JPH0925116A - 層状アルカリ金属ケイ酸塩の製造方法 - Google Patents

層状アルカリ金属ケイ酸塩の製造方法

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JPH0925116A
JPH0925116A JP7176399A JP17639995A JPH0925116A JP H0925116 A JPH0925116 A JP H0925116A JP 7176399 A JP7176399 A JP 7176399A JP 17639995 A JP17639995 A JP 17639995A JP H0925116 A JPH0925116 A JP H0925116A
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JP
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alkali metal
layered
metal silicate
molar ratio
silicate
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JP7176399A
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Fumitomo Noritake
史智 乗竹
Taketoshi Ito
武利 伊藤
Yutaka Yamato
裕 大和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン交換体、吸着剤、触媒などに有用な層
状構造を有する結晶性のアルカリ金属ケイ酸塩を、短時
間で工業的規模で効率よく製造する方法を提供すること
である。 【解決手段】 SiO2/M2O(Mはアルカリ金属)モ
ル比が1〜10、H2O/M2Oモル比が5〜40のアル
カリ金属ケイ酸塩の水溶液に、組成式 M2Six2x+1・yH2O (I) (Mはアルカリ金属、xは3.0〜7.5、yは1以
上)で表わされる層状アルカリ金属ケイ酸塩を、種晶と
して、SiO2に対して0.1〜50重量%の割合で添
加したのち、80〜140℃で熱処理することにより、
前記組成式(I)で表わされる層状アルカリ金属ケイ酸
を製造する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、層状アルカリ金属
ケイ酸塩の製造方法の改良に関するものである。さらに
詳しくいえば、本発明は、イオン交換体、吸着剤、触媒
などに有用な層状構造を有する結晶性のアルカリ金属ケ
イ酸塩を、短時間で工業的規模で効率よく製造する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】層状構造を有する結晶性のアルカリ金属
ケイ酸塩としては、例えばジシリケート(Na2Si2
5)、マカタイト(Na2Si49・5H2O)、アイラ
ーアイト(Na2Si817・10H2O)、マガディア
イト(Na2Si1429・10H 2O)、ケニヤアイト
(Na2Si2041・10H2O)などが一般に知られて
いる。これらはいずれもシリケートのみから成る層構造
とその層間にアルカリ金属イオンを含有しており、この
構造的な特徴から、イオン交換体、吸着剤、触媒などへ
の応用が期待されている。なお、上記の層状アルカリ金
属ケイ酸塩はNaの一部あるいは全部が他のアルカリ金
属に置き換わったものも一般には同じ物質名で呼ばれて
いる。
【0003】このような層状アルカリ金属ケイ酸塩の応
用分野では、層間に存在する交換性のカチオン(上記の
例示物質の中ではNa+)が多いものほど(すなわちN
2O/SiO2モル比が大きいものほど)、より高い機
能の発現を期待できるが、これらの用途では多くの場
合、水溶液中で使用されるので、ジシリケートのような
水溶性のあるものは実質的には不適当であり、したがっ
て交換性Na+を比較的多く含み、かつ、非水溶性ある
いは難溶性であるマカタイトなどの層状アルカリ金属ケ
イ酸塩が有用である。
【0004】マカタイトは、天然ではケニヤ[「Am.
Mineral.」第55巻,第358ページ(197
0年)]やロシア[「Dokl Akad Nauk
SSSR」第255巻,第971ページ(1980
年)]で産出される。しかしながら、このマカタイトを
実用に供する場合は不純物の少ないものが望ましいにも
かかわらず、天然品は不純物が多いため不適当である。
【0005】純度の高いマカタイトは、合成することに
よって得ることができるが、マカタイトを実際に合成し
た例は、これまで、SiO2−Na2O−H2O系水熱反
応で合成したもの[「Z.Kristallogr.」
第197巻,第1ページ(1991年)]及びジエタノ
ールアミンを添加して合成したもの[「Z.Krist
allogr.」第159巻,第203ページ(198
2年)]が報告されているだけであり、しかも後者の報
告では合成条件についての開示もなく、実用化するのが
困難である。
【0006】ところで、マカタイトを、この公知方法に
より製造しようとすると、極めて長時間を要する上、反
応混合物が高粘度化して、取り扱いにくいという欠点が
ある。例えば、マカタイトの結晶化には1か月間という
長期間を要する上に、この反応混合物は100℃以上の
高温であっても全く流動性を有さず、通常の方法では撹
拌ができないため、反応物の容器からの取り出しが非常
に厄介である。したがって従来知られている方法によっ
てマカタイトを工業的規模で製造しようとすれば、製造
コストが上昇するのを避けられず、利用分野が制限され
るのを免れない。
【0007】ところで、層状アルカリ金属ケイ酸塩のS
iO2−Na2O−H2O系水熱反応において、製造時間
を短縮化するには、換言すれば短時間で高結晶性のもの
を得るには、結晶化時の温度を高くすることが通常は最
も簡単で効果的であるが、それぞれの層状アルカリ金属
ケイ酸塩には生成可能な特定の「限界温度」があり、ケ
ニヤアイトは240℃、マガディアイトでは200℃ま
で生成可能だが、アイラーアイトは120℃まで[「C
hem.Tech.」第39巻,第459ページ(19
87年)]、マカタイトの限界温度も120℃以下とさ
れているため、結晶化時の温度をあまり高くすることが
できない。
【0008】ケニヤアイト、マガディアイトは100℃
付近では少なくとも1か月間以上の生成時間を要する
が、170℃の温度を用いることにより、おおよそ数十
時間以内での結晶化が可能となる[「J.Ceram.
Soc.Japan」第100巻,第326ページ(1
982年)]。
【0009】一方、マカタイトを中心とする、組成式 M2Six2x+1・yH2O (式中のMはアルカリ金属、xは3.0〜7.5の数、
yは1以上の数である)で表わされる層状アルカリ金属
ケイ酸塩の生成には、上記の限界温度があるために、結
晶化温度の上昇による生成時間の短縮化は不可能であ
り、このものを工業的規模で安価に製造することは、こ
れまで不可能であった。
【0010】そのほか、層状アルカリ金属ケイ酸塩の製
造方法については種々の方法が提案されているが(特開
昭61−286215号公報、特公平5−53729号
公報)、実際にマカタイトのようなNa2O含量が多い
ものについての製造方法は知られていない。なお、特公
平5−53729号公報や特開昭61−286215号
公報には、水に溶解された又は無定形のアルカリ金属ケ
イ酸塩に酸性化合物を混合し、層状アルカリ金属ケイ酸
塩が晶出するまで70〜250℃の温度に保つ結晶性層
状アルカリ金属ケイ酸塩の製造方法が開示されている
が、実際、このような方法を用いても、マカタイトのよ
うなNa+含量の多い層状アルカリ金属ケイ酸塩を短時
間に製造することはできない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、層状アルカリ金属ケイ酸塩を、反応液の
取り扱いが容易で、かつ短時間に効率よく工業的有利に
製造する方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高結晶性
の層状アルカリ金属ケイ酸塩を短時間で効率よく製造す
る方法について種々の検討を重ねた結果、特定の組成の
アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液に種晶を加え、これを所
定の温度で処理することにより、その目的を達成しうる
ことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。
【0013】すなわち、本発明は、(A)SiO2/M2
O(ただし、Mはアルカリ金属)モル比が1〜10で、
かつH2O/M2Oモル比が5〜40であるアルカリ金属
ケイ酸塩の水溶液に、(B)組成式 M2Six2x+1・yH2O (I) (式中のMはアルカリ金属、xは3.0〜7.5の数、
yは1以上の数である)で表わされる層状アルカリ金属
ケイ酸塩を、種晶として前記(A)成分のSiO 2に対
して、0.1〜50重量%の割合で添加したのち、80
〜140℃の温度で熱処理して結晶化させることを特徴
とする、前記組成式(I)で表わされる層状アルカリ金
属ケイ酸塩の製造方法を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明方法においては、原料とし
て、(A)アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液が用いられ
る。この原料の(A)中に含まれるSiO2とM2O(M
はアルカリ金属)との割合は、SiO2/M2Oモル比が
1〜10の範囲にあることが必要である。このモル比が
1未満では結晶化時間が長くなるし、また10を超える
と所望の組成以外の組成を有する層状アルカリ金属ケイ
酸塩が生成する。所望の層状アルカリ金属ケイ酸塩の純
度及び結晶化時間の面から、好ましいSiO2/M2Oモ
ル比は2〜4の範囲である。
【0015】前記アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液におけ
るアルカリ金属としては、例えばリチウム、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウム、セシウムなどが挙げられる
が、これらの中で、生成物の汎用性及び価格の面から、
ナトリウム及びカリウムが好適である。また、これらの
アルカリ金属は、2種以上が混合した状態で含まれてい
てもよい。
【0016】このアルカリ金属ケイ酸塩の水溶液は、例
えば、SiO2/M2Oモル比が所望の値になるような割
合で水ガラスを、あるいはアルカリ金属の水酸化物や炭
酸塩水溶液と粉体シリカとを組み合わせて調製するの
が、製造コストの点から有利であるが、この方法に限ら
れるものではない。また、結晶化反応終了後、目的の層
状アルカリ金属ケイ酸塩を固液分離した後の分離液を再
利用することも可能である。
【0017】この原料のアルカリ金属ケイ酸塩の水溶液
においては、H2O/M2O(Mはアルカリ金属)モル比
が5〜40の範囲にあることが必要である。このモル比
が5未満では反応系の粘度が著しく高くなり、反応液の
取り扱いが困難となるし、また、40を超えると所望の
組成以外の層状アルカリ金属ケイ酸塩が副生する上、収
量も低下する。反応系の粘度、所望の層状アルカリ金属
ケイ酸塩の純度及び収量などの面から、好ましいH2
/M2Oモル比は10〜25の範囲である。なお、この
水分量は、含有成分の分散、溶解を容易にするために、
最初、H2O/M2Oのモル比を40よりも高くし、後か
ら加熱、蒸発するなどして所望の水分量とすることも可
能である。
【0018】本発明方法においては、前記(A)のアル
カリ金属ケイ酸塩の水溶液に、(B)組成式 M2Six2x+1・yH2O (I) (式中のM、x及びyは前記と同じ意味をもつ)で表わ
される層状アルカリ金属ケイ酸塩が、結晶化促進のため
に種晶として添加される。この種晶として用いられる層
状アルカリの組成の層状アルカリ金属ケイ酸塩を生成さ
せることができるという効果もある。また、各原料成分
や種晶の添加は、室温で行ってもよいし、それよりも高
い温度で行ってもよい。
【0019】本発明方法においては、このようにして調
製されたアルカリ金属ケイ酸塩の水溶液と種晶との混合
物を、熱処理して結晶化させることにより、所望の層状
アルカリ金属ケイ酸塩が得られる。この熱処理は、80
〜140℃の範囲の温度において行うことが必要であ
る。この熱処理温度が80℃未満では処理に長時間を要
し、実用的でなく、また140℃を超えると所望の層状
アルカリ金属ケイ酸塩が生成されにくい。短い処理時間
で所望の層状アルカリ金属ケイ酸塩を効率よく得るに
は、熱処理温度は100〜120℃の範囲が好ましい。
この熱処理は、ある一定の温度に保持してもよいし、場
合によっては徐々に温度を上下させてもよい。また、こ
の熱処理は、密閉容器内で自生圧力下でも、開放系反応
器でも、あるいは水蒸気流通下に反応混合物をおいて行
うこともできる。なお、開放系反応器の場合は蒸発した
水分を捕集し、循環させる装置を備えたものが好まし
い。
【0020】この熱処理に要する時間は結晶化の進行程
度により決定されるが、長くとも100時間以内、通常
は数十時間以内である。熱処理した反応混合物を固液分
離したのち、水あるいは希アルカリ水溶液で洗浄して乾
燥することにより、目的の層状アルカリ金属ケイ酸塩を
得ることができる。固液分離の方法については特に制限
はなく、公知の方法の中から適宜選択して用いることが
できる。また、乾燥処理は、あまり高い温度で行うと結
晶構造が変化して、所望の層状アルカリ金属ケイ酸塩が
得られにくいことから、120℃以下の温度で行うがの
がよい。
【0021】このようにして製造した層状アルカリ金属
ケイ酸塩は酸処理することによって、層状ケイ酸にする
こともできる。この層状ケイ酸は、もととなる層状アル
カリ金属ケイ酸塩に対応して、例えば、以下のような組
成式(H2Oは省略)で示されるものである。 層状アルカリ金属ケイ酸塩→(酸処理)→層状ケイ酸 Na2Si49(マカタイト) → H2Si49(酸型マカタイト)
【0022】
【発明の効果】本発明によると、従来の方法に比べて、
短時間で、かつ反応液の粘度が低く、取り扱いが容易で
あって、工業的規模で高結晶の層状アルカリ金属ケイ酸
塩を製造することができる。本発明方法で得られた層状
アルカリ金属ケイ酸塩は、例えばイオン交換体、吸着
剤、触媒などに利用することができる。また、この層状
アルカリ金属ケイ酸塩を酸処理することにより、対応す
る層状ケイ酸に導くことができ、このものも各種用途に
好適に用いることができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、組成分析は、水分量について
は、800℃、1時間での強熱減量により求め、SiO
2/M2Oモル比は、蛍光X線法により求めた。また、結
晶構造の同定は、Cu−κα線を用いた粉末X線回折測
定を行い、「Z.Kristallogr.」第197
巻,第1ページ(1991年)に記載の測定結果と比較
して行った。
【0024】実施例1 SiO2/Na2Oモル比が3.07、H2O/Na2Oモ
ル比23のケイ酸ナトリウム水溶液(3号水ガラス)1
00重量部を、蒸発成分を凝縮し反応液に戻す装置の付
いたステンレス鋼製反応器に入れ、液温が100℃とな
るまで加熱し、そのまま撹拌しながら、乾燥重量基準で
0.5g(SiO2に対して1.8重量%)のマカタイ
トを添加した。これをそのまま30時間、100℃で撹
拌を続けた後、反応液を排出し、固液分離したのち、洗
浄、乾燥して白色の粉体を得た。この粉体の組成はNa
2Si3.98.8・5.2H2Oで結晶構造解析からマカタ
イトであることが確認された。また、この粉体の量は乾
燥重量基準で種晶の20倍であった。
【0025】実施例2 沈降性ケイ酸と水酸化カリウムと水酸化ナトリウムとか
ら調製したSiO2/M2Oモル比が3.5(MはKとN
aの混合物で、K2O/Na2Oモル比0.15)、H2
O/M2Oモル比が20のアルカリ金属ケイ酸塩水溶液
100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして実
施した。得られた粉末の組成は、Na1. 920.08Si
4.09.0・5.1H2Oで、粉末X線回折の結果と併せ
てマカタイトであることが認められた。また、粉体の量
は乾燥重量基準で種晶の23倍であった。
【0026】実施例3 実施例1において反応後固形分を分離した後の反応液の
組成分析を行い、不足分をシリカゲル、水酸化ナトリウ
ム、精製水で補い、アルカリ金属ケイ酸塩100重量部
を作成し、以下実施例1(ただし、反応時間20時間)
と同様にして実施した。得られた粉体の組成はNa2
4.19.2・5.1H2Oで結晶構造の解析からマカタ
イトであることが確認された。また、この粉体の量は乾
燥重量基準で種晶の32倍であった。
【0027】実施例4 H2O/Na2Oモル比15の水酸化ナトリウム水溶液を
100℃まで加温し、撹拌下に、沈降製ケイ酸(SiO
2/Na2Oモル比3)と実施例1で製造したマカタイト
をSiO2に対する乾燥物基準で5重量%を同時に添加
した。30時間後に実施例1と同様に後処理して得られ
た粉体は、Na2Si4.09・5.2H2Oで結晶構造解
析からマカタイトであることが確認された。また、この
粉体の量は乾燥重量基準で種晶の22倍であった。
【0028】実施例5 実施例1と同じ組成のケイ酸水溶液と種晶マカタイトの
混合物をステンレス鋼製の密閉容器に入れ、120℃で
30時間結晶化させた。得られた粉体の組成はNa2
4.19.2・5.0H2Oで結晶構造の解析からマカタ
イトであることが分かった。また、この粉体の量は乾燥
重量基準で種晶の35倍であった。
【0029】比較例1 実施例1において種晶マカタイトを加えずに実施した。
30時間後反応液は透明で結晶の生成は認められなかっ
た。引き続き、合計150時間、100℃での撹拌を続
けたところ、結晶の析出が認められた。得られた粉体の
組成はNa2Si8.117.2・11H2Oで粉体X線回折
の結果と併せてアイラーアイトであることが確認され
た。
【0030】比較例2 実施例1において3号水ガラスを加熱、蒸発させて、H
2O/Na2Oモル比2.5とし、他は実施例1と同様の
方法で反応を試みたが、ほぼ完全に流動性がなくなり、
通常の撹拌が不可能になった。そこで、この反応混合物
をステンレス鋼製密閉容器に移し、40時間の結晶化を
行った。結晶化後の反応混合物は、さらに硬い固形物と
なり、容器からの取り出しに際しては、少しずつ粉砕し
ながら行わざるを得なかった。得られた粉体を水洗、乾
燥して、粉末X線回折を行ったところ、マカタイトの回
折ピークは弱く、非晶質シリカに由来すると思われるブ
ロードなピークが観測された。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)SiO2/M2O(ただし、Mはア
    ルカリ金属)モル比が1〜10で、かつH2O/M2Oモ
    ル比が5〜40であるアルカリ金属ケイ酸塩の水溶液
    に、(B)組成式 M2Six2x+1・yH2O (I) (式中のMはアルカリ金属、xは3.0〜7.5の数、
    yは1以上の数である)で表わされる層状アルカリ金属
    ケイ酸塩を、種晶として前記(A)成分のSiO 2に対
    して、0.1〜50重量%の割合で添加したのち、80
    〜140℃の温度で熱処理して結晶化させることを特徴
    とする、前記組成式(I)で表わされる層状アルカリ金
    属ケイ酸塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属Mがナトリウム又はカリウ
    ムあるいはその両方である請求項1記載の方法。
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