JPH09248847A - 射出成形機のノズル温度制御方法 - Google Patents

射出成形機のノズル温度制御方法

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JPH09248847A
JPH09248847A JP8571496A JP8571496A JPH09248847A JP H09248847 A JPH09248847 A JP H09248847A JP 8571496 A JP8571496 A JP 8571496A JP 8571496 A JP8571496 A JP 8571496A JP H09248847 A JPH09248847 A JP H09248847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル温度と金型温度との差が大きい場合に
生じる射出直前直後のノズル先端の温度差を解消し、射
出前の低温時に生じるノズル詰まりを防止する。 【解決手段】 型閉じ開始時点から保圧完了時点を限界
とする区間内にノズルヒータ102のPID制御を全O
Nとする設定区間を設け、通常のPID制御の時よりも
ノズル100を強力に加熱することにより、射出前のノ
ズル先端部100aの温度低下を防止する。更に、常O
N制御を開始する型閉じ開始後の経過時間t1および常
ON制御を終了してPID制御を再開する射出開始後の
経過時間t2を最適化することで、射出開始前の温度低
下を最小とし、かつ、ノズル温度の設定値に対するオー
バーシュートを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機のノズ
ル温度制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形作業を開始するための段取り作
業では、射出シリンダを後退させてスプルーブレイクを
行った状態で射出シリンダのヒータとノズルヒータに電
源を投入して昇温を待ち、その後、パージ作業等を行っ
て射出シリンダやノズルおよび溶融樹脂の状態を整え
て、ノズルを金型のスプルーに当接させて射出成形作業
を開始するのが普通である。無論、ノズルを金型に当接
させたまま射出シリンダやノズルを昇温することも可能
ではあるが、昇温所要時間が著しく長くなってパージ作
業の開始が遅くなったり、昇温中に鼻タレが生じて樹脂
が金型に侵入したりする危険があるため、そのような操
作は一般には行われない。
【0003】この結果、連続成形作業開始の初期段階、
つまり、射出シリンダのノズルを金型にタッチさせたば
かりの段階では、金型のスプルー部分と射出シリンダの
ノズルとの間に著しい温度差が生じる。
【0004】このまま連続成形作業を続けて行けば金型
がノズルから熱を徐々に吸収し、最終的には、金型のス
プルー部分の温度とノズルの温度とが熱平衡の状態に達
して安定した成形作業を行うことができるようになるの
だが、熱平衡の状態に達するまでの段階、つまり、ノズ
ルの熱が金型に奪い取られている段階では、ノズル先端
の温度が相当に低下し、溶融樹脂が固化してノズル詰ま
り等の問題を生じて成形不能状態となるようなことが多
い。
【0005】このような場合、連続成形作業の初期段階
では手動操作によってノズルの昇温目標値を高めに設定
しておいて様子を見ながらノズル先端の温度低下を防止
し、熱平衡の状態に達した段階でノズルの昇温目標値を
所期の設定値に戻す等の対策をとるのが普通であるが、
このような手動操作を行うと、その間オペレータが射出
成形機から離れられなくなるといった問題がある。
【0006】そこで、従来は、このような問題に対し、
ノズルを複数の温度制御領域に分割し、各領域毎個別に
ノズルヒータを配備して各領域を個別に温度制御したり
(実公平5−12020号公報,特公平7−10854
4号公報,特公平7−108545号公報参照)のヒー
タ巻き数を基部側よりも稠密にしてノズル先端部に重点
的に熱を供給したりすることで対処していたが、前者の
方法では構成が複雑となってコストがかさみ、また、後
者の方法では連続成形が可能な温度に達してからもノズ
ル先端の温度が必要以上に高くなってしまうといった問
題がある。
【0007】また、ノズルがノズルタッチ状態にあるか
スプルーブレイク状態にあるかによってノズルに供給す
る熱量を調整し、スプルーブレイク時におけるノズル温
度の上昇で生じる鼻タレを防止するようにした射出成形
機が既に提案されているが、このものは、熱平衡達成後
の連続成形作業時のノズル温度を安定させるためのもの
であり、熱平衡達成前の射出成形動作を安定させるため
のものではない。
【0008】結果的に、いずれの方法を適用しても、熱
平衡達成前のノズル先端温度を安定させることは困難で
あり、特に、連続成形作業開始直後のノズル温度と金型
のスプルー部分の温度との差が大きい状態、要するに、
スプルー部分の温度が低くノズル先端の熱が金型側に強
力に吸収されているような状態においては、ノズルやス
プルーを流れて金型に流入する溶融樹脂がもたらす温度
の一時的な上昇やその反動としての相対的な温度低下と
いった問題もあり、シリンダ先端部の温度の安定を図る
ことが非常に困難である。
【0009】ノズルの先端部に熱電対等の温度検出手段
を設けてPID(比例,積分,微分)制御を行いノズル
ヒータのON/OFF制御を行うといった方法も考えら
れるが、図1に示す通り、ノズル100の先端部100
aはスプルー101側の窪み部分に密着するよう相当に
大きなテーパをつけて縮径化されているので、この部分
にノズルヒータ102を巻き付けることは困難であり、
また、この部分に熱電対103を埋設するのも難しい。
結果的に、ノズル100の先端部100aから基部10
0b側に向けてかなりずれた位置に熱電対103および
ノズルヒータ102を設けなければならず、実際に温度
を知りたい部分(先端部100a)から離れた位置に設
けられた熱電対103に頼るだけでは、十分な温度制御
を行うことはできない。
【0010】また、射出シリンダに直に接してある程度
の熱量を貯溜するノズル100の基部100bの側に比
べ、金型のスプルー101によって熱を吸収される先端
部100aの側の方が溶融樹脂の流れ等によって生じる
温度変化に対して敏感に反応することはいうまでもな
く、このような見地からしても、ノズル100の基部1
00b側に設けられた熱電対103をそのまま先端部1
00aのための温度検出手段として用いることには無理
がある。
【0011】更に、射出時の溶融樹脂の流れによる加熱
や金型によるノズルの急激な冷却等によって生じる温度
変化、つまり、1成形サイクルといった比較的短い時間
内に発生する温度変化に対して目標温度にすばやく達す
るように応答性を良くするには、P(比例)動作の比例
帯を狭くすれば良いが、比例帯を狭くすると、オーバシ
ュートやハンチングの原因となる。そのため、比例帯を
大きくせねばならず、その結果、温度偏差(目標温度と
検出温度との差)がかなり大きい段階でノズルヒータの
ON/OFF制御が開始されることになり、応答性は悪
くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金型
温度とノズル温度の熱平衡状態が達成されていない連続
成形作業の初期段階においてもノズル先端部の温度が極
端に低下してノズル詰まり等が発生することなく、しか
も、1成形サイクル中における樹脂の流れによる温度変
化等に対しても安定してノズル先端の温度を維持するこ
とのできる射出成形機のノズル温度制御方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1中の実線で示すグラ
フは、通常のPID制御でノズル100の温度制御を行
ったときにノズル100周辺の各部に生じる温度変化
を、射出直前および射出直後の2つの時点でサンプリン
グして概念的に示したものである。横軸が射出軸方向の
位置を示し、また、縦軸は射出軸方向の各位置における
ノズル100および金型各部(図示せず)の温度を示し
ている。サンプリングを実施したのは連続成形作業開始
直後の段階、つまり、ノズル100の温度と金型本体お
よびスプルー101との間に大きな温度差があるときで
ある。
【0014】図1に示す通り、ノズル100の先端部1
00aを挟んでノズル100の基部100b側では温度
が高く且つ射出軸方向の位置に殆ど関わりなく安定して
おり、また、ノズル100の先端部100aを挟んで金
型側では温度が低く且つ射出軸方向の位置に殆ど関わり
なく安定しているのに対し、ノズル100の先端部10
0aの部分では、その最先端部から大径部の側に向けて
温度が急激に上昇している。
【0015】ノズル100の基部100b側の温度が高
く且つ安定しているのは、ある程度その直径が大きく熱
容量(体積)も大きなノズル本体にノズルヒータ102
の熱が直に伝達されて蓄えられているからであり、ま
た、金型側の温度が低く且つ安定しているのは金型自体
の熱容量(体積)が極端に大きいからである。当然、ノ
ズル100の先端部100aには、温度を安定させるた
めのノズルヒータ102がなく、しかも、熱容量(体
積)も小さいので、この部分100aでは射出軸方向の
位置によって温度が著しく変化することになる。この現
象は射出直前であっても、また、射出直後であっても全
く同じである。
【0016】一方、ノズル100の先端部100aの部
分のみに関して見ると、図1から明らかなように、射出
開始直前と射出完了直後とでは両者の温度に著しい相違
がある。これは、既に述べた通り、スプルー部分の温度
が低くノズル先端100aの熱が金型側に強力に吸収さ
れているような状態においては、ノズル100やスプル
ー101を流れて金型に流入する溶融樹脂がもたらす温
度の一時的な上昇やその反動としての相対的な温度低下
が生じるためである。つまり、射出完了直後の段階で
は、その直前の射出動作でノズル100やスプルー10
1を通って金型に流れ込んだ高温の溶融樹脂の熱を吸収
してノズル100やスプルー101の温度が上昇する
が、冷却や計量および型開きやエジェクトおよび型閉じ
動作が行われる間にノズル100やスプルー101およ
びその中の樹脂の熱が金型や外気によって冷却され、次
の射出開始直前の段階でノズル100やスプルー101
の温度が最も低くなるということであり、この段階でノ
ズル詰まり等の問題が発生する可能性が大きい。なお、
ここでいう射出とは、樹脂の充填作業を射出工程と保圧
工程とに分けた場合の射出工程と保圧工程を含むもので
ある。
【0017】更に、通常のPID制御を行った場合につ
いてノズル100の先端部100aの部分のみに関して
1成形サイクル中の温度変化を見ると、定性的に図2に
実線で示すような温度変化が検出される。図2に示す通
り、ノズル100の先端部100aの温度は、射出完了
直後の時点、つまり、保圧完了/計量開始前の段階で最
も高く、また、射出開始直前の時点、つまり、型閉じ完
了/射出開始前の段階で最も低い。そして、射出が開始
されると徐々に先端部100aの温度が上昇して射出完
了直後の時点で最高値に達し、この時点から直ちに冷却
が開始されて次の射出開始直前の時点で最低値となる。
【0018】当然、ノズル100の温度はPID制御さ
れているのだが、既に述べた通り、ノズル100の基部
100b側では温度が比較的安定しており熱電対103
に先端部100aの温度変化が反映されないことや、温
度変化の周期が比較的短くPID制御の追従に難がある
といった問題があり、結果的に、ノズル先端部100a
に図2で実線に示すような温度変化が生じてしまうこと
になる。
【0019】そこで、本発明は、ノズル先端の温度を推
定できる射出成形機の状態変量を検出し、この検出値が
ノズル先端温度の低下を示す設定許容範囲外になってい
ると、型閉じ開始時点から保圧完了時点を限界とする区
間内に設定された望ましい設定区間の間だけ、前記ノズ
ルヒータの通電時間を増大してノズル先端部の温度の低
下を防止することにより前記目的を達成した。計量中に
ノズルヒータの通電時間を増大しないのは、保圧完了時
のゲートシールを維持するためであり、また、型開き中
にノズルヒータの通電時間を増大しないのは鼻タレの発
生を防ぐためである。
【0020】ノズル先端の温度を推定する状態変量とし
ては、最大射出圧力,射出開始後所定時間経過後の射出
圧力,型開き完了時のノズル基部の温度,連続成形作業
開始後のショット数や経過時間等を適用することがで
き、状態変量として最大射出圧力や射出開始後所定時間
経過後の射出圧力を適用する場合には状態変量がノズル
先端温度の低下を示す設定許容範囲を上回っている場
合、また、型開き完了時のノズル基部の温度や連続成形
作業開始後のショット数や経過時間を適用する場合には
状態変量がノズル先端温度の低下を示す設定許容範囲を
下回っている場合を以てノズル先端部の温度低下として
判定する。
【0021】また、最大射出圧力,射出開始後所定時間
経過後の射出圧力,型開き完了時のノズル基部の温度,
連続成形作業開始後のショット数や経過時間等の状態変
量のうち少なくとも1つの検出値がノズル先端温度の低
下を示す設定許容範囲外になっている場合にノズル先端
部の温度低下として判定するようにしてもよい。
【0022】既に述べた通り、計量時や型開き中を除き
ノズルヒータの通電を常ONとすることが可能である
が、金型の大きさや成形条件等の相違、つまり、通常の
PID制御を行った場合における1成形サイクルのノズ
ル先端温度の変化特性に応じてノズルヒータの通電時間
を調整するため、タイマの設定により、型閉じ開始後所
定時間経過後の時点から射出開始後所定時間が経過する
までの時間区間でノズルヒータの通電時間を増大する時
間区間を設定できるようにした。
【0023】更に、型閉じ開始後所定時間が経過するか
もしくは型閉じが完了するとノズルヒータの通電時間を
増大し、射出開始後所定時間が経過するかもしくは保圧
が完了するとノズルヒータのPID制御を再開すること
により、成形サイクルにおける各工程の処理に時間的な
ばらつきが生じた場合でも、ノズルヒータの通電時間の
増大による強制加熱の効果と、計量時や型開き中におけ
る不用意な加熱による鼻タレの防止を同時に達成できる
ようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】図3は本発明を適用した一実施形
態の電動式射出成形機30の要部を示すブロック図であ
る。図3において、符号33は固定プラテン,符号32
は可動プラテン,符号39は射出シリンダ,符号38は
スクリューであり、射出シリンダ39にはバンドヒータ
34および温度検出手段としての熱電対37が設けられ
ている。バンドヒータ34および熱電対37は射出シリ
ンダ39の各部を個別に温度制御すべく射出軸方向に複
数組設けられ、射出シリンダ39先端のノズル100に
も同様にしてノズルヒータ102および熱電対103が
設けられている。ノズル100およびノズルヒータ10
2やその周辺部の構造に関しては図1に示した従来例と
全く同様である。図3ではノズル100のノズルヒータ
102の温度をPID制御する温度調節器43について
のみ示しているが、射出シリンダ39各部のバンドヒー
タ34および熱電対37に対しても同様の温度調節器が
個別に配備されている。
【0025】可動プラテン32は型締用サーボモータM
1の軸出力により、ボールナット&スクリューやトグル
機構等によって構成される駆動変換装置31を介しタイ
バー(図示せず)に沿って移動される。また、スクリュ
ー38はボールナット&スクリューおよびボス&セレー
ション等によって構成される駆動変換装置41や射出用
サーボモータM2により軸方向に移動される一方、歯車
機構42や計量回転用サーボモータM3で構成される駆
動機構により、軸方向の移動と独立して計量混練のため
の回転運動が行われる。なお、符号50は固定プラテン
33および可動プラテン32に装着された金型である。
【0026】射出成形機を駆動制御する制御装置10
は、数値制御用のマイクロプロセッサであるCNC用C
PU25,プログラマブルマシンコントローラ用のマイ
クロプロセッサであるPMC用CPU18,サーボ制御
用のマイクロプロセッサであるサーボCPU20および
射出保圧圧力やスクリュー背圧のサンプリング処理等を
行うための圧力モニタ用CPU17を有し、バス22を
介して相互の入出力を選択することにより各マイクロプ
ロセッサ間での情報伝達が行えるようになっている。
【0027】PMC用CPU18には射出成形機のシー
ケンス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶し
たROM13および演算データの一時記憶等に用いられ
るRAM14が接続され、CNC用CPU25には、射
出成形機を全体的に制御するプログラム等を記憶したR
OM27および演算データの一時記憶等に用いられるR
AM28が接続されている。
【0028】サーボCPU20および圧力モニタ用CP
U17の各々には、サーボ制御専用の制御プログラムを
格納したROM21やデータの一時記憶に用いられるR
AM19、および、成形データのサンプリング処理等に
関する制御プログラムを格納したROM11やデータの
一時記憶に用いられるRAM12が接続されている。
【0029】そして、サーボCPU20には、該CPU
20からの指令に基いてエジェクタ用(図示せず)およ
び型締用,射出用,スクリュー回転用等の各軸のサーボ
モータを駆動するサーボアンプ15が接続され、型締用
サーボモータM1に配備したパルスコーダP1および射
出用サーボモータM2に配備したパルスコーダP2等か
らの出力の各々がサーボCPU20に帰還され、パルス
コーダP1からのフィードバックパルスに基いてサーボ
CPU20により算出された可動プラテン32の現在位
置やパルスコーダP2からのフィードバックパルスに基
いて算出されたスクリュー38の現在位置および現在速
度等がRAM19の現在位置記憶レジスタおよび現在速
度記憶レジスタの各々に記憶されるようになっている。
【0030】圧力モニタ用CPU17は、スクリュー3
8の基部に設けられた圧力検出器40およびA/D変換
器16を介して射出保圧圧力やスクリュー背圧のサンプ
リング処理を行う。
【0031】不揮発性メモリ24は射出成形作業に関す
る成形条件(射出保圧条件,計量条件,ノズル100や
射出シリンダ39の各部の温度等)と各種設定値,パラ
メータ,マクロ変数等を従来と同様にして記憶する成形
データ保存用のメモリであり、更に、本実施形態におい
ては、射出成形機の状態変量の許容範囲となる最大射出
圧力の許容最大値A,射出開始後所定時間経過後の射出
圧力の許容最大値B,型開き完了時のノズル基部の温度
の許容最小値C,連続成形作業開始後のショット数の許
容最小値Dの各設定値が記憶されるようになっている。
また、ノズルヒータ102の常ON制御を開始するため
の設定時間t1や常ON制御を切り上げて通常のPID
制御に復帰するための設定時間t2も、この不揮発性メ
モリ24に記憶されるようになっている。
【0032】ディスプレイ付手動データ入力装置29は
CRT表示回路26を介してバス22に接続され、各種
設定画面の表示やデータの入力操作等が各種ファンクシ
ョンキーやテンキーおよびカーソル移動キー等によって
行われるようになっている。
【0033】そして、PMC用CPU18が射出成形機
各軸のシーケンス制御を行う一方、CNC用CPU25
がROM27の制御プログラムに基いて各軸のサーボモ
ータに対してパルス分配を行い、サーボCPU20は各
軸に対してパルス分配された移動指令とパルスコーダP
1,P2等の検出器で検出された位置のフィードバック
信号および速度のフィードバック信号に基いて、従来と
同様に位置ループ制御,速度ループ制御さらには電流ル
ープ制御等のサーボ制御を行い、いわゆるディジタルサ
ーボ処理を実行する。
【0034】バンドヒータ34およびノズルヒータ10
2による射出シリンダ39各部やノズル100の温度制
御は、熱電対37および103でフィードバックされる
各部の実温度とPMC用CPU18により入出力回路2
3を介して温度調節器43毎に設定される不揮発性メモ
リ24の設定目標温度との関係に基き、温度調節器43
がPIDフィードバック制御を行うことにより従来と同
様にして実現される。また、各部の熱電対37および1
03で検出される射出シリンダ39各部およびノズル1
00の実温度は入出力回路23を介してPMC用CPU
18に読み込まれるようになっている。このうち、ノズ
ル100の温度調整器43は、PMC用18から入力さ
れる常ON信号により、その時の設定目標温度や検出温
度に関わりなく、ノズルヒータ102の通電状態を常O
Nにすることができるように構成されている。
【0035】図4および図5はPMC用CPU18によ
る1成形サイクル分の温度制御処理の概略を示すフロー
チャートであり、PMC用CPU18による射出成形機
各軸のシーケンス制御と共に繰り返し実行されるように
なっている。
【0036】なお、図4および図5では各処理のステッ
プをそれが実行される時系列に沿って連続的に示してい
るが、実際には、射出成形機各軸のシーケンス制御と同
様、所定周期毎の処理で繰り返し実行されるものであっ
て、各ステップの処理が待機状態にある間、PMC用C
PU18が各軸のシーケンス制御を初めとする他の処理
を実行しないという意味ではない。例えば、ステップS
3の型閉じ開始を待つ処理を行う間に1処理周期分の時
間が経過してしまったとすると、PMC用CPU18は
この処理を切り上げた時点で実行していた処理、つま
り、この場合ではステップS3の処理を次の処理周期で
実行すべき最初の処理として記憶し、次の処理周期では
ステップS1とステップS2の処理を非実行として再び
ステップS3の判別処理から処理を再開するのである。
【0037】そこでまず、連続成形作業における最初の
成形サイクルの温度制御処理を開始したPMC用CPU
18は、ショット数カウンタSの値を0に初期化し(ス
テップS1)、ノズルヒータ102の常ON制御の実行
を記憶する強制加熱フラグFをセットする(ステップS
2)。つまり、連続成形作業の開始時点ではノズル10
0と金型との間に既に大きな温度差が生じているという
前提に基いて、強制加熱フラグFを初めからセットして
おくのである。なお、連続成形作業は射出シリンダ39
やノズル100の昇温やパージ作業に引き続いて行われ
るものであるから、この時点では射出シリンダ39やノ
ズル100の昇温開始時点から行われている通常のPD
I制御によるノズル100やシリンダ39の温度制御が
継続して行われていることになる。
【0038】次いで、PMC用CPU18は型閉じのシ
ーケンスが開始されているか否かを判別するが(ステッ
プS3)、型閉じのシーケンスが開始されていなけれ
ば、そのまま待機する。既に述べた通り、同一処理周期
内で待機するという意味ではない。次いで、型閉じのシ
ーケンスが開始されると、PMC用CPU18は強制加
熱フラグFがセットされているか否かを判別するが(ス
テップS4)、連続成形開始直後の現段階ではフラグF
がセットされているので、PMC用CPU18は型閉じ
開始後の経過時間を計測するタイマT1に設定値t1を
セットして計時を開始する(ステップS5)。既に述べ
た通り、この設定値t1は型閉じ動作開始後何秒後にノ
ズルヒータ102の常ON制御を開始するかを決めるた
めの設定値であり、金型の大きさや成形条件等の相違に
より各々最適な値がある。
【0039】型閉じ開始後の経過時間の計測を開始した
PMC用CPU18は、タイマT1が設定値t1の計時
を完了するか(ステップS6)、または、型閉じのシー
ケンスが完了するまで待機する(ステップS7)。そし
て、タイマT1が設定値t1の計時を完了する前に型閉
じのシーケンスが完了した場合では、型閉じシーケンス
の完了と同時にノズルヒータ102の温度調節器43に
常ON指令を出力してノズル100の連続加熱を開始し
(ステップS8)、また、型閉じのシーケンスが完了す
る前にタイマT1が設定値t1の計時を完了した場合で
は、計時完了と同時にノズルヒータ102の温度調節器
43に常ON指令を出力してノズル100の連続加熱を
開始し(ステップS9)、そのまま型閉じシーケンスの
完了を待機する(ステップS10)。
【0040】次いで、PMC用CPU18は射出のシー
ケンスが開始されているか否かを判別するが(ステップ
S11)、射出のシーケンスが開始されていなければ、
そのまま待機し、射出シーケンスの開始が確認された段
階で、射出開始後の経過時間を計測するタイマT2に設
定値t2をセットして計時を開始する(ステップS1
2)。この設定値t2は射出動作開始後何秒後にノズル
ヒータ102の常ON制御を終了させて通常のPID制
御を開始させるかを決めるための設定値であり、前記設
定値t1と同様、金型の大きさや成形条件等の相違によ
り各々最適な値がある。
【0041】射出開始後の経過時間の計測を開始したP
MC用CPU18は、タイマT2が設定値t2の計時を
完了するか(ステップS13)、または、保圧のシーケ
ンスが完了するまで待機する(ステップS14)。そし
て、タイマT2が設定値t2の計時を完了する前に保圧
のシーケンスが完了した場合では、保圧シーケンスの完
了と同時にノズルヒータ102の温度調節器43にPI
D制御再開指令を出力してヒータ102の常ON制御を
通常のPID制御に切り替え(ステップS15)、ま
た、保圧のシーケンスが完了する前にタイマT2が設定
値t2の計時を完了した場合では、計時完了と同時にノ
ズルヒータ102の温度制御を通常のPID制御に切り
替え(ステップS16)、そのまま保圧シーケンスの完
了を待機する(ステップS17)。
【0042】設定値t2の設定を誤って長く設定したよ
うな場合であっても、保圧完了と同時にノズルヒータ1
02の常ON制御が強制的に終了して通常のPID制御
に復帰するので、保圧完了後の過剰な加熱が不用意に行
われてゲートシールが破れる等という問題は生じない。
また、設定値t1を誤って長く設定した場合であっても
型閉じのシーケンスが完了した段階でノズルヒータ10
2の常ON制御が強制的に開始されるので、どのような
設定を行った場合でも、少なくとも、型閉じ完了からt
2秒の間、または、型閉じ完了から保圧完了までの間で
ノズルヒータ102の常ON制御を行うことができる。
無論、設定値t1,t2を調整することで最適の温度制
御を行うことが望ましい。
【0043】既に述べた通り、設定値t1,t2は金型
の大きさや成形条件等の相違により各々最適な値があ
り、例えば、図2に示すようにノズル100の先端部1
00aの温度が設定目標値をオーバーシュートすること
なく、且つ、型閉じおよび射出動作中における先端部1
00aの温度低下ができるだけ少なくなるように設定す
ることが望ましい。図2にドットで示すような温度変化
が得られるような設定が最適といえる。
【0044】その後、PMC用CPU18は1成形サイ
クルのシーケンス、つまり、型開き動作が完了するまで
待機し(ステップS18)、この間に、PMC用CPU
18によるもう1つのタスク処理で計量および型開きや
エジェクト等の各軸の駆動制御が行われることになる。
【0045】そして、1成形サイクルのシーケンス動作
が完了すると、PMC用CPU18は射出保圧圧力のサ
ンプリングファイルを参照し、当該成形サイクルにおけ
る最大射出圧力を検出してレジスタPに一時記憶すると
共に(ステップS19)、同サンプリングファイルから
射出開始後設定所定時間経過後(圧力判断点)の時点に
対応する射出圧力を検出してレジスタRに一時記憶し
(ステップS20)、更に、熱電対103で検出されて
いるノズル100(大径部)の現在温度、つまり、型開
き完了時のノズル100の温度をレジスタNに一時記し
て(ステップS21)、ショット数カウンタSの値を1
インクリメントし、連続成形作業のショット数を更新す
る(ステップS22)。
【0046】次いで、PMC用CPU18は、この成形
サイクルで検出された最大射出圧力Pが最大射出圧力の
許容最大値Aを越えていないか(ステップS23)、射
出開始後設定所定時間経過後の射出圧力Rが同射出圧力
の許容最大値Bを越えていないか(ステップS24)、
型開き完了時のノズル100の温度Nが型開き完了時の
ノズル温度の許容最小値Cを下回っていないか(ステッ
プS25)、現時点のショット数Sがショット数の許容
最小値Dを下回っていないか(ステップS26)を判別
し、このうち判別結果が1つでも真となれば強制加熱フ
ラグFをセットする一方(ステップS28)、全ての判
別結果が偽となった場合に限り、強制加熱フラグFをリ
セットする(ステップS27)。
【0047】つまり、最大射出圧力Pが最大射出圧力の
許容最大値Aを上回っている場合、および、射出開始後
設定所定時間経過後の射出圧力Rが射出圧力の許容最大
値Bを上回っている場合は、溶融樹脂の温度、つまり、
ノズル100の先端部100aの温度が低下して樹脂の
粘性が増しているという証左であり、ノズル100の強
制加熱の必要があるということである。
【0048】また、現時点のショット数Sがショット数
の許容最小値Dを下回っている場合は、連続成形開始後
間もない状態にあってノズル100の熱が金型側に強力
に吸引されていることを意味するので、通常のPID制
御では射出開始直前のノズル先端温度と射出完了直後の
ノズル先端温度との間に図1に示されるような大きな温
度変化が発生する可能性があり、これを解消するため、
本実施形態で示した強制加熱を行う必要がある。この場
合は、要するに、連続成形開始後の経過時間が分かれば
よいので、ショット数Sとショット数の許容最小値Dと
の比較に代えて、連続成形開始後の経過時間(タイマで
測定する状態変量)と許容最小経過時間(設定値)との
比較を用いるようにしてもよい。
【0049】また、型開き完了時のノズル100の温度
Nが許容最小値Cを下回っている場合も同様で、現状で
ノズル100の温度が異常に低下しているということ、
つまり、ノズル100の熱が金型側に強力に吸引されて
いる連続成形開始直後の状態にあることを意味するの
で、前記と同様、ノズル100の強制加熱を行う必要が
ある。なお、ノズル100の基部側に設けた熱電対でノ
ズル温度を検出してフィードバック制御を行おうとする
技術思想は従来からあるが、本実施形態は、ノズル10
0の基部側に設けた熱電対により検出される温度の低下
で金型とノズル100との間に大きな温度差があること
を推定し、ノズルヒータ102の常ON制御によって通
常のPID制御を行わず強制的に加熱しようとするもの
で、従来のフィードバック制御とでは構成が異なる。本
実施形態においては、常ON制御時における温度目標値
というものは存在しない。
【0050】結果的に、ステップS23ないしステップ
S26の判別結果が全て偽となってノズル先端部の温度
の安定が保証されている場合に限って強制加熱フラグF
がリセットされ、それ以外の場合では強制加熱フラグF
のセットアップ状態が維持されるということである。
【0051】次いで、PMC用CPU18は、必要な成
形作業が完了しているか否か、つまり、ショット数カウ
ンタSの値が目標値に達しているか否かを判別し(ステ
ップS29)、ショット数カウンタSの値が目標値に達
していれば、この段階で連続成形作業を終了させる一
方、ショット数カウンタSの値が目標値に達していなけ
れば、前記と同様にしてステップS3以降の処理を繰り
返し実行させる。
【0052】連続成形作業を繰り返す場合、その直前の
成形サイクルで強制加熱フラグFがリセットされていれ
ば、ステップS4の判別結果が偽となってノズル100
の先端温度が安定していることを意味するので、ステッ
プS5ないしステップS17の処理は非実行とされ、直
前の成形サイクルのステップS16の処理で開始された
通常のPDI制御によってノズルヒータ102の温度制
御が行われ、また、強制加熱フラグFがセットされたま
まであれば、前記と全く同様にしてステップS5ないし
ステップS17の処理が実行されて、PID制御に代わ
る常ONの強制加熱制御が行われることになる。
【0053】これに対し、ステップS18ないしステッ
プS29の処理は、強制加熱フラグFがリセットされて
いるか否かに関わりなく各成形サイクル毎に実施される
ので、一旦強制加熱フラグFがリセットされた場合であ
っても、その後、ステップS23ないしステップS26
の判別結果の内の1つでも真となってノズル先端温度の
異常に対応する状態変量の変化が検出されれば、再び強
制加熱フラグFがセットされて、ノズルヒータ102の
常ON制御による強制加熱が行われることになる。
【0054】従って、連続成形作業中に金型のコア折れ
等の損傷が生じて成形作業を中断し、ノズル100を金
型から退避させて修復作業を行うなどして作業中に金型
の温度が低下したような場合であっても、連続成形作業
の開始時の場合と同様、前述の温度制御処理によってノ
ズル先端部の温度を安定させることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、金型温度とノズル温度
の熱平衡状態が達成されていない連続成形作業の初期段
階においてもノズル先端部の温度が極端に低下してノズ
ル詰まり等が発生することなく、しかも、1成形サイク
ル中における樹脂の流れによる温度変化等に対しても安
定してノズル先端の温度を維持することができる。
【0056】また、ノズル先端の温度低下を防止するた
めのノズルヒータの通電時間増大区間をタイマで設定す
るようにしているので、金型や成形条件の特性に応じて
ノズルの加熱特性を調整することができる。
【0057】また、誤ってタイマを設定した場合であっ
ても、保圧が完了すればノズルヒータの通電時間の増大
制御が強制的に終了して通常のPID制御が再開される
ので、不用意な加熱によるゲートシールの破壊や計量時
および型開き時における鼻タレの発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機におけるノズル周辺の構造を示す断
面図、および、ノズル近傍の温度のばらつきを示したグ
ラフである。
【図2】通常のPID制御におけるノズル先端部の温度
変化と本発明の一実施形態を適用した場合のノズル先端
部の温度変化を示したグラフである。
【図3】本発明の方法を適用した一実施形態の電動式射
出成形機の要部を示すブロック図である。
【図4】本発明の方法を適用した一実施形態の温度制御
処理の概略を示すフローチャートである。
【図5】温度制御処理の概略を示すフローチャートの続
きである。
【符号の説明】
10 制御装置 11 ROM 12 RAM 13 ROM 14 RAM 15 サーボアンプ 16 A/D変換器 17 圧力モニタ用CPU 18 PMC用CPU 19 RAM 20 サーボCPU 21 ROM 22 バス 23 入出力回路 24 不揮発性メモリ 25 CNC用CPU 26 CRT表示回路 27 ROM 28 RAM 29 ディスプレイ付手動データ入力装置 30 電動式射出成形機 31 駆動変換装置 32 可動プラテン 33 固定プラテン 34 バンドヒータ 37 熱電対 38 スクリュー 39 射出シリンダ 40 圧力検出器 41 駆動変換装置 42 歯車機構 43 温度調節器 50 金型 100 ノズル 100a 先端部 100b 基部 101 スプルー 102 ノズルヒータ 103 熱電対 M1 型締用サーボモータ M2 射出用サーボモータ M3 計量回転用サーボモータ P1 パルスコーダ P2 パルスコーダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルの温度を検出し、該検出温度が設
    定温度に一致するようにPID制御してノズルヒータを
    ON/OFF制御する射出成形機のノズル温度制御方法
    において、ノズル先端の温度を推定できる射出成形機の
    状態変量を検出し、この検出値がノズル先端温度の低下
    を示す設定許容範囲外になっていると、型閉じ開始時点
    から保圧完了時点を限界とする区間内に設定された設定
    区間の間だけ、前記ノズルヒータの通電時間を増大させ
    ることを特徴とした射出成形機のノズル温度制御方法。
  2. 【請求項2】 前記状態変量は最大射出圧力である請求
    項1記載の射出成形機のノズル温度制御方法。
  3. 【請求項3】 前記状態変量は射出開始後所定時間経過
    後の射出圧力である請求項1記載の射出成形機のノズル
    温度制御方法。
  4. 【請求項4】 前記状態変量は型開き完了時のノズル基
    部の温度である請求項1記載の射出成形機のノズル温度
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記状態変量は連続成形作業開始後のシ
    ョット数である請求項1記載の射出成形機のノズル温度
    制御方法。
  6. 【請求項6】 前記状態変量は最大射出圧力と射出開始
    後所定時間経過後の射出圧力と型開き完了時のノズル検
    出温度と連続成形作業開始後のショット数であり、その
    うち少なくとも1つの検出値がノズル先端温度の低下を
    示す設定許容範囲外になっていると、型閉じ開始時点か
    ら保圧完了時点を限界とする区間内に設定された設定区
    間の間だけ、前記ノズルヒータの通電時間を増大させる
    ことを特徴とした請求項1記載の射出成形機のノズル温
    度制御方法。
  7. 【請求項7】 タイマの設定により、型閉じ開始後所定
    時間経過後の時点から射出開始後所定時間が経過するま
    での時間区間を前記設定区間とすることを特徴とする請
    求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の射出成形
    機のノズル温度制御方法。
  8. 【請求項8】 型閉じ開始後所定時間が経過するかもし
    くは型閉じが完了すると前記ノズルヒータの通電を常に
    ONにし、射出開始後所定時間が経過するかもしくは保
    圧が完了するとPID制御を再開することを特徴とする
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の射出成
    形機のノズル温度制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009248518A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Panasonic Corp 射出ノズル温度制御方法
WO2022210969A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 住友重機械工業株式会社 射出成形機
CN115592915A (zh) * 2022-10-12 2023-01-13 广东格林精密部件股份有限公司(Cn) 一种注塑机运行数据监测预警系统

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