JPH09251149A - 背面投写型液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

背面投写型液晶プロジェクタ装置

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Publication number
JPH09251149A
JPH09251149A JP8059775A JP5977596A JPH09251149A JP H09251149 A JPH09251149 A JP H09251149A JP 8059775 A JP8059775 A JP 8059775A JP 5977596 A JP5977596 A JP 5977596A JP H09251149 A JPH09251149 A JP H09251149A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
polarizing plate
crystal panel
lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP8059775A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayuki Mihara
久幸 三原
Tsutomu Sakamoto
務 坂本
Toshimitsu Umezawa
俊光 梅沢
Yutaka Saito
裕 斉藤
Toshio Obayashi
稔夫 尾林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09251149A publication Critical patent/JPH09251149A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写される映像のコントラスト低下を軽減
し、画像品位を向上させることが可能な背面投写型液晶
プロジェクタ装置を提供する。 【解決手段】 光源ランプ111と、放物面鏡115
と、第1の偏光板13と、液晶パネル11と、第2の偏
光板15と、投写レンズ127と、フレネルレンズ12
9と、レンチキュラレンズ131とを備える背面投写型
液晶プロジェクタ装置において、液晶パネル11は、複
数の液晶セル群に分割され、少なくともこの液晶パネル
の4つの角部分のいずれかに接する前記液晶セル群は、
その透過軸方向が略放射状であり、第1の偏光板13と
第2の偏光板15は、液晶パネル11の液晶セル群に対
応した偏光方向とし、さらに、レンチキュラレンズ13
1の前面に、液晶パネル11の液晶セル群に対応した偏
光方向の第3の偏向板17を備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン等の
映像を再生する拡大投写装置に関し、特に液晶パネルを
光シャッタとして用いてスクリーン背面から映像を投写
する背面投写型液晶プロジェクタ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ハイビジョン放送に続いて、地上
波テレビジョン放送もワイド画面による放送が始められ
た。また、ケーブルテレビジョンの普及や、今後開始さ
れるディジタルテレビジョン放送、さらにはディジタル
ビデオディスク等の高解像度ソフトウェアが新しく登場
することにより、高品質な大画面映像再生装置が望まれ
ている。ところが従来の直視型ディスプレイ装置に用い
られるCRTは、製造技術、製造コスト、製品の寸法重
量等から40型程度がほぼ限界となる。このため、これ
以上の大画面を実現するものとして、前面投写型または
背面投写型のプロジェクタ方式がある。
【0003】さらに、これらのプロジェクタ方式は、そ
の拡大投写される元の画面を形成するデバイスによっ
て、それぞれCRT方式と液晶方式とがあり、液晶方式
はCRT方式に比べて最大輝度の点では劣るが、フォー
カス性能、装置重量および容積の点で勝ると考えられて
いる。
【0004】図7は、従来の背面投写型液晶プロジェク
タ装置の概要を示すシステム構成図である。また、図8
は、この背面投写型液晶プロジェクタ装置の断面図であ
る。図7において、従来の背面投写型液晶プロジェクタ
装置101は、光源となる光源ランプ111と、光源ラ
ンプ111に電源を供給する電源回路113と、焦点に
光源ランプ111が位置するように配設された放物面鏡
115と、紫外線および赤外線をカットするUV・IR
フィルタ117と、画像を再生する光シャッタを構成す
る第1の偏光板119、液晶パネル121および第2の
偏光板123と、再生された画像を拡大投写する投写レ
ンズ127と、スクリーンを構成するフレネルレンズ1
29、レンチキュラレンズ131と、映像信号が入力さ
れる映像入力端子133と、映像信号から液晶パネル駆
動信号を生成する信号処理回路135と、を備えて構成
されている。
【0005】この従来の背面投写型液晶プロジェクタ装
置101の動作は以下の通りである。まず、ハロゲンラ
ンプ、メタルハライドランプ等を使用した光源ランプ1
11は、電源回路113から所定の電力供給を受けて発
光する。光源ランプ111より発する光は、放物面鏡1
15により右方向に放射する略平行光に制御反射され
る。
【0006】次いで、この放物面鏡115より得られた
略平行光から映像形成に不要かつ有害な紫外線および赤
外線領域の波長がUV・IRフィルタ117によりカッ
トされる。次いで、可視光の波長域の略平行光が偏光方
向を制限通過させるために第1の偏光板119に入射さ
れる。この第1の偏光板119により直線偏光された略
平行光は、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリ
ックス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネ
ル121に入射し、信号処理回路135から与えられる
液晶パネル駆動信号に応じた液晶セル毎の旋光性の空間
分布が与えられる。
【0007】次いで、この液晶パネル121により旋光
性の空間分布が与えられた光を第2の偏光板123に入
射させ、この第2の偏光板123より任意偏光方向の光
のみを選択的に通過させることにより、前記旋光性の空
間分布を光の強さの空間分布すなわち明暗の空間分布を
持つ光(画像を担う光)に変換する。
【0008】次いで、この第2の偏光板123を通過し
た光を、図8に示すように第2の偏光板123と投写レ
ンズ127の間に設けられた第1の反射板137により
方向を変更させて投写レンズ127に入射させる。次い
で、この投写レンズ127からフレネルレンズ129お
よびレンチキュラレンズ131により構成されたスクリ
ーンの背面に向かって拡大投写する。
【0009】フレネルレンズ129は、投写レンズ12
7から発せられた光を観察位置に集光させ、レンチキュ
ラレンズ131は、フレネルレンズ129を通過した光
を任意方向に制御及びまたは拡散する。
【0010】一方、映像入力端子133に入力された映
像信号に基づいて信号処理回路135により液晶パネル
121の各セルの旋光性を制御するために液晶パネル駆
動信号が発生される。
【0011】そして、この背面投写型液晶プロジェクタ
装置101は、レンチキュラレンズ131の前面が裸出
す筐体に格納され、レンチキュラレンズ131の右方か
ら符号141で視点を示す観察者により観察される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
背面投写型液晶プロジェクタ装置では、前面投写型液晶
プロジェクタ装置に比べて、とくに室内を暗くしなくて
も映像を見ることはできるが、外光がスクリーンに反射
するため映像の黒レベルが上昇し、周囲の明るさに応じ
て画像のコントラストが低下するという問題があった。
また、上記従来の背面投写型液晶プロジェクタ装置で
は、画面中央部に比べて画面周辺部、特に画面4隅部の
光量およびコントラストの低下が著しく、画面周辺部の
映像が見にくいという問題があった。
【0013】また、入射面(入射光線と法線を含む平
面)内に振動するP偏光と、前記入射面に垂直な面内で
振動するS偏光では、図4に示すようにS偏光成分の反
射率Rs の方がP偏光成分の反射率Rp より反射率が高
くなる。特に、画面周辺部のように入射角θ0 が大きく
なるとS偏光成分の反射率Rs の上昇がP偏光成分の反
射率Rp に比べ顕著となり、この反射ロスが画面周辺部
の映像を見にくくしている原因の1つになっている。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、投写される映像のコントラスト低下を軽減し、ま
た、画面周辺部の輝度を向上させ、画像品位を向上させ
ることが可能な背面投写型液晶プロジェクタ装置を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、光源ランプと、この光源ランプ
より発する光を略平行光に制御反射する放物面鏡と、こ
の放物面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通過
させる第1の偏光板と、この第1の偏光板を通過した略
平行光が照射されるとともに、それぞれの旋光性を制御
可能なようにマトリックス状に配置された複数の液晶セ
ルを備えた液晶パネルと、この液晶パネルを通過した光
から任意偏光方向の光のみを選択的に通過させる第2の
偏光板と、 この第2の偏光板を通過した光を拡大投写
する投写レンズと、この投写レンズより発せられた光を
任意位置に集光させるフレネルレンズと、このフレネル
レンズを通過した光を任意方向に制御およびまたは拡散
するレンチキュラレンズと、を備えて構成される背面投
写型液晶プロジェクタ装置において、前記液晶パネル
は、複数の独立な液晶セル群に分割され、少なくともこ
の液晶パネルの4つの角部分のいずれかに接する前記液
晶セル群については、その透過軸方向が略放射状であ
り、前記第1の偏光板と前記第2の偏光板は、前記液晶
パネルの液晶セル群に対応した偏光方向に形成され、さ
らに、前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面
までの任意の位置に、前記液晶パネルの液晶セル群に対
応した偏光方向である第3の偏光板を備えたことを要旨
とする。
【0016】請求項1記載の背面投写型液晶プロジェク
タ装置にあっては、液晶パネルを複数の独立な液晶セル
群に分割し、液晶パネルの4つの角部分のいずれかに接
する液晶セル群については、その透過軸方向が略放射状
であり、さらに、投写レンズからレンチキュラレンズ前
面までの任意の位置に前記液晶パネルの液晶セル群に対
応した偏光方向である第3の偏光板を備え、これによ
り、投写される映像のコントラスト低下を軽減し、ま
た、画面周辺部の輝度を向上させ、画像品位を向上させ
ることが可能となる。
【0017】また、請求項2記載の発明は、この光源ラ
ンプより発する光を反射・集光する楕円面鏡と、この楕
円面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通過させ
る第1の偏光板と、この第1の偏光板を通過した略平行
光が照射されるとともに、それぞれの旋光性を制御可能
なようにマトリックス状に配置された複数の液晶セルを
備えた液晶パネルと、この液晶パネルを通過した光から
任意偏光方向の光のみを選択的に通過させる第2の偏光
板と、この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投
写レンズと、この投写レンズより発せられた光を任意位
置に集光させるフレネルレンズと、このフレネルレンズ
を通過した光を任意方向に制御およびまたは拡散するレ
ンチキュラレンズと、を備えて構成される背面投写型液
晶プロジェクタ装置において、前記液晶パネルは、複数
の独立な液晶セル群に分割され、少なくともこの液晶パ
ネルの4つの角部分のいずれかに接する前記液晶セル群
については、その透過軸方向が略放射状であり、前記第
1の偏光板と前記第2の偏光板は、前記液晶パネルの液
晶セル群に対応した偏光方向に形成され、さらに、前記
投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面までの任意
の位置に、前記液晶パネルの液晶セル群に対応した偏光
方向である第3の偏光板を備えたことを要旨とする。
【0018】請求項2記載の背面投写型液晶プロジェク
タ装置にあっては、液晶パネルを複数の独立な液晶セル
群に分割し、液晶パネルの4つの角部分のいずれかに接
する液晶セル群については、その透過軸方向が略放射状
であり、さらに、投写レンズからレンチキュラレンズ前
面までの任意の位置に前記液晶パネルの液晶セル群に対
応した偏光方向である第3の偏光板を備え、これによ
り、投写される映像のコントラスト低下を軽減し、ま
た、画面周辺部の輝度を向上させ、画像品位を向上させ
ることが可能となる。
【0019】また、請求項3記載の発明は、光源ランプ
と、この光源ランプより発する光を略平行光に制御反射
する放物面鏡と、この放物面鏡より得られた略平行光の
偏光方向を制限通過させる第1の偏光板と、この第1の
偏光板を通過した略平行光が照射されるとともに、それ
ぞれの旋光性を制御可能なようにマトリックス状に配置
された複数の液晶セルを備えた液晶パネルと、この液晶
パネルを通過した光から任意偏光方向の光のみを選択的
に通過させる第2の偏光板と、この第2の偏光板を通過
した光を拡大投写する投写レンズと、この投写レンズよ
り発せられた光を任意位置に集光させるフレネルレンズ
と、このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御
およびまたは拡散するレンチキュラレンズとを備えて構
成される背面投写型液晶プロジェクタ装置において、前
記液晶パネルは、透過軸方向が重心から略放射状に形成
され、前記第1の偏光板と前記第2の偏光板は、前記液
晶パネルの液晶セル群に対応した偏光方向に形成され、
さらに、前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前
面までの任意の位置に、前記液晶パネルの液晶セル群に
対応した偏光方向である第3の偏光板を備えたことを要
旨とする。
【0020】請求項3記載の背面投写型液晶プロジェク
タ装置にあっては、液晶パネルの透過軸方向を重心から
略放射状に形成し、さらに、投写レンズからレンチキュ
ラレンズ前面までの任意の位置に前記液晶パネルの液晶
セル群に対応した偏光方向である第3の偏光板を備え、
これにより、投写される映像のコントラスト低下を軽減
し、また、画面周辺部の輝度を向上させ、画像品位を向
上させることが可能となる。
【0021】また、請求項4記載の発明は、光源ランプ
と、この光源ランプより発する光を反射・集光する楕円
面鏡と、この楕円面鏡より得られた略平行光の偏光方向
を制限通過させる第1の偏光板と、この第1の偏光板を
通過した略平行光が照射されるとともに、それぞれの旋
光性を制御可能なようにマトリックス状に配置された複
数の液晶セルを備えた液晶パネルと、この液晶パネルを
通過した光から任意偏光方向の光のみを選択的に通過さ
せる第2の偏光板と、この第2の偏光板を通過した光を
拡大投写する投写レンズと、この投写レンズより発せら
れた光を任意位置に集光させるフレネルレンズと、この
フレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およびま
たは拡散するレンチキュラレンズと、を備えて構成され
る背面投写型液晶プロジェクタ装置において、前記液晶
パネルは、透過軸方向が重心から略放射状に形成され、
前記第1の偏光板と前記第2の偏光板は、前記液晶パネ
ルの液晶セル群に対応した偏光方向に形成され、さら
に、前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面ま
での任意の位置に、前記液晶パネルの液晶セル群に対応
した偏光方向である第3の偏光板を備えたことを要旨と
する。
【0022】請求項4記載の背面投写型液晶プロジェク
タ装置にあっては、液晶パネルの透過軸方向を重心から
略放射状に形成し、さらに、投写レンズからレンチキュ
ラレンズ前面までの任意の位置に前記液晶パネルの液晶
セル群に対応した偏光方向である第3の偏光板を備え、
これにより、投写される映像のコントラスト低下を軽減
し、また、画面周辺部の輝度を向上させ、画像品位を向
上させることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る背面投写
型液晶プロジェクタ装置の第1実施形態の概要を示すシ
ステム構成図である。尚、図中、図7で示したものと同
一のものは同一の符号を付して詳細な説明を省略した。
【0024】図1に示すように、第1実施形態の背面投
写型液晶プロジェクタ装置1は、図6に示した従来の背
面投写型液晶プロジェクタ装置101の液晶パネル12
1を、4つの独立な液晶セル群に分割した液晶パネル1
1Aに変更し、この液晶パネル11Aに対応させて図7
に示した第1の偏光板119を第1の偏光板13に変更
すると共に、図7に示した第2の偏光板123を第2の
偏光板15に変更し、さらに、レンチキュラレンズ13
1の外側に液晶パネル11Aに対応させた第3の偏光板
17を設けたものである。
【0025】液晶パネル11Aは、図2に示すように、
同一面積である4つの液晶セル群11Aa,11Ab,
11Ac,11Adに分割される。液晶セル群11Aa
は、電圧オン状態から電圧オフ状態にすることで入射す
る光を略90度旋光させ、液晶パネル11Aの重心を通
る映像走査方向と同一方向の分割線を基準にして、前記
重心から略45度(π/4)の角を成す線と平行の透過
軸方向となるように構成されている。液晶セル群11A
bは、電圧オン状態から電圧オフ状態にすることで入射
する光を略90度旋光させ、分割線を基準にして、前記
重心から略135度(3π/4)の角を成す線と平行の
透過軸方向となるように構成されている。液晶セル群1
1Acは、電圧オン状態から電圧オフ状態にすることで
入射する光を略90度旋光させ、分割線を基準にして、
前記重心から略225度(5π/4)の角を成す線と平
行の透過軸方向となるように構成されている。液晶セル
群11Adは、電圧オン状態から電圧オフ状態にするこ
とで入射する光を略90度旋光させ、分割線Lを基準に
して、前記重心から略315度(7π/4)の角を成す
線と平行の透過軸方向となるように構成されている。
【0026】第1の偏光板13Aは、図2に示すよう
に、液晶パネル11Aの液晶セル群11Aa,11A
b,11Ac,11Adに対応させて、同一面積の4つ
の領域13Aa,13Ab,13Ac,13Adに分割
されている。領域13Aa,13Ab,13Ac,13
Adのそれぞれの偏光方向は、それぞれ対応する液晶セ
ル群11Aa,11Ab,11Ac,11Adの透過軸
方向に対し90度の角を成すように構成さている。
【0027】第2の偏光板15Aは、図2に示すよう
に、液晶パネル11Aの液晶セル群11Aa,11A
b,11Ac,11Adに対応させて、同一面積の4つ
の領域15Aa,15Ab,15Ac,15Adに分割
されている。領域15Aa,15Ab,15Ac,15
Adのそれぞれの偏光方向は、それぞれ対応する液晶セ
ル群11Aa,11Ab,11Ac,11Adの透過軸
方向と同一方向となるように構成さている。
【0028】第3の偏光板17Aは、図2に示すよう
に、液晶パネル11Aの液晶セル群11Aa,11A
b,11Ac,11Adに対応させて、同一面積の4つ
の領域17Aa,17Ab,17Ac,17Adに分割
されている。領域17Aa,17Ab,17Ac,17
Adのそれぞれの偏光方向は、それぞれ対応する液晶セ
ル群11Aa,11Ab,11Ac,11Adの透過軸
方向と同一方向となるように構成さている。
【0029】次に、第1実施形態の動作を図1〜図3を
用いて説明する。まず、図1に示す光源ランプ111
は、電源回路113から所定の電力供給を受けて発光す
る。光源ランプ111より発する光は、放物面鏡115
により右方向に放射する略平行光に制御反射される。
【0030】次いで、この放物面鏡115より得られた
略平行光から映像形成に不要かつ有害な紫外線および赤
外線領域の波長がUV・IRフィルタ117によりカッ
トされる。次いで、可視光の波長域の略平行光が偏光方
向を制限通過させるために第1の偏光板13に入射され
る。
【0031】第1の偏光板13Aに入射する光は図3の
「入射光」に示すようにあらゆる方向の光を含んでい
る。このため、第1の偏光板13Aでは、入射した光の
内、図3の「第1の偏光板」に示すように映像走査方向
に対し領域13Aa,13Ab,13Ac,13Ad毎
に、それぞれ略45度、略135度、略225度、略3
15度の角を成す光のみを通過させる。尚、図3では液
晶セル群11Aaに対応する第1の偏光板13Aの領域
13Aa、第2の偏光板15Aの領域15a,第3の偏
光板17の領域17aのみを示している。そして、この
第1の偏光板13Aを通過した光は、図2に示すように
液晶パネル11Aに入射される。
【0032】次いで、液晶パネル11Aでは、図1に示
す信号処理回路135から与えられる液晶パネル駆動信
号に応じて、図3の「液晶パネル」に示すように電圧オ
ン状態から電圧オフ状態にすることにより入射光を液晶
セル群11Aa,11Ab,11Ac,11Ad毎に略
90度旋光する。そして、この略90度旋光された光は
図2に示すように第2の偏光板15Aに入射される。
【0033】次いで、第2の偏光板15Aは、図3の
「第2の偏光板」に示すように液晶パネル11Aの透過
軸方向と同一方向の偏光のみを選択的に通過させる。そ
して、この第2の偏光板15Aを通過した光は、投写レ
ンズ127に入射され、フレネルレンズ129に映像と
して投写される。この投写された映像は、フレネルレン
ズ129により観察位置に集光され、レンチキュラレン
ズ131により任意方向に制御及びまたは拡散される。
即ち、フレネルレンズ129によりスクリーン周辺部が
暗くなるのが防止され、レンチキュラレンズ131によ
り視野角が広げられる。
【0034】そして、第3の偏光板17Aでは、図3の
「第3の偏光板」に示すように、液晶パネル11Aの透
過軸方向と同一方向の偏光のみを選択的に通過させる。
【0035】放射状の透過軸を持った第3の偏光板17
Aを通過した光は画面中心から放射状の偏光方向を持っ
た光であり、フレネルレンズ129の各部にP偏光で入
射することになる。ここで図4に示すようにS偏光成分
の反射率Rs の方がP偏光成分の反射率Rp より反射率
が高くなる。特に、画面周辺部のように入射角θ0 が大
きくなるとS偏光成分の反射率Rs の上昇がP偏光成分
の反射率Rp に比べ顕著となり、この反射ロスが画面周
辺部の映像を見にくくしている原因の1つになってい
る。しかしながらここでは、フレネルレンズ129の各
部にP偏光で入射することになる。よって、フレネルレ
ンズ129での反射ロスがランダム光やS偏光の場合よ
り少なく、角度が大きい場所ほど効果が大きいために、
画面周辺部でのロスが減り、周辺部まで明るい映像を得
ることができる。
【0036】また、第3の偏光板17Aを備えることに
より、レンチキュラレンズ131外側から反射する外光
に含まれる偏光板の偏光方向と垂直な偏光成分をカット
することができ、外光の反射率を低下させ、画像のコン
トラストの低下を軽減させる。
【0037】そして、第3の偏光板17Aの右方向から
符号141で視点を示す観察者により観察される。
【0038】このように、第1実施形態では、液晶パネ
ル11Aを4つの液晶セル群11Aa,11Ab,11
Ac,11Adに分割し、第1の偏光板13Aと第2の
偏光板15Aをこの液晶パネル11Aに対応させて構成
し、さらに、レンチキュラレンズ131の外側に第3の
偏光板17Aを液晶パネル11に対応させて配設してい
るので、投写される映像のコントラスト低下を軽減し、
また、画面周辺部の輝度を向上させることができる。
【0039】次に、本発明に係る背面投写型液晶プロジ
ェクタ装置の第2実施形態を図5を用いて説明する。
尚、図5では、第2実施形態の主要部を示し、図1に示
した光源ランプ111、電源回路113、UV・IRフ
ィルタ117、信号処理回路135および映像入力端子
137の記載は省略する。また、図5中、図1に示した
ものと同一のものは同一の符号を付して詳細な説明を省
略した。
【0040】図5に示すように、第2実施形態では、図
2に示した第1実施形態の液晶パネル11Aを液晶パネ
ル11Bに変更すると共に、第1の偏光板13A、第2
の偏光板15A、第3の偏光板17Aをこの液晶パネル
11Bに対応させて、第1の偏光板13B、第2の偏光
板15B、第3の偏光板17Bに変更したものである。
【0041】液晶パネル11Bは、特に、ハイビジョン
放送等のワイド画面(アスペクト比16:9)に対応さ
せたもので、図5に示すように4つの角部分に接する同
一面積の4つの液晶セル群11Ba,11Bb,11B
c,11Bd,11Beと、中央部分を映像走査方向に
対し垂直方向に分割した1つの液晶セル11Beとから
成る。
【0042】液晶パネル11Bの4つの角部分に接する
同一面積の4つの液晶セル群11Ba,11Bb,11
Bc,11Bdは、図2に示す液晶セル11Aa,11
Ab,11Ac,11Adと同様に略45度、略135
度、略225度、略315度の角を成す光のみを通過さ
せる。また、液晶パネル11Bの中央部分の液晶セル1
1Beは、電圧オン状態から電圧オフ状態にすることで
入射する光を略90度旋光させ、映像走査方向と同一方
向の透過軸方向となるように構成されている。
【0043】第1の偏光板13Bは、図5に示すよう
に、液晶パネル11Bの液晶セル群11Ba,11B
b,11Bc,11Bd,11Beに対応させて、5つ
の領域13Ba,13Bb,13Bc,13Bd、13
Beに分割されている。領域13Ba,13Bb,13
Bc,13Bd,13Beのそれぞれの偏光方向は、そ
れぞれ対応する液晶セル群11Ba,11Bb,11B
c,11Bd,11Beの透過軸方向に対し略90度の
角を成すように構成されている。
【0044】第2の偏光板15Bは、図5に示すよう
に、液晶パネル11Bの液晶セル群11Ba,11B
b,11Bc,11Bd,11Beに対応させて、5つ
の領域15Ba,15Bb,15Bc,15Bd,15
Beに分割されている。領域15Ba,15Bb,15
Bc,15Bd,11Beのそれぞれの偏光方向は、そ
れぞれ対応する液晶セル群11Ba,11Bb,11B
c,11Bd,11Beの透過軸方向と同一方向となる
ように構成さている。
【0045】第3の偏光板17Bは、図5に示すよう
に、液晶パネル11Bの液晶セル群11Ba,11B
b,11Bc,11Bd,11Beに対応させて、5つ
の領域17Ba,17Bb,17Bc,17Bdに分割
されている。領域17Ba,17Bb,17Bc,17
Bdのそれぞれの偏光方向は、それぞれ対応する液晶セ
ル群11Ba,11Bb,11Bc,11Bd,11B
eの透過軸方向と同一方向となるように構成さている。
【0046】次に、第2実施形態の動作を図5を用いて
説明する。尚、図2に示した光源ランプ111、電源回
路113、方物面鏡115、UV・IRフィルタ117
の動作は同一であるので第1の偏光板13Bからの動作
を説明する。
【0047】第1の偏光板13Bに入射する光はあらゆ
る方向の光を含んでいる。このため、第1の偏光板13
Bでは、入射した光の内、映像走査方向に対し領域13
Ba,13Bb,13Bc,13Bd,14Be毎に、
それぞれ略45度、略135度、略225度、略315
度、略90度の角を成す光のみを通過させる。そして、
この第1の偏光板13Bを通過した光は、図5に示すよ
うに液晶パネル11Bに入射される。
【0048】次いで、液晶パネル11Bでは、図示しな
い信号処理回路から与えられる液晶パネル駆動信号に応
じて、電圧オン状態から電圧オフ状態にすることにより
入射光を液晶セル群11Ba,11Bb,11Bc,1
1Bd,11Be毎に略90度旋光する。そして、この
略90度旋光された光は第2の偏光板15Bに入射され
る。
【0049】次いで、第2の偏光板15Bは、液晶パネ
ル11Bの透過軸方向と同一方向の偏光のみを選択的に
通過させる。そして、この第2の偏光板15Bを通過し
た光は、投写レンズ127に入射され、フレネルレンズ
129に映像として投写される。この投写された映像
は、フレネルレンズ129により観察位置に集光され、
レンチキュラレンズ131により任意方向に制御及びま
たは拡散される。即ち、フレネルレンズ129によりス
クリーン周辺部が暗くなるのが防止され、レンチキュラ
レンズ131により視野角が広げられる。
【0050】そして、第3の偏光板17Bでは、液晶パ
ネル11Bの透過軸方向と同一方向の偏光のみを選択的
に通過させる。
【0051】放射状の透過軸を持った第3の偏光板17
Bを通過した光は画面中心から放射状の偏光方向を持っ
た光であり、フレネルレンズ129の各部にP偏光で入
射することになる。よって、フレネルレンズ129での
反射ロスがランダム光やS偏光の場合より少なく、角度
が大きい場所ほど効果が大きいために、画面周辺部での
ロスが減り、周辺部まで明るい映像を得ることができ
る。
【0052】また、第3の偏光板17Bを備えることに
より、レンチキュラレンズ131外側から反射する外光
に含まれる偏光板の偏光方向と垂直な偏光成分をカット
することができ、外光の反射率を低下させ、画像のコン
トラストの低下を軽減させる。
【0053】このように、第2実施形態では、液晶パネ
ル11Bを5つの液晶セル11Ba,11Bb,11B
c,11Bd,11Beに分割し、第1の偏光板13B
と第2の偏光板15Bをこの液晶パネル11Bに対応さ
せて構成し、さらに、レンチキュラレンズ131の外側
に第3の偏光板17Bを液晶パネル11に対応させて配
設しているので、投写される映像のコントラスト低下を
軽減し、また、画面周辺部の輝度を向上させることがで
きる。
【0054】尚、第2の実施形態では、液晶パネル11
B中央部分の透過軸方向を映像操作方向と同一方向と
し、ワイド画面に対応させているので、画面のワイド化
による画面周辺部のコントラストの低下を軽減すること
ができる。尚、第2実施形態は、ワイド画面に対応させ
たものであるが、アスペクト比4:3の画面に適用して
も良い。
【0055】さらに、第1実施形態と第2実施形態で
は、液晶セル群11Aa(11Ba),11Ab(11
Bb),11Ac(11Bc),11Ad(11Bc)
の偏光方向をそれぞれ映像操作方向に対し、略45度、
略135度、略225度、略315度としているが、こ
の偏光方向に限らず、液晶パネル11A全体として略放
射状になれば他の偏光方向でも良い。
【0056】さらに、第1実施形態では液晶パネル11
Aを4つに分割、第2実施形態では液晶パネル11Bを
5つに分割しているが、分割数および分割方法はこれら
に限定されるものではなく、他の分割数、分割方法でも
良い。
【0057】次に、本発明に係る背面投写型液晶プロジ
ェクタ装置の第3実施形態を図6を用いて説明する。
尚、図6では、第3実施形態の主要部を示し、図1に示
した光源ランプ111、電源回路113、UV・IRフ
ィルタ117、信号処理回路135および映像入力端子
137の記載は省略する。また、図6中、図1に示した
ものと同一のものは同一の符号を付して詳細な説明を省
略した。
【0058】図6に示すように、第3実施形態では、図
2に示した第1実施形態の液晶パネル11Aを液晶パネ
ル11Cに変更すると共に、第1の偏光板13A、第2
の偏光板15A、第3の偏光板17Aをこの液晶パネル
11Bに対応させて、第1の偏光板13C、第2の偏光
板15C、第3の偏光板17Cに変更したものである。
【0059】液晶パネル11Cは、図6に示すように透
過軸方向が放射状となるように形成されている。第1の
偏光板13Cは、図6に示すように偏光方向が液晶パネ
ル11Cの透過軸方向に対し、略90度すなわち、重心
を中心とした同心円となるように形成されている。第2
の偏光板15Cは、図6に示すように偏光方向が液晶パ
ネル11Cの透過軸方向と同一方向となるように形成さ
れている。第3の偏光板17Cは、図6に示すように、
偏光方向が液晶パネル11Cの透過軸方向と同一方向と
なるように形成されている。
【0060】次に、第3実施形態の動作を図6を用いて
説明する。尚、図2に示した光源ランプ111、電源回
路113、方物面鏡115、UV・IRフィルタ117
の動作は同一であるので第1の偏光板13Bからの動作
を説明する。第1の偏光板13Cに入射する光はあらゆ
る方向の光を含んでいる。このため、第1の偏光板13
Cでは、入射した光の内、重心を中心とした同心円の光
のみを通過させる。そして、この第1の偏光板13Bを
通過した光は、図2に示すように液晶パネル11Cに入
射される。
【0061】次いで、液晶パネル11Cでは、図示しな
い信号処理回路から与えられる液晶パネル駆動信号に応
じて、電圧オン状態から電圧オフ状態にすることにより
入射光を略90度旋光する。即ち、偏光方向が同心円か
ら放射状に変換される。
【0062】次いで、第2の偏光板15Cは、液晶パネ
ル11Cの透過軸方向と同一方向の偏光のみを選択的に
通過させる。そして、この第2の偏光板15Cを通過し
た光は、投写レンズ127に入射され、フレネルレンズ
129に映像として投写される。この投写された映像
は、フレネルレンズ129により観察位置に集光され、
レンチキュラレンズ131により任意方向に制御及びま
たは拡散される。即ち、フレネルレンズ129によりス
クリーン周辺部が暗くなるのが防止され、レンチキュラ
レンズ131により視野角が広げられる。
【0063】そして、第3の偏光板17Cでは、液晶パ
ネル11Cの透過軸方向と同一方向の偏光のみを選択的
に通過させる。
【0064】放射状の透過軸を持った第3の偏光板17
Aを通過した光は画面中心から放射状の偏光方向を持っ
た光であり、フレネルレンズ129の各部にP偏光で入
射することになる。よって、フレネルレンズ129での
反射ロスがランダム光やS偏光の場合より少なく、角度
が大きい場所ほど効果が大きいために、画面周辺部での
ロスが減り、周辺部まで明るい映像を得ることができ
る。
【0065】また、第3の偏光板17Cを備えることに
より、レンチキュラレンズ131外側から反射する外光
に含まれる偏光板の偏光方向と垂直な偏光成分をカット
することができ、外光の反射率を低下させ、画像のコン
トラストの低下を軽減させる。
【0066】このように、第3実施形態では、液晶パネ
ル11Cの透過軸方向を放射状とし、第1の偏光板13
Cと第2の偏光板15Cをこの液晶パネル11Cに対応
させて構成し、さらに、レンチキュラレンズ131の外
側に第3の偏光板17Cを液晶パネル11Cに対応させ
て配設しているので、投写される映像のコントラスト低
下を軽減し、また、画面周辺部の輝度を向上させること
ができる。
【0067】尚、第3実施形態の液晶パネル11Cの透
過軸方向は放射状であるが、液晶パネル11を放射状の
液晶セル群に複数分割し、それぞれ液晶セル群の透過軸
方向を放射状もしくはぞれぞれの液晶セル群中の任意位
置と液晶パネル11の重心を結ぶ線と平行となるように
しても良い。
【0068】尚、上記の実施の形態の第3の偏光板17
A,17B,17Cの外側もしくはレンチキュラレンズ
131と第3の偏光板17A,17B,17Cの間に任
意の透過率を有する光透過板を設けても良い。この場
合、投写される映像の輝度は多少低下するが、コントラ
ストを向上させることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1と請求項2
記載の発明によれば、液晶パネルが複数の独立な液晶セ
ル群に分割され、少なくともこの液晶パネルの4つの角
部分のいずれかに接する前記液晶セル群については、そ
の透過軸方向が略放射状であり、スクリーン(フレネ
ル)反射面の反射率を低下させるべくP偏光で照射させ
ているので、周辺の輝度が向上し、さらに、投写レンズ
からレンチキュラレンズ前面までの任意の位置に前記液
晶パネルの液晶セル群に対応した偏光方向である第3の
偏光板を備えているので、レンチキュラレンズ外側から
反射する外光に含まれる偏光板の偏光方向と垂直な偏光
成分をカットすることができ、外光の反射率を低下さ
せ、画像のコントラストの低下を軽減し、画像品位を向
上させることが可能となる。
【0070】さらに、請求項3と請求項4記載の発明に
よれば、液晶パネルが透過軸方向が重心から略放射状に
形成され、スクリーン(フレネル)反射面の反射率を低
下させるべくP偏光で照射させているので、周辺の輝度
が向上し、さらに、投写レンズからレンチキュラレンズ
前面までの任意の位置に前記液晶パネルの液晶セル群に
対応した偏光方向である第3の偏光板を備えているの
で、レンチキュラレンズ外側から反射する外光に含まれ
る偏光板の偏光方向と垂直な偏光成分をカットすること
ができ、外光の反射率を低下させ、画像のコントラスト
の低下を軽減し、画像品位を向上させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第1実施形態の概要を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第1実施形態の主要部の構成を示した図である。
【図3】図2に示した偏光板の偏光方向および液晶パネ
ルの透過軸方向を示した図である。
【図4】S偏光とP偏光の反射率を示す図である。
【図5】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第2実施形態の主要部の構成を示した図である。
【図6】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第3実施形態の主要部の構成を示した図である。
【図7】従来の背面投写型液晶プロジェクタ装置の概要
を示すシステム構成図である。
【図8】従来の背面投写型液晶プロジェクタ装置の断面
図である。
【符号の説明】
1 背面投写型液晶プロジェクタ装置 11A,11B,11C 液晶パネル 11Aa,11Aa,11Ab,11Ac,11Ad,
11Ba,11Ba,11Bb,11Bc,11Bd,
11Be 液晶セル群 13A,13B,13C 第1の偏光板 15A,15B,15C 第2の偏光板 17A,17B,17C 第3の偏光板 111 光源ランプ 115 放物面鏡 117 UV・IRフィルタ 127 投写レンズ 129 フレネルレンズ 131 レンチキュラレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅沢 俊光 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内 (72)発明者 斉藤 裕 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内 (72)発明者 尾林 稔夫 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプと、この光源ランプより発す
    る光を略平行光に制御反射する放物面鏡と、 この放物面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通
    過させる第1の偏光板と、 この第1の偏光板を通過した略平行光が照射されるとと
    もに、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリック
    ス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
    と、 この液晶パネルを通過した光から任意偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる第2の偏光板と、 この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投写レン
    ズと、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、 を備えて構成される背面投写型液晶プロジェクタ装置に
    おいて、 前記液晶パネルは、複数の独立な液晶セル群に分割さ
    れ、少なくともこの液晶パネルの4つの角部分のいずれ
    かに接する前記液晶セル群については、その透過軸方向
    が略放射状であり、前記第1の偏光板と前記第2の偏光
    板は、前記液晶パネルの液晶セル群に対応した偏光方向
    に形成され、さらに、前記投写レンズから前記レンチキ
    ュラレンズ前面までの任意の位置に、前記液晶パネルの
    液晶セル群に対応した偏光方向である第3の偏光板を備
    えたことを特徴とする背面投写型液晶プロジェクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 光源ランプと、 この光源ランプより発する光を反射・集光する楕円面鏡
    と、 この楕円面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通
    過させる第1の偏光板と、 この第1の偏光板を通過した略平行光が照射されるとと
    もに、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリック
    ス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
    と、 この液晶パネルを通過した光から任意偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる第2の偏光板と、 この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投写レン
    ズと、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、 を備えて構成される背面投写型液晶プロジェクタ装置に
    おいて、 前記液晶パネルは、複数の独立な液晶セル群に分割さ
    れ、少なくともこの液晶パネルの4つの角部分のいずれ
    かに接する前記液晶セル群については、その透過軸方向
    が略放射状であり、前記第1の偏光板と前記第2の偏光
    板は、前記液晶パネルの液晶セル群に対応した偏光方向
    に形成され、さらに、前記投写レンズから前記レンチキ
    ュラレンズ前面までの任意の位置に、前記液晶パネルの
    液晶セル群に対応した偏光方向である第3の偏光板を備
    えたことを特徴とする背面投写型液晶プロジェクタ装
    置。
  3. 【請求項3】 光源ランプと、 この光源ランプより発する光を略平行光に制御反射する
    放物面鏡と、 この放物面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通
    過させる第1の偏光板と、 この第1の偏光板を通過した略平行光が照射されるとと
    もに、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリック
    ス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
    と、 この液晶パネルを通過した光から任意偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる第2の偏光板と、 この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投写レン
    ズと、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、 を備えて構成される背面投写型液晶プロジェクタ装置に
    おいて、 前記液晶パネルは、透過軸方向が重心から略放射状に形
    成され、前記第1の偏光板と前記第2の偏光板は、前記
    液晶パネルの液晶セル群に対応した偏光方向に形成さ
    れ、さらに、前記投写レンズから前記レンチキュラレン
    ズ前面までの任意の位置に、前記液晶パネルの液晶セル
    群に対応した偏光方向である第3の偏光板を備えたこと
    を特徴とする背面投写型液晶プロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 光源ランプと、 この光源ランプより発する光を反射・集光する楕円面鏡
    と、 この楕円面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通
    過させる第1の偏光板と、 この第1の偏光板を通過した略平行光が照射されるとと
    もに、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリック
    ス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
    と、 この液晶パネルを通過した光から任意偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる第2の偏光板と、 この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投写レン
    ズと、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、 を備えて構成される背面投写型液晶プロジェクタ装置に
    おいて、 前記液晶パネルは、透過軸方向が重心から略放射状に形
    成され、前記第1の偏光板と前記第2の偏光板は、前記
    液晶パネルの液晶セル群に対応した偏光方向に形成さ
    れ、さらに、前記投写レンズから前記レンチキュラレン
    ズ前面までの任意の位置に、前記液晶パネルの液晶セル
    群に対応した偏光方向である第3の偏光板を備えたこと
    を特徴とする背面投写型液晶プロジェクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の偏光板の外側もしくは前記レ
    ンチキュラレンズと前記第3の偏光板との間に任意の透
    過率を有する光透過板をさらに設けたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の背面投写型
    液晶プロジェクタ装置。
JP8059775A 1996-03-15 1996-03-15 背面投写型液晶プロジェクタ装置 Pending JPH09251149A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215489A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Nitto Denko Corp 多軸偏光子及び液晶表示装置
JP2022087142A (ja) * 2018-08-09 2022-06-09 株式会社アスカネット 遮光手段

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