JPH09252351A - 発呼制御方法 - Google Patents

発呼制御方法

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JPH09252351A
JPH09252351A JP8059809A JP5980996A JPH09252351A JP H09252351 A JPH09252351 A JP H09252351A JP 8059809 A JP8059809 A JP 8059809A JP 5980996 A JP5980996 A JP 5980996A JP H09252351 A JPH09252351 A JP H09252351A
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滋 小柳
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明彦 仲瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトバウンド業務システムにてオペレータ
効率向上と接続された被呼者の待ちの改善とを両立可能
な発呼制御方法を提供すること。 【解決手段】 交換機と、該交換機に接続された複数の
電話機と、該交換機に接続されたホストコンピュータ
と、該ホストコンピュータに接続された複数のオペレー
タ端末とを備え、端末ではアウトバウンド業務のための
プログラムが実行され、ホストコンピュータは各オペレ
ータの一人の被呼者に対する通話の終了を予測し該通話
の終了に先だって被呼者リストに従い自動発呼を行い、
応答のあった呼を空き状態となったオペレータに対応す
る電話機に接続するシステムにおける発呼制御方法であ
って、オペレータ端末上のプログラムの特定箇所が実行
されたことを検出して通話の終了を事前に検知し、通話
終了が事前検知されたオペレータ数に基づいて、自動発
呼する呼数を決定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話とコンピュー
タとを接続してアウトバウンド業務を行うコールセンタ
ーにおける発呼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話を用いて販売活動を行うテレ
マーケティングが関心を集めている。テレマーケティン
グを行うために、顧客のリストを計算機上に持ち、多数
のオペレータが顧客のリストを見ながら電話をかけて行
くシステムはコールセンターと呼ばれ、例えば図17の
ような形態をとる。図17において、ホストコンピュー
タ301は、コールリスト302を保持しており、オペ
レータ303の端末304には、このコールリスト30
2が表示される。オペレータ303は電話機305を用
いてコールリストの顧客に電話をかけ、テレマーケティ
ングを行う。ホストコンピュータとPBXが連動してい
るシステムでは、端末304からの指示によりPBX3
06経由で自動的に電話が発信され、電話機305に接
続されるものもある。
【0003】テレマーケティングでは、個々の顧客に対
して直接電話により会話を行い、顧客の反応を確かめな
がら商品の案内や勧誘を行うことが低コストでできる。
しかし、大規模なシステムにおいては、多数のオペレー
タと多数の電話回線を必要とし、一定時間にできるだけ
多くの顧客と会話を行うためには、電話の発呼をより効
率良く制御する方法が望まれている。
【0004】コールセンターの業務の中で、センタ側か
ら顧客を呼び出す業務を一般にアウトバウンド業務と呼
ぶ。例えば、有望な顧客をリストアップしておき電話で
注文をとる販売活動や選挙のときに有権者に投票しよう
と考えている候補を尋ねることにより当選者を予測する
アンケート調査などがアウトバウンド業務である。
【0005】アウトバウンド業務では、多数の顧客(あ
るいは有権者等)に対して電話をかける必要があるた
め、できるだけオペレータを効率良く活用する方式が望
ましい。
【0006】従来のある種のテレマーケティングシステ
ムにおいては、各オペレータが個別に顧客リストを与え
られ、これに基づいて電話を手動で操作していた。この
ため、顧客の不在時や通話中の場合はオペレータが待つ
必要があり、これによるオペレータの効率の低下が問題
となっている。
【0007】このため、コンピュータを用いて自動発呼
を行う方式が提案されている。より優れた方式として、
回線の状態をホストコンピュータが監視して、オペレー
タと顧客の会話が終了したことを検知して、その時点で
ホストコンピュータがコールリストから適切な顧客を選
択し自動的にダイヤルする、というものが考えられる。
この方式をパワーダイヤリングと呼ぶ。この方式では、
前述の方式に比較してオペレータのダイヤル作業が機械
化されるため、効率が向上する。しかしながら、この方
式においても電話をかけてからそれがつながって相手が
出るまでオペレータが遊んでしまう、という問題点が存
在する。
【0008】すなわち、ダイヤルした通話は顧客に直ち
に継るわけではない。まず、公衆網上で回線をつなげる
作業(これをセットアップ作業、これに要する時間をセ
ットアップ時間と夫々呼ぶ)がある。さらに、回線が継
っても顧客が話中の場合、通話を切って別の顧客に新た
にかけ直さなければならない。また、顧客が話中ではな
く呼出音が鳴ったとしても、顧客が応答するまではある
程度の時間がかかる(これを呼び出し時間と呼ぶ)。ま
た、呼び出しが始まってから十分時間が経っても応答が
ない場合、顧客が不在であると判断し通話を切って別の
顧客に新たにかけ直さなければならない。これら時間は
全てオペレータの遊び時間として計上される。従って、
状況にも依存するが、パワーダイヤリングでは十分な効
率を得られない場合が多い。
【0009】これらはオペレータの顧客との会話時間の
終了以前に別の回線を用いて次の顧客の発呼を行い、顧
客の不在や通話中を自動的に判断し、通話がつながった
顧客をオペレータに割り振ることによりオペレータの効
率向上を目指している。これは、プレディクティブダイ
アリングと呼ばれている。プレディクティブダイアリン
グの詳細は、例えば、USP 4,829,563、
USP 5,327,491に開示されている。
【0010】遊び時間を少なくするためにはオペレータ
と顧客の通話が終了するタイミングにちょうど次に通話
が継るように予測して前もってダイヤルしておく必要が
ある。この際、顧客の何%かが不在、または話し中であ
ることを見越してオペレータ数より多くの発信を行う。
これをプレディクティブ・ダイヤリングと呼ぶ。
【0011】ただし、予測が当たるか当たらないかはあ
くまでも確立の問題であるから、通話がつながって顧客
が応答したものの、対応できるオペレータがいないため
顧客を電話口で待たせるという事態が発生する可能生が
ある。この場合、テープに録音されたメッセージや音楽
を流す、などの緊急的対策はあるものの、こちらから一
方的に電話をかけておいて、出て見るとテープからのメ
ッセージが流れてきたのでは、顧客の感情を害する恐れ
があり、ビジネスにとっては逆効果になりかねない。一
般に予測はセットアップ時間、呼び出し時間、会話時間
(オペレータが一人の顧客との通話に要する時間)など
を考慮して行われるが、これらが確定した値でないた
め、予測のずれが発生するのである。また、顧客が話中
であるか、不在であるかなども事前に予測できないため
予測のはずれの原因になる。プレディクティブ・ダイヤ
リングをする以上、この可能性を0にすることはできな
いが、待ちの発生をできるだけ少なく、また待ち時間を
できるだけ短くする必要がある。
【0012】しかしながら、従来のプレディクティブダ
イアリングでは、オペレータの会話時間が不確定である
ため、平均会話時間等を用いて会話の終了を予測してい
た。このため、ある通話が平均より大幅に長い場合には
通話の終了を予測していたコールに対して、空いている
オペレータがいないために顧客側の待ちが生じることが
あり、また待ちをなくそうとするとオペレータの効率が
低下するという問題が生じている。
【0013】パワーダイヤリングの場合は、セットアッ
プ時間は直接オペレータの遊び時間に加算されるし、顧
客が話し中であるためのかけ直しもオペレータの遊び時
間の大きな原因である。また、プレディクティブ・ダイ
ヤリングの場合は、セットアップ時間が不確定であるこ
とと、顧客が話中であることのために、起動した通話に
対していつ応答があるかの予測の不確定性が増し、オペ
レータの遊び、または顧客の待ち時間の原因になる。
【0014】ところで、今後、携帯電話などが普及して
くると、不在率は低くなり呼び出し時間は短くなる反面
セットアップ時間は長くなると予想され、セットアップ
時間がオペレータの利用効率を上げる上での最大の障害
となると考えられる。
【0015】このように、セットアップ時間や話し中率
を実質的に小さくすることができれば、上記の各方式の
持つ問題を改善することが可能になり、オペレータの利
用効率を向上させることができる。
【0016】テレマーケティングにおいて、顧客が不在
であったり話し中の場合は、一旦電話を切ってその後改
めて、それらの顧客に電話をかけ直す必要がある。特に
顧客が不在の場合、オペレータは不在を判定するため
に、一定時間電話の呼出音を聞き続ける必要があり、テ
レマーケティングの効率面での大きな障害となってい
た。
【0017】また、前述のパワーダイヤリング方式やプ
レディクティブダイアリング方式を採用したコールセン
ターでは、ホストコンピュータ301の方で自動発信を
行い、顧客の応答した回線を空きオペレータの電話機3
05に接続することになるが、これらの場合にも、顧客
の不在や話し中はテレマーケティングの効率面での大き
な問題となっていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
(1)従来のテレマーケティングシステムなどアウトバ
ウンド業務を行うためのコールセンターで自動発呼を行
うプレディクティブダイヤリング方式では、オペレータ
の会話終了を高精度に予測することが困難であるため、
オペレータの効率向上と、接続されたコールに対する顧
客の待ちの発生を少なくすること(あるいは発生した待
ちの時間を短くすること)を両立させることが困難であ
った。
【0019】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、アウトバウンド業務処理システムにおいて、オペ
レータ効率向上と、接続されたコールに対する顧客の待
ちの改善とを両立させることを可能とした発呼制御方法
を提供することを目的とする。
【0020】(2)従来のアウトバウンド業務を行うた
めのコールセンターで自動発呼を行うパワーダイヤリン
グ方式では、セットアップ時間は直接オペレータの遊び
時間に加算され、顧客が話し中であるためのかけ直しも
オペレータの遊び時間を増加させるので、十分にオペレ
ータ効率向上を図ることが困難であった。
【0021】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、アウトバウンド業務処理システムにおいて、セッ
トアップ時間と話し中率を実質的に小さくすることによ
りオペレータ効率を向上させた発呼制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0022】また、従来のアウトバウンド業務を行うた
めのコールセンターで自動発呼を行うプレディクティブ
ダイヤリング方式では、セットアップ時間や顧客の話し
中率を高精度に予測することが困難であるため、オペレ
ータ効率向上と、接続されたコールに対する顧客の待ち
の発生を少なくすること(あるいは発生した待ちの時間
を短くすること)とを両立させることが困難であった。
【0023】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、アウトバウンド業務処理システムにおいて、セッ
トアップ時間と話し中率を実質的に小さくすることによ
り、オペレータ効率向上と、接続されたコールに対する
顧客の待ちの改善を両立させることを可能とした発呼制
御方法を提供することを目的とする。
【0024】(3)従来のアウトバウンド業務を行うた
めのコールセンターで自動または手動で発呼を行う種々
の方式において、発呼した先の顧客が不在あるいは話し
中であると、オペレータの遊び時間が増加し、オペレー
タの効率が低下する問題点があった。
【0025】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、アウトバウンド業務処理システムにおいて、不在
あるいは話し中の顧客に電話をかけることを回避するこ
とのできる発呼制御方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
交換機と、該交換機に接続された複数の電話機と、該交
換機に接続されたホストコンピュータと、該ホストコン
ピュータに接続された複数のオペレータ端末とを備え、
オペレータ端末ではアウトバウンド業務のための端末プ
ログラムが実行され、前記ホストコンピュータは各オペ
レータの一人の被呼者に対する通話の終了を予測し該通
話の終了に先だって被呼者リスト(すなわちコールリス
ト)に従い自動発呼を行い、応答のあった呼を空き状態
となったオペレータに対応する電話機に接続するシステ
ムにおける発呼制御方法であって、前記オペレータ端末
上の端末プログラムの特定の箇所が実行されたことを検
出して前記通話の終了を事前に検知し、通話の終了が事
前に検知されたオペレータの数に基づいて、自動発呼す
る呼数を決定することを特徴とする。
【0027】好ましくは、前記通話の終了の事前の検知
にあたっては、前記オペレータ端末に特定の操作が施さ
れたときに実行されるべき端末プログラムの特定の箇所
が実行されたことを検知することを特徴とする。
【0028】プログラムの特定の箇所は、例えば、会話
終了に先だって必ず実行される部分とするのが好まし
い。本発明によれば、オペレータが通話業務を行ってい
る端末において、端末上のプログラムがある特定の箇所
を実行したことを検知し、その時点からのオペレータの
会話終了時間をより高精度に予測することができ、これ
により自動発呼する数を精度良く算出することができる
ので、より正確なプレディクティブダイアリングを実現
することができる。すなわち、接続されたコールに対す
る被呼者(すなわち顧客)の待ちの発生を少なくしつ
つ、あるいは発生した待ちの時間を短くしつつ、オペレ
ータ効率向上を図ることができる。
【0029】本発明(請求項3)は、全オペレータ数を
越える数の回線を収容する交換機と、該交換機に接続さ
れた複数の電話機と、該交換機に接続されたホストコン
ピュータと、該ホストコンピュータに接続された複数の
オペレータ端末とを備え、前記ホストコンピュータは各
オペレータの一人の被呼者に対する通話の終了に応じ
て、自動発呼に応答した呼を空き状態となったオペレー
タに対応する電話機に接続するシステムにおける発呼制
御方法であって、被呼者の情報を登録した被呼者リスト
に従い発呼と切断を繰り返して、所定数のセットアップ
状態にある呼を保持し、呼び出し状態にある呼が前記電
話機に接続されもしくは一定時間経過後に切断されまた
は通話中状態にある呼が切断された場合、呼び出し状態
にある呼数と通話中状態にある呼数との和が、全オペレ
ータ数と同数になるように、前記セットアップ状態にあ
る呼を呼び出し状態にし、空き状態にあるオペレータを
登録したオペレータリストに従い、前記呼び出し状態に
した呼で一定時間内に被呼者から応答のあったものを、
空き状態にあるオペレータに対応する電話機に接続する
ことを特徴とする。
【0030】本発明(請求項4)は、全オペレータ数を
越える数の回線を収容する交換機と、該交換機に接続さ
れた複数の電話機と、該交換機に接続されたホストコン
ピュータと、該ホストコンピュータに接続された複数の
オペレータ端末とを備え、前記ホストコンピュータは各
オペレータの一人の被呼者に対する通話の終了を予測し
該通話の終了に先だって被呼者リストに従い自動発呼を
行うとともに、待ち状態にある呼または自動発呼に応答
した呼を空き状態となったオペレータに対応する電話機
に接続しまたは自動発呼に応答した呼を待ち状態とする
システムにおける発呼制御方法であって、被呼者の情報
を登録した被呼者リストに従い発呼と切断を繰り返し
て、所定数のセットアップ状態にある呼を保持し、待ち
状態にある呼が前記電話機に接続されまたは呼び出し状
態にある呼が前記電話機に接続されもしくは一定時間経
過後に切断されまたは通話中状態にある呼が切断された
場合、呼び出し状態にある呼数と待ち状態にある呼数と
通話中状態にある呼数との和が、予め定められた待ちの
状態の呼の発生率の上限値をもとにして、予め収集した
統計情報に基づいた待ち行列モデルにより決定される、
全オペレータ数より大きい所定数と同数になるように、
前記セットアップ状態にある呼を呼び出し状態にし、空
き状態にあるオペレータを登録したオペレータリストに
従い、前記呼び出し状態にした呼で一定時間内に被呼者
から応答のあったものを、空き状態にあるオペレータに
対応する電話機に接続しまたは待ち状態とすることを特
徴とする。
【0031】本発明(請求項3、4)によれば、所定数
の回線、例えば利用できる限りの回線に対してセットア
ップ状態にある通話を絶え間なく供給し続けるようにし
ている。そして、通話数の調整は接続イベント時に、前
述の基準に従って、そのセットアップ状態にある通話を
継続するか、そこで中断するかの判断だけ行う。これに
より、接続イベントの一歩手前にある通話を十分な数だ
け維持できるので、実質的なセットアップ時間をほとん
ど0に短縮できる。また、話中である被呼者(すなわち
顧客)は接続イベント時に取り除かれるが、本発明では
話中であるために除外される通話よりも十分に多い数の
他の通話がセットアップ状態に控えているため、話中で
あることによる問題点もほぼ回避することができる。
【0032】このように本発明によれば、セットアップ
時間と話し中率を実質的に小さくすることにより、パワ
ーダイヤリングでは、オペレータ効率を向上させること
ができる。また、プレディクティブダイヤリングでは、
接続されたコールに対する顧客の待ちの発生を少なくし
つつ、あるいは発生した待ちの時間を短くしつつ、オペ
レータ効率向上を図ることができる。
【0033】本発明(請求項5)は、交換機と、該交換
機に接続された複数の電話機と、該交換機に接続された
ホストコンピュータと、該ホストコンピュータに接続さ
れた複数のオペレータ端末とを備え、被呼者リストに従
って発呼を行い、応答のあった呼を該電話機に接続する
システムにおいて、発呼した被呼者が応答不能な状態
(例えば不在および/または話し中の状態)にあると判
断した場合、該システムから他のシステムに該被呼者の
不応答情報を通知し、前記不応答情報を受け取った前記
他のシステムは、該不応答情報が通知された前記被呼者
については、少なくとも一定時間経過するまで発呼しな
いよう制御することを特徴とする。
【0034】本発明(請求項6)は、請求項5におい
て、一方のシステムが、応答不能な状態にあると判断さ
れた前記被呼者に発呼し、該被呼者が一定期間内に応答
した場合、該一方のシステムは、他方のシステムに該被
呼者が応答可能な状態(例えば在宅かつ話し中でない状
態)にあることを示す応答可能情報を通知することを特
徴とする。
【0035】本発明によれば、複数のコールセンター間
で、被呼者(すなわち顧客)の不在・話し中の情報を互
いに通知し共有することにより、不在・話し中の被呼者
に電話をかけることを回避することができる。すなわ
ち、あるコールセンターである被呼者の不在・話し中を
検知した場合、その顧客が不在・話中である旨の情報を
他のコールセンターに伝えることにより、他のコールセ
ンターでは、その時点でその顧客に電話をかけても通話
が繋がらないことを予測でき、ある一定時間後にかける
ようにスケジュールし直すことが可能となる。これによ
って、オペレータ効率向上を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。本実施形態において、顧客と
は、アウトバウンド業務の対象者を意味し、マーケティ
ング等の対象となる消費者だけではなく、アンケート調
査における調査対象者など狭い意味での顧客でない者も
含むものとする。
【0037】なお、本実施形態ではアウトバウンド業務
の一例としてはマーケティングを取り上げるが、本発明
は種々のアウトバウンド業務処理システムに適用可能で
ある。
【0038】(実施形態1)図1に、本実施形態のコー
ルセンター・システム(アウトバウンド業務処理システ
ム)の基本構成を示す。
【0039】図1のように、オペレータ一人あたり1台
の端末30と電話機40が設置され、各端末40はホス
トコンピュータ20に接続されている。また、各電話機
40は交換機10を経由して外線と接続される。交換機
10はホストコンピュータ20と接続されている。
【0040】各オペレータは、接続された顧客と電話機
40により必要な会話を行う。端末30上では業務プロ
グラムが起動されており、例えば画面上に顧客ファイル
から読み出された該顧客に関する情報が表示され、また
必要な入力フィールドが提供される。オペレータにより
入力されたデータは、例えば図示しない顧客ファイルあ
るいは注文ファイルなどに格納される。オペレータが一
人の顧客に対する業務等を終え、端末30に終了を入力
し、あるいは電話機40を切ると、例えば端末30が初
期画面になるとともに、電話機40が次の顧客と接続さ
れる。
【0041】図2に本コールセンター・システムのより
詳細な構成を示す。図2中では、端末30は1台のみ示
し、電話機40は省略してある。ホストコンピュータ2
0は、交換機10から各発呼に対する結果が応答であっ
たか非応答であったかの情報を受け、発呼に対する応答
率を計測する応答計測部21、通話起動された時刻と交
換機10からセットアップ完了信号を受けた時刻から平
均セットアップ時間を計測するセットアップ時間計測部
22、プレディクティブダイアリング・プログラム2
3、終了予測キュー24を備えている。また、端末30
は、終了予測信号を発生する終了予測信号発生部31、
テレマーケティング業務に関する業務プログラム(端末
プログラム)32を備えている。
【0042】プレディクティブダイアリングは、ホスト
コンピュータ20上のソフトウェア23として実現され
る。各端末30上では、テレマーケティング業務に関す
る業務プログラム32が動作している。この業務プログ
ラム32中の特定の箇所が実行されたときにホストコン
ピュータ20に通知する機構として、終了予測信号発生
部31を設定する。ホストコンピュータ20上のプレデ
ィクティブダイアリングを行うプログラム23では、こ
の終了予測信号発生部31からの通知と、その通知が発
生した時刻とを記録し、これを反映してプレディクティ
ブダイアリングを行う。
【0043】終了予測信号発生部31は、例えば、以下
のように実現する。 (1)オペレータは通話を終了する場合に、端末30に
対し例えば特定のキーを入力しあるいは画面上の特定項
目を選択するなど、端末30に特定の操作を施し、これ
に対応する処理が実行されると考えられる。そこで、例
えば、図3のように業務プログラム32中でオペレータ
が一人の顧客を対応し終えるときに必ず実行される後処
理ルーチンの部分231中に、イベントを発生するルー
チンを埋め込んでおく。終了予測信号発生部31は、こ
の部分の実行により発生されたイベントに応答して、特
定の箇所の実行を示す通知をストコンピュータ20側の
プレディクティブダイアリング・プログラム23に通知
する。
【0044】(2)上記の後処理ルーチン231の実行
を間接的に検出する。例えば、オペレータが一人の顧客
への対応を開始した以後は、端末30から図示しない外
部記憶装置へのデータ書き込みが後処理ルーチン231
によってのみ行われるような場合、端末30から外部記
憶装置へのデータ書き込みを検出することにより、後処
理ルーチン231が実行されたものとみなす。終了予測
信号発生部31は、端末30から外部記憶装置へのデー
タ書き込みの検出に応答して、特定の箇所の実行を示す
通知をストコンピュータ20側のプレディクティブダイ
アリング・プログラム23に通知する。
【0045】なお、これらの他にも種々の方法が考えら
れる。このように本実施形態によれば、オペレータ端末
上の業務プログラムの特定の箇所を実行した時刻が通知
されるため、ホストコンピュータ上のプレディクティブ
ダイアリングプログラムでは、各通話の進行状況をより
詳しく把握することができ、通話の終了時刻をより正確
に予測することができる。これにより、プレディクティ
ブダイアリングの性能を向上させることができ、ひいて
はオペレータの効率向上と、接続されたコールに対する
待ちを発生させないことを両立させることができる。
【0046】以下では、本実施形態についてより詳しく
説明する。ここで本実施形態の説明に先だって、図4に
示す代表的なプレディクティブダイアリング処理を参照
しながら、従来のコールセンター・システムについて説
明しておく。
【0047】プレディクティブダイアリングプログラム
は、イベントの発生により対応する機能が起動されるも
のである。イベントは、交換機やオペレータ端末から通
知される。
【0048】まず、システムの初期化を行う(ステップ
S21)。この時点で例えばオペレータ数分の発呼が行
われる。続いて、全体の動きはイベント発生に従い、制
御される(ステップS22)。
【0049】イベントとしては、「電話の接続」、「発
呼に対する応答」、「通話の終了」、「呼出しのタイム
アウト」等がある。また、本方式は一定の時間間隔にお
いて通話状況を調べながら発呼を制御するものとする。
従って、一定の時間が経過するとタイマ割込みによるイ
ベントがシステムに通知され、システムはそのときの状
況により発呼数を決定して発呼する。
【0050】まず、接続イベントが発生すると、接続先
が話中であるか否かが判別される。話中の場合は回線の
切断を行い(ステップS23)、話中でなければ呼出し
音をならし、顧客が電話に出るのを一定時間待つ。ここ
では、一定時間を30秒とする(ステップS24)。
【0051】顧客からの応答があった場合は、まず空き
オペレータを調べる(ステップS25)。空きオペレー
タが見つかった場合にはそのオペレータに通話を割り当
てる(ステップS26)。空きオペレータが見つからな
かった場合には通話を待ち行列に登録する(ステップS
27)。
【0052】オペレータが通話を終了した場合は、この
待ち行列を調べ、待ち行列に登録されている通話がある
ならば、それをオペレータに割り当てる(ステップS2
8)。待ち行列に登録された通話がないならば、オペレ
ータには割り当てられる通話がないのでそのまま待機す
る。
【0053】タイムアウトとは、30秒呼出し音をなら
しても顧客が電話に出ない場合に発生するイベントであ
る。この場合は顧客不在とみなし、発呼を中断する(ス
テップS29)。
【0054】ここでのプレディクティブダイアリングで
は、発呼は一定間隔で行われる。プレディクティブダイ
アリングにおいては、空きオペレータ数と呼出し中の呼
数を調べ(ステップS30,S31)、適切な発呼数を
予測する。このとき、発呼に対する応答率を考慮して、
計算が行われる(ステップS32)。
【0055】例えば、空きオペレータ数をOP、呼出し
中の呼数をNinprogress、応答率をAratio とすると、
発呼数は、 OP/Aratio −Ninprogress で計算する。すなわち、OP/Aratio は、平均的にO
Pに対応する発呼数を表し、これからNinprogressを減
じることにより、新たに発呼すべき数を求めている。
【0056】上記値が正の場合にはその発呼数分だけ新
たに発呼を行い(ステップS33)、上記値が負の場合
には発呼は行わない(ステップS34)。この従来のコ
ールセンター・システムにおける問題点として、空きオ
ペレータがいない場合には発呼が行われないため、すべ
てのオペレータが会話中に、あるオペレータの通話が終
了したときには必ず空き状態となるため、オペレータ効
率があまり向上しないことが挙げられる。
【0057】このため、通話中のオペレータの中で、通
話時間が平均値よりも大きいものを通話が即時終了する
ものと考え、空きオペレータとして算出する方法もあ
る。しかし、これではその通話が終了しない場合に、顧
客が応答した呼に対して空きオペレータがいないことが
生じる確立が高くなる。
【0058】そこで、本実施形態では、会話が終了しそ
うなオペレータを予め検知し、これを利用して、発呼を
行うようにしている。以下、本実施形態についてより詳
しく説明する。なお、ここでは、本実施形態が図4を用
いて説明した従来のコールセンター・システムと相違す
る点を主として説明する。
【0059】図5に、本実施形態に係るコールセンター
・システムにおけるプレディクティブダイアリング処理
の手順を示す。図5の処理は、図4と同様にイベントの
発生により対応する機能が起動されるものである。
【0060】本実施形態における、ステップS21の発
信、全体の動きをイベント発生に従い制御する機能(ス
テップS22)、接続イベントに対応する機能(ステッ
プS23,S24)、顧客からの応答イベントに対応す
る機能(ステップS25〜S27)、オペレータの通話
の終了イベントに対応する機能(ステップS28)、タ
イムアウトイベントに対応する機能(ステップS29)
については、図4の場合と同様である。
【0061】本実施形態のプレディクティブダイアリン
グの特徴は、図2の端末30内の終了予測信号発生部3
1により与えられる終了予測信号をイベントとして取り
扱う点にある。この仕組みは、前述のようにオペレータ
の端末30上で動く業務プログラム30中に特定の箇所
を実行したときホストコンピュータ20に通知する機能
を組み込むことにより実現できる。
【0062】この終了予測信号に対応するイベントが発
生した場合には、まず、残り時間と、セットアップ時間
計測部22により与えられる平均セットアップ時間とを
比較し、残り時間の方が大きい場合には、(残り時間)
−(平均セットアップ時間)後にイベントが発生するよ
うにタイマ(図示せず)を設定する(ステップS6
0)。残り時間の方が小さい場合には、ただちにその終
了予測信号に係るオペレータを終了予測キュー24に登
録する(ステップS61)。このタイマ(図示せず)に
よるイベントが発生すれば、同様に該当するオペレータ
を終了予測キュー24に登録する(ステップS62)。
これは、平均セットアップ時間だけ先回りしてオペレー
タが空になることを予測することに相当する。
【0063】次に、終了予測キュー24により与えられ
る情報を利用して発呼を行う方法について述べる。発呼
は図4と同様に一定間隔で行われる。図4との違いは、
ステップS81の発呼数の計算である。
【0064】本実施形態では、空きオペレータの数をO
P、終了予測キュー24に登録されたオペレータの数を
CANDIDATE、呼出し中の呼数をNinprogress
応答率計測部21により与えられる応答率をAratio
し、発呼数を、 (OP+CANDIDATE)/Aratio −N
inprogress で計算する。すなわち、平均セットアップ時間後に空き
そうなオペレータ数(これはCANDIDATEに相当
する)を加味して発呼数を計算する。
【0065】上記値が正の場合には、図示しないコール
リストなどに従い、その発呼数分だけ新たに発呼を行い
(ステップS82)、上記値が負の場合には発呼は行わ
ない(ステップS83)。
【0066】この結果、図4の場合に欠点として挙げら
れた状況、すなわち「すべてのオペレータが会話中に、
あるオペレータの通話が終了したときには必ず空き状態
となること」が解消され、オペレータ効率が向上する。
【0067】このように本実施形態によれば、オペレー
タの会話終了をより高精度に予測することが可能となる
ため、接続されたコールに対する顧客の待ちの発生を少
なくしつつ、あるいは発生した待ちの時間を短くしつ
つ、オペレータ効率向上を図ることができる。
【0068】(実施形態2−1)図6に本実施形態のコ
ールセンター・システム(アウトバウンド業務処理シス
テム)の構成を示す。本実施形態のコールセンター・シ
ステムはパワーダイヤリングを行うものである。
【0069】図6のように、オペレータ一人あたり1台
の端末130および図示しない電話機が設置され、各端
末130はホストコンピュータ120に接続されてい
る。また、各電話機は交換機110を経由して外線と接
続される。交換機110はホストコンピュータ120と
接続されている。
【0070】各オペレータは、接続された顧客と電話機
により必要な会話を行う。端末130上では業務プログ
ラムが起動されており、例えば画面上に顧客ファイルか
ら読み出された該顧客に関する情報が表示され、また必
要な入力フィールドが提供される。オペレータにより入
力されたデータは、例えば図示しない顧客ファイルある
いは注文ファイルなどに格納される。オペレータが一人
の顧客に対する業務等を終え、端末130に終了を入力
し、あるいは電話機を切ると、例えば端末130が初期
画面になるとともに、電話機が次の顧客と接続される。
【0071】図6のように、ホストコンピュータ120
は、スケジューラ121、ダイヤラー122、タイマ1
23、次顧客選択部124、かけ直しリスト125、コ
ールリスト126、実行接続判定部127、空きオペレ
ータリスト128を備えている。また、交換機110
は、接続状態検出器111を備えている。
【0072】スケジューラ121は、アウトバウンド業
務全体を管理するプログラムである。本実施形態では、
ホストコンピュータ120に存在する。ダイヤラー12
2は、スケジューラ121の指示により指定された顧客
に対して通話を起動する機能、通話を中断する機能など
を有する。
【0073】コールリスト126は、アウトバウンド業
務の対象となる顧客のリストである。タイマ123は、
ある通話が呼び出し状態になってから指定した時間が経
過したことをスケジューラ121に知らせる働きを持
つ。この場合、スケジューラ121は、顧客が不在であ
ると判断して通話を中断する。
【0074】実行継続判定部127は、接続イベント時
に、通話が呼び出し状態にある場合に、その通話を継続
するかその場で中断するかを判断する。かけ直しリスト
125は、実行継続判定部127が中断した通話の顧客
を登録する。
【0075】次顧客選択部124は、次に通話をかける
顧客をコールリスト126またはかけ直しリスト125
から選択する。空きオペレータリスト128は、空き状
態にあるオペレータのリストである。
【0076】接続状態検出器111は、回線の状態を常
に監視している。接続状態検出器111は、その応答音
により回線の状態を識別する。すなわち、話し中音がな
っていれば顧客は話し中状態にあると判断し、呼び出し
音がなっていれば顧客は呼び出し状態にあると判断す
る。接続状態検出器111は、この音を識別することに
より回線の状態が変化したイベントとその変化後の状態
をスケジューラ121に通知する。
【0077】ここで、本実施形態のスケジューラ121
は、個々の通話に関するイベントを検知し、それに伴う
通話の状態遷移を管理している。本実施形態には、起動
イベント、接続イベント、タイムアウトイベント、応答
イベント、会話終了イベントがある。
【0078】起動イベントは、スケジューラ121自身
がダイヤラー122に対して通話開始を要求した場合に
発生するイベントである。接続イベントは、セットアッ
プ処理が終了して通話が顧客に接続された場合に発生す
るイベントである。接続イベントは、接続状態検出器1
11より通知される。
【0079】タイムアウトイベントは、呼出音が鳴って
いる状態で、指定された時間が経過した場合に発生する
イベントである。この場合、顧客は不在と判断される。
タイムアウトイベントは、タイマ123より通知され
る。
【0080】応答イベントは、顧客が応答した場合に発
生するイベントである。応答イベントは、接続状態検出
器111より通知される。会話終了イベントは、顧客と
オペレータの会話が終了した場合に発生するイベントで
ある。会話終了イベントは、端末130より通知され
る。
【0081】本実施形態では、通話の状態は、ダイヤル
してから終了するまでイベントの発生に応じて図7に示
すような状態遷移を行う。ここで、セットアップ状態は
公衆回線で接続中の状態である。
【0082】呼び出し状態は、通話が接続し呼出音が鳴
っている状態である。話し中状態は、顧客が話し中の状
態である。待ち状態は、(応答した)顧客がオペレータ
の空きを待っている状態である。ただし、パワーダイヤ
リングではこの状態は発生しない。
【0083】会話中状態は、顧客がオペレータと会話中
の状態である。終了状態は、通話が中断または終了した
状態である。図7のように、起動イベントによりセット
アップ状態(図中S101)に遷移した後、呼び出し状
態(S102)または話し中状態(S103)に遷移す
る。
【0084】話し中状態(S103)の後は、終了状態
(S106)に遷移する。呼び出し状態(S102)の
後は、直ちにまたは待ち状態(S103)を経て会話中
状態(S104)に遷移し、そして終了状態(S10
6)に遷移する。あるいは、タイムアウトにより終了状
態(S106)に遷移する。
【0085】後述するように本実施形態においては、接
続した後の状態(つまり呼び出し状態、待ち状態および
会話中状態を合わせたもの)にある通話数が重要になっ
てくる。そこで、以下ではこの状態を有効状態と呼ぶこ
ととする。有効状態にある通話の数を有効状態呼数とす
ると、 有効状態呼数=呼び出し状態呼数+会話中状態呼数 となる。
【0086】なお、後述するプレディクティブダイヤリ
ングを行う実施形態2−2では、 有効状態呼数=呼び出し状態呼数+待ち状態呼数+会話
中状態呼数 となる。
【0087】さて、本実施形態のスケジューラ121
は、利用可能な回線が常に利用されているように管理す
る。まず、初期化時にスケジューラ121は利用可能な
回線数と同じ数だけコールリスト126から顧客を選び
出し通話を起動するようにダイヤラー122に要求す
る。従来のパワーダイヤリングでは、オペレータに対す
る待ちを発生しないようにオペレータの数以上に通話を
かけることはなかった。これに対して、本実施形態で
は、コールセンターに継る回線の数をオペレータの数よ
りも多くし、オペレータ数以上の通話を同時にかけるよ
うにしている。
【0088】通話が顧客に繋がったときに、顧客が話中
ならば話中音が、そうでない場合は呼出音が鳴る。接続
状態検出器111は通話が繋がった瞬間にこの音を識別
し、スケジューラ121に対して通話が話し中状態、ま
たは呼び出し状態かの通知を行う。
【0089】スケジューラ121は該通話が呼び出し状
態にあるとの通知を受けると、実行継続判定部127に
判断を依頼する。実行継続判定部127は現在の有効状
態呼数をオペレータ数と比較する。有効状態呼数がオペ
レータ数よりも小さい場合は、そのまま通話を継続す
る。ただし、顧客が不在かもしれないので、タイマに対
123して、指定した時間後になっても応答が無い場合
は通話を中断するように設定する。
【0090】もし、有効状態呼数がオペレータ数と等し
いか、または大きい場合は該通話が有効状態に遷移した
場合、オペレータが処理できない数の通話の応答が発生
する可能性がある。従って、実行継続判定部127は該
通話を中断するとの判断を下し、これを受けてスケジュ
ーラ121が該通話を直ちに中断する。該通話の顧客
は、また後で通話をかけるためかけ直しリスト125に
登録する。
【0091】タイムアウトイベントまたは会話終了イベ
ントの場合、スケジューラ121は通話を終了するの
で、回線に空きができる。このとき、スケジューラ12
1はかけ直しリスト125またはコールリスト126か
ら新たな顧客を選択し通話を起動する。
【0092】以下、本実施形態のスケジューラの処理の
流れについてより詳しく説明する。図8に、本スケジュ
ーラの処理の主要な流れを示す。まず、初期化処理を行
う(ステップS111)。図9に、初期化処理の詳細を
示す。まず、コールリスト126を設定し(ステップS
121)、空きオペレータリスト128を初期化して
(ステップS122)、アウトバウンド業務の立ち上げ
時に行われる一連の準備を行った後、顧客への通話を開
始する(ステップS123)。
【0093】本実施形態では、ステップS123の通話
の起動に先だって、あらかじめアウトバウンド業務に用
いることのできる回線数をスケジューラ121に対して
通知しておく。スケジューラ121は次顧客選択部12
4を用いて回線数だけコールリスト124から顧客の電
話番号を取り出す。スケジューラ121は、それらの電
話番号をダイヤラー122に引渡し、ちょうど回線数の
数だけ通話を起動する(ステップS123)。その後、
スケジューラ121は、イベントを待って待機し(ステ
ップS112)、発生したイベントに応じ(ステップS
113,S115,S117,S119)、各イベント
に対応する処理を行う(ステップS114,S116,
S118,S120)。
【0094】上記のようにスケジューラ121は、発生
したイベントに応じた処理を行う。通話を起動した後、
最初に受け取るのは接続イベント(ステップS113)
であり、またこの接続イベントに対する処理(ステップ
S114)が本実施形態の最も特徴的な部分の一つであ
る。最初にこの接続イベントに対する処理について説明
する。
【0095】図10は、接続イベントが発生したときの
スケジューラの処理である。まずスケジューラ121
は、接続状態検出器111から通話の状態を受け取る
(ステップS131)。もしそれが話し中である場合、
通話を切断し(ステップS135)、新しい通話を開始
する(ステップS136)。通話の状態が呼び出し状態
の場合は、実行継続判定部127がこの通話を継続する
かどうかの判断を行う(ステップS132)。
【0096】実行継続判定部127は、有効状態になっ
た通話の数と、中断または終了した通話の数を計測する
ことにより有効状態にある通話の数を絶えず把握してい
る。新たな通話が呼び出し状態に入るときに、実行継続
判定部127は現在の有効状態呼数とオペレータ数とを
比較する。
【0097】有効状態呼数がオペレータ数よりも小さい
場合、この通話をこのまま継続してもオペレータが不足
することはない。したがって、そのまま実行継続判定部
127は通話を継続する判断を下す。スケジューラ12
1は実行継続判定部127の判断に従って該通話をその
まま継続し、顧客の呼び出しを続ける。ただし、顧客が
不在である場合のために、スケジューラ121はタイマ
123に対して、ある時間を指定して、その時間経過し
たらタイムアウトイベントを発生するようにプログラム
する(ステップS134)。
【0098】逆に、有効状態呼数がオペレータ数より大
きい場合は、該通話が有効状態に遷移した場合、オペレ
ータが処理できない数の通話があるという事態が発生す
る可能性がある。このため実行継続判定部127は該通
話を中断する判断を下す。スケジューラ121は実行継
続判定部127から「中断」の判断を受け取ると、該通
話の顧客をかけ直しリスト125に登録する(ステップ
S133)。これは該顧客に対して連絡がとれたのでも
ないし、不在であると判断されたわけでもないので、も
う一度ダイヤルする必要があるからである。その後、ス
ケジューラ121は該通話を中断する(ステップS13
5)。中断すると回線に空きができるので、スケジュー
ラ121は新しい通話を開始する(ステップS13
6)。
【0099】次に、図11に新たに通話を開始するとき
の処理(図10のステップS136、図13のステップ
S193、図14のステップS162)の流れを示す。
スケジューラ121は、次顧客選択部124に次にダイ
ヤルすべき顧客を取り出すように依頼する。このとき、
次顧客選択部124は、コールリスト126からまだい
一度も試していない顧客を選ぶ選択肢と、かけ直しリス
ト125から顧客を選ぶ選択肢の2つの選択肢がある。
いずれを選択するかは任意に設定可能であるが、例え
ば、元々コールリストが重要な顧客の順に並んでいる場
合などであれば、既に試みたかけ直しリスト125の方
から選ぶことを優先することが考えられる。図11で
は、そのような場合を例に取り上げ、かけ直しリスト1
25が空でない限りはかけ直しリスト125から顧客を
選び、そうでない場合のみコールリスト126から顧客
を選択するように記述してある。いずれにしても、スケ
ジューラ121は、次顧客選択部124によって選ばれ
た顧客に対してダイヤルするようにダイヤラー122に
指示する。
【0100】次に、図8のステップS116に示した応
答イベントに対応する処理について説明する。図12に
応答イベントに対応する処理の流れを示す。スケジュー
ラ121は、空いているオペレータを選び出し、該オペ
レータに対して電話をつなぐ。ここで、実行継続判定部
127が有効状態呼数がオペレータ数を上回らないよう
に判断しているので、必ず空いているオペレータが見つ
かる。選ばれたオペレータは、空きオペレータリスト1
28から取り除く。また、スケジューラ121は、該通
話に対して設定されていたタイマをキャンセルする。
【0101】次に、図8のステップS118に示した会
話終了イベントに対応する処理について説明する。図1
3に応答イベントに対応する処理の流れを示す。会話が
終了したので、スケジューラ121は通話を終了し(ス
テップS191)。会話を終了したオペレータを空きオ
ペレータリスト128に登録する。また、回線が空くの
で、スケジューラ121は図11に示した通話の起動処
理を行う(ステップS193)。
【0102】次に、図8のステップS120に示したタ
イムアウトイベントに対応する処理について説明する。
図14にタイムアウトイベントに対応する処理の流れを
示す。
【0103】この場合、タイマ123はスケジューラ1
21にタイムアウトイベントに対して起動されたときの
通話を通知する。スケジューラ121は該通話を中断す
る(ステップS161)。ここで、回線が空くので、ス
ケジューラは図11に示した通話の起動処理を行う(ス
テップS162)。
【0104】既に説明したように従来のパワーダイヤリ
ングでは、セットアップ時間がオペレータ使用効率向上
の1つの多きな障害になっている。これを改善するため
に、本実施形態では、利用できる限りの回線に対してセ
ットアップ状態にある通話を絶え間なく供給し続けるよ
うにしている。そして、通話数の調整は接続イベント時
に、そのセットアップ状態にある通話を継続するか、そ
こで中断するかの判断だけ行う。これにより、接続イベ
ントの一歩手前にある通話を十分な数だけ維持できるの
で、実質的なセットアップ時間をほとんど0に短縮でき
る。また、話中である顧客は接続イベント時に取り除か
れるが、本実施形態では話中であるために除外される通
話よりも十分に多い数の他の通話がセットアップ状態に
控えているため、話中であることによる問題点もほぼ回
避することができる。
【0105】このように本実施形態によれば、パワーダ
イヤリングによるアウトバウンド業務システムにおい
て、セットアップ時間と話し中率を実質的に小さくする
ことにより、オペレータ効率を向上させることができ
る。
【0106】(実施形態2−2)図15に本実施形態の
コールセンター・システム(アウトバウンド業務処理シ
ステム)の構成を示す。
【0107】本実施形態のコールセンター・システムは
プレディクティブ・ダイヤリングを行うものであり、パ
ワーダイヤリングを行う図6の構成にさらに、動作予測
部1272、統計情報収集部1271、待ち行列129
を設けている。以下では、本実施形態が実施形態2−1
と相違する点を主として説明する。
【0108】プレディクティブ・ダイヤリングでは、オ
ペレータが遊ぶことを予測して通話を起動するので、予
測が外れた場合には一時的にオペレータが不足すること
もあり得る。待ち状態にある通話を登録しておくのが待
ち行列129であり、オペレータに空きができたときに
は、待ち行列にある通話を優先的に割り当てる。
【0109】動作予測部1272は、システムの動作モ
デルを持っており、そのモデルに基づいて今後のシステ
ムの振舞い、例えばオペレータ遊びが出そうであると
か、逆にオペレータが不足して待ち行列に通話が溜りそ
うだ、などを予測する。
【0110】統計情報収集部1271は、動作予測部1
272がシステムの動作を予測するために必要な様々な
統計データを収集する。本実施形態は、基本的な動作は
実施形態2−1と同様であるが、プレディクティブ・ダ
イヤリングを行うことから、接続イベントの際に、通話
が呼び出し状態になったときの実行継続判定部127の
判断の方法が相違している。パワーダイヤリングを行う
実施形態2−1の場合、有効状態呼数をオペレータ数と
比較するだけの比較的単純な判断をしていたが、プレデ
ィクティブ・ダイヤリングを行う本実施形態の場合、動
作予測部1272が現在のオペレータの利用状況と通話
の待機状況および統計情報収集部1271が収集した過
去の履歴から、オペレータが遊ぶ状況が発生するかどう
かの判断を下す。オペレータが遊ぶと予測された場合は
この通話が継続される。そうでない場合は中断され、通
話相手の顧客はかけ直しリスト125に登録される。プ
レディクティブ・ダイヤリングの場合、顧客が応答した
ときに全てのオペレータが他の顧客と会話中という場合
もあり得る。この場合は、通話は待ち行列129に登録
される。オペレータの会話が終了した時点で、つまりス
ケジューラ121が会話終了イベントを通知されたとき
に待ち行列129から通話を取り出し空いたオペレータ
に割り当てる。
【0111】動作予測部1272は、このアウトバウン
ド業務処理システム全体を図16に示すような待ち行列
としてモデル化している。このモデルでは、各通話が呼
に相当し、各オペレータが窓口に相当する。ここでは、
動作予測部1272は、呼数一定の制御方式をとるもの
とする。呼数一定方式では、待ち行列網全体を1つのシ
ステムとみなし、まず予め決められた数の呼をそのシス
テムに投入する。いずれかの呼がシステムから退出した
ら、直ちに新たに呼をシステムに投入する。このように
して、システムの内の呼の数を一定に保つような制御が
呼数一定方式である。
【0112】ここでは、通話が有効状態にあるとき、呼
がシステム内にあるものとみなす。本実施形態によれ
ば、セットアップ状態呼数を十分に大きい数に保つこと
ができるため、通話がタイムアウトイベントまたは会話
終了イベントによりシステム外に出た場合に、直ちにシ
ステムに通話を供給できる。従って、近似的に呼数一定
の制御を行うことが可能となる。
【0113】さて、呼数一定方式で制御されたシステム
は待ち行列理論でいわゆる閉じた待ち行列網としてモデ
ル化ができる。以下のように定義する。 Ns : 呼び出し状態呼数 Nq :待ち状態呼数 Na :会話中状態呼数 システム内の呼数(有効状態呼数)Nは次のように書け
る。 N=Ns +Nq +Na (1) また、 Pk : システムがNq +Na =k(0≦k≦N)の
状態にある確率 とする。
【0114】λs : 呼び出し状態の会話が継るレー
ト(1/sec) λT : 会話の終了レート(1/sec) とすると、Pk は式(2)、(3)のようになる。ただ
し、P0 は式(4)で示される。ここで、Sはオペレー
タ数である。
【0115】
【数1】
【0116】ここで、顧客が待たされるのは、Nq +N
a >Sの場合である。したがって、待ちの発生する確率
は次のように書ける。 Pw=PS+1 +…+PN (5) 動作予測部1272には予め許容される待ちの発生率θ
を与えておく。動作予測部1272は、 Pw≦θ (6) を実現するような最大のNを計算する。
【0117】動作予部1272の行う計算に必要なパラ
メータはλS ,λT の2つである。これらのパラメータ
は平均呼び出し時間、平均会話時間、不在等から計算す
ることができる。このため、統計情報収集部1271は
アウトバウンド業務を開始してからの通話の履歴を収集
する。
【0118】履歴の収集の仕方には種々の方法が考えら
れるが、例えば、以下のようにすると好ましい。すなわ
ち、ある一日の業務でも朝と夜など時間帯が相違すると
状況が異なるため、平均値の計算はある区切られた区
間、例えば一時間で行うのが良い。そこで、例えば、統
計情報収集部1271には予めデータを集計する時間間
隔Tspanを指定しておき、統計情報収集部1271は
[現在時刻−Tspan,現在時刻]の区間に行われた会話
の中で有効状態に入ったものの履歴を保持しているよう
にする。
【0119】これにより、 平均呼び出し時間=全会話の呼び出し時間の合計/全通
話数 平均会話時間=応答があった会話の会話時間の合計/応
答があった通話数 不在率=タイムアウトした通話数/全通話数 を計算する。
【0120】λS およびλT は、 λS =(1−不在率)/平均呼び出し時間 λT =1/平均会話時間 により求める。
【0121】実行継続判定部127は、有効状態呼数の
値がNよりも小さい場合に通話の継続を許し、そうでな
い場合は通話を中断する。既に説明したように従来のプ
レディクティブ・ダイヤリングでは、セットアップ時間
がオペレータ使用効率向上の1つの多きな障害になって
いる。これを改善するために、本実施形態では、上記の
ようにして利用できる限りの回線に対してセットアップ
状態にある通話を絶え間なく供給し続けるようにしてい
る。そして、通話数の調整は接続イベント時に、そのセ
ットアップ状態にある通話を継続するか、そこで中断す
るかの判断だけ行う。これにより、接続イベントの一歩
手前にある通話を十分な数だけ維持できるので、実質的
なセットアップ時間をほとんど0に短縮できる。また、
話中である顧客は接続イベント時に取り除かれるが、本
実施形態では話中であるために除外される通話よりも十
分に多い数の他の通話がセットアップ状態に控えている
ため、話中であることによる問題点もほぼ回避すること
ができる。
【0122】このように本実施形態によれば、プレディ
クティブダイヤリングによるアウトバウンド業務処理シ
ステムにおいて、セットアップ時間と話し中率を実質的
に小さくすることにより、接続されたコールに対する顧
客の待ちの発生を少なくしつつ、あるいは発生した待ち
の時間を短くしつつ、オペレータ効率向上を図ることが
できる。
【0123】(実施形態3)次に、実施形態3について
説明する。本実施形態の各コールセンター・システム
(アウトバウンド業務処理システム)の構成は、基本的
には図17と同様である。
【0124】すなわち、図17のように、オペレータ
(図中303)一人あたり1台の端末304と電話機3
05が設置され、各端末304はホストコンピュータ2
01に接続されている。また、各電話機305は交換機
306を経由して外線と接続される。
【0125】最も初歩的なシステムでは、コールリスト
211に従って端末304に顧客の電話番号が表示さ
れ、オペレータが自身で電話をダイヤル操作して発呼を
行う。ホストコンピュータ201と交換機306が連動
している初歩的なシステムでは、端末304からの指示
により交換機306経由で(コールリスト211に従っ
て)自動的に電話が発信され、電話機305に接続され
る。また、パワーダイヤリングやプレディクティブ・ダ
イヤリングを行うシステムでは、交換機306はホスト
コンピュータ201と接続され、コールリスト211に
従って適宜自動発呼される。本発明は、上記のどのシス
テムにも適用可能である。
【0126】各オペレータは、接続された顧客と電話機
305により必要な会話を行う。端末304上では業務
プログラムが起動されており、例えば画面上に顧客ファ
イルから読み出された該顧客に関する情報が表示され、
また必要な入力フィールドが提供される。オペレータに
より入力されたデータは、例えば図示しない顧客ファイ
ルあるいは注文ファイルなどに格納される。オペレータ
が一人の顧客に対する業務等を終え、端末304に終了
を入力し、あるいは電話機305を切ると、例えば端末
304が初期画面になるとともに、電話機305が次の
顧客と接続される/あるいは電話機305に接続すべき
次の顧客が指示される。
【0127】本実施形態では、複数のコールセンター・
システムの連携を考える。図18には、2つのコールセ
ンター・システムの連携および各コールセンター・シス
テムのホストコンピュータ201の内部構成の一例を示
す。
【0128】本実施形態のホストコンピュータ201
は、コールリスト211、顧客選択部212、電話発信
部213、不在・話し中判定部214、顧客情報通知部
215、顧客情報受信部216を備えている。
【0129】本実施形態では、コールセンター・システ
ム(1)(以下、コールセンター1と呼ぶ)とコールセ
ンター・システム(2)(以下、コールセンター2と呼
ぶ)が連携する場合、一方のコールセンター1が情報提
供側となり他方のコールセンター2が情報の受け側とな
る。
【0130】コールセンター1とコールセンター2の2
つのコールセンターの連携を考えると、コールセンター
1では、各顧客のデータが入っているコールリスト21
1(1)から顧客選択部212(1)が電話をかける顧
客を選び出し、電話発信部213(1)において電話を
かける。その顧客に電話をかけた結果、不在・話し中判
定部214(1)により不在又は通話中であることが判
明した場合、顧客情報通知部215(1)が、コールセ
ンター2(の顧客情報受信部216(2))に不在・話
し中の顧客の情報を通知する。
【0131】コールセンター2では、顧客情報受信部2
16(2)が不在・話し中の顧客の情報を受け取り、顧
客選択部212(2)に通知する。顧客選択部212
(2)では、コールリスト211(2)から電話をかけ
る顧客を選択する際に、不在・話し中であることが判明
した時刻から、一定時間を過ぎた後でないと電話をかけ
ないようにする。
【0132】このことにより、コールセンター2では、
明らかに不在・話し中と分かっている顧客に対して電話
をかけることを回避することができる。以下、具体例を
用いて本実施形態について説明する。
【0133】図18に示す形態での2つのコールセンタ
ーで、コールセンター1からコールセンター2に顧客の
不在情報が通知される例を用いる。コールセンター1に
おけるコールリスト1(211(1))は、図19で示
される内容であるとする。この場合、コールセンター1
では、以下の手順で電話をかける。
【0134】顧客選択部212(1)は、コールリスト
1の最初の顧客A氏の電話番号を取り出し、A氏に電話
をかける。A氏とは電話が繋がり、テレマーケティング
が行われたとする。なお、この時点ではA氏に関する不
在等の情報はないものとする。
【0135】次に、顧客選択部212(1)は、コール
リスト1の次の顧客B氏の電話番号を取り出し、B氏に
電話をかける。ここで、B氏は不在であったとする。こ
の場合、不在か否かは、実際にB氏の電話番号に電話を
かけ、一定時間内に応答があるか否かでB氏の不在を判
断するので、B氏に電話をかけてからB氏の不在を確認
するまでの時間は無駄な時間となる。
【0136】B氏の不在を確認すると、顧客情報通知部
215(1)は、B氏が不在である旨の情報をコールセ
ンター2に通知する。その際、送られるデータの例を図
20に示す。この場合は、B氏が不在である情報、B氏
の不在を発見した時刻、B氏の電話番号が送られる。
【0137】コールセンター2の顧客情報受信部216
(2)は、図20に示されたデータを受け取る。なお、
B氏が不在であることおよびこれを検出した時刻等の情
報は、自身の顧客情報受信部216(1)に格納する
か、あるいはコールリスト1中にフィールドを設けて記
録しておく。
【0138】次に、同時にテレマーケティング業務を行
っているコールセンター2での手順を以下に述べる。コ
ールセンター2におけるコールリスト2(211
(2))は、図21で示される内容であるとする。
【0139】顧客選択部217(2)は、コールリスト
2の最初の顧客X氏の電話番号を取り出し、X氏を発呼
する候補とする。この際、顧客情報受信部216(2)
を参照し、X氏の不在情報が届いていないかチェックす
る。なお、自身で検出したある顧客の不在等の情報をコ
ールリスト中に記録しておく場合、コールリスト2中の
X氏の不在情報の欄もチェックする。
【0140】この場合は、X氏の不在情報は届いていな
いので、X氏に電話をかけ、X氏とは電話がつながり、
テレマーケティングが行われたとする。次に、顧客選択
部217(2)は、コールリスト2の次の顧客B氏の電
話番号を取り出す。そして、顧客情報受信部216
(2)を参照し、B氏の不在情報を届いていないかチェ
ックする。
【0141】ここでは、図20に示されたB氏の不在情
報が届けられていたとする。顧客選択部217(2)
は、現在の時刻とB氏の不在情報の時刻とを比較し、B
氏の不在が発見された時刻から一定の時間が経過してい
ない場合は、B氏は不在である確率が大きいと判断し、
B氏への電話は後に回し、コールリスト2の次の顧客で
あるY氏の電話番号を取り出す。
【0142】このことにより、不在である確率の大きい
B氏に電話をかけてから、一定時間内に応答がないこと
を確認し、B氏の不在を確認するまでの無駄な時間を省
くことができる。
【0143】なお、一定時間が経過した後は、該顧客の
不在等の情報は無効にされる。また、不在等の情報が無
効にされた顧客については、その時点で再発呼を行って
も良いし、他のポリシーに従って再発呼するタイミング
を決定しても良い。
【0144】また、上記の例において、B氏が話し中で
あった場合も、コールセンター1からコールセンター2
にB氏が話し中である旨の情報が伝えられ、コールセン
ター2では、話し中の確率の大きいB氏に電話をかけ、
B氏の話し中を確認する時間の無駄は省かれる。
【0145】不在である旨の情報を通知する発明と話し
中である旨の情報を通知する発明は独立実施可能である
が、好ましくは併用するの良い。この場合、不在と話し
中の区別をせずに通知しても良いし、区別して通知して
も良い。また、不在と話し中の区別をせずに管理しても
良いし、区別して管理しても良い。不在と話し中を区別
する場合、不在のときに次の発呼まで課される経過時間
の長さを、話し中のときに次の発呼まで課される経過時
間の長さより長くしても良い。
【0146】上記では、顧客情報通知部215(1)か
らの通知は、顧客情報受信部216内で保持したが、そ
の通知の内容をコールリストに記録して管理しても良
い。なお、自身で検出したある顧客の不在等の情報をコ
ールリスト中に記録しておく場合、ある顧客の発呼に先
だって、コールリスト中の該顧客の不在情報の欄もチェ
ックする。
【0147】上記では、2つのコールセンターの連携に
ついて説明したが、3以上で任意数のコールセンターを
連携させることも可能である。この場合、あるコールセ
ンターは他のコールセンターに対し全ての顧客について
情報を伝えても良いし、各コールセンターに顧客とその
顧客の情報を伝えるべき1または複数の他のコールセン
ターとの対応表を保持しておき、ある顧客の不在または
話し中の情報は対応表で該当するコールセンターにのみ
伝えるようにしても良い。また、情報受け側のコールセ
ンターでは、複数のコールセンターから同一の顧客につ
いての情報が送信されてきた場合、最新の情報を保持
し、それまでの情報は無効とするのが好ましい。
【0148】なお、2またはそれ以上のコールセンター
間は、専用回線を用いて接続しても良いし、公衆回線を
介して接続しても良いし、無線を使用して接続しても良
い。次に、上記した構成において、コールセンター1
が、ある顧客Dについて不在または話し中を他のコール
センターに通知した後に、再度顧客Dに発呼した結果、
今度は接続に成功した場合、コールセンター1は、顧客
Dの情報を通知した他のコールセンターに、顧客Dが在
宅となったこと通知するようにしても良い。
【0149】情報受け側の他のコールセンターでは、顧
客Dが在宅となった通知を受けると、顧客Dの不在等の
情報を無効にし、顧客Dを前記一定時間経過を待たず
に、例えば即座に、顧客Dに発呼することができる。
【0150】この場合、図18の各コールセンターのホ
ストコンピュータ201の構成に加えて、コールリスト
211および/または顧客情報受信部216内で管理さ
れている不在または話し中の顧客について電話発信部2
13からの再発呼に対する応答により該顧客が在宅とな
ったことを検出する機能と、該顧客の不在等の情報を通
知した他のコールセンターすべての情報受信部216に
該顧客が在宅となった旨の情報を通知する機能と、在宅
となった通知を受けた顧客の不在等の情報を無効にする
(あるいは前記一定時間が経過したものとする)機能と
を設ければ良い。
【0151】このように本実施形態では、複数のコール
センターが連携して、ある顧客の不在あるいは話し中の
情報を互いに通知するようにしたので、不在あるいは話
し中の顧客に電話をかけることを回避するができ、これ
によって、オペレータ効率向上を図ることができる。本
発明は、上述した実施の形態に限定されるものではな
く、その技術的範囲において種々変形して実施すること
ができる。
【0152】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータ端末上の端
末プログラムの特定箇所が実行されたことを検出するこ
とにより、オペレータの通話の終了時刻をより高精度に
予測し、プレディクティブダイアリングにおいて発呼す
る数を精度良く算出することができるので、接続された
コールに対する被呼者の待ちの発生を少なくし、あるい
は発生した待ちの時間を短くしつつ、オペレータ効率向
上を図ることができる。
【0153】本発明によれば、所定量のセットアップ状
態にある通話を絶え間なく供給し続けるようにすること
で、実質的なセットアップ時間をほとんど0に短縮で
き、また話中による影響も受けにくくなるので、パワー
ダイヤリングでは、オペレータ効率を向上させることが
でき、また、プレディクティブダイヤリングでは、接続
されたコールに対する顧客の待ちの発生を少なくしつ
つ、あるいは発生した待ちの時間を短くしつつ、オペレ
ータ効率向上を図ることができる。
【0154】本発明によれば、複数のコールセンター間
で、被呼者の不応答情報を互いに通知し共有することに
より、発呼しても応答しないであろう被呼者に電話をか
ける無駄を効果的に回避することができる。これによっ
て、オペレータ効率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るコールセンター・シ
ステムの基本構成を示す図
【図2】図1のコールセンター・システムのより詳細な
構成を示す図
【図3】終了予測信号発生部の一実現例を説明するため
の図
【図4】従来方式のプレディクティブダイアリングの処
理の流れを示すフローチャート
【図5】本実施形態1に係るプレディクティブダイアリ
ングの処理の流れを示すフローチャート
【図6】本発明の実施形態2−1に係るコールセンター
・システムの基本構成を示す図
【図7】通話の状態遷移を示す図
【図8】スケジューラのメイン処理の手順を示すフロー
チャート
【図9】初期化処理の手順を示すフローチャート
【図10】接続イベント時の処理の手順を示すフローチ
ャート
【図11】通話の起動時の処理の手順を示すフローチャ
ート
【図12】応答イベント時の処理の手順を示すフローチ
ャート
【図13】会話終了イベント時の処理の手順を示すフロ
ーチャート
【図14】タイムアウトイベント時の処理
【図15】本発明の実施形態2−2に係るコールセンタ
ー・システムの基本構成を示す図
【図16】待ち行列モデルを示す図
【図17】本発明の実施形態3に係るコールセンター・
システムの基本構成を示す図
【図18】2つのコールセンター・システムの連携およ
び各コールセンター・システムのホストコンピュータの
内部構成の一例を示す図
【図19】コールセンター1でのコールリストの一例を
示す図
【図20】コールセンター1からコールセンター2に送
られる不在者情報の一例を示す図
【図21】コールセンター2でのコールリストの一例を
示す図
【符号の説明】
10…交換機 20…ホストコンピュータ 21…応答計測部 22…セットアップ時間計測部 23…プレディクティブダイアリング・プログラム 24…終了予測キュー 30…端末 31…終了予測信号発生部 32…端末プログラム 40…電話機 110…交換機 111…接続状態検出器 120…ホストコンピュータ 121…スケジューラ 122…ダイヤラー 123…タイマ 124…次顧客選択部 125…かけ直しリスト 126…コールリスト 127…実行接続判定部 1271…統計情報収集部 1272…動作予測部 128…空きオペレータリスト 129…待ち行列 130…端末 201…ホストコンピュータ 211…コールリスト 212…顧客選択部 213…電話発信部 214…不在・話し中判定部 215…顧客情報通知部 216…顧客情報受信部 304…端末 305…電話機 306…交換機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換機と、該交換機に接続された複数の電
    話機と、該交換機に接続されたホストコンピュータと、
    該ホストコンピュータに接続された複数のオペレータ端
    末とを備え、オペレータ端末ではアウトバウンド業務の
    ための端末プログラムが実行され、前記ホストコンピュ
    ータは各オペレータの一人の被呼者に対する通話の終了
    を予測し該通話の終了に先だって被呼者リストに従い自
    動発呼を行い、応答のあった呼を空き状態となったオペ
    レータに対応する電話機に接続するシステムにおける発
    呼制御方法であって、 前記オペレータ端末上の端末プログラムの特定の箇所が
    実行されたことを検出して前記通話の終了を事前に検知
    し、 通話の終了が事前に検知されたオペレータの数に基づい
    て、自動発呼する呼数を決定することを特徴とする発呼
    制御方法。
  2. 【請求項2】前記通話の終了の事前の検知にあたって
    は、前記オペレータ端末に特定の操作が施されたときに
    実行されるべき端末プログラムの特定の箇所が実行され
    たことを検知することを特徴とする請求項1に記載の発
    呼制御方法。
  3. 【請求項3】全オペレータ数を越える数の回線を収容す
    る交換機と、該交換機に接続された複数の電話機と、該
    交換機に接続されたホストコンピュータと、該ホストコ
    ンピュータに接続された複数のオペレータ端末とを備
    え、前記ホストコンピュータは各オペレータの一人の被
    呼者に対する通話の終了に応じて、自動発呼に応答した
    呼を空き状態となったオペレータに対応する電話機に接
    続するシステムにおける発呼制御方法であって、 被呼者の情報を登録した被呼者リストに従い発呼と切断
    を繰り返して、所定数のセットアップ状態にある呼を保
    持し、 呼び出し状態にある呼が前記電話機に接続されもしくは
    一定時間経過後に切断されまたは通話中状態にある呼が
    切断された場合、呼び出し状態にある呼数と通話中状態
    にある呼数との和が、全オペレータ数と同数になるよう
    に、前記セットアップ状態にある呼を呼び出し状態に
    し、 空き状態にあるオペレータを登録したオペレータリスト
    に従い、前記呼び出し状態にした呼で一定時間内に被呼
    者から応答のあったものを、空き状態にあるオペレータ
    に対応する電話機に接続することを特徴とする発呼制御
    方法。
  4. 【請求項4】全オペレータ数を越える数の回線を収容す
    る交換機と、該交換機に接続された複数の電話機と、該
    交換機に接続されたホストコンピュータと、該ホストコ
    ンピュータに接続された複数のオペレータ端末とを備
    え、前記ホストコンピュータは各オペレータの一人の被
    呼者に対する通話の終了を予測し該通話の終了に先だっ
    て被呼者リストに従い自動発呼を行うとともに、待ち状
    態にある呼または自動発呼に応答した呼を空き状態とな
    ったオペレータに対応する電話機に接続しまたは自動発
    呼に応答した呼を待ち状態とするシステムにおける発呼
    制御方法であって、 被呼者の情報を登録した被呼者リストに従い発呼と切断
    を繰り返して、所定数のセットアップ状態にある呼を保
    持し、 待ち状態にある呼が前記電話機に接続されまたは呼び出
    し状態にある呼が前記電話機に接続されもしくは一定時
    間経過後に切断されまたは通話中状態にある呼が切断さ
    れた場合、呼び出し状態にある呼数と待ち状態にある呼
    数と通話中状態にある呼数との和が、予め定められた待
    ちの状態の呼の発生率の上限値をもとにして、予め収集
    した統計情報に基づいた待ち行列モデルにより決定され
    る、全オペレータ数より大きい所定数と同数になるよう
    に、前記セットアップ状態にある呼を呼び出し状態に
    し、 空き状態にあるオペレータを登録したオペレータリスト
    に従い、前記呼び出し状態にした呼で一定時間内に被呼
    者から応答のあったものを、空き状態にあるオペレータ
    に対応する電話機に接続しまたは待ち状態とすることを
    特徴とする発呼制御方法。
  5. 【請求項5】交換機と、該交換機に接続された複数の電
    話機と、該交換機に接続されたホストコンピュータと、
    該ホストコンピュータに接続された複数のオペレータ端
    末とを備え、被呼者リストに従って発呼を行い、応答の
    あった呼を該電話機に接続するシステムにおいて、発呼
    した被呼者が応答不能な状態にあると判断した場合、該
    システムから他のシステムに該被呼者の不応答情報を通
    知し、 前記不応答情報を受け取った前記他のシステムは、該不
    応答情報が通知された前記被呼者については、少なくと
    も一定時間経過するまで発呼しないよう制御することを
    特徴とする発呼制御方法。
  6. 【請求項6】一方のシステムが、応答不能な状態にある
    と判断された前記被呼者に発呼し、該被呼者が一定期間
    内に応答した場合、該一方のシステムは、他方のシステ
    ムに該被呼者が応答可能な状態にあることを示す応答可
    能情報を通知することを特徴とする請求項5に記載の発
    呼制御方法。
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