
でき、容易にかつ迅速に作業を行うことができる。しか
も、ロールと一体のスリーブ内の所定位置に開閉爪を挿
入して開放(展開)させることにより、環状溝に開閉爪
が係合してロールを吊持するため、ロールのサイズや外
形が異なる場合にもロールを取り扱うことができる。特
に鉛直線に沿ってロールを受け渡すので、交換装置・搬
送台車間のロールの移動に重力の作用を利用することが
でき、ロールのハンドリングが容易になる。搬送台車に
おいても、ロールを重力方向に支えながら横へ差し渡す
場合よりも、重力方向にのみロールを支持しかつ移動す
る方が簡単になし得て構造上有利である。また、ロール
保持手段は、保持するロールの軸心線を含む鉛直な面内
で転回手段により旋回されて向きを変える。保持手段の
向きを変えることは、抜き出したロールをこの交換装置
から外したり新たなロールをこの交換装置に取り付けた
りするうえで都合がよいが、そのような向きの変更をこ
うして鉛直な面内で行うと、当然ながら水平方向の占有
面積が小さくなる。圧延工場を含めて各種の工場では上
下方向よりも水平方向にスペースが不足するのが普通で
あり、また、ロールは軸方向に相当の長さを有するの
で、この点は、ロール交換について省スペース化の効果
が得られる。そのほか、交換作業を行わない待機時にも
ロールを鉛直にして保持しておくことができ、交換装置
の周囲に通路などのスペースを確保しやすいほか、ロー
ルの重力の作用線が交換装置の中央付近を通ることにな
りやすく交換装置の物理的な安定性の面でも好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1および図2は、H形鋼の曲がりを矯正
するローラストレートナー1と、そのロール10の交換
装置2などとを示す平面図および正面図である。図3は
ロール交換装置2を鉛直方向になるように90°旋回し
た状態を示す、図1のB−B方向矢視図である。
【0020】図1に示すように、左側にローラストレー
ナー1が設置され、右側にロール10を鉛直方向に立て
て収納するロール収納手段3が設置されている。
【0021】ローラストレートナー1は全体的には図1
および図2のような構成をもち、モータを含む9組の駆
動機器26・27によって9本の回転軸20(図4)を
駆動し、それによってそれぞれのロール10を回転させ
ることができる。また、H形鋼のサイズ等に応じて各ロ
ール10の間の水平方向ピッチおよび鉛直方向の間隔を
変更できるようにも構成してある。矯正対象とするH形
鋼のサイズや一般鋼材等の品種が変わった場合などは前
述のようにロール10を交換する必要が生じるが、図示
のローラストレートナー1およびロール交換装置2は、
そうした交換を、すべてのロール10について同時に、
しかも合理的に行い得るよう配慮して構成したものであ
る。ロール10はH形鋼用広幅、同中幅、同狭幅および
一般鋼材用の4種のロールユニットが存在する。しか
し、図5に示すようにロール10のスリーブ外周部(斜
線箇所)の形状を全て共通にしているため、全ての種類
のロール10の組替を可能にしている。
【0022】一方、ローラストレートナー1に対して実
際にロール10の交換をなすロール交換装置2は、図1
および図2に示すように全体的にはつぎのとおり構成し
ている。交換装置2はまずローラストレートナー1の操
作側(駆動機器26・27のある駆動側とは反対の側。
図示右側)に配置するものとし、ローラストレートナー
1に対して接近・離反させ得る搬送台車70と、ロール
10を保持するロール保持手段50、およびその保持手
段50を旋回させる転回手段60などを主要部とする。
搬送台車70はロール保持手段50と転回手段60を搭
載し、図1に示す上下両側の軌道73上をローラストレ
ートナー1上のロール10や回転軸20と平行にロール
交換装置2の全体を移動することができる。転回手段6
0は、後述のロール保持手段50を内蔵するフレーム6
1を水平な支持軸61aによって支持し、モータ62等
の駆動機器によってそのフレーム61を支持軸61aを
中心に鉛直方向に回せるよう構成している。支持軸61
aはロール10の軸長方向と直角な方向に延びているの
で、保持手段50は、保持するロール10の軸心線を含
む鉛直な面内で向きを変えられることになる。
【0023】ロール保持手段50は、転回手段60によ
って回され搬送台車70によって移動されるフレーム6
1の左右両側にロール10の数に対応する9組ずつ設
け、それぞれを図5のとおり構成している。
【0024】図2に示すとおり、軌道73上におけるロ
ール交換装置2の右端位置の上方には、ロール吊持機構
4を、ロール収納手段3(図1)の上方との間に走行可
能にかつ昇降手段95を介して昇降自在に配備してい
る。このロール吊持機構4は走行台車94を介して走行
フレーム93上に沿って図の左右方向に走行可能に配備
されるとともに、走行フレーム93が左右方向に所定の
間隔をあけて立設された支柱91の軌道92上に跨がっ
て図の上下方向に走行可能に載置されている。
【0025】ロール10は図4に従って回転軸20上に
嵌め付けているが、ロール交換の便宜のために、ロール
10やその回転軸20には種々の工夫を施している。以
下、ローラストレーナー1の実施例を図4に基づいて説
明する。
【0026】ロール10は図4に示すとおり、(インナ
ー)スリーブ12と、この端部外周に一体回転可能に嵌
め込んだロール本体11と、スリーブ12に対し一体回
転可能かつ軸方向に摺動自在に配装したアウタースリー
ブ13と、この端部上にスペーサ14を介し一体回転可
能に嵌め込んだ2つのロール本体11と、スリーブ12
に対しアウタースリーブ13を摺動する機構15とを備
え、スリーブ12を回転軸20上に着脱可能に嵌め付け
たものである。
【0027】工夫の第一は、回転軸20を先端(図の右
端)に向けてその外径が漸次小さくなるようにテーパー
に形成する一方、スリーブ12は先端(図の左端)に向
けて内径が漸次大きくなるテーパーに形成したことであ
る。
【0028】工夫の第二は、回転軸20の基部側周面に
多数のスプライン(条)21を円周方向に等間隔に形設
するとともに、スリーブ12の先端部内周面にスプライ
ン21に対応し相互に噛合するスプライン(条)22を
形設し、各スプライン21・22の先端を下向き(半径
方向内方)に傾斜したガイド部21a・22aに形成し
たことである。これらのスプライン21・22を介して
回転軸20からロール10への動力伝達をするものとす
れば、ロール交換の際、面倒なキー合わせ等を行うこと
もなく、回転軸20上に軸端部よりスリーブ12を差し
入れるだけで、自ずと回転軸20・ロール10間の結合
が完了する。
【0029】工夫の第三としては、回転軸20の端部に
図示のような緊締・解放機構30を組み込んだことが挙
げられる。この機構30は、回転軸20上に嵌め付けら
れたロール10を、運転中などには回転軸20から移動
・脱落しないようにロックし、交換の際にはスムーズに
抜き出して差し入れることができるようリリース状態に
するものである。構造的には、スリーブ12の基端寄り
内周面に環状溝16を設け、この環状溝16の両側をそ
れぞれ半径方向外方へ相互に接近する内向きの傾斜面1
6a・16bに形成する。また、回転軸20の先端面に
円柱状の本体31を横向きにして長尺ボルト31aで取
り付け、この本体31内には、環状溝16の一方の傾斜
面16aに当接してスリーブ12を回転軸20側へ押し
込む複数個の緊締用クサビ部材32を、円周方向に等間
隔にかつ半径方向に出入り(進退)自在に配設するとと
もに、環状溝16の他方の傾斜面16bに当接してスリ
ーブ12を回転軸20から引き離す複数個の解放用クサ
ビ部材33を、円周方向に等間隔にかつ半径方向に出入
り(進退)自在に配設している。各クサビ部材32・3
3は、それらの基部をピストン32a・33aに形成
し、本体31に穿設した断面円形の孔34・35に摺動
自在に嵌挿してそれぞれ油圧シリンダを構成し、回転軸
20および本体31の軸心部に軸方向に沿って穿設した
油圧路34a・35aを経由して各クサビ部材32・3
3を油圧力を用いて進退させる。このため、回転軸20
からロール10(スリーブ12)を取り外す時にも、解
放用クサビ部材33を半径方向外方へ前進させて環状溝
16の他方の傾斜面16bに当接することにより、スリ
ーブ12を回転軸20から引き離せば、簡単にかつ確実
にスリーブ12を取り外すことができる。
【0030】その他に、左端のロール本体11と右側の
2つのロール本体11との間隔を調整できる上記機構1
5を備えている。この(ロール本体11の)間隔調整機
構15は、次の構成からなる。すなわち、本体31の端
面に油圧駆動モータ23を取り付けるとともに、このモ
ータ23の駆動ギヤ23aに噛合して回転する減速ギヤ
24を軸受25を介して取り付ける。スリーブ12の端
部とアウタースリーブ13の端部との間で、スリーブ1
2に対して中間スリーブ17を回動自在に装着する。ア
ウタースリーブ13の端部内周面と中間スリーブ17の
端部外周面とに相互に螺合するネジ部13a・17aを
形成し、中間スリーブ17を回転することによりアウタ
ースリーブ13がスリーブ12に対して軸方向に摺動す
るように構成する。また、中間スリーブ17の外端に環
状部19を介してリングギヤ18をボルト18aで固定
し、減速ギヤ24の外部ギヤ24aに噛合させ、モータ
23を回転させることにより、中間スリーブ17が回転
してアウタースリーブ13が摺動し、ロール本体11の
間隔を変更できる。なお、リングギヤ18の開口は円筒
状のカバー18bを取り付けて覆う。
【0031】ロール保持手段50は、転回手段60によ
って旋回され搬送台車70によって移動されるフレーム
61の両側にロール10の数に対応する9組ずつ設け、
それぞれを図5のとおり構成している。すなわち、フレ
ーム61(図1)の支持部材69の側面に、円周方向の
3カ所に等間隔にサポートアーム66を固設するととも
に、このサポートアーム66内の中心部に円柱状支持体
63を固設する。支持体63の端面中央部の凹所63a
に支持座64を出没自在に装着し、皿バネ64aにより
前方へ付勢する。この構造により、9本(9組)のロー
ル10の先端が多少不揃いの場合でも、皿バネ64aの
変形によってその寸法差を吸収できる。
【0032】各サポートアーム66の内面には、左右一
対のベアリング部材65を皿バネ65aを介してそれぞ
れ半径方向内方へ付勢し装着している。これは、所定の
付勢力(バネ力)でロール10を保持し、その付勢力以
上の外力が作用すると皿バネ65aが圧縮される構造で
ある。したがって、たとえばローラストレートナー1側
のロール10の停止精度が悪くて△δ(図5参照)の偏
差を生じた場合でも、皿バネ65aの圧縮変形によって
偏差を吸収する。
【0033】また、ベアリング部材65と対向する位置
の支持体63上に、クランプ部材67のほぼ中央部(長
手方向)を半径方向に開閉自在に枢着する。クランプ部
材67の先端には、ロール10の環状部19に係合する
内向きの爪67aを設け、クランプ部材67の基端に、
支持体63に内蔵した開閉駆動手段としての油圧シリン
ダ68のロッド68a端を連結し、ロッド68aの進退
動作によりクランプ部材67を開閉させる。油圧シリン
ダ68は皿バネ68bを内蔵したタイプで、皿バネ68
bの付勢力に抗して油圧力を作用させることにより、ク
ランプ部材67が開放されてアンクランプ状態になる。
このため、油圧ユニットのトラブル等によって油圧シリ
ンダ68が作動しないときには、皿バネ68bによりク
ランプ状態に保持される。
【0034】図6に示すように、搬送台車70の走行
は、軌道73の両側にこれと平行にかつ移動可能に配置
されたラック74と、このラック74に噛合して回転す
るピニオン75とによって行われるが、搬送台車70が
ローラストレーナー1に近接した後の搬送台車70の移
動、つまりローラストレーナー1のロール10に対する
ロール保持手段50の移動は、油圧シリンダ76により
行われる。このため、油圧シリンダ76が各軌道73と
平行に設置され、そのピストンロッド76aの先端がラ
ック74に連結されている。またラック74が移動する
ときに搬送台車70が一体的に移動するように、ラック
74に係止溝74bが設けられ、搬送台車70から下向
きに昇降自在に配設されたロックシャフト70bを、係
止溝74bに適宜係止する構造にしてある。さらにラッ
ク74の下端縁に沿って別のラック74cが一体に取り
付けられ、このラック74cに噛合するピニオン74d
およびこのピニオン74dと他側のピニオン74dとを
連結する連動軸74eを備えている。ピニオン75は、
搬送台車70の両側にそれぞれ鉛直方向に搭載された前
後進用モータ72にクラッチ72aを介して連結されて
いる。転回手段60のフレーム61を水平な支持軸61
aを中心に旋回するための回転用モータ62は、搬送台
車70の一方に一体に付設された補助台車70a上に搭
載され、ベベルギヤ62aを介して鉛直方向に旋回され
る。
【0035】ローラストレーナー1に近接した後の搬送
台車70の移動は、油圧シリンダ76で行われるが、こ
の際に、まずクラッチ72aが切られ、ロックシャフト
70bがラック74の係止溝74bに係止され、ラック
74c・ピニオン74d・連動軸74eを介して両側が
同調しながら前進する。上記したように搬送台車70を
移動するための駆動系をモータ72と油圧シリンダ76
とに区別した理由は、搬送台車70が軌道73上を通常
走行する場合は、駆動力が比較的小さくてすむが、近接
したのちの走行、つまりテーパー回転軸20にスリーブ
12を嵌め込むときに、各々の芯ずれ等を考慮すると非
常に大きな駆動力を要するからである。またクラッチ7
2aを設けたているのは、油圧シリンダ76で押す場合
に、速比の非常に大きなギヤードモータ72を回転させ
るのに駆動力を要するのを嫌うためである。
【0036】図7に示すように、ロール吊持機構4は、
ロール10(スリーブ12)内に挿入される把持装置9
6を備えている。この把持装置96は円周方向に等間隔
に配置され、半径方向に開閉する複数の係止爪97と、
これらの係止爪97の開閉駆動機構98を備えている。
この開閉駆動機構98は油圧シリンダ98aにより鉛直
方向に進退する操作シャフト98bに、操作リンク98
cの一端が枢支され、係止爪97と一体的に開閉動作す
る操作レバー97aに操作リンク98cの他端が枢支さ
れている。ロール吊持機構4から下向きに延設された支
持部41の下端に、円周方向に等間隔にガイド42が設
けられ、また支持部41の下端に上下に間隔をあけて一
対のリミットスイッチ43・44が装着されている。こ
れらのリミットスイッチ43・44は、操作シャフト9
8bの下端の操作部98dによって操作され、下側のリ
ミットスイッチ44に操作部98dが接触し、スイッチ
44がONになって、係止爪97がスリーブ12の環状
溝16の上側の傾斜面16aに係止されロール10を把
持したことが確認される。
【0037】ローラストレートナー1とロール交換装置
2などを以上のように構成したことから、この実施例に
おいては、ローラストレートナー1上のロール10の交
換をたとえばつぎの要領で行うことができる。なお、図
1に仮想線で示すとおり、新たに付けるべきロール10
は、ロール収納手段3から上述の要領で交換装置2のう
ち一方の側の保持手段50にすでに保持させてあり、空
いた側の保持手段50はローラストレートナー1の反対
側に向けてあるものとして説明する。
【0038】 ロール交換装置2の各保持手段50
を、ローラストレートナー1における回転軸20上の各
ロール10へ差し入れる。このためには、はじめにロー
ラストレートナー1においてロール10間のピッチ等を
交換装置2の保持手段50のピッチ等に合わせておく必
要がある。そのうえで、搬送台車70により交換装置2
をローラストレートナー1寄りに前進させてロール10
の外側に保持手段50を差し入れる。この作業の後ある
いは前に、解放用クサビ部材33を半径方向外方へ前進
させて環状溝16の他方の傾斜面16bに当接し、スリ
ーブ12を回転軸20から引き離す。
【0039】 保持手段50にそれぞれロール10を
保持させ、各回転軸20から抜き出したうえ、交換装置
2を再び図1の位置まで後退させる。保持手段50によ
るロール10の保持は、まず、円周方向の3カ所のベア
リング部材65にロール10を当接させてロール10の
外周(アウタースリーブ13)を支持し、つづいて油圧
シリンダ68への圧油の供給を中止して皿バネ68bの
付勢力によりロッド68aを押し上げてクランプ部材6
7を閉じることにより、先端の爪67aが環状部19に
係合してロール10を引き寄せる。このとき、9組のロ
ール10の位置に多少のばらつきがあっても、支持座6
4が皿バネ64aに抗して引っ込み、位置ずれを吸収す
るので、9組のロール10をクランプできる。この状態
で搬送台車70を逆方向に走行させれば、交換装置2は
回転軸20からロール10を抜き出して図1に示す位置
に戻る。
【0040】 新しいロール10を、ローラストレー
トナー1の各回転軸20上に差し入れる。これにはま
ず、転回手段60によってフレーム61を180°旋回
させ、別の側の保持手段50にあらかじめ保持させてお
いた新たなロール10をローラストレートナー1の側に
向ける。そしてロール交換装置2を前進させ、回転軸2
0上にロール10を差してスプライン21・22間が噛
み合うまで押し込む。つづいて緊締用クサビ部材32を
半径方向外方へ前進させて環状溝16の他方の傾斜面1
6bに当接し、スリーブ12を回転軸20側へ押し込
む。新しいロール10は回転軸20上にロックされた状
態になり、以上でロール10の交換作業そのものは終了
したことになる。
【0041】 次回のロール交換の準備をするととも
に、ローラストレートナー1から抜き出したロール10
の搬出を行う。ロール吊持機構4の走行範囲内の下方へ
搬送台車70によりロール交換装置2を移動させたの
ち、転回手段60によってフレーム61を90°旋回さ
せてロール10を鉛直方向に上向き状態にする。ロール
吊持機構4を昇降手段95を介して下降させ、ロール1
0(スリーブ12)内に把持装置96を挿入し、油圧シ
リンダ98aにより係止爪97を外方へ展開することに
より、ロール10を把持させる。そして、昇降手段95
を介してロール10を吊り上げた後、走行フレーム93
に沿ってロール収納手段3の上方へ移動させ、昇降手段
95を介してロール10を下降させて収納する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明のローラストレーナーおよびロール交換装置に
は、つぎのような効果がある。
【0043】(1) ローラストレーナーの回転軸とロール
のスリーブとを対応するテーパー形状にしたから、ロー
ルを容易かつ円滑に交換でき、また回転軸とロールの隙
間をなくせるので、摩耗や損傷が生じにくい。さらにロ
ールの着脱時に緊締用クサビ部材とともに解放用クサビ
部材を設けたので、作業を容易かつ確実になし得るとと
もに、万一、ロール交換装置にトラブルが発生したとし
ても、ロールの交換が可能になる。
【0044】(2) 請求項2記載のローラストレーナーで
は、回転軸・スリーブ間に先端をガイド部に形成したス
プラインを設けたので、ロールを回転軸に嵌めて軸長方
向に送るだけで、スプライン先端部のガイド部の案内に
したがって自然に噛み合い、両者間で回転力の伝達が確
実に行われる。
【0045】(3) 請求項3記載のロール交換装置では、
ロール保持手段が半径方向に進退する複数のベアリング
部材と半径方向に開閉可能なクランプ部材を備えている
ことから、ロールのサイズ(外径)が変更される場合に
も、ベアリング部材の進退量を調整することによって容
易に対応できる。
【0046】(4) 請求項4記載のロール交換装置では、
ロールの受け渡しを上方から行うようにしたので、作業
者は比較的高い台上から視野が妨げられることなく、作
業の状態を見守ることができ、容易にかつ迅速に作業を
行うことができ、しかも、ロール内の環状溝と開閉爪の
係合によりロールを吊持するから、ロールのサイズや外
形が異なる場合にもロールを取り扱うことができる。
【0047】(5) 上記したローラストレーナーとロール
交換装置とを組み合わせることにより、ロール交換作業
の省力化・効率化が可能になり、設備全体小型化が図ら
れ、設置スペースを小さくでき、ロール交換作業の全体
を自動化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてローラストレートナー
1およびロール交換装置2などを示す平面図である。
【図2】図1のローラストレートナー1およびロール交
換装置2などについての正面図で、図1のA−A方向矢
視図である。
【図3】ロール交換装置2を鉛直方向になるように90
°旋回した状態を示す、図1のB−B方向矢視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例としてローラストレートナー
1の要部を示す、一部を切り欠いて表した中央断面図で
ある。
【図5】ロール交換装置2のロール保持手段50を詳細
に示す拡大断面図である。
【図6】搬送台車70の走行用駆動系とロール保持手段
50の転回手段60の駆動系を示す概念図である。
【図7】ロール吊持機構4におけるロール10の把持装
置96を詳細に示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ローラストレートナー 2 ロール交換装置 3 ロール収納手段 4 ロール吊持機構 10 ロール 11 ロール本体 12 スリーブ 13 アウタースリーブ 15 アウタースリーブの摺動機構 16 環状溝 20 回転軸 21・22 スプライン 30 緊締・開放機構 32・33 クサビ部材 50 ロール保持手段 60 転回手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玄 耕太郎 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 東和田 隆司 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転軸上にそれぞれスリーブと一
    体回転可能に嵌め付けられた複数のロールによって材料
    の曲がりを矯正するローラストレートナーにおいて、 前記各回転軸をその外径が先端に向けて漸次小さくなる
    テーパーに形成するとともに、前記スリーブをその内径
    が前記回転軸のテーパーに対応して先端に向けて漸次小
    さくなるテーパーに形成し、 前記スリーブの内周面の所定位置に環状溝を設け、この
    環状溝の両側をそれぞれ半径方向外方へ相互に接近する
    向きの傾斜面に形成し、 前記回転軸の先端に取り付けられ、前記スリーブの取着
    時に半径方向外方に前進し、前記環状溝の一方の傾斜面
    に当接して前記スリーブを前記回転軸側へ押し込み可能
    な円周方向に間隔をあけて配置された複数個の緊締用ク
    サビ部材と、前記スリーブの取外し時に半径方向外方に
    前進し、前記環状溝の他方の傾斜面に当接して前記スリ
    ーブを前記回転軸から引き離し可能な円周方向に間隔を
    あけて配置された複数個の解放用クサビ部材とを備えた
    ことを特徴とするローラストレートナー。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の基端部外周面および前記ス
    リーブの先端部内周面に、相互に噛合する多数のスプラ
    インを円周方向に間隔をあけて形設するとともに、それ
    らのスプラインの先端部を相互に対応するガイド部に形
    成した請求項1記載のローラストレートナー。
  3. 【請求項3】 複数のロールによって材料の曲がりを矯
    正するローラストレートナーに対し、先端部側周面に環
    状部を有するそれらのロールを交換する装置において、 ロールを保持してローラストレートナーに対する抜き差
    しをするロール保持手段として、前記ロールの先端部外
    周面に外向きに突設した環状部と、この環状部に係合可
    能な爪を先端に有し半径方向に開閉可能なクランプ部材
    と、前記ロールの外周面を支持可能に半径方向に進退す
    る複数のベアリング部材と、前記クランプ部材を開閉す
    るための駆動手段と、前記ロールの先端面に当接可能で
    スプリングにより前記ロールの方向に付勢した支持座と
    を備えたことを特徴とするロール交換装置。
  4. 【請求項4】 複数のロールによって材料の曲がりを矯
    正するローラストレートナーに対し、スリーブと一体回
    転可能に嵌め付けられたロールを保持してローラストレ
    ートナーに対する抜き差しをするロール保持手段と保持
    するロールの軸心線を含む鉛直な面内でロール保持手段
    の向きを変える転回手段とを備えたロール交換装置にお
    いて、 交換前又は交換後のロールを上向け状態に収納するロー
    ル収納手段を設け、 前記ロール保持手段を搭載したロール搬送台車を、真上
    からロールが供給されるロール供給位置と前記ローラス
    トレートナーとの間に走行可能に配備し、 前記スリーブの内周面の所定位置に設けた環状溝に係合
    可能な開閉爪とこの開閉爪を開閉するための駆動手段と
    を備えたロール吊持機構を、昇降自在にかつ前記ロール
    収納手段の上方と前記ロール供給位置の上方との間に走
    行可能に配備したことを特徴とするロール交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0953385A1 (de) * 1998-04-29 1999-11-03 Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft Richtmaschine für gewalzte Träger

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06328132A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Kawasaki Heavy Ind Ltd ローラストレートナーおよびロール交換装置

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