JP2012115109A - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力系統の停電の復旧時において電力系統の過負荷状態の発生を抑制することを可能とする制御装置及び制御方法を提供する。
【解決手段】 複数の需要家及び電力系統を備える制御システムにおいて、前記複数の需要家のそれぞれに供給すべき電力を制御する制御装置であって、前記電力系統から前記複数の需要家の各々に供給すべき必要電力量を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記必要電力量に基づいて、前記電力系統から解列された需要家の中から、前記電力系統に再連系すべき需要家を選択する選択部と、前記選択部によって選択された前記需要家に対して、前記電力系統に再連系すべき旨を指示する指示部とを備える。

【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の需要家及び電力系統を備える制御システムにおいて、前記複数の需要家のそれぞれに供給すべき電力を制御する制御装置及び制御方法に関する。
近年、太陽電池や蓄電池等の分散電源を備えた一般家庭等の需要家が増えている。また、配電線や送電線を含む電力系統と需要家に設けられた分散電源との連系を制御する制御装置も提案されている。なお、このような制御装置は、EMS(Energy Management System)と称される。
ここで、電力系統の過負荷や故障等に起因して停電が起きた後に、電力系統が復旧するケースが考えられる。このようなケースにおいて、電力系統の復旧時において分散電源から電力系統への逆潮流が生じることを抑制することを目的として、停電時において分散電源と電力系統とを解列する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−204069公報
ところで、停電時においては、需要家に設けられる負荷機器に対しては、分散電源から電力が供給される(以下、自立運転)。一方で、電力系統の復旧時には、自立運転が解除されて、需要家に設けられる負荷機器に対して、電力系統から電力が供給される。
このようなケースにおいて、各需要家に設けられる負荷機器の自立運転を一斉に解除すると、電力系統から供給すべき電力が許容電力を超える可能性がある。このような過負荷が生じると、再び停電が起きる可能性がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電力系統の停電の復旧時において電力系統の過負荷状態の発生を抑制することを可能とする制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。
まず、本発明に係る制御装置の特徴は、複数の需要家(需要家301)及び電力系統(電力系統230a)を備える制御システム(制御システム10)において、前記複数の需要家のそれぞれに供給すべき電力を制御する制御装置(EMS100a乃至100b)であって、前記電力系統から前記複数の需要家の各々に供給すべき必要電力量を取得する取得部(取得部121)と、前記取得部によって取得された前記必要電力量に基づいて、前記電力系統から解列された需要家の中から、前記電力系統に再連系すべき需要家を選択する選択部(選択部123)と、前記選択部によって選択された前記需要家に対して、前記電力系統に再連系すべき旨を指示する指示部(指示部124)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、制御装置は、複数の需要家の各々に供給すべき必要電力量に基づいて、再連系すべき需要家を選択する。したがって、複数の需要家の各々に供給すべき必要電力量に基づいて、電力系統から供給可能な電力量を超えないように再連系することができることができるので、電力系統の復旧時において電力系統の過負荷状態の発生を抑制することができる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、前記複数の需要家は、複数の需要家群(需要家群300a乃至300b)に分類されており、前記選択部は、前記電力系統から前記複数の需要家群の各々に供給すべき必要電力量に基づいて、前記電力系統から解列された複数の需要家群に含まれる需要家群の中から、前記電力系統に再連系すべき前記需要家を選択することを要旨とする。
かかる特徴によれば、制御装置は、例えば、複数の需要家が、地域単位などによって複数の需要家群に分類されている場合、それぞれの需要家群に供給すべき必要電力量に基づいて、再連系すべき需要家を選択する。したがって、かかる制御装置によれば、地域単位の需要家群に分類されている場合であっても、電力系統から供給可能な電力量を超えないように再連系することができることができるので、電力系統の復旧時において、需要家群毎に電力系統の過負荷状態の発生を抑制することができる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、前記複数の需要家群の各々について、前記複数の需要家群の各々に含まれる需要家の連系率を決定する決定部(決定部122)をさらに備え、前記選択部は、前記決定部によって決定された連系率に基づいて、前記複数の需要家群の各々に含まれる需要家の中から、前記電力系統に再連系すべき前記需要家を選択することを要旨とする。かかる特徴によれば、需要家群の各々に含まれる需要家の連系率に基づいて、再連系すべき需要家を適切に選択できる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、前記選択部は、前記複数の需要家群に含まれる一の需要家群の中から、前記電力系統に再連系すべき前記需要家をランダムに選択することを要旨とする。かかる特徴によれば、再連系すべき需要家をランダムに選択するので、再連系する需要家が、偏ることを抑制できる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、前記選択部は、前記複数の需要家群に含まれる一の需要家群の中から、需要家内で供給可能な電力量が小さい需要家を優先して、前記電力系統に再連系すべき需要家を選択することを要旨とする。かかる特徴によれば、停電時に自立運転を行っている需要家の中から、需要家内で供給可能な電力量が小さく、負荷機器への電力供給を制限している需要家を優先して、再連系させることができる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、前記電力系統から解列された前記複数の需要家は、複数の段階に分けて前記電力系統に再連系され、前記取得部は、1段階目の再連系において、前記複数の需要家の各々が前記電力系統から解列される前において前記電力系統から前記複数の需要家の各々が消費していた消費電力量に基づいて、前記必要電力量を取得することを要旨とする。かかる特徴によれば、制御装置は、停電時に解列した需要家の必要電力量が取得できない場合であっても、解列する前の必要電力情報に基づいて、再連系すべき需要家を選択できる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、前記取得部は、2段階目以降の再連系において、前記複数の需要家の各々が現時点で消費している消費電力量に基づいて、前記必要電力量を取得することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。かかる特徴によれば、制御装置は、必要電力量として、現時点で消費している消費電力量に基づいて取得するので、できるだけ正確な必要電力量を把握して、再連系すべき需要家を選択できる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、前記決定部は、前記電力系統から解列された前記複数の需要家を前記電力系統に再連系する段階数を決定することを要旨とする。かかる特徴によれば、制御装置は、電力系統に再連系する段階数を決定するので、より計画的に再連系を指示できる。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上記の特徴に係る制御装置において、決定された連系率を、他の制御装置に通知する通知部(通信部110)をさらに備えることを要旨とする。かかる特徴によれば、制御装置は、他の制御装置に連系率を通知できるので、連系率の低い他の制御装置に電力を供給するなど、他の制御装置と連携して、電力系統の電力を効率よく供給できる。
本発明に係る制御方法は、 複数の需要家及び電力系統を備える制御システムにおいて、前記複数の需要家のそれぞれに供給すべき電力を制御する制御装置における制御方法であって、前記電力系統から前記複数の需要家の各々に供給すべき必要電力量を取得するステップ(ステップS1041)と、取得された前記必要電力量に基づいて、前記電力系統から解列された需要家の中から、前記電力系統に再連系すべき需要家を選択するステップ(ステップS1044)と、選択された前記需要家に対して、前記電力系統に再連系すべき旨を指示するステップ(ステップS1045)とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、電力系統の復旧時において電力系統の過負荷状態の発生を抑制することを可能とする制御装置及び制御方法を提供できる。
第1実施形態に係る制御システムの概要を説明するための図である。 第1実施形態に係るに係るエネルギーマネジメントシステムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る記憶部に記憶される電力テーブルを示す図である。 第1実施形態に係る需要家の構成を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る制御システムの動作を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係るエネルギーマネジメントシステムの動作を示す動作シーケンス図である。
次に、図面を参照して、本発明に係る制御システムの実施形態を説明する。具体的には、(1)制御システムの概略構成、(2)エネルギーマネジメントシステムの構成、(3)需要家の構成、(4)制御システムの動作、(5)作用及び効果について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)制御システムの概略構成
図1は、本実施形態に係る制御システム10の概略構成図である。
図1に示すように、制御システム10は、発電所210、変電所220a乃至220b、スマートサーバ400、エネルギーマネジメントシステム(以下、EMS)100a乃至100b、及び需要家301によって構成される複数の需要家群300a乃至300bを有する。変電所220a乃至220bは、発電所210から供給される電力を変換し、例えば地域単位(例えば横浜市など)といった範囲に電力を供給する。図1の例では、各需要家301は、変電所220a乃至220b及び電力系統230a乃至230bを介して、発電所210で発電される電力の供給を受ける。
各需要家301は、一般家庭などである。本実施形態においては、各需要家301は、需要家内の負荷の電力制御を行う。また、複数の需要家群300a乃至300bには、分散電源としての太陽電池321や蓄電池322(図4参照)が設置されている需要家も含まれているものとする。
EMS100a乃至100bは、広域通信網90(例えばインターネット)を介して、複数の需要家群300a乃至300bや、スマートサーバ400と接続する。EMS100a乃至100bは、複数の需要家群300a乃至300bの各々を構成する需要家301から、需要家を識別するIDと、需要家301に設けられている負荷機器が消費する消費電力量を示す消費電力情報と、需要家301の分散電源から供給可能な電力量を示す発電電力情報とを含む電力情報を取得する。また、EMS100a乃至100bは、スマートサーバ400から、電力系統が供給可能な電力量(以下、供給可能電力量)を示す供給可能情報を取得する。
EMS100a乃至100bは、取得した消費電力情報、発電電力情報、及び供給可能情報に基づいて、複数の需要家群300a乃至300bにおける電力制御を実行する。このように、EMS100a乃至100bは、複数の需要家301及び電力系統230aを備える制御システム10において、電力系統230a乃至230bから、複数の需要家群300a乃至300bを構成する複数の需要家301のそれぞれに供給すべき電力を制御する制御装置を構成する。
また、EMS100a乃至100bは、複数の需要家群300a乃至300bにおける電力の需要状況及び供給状況に関する情報を、スマートサーバ400に通知するとともに、スマートサーバ400からの指示に応じて、複数の需要家群300a乃至300bに供給される電力を制御することができる。
本実施形態では、EMS100aは、需要家群300aに対応して設けられており、需要家群300aにおける電力制御を実行するものとする。EMS100bは、需要家群300bに対応して設けられており、需要家群300bにおける電力制御を実行するものとする。なお、EMS100a乃至100bの詳細な構成については、後述する。
需要家群300aを構成する各需要家301は、EMS100aから送信された制御情報を使用して電力制御を行う。需要家群300bを構成する各需要家301は、EMS100bによって生成された制御情報を使用して電力制御を行う。
本実施形態において、需要家群300aは、ある地域(市町村等)に属する需要家301からなるグループである。需要家群300bは、他の地域(市町村等)に属する需要家301からなるグループである。つまり、複数の需要家301は、複数の需要家群300a乃至300bに分類されている。
このように需要家301を分類しているのは、主に次の理由による。具体的には、分散電源としての太陽電池は、天候(日照時間)に応じて発電量が変動するため、各地域の天候に適応させて、地域別での電力制御を行うことが好ましいからである。
また、需要家301は、電力系統230aに停電が発生した際、太陽電池321から供給される電力によって、自立運転を実行することができる。このとき、需要家301は、電力系統230aと解列する。一方、停電が復旧した際、需要家301は、EMS100a乃至100bからの指示に応じて、電力系統230aと再連系する。
スマートサーバ400は、広域通信網90を介して、EMS100a乃至100bと変電所220a乃至220bと接続する。スマートサーバ400は、変電所220a乃至220bから供給される電力を制御することができる。具体的に、スマートサーバ400は、EMS100a乃至100bから、複数の需要家群300a乃至300bにおける電力の需要状況及び供給状況に関する情報を取得し、これらの情報に基づいて、EMS100a乃至100bに対して、需要家群300a乃至300bの電力制御を指示することができる。
(2)エネルギーマネジメントシステムの構成
図2は、EMS100aの構成を示すブロック図である。なお、EMS100bにおいても、同様の構成であるため、本実施形態では、説明を省略する。
図2に示すように、EMS100aは、通信部110と、処理部120と、記憶部130とを備える。なお、通信部110は、広域通信網90を介して、需要家群300aを構成する各需要家301との通信を行う。処理部120は、記憶部130に記憶されているプログラムに従った処理を行う。記憶部130は、処理部120が実行するプログラムを記憶すると共に、処理部120でのプログラム実行中にワークエリアとして使用される。
通信部110は、広域通信網90を介して、スマートサーバ400及び各需要家301と通信する。具体的に、広域通信網90を介して、需要家301から送信された電力情報を受信する。
処理部120は、取得部121、決定部122、選択部123、及び指示部124を備える。
取得部121は、電力系統230aから複数の需要家301の各々に供給すべき必要電力量を取得する。具体的に、取得部121は、通信部110によって受信された電力情報から、需要家を識別するIDと、消費電力情報と、発電電力情報とを抽出する。ここで、取得部121は、電力系統230aと連系している需要家については、消費電力情報によって示される消費電力量から、発電電力情報によって示される発電電力量を減算し、算出結果を需要家301に供給すべき必要電力量として取得する。
一方、取得部121は、電力系統230aと解列している需要家については、消費電力情報によって示される消費電力量を需要家301に供給すべき必要電力量として取得する。このようにして、取得部121は、必要電力量を取得する。なお、取得部121は、消費電力量、発電電力量、必要電力量を、需要家301を識別するIDに対応付けて、記憶部130に記憶する。
決定部122は、停電が復旧する際、需要家群300aについて、需要家群300aに含まれる需要家301の連系率を決定する。ここで、連系率とは、停電が復旧する際、需要家群300aにおける総需要家数に対して、再連系可能な需要家301の数の割合を示すものである。
具体的に、決定部122は、通信部110を介して、スマートサーバ400から、電力系統230aの供給可能電力量を示す供給可能情報を取得する。また、決定部122は、記憶部130に記憶されている必要電力量の合計を、総必要電力量として算出する。決定部122は、供給可能電力量から総必要電力量を除算して、連系率を算出する。
選択部123は、電力系統230aから複数の需要家群300a乃至300bの各々に供給すべき必要電力量に基づいて、電力系統230aから解列された複数の需要家群300a乃至300bに含まれる需要家群300aの中から、電力系統230aに再連系すべき需要家301を選択する。
具体的に、選択部123は、決定部122によって決定された連系率に基づいて、複数の需要家群300a乃至300bの各々に含まれる需要家301の中から、電力系統230aに再連系すべき需要家301を選択する。なお、本実施形態では、EMS100aに備えられている選択部123を例に挙げて説明する。したがって、かかる選択部123は、需要家群300aに含まれる需要家301の中から、停電から復旧する際に、電力系統230aに再連系すべき需要家301を選択する。
より具体的に、選択部123は、需要家群300aの総需要家数に対して、決定部122によって決定された連系率を乗算して、需要家数を算出する。また、選択部123は、需要家群300aの中から、算出した需要家数だけ、電力系統230aに再連系すべき需要家301を選択する。このとき、選択部123は、需要家群300aの中から、電力系統230aに再連系すべき需要家301をランダムに選択する。なお、選択部123は、連系率が“1”以上である場合、需要家群300aの全ての需要家301を再連系すべき需要家として選択してもよい。
指示部124は、選択部123によって選択された需要家301に対して、通信部110を介して、電力系統230aに再連系すべき旨を指示する再連系指示情報を送信する。なお、指示部124は、再連系指示情報を送信した需要家301については、需要家301を識別するIDと、再連系されたことを示す情報とを対応づけて、記憶部130に記憶する。
記憶部130は、取得部121に取得された電力情報を記憶する。具体的に、記憶部130は、図3に示すように、需要家ID、消費電力量、発電電力量、必要電力量、需要家IDに対応する需要家301の再連系の有無を示す情報とを対応づけた電力テーブルを記憶する。また、再連系の有無を示す情報ととしては、“再連系有り”又は“再連系無し”のいずれかが示される。なお、需要家ID、消費電力量、発電電力量、及び必要電力量は、取得部121によって記憶される。また、連系の有無は、指示部124によって記憶される。
(3)需要家の構成
図4は、需要家301の構成例を示すブロック図である。図4では、需要家群300aを構成する各需要家301を例示している。なお、需要家群300aを構成する各需要家301も同様の構成である。
図4に示すように、需要家301には、電力系統230aから交流の電力が供給される。需要家301は、スマートメータ310、ハイブリッドPCS320、太陽電池321、蓄電池322、照明331、空調装置332、冷蔵装置333、テレビ334、及び蓄熱機器335を有する。太陽電池321は、太陽光を受光し、受光した太陽光に応じて直流電力を発生させることができる。なお、需要家301は、電気自動車などに搭載される蓄電池を有していてもよい。
スマートメータ310は、需要家301内での電力制御を行う。スマートメータ310は、電力系統230aに接続されるとともに、家庭内配電線350に接続される。また、スマートメータ310は、家庭内通信回線380を介して、ハイブリッドPCS320、照明331、空調装置332、冷蔵装置333、テレビ334、及び蓄熱機器335との通信を行う。当該通信は、無線通信であってもよく、有線通信であってもよい。
また、スマートメータ310は、電力系統230aから、ハイブリッドPCS320、照明331、空調装置332、冷蔵装置333、テレビ334、及び蓄熱機器335に供給すべき消費電力量の合計を検知し、この合計を消費電力情報として生成する。また、スマートメータ310は、ハイブリッドPCS320から、太陽電池321の発電電力量を示す発電電力情報を取得する。スマートメータ310は、自らの需要家301を識別するIDと、消費電力情報と、発電電力情報とを含む電力情報を、広域通信網90を介してEMS100aへ送信する。なお、スマートメータ310は、この電力情報を定期的にEMS100aに送信してもよいし、EMS100aからの要求に応じて、送信してもよい。
また、スマートメータ310は、停電時において、電力系統230aとの解列を実行する。また、停電が復旧した際には、EMS100aから再連系指示情報を受信した場合のみ、再連系する。
ハイブリッドPCS320は、家庭内配電線350に接続されるとともに、分散電源としての太陽電池321と蓄電池322とに接続される。ハイブリッドPCS320は、スマートメータ310の制御に応じて、太陽電池321と蓄電池322とを稼働させる。また、ハイブリッドPCS320は、太陽電池321によって発電された電力を蓄電池322に蓄電させることができる。ハイブリッドPCS320は、家庭内配電線350から供給される交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を蓄電池108に蓄電させることができる。
また、ハイブリッドPCS320は、蓄電池322の放電による直流電力や、太陽電池321によって発電された直流電力を交流電力に変換して家庭内配電線350へ送り出すことができる。家庭内配電線350へ送り出された交流電力は、適宜、照明331、空調装置332、冷蔵装置333、テレビ334、及び蓄熱機器335において使用され、あるいは、電力系統230aへの逆潮流の電力となる。なお、ハイブリッドPCS320は、太陽電池321が発電する発電電力量を示す発電電力情報をスマートメータ310に通知する。
負荷機器としての照明331、空調装置332、冷蔵装置333、テレビ334、及び蓄熱機器335は、家庭内配電線350に接続されるとともに、家庭内通信回線380に接続される。これらは、スマートメータ310の制御に応じて、家庭内配電線350からの交流電力によって動作する。なお、蓄熱機器335は、例えば、ヒートポンプや温水器などである。
(4)制御システムの動作
図5は、制御システム10の動作を示すシーケンス図である。具体的に、制御システム10において、停電が発生し、需要家301が解列する際の動作と、停電が復旧し、需要家301が再連系する際の動作を説明する。なお、ここでは、EMS100aの動作を例に挙げて説明するが、EMS100bも同様の動作を行うことができる。以下に、詳細について説明する。
ステップS101において、EMS100aは、需要家群300aを構成する需要家301に対して、電力情報を要求する要求情報を送信する。
ステップS102において、要求情報を受信した需要家301は、需要家IDと、消費電力情報と、発電電力情報とを含む電力情報をEMS100aに送信する。EMS100aは、電力情報を受信し、電力情報に含まれる需要家IDと、消費電力情報と、発電電力情報を記憶する。
ステップS103において、電力系統230aにおいて、停電が発生する。このとき、需要家301では、太陽電池321が設けられている場合、需要家内で供給可能な電力として、太陽電池321が発電する電力によって、自立運転が実行される。また、需要家301は、電力系統230aと解列する。なお、その後、停電が復旧するが、この時、需要家301には、電力系統230aからの電力がまだ供給されていない。
ステップS104において、EMS100aは、需要家群300aの中から、再連系すべき需要家を選択する。具体的に、EMS100aは、複数の需要家301が電力系統230aから解列される前において電力系統230aから複数の需要家301の各々が消費していた消費電力量に基づいて、再連系すべき需要家を選択する。つまり、ステップS102において、EMS100aが受信した電力情報に基づいて、再連系すべき需要家を選択する。
ステップS105において、EMS100aは、選択した需要家に対して、再連系指示情報を送信する。このとき、再連系指示情報は、ステップS104において選択された需要家301にのみ送信する。したがって、電力系統230aから解列された需要家301は、複数の段階(回数)に分けて電力系統230aに再連系される。なお、同図において、需要家301_1は、EMS100aから、1段階目に再連系するように指示を受ける需要家301を示し、需要家301_2は、需要家301_1よりも後の2段階目に再連系するように指示を受ける需要家301を示す。
ステップS106において、需要家301_1は、再連系指示情報を受信する。また、需要家301_1では、スマートメータ310が、太陽電池321からの電力の供給を一時停止し、電力系統230aからの電力のみを、負荷機器に供給する。また、需要家301_1では、所定期間(例えば、5分)経過後、太陽電池321からの電力の供給を再開するとともに、電力系統230aと再連系する。
ステップS107において、EMS100aは、需要家群300aを構成する需要家301に、要求情報を送信する。
ステップS108において、要求情報を受信した需要家301は、需要家IDと、消費電力情報と、発電電力情報とを含む電力情報をEMS100aに送信する。このとき、需要家301_1には、電力系統230aからの電力と、需要家301_1内の太陽電池321が発電する電力とが供給されている。
ステップS109において、EMS100aは、受信した電力情報に基づいて、需要家群300aの中から、2段階目の再連系すべき需要家を選択する。EMS100aは、2段階目以降の再連系において、必要電力量として、複数の需要家301の各々が現時点で消費する消費電力量を取得し、取得した電力量に基づいて、再連系すべき需要家を選択する。
ステップS110において、EMS100aは、再連系すべき需要家301_2に対して、再連系を指示する再連系指示情報を送信する。
ステップS111において、再連系指示情報を受信した需要家301_2は、再連系指示情報を受信する。また、需要家301_2では、スマートメータ310が、太陽電池321からの電力の供給を一時停止させ、電力系統230aからの電力のみを、負荷機器に供給させる。また、需要家301_2では、所定期間(例えば、5分)経過後、太陽電池321からの供給を再開するとともに、電力系統230aと再連系する。
このようにして、停電が復旧した際、電力系統230aから解列された需要家301は、複数の段階に分けて電力系統230aに再連系され、需要家群300aを構成する全ての需要家301が再連系を完了する。なお、上述の例では、2段階によって、再連系する場合を例に挙げて説明したが、3段階以上により、再連系してもよい。
次に、EMS100aのステップS104における動作を詳細に説明する。図6には、EMS100aがステップS104の具体的動作が示されている。なお、はじめに、EMS100aにおける1段階目の再連系における動作を説明する。
ステップS1041の1段階目の再連系において、EMS100aでは、取得部121が、複数の需要家301が電力系統230aから解列される前において電力系統230aから複数の需要家301の各々が消費していた消費電力量に基づいて、必要電力量を取得する。
ここで、需要家群300aを構成する需要家301は、停電が発生した際に解列している。取得部121は、記憶部130の電力テーブルを参照し、消費電力情報によって示される消費電力量を需要家301に供給すべき必要電力量として取得する。なお、取得部121は、消費電力量、発電電力量、必要電力量を、需要家301を識別するIDに対応付けて、記憶部130の電力テーブルに記憶する。
ステップS1042において、決定部122は、需要家群300aについて、需要家群300aに含まれる需要家301の連系率を決定する。具体的に、決定部122は、通信部110を介して、スマートサーバ400から、電力系統230aの供給可能電力量を示す供給可能情報を取得する。また、決定部122は、記憶部130に記憶されている必要電力量の合計を、総必要電力量として算出する。決定部122は、供給可能電力量から総必要電力量を除算して、連系率を算出する。
ステップS1043において、選択部123は、決定部122によって決定された連系率に基づいて、需要家群300aに含まれる需要家301の中から、電力系統230aに再連系すべき需要家301を選択する。具体的に、選択部123は、需要家群300aの総需要家数に対して、決定部122によって決定された連系率を乗算して、需要家数を算出する。
ステップS1044において、選択部123は、需要家群300aの中から、算出した需要家数だけ、電力系統230aに再連系すべき需要家301を選択する。このとき、選択部123は、需要家群300aの中から、電力系統230aに再連系すべき需要家301をランダムに選択する。
ステップS1045において、指示部124は、選択部123によって選択された需要家301に対して、通信部110を介して、電力系統230aに再連系すべき旨を指示する再連系指示情報を送信する。なお、かかる動作は、図5におけるステップS110となる。また、指示部124は、再連系指示情報を送信した需要家301については、需要家301を識別するIDと、再連系されたことを示す情報(再連系有り)とを対応づけて、記憶部130の電力テーブルに記憶する。
次に、EMS100aのステップS109における2段階目の再連系の動作を説明する。 ここで、ステップS109において、需要家群300aには、再連系している需要家301_1と、再連系していない需要家301_2との両方が存在する。以下に、かかる場合におけるEMS100aの動作を説明する。なお、EMS100aのステップS109の動作は、上述したステップS1041の動作を除き、他のステップS1042乃至S1045の動作と同様であるため、ステップS1041の動作に着目して説明する。
ステップS1041の2段階目以降の再連系において、EMS100aでは、取得部121が、複数の需要家301の各々が現時点で消費している消費電力量に基づいて、必要電力量を取得する。
具体的に、取得部121は、記憶部130の電力テーブルを参照し、電力系統230aと連系している需要家301_1については、需要家IDに対応する消費電力量から、発電電力情報によって示される発電電力量を減算し、算出結果を需要家301に供給すべき必要電力量として取得する。
一方、取得部121は、電力系統230aと解列している需要家301_2については、需要家IDに対応する消費電力量を需要家301に供給すべき必要電力量として取得する。このようにして、取得部121は、必要電力量を取得する。なお、取得部121は、消費電力量、発電電力量、必要電力量を、需要家301を識別するIDに対応付けて、記憶部130に記憶する。
(5)作用及び効果
停電から復旧する際、EMS100aでは、需要家群300aに対して、需要家群300aを構成する複数の需要家301の各々に供給すべき必要電力量を、需要家301における消費電力量と発電電力量とに基づいて算出する。また、EMS100aでは、電力系統230aから供給可能な供給可能電力量と総必要電力量との割合から、連系率を算出し、再連系すべき需要家数を算出する。また、EMS100aでは、需要家群300aの中から、算出した需要家数だけ、需要家301を選択し、選択した需要家301に対して再連系を指示する。
このようにして、かかるEMS100aによれば、電力系統230aの停電が復旧する際、総必要電力量を考慮しつつ、供給可能電力量を越えないように、複数段階に分けながら再連系することができるので、需要家群300aに電力を供給する電力系統230aの過負荷状態の発生を抑制することができる。
また、かかるEMS100aによれば、再連系すべき需要家301をランダムに選択するので、再連系する需要家301が、偏ることを抑制できる。
[変更例1]
次に本実施形態に係る変更例1について説明する。上述した実施形態では、選択部123は、需要家群300aの中から、電力系統230aに再連系すべき需要家301をランダムに選択していたが、選択部123は、需要家群300aの中から、需要家内で供給可能な電力量が小さい需要家301を優先して、電力系統230aに再連系すべき需要家301を選択してもよい。
かかるEMS100aによれば、停電時に自立運転を行っている需要家301の中から、需要家内で供給可能な電力量、つまり、太陽電池321の発電する電力量が小さく、負荷機器への電力供給を制限している需要家301を優先して、再連系させることができる。
[変更例2]
次に本実施形態に係る変更例2について説明する。EMS100aにおいて、決定部122は、電力系統230aから解列された需要家群300aの需要家301を電力系統230aに再連系する段階数を決定してもよい。
具体的に、決定部122は、必要電力量から供給可能電力量を減算して、電力量の差を算出する。また、決定部は、算出した電力量の差が、供給可能電力量の所定割合未満(例えば、2割未満)であった場合、2段階で需要家群300aを構成する需要家301の全てと再連系すると決定する。また、決定部は、算出した電力量の差が、供給可能電力量の所定割合以上(例えば、2割以上)であった場合、3段階以上で需要家群300aを構成する需要家301の全てと再連系すると決定する。
このようなEMS100aによれば、電力系統230aに再連系する段階数を決定できるので、より計画的に再連系を指示できる。なお、決定部122は、かかる段階数をスマートサーバ400や他のEMS(例えば、EMS100b)に通知してもよい。この場合、段階数が多いEMSは、必要電力量が多いと判断できるので、他の電力系統から、かかるEMSによって制御されている電力系統に対して、電力を供給するようにできる。
[変更例3]
次に本実施形態に係る変更例2について説明する。本変更例に係るEMS100aでは、通信部110は、決定された連系率を、他のEMS(例えば、EMS100b)に通知する。
かかるEMS100aによれば、他のEMS100bに連系率を通知できるので、連系率の低い他のEMS(例えば、EMS100b)に電力を供給するなど、EMS100bと連携して、電力系統230aから供給される電力を効率よく供給できる。
なお、通信部110は、連系率をスマートサーバ400に通知し、スマートサーバ400がこの連系率に基づいて、EMS100a乃至100bに対して、電力系統230a乃至230bから供給される電力を制御するように指示してもよい。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した各実施形態においては、2つの需要家群を例に挙げて説明したが、3つ以上の需要家群であってもよい。
また、上述した各実施形態においては、取得部121は、電力系統230aと解列している需要家については、消費電力量を必要電力量として取得していたが、発電電力量を需要家301に供給すべき必要電力量として取得してもよい。
更に、上述した各実施形態において、取得部121は、電力系統230aと解列している需要家については、再連系の際、太陽電池321からの電力の供給が一時(例えば、5分間などの所定期間)停止されることを考慮して、消費電力量を必要電力量として取得していた。しかし、太陽電池321からの電力の供給を停止することなく、すぐに再連系できる需要家も存在する。このような需要家については、取得部121は、消費電力量から、発電電力情報によって示される発電電力量を減算し、算出結果を必要電力量として取得してもよい。
また、上述した各実施形態においては、分散電源として、太陽電池321や蓄電池322を例に挙げて説明したが、風力発電などの他の電源装置であってもよい。
また、上述した各実施形態においては、停電が普及した際、需要家群300aを構成する需要家301から、消費電力情報と発電電力情報とを含む電力情報を取得するように構成されていたが、過去の需要家301における消費電力量の実績や、太陽電池321の発電量の実績から、予測してもよい。
また、上述した各実施形態において、EMS100a乃至100bの構成は、スマートサーバ400が備えていてもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
10…制御システム、90…広域通信網、100a乃至100b…EMS、108…蓄電池、110…通信部、120…処理部、121…取得部、122…決定部、123…選択部、124…指示部、130…記憶部、210…発電所、220a乃至220b…変電所、230a乃至230b…電力系統、300a乃至300b…需要家群、310…スマートメータ、320…PCS、321…太陽電池、322…蓄電池、331…照明、332…空調装置、333…冷蔵装置、334…テレビ、335…蓄熱機器、350…家庭内配電線、380…家庭内通信回線、400…スマートサーバ

Claims (10)

  1. 複数の需要家及び電力系統を備える制御システムにおいて、前記複数の需要家のそれぞれに供給すべき電力を制御する制御装置であって、
    前記電力系統から前記複数の需要家の各々に供給すべき必要電力量を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記必要電力量に基づいて、前記電力系統から解列された需要家の中から、前記電力系統に再連系すべき需要家を選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された前記需要家に対して、前記電力系統に再連系すべき旨を指示する指示部と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記複数の需要家は、複数の需要家群に分類されており、
    前記選択部は、前記電力系統から前記複数の需要家群の各々に供給すべき必要電力量に基づいて、前記電力系統から解列された複数の需要家群に含まれる需要家群の中から、前記電力系統に再連系すべき前記需要家を選択することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記複数の需要家群の各々について、前記複数の需要家群の各々に含まれる需要家の連系率を決定する決定部をさらに備え、
    前記選択部は、前記決定部によって決定された連系率に基づいて、前記複数の需要家群の各々に含まれる需要家の中から、前記電力系統に再連系すべき前記需要家を選択することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記選択部は、前記複数の需要家群に含まれる一の需要家群の中から、前記電力系統に再連系すべき前記需要家をランダムに選択することを特徴とする請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 前記選択部は、前記複数の需要家群に含まれる一の需要家群の中から、需要家内で供給可能な電力量が小さい需要家を優先して、前記電力系統に再連系すべき需要家を選択することを特徴とする請求項2又は3に記載の制御装置。
  6. 前記電力系統から解列された前記複数の需要家は、複数の段階に分けて前記電力系統に再連系され、
    前記取得部は、1段階目の再連系において、前記複数の需要家の各々が前記電力系統から解列される前において前記電力系統から前記複数の需要家の各々が消費していた消費電力量に基づいて、前記必要電力量を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記取得部は、2段階目以降の再連系において、前記複数の需要家の各々が現時点で消費している消費電力量に基づいて、前記必要電力量を取得することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記決定部は、前記電力系統から解列された前記複数の需要家を前記電力系統に再連系する段階数を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 決定された連系率を、他の制御装置に通知する通知部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  10. 複数の需要家及び電力系統を備える制御システムにおいて、前記複数の需要家のそれぞれに供給すべき電力を制御する制御装置における制御方法であって、
    前記電力系統から前記複数の需要家の各々に供給すべき必要電力量を取得するステップと、
    取得された前記必要電力量に基づいて、前記電力系統から解列された需要家の中から、前記電力系統に再連系すべき需要家を選択するステップと、
    選択された前記需要家に対して、前記電力系統に再連系すべき旨を指示するステップと
    を備えることを特徴とする制御方法。
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