JPH09253050A - 視線検出装置及び視線検出機能付撮像装置 - Google Patents

視線検出装置及び視線検出機能付撮像装置

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JPH09253050A
JPH09253050A JP8070062A JP7006296A JPH09253050A JP H09253050 A JPH09253050 A JP H09253050A JP 8070062 A JP8070062 A JP 8070062A JP 7006296 A JP7006296 A JP 7006296A JP H09253050 A JPH09253050 A JP H09253050A
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Takashi Arai
崇 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の環境に影響されずに接眼検出の誤動作
を防止し、眼球が離れた位置に検出されても接眼検出が
可能となる。 【解決手段】 視線検出用照明手段及び接眼検出用照明
手段を設け、前記接眼検出用照明手段の指向角を視線検
出用照明手段と異ならせることにより前記視線検出用照
明手段の照明強度を上げることにより離れた位置の眼球
でも接眼を検出することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接眼検出手段及び視
線検出手段を備えた視線検出装置及び視線検出機能付撮
像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラやビデオカメラなどの撮像
装置においては赤外発光ダイオード(以下IREDと称
す。)などにより眼球を照明しその眼球の反射像をイメ
ージセンサによって読み取り、視線を検出する視線検出
機能付撮像装置がある。この視線検出機能付撮像装置に
おいては接眼を検出した後、視線検出回路などを駆動さ
せる、つまり接眼を検出するまで視線検出回路系を駆動
させない手段を有する撮像装置が開示されている。
【0003】接眼検出方法はイメージセンサが読み取る
画像の最も高い出力レベルが所定のレベルVS 以上であ
るかどうかにより判断される。図7(a)は使用者の眼
球が接眼している時のイメージセンサの出力概略図であ
り2つのIREDによる角膜での反射像が所定レベルを
越えているので接眼していると判断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては接眼検出の時に接眼レンズの撮影者の
眼が接眼レンズから離れている場合、反射光の出力レベ
ルが低下するため、その出力レベルが所定のレベルVS
より低いと接眼されていると認識されなくなってしま
う。
【0005】また接眼していない時に接眼レンズから強
い外乱光が入ると、外乱光の出力レベルが所定の基準レ
ベルVS より高いときには使用者の眼球が接眼している
と誤認識されてしまう。図7(b)はこのような外乱光
が入射した時のイメージセンサの出力図である。外乱光
が直接あるいは物体に反射した強い光により出力レベル
が所定の基準レベルVS を越えてしまっているため正し
い判断がなされない。本発明においては上記の問題を解
決する視線検出機能付撮像装置を提供することにある。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1においては、使用者の視線を検
出するために眼球を照明する第一の照明手段と、前記第
一の照明手段を用いることにより前記使用者の視線を検
出する視線検出手段と、前記使用者の接眼を検出するた
めに眼球を照明する第二の照明手段と、前記第二の照明
手段を用いることにより使用者の接眼を認識する接眼検
出手段と、前記第一の照明手段と前記第二の照明手段と
は指向角の異なる照明手段を用いることを特徴とする。
【0007】また、請求項2では、請求項1の視線検出
装置において、前記第一の照明手段は前記使用者が裸眼
のときに前記使用者の視線を検出する、裸眼用視線検出
照明手段であることを特徴とする。
【0008】また、請求項3では、請求項1の視線検出
装置において、前記第一の照明手段は前記使用者が眼鏡
をかけているときに前記使用者の接眼を検出する、眼鏡
用視線検出照明手段であることを特徴とする。
【0009】また、請求項4では、請求項2の視線検出
装置において、前記第二の照明手段は前記使用者が眼鏡
をかけているときに前記使用者の視線を検出する、眼鏡
用視線検出照明手段と兼用されることを特徴とする。
【0010】また、請求項5では、請求項3の視線検出
装置において、前記第二の照明手段は前記使用者が裸眼
のときに前記使用者の視線を検出する、裸眼用視線検出
照明手段と兼用されることを特徴とする。
【0011】また、請求項6では、請求項2に記載の視
線検出装置において、さらに前記使用者が眼鏡をかけて
いるときに視線を検出する眼鏡用視線検出照明手段とを
備え、前記眼鏡用視線検出照明手段に隣接して前記第二
の照明手段が配置されることを特徴とする。
【0012】また、請求項7では、請求項3に記載の視
線検出装置において、さらに前記使用者が裸眼のときに
前記使用者の視線を検出する裸眼用視線検出照明手段と
を備え、前記裸眼用視線検出照明手段に隣接して前記第
二の照明手段が配置されることを特徴とする。
【0013】また、請求項8では、請求項1に記載の視
線検出装置は、撮像機能を備えた視線検出機能付撮像装
置であることを特徴とする。
【0014】また、請求項9では、請求項1に記載の視
線検出機能付撮像装置において、前記第一の照明手段は
前記接眼レンズにより前記撮像装置の内部に位置し、前
記第二の照明手段が前記接眼レンズより外部に位置する
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項10では、使用者が裸眼のと
きに視線を検出する裸眼用視線検出照明手段と、前記使
用者が眼鏡を使用しているときに前記使用者の視線を検
出する眼鏡用視線検出照明手段と、前記裸眼用視線検出
照明手段及び前記眼鏡用視線検出照明手段のいずれにも
隣接して配置される前記第二の照明手段と、前記裸眼用
視線検出照明手段に隣接して配置され、前記使用者の視
線を検出する第一の接眼検出用照明手段と、前記眼鏡用
視線検出照明手段に隣接して配置され、前記使用者の視
線を検出する第二の接眼検出用照明手段と、前記第一の
接眼検出用照明手段及び前記第二の接眼検出用照明手段
のいずれかを選択的に照明させる選択手段と、前記選択
手段により選択された一方の照明手段を用いて前記使用
者の接眼の検出をする接眼検出手段と、前記一方の照明
手段を用いて接眼の検出がなされないときは、前記選択
手段を動作して前記他方の照明手段を照明させる制御手
段とを有することを特徴とする。
【0016】また、請求項11では、請求項8に記載の
視線検出装置において、前記第一の接眼検出用照明手段
及び前記第二の接眼検出用照明手段は前記裸眼用視線検
出照明手段の指向角とは異なることを特徴とする。
【0017】また、請求項12では、請求項8に記載の
視線検出装置において、前記第一の接眼検出用照明手段
及び前記第二の接眼検出用照明手段は前記眼鏡用視線検
出照明手段の指向角とは異なることを特徴とする。
【0018】また、請求項13では、請求項10に記載
の視線検出装置は撮像機能を備えた視線検出機能付撮像
装置であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の視線検出装置につ
いて、各図を参照しながらその実施の形態について説明
する。
【0020】図4(c)は視線検出方法の原理図(上面
図)であり、図4(d)は視線検出法の原理図(側面
図)である。図4(c)及び図4(d)において、90
6a、906bは使用者に対して不感の赤外光を放射す
る発光ダイオードなどの光源であり、各光源は結像レン
ズ911の光軸に対してx方向(水平方向)に略対称
に、またy方向(垂直方向)にはやや下側に(図4
(c))配置され、観察者の眼球を発散照明している。
【0021】眼球で反射した照明光の一部は結像レンズ
911によってイメージセンサ912に結像する図4
(a)はイメージセンサ912に投影される眼球像の概
略図であり、図4(b)はイメージセンサ912の出力
強度図である。
【0022】まず水平面に置いて図4(b)では光源9
06より反射された赤外光は使用者の眼球908の角膜
910を照明する。このとき角膜910の表面で反射し
た赤外光により形成される角膜反射像d(虚像)は結像
レンズ911により集光され、イメージセンサ912上
の位置d′に結像する。
【0023】同様に光源906aより放射された赤外光
は眼球の角膜910を照明する。このとき角膜910の
表面で反射した赤外光により形成された角膜反射像e
(虚像)は、結像レンズ911により集光され、イメー
ジセンサ912上の位置e′に結像する。また虹彩90
4の単部a、bからの光束は結像レンズ911の光軸に
対する眼球908の光軸の回転角が小さい場合、虹彩9
04の単部a、bのx座標をxa、xbとすると、x
a、xbはイメージセンサ上で多数点求めることができ
る(図4(a)中の×印)。そこでまず円の最小自乗法
にて瞳孔中心xcを算出する。一方角膜910の曲率中
心oのx座標をxoとすると、眼球908の光軸に対す
る回転角θxは、oc*sinθx=xcーxo(1) となる。また、角膜反射像dとeの中点kに所定の補正
値δxを考慮してxoを求めると、 xk=(xd+xe)/2 xo=(xd+xe)/2+δx (2) ここでδxは装置の設置方法及び眼球距離などから幾何
学的に求められる数値であり、その算出方法は省略す
る。(1)を(2)へ代入しθxを求めると、 θx=arcsin〔〔xcー{(xd+xe)/2+δx}〕/oc〕 (3) 更にイメージセンサー上に投影されたおのおのの特徴点
の座標と同様に、 θx=arcsin〔〔xc′ー{(xd′+xe′)/2+δx′}〕/o c/β〕 (4) となる。ここでβは結像レンズ911に対する眼球の距
離szeにより決まる倍率で、実際は角膜反射像の間隔
|xd′ーxe′|の関数として求められる。
【0024】垂直面で考えると、図4(c)のような構
成となる。ここで2個のIRED906a、906bに
より生じる角膜反射像は同位置に発生し、これをiとす
る。
【0025】眼球の回転角θyの算出方法は水平面の時
とほぼ同位置であるが、(2)式のみ異なり、角膜曲率
中心のoのy座標をyoとすると、 yo=yi+δy (5) ここでδyは装置の配置方法、眼球距離などから幾何学
に求められる数値であり、その算出方法は省略する。よ
って垂直方向の回転角θyは、 θy=arcsin〔〔yc′ー(yi′+δy′)〕/oc/β〕(6) となる。
【0026】更に、ビデオ撮像装置のファインダ画面上
の位置座標(xn、yn)はファインダー光学系で決ま
る定数mを用いると、水平面上、垂直面上の位置座標
(xn、yn)はファインダ光学系で決まる定数mを用
いると、 xn=m*arcsin〔〔xc′ー{(xd′+xe′)/2+δx′}〕 /oc/β〕 (7) yn=m*arcsin〔〔yc′ー{(yi′+δy′)〕/oc/β〕 (8) となる。
【0027】図4(a)で明らかなように、瞳孔エッヂ
の検出はイメージセンサ波形の立ち上がり(xb′)、
立ち上がり(xa′)を利用する。また、角膜反射像の
座標は鋭い立ち上がり部(xe′)及び(xd′)を利
用する。
【0028】以上のようにして使用者の視線を検出する
ことができる。
【0029】次に本発明の視線検出装置及び視線検出機
能付撮像装置実施の形態を例えばビデオカメラに適用し
た場合について説明する。
【0030】(第一の実施の形態)図5は本発明におけ
る撮像装置の視線検出及び接眼検出の駆動部の概略構成
図である。図に示した撮像装置は、ズームレンズを備え
被写体を撮像するレンズ光学系1001aと、レンズ光
学系1001aによって結像された画像を撮像して撮像
信号を出力する撮像素子を含む撮像系1001bとから
なるレンズ撮像系1001と出力された撮像信号に所定
の信号処理を施して規格化された映像信号に変換するカ
メラ信号処理回路1070、更にカメラ信号処理回路1
070より出力された映像信号を例えば磁気テープなど
の記録媒体に記録するVTR1080と、カメラ信号処
理回路1070より出力された信号、つまり撮像された
被写体を液晶ディスプレイ(LCD)などで表示する表
示素子1002などを備えている。
【0031】この表示素子1002の前には配置された
第一の接眼レンズ1003が配置され、撮影者の目の直
前に配置された第二の接眼レンズ1010、撮影者の目
1005の視線を検出する視線検出手段1006と、画
面内に設定されたフォーカスエリアの概略を表すAF枠
や、その他テープカウンターや撮影モードなど撮影者に
必要な情報などを表示素子1002へ表示する表示回路
1007と、この撮像装置の各部の動作を制御するシス
テムコントロール手段1008と、さまざまなデータを
記憶するためのメモリ1009、撮像装置の機能を実行
するための操作キー検出手段1004、後述するIRE
Dを駆動するためのIRED駆動回路1012、眼の反
射光を検出し撮影者の眼が近づいたことを検出する反射
光検出回路1011により構成されている。
【0032】前記視線検出手段1006は、撮影者の目
1005を赤外光を照明して角膜反射像を得る、本発明
の視線検出用照明手段としてのIRED(赤外発光ダイ
オード)1060と、可視光を反射し赤外光を透過する
ダイクロイックミラー1061と、このダイクロイック
ミラー1061を透過した赤外光を集光する集光レンズ
1062と、この集光レンズ1062により集光された
赤外光を電気信号に変換するイメージセンサ1063
と、このイメージセンサ1063上の撮影者の眼球10
05の像をもとに、撮影者の表示素子1002上の視線
を求める視線検出回路1064とを具備している。
【0033】ダイクロイックミラー1061は、可視光
を反射するため、撮影者が接眼レンズ1003、101
0を通して表示素子1002の画面を観察できるように
なっている。またダイクロイックミラー1061は、赤
外光を透過するため、IRED1060によって照射さ
れた目1005の反射像は第二の接眼レンズ1010を
通って、集光レンズ1062で集光されてイメージセン
サ1063上に像を結ぶようになっている。
【0034】図1(a)、及び図1(c)はそれぞれ本
実施例による視線検出用及び接眼検出用IREDの測面
図、及び上面図である。
【0035】また、図1(b)は使用者側からファイン
ダを覗いたIREDの正面図である。視線を検出する前
記IREDは異なる配置で裸眼用と眼鏡用が使い分けら
れている。1060aは本発明における裸眼用視線検出
照明手段としてのIREDであり、図1(b)において
は光軸からやや離れた下部から同一の高さで、光軸対称
に狭い幅で左右に1個づつ配置されている。
【0036】また1060bは本発明における眼鏡用視
線検出照明手段としてのIREDであり、光軸から裸眼
用のIRED1060aより更に離れたところの下部か
ら同一の高さで、光軸対称に広い幅で左右1個づつ配置
されている。
【0037】このような配置の理由はの変化に対し、眼
球距離によってよりよい条件を得るよう、できるだけ眼
の検出エリアを均等に照明するためであり、また前記角
膜反射像がまぶたに邪魔をされない高さにするためであ
る。
【0038】また眼鏡用視線検出用照明IRED106
0bの配置については、接眼位置が離れていても眼球の
照明が可能であり、かつ赤外光が眼鏡に反射してできる
ゴーストが検出に影響の少ない周辺部に現れるようにす
るためである。
【0039】次に使用者がファインダに眼を近づけてい
るかどうかの判断をする視線検出手段について説明す
る。この処理はシステムコントロール回路1008の指
令によって行われる。
【0040】図6は接眼の検出をする流れ図である。
【0041】システムコントロール回路1008の指令
によりまずIREDが発光されると共に角膜で反射され
た反射像がイメージセンサ1063に入射され、電荷の
蓄積が行われる(1102)。
【0042】次にイメージセンサ1063に蓄積された
電荷を読み出す(1103)。
【0043】更にイメージセンサ1063の出力信号に
基づいて、反射光検出回路1011にて反射物があり、
その反射像が検出された場合は、すなわち本発明の接眼
検出用照明手段としてのIRED101aに対する反射
像か否かを判別することによってそれが第二の接眼レン
ズ1010の近傍にあるかどうかを検出し、近傍に反射
物があった場合は次へ進み、ない場合は1102の前へ
戻る。
【0044】1104で反射物があった場合は、システ
ムコントロール回路1008内の視線マイコンのみON
とする(1105)。
【0045】再度IRED101aを発光させると共に
イメージセンサの蓄積を行う(1106)。
【0046】次にイメージセンサに蓄積された電荷を読
み出す(1107)。
【0047】図1(a)、及び図1(c)はそれぞれ本
実施例による視線検出用及び接眼検出用IREDの測面
図、及び上面図である。
【0048】次に視線マイコンにて角膜反射像があるか
(1108)、瞳孔があるか(1109)を判断し、ど
ちらも検出された場合はメイン電源をONとし(111
0)、カメラシステム全体を立ち上げる。
【0049】本発明の実施の形態における接眼検出は上
記のような構成となっている。
【0050】101aは指向角の狭い接眼検出用IRE
Dであり狭い角度に集光し狭い範囲を強く照明するもの
である。
【0051】図1(b)において指向角の狭い接眼検出
IRED101aは裸眼用の視線検出IREDに隣接し
て配置されている。これにより使用者の眼球が多少ずれ
ていても指向角の狭いIREDが使用者の眼球と近い位
置にあるため正確に視線検出可能となる。
【0052】接眼の検出はイメージセンサ1063の最
も高いレベルが所定の基準レベルVS を基準として判断
する。VS 以上の場合は接眼していると判断し、VS
満の場合は接眼していないと判断する。
【0053】図8(a)、及び図8(b)は、それぞれ
本実施の形態において接眼検出を行った時のイメージセ
ンサにおける角膜反射出力図、外乱光出力図である。本
発明においては接眼を検出するための照明手段として指
向角の狭いIREDを使用しているため角膜反射像の出
力レベルが高くなり所定の基準レベルVS を高く設定可
能となり、その結果として外乱光などによる誤動作が防
止できる。
【0054】(第二の実施の形態)図9aは本発明にお
いて接眼検出用IRED101cが裸眼用視線検出IR
EDを兼用したIREDの配置図であり、また図9bは
接眼検出用IRED101bが眼鏡用視線検出IRED
を兼用したIREDの配置図である。
【0055】図9aにおいては裸眼用の視線検出手段は
使用者が接眼したときに眼球に近い位置にあるため接眼
検出用IRED101cの指向角が狭くても視線の検出
が可能である。
【0056】また眼鏡用の視線検出用IREDの発光強
度は裸眼用の視線検出手段より眼球から裸眼用の視線検
出用IREDよりも離れた場所にあるため、予めやや強
くしてあるので、図9bにおいて、接眼検出を実行する
IRED101dが眼球から離れた位置でも接眼検出が
可能である。
【0057】以上によって接眼検出用に新たにIRED
を配置せずに接眼検出用IREDと兼用することで済
み、装置の小型化に反映される。尚、視線検出手段及び
接眼検出手段の構成及び動作は第一の実施の形態と同様
なので説明は省略する。
【0058】(第三実施の形態)図10は本発明におけ
るの第三の実施の形態におけるIREDの配置図であ
る。
【0059】図10においては指向角の狭い接眼検出用
のIRED101bを眼鏡用IRED1060bに隣接
して配置した場合である。
【0060】このとき、指向角の狭い接眼検出用のIR
ED1060bは赤外光が遠い位置まで届くので使用者
の接眼が離れた位置においても検出可能となる。
【0061】尚、視線検出手段及び接眼検出手段の構成
及び動作は第一の実施の形態と同じなので説明は省略す
る。
【0062】(第四の実施の形態)図3(a)及び図3
(b)はそれぞれ本発明における第四の実施の形態にお
けるIREDの配置の側面図及び正面図である。
【0063】裸眼用IRED1060a及び眼鏡用IR
ED1060bはダイクロイックミラー1061の背面
に配置されており、ダイクロイックミラー1061と第
二の接眼レンズを介して照明する。また指向角の狭い接
眼検出IREDは接眼レンズの前方に配置されている。
【0064】以上の構成により第二の接眼レンズ101
0の前方にスペースの少ない場合でも、眼に近い場所に
指向角の狭いIREDを配置することで正確に接眼検出
を可能とする。
【0065】(第五の実施の形態)図2は本発明におけ
る第5の実施の形態におけるIREDの配置の正面図で
ある。指向角の狭い接眼検出用IREDは図2のように
裸眼用視線検出IRED1060a及び眼鏡用視線検出
IRED1060bのそれぞれに隣接して配置されてい
る。この実施の形態においてまずはじめに裸眼用視線検
出IRED1060aに隣接した本発明の第一の接眼検
出用照明手段である、指向角の狭いIRED101a及
び眼鏡用視線検出IRED1060bに隣接した指向角
の狭い本発明の第二の接眼検出用照明手段である、IR
ED101bのどちらか1組を接眼検出するために駆動
を開始させる。例えばIRED101aにより接眼を検
出するとき接眼をしていないと判定されると、システム
コントロール回路は101bにより再び接眼検出を実行
させる。
【0066】以上のような構成により接眼の検出を正確
に実行可能とすることが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上に説明した様に本願の請求項1によ
れば、接眼検出用の照明手段の指向角を狭くすることに
より照明強度を強くし、イメージセンサの角膜反射像の
読みだし出力レベルが上がりことにより離れた接眼位置
においても接眼検出を可能とし、外乱光に影響されるこ
となく接眼の判断を可能とする。
【0068】また本願の請求項2によれば、使用者が裸
眼のときに前記使用者の接眼及び視線を検出することが
可能となる。
【0069】また、本願の請求項3によれば、使用者が
裸眼のときに前記使用者の接眼及び視線を検出すること
が可能となる。
【0070】また、本願の請求項4及び請求項5によれ
ば、指向角を狭くした接眼検出用のIREDと視線検出
IREDとを兼用することによりIREDの設置の繁雑
化を抑制し装置の小型化を導く。
【0071】また本願の請求項6によれば、指向角を狭
くした接眼検出用IREDを使用者の視線を検出する眼
鏡用視線検出IREDに隣接して配置することにより眼
球がファインダ面から離れた位置に接眼する場合におい
ても容易かつ正確に接眼検出を可能とする。
【0072】また本願の請求項7によれば、指向角を狭
くした接眼検出用IREDを裸眼の使用者の視線を検出
する裸眼用視線検出IREDに隣接して配置することに
より正確に接眼検出を可能とする。
【0073】また本願の請求項8によれば、請求項1の
視線検出装置はカメラまたはビデオカメラなどの撮像装
置に適用することができ、適切な撮像が可能となる。
【0074】また本願の請求項9によれば裸眼用視線検
出IRED及び眼鏡用視線検出IREDはダイクロイッ
クミラーの背面に配置され、また指向角の狭い接眼検出
用IREDが前方に配置されることにより装置の小型化
を促進しかつ接眼検出能力を損なわないものとする。
【0075】また本願の請求項10によれば裸眼用視線
検出IRED及び眼鏡用視線検出IREDの2組にいず
れも接眼検出用IREDが隣接して配置され、その2組
の接眼検出用IREDのいずれかが誤った判断を下して
も他の一組の接眼検出用IREDがフォローしてくれる
ので更に正確な接眼の検出が可能となる。
【0076】また本願の請求項11及び請求項12によ
れば接眼検出用のIREDの指向角を視線検出用のIR
EDと異ならせることにより、接眼の検出がより正確に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一の実施の形態における視
線検出用及び接眼検出用IREDの側面配置図。(b)
は本発明の第一の実施の形態における視線検出用及び接
眼検出用IREDの正面配置図。(c)は本発明の第一
の実施の形態における視線検出用及び接眼検出用IRE
Dの上面配置図。
【図2】本発明の第五の実施の形態における視線検出用
及び接眼検出用IREDの正面配置図。
【図3】(a)は、本発明の第四の実施の形態における
視線検出用及び接眼検出用IREDの側面配置図。
(b)は、本発明の第四の実施の形態における視線検出
用及び接眼検出用IREDの正面配置図。
【図4】(a)は、視線検出用照明手段による眼球の反
射像。(b)は、イメージセンサによる角膜反射像の出
力レベルの強度図。(c)は、視線検出方法の原理図
(上面図)。(d)は、視線検出方法の原理図(側面
図)。
【図5】本発明における視線検出機能付撮像装置の概略
構成図。
【図6】本発明における接眼検出時の流れ図。
【図7】(a)は、従来の接眼時のイメージセンサの出
力概略図。(b)は、外乱光が入射したときのイメージ
センサの出力概略図。
【図8】(a)は、本発明における接眼時のイメージセ
ンサの出力概略図。(b)は、外乱光が入射したときの
イメージセンサの出力概略図。
【図9】(a)は、本発明の第二の実施の形態において
裸眼用視線検出IREDと接眼検出用IREDとを兼用
したときのIRED正面配置図。(b)は、本発明の第
二の実施の形態において眼鏡用視線検出IREDと接眼
検出用IREDとを兼用したときのIRED正面配置
図。
【図10】本発明の第三の実施の形態において眼鏡用視
線検出IREDに隣接して接眼検出用IREDを配置し
たときのIRED正面配置図。
【符号の説明】
101 接眼検出用IRED 1010 第二の接眼レンズ 1011 反射光検出回路 1012 IRED駆動回路 1060 視線検出用IRED 1063 イメージセンサ 1064 視線検出回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の視線を検出するために眼球を照
    明する第一の照明手段と、 前記第一の照明手段を用いることにより前記使用者の視
    線を検出する視線検出手段と、 前記使用者の接眼を検出するために眼球を照明する第二
    の照明手段と、 前記第二の照明手段を用いることにより使用者の接眼を
    認識する接眼検出手段と、 前記第一の照明手段と前記第二の照明手段とは指向角の
    異なる照明手段を用いることを特徴とする視線検出装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第一の照明手段
    は前記使用者が裸眼のときに前記使用者の視線を検出す
    るための裸眼用視線検出照明手段であることを特徴とす
    る視線検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第一の照明手段
    は前記使用者が眼鏡をかけているときに前記使用者の接
    眼を検出するための眼鏡用視線検出照明手段であること
    を特徴とする視線検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記第二の照明手段
    は前記使用者が眼鏡をかけているときに前記使用者の視
    線を検出するための眼鏡用視線検出照明手段と兼用され
    ることを特徴とする視線検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記第二の照明手段
    は前記使用者が裸眼のときに前記使用者の視線を検出す
    るための裸眼用視線検出照明手段と兼用されることを特
    徴とする視線検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、さらに前記使用者が
    眼鏡をかけているときに視線を検出する眼鏡用視線検出
    照明手段とを備え、前記眼鏡用視線検出照明手段に隣接
    して前記第二の照明手段が配置されることを特徴とする
    視線検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項3において、さらに前記使用者が
    裸眼のときに前記使用者の視線を検出する裸眼用視線検
    出照明手段とを備え、前記裸眼用視線検出照明手段に隣
    接して前記第二の照明手段が配置されることを特徴とす
    る視線検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の視線検出装置を備えた
    ことを特徴とする視線検出機能付撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記第一の照明手段
    は前記接眼レンズにより前記撮像装置の内部に位置し、
    前記第二の照明手段が前記接眼レンズより外部に位置す
    ることを特徴とする視線検出機能付撮像装置。
  10. 【請求項10】 使用者が裸眼のときに視線を検出する
    裸眼用視線検出照明手段と、 前記使用者が眼鏡を使用しているときに前記使用者の視
    線を検出する眼鏡用視線検出照明手段と、 前記裸眼用視線検出照明手段に隣接して配置され、前記
    使用者の接眼を検知する第一の接眼検出用照明手段と、 前記眼鏡用視線検出照明手段に隣接して配置され、前記
    使用者の接眼を検出する第二の接眼検出用照明手段と、 前記第一の接眼検出用照明手段及び前記第二の接眼検出
    用照明手段のいずれかを選択的に照明させる選択手段
    と、 前記選択手段により選択された一方の照明手段を用いて
    前記使用者の接眼の検出をする接眼検出手段と、 前記一方の照明手段を用いて接眼の検出がなされないと
    きは、前記選択手段を動作して他方の照明手段を照明さ
    せる制御手段とを有することを特徴とする視線検出装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記第一の接眼
    検出用照明手段及び前記第二の接眼検出用照明手段は前
    記裸眼用視線検出照明手段の指向角とは異なることを特
    徴とする視線検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記第一の接眼
    検出用照明手段及び前記第二の接眼検出用照明手段は前
    記眼鏡用視線検出照明手段の指向角とは異なることを特
    徴とする視線検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の視線検出装置を備
    えたことを特徴とする視線検出機能付撮像装置。
JP8070062A 1996-03-26 1996-03-26 視線検出装置及び視線検出機能付撮像装置 Withdrawn JPH09253050A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021210235A1 (ja) * 2020-04-14 2021-10-21 キヤノン株式会社 電子機器

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WO2021210235A1 (ja) * 2020-04-14 2021-10-21 キヤノン株式会社 電子機器

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