JPH09252533A - 電力デマンド制御装置 - Google Patents

電力デマンド制御装置

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JPH09252533A
JPH09252533A JP8061143A JP6114396A JPH09252533A JP H09252533 A JPH09252533 A JP H09252533A JP 8061143 A JP8061143 A JP 8061143A JP 6114396 A JP6114396 A JP 6114396A JP H09252533 A JPH09252533 A JP H09252533A
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Junko Takechi
純子 武知
Takayasu Narita
隆保 成田
Teruya Tanaka
照也 田中
Toshiyuki Morimoto
敏行 森本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器のデマンド処理優先順位とアドレスを共
用して部品点数を削減し経済化を図るとともに、デマン
ド処理優先順位の設定を簡単化し、システムの追加およ
び変更を容易にし得る電力デマンド制御装置を提供す
る。 【解決手段】 機器のアドレスとデマンド処理優先順位
を各機器毎に同一かつ個別のスイッチ手段11a,11
b,・・・11nで設定し、使用電力量が契約電力量を
越えた場合、全体のブレーカにより複数の機器をすべて
遮断する前にスイッチ手段で設定されたデマンド処理優
先順位に従って優先順位の高い機器から個別に電力を遮
断し、各機器毎に設けられたスイッチ手段の操作のみで
デマンド処理優先順位の設定および機器の追加変更を簡
単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の機器の使用
電力量が契約電力量を越えた場合に遮断優先順位である
デマンド処理優先順位の高い機器から電源遮断してデマ
ンド処理を行うようにデマンド制御する電力デマンド制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電力デマンド制御装置では、使
用電力量が契約電力量を越えた場合に、使用中の複数の
機器の中からどの優先順位でどの機器の電源を遮断する
かを決定するためにデマンド処理優先順位を設定すると
ともに、各機器を指定するための各機器にアドレスを設
定し、デマンド処理優先順位に従ってデマンド処理すべ
き機器を決定し、それからこの決定された機器をそのア
ドレスで指定し、この指定された機器の電源を遮断する
デマンド処理を行っている。
【0003】従来は、このデマンド処理優先順位を予め
プログラムに書き込んで設定しているとともに、このデ
マンド処理優先順位は各機器のアドレスとは全く別の情
報を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、デマンド処理
優先順位をプログラムで設定しているものであるため、
機器の追加や取り替え等のようなシステム構成の変更を
行う場合には、その都度開発担当者がプログラムの変更
等を行うというシステム個別の対応を行う必要があり、
デマンド処理優先順位の設定に時間と手間がかかるとい
う問題がある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、機器のデマンド処理優先順位
とアドレスを共用して部品点数を削減し経済化を図ると
ともに、デマンド処理優先順位の設定を簡単化し、シス
テムの追加および変更を容易にし得る電力デマンド制御
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、契約電力量を記憶する契
約電力量記憶手段と、複数の機器の使用電力量を検出す
る使用電力量検出手段と、該使用電力量検出手段が検出
した使用電力量が前記契約電力量を越えたことを検出す
る超過検出手段と、前記複数の機器をそれぞれ個別に指
定すべく各機器に付与される独自の機器アドレス情報お
よび前記複数の機器をどの順位で遮断するかを決定する
ために各機器に付与されるデマンド処理優先順位情報の
両情報を各機器毎に同一かつ個別に設定するとともに、
機器の追加およびアドレス情報および優先順位の変更を
容易にすべく各機器毎に設けられたスイッチ手段と、前
記使用電力量が前記契約電力量を越えたことを前記超過
検出手段が検知した場合、全体のブレーカにより前記複
数の機器をすべて遮断する前に前記スイッチ手段で設定
されたデマンド処理優先順位に従って該優先順位の高い
機器から個別に電力を遮断する電力遮断手段とを有する
ことを要旨とする。
【0007】請求項1記載の本発明にあっては、機器の
アドレスとデマンド処理優先順位を各機器毎に同一かつ
個別のスイッチ手段で設定し、使用電力量が契約電力量
を越えた場合、全体のブレーカにより複数の機器をすべ
て遮断する前にスイッチ手段で設定されたデマンド処理
優先順位に従って優先順位の高い機器から個別に電力を
遮断し、各機器毎に設けられたスイッチ手段の操作のみ
でデマンド処理優先順位の設定および機器の追加変更を
簡単に行うことができる。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、契約電力
量を記憶する契約電力量記憶手段と、複数の機器の使用
電力量を検出する使用電力量検出手段と、前記契約電力
量と前記使用電力量との差の電力量を演算する演算手段
と、前記複数の機器のうち未使用の機器の使用電力量を
予測する使用電力量予測手段と、該使用電力量予測手段
で予測した使用電力量が前記差の電力量を越える場合、
デマンド処理が行われる旨を警告するデマンド警告手段
とを有することを要旨とする。
【0009】請求項2記載の本発明にあっては、契約電
力量と複数の機器の使用電力量との差の電力量を算出す
るとともに、未使用の機器の使用電力量を予測し、この
予測した使用電力量が前記差の電力量を越える場合、デ
マンド処理が行われる旨を警告するため、使用者が未使
用の機器を使用しようとする場合に、デマンド処理が行
われるかを知ることができ、デマンド処理により気が付
かない間に電源が停止してしまうということがなくな
る。
【0010】更に、請求項3記載の本発明は、契約電力
量を記憶する契約電力量記憶手段と、複数の機器の使用
電力量を検出する使用電力量検出手段と、前記契約電力
量と前記使用電力量との差の電力量を演算する演算手段
と、前記複数の機器のうち未使用の機器に電源が入れら
れた場合に使用者が選択したモードによる該機器の使用
電力量を予測するモード別電力量予測手段と、該モード
別電力量予測手段が予測した使用電力量が前記差の電力
量を越える場合、デマンド処理が行われる旨を警告する
モード別デマンド警告手段とを有することを要旨とす
る。
【0011】請求項3記載の本発明にあっては、契約電
力量と複数の機器の使用電力量との差の電力量を算出す
るとともに、未使用の機器に電源が入れられた場合に使
用者が選択したモードによる該機器の使用電力量を予測
し、この予測した使用電力量が前記差の電力量を越える
場合、デマンド処理が行われる旨を警告するため、使用
者が選択したモードで未使用の機器を使用しようとする
場合に、デマンド処理が行われるかを知ることができ、
デマンド処理により気が付かない間に電源が停止してし
まうということがなくなる。
【0012】請求項4記載の本発明は、契約電力量を記
憶する契約電力量記憶手段と、複数の機器の使用電力量
を検出する使用電力量検出手段と、前記契約電力量と前
記使用電力量との差の電力量を演算する演算手段と、電
力を遮断されたデマンド処理機器のモードを記憶する機
器モード記憶手段と、前記演算手段で演算された前記差
の電力量がデマンド処理復帰の電力量に達した場合、前
記機器モード記憶手段に記憶されたデマンド処理機器の
使用予測電力量により復帰可能な機器からデマンド復帰
処理を行うべく該機器に電源を再投入する電源再投入手
段とを有することを要旨とする。
【0013】請求項4記載の本発明にあっては、契約電
力量と使用電力量との差の電力量がデマンド処理復帰の
電力量に達した場合、電力を遮断されているデマンド処
理機器の使用予測電力量により復帰可能な機器からデマ
ンド復帰処理を行うべく該機器に電源を再投入するた
め、デマンド処理優先順位に関係なく、復帰可能な機器
から順にデマンド復帰処理を行うことができ、柔軟かつ
効率的な処理を行うことができる。
【0014】また、請求項5記載の本発明は、契約電力
量を記憶する契約電力量記憶手段と、複数の機器の使用
電力量を検出する使用電力量検出手段と、前記契約電力
量と前記使用電力量との差の電力量を演算する演算手段
と、前記演算手段で演算された前記差の電力量がデマン
ド処理機器のうち、各機器のデマンド処理優先順位にお
いて下位の機器よりも上位の機器のデマンド処理復帰の
電力量に達した場合、該上位の機器のデマンド復帰処理
を行うべく該機器に電源を再投入する上位機器電源再投
入手段と、前記上位の機器がデマンド復帰処理を行った
後において前記差の電力量および前記上位の機器の使用
電力量の和がデマンド処理機器のうち、各機器のデマン
ド処理優先順位において前記上位の機器よりも下位の機
器のデマンド処理復帰の電力量に達した場合、前記上位
の機器の電力を遮断し、前記下位の機器のデマンド復帰
処理を行うべく該下位の機器に電力を再投入する下位機
器電源再投入手段とを有することを要旨とする。
【0015】請求項5記載の本発明にあっては、契約電
力量と使用電力量との差の電力量がデマンド処理機器の
うち、デマンド処理優先順位において下位の機器よりも
上位の機器のデマンド処理復帰の電力量に達した場合、
該上位の機器のデマンド復帰処理を行うべく該機器に電
源を再投入して、該上位の機器のデマンド復帰処理を行
い、該上位の機器がデマンド復帰処理を行った後、契約
電力量と使用電力量との差の電力量および上位の機器の
使用電力量の和がデマンド処理機器のうち、デマンド処
理優先順位において上位の機器よりも下位の機器のデマ
ンド処理復帰の電力量に達した場合、上位の機器の電力
を遮断し、下位の機器のデマンド復帰処理を行うべく該
下位の機器に電力を再投入するため、デマンド処理優先
順位の上位の機器でも復帰可能な機器から順にデマンド
復帰処理を行うことができるとともに、デマンド処理優
先順位の下位の機器のデマンド復帰処理が可能になった
場合には該下位の機器のデマンド復帰処理が行われ、電
力の有効活用が達成され、柔軟かつ効率的な処理を行う
ことができる。
【0016】更に、請求項6記載の本発明は、複数の機
器をどの順位で遮断するかを決定するために各機器に付
与されるデマンド処理優先順位を設定するデマンド処理
優先順位設定手段と、温度および湿度を含む環境状態を
検出する環境状態検出手段と、前記デマンド処理優先順
位および前記環境状態に基づいて前記複数の機器のデマ
ンド処理を行うデマンド処理手段とを有することを要旨
とする。
【0017】請求項6記載の本発明にあっては、デマン
ド処理優先順位および環境状態に基づいて複数の機器の
デマンド処理を行うため、時間や使用状況とともに変化
する環境悪化を最小限に抑えたデマンド制御を行うこと
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態に係わる
電力デマンド制御装置の構成を示すブロック図である。
同図に示す電力デマンド制御装置は、契約電力量を入力
する契約電力量入力手段1と、該契約電力量入力手段1
から入力された契約電力量を記憶する契約電力量記憶手
段3と、使用電力量を検出する使用電力量検出手段5
と、前記使用電力量と前記契約電力量を比較し、使用電
力量が契約電力量を越えたか否かを判定する演算手段7
と、該演算手段7の判定により使用電力量が契約電力量
を越えたと判定された場合、デマンド処理優先順位に従
い、該当する機器に対してデマンド処理を行うべく該機
器の電力を遮断または低下させる電力遮断/低下手段9
と、各機器をそれぞれ個別に指定すべく各機器に付与さ
れる独自の機器アドレス情報および前記複数の機器をど
の順位で遮断するかを決定するために各機器に付与され
るデマンド処理優先順位情報の両情報を各機器毎に同一
かつ個別に設定するとともに、機器の追加およびアドレ
ス情報および優先順位の変更を容易にすべく各機器毎に
設けられた機器アドレス設定機能と優先順位設定機能か
らなる複数のスイッチ手段11a,11b,・・・11
nとから構成されている。
【0020】本電力デマンド制御装置は、図2に示すよ
うな電力システムにおいて符号13で示す点線で囲んだ
部分の複数の機器、すなわち図2において太い枠で囲ん
だエアコン1、冷蔵庫、照明装置、エアコン2等の各機
器の電力デマンド処理を行うためのデマンドコントロー
ラ15として適用されるものであり、前記使用電力量検
出手段5による使用電力量は図2において分電盤内に設
けられたアンペアブレーカ17および主幹ブレーカ19
の後の電力線に連結されている変流器CT1,CT2に
より検出される電流をデマンドコントローラ15に供給
することにより使用電力量が検出されるようになってい
る。なお、図2において、2重線の枠で囲んだ機器は非
デマンド処理機器であり、前記太枠で囲んだ機器がデマ
ンド処理機器である。
【0021】図1の電力デマンド制御装置において、前
記演算手段7が使用電力量と契約電力量を比較し、使用
電力量が契約電力量を越えたことを検出した場合に、現
在使用中の複数の機器のうちどの機器からデマンド処理
を行うか、すなわちどの機器から電力を遮断するかとい
うデマンド処理優先順位の決定および該機器を指定する
ための機器アドレスの設定が前記スイッチ手段11a,
11b,・・・11nで行われ、このスイッチ手段11
a,11b,・・・11nの各々は各機器毎に設けられ
ている。
【0022】従って、使用電力量が契約電力量を越えた
ことを演算手段7が検出した場合には、電力遮断/低下
手段9はスイッチ手段11a,11b,・・・11nに
よって各機器毎に設定されているデマンド処理優先順位
に従ってデマンド処理すべき機器を決定し、この決定さ
れた機器の電源を遮断し、デマンド処理を行っている。
【0023】なお、デマンド処理優先順位は、複数の機
器をどの順位で遮断するかを決定するために各機器に付
与された情報であり、該デマンド処理優先順位が高い機
器から順にデマンド処理され、その電源が遮断される。
また、逆に電源が遮断されてデマンド処理中にある機器
に対して電源を再投入して、デマンド復帰処理させる場
合には、デマンド処理優先順位の低い機器から順にデマ
ンド復帰処理して、その電源を再投入するようになって
いる。
【0024】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て、図1に示す電力デマンド制御装置の作用を説明す
る。
【0025】まず、使用電力量検出手段5により複数の
デマンド処理対象機器の使用電力量が検出される(ステ
ップ110)。そして、この使用電力量を演算手段7に
おいて契約電力量と比較し(ステップ120)、契約電
力量が使用電力量よりも大きい場合には、問題ないの
で、最初のステップ110に戻るが、使用電力量が契約
電力量よりも大きい場合には、電力遮断/低下手段9は
複数のスイッチ手段11a,11b,・・・11nのデ
マンド処理優先順位情報からデマンド処理優先順位を判
断し(ステップ130)、この判断したデマンド処理優
先順位に従って該デマンド処理優先順位の高い機器から
スイッチ手段によるアドレスで指定し、この指定された
デマンド処理優先順位の高い機器からその電力を遮断ま
たは低下させ、デマンド処理を行う(ステップ14
0)。
【0026】上記実施形態では、各機器にスイッチ手段
11a,11b,・・・11nの各々をそれぞれ割り当
て、各機器のデマンド処理優先順位と機器アドレスをス
イッチ手段で同一かつ個別に設定しているため、従来の
プログラムによる場合に比較し、機器の追加およびアド
レスおよび優先順位の変更を容易に行うことができると
ともに、該スイッチ手段はデマンド処理優先順位設定機
能と機器アドレス設定機能を兼用しているため、部品点
数を削減できる。
【0027】図4は、本発明の第2の実施形態に係わる
電力デマンド制御装置の構成を示すブロック図である。
同図に示す電力デマンド制御装置は、図1に示した契約
電力量入力手段1、契約電力量記憶手段3、使用電力量
検出手段5、スイッチ手段11a,11b,・・・11
nに加えて、複数のデマンド処理対象機器の使用電力量
を予測する使用電力量予測手段21と、該使用電力量予
測手段21で予測した使用電力量を前記契約電力量と使
用電力量との差の電力量である余裕電力量と比較し、前
記予測使用電力量が余裕電力量を越えるか否かを判定す
る演算手段23と、前記予測使用電力量が余裕電力量を
越えることを演算手段23が判定した場合、デマンド処
理が行われる旨を警告するデマンド警告手段25とを有
する。
【0028】本実施形態においては、複数の機器が電源
を遮断されてデマンド処理されている場合において、使
用者が新たにある機器を使用することによりデマンド処
理が行われるか否か、またはどの機器がデマンド処理対
象になるのかを従来は把握することが困難であり、その
ためにデマンド処理により気が付かない間に機器の電源
が遮断されていたという不具合を解消するものであり、
使用者が使用しようとする機器の使用電力量が前記使用
電力量予測手段21で予測され、この予測使用電力量と
前記差の電力量である余裕電力量とを比較し、余裕電力
量が予測使用電力量よりも大きい場合には、該機器の使
用を可能とするも、予測使用電力量が余裕電力量よりも
大きい場合には、デマンド処理が行われる旨を警告し、
これにより気が付かない間にデマンド処理が行われるこ
とを防止しようとするものである。
【0029】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、図4に示す電力デマンド制御装置の作用を説明す
る。
【0030】まず、使用電力量検出手段5により複数の
デマンド処理対象機器の使用電力量が検出される(ステ
ップ210)。この使用電力量を演算手段23において
契約電力量から減算して、両者の差の電力量である余裕
電力量を算出する(ステップ220)。
【0031】一方、使用電力量予測手段21は、複数の
デマンド処理対象機器の使用電力量を予測し、この予測
使用電力量を演算手段23に供給する。演算手段23は
前記余裕電力量から予測使用電力量を減算し、この減算
結果によりデマンド処理を行うべきか否かを予測する
(ステップ240)。演算手段23は、余裕電力量より
も予測使用電力量が大きい場合には、デマンド処理が行
われることを予測し、デマンド処理が行われる旨をデマ
ンド警告手段25で警告する(ステップ250)。
【0032】図6は、本発明の第3の実施形態に係わる
電力デマンド制御装置の構成を示すブロック図である。
同図に示す電力デマンド制御装置は、図1に示した契約
電力量入力手段1、契約電力量記憶手段3、使用電力量
検出手段5、スイッチ手段11a,11b,・・・11
nに加えて、複数の機器のうち未使用の機器に電源が投
入されることを検知する電源投入検知手段27と、該電
源投入検知手段27が電源の投入を検知した場合に使用
者が選択したモードによる機器の使用電力量を予測する
モード別電力量使用予測手段29と、前記契約電力量記
憶手段3に記憶された契約電力量と使用電力量検出手段
5が検出した使用電力量との差の電力量である余裕電力
量を算出するとともに、該余裕電力量から前記モード別
電力量使用予測手段29が予測した使用電力量を減算
し、該予測使用電力量が余裕電力量を越えるか否かを判
定する演算手段31と、前記予測使用電力量が余裕電力
量を越えると前記演算手段31が判定した場合、デマン
ド処理が行われる旨を警告するモード別デマンド警告手
段33とを有する。
【0033】本実施形態は、上述した第2の実施形態と
同様に、複数の機器が電源を遮断されてデマンド処理さ
れている場合において、使用者が新たにある機器を使用
することによりデマンド処理が行われるか否か、または
どの機器がデマンド処理対象になるのかを従来は把握す
ることが困難であり、そのためにデマンド処理により気
が付かない間に機器の電源が遮断されていたという不具
合を解消するものであり、使用者が各機器の電源を投入
したことを電源投入検知手段27が検知した場合、使用
者が選択したモードでの使用電力量予測をモード別電力
量使用予測手段29で行い、この予測結果が余裕電力量
よりも大きい場合に、モード別デマンド警告手段33に
よりデマンド処理が行われる旨の警告を行うものであ
る。なお、前記デマンド警告手段25およびモード別デ
マンド警告手段33による警告は、例えばLEDを点灯
させて、可視的表示を行ったり、音を発生したり、その
両者を同時に行う等の種々の方法がある。
【0034】次に、図7に示すフローチャートを参照し
て、図6に示す実施形態の作用を説明する。
【0035】図7においては、まず使用電力量検出手段
5により複数のデマンド処理対象機器の使用電力量が検
出される(ステップ310)。この使用電力量を演算手
段31において契約電力量から減算して、両者の差の電
力量である余裕電力量を算出する(ステップ320)。
【0036】一方、電源投入検知手段27は未使用の機
器に電源が投入されるか否かを監視し、電源が投入され
たことを検知すると(ステップ330)、モード別電力
量使用予測手段29は使用者が選択したモードによる機
器の使用電力量を予測し、このモード別の予測使用電力
量を前記余裕電力量から減算する(ステップ340)。
演算手段31は、余裕電力量よりも前記モード別の予測
使用電力量が大きい場合には、デマンド処理が行われる
ことを予測し、モード別デマンド警告手段33によりデ
マンド処理が行われる旨の警告を行う(ステップ36
0)。
【0037】図8は、本発明の第4の実施形態に係わる
電力デマンド制御装置の構成を示すブロック図である。
同図に示す電力デマンド制御装置は、図4に示した契約
電力量記憶手段3、使用電力量検出手段5、使用電力量
予測手段21に加えて、電力を遮断されたデマンド処理
機器のモードを記憶する機器モード記憶手段35と、契
約電力量記憶手段3に記憶された契約電力量と使用電力
量検出手段5で検出した使用電力量との差の電力量であ
る余裕電力量を算出するとともに、この余裕電力量を使
用電力量予測手段21で予測したデマンド処理中の各機
器の使用予測電力量と復帰余裕量との和であるデマンド
復帰電力量と比較し、余裕電力量がデマンド復帰電力量
より大きいか否かを判定する演算手段37と、余裕電力
量がデマンド復帰電力量よりも大きい場合、機器モード
記憶手段に記憶されたデマンド処理機器の使用予測電力
量にデマンド復帰させて電源を再投入すべき機器を判定
する電源再投入機器判定手段39と、該電源再投入機器
判定手段39で判定された機器に電源を再投入してデマ
ンド復帰させる電源再投入手段41とを有する。
【0038】本実施形態においては、図9に示すよう
に、複数のデマンド処理中の機器A,B,Cのうち、そ
の各使用予測電力量と復帰余裕量の和であるデマンド復
帰電力量よりも前記余裕電力量が大きくなった場合に、
デマンド処理優先順位に関係なく、デマンド復帰可能な
機器から順にデマンド復帰させてその電源を再投入しよ
うとするものである。具体的には、例えば契約電力量が
40Aであって、現在の使用電力量が32Aである場合
には、 40A−32A=8A となり、8Aの余裕電力量がある。
【0039】ここで、図9に示すように、デマンド処理
により電源が遮断されている機器がA,B,Cあり、そ
のデマンド処理優先順位が機器A,B,Cの順に1,
2,3とすると、デマンド処理優先順位に従えば、デマ
ンド処理優先順位が3の機器Cからデマンド復帰させる
ことになるが、この場合機器Cの使用予測電力量は10
Aであり、該使用予測電力量10Aに復帰余裕量、例え
ば2Aを加算した和であるデマンド復帰電力量は12A
となり、前記余裕電力量8Aと比較した場合、デマンド
復帰電力量12Aよりも余裕電力量8Aが大きくないの
で、機器Cをデマンド復帰させることはできない。
【0040】しかしながら、図9を見ると、機器Bはデ
マンド処理優先順位が2であって、機器Cのデマンド処
理優先順位よりも上位であるが、該機器Bの使用予測電
力量は5Aであるので、この使用予測電力量5Aに復帰
余裕量2Aを加算したデマンド復帰電力量は7Aとな
り、このデマンド復帰電力量7Aよりも前記余裕電力量
8Aは大きいので、機器Bを先にデマンド復帰させよう
とするものである。
【0041】次に、図10に示すフローチャートを参照
して、図8に示す実施形態の作用を説明する。
【0042】図10においては、まず使用電力量検出手
段5により複数のデマンド処理対象機器の使用電力量が
検出される(ステップ410)。そして、この使用電力
量を演算手段37において契約電力量から減算して、両
者の差の電力量である余裕電力量を算出する(ステップ
420)。それから、デマンド処理機器があるか否かを
チェックし(ステップ430)、ある場合には、前記余
裕電力量がデマンド復帰電力量よりも大きいか否かを判
定する(ステップ440)。余裕電力量がデマンド復帰
電力量よりも大きい場合には、デマンド復帰可能な機器
をデマンド処理優先順位に関係なく復帰させ、該機器に
電源を再投入する(ステップ450)。
【0043】図11は、本発明の第5の実施形態に係わ
る電力デマンド制御装置の作用を示すフローチャートで
ある。上述した第4の実施形態では、デマンド復帰を行
う場合にデマンド処理優先順位が最下位の機器でなく、
その上位の機器でもデマンド復帰可能なものからデマン
ド復帰させたが、第5の実施形態では、この上位の機器
のデマンド復帰を簡易的なものとし、この後に更に使用
電力量が低下して、最下位の機器のデマンド復帰が可能
になった場合に、簡易的なデマンド復帰とした上位の機
器を再びデマンド処理してその電源を遮断し、最下位の
機器をデマンド復帰させようとするものである。
【0044】具体的には、図9で上述したように、契約
電力量が40Aであって、現在の使用電力量が32Aで
ある場合において、上述したように機器Bを簡易にデマ
ンド復帰させた場合の現在の余裕電力量は、 40A−(32A+5A)=3A となる。ここで、使用電力量が更に5A低下したとする
と、余裕電力量は3A+5A=8Aになる。この余裕電
力量8Aに機器Bの使用電力量5Aを加算した和8A+
5A=13Aが最下位の機器Cの使用予測電力量10A
に復帰余裕量2Aを加算した値12Aよりも大きくなっ
た場合、機器Bの電源を再び遮断してデマンド処理し、
機器Cの電源を投入してデマンド復帰させるようにし、
これにより電力の有効活用を実現するとともに、また例
えばエアコン等により長時間電力が遮断されたために生
じる環境の悪化を低減するものである。
【0045】次に、図11に示すフローチャートを参照
して、該第5の実施形態の作用を説明する。
【0046】図11においては、まず複数のデマンド処
理対象機器の使用電力量を検出し(ステップ510)、
この使用電力量を契約電力量から減算して、両者の差の
電力量である余裕電力量を算出する(ステップ52
0)。それから、デマンド処理機器があるか否かをチェ
ックし(ステップ530)、ある場合には、前記余裕電
力量と前記簡易復帰機器の使用電力量との和が最下位機
器の使用予測電力量と復帰余裕量との和よりも大きいか
否かを判定する(ステップ540)。大きい場合には、
簡易復帰機器の電力を再度遮断してデマンド処理し(ス
テップ550)、デマンド処理優先順位が最下位の機器
の電力を投入してデマンド復帰させる(ステップ56
0)。
【0047】また、ステップ540の判定において、余
裕電力量と前記簡易復帰機器の使用電力量との和が最下
位機器の使用予測電力量と復帰余裕量との和よりも大き
くない場合には、余裕電力量がデマンド復帰電力量より
も大きいか否かを判定する(ステップ570)。余裕電
力量がデマンド復帰電力量よりも大きい場合には、デマ
ンド復帰可能な機器をデマンド処理優先順位に関係なく
復帰させ、該機器に電源を再投入する(ステップ58
0)。
【0048】図12は、本発明の第6の実施形態に係わ
る電力デマンド制御装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示す電力デマンド制御装置は、ユーザが設定
するデマンド処理優先順位でなく、温度、湿度、照度等
の環境条件によりデマンド処理優先順位を決定するもの
であり、前記契約電力量入力手段1、使用電力量検出手
段5に加えて、ユーザが温度、湿度、照度等の環境条件
の設定値を入力するユーザ設定値入力手段45、温度、
湿度、照度等の環境条件を検出して入力する環境条件入
力手段47、ユーザ設定値入力手段45および環境条件
入力手段47からの入力信号を受け取って、両信号の差
を算出する演算手段49、該演算手段49の制御により
各機器のデマンド遮断または復帰処理を行うデマンド遮
断/復帰手段51から構成されている。
【0049】本実施形態においては、契約電力量入力手
段1および使用電力量検出手段5からの契約電力量およ
び使用電力量からデマンド遮断または復帰が必要な場合
に、ユーザ設定値入力手段45から入力された環境条件
のユーザ設定値と環境条件入力手段47から入力された
環境条件の検出値とを演算手段49で比較し、デマンド
遮断はこの差の小さい機器から行い、デマンド復帰は差
の大きい機器から順に行うようにし、これにより時間や
使用状況とともに変化する環境悪化を最小限に抑えたデ
マンド制御を実現するものである。
【0050】図13に示すフローチャートを参照して、
図12の実施形態の作用を説明する。
【0051】図13においては、まず環境条件入力手段
47により環境条件を入力し(ステップ610)、それ
からユーザ設定値入力手段45によりユーザ設定値を入
力する(ステップ620)。そして、デマンド処理が必
要であるか否かを判定する(ステップ630)。
【0052】デマンド処理が必要であり、このデマンド
処理がデマンド遮断処理の場合には、ステップ610,
620で入力された環境条件の差が小さい機器を、すな
わち動作中の機器のうちで環境条件が設定値に最も近い
機器を遮断する(ステップ640)。また、デマンド処
理がデマンド復帰処理の場合には、入力された環境条件
の差が大きい機器を、すなわちデマンド処理中の機器の
うちで環境条件が設定値に一番遠い機器を復帰させる
(ステップ650)。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、機器のアドレスとデマンド処理優先順位
を各機器毎に同一かつ個別のスイッチ手段で設定し、使
用電力量が契約電力量を越えた場合、全体のブレーカに
より複数の機器をすべて遮断する前にスイッチ手段で設
定されたデマンド処理優先順位に従って優先順位の高い
機器から個別に電力を遮断するので、各機器毎に設けら
れたスイッチ手段の操作のみでデマンド処理優先順位の
設定および機器の追加変更を簡単に行うことができ、ま
たスイッチ手段はデマンド処理優先順位設定機能と機器
アドレス設定機能を共用しているため、部品点数を削減
し、設定の手間を省くことができる。
【0054】また、請求項2記載の本発明によれば、契
約電力量と複数の機器の使用電力量との差の電力量を算
出するとともに、未使用の機器の使用電力量を予測し、
この予測した使用電力量が前記差の電力量を越える場
合、デマンド処理が行われる旨を警告するので、使用者
が未使用の機器を使用しようとする場合に、デマンド処
理が行われるかを確認した上で操作を行うことができる
ため、デマンド処理により気が付かない間に電源が停止
してしまうなどの勘違いを少なくすることができる。
【0055】更に、請求項3記載の本発明によれば、契
約電力量と複数の機器の使用電力量との差の電力量を算
出するとともに、未使用の機器に電源が入れられた場合
に使用者が選択したモードによる該機器の使用電力量を
予測し、この予測した使用電力量が前記差の電力量を越
える場合、デマンド処理が行われる旨を警告するので、
使用者が選択したモードで未使用の機器を使用する場合
に、デマンド処理が行われるかを知ることができ、デマ
ンド処理により気が付かない間に電源が停止してしまう
などの不具合がなくなる。
【0056】請求項4記載の本発明によれば、契約電力
量と使用電力量との差の電力量がデマンド処理復帰の電
力量に達した場合、電力を遮断されているデマンド処理
機器の使用予測電力量により復帰可能な機器からデマン
ド復帰処理を行うべく該機器に電源を再投入するので、
デマンド処理優先順位に関係なく、復帰可能な機器から
順にデマンド復帰処理を行うことができ、柔軟かつ効率
的な処理を行うことができる。
【0057】また、請求項5記載の本発明によれば、契
約電力量と使用電力量との差の電力量がデマンド処理機
器のうち、デマンド処理優先順位において下位の機器よ
りも上位の機器のデマンド処理復帰の電力量に達した場
合、該上位の機器のデマンド復帰処理を行うべく該機器
に電源を再投入して、該上位の機器のデマンド復帰処理
を行い、該上位の機器がデマンド復帰処理を行った後、
契約電力量と使用電力量との差の電力量および上位の機
器の使用電力量の和がデマンド処理機器のうち、デマン
ド処理優先順位において上位の機器よりも下位の機器の
デマンド処理復帰の電力量に達した場合、上位の機器の
電力を遮断し、下位の機器のデマンド復帰処理を行うべ
く該下位の機器に電力を再投入するので、デマンド処理
優先順位の上位の機器でも復帰可能な機器から順にデマ
ンド復帰処理を行うことができるとともに、デマンド処
理優先順位の下位の機器のデマンド復帰処理が可能にな
った場合には該下位の機器のデマンド復帰処理が行わ
れ、電力の有効活用が達成され、柔軟かつ効率的な処理
を行うことができる。また、エアコン等により長時間電
力が遮断されたために生じる環境の悪化を低減すること
ができる。
【0058】更に、請求項6記載の本発明によれば、デ
マンド処理優先順位および環境状態に基づいて複数の機
器のデマンド処理を行うので、時間や使用状況とともに
変化する環境悪化を最小限に抑えたデマンド制御を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる電力デマンド
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電力デマンド制御装置が適用される電力
システムの構成を示す図である。
【図3】図1に示す電力デマンド制御装置の作用を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係わる電力デマンド
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す電力デマンド制御装置の作用を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態に係わる電力デマンド
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す電力デマンド制御装置の作用を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施形態に係わる電力デマンド
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す電力デマンド制御装置の作用を説明
するための図である。
【図10】図8に示す電力デマンド制御装置の作用を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施形態に係わる電力デマン
ド制御装置の作用を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第6の実施形態に係わる電力デマン
ド制御装置の構成を示すブロック図である。
【図13】図12に示す電力デマンド制御装置の作用を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 契約電力量入力手段 3 契約電力量記憶手段 5 使用電力量検出手段 7,23,31,37,49 演算手段 9 電力遮断/低下手段 11a,11b,・・・11n スイッチ手段 21 使用電力量予測手段 25 デマンド警告手段 27 電源投入検知手段 29 モード別電力量使用予測手段 33 モード別デマンド警告手段 35 機器モード記憶手段 39 電源再投入機器判定手段 41 電源再投入手段 45 ユーザ設定値入力手段 47 環境条件入力手段
フロントページの続き (72)発明者 森本 敏行 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 契約電力量を記憶する契約電力量記憶手
    段と、複数の機器の使用電力量を検出する使用電力量検
    出手段と、該使用電力量検出手段が検出した使用電力量
    が前記契約電力量を越えたことを検出する超過検出手段
    と、前記複数の機器をそれぞれ個別に指定すべく各機器
    に付与される独自の機器アドレス情報および前記複数の
    機器をどの順位で遮断するかを決定するために各機器に
    付与されるデマンド処理優先順位情報の両情報を各機器
    毎に同一かつ個別に設定するとともに、機器の追加およ
    びアドレス情報および優先順位の変更を容易にすべく各
    機器毎に設けられたスイッチ手段と、前記使用電力量が
    前記契約電力量を越えたことを前記超過検出手段が検知
    した場合、全体のブレーカにより前記複数の機器をすべ
    て遮断する前に前記スイッチ手段で設定されたデマンド
    処理優先順位に従って該優先順位の高い機器から個別に
    電力を遮断する電力遮断手段とを有することを特徴とす
    る電力デマンド制御装置。
  2. 【請求項2】 契約電力量を記憶する契約電力量記憶手
    段と、複数の機器の使用電力量を検出する使用電力量検
    出手段と、前記契約電力量と前記使用電力量との差の電
    力量を演算する演算手段と、前記複数の機器のうち未使
    用の機器の使用電力量を予測する使用電力量予測手段
    と、該使用電力量予測手段で予測した使用電力量が前記
    差の電力量を越える場合、デマンド処理が行われる旨を
    警告するデマンド警告手段とを有することを特徴とする
    電力デマンド制御装置。
  3. 【請求項3】 契約電力量を記憶する契約電力量記憶手
    段と、複数の機器の使用電力量を検出する使用電力量検
    出手段と、前記契約電力量と前記使用電力量との差の電
    力量を演算する演算手段と、前記複数の機器のうち未使
    用の機器に電源が入れられた場合に使用者が選択したモ
    ードによる該機器の使用電力量を予測するモード別電力
    量予測手段と、該モード別電力量予測手段が予測した使
    用電力量が前記差の電力量を越える場合、デマンド処理
    が行われる旨を警告するモード別デマンド警告手段とを
    有することを特徴とする電力デマンド制御装置。
  4. 【請求項4】 契約電力量を記憶する契約電力量記憶手
    段と、複数の機器の使用電力量を検出する使用電力量検
    出手段と、前記契約電力量と前記使用電力量との差の電
    力量を演算する演算手段と、電力を遮断されたデマンド
    処理機器のモードを記憶する機器モード記憶手段と、前
    記演算手段で演算された前記差の電力量がデマンド処理
    復帰の電力量に達した場合、前記機器モード記憶手段に
    記憶されたデマンド処理機器の使用予測電力量により復
    帰可能な機器からデマンド復帰処理を行うべく該機器に
    電源を再投入する電源再投入手段とを有することを特徴
    とする電力デマンド制御装置。
  5. 【請求項5】 契約電力量を記憶する契約電力量記憶手
    段と、複数の機器の使用電力量を検出する使用電力量検
    出手段と、前記契約電力量と前記使用電力量との差の電
    力量を演算する演算手段と、前記演算手段で演算された
    前記差の電力量がデマンド処理機器のうち、各機器のデ
    マンド処理優先順位において下位の機器よりも上位の機
    器のデマンド処理復帰の電力量に達した場合、該上位の
    機器のデマンド復帰処理を行うべく該機器に電源を再投
    入する上位機器電源再投入手段と、前記上位の機器がデ
    マンド復帰処理を行った後において前記差の電力量およ
    び前記上位の機器の使用電力量の和がデマンド処理機器
    のうち、各機器のデマンド処理優先順位において前記上
    位の機器よりも下位の機器のデマンド処理復帰の電力量
    に達した場合、前記上位の機器の電力を遮断し、前記下
    位の機器のデマンド復帰処理を行うべく該下位の機器に
    電力を再投入する下位機器電源再投入手段とを有するこ
    とを特徴とする電力デマンド制御装置。
  6. 【請求項6】 複数の機器をどの順位で遮断するかを決
    定するために各機器に付与されるデマンド処理優先順位
    を設定するデマンド処理優先順位設定手段と、温度およ
    び湿度を含む環境状態を検出する環境状態検出手段と、
    前記デマンド処理優先順位および前記環境状態に基づい
    て前記複数の機器のデマンド処理を行うデマンド処理手
    段とを有することを特徴とする電力デマンド制御装置。
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