JPH09253214A - ダブルルーメンカテーテル - Google Patents

ダブルルーメンカテーテル

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JPH09253214A
JPH09253214A JP8069562A JP6956296A JPH09253214A JP H09253214 A JPH09253214 A JP H09253214A JP 8069562 A JP8069562 A JP 8069562A JP 6956296 A JP6956296 A JP 6956296A JP H09253214 A JPH09253214 A JP H09253214A
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陽介 岡田
Shigeaki Funamura
重彰 船村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ヘパリンロック時におけるカテーテル内への
血液の流れ込みを確実に防止してヘパリンロックを長時
間維持させ、医師および患者に対して負担の小さい経済
的で使い勝手の良いダブルルーメンカテーテルを提供す
る。 【解決手段】 外筒1と、先端部側に拡径部2aが設け
られた内筒2との間に形成される腔を脱血腔21とし、
内筒2の内腔を送血腔22とする二重の管腔を形成し、
外筒1の基部近傍に分岐延長される脱血管3cを設ける
とともに、外筒1の分岐部分に隣接する基部側に脱血腔
21を封じかつ内筒2を摺動自在に挿通せしめるシール
弁体9を設け、また内筒2の基部に送血側コネクター1
1を設け、一端がこの送血側コネクター11と一体的に
形成され内周面に係止部10a,10bを備えたほぼ円
筒状の位置固定具10を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透析療法などに使
用されるダブルルーメン(二重管状)カテーテルに係
り、さらに詳しくは、非透析時などにおいて血管内に留
置してヘパリンロックを行った場合に特に有効なダブル
ルーメンカテーテルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血管内に留置されて血液の体外循環を行
うダブルルーメンカテーテルの一例として特開平1−3
03159号公報に開示された発明があり、図11にそ
れを示す。
【0003】特開平1−303159号公報(従来例
1)に開示されたダブルルーメンカテーテルは、図11
(a)に示すように、先端部に複数の側孔51aを有
し、カテーテル50の基部から先端部の近傍まで形成さ
れた第1の内腔51と、先端部に複数の側孔52aを有
し、カテーテル50の基部から先端部まで貫通された第
2の内腔52と、基部に設けられた接続チューブ(図示
せず)とから構成されている。また、図11(b)に示
すように、第1の内腔51は断面ほぼ半円形状に形成さ
れており、第2の内腔52は第1の内腔51が形成され
ている部分まで断面ほぼ半円形状に形成され、それより
先端部側は断面円形状に形成されている。
【0004】そして、ガイドワイヤー等を用いてダブル
ルーメンカテーテル50を血管内に留置した後、第1の
内腔51に連通した接続チューブを透析回路の脱血側に
接続し、第2の内腔52に連通した接続チューブを透析
回路の送血側に接続して体外循環を開始すると、血液は
第1の内腔51の側孔51aから第1の内腔51内に流
れ込んで透析回路に送られ、透析回路からの血液は第2
の内腔52を通って側孔52aから血管内に送られる。
【0005】体外循環終了後、ダブルルーメンカテーテ
ル50を血管内に留置する場合は、第1の内腔51およ
び第2の内腔52内に血液が流れ込んで血栓を形成しな
いように、両内腔51,52内をヘパリン加生理食塩水
でフラッシュし、ヘパリンロックを行う。そして、体外
循環を再開する場合は、両内腔51,52内をヘパリン
加生理食塩水でフラッシュしてから行う。
【0006】また、図12は従来の他のダブルルーメン
カテーテルの要部の構成断面図およびそのn−n断面図
であり、このダブルルーメンカテーテル53(従来例
2)は、先端部に側孔54aを有するアウターカテーテ
ル54と、アウターカテーテル54内に挿通されて先端
部がアウターカテーテル54の先端部から突出している
インナーカテーテル55と、両カテーテル54,55に
それぞれ連通した接続チューブ(図示せず)とが一体に
構成されている。
【0007】このように構成したダブルルーメンカテー
テル53も上述したダブルルーメンカテーテル50と同
様に、血管内に留置してそれぞれの接続チューブを透析
回路に接続し、体外循環を行う。そして、体外循環終了
後、両カテーテル54,55内をヘパリン加生理食塩水
でフラッシュし、ヘパリンロックする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例1
のダブルルーメンカテーテル50は、非透析時に血管内
に留置する場合、第1の内腔51および第2の内腔52
内に血液が流れ込んで血栓を形成しないように、両内腔
51,52内をヘパリン加生理食塩水でフラッシュし、
ヘパリンロックしている。しかしながら、第1の内腔5
1および第2の内腔52の先端部には複数の側孔51
a,52aがそれぞれ設けられているので、両内腔5
1,52内のヘパリン加生理食塩水が側孔51a,52
aから血管側に短時間で放出されてしまい、逆に両内腔
51,52内に血液が流れ込んでしまって血栓が形成さ
れることがあった。これにより、次に体外循環を行おう
とすると、両内腔51,52内の血栓によって血流が取
れなかったり、少量の流量しか得られないなどの問題が
あった。
【0009】また、従来例2のダブルルーメンカテーテ
ル53においては、インナーカテーテル55に側孔54
が設けられていないので、インナーカテーテル55内の
ヘパリン加生理食塩水は血管側に放出されにくいもの
の、アウターカテーテル54内のヘパリン加生理食塩水
は従来例1と同様に複数の側孔54aから血管側に短時
間で放出されてしまうため、アウターカテーテル54内
に血液が流れ込んで血栓が形成され、次回の体外循環に
支障を来たすことがあった。
【0010】そこで、上記のような問題を解決するため
に、ダブルルーメンカテーテルのアウターカテーテルと
インナーカテーテルを別体に構成し、非透析時はアウタ
ーカテーテルからインナーカテーテルを抜去してアウタ
ーカテーテル内をヘパリン加生理食塩水でフラッシュ
し、そのアウターカテーテル内に中空または中実のオブ
チュレーターを挿通してアウターカテーテルの側孔をオ
ブチュレーターの側壁で閉塞し、アウターカテーテル内
に血栓が形成されるのを防止するものが考えられる。し
かしながら、このダブルルーメンカテーテルでは非透析
時において血管に留置するごとにインナーカテーテルを
アウターカテーテルから抜去し、代わりにオブチュレー
ターを挿入しなければならないので、その操作に手間が
かかって医師に大きな負担がかかるとともに、入替えの
際の血液の漏出を伴いやすく患者にダメージを与えるお
それがある。また、衛生面を考えて入替えを行うごとに
新しいインナーカテーテルおよびオブチュレーターを使
用するため、不経済であるなどの問題もあった。
【0011】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ヘパリンロック時におけるカテー
テル内への血液の流れ込みを確実に防止してヘパリンロ
ックを長時間維持させ、医師および患者に対して負担の
小さい経済的で使い勝手の良いダブルルーメンカテーテ
ルを提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダブルルー
メンカテーテルは、少なくとも先端部外径が縮径された
外筒と、外径が外筒の内径より小径で先端部側に外筒の
先端部内径とほぼ等しい外径に拡径された拡径部が設け
られた内筒との間に形成される腔を脱血腔とし、内筒の
内腔を送血腔とする二重の管腔を形成し、外筒の基部近
傍に脱血腔から分岐延長される脱血管を設けるととも
に、外筒の分岐部分に隣接する基部側に脱血腔を封じか
つ内筒を摺動自在に挿通せしめるシール弁体を設けたも
のである。
【0013】また、本発明に係るダブルルーメンカテー
テルは、内筒の基部に送血側コネクターを設け、一端が
この送血側コネクターと一体的に形成され内周面の少な
くとも2箇所に係止部を備えたほぼ円筒状の位置固定具
を有し、外周面に位置固定具の係止部が係止される係合
部を備え内筒を摺動自在に挿通せしめかつ位置固定具内
で摺動自在な位置決め部材を外筒の基部に設けるととも
に、位置固定具の基部内側と位置決め部材の基部との間
に位置固定具内に位置している内筒を被覆密閉する伸縮
自在のスリーブを設けたものである。
【0014】さらに、本発明に係るダブルルーメンカテ
ーテルは、位置固定具の基部側に設けられた係止部に位
置決め部材の係合部が係止されたときは、拡径部が外筒
から突出されて内筒と外筒先端部との間に脱血腔先端開
口部を形成するとともに、位置固定具の他端の開口部側
に設けられた係止部に位置決め部材の係合部が係止され
たときは、拡径部が外筒内に収納されて脱血腔先端開口
部を閉塞するように構成したものである。
【0015】本発明に係るダブルルーメンカテーテル
は、外筒の先端部の側壁および拡径部の側壁、またはい
ずれか一方に1つ以上の側孔を設け、拡径部を外筒内に
収納したときに外筒先端部の側孔および拡径部の側孔、
またはいずれか一方の側孔が外筒の側壁および拡径部の
側壁、またはいずれか一方の側壁により閉塞される位置
にあり、位置固定具の基部側に設けられた係止部に位置
決め部材の係合部が係止されたときは、拡径部が外筒か
ら突出されて内筒と外筒先端部との間に脱血腔先端開口
部を形成してこの脱血腔先端開口部と外筒先端部の側孔
および拡径部の側孔とを開口するか、または拡径部が外
筒からすべて突出されずに外筒先端部の側孔および拡径
部の側孔を開口し、位置固定具の開口部側に設けられた
係止部に位置決め部材の係合部が係止されたときは、拡
径部が外筒内に収納されて脱血腔先端開口部と外筒先端
部の側孔および拡径部の側孔とを閉塞するように構成し
たものである。
【0016】また、本発明に係るダブルルーメンカテー
テルは、基部に嵌合部を有し、先端部が内筒の先端部か
ら突出しかつ外壁が少なくとも内筒の先端部内壁に密着
するように内筒の送血腔に着脱可能に嵌入されるスタイ
レットを備えたものである。
【0017】さらに、本発明に係るダブルルーメンカテ
ーテルは、外筒の先端部内径を縮径し、またはこの縮径
部を弾性材料で構成したものである。
【0018】本発明に係るダブルルーメンカテーテル
は、拡径部を柔軟性を有する材料で構成して内筒を外壁
と内壁の二層構造とし、内筒の外壁を拡径部と相溶性が
比較的良い材料で構成するとともに、内筒の内壁を硬質
性を有する材料で構成したもの、または内筒の壁内に金
属製のワイヤーを埋設したもの、あるいは拡径部を弾性
材料で構成したものである。
【0019】また、本発明に係るダブルルーメンカテー
テルは、内筒の先端部を最先端部が閉塞した状態で構成
し、この内筒の先端部にスリットを設けたものである。
【0020】このように、先端部側に拡径部が設けられ
た内筒を軸方向に摺動させることにより、ヘパリンロッ
ク時においては拡径部が外筒内に収納されて脱血腔先端
開口部、拡径部の側孔および外筒先端部の側孔を拡径
部、外筒の側壁および拡径部の側壁によって閉塞し、脱
血腔および送血腔内への血液の流れ込みを防止する。
【0021】また、内筒の送血腔にスタイレットを嵌入
したり、または内筒の最先端部を閉塞してその部分にス
リットを設けたり、あるいは外筒の先端部内径を縮径し
てこの縮径部を弾性材料で構成することにより、ダブル
ルーメンカテーテルの血管への挿入を容易にするととも
に、ヘパリンロックされた脱血腔および送血腔内への血
液の流れ込みを防止する。
【0022】さらに、内筒を硬質性を有する材料で構成
したり、または壁内に金属製のワイヤーを埋設したり、
あるいは拡径部を弾性材料で構成することにより、内筒
の曲げ剛性を抑えかつトルク伝達性を維持し、拡径部に
よる血管への損傷を防止する。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の第1の実施形態の構成図で
ある。図において、1は先端部外径が縮径された外筒、
2は外径が外筒1の内径より小径で、先端部側に外筒1
の内径とほぼ等しい外径に拡径されさらに先端側が縮径
された拡径部2aが設けられた内筒で、外筒1内に挿通
されており、外筒1と内筒2との間に形成される腔を脱
血腔21とし、内筒の内腔を送血腔22として二重の管
腔を形成している。3は先端部が外筒1の基部に固定さ
れ内腔3aが脱血腔21に連通した保持管で、基部側の
中心部に凹部4が設けられており、基部外周面には係合
凹部3bが設けられている。また、保持管3の基部近傍
の側壁(ここでは側壁上部)には、端部に脱血側コネク
ター5aを有し内腔3aに連通する脱血側チューブ5が
結合された脱血管3cが分岐されている。
【0024】6は外壁6aとこれと同心的に設けられた
内壁6bとにより二重円筒状に形成され、中心部に内筒
2が摺動自在に挿通される挿通孔7が設けられた位置決
め部材で、外壁6aの内周面に保持管3の基部外周面に
設けられた係合凹部3bに係止する係止凸部8aが設け
られ、外壁6aの外周面に係合凹部8bが設けられてお
り、内壁6bが保持管3の凹部4に嵌入され外壁6aの
係止凸部8aが保持管3の係合凹部3bに係止されて保
持管3の基部に結合されている。9は保持管3の凹部4
の底部に取付けられて脱血腔21を封じかつ内周が内筒
2の外周に摺接されるリング状のシール弁体で、保持管
3の凹部4に嵌入された位置決め部材6の内壁6bによ
って固定されており、例えばシリコンゴムなどの弾性部
材によって構成されている。
【0025】10は一端に送血側コネクター11を有
し、他端が開口された円筒状の位置固定具で、送血側コ
ネクター11の先端部に内筒2の基部が固定されてお
り、内筒2と位置固定具10とが一体的に形成されてい
る。また、位置固定具10の開口部側内壁には位置決め
部材6の外壁6aの外周面に設けられた係合凹部8bに
係止する係止凸部10aが設けられ、基部側内壁にも同
様に係止凸部10bが設けられており、開口部側の側壁
(ここでは側壁上部)には保持管3の脱血管3cをガイ
ドするほぼU字状のガイド孔12が設けられている。1
3は位置決め部材6の基部と位置固定具10の基部内側
との間に設けられ、位置固定具10内に位置している内
筒2を被覆密閉する伸縮自在の無菌保持スリーブで、例
えばポリエチレンなどの薄くて透明なフィルムによって
構成されている。
【0026】そして、外筒1、内筒2、保持管3、脱血
側チューブ5、位置決め部材6および位置固定具10
は、例えばポリウレタンなどの合成樹脂材料からなり、
体外循環で用いられるダブルルーメンカテーテルAを構
成している。
【0027】このように構成したこの実施形態において
は、図1に示すように、位置決め部材6の係合凹部8b
に位置固定具10の開口部側の係止凸部10aを係止さ
せた状態、つまり内筒2の拡径部2aを外筒1内に収納
させた状態のダブルルーメンカテーテルAをガイドワイ
ヤー等を用いて血管内に挿入し、留置する。ついで、脱
血側チューブ5を脱血側コネクター5aを介して透析回
路の脱血側に接続し、位置固定具10を送血側コネクタ
ー11を介して透析回路の送血側に接続する。次に、位
置決め部材6の係合凹部8bと位置固定具10の開口部
側の係止凸部10aの係合を解除させつつ位置固定具1
0を前進方向(図1に示した矢印Zの方向)に摺動さ
せ、位置決め部材6の係合凹部8bに位置固定具10の
基部側の係止凸部10bを係止させる。これと同時に内
筒2も前進方向に移動し、図2に示すように、内筒2の
拡径部2aが外筒1の先端部から突出されて内筒2と外
筒1先端部との間に脱血腔先端開口部21aが形成され
る。なお、無菌保持スリーブ13は位置決め部材6の摺
動に伴って縮められ、その状態で位置固定具10内に保
持される。
【0028】体外循環を開始すると、血管内の血液は、
図2の矢印Xに示すように、内筒2と外筒1先端部との
間に形成された脱血腔先端開口部21aから脱血腔21
内に流れ込み、保持管3の内腔3a、脱血管3cおよび
脱血側チューブ5を通って透析回路に送られる。そし
て、透析回路からの血液は、図2の矢印Yに示すよう
に、内筒2の内腔である送血腔22を通って内筒2(送
血腔22)の先端部から血管内に送られる。
【0029】体外循環終了後、ダブルルーメンカテーテ
ルAを血管内に留置する場合は、脱血側コネクター5a
および送血側コネクター11を透析回路から取り外し、
内筒2の送血腔22を送血側コネクター11側からヘパ
リン加生理食塩水でフラッシュする。ついで、脱血腔2
1を脱血側コネクター5a側から脱血側チューブ5等を
介してヘパリン加生理食塩水でフラッシュし、脱血腔2
1および送血腔22をヘパリンロックする。そして、脱
血側チューブ5をクランプ(図示せず)により閉塞し、
送血側コネクター11をゴム栓(図示せず)などを嵌入
して閉塞した後、位置決め部材6の係合凹部8bと位置
固定具10の基部側の係止凸部10bの係合を解除させ
つつ位置固定具10を後退方向(図1の矢印Zの逆方
向)に摺動させ、位置決め部材6の係合凹部8bに位置
固定具10の開口部側の係止凸部10aを係止させる。
これと同時に内筒2も後退方向に移動し、図1に示すよ
うに、内筒2の拡径部2aが外筒1内に収納されて脱血
腔先端開口部21aを塞ぎ、脱血腔21内のヘパリン加
生理食塩水が脱血腔先端開口部21aから血管側へ放出
されるのを防止する。また、無菌保持スリーブ13は位
置決め部材6の摺動に伴って伸ばされ、図1に示す状態
に戻る。なお、内筒2においては、その先端部の内径、
つまり送血腔22の腔径がヘパリン加生理食塩水が放出
されにくい大きさに形成されているため、血管側へはほ
とんど放出されず、血栓によって送血腔22が閉塞され
るおそれはない。
【0030】体外循環を再開する場合は、位置固定具1
0を前進方向に摺動させて位置決め部材6の係合凹部8
bに位置固定具10の基部側の係止凸部10bを係止さ
せ、内筒2の拡径部2aを外筒1の先端部から突出させ
る。そして、脱血腔21および送血腔22をヘパリン加
生理食塩水でフラッシュし、脱血側コネクター5aおよ
び送血側コネクター11をそれぞれ透析回路に接続して
体外循環を再開する。
【0031】このように、位置固定具10を軸方向に摺
動させることによって内筒2の拡径部2aで脱血腔先端
開口部21aを開放または閉塞することができ、拡径部
2aの突出および収納を位置決め部材6の係合凹部8b
および位置固定具10の係止凸部10a,10bによっ
て簡単かつ確実に行うことができるので、血管内に留置
されたダブルルーメンカテーテルAの脱血腔21のヘパ
リンロックを長時間維持することができ、体外循環再開
時の脱血腔21内の血栓による脱血流量不足または循環
不可能を防止することができる。また、体外循環の再開
も簡単な操作で容易に行うことができるので、患者およ
び医師への負担が小さくなり、使い勝手の良いダブルル
ーメンカテーテルAを得ることができる。
【0032】実施形態2.図3は本発明の第2の実施形
態の構成図およびその要部の作用説明図で、この実施形
態は、第1の実施形態の外筒1の先端部に脱血腔21に
連通する脱血用の側孔1aを複数設けたものである。
【0033】このように構成したこの実施形態において
も、実施形態1で説明した場合と同様に、位置決め部材
6の係合凹部8bに位置固定具10の開口部側の係止凸
部10aを係止させた状態のダブルルーメンカテーテル
Bをガイドワイヤー等を用いて血管内に挿入し、留置す
る(図3(a)参照)。ついで、脱血側コネクター5a
および送血側コネクター11をそれぞれ透析回路に接続
し、位置固定具10を前進方向に摺動させて位置決め部
材6の係合凹部8bに位置固定具10の基部側の係止凸
部10bを係止させ、内筒2の拡径部2aを外筒1の先
端部から突出させる。この時、内筒2の拡径部2aは、
図3(b)に示すように、外筒1の先端部からすべて突
出されず、脱血腔先端開口部21aを内筒2の拡径部2
aで閉塞させて外筒1の側孔1aからのみ脱血されるよ
うにする。そして、体外循環を開始すると、血液は外筒
1の側孔1aから脱血腔21に流れ込んで透析回路に送
られ、透析回路からの血液は送血腔22を通ってその先
端部から血管内に送られる。
【0034】体外循環終了後、ダブルルーメンカテーテ
ルBを血管内に留置する場合は、脱血側コネクター5a
および送血側コネクター11を透析回路から取り外し、
脱血腔21および送血腔22をヘパリン加生理食塩水で
フラッシュし、ヘパリンロックする。ついで、位置固定
具10を後退方向に摺動させて位置決め部材6の係合凹
部8bに位置固定具10の開口部側の係止凸部10aを
係止させ、図3(a)に示すように、内筒2の拡径部2
aを外筒1内に収納させて拡径部2aの側壁により外筒
1の側孔1aを塞ぐ。
【0035】このように、ヘパリンロック時において、
外筒1内に収納された内筒2の拡径部2aの側壁によっ
て脱血用の外筒1の側孔1aを内側から塞ぐことができ
るので、脱血腔21内のヘパリン加生理食塩水が側孔1
aから放出されるのを確実に防止することができ、ヘッ
パリンロックを長時間維持することができる。これによ
り、ヘパリン加生理食塩水の放出による脱血腔21への
血液の流れ込みを防止することができ、体外循環再開時
の脱血流量不足などを防ぐことができる。また、外筒1
の先端部に複数の側孔1aを設けることによって脱血流
量が多くなり、迅速に体外循環を行うことができるの
で、患者へのダメージを小さくすることができ、使い勝
手の良いダブルルーメンカテーテルBが得られる。
【0036】実施形態3.図4は本発明の第3の実施形
態の構成図で、この実施形態は、第1の実施形態の内筒
2の拡径部2aの側壁に送血腔22に連通する送血用の
側孔2bを複数設けたものである。なお、この実施形態
の内筒2の先端部の内径(送血腔22の腔径)もヘパリ
ン加生理食塩水がほとんど放出しない大きさに形成され
ている。
【0037】このように構成したこの実施形態において
も、実施形態1で説明した場合と同様に、位置決め部材
6の係合凹部8bに位置固定具10の開口部側の係止凸
部10aを係止させた状態のダブルルーメンカテーテル
Cをガイドワイヤー等を用いて血管内に挿入し、留置す
る(図4参照)。ついで、脱血側コネクター5aおよび
送血側コネクター11をそれぞれ透析回路に接続し、位
置固定具10を前進方向に摺動させて位置決め部材6の
係合凹部8bに位置固定具10の基部側の係止凸部10
bを係止させ、内筒2の拡径部2aを外筒1の先端部か
ら突出させて、内筒2と外筒1先端部との間に脱血腔先
端開口部21aを形成させる。そして、体外循環を開始
すると、血液は脱血腔先端開口部21aから脱血腔21
に流れ込んで透析回路に送られ、透析回路からの血液は
送血腔22を通ってその先端部および側孔2bから血管
内に送られる。
【0038】体外循環終了後、ダブルルーメンカテーテ
ルCを血管内に留置する場合は、脱血側コネクター5a
および送血側コネクター11を透析回路から取り外し、
脱血腔21および送血腔22をヘパリン加生理食塩水で
フラッシュし、ヘパリンロックする。ついで、位置固定
具10を後退方向に摺動させて位置決め部材6の係合凹
部8bに位置固定具10の開口部側の係止凸部10aを
係止させ、図4に示すように、内筒2の拡径部2aを外
筒1内に収納させて脱血腔先端開口部21aを塞ぎ、さ
らに外筒1の先端部の側壁により内筒2の側孔2bを塞
ぐ。
【0039】このように、ヘパリンロック時において、
脱血腔先端開口部21aを外筒1内に収納された内筒2
の拡径部2aによって塞ぐとともに、送血用の内筒2の
側孔2bを外筒1の先端部側壁によって外側から塞ぐこ
とができるので、脱血腔21内のヘパリン加生理食塩水
の脱血腔先端開口部21aからの放出および送血腔22
内のヘパリン加生理食塩水の側孔2bからの放出を確実
に防止することができ、脱血腔21および送血腔22の
ヘッパリンロックを長時間維持することができる。これ
により、ヘパリン加生理食塩水の放出による脱血腔21
および送血腔22への血液の流れ込みを防止して、体外
循環再開時の脱血および送血流量不足などを防ぐことが
でき、信頼性の高いダブルルーメンカテーテルCを得る
ことができる。
【0040】実施形態4.図5は本発明の第4の実施形
態の構成図で、この実施形態は、第1の実施形態の外筒
1の先端部に脱血腔21に連通する脱血用の側孔1aを
複数設けるとともに、内筒2の拡径部2aの側壁に送血
腔22に連通する送血用の側孔2bを複数設けたもので
ある。なお、外筒1の側孔1aおよび内筒2の側孔2b
は、内筒2の拡径部2aが外筒1内に収納されたときに
両側孔1a,2bが重ならず、かつ外筒1の先端部側壁
および内筒2の拡径部2aの側壁によって側孔2b,1
aが閉塞される位置、例えば側孔1aが側孔2bに対し
て90゜ずれた位置に設けられている。
【0041】このように構成したこの実施形態において
も、実施形態1で説明した場合と同様に、位置決め部材
6の係合凹部8bに位置固定具10の開口部側の係止凸
部10aを係止させた状態のダブルルーメンカテーテル
Dをガイドワイヤー等を用いて血管内に挿入し、留置す
る(図5参照)。ついで、脱血側コネクター5aおよび
送血側コネクター11をそれぞれ透析回路に接続し、位
置固定具10を前進方向に摺動させて位置決め部材6の
係合凹部8bに位置固定具10の基部側の係止凸部10
bを係止させ、内筒2の拡径部2aを外筒1の先端部か
ら突出させる。この時、内筒2の拡径部2aは外筒1の
先端部からすべて突出されず、脱血腔先端開口部21a
を内筒2の拡径部2aで閉塞させて外筒1の側孔1aか
らのみ脱血されるようにする。そして、体外循環を開始
すると、血液は外筒1の側孔1aから脱血腔21に流れ
込んで透析回路に送られ、透析回路からの血液は送血腔
22を通ってその先端部および側孔2bから血管内に送
られる。
【0042】体外循環終了後、ダブルルーメンカテーテ
ルDを血管内に留置する場合は、脱血側コネクター5a
および送血側コネクター11を透析回路から取り外し、
脱血腔21および送血腔22をヘパリン加生理食塩水で
フラッシュし、ヘパリンロックする。ついで、位置固定
具10を後退方向に摺動させて位置決め部材6の係合凹
部8bに位置固定具10の開口部側の係止凸部10aを
係止させ、図5に示すように、内筒2の拡径部2aを外
筒1内に収納させて拡径部2aの側壁により外筒1の側
孔1aを塞ぎ、さらに外筒1の先端部の側壁により内筒
2の側孔2bを塞ぐ。
【0043】このように、ヘパリンロック時において、
外筒1の側孔1aを外筒1内に収納された内筒2の拡径
部2aの側壁によって内側から塞ぐとともに、内筒2の
側孔2bを外筒1の先端部側壁によって外側から塞ぐこ
とができるので、外筒1の側孔1aおよび内筒2の側孔
2bからのヘパリン加生理食塩水の放出を簡単な操作で
確実に防止することができ、脱血腔21および送血腔2
2のヘッパリンロックを長時間維持することができる。
これにより、ヘパリン加生理食塩水の放出による脱血腔
21および送血腔22への血液の流れ込みを防止して、
体外循環再開時の脱血および送血流量不足などを防ぐこ
とができ、信頼性が高く医師および患者に対して負担の
小さいダブルルーメンカテーテルDを得ることができ
る。また、外筒1および内筒2に複数の側孔1a,2b
を設けることによって脱血および送血の流量を多くする
ことができるので、迅速に体外循環を行うことができ、
患者へのダメージを小さくすることができる。
【0044】実施形態5.図6は本発明の第5の実施形
態の構成図である。図において、15は第1の実施形態
の内筒2の送血腔22に外壁が少なくとも内筒2の先端
部の内壁に密着するように着脱可能に嵌入されるスタイ
レットで、外径が内筒2の内径(送血腔22の腔径)と
ほぼ等しく、内径が血管挿入時に使用されるガイドワイ
ヤー16の外径とほぼ等しく、また先端部が内筒2の先
端部から突出する長さを有して先端部外径が縮径された
円筒状の本体15aと、一端に接続用コネクター15c
を有し、他端に内周面に送血側コネクター11のフラン
ジ部11aに係止される係止部15eが設けられて送血
側コネクター11の基部に嵌合される凹部15dを備え
た嵌合部15bとからなり、嵌合部15bの凹部15d
の底部に本体15aの基部が固定されて一体的に形成さ
れている。なお、この実施形態の内筒2の先端部内径は
ガイドワイヤー16の外径よりも大きく形成されてお
り、スタイレット15は内筒2の内壁と送血腔22に挿
通されたガイドワイヤー16の外壁との間隙を塞ぐよう
に内筒2の送血腔22に嵌入され、ガイドワイヤー16
と内筒2の先端部との間に生じる段差をなくして血管へ
の挿入時における内筒2先端部のめくれを防止するとと
もに、内筒2およびダブルルーメンカテーテルA全体の
剛性を補助している。
【0045】このように構成したこの実施形態において
は、図6に示すように、まず、位置決め部材6の係合凹
部8bに位置固定具10の開口部側の係止凸部10aを
係止させた状態のダブルルーメンカテーテルAの内筒2
の送血腔22に、スタイレット15の本体15aの先端
部を送血側コネクター11側から挿入し、送血側コネク
ター11のフランジ部11aにスタイレット15の嵌合
部15bの係止部15eを係止させてダブルルーメンカ
テーテルAにスタイレット15を嵌合し、血管内に挿入
されているガイドワイヤー16をスタイレット15の先
端部からその内腔25に挿通させる。この時、スタイレ
ット15の本体15aの先端部は内筒2の先端部から突
出し、本体15の外壁は少なくとも内筒2の先端部の内
壁に密着される。そして、このダブルルーメンカテーテ
ルAをガイドワイヤー16等を用いて血管内に挿入し、
留置する。この時、ダブルルーメンカテーテルAはスタ
イレット15によって内筒2の先端部がめくれることな
く血管内に円滑に挿入される。
【0046】次に、ガイドワイヤー16をスタイレット
15の内腔25から抜くとともに、スタイレット15を
ダブルルーメンカテーテルAから外し、脱血側コネクタ
ー5aおよび送血側コネクター11をそれぞれ透析回路
に接続する。ついで、位置固定具10を摺動させて内筒
2の拡径部2aを外筒1の先端部から突出させ、内筒2
と外筒1先端部との間に脱血腔先端開口部21aを形成
させる。そして、体外循環を開始すると、血液は脱血腔
先端開口部21aから脱血腔21に流れ込んで透析回路
に送られ、透析回路からの血液は送血腔22を通って先
端部から血管内に送られる。
【0047】体外循環終了後、ダブルルーメンカテーテ
ルAを血管内に留置する場合は、脱血側コネクター5a
および送血側コネクター11を透析回路から取り外し、
脱血腔21および送血腔22をヘパリン加生理食塩水で
フラッシュし、ヘパリンロックする。ついで、位置固定
具10を摺動させて内筒2の拡径部2aを外筒1内に収
納させ、拡径部2aにより脱血腔先端開口部21aを塞
ぐ。
【0048】このように、ガイドワイヤー16の外径よ
り大きい内径の内筒2を有するダブルルーメンカテーテ
ルAを血管内に挿入する場合、内筒2の内壁とガイドワ
イヤー16の外壁との間隙を塞ぐように、またスタイレ
ット15の先端部が内筒2の先端部から突出するように
スタイレット15を内筒2の送血腔22に嵌入するの
で、ダブルルーメンカテーテルAの血管への挿入を円滑
に行うことができ、患者へのダメージを小さくすること
ができる。また、嵌入されたスタイレット15によって
ダブルルーメンカテーテルA全体の剛性が補助されるの
で、曲がった血管にもよく追従し、血管壁を強く圧迫す
ることなく容易にダブルルーメンカテーテルAを挿入す
ることができ、操作性の良いダブルルーメンカテーテル
Aを得ることができる。さらに、ヘパリンロック時にお
いては、実施形態1の場合と同様に脱血腔先端開口部2
1aを外筒1内に収納された内筒2の拡径部2aによっ
て塞ぐので、脱血腔21のヘッパリンロックを長時間維
持することができ、血栓による体外循環再開時の脱血流
量不足などを防ぐことができる。
【0049】なお、上述の実施形態では第1の実施形態
の内筒2の送血腔22に着脱可能なスタイレット15を
嵌入した場合を示したが、第2〜4の実施形態および後
述する第6,7の実施形態においても本発明を実施する
ことができ、この場合も同様の効果を奏する。
【0050】実施形態6.図7は本発明の第6の実施形
態の要部の拡大断面図で、この実施形態は、第1の実施
形態の内筒2を例えばポリアミドなどの硬質性を有する
材料とその表面2cに接着性を有する材料との二層構造
で構成し、拡径部2aを例えばポリアミド系エラストマ
ーなどの柔軟性を有する材料で構成して、内筒2の先端
部を拡径部2aの基部に嵌入固着し一体的に形成したも
のである。なお、表面2cの接着性を有する材料は拡径
部2aを構成している材料と相溶性が比較的良く接合性
の良いものとする。また、拡径部2aを弾性材料で構成
してもよい。
【0051】このように構成したことにより、第1の実
施形態とほぼ同じ作用および効果が得られ、脱血腔21
のヘパリンロックを長時間維持して体外循環再開時の脱
血腔21内の血栓による脱血流量不足または循環不可能
を防止し、患者および医師への負担を小さくすることが
できる。また、内筒2の拡径部2aを柔軟性を有する材
料または弾性材料で構成したので、拡径部2aを外筒1
から突出させた際に拡径部2aが血管壁などに接触した
場合でも血管に損傷を与えるおそれがなく、信頼性の高
いダブルルーメンカテーテルAが得られる。さらに、内
筒2が硬質性を有する材料で構成されているので、送血
腔22を流れる血液の流量を多くするために内筒2の内
径を大きく形成して内筒2の側壁の肉厚を薄くした場合
でも内筒2の曲げ剛性を抑えかつトルク伝達性を維持す
ることができ、操作性の良いダブルルーメンカテーテル
Aを得ることができる。
【0052】なお、上述の実施形態では内筒2を硬質性
を有する材料で構成した場合を示したが、例えば拡径部
2aと相溶性が比較的良く柔軟性を有する材料で構成
し、さらに図8に示すように、内筒2の壁内に例えばス
テンレススチール製のワイヤー17を網状に埋設しても
よい。この場合も同様の効果を奏する。また、第1の実
施形態の内筒2において本発明を実施した場合を示した
が、第2〜5の実施形態および後述する第7の実施形態
においても本発明を実施することができ、この場合も同
様の効果を奏する。
【0053】実施形態7.図9は本発明の第7の実施形
態の要部の拡大断面図で、この実施形態は、第3の実施
形態の側孔2bを有する内筒2の少なくとも先端部(拡
径部2aの先端部)を最先端部18が閉塞した状態で構
成し、その先端部に最先端から送血腔22まで到達する
−または+状のスリット19を設けたものである。
【0054】このように構成したことにより、第3の実
施形態とほぼ同じ作用および効果が得られ、脱血腔21
および送血腔22のヘパリンロックを長時間維持して、
体外循環再開時の脱血腔21および送血腔22内の血栓
による脱血送血流量不足などを防止し、患者および医師
への負担を小さくすることができる。また、内筒2の最
先端部18は閉塞した状態に形成されているが、スリッ
ト19が設けられているので、ダブルルーメンカテーテ
ルCを血管内に留置する場合に用いられるガイドワイヤ
ーがスリット19によって容易に受入れられ、ヘパリン
ロック時においては最先端部18の閉塞によって送血腔
22の先端部からのヘパリン加生理食塩水の放出および
血液の流入を確実に防止することができる。
【0055】なお、上述の実施形態では第3の実施形態
のダブルルーメンカテーテルCの内筒2に本発明を実施
した場合を例示して説明したが、第4の実施形態におい
ても本発明を実施することができ、この場合も同様の効
果を奏する。
【0056】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限定するものではなく、例えば以下
の如く適宜変更することができる。 (1)第1の実施形態において、図10(a)に示すよ
うに、外筒1の先端部外径R1を縮径(r1)した場合
を示したが、図10(b)に示すように、内径R2も縮
径(r2)させて内筒2の拡径部2aの側壁により確実
に当接するようにしてもよく、また、図10(c)に示
すように、先端部を弾性材料20で構成しかつ外径およ
び内径を縮径させて内筒2の拡径部2aとのシール性を
確実に確保できるようにしてもよい。また、この発明は
第1の実施形態だけなく第2〜7の実施形態においても
実施することができ、この場合も同様の効果を奏する。
【0057】(2)第2および第4の実施形態におい
て、内筒2の拡径部2aを外筒1からすべて突出させず
に脱血腔先端開口部21aを内筒2の拡径部2aで閉塞
させ、脱血は外筒1の側孔1aのみで行うようにした場
合を示したが、例えば第1の実施形態の場合と同様に、
内筒2の拡径部2aを外筒1からすべて突出させて脱血
腔先端開口部21aと側孔1aの両方から脱血を行うよ
うにしてもよい。この場合、脱血流量をより多くするこ
とができ、迅速に体外循環を行うことができる。
【0058】(3)上述の実施形態の外筒1の内壁およ
び内筒2の拡径部2aの外壁、またはいずれか一方に例
えばシリコンオイルなどの潤滑剤を施し、内筒2の摺動
性を向上させ、操作性の良いダブルルーメンカテーテル
としてもよい。また、スタイレット15の外壁および内
筒2の内壁、またはいずれか一方に潤滑剤を施し、スタ
イレット15の摺動性を向上させるようにしてもよい。 (4)また、外筒1の基部に固定された保持管3を省略
して外筒1の基部近傍に脱血管3cを分岐させるように
してもよく、この脱血管3cを斜め方向に分岐させるよ
うにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明に係るダブルルーメ
ンカテーテルは、少なくとも先端部外径が縮径された外
筒と、外径が外筒の内径より小径で先端部側に外筒の先
端部内径とほぼ等しい外径に拡径された拡径部が設けら
れた内筒との間に形成される腔を脱血腔とし、内筒の内
腔を送血腔とする二重の管腔を形成し、外筒の基部近傍
に脱血腔から分岐延長される脱血管を設けるとともに、
外筒の分岐部分に隣接する基部側に脱血腔を封じかつ内
筒を摺動自在に挿通せしめるシール弁体を設け、また内
筒の基部に送血側コネクターを設け、一端がこの送血側
コネクターと一体的に形成され内周面の少なくとも2箇
所に係止部を備えたほぼ円筒状の位置固定具を有し、外
周面に位置固定具の係止部が係止される係合部を備え内
筒を摺動自在に挿通せしめかつ位置固定具内で摺動自在
な位置決め部材を外筒の基部に設けるとともに、位置固
定具の基部内側と位置決め部材の基部との間に位置固定
具内に位置している内筒を被覆密閉する伸縮自在のスリ
ーブを設けて、位置固定具の基部側に設けられた係止部
に位置決め部材の係合部が係止されたときは、拡径部が
外筒から突出されて内筒と外筒先端部との間に脱血腔先
端開口部を形成するとともに、位置固定具の他端の開口
部側に設けられた係止部に位置決め部材の係合部が係止
されたときは、拡径部が外筒内に収納されて脱血腔先端
開口部を閉塞するように構成したので、簡単な構造でか
つ容易に脱血腔先端開口部を開放または閉塞することが
でき、血管内に留置されたダブルルーメンカテーテルの
ヘパリンロックを確実に長時間維持することができる。
これにより、体外循環再開時の血栓による脱血流量不足
または循環不可能などを防止することができるので、体
外循環の再開を容易に行うことができるとともに、体外
循環再開時に新しいものと差替えたりする必要がなくな
って患者および医師への負担を小さくすることができ、
操作性が良く経済的なダブルルーメンカテーテルを得る
ことができる。
【0060】また、本発明に係るダブルルーメンカテー
テルは、外筒の先端部の側壁および拡径部の側壁、また
はいずれか一方に1つ以上の側孔を設け、拡径部を外筒
内に収納したときに外筒先端部の側孔および拡径部の側
孔、またはいずれか一方の側孔が外筒の側壁および拡径
部の側壁、またはいずれか一方の側壁により閉塞される
位置にあり、位置固定具の基部側に設けられた係止部に
位置決め部材の係合部が係止されたときは、拡径部が外
筒から突出されて内筒と外筒先端部との間に脱血腔先端
開口部を形成してこの脱血腔先端開口部と外筒先端部の
側孔および拡径部の側孔とを開口するか、または拡径部
が外筒からすべて突出されずに外筒先端部の側孔および
拡径部の側孔を開口し、位置固定具の開口部側に設けら
れた係止部に位置決め部材の係合部が係止されたとき
は、拡径部が外筒内に収納されて脱血腔先端開口部と外
筒先端部の側孔および拡径部の側孔とを閉塞するように
構成したので、ヘパリンロック時における側孔および脱
血腔先端開口部の閉塞を確実に行えて血栓による循環不
可能などを確実に防止することができるとともに、複数
の側孔によって脱血および送血の流量を多くすることが
でき、迅速に体外循環が行えて患者へのダメージを小さ
し、使い勝手の良いダブルルーメンカテーテルを得るこ
とができる。
【0061】本発明に係るダブルルーメンカテーテル
は、基部に嵌合部を有し、先端部が内筒の先端部から突
出しかつ外壁が少なくとも内筒の先端部内壁に密着する
ように内筒の送血腔に着脱可能に嵌入されるスタイレッ
トを備えたので、先端部の内径が大きい内筒の先端部の
血管挿入時におけるめくれ等を防止することができると
ともに、ダブルルーメンカテーテル全体の剛性が補助さ
れて円滑な挿入を行うことができ、医師および患者に対
する負担の小さい操作性の良いダブルルーメンカテーテ
ルを得ることができる。
【0062】また、本発明に係るダブルルーメンカテー
テルは、外筒の先端部内径を縮径し、またはこの縮径部
を弾性材料で構成したので、内筒の拡径部とのシール性
を高めることができ、血栓による脱血流量不足または循
環不可能などをより確実に防止することができる。
【0063】本発明に係るダブルルーメンカテーテル
は、拡径部を柔軟性を有する材料で構成して内筒を外壁
と内壁の二層構造とし、内筒の外壁を拡径部と相溶性が
比較的良い材料で構成するとともに、内筒の内壁を硬質
性を有する材料で構成したもの、または内筒の壁内に金
属製のワイヤーを埋設したもの、あるいは拡径部を弾性
材料で構成したので、外筒から突出した拡径部による血
管壁などへの損傷を与えるおそれがなくなるとともに、
内筒の曲げ剛性を抑えかつトルク伝達性を維持すること
ができ、操作性の向上した信頼性の高いダブルルーメン
カテーテルを得ることができる。
【0064】また、本発明に係るダブルルーメンカテー
テルは、内筒の先端部を最先端部が閉塞した状態で構成
し、この内筒の先端部にスリットを設けたので、血管内
に留置させる操作に支障を与えることなく、送血腔から
のヘパリン加生理食塩水の放出および血液の流入を確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の作用説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の構成図およびその要
部の作用説明図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態の構成図である。
【図6】本発明の第5の実施形態の構成図である。
【図7】本発明の第6の実施形態の要部の拡大断面図で
ある。
【図8】本発明の第6の実施形態に係る内筒の変形例の
拡大断面図である。
【図9】本発明の第7の実施形態の要部の拡大断面図で
ある。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る外筒の拡大断
面図およびその変形例の拡大断面図である。
【図11】従来のダブルルーメンカテーテルの構成図お
よびそのm−m断面図である。
【図12】従来の他のダブルルーメンカテーテルの要部
の構成断面図およびそのn−n断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 1a 側孔 2 内筒 2a 拡径部 2b 側孔 2c 表面 3c 脱血管 5 脱血側チューブ 6 位置決め部材 7 挿通孔 8b 係合凹部 9 シール弁体 10 位置固定具 10a,10b 係止凸部 11 送血側コネクター 11a フランジ部 13 スリーブ 15 スタイレット 15a 本体 15b 嵌合部 15e 係止部 17 ワイヤー 18 最先端部 19 スリット 20 弾性材料 21 脱血腔 21a 脱血腔先端開口部 22 送血腔 A,B,C,D ダブルルーメンカテーテル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも先端部外径が縮径された外筒
    と、外径が前記外筒の内径より小径で先端部側に前記外
    筒の先端部内径とほぼ等しい外径に拡径された拡径部が
    設けられた内筒との間に形成される腔を脱血腔とし、前
    記内筒の内腔を送血腔とする二重の管腔を形成し、前記
    外筒の基部近傍に前記脱血腔から分岐延長される脱血管
    を設けるとともに、前記外筒の分岐部分に隣接する基部
    側に前記脱血腔を封じかつ前記内筒を摺動自在に挿通せ
    しめるシール弁体を設けたことを特徴とするダブルルー
    メンカテーテル。
  2. 【請求項2】 内筒の基部に送血側コネクターを設け、
    一端が該送血側コネクターと一体的に形成され内周面の
    少なくとも2箇所に係止部を備えたほぼ円筒状の位置固
    定具を有し、外周面に前記位置固定具の係止部が係止さ
    れる係合部を備え前記内筒を摺動自在に挿通せしめかつ
    位置固定具内で摺動自在な位置決め部材を前記外筒の基
    部に設けるとともに、前記位置固定具の基部内側と位置
    決め部材の基部との間に前記位置固定具内に位置してい
    る内筒を被覆密閉する伸縮自在のスリーブを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のダブルルーメンカテーテ
    ル。
  3. 【請求項3】 位置固定具の基部側に設けられた係止部
    に前記位置決め部材の係合部が係止されたときは、前記
    拡径部が前記外筒から突出されて内筒と外筒先端部との
    間に脱血腔先端開口部を形成するとともに、前記位置固
    定具の他端の開口部側に設けられた係止部に前記位置決
    め部材の係合部が係止されたときは、前記拡径部が前記
    外筒内に収納されて前記脱血腔先端開口部を閉塞するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2記載のダブルル
    ーメンカテーテル。
  4. 【請求項4】 外筒の先端部の側壁および拡径部の側
    壁、またはいずれか一方に1つ以上の側孔を設け、前記
    拡径部を前記外筒内に収納したときに前記外筒先端部の
    側孔および拡径部の側孔、またはいずれか一方の側孔が
    前記外筒の側壁および拡径部の側壁、またはいずれか一
    方の側壁により閉塞される位置にあり、前記位置固定具
    の基部側に設けられた係止部に前記位置決め部材の係合
    部が係止されたときは、前記拡径部が前記外筒から突出
    されて内筒と外筒先端部との間に脱血腔先端開口部を形
    成して該脱血腔先端開口部と前記外筒先端部の側孔およ
    び拡径部の側孔とを開口するか、または前記拡径部が前
    記外筒からすべて突出されずに前記外筒先端部の側孔お
    よび拡径部の側孔を開口し、前記位置固定具の開口部側
    に設けられた係止部に前記位置決め部材の係合部が係止
    されたときは、前記拡径部が前記外筒内に収納されて前
    記脱血腔先端開口部と前記外筒先端部の側孔および拡径
    部の側孔とを閉塞するように構成したことを特徴とする
    請求項2記載のダブルルーメンカテーテル。
  5. 【請求項5】 基部に嵌合部を有し、先端部が前記内筒
    の先端部から突出しかつ外壁が少なくとも内筒の先端部
    内壁に密着するように該内筒の送血腔に着脱可能に嵌入
    されるスタイレットを備えたことを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載のダブルルーメンカテーテル。
  6. 【請求項6】 外筒の先端部内径を縮径し、または該縮
    径部を弾性材料で構成したことを特徴とする請求項1,
    2,3,4または5記載のダブルルーメンカテーテル。
  7. 【請求項7】 拡径部を柔軟性を有する材料で構成して
    内筒を外壁と内壁の二層構造とし、該内筒の外壁を前記
    拡径部と相溶性が比較的良い材料で構成するとともに、
    前記内筒の内壁を硬質性を有する材料で構成したことを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載のダ
    ブルルーメンカテーテル。
  8. 【請求項8】 内筒の壁内に金属製のワイヤーを埋設し
    たことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6また
    は7記載のダブルルーメンカテーテル。
  9. 【請求項9】 拡径部を弾性材料で構成したことを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載
    のダブルルーメンカテーテル。
  10. 【請求項10】 内筒の先端部を最先端部が閉塞した状
    態で構成し、該内筒の先端部にスリットを設けたことを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8また
    は9記載のダブルルーメンカテーテル。
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