JPH09248680A - 電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機 - Google Patents

電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機

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JPH09248680A
JPH09248680A JP8744996A JP8744996A JPH09248680A JP H09248680 A JPH09248680 A JP H09248680A JP 8744996 A JP8744996 A JP 8744996A JP 8744996 A JP8744996 A JP 8744996A JP H09248680 A JPH09248680 A JP H09248680A
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英三 内山
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養二 羽島
Tomonori Kamioka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリップ材の切断形状に自由度を与えるこ
とができる電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機を提
供する。 【解決手段】 成形ロール群前方でかつストリップ材た
め込み装置の後方に配置されて走行中のストリップ材1
4を切断、切り離し可能とする電縫鋼管製造ライン11
における走間切断機10であり、ストリップ材14と同
期して移動する台車16と、台車16上に搭載され、ス
トリップ材14の流れ方向と直交する横断方向に移動自
在な溶断装置17とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安価に製造でき、
かつ、ストリップ材の切断形状に自由度を与えることが
できる電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ストリップ材を管状に成形し、そ
の両端部を突き合わせて溶接圧接する電縫鋼管製造ライ
ンとして、特開昭60−170582号公報に記載され
ている形態のものがある。この電縫鋼管製造ラインL1
は、図9に示すように、入り側ストリップ材100の巻
き戻し供給装置101と、ストリップ材継ぎ溶接機10
2と、ストリップ材ため込み装置103と、成形ロール
群104と、電縫溶接装置105と、内面ビード切削装
置106と、ポストアニーラー装置107と、走行管切
断機108とを具備する。
【0003】ここに、ストリップ材継ぎ溶接機102
は、先行の単位ストリップ材100の長手方向後端の端
部を後行の単位ストリップ材100の長手方向先端の端
部に接続し連続化させるためのものであり、ストリップ
材ため込み装置103は、ストリップ材継ぎ溶接機10
2による継ぎ溶接作業中にも後続の成形、溶接作業を連
続して継続させるために必要な量のストリップ材100
を供給しうるように予めため込んでおくものであり、成
形ロール群104はストリップ材100を管状に成形す
るためのものであり、電縫溶接装置105は管状に成形
されたストリップ材100を電縫溶接するものであり、
内面ビード切削装置106はその電縫溶接部の内面バリ
を切削除去するものであり、ポストアニーラー装置10
7は電縫溶接部を軟化焼鈍させるものであり、走行管切
断機108は連続的に製造されてくる電縫鋼管を一定の
長さの製品鋼管110に切断するためのものである。か
かる構成によって、電縫鋼管を、ライン停止をすること
なく連続的に造管することができ、製品歩留りを向上す
ることができる。
【0004】また、上記した電縫鋼管製造ラインL1
は、さらに、図9に示すように、ストリップ材ため込み
装置103の後方に、走行中のストリップ材100を切
断、切り離すことができる走間切断機111を具備す
る。
【0005】従って、内面ビード切削装置106の工具
交換等の理由によりライン停止が必要と判断された時点
で、この走間切断機111を用いてストリップ材100
を切断・分離し、上流側のストリップ材100はストリ
ップ材ため込み装置103内にため込み、待機させ、一
方、下流側のストリップ材100はそのまま成形ロール
群104及び電縫溶接装置105を通過させ、そのまま
製品鋼管110にすることができる。このようにする
と、内面ビード切削装置106の位置には材料が存在し
ないので容易に工具交換作業が実施できることになり、
ポストアニーラー装置107の位置にも材料は存在しな
いので、品質不良の鋼管を製造することがなく、製品採
取歩留りの向上をさらに図ることができる。また、一般
に走間切断機111のライン方向の走行ゾーンには、ス
トリップ材100を支持する複数個の固定ロールが配設
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した電縫
鋼管製造ラインL1における走間切断機111は、未
だ、以下の解決すべき課題を有していた。即ち、従来の
走間切断機111は、図9に示すように、それぞれその
周面に切断刃を取付けた上、下回転ドラム112、11
3からなるロータリドラム型シャーや、クランクモーシ
ョン型シャーより構成されている。このような走間切断
機111は、機械的剪断力によってストリップ材100
を切断するものであるため、極めて高い剛性を必要と
し、そのため、いわゆる体格が必然的に大きくなり、製
造費が高くなると共に、多大な設置空間を必要とするこ
とにもなる。また、走間切断機111は、切断刃による
切断であるため、切断形状の自由度がない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、安価に製造でき、かつ、ストリップ材の切
断形状に自由度を与えることができる電縫鋼管製造ライ
ンにおける走間切断機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機は、成形
ロール群前方でかつストリップ材ため込み装置の後方に
配置されて走行中のストリップ材を切断、切り離し可能
とする電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機であっ
て、前記走間切断機を、前記ストリップ材と同期して移
動する台車と、該台車上に搭載され、前記ストリップ材
の流れ方向と直交する横断方向に移動自在な溶断装置と
から構成している。
【0009】請求項2記載の電縫鋼管製造ラインにおけ
る走間切断機は、請求項1記載の電縫鋼管製造ラインに
おける走間切断機において、前記走間切断機のライン方
向の前後に一連の無端チェンコンベアを配設し、該無端
チェンコンベアの駆動側スプロケットを、クラッチを介
して駆動モータと連結し、該駆動モータにより前記台車
をコンベアを介してライン方向に走行させるべく、該無
端チェンコンベアの一部に前記台車を取付け、更に、前
記台車に前記ストリップ材を着脱自在にクランプ可能な
クランプ装置を取付け、前記無端チェンコンベアに複数
本の支持ロールを渡設した構成としている。
【0010】請求項3記載の電縫鋼管製造ラインにおけ
る走間切断機は、請求項1又は2記載の電縫鋼管製造ラ
インにおける走間切断機において、前記台車上に搭載し
た溶断装置を、前記ストリップ材の流れ方向と直交する
横断方向のみならず、前記ストリップ材の流れ方向と同
一の方向にも進退可能な構成としている。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1に示すように、本発明の一実施
の形態に係る走間切断機10は、電縫鋼管製造ライン1
1において、図示しないストリップ材ため込み装置の下
流側に設けた前部ピンチローラ装置12と、図示しない
成形ローラ群の上流側に設けた後部ピンチローラ装置1
3との間に介設されている。図1に示すように、走間切
断機10は、実質的に、ストリップ材14の流れの方向
に配設した無端チェンコンベア15と、この無端チェン
コンベア15の上部搬送面の一部に一体的に取付けられ
た台車16と、台車16に取付けられた溶断装置17及
びクランプ装置56とからなる。なお、図1において、
12aは前部ピンチローラ装置12と走間切断機10と
の間に介設したストリップ材ガイドテーブルである。
【0012】次に、図1〜図4を参照して、上記構成を
有する走間切断機10の各部の構成について具体的に説
明する。まず、無端チェンコンベア15の本体を構成す
る長尺のコンベア機枠20の両側部には、その外周面に
沿って両端に周回部を有するチャンネルからなる無端レ
ール21が、それぞれ、取付けられている。そして、各
無端レール21上には、無端チェン22が、無端レール
21に沿って移動自在に巻回されている。そして、この
無端チェン22の一部には、後述する台車16の基部フ
レーム23が取付けられている。図1及び図4に示すよ
うに、各無端チェン22には、長手方向に所定の間隔を
開けて複数のストリップ材支持ローラ18と複数のスト
リップ支持テーブル19とが取付けられており、それぞ
れ、その上面にストリップ材支持面を形成している。ス
トリップ材支持テーブル19は、図4に示すように、ス
トリップ材14の移動方向に上向きに傾斜する傾斜面を
有する。
【0013】図1に示すように、無端チェンコンベア1
5は、そのコンベア機枠20の前端に駆動側スプロケッ
ト24を具備すると共に、該コンベア機枠20の後端に
被駆動側スプロケット25を取付けている。また、図5
に示すように、駆動側スプロケット24を固着する回転
軸26の一端には、クラッチ27及び中間軸28を介し
て駆動モータの一例である台車走行モータ29が連動連
結されている。
【0014】次に、図1〜図4、特に、図2〜図4を参
照して、溶断装置17及びクランプ装置56を搭載する
台車16について説明する。図2及び図3に示すよう
に、無端チェンコンベア15の両側に沿って台車用レー
ル30が床面上に設置されている。そして、この台車用
レール30上には、無端チェンコンベア15の上方に跨
設した台車16の基部フレーム23の前後端の両側部に
取付けた二対の車輪31、32が転動自在に支持されて
いる。台車16の基部フレーム23の前後端にそれぞれ
設けた横架フレーム33、34には、無端チェンコンベ
ア15の無端チェン22の両端がブラケット33a、3
4aを介して結着されている。また、基部フレーム23
の前後端の上面には、それぞれ、ストリップ材支持ロー
ラ35、36が、スプリング37、38によって上方に
付勢された状態で支持されており、これらのストリップ
材支持ローラ35、36の上面は、ストリップ材14の
走行レベルと同一高さで、後述するように、ストリップ
材14をクランプ装置56によってクランプした際に、
ストリップ材14の走行レベルより若干下方になるよう
に設定されている。
【0015】次に、図1〜図4、特に、図2〜図4を参
照して、台車16上に搭載した溶断装置17について説
明する。図2〜図4に示すように、台車16の中央部の
両側上面には脚部39、40が立設されており、脚部3
9、40間には、厚肉の長尺矩形板からなる溶断装置取
付板41が架設されており、この溶断装置取付板41の
前面に、溶断装置17が横行自在に取付けられている。
【0016】即ち、溶断装置取付板41の前面の中央部
には、全長にわたって水平ラック42が取付けられてお
り、また、水平ラック42の上、下には、垂直方向に間
隔をあけて、上、下水平案内兼支持レール43、44が
取付けられている。そして、この溶断装置取付板41の
前面と対峙する状態に溶断装置17の一部を形成する支
持ベース45が配置されており、その裏面の上、下部に
設けた摺動支持部材46、47を上、下水平案内兼支持
レール43、44に摺動自在に嵌合することによって、
溶断装置取付板41に支持ベース45を、横行自在に取
付けることができる。
【0017】また、図2及び図4に示すように、支持ベ
ース45の一側にはブラケット48が取付けられてお
り、このブラケット48には、溶断装置横行モータ49
が取付けられている。この溶断装置横行モータ49の出
力軸には駆動側ギア50が固着されており、駆動側ギア
50はブラケット48に回転自在に取付けたピニオンギ
ア51と噛合しており、ピニオンギア51は溶断装置取
付板41の前面に設けた水平ラック42と噛合してい
る。かかる構成によって、溶断装置横行モータ49を駆
動することによって、支持ベース45を、図2に示すよ
うに、ストリップ材14の幅方向に横行することができ
る。
【0018】また、図2〜図4に示すように、支持ベー
ス45の前面下部には、昇降フレーム52が昇降自在に
取付けられており、昇降フレーム52の上端は、同様に
支持ベース45の前面上部に固着した昇降シリンダ53
の伸縮ロッド端に連結されている。昇降フレーム52の
下部には、ストリップ材14の上面と当接する倣いロー
ラ54が取付けられている。また、昇降フレーム52の
一側部には溶断装置17の要部を構成するプラズマトー
チ55が取付けられている。図4に示すように、本実施
の形態では、倣いローラ54はプラズマトーチ55の下
流側であって、かつ、その先端を、プラズマトーチ55
の先端より若干下方に突出した状態で配置されている。
従って、昇降シリンダ53を駆動して昇降フレーム52
を下降した際、倣いローラ54の先端がストリップ材1
4の上面に当接することになり、プラズマトーチ55と
ストリップ材14との間に、良好な溶断に必要な所定の
間隙を確保できる。
【0019】また、台車16の基部フレーム23上であ
って、プラズマトーチ55の直下をなす部分には、水槽
55aが取付けられている。従って、後述するようにプ
ラズマトーチ55によってストリップ材14を溶断した
際生じる溶断屑、いわゆるドロスを水槽55a内に落下
させることができ、ドロスが外部に飛散するのを確実に
防止することができる。また、ドロスが発煙する前に水
中に浸漬することができるので、発煙も可及的に防止す
ることができる。さらに、プラズマトーチ55による溶
断は、切断作業を静粛に行うことができる。
【0020】なお、溶断装置17は1個でもよいが、本
実施の形態では、図2及び図3に示すように、溶断装置
取付板41に2個設けており、例えば、それぞれの溶断
装置17に、ストリップ材14を半分ずつ溶断させるこ
とによって、溶断時間の短縮化を図ることができる。
【0021】次に、台車16に搭載したクランプ装置5
6について、図1〜図4、特に、図2〜図4を参照して
具体的に説明する。図2及び図4に示すように、溶断装
置取付板41の下面と無端チェンコンベア15との間に
形成された空間57内には、ストリップ材14の幅と略
等しい長さを有すると共に、ストリップ材14をクラン
プするために必要十分な幅を有する可動クランプ板58
が配設されている。
【0022】一方、図2及び図4に示すように、溶断装
置取付板41の裏面には、その幅方向に間隔をあけて複
数の昇降シリンダ59と昇降案内ガイド60とが取付け
られており、それぞれの伸縮ロッド端は、可動クランプ
板58の上面に連結されている。また、図4に示すよう
に、台車16の基部フレーム23の中央部の上面には、
可動クランプ板58と上、下方向に整合する状態で固定
クランプ板61が取付けられている。従って、昇降シリ
ンダ59を駆動して可動クランプ板58を下降させるこ
とによって、可動クランプ板58と固定クランプ板61
によって、ストリップ材14を強力にクランプすること
ができる。
【0023】図示の実施の形態における走間切断機10
のその他の構成について説明すると、図4において、6
2はストリップため込み装置側から走間切断機10内へ
のストリップ材14の供給を確実にするためのガイドフ
レームである。
【0024】次に、上記した構成を有する走間切断機1
0の作動について、図1〜図5及び図6を参照して説明
する。ストリップ材14が連続して流れている電縫鋼管
製造ライン11において、図示しない内面ビード切削工
具の劣化寿命などの原因により、ライン停止が必要にな
った場合は、台車走行モータ29を駆動して、無端チェ
ンコンベア15を作動する。この作動によって、無端チ
ェンコンベア15と一体をなす台車16は、図1の実線
で示す位置から前方向(図1において左側)にむけて移
動させられることになる。なお、この時点では、クラッ
チ27はオンしているので、駆動側スプロケット24を
固着した回転軸26と台車走行モータ29とは連動連結
されている。
【0025】そして、台車16の走行速度がストリップ
材14の通板速度と略等しくなった時点で、クランプ装
置56を構成する昇降シリンダ59を駆動して、ストリ
ップ材14を可動クランプ板58と固定クランプ板61
とによって強力にクランプし、その後、クラッチ27を
オフにする。この動作によって、無端チェンコンベア1
5と台車走行モータ29との連動連結が遮断され、台車
16はフリーの状態になる一方で、ストリップ材14と
クランプ装置56によって連結されることになる。従っ
て、台車16は、ストリップ材14によって引っ張られ
た状態で同期的に走行されることになる。
【0026】その後、昇降シリンダ53を駆動してプラ
ズマトーチ55を下降する。この下降に伴って倣いロー
ラ54も一体的に下降し、ストリップ材14の上面に当
接することになる。この際、倣いローラ54はプラズマ
トーチ55より所定距離下方に突出させているので、プ
ラズマトーチ55の先端とストリップ材14との間に、
プラズマトーチ55による溶断に必要な間隙を形成する
ことができる。次に、図2に示すように配置した2台の
溶断装置17を、溶断装置横行モータ49を駆動するこ
とによって、同一方向(図2の場合は左方向)に同時に
横行させると共に、プラズマトーチ55を駆動してスト
リップ材14の溶断作業を開始する。
【0027】プラズマトーチ55によるストリップ材1
4の溶断が完了すると、図6(a)に示すように、先端
をクランプされている上流側のストリップ材14は下流
側のストリップ材14からの牽引力をもはや受けないの
で、その場に停止する。一方、下流側のストリップ材1
4は、そのまま、図示しない成形ロール群や電縫溶接装
置を通過して製品となる。この際、走間切断機10の下
流側に配置される図示しない内面ビード装置の位置には
ストリップ材14が存在しないので、容易に工具交換作
業を実施できると共に、図示しないポストアニーラー装
置の位置にもストリップ材14が存在しないので品質不
良の鋼管の製造を防止できる。
【0028】また、上記したストリップ材14の溶断
後、昇降シリンダ59を作動して可動クランプ板58を
上昇してストリップ材14のクランプを解除した後、ク
ラッチ27をオンして、駆動側スプロケット24を固着
した回転軸26と台車走行モータ29とは連動連結した
後、台車走行モータ29を駆動して、溶断装置17及び
クランプ装置56を搭載する台車16を所定距離後退さ
せる。この後退位置において、台車走行モータ29を駆
動することによって台車16を前後移動させると共に、
溶断装置横行モータ49を駆動することによって溶断装
置取付板41を横行させることにより、プラズマトーチ
55を前後左右に二次元的に、即ち、ジグザクに移動さ
せることができ、上流側のストリップ材14を、先端の
中央部及び両端に、それぞれ、切欠部14a〜14cが
形成されるように切断することができる。このように上
流側のストリップ材14をジグザグに切断することによ
って、その後、ストリップ材14を図示しない成形ロー
ル群によって成形する際に、ストリップ材14の耳部や
中央部が変形するのを防止することができ、ストリップ
材14の加工性を良好なものとすることができる。な
お、溶断片14dは廃棄する。
【0029】また、図7に、電縫鋼管製造ライン11に
おけるストリップ材の通板中に、いわゆる板厚と板幅と
を異にするストリップ材114、115の板材変更が行
われる場合(図7(a))のストリップ材の溶断方法を
示す。この場合は、図6に示す場合と同様な手順で、ま
ず、図7(b)に示すように、セット替点Sの下流側に
位置する下流側のストリップ材114を溶断装置17に
よって溶断し、その後、台車走行モータ29を駆動する
ことによって、溶断装置17及びクランプ装置56を搭
載する台車16を所定距離後退し、その後、台車16を
前後させると共に、溶断装置横行モータ49を駆動する
ことによって溶断装置取付板41を横行させることによ
り、セット替点Sの上流側に位置する上流側のストリッ
プ材115の先端の中央部及び両端に、それぞれ、切欠
部115a〜115cを形成することができ、このスト
リップ材115を、図示しない成形ロール群によって成
形する際の加工性を良好なものとすることができる。な
お、溶断片115dは廃棄する。
【0030】さらに、本実施の形態では、ストリップ材
14、114、115を切断するのに、機械的剪断力を
利用する従来のシャー形式の走間切断機に代えて、プラ
ズマトーチ55からなる溶断装置17を具備する走間切
断機10を用いるようにしたので、走間切断機10の剛
性を高める必要はなく、電縫鋼管製造ライン11におけ
る走間切断機10を安価に製作することができる。
【0031】また、本実施の形態では、台車16を一旦
ストリップ材14、114、115と同一速度に同期さ
せた後、ストリップ材14、114、115をクランプ
するようにしているので、台車16上に搭載した溶断装
置17を、ストリップ材14、114、115や溶断装
置17に衝撃を与えることなく、ストリップ材14、1
14、115と同期させて走行させることができる。
【0032】また、ストリップ材14の厚み、板幅及び
切断方式によっては、切断に要する時間が長くなる場合
もあるが、本実施の形態では、図1に示すように、無端
チェンコンベア15は、その上面に十分な長さのストリ
ップ材支持面を形成することができ、しかも、このスト
リップ材支持面にはストリップ材支持ローラ18とスト
リップ材支持テーブル19とが取付けられているので、
固定の支持ローラは不要となる。さらに、ストリップ材
14、114、115の切断作業の全工程において、ス
トリップ材14、114、115を安定状態に支持する
ことができ、ストリップ材14、114、115を確実
に切断することができる。また、このような台車16上
に搭載した溶断装置17は電縫鋼管製造ライン11の一
部を構成する無端チェンコンベア15と一体的に走行す
るので、溶断装置17のプラズマトーチ55の、無端チ
ェンコンベア15に取付けられたストリップ材支持ロー
ラ18に対する相対位置関係は一定に保持される、即
ち、変わらないことになる。従って、溶断装置17の走
行中に、プラズマトーチ55がストリップ材支持ローラ
18を切断することなく、ストリップ材14、114、
115のみを確実に切断することができる。
【0033】また、図8に本実施の形態の変容例に係る
走間切断機10Aを示す。図示するように、走間切断機
10Aは、台車16上に搭載した溶断装置17aにおい
て、プラズマトーチ55を、溶断装置取付板41に対し
て相対的に進退シリンダ63によって前後方向に進退可
能な構成としたことを特徴とする。なお、走間切断機1
0Aは、進退シリンダ63を付加した点を除いて、前述
した走間切断機10と同一の構成を有するので、同一の
構成要素は同一の符号で示す。
【0034】かかる構成によって、台車走行モータ29
によって無端チェンコンベア15を作動させることな
く、図6や図7に示すように、上流側のストリップ材1
4、115の中央部や耳部に切欠部14a〜14c及び
115a〜115cを形成することができ、これらのス
トリップ材14、115を図示しない成形ロール群によ
って成形する際の加工性を良好なものとすることができ
る。即ち、本変容例の場合、重量物である無端チェンコ
ンベア15や台車16等を走行しなくてよいので、省エ
ネルギー化を図ることができる。また、クランプ装置5
6を作動し、ストリップ材14、114に引っ張られた
状態でも、任意形状に切断できるので、溶断片14d、
115dが発生しない。なお、上記した実施の形態にお
いては、溶断装置17、17aにおいてプラズマトーチ
55を用いたが、他の溶断装置、例えば、ガス溶断装
置、レーザ溶断装置、パウダー溶断装置等も好適に用い
ることができることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】請求項1〜3記載の電縫鋼管製造ライン
における走間切断機においては、走間切断機を、ストリ
ップ材と同期して移動する台車と、この台車上に搭載さ
れ、ストリップ材の流れ方向と直交する横断方向に移動
自在な溶断装置とから構成している。このように、スト
リップ材の切断を溶断装置によって行うようにしたの
で、シャー型の走間切断機のように剛性を高める必要は
なく、電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機を安価に
製作することができる。また、溶断による切断なので切
断作業を静粛に行うことができる。さらに、溶断後の上
流側のストリップ材の先端を成形ローラ群による成形が
容易な任意の形状に成形することができるため、成形不
良部が減少して生産歩留りの向上が図れる。
【0036】特に、請求項2記載の電縫鋼管製造ライン
における走間切断機においては、走間切断機のライン方
向の前後に一連の無端チェンコンベアを配設し、無端チ
ェンコンベアの駆動側スプロケットを、クラッチを介し
て駆動モータと連結し、駆動モータにより台車をコンベ
アを介してライン方向に走行させるべく、無端チェンコ
ンベアの一部に台車を取付け、更に、台車にストリップ
材を着脱自在にクランプ可能なクランプ装置を取付け、
駆動モータの駆動による無端チェンコンベアの走行速度
がストリップ材の走行速度と同期した際にクランプ装置
を作動してストリップ材をクランプすると共に、クラッ
チを解除して、無端チェンコンベアと駆動モータとの連
動連結を解除可能な構成としている。
【0037】従って、台車上に搭載した溶断装置を、ス
トリップ材や溶断装置に衝撃を与えることなく、ストリ
ップ材と同期させて走行させることができる。
【0038】また、ストリップ材の厚み、板幅及び切断
方式によっては、切断に要する時間が長くなる場合もあ
るが、本発明では、無端チェンコンベアは、複数本のス
トリップ材支持ローラを渡設することで、その上面に十
分な長さのストリップ材支持面を形成することができる
ので、固定式のストリップ材支持ローラは不要となり、
さらに、ストリップ材の切断作業の全工程において、ス
トリップ材を安定状態に支持した状態でストリップ材を
確実に切断することができる。また、このように無端チ
ェンコンベアにストリップ材支持ローラを渡設している
ため、走行中における溶断装置と無端チェンコンベアの
ストリップ材支持ローラとの間の相対位置関係は不変と
なり、溶断作業において、溶断装置がストリップ材支持
ローラを切断することなく、ストリップ材のみを確実に
切断することができる。
【0039】請求項3記載の電縫鋼管製造ラインにおけ
る走間切断機においては、溶断装置を、ストリップ材の
流れ方向と直交する横断方向のみならず、ストリップ材
の流れ方向と同一の方向にも進退可能としたので、クラ
ンプ装置を作動し、ストリップ材に引っ張られた状態
で、溶断後の上流側のストリップ材の先端を、成形ロー
ラ群による成形が容易な任意形状に成形することができ
るため、廃棄溶断片が発生せず、生産性の向上をさらに
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電縫鋼管製造ライ
ンにおける走間切断機を具備する電縫鋼管製造ラインの
一部の側面図である。
【図2】同走間切断機の正面図である。
【図3】同走間切断機の平面図である。
【図4】同走間切断機の側面図である。
【図5】同無端チェンコンベアの駆動部の側面図であ
る。
【図6】同溶断装置による溶断作業の説明図である。
【図7】同溶断装置による他の溶断作業の説明図であ
る。
【図8】同走間切断機の変容例の側面図である。
【図9】従来の電縫鋼管製造ラインの概念的全体側面図
である。
【符号の説明】
S セット替点 10 走間切断
機 10A 走間切断機 11 電縫鋼管
製造ライン 12 前部ピンチローラ装置 12a ストリップ材ガイドテーブル 13 後部ピン
チローラ装置 14 ストリップ材 14a 切欠部 14b 切欠部 14c 切欠部 14d 溶断片 15 無端チェ
ンコンベア 16 台車 17 溶断装置 17a 溶断装置 18 ストリッ
プ材支持ローラ 19 ストリップ材支持テーブル 20 コンベア
機枠 21 無端レール 22 無端チェ
ン 23 基部フレーム 24 駆動側ス
プロケット 25 被駆動側スプロケット 26 回転軸 27 クラッチ 28 中間軸 29 台車走行モータ 30 台車用レ
ール 31 車輪 32 車輪 33 横架フレーム 33a ブラケ
ット 34 横架フレーム 34a ブラケ
ット 35 ストリップ材支持ローラ 36 ストリッ
プ材支持ローラ 37 スプリング 38 スプリン
グ 39 脚部 40 脚部 41 溶断装置取付板 42 水平ラッ
ク 43 上水平案内兼支持レール 44 下水平案
内兼支持レール 45 支持ベース 46 摺動支持
部材 47 摺動支持部材 48 ブラケッ
ト 49 溶断装置横行モータ 50 駆動側ギ
ア 51 ピニオンギア 52 昇降フレ
ーム 53 昇降シリンダ 54 倣いロー
ラ 55 プラズマトーチ 55a 水槽 56 クランプ装置 57 空間 58 可動クランプ板 59 昇降シリ
ンダ 60 昇降案内ガイド 61 固定クラ
ンプ板 62 ガイドフレーム 63 進退シリ
ンダ 114 ストリップ材 115 ストリ
ップ材 115a 切欠部 115b 切欠
部 115c 切欠部 115d 溶断
フロントページの続き (72)発明者 羽島 養二 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 (72)発明者 上岡 知紀 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形ロール群前方でかつストリップ材た
    め込み装置の後方に配置されて走行中のストリップ材を
    切断、切り離し可能とする電縫鋼管製造ラインにおける
    走間切断機であって、 前記走間切断機を、前記ストリップ材と同期して移動す
    る台車と、該台車上に搭載され、前記ストリップ材の流
    れ方向と直交する横断方向に移動自在な溶断装置とから
    構成したことを特徴とする電縫鋼管製造ラインにおける
    走間切断機。
  2. 【請求項2】 前記走間切断機のライン方向の前後に一
    連の無端チェンコンベアを配設し、該無端チェンコンベ
    アの駆動側スプロケットを、クラッチを介して駆動モー
    タと連結し、該駆動モータにより前記台車をコンベアを
    介してライン方向に走行させるべく、該無端チェンコン
    ベアの一部に前記台車を取付け、更に、前記台車に前記
    ストリップ材を着脱自在にクランプ可能なクランプ装置
    を取付け、前記無端チェンコンベアに複数本の支持ロー
    ルを渡設したことを特徴とする請求項1記載の電縫鋼管
    製造ラインにおける走間切断機。
  3. 【請求項3】 前記台車上に搭載した溶断装置を、前記
    ストリップ材の流れ方向と直交する横断方向のみなら
    ず、前記ストリップ材の流れ方向と同一の方向にも進退
    可能な構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の電縫鋼管製造ラインにおける走間切断機。
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