JP3761978B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置のファインダ装置及び視線検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
視線検出原理について説明する。図13は視線検出方法の原理図(上面図)であり、図14は視線検出法の原理図(側面図)である。
【0003】
図13及び図14において、906a、906bは使用者に対して不感の赤外光を放射する発光ダイオードなどの光源であり、各光源は結像レンズ911の光軸に対してx方向(水平方向)に略対称に、またy方向(垂直方向)にはやや下側に(図14)配置され、観察者の眼球を発散照明している。
【0004】
眼球で反射した照明光の一部は結像レンズ911によってイメージセンサ912に結像する。図12(a)はイメージセンサ912に投影される眼球像の概略図であり、図12(b)はイメージセンサ912の出力強度図である。
【0005】
まず水平面に置いて図12(b)では光源906bより反射された赤外光は使用者の眼球908の角膜910を照明する。このとき角膜910の表面で反射した赤外光により形成される角膜反射像d(虚像)は結像レンズ911により集光され、イメージセンサ912上の位置d′に結像する。
【0006】
同様に光源906aより放射された赤外光は眼球の角膜910を照明する。このとき角膜910の表面で反射した赤外光により形成された角膜反射像e(虚像)は、結像レンズ911により集光され、イメージセンサ912上の位置e′に結像する。
【0007】
また虹彩904の単部a、bからの光束は結像レンズ911の光軸に対する眼球908の光軸の回転角θが小さい場合、虹彩904の単部a、bのx座標をxa、xbとすると、xa、xbはイメージセンサ上で多数点求めることができる(図12(a)中の×印)。
【0008】
そこでまず円の最小自乗法にて瞳孔中心xcを算出する。一方、角膜910の曲率中心oのx座標をxoとすると、眼球908の光軸に対する回転角θxは、
oc*sinθx=xc−xo(1)
となる。ここでo′は眼球の中心である。また、角膜反射像dとeの中点kに所定の補正値δxを考慮してxoを求めると、
xk=(xd+xe)/2
xo=(xd+xe)/2+δx(2)
ここでδxは装置の設置方法及び眼球距離などから幾何学的に求められる数値であり、その算出方法は省略する。(1)を(2)へ代入しθxを求めると、
θx=arcsin〔〔xc−{(xd+xe)/2+δx}〕/oc〕(3)
【0009】
更にイメージセンサー上に投影されたおのおのの特徴点の座標と同様に、
θx=arcsin〔〔xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′}〕/oc/β〕(4)
となる。ここでβは結像レンズ911に対する眼球の距離szeにより決まる倍率で、実際は角膜反射像の間隔|xd′−xe′|の関数として求められる。
なお、a′b′はイメージセンサ912上に結像した瞳のエッジ部である。
【0010】
垂直面で考えると、図13のような構成となる。ここで2個の赤外発光ダイオード(以下IREDとする。)906a、906bにより生じる角膜反射像は同位置に発生し、これをiとする。
【0011】
眼球の回転角θyの算出方法は水平面の時とほぼ同位置であるが、(2)式のみ異なり、角膜曲率中心のoのy座標をyoとすると、
yo=yi+δy (5)
ここでδyは装置の配置方法、眼球距離などから幾何学に求められる数値であり、その算出方法は省略する。よって垂直方向の回転角θyは、
θy=arcsin〔〔yc′−(yi′+δy′)〕/oc/β〕(6)
となる。
【0012】
さらに、撮像装置のファインダ画面上の位置座標(xn、yn)はファインダー光学系で決まる定数mを用いると、水平面上、垂直面上の位置座標(xn、yn)はファインダ光学系で決まる定数mを用いると、
xn=m*arcsin〔〔xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′}〕/oc/β〕(7)
yn=m*arcsin〔〔yc′−{(yi′+δy′)〕/oc/β〕(8)
となり、視線の位置が決定される。
【0013】
図12(a)で明らかなように、瞳孔エッヂの検出はイメージセンサ波形の立ち上がり(b′)、立ち上がり(a′)を利用する。また、角膜反射像の座標は鋭い立ち上がり部(e′)及び(d′)を利用する。
【0014】
また、ビデオカメラのファインダに搭載されている視線スイッチの機能について説明する。
【0015】
図15はLCDなどの表示素子1002の撮影情報や視線スイッチなどの表示例である。
【0016】
図15において、表示右下の数字は日付けを示している。「W」1101a、「T」1101b、「F」1101cからなるメニューが表示されている。「W」はワイド側へのズーミング、「T」はテレ側へのズーミング、「F」はフェードの動作をそれぞれ示すものである。
【0017】
例えば、使用者が表示「T」を注視したとすると、後述するシステムコントロール回路は「T」に所定時間注視点が入っていると判断するとへの注視がに所定時間注視点が入っていると判断すると、「T」への注視がなされなくなるテレ側のズーミングを実行させるために後述するレンズ撮像系へ信号を送る。
【0018】
次に、視線AFについて説明する。視線AFの表示例を図16に示す。
【0019】
同図において、1201はフォーカスエリアの概略を視線AF枠であり、使用者が図16中の人物を注視していると、この注視している座標に基づいてレンズ撮像系へ信号を送り、フォーカスエリアを指定するとともに表示手段1007へも注視点信号を送り、表示素子1002の画面内にAF枠を表示させ、エリア内の被写体に合焦させる。
【0020】
図22は撮像装置のファインダ部の断面図を示している。同図において119はアイポイント調整つまみであり、ファインダ部106と一体で摺動する。このつまみでLCDなどの表示素子107と接眼レンズ108との距離を変えることによって、接眼していても、離眼していても画像をはっきり見ることができる。
【0021】
特に、図22(a)から図22(b)のように表示素子107と接眼レンズ108との距離を近接させた状態にすると、使用者が接眼レンズ108から離れて覗いていても(図20におけるBの状態)、画像をはっきりと認識させることができる。
【0022】
これは図17(a)のように表示素子107上の像yが接眼レンズ108の焦点距離f上にある場合(図20におけるAの状態)のアイポイントlに比べ、図13(b)のようにファインダ上の像が接眼レンズ108の焦点距離fのかなり内側sにあるときのアイポイントl′の方が接眼レンズ108とアイポイントとの距離がはるかに長くなるためである。
【0023】
一般的に、このようなアイポイントが長いファインダの状態は、「スポーツファインダ」や、「スポーツファインダモード」などの名称で呼ばれている。
【0024】
上記のように撮像装置のファインダ部を摺動させ接眼レンズと表示素子を近接させ、スポーツファインダモードにするもののほか、撮像装置の形状などの都合上、接眼レンズを予め大きいものを使用することによりファインダの表示をファインダから離れた距離で見ることを可能としたファインダが存在する。
【0025】
図18及び図19は表示素子107上の画像が眼球に入るまでの光路を簡略化して示したものである。
【0026】
図18において眼球がAの位置にあるときには接眼レンズ108が図示の大きさであると、表示素子1002の画角から眼球への光路は(1)のように眼球に入る。しかし、眼球の位置がBの位置にあるときには、光路は瞳の端部bの外を通るので使用者に画像は認識されない。すなわち画面の一部が欠けて見えなくなる。
【0027】
これに対し、図19の場合は接眼レンズ108′は図18の接眼レンズ108より大きくしてある。このような場合、眼球がBに位置しても光路は(2)を通り、眼球に入る。このように接眼レンズが大きいとファインダを離して見ても画面が欠けることはなく上述したスポーツファインダとしての機能が発揮される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では以下のような問題点があった。
LCDなどの表示素子に出力される撮像装置の電池容量の残量、撮影時間、日付けなどの撮影情報は撮影画像もしくは再生画像の画角を損なわない程度の大きさで表示されていた。
【0029】
しかし、ファインダを「スポーツファインダ」として用い、使用者が接眼レンズから離れて画像を確認するとき、表示素子上の撮影情報が従来通り小さいものであると、撮影情報を使用者が認識することは困難である。このため、スポーツファインダとして装置を用いるときは撮影情報の確認を行うときには一旦ファインダ部に近づいて確認することを余儀なくされていた。
【0030】
また、視線検出ユニットを有しファインダから眼球を離しても画像を確認可能な撮像装置においては、図19のようにIRED906を接眼レンズ108′の外周に配置すると接眼レンズ108′が大きいためその光路は(3)のようになりまぶた900に遮られて眼球には届かない。
【0031】
また、上記のようなことを考慮してまぶたに光路を遮られないように、図21に示すように接眼レンズ108′の内側CにIRED906を配置すると、眼球の位置がBの位置のとき、表示素子107の画角の光路は(4)のように眼球3に入るが、表示画像はIRED906によって遮光されてしまい非常に見ずらくなる。
【0032】
本発明は上記のような問題を鑑み、使用者がファインダから眼球を離して画像を確認する(図20のBの状態)ことが可能なスポーツファインダ時においても撮像装置の撮影情報の確認を容易とする。
【0033】
また、視線を検出するために眼球を照明するIREDを移動することによりファインダ画面を見やすくすることを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ファインダに眼を近づけて画像を確認する第1のモードと、前記ファインダから眼を離して画像を確認する第2のモードを具備する撮像装置において、前記ファインダ内に前記撮像装置の撮影情報を表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、前記第1のモードに切り替えられる場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、前記第2のモードに切り替えられる場合には所定時間ごとに前記第2の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0035】
本発明は、ファインダに眼を近づけて画像を確認する第1のモードと、前記ファインダから眼を離して画像を確認する第2のモードを具備する撮像装置において、前記ファインダ内に前記撮像装置の撮影情報を表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、前記第1のモードに切り替えられる場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、前記第2のモードに切り替えられる場合には所定時間ごとに前記第1の表示手段と前記第2の表示手段とを切り替えて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0036】
本発明は、使用者の眼がファインダに近づいたかどうかを検出する接眼検知ユニットと、前記ファインダ内に撮影情報を表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、使用者の眼がファインダに近づいた場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には前記第2の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0037】
本発明は、使用者の眼がファインダに近づいたかどうかを検出する接眼検知ユニットと、前記ファインダ内に撮影情報を表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、使用者の眼がファインダに近づいた場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には所定時間ごとに前記第2の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0038】
本発明は、使用者の眼がファインダに近づいたかどうかを検出する接眼検知ユニットと、前記ファインダ内に撮影情報を表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、使用者の眼がファインダに近づいた場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には所定時間ごとに前記第1の表示手段と前記第2の表示手段とを切り替えて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す。
【0049】
(第1の実施の形態)
図1は本実施の形態の撮像装置の構成概略図である。
【0050】
図1に示した構成において、1011はズームレンズを備え被写体をCCDなどに露光し被写体像を電気的な信号に変換するレンズ撮像系、また1001はNTSC信号などの規格化された信号に処理する信号処理回路、さらに1012は磁気テープや光ディスクなどの画像を記録するための記録媒体である。
【0051】
そのほか、レンズ撮像系1011により撮像される被写体を観察するためのLCDなどを有する表示素子1002と、この表示素子1002の前に配置された第1の接眼レンズ1003と、使用者の目の直前に配置された第2の接眼レンズ1010と、使用者の目1005の接眼を検知し、さらに視線を検出する視線検出ユニット1006と、フォーカスエリアの概略を表すAF枠、視線スイッチの指標、その他テープカウンターや撮影モードなど使用者に必要な情報などを表示素子1002へ表示する表示回路1007を具備する。
【0052】
また、この撮像装置の各部を制御する制御手段としてのシステムコントロール手段1008と、さまざまなデータを記憶するためのメモリ1009、撮像装置の機能を実行するための操作スイッチ検出回路1004を具備して概略構成されている。
【0053】
視線検出ユニット1006は、使用者の眼球1005に赤外光を照射する赤外発光ダイオード(以下、IREDと称す)1060と、可視光を反射し赤外光を透過するダイクロイックミラー1061と、このダイクロイックミラー1061を透過した赤外光を集光する集光レンズ1062と、この集光レンズ1062により集光された赤外光を電気信号に変換する光電変換素子1063と、さらにこの光電変換素子1063上の使用者の眼球をもとに、使用者の表示素子1002上の注視点を求める注視点検出回路1064とを具備することにより概略構成している。
【0054】
ダイクロイックミラー1061は、可視光を透過するため、使用者が接眼レンズ1003、1010を通して表示素子1002の画面を観察できるようになっている。またダイクロイックミラー1061は、赤外光を反射するため、赤外発光ダイオード1060によって照射された目1005の反射像は第二の接眼レンズ1010を通って、集光レンズ1062で集光されて光電変換素子1063上に像を結ぶようになっている。
【0055】
注視点検出回路1064は光電変換素子912上の使用者の眼球の像を基に、前述した原理に基づいたアルゴリズムに従い、使用者の表示素子1002画面上の注視点を求めるものである。
【0056】
本実施の形態は、図5に示したファインダを有し、表示ユニット506が移動可能で図5(b)のように接眼レンズ508に、この表示部506が近づくことにより第2のモードとしてのスポーツファインダモードとなり、また、遠ざけることにより図5(a)のように第1のモードとしての通常のファインダモードとなるものである。
【0057】
図2は本実施の形態のフローチャートであり、以下説明する。
【0058】
まずS101において、システムコントロール回路1008は視線検出ユニット1006に視線検出の指令を送る。
【0059】
この指令を受けてIRED1060が発光を開始し、光電変換素子1063が眼球像の読み取りを開始する(S102)。
【0060】
S103において、反射物があると判断されると次にS104において瞳孔があるかどうかを検出する。ここで瞳孔があると判断された場合、S105においてシステムコントロール回路1008は接眼していると判断し、S106において表示回路1007に「通常出力モード」の選択信号を出力させ、接眼レンズ508と表示素子507の関係を図5(a)のような状態とする。
【0061】
このとき、表示素子1002の画面の端または画面の中央に小さく第1の表示手段として図3(a)のようなバッテリーの残量の表示及び撮影時間などの撮影情報が表示される。
【0062】
また、S103において、反射物が検出されていないとき及びS104において瞳孔が検出されていないときは、S107において接眼していないと判断される。
【0063】
そうすると、S108において、「情報強調出力モード」の選択信号が出力され、第2の表示手段として図3(b)のように画面の中央に「通常出力モード」の表示が拡大され、接眼レンズ508と表示素子507の関係を図5(b)のように近接した状態に摺動される。
【0064】
「情報強調出力モード」のとき、拡大された撮影情報の表示は通常の画像の撮影の邪魔になるので都合によって所定間隔ごとに表示させたり、第2の表示手段と第1の表示手段を所定時間ごとに切り替えて表示したりする。
【0065】
上記では、ファインダの通常モードとスポーツファインダモードを接眼を検知することによってそれらのモードに移行させていたが、手動作によってこれらのモードにしてもよい。図4において、118a及び118bは、スポーツファインダモードであるかどうかを検出するスポーツファインダモード検出部であり、これらが図4(a)のように非接触の状態にある場合、システムコントロール回路1008は、表示回路1007に「通常情報出力モード」の選択信号を出力する。
【0066】
また、スポーツファインダモード118a及び118bが図4(b)のように接触状態にある場合、システムコントロール回路1008は表示回路1007に「情報強調出力モード」の選択信号を出力する。
【0067】
以上のように、表示手段が移動してスポーツファインダモードになるような撮像装置においても、使用者がファインダ部に接眼していないときには、撮影状況及び再生状況に関するさまざまな情報の表示を所定時間ごとに拡大して画面の中央に配置させているので、使用者がファインダから離れて使用しているスポーツファインダモードのときにおいてもさまざまな撮影情報の確認が容易となる。
【0068】
上記の接眼の検出では、使用者の瞳孔まで判定して接眼の検出を行っていたが検出動作を簡略化するために反射物のみを検出して接眼の判断を行ってもよい。反射物のみを検出して接眼の判断を行うフローチャートを図6に示す。図6のフローチャートは図2のフローチャートの瞳孔検出の判断がないのみであり、同図の説明は省略する。
【0069】
(第2の実施の形態)
本実施の形態の撮像装置の構成概略図はダイクロイックミラーが図1の第1の実施の形態のものとは赤外光を透過し可視光を反射しているという差異があるがそのほかの構成は同様であり説明は省略する。
【0070】
図7は本実施の形態のファインダ部の断面図であり、照明ユニット1204は通常モード及びスポーツファインダモードに合わせて移動する。
【0071】
図8は上記照明ユニットの断面図である。同図において、点線によって図示されているIRED906は、IRED906を不図示のシステムコントロール回路へ結ぶために点線によって図示されているフレキシブル基板911と共に、照明ユニット1204に固定されている。
【0072】
照明ユニット1204はUの位置で眼球照明が可能であり、Tの位置はこの照明ユニットが光路を遮らないように水平に倒れた状態にある。
【0073】
また照明ユニット1204にはギヤ1202が設けられており、照明ユニット1204をUまたはTの位置に移動させる移動部材1208のギヤ部1209と噛み合っている。
【0074】
図9は、図8とは異なる角度から描写した照明ユニット1204の構造図である。照明ユニット1204には回転軸1201が設けられており、回転軸1201はそれぞれ固定板5及び6にある穴に嵌合して固定されている。照明ユニット1204はこの回転軸1201を軸として回動する。
【0075】
図10は移動部材1208をY方向から見た図である。移動部材1208はモールドなどによって形成されたプラスチックなどの部材で作られている。この移動部材の1208bは空洞となっていることにより突起部1208aは突出したり陥没したり(図10の点線部)する。
【0076】
眼球をファインダから離して画像の確認をするスポーツファインダモードのときや使用者の視線を検出しないときは移動部材1208をVの位置まで移動させる。このとき移動部材1208の突起部1208aは固定部材1206の凹部1206と略嵌合して固定される。
【0077】
この動作に伴い、移動部材1208上のギヤ部1209と照明ユニット1204のギヤ1202が噛み合って照明ユニット1204に駆動力を伝導させて照明ユニット1204を回動させてTの状態となる。これによってファインダ視野内から離脱され、使用者の視野を遮らないようにする。
【0078】
また、使用者がファインダに接眼しているときは移動部材1208をVからWへ動かす。このとき移動部材1208上の突起部1208aは凹部1208bに押し込まれ(図10の点線1208a′の状態)、Wの位置で凹部1206bと略嵌合して固定される。
【0079】
この動作に伴い、移動部材1208上のギヤ部1209と照明ユニット1204のギヤ1202が噛み合って照明ユニット1204に駆動力を伝導させて照明ユニット1204を回動させてTの状態となる。
【0080】
照明ユニットがTの状態のとき、光電変換素子1063を含めた視線検出ユニットを駆動するための視線駆動スイッチ1209が照明ユニット1204によって押圧された状態であり、このとき、視線検出ユニットは駆動を停止している。
【0081】
照明ユニットがUの状態のとき、視線駆動スイッチ1209は開放され、このとき視線検出ユニットは駆動を開始している。
【0082】
また、このような形態において、ファインダの視線検出ユニットを取り外し可能としてもよい。図11は、外枠部2aから視線検出ユニット2bが着脱可能としたものである。そうすることにより使用者の視線を検出したいときは視線検出ユニット2bを取り付け、必要のないときは視線検出機能の付属されていないユニットを取りつければよい。
【0083】
また、図5のような可動型のファインダ装置にも、もちろん本実施の形態は適用可能である。
【0084】
以上のように本発明によれば、視線検出のための眼球を照明するユニットが移動可能であるので、視線検出の必要のないときまたはファインダから眼球を離して画像を確認する「スポーツファインダ」として用いるときは、表示素子から眼球までの光路を遮らないように移動するので、スポーツファインダ機能と視線検出機能を兼用した撮像装置を提供することができる。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、ファインダに眼を近づけて画像を確認する第1のモードに切り替えられる場合には第1の表示手段にて撮影情報を表示するように制御し、ファインダから眼を離して画像を確認する第2のモードに切り替えられる場合には所定時間ごとに、第1の表示手段よりも拡大して撮影情報を表示する第2の表示手段にて撮影情報を表示するように制御するので、ファインダから眼を離しているときにも撮影情報の確認が容易となる。
【0086】
本発明によれば、ファインダに眼を近づけて画像を確認する第1のモードに切り替えられる場合には第1の表示手段にて撮影情報を表示するように制御し、ファインダから眼を離して画像を確認する第2のモードに切り替えられる場合には所定時間ごとに第1の表示手段と第1の表示手段よりも拡大して撮影情報を表示する第2の表示手段とを切り替えて撮影情報を表示するように制御するので、ファインダから眼を離しているときにも撮影情報の確認が容易となる。
【0087】
本発明によれば、使用者の眼がファインダに近づいた場合には第1の表示手段にて撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には第1の表示手段よりも拡大して撮影情報を表示する第2の表示手段にて撮影情報を表示するように制御するので、ファインダから眼を離しているときにも撮影情報の確認が容易となる。
【0088】
本発明によれば、使用者の眼がファインダに近づいた場合には第1の表示手段にて撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には所定時間ごとに第1の表示手段よりも拡大して撮影情報を表示する第2の表示手段にて撮影情報を表示するように制御するので、ファインダから眼を離しているときにも撮影情報の確認が容易となる。
【0089】
本発明によれば、使用者の眼がファインダに近づいた場合には第1の表示手段にて撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には所定時間ごとに第1の表示手段と第1の表示手段よりも拡大して撮影情報を表示する第2の表示手段とを切り替えて撮影情報を表示するように表示するように制御するので、ファインダから眼を離しているときにも撮影情報の確認が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における撮像装置の構成概略図。
【図2】第1の実施の形態における視線検出機能を有する撮像装置に本発明を適用したときのフローチャート。
【図3】(a)は第1の実施の形態における「通常出力モード」時のファインダの表示例を、
(b)は第1の実施の形態における「情報強調出力モード」時のファインダの表示例をそれぞれ示す図である。
【図4】(a)は通常のファインダモード時の接眼検知ユニットを具備していない撮像装置の断面を、
(b)はスポーツファインダモード時の接眼検知ユニットを具備していない撮像装置の断面をそれぞれ示す図。
【図5】(a)は通常のファインダモード時の接眼検知ユニットを具備する撮像装置の断面を、
(b)はスポーツファインダモード時の接眼検知ユニットを具備する撮像装置の断面をそれぞれ示す図。
【図6】第1の実施の形態における接眼検出機能を有する撮像装置に本発明を適用したときのフローチャート。
【図7】第2の実施の形態における撮像装置のファインダの断面図。
【図8】第2の実施の形態における照明ユニットの側面図。
【図9】第2の実施の形態における照明ユニットの正面図。
【図10】第2の実施の形態における移動部材の下面図。
【図11】第2の実施の形態におけるファインダの外枠と取り外し可能な視線検知ユニットの外観図。
【図12】(a)は光電変換素子上に投影される眼球像を、
(b)は光電変換素子により読み取られた眼球像の出力をそれぞれ示す図。
【図13】視線検出方法の原理図(上面図)。
【図14】視線検出方法の原理図(側面図)。
【図15】表示素子上の撮影情報及び視線スイッチなどの表示例。
【図16】視線入力によるAF動作の表示例。
【図17】(a)は通常時のファインダにおけるレンズとアイポイントとの関係を、
(b)はスポーツファインダモードにおけるレンズとアイポイントとの関係をそれぞれ示す図。
【図18】通常の接眼レンズと眼球の関係。
【図19】接眼レンズを大きくしたときの接眼レンズと眼球の関係。
【図20】スポーツファインダを有する撮像装置の外観図。
【図21】第2の実施の形態の原理図。
【図22】(a)は従来のスポーツファインダの通常時のファインダの断面図。
(b)は従来のスポーツファインダ時のファインダの断面図。
【符号の説明】
1002 撮像素子
1006 視線検出ユニット
1010 第2の接眼レンズ
1060 IRED
1063 光電変換素子
1064 注視点検出回路
1204 照明ユニット
1208 移動部材

Claims (5)

  1. ファインダに眼を近づけて画像を確認する第1のモードと、前記ファインダから眼を離して画像を確認する第2のモードを具備する撮像装置において、
    前記ファインダ内に前記撮像装置の撮影情報を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、
    前記第1のモードに切り替えられる場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、前記第2のモードに切り替えられる場合には所定時間ごとに前記第2の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. ファインダに眼を近づけて画像を確認する第1のモードと、前記ファインダから眼を離して画像を確認する第2のモードを具備する撮像装置において、
    前記ファインダ内に前記撮像装置の撮影情報を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、
    前記第1のモードに切り替えられる場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、前記第2のモードに切り替えられる場合には所定時間ごとに前記第1の表示手段と前記第2の表示手段とを切り替えて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  3. 使用者の眼がファインダに近づいたかどうかを検出する接眼検知ユニットと、
    前記ファインダ内に撮影情報を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、
    使用者の眼がファインダに近づいた場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には前記第2の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  4. 使用者の眼がファインダに近づいたかどうかを検出する接眼検知ユニットと、
    前記ファインダ内に撮影情報を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、
    使用者の眼がファインダに近づいた場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には所定時間ごとに前記第2の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  5. 使用者の眼がファインダに近づいたかどうかを検出する接眼検知ユニットと、
    前記ファインダ内に撮影情報を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段よりも拡大して前記撮影情報を表示する第2の表示手段と、
    使用者の眼がファインダに近づいた場合には前記第1の表示手段にて前記撮影情報を表示するように制御し、使用者の眼がファインダから離れた場合には所定時間ごとに前記第1の表示手段と前記第2の表示手段とを切り替えて前記撮影情報を表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
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