JPH09252340A - 携帯電話無線機用送話部 - Google Patents

携帯電話無線機用送話部

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JPH09252340A
JPH09252340A JP6107296A JP6107296A JPH09252340A JP H09252340 A JPH09252340 A JP H09252340A JP 6107296 A JP6107296 A JP 6107296A JP 6107296 A JP6107296 A JP 6107296A JP H09252340 A JPH09252340 A JP H09252340A
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flip
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Akihiro Toyohara
章弘 豊原
Yasuto Imanishi
康人 今西
Hiroichi Ishida
博一 石田
Tsutomu Kobayashi
力 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て時の作業性を良好にして、後気室の
機密性を担保し、製品のばらつきを防止した感度の良好
な携帯電話無線機用送話部を提供する。 【解決手段】 フリップ筐体1a及びカバーフリップ筐
体2aには、それぞれ差動マイク3と対峙する個所に孔
21a、孔22aが設けられ、カバーフリップ筐体2a
の裏面には、差動マイク3を挿入するための円筒状のリ
ブ12aが設けられている。マイクホルダ4aは、差動
マイク3と電気的に接続されるケーブル5aが挿入一体
成形されており、その上下面が前気室14及び後気室1
6となる部分を除いて、フリップ筐体1a及びカバーフ
リップ筐体2aに密着する形状に成形されている。従っ
て、送話部Aの他の内部空間と差動マイク3の前気室1
4、後気室16とが隔離され、フリップ筐体1a等の振
動が送話部内で共鳴して雑音としてマイクに集音される
可能性がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話無線機用送
話部、特に携帯電話無線機用送話部に内蔵されるマイク
の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1には、一般的な携帯電話無線機の外
観が示されている。図1に示すように、携帯電話無線機
本体上方には、受話部Bが設けられ、受話部Bには、複
数個の孔が設けられている。また、この受話部Bの下方
に通話先の電話番号等を表示する表示部Cが設けられて
いる。そして、表示部Cの下方には、操作部Dが形成さ
れている。更に、携帯電話無線機本体の下端には、送話
部Aが回動可能に軸支されている。従って、携帯電話無
線機を使用する場合には、操作部Dを覆うように折り畳
まれた送話部Aを回動させて開き、送話部Aを介して音
声を送信する。一方、未使用時には、送話部Aを回動さ
せて折り畳んでおく。また、上記送話部Aは、フリップ
筐体1とフリップ筐体1を覆うカバーフリップ筐体2と
からなり、送話部Aには、差動マイクが内蔵されてい
る。更に、フリップ筐体1及びカバーフリップ筐体2に
は、差動マイクの前後に当たる個所に孔が設けられてい
る。従って、この前後の孔から差動マイクに音声が伝わ
る。ここで、差動マイクとは、一般に指向性マイク、接
話マイク等の総称であって、前後の音声を集音し、その
差を取って横方向から来る音をキャンセルするマイクを
いう。
【0003】次に、図8を用いて、従来の携帯電話無線
機における送話部内の差動マイクの固定構造について説
明する。尚、図8は、従来の携帯電話無線機を図1のa
−a′線に沿って見た断面図である。
【0004】カバーフリップ筐体2cの裏面には、差動
マイク3を挿入するための円筒状のリブ12cが設けら
れている。また、差動マイク3は、ケーブル5aと半田
付けされた後、マイクホルダ4g内に挿入される。ま
た、マイクホルダ4gは、差動マイク3をリブ12c内
に固定するように、リブ12cに圧入される。尚、マイ
クホルダ4gは、例えばゴム素材からなる。従って、マ
イクホルダ4gによって、差動マイク3の前面と背面と
の絶縁性が取られ、かつ前気室の気密性が確保される。
【0005】次に、カバーフリップ筐体2cとフリップ
筐体1aとを組み合わせる。この時、マイクホルダ4g
とフリップ筐体1aとの接触部分、特にケーブル5aと
マイクホルダ4g及びフリップ筐体1aとの間の隙間を
埋めるために、接着剤9がその隙間部分に塗布される。
これによって、差動マイク3の後気室の密閉性が確保さ
れる。
【0006】ここで、前気室とは、カバーフリップ筐体
2cに設けられた孔を介してマイクの前面に至る送話部
A内の空間をいい、また後気室とは、フリップ筐体1a
に設けられた孔を介してマイクの後面に至る送話部A内
の空間をいう。また、気室は、音声を空気を介して差動
マイクに伝達するための空間である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の携帯電話無線機用送話部は、図8に示すようにフリ
ップ筐体1aとマイクホルダ4gとの密着性を確保する
ために、接着剤9をケーブル5aとマイクホルダ4g及
びフリップ筐体1aとの間に塗布して隙間を埋めるた
め、この接着剤9の塗布量、塗布する場所にばらつきが
発生する可能性が高く、このため差動マイク3の後気室
の気密性が不十分となるおそれがあった。後気室の気密
性が不十分になると、フリップ筐体1aやカバーフリッ
プ筐体2cの振動が送話部A(すなわち、フリップ)内
で共鳴して雑音として差動マイク3に集音されたり、受
話部Bからの音声が送話部Aに回り込みエコーとなって
差動マイク3に集音されたり等するため、差動マイク3
の感度が劣化するという問題があった。
【0008】本発明は上記従来の課題に鑑みたものであ
り、その目的は、組み立て時の作業性を良好にして、後
気室の機密性を担保し、製品のばらつきを防止した感度
の良好な携帯電話無線機用送話部を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係る携帯電話無線機用送話部は、
以下の特徴を有する。
【0010】(1)送話部にマイクを内蔵する携帯電話
無線機において、前記送話部は、フリップ筐体と、前記
フリップ筐体を覆うカバーフリップ筐体と、からなり、
前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを挿入
するためのマイク収納部が設けられ、更に前記マイクを
前記マイク収納部内に固定するためのマイクホルダが設
けられ、前記マイクホルダは、前記マイク収納部に圧入
されると共に、前記マイクと電気的に接続されるケーブ
ルが収納され、更に前記送話部の他の内部空間とマイク
の気室とを隔離するように、前記フリップ筐体とカバー
フリップ筐体の間に設けられている。
【0011】従って、マイクホルダには、ケーブルが収
納されているので、従来のように組み立て時にケーブル
とマイクホルダ及びフリップ筐体との間の隙間を接着剤
で埋める必要がなく、後気室の気密性のばらつきを防止
できる。また、マイクホルダがフリップ筐体及びカバー
フリップ筐体との間に設けられ、送話部の他の内部空間
とマイクの気室とを隔離するように成形されているの
で、マイクホルダをマイク収納部に保持するだけで、簡
便にマイクの前後の気室の気密性を確保できる。これに
より、フリップ筐体やカバーフリップ筐体の振動が送話
部(すなわち、フリップ)内で共鳴して雑音としてマイ
クに集音されることも、受話部からの音声が送話部に回
り込みエコーとなってマイクに集音される可能性もな
い。
【0012】(2)上記(1)に記載の携帯電話無線機
用送話部において、更に、前記マイクホルダは、前記マ
イク収納部と協働して前記マイクを前記マイク収納部に
保持し、前記マイクと電気的に接続されるケーブルが収
納され、更に前記送話部の他の内部空間とマイクの気室
とを隔離するように、前記フリップ筐体とカバーフリッ
プ筐体との間に設けられている。
【0013】従って、マイクホルダをマイク収納部と協
働してマイクをマイク収納部に保持するだけで、簡便に
マイクの前後の気室の気密性を確保できる。
【0014】(3)上記(1)に記載の携帯電話無線機
用送話部において、更に、前記マイクホルダは、前記マ
イク収納部に圧入されると共に、前記マイクと電気的に
接続されるケーブルが収納され、更に前記送話部の他の
内部空間とマイクの気室とを隔離するように、前記フリ
ップ筐体とカバーフリップ筐体との間に設けられてい
る。
【0015】従って、マイクホルダをマイク収納部に圧
入するだけで、簡便にマイクの前後の気室の気密性を確
保することができる。
【0016】(4)上記(1)に記載の携帯電話無線機
用送話部において、更に、前記フリップ筐体には、前記
マイクホルダを圧入固定するためのマイク収納部が設け
られている。
【0017】すなわち、フリップ筐体及びカバーフリッ
プ筐体に、それぞれマイクホルダを圧入するためのマイ
ク収納部が設けられているので、マイクホルダをフリッ
プ筐体とカバーフリップ筐体とにより密着固定すること
ができる。このため、上記同様、フリップ筐体やカバー
フリップ筐体の振動がフリップ内で共鳴して雑音として
マイクに集音されることも、受話部からの音声が送話部
に回り込みエコーとなってマイクに集音される可能性も
なく、良好な感度が得られる。
【0018】(5)上記(1)に記載の携帯電話無線機
用送話部において、更に、前記カバーフリップ筐体に固
定されている振動部材に、前記マイクが装着されてい
る。
【0019】従って、振動部材にマイクが装着されてい
るので、振動部材を介して音声をマイクに伝えることが
できる。このため、マイクの前気室が不要となり、フリ
ップの厚みを薄くすることができる。これにより、携帯
電話無線機自体の厚みも薄型化が可能となる。
【0020】(6)上記(5)に記載の携帯電話無線機
用送話部において、マイクと連通する連通部が設けられ
ている。
【0021】例えば、差動マイクを用いる場合、マイク
前面と背面の空気振動の差によって集音するので、マイ
ク前面の振動部材に連通部を設けることにより、マイク
前面と背面の音圧差のバランスが良好となる。従って、
マイクの集音の感度が向上する。
【0022】(7)送話部にマイクを内蔵する携帯電話
無線機において、前記送話部は、フリップ筐体と、前記
フリップ筐体を覆うカバーフリップ筐体と、からなり、
前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを挿入
するためのマイク収納部が設けられ、更に前記マイクを
前記マイク収納部内に保持するためのマイクホルダが設
けられ、前記マイクホルダは、前記マイク収納部に圧入
されると共に、前記送話部の他の内部空間とマイクの気
室とが隔離されるように前記フリップ筐体とカバーフリ
ップ筐体の間に配置され、更に前記マイクと電気的に接
続されるケーブルを収納するケーブル収納部が設けら
れ、前記ケーブル収納後に接着剤によって前記ケーブル
収納部とケーブルとの間の空間が塞がれる。
【0023】従って、マイクホルダには、ケーブルを収
納するケーブル収納部が設けられ、またマイクホルダ
は、フリップ筐体及びカバーフリップ筐体との間に配置
されているので、ケーブル収納後にケーブル収納部とケ
ーブルとの間の空間を接着剤で塞ぐことによって、送話
部の他の内部空間とマイクの気室とを隔離することがで
きる。特に、接着剤の塗布する場所が特定されており、
塞ぐ隙間も限定されているので、後気室の気密性のばら
つきを防止することができる。これによって、上記同様
良好な感度を得ることができる。
【0024】(8)上記(7)に記載の携帯電話無線機
用送話部において、更に、前記フリップ筐体には、前記
マイクホルダを圧入固定するためのマイク収納部が設け
られている。
【0025】すなわち、フリップ筐体及びカバーフリッ
プ筐体に、それぞれマイクホルダを圧入するためのマイ
ク収納部が設けられているので、マイクホルダをフリッ
プ筐体とカバーフリップ筐体とにより確実に固定するこ
とができる。このため、上記同様、良好な感度を得るこ
とができる。
【0026】(9)送話部にマイクを内蔵する携帯電話
無線機において、前記送話部は、フリップ筐体と、前記
フリップ筐体を覆うカバーフリップ筐体と、からなり、
前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを挿入
するためのマイク収納部が設けられ、前記マイク収納部
に圧入され前記マイク収納部内に前記マイクを固定する
と共に前記カバーフリップ筐体と密着するマイクホルダ
と、前記マイクと電気的に接続されるケーブルと、前記
ケーブルを前記マイクホルダ上に這わせた後前記マイク
ホルダ及びケーブルと密着固定される自己融着ゴムと、
を有し、前記自己融着ゴムは、前記フリップ筐体とも密
着して、前記送話部の他の内部空間と前記マイクの気室
とを隔離する。
【0027】従って、マイクホルダをマイク収納部に圧
入してマイクの前気室を気密にすると共に、ケーブルを
マイクホルダ上に這わせた後、自己融着ゴムをマイクホ
ルダ及びケーブルに密着固定され、更に自己融着ゴムの
他の面は、フリップ筐体に密着するので、マイクの後気
室も気密になる。これにより、簡便に送話部の他の内部
空間と前記マイクの気室とを隔離することができ、上記
同様良好な感度を得ることができる。
【0028】(10)送話部にマイクを内蔵する携帯電
話無線機において、前記送話部は、フリップ筐体と、前
記フリップ筐体を覆うカバーフリップ筐体と、からな
り、前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを
挿入するためのマイク収納部が設けられ、更に前記マイ
クを前記マイク収納部内に固定するためのマイクホルダ
が設けられ、前記マイクホルダは、前記マイク収納部に
圧入されると共に、前記送話部の他の内部空間と前記マ
イクの気室とを隔離するように前記フリップ筐体とカバ
ーフリップ筐体の間に配置され、更に前記マイクと電気
的に接続されるケーブルを挿入可能な凹部が設けられ、
更に、前記フリップ筐体には、注入後硬化する硬化液を
その内部に注入するための注入口が設けられ、前記硬化
液によって前記マイク周辺の前記フリップ筐体とカバー
フリップ筐体間の隙間を埋める。
【0029】すなわち、マイクホルダにマイクをセット
し、更にケーブルをマイクホルダの凹部に挿入してマイ
クと電気的に接続した後、フリップ筐体とカバーフリッ
プ筐体とを係合させ、注入口から注入後硬化する硬化液
をフリップ内部に注入する。これにより、この硬化液に
よってマイク周辺のフリップ筐体とカバーフリップ筐体
間の隙間を埋めるので、送話部の他の内部空間とマイク
の気室とを隔離することができる。これにより、上記同
様良好な感度を得ることができる。
【0030】(11)上記(1)から(10)のいずれ
かに記載の携帯電話無線機の送話部において、マイク
は、差動マイクである。
【0031】上述の(1)〜(10)の構成により、送
話部の他の内部空間とマイクの気室とを隔離されるが、
更に差動マイクを用いることにより、送話部の表裏の両
方向から音声を集音し、両者の差を取って横方向からの
雑音をキャンセルすると同時に、球面波と平面波による
近接の音声は集音され、遠方の音声をキャンセルするな
どして音声の調整を行うことができるので、音声が明瞭
になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を説明する。
【0033】第1実施形態.図1及び図2を用いて、第
1実施形態の携帯電話無線機用送話部について説明す
る。尚、上述した従来の携帯電話無線機等の構成と同様
の構成要件には、同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0034】図2には、本実施形態の携帯電話無線機を
図1のa−a′線に沿って見た断面が示されている。
【0035】図2に示すように、フリップ筐体1a及び
カバーフリップ筐体2aには、それぞれ差動マイク3と
対峙する個所に孔21a、孔22aが設けられている。
また、カバーフリップ筐体2aの裏面には、差動マイク
3を挿入するためのマイク収納部が設けられている。本
実施形態において、マイク収納部は、円筒状のリブ12
aである。更に、マイクホルダ4aは、差動マイク3と
電気的に接続される、例えば半田付けにより接続される
ケーブル5aが収納(例えば挿入一体成形)されてい
る。また、マイクホルダ4aは、その上下面が前気室1
4及び後気室16となる部分を除いて、フリップ筐体1
a及びカバーフリップ筐体2aに密着する形状に成形さ
れている。従って、マイクホルダ4aは、リブ12aと
協働して差動マイク3をリブ12aに保持し、更に送話
部Aの他の内部空間と差動マイク3の前気室14、後気
室16とが隔離される。また、マイクホルダ4aは、例
えばゴム素材等からなるので、フリップ筐体1a及びカ
バーフリップ筐体2aとの密着性が高くなる。更に、従
来のマイクホルダに比べ、フリップ筐体1a及びカバー
フリップ筐体2aに接する表面積を大きくしたことによ
り、フリップ筐体1aとカバーフリップ筐体2aとの剛
性が高くなる。
【0036】従って、マイクの前後気室の気密性を確保
され、更にフリップ筐体1aとカバーフリップ筐体2a
との剛性が高くなるので、フリップ筐体1aやカバーフ
リップ筐体2aの振動が送話部A(すなわち、フリッ
プ)内で共鳴して雑音としてマイクに集音されること
も、受話部からの音声が送話部に回り込みエコーとなっ
てマイクに集音される可能性もない。
【0037】次に、本実施形態の携帯電話無線機用送話
部の組み立てについて、図2を用いて説明する。
【0038】ケーブル5aが挿入一体成形されたマイク
ホルダ4aに差動マイク3を挿入する。次いで、ケーブ
ル5aを差動マイク3に半田付けする。その後、カバー
フリップ筐体2aのリブ12aにマイクホルダ4aを圧
入する。これによって、マイクホルダ4aの下面は、カ
バーフリップ筐体2aの裏面に密着して前気室14の気
密性を確保すると共に、このマイクホルダ4aによっ
て、差動マイク3の前面と背面との絶縁性を取ることが
できる。次いで、カバーフリップ筐体2aにフリップ筐
体1を係合させる。ことにより、マイクホルダ4aの上
面がフリップ筐体1に密着し、後気室16の気密性が確
保される。更に、ケーブル5a部分もマイクホルダ4a
に一体成形されているので、従来のように、ケーブルと
マイクホルダとの間の密閉性が不十分となり、後気室1
6の漏れが生じるおそれもない。なお、本実施形態で
は、マイクホルダ4aの上下面が、フリップ筐体1aと
カバーフリップ筐体2aに密着しているが、これに限る
ものではなく、上下面のいずれかに他の密着部材が挿入
されてもよい。また、本実施形態では、差動マイク3を
用いたが、これに限るものではなく、携帯電話無線機用
送話部に用いられるマイクであればよい。
【0039】第2実施形態.図1及び図3を用いて、第
2実施形態の携帯電話無線機用送話部について説明す
る。尚、上述した従来の携帯電話無線機等及び第1実施
形態の構成と同様の構成要件には、同一の符号を付しそ
の説明を省略する。
【0040】図3には、本実施形態の携帯電話無線機を
図1のa−a′線に沿って見た断面が示されている。
【0041】本実施形態の携帯電話無線機用送話部は、
図3に示すように、第1実施形態の送話部の構成に加
え、更にフリップ筐体1bの裏面には、マイクホルダ4
aを圧入固定するための他のマイク収納部が設けられて
いる。本実施形態において、他のマイク収納部は、円筒
状のリブ11bである。本実施形態において、リブ11
bは、リブ12aに対峙する位置であって、リブ12a
の外径より大きく形成されている。
【0042】従って、図3に示すように本実施形態の送
話部は、フリップ筐体1b及びカバーフリップ筐体2a
の裏面に、それぞれマイクホルダ4bを圧入するための
リブ11bとリブ12aが設けられているので、マイク
ホルダ4bは、上下に位置するリブ11b及びリブ12
aに圧入され、フリップ筐体1bとカバーフリップ筐体
2aとに第1実施形態に比べてより密着固定する。これ
により、後気室16の気密性は、第1実施形態に比べよ
り確実になる。
【0043】このため、上記同様、フリップ筐体1bや
カバーフリップ筐体2aの振動がフリップ内で共鳴して
雑音として差動マイク3に集音されることも、受話部B
からの音声が送話部Aに回り込みエコーとなって差動マ
イク3に集音される可能性もなく、良好な感度が得られ
る。
【0044】第3実施形態.図1及び図4を用いて、第
3実施形態の携帯電話無線機用送話部について説明す
る。尚、上述した従来の携帯電話無線機等及び第1実施
形態の構成と同様の構成要件には、同一の符号を付しそ
の説明を省略する。
【0045】図4には、本実施形態の携帯電話無線機を
図1のa−a′線に沿って見た断面が示されている。
【0046】本実施形態の携帯電話無線機用送話部は、
図4に示すように、カバーフリップ筐体2aの裏面に
は、差動マイク3を挿入するためのマイク収納部、すな
わち円筒状のリブ12aが設けられ、一方フリップ筐体
1cの裏面にも、マイクホルダ4cを圧入固定するため
の他のマイク収納部、すなわち円筒状のリブ11cが設
けられている。このリブ11cは、リブ12aに対峙
し、ほぼリブ12aの外径と同じ大きさに形成されてい
る。また、マイクホルダ4cは、差動マイク3と電気的
に接続されるケーブル5aを収納する収納部、すなわち
ケーブル5aを貫通させる孔が設けられ、更にリブ12
a及びリブ11c内に圧入され、その上下面が、前気室
14及び後気室16となる部分を除いて、フリップ筐体
1c及びカバーフリップ筐体2aに密着するような形状
に成形されている。なお、上記マイクホルダ4cも、例
えばゴム素材等からなるので、フリップ筐体1a及びカ
バーフリップ筐体2aとの密着性が高くなる。
【0047】次に、本実施形態の携帯電話無線機用送話
部の組み立てについて、図4を用いて説明する。
【0048】まず、マイクホルダ4c内に差動マイク3
を挿入し、次いでマイクホルダ4cの孔にケーブル5a
を通す。その後、差動マイク3にケーブル5aを半田付
けし、孔とケーブル5aとの間の空間を接着剤9によっ
て塞ぐ。更に、カバーフリップ筐体2aのリブ12aに
マイクホルダ4cを圧入し、その後マイクホルダ4cが
リブ11c内に圧入されるように、カバーフリップ筐体
2aにフリップ筐体1cを係合させる。
【0049】これにより、差動マイク3の前面と背面の
絶縁性を取れる。また、ケーブル5aの貫通後に孔とケ
ーブル5aとの間の空間を接着剤9によって塞ぐことに
より、送話部Aの他の内部空間と気室、特に後気室16
とを隔離することができる。更に、接着剤9の塗布する
場所が特定されており、塞ぐ隙間も限定されているの
で、後気室16の気密性のばらつきを防止することがで
きる。また、少量の接着剤9により隙間を塞ぐことがで
きるので、材料コストを低減することができる。また、
上記同様に良好な感度を得ることができる。
【0050】第4実施形態.図1及び図5を用いて、第
4実施形態の携帯電話無線機用送話部について説明す
る。尚、上述した従来の携帯電話無線機等及び第1実施
形態の構成と同様の構成要件には、同一の符号を付しそ
の説明を省略する。
【0051】図5には、本実施形態の携帯電話無線機を
図1のa−a′線に沿って見た断面が示されている。
【0052】本実施形態の携帯電話無線機用送話部は、
図5に示すように、カバーフリップ筐2a体の裏面に、
差動マイク3を挿入するためのマイク収納部、すなわち
円筒状のリブ12aが設けられている。また、マイクホ
ルダ4dは、リブ12aに圧入されリブ12a内に差動
マイク3を固定すると共に、前気室14となる部分を除
いて、カバーフリップ筐体2aと密着する。これによっ
て、差動マイク3の前面と背面の絶縁性を取ると共に、
前気室14の気密性も担保される。なお、上記マイクホ
ルダ4dは、例えばゴム素材等からなり、従来のマイク
ホルダに比べカバーフリップ筐体2aに接触する面積が
大きいので、カバーフリップ筐体2aとの密着性が高く
なる。
【0053】本実施実施形態の特徴は、マイクホルダ4
dが、送話部Aの厚みよりやや薄く形成され、後述する
自己融着ゴム6と融着しやすい素材からなり、またケー
ブル5bも、その外皮の絶縁材料が自己融着ゴム6と融
着しやすい素材、例えば天然ゴムからなることである。
従って、ケーブル5bを差動マイク3に電気的に接続し
た後、ケーブル5bをマイクホルダ4d上に這わせ、そ
の後マイクホルダ4d及びケーブル5bに自己融着ゴム
6を融着させる。これにより、これらを一体化させるこ
とができる。自己融着ゴム6としては、伸展させると活
性化し、伸展させた状態で対象物に貼り付けると、その
形状で固まる例えば天然ゴム等が好ましい。
【0054】次に、本実施形態の携帯電話無線機用送話
部の組み立てについて、図5を用いて説明する。
【0055】まず、差動マイク3にケーブル5aを半田
付けした後、差動マイク3をマイクホルダ4d内に挿入
し、マイクホルダ4dをリブ12aに圧入する。これに
より、差動マイク3の前面と背面との絶縁性を取り、か
つ前気室14が気密になる。次に、ケーブル5bをマイ
クホルダ4d上に這わせ、マイクホルダ4d及びケーブ
ル5bに後気室16になる部分を除いて、自己融着ゴム
6を貼り融着させる。また、自己融着ゴム6の厚みは、
その後カバーフリップ筐体2aにフリップ筐体1aを係
合させたときに、自己融着ゴム6の上面がフリップ筐体
1aに密着する厚みとする。これにより、自己融着ゴム
6は、マイクホルダ4d、ケーブル5b及びフリップ筐
体1aに密着し、後気室16が気密になる。このため、
送話部Aの他の内部空間と気室、特に後気室16とを隔
離することができ、上記同様、良好な感度を得ることが
できる。
【0056】第5実施形態.図1及び図6を用いて、第
5実施形態の携帯電話無線機用送話部について説明す
る。尚、上述した従来の携帯電話無線機等及び第1実施
形態の構成と同様の構成要件には、同一の符号を付しそ
の説明を省略する。
【0057】図6には、本実施形態の携帯電話無線機を
図1のa−a′線に沿って見た断面が示されている。
【0058】本実施形態の携帯電話無線機用送話部は、
図6に示すように、カバーフリップ筐体2aの裏面に
は、差動マイク3を挿入するためのマイク収納部、すな
わち円筒状のリブ12aが設けられている。また、マイ
クホルダ4eは、リブ12a内に圧入されると共に、カ
バーフリップ筐体2aと前気室14及び後気室16とな
る部分を除いてカバーフリップ筐体2aと密着する。更
に、マイクホルダ4eには、差動マイク3と電気的に接
続されるケーブル5aを挿入可能な凹部が設けられてい
る。また、フリップ筐体1aには、注入後硬化する硬化
液7をその内部に注入するための注入口9が設けられて
いる。尚、マイクホルダ4eは、密着性の観点から例え
ばゴム素材からなる。
【0059】本実施形態の携帯電話無線機用送話部の組
み立てる場合、差動マイク3をマイクホルダ4e内に挿
入し、次いで、凹部にケーブル5aを差し込み、差動マ
イク3にケーブル5aを半田付けする。その後、マイク
ホルダ4eをリブ12aに圧入する。これにより、差動
マイク3の前面と背面の絶縁性を取ると共に、前気室1
4が気密になる。次いで、カバーフリップ筐体2aにフ
リップ筐体1aを係合させる。このように送話部Aが組
み立てられた後に、注入口9から硬化液7を送話部A内
に注入し、硬化液7によって、差動マイク3周辺のフリ
ップ筐体1aとカバーフリップ筐体2aとの間の隙間を
埋める。これにより、送話部Aの他の内部空間と後気室
16とを隔離することができる。従って、上記同様良好
な感度を得ることができる。更に、硬化液7が内部で硬
化することによって、フリップ筐体1aとカバーフリッ
プ筐体2aとの剛性感が高まる。
【0060】本実施形態における硬化液7としては、初
期は流動性を有し、その後硬化する液体であればよく、
例えばスキー靴等の足型を取るために用いる硬化剤等が
好適である。
【0061】第6実施形態.図1及び図7を用いて、第
6実施形態の携帯電話無線機用送話部について説明す
る。尚、上述した従来の携帯電話無線機等及び第1実施
形態の構成と同様の構成要件には、同一の符号を付しそ
の説明を省略する。
【0062】図7には、本実施形態の携帯電話無線機を
図1のa−a′線に沿って見た断面が示されている。
【0063】本実施形態の携帯電話無線機用送話部は、
図7に示すように、第1実施形態の構成に近似し、カバ
ーフリップ筐体2bの裏面に、差動マイク3を挿入する
ためのマイク収納部、すなわち円筒状のリブ12aが設
けられ、またマイクホルダ4fは、後気室16になる部
分を除いて、フリップ筐体1aとカバーフリップ筐体2
bに密着するように成形され、更にケーブル5aが挿入
一体成形されている。尚、上記マイクホルダ4fは、密
着性の観点からゴム素材からなる。
【0064】本実施形態の特徴は、カバーフリップ筐体
2bに固定されている振動部材に、差動マイク3が装着
されている。本実施形態において、振動部材は、薄い
(例えば数十ミクロンの厚さ)金属プレート8である。
また、金属プレート8には、差動マイク3が音声を集音
するためのマイクに連通する連通部が設けられている。
本実施形態において、連通部は孔18である。なお、金
属プレート8自体は、薄いプレートであって、カバーフ
リップ筐体2bと同等の強度を有するプレートである。
【0065】従って、金属プレート8を介して音声の振
動を差動マイク3に伝えることができるので、差動マイ
ク3の前気室が不要となり、送話部Aの厚みを薄くする
ことができ、携帯電話無線機自体の厚みも薄型化が可能
となる。更に、差動マイク3を用いる場合、マイク前面
と背面の空気振動の差によって集音するので、マイク前
面の振動部材(すなわち、金属プレート8)に連通部
(すなわち、孔18)を設けることにより、マイク前面
と背面の音圧差のバランスが良好となる。従って、マイ
クの集音の感度が向上する。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る携帯電話無
線機用送話部によれば、マイクホルダにケーブルを収納
することにより、従来のように組み立て時にケーブルと
マイクホルダ及びフリップ筐体との間の隙間を接着剤で
埋める必要がなく、特に後気室の気密性のばらつきを防
止でき、作業性も向上する。また、マイクホルダがフリ
ップ筐体及びカバーフリップ筐体との間に設けられ、送
話部の他の内部空間とマイクの気室とを隔離するように
成形されているので、マイクホルダをマイク収納部に保
持するだけで、簡便にマイクの気室の気密性を確保でき
る。
【0067】また、フリップ筐体及びカバーフリップ筐
体に、それぞれマイクを保持するマイク収納部を設ける
ことにより、マイクホルダは、マイク収納部と協働して
マイクをマイク収納部に確実に保持することができる。
更に、フリップ筐体及びカバーフリップ筐体にそれぞれ
設けられたマイク収納部に、マイクホルダを圧入するこ
とにより、マイクホルダをフリップ筐体とカバーフリッ
プ筐体との間に確実に配置することができる。このた
め、上記同様、フリップ筐体やカバーフリップ筐体の振
動がフリップ内で共鳴して雑音としてマイクに集音され
ることも、受話部からの音声が送話部に回り込みエコー
となってマイクに集音される可能性もなく、良好な感度
が得られる。
【0068】また、振動部材をマイク前面に配置するこ
とによって、振動部材を介して音声をマイクに伝えるこ
とができる。このため、マイクの前気室が不要となり、
フリップの厚みを薄くすることができる。これにより、
携帯電話無線機自体の厚みも薄型化が可能となる。
【0069】また、振動部材に連通部を設けることによ
り、差動マイクを用いる場合のマイク前面と背面の音圧
差のバランスが良好となる。従って、マイクの集音の感
度が向上する。
【0070】また、マイクホルダにケーブルを収納する
ケーブル収納部を設け、またマイクホルダの上下面が、
フリップ筐体及びカバーフリップ筐体との間に配置され
るようにマイクホルダを成形することによって、ケーブ
ル収納後にケーブル収納部とケーブルとの間の空間を接
着剤によって塞ぎ、送話部の他の内部空間とマイクの気
室とを隔離することができる。特に、接着剤の塗布する
場所が特定されており、塞ぐ隙間も限定されているの
で、気密性のばらつきを防止することができる。
【0071】また、マイクホルダをマイク収納部に圧入
してマイクの前気室を気密にすると共に、ケーブルをマ
イクホルダ上に這わせた後、自己融着ゴムをマイクホル
ダ及びケーブルに密着固定し、更に自己融着ゴムの他の
面が、フリップ筐体に密着するように構成したことによ
り、マイクの後気室も気密になる。従って、簡便に送話
部の他の内部空間と前記マイクの気室とを隔離すること
ができる。
【0072】また、フリップ筐体に設けられた注入口か
ら硬化液を注入し、硬化液によってマイク周辺のフリッ
プ筐体とカバーフリップ筐体間の隙間を埋めることによ
り、送話部の他の内部空間とマイクの気室とを隔離する
ことができる。
【0073】以上のように送話部の他の内部空間とマイ
クの気室とを隔離するより、フリップ筐体やカバーフリ
ップ筐体の振動が送話部(すなわち、フリップ)内で共
鳴して雑音としてマイクに集音されることも、受話部か
らの音声が送話部に回り込みエコーとなってマイクに集
音される可能性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な携帯電話無線機の外観を示す斜視図
である。
【図2】 第1実施形態の携帯電話無線機を図1のa−
a′線に沿って見た断面図である。
【図3】 第2実施形態の携帯電話無線機を図1のa−
a′線に沿って見た断面図である。
【図4】 第3実施形態の携帯電話無線機を図1のa−
a′線に沿って見た断面図である。
【図5】 第4実施形態の携帯電話無線機を図1のa−
a′線に沿って見た断面図である。
【図6】 第5実施形態の携帯電話無線機を図1のa−
a′線に沿って見た断面図である。
【図7】 第6実施形態の携帯電話無線機を図1のa−
a′線に沿って見た断面図である。
【図8】 従来の携帯電話無線機を図1のa−a′線に
沿って見た断面図である。
【符号の説明】
1a フリップ筐体、2a カバーフリップ筐体、3
差動マイク、4a マイクホルダ、5a ケーブル、1
2a リブ,14 前気室、16 後気室、21a,2
2a 孔、A 送話部、B 受話部、C 表示部、D
操作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 力 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話部にマイクを内蔵する携帯電話無線
    機において、 前記送話部は、フリップ筐体と、前記フリップ筐体を覆
    うカバーフリップ筐体と、からなり、 前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを挿入
    するためのマイク収納部が設けられ、 更に前記マイクを前記マイク収納部内に保持するための
    マイクホルダが設けられ、 前記マイクホルダは、前記マイクと電気的に接続される
    ケーブルが収納され、更に前記送話部の他の内部空間と
    マイクの気室とを隔離するように、前記フリップ筐体と
    カバーフリップ筐体との間に設けられていることを特徴
    とする携帯電話無線機用送話部。
  2. 【請求項2】 更に、前記マイクホルダは、前記マイク
    収納部と協働して前記マイクを前記マイク収納部に保持
    し、前記マイクと電気的に接続されるケーブルが収納さ
    れ、更に前記送話部の他の内部空間とマイクの気室とを
    隔離するように、前記フリップ筐体とカバーフリップ筐
    体との間に設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の携帯電話無線機用送話部。
  3. 【請求項3】 更に、前記マイクホルダは、前記マイク
    収納部に圧入されると共に、前記マイクと電気的に接続
    されるケーブルが収納され、更に前記送話部の他の内部
    空間とマイクの気室とを隔離するように、前記フリップ
    筐体とカバーフリップ筐体との間に設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯電話無線機用送話
    部。
  4. 【請求項4】 更に、前記フリップ筐体には、前記マイ
    クホルダを圧入固定するためのマイク収納部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話無線
    機用送話部。
  5. 【請求項5】 更に、前記カバーフリップ筐体に固定さ
    れている振動部材に、前記マイクが装着されていること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯電話無線機用送話
    部。
  6. 【請求項6】 前記振動部材には、前記マイクと連通す
    る連通部が設けられていることを特徴とする請求項5に
    記載の携帯電話無線機用送話部。
  7. 【請求項7】 送話部にマイクを内蔵する携帯電話無線
    機において、 前記送話部は、フリップ筐体と、前記フリップ筐体を覆
    うカバーフリップ筐体と、からなり、 前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを挿入
    するためのマイク収納部が設けられ、 更に前記マイクを前記マイク収納部内に保持するための
    マイクホルダが設けられ、 前記マイクホルダは、前記マイク収納部に圧入されると
    共に、前記送話部の他の内部空間とマイクの気室とが隔
    離されるように前記フリップ筐体とカバーフリップ筐体
    のと間に配置され、更に前記マイクと電気的に接続され
    るケーブルを収納するケーブル収納部が設けられ、 前記ケーブル収納後に接着剤によって前記ケーブル収納
    部とケーブルとの間の空間が塞がれることを特徴とする
    携帯電話無線機用送話部。
  8. 【請求項8】 更に、前記フリップ筐体には、前記マイ
    クホルダを圧入固定するためのマイク収納部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項7に記載の携帯電話無線
    機用送話部。
  9. 【請求項9】 送話部にマイクを内蔵する携帯電話無線
    機において、 前記送話部は、フリップ筐体と、前記フリップ筐体を覆
    うカバーフリップ筐体と、からなり、 前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを挿入
    するためのマイク収納部が設けられ、 前記マイク収納部に圧入され前記マイク収納部内に前記
    マイクを固定すると共に前記カバーフリップ筐体と密着
    するマイクホルダと、 前記マイクと電気的に接続されるケーブルと、 前記ケーブルを前記マイクホルダ上に這わせた後前記マ
    イクホルダ及びケーブルに密着固定させる自己融着ゴム
    と、有し、 前記自己融着ゴムは、前記フリップ筐体とも密着して、
    前記送話部の他の内部空間と前記マイクの気室とを隔離
    することを特徴とする携帯電話無線機用送話部。
  10. 【請求項10】 送話部にマイクを内蔵する携帯電話無
    線機において、 前記送話部は、フリップ筐体と、前記フリップ筐体を覆
    うカバーフリップ筐体と、からなり、 前記カバーフリップ筐体の裏面には、前記マイクを挿入
    するためのマイク収納部が設けられ、 更に前記マイクを前記マイク収納部内に保持するための
    マイクホルダが設けられ、 前記マイクホルダは、前記マイク収納部に圧入されると
    共に、前記送話部の他の内部空間と前記マイクの気室と
    を隔離するように前記フリップ筐体とカバーフリップ筐
    体との間に配置され、更に前記マイクと電気的に接続さ
    れるケーブルを挿入可能な凹部が設けられ、 更に、前記フリップ筐体には、注入後硬化する硬化液を
    その内部に注入するための注入口が設けられ、 前記硬化液によって前記マイク周辺の前記フリップ筐体
    とカバーフリップ筐体間の隙間を埋めることを特徴とす
    る携帯電話無線機用送話部。
  11. 【請求項11】 前記マイクは、差動マイクであること
    を特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載
    の携帯電話無線機用送話部。
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