JPH09248365A - 制御回路装置 - Google Patents

制御回路装置

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JPH09248365A
JPH09248365A JP5944296A JP5944296A JPH09248365A JP H09248365 A JPH09248365 A JP H09248365A JP 5944296 A JP5944296 A JP 5944296A JP 5944296 A JP5944296 A JP 5944296A JP H09248365 A JPH09248365 A JP H09248365A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路基盤を収容したボックス体の不正な
開放を防止可能とした上で、ボックス体を破壊や開放し
ない状態のまま内部の集積回路を取り出して検査を容易
に可能とする。検査後に閉鎖される集積回路用取り出し
部の再開放を防止して、検査済み後の不正行為も防止す
る。 【解決手段】 制御プログラムが記憶された集積回路2
51を搭載した制御回路基盤24をボックス体21の内
部に収納した制御回路装置11に、ボックス体21の不
正開放防止用結合構造を施す。ボックス体21に集積回
路251を取り出し可能とする開口部231を形成し、
この開口部231を閉鎖する蓋部材241を取り付けて
取り出し用窓部230を構成する。取り出し用窓部23
0に、蓋部材241を外して開口部231を開放すると
痕跡が残り、かつ、再閉鎖すると開口部231の再開放
を防止する不正再開放防止用取付構造を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の遊技機における遊技盤の裏面側に取り付けられる各種
制御装置等の制御回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機
において、その遊技盤の裏面側には、各種役物装置等を
制御する役物制御装置や球排出装置を制御する球排出制
御装置等の制御回路を回路ボックス内に収容した制御回
路装置が備えられている。このような制御回路装置は、
各種IC(Integrated Circuit:集
積回路)や抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御
回路基盤を、金属製や樹脂製の回路ボックス内に収容し
て、外部からの保護を図ると共に、遊技機の裏面側であ
る本体枠(前面枠)、或いは基枠体としての裏メカベー
ス盤の背面や遊技盤の裏面側、或いは遊技盤裏面に取り
付けられる入賞球案内部材の背面への取り付けを可能と
している。そして、例えば、役物制御装置においては、
その制御回路内に、CPU(Central Proc
essing Unit:中央処理装置)、ROM(R
ead Only Memory)、RAM(Rand
om Access Memory)が、それぞれ別
体、ROMのみ別体、或いはワンチップ構成などで備え
られ、そのROMに記憶された遊技プログラムに従い、
例えば、大当たりの発生制御(乱数制御)などの遊技制
御が行われるようになっている。
【0003】なお、制御回路装置には、例えば、役物制
御回路においては、その制御回路装置と役物装置や球排
出装置等の各種装置とを電気的に接続するためのコネク
タ部が、回路ボックスの側面に形成された開口部から外
部に露出した状態の制御回路基盤端部に備えられてい
る。また、両端にコネクタが備えられた各種配線を、制
御回路装置と役物装置や球排出装置等の各種装置に備え
られた各コネクタ部に対し、コネクタをそれぞれ差し込
むことによって、電気的接続を行っている。一般的に、
制御回路装置は、底部を構成する底部部材と表面部を構
成する表部部材とを重ねたボックス体の内部に制御回路
基盤を収納した構成となっている。
【0004】このように、最近の遊技機は、以前の遊技
機のような遊技球の入賞に基づき入賞具(例えば、チュ
ーリップ)を開放して遊技球を増加させるというもので
はなく、予めROMに記憶された遊技プログラムに従
い、例えば、大当たりの発生制御などにおいては、所定
の入賞に基づき、遊技プログラムによって生成された乱
数を抽出し、特定値との判定を行い、その判定結果によ
り大当たりの発生を決定しているため、遊技性は遊技プ
ログラムに負うところが大きくなっている。即ち、言い
換えれば、遊技プログラムによる乱数の生成範囲を縮小
したり、判定を行う場合の特定値を増加させたりするこ
とで、釘調整を行わなくても容易に出球を増加させる、
つまり、大当たりを出現させることができるものとなっ
ている。そこで、遊技機を市場に販売する場合には、遊
技プログラムが所定の基準を満足しているかどうかを検
定する第三者機関に申請を行い、その検査の結果、適合
機種のみが許可を取得でき、このような検定に合格した
遊技プログラムを搭載した健全な遊技機が市場に設定さ
れることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、以上のような
遊技機において、制御回路基盤に対する不正行為が問題
となっている。ボックス体内の制御回路基盤に対する不
正行為は、表部部材を外してボックス体を開放し、内部
の制御回路基盤に備えられたROM等の電子部品を交換
或いはデータの書き換えをして、大当たりの発生制御を
行うプログラムを変更することにより、正規な遊技性能
ではない不正な遊技性能を出すように行われていた。具
体的には、ROMに記憶されている大当たりを決定する
乱数プログラムを変更することにより不正行為が行わ
れ、例えば、遊技店側が不正を行う場合には、所定期間
で大当たりが連続して発生するようにしたり、或いは逆
に、全然大当たりが発生しないような期間を発生させた
り等、ギャンブル性をより高めるように変更したり、ま
たは、遊技者が遊技店に内密に行う場合には、閉店後に
遊技店に忍び込んでROM交換する等により、例えば、
所定の手順を実行すると大当たりが容易に得られるよう
に変更したりするような不正が行われている。
【0006】このように、従来の制御回路装置は、底部
部材と表部部材を構造的にはビス止めのみで組み付けて
ボックス体を構成していたため、表部部材を外してボッ
クス体を開放することは容易なものであった。また、底
部部材と表部部材との重ね合わせ部に貼った封印シール
(剥がすと痕跡が残ってしまうシール)により、ボック
ス体の不正な開放を防止するようにした場合、これは安
易な不正行為者には効果があるが、非常に専門的な不正
行為者については、例えば、特殊な剥離剤や偽の封印シ
ールを所持していることがあるため、効果が無くなって
しまっているのが実情である。
【0007】そして、これらの不正行為を防止するため
には、ボックス体を開放不可能或いは開放が非常に困難
な構造にすることが考えられる。しかし、遊技店におい
ては、一旦設置した遊技機に対して、抜き打ち的に公的
機関(警察関係)により不正基盤かどうかの検査が行わ
れる。その検査はROMの内容検査であり、即ち、RO
Mに記憶されているプログラムデータをデータローダに
より読み込んで正規なプログラムと比較することにより
検査が行われる。そのような検査を行う場合、前述の如
くボックス体の開放が不可能な場合であると検査ができ
なくなってしまう。そのため、ボックス体を破壊して開
放することも考えられるが、ボックス体を破壊してしま
うと、検査後にそのボックス体を開放不可能な状態に戻
して再使用することができなくなってしまう。
【0008】そこで、本発明の目的は、制御回路基盤を
収容したボックス体の不正な開放を防止可能とした上
で、そのボックス体を破壊や開放しない状態のまま内部
の集積回路を取り出して検査が容易に行えるようにした
制御回路装置を提供することにある。さらに、本発明
は、検査後に閉鎖される集積回路用取り出し部の再開放
を防止して、検査済み後の不正行為を防止することも目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1に記載の発明は、例えば、パチンコ遊技機にお
ける可変表示装置や変動入賞装置に代表される役物装置
の遊技制御を行うためのROM単体やROM内蔵のワン
チップマイコン等、所定の制御を行うプログラムが記憶
された集積回路を含む電子部品を搭載した制御回路基盤
を、例えば、金属製等の底部部材と樹脂製の表部部材か
らなる等、所定数の部材から構成されるボックス体の内
部に収納してなる制御回路装置において、前記所定数の
部材を組み付けた状態で前記ボックス体の不正な開放を
防止するための不正開放防止用結合構造を、例えば、側
面部等に施す。そして、前記ボックス体に前記集積回路
を取り出し可能とする、例えば、長方形等の開口部を、
例えば、ボックス体表面で集積回路に対応する箇所等に
形成すると共に、この開口部を閉鎖する蓋部材を取り付
けること、例えば、樹脂板による蓋部材をリベット止め
や熱溶着により開口部周囲に固定する等によって、集積
回路取り出しのための取り出し用窓部を構成する。さら
に、この取り出し用窓部には、前記蓋部材を外して前記
開口部を開放すると痕跡が、例えば、切断部等として残
り、かつ、その開放後に前記蓋部材を再び取り付けて前
記開口部を再閉鎖すると前記開口部の再開放を防止す
る、例えば、一旦締め込むと取り外せなくなるネジ止め
や噛み合わせ等による不正再開放防止用取付構造を施し
てなる構成、を特徴としている。
【0010】ここで、ボックス体の不正開放防止用結合
構造としては、代表的にはリベット止めが挙げられる
が、リベット止めばかりではなく、ボックス体を開放し
づらく、また、開放したことが分かるような構成であれ
ば何でも良く、例えば、樹脂で係止部を形成し、一旦止
めた後では、その係止部を破壊しない限り開放はできな
い構造にするなどでも良い。なお、制御回路とは、例え
ば、遊技機に備えられる可変表示装置、変動入賞装置、
入賞球センサー、装飾用のLEDやランプなどの各種電
気的機器の制御を行う役物制御回路に代表されるもので
ある。また、集積回路とは、例えば、ROM内蔵のワン
チップマイコン、或いはROM単体のものである。そし
て、ボックス体の取り出し用窓部において、開放すると
痕跡が残るものとしては、例えば、蓋部材から延びる取
付片の破壊による切断部が挙げられるが、その他、例え
ば、蓋部材を外すと切れる封印シール等であっても良
く、要は蓋部材を外して開口部を開放したことが残るよ
うな構成であれば何でも良い。さらに、取り出し用窓部
の不正再開放防止用取付構造としては、例えば、一旦締
め込むと取り外せなくなるネジ止めや噛み合わせが挙げ
られるが、リベット止めや熱溶着等であってよい。
【0011】以上のように、不正開放防止用結合構造を
施したボックス体に、その内部の集積回路を取り出し可
能とする開口部を形成し、この開口部を閉鎖する蓋部材
を取り付けて取り出し用窓部を構成した制御回路装置な
ので、ボックス体の不正な開放を防止できると共に、ボ
ックス体の取り出し用窓部において、蓋部材を外して開
口部を開放することにより、内部の制御プログラムが記
憶された集積回路を取り出して、その集積回路のプログ
ラム内容の検査が容易に行える。そして、取り出し用窓
部には、開放の痕跡が残り、かつ、再閉鎖後の再開放を
防止する不正再開放防止用取付構造を施したので、集積
回路の不正改造するために蓋部材を外すと痕跡として残
ることから、開口部を開放したことが分かり、即ち、遊
技点が不正を行った場合は、検査時に公的機関が発見で
き、また、遊技者が不正を行った場合は、遊技店の点検
時に発見できる。しかも、集積回路の検査を行った後の
検査済みによる再閉鎖後においては、再開放が防止され
ることから、不正行為を未然に防げる。
【0012】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の制御回路装置であって、前記取り出し用窓部
は樹脂により形成されており、前記蓋部材の少なくとも
一部を破壊しないと前記開口部の閉鎖状態の解除が不可
能な構造となっている構成、を特徴としている。例え
ば、少なくとも蓋部材が樹脂製であって、その樹脂製の
蓋部材は、一端部下ら延びる取付片もしくは係止部材、
または、ボックス体と連続する周囲のリブを有してお
り、その取付片をリベット止めや熱溶着によりボックス
体に固定したり、係止部材を噛み合わせによりボックス
体に係止したり、蓋部材をボックス体の表部部材と一体
成形しておくことで、取付片や係止部材やリブを破壊し
なければ、蓋部材が外せず、開口部を開放できなくす
る。
【0013】このように、請求項1に記載の取り出し用
窓部は樹脂により形成されていて、蓋部材の少なくとも
一部を破壊しないと開口部の閉鎖状態の解除が不可能な
構造となっている制御回路装置なので、検査に際して
は、蓋部材の少なくとも一部を破壊することにより開口
部を開放して、集積回路の取り出しが行える。しかも、
取り出し用窓部を開放する際の蓋部材の部分的な破壊に
よって、その痕跡が蓋部材に確実に残ることから、集積
回路の不正改造のために取り出し用窓部、即ち、開口部
を開放したことが分かる。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記不正再開放防止用取付構造は、前記開口部に前
記蓋部材を再取り付けする際に用いられ、締め込んだ後
で頭部が破壊されて取り外しが不可能となる破断ネジに
よるネジ止めにより行われるようにした構成、を特徴と
している。
【0015】このように、請求項1または請求項2の何
れかに記載の不正再開放防止用取付構造として、開口部
に蓋部材を再取り付けする際に用いられ、締め込んだ後
で頭部が破壊されて取り外しが不可能となる破断ネジに
よるネジ止めにより行われた制御回路装置なので、ネジ
の取り外しが行えず、検査後の蓋部材による開口部の再
閉鎖状態が維持され、即ち、検査後の蓋部材を外して行
われる不正行為の防止が確実になされる。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または請求項2の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記不正再開放防止用取付構造は、前記蓋部材に形
成され、前記ボックス体に例えば、噛み合い等により係
止状態となってその係止解除が不可能となる係止部材に
より行われるようにした構成、を特徴としている。
【0017】このように、請求項1または請求項2の何
れかに記載の不正再開放防止用取付構造として、蓋部材
に形成され、ボックス体に係止状態となってその係止解
除が不可能となる係止部材により行われた制御回路装置
なので、蓋部材に設けた係止部材によるボックス体との
係止状態の解除が行えず、検査後の蓋部材による開口部
の再閉鎖状態が維持され、即ち、検査後の蓋部材を外し
て行われる不正行為の防止が確実になされる。また、蓋
部材に係止部材を形成すれば良く、ネジ等の別の部品が
要らない。
【0018】そして、請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載の制御回路装置であって、前記蓋部材は、前記
開口部に対する初期の閉鎖状態と再度の閉鎖状態とで、
即ち、検査前と検査毎とで面方向の向きを、例えば、1
80°変化させる等して、取り付けられるようにした構
成、を特徴としている。
【0019】このように、請求項4に記載の係止部材を
設けた蓋部材が、開口部に対する初期の閉鎖状態と再度
の閉鎖状態とで面方向の向きを変化させて取り付けられ
る制御回路装置なので、請求項2に記載の発明の如く検
査のために一旦は部分的に破壊して取り外した蓋部材を
使用して開口部を再閉鎖するための取付構造として、蓋
部材の向きを変えることにより行える簡単な構造で実現
できる。
【0020】さらに、請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の制御回路装置であって、前記蓋部材の表面に
は、適宜の表示がされた、例えば、機種名や取り扱い注
意が明示されたり、適正な蓋部材並びに取付状態である
ことを明示する明示シールが貼付されている構成、を特
徴としている。例えば、蓋部材の偽造防止のため、特別
な印刷が施されたり、剥すと痕跡が残る明示シールを用
いる。
【0021】このように、請求項5に記載の蓋部材の表
面に、明示シールが貼付された制御回路装置なので、蓋
部材の表面スペースを利用してシールを貼付できる上、
検査のために一旦取り外した蓋部材の向きを変えて開口
部を再閉鎖した状態において、蓋部材の表面の明示シー
ルにより適正な蓋部材であるか否かとその蓋部材の向き
による取付状態とが簡単に認識できる。これにより、検
査後であることが直に認識できる。また、不正開放した
場合には、蓋部材の向きにより、そのことが直に分か
る。
【0022】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
から請求項6の何れかに記載の制御回路装置であって、
前記取り出し用窓部において、前記ボックス体には、前
記蓋部材の周囲を囲む凸形状部、例えば、蓋部材の一部
を除いたほぼ全周または完全に全周を囲む連続形状リブ
等を形成してなる構成、を特徴としている。
【0023】このように、請求項1から請求項6の何れ
かに記載の取り出し用窓部が、ボックス体に蓋部材の周
囲を囲む凸形状部を形成した構造による制御回路装置な
ので、取り出し用窓部において、ボックス体に形成した
凸形状部により、開口部とその蓋部材の周囲と隙間が塞
がれることから、周囲の隙間から蓋部材を取り外すよう
なことを防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る制御回路装
置の実施の各形態例を図1から図29に基づいて説明す
る。
【0025】<第1の実施の形態例> 「第1の取り出し用窓部構造例」先ず、図1は本発明を
適用した第1の実施の形態例としての遊技機を示すもの
で、本体枠に遊技盤及び基枠体を取り付けた状態の背面
図であり、図中、1は本体枠(前面枠)、2は基枠体
(裏メカベース盤)、3は遊技盤、4は上部入賞球案内
部材、5は下部入賞球案内部材、6は可変表示装置(メ
イン役物装置)、7,8は中継基盤、11は制御回路装
置(役物制御回路装置)、12は電源部、13はコンセ
ントプラグ、14は球発射装置、15は他の制御回路、
16,17,18はフレキシブルプリント配線基板、2
1はボックス体、63は封印シール、230は取り出し
用窓部である。
【0026】この遊技機は、図示のように、本体枠であ
る前面枠1の裏面側に、その裏側の基枠体をなす裏メカ
ベース盤2が取り付けられて、この裏メカベース盤2よ
り前方に位置する遊技盤3が、前面枠1の内方に取り付
けられている。遊技盤3の図示しない前面側は、周知の
ように、遊技領域となっていて、その遊技領域には、可
変表示装置6、図示しない変動入賞装置、入賞球センサ
ー、装飾用のLEDやランプなどの各種電気的機器が配
設されている。遊技盤3の裏面には、入賞球流路を有す
る上下に分割された上部入賞球案内部材4と下部入賞球
案内部材5が取り付けられ、上部入賞球案内部材4に
は、メイン役物装置としての可変表示装置6が取り付け
られている。この可変表示装置6の背面に中継基盤7が
配設されており、また、他の中継基盤8も設けられてい
る。
【0027】そして、前述した遊技領域に備えられる可
変表示装置6、変動入賞装置、入賞球センサー、装飾用
のLEDやランプなどの各種電気的機器の制御を行う制
御回路装置である役物制御回路装置11が設けられてい
る。この役物制御回路装置11は、裏メカベース盤2に
取り付けられ、即ち、入賞球案内部材4,5をほぼ囲む
ような大きさの開口部2aを有する裏メカベース盤2の
下部に後述するようにして取り付けられる。裏メカベー
ス盤2を含む前面枠1の裏面側に、電源部12、コンセ
ントプラグ13、球発射装置14、他の制御回路15な
どが設けられており、役物制御回路装置11と中継基盤
7,8及び他の制御回路15とはフレキシブルプリント
基板16,17,18により接続されている。
【0028】次に、図2は前記役物制御回路装置11の
拡大斜視図で、図3はその分解斜視図であり、これらの
各図中、21はボックス体、22は底部部材、23は表
部部材、24は役物制御回路基盤、25は電子部品、2
6はコネクタ部、35は折り返し部、41は重合部(段
差部)、42,47は結合穴、56は静電気防止部材、
61はリベット、63は封印シール、230は取り出し
用窓部、231は開口部、232はリブ(凸形状部)、
241は蓋部材、242は取付片、251は集積回路
(ワンチップマイコン)、252はソケット、261は
リベットである。即ち、ボックス体21は、金属製の底
部部材22と樹脂製の表部部材23とから構成されてお
り、底部部材22上に固定されて表部部材23により覆
われる役物制御回路基盤24上には、多種の電子部品2
5が実装されると共に、その一側部にコネクタ部26が
実装して備えられている。このコネクタ部26は、表部
部材23の一側面部の下部に沿って切欠形状に形成した
コネクタ部用開口部27から外部に露出しており、この
コネクタ部用開口部27がある側面部に複数の放熱用開
口部28,28,28,…が形成されている。
【0029】底部部材22は、静電気等の電気的な信号
ノイズに強くなるようグランド面を構成する金属製のも
のを採用しており、その底板部の三辺部に、表部部材2
3内に入る折り返し片31,32,33,34,34を
形成すると共に、底板部の平行する二辺部に、折り返し
片32,34の間と折り返し片33,34の間に位置し
て、表部部材23の側面部と面一のフラット面となる折
り返し片35,35を形成している。また、底板部の表
部部材23の四隅部と対応する部分には、取付片36,
36,36,36が起設されると共に、ドライバー挿入
穴37,37,37,37が形成されている。そして、
底板部の折り返し片31と平行する一辺部に上方への短
い折り曲げ片38を形成すると共に、その両側辺部の取
付片36,36との間にも上方への短い折り曲げ片3
9,39を形成している。
【0030】以上の底部部材22の各折り返し片31,
32,33,34,34,35,35および折り曲げ片
38の下部には、底板部の上面に沿うようにして、放熱
口を兼ねると共に、不正防止対策のために役物制御回路
基盤24の裏面を覗くための放熱口兼覗き穴用開口部が
図示の如く形成されている。そして、折り返し片32,
34の間と折り返し片33,34の間に位置して、表部
部材23の側面部と面一のフラット面となる折り返し片
35,35の上部は、表部部材23の側面部の内側に入
る重合部をなす内側への段差部41,41となってい
る。なお、これらの各段差部41,41の一端部側に
は、結合穴42,42がそれぞれ形成されている。ま
た、折り返し片31と平行する折り曲げ片38は、役物
制御回路基盤24のコネクタ部26を備える一側部を載
せるようになっている。
【0031】表部部材23は、下面が開口するボックス
形状をなす樹脂製で、特に、不正防止対策のために内部
の役物制御回路基盤24上を透視できる透明なクリア部
材により形成したものを採用しており、その一側面部の
下部に沿って切欠形状にコネクタ部用開口部27を形成
している。なお、表部部材23は、その内部の四隅部に
取付ボス43,43,43,43を突設している。ま
た、コネクタ部用開口部27を有する側面部から直交方
向の平行する二側面部には、前記底部部材22の折り返
し片35,35が合致して面一のフラット面となるよう
にする切欠形状部44,44を形成すると共に、その両
側方に外側へ突出する取付ボス45,45,45を突設
している。これら各取付ボス45,45,45には、前
述した遊技機の遊技盤裏面に対する取付用のワンタッチ
止め具46,46,46が組み込まれている。そして、
両側の切欠形状部44,44の上方部で、前記段差部4
1,41との重合部には、前記結合穴42,42と各々
合致する結合穴47,47がそれぞれ形成されている。
【0032】役物制御回路基盤24は、前述した遊技機
の役物装置や球排出装置等の各種装置を制御するため
に、ROM等の電子部品25を基盤上に多数実装すると
共に、基盤上の一側部にコネクタ部26を実装したもの
である。特に、電子部品25としては、図3に示される
ように、遊技制御を行うプログラムが記憶された集積回
路であるROM内蔵のワンチップマイコン251が実装
されており、このワンチップマイコン251は、役物制
御回路基盤24に直付けしたソケット252に対して着
脱自在となっている。なお、このようなワンチップマイ
コン251の場合と、ROM単体をソケット付けした場
合との2通りある。そして、表部部材23の上面には、
ワンチップマイコン251の上方位置に開口する比較的
大きな長方形の開口部231及びその蓋部材241を有
する取り出し用窓部230が形成されている。
【0033】この取り出し用窓部230は、図5に分解
状態で拡大して詳細に示すように、表部部材23の上面
に形成される長方形状のもので、役物制御回路基盤24
上のワンチップマイコン251を取り出せる大きさの開
口部231と、この開口部231を閉鎖する必要に応じ
て着脱可能な蓋部材241とからなる。そして、開口部
231の周囲を囲む凸形状部としてのリブ232が形成
され、このリブ232は、長方形の開口部231の短辺
部の一方の中央に切欠部233を有して、短辺部の他方
はさらに大きな凸形状部234となっている。また、開
口部231の内方には、大きな凸形状部234を除く三
辺部に沿って突片235が形成されると共に、大きな凸
形状部234の下側に沿って差込み溝236が形成され
ている。なお、表部部材23上面の切欠部233の外側
には結合穴237が形成され、また、切欠部233より
内側で開口部231に突出する結合片238が形成され
ており、この結合片238には結合穴239が形成され
ている。
【0034】さらに、蓋部材241は、開口部231の
内方形状に適合する長方形状をなす樹脂板からなるもの
で、その短辺部の一方の中央に突出する取付片242を
形成して、この取付片242に結合穴243を形成して
いる。そして、この取付片242より内側にも結合穴2
44を形成して、この結合穴244を周囲を囲む円形凸
部245を形成している。この蓋部材241は、取付片
242が無い方の短辺部を、表部部材23の開口部23
1の大きな凸形状部234下側の差込み溝236に差し
込んで、開口部231内方の三辺部に沿った突片235
上に載せられる。この時、蓋部材241の取付片242
は、開口部231周囲のリブ232の切欠部233から
外方に突出して結合穴237上に重なっている。
【0035】この状態で、上方から蓋部材241の取付
片242の結合穴243、表部部材23上面の結合穴2
37にリベット261を挿入して、そのリベット261
の図示しない中空部内の芯材と一体の芯材引っ張り棒2
62を引っ張ることにより、芯材の頭が、外側の中空部
を広げることによってリベット261の固定が行われ
る。その後、芯材引っ張り棒262は芯材を残して切断
される。この結果、図3に示されるように、開口部23
1に蓋部材241が固定状態となって、開口部231が
閉鎖状態となり、その後、凸形状部234側で表部部材
23から蓋部材241にかけて封印テープ63を貼り付
ける。なお、図示例では、リベット261により蓋部材
241を固定したが、樹脂製ボスを用いて熱溶着により
蓋部材241を固定するようにしても良い。
【0036】また、図3に示すように、役物制御回路基
盤24には、表部部材23の四隅部に対応する取付穴5
1,51,51,51が形成されていて、その内方の基
盤上に、前記ワンチップマイコン251を含み抵抗器、
半導体、IC等の多数の各種電子部品25が実装されて
いる。そして、制御回路基盤4の取付穴51,51部分
から延長された一側部上には、多数の各種コネクタ52
が実装して備えられている。さらに、表部部材23の表
面部で一方の切欠形状部44がある側には、遊技機の確
率設定キー53が備えられている。なお、取付穴51の
周りは、役物制御回路基盤24の金属面(グランド面)
が剥き出していて、ビス止めすることにより底部部材2
2と接触状態となる。また、図中、54は電源コード、
55は電源差込みソケットである。
【0037】次に、以上の役物制御回路装置11の組み
立てについて説明する。予め確率設定キー53を表部部
材23に組み付けておいてから、図3に示すようにし
て、底部部材22の取付片36,36,36,36上に
役物制御回路基盤24の取付穴51,51,51,51
部分を重ねて、さらに、その取付穴51,51,51,
51部分上に表部部材23の取付ボス43,43,4
3,43を載せて、底部部材22のドライバー挿入穴3
7,37,37,37から図示しないビスを入れてドラ
イバーでねじ込む。これにより、底部部材22上に役物
制御回路基盤24を挟んで表部部材23が結合された状
態となり、従って、役物制御回路装置11のボックス体
21が組み立てられる。また、表部部材23と役物制御
回路基盤24の組み付け位置が正確になり、前記ワンチ
ップマイコン251と前記開口部231の位置関係が正
確になる。
【0038】このようなボックス体21の組立状態にお
いて、図2に示したように、表部部材23の側面部の下
部に沿って切欠形状に形成したコネクタ部用開口部27
から外部に、役物制御回路基盤24の一側部に沿って備
えたコネクタ部26が露出している。また、表部部材2
3の平行する二側面部の切欠形状部44,44には、底
部部材22の折り返し片35,35がそれぞれ合致して
面一のフラット面となっている。なお、この折り返し片
35の上部の内側への段差部41は、表部部材23の側
面部の切欠形状部44の上部内側に入って重なった接触
状態となっている。
【0039】以上の役物制御回路装置11は、そのボッ
クス体21(表部部材23)の周囲の取付ボス45,4
5,45において、各々のワンタッチ止め具46,4
6,46の押し込み操作により、図1に示されるよう
に、裏メカベース盤2の開口部2aの下部に取り付けら
れる。ところで、以上のような役物制御回路装置11の
ボックス体21の不正開放防止用結合構造として、第1
の不正開放防止用結合構造例では、図4に示すようなリ
ベット止めにより行っている。
【0040】「第1の不正開放防止用結合構造例」図4
は前記役物制御回路装置11の本発明による第1の不正
開放防止用結合構造例を示した要部縦断面図である。こ
の図4において、前述と同様に、21はボックス体、2
2は底部部材、23は表部部材、24は役物制御回路基
盤、25は電子部品、35は折り返し片、41は段差
部、42は結合穴、44は切欠形状部、47は結合穴で
あり、56は静電気防止部材、61はリベット、62は
芯材である。
【0041】この第1の不正開放防止用結合構造例で
は、ボックス体21の平行する二側面部において、底部
部材22の折り返し片35,35がそれぞれ合致して面
一のフラット面となる表部部材23の切欠形状部44,
44の上部と、折り返し片35,35の上部の内側への
段差部41,41との重なった部分(結合穴42,47
部分)を、図4に示したように、リベット止めすること
により不正開放防止用結合構造としている。即ち、段差
部41の内側に、役物制御回路基盤24の端部金属面と
接触状態としたアース用の金属板による静電気防止部材
56を重ねて、外側から表部部材23側面の結合穴4
7、段差部41の結合穴42及び静電気防止部材56の
結合穴にリベット61を挿入して、その中空部内の芯材
62を引っ張ることにより、芯材62の頭が、外側の中
空部を広げることによってリベット61の固定が行われ
る。その後、芯材62は頭を残して切断される。
【0042】これにより、底部部材22の折り返し片3
5上部の段差部41と、表部部材23の側面部の切欠形
状部44の上部と、静電気防止部材56とが、リベット
61によって強固に結合される。そして、図2に示した
ように、底部部材22の折り返し片35と表部部材23
の切欠形状部44の上部から表面部にかけて封印シール
63をそれぞれ貼付する。この時、一方の封印シール6
3は、図2に示されるように、取り出し用窓部230の
開口部231を閉鎖した蓋部材241にかかるようにし
て貼り付けておく。こうして、蓋部材241にかかるよ
うに封印シール63を貼ることにより、開口部231に
対する不正を防止できる。
【0043】以上の通り、第1の不正開放防止用結合構
造例の役物制御回路装置11によれば、以下に列挙する
効果を発揮できる。 (イ)ボックス体21の不正開放防止止めを行ったこと
により、ボックス体21の不正な開放を防止できる。ま
た、表部部材23の表面がクリアであることから、不正
開放防止用の止め部材(リベット61)の表側ばかりで
はなく裏側も良く見ることができるため、正常なものか
どうかを容易に確認できる。 (ロ)ボックス体21の不正開放防止をリベット61止
めにより行ったことで、ボックス体21の閉鎖状態を確
実に行うことができ、不正開放をより防止できる。ま
た、表部部材23のリベット61止め部分を樹脂とした
ことで、リベット61止めを壊してボックス体21の不
正開放を行うと、樹脂部が破壊されるため、不正が行わ
れたことが後から分かる。
【0044】(ハ)底部部材22から側面部にかけて折
り返される折り返し部35による重合部(段差部41)
に不正開放防止止めを行うので、作業性が良い。また、
ボックス体21の側面部で不正開放防止止めが行われる
ので、表部部材23のクリアな表面から、不正開放防止
用の止め部材(リベット61)の裏側を良く見ることが
でき、正常なものかどうか容易に確認できる。 (ニ)ボックス体21のリベット61止めの位置と封印
シール63の位置を近傍にしたことにより、ボックス体
21の不正開放が行われていない正常な役物制御回路装
置11かどうかの確認が一目で簡単に行える。 (ホ)静電気防止部材56と底部部材22と表部部材2
3にかけて重合する部分でリベット61止めしたことに
より、ボックス体21の閉鎖状態をより頑丈なものにで
きる。しかも、内側のリベット61の力が加わる部分が
金属製の静電気防止部材56であるため、リベット61
止めによる破壊などの問題が発生しない。また、リベッ
ト61止めにより静電気防止部材56と電気的にグラン
ドレベルにある底部部材22との電気的な接続状態が確
実になるので、ノイズ等に強い役物制御回路装置11と
なる。
【0045】次に、以上のような役物制御回路装置11
のボックス体21の取り出し用窓部230における第1
の不正再開放防止用取付構造例について説明する。 「第1の不正再開放防止用取付構造例」先ず、ボックス
体21の取り出し用窓部230において、図5に基づい
て説明したように、開口部231を閉鎖する蓋部材24
1の外側に突出した取付片242を表部部材23上にリ
ベット261により固定しているため、後述する検査の
ために蓋部材241を外して開口部231を開放する際
には、例えば、ニッパ等の道具を用いて、図12に示す
ように、蓋部材241から取付片242を切断246す
る。このように、蓋部材241から取付片242を切断
246することによって、開口部231から蓋部材24
1を外して、開口部231を開放することができ、従っ
て、開口部231から指を入れ、或いは専用工具を入れ
て、ボックス体21内部の役物制御回路基盤24上のソ
ケット252からワンチップマイコン251を抜いて取
り出すことができる。
【0046】そして、後述するようにしてワンチップマ
イコン251に記憶された遊技プログラム内容の検査を
行った後は、その検査済みのワンチップマイコン251
を、開口部231から入れてボックス体21内部の役物
制御回路基盤24上のソケット252に装着して戻す。
その後、開口部231に蓋部材241を取り付ける。即
ち、図12に示すように、蓋部材241の取付片242
が無い方の短辺部を、表部部材23の開口部231の大
きな凸形状部234下側の差込み溝236に差し込ん
で、開口部231内方の三辺部に沿った突片235上に
蓋部材241を載せた状態で、上方から蓋部材241の
結合穴244、表部部材23上面の開口部231内方に
突出した結合片238の結合穴239に破断ネジ263
を締め込んで固定する。
【0047】この破断ネジ263は、締め付けた後、頭
部264が破壊して取り外せなくなるものである。従っ
て、頭部264が取れた後の破断ネジ263は、円形凹
部245の底部に上面の破断面が残るだけになる。な
お、このような破断ネジ263の採用に代えて、同じく
図12に示したように、蓋部材241の結合穴244、
表部部材23の結合片238の結合穴239にリベット
265を挿入して、そのリベット265の図示しない中
空部内の芯材と一体の芯材引っ張り棒266を引っ張っ
て、芯材の頭で外側の中空部を広げて固定しても良い。
その後、芯材引っ張り棒266は芯材を残して切断す
る。
【0048】次に、以上の不正開放防止用結合構造及び
取り出し用窓部230の不正再開放防止用取付構造を施
したボックス体21の内部に収納されたワンチップマイ
コン251のROMに記憶された遊技制御のプログラム
内容の検査方法について説明する。
【0049】「第1の検査方法例」図6は前記遊技制御
のプログラムが記憶されたROM内蔵ワンチップマイコ
ン251である遊技機用マイクロコンピュータ110の
ブロック構成図である。即ち、前記遊技制御のプログラ
ムが記憶されたROM内蔵ワンチップマイコン251で
ある遊技機用マイクロコンピュータ110は、図6に示
すように、クロック発生回路111、プログラマブルク
ロック分周回路112、外部バスインターフェース11
3、リセット/割込み制御回路114、プログラマブル
カウンタ/タイマ15、116、乱数生成回路117、
ウォッチドッグタイマ118、CPU119、内蔵RA
M120、内蔵ROM121、122、プログラム切替
装置123、アドレスデコーダ124及びI/Oポート
125により構成され、各ブロックは内部バス126に
接続されている。クロック発生回路111は、外部に接
続された水晶発振子(図中)から入力される周波数
(8MHz)を、例えば、1/2に分周してCPU11
9及びプログラマブルクロック分周回路112へ供給す
る。
【0050】プログラマブルクロック分周回路112
は、クロック発生回路111より供給されたクロック信
号を分周して、所定のクロック信号を外部(例えば、図
中で示す外部のサウンドジェネレータ、表示器等)に
供給する。外部バスインターフェース113は、図中
で示す外部ROM(ユーザーROM)や外部I/Oのア
ドレスバスやデータバスと接続し、そのアドレスバスや
データバスに接続される外部の図示しないサウンドジェ
ネレータ、表示器等に報知用信号を出力する。リセット
/割込み制御回路114は、遊技機用マイクロコンピュ
ータ110全体をリセットするシステムリセット信号、
CPUコアのみのリセット、例えば、2msec毎に1
回行われて割込処理を可能にするリセット割込に利用さ
れるユーザーリセット信号、内蔵デバイス及び外部端子
よりの割込要求信号を検出してCPU119へ出力する
外部割り込み要求信号、を発生する(図中)。
【0051】プログラマブルカウンタ/タイマ115、
116は、16ビットアップカウンタ及びコンパレータ
で構成され、このカウンタを利用して所定値を書き込む
ことで、所望のプログラマブル割込みが行える。乱数生
成回路117は、ロジック構成で、遊技に使用する乱数
を、例えば、混合合同法、M系列法、または、従来の+
1方式等により生成する。ウオッチドッグタイマ118
は、ノイズ等によるプログラムの暴走対策用であり、そ
の設定された時間内にウオッチドッグタイマカウンタが
クリアされないと、即ち、プログラムが暴走すると、リ
セット/割込み制御回路114に信号を発生し、CPU
119をリセットさせる。なお、ウオッチドッグタイマ
118の出力信号は、外部にも出力可能である(図中
)。
【0052】CPU119は、遊技機用マイクロコンピ
ュータ110のコアをなす8ビットのマイクロプロセッ
サであり、リセット/割込み制御回路114により発生
される割込要求信号に基づいて、リセット割込処理によ
り、遊技機の遊技動作を内蔵ROM121内に格納され
た遊技プログラムに基づいて1シーケンス単位で各種プ
ログラム処理を実行するものである。また、遊技に用い
る乱数を必要とする場合、乱数生成回路117で生成さ
れる乱数を抽出し、特定値との判定を行い、遊技者に有
利となる遊技を行わせるか否かを判定する。また、CP
U119は、内蔵ROM122内に格納されたデバイス
制御プログラムに基づいて遊技機用マイクロコンピュー
タ110に内蔵される各種デバイスを制御し、内蔵RO
M122内に格納された遊技情報送出プログラムに基づ
いて外部から入力される所定の制御信号により内蔵RO
M121に格納されている遊技プログラムを外部に送出
する。
【0053】内蔵RAM120は、CPU119におけ
るプログラム処理実行中に利用されるプログラムデータ
等を格納したり、遊技に関連するデータを一時的に記憶
し、作業領域として利用される半導体メモリであり、第
3の記憶手段としての機能を有する。内蔵ROM121
は、遊技プログラムが格納されるユーザーROMであ
り、第1の記憶手段及び遊技プログラム格納手段として
の機能を有する。内蔵ROM122は、遊技機用マイク
ロコンピュータ110に内蔵される各種デバイスを制御
するデバイス制御プログラムを格納し、外部から入力さ
れる所定の制御信号により内蔵ROM121に格納され
ている遊技プログラムを外部に送出する遊技情報送出プ
ログラムを格納する。内蔵ROM122は、第2の記憶
手段、デバイスプログラム格納手段及び遊技情報送出手
段としての機能を有する。
【0054】プログラム切替装置123は、CPU11
9により実行される内蔵ROM121、122に格納さ
れている各プログラムデータを切り替えて利用可能とす
る。なお、電源投入時は、内蔵ROM122に格納され
ているプログラムが起動されるように、内蔵ROM12
2側に切り替える。アドレスデコーダ124は、外部装
置(例えば、外部ROM(ユーザーROM)あるいは外
部I/O)のデコード信号(チップセレクト信号)を発
生する(図中)。I/Oポート125は、遊技機用マ
イクロコンピュータ110と外部装置(各種駆動回路や
各種入力回路等(図中))との間で各種データを授受
する入力及び出力ポートである。
【0055】次に、図6に示した遊技機用マイクロコン
ピュータ110に対応する検査装置の装置構成を図7、
図8に示す。図7は、遊技制御回路としての前記遊技機
用マイクロコンピュータ110と、検査装置としてのデ
ータローダインターフェース回路130と、ROMライ
ター150との接続関係を示す図である。この図7で
は、遊技機用マイクロコンピュータ110の内蔵ROM
121に格納されている遊技プログラムを読み出す場合
の装置構成を示している。図7の接続状態において、先
ず、データローダインターフェース回路130に設けら
れているスイッチをオンすることにより遊技機用マイク
ロコンピュータ110の内蔵ROM122に格納されて
いる遊技情報送出プログラムが起動され、内蔵ROM1
21に格納されている遊技プログラムがデータローダイ
ンターフェース回路130に送出されると、信号変換さ
れて、ROMライター150に送出される。
【0056】この時、ROMライター150には、予め
正規の遊技プログラム(マスタープログラム)が書込ま
れているマスターROM160を接続しておき、遊技機
用マイクロコンピュータ110から送出される遊技プロ
グラムと正規の遊技プログラムとの比較を行い、整合性
を確認する。この時、送出されるデータの形式は、例え
ば、HEXのデータフォーマット形式をとる。なお、デ
ータ送出は、所定単位づつ行い、整合性の確認も、その
データ送出単位で行われる。
【0057】図8は、データローダインターフェース回
路130の要部機能ブロック回路図である。このデータ
ローダインターフェース回路130は、遊技機用マイク
ロコンピュータ110の検査装置としての機能を有す
る。図8において、データローダインターフェース回路
130は、起動信号発生回路131、入力モニタ回路1
32、信号変換回路133、出力フィルター回路13
4、電源回路135により構成される。
【0058】起動信号発生回路131は、遊技機用マイ
クロコンピュータ110(遊技制御回路)にデータロー
ダインターフェース回路130の接続を知らせるための
信号を送出する。その信号は、例えば、スイッチをON
にすることにより送出され、遊技用マイクロコンピュー
タ110側の信号線をプルアップしておき、接続される
とLoになるような簡単なものでもよい。入力モニタ回
路132は、遊技機用マイクロコンピュータ110の内
蔵ROM121からプログラムデータが入力されている
か否かを表示する回路であり、例えば、Hi(データ
“1”)の信号でLEDをON(点灯)し、Lo(デー
タ“0”)の信号でLEDをOFF(消灯)するような
回路である。
【0059】信号変換回路133は、内蔵ROM121
からのプログラムデータをRS232Cの信号レベルに
変換して、出力フィルター回路134を介して外部のR
OMライター150に出力する回路である。出力フィル
ター回路134は、電源投入時の出力信号で、外部に接
続されるROMライター150の誤動作を防止するとと
もに、信号変換回路133から入力されるデータに基づ
いて内蔵ROM121がプログラムデータを出力してい
るか否かを表示する回路である。電源回路135は、デ
ータローダインターフェース回路130内の動作電圧を
生成する回路であり、遊技機用マイクロコンピュータ1
10へAC24Vを供給する。
【0060】次に、動作を説明する。先ず、図7に示し
たように、遊技機用マイクロコンピュータ110(遊技
制御回路)と、データローダインターフェース回路13
0と、ROMライター150を接続し、ROMライター
150には、予め正規の遊技プログラム(マスタープロ
グラム)が書込まれているマスターROM160を接続
することにより、データローダインターフェース回路1
30から遊技制御回路へ電源電圧(例えば、AC24
V)が供給される。そして、データローダインターフェ
ース回路130内の電源回路135により動作電圧が生
成されて、データローダインターフェース回路130内
の各回路に供給される。
【0061】次に、遊技機用マイクロコンピュータ11
0の内蔵ROM122に格納されている遊技情報送出プ
ログラムのフローチャートについて図9、図10を参照
して説明する。先ず、図9において、遊技機用マイクロ
コンピュータ110の内蔵デバイス及びレジスタ等の初
期化処理(イニシャル処理)を行う(ステップS1)。
次いで、データローダインターフェース回路130の起
動信号発生回路131の操作により、遊技プログラムを
外部に送出する遊技情報送出プログラムを起動する起動
信号がONか否かを判断し(ステップS2)、ON
(“Y”)の場合は、内蔵ROM121に格納されてい
る遊技プログラムデータの送出処理を開始し、遊技プロ
グラムデータを所定バイト分、例えば、HEXフォーマ
ットの形式で送出する(ステップS3)。
【0062】そして、遊技機用マイクロコンピュータ1
10からデータローダインターフェース回路130に送
出された遊技プログラムデータは、データローダインタ
ーフェース回路130からROMライター150に送出
される。次いで、内蔵ROM121の全データの送出が
終了したか否かを判断し(ステップS4)、終了してい
ない場合は、次のブロック単位のデータを送出するよう
にアドレスを加算して、ステップS3のデータ送出処理
に戻り(ステップS5)、内蔵ROM121の全データ
の送出処理が終了するまでステップS3〜S5の処理を
繰り返し実行する。そして、内蔵ROM121の全デー
タの送出処理が終了すると、その送出終了を知らせるた
め、最終情報(HEXフォーマットのエンドコード)を
送出し(ステップS6)、図中“A”の処理に移行す
る。このエンドコードを送出することにより、ROMラ
イター150は、データの取得を停止する。また、前述
したステップS2の処理で、起動信号がOFF
(“N”)の場合は、そのまま“A”の処理に移行す
る。
【0063】次いで、図10の“A”の処理に移行する
と、内蔵ROM121に格納された遊技プログラムをチ
ェックするため、内蔵ROM121より遊技プログラム
データを読み込むとともに、その読み込んだ遊技プログ
ラムデータを所定のアルゴリズムで暗号化する(ステッ
プS7)。そして、内蔵ROM121に格納されている
正規の遊技プログラムの所定領域から予め遊技プログラ
ムを暗号化した暗号化データを取り込み(ステップS
8)、先ほど読み込んで暗号化したデータと比較して整
合性を確認する(ステップS9)。整合性が確認できた
場合、即ち、正常と判断した(“Y”)場合は、内蔵R
OM121に格納されている遊技プログラムを実行可能
とするため、プログラム切替装置123により内蔵RO
M122から内蔵ROM121に切り替える(ステップ
S10)。また、整合性が確認できない場合は、異常で
あることを報知するため、ホールの管理装置に知らせる
報知処理を実行し(ステップS11)、遊技プログラム
の実行を禁止して、遊技の進行を停止して、本処理を終
了する。
【0064】従って、予め作成された遊技プログラムを
所定の暗号化アルゴリズムで暗号化し、その暗号化デー
タを遊技プログラムが格納された内蔵ROM121の所
定領域に格納し、この暗号化アルゴリズムプログラムを
遊技機用マイクロコンピュータ110(内蔵ROM12
2)に格納しておき、電源投入時、遊技プログラムを読
み込み、暗号化アルゴリズムプログラムで暗号化し、暗
号化した値と、予め遊技プログラムの所定の領域に格納
してある暗号化データとを比較して、整合性がとれた場
合に遊技プログラムを実行し、整合性がとれなかった場
合には遊技の進行を停止するようにすることにより、格
納された遊技プログラムが正規に書き込まれたものかど
うかを判断することができ、改造したプログラムを格納
した場合、遊技進行を停止できるため、改造ROMによ
るプログラムでの遊技を禁止することができる。また、
遊技機用マイクロコンピュータ110では、内蔵ROM
121に格納された遊技プログラムを、外部に送出する
プログラムを内蔵しているので、外部よりの所定信号に
より、遊技プログラムを送出することができ、書き込ま
れた遊技プログラムを詳細に確認することができる。
【0065】次に、以上のような検査を行うのに用いる
検査装置について説明する。 「検査装置例」図11はデータローダインターフェース
回路基盤190を透明ケース191に収納した場合の一
例であり、フラットケーブル192には、図示しない
が、図3に示した役物制御回路基盤(遊技制御回路基
盤)24上のソケット252から抜いて取り出したワン
チップマイコン251を着脱自在とするソケットを備え
ておく。なお、図11において、193はLED群、1
94はブザー、195はデータローダインターフェース
回路基盤190内部の動作電圧を生成する電源回路構成
部分、196は外部のROMライターと接続するケーブ
ルである。このような検査装置を使用することによっ
て、前記ワンチップマイコン251としての遊技機用マ
イクロコンピュータ110、200と直接的に制御信号
やデータの授受を行うことができる。
【0066】そして、以上のようにして遊技プログラム
内容の検査を行って適正とされた検査済みのワンチップ
マイコン251を、前述したように、開口部231から
入れてボックス体21内部の役物制御回路基盤24上の
ソケット252に装着して戻した後、開口部231に蓋
部材241を取り付ける。その後、図12に示したよう
に、蓋部材241の結合穴244、表部部材23の結合
片238の結合穴239に、破断ネジ263を締め込む
か、或いは、リベット265を挿入するかして、蓋部材
241を固定する。
【0067】以上の通り、ボックス体21内部の役物制
御回路基盤24上のソケット252に装着されたROM
内蔵ワンチップマイコン251を開口部231から取り
出して検査することができる。また、例えば、開口部2
31から不正にワンチップマイコン251を取り出した
場合には、蓋部材241を不正に外したことが痕跡(切
断246部分)として残ることから分かるようにしたた
め、開口部231からのワンチップマイコン251の不
正な取り出しを防止できる。なお、検査時においても、
蓋部材241を外したことが痕跡(切断246部分)と
して残ってしまうが、検査した場合にはその記録が残る
ため問題はない。
【0068】そして、検査後には、蓋部材241を破断
ネジ263またはリベット265により再度取り外すこ
とができないようにして開口部231を閉鎖するように
したため、検査後に蓋部材241を再使用しながら、取
り出し用窓部230に対する不正再開放防止機能を具備
できる。また、既に検査済みの一旦開放した痕跡(切断
246部分)が残っているボックス体21を狙っての不
正行為も防止できる。さらに、取り出し用窓部230の
開口部231の周縁部に沿ってリブ232を形成したた
め、開口部231を閉鎖する蓋部材241の周囲との隙
間がリブ232により塞がれていることから、例えば、
蓋部材241の周囲の隙間を利用して、例えば、細い鉄
線などを挿入することにより、蓋部材241を外して開
口部231を開放することを防止できる。
【0069】従って、以上のような第1の実施の形態例
の役物制御回路装置11によれば、特に、以下に列挙す
る効果を発揮できる。 (1)底部部材22と表部部材23とを不正な開放を防
止する不正開放防止止め(リベット61止め)により組
み付けてボックス体21を構成し、ボックス体21に役
物制御回路基盤24上のソケット252に装着された集
積回路(ワンチップマイコン)251を取り出し可能な
取り出し用窓部230を形成したことによって、従来の
ような不正なROM改造を防止できると共に、検査時に
は、例えば、ソケット付けされたROMを取り出して検
査することができる。即ち、不正な開放を防止する不正
開放防止止め(リベット61止め)により内部の集積回
路(ワンチップマイコン)251に対する不正を防止で
きると共に、ボックス体21に集積回路(ワンチップマ
イコン)251を取り出し可能とする開口部231を形
成して、プログラム内容の読み出し検査に対応可能とし
たため、ボックス体21の不正対策構造(リベット61
止め)をそのまま、即ち、破壊や再開放しないままにし
て集積回路(ワンチップマイコン)251を開口部23
1から取り出して、その遊技プログラム内容をチェック
でき、検査作業が簡単に行える。なお、ボックス体21
の不正開放防止止めをリベット61止めにより行ったた
め、ボックス体21を確実に閉鎖状態に維持でき、不正
開放を確実に防止できる。また、リベット止めと同様の
機能が得られるものとして、かしめ止めを採用してもよ
い。また、ワンチップマイコン251或いはROMが役
物制御回路基盤24に直付けされている場合には、開口
部231から接続部材(クランプ式ICプローブ)を挿
入して検査することができる。
【0070】(2)取り出し用窓部230から不正にR
OMを取り出した場合は、即ち、開口部231から不正
にワンチップマイコン251を取り出した場合にその不
正行為の痕跡(切断246部分)が残って分かるため、
取り出し用窓部230からの不正にROMの取り出し、
つまり、開口部231からのワンチップマイコン251
の不正な取り出しを防止できる。なお、検査時にも、蓋
部材241を外したことの痕跡(切断246部分)が残
ってしまうが、検査した場合にはその記録が残るため問
題はない。 (3)検査後には、蓋部材241を再度開放できないよ
うに開口部231に固定して開口部231を閉鎖するよ
うにしたため、検査後に蓋部材241を再使用しなが
ら、検査後に再びボックス体21に対する不正改造を防
止できる。即ち、蓋部材241を破断ネジ263または
リベット265により再度取り外すことができないよう
にしたため、検査後に再び取り出し用窓部230に対す
る不正再開放防止機能を維持できる。なお、既に検査済
みの一旦開放した痕跡(切断246部分)が残っている
ボックス体21を狙っての不正行為も防止できる。 (4)取り出し用窓部230の周縁部に凸形状部を形成
することにより、開口部231と蓋部材241の隙間が
塞がれるようになるため、その隙間を利用して蓋部材2
41を不正に開放することを防止できる。即ち、開口部
231の周縁部に沿ってリブ232を形成したことによ
り、蓋部材241の周囲との隙間がリブ232により塞
がれるため、蓋部材241の周囲の隙間を利用して、蓋
部材241を外して開口部231を不正に開放すること
を防止できる。
【0071】次に、他の検査方法について説明する。 「第2の検査方法例」図13は前記遊技制御のプログラ
ムが記憶されたROM内蔵ワンチップマイコン251で
ある別の遊技機用マイクロコンピュータ200のブロッ
ク構成図であり、図6に示した遊技機用マイクロコンピ
ュータ110のブロック構成図と同一の構成部分には、
同一符号を付して説明を省略する。即ち、前記遊技制御
のプログラムが記憶されたROM内蔵ワンチップマイコ
ン251である遊技機用マイクロコンピュータ200
は、図13に示すように、クロック発生回路111、プ
ログラマブルクロック分周回路112、外部バスインタ
ーフェース113、リセット/割込み制御回路114、
プログラマブルカウンタ/タイマ115、116、乱数
生成回路117、ウォッチドッグタイマ118、CPU
201、内蔵RAM120、内蔵ROM121、内蔵R
OM202、プログラム切替装置123、アドレスデコ
ーダ124及びI/Oポート125により構成され、各
ブロックは内部バス126に接続されている。
【0072】CPU201は、遊技機用マイクロコンピ
ュータ200のコアをなす8ビットのマイクロプロセッ
サであり、リセット/割込み制御回路114により発生
される割込要求信号に基づいて、リセット割込処理によ
り、遊技機の遊技動作を内蔵ROM121内に格納され
た遊技プログラムに基づいて1シーケンス単位で各種プ
ログラム処理を実行するものである。また、遊技に用い
る乱数を必要とする場合、乱数生成回路117で生成さ
れる乱数を抽出し、特定値との判定を行い、遊技者に有
利となる遊技を行わせるか否かを判定する。また、CP
U201は、内蔵ROM202内に格納された遊技情報
整合性確認プログラム及び遊技停止プログラムに基づい
て外部から入力される所定の制御信号により外部より読
み込んだ遊技制御情報(正規の遊技プログラム)と、内
蔵ROM121に格納されている遊技プログラムとの整
合性を確認し、その判定結果を後述するデータローダイ
ンターフェース回路140に出力し、整合性が確認でき
なかった場合は遊技の進行を停止させる。
【0073】内蔵ROM202は、遊技機用マイクロコ
ンピュータ200に内蔵される各種デバイスを制御する
デバイス制御プログラムを格納し、外部から入力される
所定の制御信号により外部より遊技制御情報(正規の遊
技プログラム)を読み込み、読み込んだ遊技制御情報
(正規の遊技プログラム(マスタープログラム))と、
内蔵ROM121に格納されている遊技プログラムとの
整合性を確認する遊技情報整合性確認プログラムを格納
し、その判定した結果を後述する検査装置に出力する。
また、遊技情報整合性確認プログラムには、整合性が確
認できなかった場合に、遊技の進行を停止する遊技停止
プログラムが含まれている。内蔵ROM202は、第2
の記憶手段、デバイスプログラム格納手段、遊技情報整
合性確認手段及び遊技停止手段としての機能を有する。
【0074】次に、前記図13に示した遊技機用マイク
ロコンピュータ200に対応する検査装置の装置構成を
図14、図15に示す。図14は、遊技制御回路として
の前記遊技機用マイクロコンピュータ200と、検査装
置としてのデータローダインターフェース回路140
と、ROMライター150との接続関係を示す図であ
る。この図14では、遊技機用マイクロコンピュータ2
00の内蔵ROM121に格納されている遊技プログラ
ムと外部に接続されるROMライター150に格納され
ているマスタープログラムとの整合性を確認する場合の
装置構成を示している。
【0075】図14の接続状態において、データローダ
インターフェース回路140に設けられているスイッチ
をオンすることによりデータローダインターフェース回
路140に格納されている遊技情報読込処理プログラム
が起動されて、ROMライター150からのマスタープ
ログラムの読込準備が開始される。そして、データロー
ダインターフェース回路140からROMライター15
0にプログラム送出信号が送出されて、外部プログラム
が読み込まれるとともに、読み込まれたプログラムデー
タが遊技機用マイクロコンピュータ200に送出され
る。この時、ROMライター150には、予め正規の遊
技プログラム(マスタープログラム)が書込まれている
マスターROM160を接続しておく。送出されるデー
タの形式は、例えば、HEXのデータフォーマット形式
をとる。なお、データ送出は、所定単位づつ行い、整合
性の確認も、そのデータ送出単位で行われる。
【0076】図15は、データローダインターフェース
回路140の要部機能ブロック回路図である。このデー
タローダインターフェース回路140は、遊技機用マイ
クロコンピュータ200の検査装置としての機能を有す
る。この図において図8に示したブロック構成と同一部
分には同一符号を付している。図15において、データ
ローダインターフェース回路140は、起動スイッチ1
41、入力フィルター回路142、ドライバー回路14
3、LED144、ブザー145、信号変換回路14
6、入力フィルター回路147、ドライバー回路148
及びCPU149により構成されている。
【0077】起動スイッチ141は、CPU149内の
ROM149aに格納される遊技情報読込処理プログラ
ムを起動させるためのスイッチであり、そのオン信号を
入力フィルター回路142を介してCPU149に出力
する。入力フィルター回路142は、起動スイッチ14
1から入力されるオン信号によりオンデータ(データ
“1”)をCPU149に出力するとともに、遊技機用
マイクロコンピュータ200から入力されるプログラム
データあるいは遊技情報整合性の判定結果データをCP
U149に出力する。ドライバー回路143は、CPU
149から入力されるプログラムデータに応じて例え
ば、Hi(データ“1”)の信号でLEDをON(点
灯)信号と、Lo(データ“0”)の信号でLEDをO
FF(消灯)する信号をLED144に出力する。ま
た、ドライバー回路143は、CPU149から入力さ
れる遊技情報整合性の判定結果を示す信号により、異常
または正常をLED144、ブザー145により報知す
る。さらに、ドライバー回路143は、CPU149か
ら入力されるROMライター150から読み込んだマス
タープログラムデータを遊技機用マイクロコンピュータ
200に送出する。
【0078】信号変換回路146は、CPU149より
ドライバー回路148を介して入力される制御信号及び
プログラムデータをRS232Cの信号レベルに変換し
て、外部のROMライター150に出力するとともに、
ROMライター150から入力される正規の遊技プログ
ラムデータを入力フィルター回路147を介してCPU
149に出力する。CPU149は、ROM149aと
RAM149bを内蔵し、ROM149a内には、遊技
情報読込処理プログラム等が格納されており、このプロ
グラムは、前記起動スイッチ141のオンにより起動さ
れる。CPU149は、起動スイッチ141のオン信号
が入力フィルター回路142から入力されると、遊技情
報読込処理プログラムを起動し、ROMライター150
から正規遊技プログラムデータ(マスタープログラムデ
ータ)の読み込みを制御する。また、CPU149は、
遊技機用マイクロコンピュータ200から入力される遊
技情報整合性の判定結果データに基づいて、所定の判定
結果信号をドライバー回路143に出力して、異常また
は正常をLED144、ブザー145により報知させ
る。
【0079】次に、動作を説明する。先ず、遊技機用マ
イクロコンピュータ200の内蔵ROM202に格納さ
れているプログラムにより、外部のマスタープログラム
を読み込み、内蔵ROM121に格納されている遊技プ
ログラムとの整合性を比較判定する場合のフローチャー
トについて図16を参照して説明する。図16におい
て、遊技機用マイクロコンピュータ200の内蔵デバイ
ス及びレジスタ等の初期化処理(イニシャル処理)を行
う(ステップS21)。次いで、データローダインター
フェース回路140の起動スイッチ141の操作によ
り、起動信号がOFF(“N”)の場合は、そのまま処
理“A”で示す前述した図10の処理に移行し、起動信
号がON(“Y”)の場合は、マスタープログラムデー
タの読み込み準備が整ったことをデータローダインター
フェース回路140に通知して、データローダインター
フェース回路140に格納する遊技情報読込処理プログ
ラムを起動し、ROMライター150のマスターROM
160に予め格納されたマスタープログラムの読み込み
処理を行う(ステップS23)。
【0080】次いで、送られてきたプログラムデータが
最終情報か否かを確認し(ステップS24)、最終情報
である(“Y”)場合は、読み込んだプログラムデータ
と内蔵ROM121に格納されたプログラムデータとの
比較判定結果が正常であったことをデータローダインタ
ーフェース回路140に報知する正常状態報知処理を行
って(この時、正常終了を示す終了信号も送出する)
(ステップS25)、処理“A”で示す前述した図10
の処理に移行する。また、送られてきたプログラムデー
タが最終情報でない(“N”)場合は、内蔵ROM12
1に格納されている遊技プログラムを読み込むユーザー
プログラム読み込み処理を行い(ステップS26)、先
ほど読み込んだマスタープログラムデータとの整合性を
判定する(ステップS27)。整合性がある(“Y”)
場合は、次のブロックの判定を行うため、ステップS2
3に戻ってマスタープログラムデータの読み込み処理を
行い、最終情報が送られてくるまで、ステップS23〜
S27の処理を繰り返し実行する。また、整合性がない
(“N”)場合は、比較判定結果が異常である旨をデー
タローダインターフェース回路140に報知し、データ
ローダインターフェース回路140内のLED144、
ブザー145等により異常状態を報知する異常状態報知
処理を行うとともに、遊技プログラムの実行を禁止し
て、遊技の進行を停止する(ステップS28)。
【0081】従って、遊技機用マイクロコンピュータ2
00では、ユーザー側遊技プログラムを格納する内蔵R
OM121と、そのユーザー側遊技プログラムをチェッ
クするための各種プログラムを格納する内蔵ROM20
2とを別々に設けたため、目的の異なるプログラムを各
記憶手段に分別して格納することができ、第3者に開示
したくない隠匿すべきプログラムを区別して格納するこ
とができる。また、遊技機用マイクロコンピュータ20
0では、外部より読み込んだ正規の遊技プログラム(マ
スタープログラム)と、内蔵ROM121に格納された
遊技プログラムとの整合性を比較判定するプログラムを
内蔵ROM202に内蔵しているので、書き込まれた遊
技プログラムが正規のものかどうか容易に判定すること
ができる。
【0082】次に、データローダインターフェース回路
140に格納されているプログラムにより、遊技機用マ
イクロコンピュータ200とROMライター150との
間のデータの授受及びプログラムデータの整合性判定結
果の通知を行う場合のフローチャートについて図17を
参照して説明する。先ず、図17において、データロー
ダインターフェース回路140の内蔵デバイス及びレジ
スタ等の初期化処理(イニシャル処理)を行い(ステッ
プS31)、起動スイッチ141がONされたか否かを
監視する(ステップS32)。起動スイッチ141がO
Nされた(“Y”)場合は、起動信号を遊技機用マイク
ロコンピュータ200に送出し(ステップS33)、遊
技機用マイクロコンピュータ200の読込準備が良けれ
ば(ステップS34)、ROMライター150の準備が
良いか否かを確認する処理を行う(ステップS35)。
ROMライター150の準備が良いことを確認すると、
マスターROM160よりマスタープログラムの読み込
み処理を行い(ステップS36)、読み込んだマスター
プログラムを遊技機用マイクロコンピュータ200に送
出する(ステップS37)。
【0083】そして、遊技機用マイクロコンピュータ2
00から内蔵ROM121の遊技プログラムとマスター
プログラムとの整合性の比較判定結果がデータローダイ
ンターフェース回路140に入力されると、その判定結
果が異常信号か否かを判別する(ステップS38)。異
常信号である(“Y”)場合は、LED144、ブザー
145等により異常状態を報知する異常状態報知処理を
行って(ステップS39)、本処理を停止する。異常信
号でない(“N”)場合は、遊技機用マイクロコンピュ
ータ200から終了信号を受信したか否かを判別し(ス
テップS40)、即ち、マスタープログラムデータとの
整合性が確認された場合であって、終了信号を受信しな
い(“N”)場合は、ステップS34に戻って遊技機用
マイクロコンピュータ200の読込準備を確認する処理
を行い、終了信号が送られてくるまで、ステップS34
〜S40の処理を繰り返し実行する。終了信号を受信し
た(“Y”)場合は、LED144、ブザー145等に
より整合性チェックが終了したことを報知する正常状態
報知処理を行って(ステップS41)、本処理を停止す
る。
【0084】従って、遊技機用マイクロコンピュータの
検査装置としてのデータローダインターフェース回路1
40では、ROMライター150よりマスタープログラ
ムを読み込み遊技機用マイクロコンピュータ200に順
次送出することにより、遊技機用マイクロコンピュータ
200の内蔵ROM202により遊技機用マイクロコン
ピュータ200の内蔵ROM121に格納された遊技プ
ログラムとROMライター150に書込まれたマスター
プログラムとの整合性を比較判定した結果をLED14
4の表示及びブザー145の音等によって報知すること
ができ、容易にプログラム整合性の判定結果を確認する
ことができる。以上のような検査方法を用いてもよい。
【0085】以上の通り、遊技制御回路基盤24にワン
チップマイコン251、即ち、前述した遊技機用マイク
ロコンピュータ110あるいは遊技機用マイクロコンピ
ュータ200を搭載した役物制御回路装置11に対し、
検査装置としてデータローダインターフェース回路基盤
190を使用することにより、遊技機用マイクロコンピ
ュータ110あるいは遊技機用マイクロコンピュータ2
00の内蔵ROM121に格納された遊技プログラムの
整合性テストを容易に行うことができる。なお、検査装
置であるデータローダインターフェース回路基盤190
において、LED群193及びブザー194を報知用と
して示したが、これらのLED群193及びブザー19
4は、遊技機用マイクロコンピュータ200に対応する
データローダインターフェース回路140として利用す
る場合に必要となる構成であり、前述した遊技機用マイ
クロコンピュータ110に対応するデータローダインタ
ーフェース回路130として利用する場合は不要となる
ため、省略することが可能である。
【0086】<第2の実施の形態例> 「第2の不正開放防止用結合構造例」図18は本発明を
適用した第2の実施の形態例による第2の不正開放防止
用結合構造例を示した要部縦断面図である。この図18
において、前述した第1の不正開放防止用結合構造例
(図4参照)と同様に、21はボックス体、22は底部
部材、23は表部部材、24は役物制御回路基盤、25
は電子部品、35は折り返し片、41は段差部、44は
切欠形状部、47は結合穴、56は静電気防止部材であ
り、161は樹脂製結合ボス、162は溶着部である。
即ち、この第2の不正開放防止用結合構造例では、底部
部材22を樹脂製として、その段差部41に結合ボス1
61を一体に起設しておく。
【0087】従って、ボックス体21の組立後は、底部
部材22の樹脂製結合ボス161が表部部材23の結合
穴47から側面部に突出状態となり、その樹脂製結合ボ
ス161を熱溶着することで、図18に示すように、表
部部材21の側面部上に広がった溶着部162を形成す
る。なお、この溶着部162上には、図示しないが、メ
ーカー名の頭文字等の刻印を施しておく。例えば、専用
の器具により溶着と同時に刻印を施す。以上の通り、第
2の実施の形態例の役物制御回路装置11によれば、前
述した第1の実施の形態例により得られる効果のうち、
リベット61によるボックス体21の不正開放防止止め
に代えて、熱溶着(樹脂製結合ボス161の溶着部16
2)止めにより行ったため、ボックス体21を確実に閉
鎖状態に維持でき、不正開放を確実に防止できる。
【0088】<第3の実施の形態例> 「第1の不正取り外し防止構造例」図19は本発明を適
用した第3の実施の形態例による第1の不正取り外し防
止構造例を示した要部斜視図であり、図20はその不正
取り外し防止構造部を示すもので、(a)はワイヤーを
鉛に通す前の状態を示す分解斜視図、(b)はワイヤー
を通した鉛を潰して固定した状態を示す斜視図である。
これらの図19及び図20において、前述した第1の実
施の形態例と同様に、2は基枠体(裏メカベース盤)、
2aは開口部、8は中継基盤、15は他の制御回路、1
6,17,18はフレキシブルプリント配線基板、11
は役物制御回路装置、21はボックス体、22は底部部
材、23は表部部材、35は折り返し片、44は切欠形
状部、45は取付ボス、46はワンタッチ止め具、53
は確率設定キー、61はリベット、63は封印シール、
230は取り出し用窓部、231は開口部、232はリ
ブ、241は蓋部材、261はリベットであり、91は
結合ボス、92は突片部、93は突片部、94は封印シ
ール、95はワイヤー、96は鉛玉、97は刻印であ
る。
【0089】この第3の実施の形態例では、役物制御回
路装置11のボックス体21を、裏メカベース盤2に対
して不正開放防止結合構造を兼ねた不正取り外し防止構
造としている。即ち、図19に示すように、裏メカベー
ス盤2の開口部2aの下部において、前述した第1の実
施の形態例と同様に、ボックス体21(表部部材23)
の周囲の取付ボス45,45,45にてワンタッチ止め
具46,46,46の押し込み操作により役物制御回路
装置11は取り付けられており、この役物制御回路装置
11(ボックス体21)の上方の裏メカベース盤2に、
左右2個の結合ボス91,91を形成しておく。そし
て、ボックス体21の上部側面で、底部部材22の折り
返し片35の一側部に突片部92を形成すると共に、表
部部材23の切欠形状部44の一側部にも対応する突片
部93を形成しておく。
【0090】また、ボックス体21(表部部材23)の
左側面と裏メカベース盤2とにわたって封印シール94
を貼り付けている。このようなボックス体21と裏メカ
ベース盤2との間において、裏メカベース盤2に設けた
左右2個の結合ボス91,91の内の一方の結合ボス9
1(図示例では右側のもの)の通し穴にワイヤー95を
通して、このワイヤー95を、ボックス体21の重合状
態にある突片部92,93の通し穴に通す。そして、こ
のワイヤー95の両端を、図20(a)に拡大して示す
ように、鉛玉96の直径方向の通し穴に通して、ワイヤ
ー95をループ状にしてから、図20(b)に示したよ
うに、鉛玉96を厚さ方向に潰すと同時に、その鉛玉9
6の表面に、メーカー名の頭文字等の刻印97を施して
おく。なお、鉛玉96に代えて、樹脂を用い、熱で溶か
して潰して同様の刻印を施してもよい。
【0091】従って、裏メカベース盤2に設けた左右2
個の結合ボス91,91の内の一方の結合ボス91と、
ボックス体21の重合状態にある突片部92,93と、
これらを通したワイヤー95と、このワイヤー95をル
ープ状に固定した鉛玉96とによって、不正開放防止用
結合部を兼ねた不正取り外し防止構造となっており、ま
た、裏メカベース盤2に設けた残る他方の結合ボス91
(図示例では左側のもの)が、予備の不正開放防止用結
合部を兼ねた不正取り外し防止構造となる。以上のよう
な不正開放防止結合構造を兼ねた不正取り外し防止構造
を採用してもよい。この場合、検査時には、開口部23
1からワンチップマイコン251或いはROMを取り出
す構成であるため、ボックス体21を裏メカベース盤2
から外さなくてもよいので、不正防止構造である結合ボ
ス91をそのままで検査が可能であり、また、作業性も
良い。
【0092】次に、ボックス体の他の不正開放防止用結
合構造例について説明する。 「第3の不正開放防止用結合構造例」図21は本発明に
よる第3の不正開放防止用結合構造例を示すもので、
(a)は浅い凹部の例を示した要部縦断面図、(b)は
深い凹部の例を示した要部縦断面図である。この図21
(a)及び(b)において、前述と同様に、21はボッ
クス体、23は表部部材、35は折り返し片、41は段
差部、44は切欠形状部、56は静電気防止部材、61
はリベット、62は芯材であり、65,66は凹部であ
る。
【0093】この第3の不正開放防止用結合構造例で
は、表部部材23のリベット61部分において、図21
(a)に示したように、リベット61の頭部が丁度収納
される深さの凹部65を予め形成しておくことで、不正
開放防止のための結合状態で、リベット61の頭部を凹
部65に収納状態にして、リベット61を外し難くして
いる。また、図21(b)に示したように、図21
(a)の凹部65より深い凹部66とすることによっ
て、リベット61の頭部を凹部66に深く収納して、リ
ベット61をより外し難くしてもよい。なお、蓋部材2
41を取り付ける取付片242、結合穴243にも同様
な構造にして、蓋部材241に対する不正をより防止可
能である。
【0094】以上の通り、第3の不正開放防止用結合構
造例の役物制御回路装置11によれば、前述した第1の
不正開放防止用結合構造例により得られる効果に加え
て、次の(ヘ)の効果を発揮できる。 (ヘ)表部部材23にリベット61の頭部を収納する凹
部65,66を形成したことにより、形状的にリベット
61を外しての不正開放が行いづらくなる他、敢えて不
正開放を行う時に樹脂製の表部部材23の凹部65,6
6の一部を破壊する可能性が大きくなるので、ボックス
体21を不正に開放したことが後で分かるようになる。
また、例えば、リベット61を壊す場合、ドリルにより
破壊することも考えられるが、その場合、ドリルにより
穴が大きくなってしまい、その箇所を再度リベット止め
使用としても、凹部65,66があるため、壊す前のリ
ベット止め状態に戻すのは不可能となる。
【0095】「第4の不正開放防止用結合構造例」図2
2は本発明による第4の不正開放防止用結合構造例を示
した要部縦断面図である。この図22において、前述と
同様に、21はボックス体、23は表部部材、35は折
り返し片、41は段差部、44は切欠形状部、56は静
電気防止部材、61はリベット、62は芯材であり、6
7は剥離容易部である。
【0096】この第4の不正開放防止用結合構造例で
は、表部部材23のリベット61部分において、図22
に示したように、リベット61を外すと一部或いは全部
が剥がれてしまうシールや塗装による剥離容易部67を
予め設けておいてからリベット61止めすることで、リ
ベット61を外せば、剥離容易部67の一部或いは全部
が剥がれてしまうようにしている。なお、蓋部材241
に同様な構造を適用してもよい。
【0097】以上の通り、第4の不正開放防止用結合構
造例の役物制御回路装置11によれば、前述した第1の
不正開放防止用結合構造例により得られる効果に加え
て、次の(ト)の効果を発揮できる。(ト)表部部材2
3のリベット61止め部分にリベット61を外すと剥が
れるシールや塗装による剥離容易部67を施しておくこ
とにより、リベット61を外してボックス体31を不正
に開放すると、シールや塗装による剥離容易部67が剥
がれてしまうため、ボックス体21を不正に開放したこ
とが一目で分かる。
【0098】「第5の不正開放防止用結合構造例」図2
3は本発明による第5の不正開放防止用結合構造例を示
した要部斜視図である。この図23において、前述と同
様に、21はボックス体、22は底部部材、23は表部
部材、35は折り返し片、44は切欠形状部、61はリ
ベット、63は封印シールであり、68は刻印である。
【0099】この第5の不正開放防止用結合構造例で
は、図23に示したように、リベット61の頭部に、メ
ーカー名の頭文字等の刻印68,68を予め施してお
き、このような刻印68,68を頭部に有するリベット
61を使用して、前述したように、底部部材22の折り
返し片35上部の段差部41と、表部部材23の側面部
の切欠形状部44の上部と、静電気防止部材56とを、
刻印68,68を頭部に有するリベット61によって強
固に結合しておく。なお、蓋部材241に同様な構造を
適用してもよい。
【0100】以上の通り、第5の不正開放防止用結合構
造例の役物制御回路装置11によれば、前述した第1の
不正開放防止用結合構造例により得られる効果に加え
て、次の(チ)の効果を発揮できる。 (チ)リベット61の頭部に刻印68を施したことによ
り、正規なリベット61であるかどうかが一目で分か
り、ボックス体21の不正開放を行って違うリベットで
再度リベット止めしても、一目で違うリベットであるこ
と分かるため、ボックス体21を不正開放したことが直
に分かる。以上のような不正開放防止用結合構造を採用
してもよい。
【0101】「制御回路基盤取付部の不正防止構造例」
図24はボックス体21(底部部材22)への役物制御
回路基盤24の取付部に対する不正防止構造例を示すも
ので、(a)は底部部材22のドライバー挿入穴37へ
のキャップの装着の仕方を示した一部破断の側面図、
(b)はドライバー挿入穴37へのキャップの装着状態
を示した一部破断の側面図である。この図24(a)及
び(b)において、69は取付ビス、71はキャップ、
72は小径部、73は膨大部である。この不正防止構造
例は、図示のように、前記表部部材23の取付ボス43
と底部部材22の取付片36との間に、役物制御回路基
盤24及び前記静電気防止部材56を挟んで取付ビス6
9により固定した部分が覗ける底部部材22のドライバ
ー挿入穴37に、キャップ71を嵌め込んで装着するも
のである。
【0102】即ち、図24(a)に示すように、ドライ
バー挿入穴37を外部から覆う形状のキャップ71は、
ドライバー挿入穴37とほぼ対応する小径部72の先の
部分に弾性変形可能な膨大部73を備えるもので、例え
ば、比較的硬質の樹脂一体成形品である。このようなキ
ャップ71を、図24(a)に矢印で示したように、底
部部材22のドライバー挿入穴37に膨大部73を弾性
変形させながら挿入することにより、図24(b)に示
されるように、小径部72が係合するドライバー挿入穴
37の周囲を膨大部73とキャップ71本体とで挟み込
む。このキャップ71の装着状態において、その膨大部
73はドライバー挿入穴37から抜けないものとなって
いる。
【0103】このように、前記表部部材23の取付ボス
43と底部部材22の取付片36との間に、役物制御回
路基盤24及び前記静電気防止部材56を挟んで取付ビ
ス69により固定した後に、底部部材22のドライバー
挿入穴37に、膨大部73を備えるキャップ71を嵌め
込んで装着することで、キャップ71が抜けない状態と
なるので、敢えて不正を行う場合には、キャップ71を
破壊しなければならなくなる。従って、例えば、このキ
ャップ71が破壊されていれば、不正が行われたことが
一目で分かる。
【0104】また、以上のキャップ71の頭部に、前述
した第5の不正開放防止用結合構造例で説明したような
メーカー名の頭文字等の刻印68を予め施しておいても
よい。こうしてキャップ71の頭部に刻印68を施して
おけば、正規なキャップ71であるかどうかが一目で分
かり、不正を行って違うキャップでドライバー挿入穴3
7を再度塞いでも、一目で違うキャップであること分か
るため、不正したことが直に分かるようになる。このよ
うな制御回路基盤取付部の不正防止構造を採用してもよ
い。
【0105】<第4の実施の形態例> 「第2の不正取り外し防止構造例」図25は本発明を適
用した第4の実施の形態例による第2の不正取り外し防
止構造例を示した要部斜視図である。この図25におい
て、前述した第1の実施の形態例と同様に、3は遊技
盤、4は上部入賞球案内部材、5は下部入賞球案内部
材、6は可変表示装置(メイン役物装置)、7は中継基
盤、63は封印テープ、230は取り出し用窓部、23
1は開口部、232はリブ、241は蓋部材、261は
リベット251はワンチップマイコンであり、81はボ
ックス体、82は底部部材、83は表部部材、84は取
付ボス、85は取付ボス、86はワンタッチ止め具、8
7は結合ボス、88は突片部、89は突片部である。
【0106】この第4の実施の形態例では、前記役物制
御回路装置11の前記役物制御回路基盤24を収納した
ボックス体81を、上部入賞球案内部材4及び下部入賞
球案内部材5に対して不正開放防止結合構造を兼ねた不
正取り外し防止構造としている。即ち、図25に示すよ
うに、ボックス体81は、ともに樹脂製の底部部材82
と表部部材である表部部材83とからなる縦長形状のも
ので、このボックス体81を取り付けるために、上部入
賞球案内部材4と下部入賞球案内部材5とに左右2個ず
つで計4個の取付ボス84,84,84,84を形成し
て、縦長形状の底部部材82の上下に対応する取付ボス
85,85,85,85を形成している。この底部部材
82の取付ボス85,85,85,85を入賞球案内部
材4,5の取付ボス84,84,84,84にそれぞれ
合わせて、ワンタッチ止め具86,86,86,86に
より取り付ける。
【0107】また、上部入賞球案内部材4の左側部に上
下2個の結合ボス87,87を形成すると共に、下部入
賞球案内部材5の左側部にも1個の結合ボス87を形成
しておく。さらに、底部部材82の左側部に上中下3個
の突片部88,88,88を形成して、前述した開口部
231及びその周囲のリブ232からなる取り出し用窓
部230を有する表部部材83の左側部にも対応する3
個の突片部89,89,89を形成しておく。底部部材
82と表部部材83とを四隅部でビス止めしたことによ
るボックス体81の組立状態において、底部部材82の
突片部88,88,88と表部部材83の突片部89,
89,89は何れも重合状態にある。
【0108】従って、前述したように入賞球案内部材
4,5の取付ボス84,84,84,84に底部部材8
2の取付ボス85,85,85,85をそれぞれ合わ
せ、ワンタッチ止め具86,86,86,86により遊
技盤3裏面に取り付けたボックス体81は、さらに、そ
の底部部材82の突片部88,88,88と表部部材8
3の突片部89,89,89とによる3つの重合部の内
の1箇所を、入賞球案内部材4,5に設けた3個の結合
ボス87,87,87の1つにリベット止めする。即
ち、例えば、最も上の突片部88,89を結合ボス87
に対して図示しないリベット(前述した第1の実施の形
態例におけるリベット61参照)により同時に結合す
る。こうして、最も上の結合ボス87及び突片部88,
89の部分が不正開放防止用結合部を兼ねた不正取り外
し防止構造となっており、また、残る下方の2組の結合
ボス87及び突片部88,89と結合ボス87及び突片
部88,89の部分が予備の不正開放防止用結合部を兼
ねた不正取り外し防止構造となっている。このような不
正開放防止用結合部を兼ねた不正取り外し防止構造を採
用してもよい。
【0109】<第5の実施の形態例> 「第2の取り出し用窓部構造例(第2の不正再開放防止
用取付構造例)」図26は本発明を適用した第5の実施
の形態例による取り出し用窓部構造例を示した要部拡大
の分解斜視図で、図27はその取り出し用窓部開放後の
閉鎖構造例を示した要部拡大の分解斜視図である。これ
らの図26及び図27において、前述した第1の実施の
形態例と同様に、21はボックス体、23は表部部材、
24は役物制御回路基盤、63は封印テープ、230は
取り出し用窓部、231は開口部、232はリブ、23
4は大きな凸形状部、235は突片、236は差込み溝
であり、333は切欠部、334は係止部材取付部、3
35は係止受け開口部、336は係止受け部、341は
蓋部材、342は係止部材、343,344は係止爪、
345は切断用逃げ凹部、346は切断部、351は明
示テープである。
【0110】即ち、表部部材23の上面には、前述した
第1の実施の形態例と同様に、開口部231、リブ23
2、大きな凸形状部234、突片235、差込み溝23
6が形成されると共に、長方形の開口部231の短辺部
の一方の中央の切欠部333の外側に係止部材取付部3
34が形成されている。この係止部材取付部334は、
切欠部333側に開放された平面視コ字型形状の凸部に
より形成されており、その平面視コ字型形状の中にスリ
ット状の係止受け開口部335を形成している。また、
切欠部333の両側の下方には、図27に示すように、
開口部231の内方からの係止受け部336,336が
形成されている。
【0111】そして、蓋部材341は、開口部231の
内方形状に適合する長方形状をなす樹脂板からなるもの
で、その短辺部の一方の中央に突出する係止部材342
を形成している。この係止部材342は、下方に延びて
互いに反対向きの両外側に突出する一対の係止爪34
3,343を有している。また、蓋部材341は、係止
部材342が無い方の短辺部にも、下方に延びて同じく
外側に突出する一対の係止爪344,344を有してい
る。なお、蓋部材341の係止部材342が突出する端
面には、係止部材342の後述する切断部346の出っ
張りを防止するため、その係止部材342の両側に切断
用逃げ凹部345,345が形成されている。さらに、
蓋部材341の表面には、蓋部材の偽造を防止するた
め、図示しない特別な印刷が施され、かつ、剥すと痕跡
が残る明示シール351を貼付しておく。なお、この明
示シール351には、機種名や取り扱い注意も明示され
ている。
【0112】このような実施の形態例によれば、蓋部材
341を、係止部材342が無い方の短辺部を、表部部
材23の開口部231の大きな凸形状部234下側の差
込み溝236に差し込んで、開口部231内方の三辺部
に沿った突片235上に載せると共に、蓋部材341の
係止部材342が、開口部231周囲のリブ232の切
欠部333から外方に突出して、平面視コ字型形状の凸
部による内に係合している。即ち、その平面視コ字型形
状の係止部材取付部334の中の係止受け開口部335
に、上方から係止部材342の一対の係止爪343,3
43を差し込んで、開口部335の下面両側にそれぞれ
噛み合うようにして係止している。この結果、開口部2
31に蓋部材341が固定状態となって、開口部231
が閉鎖状態となり、その後、前述した第1の実施の形態
例と同様に、凸形状部234側で表部部材23から蓋部
材241にかけて封印テープ63を貼り付ける。
【0113】以上のボックス体21の取り出し用窓部2
30において、開口部231を閉鎖する蓋部材341の
外側に突出した係止部材342を、表部部材23の係止
受け開口部335に係止する一対の係止爪343,34
3により固定しているため、その係止解除ができない。
このため、前述した検査のために蓋部材341を外して
開口部231を開放する際には、例えば、ニッパ等の道
具を用いて、図27に示すように、蓋部材341から係
止部材342を切断346する。これにより、開放した
痕跡が残る。このように、蓋部材341から係止部材3
42を切断346することによって、開口部231から
蓋部材341を外して、開口部231を開放することが
できる。従って、前述した第1の実施の形態例と同様
に、開口部231から指を入れて、ボックス体21内部
の役物制御回路基盤24上のソケット252からワンチ
ップマイコン251を抜いて取り出すことができ、ま
た、前述のようにして検査を行った後は、その検査済み
のワンチップマイコン251を、開口部231から入れ
てボックス体21内部の役物制御回路基盤24上のソケ
ット252に装着して戻す。
【0114】その後、開口部231に蓋部材241を取
り付ける。即ち、図27に示すように、初期の取付状態
とは蓋部材341の向きを180°変えて、蓋部材34
1の係止部材342の切断部346が残った方の短辺部
を、表部部材23の開口部231の大きな凸形状部23
4下側の差込み溝236に差し込んで、開口部231内
方の三辺部に沿った突片235上に蓋部材341を載せ
た状態にする。この時、蓋部材341の係止部材342
が無い方の短辺部から下方に延びた一対の係止爪34
4,344を、切欠部333の両側の下方の係止受け部
336,336に、開口部231の内方から噛み合わせ
るようにしてそれぞれ係止状態とする。従って、係止解
除不能となる。これにより、不正再開放防止状態とな
る。
【0115】以上の通り、第5の実施の形態例の役物制
御回路装置11によれば、前述した第1の実施の形態例
による前記(1),(2),(3),(4)と同様の効
果が得られることは勿論、前記(3)の効果について
は、以下に挙げる(5)の効果が得られると共に、さら
に、(6),(7)の効果を発揮できる。 (5)検査後は、蓋部材341が解除不能な係止構造
(蓋部材341の一辺部が差込み溝236に差し込ま
れ、かつ、蓋部材341の他辺部において、係止爪34
4,344が係止受け部336,336に噛み合った係
止状態)により止められるので、検査後の蓋部材341
を外して行われる不正行為を確実に防止できる。 (6)初期の取付状態とは蓋部材341の向きを180
°変えて開口部231に再装着する手法により、一旦取
り外した蓋部材341を使用して開口部231の再度の
閉鎖を行うための取付構造として、簡単な構成により実
現できる。 (7)蓋部材341の表面を明示シール351を貼るス
ペースとして利用でき、しかも、蓋部材341の初期
(検査前)の状態と再閉鎖(検査後)した状態とでは、
明示シール351の向きも蓋部材341と同じく180
°変わることから、明示シール351に印刷された内容
及び/または剥した痕跡の有無に基づいて、適正なもの
か不正が行われたかを簡単に識別することができる。ま
た、以前に開放が行われたかどうかも簡単に識別でき
る。さらに、別部材としてリベットやネジ等の工具も使
用しないで閉鎖できる。従って、コスト、作業性の両面
から有効なものとなる。
【0116】<第6の実施の形態例> 「第3の取り出し用窓部構造例(第2の不正再開放防止
用取付構造例)」図28は本発明を適用した第6の実施
の形態例による取り出し用窓部構造例を示した要部拡大
の斜視図で、図29はその取り出し用窓部開放後の閉鎖
構造例を示した要部拡大の分解斜視図である。これらの
図28及び図29において、前述した第1の実施の形態
例と同様に、21はボックス体、23は表部部材、63
は封印テープ、230は取り出し用窓部、231は開口
部、351は明示テープであり、432は凸形状部(リ
ブ)、433は連続部、434は係止受け部、441は
蓋部材、442は逃げ凹部、443は係止爪である。
【0117】即ち、表部部材23の上面には、前述した
第1の実施の形態例と同様に、開口部231及びその周
囲全周に連続する凸形状部であるリブ432が形成され
ると共に、長方形の開口部231の内方に蓋部材441
が一体に形成されている。つまり、蓋部材441は表部
部材23と樹脂一体成形されている。詳細には、図28
に示すように、開口部231の内方に隙間を確保して蓋
部材441の四辺部各中央の立ち上がり形状の連続部4
33,433,433,433により連続させて形成し
ている。そして、開口部231の内周には、図29に示
すように、その長辺部の互いに異なる端部及び端部寄り
と、短辺部の互いに異なる端部及び端部寄りとに、内方
からの係止受け部434,434,434,434を形
成している。また、蓋部材441の四辺部には、各係止
受け部434,434,434,434に対する逃げ凹
部442,442,442,442を形成すると共に、
これらの逃げ凹部442,442,442,442とそ
れぞれ位相を変えた位置で、長辺部の互いに異なる端部
及び端部寄りと、短辺部の互いに異なる端部及び端部寄
りとに、下方に延びて外側に突出する係止爪443,4
43,443,443を形成している。
【0118】このような実施の形態例によれば、開口部
231への蓋部材の初期取り付けは不要であり、即ち、
開口部231に一体成形されている蓋部材441に、図
28に示すように、表部部材23から封印テープ63を
貼り付けるだけで良い。以上のボックス体21の取り出
し用窓部230において、開口部231を閉鎖している
蓋部材441は、開口部231の四辺部各中央の立ち上
がり形状の連続部433,433,433,433によ
り一体となっているため、前述した検査のために蓋部材
341を外して開口部231を開放する際には、例え
ば、ニッパ等の道具を用いて、図29に示すように、各
連続部433,433,433,433を切断する。即
ち、各連続部433,433,433,433を、開口
部231側と蓋部材441側とで共に切断して切り離
す。このように、各連続部433,433,433,4
33を切断して開口部231側及び蓋部材441から共
に切り離すことによって、開口部231から蓋部材44
1を外して、開口部231を開放することができる。従
って、前述した第1の実施の形態例と同様に、開口部2
31から指を入れ、或いは専用工具を入れて、ボックス
体21内部の役物制御回路基盤24上のソケット252
からワンチップマイコン251を抜いて取り出すことが
でき、また、前述のようにして検査を行った後は、その
検査済みのワンチップマイコン251を、開口部231
から入れてボックス体21内部の役物制御回路基盤24
上のソケット252に装着して戻す。
【0119】その後、開口部231に蓋部材441を取
り付ける。即ち、図29に示すように、初期の一体状態
とは蓋部材441の向きを180°変えて、蓋部材44
1の四辺部から下方に延びた係止爪443,443,4
43,443を、開口部231の四辺部内の係止受け部
434,434,434,434に、開口部231の内
方から噛み合わせるようにしてそれぞれ係止状態とす
る。これにより、係止爪443の再解除はできないた
め、不正再開放防止状態となる。以上の通り、第6の実
施の形態例の役物制御回路装置11によれば、前述した
第5の実施の形態例による前記(1),(2),
(3),(4),(5),(6),(7)と同様の効果
が得られることは勿論である。そして、蓋部材441を
表部部材23と一体成形できるため、効率良く生産で
き、また、最初の蓋部材の取り付けも不要であり、作業
性もよい。
【0120】なお、以上の実施の各形態例においては、
パチンコ遊技機の遊技盤裏面側に取り付ける役物制御回
路装置としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他の電子機器における制御回路装置であってもよ
い。例えば、ワンチップマイコンではなく、従来のRO
M外付けの基盤においても同様である。その場合、開口
部はROMの位置に対応して形成する。さらに、制御回
路装置のボックス体の形状等も任意であり、その他、制
御回路装置の内部構成を含む具体的な細部構造等につい
ても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0121】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る制御回路装置によれば、不正開放防止用結合構造を
施したボックス体に形成した集積回路取り出し用の開口
部及びその蓋部材からなる取り出し用窓部を構成したた
め、ボックス体の不正な開放を防止することができる
上、そのボックス体の取り出し用窓部において、蓋部材
を外して開口部を開放することによって、内部の制御プ
ログラムが記憶された集積回路を取り出すことができ、
その集積回路のプログラム内容の検査を容易に行うこと
ができる。そして、取り出し用窓部には、開放の痕跡が
残り、かつ、再閉鎖後の再開放を防止する不正再開放防
止用取付構造を施してあるため、集積回路の不正を行う
ために蓋部材を外すと痕跡として残ることから、開口部
を開放したことが分かるものとなっており、また、検査
した場合には、検査済みによる再閉鎖後において、再開
放が防止されることから、不正行為を未然に防ぐことが
できる。従って、検査のための取り出し用窓部から不正
に集積回路を取り出すことを防止することができ、特
に、既に検査済みで一旦開放した痕跡が残っているボッ
クス体を狙っての不正行為を防止することができる。
【0122】そして、請求項2に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、蓋部材の少なくとも一部を破壊しな
いと開口部の閉鎖状態の解除が不可能な構造としたた
め、請求項1に記載の発明により得られる効果に加え
て、検査に際しては、蓋部材の少なくとも一部を破壊す
ることによって開口部を開放することができ、即ち、集
積回路を取り出すことができる。しかも、取り出し用窓
部を開放する際の蓋部材の部分的な破壊によって、その
痕跡が蓋部材に確実に残るため、集積回路の不正を行う
ために取り出し用窓部、即ち、開口部を開放したことが
分かる。
【0123】さらに、請求項3に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、開口部に蓋部材を再取り付けする際
に締め込んだ後で頭部が破壊されて取り外しが不可能と
なる破断ネジによる不正再開放防止用取付構造としたた
め、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明によ
り得られる効果に加えて、ネジの取り外しが行えないこ
とから、検査後の蓋部材による開口部の再閉鎖状態を維
持することができ、即ち、検査後の蓋部材を外して行わ
れる不正行為を確実に防止することができる。
【0124】また、請求項4に記載の発明に係る制御回
路装置によれば、蓋部材にボックス体との係止状態の解
除が不可能な係止部材を設けた不正再開放防止用取付構
造としたため、請求項1または請求項2の何れかに記載
の発明により得られる効果に加えて、蓋部材に設けた係
止部材によるボックス体との係止状態を解除することが
できないことで、検査後の蓋部材による開口部の再閉鎖
状態を維持することができえ、即ち、検査後の蓋部材を
外して行われる不正行為を確実に防止することができ
る。また、蓋部材に係止部材を形成すれば良いため、ネ
ジ等の別の部品が要らないといった利点もある。
【0125】そして、請求項5に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、係止部材を設けた蓋部材を、開口部
に対する初期の閉鎖状態と再度の閉鎖状態とで面方向の
向きを変化させて取り付けるため、請求項4に記載の発
明により得られる効果に加えて、請求項2に記載の発明
の如く検査のために一旦は部分的に破壊して取り外した
蓋部材を使用して開口部を再閉鎖するための取付構造と
して、蓋部材の向きを変えることにより行える簡単な構
造によって実現することができる。
【0126】さらに、請求項6に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、明示シールを蓋部材の表面に貼付し
たため、請求項5に記載の発明により得られる効果に加
えて、蓋部材の表面スペースを利用してシールを貼付で
きる上、検査のために一旦取り外した蓋部材の向きを変
えて開口部を再閉鎖した状態において、蓋部材の表面の
明示シールにより適正な蓋部材であるか否かとその蓋部
材の向きによる取付状態とを簡単に認識することができ
る。そして、蓋部材を一旦取り外したことが直に分か
る。また、不正開放した場合には、蓋部材の向きによっ
て、そのことが直に分かるものとなる。
【0127】また、請求項7に記載の発明に係る制御回
路装置によれば、ボックス体に蓋部材の周囲を囲む凸形
状部を形成したため、請求項1から請求項6の何れかに
記載の発明により得られる効果に加えて、取り出し用窓
部において、ボックス体に形成した凸形状部により、開
口部とその蓋部材の周囲と隙間を塞いだ状態にして、周
囲の隙間から蓋部材を取り外すようなことを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての
遊技機を示すもので、本体枠に遊技盤及び基枠体を取り
付けた状態の背面図である。
【図2】図1の制御回路装置の拡大斜視図である。
【図3】図2の制御回路装置の分解斜視図である。
【図4】制御回路装置の本発明による第1の不正開放防
止用結合構造例を示した要部縦断面図である。
【図5】本発明による第1の取り出し用窓部構造例を示
した要部拡大の分解斜視図である。
【図6】遊技機用マイクロコンピュータのブロック構成
図である。
【図7】遊技機用マイクロコンピュータとデータローダ
インターフェース回路とROMライターを接続した図で
ある。
【図8】データローダインターフェース回路の機能ブロ
ック構成図である。
【図9】遊技機用マイクロコンピュータの内蔵ROMに
格納される遊技情報整合性確認プログラム及び遊技情報
送出プログラムのフローチャートである。
【図10】遊技機用マイクロコンピュータの内蔵ROM
に格納される遊技情報整合性確認プログラム及び遊技情
報送出プログラムのフローチャートである。
【図11】データローダインターフェース回路基盤の外
観斜視図である。
【図12】取り出し用窓部開放後の閉鎖構造例を示した
要部拡大の分解斜視図である。
【図13】遊技機用マイクロコンピュータのブロック構
成図である。
【図14】遊技機用マイクロコンピュータとデータロー
ダインターフェース回路とROMライターを接続した図
である。
【図15】データローダインターフェース回路の機能ブ
ロック構成図である。
【図16】遊技機用マイクロコンピュータの内蔵ROM
に格納されるプログラムにより遊技プログラムの整合性
を比較判定する場合のフローチャートである。
【図17】データローダインターフェース回路に格納さ
れるプログラムにより遊技機用マイクロコンピュータと
ROMライターとの間のデータの授受及びプログラムデ
ータの整合性判定結果の通知を行う場合のフローチャー
トである。
【図18】本発明を適用した第2の実施の形態例による
第2の不正開放防止用結合構造例を示した要部縦断面図
である。
【図19】本発明を適用した第3の実施の形態例による
第1の不正取り外し防止構造例を示した要部斜視図であ
る。
【図20】図19の不正取り外し防止構造部を示すもの
で、(a)はワイヤーを鉛に通す前の状態を示す分解斜
視図、(b)はワイヤーを通した鉛を潰して固定した状
態を示す斜視図である。
【図21】本発明による第3の不正開放防止用結合構造
例を示すもので、(a)は浅い凹部の例を示した要部縦
断面図、(b)は深い凹部の例を示した要部縦断面図で
ある。
【図22】本発明による第4の不正開放防止用結合構造
例を示した要部縦断面図である。
【図23】本発明による第5の不正開放防止用結合構造
例を示した要部斜視図である。
【図24】ボックス体への制御回路基盤の取付部に対す
る不正防止構造例を示すもので、(a)はドライバー挿
入穴へのキャップの装着の仕方を示した一部破断の側面
図、(b)はドライバー挿入穴へのキャップの装着状態
を示した一部破断の側面図である。
【図25】本発明を適用した第4の実施の形態例による
第2の不正取り外し防止構造例を示した要部斜視図であ
る。
【図26】本発明を適用した第5の実施の形態例による
取り出し用窓部構造例を示した要部拡大の分解斜視図で
ある。
【図27】図26の取り出し用窓部開放後の閉鎖構造例
を示した要部拡大の分解斜視図である。
【図28】本発明を適用した第6の実施の形態例による
取り出し用窓部構造例を示した要部拡大の斜視図であ
る。
【図29】図28の取り出し用窓部開放後の閉鎖構造例
を示した要部拡大の分解斜視図である。
【符号の説明】
11 制御回路装置 21 ボックス体 22 底部部材 23 表部部材 24 制御回路基盤 25 電子部品 35 折り返し部 41 重合部 42,47 結合穴 56 静電気防止部材 61 リベット 62 芯材 63 封印シール 81 ボックス体 82 底部部材 83 表部部材 87 取付ボス 88,89 突片部 91 結合ボス 92,93 突片部 94 封印シール 95 ワイヤー 96 鉛玉 97 刻印 161 樹脂製結合ボス 162 溶着部 230 取り出し用窓部 231 開口部 232 凸形状部 233 切欠部 235 突片 236 差込み溝 237 結合穴 238 結合片 239 結合穴 241 蓋部材 242 取付片 243,244 結合穴 245 円形凸部 245 切断部 251 集積回路 252 ソケット 261 リベット 262 芯材引っ張り棒 263 破断ネジ 264 頭部 265 リベット 266 芯材引っ張り棒 334 係止部材取付部 335 係止受け開口部 336 係止受け部 341 蓋部材 342 係止部材 343,344 係止爪 346 切断部 351 明示シール 432 凸形状部 433 連続部 434 係止受け部 441 蓋部材 443 係止爪

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の制御を行うプログラムが記憶され
    た集積回路を含む電子部品を搭載した制御回路基盤を、
    所定数の部材から構成されるボックス体の内部に収納し
    てなる制御回路装置において、 前記所定数の部材を組み付けた状態で前記ボックス体の
    不正な開放を防止するための不正開放防止用結合構造を
    施すと共に、 前記ボックス体に前記集積回路を取り出し可能とする開
    口部を形成し、 この開口部を閉鎖する蓋部材を取り付けて取り出し用窓
    部を構成し、 さらに、この取り出し用窓部には、前記蓋部材を外して
    前記開口部を開放すると痕跡が残り、かつ、その開放後
    に前記蓋部材を再び取り付けて前記開口部を再閉鎖する
    と前記開口部の再開放を防止する不正再開放防止用取付
    構造を施してなること、を特徴とする制御回路装置。
  2. 【請求項2】 前記取り出し用窓部は樹脂により形成さ
    れており、 前記蓋部材の少なくとも一部を破壊しないと前記開口部
    の閉鎖状態の解除が不可能な構造となっていること、を
    特徴とする請求項1に記載の制御回路装置。
  3. 【請求項3】 前記不正再開放防止用取付構造は、前記
    開口部に前記蓋部材を再取り付けする際に用いられ、締
    め込んだ後で頭部が破壊されて取り外しが不可能となる
    破断ネジによるネジ止めにより行われること、を特徴と
    する請求項1または請求項2の何れかに記載の制御回路
    装置。
  4. 【請求項4】 前記不正再開放防止用取付構造は、前記
    蓋部材に形成され、前記ボックス体に係止状態となって
    その係止解除が不可能となる係止部材により行われるこ
    と、を特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記
    載の制御回路装置。
  5. 【請求項5】 前記蓋部材は、前記開口部に対する初期
    の閉鎖状態と再度の閉鎖状態とで面方向の向きを変化さ
    せて取り付けられること、を特徴とする請求項4に記載
    の制御回路装置。
  6. 【請求項6】 前記蓋部材の表面には、適宜の表示がさ
    れた明示シールが貼付されていること、を特徴とする請
    求項5に記載の制御回路装置。
  7. 【請求項7】 前記取り出し用窓部において、前記ボッ
    クス体には、前記蓋部材の周囲を囲む凸形状部を形成し
    たこと、を特徴とする請求項1から請求項6の何れかに
    記載の制御回路装置。
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