JPH09253019A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JPH09253019A
JPH09253019A JP6423596A JP6423596A JPH09253019A JP H09253019 A JPH09253019 A JP H09253019A JP 6423596 A JP6423596 A JP 6423596A JP 6423596 A JP6423596 A JP 6423596A JP H09253019 A JPH09253019 A JP H09253019A
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JP
Japan
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cleaning
pump
path
air
drainage
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JP6423596A
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English (en)
Inventor
Masaki Yura
政樹 由良
Hiroaki Inui
浩章 乾
Takeshi Inada
剛士 稲田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンプルな洗浄乾燥機構でもって、所定の洗
浄性能と乾燥性能を得ることができる洗浄機を提供す
る。 【解決手段】 被洗浄物を収納する洗浄槽1と、洗浄水
または空気を加圧する第1のインペラー3と洗浄水を加
圧する第2のインペラー4を有するポンプ5と、洗浄水
または空気を噴出する噴射口7aを有する噴射ノズル8
を備えて、前記ポンプ5を駆動するモータ6を駆動源と
する前記噴射ノズル8の回転手段とを設けたものであ
る。この発明によれば、コンパクトな洗浄乾燥機構でも
って、所定の洗浄性能と乾燥性能を得ることができる洗
浄機が提供できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、食器洗い乾燥機を
始めとする洗浄機に係わり、噴射ノズルより洗浄水また
は空気の噴射により洗浄または乾燥を行う洗浄乾燥機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗浄槽内に設置された被洗浄物に、噴射
ノズルから洗浄水を噴射して、洗浄を行う洗浄機として
例えば食器洗い乾燥機が挙げられる。以下に従来の食器
洗い乾燥機について、図7に基づいて説明する。
【0003】食器の洗浄を行う場合には、食器を洗浄槽
31の洗浄ラック32に収納し、洗剤を投入して運転を
開始する。運転が開始されると、まず所定量の洗浄水を
洗浄槽31に供給する給水工程が実行される。続いて、
洗浄ポンプ33によって加圧され且つヒータ34によっ
て加熱された洗浄水が洗剤と共に噴射ノズル35から噴
射される本洗工程が行われる。洗浄水は噴射ノズル35
の噴射口36a〜36fから鉛直方向または斜め上方向
に噴射される。また噴射ノズル35はこの噴射反力によ
って略水平に回転する。したがって、洗浄水の多くは噴
射ノズル35の回転方向とは逆方向に傾斜して噴射され
て、食器に衝突する。この洗浄水の衝突力・洗剤・熱等
の作用によって、食器は洗浄されるものである。所定時
間の本洗工程を経ると、次に食器から洗い落とされた汚
れを含む洗浄水を排水ポンプ37によって機外に排出す
る排水工程に入る。引き続いて、新たに洗浄水を供給す
る給水工程と、洗剤や残菜(食器に付着した汚れを残菜
ともいう)で汚れた食器をすすぐために洗浄水を噴射ノ
ズル35から噴射するすすぎ工程と、前記排水工程とが
連続して4回繰り返されて、洗浄工程を終了する。
【0004】続いて、送風機38により空気を送風ダク
ト39から送風口40を経て洗浄槽31に送り込み、ヒ
ータ34を断続的に運転して温風を発生させる。この温
風で食器や洗浄ラック32に付着した水滴を蒸発させる
乾燥工程が行われる。この工程で洗浄槽31内の多湿な
空気は排気口41より機外に排出される。
【0005】なお42は、洗浄ポンプ33・排水ポンプ
37・ヒータ34等の運転を制御する制御装置である。
また、43は送風機38に機外の空気を送り込むための
吸気口である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の食器
洗い乾燥機を始めとして、一般にこのような洗浄機は、
以下のような課題を有している。
【0007】つまり、洗浄ポンプ33と排水ポンプ37
と送風機38の3個のモータで駆動される洗浄乾燥機構
を必要とする。そのために機構部の容積が大きくなっ
て、洗浄機全体の容積に占める被洗浄物の収納容積が小
さい。したがって、被洗浄物の容量が少ない。また洗浄
機構が複雑であり、部品点数が多いために、製造上のコ
ストすなわち製品の価格が高いものである。
【0008】また、乾燥工程で洗浄槽31内部の湿気お
よび被洗浄物の水滴は排気口41から機外に排出される
ものであり、室内に過剰な湿気を与えて周辺機器に結露
を発生する恐れのあるものである。
【0009】本発明は以上のような従来の構成が有して
いる課題を解決するもので、シンプルな洗浄乾燥機構お
よびコンパクトな機構部でもって、所定の洗浄性能と乾
燥性能を得ることができる洗浄機を提供することを目的
としているものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄機は、被洗
浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水または空気を加圧する
インペラーを有するポンプと、洗浄水または空気をポン
プの加圧力により噴出する噴射口を有する噴射ノズル
と、前記洗浄槽内からポンプを介して機外に連通する吸
気経路および排水経路と、排気経路と、前記排気経路を
開閉する排気弁と、前記洗浄槽からポンプへの循環経路
を開閉する切換弁とを設け、排水工程時には、排気経路
及び循環経路の開閉弁を閉じることにより、排水を行う
ものであり、コンパクトな洗浄乾燥機構部でもって、所
定の洗浄性能と乾燥性能を得ることができる洗浄機が提
供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水または空気を加圧
するインペラーを有するポンプと、洗浄水または空気を
ポンプの加圧力により噴出する噴射口を有する噴射ノズ
ルと、前記洗浄槽内からポンプを介して機外に連通する
吸気経路と、洗浄槽内から機外へ連通する排水経路及び
排気経路と、前記排気経路を開閉する排気弁と、前記洗
浄槽からポンプへの循環経路を開閉する切換弁を備え
て、排水工程で前記排気経路および循環経路を閉じる洗
浄機であり、洗浄工程ではポンプにより加圧された洗浄
水が、噴射ノズルより被洗浄物に噴射されて、洗浄する
作用を有する。排水工程では排気経路を排気弁で閉じ
て、ポンプにより洗浄水を加圧するとともに、循環経路
を切換弁で閉じることで、洗浄槽の内圧を高めて排水経
路から排水する。さらに洗浄水が排水された後は、吸気
経路から空気を吸い込みながら、ポンプによる送風でも
って乾燥作用を有する。
【0012】本発明の請求項2記載の発明は、被洗浄物
を収納する洗浄槽と、洗浄水または空気を加圧するイン
ペラーを有するポンプと、洗浄水または空気をポンプの
加圧力により噴出する噴射口を有する噴射ノズルと、前
記洗浄槽内からポンプを介して機外に連通する吸気経路
と、洗浄槽内から機外へ連通する排水経路と、前記排水
経路を開閉する排水弁と、前記洗浄槽からポンプへの循
環経路を開閉する切換弁を備え、排水工程で前記循環経
路を閉じる洗浄機であり、請求項1の発明に加えて、排
水工程では排水経路の排水弁を開放して、ポンプにより
洗浄水を加圧するとともに、洗浄槽の内圧を高めて排水
経路から排水し、さらに洗浄水が排水された後は、吸気
経路から機外より空気を取り込み被洗浄物に送風して、
水滴を吹き飛ばしたり蒸発するという乾燥作用を有す
る。したがって、洗浄・排水・乾燥の各性能を低下させ
ることなく排気経路を省略することができる。
【0013】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
及び請求項2記載の発明に加えて、ポンプを駆動するモ
ータを駆動源とする噴射ノズルの回転手段を備えたもの
であり、ポンプによる送風に加えて、モータにより噴射
ノズルが回転するので、温風の噴射口が洗浄槽の内底部
を回転移動する。すなわち、被洗浄物に対して均一な送
風を与えることでより高い乾燥性能を有する。
【0014】本発明の請求項4記載の発明は、請求項3
記載の発明に加えて、噴射ノズルの回転方向を乾燥工程
で正逆反転する制御装置を備えたものであり、温風の噴
射口が洗浄槽の内底部を正逆反転しながら、回転移動
し、さらに高い洗浄効率や乾燥効率を有するとともに、
被洗浄物の収納方向や位置の条件に関わらずに、安定し
て洗浄性能や乾燥性能を有する。
【0015】
【実施例】以下、実施例について、図1から図6を用い
て説明する。
【0016】(実施例1)図1において、1は洗浄槽、
2は食器等の被洗浄物を収納する洗浄ラックであって洗
浄槽1内に設けている。3は洗浄水または空気を加圧す
るインペラー、4はインペラー3によって加圧した洗浄
水または空気を吐出するポンプ、5aは洗浄水または空
気を噴射する噴射口である。6は噴射口5aを有する噴
射ノズル、7は洗浄槽1の底部から機外に連通した吸気
経路、8は洗浄槽1の上部で機外に連通した排気経路、
9は洗浄水を排出する排水経路である。10は排気経路
8を開閉する排気弁、11は前記ポンプ4の吸込み口で
あり、12は前記洗浄槽1の底部からポンプ4の吸込み
口11に至る循環経路である。13はこの循環経路を開
閉する切換弁である。14は洗浄水または空気を加熱す
るヒータ、15はポンプ4を駆動するモータである。1
6は洗浄槽1の底部で汚れを濾過する排水フィルター、
17は給水経路を開閉して洗浄水を供給する給水弁であ
る。
【0017】次に動作を説明する。まず、食器等の被洗
浄物を洗浄ラック2に収納し、洗浄槽1の所定の位置に
装着して洗剤を投入して、図示していないスイッチをオ
ンしたとする。スイッチがオンされて運転を開始する
と、まず給水弁17を開放して所定量の洗浄水を洗浄槽
1に供給する給水工程を実行する。続いて、本洗工程が
始まると、ポンプ4によって加圧した洗浄水が噴射ノズ
ル6に送られて、噴射口5aから被洗浄物に向かって噴
射される。被洗浄物に衝突して汚れを落とした洗浄水
は、排水フィルター16で濾過される。そして循環経路
12を経て吸込み口11からポンプ4へと循環しなが
ら、繰り返して被洗浄物に向かって噴射される。同時に
ヒータ14に通電して、洗浄水や食器等が加熱される。
この洗浄工程では排気弁10は排気経路8を開放する。
また、切換弁13は循環経路12を開放する。これによ
って、洗浄槽1の内圧の上昇を防止するとともに、洗浄
水のポンプ4への循環を行うものである。
【0018】所定時間の本洗工程を経ると、次に被洗浄
物から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を機外に排出す
る排水工程に入る。排水工程は、図2に示すように排気
弁10は排気経路8を閉じて、切換弁13は循環経路1
2を閉じて行われる。ここではまず洗浄水が噴射ノズル
6から噴射されて、洗浄槽1の内底部に集められる。さ
らにポンプ4は加圧できる洗浄水がなくなると、モータ
15の負荷が小さくなる。と、制御装置18がその状態
を検知してモータ15の回転数を上げる。するとポンプ
4は吸気経路7から空気を取り込んで、インペラー3で
空気を加圧する。このとき、排気経路8や給水弁17や
循環経路12が閉じているので、密閉された空間である
洗浄槽1の内圧が上昇して、洗浄槽1の底部の洗浄水は
排水フィルター16を経て排水経路9に送られる。排水
経路9は、洗浄工程で洗浄水が機外に排出することを防
止するために、一定高さまで立ち上げられているが、ポ
ンプ4の加圧能力でこれを越えて排水する。
【0019】引き続き、新たに洗浄水を供給する給水工
程と、洗剤等で汚染した被洗浄物をすすぐために洗浄水
を噴射ノズル4から噴射するすすぎ工程と、排水工程と
が連続し、これらを4回繰り返して洗浄工程が終了す
る。
【0020】続いて、ポンプ4により洗浄槽1内に機外
より空気を送り込み、被洗浄物に付着した水滴を吹き飛
ばしたり蒸発させる乾燥工程が行われる。乾燥工程は、
図3に示すように排気弁10は排気経路8を開放して、
切換弁13は循環経路12を閉じて行われる。空気は吸
気経路7を経て吸込み口11からポンプ4へと案内され
て、インペラー3で加圧されて、噴射ノズル6から被洗
浄物に向かって送風される。同時にヒータ14に間欠的
に通電して空気を加熱することで、この送風は温風とな
る。被洗浄物を乾燥した後の湿った空気は、排気経路8
から機外に排気される。また、その一部は排水経路9か
らも排気される。すなわちポンプ4による送風で乾燥作
用がなされる。
【0021】以上のように1個のモータで駆動されるシ
ンプルな洗浄乾燥機構でもって、所定の洗浄性能と乾燥
性能を得ることができるものである。したがって、洗浄
乾燥機構の部品点数が少ないものであって、製造上のコ
ストすなわち製品の価格が安価にできるものである。ま
た、機構部の容積がコンパクトになるので、洗浄機全体
の容積に占める被洗浄部の収納容積を大きくして、被洗
浄物の容量が大きい洗浄機を実現できる。さらに、洗浄
機を小型化して、軽量化することも可能となる。
【0022】(実施例2)機構部品の基本構成について
は、図1の構成と同様で説明を省略するが、図4におい
て、前述の第1の手段とは、排水経路9を開閉する排水
弁20と、洗浄槽1からポンプ4への循環経路12を開
閉する切換弁13を備えていて、排気経路8がない点で
異なるものである。
【0023】次に動作について説明する。洗浄工程に関
する基本的な動作は、前記第1の実施例と同様である。
【0024】洗浄工程では、ポンプ4によって加圧した
洗浄水が噴射口5aから被洗浄物に向かって噴射され
る。この洗浄工程では排水弁10は排水経路9を閉じる
とともに、切換弁13は循環経路12を開放する。
【0025】所定時間の本洗工程を経ると、次に被洗浄
物から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を機外に排出す
る排水工程に入る。排水工程は、図5に示すように排水
弁20は排水経路9を開放して、切換弁13は循環経路
12を閉じて行われる。ここではまず洗浄水が噴射ノズ
ル6から噴射されて、洗浄槽1の内底部に集められる。
さらにポンプ4は加圧できる洗浄水がなって、モータ1
5の負荷が小さくなると、制御装置18がその状態を検
知してモータ15の回転数を上げる。するとポンプ4は
吸気経路7から空気を取り込んで、インペラー6で加圧
する。このとき、給水弁17や循環経路12が閉じてい
るので、洗浄槽1の内圧が上昇して、洗浄槽1の底部の
洗浄水は排水フィルター16を経て排水経路9に送られ
る。排水経路9は、洗浄工程で洗浄水が機外に排出する
ことを防止するために、一定高さまで立ち上げられてい
るが、ポンプ4の加圧能力でこれを越えて排水する作用
が第1の実施例と同様に行われる。
【0026】引き続き、新たに洗浄水を供給する給水工
程と、洗剤等で汚染した被洗浄物をすすぐために洗浄水
を噴射ノズル4から噴射するすすぎ工程と、排水工程と
が連続し、これらを4回繰り返して洗浄工程が終了す
る。
【0027】続いて、ポンプ4により洗浄槽1内に機外
より空気を送り込み、被洗浄物に付着した水滴を吹き飛
ばしたり蒸発させる乾燥工程が行われる。乾燥工程は、
排水工程と同様に、図5に示すように排水弁20は排水
経路9を開放して、切換弁13は循環経路12を閉じて
行われる。空気は吸気経路7からポンプ4を経て、噴射
ノズル6から被洗浄物に送風される。同時にヒータ14
に間欠的に通電して空気を加熱することで、この送風は
温風となる。被洗浄物を乾燥した後の湿った空気は、空
気は排水経路9から機外に排気される。すなわちポンプ
4による送風で、水滴を吹き飛ばしたり蒸発するという
乾燥作用がなされる。
【0028】以上のようにシンプルな洗浄乾燥機構でも
って、所定の洗浄性能と乾燥性能を得ることができるも
のである。
【0029】また、乾燥工程で洗浄槽1内部の湿気およ
び被洗浄物の水滴は排水経路9から機外に排出されるも
のである。したがって、排水経路9の先端を排水管に接
続する等の処理をするだけで、室内に過剰な湿気を排気
せずに、快適に使用できる洗浄機を実現するものであ
る。
【0030】(実施例3)機構部品の基本構成について
は、図1の構成と同様で説明を省略するが、図6におい
て、上記の第1および第2の手段とは、ポンプ4を駆動
するモータ15を駆動源とする噴射ノズル6の回転手段
25を備えた点で異なるものである。26は複数個の歯
車よりなる回転手段25の回転を噴射ノズル6に伝達す
るための歯車であって、噴射ノズル6に固定されてい
る。この回転手段25は,洗浄工程でも乾燥工程でも噴
射ノズル6を駆動するものである。
【0031】シンプルな洗浄乾燥機構でもって、所定の
洗浄性能と乾燥性能を得ることができる点は第1の実施
例および第2の実施例と同様のものであるので、説明を
省略する。
【0032】第3の実施例は、乾燥工程でポンプ4によ
る送風に関して、モータ15により噴射ノズル6が一定
の回転数で回転するものである。そのため、噴射口5a
は洗浄工程と同様に回転軌跡を描くものであり、被洗浄
物に対してより均一な送風を与えることが可能となる。
したがって、より高い乾燥性能を有する。
【0033】さらに、第3の実施例では、モータ15を
正逆反転するだけで、噴射ノズル6の回転方向も正逆反
転する洗浄乾燥機構とすることが可能である。これを第
4の実施例とする。
【0034】このためには、ポンプ4にはインペラー3
の回転方向の違いによる特性の差異を許容できる形式と
形状をあらかじめ選定する。また、モータ15を反転す
るための、切換回路を制御装置18に追加する。
【0035】このような洗浄乾燥機構で、洗浄工程およ
び乾燥工程で間欠的にモーター15を正逆反転する。一
般に、洗浄水および空気の噴射方向は、噴射口5aが静
止時に真上に一定速度で噴射する形状であっても、噴射
ノズル6の回転速度の影響によって変化する。そこで、
噴射ノズル6を反転することで、被洗浄物に対して、そ
の両面から洗浄水および空気を噴射することが可能とな
る。したがって、実施の形態4では、洗浄効率や乾燥効
率は一定方向に回転するものに比べて、さらに向上す
る。また、被洗浄物の収納方向や位置の条件に関わらず
に、安定して洗浄性能や乾燥性能を発揮するものであ
る。しかも、シンプルな洗浄乾燥機構でもって、所定の
洗浄性能と乾燥性能を得ることができる点は第3の実施
例と同様のものである。
【0036】なお、上記の実施例では回転手段が洗浄工
程や乾燥工程中連続して噴射ノズル等を回転することと
したが、これを断続的に行う構成としてもよいことは言
うまでもない。さらには、乾燥工程のみでもよいことも
同様である。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明は、被洗浄
物を収納する洗浄槽と、洗浄水または空気を加圧するイ
ンペラーを有するポンプと、洗浄水または空気をポンプ
の加圧力により噴出する噴射口を有する噴射ノズルと、
前記洗浄槽内からポンプを介して機外に連通する吸気経
路と、洗浄槽内から機外へ連通する排水経路及び排気経
路と、前記排気経路を開閉する排気弁と、前記洗浄槽か
らポンプへの循環経路を開閉する切換弁を備えて、排水
工程で前記排気経路および循環経路を閉じる洗浄機であ
り、洗浄工程ではポンプにより加圧された洗浄水が、噴
射ノズルより被洗浄物に噴射されて、洗浄する作用を有
する。排水工程では排気経路を排気弁で閉じて、ポンプ
により洗浄水を加圧するとともに、循環経路を切換弁で
閉じることで、洗浄槽の内圧を高めて排水経路から排水
する。さらに洗浄水が排水された後は、吸気経路から空
気を吸い込みながら、ポンプによる送風でもって乾燥作
用を有する。
【0038】本発明の請求項2記載の発明は、被洗浄物
を収納する洗浄槽と、洗浄水または空気を加圧するイン
ペラーを有するポンプと、洗浄水または空気をポンプの
加圧力により噴出する噴射口を有する噴射ノズルと、前
記洗浄槽内からポンプを介して機外に連通する吸気経路
と、洗浄槽内から機外へ連通する排水経路と、前記排水
経路を開閉する排水弁と、前記洗浄槽からポンプへの循
環経路を開閉する切換弁を備え、排水工程で前記循環経
路を閉じる洗浄機であり、請求項1の発明に加えて、排
水工程では排水経路の排水弁を開放して、ポンプにより
洗浄水を加圧するとともに、洗浄槽の内圧を高めて排水
経路から排水し、さらに洗浄水が排水された後は、吸気
経路から機外より空気を取り込み被洗浄物に送風して、
水滴を吹き飛ばしたり蒸発するという乾燥作用を有す
る。したがって、洗浄・排水・乾燥の各性能を低下させ
ることなく排気経路を省略することができる。
【0039】具体的には、洗浄工程では洗浄水はポンプ
で加圧されて、繰り返し被洗浄物に噴射されることで洗
浄作用を有する。このとき排水経路を排水弁で閉じてい
るので、洗浄水は機外に排出されない。排水工程では排
水経路の排水弁を開放して、ポンプにより洗浄水を加圧
するとともに、洗浄槽の内圧を高めて排水経路から排水
する。さらに洗浄水が排水された後は、吸気経路から機
外より空気を取り込み被洗浄物に送風して、水滴を吹き
飛ばしたり蒸発するという乾燥作用を有する。
【0040】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
及び請求項2記載の発明に加えて、ポンプを駆動するモ
ータを駆動源とする噴射ノズルの回転手段を備えたもの
であり、ポンプによる送風に加えて、モータにより噴射
ノズルが回転するので、温風の噴射口が洗浄槽の内底部
を回転移動する。すなわち、被洗浄物に対して均一な送
風を与えることでより高い乾燥性能を有する。
【0041】本発明の請求項4記載の発明は、請求項3
記載の発明に加えて、噴射ノズルの回転方向を乾燥工程
で正逆反転する制御装置を備えたものであり、温風の噴
射口が洗浄槽の内底部を正逆反転しながら、回転移動
し、さらに高い洗浄効率や乾燥効率を有するとともに、
被洗浄物の収納方向や位置の条件に関わらずに、安定し
て洗浄性能や乾燥性能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における洗浄機の洗浄工
程を示す要部構成図
【図2】同洗浄機の排水工程を示す要部構成図
【図3】同洗浄機の乾燥工程を示す要部構成図
【図4】本発明の第2の実施例における洗浄機の洗浄工
程を示す要部構成図
【図5】同洗浄機の排水工程を示す要部構成図
【図6】本発明の第3の実施例における洗浄機の乾燥工
程を示す要部構成図
【図7】従来の食器洗い乾燥機の要部構成図
【符号の説明】
1 洗浄槽 4 ポンプ 6 噴射ノズル 7 吸気経路 9 排水経路 12 循環経路 13 切換弁 15 モータ 10 排気弁 20 排水弁 25 回転手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水ま
    たは空気を加圧するインペラーを有するポンプと、洗浄
    水または空気をポンプの加圧力により噴出する噴射口を
    有する噴射ノズルと、前記洗浄槽内からポンプを介して
    機外に連通する吸気経路と、洗浄槽から機外へ連通する
    排水経路及び排気経路と、前記排気経路を開閉する排気
    弁と、前記洗浄槽からポンプへの循環経路を開閉する切
    換弁を備えて、排水工程で前記排気経路および循環経路
    を閉じる洗浄機。
  2. 【請求項2】 被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水ま
    たは空気を加圧するインペラーを有するポンプと、洗浄
    水または空気をポンプの加圧力により噴出する噴射口を
    有する噴射ノズルと、前記洗浄槽内からポンプを介して
    機外に連通する吸気経路と、洗浄槽内から機外へ連通す
    る排水経路と、前記排水経路を開閉する排水弁と、前記
    洗浄槽からポンプへの循環経路を開閉する切換弁を備
    え、排水工程で前記循環経路を閉じる洗浄機。
  3. 【請求項3】 ポンプを駆動するモータを駆動源とする
    噴射ノズルの回転手段を備えた請求項1または請求項2
    記載の洗浄機。
  4. 【請求項4】 噴射ノズルの回転方向を乾燥工程で正逆
    反転する制御装置を備えた請求項3記載の洗浄機。
JP6423596A 1996-03-21 1996-03-21 洗浄機 Pending JPH09253019A (ja)

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JP6423596A JPH09253019A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 洗浄機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101530852A (zh) * 2008-03-10 2009-09-16 富士通株式会社 清洁装置、清洗槽、清洁方法以及用于制造物件的方法

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