JPH09271569A - 制御回路装置 - Google Patents

制御回路装置

Info

Publication number
JPH09271569A
JPH09271569A JP8401096A JP8401096A JPH09271569A JP H09271569 A JPH09271569 A JP H09271569A JP 8401096 A JP8401096 A JP 8401096A JP 8401096 A JP8401096 A JP 8401096A JP H09271569 A JPH09271569 A JP H09271569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
box body
control circuit
locking
lid member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8401096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4124837B2 (ja
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP08401096A priority Critical patent/JP4124837B2/ja
Publication of JPH09271569A publication Critical patent/JPH09271569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4124837B2 publication Critical patent/JP4124837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路基盤を収容したボックス体の不正な
開放を防止可能とした上で、ボックス体を破壊や開放し
ない状態のまま内部の集積回路を取り出して検査を容易
に可能とする。検査後に閉鎖される集積回路用取り出し
部の再開放を防止して、検査済み後の不正行為を防止す
る。 【解決手段】 制御プログラムが記憶された集積回路を
搭載した制御回路基盤をボックス体21に収納した制御
回路装置11に、ボックス体21の重合部47,61の
熱溶着62aによる不正開放防止用結合構造を施す。ボ
ックス体21に集積回路取り出し用の開口部71を形成
し、その蓋部材81を設けて取り出し用窓部70を構成
する。取り出し用窓部70には、蓋部材81及び開口部
71の互いの係止止め機構を構成し、係止止め機構に
は、開口部71から蓋部材81を外した後に取り出し用
窓部70を再閉鎖した状態で、ボックス体21外部から
の係止解除操作を不可能とする係止解除防止構造を施
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の遊技機における遊技盤の裏面側に取り付けられる各種
制御装置等の制御回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機
において、その遊技盤の裏面側には、各種役物装置等を
制御する役物制御装置や球排出装置を制御する球排出制
御装置等の制御回路を回路ボックス内に収容した制御回
路装置が備えられている。このような制御回路装置は、
各種IC(Integrated Circuit:集
積回路)や抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御
回路基盤を、金属製や樹脂製の回路ボックス内に収容し
て、外部からの保護を図ると共に、遊技機の裏面側であ
る本体枠(前面枠)、或いは基枠体としての裏メカベー
ス盤の背面や遊技盤の裏面側、或いは遊技盤裏面に取り
付けられる入賞球案内部材の背面への取り付けを可能と
している。そして、例えば、役物制御装置においては、
その制御回路内に、CPU(Central Proc
essing Unit:中央処理装置)、ROM(R
ead Only Memory)、RAM(Rand
om Access Memory)が、それぞれ別
体、ROMのみ別体、或いはワンチップ構成などで備え
られ、そのROMに記憶された遊技プログラムに従い、
例えば、大当たりの発生制御(乱数制御)などの遊技制
御が行われるようになっている。
【0003】なお、制御回路装置には、例えば、役物制
御回路においては、その制御回路装置と役物装置や球排
出装置等の各種装置とを電気的に接続するためのコネク
タ部が、回路ボックスの側面に形成された開口部から外
部に露出した状態の制御回路基盤端部に備えられてい
る。また、両端にコネクタが備えられた各種配線を、制
御回路装置と役物装置や球排出装置等の各種装置に備え
られた各コネクタ部に対し、コネクタをそれぞれ差し込
むことによって、電気的接続を行っている。一般的に、
制御回路装置は、底部を構成する底部部材と表面部を構
成する表部部材とを重ねたボックス体の内部に制御回路
基盤を収納した構成となっている。そして、ボックス体
には、内部の制御回路基盤に搭載された、例えば、電源
回路を構成する電子部品や各種ドライバー或いは音出力
回路(アンプ)等の各種電子部品から発せられる熱を外
部に放出したり、或いは外部の冷たい空気を内部に取り
入れたりするための開口部による放熱口が複数形成され
ている。
【0004】前述のように、最近の遊技機は、以前の遊
技機のような遊技球の入賞に基づき入賞具(例えば、チ
ューリップ)を開放して遊技球を増加させるというもの
ではなく、予めROMに記憶された遊技プログラムに従
い、例えば、大当たりの発生制御などにおいては、所定
の入賞に基づき、遊技プログラムによって生成された乱
数を抽出し、特定値との判定を行い、その判定結果によ
り大当たりの発生を決定しているため、遊技性は遊技プ
ログラムに負うところが大きくなっている。即ち、言い
換えれば、遊技プログラムによる乱数の生成範囲を縮小
したり、判定を行う場合の特定値を増加させたりするこ
とで、釘調整を行わなくても容易に出球を増加させる、
つまり、大当たりを出現させることができるものとなっ
ている。そこで、遊技機を市場に販売する場合には、遊
技プログラムが所定の基準を満足しているかどうかを検
定する第三者機関に申請を行い、その検査の結果、適合
機種のみが許可を取得でき、このような検定に合格した
遊技プログラムを搭載した健全な遊技機が市場に設置さ
れることになる。なお、市場への設置後における正規な
遊技プログラムの書き換え等の不正を防止するために、
従来は、ボックス体を開放した場合に痕跡が残るよう
に、底部部材と表部部材の接続部に、剥がすとそのこと
が判明する封印シールを貼ってボックス体の開放を防止
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、以上のような
遊技機において、制御回路基盤に対する不正行為が問題
となっている。ボックス体内の制御回路基盤に対する不
正行為は、表部部材を外してボックス体を開放し、内部
の制御回路基盤に備えられたROM等の集積回路を交換
或いはデータの書き換えをして、大当たりの発生制御を
行うプログラムを変更することにより、正規な遊技性能
ではない不正な遊技性能を出すように行われていた。具
体的には、ROMに記憶されている大当たりを決定する
乱数プログラムを変更することにより不正行為が行わ
れ、例えば、遊技店側が不正を行う場合には、所定期間
で大当たりが連続して発生するようにしたり、或いは逆
に、全然大当たりが発生しないような期間を発生させた
り等、ギャンブル性をより高めるように変更したり、ま
たは、遊技者が遊技店に内密に行う場合には、閉店後に
遊技店に忍び込んでROM交換する等により、例えば、
所定の手順を実行すると大当たりが容易に得られるよう
に変更したりして、正規な遊技性能ではない不正な遊技
性能を出すように行われていた。
【0006】このように、従来の制御回路装置は、底部
部材と表部部材を構造的にはビス止めのみで組み付けて
ボックス体を構成していたため、底部部材と表部部材を
外してボックス体を開放することは容易なものであっ
た。また、底部部材と表部部材との重ね合わせ部に貼っ
た封印シール(剥がすと痕跡が残ってしまうシール)に
より、ボックス体の不正な開放を防止するようにした場
合、これは安易な不正行為者には効果があるが、非常に
専門的な不正行為者については、例えば、特殊な剥離剤
や偽の封印シールを所持していることがあるため、効果
が無くなってしまっているのが実情である。
【0007】そして、これらの不正行為を防止するため
には、ボックス体を開放不可能或いは開放が非常に困難
な構造にすることが考えられる。しかし、遊技店におい
ては、一旦設置した遊技機に対して、抜き打ち的に公的
機関(警察関係)により不正基盤かどうかの検査が行わ
れる。その検査はROMの内容検査であり、即ち、RO
Mに記憶されているプログラムデータをデータローダに
より読み込んで正規なプログラムと比較することにより
検査が行われる。そのような検査を行う場合、前述の如
くボックス体の開放が不可能な場合であると検査ができ
なくなってしまう。そのため、ボックス体を破壊して開
放することも考えられるが、ボックス体を破壊してしま
うと、検査後にそのボックス体を開放不可能な状態に戻
して再使用することができなくなってしまう。また、ボ
ックス体を外側から開放不可能な構造にしても、前述の
ように、ボックス体には、複数の放熱口が形成されてい
るため、その放熱口から異物、例えば、ピアノ線を挿入
して、ボックス体の内側から不正、即ち、内部からの閉
鎖状態の解除を行う場合も考えられる。
【0008】そこで、本発明の目的は、制御回路基盤を
収容したボックス体の不正な開放を防止可能とした上
で、そのボックス体を破壊や開放しない状態のまま内部
の集積回路を取り出して検査が容易に行えるようにした
制御回路装置を提供することにある。さらに、本発明
は、検査後に閉鎖される集積回路用取り出し部の再開放
を防止して、検査済み後の不正行為を防止することも目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1に記載の発明は、例えば、パチンコ遊技機にお
ける可変表示装置や変動入賞装置に代表される役物装置
の遊技制御を行うためのROM単体やROM内蔵のワン
チップマイコン等、所定の制御を行うプログラムが記憶
された集積回路を含む電子部品を搭載した制御回路基盤
を、例えば、樹脂製の表部部材と樹脂製及びその下の樹
脂製の底部部材からなる等、所定数の部材から構成され
るボックス体の内部に収納してなる制御回路装置におい
て、前記所定数の部材を組み付けた状態で前記ボックス
体の不正な開放を防止するための不正開放防止用結合構
造を、例えば、側面部の樹脂部材の重合部の溶着等に施
す。そして、前記ボックス体に前記集積回路を取り出し
可能とする、例えば、長方形等の開口部を、例えば、ボ
ックス体表面で集積回路に対応する箇所等に形成すると
共に、この開口部を閉鎖し、かつ、少なくとも一度は開
放可能な蓋部材を、例えば、係止構造や表部部材との一
体成形等により設けることによって、集積回路取り出し
のための取り出し用窓部を構成する。さらに、この取り
出し用窓部には、前記蓋部材及び前記開口部を互いに係
止状態に保持する係止部材とその係止受け部を形成し、
例えば、蓋部材に設けた係止爪部と開口部側に設けた係
止凹部等によって、係止止め機構を構成すると共に、前
記開口部から前記蓋部材を、例えば、係止構造部の切断
等により外して前記取り出し用窓部を開放した後、前記
蓋部材を前記係止止め機構、即ち、係止部材と係止受け
部との係止により前記開口部に取り付けて前記取り出し
用窓部を再閉鎖した状態において、前記係止止め機構に
は、前記ボックス体外部からの係止解除操作を不可能と
する係止解除防止構造、例えば、ボックス体の内部にお
いて、一旦係止すると取り外せなくなる係止爪部と係止
凹部との噛み合わせによるもの、さらに、その噛み合わ
せ部を囲むようにした係止状態解除防止壁等が施されて
いる構成、を特徴としている。
【0010】ここで、ボックス体の不正開放防止用結合
構造として、代表的には、例えば、樹脂で重合部を形成
し、一旦止めた後では、その重合部を破壊しない限り開
放はできない構造が挙げられるが、これに限らず、ボッ
クス体を開放しづらく、また、開放したことが分かるよ
うな構成であれば何でも良く、例えば、リベット止めや
凹凸係合による接着などでも良い。なお、制御回路と
は、例えば、遊技機に備えられる可変表示装置、変動入
賞装置、入賞球センサー、装飾用のLEDやランプなど
の各種電気的機器の制御を行う役物制御回路に代表され
るものである。また、集積回路とは、例えば、ROM内
蔵のワンチップマイコン、或いはROM単体のものであ
る。そして、ボックス体の取り出し用窓部の係止止め機
構において、係止部材とその係止受け部としては、一旦
係止すると取り外せなくなる係止爪部と係止凹部との噛
み合わせが挙げられるが、リベット止めや熱溶着等であ
ってよい。さらに、係止止め機構の係止解除防止構造と
しては、ボックス体の内部において、一旦係止すると取
り外せなくなる係止爪部と係止凹部とによる噛み合わせ
が挙げられる他、その噛み合わせ部を囲むようにした係
止状態解除防止壁や、さらに、その係止状態解除防止壁
の内方を閉じる溶着蓋等も含まれる。
【0011】以上のように、不正開放防止用結合構造を
施したボックス体に、その内部の集積回路を取り出し可
能とする開口部を形成し、この開口部を閉鎖し、かつ、
少なくとも一度は開放可能な蓋部材を設けて取り出し用
窓部を構成した制御回路装置なので、ボックス体の不正
な開放を防止できると共に、ボックス体の取り出し用窓
部において、蓋部材を外して開口部を開放することによ
り、内部の制御プログラムが記憶された集積回路を取り
出して、その集積回路のプログラム内容の検査が容易に
行える。そして、取り出し用窓部には、蓋部材及び開口
部を互いに係止状態に保持する係止止め機構が備えられ
ているので、開口部から蓋部材を外した取り出し用窓部
の開放後において、蓋部材を係止部材とその係止受け部
により開口部に取り付けて係止することによって、検査
後に取り出し用窓部を再び閉鎖できる。しかも、その取
り出し用窓部の再閉鎖状態において、係止止め機構に
は、ボックス体外部からの係止解除防止構造が施され
て、ボックス体外部からの係止解除操作による再開放が
防止されることから、検査後の不正行為を未然に防げ
る。
【0012】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の制御回路装置であって、前記係止解除防止構
造には、前記係止受け部に対する前記係止部材の係止状
態において、外部から前記ボックス体内部に異物を挿入
して前記係止部材に対する係止解除方向への操作を不可
能とするために、例えば、開口部側に設けた係止凹部等
を囲むように形成した係止状態解除防止壁も含まれるよ
うにした構成、を特徴としている。
【0013】このように、請求項1に記載の係止解除防
止構造として、係止受け部に対する係止部材の係止状態
において、係止部材に対する係止解除方向操作を不可能
とする係止状態解除防止壁も含まれている制御回路装置
なので、外部からボックス体内部に異物を挿入して行う
係止部材に対する係止解除方向への不正操作が、係止状
態解除防止壁により阻止される。従って、検査後におい
ては、係止止め機構による係止状態を解除して蓋部材を
取り外すことによる取り出し用窓部の不正開放を防止で
きる。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記取り出し用窓部には、前記開口部から前記蓋部
材を外して開放するとその痕跡が残る、例えば、所定の
樹脂部を破壊しなければ一旦開放できないようにした構
成、を特徴としている。
【0015】このように、請求項1または請求項2の何
れかに記載の取り出し用窓部には、開口部から蓋部材を
外して開放した痕跡が残るようにした制御回路装置なの
で、開口部から蓋部材を外して開放すれば、その痕跡が
残ってしまうことから、検査前の不正開放防止に有効で
ある。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1から請求項3の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記ボックス体は、樹脂により形成されて組付状態
で、例えば、側面部における互いの重合部を有する底部
部材と表部部材とから構成され、前記重合部には、止め
付け後における再解除を防止する再解除防止止め、例え
ば、樹脂突起の熱溶着が施されており、前記ボックス体
を開放する際には、再閉鎖を不可能とするように前記重
合部を破壊しないと開放できないようにした構成、を特
徴としている。
【0017】このように、請求項1から請求項3の何れ
かに記載のボックス体は、組付状態で互いの重合部を有
する樹脂製の底部部材と表部部材とから構成され、止め
付け後における再解除を防止する再解除防止止めが重合
部に施されていて、その重合部を破壊しないとボックス
体が開放できない制御回路装置なので、ボックス体を開
放する際には、樹脂製の底部部材と表部部材との重合部
を破壊しなければならず、その重合部を破壊してしまう
と、再閉鎖が不可能となることから、ボックス体を開放
しての不正行為を防止できる。また、ボックス体を開放
する際には、重合部を破壊しなければならないため、そ
の重合部の破壊の痕跡によって不正に開放したことが直
に分かる。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の制御回路装置であって、前記重合部の少なくと
も一方を構成する樹脂部材、例えば、底部部材に、破壊
の確認がし易い配色、例えば、目立つ赤の着色を施した
構成、を特徴としている。
【0019】このように、請求項4に記載の重合部の少
なくとも一方を構成する樹脂部材に、破壊の確認がし易
い配色を施した制御回路装置なので、重合部を切断する
ことによるボックス体の不正開放行為の確認が容易に行
える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る制御回路装
置の実施の各形態例を図1から図14に基づいて説明す
る。
【0021】<第1の実施の形態例>先ず、図1は本発
明を適用した第1の実施の形態例としての遊技機を示す
もので、本体枠に遊技盤及び基枠体を取り付けた状態の
背面図であり、図中、1は本体枠(前面枠)、2は基枠
体(裏メカベース盤)、3は遊技盤、4は上部入賞球案
内部材、5は下部入賞球案内部材、6は可変表示装置
(メイン役物装置)、7,8は中継基盤、11は制御回
路装置(役物制御回路装置)、12は電源部、13はコ
ンセントプラグ、14は球発射装置、15は他の制御回
路、16,17,18はフレキシブルプリント配線基
板、21はボックス体、70は取り出し用窓部、81は
蓋部材、93は封印シールである。
【0022】この遊技機は、図示のように、本体枠であ
る前面枠1の裏面側に、その裏側の基枠体をなす裏メカ
ベース盤2が取り付けられて、この裏メカベース盤2よ
り前方に位置する遊技盤3が、前面枠1の内方に取り付
けられている。遊技盤3の図示しない前面側は、周知の
ように、遊技領域となっていて、その遊技領域には、可
変表示装置6、図示しない変動入賞装置、入賞球センサ
ー、装飾用のLEDやランプなどの各種電気的機器が配
設されている。遊技盤3の裏面には、入賞球流路を有す
る上下に分割された上部入賞球案内部材4と下部入賞球
案内部材5が取り付けられ、上部入賞球案内部材4に
は、メイン役物装置としての可変表示装置6が取り付け
られている。この可変表示装置6の背面に中継基盤7が
配設されており、また、他の中継基盤8も設けられてい
る。
【0023】そして、前述した遊技領域に備えられる可
変表示装置6、変動入賞装置、入賞球センサー、装飾用
のLEDやランプなどの各種電気的機器の制御を行う制
御回路装置である役物制御回路装置11が設けられてい
る。この役物制御回路装置11は、裏メカベース盤2に
取り付けられ、即ち、入賞球案内部材4,5をほぼ囲む
ような大きさの開口部2aを有する裏メカベース盤2の
下部に後述するようにして取り付けられる。裏メカベー
ス盤2を含む前面枠1の裏面側に、電源部12、コンセ
ントプラグ13、球発射装置14、他の制御回路15な
どが設けられており、役物制御回路装置11と中継基盤
7,8及び他の制御回路15とはフレキシブルプリント
基板16,17,18により接続されている。
【0024】次に、図2は前記役物制御回路装置11の
拡大斜視図で、図3及び図4はその分解斜視図であり、
これらの各図中、21はボックス体、22は表部部材、
23はノイズ対策用金属板、24は役物制御回路基盤、
25は金属製底部部材、26は樹脂製底部部材、27は
電子部品、28はコネクタ部、31はコネクタ部用開口
部、32は放熱口、33は折り返し壁、36は結合片、
37はドライバー挿入兼位置決め穴、41は係止突起、
42は係止突片、43は結合ボス、47は重合片、55
は結合片、56はリブ、57は位置決めボス、61は重
合片、62は樹脂突起、64は集積回路(ワンチップマ
イコン)、65はソケット、70は取り出し用窓部、7
1は開口部、81は蓋部材である。即ち、ボックス体2
1は、図3及び図4に示すように、樹脂製の表部部材2
2と金属製底部部材25及び樹脂製底部部材26とから
構成されており、金属製底部部材25上に固定されて表
部部材22により覆われる役物制御回路基盤24上に
は、多種の電子部品27が実装されると共に、その一側
部にコネクタ部28が実装して備えられている。
【0025】なお、電子部品27において、27aは電
源部、27bはドライバ部である。そして、コネクタ部
28は、表部部材22の一側面部の下部に沿って切欠形
状に形成したコネクタ部用開口部31から外部に露出し
ており、このコネクタ部用開口部31がある側面部及び
他の面にも複数の放熱口32,32,32,…が形成さ
れている。これらの放熱口32,32,32,…の内側
には、断面L字型の折り返し壁33,33,33,…が
それぞれ形成されており、この折り返し壁33の存在に
よって、不正行為が行われる際の放熱口32からのピア
ノ線等の異物の挿入防止を図っている。
【0026】金属製底部部材25は、静電気等の電気的
な信号ノイズに強くなるようグランド面を構成するもの
で、その底板部にはアース配線取り付け穴34,34が
形成されていて、底板部の互いに平行する二辺部に、表
部部材22の側面部と面一のフラット面となる折り返し
片35,35を形成している。また、底板部の表部部材
22の四隅部と対応する部分には、結合片36,36,
36,36が起設されると共に、ドライバー挿入兼位置
決め穴37,37,37,37が形成されている。そし
て、底板部の折り返し片35,35がない平行する二辺
部に上方への短い連続する折り曲げ片38と中央で分断
された折り曲げ片38,38を形成すると共に、その一
方の連続する折り曲げ片38と両側辺部の結合片36,
36との間にも上方への短い折り曲げ片39,39を形
成している。
【0027】以上の金属製底部部材25の折り返し片3
5,35及び一方の連続する折り曲げ片38の下部に
は、底板部の上面に沿うようにして、放熱口を兼ねると
共に、不正防止対策のために役物制御回路基盤24の裏
面を覗くための放熱口兼覗き穴用開口部が図示の如く形
成されている。なお、一方の連続する折り曲げ片38
は、役物制御回路基盤24のコネクタ部28を備える一
側部を載せるようになっている。
【0028】表部部材22は、下面が開口するボックス
形状をなす樹脂製で、特に、不正防止対策のために内部
の役物制御回路基盤24上を透視できる透明なクリア部
材により形成したものを採用しており、その一側面部の
下部に沿って切欠形状に前記コネクタ部用開口部31を
形成している。そして、表部部材22のコネクタ部用開
口部31を有する側面部から直交方向の平行する二側面
部でその対角方向の近傍部には、図3に示すように、係
止突起41,41が一体に形成されており、この両係止
突起41,41は、図4に示すように、樹脂製底部部材
26の底部から起設した係止突片42,42の凹部にそ
れぞれ噛み合うようになっている。なお、表部部材22
は、その内部の四隅部に結合ボス43,43,43,4
3を突設している。
【0029】また、表部部材22の係止突起41,41
を有する二側面部には、前記金属製底部部材25の折り
返し片35,35が合致して面一のフラット面となるよ
うにする切欠形状部44,44を形成すると共に、その
両側方に外側へ突出する取付ボス45,45,45を突
設している。これら各取付ボス45,45,45には、
前述した遊技機の遊技盤裏面に対する取付用のワンタッ
チ止め具46,46,46が組み込まれている。そし
て、表部部材22の側面部で一方の切欠形状部44の一
側部、即ち、前記係止突起41と反対側の下部に重合片
47を突設している。なお、表部部材22のコネクタ部
用開口部31と平行する側面部の下部にも同様の重合片
47が突設されている。このような重合片47には、結
合穴48が形成されていて、表部部材22の側面部に連
続する根元部に破壊用穴49が形成されている。
【0030】以上の樹脂製の表部部材22の内方に収容
されるノイズ対策用金属板23は、静電気をグランド面
にアースするためのもので、下面が開口して、上面の中
央部と一側部に大きな開放部51,52を有すると共
に、中央部の開放部51の一側部に連続して前記放熱口
32,32,32内側の折り返し壁33,33,33に
対する逃げ用切欠部53を有している。このノイズ対策
用金属板23の両側面部には、前記金属製底部部材25
の前記折り返し片35,35の内側面に当接する左右一
対の接触用膨出部54,54がそれぞれ形成されてい
る。また、以上のノイズ対策用金属板23の下部四隅部
には、金属製底部部材25の前記結合片36,36,3
6,36と対応する結合片55,55,55,55が形
成されている。
【0031】そして、前記金属製底部部材25の下側の
樹脂製底部部材26は、金属製底部部材25の底板部を
載せる格子状のリブ56,56,56,…を上面に形成
したもので、その上面の四隅部には、金属製底部部材2
5の前記ドライバー挿入兼位置決め穴37,37,3
7,37に対応する位置決めボス57,57,57,5
7が起設されている。また、この樹脂製底部部材26に
は、平行する両側部から切欠形状によるアース用配線の
逃げ凹部58,58が形成されると共に、前述した裏メ
カベース盤2の部品に対する逃げ穴59,59が形成さ
れている。
【0032】さらに、以上の樹脂製底部部材26の前記
係止突片42,42を両側面部には、前記表部部材22
の前記重合片47,47に対応する重合片61,61が
一体に突設されている。この重合片61には、前記結合
穴48に対応する結合突起62が起設されていて、樹脂
製底部部材26に連続する根元部に、前記破壊用穴49
に対応する破壊用穴63が形成されている。ここで、樹
脂製底部部材26は、その全体または結合突起62を含
む重合片61が目立つような配色となっており、例え
ば、赤に着色されたものとなっている。
【0033】役物制御回路基盤24は、前述した遊技機
の役物装置や球排出装置等の各種装置を制御するため
に、ROM等の電子部品27を基盤上に多数実装すると
共に、基盤上の一側部にコネクタ部28を実装したもの
である。特に、電子部品27としては、図4に示される
ように、電源部27aとドライバ部27bとの間の中央
部に、遊技制御を行うプログラムが記憶された集積回路
であるROM内蔵のワンチップマイコン64が実装され
ており、このワンチップマイコン64は、役物制御回路
基盤24に直付けしたソケット65に対して着脱自在と
なっている。なお、このようなワンチップマイコン64
の場合と、ROM単体をソケット付けした場合との2通
りある。
【0034】ここで、ソケット65の近傍には、接続解
除装置が備えられており、即ち、図7に示すように、L
字型レバー66が備えられていて、このL字型レバー6
6を上に回動操作すると、ピンロックが解除されて、ワ
ンチップマイコン64の接続が解除されるようになって
いる。このように、ソケット65の近傍に接続解除装置
が備えられているのは、ワンチップマイコン64の場
合、接続するピン数が多いためである。なお、L字型レ
バー66は、ピンロック状態では図示のように、役物制
御回路基盤24上の台67の上面に寝た状態で封印シー
ル68が貼られている。即ち、この封印シール68を剥
がして、L字型レバー66を上に回さないと、ワンチッ
プマイコン64またはROMのピンが抜けないようにな
っている。
【0035】そして、表部部材22の上面には、ワンチ
ップマイコン64の上方位置に開口する比較的大きな長
方形の開口部71及びその蓋部材81を有する取り出し
用窓部70が形成されている。この取り出し用窓部70
は、図7に分解状態で拡大して詳細に示すように、表部
部材22の上面に形成されるほぼ長方形状のもので、役
物制御回路基盤24上のワンチップマイコン64を取り
出せる、或いは、ワンチップマイコン64を取り出すた
めの専用機具が挿入可能な大きさの開口部71と、この
開口部71を閉鎖する必要に応じて着脱可能な蓋部材8
1とからなる。先ず、開口部71の周囲を囲むリブ72
が形成され、このリブ72は、長方形の開口部71の短
辺部の一方の中央に延長部73を有している。ここで、
リブ72を形成することにより、開口部71に対する蓋
部材81の位置合わせが容易になり、さらに、蓋部材8
1と開口部71との隙間からの異物の挿入を防止してい
る。また、開口部71の内方には、延長部73と反対側
の短辺部を除く三辺部に沿って突片74が形成されると
共に、延長部73と反対側の短辺部の下側に沿って差し
込み溝75が形成されている。
【0036】さらに、以上の表部部材22の上面のリブ
72の延長部73の内方には、係止受け開口部76と凹
部77が形成され、凹部77は、短辺部に沿った突片7
4を分断している。そして、係止受け開口部76の両側
部内方には、表部部材22の上面から一体成形により垂
設した係止受け部78,78が形成されている。この係
止受け部78は、図8に拡大して示したように、下部の
段差面による爪受け凹部79を有して、その周囲三面が
断面コ字状の係止状態解除防止壁91により覆われてい
る。このような爪受け凹部79と係止状態解除防止壁9
1を有する係止受け部78と同様の係止受け部92が、
開口部71の内方において、延長部73を有する短辺部
の両側にも同様に備えられている。
【0037】また、蓋部材81は、開口部71の内方形
状に適合する長方形状をなすクリア部材による樹脂板か
らなるもので、その短辺部の一方の中央に突出する結合
片82を形成して、この結合片82の蓋部材81本体へ
の根元側を幅細部83に形成すると共に、この幅細部8
3に連続する切欠部84,84を蓋部材81の短辺部に
形成している。そして、結合片82の両側には、一体形
成による係止部材85,85を垂設しており、この係止
部材85,85は、前記係止受け開口部76の前記係止
受け部78,78に対応するもので、前記爪受け凹部7
9,79に対応する係止爪86,86を下部外側に突出
して有している。さらに、蓋部材81の結合片82と反
対側の短辺部の両側にも、一体成形による係止部材8
7,87が垂設されており、この係止部材87,87
は、前記開口部71の前記係止受け部92,92に対応
するもので、前記爪受け凹部79,79に対応する係止
爪88,88を下部外側に突出して有している。ここ
で、蓋部材81の上面には、機種名や取り扱い注意が記
載された明示シール89が貼り付けられている。この明
示シール89は、蓋部材の偽造を防止するためのもの
で、剥すと痕跡が残るものとなっていて、その対角線方
向の両隅部に、後述する封印シール100が表から見え
るようにするための封印シール避け部90,90が形成
されている。なお、特殊印刷による封印シールタイプと
してもよい。
【0038】以上の蓋部材81は、結合片82が無い方
の短辺部を、表部部材22の開口部71の差し込み溝7
5に差し込んで、開口部71内方の三辺部に沿った突片
74上に載せられる。この時、蓋部材81の結合片82
は、開口部71周囲のリブ72の延長部73の内方に重
なっている。この状態で、結合片82の両側の係止部材
85,85が、延長部73内の係止受け開口部76の係
止受け部78,78に差し込まれて、その爪受け凹部7
9,79に係止爪86,86が噛み合っている。この結
果、図3に示されるように、開口部71に蓋部材81が
固定状態となって、開口部71が閉鎖状態となり、その
後、このような取り出し用窓部70の隣において、表部
部材22の側面から上面にかけて封印シール93を貼り
付ける(図2及び図7参照)。さらに、表部部材22の
内部において、裏側より開口部71の周囲から蓋部材8
1にかけて封印シール100を貼り付ける。
【0039】また、図4に示すように、役物制御回路基
盤24には、表部部材22の四隅部に対応する結合穴9
4,94,94,94が形成されていて、その内方の基
盤上に、前記ワンチップマイコン64を含み抵抗器、半
導体、IC等の多数の各種電子部品27が実装されてい
る。そして、役物制御回路基盤24の結合穴94,94
部分から延長された一側部上には、多数の各種コネクタ
95が実装して備えられている。さらに、図2に示すよ
うに、表部部材22の表面部で一方の切欠形状部44が
ある側には、遊技機の確率設定キー96が備えられてい
る。この確率設定キー96と前記開口部71との間にお
いて、表部部材23の内部には、管理番号が記載された
管理シール29が表から見えるようにして裏側から貼り
付けられている。なお、結合穴94の周りは、役物制御
回路基盤24の金属面(グランド面)が剥き出してい
て、ビス止めすることによりノイズ対策用金属板23及
び金属製底部部材25と接触状態となる。また、図中、
97は電源コード、98は電源差し込みソケットであ
る。
【0040】次に、以上の役物制御回路装置11の組み
立てについて説明する。予め確率設定キー96を表部部
材22に組み付けておいてから、図5に示したように、
金属製底部部材25の結合片36上に役物制御回路基盤
24の結合穴94部分を重ねて、その結合穴94部分上
に、内側にノイズ対策用金属板23を収納した表部部材
22の前記結合片55が下に重なった状態の結合ボス4
3を載せて、金属製底部部材25のドライバー挿入兼位
置決め穴37からビス69を、結合片36、結合穴9
4、結合片55に入れて結合ボス43にドライバーでね
じ込む。これにより、樹脂製の表部部材22に対しノイ
ズ対策用金属板23及び役物制御回路基盤24を挟んで
金属製底部部材25が結合された状態となる。以上の組
み立てにより、表部部材22と役物制御回路基盤24の
組み付け位置が正確になり、前記ワンチップマイコン6
4と前記開口部71の位置関係が正確になる。
【0041】そして、こうして樹脂製の表部部材22に
対しノイズ対策用金属板23及び役物制御回路基盤24
を挟んで組み付けた金属製底部部材25を、図5に示す
ように、樹脂製底部部材26の格子状のリブ56,5
6,56,…上に載せて、金属製底部部材25のドライ
バー挿入兼位置決め穴37に樹脂製底部部材26の位置
決めボス57を挿入すると共に、表部部材22の重合片
47を樹脂製底部部材26の重合片61上に重ねる。こ
の時、樹脂製底部部材26の重合片61上の結合突起6
2が、表部部材22の重合片47の結合穴48から上方
に突出しており、この結合突起62を、図示のように、
熱溶着62aすることによって、重合片47,61を互
いに結合状態とする。これにより、ボックス体21に対
する不正開放防止用結合構造となる。以上のようにし
て、役物制御回路装置11のボックス体21が組み立て
られる。
【0042】ここで、重合片47,61の根元部の破壊
用穴49,63は、例えば、工場で故障が判明した場合
にボックス体21を開放する必要があり、そのような場
合に重合片47,61を破壊し易くするためのものであ
る。また、破壊用穴49,63部分で重合片47,61
を破壊して故障を直した後は、新たなボックス体21
(樹脂製の表部部材22及び樹脂製底部部材26)を使
うものとする。
【0043】なお、重合片47,61の熱溶着62aに
代えて、図6に示すように、樹脂製の表部部材22の重
合片47下面に係合凸部101を一体成形すると共に、
樹脂製底部部材26の重合片61上面に係合凹部102
を形成して、この係合凹部102に接着剤103により
係合凸部101を接着して重合片47,61を重ねた状
態で固定してもよい。ここで、重合片47,61を係合
凸部101と係合凹部102の係合としたのは、位置合
わせのためであり、下側の重合片61の上面に係合凹部
102を形成したのは、接着剤103のこぼれを防止す
るためである。また、以上のような熱溶着や接着の他、
リベット、或いは、一度締めると頭部が破断してネジの
解除ができなくなる破断ネジを用いて重合片47,61
を固定してもよい。
【0044】以上のようなボックス体21の組立状態に
おいて、図2に示したように、表部部材22の側面部の
下部に沿って切欠形状に形成したコネクタ部用開口部3
1から外部に、役物制御回路基盤24の一側部に沿って
備えたコネクタ部28が露出している。また、表部部材
22の平行する二側面部の切欠形状部44,44には、
金属製底部部材25の折り返し片35,35がそれぞれ
合致して面一のフラット面となっている。なお、この折
り返し片35の上部の内側への段差部が、表部部材22
の側面部の切欠形状部44の上部内側に入って重なった
接触状態となっている。以上の役物制御回路装置11
は、そのボックス体21(表部部材22)の周囲の取付
ボス45,45,45において、各々のワンタッチ止め
具46,46,46の押し込み操作により、図1に示さ
れるように、裏メカベース盤2の開口部2aの下部に取
り付けられる。
【0045】次に、以上のような役物制御回路装置11
のボックス体21の取り出し用窓部70の開放の仕方に
ついて説明する。先ず、ボックス体21の取り出し用窓
部70において、その開口部71を閉鎖する蓋部材81
の結合片82から垂下した係止部材85,85が、表部
部材23の係止受け開口部76内の係止受け部78,7
8の爪受け凹部79,79に係止する係止爪86,86
により固定しているため、その係止解除ができない。こ
のため、検査のために蓋部材81を外して開口部71を
開放する際には、例えば、ニッパや鋏等の道具を用い
て、図11に示すように、蓋部材81から結合片82を
幅細部83で切断104する。これにより、開放した痕
跡が残る。
【0046】ここで、蓋部材81の結合片82を有する
短辺部には、幅細部83に連続する切欠部84,84が
あり、この切欠部84,84において、切断し易いよう
に形成された幅細部83を切断104することで、その
切断104部分が蓋部材81の外形から突出するのを防
止でき、従って、切断104部分が邪魔にならないよう
にして後述する再閉鎖が容易に行えるものとなってい
る。また、短辺部に沿った突片74を分断している凹部
77によって、幅細部83を切断する際に、ニッパや鋏
等の道具の先端を一段下がった凹部77まで入れて、切
断し易くなっている。なお、開口部71の内方には、裏
側に貼った封印シール100が残されている。
【0047】以上のようにして、蓋部材81から結合片
82を切断104することによって、開口部71から蓋
部材81を外して、開口部71を開放することができ
る。従って、開口部81から指を入れ、或いは専用用具
を入れて、図11に示したように、ボックス体21内部
の役物制御回路基盤24上のソケット65からワンチッ
プマイコン64を抜いて取り出すことができる。この場
合、前もって封印シール68を剥しておいてから、L字
型レバー66を上に回動操作して、ピンロックを解除
し、ワンチップマイコン64の接続を解除させておくこ
とにより、ソケット65からのワンチップマイコン64
の抜き取りが容易に行えるようにしておく。また、検査
を行った後は、その検査済みのワンチップマイコン64
を、開口部71から入れてボックス体21内部の役物制
御回路基盤24上のソケット65に装着して戻す。そし
て、図7に示したように、L字型レバー66をピンロッ
ク状態に戻して、役物制御回路基盤24上の台67上面
にL字型レバー66を寝かした状態で封印シール68を
貼っておく。
【0048】その後、開口部71に蓋部材81を取り付
ける。即ち、図11に示すように、初期の取付状態とは
蓋部材81の向きを180°変えて、蓋部材81の結合
片82の切断部104が残った方の短辺部を、表部部材
23の開口部71の差し込み溝75に差し込んで、封印
シール100を蓋部材91の裏側に貼り付けてから、開
口部71内方の三辺部に沿った突片74上に蓋部材81
を載せた状態にする。この時、蓋部材81の結合片82
が無い方の短辺部から下方に延びた一対の係止部材8
7,87の係止爪88,88を、凹部77の両側の下方
の係止受け部92,92の爪受け凹部79,79に、開
口部71の内方から噛み合わせるようにしてそれぞれ係
止状態とする。従って、係止解除不能となる。これによ
り、不正再開放防止状態となる。なお、さらに、突片7
4の上に接着剤を載せて蓋部材81を接着するようにし
てもよい。また、明示シール89の明示内容は、開放前
とは逆向きとなっている。
【0049】以上の通り、第1の実施の形態例の役物制
御回路装置11によれば、以下に列挙する効果を発揮で
きる。 (1)ボックス体21を不正開放防止組み付けにしたこ
とにより、従来のような底部部材と表部部材を開放して
の不正なROM改造等を防止可能である。そして、ソケ
ット付けされたワンチップマイコン64或いはROMを
取り出し可能な開口部71と蓋部材81からなる取り出
し用窓部70をボックス体21の表面に形成し、蓋部材
81を少なくとも一旦は開放可能な構造としたことによ
り、検査時にはワンチップマイコン64或いはROMを
取り出して検査が可能である。また、蓋部材81を係止
止め機構により開口部71に取り付けることで、検査後
の取り出し用窓部70の再閉鎖が行われ、その再閉鎖時
には、係止止め機構がボックス体21外部からの解除を
防止する状態で閉鎖されるため、検査後の不正の防止が
行える。
【0050】(2)係止状態解除防止壁91を形成した
ことにより、例えば、放熱口からピアノ線等を挿入し
て、係止状態を解除することによる蓋部材81の不正な
開放を防止可能である。 (3)取り出し用窓部70を一旦開放した場合には、開
放したことの痕跡が残るようにしたことにより、例え
ば、樹脂部による所定の重合部47,61を破壊しなけ
れば一旦開放できないようにしたことによって、検査前
の不正開放を防止可能である。
【0051】(4)重合部47,61に再解除防止止め
を行ったことにより、ボックス体21を開放しての不正
行為を防止可能である。また、開放する際には重合部4
7,61を破壊しなければならないため、破壊の痕跡に
より不正に開放したことが判明する。なお、例えば、工
場等で回路の不具合があった場合は、重合部47,61
を破壊することによりボックス体21を開放できるた
め、修理ができないということはない。ただし、修理し
た場合は、樹脂部(表部部材23及び底部部材26)の
みを新しいものにする必要がある。 (5)重合部47,61を構成する少なくとも一方の樹
脂部材、即ち、実施の形態例では底部部材26に、破壊
の確認がし易い配色を施したことにより、ボックス体2
1に対する不正行為の確認が容易に行える。
【0052】また、取り出し用窓部70において、開口
部71の周囲にリブ72を形成したことにより、開口部
71に対する蓋部材81の位置合わせが容易に行え、さ
らに、蓋部材81と開口部71との隙間からの異物の挿
入を防止できる。なお、図10に示すように、係止受け
部78,92において、係止状態解除防止壁91の下方
を樹脂板による溶着壁99により閉じることで、係止状
態解除機能をより高めるようにしてもよい。
【0053】<第2の実施の形態例>図12は前述した
図7に代わる第2の実施の形態例を示すもので、表部部
材の開口部に蓋部材を一体成形した構造を示した斜視図
であり、また、図13はその蓋部材を取り外して検査後
における蓋部材の取り付けを示した分解斜視図で、図1
4はその係止解除防止構造(係止状態解除防止壁を含
む)を示した拡大図である。これらの図12から図14
において、前述した第1の実施の形態例と同様に、21
はボックス体、22は表部部材、70は取り出し用窓
部、71は開口部、81は蓋部材、93は封印シールで
あり、111は保持用つまみ、112はリブ、113は
連続部、114は係止受け部、115は爪受け凹部、1
16は係止状態解除防止壁、117は逃げ凹部、118
は係止部材、119は係止爪、121は明示シール、1
22は封印シール避け部である。
【0054】この第2の実施の形態例では、前述した第
1の実施の形態例と同様に、表部部材22の上面に長方
形の開口部71が形成されると共に、この開口部71の
内方に蓋部材81が一体に形成されている。即ち、蓋部
材81は表部部材22と樹脂一体成形されている。詳細
には、図12に示すように、上面に保持用つまみ111
が突設された蓋部材81を、周囲全周に連続するリブ1
12が形成された開口部71の内方に隙間を確保して四
辺部各中央の立ち上がり形状の連続部113,113,
113,113により連続させて形成している。そし
て、開口部71の内周には、図13に示すように、その
長辺部の互いに異なる端部及び端部寄りと、短辺部の互
いに異なる端部及び端部寄りとに、内方からの係止受け
部114,114,114,114を形成している。
【0055】この係止受け部114は、図14にも拡大
して示すように、爪受け凹部115の周囲三面を覆う断
面コ字状の係止状態解除防止壁116を有している。ま
た、蓋部材81は、その四辺部に、各係止受け部11
4,114,114,114に対する逃げ凹部117,
117,117,117を形成すると共に、これらの逃
げ凹部117,117,117,117とそれぞれ位相
を変えた位置で、長辺部の互いに異なる端部及び端部寄
りと、短辺部の互いに異なる端部及び端部寄りとに、下
方に延びる係止部材118,118,118,118を
垂設して備えている。この係止部材118は、下部に外
側へ突出する係止爪119を有している。なお、蓋部材
81の上面に、機種名や取り扱い注意が記載された明示
シール121が貼られており、この明示シール121に
は、一隅部に封印シール避け部122が形成されてい
る。
【0056】このような第2の実施の形態例によれば、
開口部71への蓋部材の初期取り付けは不要であり、即
ち、蓋部材81が一体成形されている開口部71の隣
に、図12に示すように、表部部材22から封印シール
93を貼り付けるだけで良い。以上のボックス体21の
取り出し用窓部70において、開口部71を閉鎖してい
る蓋部材81は、開口部71の四辺部各中央の立ち上が
り形状の連続部113,113,113,113により
一体となっているため、前述した検査のために蓋部材8
1を外して開口部71を開放する際には、例えば、ニッ
パ等の道具を用いて、図13に示すように、各連続部1
13,113,113,113を切断する。即ち、蓋部
材81の上面の保持用つまみ111を片手の指でつまん
で、蓋部材81が落ちないようにしながら、各連続部1
13,113,113,113を、他方の手でニッパ等
の道具により開口部71側と蓋部材81側とで共に切断
して切り離す。
【0057】このように、各連続部113,113,1
13,113を切断して開口部71側及び蓋部材81か
ら共に切り離すことによって、開口部71から蓋部材8
1を外して、開口部71を開放することができる。従っ
て、前述した第1の実施の形態例と同様に、開口部71
から指を入れ、或いは専用工具を入れて、ボックス体2
1内部の役物制御回路基盤24上のソケット65からワ
ンチップマイコン64を抜いて取り出すことができ、ま
た、検査を行った後は、その検査済みのワンチップマイ
コン64を、開口部71から入れてボックス体21内部
の役物制御回路基盤24上のソケット65に装着して戻
す。
【0058】その後、開口部71に蓋部材81を取り付
ける。即ち、図13に示すように、初期の一体状態とは
蓋部材81の向きを180°変えて、蓋部材81の四辺
部から下方に延びた係止部材118,118,118,
118の各係止爪119,119,119,119を、
開口部71の四辺部内の係止受け部114,114,1
14,114の各爪受け凹部115,115,115,
115に、開口部71の内方から噛み合わせるようにし
てそれぞれ係止状態とする。これにより、係止部材11
8の係止爪119の再解除はできないため、不正再開放
防止状態となる。
【0059】そして、蓋部材81に対して、その上面の
開放前とは明示内容が逆向きとなった明示シール121
の封印シール避け部122の部分に封印シール93を貼
り付ける。以上の通り、第2の実施の形態例の役物制御
回路装置11によれば、前述した第1の実施の形態例に
よる前記(1),(2),(3),(4),(5)と同
様の効果が得られることは勿論である。さらに、蓋部材
81を表部部材22と一体成形できるため、効率良く生
産でき、また、最初の蓋部材の取り付けも不要であり、
作業性もよい。
【0060】なお、以上の実施の各形態例においては、
パチンコ遊技機の遊技盤裏面側に取り付ける役物制御回
路装置としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他の電子機器における制御回路装置であってもよ
い。例えば、排出や発射の制御を行う制御回路における
排出数や発射数に対する不正を防止するためのものでも
よい。また、表示制御回路でもよい。また、例えば、ワ
ンチップマイコンではなく、従来のROM外付けの基盤
においても同様である。その場合、開口部はROMの位
置に対応して形成する。さらに、制御回路装置のボック
ス体の形状等も任意であり、その他、制御回路装置の内
部構成を含む具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る制御回路装置によれば、不正開放防止用結合構造を
施したボックス体に形成した集積回路取り出し用の開口
部及び少なくとも一度は開放可能な蓋部材からなる取り
出し用窓部を構成したため、ボックス体の不正な開放を
防止できる上、そのボックス体の取り出し用窓部におい
て、蓋部材を外して開口部を開放することによって、内
部の制御プログラムが記憶された集積回路を取り出すこ
とができ、その集積回路のプログラム内容の検査を容易
に行うことができる。そして、取り出し用窓部には、蓋
部材及び開口部を互いに係止状態に保持する係止止め機
構を備えているため、取り出し用窓部の開放後におい
て、係止部材とその係止受け部により開口部に蓋部材を
取り付けて係止することによって、検査後に取り出し用
窓部を再び閉鎖しておくことができる。しかも、その取
り出し用窓部の再閉鎖状態において、係止止め機構に
は、ボックス体外部からの係止解除防止構造が施され
て、ボックス体外部からの係止解除操作による再開放が
防止されるため、検査後の不正行為を未然に防ぐことが
できる。
【0062】そして、請求項2に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、係止受け部に対する係止部材の係止
状態において、係止部材に対する係止解除方向操作を不
可能とする係止状態解除防止壁も含まれている係止解除
防止構造としたため、請求項1に記載の発明により得ら
れる効果に加えて、外部からボックス体内部に異物を挿
入して行う係止部材に対する係止解除方向への不正操作
を、係止状態解除防止壁によって阻止することができ
る。従って、検査後においては、係止止め機構による係
止状態を解除して蓋部材を取り外すことによる取り出し
用窓部の不正開放を防止することができる。
【0063】また、請求項3に記載の発明に係る制御回
路装置によれば、開口部から蓋部材を外して開放した痕
跡が取り出し用窓部に残るようにしたため、請求項1ま
たは請求項2の何れかに記載の発明により得られる効果
に加えて、開口部から蓋部材を外して開放すれば、その
痕跡が残ってしまうことから、検査前の不正開放防止対
策として有効なものとなる。
【0064】さらに、請求項4に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、組付状態で互いの重合部を有する樹
脂製の底部部材と表部部材とから構成されるボックス体
で、止め付け後における再解除を防止する再解除防止止
めが重合部に施されていて、その重合部を破壊しないと
開放できないため、請求項1から請求項3の何れかに記
載の発明により得られる効果に加えて、ボックス体を開
放する際には、樹脂製の底部部材と表部部材との重合部
を破壊しなければならず、その重合部を破壊してしまう
と、再閉鎖が不可能となることから、ボックス体を開放
しての不正行為を防止することができる。また、ボック
ス体を開放する際には、重合部を破壊しなければならな
いため、その重合部の破壊の痕跡によって不正に開放し
たことが直に分かるといった利点も得られる。
【0065】また、請求項5に記載の発明に係る制御回
路装置によれば、重合部の少なくとも一方を構成する樹
脂部材に破壊の確認がし易い配色を施したため、請求項
4に記載の発明により得られる効果に加えて、重合部を
切断することによるボックス体の不正開放行為の確認を
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての
遊技機を示すもので、本体枠に遊技盤及び基枠体を取り
付けた状態の背面図である。
【図2】図1の制御回路装置の拡大斜視図である。
【図3】図2の制御回路装置の部品構成を示すもので、
表部部材と蓋部材及び金属板の分解斜視図である。
【図4】図2の制御回路装置の部品構成を示すもので、
制御回路基盤と金属製底部部材及び樹脂製底部部材の分
解斜視図である。
【図5】図2の制御回路装置の組み付け構造を示すもの
で、重合部を含む部分の縦断側面図である。
【図6】図5の重合部に代わる変形例を示すもので、接
着構造例を示した部分断面図である。
【図7】図2の表部部材の開口部に蓋部材を取り付ける
構造を拡大して示した分解斜視図である。
【図8】図7の係止止め機構及び係止解除防止構造(係
止状態解除防止壁を含む)を拡大して示した分解斜視図
である。
【図9】図8の係止止め機構及び係止解除防止構造(係
止状態解除防止壁を含む)の係止状態を示した縦断側面
図である。
【図10】図9の構成に溶着蓋を付けた構造例を示した
縦断側面図である。
【図11】図7の開口部を閉鎖した蓋部材の一部を破壊
した後、検査時における開口部からの集積回路の取り出
しと検査後の蓋部材の取り付けを示した分解斜視図であ
る。
【図12】図7に代わる第2の実施の形態例を示すもの
で、表部部材の開口部に蓋部材を一体成形した構造を示
した斜視図である。
【図13】図12の蓋部材と取り外して検査後における
蓋部材の取り付けを示した分解斜視図である。
【図14】図13の係止解除防止構造(係止状態解除防
止壁を含む)を示した拡大図である。
【符号の説明】
11 制御回路装置 21 ボックス体 22 表部部材 23 ノイズ対策用金属板 24 制御回路基盤 25 金属製底部部材 26 樹脂製底部部材 27 電子部品 29 管理シール 32 放熱口 33 折り返し壁 36 結合片 37 ドライバー挿入兼位置決め穴 41 係止突起 42 係止突片 43 結合ボス 47 重合片 55 結合片 57 位置決めボス 61 重合片 62 樹脂突起 64 集積回路 65 ソケット 70 取り出し用窓部 71 開口部 72 リブ 73 延長部 74 突片 75 差し込み溝 76 係止受け開口部 78 係止受け部 79 爪受け凹部 81 蓋部材 82 結合片 83 幅細部 84 切欠部 85 係止部材 86 係止爪 87 係止部材 88 係止爪 89 明示シール 90 封印シール逃げ部 91 係止状態解除防止壁 92 係止受け部 93 封印シール 94 結合穴 99 溶着蓋 100 封印シール 101 係合凸部 102 係合凹部 103 接着剤 104 切断部 111 保持用つまみ 112 リブ 113 連続部 114 係止受け部 115 爪受け凹部 116 係止状態解除防止壁 117 逃げ凹部 118 係止部材 119 係止爪 121 明示シール 122 封印シール避け部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の制御を行うプログラムが記憶され
    た集積回路を含む電子部品を搭載した制御回路基盤を、
    所定数の部材から構成されるボックス体の内部に収納し
    てなる制御回路装置において、 前記所定数の部材を組み付けた状態で前記ボックス体の
    不正な開放を防止するための不正開放防止用結合構造を
    施すと共に、 前記ボックス体に前記集積回路を取り出し可能とする開
    口部を形成し、 この開口部を閉鎖し、かつ、少なくとも一度は開放可能
    な蓋部材を設けて取り出し用窓部を構成し、 さらに、この取り出し用窓部には、前記蓋部材及び前記
    開口部を互いに係止状態に保持する係止部材とその係止
    受け部を形成して係止止め機構を構成し、 前記開口部から前記蓋部材を外した前記取り出し用窓部
    の開放後に前記蓋部材を前記係止止め機構により前記開
    口部に取り付けて前記取り出し用窓部を再閉鎖した状態
    で、前記係止止め機構には前記ボックス体外部からの係
    止解除操作を不可能とする係止解除防止構造が施されて
    いること、を特徴とする制御回路装置。
  2. 【請求項2】 前記係止解除防止構造には、前記係止受
    け部に対する前記係止部材の係止状態において、外部か
    ら前記ボックス体内部に異物を挿入して前記係止部材に
    対する係止解除方向への操作を不可能とするために形成
    した係止状態解除防止壁も含まれること、を特徴とする
    請求項1に記載の制御回路装置。
  3. 【請求項3】 前記取り出し用窓部には、前記開口部か
    ら前記蓋部材を外して開放するとその痕跡が残るように
    したこと、を特徴とする請求項1または請求項2の何れ
    かに記載の制御回路装置。
  4. 【請求項4】 前記ボックス体は、樹脂により形成され
    て組付状態で互いの重合部を有する底部部材と表部部材
    とから構成され、 前記重合部には、止め付け後における再解除を防止する
    再解除防止止めが施されており、 前記ボックス体を開放する際には、再閉鎖を不可能とす
    るように前記重合部を破壊しないと開放できない構成と
    したこと、を特徴とする請求項1から請求項3の何れか
    に記載の制御回路装置。
  5. 【請求項5】 前記重合部の少なくとも一方を構成する
    樹脂部材に、破壊の確認がし易い配色を施したこと、を
    特徴とする請求項4に記載の制御回路装置。
JP08401096A 1996-04-05 1996-04-05 制御回路装置 Expired - Fee Related JP4124837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08401096A JP4124837B2 (ja) 1996-04-05 1996-04-05 制御回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08401096A JP4124837B2 (ja) 1996-04-05 1996-04-05 制御回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09271569A true JPH09271569A (ja) 1997-10-21
JP4124837B2 JP4124837B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=13818631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08401096A Expired - Fee Related JP4124837B2 (ja) 1996-04-05 1996-04-05 制御回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4124837B2 (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290710A (ja) * 2004-07-23 2004-10-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006122208A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Samii Kk 遊技機用制御基板アッセンブリ
JP2007296400A (ja) * 2007-08-22 2007-11-15 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2008155048A (ja) * 2008-03-21 2008-07-10 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2008200271A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2008246224A (ja) * 2008-06-10 2008-10-16 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2009006192A (ja) * 2008-10-17 2009-01-15 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の制御基板収納ボックス
JP2009006191A (ja) * 2008-10-17 2009-01-15 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の制御基板収納ボックス
JP2009034541A (ja) * 2008-10-17 2009-02-19 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の制御基板収納ボックス
JP2010233729A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010233728A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010253320A (ja) * 2010-08-19 2010-11-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011000479A (ja) * 2010-10-04 2011-01-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011067690A (ja) * 2000-04-21 2011-04-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012106127A (ja) * 2012-03-13 2012-06-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012250096A (ja) * 2012-09-26 2012-12-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012254356A (ja) * 2012-10-01 2012-12-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014140654A (ja) * 2013-12-25 2014-08-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014140663A (ja) * 2013-12-25 2014-08-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014144280A (ja) * 2014-01-08 2014-08-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015062752A (ja) * 2015-01-13 2015-04-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP5826340B1 (ja) * 2014-08-19 2015-12-02 山佐株式会社 遊技機用制御基板ケースおよび遊技機
JP2016043037A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 Kpe株式会社 遊技機の基板ケース
JP2016073865A (ja) * 2016-01-18 2016-05-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017051698A (ja) * 2016-12-16 2017-03-16 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011067690A (ja) * 2000-04-21 2011-04-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2018086500A (ja) * 2000-04-21 2018-06-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016168422A (ja) * 2000-04-21 2016-09-23 株式会社三洋物産 遊技機
JP2015044032A (ja) * 2000-04-21 2015-03-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2013017853A (ja) * 2000-04-21 2013-01-31 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2004290710A (ja) * 2004-07-23 2004-10-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006122208A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Samii Kk 遊技機用制御基板アッセンブリ
JP2008200271A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2007296400A (ja) * 2007-08-22 2007-11-15 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2008155048A (ja) * 2008-03-21 2008-07-10 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2008246224A (ja) * 2008-06-10 2008-10-16 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2009006191A (ja) * 2008-10-17 2009-01-15 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の制御基板収納ボックス
JP2009034541A (ja) * 2008-10-17 2009-02-19 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の制御基板収納ボックス
JP2009006192A (ja) * 2008-10-17 2009-01-15 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機の制御基板収納ボックス
JP2010233728A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010233729A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010253320A (ja) * 2010-08-19 2010-11-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011000479A (ja) * 2010-10-04 2011-01-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012106127A (ja) * 2012-03-13 2012-06-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012250096A (ja) * 2012-09-26 2012-12-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012254356A (ja) * 2012-10-01 2012-12-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014140654A (ja) * 2013-12-25 2014-08-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014140663A (ja) * 2013-12-25 2014-08-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014144280A (ja) * 2014-01-08 2014-08-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016042874A (ja) * 2014-08-19 2016-04-04 山佐株式会社 遊技機用制御基板ケースおよび遊技機
JP5826340B1 (ja) * 2014-08-19 2015-12-02 山佐株式会社 遊技機用制御基板ケースおよび遊技機
JP2016043037A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 Kpe株式会社 遊技機の基板ケース
JP2015062752A (ja) * 2015-01-13 2015-04-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016073865A (ja) * 2016-01-18 2016-05-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017051698A (ja) * 2016-12-16 2017-03-16 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4124837B2 (ja) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09271569A (ja) 制御回路装置
JP3658366B2 (ja) 遊技機
JP4086930B2 (ja) 遊技機用基盤ボックス
JP4436376B2 (ja) 遊技機の基板ボックス
JPH10277238A (ja) 遊技機の基板ボックス
JP4060397B2 (ja) 遊技機の基板ボックス
JP3795567B2 (ja) 制御回路装置
JP3712460B2 (ja) 制御回路装置
JP5597919B2 (ja) 制御基板の収納構造
JPH10286364A (ja) 遊技機の基板ボックス
JPH10263171A (ja) 遊技機の基板ボックス
JPH09234272A (ja) 制御回路装置
JP5532642B2 (ja) 遊技機
JP2015221244A (ja) 遊技機
JP2000325628A (ja) 遊技機の基板ケース
JP4127981B2 (ja) 遊技機の制御基板収納ケース
JP5790829B2 (ja) 遊技機
JP6015006B2 (ja) 遊技機
JP5703613B2 (ja) 遊技機
JP5703614B2 (ja) 遊技機
JP6344444B2 (ja) 遊技機
JP2000185156A (ja) 遊技機用基板ボックス
JP3630195B2 (ja) 制御回路装置
JP5527068B2 (ja) 遊技機
JP4436374B2 (ja) 遊技機の基板ボックス

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080507

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees