JPH09248574A - アルカリイオン水生成装置 - Google Patents
アルカリイオン水生成装置Info
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- JPH09248574A JPH09248574A JP8055724A JP5572496A JPH09248574A JP H09248574 A JPH09248574 A JP H09248574A JP 8055724 A JP8055724 A JP 8055724A JP 5572496 A JP5572496 A JP 5572496A JP H09248574 A JPH09248574 A JP H09248574A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルカリイオン整水器やミネラル水整水器は
ミネラル添加能力が不十分であり、また水の利用効率が
低いものである。 【解決手段】 陽極2と陰極3とミネラル溶出物質5と
を有する電解槽1によって電気分解した水を貯水部8に
貯水し、この貯水した水を循環手段9によって電解槽1
に循環させて、ミネラルの量を十分多く調整でき、しか
も水の利用効率の高いアルカリイオン水生成装置として
いるものである。
ミネラル添加能力が不十分であり、また水の利用効率が
低いものである。 【解決手段】 陽極2と陰極3とミネラル溶出物質5と
を有する電解槽1によって電気分解した水を貯水部8に
貯水し、この貯水した水を循環手段9によって電解槽1
に循環させて、ミネラルの量を十分多く調整でき、しか
も水の利用効率の高いアルカリイオン水生成装置として
いるものである。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、原水にミネラル成
分を添加しかつ、PHをアルカリに変えるアルカリイオ
ン水生成装置に関するものである。
分を添加しかつ、PHをアルカリに変えるアルカリイオ
ン水生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭で水道水を浄水するために
は、浄水器・アルカリイオン整水器・ミネラル水整水器
等を使用している。
は、浄水器・アルカリイオン整水器・ミネラル水整水器
等を使用している。
【0003】浄水器は、水中に溶け込んでいる遊離塩素
等のように不良成分を除去する活性炭と、水に懸濁して
いる雑菌等を除去する中空糸膜とを備えている。
等のように不良成分を除去する活性炭と、水に懸濁して
いる雑菌等を除去する中空糸膜とを備えている。
【0004】アルカリイオン整水器は、浄水器が有して
いる機能に加えて、ミネラルを添加する機能と水を電気
分解する機能も有している。ミネラルの添加は、乳酸カ
ルシウムやグリセロリン酸カルシウム等によって構成し
たミネラル層内に水を通過させることによって行ってい
る。こうしてミネラルを添加された水は、電気分解され
て酸性水とアルカリ性水に加工される。厚生省は、認可
が必要であるがアルカリイオン整水器から得られる酸性
水にはアストリンゼント効果を、アルカリ性水には慢性
下痢・消化不良・胃腸内異常発酵・制酸等の効果を認め
ている。
いる機能に加えて、ミネラルを添加する機能と水を電気
分解する機能も有している。ミネラルの添加は、乳酸カ
ルシウムやグリセロリン酸カルシウム等によって構成し
たミネラル層内に水を通過させることによって行ってい
る。こうしてミネラルを添加された水は、電気分解され
て酸性水とアルカリ性水に加工される。厚生省は、認可
が必要であるがアルカリイオン整水器から得られる酸性
水にはアストリンゼント効果を、アルカリ性水には慢性
下痢・消化不良・胃腸内異常発酵・制酸等の効果を認め
ている。
【0005】ミネラル水整水器は、活性炭等の浄水手段
と炭酸カルシウム等のミネラル含有物質で構成したミネ
ラル層とを有しており、ミネラル層中を水が通過するこ
とによってミネラルが添加される構成となっているもの
である。
と炭酸カルシウム等のミネラル含有物質で構成したミネ
ラル層とを有しており、ミネラル層中を水が通過するこ
とによってミネラルが添加される構成となっているもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の浄水器
は、水道水を浄化する機能は有しているが、人間に必要
なカルシウム等のミネラルを添加する機能は有していな
い。
は、水道水を浄化する機能は有しているが、人間に必要
なカルシウム等のミネラルを添加する機能は有していな
い。
【0007】また、アルカリイオン整水器やミネラル水
整水器が有しているミネラル添加能力は、十分であると
は言えないものである。すなわち、国民生活センタの試
験(平成6年11月発表、「たしかな目」平成6年12
月号掲載)によると、ミネラルの添加能力を最大に設定
した場合であっても、カルシウムの増加量は5mg/Lしか
認められていないものである。
整水器が有しているミネラル添加能力は、十分であると
は言えないものである。すなわち、国民生活センタの試
験(平成6年11月発表、「たしかな目」平成6年12
月号掲載)によると、ミネラルの添加能力を最大に設定
した場合であっても、カルシウムの増加量は5mg/Lしか
認められていないものである。
【0008】また従来のアルカリイオン整水器は、電気
分解によって生成したアルカリイオン水だけを飲料水と
して使用し、酸性水は排水するようにしているものであ
る。つまり使用する水の約半分を排水しているものであ
り、水の利用率が非常に悪いものである。
分解によって生成したアルカリイオン水だけを飲料水と
して使用し、酸性水は排水するようにしているものであ
る。つまり使用する水の約半分を排水しているものであ
り、水の利用率が非常に悪いものである。
【0009】また従来のアルカリイオン整水器やミネラ
ル整水器は、電解槽内に生成したミネラル水が残存して
おり、雑菌が繁殖しやすいものである。
ル整水器は、電解槽内に生成したミネラル水が残存して
おり、雑菌が繁殖しやすいものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
構成が有している課題を解決するもので、陽極と陰極と
ミネラルを含む溶出物質とを有する電解槽によって電気
分解した水を貯水部に貯水し、この貯水した水を循環手
段によって電解槽に循環させて、添加するミネラルの量
を十分調整でき、しかも水の利用効率の高いアルカリイ
オン水生成装置としているものである。
構成が有している課題を解決するもので、陽極と陰極と
ミネラルを含む溶出物質とを有する電解槽によって電気
分解した水を貯水部に貯水し、この貯水した水を循環手
段によって電解槽に循環させて、添加するミネラルの量
を十分調整でき、しかも水の利用効率の高いアルカリイ
オン水生成装置としているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、陽極
と陰極とミネラルを含む溶出物質とを有する電解槽によ
って電気分解した水を貯水部に貯水し、この貯水した水
を循環手段によって電解槽に循環させて、ミネラルの量
を十分多く調整でき、しかも水の利用効率の高いアルカ
リイオン水生成装置としているものである。
と陰極とミネラルを含む溶出物質とを有する電解槽によ
って電気分解した水を貯水部に貯水し、この貯水した水
を循環手段によって電解槽に循環させて、ミネラルの量
を十分多く調整でき、しかも水の利用効率の高いアルカ
リイオン水生成装置としているものである。
【0012】請求項2に記載した発明は、陽極と陰極と
ミネラルを含む溶出物質とを有する貯水部の水を、攪拌
装置によって攪拌しながら電気分解するようにして、簡
単な構成のアルカリイオン水生成装置としているもので
ある。
ミネラルを含む溶出物質とを有する貯水部の水を、攪拌
装置によって攪拌しながら電気分解するようにして、簡
単な構成のアルカリイオン水生成装置としているもので
ある。
【0013】請求項3に記載した発明は、貯水部に沸騰
検出手段を設けて、沸騰水を循環させて熱湯殺菌を行っ
た後、アルカリイオン水の生成を行うようにしたアルカ
リイオン水生成装置としているものである。
検出手段を設けて、沸騰水を循環させて熱湯殺菌を行っ
た後、アルカリイオン水の生成を行うようにしたアルカ
リイオン水生成装置としているものである。
【0014】請求項4に記載した発明は、止水弁によっ
て電解槽の水を止水しながら加熱手段によって加熱し電
解槽を熱湯殺菌した後、アルカリイオン水の生成を行う
ようにして、雑菌の増殖を抑えた形で、一定のミネラル
溶解度を有するアルカリイオン水を生成することができ
る。
て電解槽の水を止水しながら加熱手段によって加熱し電
解槽を熱湯殺菌した後、アルカリイオン水の生成を行う
ようにして、雑菌の増殖を抑えた形で、一定のミネラル
溶解度を有するアルカリイオン水を生成することができ
る。
【0015】請求項5に記載した発明は、水温検出手段
によって水温が所定の温度以上である間は直流電源の出
力を停止するようにして、電極の温度が所定の温度以上
とならないようにして、接続部の接続不良が生したりす
ることのない電気的に安全なアルカリイオン水生成装置
としているものである。
によって水温が所定の温度以上である間は直流電源の出
力を停止するようにして、電極の温度が所定の温度以上
とならないようにして、接続部の接続不良が生したりす
ることのない電気的に安全なアルカリイオン水生成装置
としているものである。
【0016】請求項6に記載した発明は、貯水した水を
冷却する冷却手段を備えて、美味しい水の温度である10
0℃から16℃に冷却できるアルカリイオン水生成装置と
しているものである。
冷却する冷却手段を備えて、美味しい水の温度である10
0℃から16℃に冷却できるアルカリイオン水生成装置と
しているものである。
【0017】請求項7に記載した発明は、不純物を除去
する浄水手段を備えて、水道水に含まれた遊離塩素・ト
リハロメタンのように水中に溶け込んでいる不良成分
や、ゴミや雑菌等の水に懸濁している成分を除去した安
全なアルカリイオン水生成装置としている。
する浄水手段を備えて、水道水に含まれた遊離塩素・ト
リハロメタンのように水中に溶け込んでいる不良成分
や、ゴミや雑菌等の水に懸濁している成分を除去した安
全なアルカリイオン水生成装置としている。
【0018】請求項8に記載した発明は、電極の電圧の
極性を所定時間毎に交互に切り換えるようにして、電極
にスケールが付着することによって電気分解の効率が低
下することを防止するアルカリイオン水生成装置として
いる。
極性を所定時間毎に交互に切り換えるようにして、電極
にスケールが付着することによって電気分解の効率が低
下することを防止するアルカリイオン水生成装置として
いる。
【0019】請求項9に記載した発明は、電極間に流れ
る電流を監視し、電流が所定値以下になると電極の電圧
の極性を切り換えるようにして、電極にスケールが付着
することによって電気分解の効率が低下することを防止
するアルカリイオン水生成装置としている。
る電流を監視し、電流が所定値以下になると電極の電圧
の極性を切り換えるようにして、電極にスケールが付着
することによって電気分解の効率が低下することを防止
するアルカリイオン水生成装置としている。
【0020】請求項10に記載した発明は、水の有無を
判定する水有無判定手段を備えて、水が少ない状態で電
気分解を行ったときに生ずるミネラル成分の異常発熱を
防止できるアルカリイオン水生成装置としている。
判定する水有無判定手段を備えて、水が少ない状態で電
気分解を行ったときに生ずるミネラル成分の異常発熱を
防止できるアルカリイオン水生成装置としている。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本実施例のアルカリイオン水生成装置を示す説明図
である。電解槽1には陽極2と陰極3とを配置してお
り、この間に直流電源4を接続している。また電解槽1
には、カルシウム・マグネシウム等を含んだ乳酸カルシ
ウムやコーラルサンド等のミネラル溶出物質5を配置し
てある。電解槽1の底には網等によって構成した保持手
段6を設けており、前記ミネラル溶出物質5が下部に配
置した貯水部8に落下しないようになっている。貯水部
8には、電解槽1が電気分解したカルシウムイオン等の
ミネラルを含んだ水が滴下する。また貯水部8の底部に
は、貯水部8の水を電解槽1に循環させるポンプを備え
た循環手段9を接続している。また10は、貯水部8に
設けたアルカリイオン水を給水する給水パイプで、図示
していない給水栓を開くことによってアルカリイオン水
を給水できるようになっている。
1は本実施例のアルカリイオン水生成装置を示す説明図
である。電解槽1には陽極2と陰極3とを配置してお
り、この間に直流電源4を接続している。また電解槽1
には、カルシウム・マグネシウム等を含んだ乳酸カルシ
ウムやコーラルサンド等のミネラル溶出物質5を配置し
てある。電解槽1の底には網等によって構成した保持手
段6を設けており、前記ミネラル溶出物質5が下部に配
置した貯水部8に落下しないようになっている。貯水部
8には、電解槽1が電気分解したカルシウムイオン等の
ミネラルを含んだ水が滴下する。また貯水部8の底部に
は、貯水部8の水を電解槽1に循環させるポンプを備え
た循環手段9を接続している。また10は、貯水部8に
設けたアルカリイオン水を給水する給水パイプで、図示
していない給水栓を開くことによってアルカリイオン水
を給水できるようになっている。
【0022】以下本実施例の動作を説明する。図示して
いないスタートスイッチを押すと、循環手段9が動作を
開始して貯水部8の水を電解槽1に循環させる。この状
態で直流電源4の電圧を陽極2・陰極3間に印加する
と、水は電気分解される。この電気分解によって電解槽
1中に配置しているミネラル溶出物質5が含んでいるミ
ネラル成分は、水中への溶解を促進される。つまり、電
解電流の大きさによって、換言すれば直流電源4の電圧
の高さによって、ミネラル溶出物質5のミネラル成分の
溶解量つまり溶解時間を変えることができる。
いないスタートスイッチを押すと、循環手段9が動作を
開始して貯水部8の水を電解槽1に循環させる。この状
態で直流電源4の電圧を陽極2・陰極3間に印加する
と、水は電気分解される。この電気分解によって電解槽
1中に配置しているミネラル溶出物質5が含んでいるミ
ネラル成分は、水中への溶解を促進される。つまり、電
解電流の大きさによって、換言すれば直流電源4の電圧
の高さによって、ミネラル溶出物質5のミネラル成分の
溶解量つまり溶解時間を変えることができる。
【0023】この電解電流は、周知のように陽極2から
陰極3に向かって流れるが、電子は逆に陰極3から陽極
2に向かって流れる。この電子の運動によって陰極3の
近傍には化1に示す反応が発生し、水酸化イオン(OH
-)が生ずる。
陰極3に向かって流れるが、電子は逆に陰極3から陽極
2に向かって流れる。この電子の運動によって陰極3の
近傍には化1に示す反応が発生し、水酸化イオン(OH
-)が生ずる。
【0024】
【化1】
【0025】また、陽極2の近傍では化2に示す反応が
発生し水素イオン(H+)が生ずる。この結果、陽極2
近傍の水は酸性となる。
発生し水素イオン(H+)が生ずる。この結果、陽極2
近傍の水は酸性となる。
【0026】
【化2】
【0027】ミネラル溶出物質5が含有している炭酸カ
ルシウム等のミネラル成分は、中性またはアルカリ性の
溶液にはわずかしか溶解しないが、酸性度が高くなるは
ど溶解しやすくなる特徴を持っている。このため、陽極
2の近傍では化3に示す反応が生じて、ミネラル成分は
水中に溶出する。同時に陽極2の周りに発生した酸性水
は、ミネラル成分の溶出によって水素イオン(H+)が
減少しアルカリ水に変わることになる。
ルシウム等のミネラル成分は、中性またはアルカリ性の
溶液にはわずかしか溶解しないが、酸性度が高くなるは
ど溶解しやすくなる特徴を持っている。このため、陽極
2の近傍では化3に示す反応が生じて、ミネラル成分は
水中に溶出する。同時に陽極2の周りに発生した酸性水
は、ミネラル成分の溶出によって水素イオン(H+)が
減少しアルカリ水に変わることになる。
【0028】
【化3】
【0029】この反応によって発生したアルカリイオン
水は、陰極3の近傍に発生したアルカリイオン水と合流
して、貯水部8に滴下する。こうして貯水部8の水は、
ミネラルを添加したアルカリイオン水に変わるものであ
る。貯水部8に貯まった水は、循環手段9によって再び
電解槽1に循環され、電解槽1で更にミネラルを含んだ
アルカリイオン水に変換されるものである。この循環が
繰り返されるために、最終的には貯水部8の水は、PH
とカルシウムイオン濃度が大きく上昇したアルカリイオ
ン水となるものである。
水は、陰極3の近傍に発生したアルカリイオン水と合流
して、貯水部8に滴下する。こうして貯水部8の水は、
ミネラルを添加したアルカリイオン水に変わるものであ
る。貯水部8に貯まった水は、循環手段9によって再び
電解槽1に循環され、電解槽1で更にミネラルを含んだ
アルカリイオン水に変換されるものである。この循環が
繰り返されるために、最終的には貯水部8の水は、PH
とカルシウムイオン濃度が大きく上昇したアルカリイオ
ン水となるものである。
【0030】図2は、前記ミネラル成分の溶出について
の発明者らの実験結果を示している。電気分解によって
電解室1の陽極2側のPHは、図2(a)に示している
ように時間の経過と共に増加する。このPHは、人間が
飲みやすいとされている9〜10付近で飽和するもので
ある。従って、例えばPHセンサ等を使用しなくとも、
飽和に達した後の水を飲用すれば、健康によいものであ
る。また図2(b)に示しているように、ミネラル溶出
物質5から溶出するミネラル成分は、時間が経過しても
飽和を示さないものである。つまり、循環手段9による
循環を繰り返すことによって、貯水部8に貯水した水は
硬度が高くなってミネラル成分を多く含有することにな
るものである。
の発明者らの実験結果を示している。電気分解によって
電解室1の陽極2側のPHは、図2(a)に示している
ように時間の経過と共に増加する。このPHは、人間が
飲みやすいとされている9〜10付近で飽和するもので
ある。従って、例えばPHセンサ等を使用しなくとも、
飽和に達した後の水を飲用すれば、健康によいものであ
る。また図2(b)に示しているように、ミネラル溶出
物質5から溶出するミネラル成分は、時間が経過しても
飽和を示さないものである。つまり、循環手段9による
循環を繰り返すことによって、貯水部8に貯水した水は
硬度が高くなってミネラル成分を多く含有することにな
るものである。
【0031】このミネラル成分の溶出量は、陽極2・陰
極3間に流れる電解電流の大きさによって決定されるも
のである。電解電流の大きさは、直流電源4の電圧の大
きさと、水の抵抗と、ミネラル溶出物質5から溶出した
ミネラル成分の量によって変化する。発明者らの実験に
よると、水道水の抵抗値は普通は10kΩcm〜50k
Ωcm程度であるが、純水の場合には18.3MΩcm
である。つまり水道水中にミネラル溶出物質5からミネ
ラル成分が溶出した場合には、水の抵抗値は下がる傾向
となって、直流電源4の電圧が一定であれば電解電流は
時間の経過と共に増加するものである。従って電気分解
を開始した直後は、水道水の抵抗値が大きいために電解
電流は少なく、溶出するミネラル成分の量も少ないもの
である。また時間の経過と共に、溶出するミネラル成分
の量が増加し水の抵抗値も下がってくるため電解電流は
増加し、溶出するミネラル成分はますます増加してくる
ものである。
極3間に流れる電解電流の大きさによって決定されるも
のである。電解電流の大きさは、直流電源4の電圧の大
きさと、水の抵抗と、ミネラル溶出物質5から溶出した
ミネラル成分の量によって変化する。発明者らの実験に
よると、水道水の抵抗値は普通は10kΩcm〜50k
Ωcm程度であるが、純水の場合には18.3MΩcm
である。つまり水道水中にミネラル溶出物質5からミネ
ラル成分が溶出した場合には、水の抵抗値は下がる傾向
となって、直流電源4の電圧が一定であれば電解電流は
時間の経過と共に増加するものである。従って電気分解
を開始した直後は、水道水の抵抗値が大きいために電解
電流は少なく、溶出するミネラル成分の量も少ないもの
である。また時間の経過と共に、溶出するミネラル成分
の量が増加し水の抵抗値も下がってくるため電解電流は
増加し、溶出するミネラル成分はますます増加してくる
ものである。
【0032】また電解電流は、陽極2と陰極3との電極
間距離が短いほど大きく、また電極の面積が広いほど大
きいものである。
間距離が短いほど大きく、また電極の面積が広いほど大
きいものである。
【0033】以上のように本実施例によれば、陽極2と
陰極3とミネラルを含むミネラル溶出物質5とを有する
電解槽1によって電気分解した水を貯水部8に貯水し、
貯水した水を循環手段9によって電解槽1に循環させる
構成として、添加するミネラルの量を十分多くでき、し
かも水を循環させながら酸性水を作り、酸性水によって
ミネラル成分を溶解してアルカリイオン水を生成するよ
うにしているため、酸性水を排水する必要がなく、水の
利用効率の高いアルカリイオン水生成装置を実現できる
ものである。
陰極3とミネラルを含むミネラル溶出物質5とを有する
電解槽1によって電気分解した水を貯水部8に貯水し、
貯水した水を循環手段9によって電解槽1に循環させる
構成として、添加するミネラルの量を十分多くでき、し
かも水を循環させながら酸性水を作り、酸性水によって
ミネラル成分を溶解してアルカリイオン水を生成するよ
うにしているため、酸性水を排水する必要がなく、水の
利用効率の高いアルカリイオン水生成装置を実現できる
ものである。
【0034】なお本実施例では、電解槽1内にミネラル
溶出物質5を配置した構成として説明したが、電極間に
隔膜を配置し、陽極側だけにミネラル溶出物質5を配置
した構成としても支障はないものである。
溶出物質5を配置した構成として説明したが、電極間に
隔膜を配置し、陽極側だけにミネラル溶出物質5を配置
した構成としても支障はないものである。
【0035】このとき装置を図3に示す構成とすれば、
より簡単にアルカリイオン水を供給することができるア
ルカリイオン水生成装置とできるものである。つまり、
図1で説明した電解槽1と貯水部8の機能を兼ねた電解
槽1中に、攪拌機能を持つ攪拌装置11と、給水・貯水
を切り換える切換弁12を備えているものである。なお
陽極2・陰極3・直流電源4・ミネラル溶出物質5は、
図1で説明したものと同様のものである。
より簡単にアルカリイオン水を供給することができるア
ルカリイオン水生成装置とできるものである。つまり、
図1で説明した電解槽1と貯水部8の機能を兼ねた電解
槽1中に、攪拌機能を持つ攪拌装置11と、給水・貯水
を切り換える切換弁12を備えているものである。なお
陽極2・陰極3・直流電源4・ミネラル溶出物質5は、
図1で説明したものと同様のものである。
【0036】以上の構成で、電解室1中には図1で説明
したと同様のアルカリイオン水を生成することができ
る。つまり、電気分解によって陽極2側には酸性水が生
じ、ミネラル溶出物質5がミネラル成分を溶出する。こ
のとき陰極3から陽極2に向かって流れる電子流によっ
て、ミネラル成分であるカルシウムはイオン化される。
このカルシウムイオンは、陽極2の周辺が高く、陰極3
の周辺では低い分布となっている。ここで、攪拌装置1
1を運転するとカルシウムイオンの分布は均一となり、
電気分解と攪拌とを繰り返すことによって、電解室1中
の水は十分なアルカリイオンを有するアルカリイオン水
となる。こうして、切換弁12を開放することによっ
て、アルカリイオン水を給水できるものである。
したと同様のアルカリイオン水を生成することができ
る。つまり、電気分解によって陽極2側には酸性水が生
じ、ミネラル溶出物質5がミネラル成分を溶出する。こ
のとき陰極3から陽極2に向かって流れる電子流によっ
て、ミネラル成分であるカルシウムはイオン化される。
このカルシウムイオンは、陽極2の周辺が高く、陰極3
の周辺では低い分布となっている。ここで、攪拌装置1
1を運転するとカルシウムイオンの分布は均一となり、
電気分解と攪拌とを繰り返すことによって、電解室1中
の水は十分なアルカリイオンを有するアルカリイオン水
となる。こうして、切換弁12を開放することによっ
て、アルカリイオン水を給水できるものである。
【0037】またこのとき、図4に示しているように、
貯水部8に水を加熱する加熱手段13と沸騰を検出する
沸騰検出手段14とを備え、制御手段15が沸騰検出手
段14の情報を受けて加熱手段13と循環手段9と直流
電源4の電圧とを制御する構成とすれば、電解槽1を熱
湯殺菌して雑菌の増殖を抑えた形で、一定のミネラル溶
解度を有するアルカリイオン水を生成することができ
る。
貯水部8に水を加熱する加熱手段13と沸騰を検出する
沸騰検出手段14とを備え、制御手段15が沸騰検出手
段14の情報を受けて加熱手段13と循環手段9と直流
電源4の電圧とを制御する構成とすれば、電解槽1を熱
湯殺菌して雑菌の増殖を抑えた形で、一定のミネラル溶
解度を有するアルカリイオン水を生成することができ
る。
【0038】本実施例では、加熱手段13にはヒータ
を、沸騰検出手段14にはサーミスタを使用している。
を、沸騰検出手段14にはサーミスタを使用している。
【0039】図4に示す構成のものは、アルカリイオン
水の生成を行う前に、制御手段15が熱湯を電解槽1・
貯水部8に循環させるようにしている。こうして電解槽
1を熱湯殺菌し、雑菌の繁殖を抑えている。同時に、貯
水部8の水中に溶解しているカルシウム量を一定として
いるものである。すなわち沸騰させることによって水温
は100℃と一定になって、カルシウムの溶解度も低下
し一定となるものである。このため、水中に溶解してい
る余分のカルシウムは析出し、水中には一定の溶解度の
カルシウムが残るものである。この状態で自然冷却しな
がら、陽極2と陰極3間に直流電源4の電圧を印加して
電気分解を行うようにすれば、処理前の水の硬度とは無
関係に、はぼ一定のミネラル溶解度を有するアルカリイ
オン水を生成することができる。
水の生成を行う前に、制御手段15が熱湯を電解槽1・
貯水部8に循環させるようにしている。こうして電解槽
1を熱湯殺菌し、雑菌の繁殖を抑えている。同時に、貯
水部8の水中に溶解しているカルシウム量を一定として
いるものである。すなわち沸騰させることによって水温
は100℃と一定になって、カルシウムの溶解度も低下
し一定となるものである。このため、水中に溶解してい
る余分のカルシウムは析出し、水中には一定の溶解度の
カルシウムが残るものである。この状態で自然冷却しな
がら、陽極2と陰極3間に直流電源4の電圧を印加して
電気分解を行うようにすれば、処理前の水の硬度とは無
関係に、はぼ一定のミネラル溶解度を有するアルカリイ
オン水を生成することができる。
【0040】このようにして、常に水が滞留し雑菌が繁
殖しやすい電解槽1の熱湯殺菌を行うことで雑菌の繁殖
を抑えると同時に、ほぼ一定のミネラル成分を含有した
アルカリイオン水を供給できるものである。
殖しやすい電解槽1の熱湯殺菌を行うことで雑菌の繁殖
を抑えると同時に、ほぼ一定のミネラル成分を含有した
アルカリイオン水を供給できるものである。
【0041】またこのとき図5に示しているように、電
解槽1に水を加熱する加熱手段12と水が貯水部8に流
れないように止水する止水弁20を配置した構成とすれ
ば、電解槽1だけを熱湯殺菌した後でアルカリイオン水
を生成できるものとなる。
解槽1に水を加熱する加熱手段12と水が貯水部8に流
れないように止水する止水弁20を配置した構成とすれ
ば、電解槽1だけを熱湯殺菌した後でアルカリイオン水
を生成できるものとなる。
【0042】すなわち制御手段15は、止水弁20を作
動させて電解槽1の出口を閉塞し、加熱手段13を通電
して電解槽1内の水を沸騰させる。沸騰状態を沸騰検知
手段14によって検知して、所定時間が経過した後、止
水弁20を開いて電気分解を開始するものである。
動させて電解槽1の出口を閉塞し、加熱手段13を通電
して電解槽1内の水を沸騰させる。沸騰状態を沸騰検知
手段14によって検知して、所定時間が経過した後、止
水弁20を開いて電気分解を開始するものである。
【0043】この方法は容積の小さい電解槽1だけを熱
湯殺菌するだけでよく、短時間で水を沸騰でき、また冷
却も短時間ででき、従って短時間でアルカリイオン水を
生成できるものである。
湯殺菌するだけでよく、短時間で水を沸騰でき、また冷
却も短時間ででき、従って短時間でアルカリイオン水を
生成できるものである。
【0044】また図6に示しているように、貯水部8に
水温を測定する水温検出手段21を配置して水温が所定
の温度以上である間は直流電源4の出力を停止する構成
とすれば、陽極2・陰極3を構成する電極板と直流電源
4の接続部の温度上昇を防いで接続不良を予防できるも
のである。
水温を測定する水温検出手段21を配置して水温が所定
の温度以上である間は直流電源4の出力を停止する構成
とすれば、陽極2・陰極3を構成する電極板と直流電源
4の接続部の温度上昇を防いで接続不良を予防できるも
のである。
【0045】つまり、電解室1・貯水部8間に熱湯を循
環させる構成とした場合、あるいは電解室1中の水を沸
騰させる構成とした場合には、電極坂の温度も100℃
に近くなっている。仮にこの状態で電極板に電圧を印加
して、電気分解を開始した場合には、電極板自身の自己
発熱によって更に電極板の温度が上昇する。この結果、
電極板と直流電源4との接続部の温度が上がって接続不
良の状態が起こりやすくなるものである。本実施例はこ
のような事態を避けるための構成であり、図7に示して
いるように、温度検知手段21の検知温度が例えば70
℃という所定温度以下になった時点から陽極2・陰極3
間に直流電源4の電圧を印加するようにしているもので
ある。
環させる構成とした場合、あるいは電解室1中の水を沸
騰させる構成とした場合には、電極坂の温度も100℃
に近くなっている。仮にこの状態で電極板に電圧を印加
して、電気分解を開始した場合には、電極板自身の自己
発熱によって更に電極板の温度が上昇する。この結果、
電極板と直流電源4との接続部の温度が上がって接続不
良の状態が起こりやすくなるものである。本実施例はこ
のような事態を避けるための構成であり、図7に示して
いるように、温度検知手段21の検知温度が例えば70
℃という所定温度以下になった時点から陽極2・陰極3
間に直流電源4の電圧を印加するようにしているもので
ある。
【0046】また図8に示しているように、電解槽1と
貯水部8との間の循環経路中に貯水部8に貯水した水を
冷却する冷却手段22を備えた構成とすると、10℃か
ら16℃のおいしい飲み頃の温度であるアルカリイオン
水を供給できるものである。本実施例では冷却手段22
として、ペルチェ素子を使用している。
貯水部8との間の循環経路中に貯水部8に貯水した水を
冷却する冷却手段22を備えた構成とすると、10℃か
ら16℃のおいしい飲み頃の温度であるアルカリイオン
水を供給できるものである。本実施例では冷却手段22
として、ペルチェ素子を使用している。
【0047】また図9に示しているように、電解槽1と
貯水部8との間の循環経路中に不純物を除去する浄水手
段23を設けた構成とすれば、水道水に含まれた遊離塩
素・トリハロメタンのように水中に溶け込んでいる不良
成分や、ゴミや雑菌等の水に懸濁している成分を除去し
た安全なアルカリイオン水を供給できるものである。浄
水手段23としては、中空糸膜や活性炭を使用してい
る。
貯水部8との間の循環経路中に不純物を除去する浄水手
段23を設けた構成とすれば、水道水に含まれた遊離塩
素・トリハロメタンのように水中に溶け込んでいる不良
成分や、ゴミや雑菌等の水に懸濁している成分を除去し
た安全なアルカリイオン水を供給できるものである。浄
水手段23としては、中空糸膜や活性炭を使用してい
る。
【0048】また図10に示しているように、切換手段
24を設けて陽極2・陰極3に印加する直流電圧の極性
を、制御手段15によって所定時間毎に交互に切り換え
る構成とすることによって、電極板に付着するスケール
を防止でき、電気分解の効率の低下を防止できるアルカ
リイオン水生成装置とできるものである。
24を設けて陽極2・陰極3に印加する直流電圧の極性
を、制御手段15によって所定時間毎に交互に切り換え
る構成とすることによって、電極板に付着するスケール
を防止でき、電気分解の効率の低下を防止できるアルカ
リイオン水生成装置とできるものである。
【0049】つまり、乳酸カルシウムやコーラルサンド
等のミネラル成分を含んだミネラル溶出物質5を有する
電解槽1で水の電気分解を行うと、陽極2側の電極坂に
カルシウム等が析出する。このため電気分解を連続して
行うと、陽極2の電極坂はカルシウムで覆われることに
なる。このため電気分解が起こりにくくなり、効率が低
下するものである。本実施例では、制御手段15は例え
ば15分という所定時間毎に、切換手段24を動作させ
て、電極板に印加する直流電源4の極性を切り換えるよ
うにして、前記電極板にスケールが堆積することを防止
しているものである。
等のミネラル成分を含んだミネラル溶出物質5を有する
電解槽1で水の電気分解を行うと、陽極2側の電極坂に
カルシウム等が析出する。このため電気分解を連続して
行うと、陽極2の電極坂はカルシウムで覆われることに
なる。このため電気分解が起こりにくくなり、効率が低
下するものである。本実施例では、制御手段15は例え
ば15分という所定時間毎に、切換手段24を動作させ
て、電極板に印加する直流電源4の極性を切り換えるよ
うにして、前記電極板にスケールが堆積することを防止
しているものである。
【0050】またこのとき図11に示しているように、
電極間に流れる電流を監視する電流センサ25を設け、
制御手段15がこの電流が所定量以下になると電極の電
圧の極性を切り換える構成とすることによって、前記同
様電極板にスケールが付着することを防止できるアルカ
リイオン水生成装置とできるものである。つまり、スケ
ールの生成等によって電流センサ25が検知する電流値
が減少し、所定値を下回った時点で、電極の極性を切り
換えるようにしているものである。
電極間に流れる電流を監視する電流センサ25を設け、
制御手段15がこの電流が所定量以下になると電極の電
圧の極性を切り換える構成とすることによって、前記同
様電極板にスケールが付着することを防止できるアルカ
リイオン水生成装置とできるものである。つまり、スケ
ールの生成等によって電流センサ25が検知する電流値
が減少し、所定値を下回った時点で、電極の極性を切り
換えるようにしているものである。
【0051】またこのとき図12に示しているように、
電解槽1に水の有無を判定する水有無判定手段27を備
え、制御手段15が水のあるときだけ電極間に直流電圧
を印加する構成とすることによって、ミネラル成分の異
常発熱を防止できるアルカリイオン水生成装置としてい
るものである。
電解槽1に水の有無を判定する水有無判定手段27を備
え、制御手段15が水のあるときだけ電極間に直流電圧
を印加する構成とすることによって、ミネラル成分の異
常発熱を防止できるアルカリイオン水生成装置としてい
るものである。
【0052】水有無判定手段27としては、電極間の導
電率を測定する導電率計を使用している。つまり、導電
率が高いとき即ち抵抗が高いときには水が無く、導電率
が低いとき即ち抵抗が低いときには水が有ると判断して
いるものである。こうして所定量以上の水が存在してい
る場合にだけ、電気分解を実行するようにして、例えば
水の無い状態で電極間に電圧を印加した場合に生ずるミ
ネラル成分の異常発熱を防止しているものである。
電率を測定する導電率計を使用している。つまり、導電
率が高いとき即ち抵抗が高いときには水が無く、導電率
が低いとき即ち抵抗が低いときには水が有ると判断して
いるものである。こうして所定量以上の水が存在してい
る場合にだけ、電気分解を実行するようにして、例えば
水の無い状態で電極間に電圧を印加した場合に生ずるミ
ネラル成分の異常発熱を防止しているものである。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、陽極と陰極
とミネラルを含む溶出物質とを有する電解槽と、電解槽
から滴下した水を貯える貯水部と、貯水部の水を前記電
解槽に循環させる循環手段とを備え、陽極と陰極間に直
流電圧を印加して電気分解を行い、ミネラルを含んだア
ルカリイオン水を生成する構成として、高濃度のミネラ
ルを含有でき、しかも水の利用効率の高いアルカリイオ
ン水生成装置を実現できるものである。
とミネラルを含む溶出物質とを有する電解槽と、電解槽
から滴下した水を貯える貯水部と、貯水部の水を前記電
解槽に循環させる循環手段とを備え、陽極と陰極間に直
流電圧を印加して電気分解を行い、ミネラルを含んだア
ルカリイオン水を生成する構成として、高濃度のミネラ
ルを含有でき、しかも水の利用効率の高いアルカリイオ
ン水生成装置を実現できるものである。
【0054】請求項2に記載した発明は、陽極と陰極と
ミネラルを含む溶出物質とを有する貯水部に、攪拌機能
を持つ攪拌装置を配置し、陽極と陰極に直流電圧を印加
し、ミネラルを含んだアルカリイオン水を生成する構成
として、簡単な構成のアルカリイオン生成装置を実現で
きるものである。
ミネラルを含む溶出物質とを有する貯水部に、攪拌機能
を持つ攪拌装置を配置し、陽極と陰極に直流電圧を印加
し、ミネラルを含んだアルカリイオン水を生成する構成
として、簡単な構成のアルカリイオン生成装置を実現で
きるものである。
【0055】請求項3に記載した発明は、貯水部に水を
加熱する加熱手段と沸騰を検出する沸騰検出手段とを備
え、沸騰検出手段の検出結果に応じて加熱手段と循環手
段と直流電源の電圧とを制御する構成として、沸騰水を
循環させて熱湯殺菌を行った後、アルカリイオン水の生
成を行うことができるアルカリイオン水生成装置を実現
できるものである。
加熱する加熱手段と沸騰を検出する沸騰検出手段とを備
え、沸騰検出手段の検出結果に応じて加熱手段と循環手
段と直流電源の電圧とを制御する構成として、沸騰水を
循環させて熱湯殺菌を行った後、アルカリイオン水の生
成を行うことができるアルカリイオン水生成装置を実現
できるものである。
【0056】請求項4に記載した発明は、電解槽に、水
を加熱する加熱手段と水が貯水部に流れないように止水
する止水弁とを備え、熱湯殺菌を行った後でアルカリイ
オン水を生成する構成として、雑菌の増殖を抑えた形
で、一定のミネラル溶解度を有するアルカリイオン水を
生成できるアルカリイオン生成装置を実現できるもので
ある。
を加熱する加熱手段と水が貯水部に流れないように止水
する止水弁とを備え、熱湯殺菌を行った後でアルカリイ
オン水を生成する構成として、雑菌の増殖を抑えた形
で、一定のミネラル溶解度を有するアルカリイオン水を
生成できるアルカリイオン生成装置を実現できるもので
ある。
【0057】請求項5に記載した発明は、貯水部に水温
を測定する水温検出手段を備え、水温が所定の温度以上
である間だは直流電源の出力を停止する構成として、電
極と電源との接続部の接続不良が生したりすることのな
い電気的に安全なアルカリイオン水生成装置を実現する
ものである。
を測定する水温検出手段を備え、水温が所定の温度以上
である間だは直流電源の出力を停止する構成として、電
極と電源との接続部の接続不良が生したりすることのな
い電気的に安全なアルカリイオン水生成装置を実現する
ものである。
【0058】請求項6に記載した発明は、貯水部に貯水
した水を冷却する冷却手段を備えた構成として、美味し
い水の温度である10℃から16℃に冷却できるアルカ
リイオン水生成装置を実現するものである。
した水を冷却する冷却手段を備えた構成として、美味し
い水の温度である10℃から16℃に冷却できるアルカ
リイオン水生成装置を実現するものである。
【0059】請求項7に記載した発明は、電解槽と貯水
部との間の循環経路中に不純物を除去する浄水手段を有
する構成として、水道水に含まれた遊離塩素・トリハロ
メタンのように水中に溶け込んでいる不良成分や、ゴミ
や雑菌等の水に懸濁している成分を除去した安全なアル
カリイオン水生成装置を実現するものである。
部との間の循環経路中に不純物を除去する浄水手段を有
する構成として、水道水に含まれた遊離塩素・トリハロ
メタンのように水中に溶け込んでいる不良成分や、ゴミ
や雑菌等の水に懸濁している成分を除去した安全なアル
カリイオン水生成装置を実現するものである。
【0060】請求項8に記載した発明は、電極の電圧の
極性を所定時間毎に交互に切り換える構成として、電極
にスケールが付着することによって電気分解の効率が低
下することを防止できるアルカリイオン水生成装置を実
現するものである。
極性を所定時間毎に交互に切り換える構成として、電極
にスケールが付着することによって電気分解の効率が低
下することを防止できるアルカリイオン水生成装置を実
現するものである。
【0061】請求項9に記載した発明は、電極間に流れ
る電流を監視し、電流が所定値以下になると電極の電圧
の極性を切り換えるようにした構成として、電極にスケ
ールが付着することによって電気分解の効率が低下する
ことを防止できるアルカリイオン水生成装置を実現する
ものである。
る電流を監視し、電流が所定値以下になると電極の電圧
の極性を切り換えるようにした構成として、電極にスケ
ールが付着することによって電気分解の効率が低下する
ことを防止できるアルカリイオン水生成装置を実現する
ものである。
【0062】請求項10に記載した発明は、電解槽に水
の有無を判定する水有無判定手段を備え、水があるとき
は電極間に直流電圧を印加し、水がないときには電極間
に直流電圧を印加しないようにした構成として、ミネラ
ル成分の異常発熱を防止できるアルカリイオン水生成装
置を実現するものである。
の有無を判定する水有無判定手段を備え、水があるとき
は電極間に直流電圧を印加し、水がないときには電極間
に直流電圧を印加しないようにした構成として、ミネラ
ル成分の異常発熱を防止できるアルカリイオン水生成装
置を実現するものである。
【図1】本発明の実施例であるアルカリイオン水生成装
置の構成を示す説明図
置の構成を示す説明図
【図2】同、電気分解によるPHと硬度の変化を示す特
性図
性図
【図3】同、電解室中に攪拌装置を設けた構成を示す説
明図
明図
【図4】同、貯水部に加熱手段と沸騰検知手段を設けた
構成を示す説明図
構成を示す説明図
【図5】同、電解室に止水弁と加熱手段を設けた構成を
説明する説明図
説明する説明図
【図6】同、貯水部に水温検出手段を設けた構成を説明
する説明図
する説明図
【図7】同、制御手段が備えている制御プログラムを示
すフローチャート
すフローチャート
【図8】同、貯水部に冷却手段を設けた構成を説明する
説明図
説明図
【図9】同、電解槽と貯水部との間の循環経路中に不純
物を除去する浄水手段を設けた構成を説明する説明図
物を除去する浄水手段を設けた構成を説明する説明図
【図10】同、電極の電圧の極性を所定時間毎に交互に
切り換えるようにした構成を説明する説明図
切り換えるようにした構成を説明する説明図
【図11】同、電極間に流れる電流を監視する電流セン
サを設けた構成を説明する説明図
サを設けた構成を説明する説明図
【図12】同、電解室に水有無判定手段を設けた横成を
説明する説明図
説明する説明図
1 電解槽 2 陽極 3 陰極 4 直流電源 5 ミネラル溶出物質 8 貯水部 9 循環手段 11 攪拌装置 13 加熱手段 14 沸騰検出手段 20 止水弁 21 水温検出手段 22 冷却手段 23 浄水手段 24 切換手段 25 電流センサ 27 水有無判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/68 530 C02F 1/68 530K 530L 540 540E
Claims (10)
- 【請求項1】 陽極と陰極とミネラルを含む溶出物質と
を有する電解槽と、電解槽から滴下した水を貯える貯水
郡と、貯水郡の水を前記電解槽に循環させる循環手段と
を備え、陽極と陰極間に直流電圧を印加して電気分解を
行い、ミネラルを含んだアルカリイオン水を生成するア
ルカリイオン水生成装置。 - 【請求項2】 陽極と陰極とミネラルを含む溶出物質と
を有する貯水部に、攪拌機能を持つ攪拌装置を配置し、
陽極と陰極に直流電圧を印加し、ミネラルを含んだアル
カリイオン水を生成するアルカリイオン水生成装置。 - 【請求項3】 貯水部は水を加熱する加熱手段と沸騰を
検出する沸騰検出手段とを有し、沸騰検出手段の検出結
果に応して加熱手段と循環手段と直流電源の電圧とを制
御する請求項1または2に記載したアルカリイオン水生
成装置。 - 【請求項4】 電解槽は、水を加熱する加熱手段と水が
貯水部に流れないように止水する止水弁とを有し、熱湯
殺菌を行った後でアルカリイオン水を生成する請求項1
に記載したアルカリイオン水生成装置。 - 【請求項5】 貯水部は水温を測定する水温検出手段を
有し、水温が所定の温度以上である間は直流電源の出力
を停止する請求項1から4のいずれか1項に記載したア
ルカリイオン水生成装置。 - 【請求項6】 貯水部は貯水した水を冷却する冷却手段
を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載したアル
カリイオン水生成装置。 - 【請求項7】 電解槽と貯水部との間の循環経路中に不
純物を除去する浄水手段を有する請求項1から6のいず
れか1項に記載したアルカリイオン水生成装置。 - 【請求項8】 電極の電圧の極性を所定時間毎に交互に
切り換える請求項1から7のいずれか1項に記載したア
ルカリイオン水生成装置。 - 【請求項9】 電極間に流れる電流を監視し、電流が所
定値以下になると電極の電圧の極性を切り換えるように
した請求項1から7のいずれか1項に記載したアルカリ
イオン水生成装置。 - 【請求項10】 電解槽に水の有無を判定する水有無判
定手段を備え、水があるときは電極間に直流電圧を印加
し、水がないときには電極問に直流電圧を印加しないよ
うにした請求項1から9のいずれか1項に記載したアル
カリイオン水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8055724A JPH09248574A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | アルカリイオン水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8055724A JPH09248574A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | アルカリイオン水生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248574A true JPH09248574A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13006819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8055724A Pending JPH09248574A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | アルカリイオン水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248574A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004096716A1 (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-11 | Sanden Corporation | ミネラル水生成装置 |
WO2005037720A1 (ja) * | 2003-10-20 | 2005-04-28 | Sanden Corporation | ミネラル水供給装置 |
JP2018114452A (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置 |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP8055724A patent/JPH09248574A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004096716A1 (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-11 | Sanden Corporation | ミネラル水生成装置 |
WO2005037720A1 (ja) * | 2003-10-20 | 2005-04-28 | Sanden Corporation | ミネラル水供給装置 |
JP2018114452A (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置 |
WO2018135080A1 (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置、水処理装置、透析液調製用水の製造装置及び水素水サーバー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |