JPH09248639A - トランスファフィーダの潤滑油回収方法及び回収装置 - Google Patents

トランスファフィーダの潤滑油回収方法及び回収装置

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JPH09248639A
JPH09248639A JP5725496A JP5725496A JPH09248639A JP H09248639 A JPH09248639 A JP H09248639A JP 5725496 A JP5725496 A JP 5725496A JP 5725496 A JP5725496 A JP 5725496A JP H09248639 A JPH09248639 A JP H09248639A
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JP
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lift
oil passage
lubricating oil
recovery
press body
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JP5725496A
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Juichi Noda
重一 野田
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスファフィーダのリフト装置からの油
漏れを防止する。 【解決手段】 複数の加工ステーションを有するトラン
スファプレスのプレス本体内に装備され、かつ上記プレ
ス本体の上部に設置されたリフト装置4により上下動さ
れるリフトビーム3を有するトランスファフィーダにお
いて、上記リフト装置4のリフトボックス4aに上下動
自在に支承されたリフト杆7の下部側に、リフトボック
ス4a内の各摺動部に給油された潤滑油を、リフト杆7
の下端に取付けられたリフトビーム3内へ流下させる回
収油路18をリフト杆7に沿って設けると共に、上記リ
フトビーム3内に、上記回収油路18に連通する回収油
路3aを設けたもので、リフト杆7に沿って設けた回収
油路18によりリフトボックス4a内の潤滑油を回収す
るようにしたことにより、リフトボックス4a内より漏
洩した潤滑油が周囲へ飛散するのを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランスファプレ
スに装備されたトランスファフィーダのリフト装置を潤
滑した潤滑油を回収するトランスファフィーダの潤滑油
回収方法及び回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来プレス本体内に複数の加工ステーシ
ョンを有するトランスファプレスにおいては、プレス本
体内にトランスファフィーダが装備されていて、このト
ランスファフィーダにより各加工ステーションへ順次ワ
ークを搬送するように構成されている。
【0003】またトランスファフィーダには、例えば特
開平6−218458号や、特開平6−218459
号、特開平6−262280号公報に記載されているよ
うに、ワーク搬送方向に並設された一対のリフトビーム
を、プレス本体の上部に設置されたサーボモータを駆動
源とするリフト装置により上下動自在となすと共に、各
リフトビームにフィード方向に間隔を存して複数のクロ
スバーキャリヤを設けたものがある。
【0004】上記構成のトランスファフィーダでは、各
クロスバーキャリヤは連結手段により互いに連結されて
いて、プレス本体の上流側や下流側に設置されたフィー
ドカム及びフィードレバーよりなるフィード装置により
リフトビームに沿ってフィード方向へ往復動されるよう
になっていると共に、互いに対向するクロスバーキャリ
ヤ間には、ワーク吸着手段の取付けられたクロスバーが
それぞれ横架されている。
【0005】そして上記リフト装置及びフィード装置に
より各クロスバーがリフト方向及びフィード方向の2次
元方向へ動作されることにより、ワーク吸着手段がワー
クを吸着して各加工ステーションへ順次搬送するように
構成されている。
【0006】一方上記トランスファフィーダでは、リフ
ト装置がリフトビームを上方より支持する複数本のリフ
ト杆と、このリフト杆に形成されたラックに噛合するピ
ニオンを有していて、サーボモータによりピニオンを正
逆回転させることにより、各リフト杆を介してリフトビ
ームを上下動するように構成されている。
【0007】また上記ラック及びピニオンは密閉構造の
リフトボックス内に収容されていて、プレス本体の潤滑
油系より循環される潤滑油がこれらリフトボックス内へ
供給されて、ラックとピニオンの噛合部や、ピニオンの
軸受け部、リフト杆を上下動自在に支承するブッシュな
どの摺動部が潤滑されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】プレス本体の上部にリ
フト装置が設置されたトランスファフィーダは、床上や
床下にリフト装置を設置する必要がないため、作業性が
向上すると共に、プレス本体内の視界性も向上するなど
の利点を有する。しかしその反面、リフトボックス内よ
り油漏れが発生した場合、漏れた油は周囲に飛散するた
め、漏れた油により搬送中のワークや、プレス本体及び
その周辺が汚損されたり、床に付着した油により作業者
が転倒するなどの不具合がある。
【0009】またリフトボックス内を潤滑した油をプレ
ス本体の潤滑系へ戻すため、各リフトボックスにドレン
配管を設ける必要があり、配管が複雑となってコストが
嵩むなどの不具合もあった。この発明はかかる従来の不
具合を改善するためになされたもので、リフトボックス
内からの油漏れが防止でき、かつドレン配管の必要もな
いトランスファフィーダの潤滑油回収方法及び回収装置
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】この発明は
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、複数
の加工ステーションを有するトランスファプレスのプレ
ス本体内に装備され、かつ上記プレス本体の上部に設置
されたリフト装置により上下動されるリフトビームを有
するトランスファフィーダにおいて、上記リフト装置の
各摺動部を潤滑した潤滑油を、リフト装置のリフト杆に
沿って設けられた回収油路を介して上記リフトビーム内
へ流下させると共に、上記リフトビーム内に設けられた
回収油路を経て、回収油路の下流側より回収するように
したものである。
【0011】上記方法によりリフト装置に給油された潤
滑油は、リフト杆に沿って形成された回収油路及びリフ
トビーム内に形成された回収油路を経て下流側より回収
されるため、リフトビームの動作中リフトボックス内よ
り周辺に飛散することがない。これによってリフト装置
に供給された潤滑油を飛散させることなく確実に回収す
ることができる。
【0012】また請求項2の発明は、複数の加工ステー
ションを有するトランスファプレスのプレス本体内に装
備され、かつ上記プレス本体1の上部に設置されたリフ
ト装置により上下動されるリフトビームを有するトラン
スファフィーダにおいて、上記リフト装置のリフトボッ
クスに上下動自在に支承されたリフト杆の下部側に、リ
フトボックス内の各摺動部に給油された潤滑油を、リフ
ト杆の下端に取付けられたリフトビーム内へ流下させる
回収油路をリフト杆に沿って設けると共に、上記リフト
ビーム内に、上記回収油路に連通する回収油路を設けた
ものである。
【0013】上記構成により、リフトボックス内の各摺
動部を潤滑した潤滑油は、リフト杆に沿って形成された
回収油路よりリフトビーム内に流下された後、リフトビ
ーム内の回収油路を経て下流側より回収されるため、リ
フトボックスより漏洩した潤滑油が飛散して、搬送中の
ワークやプレス本体の周辺を汚損することがない。
【0014】これによって床上に付着した潤滑油により
作業員が転倒したり、作業の支障になることがないと共
に、ワークやプレス本体の周辺に付着した油を拭き取る
などの作業も不要となるため、メンテナンスも容易とな
る。また各リフトボックス毎にドレン配管を設ける必要
がないため、配管に要する費用の低減が図れると共に、
リフトボックスの油漏れ対策も不要となることから、リ
フトボックスの構造を簡素化することができる。
【0015】さらに請求項3の発明では、リフト杆に沿
って設けられた回収油路を伸縮自在な伸縮カバーで覆う
と共に、請求項4の発明では、リフトビーム内に設けら
れた回収油路の下流側に排油口を設けて、この排油口と
プレス本体の潤滑系を可撓管で接続したものである。
【0016】上記構成により、リフト杆が上下動して
も、リフト杆に沿って回収油路を流下する潤滑油が周囲
に飛散することがないと共に、伸縮カバーがリフト杆の
動作を妨げることがない。またリフトビーム内の回収油
路を経て下流側に達した潤滑油は、排出口より可撓管を
経てプレス本体側の潤滑系へまとめて環流されるため、
各リフトボックス毎にドレン配管を設ける場合に比べて
配管数の大幅な低減が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。図1はバキューム搬送方式を採用した
トランスファフィーダが装備されたトランスファプレス
の正面図、図2はトランスファフィーダの平面図、図3
は図1のA方向からの矢視図、図4はリフト装置の拡大
正面図、図5は同断面図、図6は図4のB−B線に沿う
断面図、図7はリフトビームの拡大断面図、図8はリフ
トビームの連結手段の拡大断面図、図9は図8のC−C
線に沿う断面図である。
【0018】これら図において1はプレス本体、2はプ
レス本体1内に装備されたトランスファフィーダを示
す。上記トランスファフィーダ2はフィード方向Xに沿
って並設された一対のリフトビーム3を有しており、こ
れらリフトビーム3は、プレス本体1の上部にフィード
方向Xに間隔を存して設置された複数基のリフト装置4
により同期して上下動されるようになっている。上記リ
フトビーム3は、フィード方向Xに長尺な箱形密閉構造
となっていて、内部に潤滑油を回収するための回収油路
3aが形成されていると共に、リフトビーム3の下流端
側下面には、排油口3bが開口されていて、この排油口
3bとプレス本体1の図示しない潤滑系が可撓管20に
より接続されている。
【0019】上記リフトビーム3は、製作や組立て、運
搬などを容易とするため複数分割されていて、分割され
た各リフトビーム3の分割面3cには連結手段5が設け
られている。上記連結手段5は図8及び図9に示すよう
に、分割されたリフトビーム3の一方31 の分割面3c
より円筒状の連結筒5aが突設されていると共に、他方
のリフトビーム32 の分割面3cには、上記連結筒5a
が密嵌自在な嵌合孔5bが開口された嵌合部5dが設け
られている。
【0020】上記嵌合部5dは、連結筒5aの中心に対
して下方へ偏心されていて、外周面がリフトビーム3の
内底面付近に達しており、連結筒5a及び嵌合部5dの
下部には、図9に示すようにほぼU字形のスリット5c
が形成されていて、このスリット5cによりリフトビー
ム3内の回収油路3aを流れる油が連結手段5により堰
止められないようになっていると共に、各リフトビーム
1 ,32 の分割面3c間には、嵌合孔5b及びスリッ
ト5cの周囲を囲繞するようにOリング6が設けられて
いて、連結筒5aと嵌合孔5bの間より漏れた油が分割
面3cより漏洩しないようシールしている。
【0021】一方上記各リフト装置4は図4ないし図6
に示すようにプレス本体1側に固着されたリフトボック
ス4aを有している。上記リフトボックス4aの上部及
び下部にはブッシュ4bが設置されていて、これらブッ
シュ4bに垂直方向に設けられた中空なリフト杆7が上
下方向に摺動自在に支承されている。上記リフト杆7の
上部側にはラック7aが形成されていて、このラック7
aにカムボックス4a内に設けられたピニオン8が噛合
されている。そしてこのピニオン8にウオーム減速機9
を介してサーボモータよりなるリフト駆動源10が接続
されている。
【0022】上記リフト駆動源10は、回転軸10aを
下向きにしてリフトボックス4aの上部にほぼ垂直に固
着されており、回転軸10aの先端はウオーム減速機9
の入力軸9aに接続されている。上記入力軸9aには図
6に示すようにウオーム9bが設けられていて、このウ
オーム9bには出力軸9cに設けられたウオームホイー
ル9dが噛合されていると共に、上記出力軸9cにピニ
オン8が取付けられていて、リフト駆動源10によりウ
オーム減速機9を介して上記ピニオン8を正逆回転させ
ることにより、各リフト杆7をリフト方向Yへ同時に上
下動できるようになっている。
【0023】上記各リフト杆7の上端側突出部は、リフ
トボックス4aの上面に固着された筒状のカバー12に
より覆われていて外部へ露出しないようになっていると
共に、リフトボックス4a及びウオーム減速機9の上部
には、プレス本体1の図示しない潤滑系より配管された
給油管13が接続された複数の給油口14が設けられて
いて、これら給油口14に給油された潤滑油は、リフト
ボックス4aの上下部に設けられたブッシュ4bとリフ
ト杆7の摺動部や、ラック7aとピニオン8の噛合部、
ウオーム9bとウオームホイール9dの噛合部などへ供
給されて、これらを潤滑するようになっている。
【0024】また各リフトボックス4aの下方より突出
されたリフト杆7の下端は、取付け板7cを介してリフ
トビーム3の上面に固着されていて、これらリフト杆7
によりリフトビーム3が水平状態に保持されていると共
に、リフト杆7の下端側外周は伸縮カバー16により覆
われている。上記伸縮カバー16は図5に示すように、
例えば3段階に伸縮するテレスコピック構造となってい
て、小径な上部筒161 の上端が下側のブッシュ4bの
外周面に嵌着されている。上部筒161 の下端側は中間
筒162 内に上方より摺動自在に嵌挿されていて、上部
筒161 の外周面には、中間筒162 の内周面に摺接す
るリング17が設けられている。
【0025】上記中間筒162 の上端には、中間筒16
2 が上部筒161 より抜け外れないように上部筒161
の下端側に係合する係合部16aが形成されていると共
に、中間筒162 の下端側は大径な下部筒163 内に上
方より嵌挿されている。上記下部筒163 の下端は、リ
フト杆7の下端に設けられた取付け板7cの上面に固着
されていて、伸縮カバー16の内周面とリフト杆7の外
周面との間に、リフト杆7に沿って回収油路18が形成
されていると共に、この回収油路18の下端側は、取付
け板7c及びリフトビーム3の上面に開口された連通孔
7dによりリフトビーム3内の回収油路3aに連通され
ている。なお通常のリフトストロークでは、下部筒16
3 のみが上下動して、中間筒162 は上下動しないが、
金型交換時等のように、リフトビーム3を上方へ強制リ
フトさせた際には、リフトビーム3に押し上げられて中
間筒162 も上昇するようになっている。また図1及び
図4中19はバランスシリンダで、このバランスシリン
ダ19によりリフトビーム3を上方へ付勢することによ
り、リフト駆動源10の容量が小さくできる。
【0026】一方上記各リフトビーム3の下部両側に
は、フィード方向Xに沿ってガイドレール3eが布設さ
れていて、これらガイドレール3eに複数基のクロスバ
ーキャリヤ24がフィード方向Xに移動自在に吊架され
ている。上記各クロスバーキャリヤ24は図1及び図2
に示すように、主キャリヤ241 と副キャリヤ242
分割されていて、これら主キャリヤ241 と副キャリヤ
242 の間には、主キャリヤ241 に対して副キャリヤ
242 をフィード方向Xへシフトさせるフィードストロ
ーク可変手段25が設けられている。
【0027】上記フィードストローク可変手段25は、
例えばサーボシリンダより構成されていて、クロスバー
キャリヤ24がフィード方向Xへ動作中に主キャリヤ2
1に対して副キャリヤ242 をシフトさせることによ
り、フィードストロークが可変できるようになっている
と共に、前後方向に対向する各副キャリヤ242 の間に
は、クロスバー26が横架されている。上記各クロスバ
ー26は、長尺な角形鋼管などにより形成されていて、
図2に示すようにフィード方向Xに間隔を存して複数本
配設されており、各クロスバー26にはバキュームカッ
プのような複数のワーク吸着手段27が支持アーム27
aを介して取付けられていて、これらワーク吸着手段2
7によりワーク28を上方より吸着できるようになって
いる。
【0028】一方各クロスバーキャリヤ24の主キャリ
ヤ241 の間は、リフトビーム3の下側に設けられた連
結杆29により図2に示すように互いに連結されてい
て、各クロスバーキャリヤ24が同時にフィード方向X
へ移動自在となっていると共に、最上流側に位置するク
ロスバーキャリヤ24の主キャリヤ241 と、プレス本
体1の上流側に設置されたフィード手段30のフィード
レバー30aがリンク31により連動されている。
【0029】上記フィード手段30は、プレス本体1の
上部に固着されたカムボックス30dを有していて、こ
のカムボックス30d内にプレス本体1内より取出され
た動力により回転されるカム軸30bが設けられてい
る。このカム軸30bには、各リフトビーム3毎にフィ
ードカム30cが設けられていて、これらフィードカム
30bにより、上端側の支承部を中心に上記フィードレ
バー30aの下端側がフィード方向Xへ揺動されるよう
になっており、これによってリンク31を介して各クロ
スバーキャリヤ24がフィード方向Xへ往復動されるよ
うになっている。なお図1中32はワーク搬入手段、図
3中33はスライドを示す。
【0030】次に上記構成されたトランスファフィーダ
の作用を説明する。成形すべき板状のワーク28は、ト
ランスファプレス本体1の上流側(図1の左側)よりワ
ーク搬入手段32により搬入される。次にトランスファ
プレス本体1のスライド駆動機構より取出された動力に
より回転されるフィードカム30cによりフィードレバ
ー30aが揺動されて、このフィードレバー30aにリ
ンク31を介して接続されたクロスバーキャリヤ24が
上流側へ移動され、同時にリフト装置4に設けられたリ
フト駆動源10がウオーム減速機9を介してピニオン8
を回転させるため、各リフト杆7を介してリフトビーム
3が上昇される。
【0031】これによって全ストロークのほぼ中間点に
設定された待機位置に待機していたクロスバー26が予
め設定されたモーションパターンに沿ってワーク28の
上方まで移動され、ワーク28の上方に達したところで
下降されて、もっとも上流側に位置するクロスバー26
に取付けられたワーク吸着手段27はプレス本体1へ搬
入されたワーク28を吸着し、それより下流側のワーク
吸着手段27は、各加工ステーションW2 ,W3 …で成
形の完了したワーク27を吸着する。
【0032】その後リフト装置4によりリフトビーム3
が上昇されるため、クロスバー26も所定の動作パター
ンに沿って上昇され、ワーク吸着手段27により吸着さ
れたワーク28がパスライン付近に達したところで、フ
ィードレバー30aが揺動されるため、各クロスバーキ
ャリヤ24がフィード方向Xへ移動されて、クロスバー
26はアドバンス動作を開始する。そしてワーク28が
次の加工ステーションW2 ,W3 …上方付近へ達したと
ころで、リフト装置4によりリフトビーム3を下降させ
ると、クロスバー26は所定のモーションパターンに沿
って下降されて、ワーク28を加工ステーションW2
3 …へ搬入する。
【0033】その後ワーク吸着手段27がワーク28を
解放すると、クロスバー26はリターン動作を開始し、
クロスバー26ははじめの待機位置へと復帰され、待機
位置で停止される。以下プレス本体1の動作に同期して
上記動作が繰返されて、プレス本体1内へ搬入されたワ
ーク28が各加工ステーションW1 ,W2 …で順次加工
され、加工の完了したワーク28はプレス本体1内より
搬出される。
【0034】一方プレス本体1の潤滑系よりリフト装置
本体4へ供給された潤滑油は、各給油口14よりリフト
ボックス4a内の各摺動部やウオーム減速機9などへ供
給された後、リフトボックス4aの内底部へ落下する。
その後、ブッシュ4bとリフト杆7に形成されたラック
7aなどの隙間より伸縮カバー16内に流入する。
【0035】そして伸縮カバー16とリフト杆7の間に
形成された回収油路18及び取付け板7cに開口された
連通孔7dを経てリフトビーム3内の回収油路3aへ達
した後、回収油路3a内をリフトビーム3の下流側へ流
通して、下流端に設けられた排油口3bより可撓管20
を経てプレス本体1の潤滑系へと環流される。
【0036】以上のようにリフト装置4へ供給された潤
滑油は、リフトボックス4a内より伸縮カバー16内の
回収油路18及びリフトビーム3内の回収油路3aを経
て再びプレス本体1側へ回収されるため、トランスファ
フィーダの動作中リフトボックス4a内より油が漏洩し
て周囲に飛散することがなく、これによって漏れた油に
より搬送中のワーク28が汚損されたり、プレス本体1
周辺が油により汚損されるのを防止することができる。
【0037】なお上記実施の形態では、伸縮カバー16
を3段に伸縮するテレスコピック構造としたが、蛇腹状
の伸縮カバー16を設けるようにしても勿論よい。また
上記実施の形態では、クロスバーキャリヤ24を主キャ
リヤ241 と副キャリヤ242 に分割した構造のトラン
スファフィーダについて説明したが、クロスバーキャリ
ヤ24が分割構造となっていないトランスファフィーダ
に適用しても良く、またリフト装置4がプレス本体1の
上部に設置されたトランスファフィーダ全般に適用する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダが装備されたトランスファプレスの正面図である。
【図2】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダの平面図である。
【図3】図1のA方向からの矢視図である。
【図4】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダに設けられたリフト装置の拡大正面図である。
【図5】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダに設けられたリフト装置の断面図である。
【図6】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図7】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダに設けられたリフトビームの拡大断面図である。
【図8】この発明の実施の形態になるトランスファフィ
ーダのリフトビームに設けられた連結手段の拡大断面図
である。
【図9】図8のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…プレス本体 3…リフトビーム 3a…回収油路 3b…排油口 4…リフト装置 4a…リフトボックス 7…リフト杆 16…伸縮カバー 18…回収油路 20…可撓管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加工ステーションW1 ,W2 …を
    有するトランスファプレスのプレス本体1内に装備さ
    れ、かつ上記プレス本体1の上部に設置されたリフト装
    置4により上下動されるリフトビーム3を有するトラン
    スファフィーダにおいて、上記リフト装置4の各摺動部
    を潤滑した潤滑油を、リフト装置4のリフト杆7に沿っ
    て設けられた回収油路18を介して上記リフトビーム3
    内へ流下させると共に、上記リフトビーム3内に設けら
    れた回収油路3aを経て、回収油路3aの下流側より回
    収することを特徴とするトランスファフィーダの潤滑油
    回収方法。
  2. 【請求項2】 複数の加工ステーションW1 ,W2 …を
    有するトランスファプレスのプレス本体1内に装備さ
    れ、かつ上記プレス本体1の上部に設置されたリフト装
    置4により上下動されるリフトビーム3を有するトラン
    スファフィーダにおいて、上記リフト装置4のリフトボ
    ックス4aに上下動自在に支承されたリフト杆7の下部
    側に、リフトボックス4a内の各摺動部に給油された潤
    滑油を、リフト杆7の下端に取付けられたリフトビーム
    3内へ流下させる回収油路18をリフト杆7に沿って設
    けると共に、上記リフトビーム3内に、上記回収油路1
    8に連通する回収油路3aを設けたことを特徴とするト
    ランスファフィーダの潤滑油回収装置。
  3. 【請求項3】 リフト杆7に沿って設けられた回収油路
    18を伸縮自在な伸縮カバー16で覆ってなる請求項2
    記載のトランスファフィーダの潤滑油回収装置。
  4. 【請求項4】 リフトビーム3内に設けられた回収油路
    3aの下流側に排油口3bを設けて、この排油口3bと
    プレス本体1の潤滑系を可撓管20で接続してなる請求
    項1記載のトランスファフィーダの潤滑油回収装置。
JP5725496A 1996-03-14 1996-03-14 トランスファフィーダの潤滑油回収方法及び回収装置 Pending JPH09248639A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108843961A (zh) * 2018-06-22 2018-11-20 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种压力机滑块回油装置

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CN108843961B (zh) * 2018-06-22 2019-12-31 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种压力机滑块回油装置

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