JPH09250109A - アスファルトフィニッシャ - Google Patents

アスファルトフィニッシャ

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JPH09250109A
JPH09250109A JP6092996A JP6092996A JPH09250109A JP H09250109 A JPH09250109 A JP H09250109A JP 6092996 A JP6092996 A JP 6092996A JP 6092996 A JP6092996 A JP 6092996A JP H09250109 A JPH09250109 A JP H09250109A
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hopper
guideway
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asphalt finisher
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Sunao Yakura
直 矢倉
Hisashi Murano
寿 村野
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MURANO KENZAI KK
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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MURANO KENZAI KK
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンプトラックがアスファルトフィニッシャ
に多量の合材を一度に供給できるようにして、ダンプト
ラックの稼動率を向上させる。 【解決手段】 ダンプトラックの合材排出側を押上げる
ための坂路を有するガイドウエイ11を、ホッパ2の前部
に回動自在に軸支する。ガイドウエイ11は、ホッパ側端
に頂点を有する三角形状の側面板と、ホッパ2よりやや
狭い横幅の坂路を有する歩み板とにより架台フレーム12
を形成し、架台フレーム12のホッパ側端上部を、ホッパ
前端に位置するホッパフレーム13の上部にヒンジ14によ
り回動可能に接続する。ガイドウエイ11の接地側に車輪
15を懸架ばね16を介して設ける。ガイドウエイ11によ
り、ホッパ容積全体で合材4を受入れられる高さまでダ
ンプトラックの合材排出側を押上げる。油圧シリンダに
より架台フレーム12をヒンジ14を支点にホッパ側に回動
すると、架台フレーム12をホッパ2内に収納できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルトフィ
ニッシャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のアスファルトフィニッシ
ャ(以下、単にフィニッシャという)が舗装施工中、フ
ィニッシャ本体1の前部に設けられたホッパ2にダンプ
トラック(以下、単にダンプという)のベッセル3より
合材4の供給を受けている状況を示している。
【0003】このとき、フィニッシャは、ホッパ前端の
ホッパフレーム5に左右2個ずつ取付けられているバン
パローラ6でダンプの後輪7を押してダンプと一緒に前
進し、ダンプのベッセル3より連続的に合材4を受けな
がら舗装施工をする。
【0004】上述の作業のなかでダンプが長時間、フィ
ニッシャ前部に拘束されるのは以下の理由による。
【0005】通常、ダンプのベッセル3内に積載されて
いる合材量に比べ、フィニッシャのホッパ2が一度に受
入れられる合材量は少なく、したがって、フィニッシャ
本体1およびホッパ2の底部に設けてあるバーコンベア
8により合材4がフィニッシャ後部のスクリード9へ送
られてホッパ2の内容積が空いていく状況に合わせて、
傾斜したベッセル3より時間をかけてホッパ2内に合材
4を受入れる工法をとっているからである。
【0006】さらに付加的な理由として、ダンプ動作に
より傾斜したベッセル3の後部下端の高さとホッパ2の
底部の高さとの差は、双方にそれぞれの理由があって容
易に大きくすることができず、ダンプのベッセル3がホ
ッパ2に対し都合のよいダンプ位置をとれないため、フ
ィニッシャのホッパ容量をベッセル3内の合材量に見合
うだけ大きくしても、合材4はホッパ2の前端部に放出
されてホッパ2の後部内まで届かないという事情があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のフ
ィニッシャでは、フィニッシャが舗装工事中に前進しな
がら、機械前部のホッパ2にダンプのベッセル3より合
材4を受ける工法を採らざるを得ず、フィニッシャへの
合材供給のためにダンプがフィニッシャのホッパ前方部
に拘束される時間が長いため、ダンプの稼動率が良くな
いという問題があった。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、合材運搬車両がアスファルトフィニッシャに合材
を供給する際に拘束される時間を短縮できるようにし
て、合材運搬車両の稼動率を向上させることが可能なア
スファルトフィニッシャを提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、合材運搬車両の合材排出側を押上げるための坂路
を有する傾斜案内路体を、ホッパの前部に回動自在に軸
支したアスファルトフィニッシャである。そして、ホッ
パ容積全体で合材を受入れられる高さまで、合材運搬車
両の合材排出側を押上げる。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のアスファルトフィニッシャにおいて、ホッパ側端に
頂点を有する三角形状の側面板と、ホッパよりやや狭い
横幅の坂路を有する歩み板とにより傾斜案内路体の架台
フレームを形成し、この架台フレームのホッパ側端上部
を、ホッパ前端に位置するホッパフレームの上部にヒン
ジにより回動可能に接続したものである。そして、架台
フレームをヒンジを支点にホッパ側に回動すると、この
架台フレームはホッパ内に収納される。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項1記
載のアスファルトフィニッシャにおいて、傾斜案内路体
の接地側に懸架ばねを介して車輪を設けたものである。
そして、合材運搬車両が傾斜案内路体上に乗ったときは
その重量により傾斜案内路体を接地させ、傾斜案内路体
から降りたときは懸架ばねの反発力により傾斜案内路体
を地面から浮かせ、傾斜案内路体をフィニッシャと一体
に移動させる。
【0012】請求項4に記載された発明は、請求項1記
載のアスファルトフィニッシャにおいて、油圧シリンダ
で作動されるリンク機構により傾斜案内路体をホッパ内
の収納位置とホッパ前方の接地位置との間で回動するも
のである。
【0013】請求項5に記載された発明は、請求項1乃
至4のいずれかに記載のアスファルトフィニッシャにお
いて、傾斜案内路体を途中で折畳み自在に設けたもので
ある。そして、傾斜案内路体の折畳時はコンパクトに収
納するとともに、展伸時は長い坂路により緩やかな傾斜
を確保する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図1
および図2を参照しながら説明する。なお、図5に示さ
れた従来のアスファルトフィニッシャと同様の部分には
同一符号を付して、その説明を省略する。
【0015】図1に示すように、アスファルトフィニッ
シャ(以下、単にフィニッシャという)の舗装作業のな
かで、合材運搬車両としてのダンプトラック(以下、単
にダンプという)をホッパ2の前部に拘束する時間を少
なくするために、フィニッシャ前部のホッパ2の容量
をダンプのベッセル3内の合材量に見合うだけの大きさ
に改良するとともに、ホッパ2の前部に可動式の傾斜
案内路体(以下、ガイドウエイという)11を取付ける。
【0016】すなわち、ダンプの傾斜したベッセル3か
らの合材4の放出に対し、前記大きくしたホッパ容積全
体で効果的に合材4を受入れられるような高さまでダン
プの合材排出側(ダンプ後部)を押上げるために、傾斜
した坂路を持つ可動式ガイドウエイ11をホッパ2の前部
に回動自在に軸支する。
【0017】このガイドウエイ11は、ホッパ側端に頂点
を有する三角形状の側面板と、ホッパ2よりやや狭い横
幅の坂路を有する歩み板とにより架台フレーム12を形成
し、この架台フレーム12の後端上部を、ホッパ前端に位
置するホッパフレーム13の上部にヒンジ14により回動可
能に接続する。
【0018】すなわち、ガイドウエイ11をホッパ2内の
収納位置と、ホッパ前方の地盤接地位置との間で回動す
るように、ホッパフレーム13と架台フレーム12との間に
油圧シリンダで作動されるリンク機構(図2)を設け、
舗装施工中はガイドウエイ11を接地位置に張り出して設
置する。
【0019】ガイドウエイ11の架台フレーム12内であっ
て進行方向に対し左右両側部の接地側には、移動用の車
輪15が進行方向(前後方向)に複数配置されている。こ
れらの各車輪15は、懸架ばね16を介して架台フレーム12
に取付けられている。
【0020】図2に示すように、前記リンク機構は、ホ
ッパフレーム13の上部に上下方向の長穴または長溝など
のガイド手段21を設け、このガイド手段21により架台フ
レーム12の上部に嵌着されたヒンジピン14a を限られた
範囲で上下動自在に設け、また、ホッパフレーム13の下
部に油圧シリンダ22のロッド先端部をピン23により連結
し、油圧シリンダ22の本体にピン24により二つのリンク
25,26の一端部を連結し、一方のリンク25の他端部はピ
ン27によりホッパフレーム13に、また他方のリンク26の
他端部はピン28により架台フレーム12に連結する。
【0021】したがって、前記油圧シリンダ22のロッド
を伸ばすことにより、2点鎖線で示されるように、一方
のリンク25をピン27の回りに回動するとともに、他方の
リンク26を押上げながら回動し、このリンク26により架
台フレーム12をホッパ2内に反転させることができる。
【0022】次に、上記実施形態において、ホッパ前部
に対するダンプの拘束時間を少なくする工法を説明す
る。
【0023】フィニッシャが舗装作業を行うに際して、
機械前部のホッパ2内に収納されているガイドウエイ11
を、ボタン操作により起動する油圧シリンダ22により駆
動して、ヒンジ14を支点に前方に回動させ、ホッパ前方
の地盤上に据え付ける。
【0024】この状態では、ガイドウエイ11の車輪15は
接地しているが、ガイドウエイ11の架台フレーム12は懸
架ばね16の反発力により地面から離れており、フィニッ
シャの前進とともにガイドウエイ11も円滑に前進する。
【0025】ダンプのベッセル3より合材4をホッパ2
内に受けるに際しては、フィニッシャは一時舗装作業を
中止して停止する。ダンプはガイドウエイ11上を後進し
ながら坂路を登り、ダンプ後端はホッパ全容積に対して
有効に合材4を放出するに充分な高さと位置をとること
ができる。
【0026】このガイドウエイ11上にダンプが乗った状
態では、ダンプ重量により懸架ばね16が圧縮され、ガイ
ドウエイ11の架台フレーム12が接地するので、ダンプの
重量を地盤で直接受けることができる。
【0027】一方、ダンプがガイドウエイ11から降りた
ときは、懸架ばね16の反発力によりガイドウエイ11の架
台フレーム12は地面から浮上するので、フィニッシャと
ともに自在に移動できる。
【0028】作業終了時は、架台フレーム12をヒンジ14
を支点にホッパ側に回動し、ホッパ2内に収納する。
【0029】次に、図3および図4は本発明の他の実施
形態を示し、前記ガイドウエイ11の架台フレームを、収
納するホッパ2の寸法、容積の関係から折畳み式にした
ものである。
【0030】すなわち、図3に示すように、ホッパ側の
架台フレーム12a に対し先端側の架台フレーム12b を、
それらの間に設けられたヒンジ31により途中で折畳み自
在としたものである。
【0031】また、図4に示すように、ホッパ2内の収
納位置とホッパ前方の地盤接地位置との間でガイドウエ
イ11を回動するように、ホッパフレーム13とホッパ側の
架台フレーム12a との間に油圧シリンダ22で作動される
リンク機構を設ける。このリンク機構は、図2に示され
たものと同様のものであるから、同一符号を付してその
説明は省略する。
【0032】そして、非施工時は、図3に示すようにガ
イドウエイ11の架台フレーム12a ,12b を折り畳んでホ
ッパ2内にコンパクトに収納し、また、使用時にはシリ
ンダ動力によって架台フレーム12a ,12b をホッパ前方
の地盤上に展伸させて据え付け、二つの架台フレーム12
a ,12b で連続的に形成された坂路により、ダンプの合
材排出側を、ホッパ容積全体で合材4を受入れられる高
さまで押上げる。
【0033】なお、ガイドウエイ11を回動する手段とし
ては、ロータリアクチュエータでも良いが、前記のよう
な油圧シリンダと組合わされたリンク機構を用いること
により、ガイドウエイ11の浮上・接地動作などに対応し
やすい利点がある。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ホッパの
前部に回動自在に軸支した傾斜案内路体により合材運搬
車両の合材排出側を押上げることにより、運搬車両から
ホッパ容積全体に多量の合材を一度に供給でき、運搬車
両が施工中のアスファルトフィニッシャに継続的に拘束
される必要性をなくし、運搬車両の稼動率を向上させる
ことができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、三角形状の
側面板とホッパよりやや狭い横幅の坂路を有する歩み板
とにより形成した架台フレームのホッパ側端上部を、ヒ
ンジによりホッパフレームの上部に回動可能に接続した
から、非施工時は架台フレームをヒンジを支点にホッパ
側に回動することによりホッパ内に収納することができ
る。
【0036】請求項3記載の発明によれば、合材運搬車
両が傾斜案内路体上に乗ったときはその重量により傾斜
案内路体を接地させて地面上に安定させることができ、
また、合材運搬車両が傾斜案内路体から降りたときは懸
架ばねにより傾斜案内路体を地面から浮かせ、傾斜案内
路体の円滑な移動を確保できる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、油圧シリン
ダで作動されるリンク機構により傾斜案内路体を回動さ
せることにより、ホッパ内への傾斜案内路体の収納およ
びホッパ前方への傾斜案内路体の接地を容易に行うこと
ができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、傾斜案内路
体の折畳時はコンパクトに収納できるとともに、傾斜案
内路体の展伸時は長い坂路により緩やかな傾斜を確保で
き、合材運搬車両の傾斜案内路体上への乗上げを容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアスファルトフィニッシャの一実
施形態を示す正面図である。
【図2】同上フィニッシャの傾斜案内路体を回動するリ
ンク機構の拡大図である。
【図3】同上フィニッシャの他の実施形態を示す正面図
である。
【図4】同上フィニッシャの傾斜案内路体を回動するリ
ンク機構の拡大図である。
【図5】従来のアスファルトフィニッシャを示す正面図
である。
【符号の説明】
2 ホッパ 11 傾斜案内路体(ガイドウエイ) 12 架台フレーム 13 ホッパフレーム 14 ヒンジ 15 車輪 16 懸架ばね 22 油圧シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合材運搬車両の合材排出側を押上げるた
    めの坂路を有する傾斜案内路体を、ホッパの前部に回動
    自在に軸支したことを特徴とするアスファルトフィニッ
    シャ。
  2. 【請求項2】 ホッパ側端に頂点を有する三角形状の側
    面板と、ホッパよりやや狭い横幅の坂路を有する歩み板
    とにより傾斜案内路体の架台フレームを形成し、この架
    台フレームのホッパ側端上部を、ホッパ前端に位置する
    ホッパフレームの上部にヒンジにより回動可能に接続し
    たことを特徴とする請求項1記載のアスファルトフィニ
    ッシャ。
  3. 【請求項3】 傾斜案内路体の接地側に懸架ばねを介し
    て車輪を設けたことを特徴とする請求項1記載のアスフ
    ァルトフィニッシャ。
  4. 【請求項4】 油圧シリンダで作動されるリンク機構に
    より傾斜案内路体をホッパ内の収納位置とホッパ前方の
    接地位置との間で回動することを特徴とする請求項1記
    載のアスファルトフィニッシャ。
  5. 【請求項5】 傾斜案内路体を途中で折畳み自在に設け
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    アスファルトフィニッシャ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106771564A (zh) * 2016-11-16 2017-05-31 广州电力机车有限公司 一种利用超级电容作为自卸车动力进行试验的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009091868A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Nippo Corporation:Kk 車両後押しユニット
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CN106771564B (zh) * 2016-11-16 2019-01-29 广州电力机车有限公司 一种利用超级电容作为自卸车动力进行试验的方法

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