JPH09251067A - 赤外線撮像装置 - Google Patents

赤外線撮像装置

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Publication number
JPH09251067A
JPH09251067A JP8057742A JP5774296A JPH09251067A JP H09251067 A JPH09251067 A JP H09251067A JP 8057742 A JP8057742 A JP 8057742A JP 5774296 A JP5774296 A JP 5774296A JP H09251067 A JPH09251067 A JP H09251067A
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JP
Japan
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laser
visual axis
infrared
shared
axis
Prior art date
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Application number
JP8057742A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Oishi
寿治 大石
Makoto Kamozawa
誠 鴨沢
Akira Furuya
章 古谷
Katsuhiko Hamada
雄彦 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で高精度の視軸指向精度をもつ目標の検
出と追尾及び目標に対しレーザ光の照射を行う赤外線撮
像装置を得る。 【解決手段】 赤外線光19を透過する赤外窓4とレー
ザ光20を透過するレーザ窓5と赤外線撮像視軸23の
方向とレーザ視軸24の方向を変える機能をもつ共用ア
ジマス視軸指向部2と共用エレベーション視軸指向部3
からなる共用視軸指向装置1、共用視軸指向装置1にレ
ーザ光を導入するレーザ導入装置11、赤外線画像検出
器9の出力を受けレーザ導入装置11と共用視軸指向装
置1を制御する指向方向指示装置16により構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光波誘導装置を
内蔵した飛翔体から放射される赤外線により飛翔体の検
出と追尾を行い、飛翔体に対してレーザ光を照射するこ
とで飛翔体の誘導を妨害し飛翔体から自機を守る防衛シ
ステムにおける赤外線撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の赤外線撮像装置を示す
図、図11は従来の赤外線装置のレーザ視軸指向部内の
ミラー配置を示すものである。図において、4は赤外
窓、5はレーザ窓、6は固定部、8は赤外線光学系、9
は赤外線画像検出器、10は赤外線検出素子、14はレ
ーザ光学系、15はレーザ発振器、17は指向方向計算
機、19は赤外線光、20はレーザ光、23は赤外線撮
像視軸、24はレーザ視軸、50は撮像用視軸指向装
置、51はレーザ用視軸指向装置、52はレーザ用アジ
マスミラー、53はレーザ用エレベーションミラー、5
4は指向方向指示装置、55は撮像指向方向制御器、5
6はレーザ指向方向制御器、57は撮像アジマス軸、5
8は撮像エレベーション軸、59はレーザアジマス軸、
60はレーザエレベーション軸である。
【0003】従来の赤外線画像検出器9とレーザ発振器
15をもつ赤外線撮像装置は、上記のように構成され、
以下のように動作する。赤外線撮像視軸23延長線上周
辺の目標より照射された赤外線光19は、赤外窓4を透
過し赤外線光学系8に入射する。赤外線光学系8に入射
した赤外線光19は赤外線画像検出器9内の赤外線検出
素子10上に集光され、赤外線画像検出器9より画像信
号として出力する。
【0004】赤外線画像検出器9の画像信号は指向方向
指示装置54内の指向方向計算機17に入力される。指
向方向計算機17は画像信号より、視軸指向方向を計算
し撮像指向方向制御器55と、レーザ指向方向制御器5
6に指向方向信号を出力する。撮像指向方向制御器55
は撮像用視軸指向装置50を制御し、赤外線光学系8と
赤外線画像検出器9と赤外窓4を撮像アジマス軸57回
りに、赤外線光学系8と赤外線画像検出器9を撮像用エ
レベーション軸58回りに回転させることで赤外線撮像
視軸23を目標方向に向ける。レーザ指向方向制御器5
6はレーザ用視軸指向装置51を制御し、レーザ用アジ
マスミラー52とレーザ用エレベーションミラー53と
レーザ窓5をレーザアジマス軸59回りに、レーザ用エ
レベーションミラー53をレーザエレベーション軸60
回りに回転させることでレーザ視軸24を目標方向に向
ける。
【0005】レーザ発振器15より射出されたレーザ光
20はレーザ光学系14を経て、レーザ用視軸指向装置
51に入射しレーザ用アジマスミラー52とレーザ用エ
レベーションミラー53で反射されレーザ窓5を透過し
レーザ視軸24方向の目標に射出される。
【0006】赤外窓4とレーザ窓5は撮像用視軸指向装
置50とレーザ用視軸指向装置51の内部をそれぞれ外
部環境より保護し、なおかつ外部からの赤外線光19を
取り込み、外部にレーザ光20を射出されるためにそれ
ぞれ必須のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の赤
外線撮像装置は、図10に示すように撮像用視軸指向装
置50とレーザ用視軸指向装置51が個別に必要であ
り、また撮像用視軸指向装置50は内部に赤外線光学系
7と赤外線画像検出器8を搭載する必要があった。この
ため、赤外線撮像装置が大型化し、搭載スペースの限ら
れる航空機等への搭載は困難であった。
【0008】また目標に対しレーザ光20を照射するた
めには、レーザ視軸24の指向方向を高精度で制御する
必要がある。しかし、従来の方式では撮像用視軸指向装
置50とレーザ用視軸指向装置51が個別に存在するた
め赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24の距離を接近さ
せることができず、大きな視差が生じる。このため有限
距離の目標に対しレーザ光20を射出する場合には、画
像信号から得られるレーザ視軸24の指向方向と、レー
ザ用視軸指向装置51から目標への実際の方向が異なる
ことになり、レーザ視軸24を目標に向けることができ
ない。視差による誤差を完全に補正するためには、目標
までの距離情報が必要となり距離を計測するための装置
を追加する必要があり装置のさらなる大型化と複雑化を
招くことになる。視差を小さく抑えようとした場合に
は、赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24を接近させる
必要があるが、撮像用視軸指向装置50とレーザ用視軸
指向装置51の2つの装置の寸法より接近させられる距
離には制限があり、視差を小さくすることは困難であっ
た。
【0009】また赤外線画像検出器9とレーザ発振器1
5をもつ赤外線撮像装置は、高速で移動する目標に対
し、追尾しレーザ光20を照射する必要に迫られる場合
があるが、そのためには赤外線撮像視軸23の指向方向
とレーザ視軸24の指向方向を180度/秒を越える高
速で変化させる必要がある。視軸の指向方向を高速で変
化させるためには制御系の応答速度を上げる必要がある
が、応答速度を上げた場合には制御系の定常偏差は増大
する傾向にあり、視軸の指向精度が劣化することにな
る。
【0010】またレーザ用視軸指向装置51が赤外線光
19を遮光する領域が存在するため、赤外線画像を得ら
れない範囲が発生する。同様に撮像用視軸指向装置51
がレーザ光20を遮光する領域が存在するため、レーザ
光20を射出不可能な領域が存在する。
【0011】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、小型で、レーザ視軸指向方向24
の目標に対する方向誤差を減らし、視軸指向方向を高速
かつ高精度に変えることが可能であり、赤外線画像を得
られる領域とレーザ光20を射出可能な領域を増やすこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明による赤外線
撮像装置は、赤外窓とレーザ窓と共用エレベーション指
向部を含む共用アジマス視軸指向部と固定部からなる共
用視軸指向装置、赤外線光学系、赤外線画像検出器、レ
ーザ光学系、レーザ発振器、レーザ導入部、指向方向計
算機と共用指向方向制御器からなる共用指向方向指示装
置で構成したものである。
【0013】また第2の発明による赤外線撮像装置は、
レーザ精視軸指向装置を含む共用エレベーション視軸指
向部と赤外窓とレーザ窓とを含む共用アジマス視軸指向
部と固定部からなる共用視軸指向装置、赤外線光学系、
赤外線画像検出器、レーザ光学系、レーザ発振器、レー
ザ導入部、指向方向計算機と撮像器指向方向制御器とレ
ーザ精視軸制御器からなる共用視軸指向方向指示装置で
構成したものである。
【0014】また第3の発明による赤外線撮像装置は、
赤外窓とレーザ窓と共用エレベーション視軸指向部を含
む共用アジマス視軸指向部と固定部からなる共用視軸指
向装置、赤外線光学系、赤外線画像検出器、レーザ光学
系、レーザ発振器、レーザ導入部、画像回転装置、指向
方向計算機と共用指向方向制御器と画像回転制御器から
なる共用指向方向指示装置で構成したものである。
【0015】また第4の発明による赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置は、光路上に2枚のミラーを配置して、
それぞれのミラーを互いに直交する軸の回りに回転させ
ることができるようにしたものである。
【0016】また第5の発明による赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置は、光路上に配置したドーブプリズムを
直交する2軸の回りに回転させることができるようにし
たものである。
【0017】また第6の発明による赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置は、光路上に配置したダブルドーブプリ
ズムを直交する2軸の回りに回転させることができるよ
うにしたものである。
【0018】また第7の発明による赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置は、内部に仕切り板と撮像用視軸指向用
の光学部品とレーザ用視軸指向用の光学部品を設けたも
のである。
【0019】また第8の発明による赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置の赤外線窓は、赤外線光学系7の半視野
角θに対し、エレベーション軸回りに赤外線撮像視軸を
回転させた際に赤外線撮像視軸が作る面の法線に対し、
(3)式の関係が成り立つ角度αだけ傾け平行平板を配
置したものである。
【0020】
【数3】
【0021】また第9の発明による赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置のレーザ窓は、エレベーション軸回りに
赤外線撮像視軸を回転させた際に赤外線撮像視軸が作る
面に対し視軸指向部のレーザ窓側の部分のレーザが通過
可能な面を面S、面Sとレーザ窓のレーザ視軸方向の最
短距離をL、面Sをレーザ視軸と垂直な面に投影した面
をS’、面S’上でレーザ視軸が交わる点をP、点Pか
ら面S’の外周までの最長距離をD、面S’上のレーザ
光20の半径をdとすると、(4)式の関係が成り立つ
角度βだけ傾け平行平板を配置したものである。
【0022】
【数4】
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成図であり、図1において1は共用視軸指向装置、2は
共用アジマス視軸指向部、3は共用エレベーション視軸
指向部、4は赤外窓、5はレーザ窓、6は固定部、7は
撮像用折り返しミラー、8は赤外線光学系、9は赤外線
画像検出器、10は赤外線検出素子、11はレーザ導入
装置、12は第1のレーザ折り返しミラー、13は第2
のレーザ折り返しミラー、14はレーザ光学系、15は
レーザ発振器、16は共用指向方向指示装置、17は指
向方向計算機、18は共用指向方向制御器、19は赤外
線光、20はレーザ光、21はアジマス軸、22はエレ
ベーション軸、23は赤外線撮像視軸、24はレーザ視
軸である。
【0024】この発明による赤外線撮像装置は上記のよ
うに構成され、以下のように動作する。赤外線撮像視軸
23の延長線上周辺に存在する目標から放射される赤外
線光19は赤外窓4を透過し共用視軸指向装置1に入射
する。共用視軸指向装置1に入射した赤外線光19は進
行方向を変え、撮像用折り返しミラー7に射出される。
撮像用折り返しミラー7に入射した赤外線光19は、進
行方向を変え赤外線光学系8に導かれる。赤外線光学系
8に入射した赤外線光19は赤外線画像検出器9内の赤
外線検出素子10に集光され、赤外線画像検出器9より
画像信号として出力される。
【0025】画像信号は共用指向方向指示装置16内の
指向方向計算機17に送られ、指向方向計算機17は画
像信号より現在の赤外線撮像視軸23に対する目標の方
向のズレを計算する。計算結果は共用指向方向制御器1
8に送られ、共用指向方向制御器18は共用視軸指向装
置1の共用アジマス視軸指向部2と共用エレベーション
視軸指向部3と、レーザ導入装置11を駆動させる。共
用アジマス視軸指向部2はアジマス軸21回りに回転す
ることにより赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24をア
ジマス軸21回りに回転させ、共用エレベーション視軸
指向部3はエレベーション軸22回りに回転することに
より赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24をエレベーシ
ョン軸回りに回転させ、2つの視軸を目標方向に向け
る。同時に共用指向方向制御器16は、共用アジマス回
転部2と同じ角度レーザ導入装置11をアジマス軸21
回りに回転させる。
【0026】一方レーザ発振器15から射出されたレー
ザ光20は、レーザ光学系14を通りレーザ導入装置1
1の第1のレーザ折り返しミラー12、第2のレーザ折
り返しミラー13を経て共用視軸指向装置1に入射され
る。共用視軸指向装置1に入射したレーザ光20は、共
用視軸指向装置1で進行方向を変え、レーザ視軸方向2
4に射出され、レーザ窓5を透過し目標に照射される。
【0027】この発明の赤外線撮像装置では、赤外線撮
像視軸23とレーザ視軸24の指向方向の変化手段が一
つの視軸指向装置で構成されるため、装置の小型化が実
現できる。また一つの視軸指向装置しかないため、一方
の視軸指向装置の視軸が他方の視軸指向装置により遮光
され赤外線画像が得られない領域や、レーザ光20を照
射できない領域が存在せず、広い領域の赤外画像を得る
ことと、広い領域へのレーザ光20の照射が可能であ
る。さらに一つの視軸指向装置に赤外線撮像視軸23と
レーザ視軸24が存在することにより、2つの視軸を接
近して配置することが可能になり、視差による誤差を軽
減でき目標に対し高精度のレーザ光20の照射ができ
る。
【0028】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す構成図であり、図2において1から24は実
施の形態1と同じ機能を有する部品、25はレーザ精視
軸制御器、26はレーザ精視軸指向装置、27はレーザ
アジマス精視軸指向部、28はレーザエレベーション精
視軸指向部、29はレーザ精視軸アジマス軸、30はレ
ーザ精視軸エレベーション軸である。
【0029】この発明による赤外線撮像装置は上記のよ
うに構成され、以下のように動作する。赤外線撮像視軸
23の延長線上周辺に存在する目標から放射される赤外
線光19は赤外窓4を透過し共用視軸指向装置1に入射
する。共用視軸指向装置1に入射した赤外線光19は、
共用視軸指向装置1により進行方向を変え、撮像用折り
返しミラー7に射出される。撮像用折り返しミラー7に
入射した赤外線光19は、進行方向を変え赤外線光学系
8に導かれる。赤外線光学系8に入射した赤外線光19
は赤外線画像検出器9内の赤外線検出素子10に集光さ
れ、赤外線画像検出器9より画像信号として出力され
る。
【0030】画像信号は共用指向方向指示装置16内の
指向方向計算機17に送られ、指向方向計算機17は画
像信号より現在の赤外線撮像視軸23に対する目標の方
向のズレとレーザ視軸24に対する目標方向のズレを計
算する。赤外線撮像視軸23に対する目標の方向のズレ
の計算結果は共用指向方向制御器18へ、レーザ視軸2
4に対する目標方向のズレはレーザ精視軸制御器25に
送られる。共用指向方向制御器18は共用視軸指向装置
1の共用アジマス視軸指向部2と共用エレベーション視
軸指向部3と、レーザ導入装置11を駆動させる。共用
アジマス視軸指向部2はアジマス軸21回りに回転する
ことにより赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24とレー
ザ精視軸装置26とレーザ精視軸アジマス軸29とレー
ザ精視軸エレベーション軸30をアジマス軸21回りに
回転させ、共用エレベーション視軸指向部3はエレベー
ション軸22回りに回転することにより赤外線撮像視軸
23とレーザ視軸24とレーザ精視軸装置26とレーザ
精視軸アジマス軸29とレーザ精視軸エレベーション軸
30をエレベーション軸22回りに回転させ、赤外線撮
像視軸23を目標方向に向け、同時にレーザ視軸24と
レーザ精視軸アジマス軸29とレーザ精視軸エレベーシ
ョン軸30を回転させる。また共用指向方向制御器18
は、共用アジマス回転部2と同じ角度レーザ導入装置1
1をアジマス軸21回りに回転させる。
【0031】レーザ精視軸指向制御器25は、レーザ精
視軸装置26のレーザアジマス精視軸指向部27とレー
ザエレベーション精視軸指向部28を駆動させる。レー
ザアジマス精視軸指向部27はレーザ精視軸アジマス軸
29回りに回転することによりレーザ視軸24をレーザ
精視軸アジマス軸29回りに回転させ、レーザエレベー
ション視軸指向部28はレーザ精視軸エレベーション軸
30回りに回転することによりレーザ視軸24をレーザ
精視軸エレベーション軸30回りに回転させ、レーザ視
軸24を目標方向に向ける。
【0032】一方レーザ発振器15から射出されたレー
ザ光20は、レーザ光学系14を通りレーザ導入装置1
1の第1のレーザ折り返しミラー12、第2のレーザ折
り返しミラー13を経て共用視軸指向装置1に入射され
る。共用視軸指向装置1に入射したレーザ光20は、共
用視軸指向装置1で進行方向を変え、レーザ視軸24の
方向に射出され、レーザ窓5を透過し目標に照射され
る。
【0033】この発明の赤外線撮像装置では、赤外線撮
像視軸23とレーザ視軸24の指向方向の変化手段が一
つの視軸指向装置で構成されるため、装置の小型化が実
現できる。また一つの視軸指向装置しかないため、一方
の視軸指向装置の視軸が他方の視軸指向装置により遮光
され赤外線画像が得られない領域や、レーザ光20を照
射できない領域が存在せず、広い領域の赤外画像を得る
ことと、広い領域へのレーザ照射が可能である。さらに
一つの視軸指向装置に赤外線撮像視軸23とレーザ視軸
24が存在することにより、2つの視軸を接近して配置
することが可能になり、視差による誤差を軽減でき目標
に対し高精度のレーザの照射ができる。さらにレーザ精
視軸装置26を持つことにより、赤外線撮像視軸23の
目標方向に対する制御系の定常偏差が大きく赤外線撮像
視軸23が目標方向を向ききらない場合にも、レーザ精
視軸装置26で赤外線撮像視軸23の目標方向に対する
定常偏差をレーザ視軸24のみ動かすことにより、レー
ザ視軸24を目標方向に向けることが可能であり、目標
に対して高精度のレーザの照射ができる。
【0034】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す構成図であり、図3において1から24は実
施の形態1と同じ機能を有する部品、31は画像回転制
御器、32は画像回転装置、33はデローテーションプ
リズム、34はデローテーション軸である。
【0035】この発明による赤外線撮像装置は上記のよ
うに構成され、以下のように動作する。赤外線撮像視軸
23の延長線上周辺に存在する目標から放射される赤外
線光19は赤外窓4を透過し共用視軸指向装置1に入射
する。共用視軸指向装置1に入射した赤外線光19は、
共用視軸指向装置1により進行方向を変え、撮像用折り
返しミラー7に射出される。撮像用折り返しミラー7に
入射した赤外線光19は、進行方向を変え画像回転装置
32に入射する。画像回転装置32により像の方向を回
転した赤外線光19は赤外線光学系8に導かれる。赤外
線光学系8に入射した赤外線光19は赤外線画像検出器
9内の赤外線検出素子10に集光され、赤外線画像検出
器9より画像信号として出力される。
【0036】画像信号は共用指向方向指示装置16内の
指向方向計算機17に送られ、指向方向計算機17は画
像信号より現在の赤外線撮像視軸23に対する目標の方
向のズレを計算する。計算結果は共用指向方向制御器1
8と画像回転制御器31に送られる。共用指向方向制御
器18は共用視軸指向装置1の共用アジマス視軸指向部
2と共用エレベーション視軸指向部3とレーザ導入装置
11を駆動させる。共用アジマス視軸指向部2はアジマ
ス軸21回りに回転することにより赤外線撮像視軸23
とレーザ視軸24をアジマス軸21回りに回転させ、共
用エレベーション視軸指向部3はエレベーション軸22
回りに回転することにより赤外線撮像視軸23とレーザ
視軸24をエレベーション軸22回りに回転させ、2つ
の視軸を目標方向に向ける。同時に共用指向方向制御器
18は、共用アジマス回転部2と同じ量レーザ導入装置
11をアジマス軸21回りに回転させる。画像回転制御
器31は、画像回転装置32をアジマス回転角の2分の
1の量デローテーションプリズム33をデローテーショ
ン軸34回りに回転させることにより、赤外線光学系8
に入射する像の方向を回転させ、アジマス指向方向によ
る画像の回転を防止する。
【0037】一方レーザ発振器15から射出されたレー
ザ光20は、レーザ光学系14を通りレーザ導入装置1
1の第1のレーザ折り返しミラー12、第2のレーザ折
り返しミラー13を経て共用視軸指向装置1に入射され
る。共用視軸指向装置1に入射したレーザ光20は、共
用視軸指向装置1で進行方向を変え、レーザ視軸24の
方向に射出され、レーザ窓5を透過し目標に照射され
る。
【0038】この発明の赤外線撮像装置では、赤外線撮
像視軸23とレーザ視軸24の指向方向の変化手段が一
つの視軸指向装置で構成されるため、装置の小型化が実
現できる。また一つの視軸指向装置しかないため、一方
の視軸指向装置の視軸が他方の視軸指向装置により遮光
され赤外線画像が得られない領域や、レーザ光20を照
射できない領域が存在せず、広い領域の赤外画像を得る
ことと、広い領域へのレーザ光20の照射が可能であ
る。さらに一つの視軸指向装置に赤外線撮像視軸23と
レーザ視軸24が存在することにより、2つの視軸を接
近して配置することが可能になり、視差による誤差を軽
減でき目標に対し高精度のレーザ光24の照射ができ
る。さらに画像回転装置23を赤外線光学系8の前に配
置することにより、赤外線撮像視軸23のアジマス軸2
1の回転による画像の回転を防止することができ、指向
方向計算機17の処理を軽減することにより高速の指向
制御が可能である。
【0039】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示す構成図であり、図4において1から7と11
と19から24は実施の形態1と同じ機能を有する部
品、35はアジマスミラー、36はエレベーションミラ
ー、37は共用アジマス視軸指向部回転装置、38は共
用エレベーション視軸指向部回転装置である。
【0040】この発明における赤外線撮像装置における
共用視軸指向装置1は以上のように構成され、以下のよ
うに動作する。赤外線撮像視軸23の延長線上周辺に存
在する目標から放射される赤外線光19は赤外窓4を透
過しエレベーションミラー36に入射する。エレベーシ
ョンミラー36に入射した赤外線光19は、エレベーシ
ョンミラー36、アジマスミラー35で反射され撮像用
折り返しミラー7に射出される。またレーザ導入装置1
1より射出されたレーザ光20は、アジマスミラー3
5、エレベーションミラー36で反射され、レーザ窓5
を透過しレーザ視軸24方向に射出される。
【0041】共用エレベーション視軸指向部3を共用エ
レベーション視軸指向部回転装置38によりエレベーシ
ョン軸22回りに回転させることにより、エレベーショ
ンミラー36が回転され赤外線撮像視軸23とレーザ視
軸24をエレベーション軸22回りに移動することが可
能である。同様に共用アジマス視軸指向部2を共用アジ
マス視軸指向部回転装置37によりアジマス軸21回り
に回転させることにより、アジマスミラー35が回転さ
れ赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24をアジマス軸2
1回りに移動させることが可能である。
【0042】共用視軸指向装置1をミラーで構成するこ
とにより、色収差の発生しない共用視軸指向装置1を得
ることができる。
【0043】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5を示す構成図であり、図5において1から7と11
と19から24と37,38は実施の形態4と同じ機能
を有する部品、39はドーブプリズムである。
【0044】この発明における赤外線撮像装置における
共用視軸指向装置1は以上のように構成され、以下のよ
うに動作する。赤外線撮像視軸23の延長線上周辺に存
在する目標から放射される赤外線光19は赤外窓4を透
過しドーブプリズム39に入射する。ドーブプリズム3
9に入射した赤外線光19は、ドーブプリズム39内で
反射、屈折し撮像用折り返しミラー7に射出される。ま
たレーザ導入装置11より射出されたレーザ光20は、
ドーブプリズム39内で反射、屈折しレーザ窓5を透過
しレーザ視軸24方向に射出される。
【0045】共用エレベーション視軸指向部3を共用エ
レベーション視軸指向部回転装置38によりエレベーシ
ョン軸22回りに回転させることにより、ドーブプリズ
ム39が回転され赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24
をエレベーション軸22回りに移動することが可能であ
る。この際ドーブプリズム39の回転角θに対し、赤外
線撮像視軸23およびレーザ視軸24は2θ角度で回転
する。同様に共用アジマス視軸指向部2を共用アジマス
視軸指向部回転装置37によりアジマス軸21回りに回
転させることで、ドーブプリズム39が回転され赤外線
撮像視軸23とレーザ視軸24をアジマス軸21回りに
移動させることが可能である。
【0046】共用視軸指向装置1をドーブプリズム39
で構成することにより、小型の共用視軸指向装置1を得
ることができる。
【0047】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6を示す構成図であり、図6において1から7と11
と19から24と37,38は実施の形態4と同じ機能
を有する部品、40はダブルドーブプリズムである。
【0048】この発明における赤外線撮像装置における
共用視軸指向装置1は以上のように構成され、以下のよ
うに動作する。赤外線撮像視軸23の延長線上周辺に存
在する目標から放射される赤外線光19は赤外窓4を透
過しダブルドーブプリズム40に入射する。ダブルドー
ブプリズム40に入射した赤外線光19は、ダブルドー
ブプリズム40内で反射、屈折し撮像用折り返しミラー
7に射出される。またレーザ導入装置11より射出され
たレーザ光20は、ダブルドーブプリズム40内で反
射、屈折しレーザ窓5を透過しレーザ視軸24方向に射
出される。
【0049】共用エレベーション視軸指向部3を共用エ
レベーション視軸指向部回転装置38によりエレベーシ
ョン軸22回りに回転させることにより、ダブルドーブ
プリズム40が回転され赤外線撮像視軸23とレーザ視
軸24をエレベーション軸22回りに移動することが可
能である。この際ダブルドーブプリズム40の回転角θ
に対し、赤外線撮像視軸23およびレーザ視軸24は2
θ角度で回転する。同様に共用アジマス視軸指向部2を
共用アジマス視軸指向部回転装置37によりアジマス軸
21回りに回転させることで、ダブルドーブプリズム4
0が回転され赤外線撮像視軸23とレーザ視軸24をア
ジマス軸21回りに移動させることが可能である。
【0050】共用視軸指向装置1をダブルドーブプリズ
ム40で構成することにより、共用視軸指向装置1の小
型化ができる。
【0051】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7を示す構成図であり、図7において1から7と10
と19から24と37,38は実施の形態4と同じ機能
を有する部品、41は仕切り板、42は撮像用ドーブプ
リズム、43はレーザ用ドーブプリズム、44はドーブ
プリズム接合部である。
【0052】この発明における赤外線撮像装置における
共用視軸指向装置は以上のように構成され、以下のよう
に動作する。赤外線撮像視軸23の延長線上周辺に存在
する目標から放射される赤外線光19は赤外窓4を透過
し撮像用ドーブプリズム42に入射する。撮像用ドーブ
プリズム42に入射した赤外線光19は、撮像用ドーブ
プリズム42内で反射、屈折し撮像用折り返しミラー7
に射出され最終的に赤外線検出素子10上に集光され
る。またレーザ導入装置11より射出されたレーザ光2
0は、レーザ用ドーブプリズム43内で反射、屈折しレ
ーザ窓5を透過しレーザ視軸24方向に射出される。
【0053】共用エレベーション視軸指向部回転装置3
8により共用エレベーション視軸指向部3をエレベーシ
ョン軸22回りに回転させることで、撮像用ドーブプリ
ズム42とレーザ用ドーブプリズム43が回転され赤外
線撮像視軸23とレーザ視軸24をエレベーション軸2
2回りに移動させることが可能である。撮像用ドーブプ
リズム42とレーザ用ドーブプリズム43はドーブプリ
ズム接合部44で機械的に接続されているため、一つの
共用エレベーション視軸指向部駆動装置38で同時に回
転させることが可能である。同様に共用アジマス視軸指
向部回転装置37により共用アジマス視軸指向部2をア
ジマス軸21回りに回転させることで、赤外線撮像視軸
23とレーザ視軸24をアジマス軸21回りに移動させ
ることが可能である。
【0054】仕切り板41は共用視軸指向装置1内の目
標からの赤外線光19が通る光路と、レーザ導入装置1
1より射出されたレーザ光20の光路を分離するために
用いられる。
【0055】目標から入射する赤外線光19と、レーザ
光20の光路が、共用視軸指向装置1内で分離されてい
ない場合にはレーザ光20が共用視軸指向装置1内の構
成部品の表面で反射し迷光となり、目標から入射した赤
外線光19と同じ光路をたどり赤外線検出素子10に入
射する可能性がある。レーザ光20の波長が赤外線検出
素子10の感度がある波長である場合、目標からの赤外
線光19以外にレーザ光20の迷光も画像として検出さ
れ、画像に雑音成分が加わることになる。
【0056】これを防ぐために共用視軸指向装置1内の
赤外線光19とレーザ光20の光路を仕切り板で分離
し、視軸指向用の光学部品を撮像用ドーブプリズム42
とレーザ用ドーブプリズム43で構成することにより、
共用視軸指向装置1の構成部品の表面で反射したレーザ
光20が目標からの赤外線光19と同じ光路をたどり、
赤外線検出素子10に入射することを防止することがで
きる。なお共用視軸指向装置1の撮像用視軸指向の光学
部品、レーザ用視軸指向の光学部品としてミラーやダブ
ルドーブプリズムを使用し構成しても良いことは明らか
である。
【0057】実施の形態8.図8はこの発明の実施の形
態8を示す構成図であり、図8において1,3,4,
7,10,22,23は実施の形態1と同じ機能を有す
る部品、45は軸上赤外線光、46は軸外赤外線光であ
る。
【0058】この発明における赤外線撮像装置における
赤外窓4は平行平板を赤外線撮像視軸23に対して傾け
て設置するものである。一般に目標は無限遠と見なせる
ことが多く、赤外線撮像視軸23の延長線周辺の目標か
らの赤外線光19は平行光となる。この平行光は共用視
軸指向装置1の平行平板で構成された赤外窓4を通り共
用エレベーション視軸指向部3を経て、共用視軸指向装
置1より撮像用折り返しミラー7に射出される。射出さ
れた赤外線光19は最終的に赤外線検出素子10に集光
され画像信号に変化されるが、一部の赤外線光19は赤
外線検出素子10上で反射される。この反射光は目標か
らの赤外線光19と逆の経路を辿り、共用視軸指向装置
1に入射される。ここで赤外窓4が赤外線撮像視軸23
に対して垂直であった場合、赤外線検出素子10上で反
射した赤外線光19の一部がさらに赤外窓4の表面で反
射し、目標からの赤外線光19と同じ経路を辿り、赤外
線検出素子10に到達し、目標の画像に対して雑音成分
となるゴースト画像を形成することになる。
【0059】このゴースト画像を除去するためには、赤
外窓4を赤外線撮像視軸23に対して傾ければよい。赤
外線検出素子10に結像する赤外線光19は赤外線撮像
視軸23に対して一定の広がりをもつ範囲から入射す
る。赤外線検出素子10に入射する軸外赤外線光46が
赤外線撮像視軸23となす角度をθとしこのθを赤外線
撮像装置の半視野角と定義すると、角度θで入射した目
標からの軸外赤外線光46が赤外線検出素子10と赤外
窓4に反射し再び赤外線検出素子10に到達しないため
には、赤外線撮像視軸23に対し赤外窓4を上記(3)
式の条件を満たすαだけ傾ける必要がある。
【0060】また赤外窓4を傾ける方向は、エレベーシ
ョン軸22回り赤外線撮像視軸23を回転させた際に赤
外線撮像視軸23が作る面の法線に対する方向である。
なお赤外窓4は上記(3)式の条件を満たす複数の平行
平板で構成しても良いことは明らかである。
【0061】実施の形態9.図9はこの発明の実施の形
態9を示す構成図であり、図9において1,3,5,1
1,14,15,20,22,24は実施の形態1と同
じ機能を有する部品、47は面S、48は面S’、49
は点Pである。
【0062】この発明における赤外線撮像装置における
レーザ窓5は平行平板をレーザ視軸24に対して傾けて
設置するものである。一般にレーザ発振器15より射出
されたレーザ光20はレーザ光学系14により平行光と
して射出され、平行光のまま共用視軸指向装置1に入射
し、共用視軸指向装置1から平行平板で構成されたレー
ザ窓5を透過してレーザ視軸24方向の目標に照射され
る。ここでもレーザ窓5がレーザ視軸24に対して垂直
であった場合、レーザ光20の一部はレーザ窓5で反射
されレーザ発振器15からのレーザ光20の光路と逆の
光路を辿りレーザ光学系14に戻り、再びレーザ発振器
15に入射することになる。レーザ発振器15に再度入
射したレーザ窓5からの反射光はレーザ発振器15の発
振異常を引き起こし、レーザ発振器15の出力異常を引
き起こす危険性がある。
【0063】このレーザ発振器15の出力異常を防ぐた
めには、レーザ窓5をレーザ視軸24に対して傾け、レ
ーザ窓5の反射光が再び共用視軸指向装置1からレーザ
発振器15に戻らないようにすれば良い。共用視軸指向
装置1の共用エレベーション視軸指向部3のレーザ窓側
の部分のレーザ光20が透過可能な面を面S、面Sとレ
ーザ窓5のレーザ視軸24方向の最短距離をL、面Sを
レーザ視軸24と垂直な面に投影した面を面S’、面
S’上でレーザ視軸が交わる点を点P、点Pから面S’
の外周までの最長距離をD、面S’上のレーザ光20の
半径をdとすると、上記(4)式の条件を満たす角度β
だけ傾ければ、レーザ窓5での反射光は共用エレベーシ
ョン視軸指向部3を通過することができず、共用視軸指
向装置1から射出されレーザ発振器15に戻ることはな
い。
【0064】またレーザ窓5を傾ける方向は、エレベー
ション軸22回りにレーザ視軸24を回転させた際にレ
ーザ視軸24が作る面の法線に対する方向である。なお
レーザ窓5は上記(4)式の条件を満たす複数の平行平
板で構成しても良いことは明らかである。
【0065】
【発明の効果】第1の発明によれば、赤外線撮像装置
の、赤外線撮像視軸とレーザ視軸の指向方向を一つの共
用視軸指向装置で変化させることにより、小型で、赤外
画像を得る領域とレーザを照射可能な領域の広範囲化が
でき、レーザ視軸指向方向と目標に対する方向の誤差が
少ない赤外線撮像装置を得ることができる。
【0066】第2の発明によれば、赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置にレーザ精軸機構を持つことにより、レ
ーザ光の目標への照射を高速かつ高精度に行うことが可
能な赤外線撮像装置を得ることができる。
【0067】第3の発明によれば、赤外線撮像装置に画
像回転装置を加えることで、指向方向の計算が簡略化さ
れ視軸指向方向を高速に変化させることが可能な赤外線
撮像装置を得ることができる。
【0068】第4の発明によれば、赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置を2枚のミラーを回転させる機構により
構成することにより、色収差の発生しない共用視軸指向
装置を得ることができる。
【0069】第5の発明によれば、赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置をドーブプリズムを回転させる機構によ
り構成することにより、小型な共用視軸指向装置を得る
ことができる。
【0070】第6の発明によれば、赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置をダブルドーブプリズムを回転させる機
構により構成することにより、小型な共用視軸指向装置
を得ることができる。
【0071】第7の発明によれば、赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置内に仕切り板と撮像用視軸指向の光学部
品とレーザ用視軸指向の光学部品を持つことにより、共
用視軸指向装置内で発生したレーザ光の迷光によるゴー
スト画像の発生を防止する共用視軸指向装置を得ること
ができる。
【0072】第8の発明によれば、赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置の赤外窓を、エレベーション軸回りに赤
外線撮像視軸を回転させた際に赤外線撮像視軸が作る面
の法線に対し上記(3)式の関係が成り立つ角度αだけ
傾斜して配置した平行平板で構成することにより、赤外
窓の反射光によるゴースト画像を防止する赤外窓を得る
ことができる。
【0073】第9の発明によれば、赤外線撮像装置の共
用視軸指向装置のレーザ窓を、エレベーション軸回りに
レーザ視軸を回転させた際にレーザ視軸が作る面の法線
に対し上記(4)式の関係が成り立つ角度βだけ傾斜し
て配置した平行平板で構成することにより、レーザ窓の
反射光によるレーザ発振器の出力異常を防止するレーザ
窓を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
1を示す図である。
【図2】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
2を示す図である。
【図3】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
3を示す図である。
【図4】 この発明による赤外線撮像装置の共用視軸指
向装置の実施の形態4を示す図である。
【図5】 この発明による赤外線撮像装置の共用視軸指
向装置の実施の形態5を示す図である。
【図6】 この発明による赤外線撮像装置の共用視軸指
向装置の実施の形態6を示す図である。
【図7】 この発明による赤外線撮像装置の共用視軸指
向装置の実施の形態7を示す図である。
【図8】 この発明による赤外線撮像装置の赤外窓の実
施の形態8を示す図である。
【図9】 この発明による赤外線撮像装置のレーザ窓の
実施の形態9を示す図である。
【図10】 従来の赤外線撮像装置を示す図である。
【図11】 従来の赤外線撮像装置のレーザ用ミラーの
配置を示す図である。
【符号の説明】
1 共用視軸指向装置、2 共用アジマス視軸指向部、
3 共用エレベーション視軸指向部、4 赤外窓、5
レーザ窓、6 固定部、7 撮像用折り返しミラー、8
赤外線光学系、9 赤外線画像検出器、10 赤外線
検出素子、111 レーザ導入装置、12 第1のレー
ザ折り返しミラー、13 第2のレーザ折り返しミラ
ー、14 レーザ光学系、15 レーザ発振器、16
共用指向方向指示装置、17 指向方向計算機、18
共用指向方向制御器、19 赤外線光、20 レーザ
光、21 アジマス軸、22 エレベーション軸、23
赤外線撮像視軸、24 レーザ視軸、25 レーザ精
視軸制御器、26 レーザ精視軸指向装置、27 レー
ザアジマス精視軸指向装置、28 レーザエレベーショ
ン精視軸指向装置、29 レーザ精視軸アジマス軸、3
0 レーザ精視軸エレベーション軸、31 画像回転制
御器、32 画像回転装置、33 デローテーションプ
リズム、34 デローテーション軸、35 アジマスミ
ラー、36 エレベーションミラー、37 共用アジマ
ス視軸指向部回転装置、38 共用エレベーション視軸
指向部回転装置、39 ドーブプリズム、40 ダブル
ドーブプリズム、41 仕切り板、42 撮像用ドーブ
プリズム、43 レーザ用ドーブプリズム、44 ドー
ブプリズム接合部、45 軸上赤外線光、46 軸外赤
外線光、47 面S、48 面S’、49 点P、50
撮像用視軸指向装置、51レーザ用視軸指向装置、5
2 レーザ用アジマスミラー、53 レーザ用エレベー
ションミラー、54 指向方向指示装置、55 撮像指
向方向制御器、56レーザ指向方向制御器、57 撮像
アジマス軸、58 撮像エレベーション軸、59 レー
ザアジマス軸、60 レーザエレベーション軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 H04N 7/18 N (72)発明者 浜田 雄彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線光で目標を検出、追尾しレーザ光
    を照射する機能をもつ赤外線撮像装置において、前記赤
    外線光を透過する赤外窓、レーザ光を透過するレーザ
    窓、赤外線撮像視軸の方向とレーザ視軸の方向を変える
    機能をもつ共用アジマス視軸指向部および共用エレベー
    ション視軸指向部とを有する共用視軸指向装置と、前記
    共用視軸指向装置にレーザ光を導入するレーザ導入装置
    と、赤外線画像検出器の出力を受け前記レーザ導入装置
    と前記共用視軸指向装置の駆動を制御する指向方向指示
    装置とを具備したことを特徴とする赤外線撮像装置。
  2. 【請求項2】 レーザ視軸の方向を変える機能をもつレ
    ーザ精視軸指向装置を加えた共用視軸指向装置と、赤外
    線画像検出器の出力を受け前記レーザ精視軸指向装置の
    駆動を制御する機能を加えた指向方向制御器とを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の赤外線撮像装置。
  3. 【請求項3】 赤外線画像検出器の画像を回転させる画
    像回転装置と、赤外線画像検出器の出力を受け前記画像
    回転装置を制御する機能を加えた共用指向方向指示装置
    とを設けたことを特徴とする請求項1記載の赤外線撮像
    装置。
  4. 【請求項4】 共用視軸指向装置として赤外線光とレー
    ザ光の光路上に配置した2枚のミラーを回転させること
    により赤外線撮像視軸の方向とレーザ視軸の方向を変え
    る機構をもつ共用視軸指向装置を使用することを特徴と
    する請求項1記載の赤外線撮像装置。
  5. 【請求項5】 共用視軸指向装置として赤外線光とレー
    ザ光の光路上に配置したドーブプリズムを回転させるこ
    とにより赤外線撮像視軸の方向とレーザ視軸の方向を変
    える機構をもつ共用視軸指向装置を使用することを特徴
    とする請求項1記載の赤外線撮像装置。
  6. 【請求項6】 共用視軸指向装置として赤外線光とレー
    ザ光の光路上に配置したダブルドーブプリズムを回転さ
    せることにより赤外線撮像視軸の方向とレーザ視軸の方
    向を変える機構をもつ共用視軸指向装置を使用すること
    を特徴とする請求項1記載の赤外線撮像装置。
  7. 【請求項7】 赤外線の光路とレーザ光の光路を分離す
    る仕切り板と、撮像用視軸指向光学部品およびレーザ用
    視軸指向光学部品を持つことを特徴とする請求項1記載
    の赤外線撮像装置。
  8. 【請求項8】 赤外窓をエレベーション軸回りに赤外線
    撮像視軸を回転させた際に赤外線撮像視軸が作る面の法
    線に対し(1)式の関係が成り立つ角度αだけ傾斜して
    配置したことを特徴とする請求項1記載の赤外線撮像装
    置。 【数1】
  9. 【請求項9】 レーザ窓をエレベーション軸回りにレー
    ザ視軸を回転させた際にレーザ視軸が作る面の法線に対
    し(2)式の関係が成り立つ角度βだけ傾斜して配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の赤外線撮像装置。 【数2】
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108399A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Mitsubishi Electric Corp 光波妨害装置
JP2007240309A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Toshiba Corp 目標位置照準装置および目標位置照準方法
JP2011017645A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Toshiba Corp 目標捕捉追尾装置
JP2013162144A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Fujitsu Ltd 視軸制御装置

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