JPH09252607A - 作業車両の遠隔操作装置 - Google Patents

作業車両の遠隔操作装置

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JPH09252607A
JPH09252607A JP8064282A JP6428296A JPH09252607A JP H09252607 A JPH09252607 A JP H09252607A JP 8064282 A JP8064282 A JP 8064282A JP 6428296 A JP6428296 A JP 6428296A JP H09252607 A JPH09252607 A JP H09252607A
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JP
Japan
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steering
switch
engine
working
state
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JP8064282A
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Osamu Yukimoto
修 行本
Yosuke Matsuo
陽介 松尾
Katsuya Yuda
克也 油田
Makoto Sugimoto
誠 杉本
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Yamaha Motor Co Ltd
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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、他の機器の故障を誘発するこ
となく、エンジンの故障等の原因を調査することができ
る作業車両の遠隔操作装置を提供する。 【解決手段】 作業車両を遠隔操作するための操作盤
に、前記作業車両用のエンジン停止スイッチと、前記エ
ンジン停止スイッチが操作されたとき、前記作業車両に
装備された前後進切替手段をニュートラル状態にする指
令信号および前記作業車両のブレーキ装置を制動側に作
動させる指令信号および前記作業車両に搭載された作業
機を作業状態から非作業状態にする指令信号の各信号を
それぞれのアクチュエータに出力するエンジン停止制御
手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耕運機,芝刈り機
等の農業用機械器具、トラクターその他作業車両の遠隔
操作装置に関し、特に耕運機を遠隔操作するのに最適な
遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業車両の走行中に、エンジンの
故障等が判明したためその原因を調査する場合等には、
操作子を操作して前後進ギヤあるいはクラッチを中立に
してブレーキを作動させ車両を停車させるとともに、別
の操作子を操作して作業車両に搭載された作業機を作業
状態から非作業状態にし、さらに別の操作子を操作して
エンジンを停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の場合には、前後進ギヤやクラッチあるいはブレーキ
を作動させる操作子と、作業車両を作業状態と非作業状
態に切り替える操作子と、エンジンを停止させる操作子
が別のもので構成されるため、その故障が他の機器への
故障に波及しないようにするには、各操作子を短時間の
うちに略同時に操作しなければならず、これを行うには
ある程度の熟練を要した。また、熟練者であっても、操
作が非常に面倒であった。さらに、誤操作する恐れがあ
り、これによれば、他の機器の故障を誘発する恐れがあ
った。
【0004】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みなさ
れたものであって、簡単な操作で、他の機器の故障を誘
発することなく、エンジンの故障等の原因を調査するこ
とができる作業車両の遠隔操作装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、作業車両を遠隔操作するための
操作盤に、前記作業車両用のエンジン停止スイッチと、
前記エンジン停止スイッチが操作されたとき、前記作業
車両に装備された前後進切替手段をニュートラル状態に
する指令信号および前記作業車両のブレーキ装置を制動
側に作動させる指令信号および前記作業車両に搭載され
た作業機を作業状態から非作業状態にする指令信号の各
信号をそれぞれのアクチュエータに出力するエンジン停
止制御手段とを設けたことを特徴とする作業車両の遠隔
操作装置を提供する。
【0006】上記構成によれば、エンジン停止スイッチ
を操作するだけで、エンジン停止制御手段により自動的
に前後進切替手段がニュートラル状態にされるとともに
作業機が作業状態から非作業状態にされ、さらにブレー
キ装置が作動し、エンジンが停止されるので、エンジン
等の故障が他の機器への故障に波及しない短時間のうち
に誤操作することなく、一連の操作を確実に行うことが
でき、その故障に対する調査を余裕をもって行うことが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記作業機を作業状態から非作業状態に切り替えるアク
チュエータをエンジンで駆動される構成とし、前記エン
ジン停止制御手段により前記作業機が作業状態から非作
業状態に切り替わった状態で前記エンジンを停止させる
指令信号をエンジンのアクチュエータに出力する機能を
付加した。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る遠隔操作装置が適用さ
れる作業車両の基本構成図である。この例の作業車両
は、耕運機であり、前後進ノークラッチ切り替え,旋回
時後ろ内輪自動ブレーキ,前外輪2倍速等を標準装備し
たトラクター1で構成される。このトラクター1には、
操舵輪である前輪2側のボンネット3上に第1カメラ4
と第1画像送信機5が設けられ、駆動輪である後輪6側
に第2カメラ7と第2画像送信機8とアンテナ9付きの
受信機10とカメラパーン駆動サーボモータ11が設け
られる。また、前輪2と後輪6の間にあるハンドル12
の下にステアリングサーボモータ13が設けられ、ブレ
ーキペダル14の下にブレーキサーボモータ15が設け
られる。さらに、後輪6の後ろに耕運ロータリ16が設
けられる。前記第1カメラ4は、CCDカメラで構成さ
れ、前輪2付近の視野を得るため、人の目の位置より高
い折り畳み架台17上に据え付けられる。前記第1画像
送信機5は、前記第1カメラ4で捉えた耕地の画像を後
記の遠隔操作装置側へ送るもので、前記第1カメラ4と
同様に折り畳み架台17上に据え付けられる。前記第2
カメラ7は、第1カメラ4と同様にCCDカメラで構成
され、人の乗車に近い視野を得るため、側方,後方への
パーン動作(軸C廻りの矢印A)が前記カメラパーン駆
動サーボモータ11で行われる。前記アンテナ9付きの
受信機10は、信号形態がパルス符号変調方式のもの
で、後記の遠隔操作装置からの指令信号を受信する。前
記前輪2はハンドル12により手動で駆動され、遠隔操
作時には前記ステアリングサーボモータ13で駆動され
る。また、ブレーキは前記ブレーキペダル14又は前記
ブレーキサーボモータ15で駆動される。
【0009】図2は、図1のトラクター1を遠隔操作す
る手元局(例えばワンボックス車両)にある画像受信シ
ステムと車両操作システムを示す説明図である。この例
における画像受信システムは、前記図1の第1画像送信
機5および第2画像送信機8からの画像電波を受けるダ
イバシティアンテナ18,18と、これらダイバシティ
アンテナ18,18で受けた画像電波を増幅、検波等す
るTV受像器19,19と、これらTV受像器19,1
9の検波された画像信号を圧縮処理する画像アクセラレ
ータ20,20と、モニターテレビ21と、静止衛生か
ら車両現在位置信号を受けるアンテナ22付きの受信機
23と、前記画像アクセラレータ20,20で圧縮処理
された画像信号を処理して前記モニターテレビ21に表
示させると共に、前記受信機23の車両現在位置信号か
ら走行軌跡を算出して前記モニターテレビ21に表示さ
せるコンピュータ24とを備える。また、車両操作シス
テムは、アンテナ25付きの高周波モジュールからなる
発信機26を有する操作盤27を備える。
【0010】図3は、図2の操作盤27の詳細を示す説
明図である。この操作盤27には、その上面の中央部
に、手のひらの手首に近い部分を支持する手置部28が
設けらると共に、前記手置部28に手を置いた状態にお
いて指先が届く範囲に操舵手段である2つの操舵スイッ
チ群が並設される。前記2つの操舵スイッチ群は、右方
向への操舵を指示する右方向操舵スイッチ群29と左方
向への操舵を指示する左方向操舵スイッチ群30とに左
右に振分けられ、スイッチ全体として略円弧状に配置さ
れる。各操舵スイッチ群の各操舵スイッチ31は、押し
ボタンスイッチで構成され、その指示操舵角が、各操舵
スイッチ群の中央よりにある操舵スイッチほどそれより
外側にある操舵スイッチより小さく設定され、それぞれ
の操舵スイッチ31は、互いに異なる操舵角を指示する
操舵信号を出力するように構成される。例えば 各操舵
スイッチ群を中央寄りから操舵角が7°,20°,45
°の3つの押しボタンスイッチで構成し、各押しボタン
スイッチの形状を単独(7°の場合)で又は組合せ(2
0°と45°の組合せ)で、左又は右の操舵方向を示す
矢状に形成した。各操舵スイッチ31を押すことにより
ステアリングサーボモータ13を駆動してこれを操舵角
に対応した位置まで回転させる。この操舵スイッチ31
を押している間、そのスイッチに対応する操舵角位置に
前記図1の操舵輪である前輪2が保持され、スイッチか
ら指を離すと、前輪2が直進状態に自動的に復帰する。
但し、短時間だけ押しても良く、その場合には、スイッ
チが押されている間だけステアリングサーボモータ13
の駆動によりそのスイッチに対応する操舵角位置に前輪
2が操舵されようとするが、操舵が完了する前にスイッ
チが開放されるため、操舵が完了する前に前輪2が直進
状態に自動的に復帰する。
【0011】また、各操舵スイッチ群の最外側方には、
立壁32が設けられ、これにより手元を見なくてもこの
立壁32に触れたときの感触で容易に操舵スイッチ群の
最外側位置が認識できる。また、前記操作盤27の2つ
の操舵スイッチ群が並設された領域の中央部又はそれよ
り手置部28から遠ざかる領域であって、前記手置部2
8に手を置いた状態において指先が届く範囲に、前記図
1のトラクター1を作業状態又は非作業状態のいずれか
一方側に切り替える作業状態切替スイッチであるポンパ
スイッチ33が配設される。この場合、作業状態又は非
作業状態とは、前記図1の耕運ロータリ16を、回転・
停止の如何にかかわらず、下げた状態又は上げた状態を
いう。このポンパスイッチ33は、常時バネで直立状態
に付勢されており、手前側に指で傾倒操作するたびに、
作業状態である下げた状態と非作業状態である上げた状
態を繰り返す。
【0012】前記操作盤27の手置部28と2つの操舵
スイッチ群との間に、回動式つまみである操舵ボリュー
ム34が配設される。この操舵ボリューム34は、その
操作回動角に応じて操舵輪である前輪2の操舵角が増減
されるように操舵信号が出力される構成にした。この操
舵ボリューム34は、例えば親指と薬指で回動操作(左
回転の場合は左方向操舵、右回転の場合は右方向操舵)
し、指を離すと、自動的に直進位置(中立位置)に復帰
する。また、この操舵ボリューム34は、前記操舵スイ
ッチ31と同時操作により、操舵角の加算が可能に構成
される。但し、操舵角リミットを例えば45°に設定
し、例えば操舵角20°の操舵スイッチ31と組合せ操
作しても操舵角45°以上にはならないように構成され
る。
【0013】さらに、前記ポンパスイッチ33の手置部
28より遠ざかる領域には、図1のトラクター1の直進
基準走行方向を修正するスライド式の操舵トリム55が
設けられる。
【0014】以上説明した操作子である操舵スイッチ3
1,ポンパスイッチ33,操舵ボリューム34,操舵ト
リム35は、操作盤27の中央部に配置されるが、その
周囲にもその他の用途の操作子が配置される。すなわ
ち、その周囲には、右側の立壁32のさらに右側に、メ
インスイッチ35が設けられ、左側の立壁32のさらに
左側に、スライド式のスロットルボリューム36と、ト
グルスイッチで構成されるシャトルスイッチ37が設け
られる。前記スロットルボリューム36は、図1のトラ
クター1の燃料を調節するスロットルバルブを制御する
ものであり、前記シャトルスイッチ37は、図1のトラ
クター1の前進,後退,停止を制御するものである。前
記シャトルスイッチ37の前記手置部28より遠ざかる
領域には、図1の第2カメラ7のパーンを制御するカメ
ラパーンボリューム38が設けられ、さらに遠ざかる領
域には、図1のトラクター1の位置制御用GPSセット
スイッチ39と、旋回記録スイッチ40と、エンジン停
止スイッチ41が設けられる。前記カメラパーンボリュ
ーム38は、ノッチボリュームからなり、予め設定され
た角度位置で節度を持たせ、回動操作時の感触で、設定
された角度位置を認識できるように構成される。
【0015】前記旋回記録スイッチ40の操作により例
えば16秒間操舵スイッチや操舵ボリューム等によるス
テアリング操舵信号を発信機26内のRAMに記録す
る。この記録されたトラクターの操舵信号は、前記左右
の立壁32,32の内側に設けられた左右の自律旋回ス
イッチ42,43を押すことにより再現され、その再現
された操舵信号に従ってトラクターの走行が制御され
る。以上説明した操作子である操舵スイッチ31等は、
ステアリング操作の容易化を図る狙いで押しボタンスイ
ッチを主体に構成され、さらに右手、左手が人間工学的
に自然な形でフィットできるスイッチレイアウトにされ
る。
【0016】さらに、操作盤27の側面の発信機26の
横には、駆動用電源に接続するための電源コネクタ44
とインターフェイス(RS232C)45が配置され
る。
【0017】図4は、図3の操作盤27の操作説明図で
あり、(A)は操舵スイッチ群29,30の操作状態
を、(B)はポンパスイッチ33および操舵トリム35
の操作状態をそれぞれ示す。図4(A)のように、操作
盤27の手置部28に右の手のひらの手首に近い部分を
置いたままその手を移動させずに指だけ動かして円弧状
に配置された矢状の6つの操舵スイッチ31を選択操作
して、図1のトラクター1の左右の操舵角を制御する。
また、図4(B)のように、人差し指でポンパスイッチ
33を操作して、図1のトラクター1の耕運ロータリ1
6の上げ下げを行う。また、操舵トリム55を操作し
て、GPSで位置制御されるトラクターの直進基準走行
方向を修正する。
【0018】次に、図2から図4に基づいて説明した画
像受信システムと車両操作システムの操作盤27とを使
った図1のトラクター1の操舵制御を簡単に説明する。
まずメインスイッチ35をオン、位置制御用GPSセッ
トスイッチ39をオンする。次いで、ポンパスイッチ3
3を操作して耕運ロータリ16を下げ、シャトルスイッ
チ37を操作してトラクター1を耕地内で前進させる。
トラクター1の走行状態は、これに搭載された第1カメ
ラ4と第2カメラ7で捉えられ、その画像が第1画像送
信機5、第2画像送信機8を介し、さらにダイバシティ
アンテナ18で受信され、TV受像器19等を介してモ
ニターテレビ21に映し出される。トラクター1の位置
情報は、衛生から受信機23を介してコンピュータ24
に送られ、トラクター1はGPSにより位置制御され
る。この位置情報や走行軌跡、さらには車両状態も前記
モニターテレビ21に映し出される。方向変更時には、
速度を下げてポンパスイッチ33を操作して耕運ロータ
リ16を上げると共に、右又は左方向操舵スイッチ群2
9又は30の操舵スイッチ31を選択操作してステアリ
ングサーボモータ13を駆動し、前輪2を所望の操舵角
に回転させ、トラクター1を旋回させる。旋回完了をモ
ニターテレビ21で確認すると、ポンパスイッチ33を
操作して耕運ロータリ16を下げて作業状態にし、トラ
クター1を再び耕地内で前進させる。このようにして耕
地内でトラクター1を移動させる。このようなトラクタ
ー1の操舵信号は、旋回記録スイッチ40を操作して記
憶することができ、この記憶された操舵信号は自律旋回
スイッチ42,43を操作すれば、再現される。これを
利用すれば、同一パターンの耕運作業を繰返す場合に、
トラクター1を自動操縦できる。右旋回の操舵信号を記
憶させた場合に、同一パターンで左旋回させるには、左
側自律旋回スイッチ42を操作して右側旋回した走行軌
跡を反転させて利用することができる。
【0019】以上の操作による制御では、作業車両であ
るトラクター1の走行中に、障害物等を発見して衝突を
避ける場合やエンジンの故障等が判明したためその原因
を調査したい場合等には、ブレーキサーボモータ15を
駆動し、ブレーキを作動させて車両を停車させるととも
に、ポンパスイッチ33を操作して作業車両に搭載され
た作業機を作業状態から非作業状態にし、さらにシャト
ルスイッチ37を操作してギヤあるいはクラッチを中立
にしてからエンジンを停止させなければならず、これを
短時間で行うにはある程度の熟練を要する。また、熟練
者であっても、操作が非常に面倒である。さらに、誤操
作する恐れがあり、これによれば、他の機器の故障を誘
発する恐れがある。
【0020】そこで本実施例では、簡単な操作で、他の
機器の故障を誘発することなく、エンジンの故障等の原
因を調査することができるように、作業車両であるトラ
クター1を遠隔操作するための操作盤27に、前記エン
ジン停止スイッチ41が操作されたとき、前記シャトル
スイッチ37を操作したときと同様に図示しない前後進
切替手段であるシャトルサーボモータを駆動してトラク
ター1をニュートラル状態(停止状態)にする指令信号
および前記トラクター1のブレーキ装置であるブレーキ
サーボモータ15を制動側に作動させる指令信号および
前記トラクター1に搭載された作業機である耕運ロータ
リ16を作業状態の下げた状態から非作業状態の上げた
状態にする指令信号の各信号をそれぞれのアクチュエー
タに出力するエンジン停止制御手段を設けた。この場
合、トラクター1の耕運ロータリ16を下げた状態から
上げた状態に切り替えるアクチュエータは具体的にはエ
ンジンで駆動される構成とし、さらに前記エンジン停止
制御手段によりトラクター1の耕運ロータリ16が作業
状態から非作業状態に切り替わった状態で前記エンジン
を停止させる指令信号をエンジンのアクチュエータ(例
えば点火プラグや電源スイッチ)に出力する機能を付加
した。
【0021】図5はエンジン停止制御手段の具体的な機
能を説明するフローチャートである。すなわち、エンジ
ン停止制御手段は、具体的には、エンジンの故障等の原
因を調査するため、エンジン停止スイッチ41を緊急に
押し操作したとき(ステップS1)、前記シャトルスイ
ッチ37を停止位置(ニュートラル位置)に操作したと
きと同様に図示しない前後進切替手段であるシャトルサ
ーボモータを駆動してトラクター1をニュートラル状態
(停止状態)にし(ステップS2)、前記耕運ロータリ
16を上げた状態(ポンパUP)にし(ステップS
3)、ブレーキサーボモータ15を駆動し(ステップS
4)、エンジンを停止させる(ステップS5)。これに
よれば、1つのスイッチ、即ちエンジン停止スイッチ4
1を押すだけの簡単な短時間の操作で、複数の動作を行
いトラクター1の動作を迅速に停止させることができ、
エンジンの故障等を悪化させることなく、その故障の原
因を調査がすることができる。さらに、耕運ロータリ1
6が完全に非作業状態である上がった状態に切り替わっ
た後にエンジンが停止するので、作業機である耕運ロー
タリ16が作業状態である下がった状態から非作業状態
である上がった状態に切り替わる途中にエンジンが停止
するという事態(その場合には耕運ロータリ16がまた
下がった状態に自ずから戻ったり、再度エンジンを始動
したときに耕運ロータリ16が自動的に前記途中の状態
から上がった状態に切り替わったりすること)が防止さ
れる。尚、上記一連の動作は予めプログラムされ、例え
ばコンピュータ24(図2)に組込み、RC232C等
のインターフェイスを介して操作盤27の発信機26か
ら車両側にシーケンス指令信号の形で送ることができ
る。
【0022】尚、上記実施例は農耕用トラクターについ
て説明したが、本発明は芝刈り機やその他の農業用機械
あるいは園芸用機械さらにブルドーザその他の土木、建
設用機械に対しても適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、エンジン停止スイッチを操作するだけで、エンジン
停止制御手段により自動的に前後進切替手段がニュート
ラル状態にされるとともに作業機が作業状態から非作業
状態にされ、さらにブレーキ装置が作動し、エンジンが
停止されるので、操作子を操作してブレーキを作動させ
車両を停車させるとともに、別の操作子を操作して作業
機を作業状態から非作業状態にし、さらに別の操作子を
操作してエンジンを停止させていた従来装置に比べて、
極めて短時間に作業車両の動作を停止させることがで
き、エンジンの故障等を悪化させることなく、その故障
の原因を調査することができる。さらに、作業状態から
非作業状態に切り替えるアクチュエータがエンジンで駆
動される作業機において、エンジン停止制御手段により
作業機が作業状態から非作業状態に完全に切り替わった
後にエンジンが停止されるので、作業機が切り替わる途
中で自重等で作業状態に戻ったり、再始動のときに途中
の状態から非作業状態に自動的に切り替わったりする誤
動作をが防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遠隔操作装置が適用される作業
車両の基本構成図である。
【図2】 図1のトラクターを遠隔操作する手元局にあ
る画像受信システムと車両操作システムを示す説明図で
ある。
【図3】 図2の操作盤の詳細を示す説明図である。
【図4】 図3の操作盤の操作説明図である。
【図5】 本発明に係るエンジン停止制御手段の具体的
な機能を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1:トラクター、2:前輪、3:ボンネット、4:第1
カメラ、5:第1画像送信機、6:後輪、7:第2カメ
ラ、8:第2画像送信機、9:アンテナ、10:受信
機、11:カメラパーン駆動サーボモータ、12:ハン
ドル、13:ステアリングサーボモータ、14:ブレー
キペダル、15:ブレーキサーボモータ、16:耕運ロ
ータリ、17:折り畳み架台、18:ダイバシティアン
テナ、19:TV受像器、20:画像アクセラレータ、
21:モニターテレビ、22:アンテナ、23:受信
機、24:コンピュータ、25:アンテナ、26:発信
機、27:操作盤、28:手置部、29,30:操舵ス
イッチ群、31:操舵スイッチ、32:立壁、33:ポ
ンパスイッチ、34:操舵ボリューム、35:メインス
イッチ:36:スロットルボリューム、37:シャトル
スイッチ、38:カメラパーンボリューム、39:位置
制御用GPSセットスイッチ、40:旋回記録スイッ
チ、41:エンジン停止スイッチ、42,43:自律旋
回スイッチ、44:電源コネクタ、45:インターフェ
イス用接続コネクタ、55:操舵ボリューム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 誠 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車両を遠隔操作するための操作盤
    に、前記作業車両用のエンジン停止スイッチと、前記エ
    ンジン停止スイッチが操作されたとき、前記作業車両に
    装備された前後進切替手段をニュートラル状態にする指
    令信号および前記作業車両のブレーキ装置を制動側に作
    動させる指令信号および前記作業車両に搭載された作業
    機を作業状態から非作業状態にする指令信号の各信号を
    それぞれのアクチュエータに出力するエンジン停止制御
    手段とを設けたことを特徴とする作業車両の遠隔操作装
    置。
  2. 【請求項2】 前記作業機を作業状態から非作業状態に
    切り替えるアクチュエータをエンジンで駆動される構成
    とし、前記エンジン停止制御手段により前記作業機が作
    業状態から非作業状態に切り替わった状態で前記エンジ
    ンを停止させる指令信号をエンジンのアクチュエータに
    出力する機能を付加したことを特徴とする請求項1に記
    載の作業車両の遠隔操作装置。
JP8064282A 1996-03-21 1996-03-21 作業車両の遠隔操作装置 Pending JPH09252607A (ja)

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Cited By (5)

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