JPH09251164A - 背面投写型液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

背面投写型液晶プロジェクタ装置

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Publication number
JPH09251164A
JPH09251164A JP8059480A JP5948096A JPH09251164A JP H09251164 A JPH09251164 A JP H09251164A JP 8059480 A JP8059480 A JP 8059480A JP 5948096 A JP5948096 A JP 5948096A JP H09251164 A JPH09251164 A JP H09251164A
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JP
Japan
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light
liquid crystal
lens
polarizing plate
projector device
Prior art date
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Pending
Application number
JP8059480A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayuki Mihara
久幸 三原
Tsutomu Sakamoto
務 坂本
Toshimitsu Umezawa
俊光 梅沢
Yutaka Saito
裕 斉藤
Toshio Obayashi
稔夫 尾林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09251164A publication Critical patent/JPH09251164A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントラストが改善された背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置を提供する。 【解決手段】 光源ランプ111より発する光を放物面
鏡115により略平行光に制御反射し、この略平行光を
偏光板119により偏光させた光を液晶パネル121を
通過させることにより画素毎に所望の旋光性を付与し、
画素毎に旋光性を付与された光から偏光板123により
任意偏光方向の光のみを選択的に通過させて、投写レン
ズ127によりスクリーンへ投写する。スクリーンは、
フレネルレンズ129、レンチキュラレンズ131及び
偏光膜13よりなり、偏光膜13の偏光方向は、偏光板
123と揃えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン等の
再生映像を拡大投写する投写装置に係り、特に、液晶パ
ネルを映像再生用の光シャッタとして用いて、スクリー
ン背面から映像を投写する背面投写型液晶プロジェクタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョン放送に続いて、地上波テレ
ビジョン放送もワイド画面による放送が始められた。ま
た、ケーブルテレビジョンの普及や、今後開始されるデ
ィジタルテレビジョン放送、さらにはディジタルビデオ
ディスク等の高解像度ソフトウェアが新しく登場するこ
とにより、高品質な大画面映像再生装置が望まれてい
る。
【0003】ところが従来の直視型ディスプレイ装置に
用いられるCRTは、製造技術、製造コスト、製品の寸
法重量等から40型程度がほぼ限界となり、これ以上の
大画面を実現するには、前面投写型または背面投写型の
プロジェクター方式がある。
【0004】さらに、これらのプロジェクター方式は、
その拡大投写される元の画面を形成するデバイスによっ
て、それぞれCRT方式と液晶方式とがあり、液晶プロ
ジェクタはCRTプロジェクタに比べて最大輝度では劣
るが、フォーカス性能、小型軽量化の点で勝ると考えら
れている。
【0005】図8は従来の背面投写型液晶プロジェクタ
装置の概要を示すシステム構成図であり、図9は同背面
投写型液晶プロジェクタ装置の構造を示す断面図であ
る。
【0006】これらの図において、従来の背面投写型液
晶プロジェクタ装置101は、光源となる光源ランプ1
11と、光源ランプ111に電源を供給する電源回路1
13と、焦点に光源ランプ111が位置するように配設
された放物面鏡115と、紫外線及び赤外線をカットす
るUV・IRフィルタ117と、画像再生のための光シ
ャッタを構成する偏光板119、液晶パネル121及び
偏光板123の組と、反射鏡137と、再生された画像
を拡大投写する投写レンズ127と、反射鏡139と、
スクリーンを構成するフレネルレンズ129及びレンチ
キュラレンズ131と、映像信号が入力される映像入力
端子133と、映像信号から液晶パネル駆動信号を生成
する信号処理回路135と、を備えて構成されている。
【0007】この従来の背面投写型液晶プロジェクタ装
置101の動作は以下の通りである。まず、ハロゲンラ
ンプ、メタルハライドランプ等を使用した光源ランプ1
11は、電源回路113から所定の電力供給を受けて発
光する。光源ランプ111より発する光は、放物面鏡1
15により右方向に放射する略平行光に制御反射され
る。 次いで、この放物面鏡115より得られた略平行
光から画像形成に不要かつ有害な紫外線及び赤外線領域
の波長がUV・IRフィルタ117によりカットされ
る。
【0008】次いで、可視光の波長域の略平行光が偏光
方向を制限通過させるために偏光子である偏光板119
に入射される。この偏光板119により直線偏光された
略平行光は、それぞれの旋光性を制御可能なようにマト
リックス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パ
ネル121に入射し、信号処理回路135から与えられ
る液晶セル駆動信号に応じた液晶セル毎の旋光性の空間
分布が与えられる。
【0009】次いで、この液晶パネル121により旋光
性の空間分布が与えられた光を検光子である偏光板12
3に入射させ、この偏光板123より任意偏光方向の光
のみを選択的に通過させることにより、前記旋光性の空
間分布を光の強さの空間分布すなわち明暗の空間分布を
持つ光(画像を担う光)に変換する。
【0010】次いで、この偏光板123を通過した光を
反射鏡137より反射させてその方向を変えて投写レン
ズ127に入射させる。次いで、この投写レンズ127
から反射鏡139を経て、フレネルレンズ129及びレ
ンチキュラレンズ131により構成されたスクリーンの
背面へ向かって拡大投写する。
【0011】フレネルレンズ129は、投写レンズから
発せられた光を観察位置に集光させ、レンチキュラレン
ズ131は、このフレネルレンズ129を通過した光を
任意方向に制御およびまたは拡散する。
【0012】一方、映像入力端子133に入力された映
像信号に基づいて信号処理回路135により液晶パネル
121の各セルの旋光性を制御するための駆動信号が発
生され、液晶パネル121に供給される。
【0013】そして、この背面投写型液晶プロジェクタ
装置101は、レンチキュラレンズ131の前面が裸出
する筐体に格納され、レンチキュラレンズ131の右方
から符号141で視点を示す観察者により画像が観察さ
れる。
【0014】この様な従来の背面投写型液晶プロジェク
タ装置においては、液晶パネル及び偏光板によりなる光
シャッタを通過した光は直線偏光であることを利用して
コントラストの向上を図ったものは存在しなかった。
【0015】さらに、投写レンズとフレネルレンズとの
間に少なくとも1枚の反射鏡を設けて投写レンズからス
クリーンまでの光路を反射鏡により折り曲げて背面投写
型液晶プロジェクタ装置を小型化したものが知られてい
るが、この様な装置において、反射鏡の反射面における
偏光方向による反射率の相違を利用して、反射率が高
く、明るい画像が得られるS偏光を利用したものはなか
った。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の背面投写型液晶プロジェクタ装置は、前面投写型液
晶プロジェクタ装置に比べて、特に室内を暗くしなくて
も映像を見ることはできるが、外光がスクリーンに反射
するため映像の黒レベルが上昇し、周囲の明るさに応じ
て画像のコントラストが低下するという問題点があっ
た。
【0017】また、上記従来の背面投写型液晶プロジェ
クタ装置においては、画面中央部に比べて、画面周辺
部、特に画面4隅部の光度及びコントラストの低下が著
しく、画面周辺部の画像が見にくいという問題点があっ
た。
【0018】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
もので、その主要な課題は、従来の装置よりも外光に対
してコントラストの低下が少なくなるように改善された
背面投写型液晶プロジェクタ装置を提供することであ
る。
【0019】また本発明の別の課題は、画面周辺部、特
に画面4隅部のコントラストが改善された背面投写型液
晶プロジェクタ装置を提供することである。
【0020】また本発明の別の課題は、投写レンズから
スクリーンまでの光路を反射鏡により折り曲げて小型化
した背面投写型液晶プロジェクタ装置において、反射鏡
に入射する光の偏光方向を調整して高い反射率を利用可
能とした背面投写型液晶プロジェクタ装置を提供するこ
とである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち、請求項1記
載の発明は、光源ランプと、この光源ランプより発する
光を略平行光に制御反射する放物面鏡と、この放物面鏡
より得られた略平行光の偏光方向を制限通過させる第1
の偏光板と、この第1の偏光板を通過した略平行光が照
射されるとともに、それぞれの旋光性を制御可能なよう
にマトリックス状に配置された複数の液晶セルを備えた
液晶パネルと、この液晶パネルを通過した光から任意偏
光方向の光のみを選択的に通過させる第2の偏光板と、
この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投写レン
ズと、この投写レンズより発せられた光を任意位置に集
光させるフレネルレンズと、このフレネルレンズを通過
した光を任意方向に制御およびまたは拡散するレンチキ
ュラレンズと、を備えて構成される背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置において、前記投写レンズから前記レンチ
キュラレンズ前面までの任意の位置に前記第2の偏光板
と同じ偏光方向の光のみを選択的に通過させる偏光膜を
さらに備えたことを要旨とする背面投写型液晶プロジェ
クタ装置である。
【0022】また、請求項2記載の発明は、光源ランプ
と、この光源ランプより発する光を反射・集光する楕円
面鏡と、この楕円面鏡より出射する光を光軸に対し略平
行光とする集光レンズと、この集光レンズより得られた
略平行光の偏光方向を制限通過させる第1の偏光板と、
この第1の偏光板を通過した略平行光が照射されるとと
もに、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリック
ス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
と、この液晶パネルを通過した光から任意偏光方向の光
のみを選択的に通過させる第2の偏光板と、この第2の
偏光板を通過した光を拡大投写する投写レンズと、この
投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させるフ
レネルレンズと、このフレネルレンズを通過した光を任
意方向に制御およびまたは拡散するレンチキュラレンズ
と、を備えて構成される背面投写型液晶プロジェクタ装
置において、前記投写レンズから前記レンチキュラレン
ズ前面までの任意の位置に前記第2の偏光板と同じ偏光
方向の光のみを選択的に通過させる偏光膜をさらに備え
たことを要旨とする背面投写型液晶プロジェクタ装置で
ある。
【0023】また、請求項3記載の発明は、光源ランプ
と、この光源ランプより発する光を略平行光に制御反射
する放物面鏡と、この放物面鏡より得られた略平行光の
偏光方向を制限通過させる偏光板と、この偏光板を通過
した略平行光が照射されるとともに、それぞれの旋光性
を制御可能なようにマトリックス状に配置された複数の
液晶セルを備えた液晶パネルと、この液晶パネルを通過
した光を拡大投写する投写レンズと、この投写レンズよ
り発せられた光を任意位置に集光させるフレネルレンズ
と、このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御
およびまたは拡散するレンチキュラレンズと、前記投写
レンズから前記レンチキュラレンズ前面までの任意の位
置に配設された任意偏光方向の光のみを選択的に通過さ
せる偏光膜と、を備えたことを要旨とする背面投写型液
晶プロジェクタ装置である。
【0024】また、請求項4記載の発明は、光源ランプ
と、この光源ランプより発する光を反射・集光する楕円
面鏡と、この楕円面鏡より出射する光を光軸に対し略平
行光とする集光レンズと、この集光レンズより得られた
略平行光の偏光方向を制限通過させる偏光板と、この偏
光板を通過した略平行光が照射されるとともに、それぞ
れの旋光性を制御可能なようにマトリックス状に配置さ
れた複数の液晶セルを備えた液晶パネルと、この液晶パ
ネルを通過した光を拡大投写する投写レンズと、この投
写レンズより発せられた光を任意位置に集光させるフレ
ネルレンズと、このフレネルレンズを通過した光を任意
方向に制御およびまたは拡散するレンチキュラレンズ
と、前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面ま
での任意の位置に配設された任意偏光方向の光のみを選
択的に通過させる偏光膜と、を備えたことを要旨とする
背面投写型液晶プロジェクタ装置である。
【0025】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4のいずれか1項記載の背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置において、前記レンチキュラレンズの外側
に前記偏光膜が配置され、この偏光膜のさらに外側に任
意の透過率を有する光透過板をさらに設けたことを要旨
とする。
【0026】また、請求項6記載の発明は、請求項1な
いし請求項4のいずれか1項記載の背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置において、前記レンチキュラレンズの外側
に前記偏光膜が配置され、このレンチキュラレンズとこ
の偏光膜との間に任意の透過率を有する光透過板をさら
に設けたことを要旨とする。
【0027】また、請求項7記載の発明は、請求項1な
いし請求項6のいずれか1項記載の背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置において、前記投写レンズと前記フレネル
レンズとの間に反射鏡がさらに設けられ、前記投写レン
ズより出射される光の偏光方向が前記反射鏡に対してS
偏光であることを要旨とする。
【0028】上記構成の本発明に係る背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置においては、前記投写レンズから前記レ
ンチキュラレンズ前面までの任意の位置に前記第2の偏
光板と同じ偏光方向の光のみを選択的に通過させる偏光
膜をさらに備えたことにより、第2の偏光板を通過した
光がレンチキュラレンズを介して画像として観察される
際に、偏光膜により第2の偏光板の偏光方向と同じ偏光
方向の光のみが選択的に通過させるために画像を担う光
には減衰が無く、背面投写型液晶プロジェクタ装置の外
部から入射する光の偏光膜の偏光方向に垂直な成分は偏
光膜により反射及び通過を阻止されるので、従来より画
像の暗い部分はより暗くなり、コントラストが改善され
た画像を観察することができる。
【0029】また本発明においては、スクリーンに設け
た偏光膜に検光子の機能を兼ねさせることにより、検光
子として作用する第2の偏光板を省略しても映像再生用
の光シャッタ機能を維持しつつ、外光に起因したコント
ラスト低下の改善が得られる。
【0030】また本発明においては、レンチキュラレン
ズの外側に偏光膜を配置し、この偏光膜のさらに外側に
任意の透過率を有する光透過板を配置することにより、
さらにコントラスト改善と偏光膜が外部の力によって傷
つくことを防止することができる。
【0031】さらに本発明においては、投写レンズとフ
レネルレンズとの間に反射鏡が設けられたタイプの背面
投写型液晶プロジェクタ装置において、投写レンズより
出射される光の偏光方向を反射鏡に対してS偏光とする
ことにより反射鏡における最大の反射率を利用すること
ができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る背面
投写型液晶プロジェクタ装置の第1の実施の形態を示す
システム構成図である。
【0033】同図において、背面投写型液晶プロジェク
タ装置1は、光源となる光源ランプ111と、光源ラン
プ111に電源を供給する電源回路113と、焦点に光
源ランプ111が位置するように配設された放物面鏡1
15と、紫外線及び赤外線をカットするUV・IRフィ
ルタ117と、画像を再生する光シャッタを構成する第
1の偏光板119、液晶パネル121及び第2の偏光板
123と、再生された画像を拡大投写する投写レンズ1
27と、スクリーンを構成するフレネルレンズ129、
レンチキュラレンズ131及び偏光膜13と、映像信号
が入力される映像入力端子133と、映像信号から液晶
パネル駆動信号を生成する信号処理回路135と、を備
えて構成されている。
【0034】この第1の実施の形態の背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置1の動作は以下の通りである。まず、ハ
ロゲンランプ、メタルハライドランプ等を使用した光源
ランプ111は、電源回路113から所定の電力供給を
受けて発光する。光源ランプ111より発する光は、放
物面鏡115により右方向に放射する略平行光に制御反
射される。
【0035】次いで、この放物面鏡115より得られた
略平行光から画像形成に不要かつ有害な紫外線及び赤外
線領域の波長がUV・IRフィルタ117によりカット
される。次いで、可視光の波長域の略平行光が偏光方向
を制限通過させるために第1の偏光板119に入射され
る。この第1の偏光板119により直線偏光された略平
行光は、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリッ
クス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
121に入射し、信号処理回路135から与えられる液
晶セル駆動信号に応じた液晶セル毎の旋光性の空間分布
が与えられる。
【0036】次いで、この液晶パネル121により旋光
性の空間分布が与えられた光を第2の偏光板123に入
射させ、この第2の偏光板123より任意偏光方向の光
のみを選択的に通過させることにより、前記旋光性の空
間分布を光の強さの空間分布すなわち明暗の空間分布を
持つ光(画像を担う光)に変換する。
【0037】次いで、この第2の偏光板123を通過し
た光を投写レンズ127に入射させる。次いで、この投
写レンズ127からフレネルレンズ129、レンチキュ
ラレンズ131及び偏光膜13により構成されたスクリ
ーンの背面へ向かって拡大投写する。
【0038】フレネルレンズ129は、投写レンズから
発せられた光を観察位置に集光させ、レンチキュラレン
ズ131は、このフレネルレンズ129を通過した光を
任意方向に制御およびまたは拡散する。偏光膜13は、
その偏光方向が第2の偏光板123の偏光方向と同じ方
向に揃えられている。
【0039】一方、映像入力端子133に入力された映
像信号に基づいて信号処理回路135により液晶パネル
121の各セルの旋光性を制御するための駆動信号が発
生される。
【0040】そして、この背面投写型液晶プロジェクタ
装置1は、偏光膜13の前面(観察面)が裸出する図示
されない筐体に格納され、偏光膜13の右方から符号1
41で視点を示す観察者により画像が観察される。
【0041】図2は、第1の実施の形態におけるスクリ
ーン構成の詳細を説明する断面図である。図2(a)
は、画像の投写方向順に、フレネルレンズ129、レン
チキュラレンズ131、偏光膜13及び任意の透過率を
有する光透過板としてのアクリル板11を配置した構成
を示すものである。
【0042】すなわち、図2(a)において、レンチキ
ュラレンズ131の外側に、任意の透過率(例えば80
%)を有するアクリル板11が設けられ、アクリル板1
1の内面には、透過率が高いヨウ素系の偏光膜13が張
り付けられている。この構成によれば、外側のアクリル
板11によって偏光膜13が保護され、スクリーンの耐
久性の点から見れば好ましいといえる。
【0043】また、図2(b)の構成によれば、画像の
投写方向順に、フレネルレンズ129、レンチキュラレ
ンズ131、任意の透過率を有する光透過板としてのア
クリル板11及び偏光膜13を配置している。この構成
によれば、偏光膜13による外光のカット効率が最も高
くなるが、偏光膜の保護の点からは図2(a)の構成が
より優れている。
【0044】また、偏光膜13は、投写レンズ127か
らレンチキュラレンズ131の外側までの任意の位置に
配置することができるが、フレネルレンズ129及びレ
ンチキュラレンズ131の分散特性によっては、図2
(c)に示すようにフレネルレンズ129の入射面側、
または図2(d)に示すようにフレネルレンズ129と
レンチキュラレンズ131との間に設けるのが好まし
い。
【0045】図3は、本発明に係る背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置の第2の実施の形態を示すシステム構成図
である。同図において、背面投写型液晶プロジェクタ装
置2は、光源となる光源ランプ111と、光源ランプ1
11に電源を供給する電源回路113と、一方の焦点に
光源ランプ111が位置するように配設された楕円面鏡
114と、楕円面鏡114により反射された光を略平行
光に収束する集光レンズ116と、紫外線及び赤外線を
カットするUV・IRフィルタ117と、画像を再生す
る光シャッタを構成する第1の偏光板119、液晶パネ
ル121及び第2の偏光板123と、フィールドレンズ
25と、再生された画像を拡大投写する投写レンズ12
7と、スクリーンを構成するフレネルレンズ129、レ
ンチキュラレンズ131、偏光膜13と、映像信号が入
力される映像入力端子133と、映像信号から液晶パネ
ル駆動信号を生成する信号処理回路135と、を備えて
構成されている。
【0046】この第2の実施の形態の背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置2の動作は以下の通りである。まず、ハ
ロゲンランプ、メタルハライドランプ等を使用した光源
ランプ111は、電源回路113から所定の電力供給を
受けて発光する。光源ランプ111より発する光は、楕
円面鏡114及び集光レンズ116により右方向に放射
する略平行光に制御反射される。
【0047】次いで、この集光レンズ116より得られ
た略平行光から画像形成に不要かつ有害な紫外線及び赤
外線領域の波長がUV・IRフィルタ117によりカッ
トされる。次いで、可視光の波長域の略平行光が偏光方
向を制限通過させるために第1の偏光板119に入射さ
れる。この第1の偏光板119により直線偏光された略
平行光は、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリ
ックス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネ
ル121に入射し、信号処理回路35から与えられる液
晶セル駆動信号に応じた液晶セル毎の旋光性の空間分布
が与えられる。
【0048】次いで、この液晶パネル121により旋光
性の空間分布が与えられた光を第2の偏光板123に入
射させ、この第2の偏光板123より任意偏光方向の光
のみを選択的に通過させることにより、前記旋光性の空
間分布を光の強さの空間分布すなわち明暗の空間分布を
持つ光(画像を担う光)に変換する。
【0049】次いで、この第2の偏光板123を通過し
た光をフィールドレンズ25により収束させて、投写レ
ンズ127に入射させる。次いで、この投写レンズ12
7からフレネルレンズ129、レンチキュラレンズ13
1及び偏光膜13により構成されたスクリーンの背面へ
向かって拡大投写する。
【0050】フレネルレンズ129は、投写レンズから
発せられた光を観察位置に集光させ、レンチキュラレン
ズ131は、このフレネルレンズ129を通過した光を
任意方向に制御およびまたは拡散する。偏光膜13は、
その偏光方向が第2の偏光板123の偏光方向と同じ方
向に揃えられている。
【0051】一方、映像入力端子133に入力された映
像信号に基づいて信号処理回路135により液晶パネル
121の各セルの旋光性を制御するための駆動信号が発
生される。
【0052】そして、この背面投写型液晶プロジェクタ
装置2は、偏光膜13の前面(観察面)が裸出する図示
されない筐体に格納され、偏光膜13の右方から符号1
41で視点を示す観察者により画像が観察される。
【0053】本第2の実施の形態におけるスクリーン構
成の詳細は、前記第1の実施の形態と同様であり、図2
に示した構成がそのまま適用されるので、詳細な説明は
省略する。
【0054】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と同様に、レンチキュラレンズ前面から反射する外光
に含まれる偏光膜の偏光方向と垂直な偏光成分をカット
することができるので、外光の反射率を低下させ、画像
のコントラストを向上させることができる。
【0055】図4は、本発明に係る背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置の第3の実施の形態を示すシステム構成図
である。
【0056】同図において、背面投写型液晶プロジェク
タ装置3は、光源となる光源ランプ111と、光源ラン
プ111に電源を供給する電源回路113と、焦点に光
源ランプ111が位置するように配設された放物面鏡1
15と、紫外線及び赤外線をカットするUV・IRフィ
ルタ117と、画像を再生する光シャッタを構成する偏
光板119及び液晶パネル121と、フィールドレンズ
25と、再生された画像を拡大投写する投写レンズ12
7と、スクリーンを構成するフレネルレンズ129、レ
ンチキュラレンズ131、偏光膜13と、映像信号が入
力される映像入力端子133と、映像信号から液晶パネ
ル駆動信号を生成する信号処理回路135と、を備えて
構成されている。
【0057】この第3の実施の形態の背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置3の構成は、第1の実施の形態の背面投
写型液晶プロジェクタ装置1の構成に比べて、第2の偏
光板が削除され、検光子の機能は、偏光膜13が兼用し
ていることである。その他の構成及び動作は、第1の実
施の形態と同様である。
【0058】なお、偏光膜13は、投写レンズ127か
らレンチキュラレンズ131の外側までの任意の位置に
配置することができるが、フレネルレンズ129及びレ
ンチキュラレンズ131の分散特性によっては、図2
(c)に示すようにフレネルレンズ129の入射面側、
または図2(d)に示すようにフレネルレンズ129と
レンチキュラレンズ131との間に設けるのが好まし
い。
【0059】本第3の実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様に、レンチキュラレンズ前面から反射す
る外光に含まれる偏光膜の偏光方向と垂直な偏光成分を
カットすることができるので、外光の反射率を低下さ
せ、画像のコントラストを向上させることができる。
【0060】図5は、本発明に係る背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置の第4の実施の形態を示すシステム構成図
である。
【0061】同図において、背面投写型液晶プロジェク
タ装置4は、光源となる光源ランプ111と、光源ラン
プ111に電源を供給する電源回路113と、一方の焦
点に光源ランプ111が位置するように配設された楕円
面鏡114と、楕円面鏡114により反射された光を略
平行光に収束する集光レンズ116と、紫外線及び赤外
線をカットするUV・IRフィルタ117と、画像を再
生する光シャッタを構成する偏光板119及び液晶パネ
ル121と、フィールドレンズ25と、再生された画像
を拡大投写する投写レンズ127と、スクリーンを構成
するフレネルレンズ129、レンチキュラレンズ131
及び偏光膜13と、映像信号が入力される映像入力端子
133と、映像信号から液晶パネル駆動信号を生成する
信号処理回路135と、を備えて構成されている。
【0062】この第4の実施の形態の背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置4の構成は、第2の実施の形態の背面投
写型液晶プロジェクタ装置2の構成に比べて、第2の偏
光板が削除され、検光子の機能は、偏光膜13が兼用し
ていることである。その他の構成及び動作は、第2の実
施の形態と同様である。
【0063】なお、偏光膜13は、投写レンズ127か
らレンチキュラレンズ131の外側までの任意の位置に
配置することができるが、第3の実施の形態と同様に、
フレネルレンズ129及びレンチキュラレンズ131の
分散特性によっては、図2(c)に示すようにフレネル
レンズ129の入射面側、または図2(d)に示すよう
にフレネルレンズ129とレンチキュラレンズ131と
の間に設けるのが好ましい。
【0064】本第4の実施の形態においても、第2の実
施の形態と同様に、レンチキュラレンズ前面から反射す
る外光に含まれる偏光膜の偏光方向と垂直な偏光成分を
カットすることができるので、外光の反射率を低下さ
せ、画像のコントラストを向上させることができる。
【0065】図6は、本発明に係る背面投写型液晶プロ
ジェクタ装置の第5の実施の形態を示すシステム構成図
である。
【0066】同図において、背面投写型液晶プロジェク
タ装置5は、光源となる光源ランプ111と、光源ラン
プ111に電源を供給する電源回路113と、焦点に光
源ランプ111が位置するように配設された放物面鏡1
15と、紫外線及び赤外線をカットするUV・IRフィ
ルタ117と、画像を再生する光シャッタを構成する第
1の偏光板119、液晶パネル121及び第2の偏光板
123と、フィールドレンズ25と、再生された画像を
拡大投写する投写レンズ127と、反射鏡28と、スク
リーンを構成するフレネルレンズ129、レンチキュラ
レンズ131及び偏光膜13と、映像信号が入力される
映像入力端子133と、映像信号から液晶パネル駆動信
号を生成する信号処理回路135と、を備えて構成され
ている。
【0067】この第5の実施の形態の背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置5の構成は、第1の実施の形態に比べ
て、投写レンズ127とフレネルレンズ129との間
に、反射鏡139が追加され、投写レンズ127からス
クリーンへ投写される光路がこの反射鏡139により折
り曲げられ、背面投写型液晶プロジェクタ装置5が小型
化されていることである。
【0068】そして、反射鏡139により入射及び反射
される光がS偏光となるように、検光子である第2の偏
光板123による偏光方向が合わせられているので、投
写レンズ127から投写された光の偏光方向が反射鏡1
39の反射面において、S偏光となり、図7に示すS偏
光成分の反射率Rsが適用され、P偏光成分の反射率R
pより常に大きい反射率が得られる。
【0069】この結果、投写レンズ127から、フレネ
ルレンズ129、レンチキュラレンズ131及び偏光膜
13により構成されたスクリーンへ向かって拡大投写さ
れる光の反射鏡139による減衰を少なくし、明るくコ
ントラストが改善された画像が偏光膜13の外側から観
察される。
【0070】なお、偏光膜13は、反射鏡139からレ
ンチキュラレンズ131の外側までの任意の位置に配置
することができ、例えば、図2(a)ないし(d)のい
ずれの配置によってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、背
面投写型液晶プロジェクタ装置の投写レンズからレンチ
キュラレンズ前面までの任意の位置に検光子である偏光
板と同じ偏光方向透過特性を有する偏光膜をさらに備え
たことによって、レンチキュラレンズ前面(観察面)か
ら反射する外光に含まれる偏光膜の偏光方向と垂直な偏
光成分をカットすることができるので、外光の反射率を
低下させ、画像のコントラストを向上させることができ
るという効果がある。
【0072】また、本発明によれば、背面投写型液晶プ
ロジェクタ装置の投写レンズからレンチキュラレンズ前
面までの任意の位置に検光子として作用する偏光膜を備
えたことによって、レンチキュラレンズ前面から反射す
る外光に含まれる偏光膜の偏光方向と垂直な偏光成分を
カットすることができるので、外光の反射率を低下さ
せ、画像のコントラストを向上させることができるとい
う効果がある。
【0073】また、本発明によれば、任意の透過率を有
する光透過板を設けたことによって、さらに画像のコン
トラストを向上させることができるという効果がある。
【0074】また、本発明によれば、偏光膜の外側に任
意の透過率を有する光透過板をさらに設けたことによっ
て、さらに画像のコントラストを向上させるとともに、
偏光膜が外部の力によって傷つくことを防止することが
できるという効果がある。
【0075】さらに、本発明によれば、投写レンズとフ
レネルレンズとの間に反射鏡が設けられたタイプの背面
投写型液晶プロジェクタ装置において、投写レンズより
出射される光の偏光方向を反射鏡に対してS偏光とする
ことにより反射鏡における最大の反射率を利用すること
ができ、画像を明るくしてコントラストを向上させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第1の実施の形態を説明するシステム構成図である。
【図2】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
のスクリーン構成を説明する断面図である。
【図3】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第2の実施の形態を説明するシステム構成図である。
【図4】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第3の実施の形態を説明するシステム構成図である。
【図5】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第4の実施の形態を説明するシステム構成図である。
【図6】本発明に係る背面投写型液晶プロジェクタ装置
の第5の実施の形態を説明するシステム構成図である。
【図7】S偏光及びP偏光のそれぞれの反射率を示すグ
ラフである。
【図8】従来の背面投写型液晶プロジェクタ装置の構成
例を説明するシステム構成図である。
【図9】従来の背面投写型液晶プロジェクタ装置の筐体
構造を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…背面投写型液晶プロジェクタ装置、11…アクリル
板、13…偏光膜、111…光源ランプ、113…電源
回路、115…放物面鏡、117…UV・IRフィル
タ、119…第1の偏光板、121…液晶パネル、12
3…第2の偏光板、125…フィールドレンズ、127
…投写レンズ、129…フレネルレンズ、131…レン
チキュラレンズ、133…映像入力端子、135…信号
処理回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図7】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅沢 俊光 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内 (72)発明者 斉藤 裕 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内 (72)発明者 尾林 稔夫 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプと、 この光源ランプより発する光を略平行光に制御反射する
    放物面鏡と、 この放物面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通
    過させる第1の偏光板と、 この第1の偏光板を通過した略平行光が照射されるとと
    もに、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリック
    ス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
    と、 この液晶パネルを通過した光から任意偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる第2の偏光板と、 この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投写レン
    ズと、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、を備えて構成
    される背面投写型液晶プロジェクタ装置において、 前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面までの
    任意の位置に前記第2の偏光板と同じ偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる偏光膜をさらに備えたことを特徴
    とする背面投写型液晶プロジェクタ装置。
  2. 【請求項2】 光源ランプと、 この光源ランプより発する光を反射・集光する楕円面鏡
    と、 この楕円面鏡より出射する光を光軸に対し略平行光とす
    る集光レンズと、 この集光レンズより得られた略平行光の偏光方向を制限
    通過させる第1の偏光板と、 この第1の偏光板を通過した略平行光が照射されるとと
    もに、それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリック
    ス状に配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネル
    と、 この液晶パネルを通過した光から任意偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる第2の偏光板と、 この第2の偏光板を通過した光を拡大投写する投写レン
    ズと、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、を備えて構成
    される背面投写型液晶プロジェクタ装置において、 前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面までの
    任意の位置に前記第2の偏光板と同じ偏光方向の光のみ
    を選択的に通過させる偏光膜をさらに備えたことを特徴
    とする背面投写型液晶プロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 光源ランプと、 この光源ランプより発する光を略平行光に制御反射する
    放物面鏡と、 この放物面鏡より得られた略平行光の偏光方向を制限通
    過させる偏光板と、 この偏光板を通過した略平行光が照射されるとともに、
    それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリックス状に
    配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネルと、 この液晶パネルを通過した光を拡大投写する投写レンズ
    と、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、 前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面までの
    任意の位置に配設された任意偏光方向の光のみを選択的
    に通過させる偏光膜と、 を備えたことを特徴とする背面投写型液晶プロジェクタ
    装置。
  4. 【請求項4】 光源ランプと、 この光源ランプより発する光を反射・集光する楕円面鏡
    と、 この楕円面鏡より出射する光を光軸に対し略平行光とす
    る集光レンズと、 この集光レンズより得られた略平行光の偏光方向を制限
    通過させる偏光板と、 この偏光板を通過した略平行光が照射されるとともに、
    それぞれの旋光性を制御可能なようにマトリックス状に
    配置された複数の液晶セルを備えた液晶パネルと、 この液晶パネルを通過した光を拡大投写する投写レンズ
    と、 この投写レンズより発せられた光を任意位置に集光させ
    るフレネルレンズと、 このフレネルレンズを通過した光を任意方向に制御およ
    びまたは拡散するレンチキュラレンズと、 前記投写レンズから前記レンチキュラレンズ前面までの
    任意の位置に配設された任意偏光方向の光のみを選択的
    に通過させる偏光膜と、 を備えたことを特徴とする背面投写型液晶プロジェクタ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記レンチキュラレンズの外側に前記偏
    光膜が配置され、この偏光膜のさらに外側に任意の透過
    率を有する光透過板をさらに設けたことを特徴とする請
    求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の背面投写型
    液晶プロジェクタ装置。
  6. 【請求項6】 前記レンチキュラレンズの外側に前記偏
    光膜が配置され、このレンチキュラレンズとこの偏光膜
    との間に任意の透過率を有する光透過板をさらに設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
    項記載の背面投写型液晶プロジェクタ装置。
  7. 【請求項7】 前記投写レンズと前記フレネルレンズと
    の間に反射鏡がさらに設けられ、前記投写レンズより出
    射される光の偏光方向が前記反射鏡に対してS偏光であ
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか
    1項記載の背面投写型液晶プロジェクタ装置。
JP8059480A 1996-03-15 1996-03-15 背面投写型液晶プロジェクタ装置 Pending JPH09251164A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619670B1 (ko) * 1998-01-21 2006-09-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 액정 프로젝터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619670B1 (ko) * 1998-01-21 2006-09-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 액정 프로젝터

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