JP3571575B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機に関し、特に携帯電話機の送話部の筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯電話機は、例えば、特開平9−252340号公報に開示されている。同公報によると、携帯電話機の本体筐体を開閉するフリップ部に送話用マイクが保持されている。そして、フリップ部を伝わる受話部等からの音声の共鳴による雑音を送話用マイクを覆うゴム等のマイクホルダーにより防止するようになっている。
【0003】
図24及び図25は、従来の種携帯電話機のフリップ部を開いた状態と閉じた状態を示している。これらの図に示すように、携帯電話機は受話部3、表示部4、操作キー13aを有する第1操作部5a、操作キー13bを有する第2操作部5b及びアンテナ部7が設けられた本体筐体6を備えている。また、第2操作部5bを覆うように本体筐体6の一端部に枢支軸11で回動可能に枢支されたフリップ部12を有している。フリップ部12には内蔵された送話用マイク(不図示)により送話部1が構成されている。
【0004】
第2操作部5bを使用するときには、フリップ部12を回動して開き、第2操作部5bに配置された操作キー13bを操作して入力操作等が行われる。そして、フリップ部12の内面に設けられた集音用穴8bを通して送話用マイクにより送話が行われる。一方、第2操作部5bを使用しない場合には、フリップ部12を回動させて折り畳む。そして、フリップ部12の外面に設けられた集音用穴8aを通して送話用マイクにより送話が行われるようになっている。
【0005】
図26は、図25におけるA−A断面図である。本体筐体6及びフリップ部12は硬質樹脂で形成されており、フリップ部12は外板12aと内板12bとにより内部に空間が形成されている。本体筐体6の内部には操作キー13bに対応するキー接点14、回路部品16を含んだ演算回路基板15、電池17が内設されている。
【0006】
送話用マイク1aはゴム等から成るマイクホルダー1bに挿入され、マイクホルダー1bは内板12bに形成されたマイクホルダー保持用リブ10aに圧入されている。これにより、フリップ部12を伝わって共鳴する雑音が送話用マイク1aに集音されることを防止するようになっている。
【0007】
図27は、他の従来例の携帯電話の断面図を示しており、送話用マイク1aが本体筐体6に内蔵されている。フリップ部12が開かれた際は、本体筐体6に設けられた集音用穴8dを通して送話が行われ、フリップ部12が閉じられた際は、フリップ部12に設けられた集音用穴8c及び集音用穴8dを通して送話が行われるようになっている。
【0008】
そして、本体筐体6とフリップ部12との間の隙間から不要な音が送話用マイク1aに入り込むのを防止するために、フリップ部12の集音用穴8cの外周を覆うようにフリップ部12の内面にノイズ遮蔽用の環状リブ24を形成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図26に示す従来の携帯電話機は、マイクホルダー1bにより受話部3等からフリップ部12を伝わって共鳴する雑音の防止が可能である。しかし、本体筐体6を伝わって共鳴する雑音が集音用穴8bを介して送話用マイク1aに集音されることを防止することができない。
【0010】
同様に、図27に示す従来の携帯電話機は、マイクホルダー1bにより受話部3等から本体筐体6を伝わって共鳴する雑音の防止が可能である。しかし、フリップ部12を伝わって共鳴する雑音が集音用穴8dを介して送話用マイク1aへ集音されることを防止することができない。
【0011】
また、本体筐体6及びフリップ部12が硬質樹脂で成形されているため、部品の寸法精度や組み立てのバラツキにより、本体筐体6とフリップ部12との間に不要な隙間が生じる場合がある。この隙間が生じると、受話部3等からの音がその隙間を通って送話用マイク1aへ集音される問題がある。
【0012】
前述の図27に示す従来の携帯電話機は、本体筐体6とフリップ部12との隙間を伝わる雑音を環状リブ24により遮蔽している。しかし、フリップ部12と同じ硬質樹脂で形成されているため遮蔽が充分でなく、送話感度が低い問題があった。これらの問題は、フリップ部12を有する携帯電話だけでなく、本体筐体を2つに折り畳むような携帯電話においても同様に生じる。
【0013】
本発明は、フリップ部を閉じた状態や本体筐体を折り畳んだ状態での送話用マイクへの雑音を防止することのできる携帯電話機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、第1の筐体と、第1の筐体に枢支されて第1の筐体の前面を開閉する第2の筐体と、第1、第2の筐体のいずれか一方に設けられる送話用マイクと、第1、第2の筐体の少なくとも一方に前記送話用マイクに向けて設けられる集音用穴と、第2の筐体を閉じた際に前記集音用穴の周囲を覆うとともに第1の筐体と第2の筐体との隙間を埋める弾性部材とを備えたことを特徴としている。
【0015】
この構成によると、第2の筐体を閉じると、集音用穴の周囲が弾性部材により覆われて、その閉じる力により弾性部材は第1の筐体と第2の筐体とに密着する。
【0016】
また請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の携帯電話において、前記弾性部材を第1の筐体または第2の筐体と一体成形したことを特徴としている。
【0017】
また請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された携帯電話機において、前記弾性部材の表面に複数の突起を設けたことを特徴としている。
【0018】
また請求項4に記載された発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された携帯電話機において、前記弾性部材を第1、第2の筐体の両方に設けたことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図を参照して説明する。説明の便宜上、従来例の図24乃至図27と同一の部分については同一の符号を付している。図1、図2は本発明の第1実施形態の携帯電話機のフリップ部を開いた状態と閉じた状態を示す斜視図である。
【0020】
携帯電話機は受話部3、表示部4、操作キー13aを有する第1操作部5a、操作キー13bを有する第2操作部5b及びアンテナ部7が設けられた本体筐体6(第1の筐体)を備えている。また、第2操作部5bを覆うように本体筐体6の一端部に枢支軸11で回動可能に枢支されたフリップ部12(第2の筐体)を有している。フリップ部12には内蔵された送話用マイク(不図示)により送話部1が構成されている。
【0021】
図3は、図2のB−B断面図である。本体筐体6は硬質樹脂で形成された上筐体6aと下筐体6bにより箱状に構成されている。上筐体6aには操作キー13bと、これに対応するキー接点14、回路部品16を含んだ演算回路基板15が内設されている。一方、下筐体6bには電池17が収納されている。
【0022】
フリップ部12は内部に空間を有するように外板12a及び内板12bを重ね合わせた構造になっており、一端部に形成したヒンジ部12cに挿通される枢支軸11により本体筐体6の一端部に回動可能に結合されている。送話用マイク1aは、送話用マイク接続用ケーブル19により、ヒンジ部12cを経由して本体筐体6内の演算回路基板15に電気的に接続されている。
【0023】
送話用マイク1aはゴム等から成るマイクホルダー1bに挿入されている。マイクホルダー1bはフリップ部12に設けられたマイクホルダー保持用リブ10aに圧入されている。これにより、受話部3(図2参照)等からフリップ部12を伝わって共鳴する雑音が送話用マイク1aに集音されないようになっている。
【0024】
フリップ部12には、送話用マイク1aに送話音を集音するための集音用穴8a、8bが夫々開口されている。フリップ部12の内板12bの表面には2色成形によりゴム等の弾性を有する材料から成る弾性部材2bが一体成形されている。弾性部材2aは前述の図1に示すように集音用穴8bの周囲を包囲するように馬蹄形を成している。弾性部材2aは接着剤、粘着剤或いは粘着テープ等によりフリップ部12の内板12bに固着してもよい。
【0025】
このような携帯電話は、第2操作部5bを使用するときには、フリップ部12を回動して開き、第2操作部5bに配置された操作キー13bを操作して入力操作等が行われる。そして、フリップ部12の内面に設けられた集音用穴8bを通して送話用マイク1aにより送話が行われる。
【0026】
一方、第2操作部5bを使用しない場合には、フリップ部12を回動させて折り畳む。そして、フリップ部12の外面に設けられた集音用穴8aを通して送話用マイク1aにより送話が行われるようになっている。この時、フリップ部12を閉じる力により、フリップ部12の内面に形成した弾性部材2aが本体筐体6の表面に圧接される。
【0027】
これにより、受話部3等から本体筐体6を伝わって共鳴する雑音、及び本体筐体6とフリップ部12との隙間を伝わる雑音は、集音用穴8bの周囲で弾性部材2aにより吸収される。従って、これらの雑音が集音用穴8bから送話用マイク1aに集音されることを防止することができ、良好な送話感度を得ることができる。弾性部材2aは天然ゴムや合成ゴム等のゴム状弾性を有する材料を使用することができ、軟質樹脂等をスポンジ状に形成してもよい。
【0028】
図4、図5は本発明の第2実施形態の携帯電話機のフリップ部12を開いた状態を示す斜視図及び要部断面図である。本実施形態では、第1実施形態においてフリップ部12に設けた弾性部材2bを本体筐体6の送話用マイク1aに対向する位置に形成している。その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0029】
弾性部材2bは上記と同様に2色成形や接着等により形成することができ、これにより第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本体筐体6の表面に弾性部材2bを形成することにより、送話用マイク1aを収納する内板12bの成形加工の自由度を向上させることができる。
【0030】
図6、図7は本発明の第3実施形態の携帯電話機のフリップ部12を開いた状態を示す斜視図及び要部断面図である。本実施形態は、第1実施形態と同様にフリップ部12に馬蹄形の弾性部材2aを設けるとともに、本体筐体6の送話用マイク1aに対向する位置に弾性部材2cを2色成形により一体成形している。その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0031】
従って、本実施形態は、第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本体筐体6の表面とフリップ部12の両方に形成した弾性部材2a、2cを対向させて形成することにより、本体筐体6とフリップ部12の間の隙間を確実に埋めて密着させることができ、より良好な送話感度を得ることが可能となる。
【0032】
図8、図9は本発明の第4実施形態の携帯電話機のフリップ部12を開いた状態を示す斜視図及び要部断面図である。本実施形態は、本体筐体6に送話用マイク1aが内蔵されて送話部1が構成されている。本体筐体6の上筐体6aの内側にはマイクホルダー保持用リブ10bが形成されている。送話用マイク1aはマイクホルダー1bを介して、マイクホルダー保持用リブ10bに圧入されている。
【0033】
本体筐体6の上筐体6aには送話用マイク1aに対向して集音用穴8dを開口している。上筐体1aの表面には集音用穴8dの周囲を包囲するように環状の弾性部材2dが2色成形により一体成形されている。弾性部材2dは上記各実施形態と同様の弾性を有する材料から成っている。
【0034】
一方、フリップ部12は、ヒンジ部12cにおいて枢支軸11により本体筐体6の一端部に回動可能に枢支された1枚の板材から構成されている。集音用穴8dに対向する位置に集音用穴8dよりやや大径の集音用穴8cを開口している。集音用穴8cを通して送話音の集音が行われるようになっている。
【0035】
このような携帯電話は、第2操作部5bを使用するときには、フリップ部12を回動して開き、第2操作部5bに配置された操作キー13bを操作して入力操作等が行われる。そして、本体筐体6の表面に設けられた集音用穴8dを通して送話用マイク1aにより送話が行われる。
【0036】
一方、第2操作部5bを使用しない場合には、フリップ部12を回動させて折り畳む。そして、フリップ部12に設けられた集音用穴8cを通して送話用マイク1aにより送話が行われるようになっている。この時、フリップ部12を閉じる力により、送話部1に形成した弾性部材2dがフリップ部12に圧接される。
【0037】
これにより、受話部3等からフリップ部12を伝わって共鳴する雑音、及び本体筐体6とフリップ部12との隙間を伝わる雑音は、集音用穴8dの周囲で弾性部材2dにより吸収される。従って、これらの雑音が集音用穴8dから送話用マイク1aに集音されることを防止することができ、良好な送話感度を得ることができる。上記と同様に、弾性部材2dは天然ゴムや合成ゴム等のゴム状弾性を有する材料を使用することができ、軟質樹脂等をスポンジ状に形成してもよい。
【0038】
図10、図11は本発明の第5実施形態の携帯電話機のフリップ部12を開いた状態を示す斜視図及び要部断面図である。本実施形態では、第4実施形態と同様の弾性部材2eをフリップ部12の内面の送話用マイク1aに対向する位置に設けている。その他の構成は第4実施形態と同一である。従って、第4実施形態と同様の効果を得ることができる。また、フリップ部12に弾性部材2eを形成したことにより、本体筐体6の成形加工の自由度を向上させることができる。
【0039】
図12、図13は本発明の第6実施形態の携帯電話機のフリップ部12を開いた状態を示す斜視図及び要部断面図である。本実施形態では、第4実施形態と同様の環状の弾性部材2fを本体筐体6に設けるとともに、フリップ部12の送話用マイク1aに対向する位置に弾性部材2eを2色成形により一体成形している。その他の構成は第4実施形態と同一である。
【0040】
従って、第4、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本体筐体6の表面とフリップ部12の両方に形成した弾性部材2f、2eを対向させて形成することにより、本体筐体6とフリップ部12の間の隙間を確実に埋めて密着させることができ、より良好な送話感度を得ることが可能となる。
【0041】
図14、図15は第7実施形態の携帯電話機の補助筐体を開いた状態を示す斜視図及び補助筐体を閉じた状態を示す斜視図である。また、図16は図15におけるC−C断面図である。携帯電話機の本体筐体6(第1の筐体)は、その外面に受話部3、第1表示部4a及び第2表示部4b、操作キー13aを有する第1操作部5a及びアンテナ部7を備えている。
【0042】
本体筐体6は、上筐体6a及び下筐体6bにより箱体に構成されている。下筐体6bの内部には電池17を備えている。上筐体6aの内部には操作キー13aに対峙するキー接点14a、回路部品16aを含んだ演算回路基板15a、第2表示部4bを形成している表示透明板21及び表示素子22を備えている。
【0043】
一方、補助筐体9(第2の筐体)は内部に空間を有するように内板9a及び外板9bを重ね合わせた構造になっている。補助筐体9は一端部に形成したヒンジ部9cに挿通される枢支軸11により本体筐体6の一端部に回動可能に結合されている。補助筐体9の外板9bの内面には操作キー13bを有する第2操作部5bが形成されている。
【0044】
また補助筐体9の内部には、操作キー13bに対峙するキー接点14bと、キー接点14bに接続される回路部品16bを含んだ演算回路基板15bを備えている。更に、補助筐体9の内部にはマイクホルダー保持用リブ10cが形成されている。送話用マイク1aはマイクホルダー1bを介してマイクホルダー保持用リブ10cに圧入されている。これにより、補助筐体9を伝わって共鳴する雑音が送話用マイク1aに集音されないようになっている。
【0045】
補助筐体9の内板9aには、送話用マイク1aに送話音を集音する集音用穴8eが開口されている。内板9aの表面には集音用穴8eを覆う馬蹄形の弾性部材2hが2色成形により補助筐体9と一体成形されている。弾性部材2hは、第1実施形態と同様に、天然ゴムや合成ゴム等のゴム状弾性を有する材料を使用することができ、軟質樹脂等をスポンジ状に形成してもよい。また、接着剤、粘着剤或いは粘着テープ等により補助筐体9の内板9aの表面に固着してもよい。
【0046】
このような携帯電話は、第2操作部5bを使用するときには、補助筐体9を回動して開き、第2操作部5bに配置された操作キー13bを操作して入力操作等が行われる。そして、補助筐体9の内面に設けられた集音用穴8eを通して送話用マイク1aにより送話が行われる。
【0047】
一方、第2操作部5bを使用しない場合には、補助筐体9を回動させて折り畳む。そして、補助筐体9の外面に設けられた集音用穴8fを通して送話用マイクに1aより送話が行われるようになっている。この時、補助筐体9を閉じる力により、補助筐体9の送話部1に形成した弾性部材2hが本体筐体6の表面に圧接される。
【0048】
これにより、受話部3等から本体筐体6を伝わって共鳴する雑音、及び本体筐体6と補助筐体9との隙間を伝わる雑音は、集音用穴8eの周囲で弾性部材2hにより吸収される。従って、これらの雑音が集音用穴8eから送話用マイク1aに集音されることを防止することができ、良好な送話感度を得ることができる。
【0049】
図17、図18は第8実施形態の携帯電話機の補助筐体9を開いた状態を示す斜視図及び補助筐体9を閉じた状態の要部断面図である。本実施形態は、第7実施形態に対して弾性部材2iを本体筐体6の送話用マイク1aに対向する位置に設けた点で異なるのみであり、その他の構成は第7実施形態と同一である。従って、第7実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0050】
図19、図20は第9実施形態の携帯電話機の補助筐体9を開いた状態を示す斜視図及び補助筐体9を閉じた状態の要部断面図である。本実施形態は、第7実施形態と同様に、補助筐体9に弾性部材2hを設けるとともに、弾性部材2gを本体筐体6の送話用マイク1aに対向する位置に設けている。その他の構成は第7実施形態と同一である。
【0051】
従って、第7実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本体筐体6の表面と補助筐体9の両方に形成した弾性部材2g、2hを対向させて形成することにより、本体筐体6と補助筐体9の間の隙間を確実に埋めて密着させることができ、より良好な送話感度を得ることが可能となる。また、送話マイク1aを本体筐体6に内蔵した際も同様に弾性部材を配することで同様の効果を得ることができる。
【0052】
図21は第10実施形態の携帯電話機の要部断面図である。本実施形態は、第1実施形態の弾性部材2aの下面に突起23を設けている。図22は第11実施形態の携帯電話機の要部断面図である。本実施形態は、第2実施形態の弾性部材2bの上面に突起23を設けている。図23は第12実施形態の携帯電話機の要部断面図である。本実施形態は、第3実施形態の弾性部材2aの下面に突起23を設けている。
【0053】
第10乃至第12実施形態において、弾性部材に突起23を設けているので、フリップ部12を閉じると、その力が突起23に集中的に加わる。このため、突起23が確実に対面する本体筐体6またはフリップ部12に密着される。従って、より効果的に送話用マイク1aへの雑音を遮蔽し、良好な送話感度を得ることができる。また、第7乃至第9実施形態のように、第2操作部5bを有する補助筐体9を開閉する場合においても弾性部材に突起23を設けることで、同様の効果を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、第2の筐体を閉じた状態で送話する場合に、第2の筐体を閉じる力によって弾性部材が第1、第2の筐体に圧接される。このため、受話部等から第1の筐体または第2の筐体を伝わって共鳴する雑音、及び第1、第2筐体の隙間を伝わる雑音は、集音用穴の周囲で弾性部材により吸収される。従って、これらの雑音が集音用穴から送話用マイクに集音されることを防止することができ、良好な送話感度を得ることができる。
【0055】
請求項2の発明によると、部品点数を削減して、集音用穴から雑音が送話用マイクに集音されることを防止する携帯電話を簡単に実現することができる。
【0056】
請求項3の発明によると、突起により弾性部材が確実に対面する筐体に密着され、より効果的に送話用マイクへの雑音を遮蔽し、良好な送話感度を得ることができる。
【0057】
請求項4の発明によると、第1、第2の筐体の両方に形成した弾性部材を対向させて形成することにより、第1の筐体と第2の筐体の間の隙間を確実に埋めて密着させることができ、より良好な送話感度を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の携帯電話機のフリップ部を開いた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す斜視図である。
【図3】図2におけるB−B断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の携帯電話機のフリップ部を開いた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態の携帯電話機のフリップ部を開いた状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態の携帯電話機のフリップ部を開いた状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図10】本発明の第5実施形態の携帯電話機のフリップ部を開いた状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の第5実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図12】本発明の第6実施形態の携帯電話機のフリップ部を開いた状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の第6実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図14】本発明の第7実施形態の携帯電話機の補助筐体を開いた状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第7実施形態の携帯電話機の補助筐体を閉じた状態を示す斜視図である。
【図16】図15におけるC−C断面図である。
【図17】本発明の第8実施形態の携帯電話機の補助筐体を開いた状態を示す斜視図である。
【図18】本発明の第8実施形態の携帯電話機の補助筐体を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図19】本発明の第9実施形態の携帯電話機の補助筐体を開いた状態を示す斜視図である。
【図20】本発明の第9実施形態の携帯電話機の補助筐体を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図21】本発明の第10実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図22】本発明の第11実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図23】本発明の第12実施形態の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図24】従来の携帯電話機のフリップ部を開いた状態を示す斜視図である。
【図25】従来の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す斜視図である。
【図26】図25におけるA−A断面図である。
【図27】他の従来の携帯電話機のフリップ部を閉じた状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 送話部
1a 送話用マイク
1b マイクホルダー
2a〜2i 弾性部材
3 受話部
4 表示部
5a 第1の操作部
5b 第2の操作部
6 本体筐体
7 アンテナ部
8a〜8f 集音用穴
9 補助筐体
10a〜10c マイクホルダー保持用リブ
11 枢支軸
12 フリップ部
13a、13b 操作キー
14 キー接点
15 演算回路基板
16 回路部品
23 突起

Claims (4)

  1. 第1の筐体と、第1の筐体に枢支されて第1の筐体の前面を開閉する第2の筐体と、第1、第2の筐体のいずれか一方に設けられる送話用マイクと、第1、第2の筐体の少なくとも一方に前記送話用マイクに向けて設けられる集音用穴と、第2の筐体を閉じた際に前記集音用穴の周囲を覆うとともに第1の筐体と第2の筐体との隙間を埋める弾性部材とを備えたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記弾性部材を第1の筐体または第2の筐体と一体成形したことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 前記弾性部材の表面に突起を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯電話機。
  4. 前記弾性部材を第1、第2の筐体の両方に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯電話機。
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