JPH09250998A - 濃度測定装置 - Google Patents

濃度測定装置

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Publication number
JPH09250998A
JPH09250998A JP5808096A JP5808096A JPH09250998A JP H09250998 A JPH09250998 A JP H09250998A JP 5808096 A JP5808096 A JP 5808096A JP 5808096 A JP5808096 A JP 5808096A JP H09250998 A JPH09250998 A JP H09250998A
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JP
Japan
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sensor
cartridge
concentration measuring
measuring device
pressing member
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Application number
JP5808096A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Morisawa
義和 森澤
Hidetaka Fujimura
英隆 藤村
Hideo Katayama
秀夫 片山
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサのセット、排出のための操作を著しく
簡素化できる濃度測定装置を提供する。 【解決手段】 多数枚のセンサ1を上方に付勢する状態
で収容したカートリッジ2を濃度測定装置本体3に装着
し、最も上部のセンサ1を押圧部材4によって濃度測定
装置本体3から突出するように押し出し、押圧部材4の
往動長さ、復動長さを、1回目の往動時にセンサ1のほ
ぼ1/2の長さだけセンサ1を押し出し、2回目の往動
時にセンサ1のほぼ全長だけセンサ1を押し出すように
設定すべく、操作部材4aの往復動に追従して間欠的に
動作する爪車機構5、爪車機構5により駆動される欠歯
歯車5b、および欠歯歯車5bと噛み合って押圧部材4
を往動させるラック4bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は濃度測定装置に関
し、さらに詳細にいえば、生理活性物質の存在下におい
て測定対象物質が酸化され、もしくは還元されることに
よって生成され、もしくは消失される物質の量に対応す
る電気信号をセンサの電極から入力し、この電気信号に
基づいて濃度測定信号を出力するようにした濃度測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、作用電極、対向電極および必
要に応じて設けられる参照電極を有する電極本体の上面
に、酵素などの生理活性物質を固定化してなる膜(以
下、単に固定化酵素膜と称する)を設けてなるセンサを
用いて溶液中の対象物質の濃度を測定することが提案さ
れている。そして、生理活性物質としてグルコースオキ
シダーゼを採用すれば、糖分の濃度の測定に適用するこ
とができる。
【0003】しかし、血液中の糖分の濃度を測定する場
合には、血液中に血球などの妨害物質が多量に含まれて
いることが原因となって、前記の構成のセンサを用いて
血糖値を反復的に測定した場合に、2回目以降の測定値
が不正確になってしまう可能性が高い。特に、一般家庭
での使用を前提とした血糖値測定装置の場合には、測定
値が不正確になってしまうことを未然に防止すべく、セ
ンサを予め個装しておくとともに、血糖値の測定を行う
場合に新しいセンサを血糖値測定装置に装着すべきこと
を指示することが行われている。
【0004】このようにすれば、センサを交換すること
なく反復的に血糖値の測定を行ってしまうという不都合
を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の血糖値
測定装置を採用した場合には、血糖値の測定を行う前
に、個装されたセンサを取り出して血糖値測定装置にセ
ットする作業が必要になるとともに、血糖値の測定終了
後に、血糖値測定装置から使用済みのセンサを取り出す
作業が必要になる。
【0006】そして、血液の必要量を可能な限り少なく
するためにセンサは著しく小形化されているのであるか
ら、上記作業が困難であり、しかも煩しいという不都合
がある。また、センサが正確にセットされない可能性も
あり、この場合にはセンサからの出力信号を取り出すこ
とができなくなり、ひいては血糖値測定を行うことがで
きなくなってしまうという不都合もある。
【0007】以上には血糖値測定装置についてのみ説明
したが、他の物質の濃度を測定する濃度測定装置であっ
ても、測定ごとにセンサを交換する必要があるものであ
れば、同様の不都合がある。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、測定前におけるセンサのセット、測定後
におけるセンサの取り出しのための作業を大幅に簡素化
することができ、しかもセンサを正確にセットすること
ができる濃度測定装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の濃度測定装置
は、多数個の濃度測定用のセンサを積み重ねて収容して
なるカートリッジと、センサからの出力信号を入力とし
て濃度測定信号を出力する信号処理部を有する濃度測定
装置本体とを有し、前記カートリッジが取り出し可能に
濃度測定装置本体に装着されてあり、前記カートリッジ
がセンサをカートリッジの開口に向かって移動させるべ
く押圧力を作用させるセンサ付勢部材を有し、前記濃度
測定装置本体が、カートリッジの開口部に位置するセン
サを濃度測定装置本体から押し出す押圧部材と、押圧部
材を押し出し方向と反対方向に付勢する押圧部材付勢部
材と、押圧部材と平行に往復動可能な操作部材と、操作
部材を復動させるべく付勢する操作部材付勢部材と、操
作部材が1回往動されることのみに応答して爪車を所定
角度だけ所定方向に回転させる爪車機構と、爪車の回転
に追従して所定方向に回転される、所定範囲にのみ歯が
設けられた欠歯歯車と、押圧部材の所定範囲に設けら
れ、かつ欠歯歯車の歯と噛み合うラックとを有し、欠歯
歯車の歯が設けられていない範囲が、爪車が爪車機構に
より2回駆動された場合にのみラックと正対するように
設定されてある。
【0010】請求項2の濃度測定装置は、多数個の濃度
測定用のセンサを積み重ねて収容してなるカートリッジ
と、センサからの出力信号を入力として濃度測定信号を
出力する信号処理部を有する濃度測定装置本体とを有
し、前記カートリッジが取り出し可能に濃度測定装置本
体に装着されてあり、前記カートリッジがセンサをカー
トリッジの開口に向かって移動させるべく押圧力を作用
させるセンサ付勢部材を有し、前記濃度測定装置本体
が、カートリッジの開口部に位置するセンサを濃度測定
装置本体から押し出す押圧部材と、押圧部材を押し出し
方向と反対方向に付勢する押圧部材付勢部材と、押圧部
材と平行に往復動可能な操作部材と、操作部材を復動さ
せるべく付勢する操作部材付勢部材と、押圧部材の所定
位置に揺動可能に設けられたレバー部材と、押圧部材が
所定長さだけ往動されたことに応答してレバー部材と係
合することにより押圧部材の復動を阻止する第1係合部
材、所定位置に設けられたカム部材と係合して、押圧部
材の往復動に追従して操作部材と係合し得る状態、操作
部材と係合しない状態との間で往復動する第2係合部材
とを有し、前記押圧部材が操作部材の所定長さの自由移
動を許容する係合部を有しているとともに、第2係合部
材が操作部材の自由移動を規制し得るように押圧部材の
所定位置に設けられてあり、操作部材が1回往動される
ことによりセンサをその全長よりも短い所定長さだけ濃
度測定装置本体から押し出すとともに、レバー部材と第
1係合部材が係合して押圧部材の復動を阻止し、その後
に操作部材付勢部材により操作部材が復動されることに
応答して操作部材と係合し得るように第2係合部材を移
動させ、操作部材が再び往動されることによりセンサを
その全長とほぼ等しい長さだけ濃度測定装置本体から押
し出すとともに、レバー部材と第1係合部材との係合、
操作部材と第2係合部材の係合を外し、その後に押圧部
材および操作部材が元の位置まで復動されるようにして
ある。
【0011】請求項3の濃度測定装置は、多数個の濃度
測定用のセンサを積み重ねて収容してなるカートリッジ
と、センサからの出力信号を入力として濃度測定信号を
出力する信号処理部を有する濃度測定装置本体とを有
し、前記カートリッジが取り出し可能に濃度測定装置本
体に装着されてあり、前記カートリッジがセンサをカー
トリッジの開口に向かって移動させるべく押圧力を作用
させるセンサ付勢部材を有し、前記濃度測定装置本体
が、カートリッジの開口部に位置するセンサを濃度測定
装置本体から押し出す押圧部材と、押圧部材を押し出し
方向と反対方向に付勢する押圧部材付勢部材と、所定方
向に回転可能な操作部材と、操作部材に追従する、所定
範囲にのみ歯が設けられた欠歯歯車と、操作部材が所定
角度だけ回転したことに応答して操作部材の回転を阻止
するラッチ機構と、ラッチ機構による操作部材の回転素
子を解除するラッチ解除機構と、欠歯歯車の歯と噛み合
って押圧部材を往動させるラックとを有し、欠歯歯車の
歯が設けられた範囲をセンサの全長とほぼ等しい長さだ
け押圧部材を往動させ得るように設定してある。
【0012】
【作用】請求項1の濃度測定装置であれば、カートリッ
ジが濃度測定装置本体に装着された状態において、カー
トリッジ内の多数個のセンサがセンサ付勢部材によって
カートリッジの開口に向かって付勢されている。この状
態において操作部材付勢部材に抗して操作部材を往動さ
せ、次いで操作部材付勢部材により操作部材を復動させ
れば、爪車機構によって爪車を所定角度だけ回転させ、
爪車の回転に追従して欠歯歯車が所定角度だけ回転し、
欠歯歯車の歯とラックとの噛み合いによって押圧部材を
所定長さだけ往動させることができ、最も上部のセンサ
(1番目のセンサ)をその全長よりも短い所定長さだけ
濃度測定装置本体から押し出すことができる。この押し
出されたセンサに対して測定対象溶液(測定対象物質を
含む溶液)を簡単に点着することができる。そして、測
定対象物質の濃度に対応する信号がセンサから出力さ
れ、この信号が濃度測定装置本体に含まれる信号処理部
に導かれることにより濃度測定信号が出力される。操作
部材に対する押圧力を解除した場合には、爪車の回転が
阻止された状態において操作部材付勢部材によって操作
部材が復動させられる。したがって、押圧部材は全く復
動せず、2番目のセンサがセンサ付勢部材により移動さ
せられること(2番目のセンサが押圧部材により押し出
され得る状態になること)を確実に防止することができ
る。
【0013】濃度測定を行った後は、操作部材付勢部材
に抗して操作部材を再び往動させれば、爪車機構によっ
て爪車を所定角度だけ回転させ、爪車の回転に追従して
欠歯歯車が所定角度だけ回転し、欠歯歯車の歯とラック
との噛み合いによって押圧部材を所定長さだけ往動させ
ることができ、1番目のセンサをさらに濃度測定装置本
体から押し出し、このセンサを濃度測定装置本体から落
下させることができる。また、欠歯歯車の歯とラックと
の噛み合いによって押圧部材が往動された後は、欠歯歯
車の歯が設けられていない部分がラックと正対するの
で、押圧部材付勢部材によって押圧部材が初期位置まで
復動させられる。そして、操作部材に対する押圧力を解
除すれば操作部材付勢部材によって操作部材をも初期位
置まで復動させることができる。この後は、センサ付勢
部材によって残りのセンサがカートリッジの開口に向か
って移動させられ、2番目のセンサが押圧部材によって
押圧され得る状態にする。
【0014】したがって、操作部材を1回往動させるこ
とにより濃度測定のための設定位置までセンサを濃度測
定装置本体から突出させることができ、濃度測定後は、
操作部材を再び往動させることにより使用されたセンサ
を濃度測定装置本体から落下させることができる。そし
て、押圧部材は自動的に初期位置まで復動させられ、操
作部材に対する押圧力を解除すれば操作部材をも初期状
態にまで復動させることができる。この結果、センサの
セット、取り出しのための作業を著しく簡素化すること
ができ、しかもセンサのセット状態を正確に設定し、電
気的接続不良などの発生を防止することができる。
【0015】請求項2の濃度測定装置であれば、カート
リッジが濃度測定装置本体に装着された状態において、
カートリッジ内の多数個のセンサがセンサ付勢部材によ
ってカートリッジの開口に向かって付勢されている。こ
の状態において操作部材付勢部材に抗して操作部材を往
動させれば、押圧部材と共にレバー部材が所定長さだけ
往動させられ、最も上部のセンサ(1番目のセンサ)を
その全長よりも短い所定長さだけ濃度測定装置本体から
押し出すとともに、レバー部材が第1係合部材と係合す
ることにより押圧部材の復動を阻止する。この押し出さ
れたセンサに対して測定対象溶液(測定対象物質を含む
溶液)を簡単に点着することができる。そして、測定対
象物質の濃度に対応する信号がセンサから出力され、こ
の信号が濃度測定装置本体に含まれる信号処理部に導か
れることにより濃度測定信号が出力される。操作部材に
対する押圧力を解除した場合には、押圧部材の係合部に
より許容される所定長さだけ操作部材付勢部材によって
操作部材が復動させられる。したがって、押圧部材は全
く復動せず、2番目のセンサがセンサ付勢部材により移
動させられること(2番目のセンサが押圧部材により押
し出され得る状態になること)を確実に防止することが
できる。そして、操作部材の復動によって第2係合部材
が移動し、操作部材の自由な往動を阻止する。
【0016】濃度測定を行った後は、操作部材付勢部材
に抗して操作部材を再び往動させれば、操作部材と第2
係合部材とが係合していることに起因して押圧部材をさ
らに往動させることができ、1番目のセンサをさらに濃
度測定装置本体から押し出し、このセンサを濃度測定装
置本体から落下させることができる。また、レバー部材
がさらに往動すれば第1係合部材との係合が外れ、しか
も押圧部材が往動させることにより第2係合部材が前記
と逆方向に移動し、操作部材との係合を外すので、押圧
部材付勢部材によって押圧部材が係合部により許容され
る所定長さだけ復動する。次いで、操作部材に対する押
圧力を解除すれば、操作部材付勢部材によって操作部材
を初期位置まで復動させることができるとともに、押圧
部材付勢部材によって押圧部材をも初期位置まで復動さ
せることができる。この後は、センサ付勢部材によって
残りのセンサがカートリッジの開口に向かって移動させ
られ、2番目のセンサが押圧部材によって押圧され得る
状態にする。
【0017】したがって、操作部材を1回往動させるこ
とにより濃度測定のための設定位置までセンサを濃度測
定装置本体から突出させることができ、濃度測定後は、
操作部材を再び往動させることにより使用されたセンサ
を濃度測定装置本体から落下させることができる。そし
て、操作部材に対する押圧力を解除すれば操作部材およ
び押圧部材を初期状態にまで復動させることができる。
この結果、センサのセット、取り出しのための作業を著
しく簡素化することができ、しかもセンサのセット状態
を正確に設定し、電気的接続不良などの発生を防止する
ことができる。
【0018】請求項3の濃度測定装置であれば、カート
リッジが濃度測定装置本体に装着された状態において、
カートリッジ内の多数個のセンサがセンサ付勢部材によ
ってカートリッジの開口に向かって付勢されている。こ
の状態において操作部材をラッチ機構により回転が阻止
されるまで回転させれば、欠歯歯車とラックとが噛み合
って押圧部材を押圧部材付勢部材に抗して所定長さだけ
往動させることができ、最も上部のセンサ(1番目のセ
ンサ)をその全長よりも短い所定長さだけ濃度測定装置
本体から押し出すことができる。この押し出されたセン
サに対して測定対象溶液(測定対象物質を含む溶液)を
簡単に点着することができる。そして、測定対象物質の
濃度に対応する信号がセンサから出力され、この信号が
濃度測定装置本体に含まれる信号処理部に導かれること
により濃度測定信号が出力される。また、この状態にお
いて、2番目のセンサがセンサ付勢部材により移動させ
られること(2番目のセンサが押圧部材により押し出さ
れ得る状態になること)を確実に防止することができ
る。
【0019】濃度測定を行った後は、ラッチ解除機構に
よってラッチ機構によるラッチを解除させ、次いで操作
部材を前記と同じ方向に回転させれば、欠歯歯車とラッ
クとの噛み合いにより押圧部材を所定長さだけ往動させ
ることができ、1番目のセンサをさらに濃度測定装置本
体から押し出し、このセンサを濃度測定装置本体から落
下させることができる。また、欠歯歯車の歯とラックと
の噛み合いによって押圧部材が往動された後は、欠歯歯
車の歯が設けられていない部分がラックと正対するの
で、押圧部材付勢部材によって押圧部材が初期位置まで
復動させられる。この後は、センサ付勢部材によって残
りのセンサがカートリッジの開口に向かって移動させら
れ、2番目のセンサが押圧部材によって押圧され得る状
態にする。
【0020】したがって、操作部材をラッチ機構により
回転が阻止されるまで回転させることにより濃度測定の
ための設定位置までセンサを濃度測定装置本体から突出
させることができ、濃度測定後は、ラッチ解除機構によ
ってラッチ機構によるラッチを解除して操作部材を再び
同じ方向に回転させることにより使用されたセンサを濃
度測定装置本体から落下させることができる。そして、
押圧部材は自動的に初期位置まで復動させられる。この
結果、センサのセット、取り出しのための作業を著しく
簡素化することができ、しかもセンサのセット状態を正
確に設定し、電気的接続不良などの発生を防止すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面によってこの発明
の実施の態様を詳細に説明する。図1はこの発明の濃度
測定電極の一実施態様を示す要部側面図である。この濃
度測定装置は、多数枚の平板状のセンサ1を積み重ね状
態で収容するカートリッジ2と、濃度測定装置本体3と
を有している。
【0022】前記センサ1は、図2にその平面形状を示
すように、五角形(所定長さの長方形の一方の短辺側の
角を切除してなる形)を呈する所定厚みの電気絶縁性の
薄板1aの先端寄り(前記切除部寄り)の所定位置に、
先端側から順に参照電極1b、対向電極1c、作用電極
1d、対向電極1c、作用電極1d、対向電極1cを互
いに近接させて形成してあるとともに、後端寄りの所定
位置に参照電極用引き出し端子1b1、対向電極用引き
出し端子1c1、作用電極用引き出し端子1d1、作用
電極用引き出し端子1d1を形成してある。なお、これ
ら各引き出し端子は、薄板1aの幅方向にこの順に形成
されてある。そして、参照電極1bと参照電極用引き出
し端子1b1との間を参照電極用配線パターン1b2に
よって電気的に接続し、全ての対向電極1cと対向電極
用引き出し端子1c1との間を対向電極用配線パターン
1c2によって電気的に接続し、各作用電極1dと対応
する作用電極用引き出し端子1d1との間を作用電極用
配線パターン1d2によって電気的に接続してある。ま
た、参照電極1b、対向電極1c、作用電極1d、対向
電極1c、作用電極1d、対向電極1cおよびこれらの
間隙を覆うように固定化酵素膜(図示せず)が設けられ
てあるとともに、参照電極用配線パターン1b2、対向
電極用配線パターン1c2、作用電極用配線パターン1
d2およびこれらの間隙を覆うようにレジスト層(図示
せず)が設けられてある。ただし、好ましくは、固定化
酵素膜の下面に、反応生成物質もしくは反応消失物質を
選択的に透過させるための選択透過膜を設ける。
【0023】前記カートリッジ2は、図2に示すセンサ
1を多数枚積み重ねた状態で収容してあるとともに、一
方の端部側の所定位置にセンサ送り出し用の開口2aを
有し、この開口2aと対向する位置に後述する押圧部材
の侵入を許容する開口2bを有している。そして、カー
トリッジ2の内部には、これら多数枚のセンサ1を開口
2a,2bが形成された端部側に向かって移動させるべ
く付勢力を与えるコイルバネ2c、コイルバネ2cを案
内する棒状体2d、およびコイルバネ2cにより押圧さ
れてセンサ1の下面にほぼ均一な付勢力を伝達する付勢
力伝達部材2eが設けられている。
【0024】前記濃度測定装置本体3は、全体がほぼ直
方体状のケーシング3aの一方の端部寄りの内部に直流
電源としての電池(図示せず)を収容してあるととも
に、他方の端部寄りに区画壁(図示せず)によって他の
部分から区画されたカートリッジ収容空間3cを形成し
てある。このカートリッジ収容空間3cは、ケーシング
3aの底部(図1中下側)に設けた蓋(図示せず)を開
放した状態においてカートリッジ1の装着、取り出しを
行わせることができる。このカートリッジ収容空間3c
の外壁3f、区画壁には、カートリッジ1を収容した状
態においてカートリッジ1の開口2a,2bとそれぞれ
正対する開口3gが形成されてある。そして、カートリ
ッジ収容空間3cの直上に接点部材収容空間3iが形成
されてあり、この接点部材収容空間3iに収容された4
つの接点部材3jが接点部材収容空間3iから下方に突
出し、カートリッジ収容空間3cの上壁3kを貫通して
カートリッジ収容空間3c内に僅かに侵入している。こ
れら4つの接点部材3jは、前記センサ1の参照電極用
引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端子1c1、
作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用引き出し端
子1d1とそれぞれ接触して電気的接続を達成し得るよ
うにそれらの位置が設定されている。また、これら4つ
の接点部材3jは、後述する押圧部材によってセンサ1
がその全長よりも短い所定長さだけ押し出された状態に
おいて各引き出し端子と接触するようにしてある(図3
をも参照)。さらに、4つの接点部材3jと電気的に接
続されることによりセンサ1からの出力信号を取り込む
信号処理部(図示せず)が設けられている。この信号処
理部は、センサ1からの出力信号を取り込んで、例え
ば、出力信号の微分値の最大値を検出し、この最大値お
よび予め設定されている検量線に基づいて測定対象物質
の濃度を示す濃度測定信号を出力する。
【0025】前記濃度測定装置本体3は、電池とカート
リッジ収容空間3cとの間の所定位置に、1番上のセン
サ1のみを押し出すための押圧部材4を往復スライド可
能に設けてある。また、濃度測定装置本体3は、押圧部
材4と平行に往復スライド可能な操作部材4a、この操
作部材4aの往動のみに伴なって爪車5aを所定方向に
所定角度だけ回転させる爪車機構5と、爪車5aの回転
に伴なって所定方向に所定角度だけ回転する、所定範囲
にのみ歯が設けられた欠歯歯車5bと、押圧部材4の所
定位置に設けられ、かつ欠歯歯車5bの歯と噛み合って
押圧部材4を往動させるラック4bとを有している。押
圧部材4をカートリッジ収容空間3cから離れる方向に
移動させるべく付勢力を与える第1付勢バネ4cを押圧
部材4の所定位置とケーシング3aの所定位置との間に
設けてある。さらに、操作部材4aをカートリッジ収容
空間3cから離れる方向に移動させるべく付勢力を与え
る第2付勢バネ4dを操作部材4aの所定位置とケーシ
ング3aの所定位置との間に設けてある。
【0026】前記爪車機構5は、操作部材4aの所定位
置に一体的に突出形成した突軸5cと、この突軸5cの
先端部に上下方向揺動自在に連結された爪部材5dと、
操作部材4aの復動時に爪部材5dによって所定方向に
所定角度だけ回転させられる爪車5aと、爪車5aと同
軸かつ一体的に設けられた第1歯車5eと、所定範囲に
のみ歯が設けられた欠歯歯車5bと同軸かつ一体的に設
けられ、かつ第1歯車5eと噛み合されている第2歯車
5fと、第1歯車5eもしくは第2歯車5fの歯と係合
して操作部材4a往動時に爪車5a、第1歯車5e、第
2歯車5f、欠歯歯車5bの逆転を阻止する従来公知の
ストッパ(図示せず)とを有している。なお、欠歯歯車
5bの歯が設けられていない範囲は、操作部材4aが2
回往動された場合にラック4bと正対するように設定さ
れてある。また、爪歯車5aの各爪には、便宜上、番号
を付与してある。
【0027】前記の構成の濃度測定装置の作用は次のと
おりである。ただし、以下においては、酵素としてグル
コースオキシダーゼを採用し、血糖値を測定する場合を
例にとって説明する。先ず、ケーシング3aの蓋3eを
開放してカートリッジ収容空間3cに、多数枚のセンサ
1が積み重ねられた状態で収容されているカートリッジ
2を収容し、その後、蓋3eを閉じてカートリッジ2の
脱落を防止する。なお、この状態においては、押圧部材
4を全く操作していないのであるから、欠歯歯車5bの
歯が設けられていない範囲がラック4bと正対し、押圧
部材4は第1付勢バネ4cによって復動された状態であ
る(図4参照)。
【0028】血糖値の測定を行う場合には、先ず、操作
部材4aを押圧することにより爪部材5dを前進させ
る。この場合には、前進に伴なって爪部材5dが自重に
よって下方に揺動し、爪車5aの次の爪部と係合する
(図5参照)。次いで、操作部材4aの押圧力を解除す
れば、第2付勢バネ4dによって操作部材4aが復動
し、爪部材5dを後退させる。この爪部材5dの後退に
伴なって爪車5aが所定角度だけ回転され、この回転力
が第1歯車5e、第2歯車5fを介して欠歯歯車5bに
伝達される。したがって、欠歯歯車5bの歯がラック4
bと噛み合って押圧部材4を往動させることができ、押
圧部材4のこの往動によって押圧部材4の先端部が開口
2bを通ってカートリッジ2の内部に侵入し、最も上部
(1番目)のセンサ1を押圧して開口2a,3gをこの
順に通ってケーシング3aから突出させる(図6参
照)。ただし、センサ1の突出長さは、全長よりも短い
所定長さであり、カートリッジ2内に残っているセンサ
1の部分はコイルバネ2cおよび付勢力伝達部材2eに
より押圧力が作用しているのであるから、センサ1の自
然落下は確実に防止されている。もちろん、センサ1の
先端部(参照電極1b、対向電極1c、作用電極1dが
形成され、かつこれらが固定化酵素膜で覆われた部分を
含む部分)はケーシング3aから突出されている。
【0029】この状態においては、1番目のセンサ1の
参照電極用引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端
子1c1、作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用
引き出し端子1d1がそれぞれ4つの接点部材3jと接
触しているので、測定対象血液を固定化酵素膜に点着す
ることにより血糖値の測定を行うことができる。すなわ
ち、血液中のグルコースがグルコースオキシダーゼの存
在下において酸化され、グルコン酸と過酸化水素を発生
させる。そして、所定のバイアス電圧が作用電極1dと
参照電極1bとの間に印加されていることに起因して過
酸化水素が還元され、この還元に伴なう電気信号が作用
電極1dおよび対向電極1cから出力される。そして、
この電気信号を該当する接点部材3jを通して信号処理
部に供給することにより血糖値測定信号を得ることがで
きる。
【0030】次いで、再び操作部材4aを往動させれ
ば、爪部材5dが前進し、前進に伴なって爪部材5dが
自重によって下方に揺動し、爪車5aの次の爪部と係合
する(図7参照)。次いで、操作部材4aの押圧力を解
除すれば、第2付勢バネ4dによって操作部材4aが復
動し、爪部材5dを後退させる。この爪部材5dの後退
に伴なって爪車5aが所定角度だけ回転され、この回転
力が第1歯車5e、第2歯車5fを介して欠歯歯車5b
に伝達される。したがって、欠歯歯車5bの歯がラック
4bと噛み合って押圧部材4を往動させることができ、
押圧部材4のこの往動によってセンサ1を押圧してケー
シング3aからさらに突出させる(図8参照)。この場
合におけるセンサ1のケーシング3aからの突出長さは
センサ1の全長とほぼ等しいのであるから、センサ1は
自然落下する。
【0031】その後も欠歯歯車5bが回転し、歯が設け
られていない部分がラック4bと正対するので、第1付
勢バネ4cによって押圧部材4が初期位置まで復動され
る(図9参照)。ただし、カートリッジ2内において
は、押圧部材4が完全にカートリッジ2から脱出したこ
とに応じてコイルバネ2cおよび付勢力伝達部材2eに
より残りの全てのセンサ1がセンサ1枚分の厚みだけ押
し上げられる。
【0032】したがって、以上の操作を反復することに
より、血糖値の測定を反復して行うことができる。ま
た、以上の説明から明らかなように、オペレータが行う
べき操作は押圧部材4の押圧および押圧力の解除だけで
あり、センサ1を手に持ってセットし、もしくは取り出
す作業は全く不要であるから、操作を著しく簡素化する
ことができる。また、センサ1のセット状態は常に一定
であるから、電気的接続も確実に確保される。
【0033】図10はこの発明の濃度測定装置の他の実
施態様の要部(センサの押し出しを行う部分)を示す概
略側面図である。この濃度測定装置において、センサ1
を押し出すための機構部分を除いて他の部分は前記実施
態様と同様の構成を有しているので、図示および説明を
省略する。この濃度測定装置において、センサ1を押し
出すための機構部分は、センサ1を往動させるべく往復
移動可能な押圧部材6aと、押圧部材6aを往動させる
ための手動操作可能な操作部材6bと、押圧部材6aの
所定位置に揺動可能に設けられたレバー部材6cと、押
圧部材6aと一体的に設けられ、かつ操作部材6bを所
定長さだけ自由に往復動させるべく操作部材6bと係合
される係合部6dと、操作部材6bの自由な往復動を規
制すべく係合部6dの中間部に突出可能な係合軸部材6
eと、操作部材6bと係合部6dとが係合した状態で押
圧部材6aが所定長さ(センサ1の全長よりも短い所定
長さ)だけ往動されたことに応答してレバー部材6cと
係合し、押圧部材6aの復動を阻止する復動阻止部材
(第1係合部材)6fと、係合軸部材6eの基部と係合
し、かつ押圧部材6aの往動中間位置に対応して係合軸
部材6eの突出を許容し、往動始端位置、往動終端位置
に対応して係合軸部材(第2係合部材)6eの突出を阻
止するカム部材6gと、押圧部材6aを復動させる第1
付勢部材6hと、操作部材6bを復動させる第2付勢部
材6iとを有している。
【0034】レバー部材6cは、先端部下面が先細とな
るテーパ6c1に形成されており、このテーパ6c1に
続いて復動阻止部材6fと係合する凹部6c2が形成さ
れており、レバー部材6cの所定位置とケーシング3a
の所定位置との間にレバー部材6cの凹部6c2を復動
阻止部材6fと係合させるべく付勢力を与える第3付勢
部材6c3が設けられており、前記凹部6c2に続いて
復動阻止部材6fの先端部と係合して第3付勢部材6c
3による揺動方向と直交する方向にレバー部材6cを揺
動させるテーパ部6c4が形成されている。
【0035】係合軸部材6eの所定位置と係合部6dの
所定位置との間に、係合軸部材6eを突出させるべく付
勢力を与える第4付勢部材6e1が設けられている。カ
ム部材6gはケーシング3aの所定位置に設けられてお
り、係合軸部材6eの基部に移動方向と直交する向きに
突出されたカムフォロワ6e2と係合している。このカ
ム部材6gは、押圧部材6aの往動始端位置、往動終端
位置におけるカムフォロワ6e2に対応する第1領域6
g1、第3領域6g3が高く形成されているとともに、
第1領域6g1と第3領域6g3との中間の第2領域6
g2が低く形成されている。したがって、押圧部材6a
が往動途中であって、カムフォロワ6e2が第2領域6
g2と正対している状態において係合軸部材6eが突出
可能であり、押圧部材6aが往動始端位置、往動終端位
置であって、カムフォロワ6e2が第1領域6g1また
は第3領域6g3と正対している状態において係合軸部
材6eの突出が阻止される。なお、以上には押圧部材6
aの往動時についてのみ説明したが、復動時についても
同様である。
【0036】前記の構成の濃度測定装置の作用は次のと
おりである。ただし、以下においては、酵素としてグル
コースオキシダーゼを採用し、血糖値を測定する場合を
例にとって説明する。先ず、ケーシング3aの蓋3eを
開放してカートリッジ収容空間3cに、多数枚のセンサ
1が積み重ねられた状態で収容されているカートリッジ
2を収容し、その後、蓋3eを閉じてカートリッジ2の
脱落を防止する。なお、この状態においては、操作部材
6bを全く操作していないのであるから、押圧部材6a
は全く往動しておらず、センサ1も全く押し出されない
状態である(図10参照)。
【0037】血糖値の測定を行う場合には、先ず、操作
部材6bを押圧することにより係合部6dにより許容さ
れている所定長さだけ操作部材6bが自由に往動する。
その後も操作部材6bを往動させれば、操作部材6bが
係合部6dと係合して押圧部材6aを往動させ、センサ
1をその全長よりも短い所定長さだけケーシング3aか
ら押し出すことができる。また、操作部材6bが往動限
界位置まで往動させられた場合には、復動阻止部材6f
とテーパ6c1との係合によりレバー部材6cが上方に
揺動した後、レバー部材6cが第3付勢部材6c3によ
って下方に揺動され、復動阻止部材6fと凹部6c2と
が係合して押圧部材6aの復動を阻止する(図11参
照)。
【0038】次いで、操作部材6bの押圧力を解除すれ
ば、第2付勢部材6iによって操作部材6bが係合部6
dによって自由移動が許容されている限界位置まで復動
する。そして、この状態において、操作部材6bによる
係合軸部材6eの突出阻止が解除され、しかもカムフォ
ロワ6e2がカム部材6gの第2領域6g2と正対して
いるので、第4付勢部材6e1により係合軸部材6eが
突出させられ、操作部材6bの自由移動範囲を大幅に減
少させる(図12参照)。ただし、センサ1の突出長さ
は、全長よりも短い所定長さであり、カートリッジ2内
に残っているセンサ1の部分はコイルバネ2cおよび付
勢力伝達部材2eにより押圧力が作用しているのである
から、センサ1の自然落下は確実に防止されている。も
ちろん、センサ1の先端部(参照電極1b、対向電極1
c、作用電極1dが形成され、かつこれらが固定化酵素
膜で覆われた部分を含む部分)はケーシング3aから突
出されている。
【0039】この状態においては、1番目のセンサ1の
参照電極用引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端
子1c1、作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用
引き出し端子1d1がそれぞれ4つの接点部材3jと接
触しているので、測定対象血液を固定化酵素膜に点着す
ることにより血糖値の測定を行うことができる。すなわ
ち、血液中のグルコースがグルコースオキシダーゼの存
在下において酸化され、グルコン酸と過酸化水素を発生
させる。そして、所定のバイアス電圧が作用電極1dと
参照電極1bとの間に印加されていることに起因して過
酸化水素が還元され、この還元に伴なう電気信号が作用
電極1dおよび対向電極1cから出力される。そして、
この電気信号を該当する接点部材3jを通して信号処理
部に供給することにより血糖値測定信号を得ることがで
きる。
【0040】次いで、再び操作部材6bを往動させれ
ば、係合軸部材6eによって自由移動範囲が大幅に減少
されているので、押圧部材6aが殆ど時間遅れなく往動
させることができ、押圧部材6aのこの往動によってセ
ンサ1を押圧してケーシング3aからさらに突出させる
(図13参照)。この場合におけるセンサ1のケーシン
グ3aからの突出長さはセンサ1の全長とほぼ等しいの
であるから、センサ1は自然落下する。
【0041】また、押圧部材6aのこの往動に伴なっ
て、復動阻止部材6fの先端部がレバー部材6cのテー
パ部6c4と係合してレバー部材6cを揺動させるの
で、凹部6c2と復動阻止部材6fとの係合を外すこと
ができ、さらに係合軸部材6eのカムフォロワ6e2が
カム部材6gの第3領域6g3と係合して係合軸部材6
eの突出が解除されて操作部材6bの自由移動範囲を係
合部6dにより許容されている全範囲にまで拡大する
(図13参照)。
【0042】したがって、操作部材6bの自由移動範囲
の拡大に伴なって第1付勢部材6hによって押圧部材6
aが少しだけ復動させられ、操作部材6bの押圧力が解
除されれば、操作部材6bと押圧部材6aとが共に初期
位置まで復動する。そして、押圧部材6aが完全にカー
トリッジ2から脱出したことに応じてコイルバネ2cお
よび付勢力伝達部材2eにより残りの全てのセンサ1が
センサ1枚分の厚みだけ押し上げられる。
【0043】したがって、以上の操作を反復することに
より、血糖値の測定を反復して行うことができる。ま
た、以上の説明から明らかなように、オペレータが行う
べき操作は操作部材6bの押圧および押圧力の解除だけ
であり、センサ1を手に持ってセットし、もしくは取り
出す作業は全く不要であるから、操作を著しく簡素化す
ることができる。また、センサ1のセット状態は常に一
定であるから、電気的接続も確実に確保される。
【0044】図14はこの発明の濃度測定装置のさらに
他の実施態様を概略的に示す透視正面図である。この濃
度測定装置において、センサ1を押し出すための機構部
分を除いて他の部分は前記実施態様と同様の構成を有し
ているので、図示および説明を省略する。この濃度測定
装置において、センサ1を押し出すための機構部分は、
センサ1を押し出すための押圧部材7hと、押圧部材7
hをセンサ押し出し方向と逆方向に移動させるように付
勢力を与えるべく押圧部材7hとケーシング3aとの間
に設けられた付勢部材7aと、押圧部材7hの所定位置
に一体形成されたラック7bと、所定範囲にのみ歯が設
けられ、この歯がラック7bと噛み合い得る所定位置に
回転可能に設けられた欠歯歯車7cと、欠歯歯車7cと
同軸に、かつ一体的に回転し得るように設けられ、しか
も一部がケーシング3aの外部に露出した操作部材7d
と、操作部材7dの外周に設けられた歯部と係合して操
作部材7dの逆回転(付勢部材7aにより押圧部材7h
が復動されることに伴なう回転)を阻止し、正回転(逆
回転と逆向きの回転)を許容する逆転防止機構7eと、
欠歯歯車7cの歯が設けられていない部分と正対するよ
うに操作部材7dの所定位置に設けられたラッチ用の第
1係合部材7fと、操作部材7dが所定の回転位置まで
回転したことに応答して第1係合部材7fと係合するよ
うにケーシング3aの所定位置に設けられたラッチ用の
第2係合部材7gと、ケーシング3a外部からの手動操
作によって第2係合部材7gを変形させ、もしくは移動
させて、第1係合部材7fと第2係合部材7gとの係合
を外す(ラッチを解除する)ラッチ解除部材(図示せ
ず)とを有している。したがって、第1係合部材7fお
よび第2係合部材7gでラッチ機構が構成されている。
【0045】前記の構成の濃度測定装置の作用は次のと
おりである。ただし、以下においては、酵素としてグル
コースオキシダーゼを採用し、血糖値を測定する場合を
例にとって説明する。先ず、ケーシング3aの蓋3eを
開放してカートリッジ収容空間3cに、多数枚のセンサ
1が積み重ねられた状態で収容されているカートリッジ
2を収容し、その後、蓋3eを閉じてカートリッジ2の
脱落を防止する。なお、この状態においては、操作部材
7dを全く操作していないのであるから、押圧部材7h
は全く往動しておらず、センサ1も全く押し出されない
状態である(図14参照)。
【0046】血糖値の測定を行う場合には、先ず、操作
部材7dを所定方向(図中、反時計方向)に回転するこ
とにより、欠歯歯車7cの歯が設けられていない範囲に
対応する角度だけ操作部材7dが自由に回転する。その
後も操作部材7dを回転させれば、欠歯歯車7cの歯が
ラック7bと係合して押圧部材7hを往動させ、センサ
1をその全長よりも短い所定長さだけケーシング3aか
ら押し出すことができる。また、操作部材7dが所定の
回転位置まで回転させられたことに応答して第1係合部
材7fと第2係合部材7gとが係合して操作部材7dを
ラッチし、操作部材7dの回転を阻止する。(図15参
照)。ただし、センサ1の突出長さは、全長よりも短い
所定長さであり、カートリッジ2内に残っているセンサ
1の部分はコイルバネ2cおよび付勢力伝達部材2eに
より押圧力が作用しているのであるから、センサ1の自
然落下は確実に防止されている。もちろん、センサ1の
先端部(参照電極1b、対向電極1c、作用電極1dが
形成され、かつこれらが固定化酵素膜で覆われた部分を
含む部分)はケーシング3aから突出されている。
【0047】この状態においては、1番目のセンサ1の
参照電極用引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端
子1c1、作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用
引き出し端子1d1がそれぞれ4つの接点部材3jと接
触しているので、測定対象血液を固定化酵素膜に点着す
ることにより血糖値の測定を行うことができる。すなわ
ち、血液中のグルコースがグルコースオキシダーゼの存
在下において酸化され、グルコン酸と過酸化水素を発生
させる。そして、所定のバイアス電圧が作用電極1dと
参照電極1bとの間に印加されていることに起因して過
酸化水素が酸化され、この酸化に伴なう電気信号が作用
電極1dおよび対向電極1cから出力される。そして、
この電気信号を該当する接点部材3jを通して信号処理
部に供給することにより血糖値測定信号を得ることがで
きる。
【0048】次いで、ラッチ解除部材を操作して第1係
合部材7fと第2係合部材7gとの係合を外し、この状
態において再び操作部材7dを回転させれば、欠歯歯車
7cの歯とラック7bとが噛み合っているので、押圧部
材7hが時間遅れなく往動させられ、押圧部材7hのこ
の往動によってセンサ1を押圧してケーシング3aから
さらに突出させる。この場合におけるセンサ1のケーシ
ング3aからの突出長さはセンサ1の全長とほぼ等しい
のであるから、センサ1は自然落下する。
【0049】その後も操作部材7dを回転させれば、欠
歯歯車7cの歯が設けられていない部分がラック7bと
正対することになる(図16参照)。したがって、押圧
部材7hが付勢部材7aによって復動させられる。そし
て、押圧部材7hが完全にカートリッジ2から脱出した
ことに応じてコイルバネ2cおよび付勢力伝達部材2e
により残りの全てのセンサ1がセンサ1枚分の厚みだけ
押し上げられる。
【0050】したがって、以上の操作を反復することに
より、血糖値の測定を反復して行うことができる。ま
た、以上の説明から明らかなように、オペレータが行う
べき操作は操作部材6bの回転およびラッチの解除だけ
であり、センサ1を手に持ってセットし、もしくは取り
出す作業は全く不要であるから、操作を著しく簡素化す
ることができる。また、センサ1のセット状態は常に一
定であるから、電気的接続も確実に確保される。
【0051】以上には血糖値の測定を行う場合を例にと
って説明したが、グルコース以外の測定対象物質の濃度
の測定、血液以外の溶液中における測定対象物質の濃度
の測定に適用できることはもちろんである。ただし、こ
れらの場合には、測定対象物質に合せて酵素などの生理
活性物質を選定することが必要である。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、センサ
のセット、取り出しのための作業を著しく簡素化するこ
とができ、しかもセンサのセット状態を正確に設定し、
電気的接続不良などの発生を防止することができるとい
う特有の効果を奏する。請求項2の発明は、センサのセ
ット、取り出しのための作業を著しく簡素化することが
でき、しかもセンサのセット状態を正確に設定し、電気
的接続不良などの発生を防止することができるという特
有の効果を奏する。
【0053】請求項3の発明は、センサのセット、取り
出しのための作業を著しく簡素化することができ、しか
もセンサのセット状態を正確に設定し、電気的接続不良
などの発生を防止することができるという特有の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の濃度測定装置の一実施態様を示す要
部透視斜視図である。
【図2】センサの平面図である。
【図3】センサと接点部材との電気的接続状態を示す縦
断面図である。
【図4】図1の濃度測定装置の内部機構の初期状態を示
す縦断面図である。
【図5】図1の濃度測定装置の内部機構の、濃度測定可
能状態にするための操作状態を示す縦断面図である。
【図6】図1の濃度測定装置の内部機構の濃度測定状態
を示す縦断面図である。
【図7】図1の濃度測定装置の内部機構の、センサ排出
状態にするための操作状態を示す縦断面図である。
【図8】図1の濃度測定装置の内部機構のセンサ排出状
態を示す縦断面図である。
【図9】図1の濃度測定装置の内部機構の、センサ排出
後における押圧部材復動状態を示す縦断面図である。
【図10】この発明の濃度測定装置の他の実施態様の要
部(センサの押し出しを行う部分)を示す概略側面図で
ある。
【図11】図10の濃度測定装置の内部機構の、測定位
置へのセンサの押し出し状態を示す縦断面図である。
【図12】図10の濃度測定装置の内部機構の濃度測定
状態を示す縦断面図である。
【図13】図10の濃度測定装置の内部機構のセンサ排
出状態を示す縦断面図である。
【図14】この発明の濃度測定装置のさらに他の実施態
様の要部(センサの押し出しを行う部分)を示す概略側
面図である。
【図15】図14の濃度測定装置の内部機構の濃度測定
状態を示す縦断面図である。
【図16】図14の濃度測定装置の内部機構のセンサ排
出状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 センサ 2 カートリッジ 2a,2b 開口 2c コイルバネ 2e 付勢力伝達部材 3 濃度測定装置本体 4 押圧部材 4a 操作部材 4b ラック 4c 第1付勢バネ 4d 第2付勢バネ 5 爪車機構 5a 爪車 5b 欠歯歯車 6a 押圧部材 6b 操作部材 6c レバー部材 6d 係合部 6e 係合軸部材 6f 復動阻止部材 6g カム部材 6h 第1付勢部材 6i 第2付勢部材 7a 付勢部材 7b ラック 7c 欠歯歯車 7d 操作部材 7h 押圧部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個の濃度測定用のセンサ(1)を積
    み重ねて収容してなるカートリッジ(2)と、センサ
    (1)からの出力信号を入力として濃度測定信号を出力
    する信号処理部を有する濃度測定装置本体(3)とを有
    し、 前記カートリッジ(2)が取り出し可能に濃度測定装置
    本体(3)に装着されてあり、 前記カートリッジ(2)がセンサ(1)をカートリッジ
    (2)の開口(2a)(2b)に向かって移動させるべ
    く押圧力を作用させるセンサ付勢部材(2c)(2e)
    を有し、 前記濃度測定装置本体(3)が、カートリッジ(2)の
    開口部(2a)(2b)に位置するセンサ(1)を濃度
    測定装置本体(3)から押し出す押圧部材(4)と、押
    圧部材(4)を押し出し方向と反対方向に付勢する押圧
    部材付勢部材(4c)と、押圧部材(4)と平行に往復
    動可能な操作部材(4a)と、操作部材(4a)を復動
    させるべく付勢する操作部材付勢部材(4d)と、操作
    部材(4a)が1回往動されることのみに応答して爪車
    (5a)を所定角度だけ所定方向に回転させる爪車機構
    (5)と、爪車(5a)の回転に追従して所定方向に回
    転される、所定範囲にのみ歯が設けられた欠歯歯車(5
    b)と、押圧部材(4)の所定範囲に設けられ、かつ欠
    歯歯車(5b)の歯と噛み合うラック(4b)とを有
    し、欠歯歯車(5b)の歯が設けられていない範囲が、
    爪車(5a)が爪車機構(5)により2回駆動された場
    合にのみラック(4b)と正対するように設定されてあ
    ることを特徴とする濃度測定装置。
  2. 【請求項2】 多数個の濃度測定用のセンサ(1)を積
    み重ねて収容してなるカートリッジ(2)と、センサ
    (1)からの出力信号を入力として濃度測定信号を出力
    する信号処理部を有する濃度測定装置本体(3)とを有
    し、 前記カートリッジ(2)が取り出し可能に濃度測定装置
    本体(3)に装着されてあり、 前記カートリッジ(2)がセンサ(1)をカートリッジ
    (2)の開口(2a)(2b)に向かって移動させるべ
    く押圧力を作用させるセンサ付勢部材(2c)(2e)
    を有し、 前記濃度測定装置本体(3)が、カートリッジ(2)の
    開口部(2a)(2b)に位置するセンサ(1)を濃度
    測定装置本体(3)から押し出す押圧部材(6a)と、
    押圧部材(6a)を押し出し方向と反対方向に付勢する
    押圧部材付勢部材(6h)と、押圧部材(6a)と平行
    に往復動可能な操作部材(6b)と、操作部材(6b)
    を復動させるべく付勢する操作部材付勢部材(6i)
    と、押圧部材(6a)の所定位置に揺動可能に設けられ
    たレバー部材(6c)と、押圧部材(6a)が所定長さ
    だけ往動されたことに応答してレバー部材(6c)と係
    合することにより押圧部材(6a)の復動を阻止する第
    1係合部材(6f)、所定位置に設けられたカム部材
    (6g)と係合して、押圧部材(6a)の往復動に追従
    して操作部材(6b)と係合し得る状態、操作部材(6
    b)と係合しない状態との間で往復動する第2係合部材
    (6e)とを有し、 前記押圧部材(6a)が操作部材(6b)の所定長さの
    自由移動を許容する係合部(6d)を有しているととも
    に、第2係合部材(6e)が操作部材(6b)の自由移
    動を規制し得るように押圧部材(6a)の所定位置に設
    けられてあり、 操作部材(6b)が1回往動されることによりセンサ
    (1)をその全長よりも短い所定長さだけ濃度測定装置
    本体(3)から押し出すとともに、レバー部材(6c)
    と第1係合部材(6f)が係合して押圧部材(6a)の
    復動を阻止し、その後に操作部材付勢部材(6i)によ
    り操作部材(6b)が復動されることに応答して操作部
    材(6b)と係合し得るように第2係合部材(6e)を
    移動させ、操作部材(6b)が再び往動されることによ
    りセンサ(1)をその全長とほぼ等しい長さだけ濃度測
    定装置本体(3)から押し出すとともに、レバー部材
    (6c)と第1係合部材(6f)との係合、操作部材
    (6b)と第2係合部材(6e)の係合を外し、その後
    に押圧部材(6a)および操作部材(6b)が元の位置
    まで復動されることを特徴とする濃度測定装置。
  3. 【請求項3】 多数個の濃度測定用のセンサ(1)を積
    み重ねて収容してなるカートリッジ(2)と、センサ
    (1)からの出力信号を入力として濃度測定信号を出力
    する信号処理部を有する濃度測定装置本体(3)とを有
    し、 前記カートリッジ(2)が取り出し可能に濃度測定装置
    本体(3)に装着されてあり、 前記カートリッジ(2)がセンサ(1)をカートリッジ
    (2)の開口(2a)(2b)に向かって移動させるべ
    く押圧力を作用させるセンサ付勢部材(2c)(2e)
    を有し、 前記濃度測定装置本体(3)が、カートリッジ(2)の
    開口部(2a)(2b)に位置するセンサ(1)を濃度
    測定装置本体(3)から押し出す押圧部材(7h)と、
    押圧部材(7h)を押し出し方向と反対方向に付勢する
    押圧部材付勢部材(7a)と、所定方向に回転可能な操
    作部材(7d)と、操作部材(7d)に追従する、所定
    範囲にのみ歯が設けられた欠歯歯車(7c)と、操作部
    材(7d)が所定角度だけ回転したことに応答して操作
    部材(7d)の回転を阻止するラッチ機構(7f)(7
    g)と、ラッチ機構(7f)(7g)による操作部材
    (7d)の回転素子を解除するラッチ解除機構と、欠歯
    歯車(7c)の歯と噛み合って押圧部材(7h)を往動
    させるラック(7b)とを有し、欠歯歯車(7c)の歯
    が設けられた範囲をセンサ(1)の全長とほぼ等しい長
    さだけ押圧部材(7h)を往動させ得るように設定して
    あることを特徴とする濃度測定装置。
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