JPH09248038A - コンバイン - Google Patents
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- JPH09248038A JPH09248038A JP6142796A JP6142796A JPH09248038A JP H09248038 A JPH09248038 A JP H09248038A JP 6142796 A JP6142796 A JP 6142796A JP 6142796 A JP6142796 A JP 6142796A JP H09248038 A JPH09248038 A JP H09248038A
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Links
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 穀稈の搬送受継空間での停滞をなくして、搬
送コンベアから扱胴への受継ぎを良好にできるようにす
る。 【解決手段】 搬送コンベア5の後部を支持する後部回
転輪52を、その回転中心O1を扱胴7における胴体7
1の外周面よりも上方に位置させて、搬送コンベア5で
搬送される穀稈を扱胴7の始端部に強制送りすることが
できるようにした。
送コンベアから扱胴への受継ぎを良好にできるようにす
る。 【解決手段】 搬送コンベア5の後部を支持する後部回
転輪52を、その回転中心O1を扱胴7における胴体7
1の外周面よりも上方に位置させて、搬送コンベア5で
搬送される穀稈を扱胴7の始端部に強制送りすることが
できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は稲などの穀稈を脱穀
するコンバインに関する。
するコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば汎用形のコンバインにおい
ては、実開昭63ー140829号公報に記載されてい
るのを図8に示したように、機体Aの前方に設ける刈取
部Bと機体上部に設ける脱穀室Cとの間に、前部及び後
部回転輪E,F間に掛設されて刈取部Bで刈取られた穀
稈を脱穀室Cに搬送する搬送コンベアHを設け、脱穀室
Cに搬送された穀稈を扱胴Jの回転で脱穀処理するよう
に構成されており、また、前記後部回転輪Fは、その回
転中心O1を、扱胴Jにおける胴体の外周面よりも下方
に位置させて、搬送コンベアHの搬送終端部と脱穀室C
の底面前端との間には、図8に示すように搬送方向前方
に向かって上方に傾斜する稈受継板Kを設けて、搬送コ
ンベアHで搬送される穀稈を稈受継板Kで受継ぎ、この
稈受継板Kから脱穀室Cに移送するように構成されてい
る。
ては、実開昭63ー140829号公報に記載されてい
るのを図8に示したように、機体Aの前方に設ける刈取
部Bと機体上部に設ける脱穀室Cとの間に、前部及び後
部回転輪E,F間に掛設されて刈取部Bで刈取られた穀
稈を脱穀室Cに搬送する搬送コンベアHを設け、脱穀室
Cに搬送された穀稈を扱胴Jの回転で脱穀処理するよう
に構成されており、また、前記後部回転輪Fは、その回
転中心O1を、扱胴Jにおける胴体の外周面よりも下方
に位置させて、搬送コンベアHの搬送終端部と脱穀室C
の底面前端との間には、図8に示すように搬送方向前方
に向かって上方に傾斜する稈受継板Kを設けて、搬送コ
ンベアHで搬送される穀稈を稈受継板Kで受継ぎ、この
稈受継板Kから脱穀室Cに移送するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のごと
く構成されたコンバインにおける搬送コンベアHの搬送
終端と扱胴Jの始端部との間で、稈受継板K上には、搬
送受継空間Sがある。しかし、従来のコンバインにおけ
る後部回転輪Fは、その回転中心O1が、扱胴Jにおけ
る胴体の外周面よりも下方に位置されているため、搬送
コンベアHによる強制送りが解かれた穀稈は、稈受継板
Kの斜面を、搬送コンベアH側からの間接押上力で昇ら
なければならず、従って、搬送受継空間Sで穀稈が停滞
して、扱胴Jへの受継ぎがよくなかったのである。
く構成されたコンバインにおける搬送コンベアHの搬送
終端と扱胴Jの始端部との間で、稈受継板K上には、搬
送受継空間Sがある。しかし、従来のコンバインにおけ
る後部回転輪Fは、その回転中心O1が、扱胴Jにおけ
る胴体の外周面よりも下方に位置されているため、搬送
コンベアHによる強制送りが解かれた穀稈は、稈受継板
Kの斜面を、搬送コンベアH側からの間接押上力で昇ら
なければならず、従って、搬送受継空間Sで穀稈が停滞
して、扱胴Jへの受継ぎがよくなかったのである。
【0004】本発明は、穀稈の搬送受継空間での停滞を
なくして、搬送コンベアから扱胴への受継ぎを良好にで
きるコンバインを提供することができるようにすること
を主たる目的とする。
なくして、搬送コンベアから扱胴への受継ぎを良好にで
きるコンバインを提供することができるようにすること
を主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、前部及び後部回
転輪51,52間に掛設されて刈取部4で刈取られた作
物を脱穀室10に搬送する搬送コンベア5と、胴体71
の外周に扱刃72をもち脱穀室10に搬送された作物を
脱穀する扱胴7とを備えたコンバインにおいて、後部回
転輪52の回転中心O1を、扱胴7における胴体71の
外周面よりも上方に位置させた。
成するために、請求項1記載の発明は、前部及び後部回
転輪51,52間に掛設されて刈取部4で刈取られた作
物を脱穀室10に搬送する搬送コンベア5と、胴体71
の外周に扱刃72をもち脱穀室10に搬送された作物を
脱穀する扱胴7とを備えたコンバインにおいて、後部回
転輪52の回転中心O1を、扱胴7における胴体71の
外周面よりも上方に位置させた。
【0006】請求項2記載の発明は、搬送コンベア5に
よる穀稈の反扱胴側への持回りを減少できるようにする
ため、図1に示すように、後部回転輪52の下方で、扱
胴7の始端部に対向する直線部分56を搬送コンベア5
に形成するためのテンション輪55を後部回転輪52に
対し後方側に配設した。
よる穀稈の反扱胴側への持回りを減少できるようにする
ため、図1に示すように、後部回転輪52の下方で、扱
胴7の始端部に対向する直線部分56を搬送コンベア5
に形成するためのテンション輪55を後部回転輪52に
対し後方側に配設した。
【0007】請求項3記載の発明は、搬送コンベア5で
搬送された穀稈が駆動輪の支持軸部に巻き付くのを防止
するため、図1に示すよに、後部回転輪52を、動力源
からの動力を取り入れる駆動輪とした。
搬送された穀稈が駆動輪の支持軸部に巻き付くのを防止
するため、図1に示すよに、後部回転輪52を、動力源
からの動力を取り入れる駆動輪とした。
【0008】請求項4記載の発明は、穀稈の搬送受継空
間での間接押上力による移送行程をなくし得るようにす
るため、図4に示すように、後部回転輪52の回転中心
O1を、扱胴7の回転中心Oよりも上方にした。
間での間接押上力による移送行程をなくし得るようにす
るため、図4に示すように、後部回転輪52の回転中心
O1を、扱胴7の回転中心Oよりも上方にした。
【0009】請求項5記載の発明は、搬送コンベア5に
よる穀稈の反扱胴側への持回りを減少できるようにする
ため、図5に示すように、後部回転輪52と扱胴7との
間の空間に、搬送コンベア5で搬送される穀稈の搬送コ
ンベア5による持ち回りを阻止するスクレーパ18を設
けた。
よる穀稈の反扱胴側への持回りを減少できるようにする
ため、図5に示すように、後部回転輪52と扱胴7との
間の空間に、搬送コンベア5で搬送される穀稈の搬送コ
ンベア5による持ち回りを阻止するスクレーパ18を設
けた。
【0010】請求項6記載の発明は、後部回転輪52を
利用して搬送受継空間Sを可及的に小さくできるように
するため、図6に示すように、後部回転輪52を、外周
に歯を周設したスプロケットで構成し、この後部回転輪
52の歯部ピッチ円を可及的に小さくして、後部回転輪
52と扱胴7との間に形成される空間を小さくした。
利用して搬送受継空間Sを可及的に小さくできるように
するため、図6に示すように、後部回転輪52を、外周
に歯を周設したスプロケットで構成し、この後部回転輪
52の歯部ピッチ円を可及的に小さくして、後部回転輪
52と扱胴7との間に形成される空間を小さくした。
【0011】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、搬送コン
ベア5を支持する後部回転輪52の回転中心O1を、扱
胴7における胴体71の外周面よりも上方に位置させた
から、搬送コンベア5で搬送される穀稈を扱胴7の始端
部に強制送りすることができて、穀稈が、間接押上力で
斜面を昇る行程を少なくできるのであり、従って、穀稈
の搬送受継空間Sでの停滞をなくすることができ、搬送
コンベア5から扱胴7への受継ぎを良好にできるのであ
る。
ベア5を支持する後部回転輪52の回転中心O1を、扱
胴7における胴体71の外周面よりも上方に位置させた
から、搬送コンベア5で搬送される穀稈を扱胴7の始端
部に強制送りすることができて、穀稈が、間接押上力で
斜面を昇る行程を少なくできるのであり、従って、穀稈
の搬送受継空間Sでの停滞をなくすることができ、搬送
コンベア5から扱胴7への受継ぎを良好にできるのであ
る。
【0012】請求項2記載の発明では、後部回転輪52
の下方に設けたテンション輪55から搬送受継空間Sに
穀稈を受継がせることができると共に、テンション輪5
5と後部回転輪52との間の直線部分56により搬送コ
ンベア5による穀稈の反扱胴側への持回りを減少できる
のである。従って、穀稈の搬送コンベア5から扱胴7へ
の受継量を多くでき、搬送ロスを少なくできるのであ
る。
の下方に設けたテンション輪55から搬送受継空間Sに
穀稈を受継がせることができると共に、テンション輪5
5と後部回転輪52との間の直線部分56により搬送コ
ンベア5による穀稈の反扱胴側への持回りを減少できる
のである。従って、穀稈の搬送コンベア5から扱胴7へ
の受継量を多くでき、搬送ロスを少なくできるのであ
る。
【0013】請求項3記載の発明では、搬送コンベア5
から扱胴7への搬送受継空間Sに対し上方側に駆動輪が
あるため、搬送コンベア5で搬送された穀稈が駆動輪の
支持軸部に巻き付くのを防止できるのである。
から扱胴7への搬送受継空間Sに対し上方側に駆動輪が
あるため、搬送コンベア5で搬送された穀稈が駆動輪の
支持軸部に巻き付くのを防止できるのである。
【0014】請求項4記載の発明では、穀稈を、搬送コ
ンベア5の搬送方向終端部から扱胴7の始端部に強制送
りできるから、搬送コンベア5で搬送される穀稈が、斜
面を昇る行程をなくすることができるのである。従っ
て、穀稈の搬送受継空間Sでの停滞をより一層良好にな
くすることができ、搬送コンベア5から扱胴7への受継
ぎをより一層良好にできるのである。
ンベア5の搬送方向終端部から扱胴7の始端部に強制送
りできるから、搬送コンベア5で搬送される穀稈が、斜
面を昇る行程をなくすることができるのである。従っ
て、穀稈の搬送受継空間Sでの停滞をより一層良好にな
くすることができ、搬送コンベア5から扱胴7への受継
ぎをより一層良好にできるのである。
【0015】請求項5記載の発明では、搬送コンベア5
による直接移送で扱胴7の始端部に移送する穀稈の一部
が反扱胴側に持ち回りされるとき、この持ち回りをスク
レーパ18で阻止することができるのであり、従って、
搬送コンベア5による稈の反扱胴側への持回りを減少で
きるのである。
による直接移送で扱胴7の始端部に移送する穀稈の一部
が反扱胴側に持ち回りされるとき、この持ち回りをスク
レーパ18で阻止することができるのであり、従って、
搬送コンベア5による稈の反扱胴側への持回りを減少で
きるのである。
【0016】請求項6記載の発明では、後部回転輪52
を利用して搬送受継空間Sを可及的に小さくできるか
ら、穀稈の搬送受継空間Sでの停滞をなくすることがで
き、搬送コンベア5から扱胴7への受継ぎを良好にでき
るのである。
を利用して搬送受継空間Sを可及的に小さくできるか
ら、穀稈の搬送受継空間Sでの停滞をなくすることがで
き、搬送コンベア5から扱胴7への受継ぎを良好にでき
るのである。
【0017】
【発明の実施形態】図2及び図3に示したコンバイン
は、汎用形のコンバインを示している。このコンバイン
は、クローラから成る左右の走行装置2,2により走行
可能に支持された機体1の前部に、油圧昇降装置3によ
り昇降可能な刈取装置4と、該刈取装置4により刈取ら
れた穀稈を後方の脱穀室10に搬送する搬送コンベア5
をもつフィーダハウス6とを支持すると共に、機体1上
に、胴体71の外周に推進角を有する螺旋状の扱刃72
をもち前記脱穀室10に搬送された穀稈を脱穀する回転
自在のスクリュー形扱胴7と、この扱胴7の回転で脱穀
された穀粒を選別する前後に揺動自在の揺動選別装置8
と、この揺動選別装置8の揺動で選別処理された穀粒を
貯溜する穀粒タンク9とを搭載し、この穀粒タンク9の
前方に運転席11及び運転操作部12を、また、後方に
エンジン13をそれぞれ配置している。また、図2にお
いて、14は前記揺動選別装置8の下方に配置した一番
コンベア、15は同じく二番コンベア、16は排風ファ
ンである。尚、前記扱胴7の始端部には、先端で縮径し
た円錐状の外周面に前記扱刃72と連続し、扱刃72の
推進角より大きい推進角を有するインペラ73を設けて
いる。
は、汎用形のコンバインを示している。このコンバイン
は、クローラから成る左右の走行装置2,2により走行
可能に支持された機体1の前部に、油圧昇降装置3によ
り昇降可能な刈取装置4と、該刈取装置4により刈取ら
れた穀稈を後方の脱穀室10に搬送する搬送コンベア5
をもつフィーダハウス6とを支持すると共に、機体1上
に、胴体71の外周に推進角を有する螺旋状の扱刃72
をもち前記脱穀室10に搬送された穀稈を脱穀する回転
自在のスクリュー形扱胴7と、この扱胴7の回転で脱穀
された穀粒を選別する前後に揺動自在の揺動選別装置8
と、この揺動選別装置8の揺動で選別処理された穀粒を
貯溜する穀粒タンク9とを搭載し、この穀粒タンク9の
前方に運転席11及び運転操作部12を、また、後方に
エンジン13をそれぞれ配置している。また、図2にお
いて、14は前記揺動選別装置8の下方に配置した一番
コンベア、15は同じく二番コンベア、16は排風ファ
ンである。尚、前記扱胴7の始端部には、先端で縮径し
た円錐状の外周面に前記扱刃72と連続し、扱刃72の
推進角より大きい推進角を有するインペラ73を設けて
いる。
【0018】前記刈取装置4は、左右に対向する側板4
1,41と、これら側板41,41から前方に突出して
未刈り穀稈を取り入れるヘッダー42,42とをもつプ
ラットホーム43と、このプラットホーム43の前部に
取付けて左右に往復動させる刈刃44と、この刈刃44
の後方に回転自在に配設される掻込ドラム45と、プラ
ットホーム43の上部にリール支持体46,46及び油
圧シリンダ47を介して上下昇降可能に支持された掻込
リール48とを備え、刈刃44と掻込ドラム45と掻込
リール48とを動力伝達機構を介して前記エンジン12
に連動させ、刈刃44を往復動させると共に、掻込ドラ
ム45と掻込リール48とを回転させるようにしてい
る。
1,41と、これら側板41,41から前方に突出して
未刈り穀稈を取り入れるヘッダー42,42とをもつプ
ラットホーム43と、このプラットホーム43の前部に
取付けて左右に往復動させる刈刃44と、この刈刃44
の後方に回転自在に配設される掻込ドラム45と、プラ
ットホーム43の上部にリール支持体46,46及び油
圧シリンダ47を介して上下昇降可能に支持された掻込
リール48とを備え、刈刃44と掻込ドラム45と掻込
リール48とを動力伝達機構を介して前記エンジン12
に連動させ、刈刃44を往復動させると共に、掻込ドラ
ム45と掻込リール48とを回転させるようにしてい
る。
【0019】前記フィーダハウス6は、前部と後部とを
開放した略角筒状に形成されており、このフィーダハウ
ス6の後端と、脱穀室10の底面前端との間には、後方
に向かって上向きに傾斜する稈受継板17を設けて、搬
送コンベア5で搬送される穀稈を、稈受継板17上方の
搬送受継空間Sから脱穀室10に移送するようにしてい
る。
開放した略角筒状に形成されており、このフィーダハウ
ス6の後端と、脱穀室10の底面前端との間には、後方
に向かって上向きに傾斜する稈受継板17を設けて、搬
送コンベア5で搬送される穀稈を、稈受継板17上方の
搬送受継空間Sから脱穀室10に移送するようにしてい
る。
【0020】また、このフィーダハウス6内の搬送コン
ベア5は、左右の前部回転輪51,51と左右の後部回
転輪52,52との間に掛設される一対の伝動チェン5
3,53と、これら伝動チェン53,53間に架設され
た多数の搬送片54・・とを備え、後部回転輪52を、
駆動軸・スプロケット・伝動チェンなどの動力伝達機構
を介して前記エンジン13に連動させ、搬送コンベア5
を駆動するようにしている。尚、前部回転輪51と後部
回転輪52とは、外周に歯を周設したスプロケットで形
成されている。
ベア5は、左右の前部回転輪51,51と左右の後部回
転輪52,52との間に掛設される一対の伝動チェン5
3,53と、これら伝動チェン53,53間に架設され
た多数の搬送片54・・とを備え、後部回転輪52を、
駆動軸・スプロケット・伝動チェンなどの動力伝達機構
を介して前記エンジン13に連動させ、搬送コンベア5
を駆動するようにしている。尚、前部回転輪51と後部
回転輪52とは、外周に歯を周設したスプロケットで形
成されている。
【0021】実施形態1では、後部回転輪52を、その
回転中心O1が扱胴7における胴体71の外周面よりも
上方に位置するように配置すると共に、この後部回転輪
52の下方で、扱胴71の始端部に対向する直線部分5
6を搬送コンベア5に形成するためのテンション輪55
を後部回転輪52に対し後方側に配設して、前記伝動チ
ェン53を緊張し、このテンション輪55と後部回転輪
52との間に、扱胴7の始端部に対向する前記直線部分
56を形成している。
回転中心O1が扱胴7における胴体71の外周面よりも
上方に位置するように配置すると共に、この後部回転輪
52の下方で、扱胴71の始端部に対向する直線部分5
6を搬送コンベア5に形成するためのテンション輪55
を後部回転輪52に対し後方側に配設して、前記伝動チ
ェン53を緊張し、このテンション輪55と後部回転輪
52との間に、扱胴7の始端部に対向する前記直線部分
56を形成している。
【0022】斯くして、搬送コンベア5で搬送される穀
稈を、テンション輪55部から脱穀室10に強制送りす
ることができるだけでなく、このテンション輪55と後
部回転輪52との間の直線部分56から扱胴7の始端部
に強制送りすることができるから、搬送コンベア5で搬
送される穀稈が、間接押上力で稈受継板17の斜面を昇
る行程を少なくできるのである。従って、穀稈の搬送受
継空間Sでの停滞をなくすることができ、搬送コンベア
5から扱胴7への受継ぎを良好にできるのであり、ま
た、前記直線部分56により、搬送コンベア5による穀
稈の反扱胴7側への持回りを防ぐことができるのであ
る。
稈を、テンション輪55部から脱穀室10に強制送りす
ることができるだけでなく、このテンション輪55と後
部回転輪52との間の直線部分56から扱胴7の始端部
に強制送りすることができるから、搬送コンベア5で搬
送される穀稈が、間接押上力で稈受継板17の斜面を昇
る行程を少なくできるのである。従って、穀稈の搬送受
継空間Sでの停滞をなくすることができ、搬送コンベア
5から扱胴7への受継ぎを良好にできるのであり、ま
た、前記直線部分56により、搬送コンベア5による穀
稈の反扱胴7側への持回りを防ぐことができるのであ
る。
【0023】また、回転中心O1が扱胴7における胴体
71の外周面よりも上方に位置するように配置した後部
回転輪52は、動力源となるエンジン13からの動力を
取入れる駆動輪としたから、搬送コンベア5で搬送され
た穀稈が駆動輪の支持軸部に巻き付くのを防止できるの
である。
71の外周面よりも上方に位置するように配置した後部
回転輪52は、動力源となるエンジン13からの動力を
取入れる駆動輪としたから、搬送コンベア5で搬送され
た穀稈が駆動輪の支持軸部に巻き付くのを防止できるの
である。
【0024】実施形態2では、図4に示すように、後部
回転輪52の回転中心O1を、扱胴7の回転中心Oより
も上方にしたのである。斯くすることにより、搬送コン
ベア5で搬送される穀稈を、搬送コンベア5の搬送終端
部分から扱胴7の始端部に強制送りすることができるか
ら、搬送コンベア5で搬送される穀稈が、稈受継板17
の斜面を昇る行程をなくすることができるのである。従
って、穀稈の搬送受継空間Sでの停滞をなくすることが
でき、搬送コンベア5から扱胴7への受継ぎをより一層
良好にできるのである。
回転輪52の回転中心O1を、扱胴7の回転中心Oより
も上方にしたのである。斯くすることにより、搬送コン
ベア5で搬送される穀稈を、搬送コンベア5の搬送終端
部分から扱胴7の始端部に強制送りすることができるか
ら、搬送コンベア5で搬送される穀稈が、稈受継板17
の斜面を昇る行程をなくすることができるのである。従
って、穀稈の搬送受継空間Sでの停滞をなくすることが
でき、搬送コンベア5から扱胴7への受継ぎをより一層
良好にできるのである。
【0025】実施形態3では、図5に示すように、実施
形態2における後部回転輪52と扱胴7の始端部との間
の空間に、搬送コンベア5で搬送される穀稈の搬送コン
ベア5による持ち回りを阻止する板状のスクレーパ18
を設けたのである。斯くすることにより、搬送コンベア
5で搬送される穀稈が、後部回転輪52近くに搬送され
たとき、該穀稈がスクレーパ18の下面に当接して、そ
れ以上の搬送が阻止されるので、穀稈の反扱胴側への持
回りを少なくできるのである。
形態2における後部回転輪52と扱胴7の始端部との間
の空間に、搬送コンベア5で搬送される穀稈の搬送コン
ベア5による持ち回りを阻止する板状のスクレーパ18
を設けたのである。斯くすることにより、搬送コンベア
5で搬送される穀稈が、後部回転輪52近くに搬送され
たとき、該穀稈がスクレーパ18の下面に当接して、そ
れ以上の搬送が阻止されるので、穀稈の反扱胴側への持
回りを少なくできるのである。
【0026】実施形態4では、図6に示すように、外周
に歯を周設したスプロケットから成る後部回転輪52の
歯部ピッチ円を可及的に小さくして、後部回転輪52と
扱胴7の始端部との間に形成される空間を小さくしたの
である。斯くすることにより、前記稈受継板17上方の
搬送受継空間S可及的に小さくできるのである。従っ
て、実施形態4においても、穀稈の搬送受継空間Sでの
停滞をなくすることができ、搬送コンベア5から扱胴7
への受継ぎを良好にできるのである。尚、後部回転輪5
2は、搬送コンベア5を駆動する上で安全な強度をも
ち、伝動チェン53を円滑に回転移動させることができ
る最小の歯部ピッチ円に形成するのである。
に歯を周設したスプロケットから成る後部回転輪52の
歯部ピッチ円を可及的に小さくして、後部回転輪52と
扱胴7の始端部との間に形成される空間を小さくしたの
である。斯くすることにより、前記稈受継板17上方の
搬送受継空間S可及的に小さくできるのである。従っ
て、実施形態4においても、穀稈の搬送受継空間Sでの
停滞をなくすることができ、搬送コンベア5から扱胴7
への受継ぎを良好にできるのである。尚、後部回転輪5
2は、搬送コンベア5を駆動する上で安全な強度をも
ち、伝動チェン53を円滑に回転移動させることができ
る最小の歯部ピッチ円に形成するのである。
【0027】また一方、前記揺動選別装置8・一番コン
ベア14・二番コンベア15・排風ファン16に連動す
る伝動元軸とか、前記搬送コンベア5の駆動軸52な
ど、大きな負荷が作用する軸Gの動力取入部には、異常
負荷時に破断する安全ピン20を設けている。この安全
ピン20は、図7に示すように、一端に角孔から成る係
合部21aをもち、かつこの一端部外周にねじ21bを
もつ操作部21と、この操作部21に連続する挿通部2
2とからなる。そして、軸Gと、該軸Gに嵌合するスプ
ロケットなどの動力取入体30のボス部30aとに、挿
通孔31,32を設けると共に、前記ボス部30aの挿
通孔31に連続するねじ孔33を設け、安全ピン20の
挿通部22を前記ボス部30aの挿通孔31に挿通しな
がら操作部21を前記ねじ孔33に螺締することによ
り、挿通部22の先端部分を軸Gの挿通孔32に挿通す
る。斯くすることにより、安全ピン20の挿通部22が
破断したとき、操作部21の係合部21aにアレンキー
などの工具を挿入して安全ピン20を回すことにより、
挿通部22の先端側を新たに軸Gの挿通孔32に挿通で
き、安全ピン20を再使用することができ、従って、安
全ピン20を複数本予め用意する必要がなく、イニシャ
ルコストを低減できるのである。
ベア14・二番コンベア15・排風ファン16に連動す
る伝動元軸とか、前記搬送コンベア5の駆動軸52な
ど、大きな負荷が作用する軸Gの動力取入部には、異常
負荷時に破断する安全ピン20を設けている。この安全
ピン20は、図7に示すように、一端に角孔から成る係
合部21aをもち、かつこの一端部外周にねじ21bを
もつ操作部21と、この操作部21に連続する挿通部2
2とからなる。そして、軸Gと、該軸Gに嵌合するスプ
ロケットなどの動力取入体30のボス部30aとに、挿
通孔31,32を設けると共に、前記ボス部30aの挿
通孔31に連続するねじ孔33を設け、安全ピン20の
挿通部22を前記ボス部30aの挿通孔31に挿通しな
がら操作部21を前記ねじ孔33に螺締することによ
り、挿通部22の先端部分を軸Gの挿通孔32に挿通す
る。斯くすることにより、安全ピン20の挿通部22が
破断したとき、操作部21の係合部21aにアレンキー
などの工具を挿入して安全ピン20を回すことにより、
挿通部22の先端側を新たに軸Gの挿通孔32に挿通で
き、安全ピン20を再使用することができ、従って、安
全ピン20を複数本予め用意する必要がなく、イニシャ
ルコストを低減できるのである。
【0028】尚、以上の実施形態では、後部回転輪52
を、エンジン13からの動力を取入れる駆動輪とした
が、その他、前部回転輪51を、エンジン13からの動
力を取入れる駆動輪とし、後部回転輪52を従動輪とし
てもよい。
を、エンジン13からの動力を取入れる駆動輪とした
が、その他、前部回転輪51を、エンジン13からの動
力を取入れる駆動輪とし、後部回転輪52を従動輪とし
てもよい。
【図1】本発明コンバインの前部側を省略した断面図。
【図2】同コンバイン全体の側面図。
【図3】同コンバイン全体の側面図。
【図4】同別の実施形態を示す要部の説明図。
【図5】同別の実施形態を示す要部の説明図。
【図6】同別の実施形態を示す要部の説明図。
【図7】同安全ピンを用いた箇所の部分断面図。
【図8】従来例を示す説明図。
5 搬送コンベア 51 前部回転輪 52 後部回転輪 55 テンション輪 7 扱胴 71 胴体 72 扱刃 10 脱穀室
Claims (6)
- 【請求項1】 前部及び後部回転輪(51,52)間に
掛設されて刈取部(4)で刈取られた作物を脱穀室(1
0)に搬送する搬送コンベア(5)と、胴体(71)の
外周に扱刃(72)をもち脱穀室(10)に搬送された
作物を脱穀する扱胴(7)とを備えたコンバインにおい
て、後部回転輪(52)は、その回転中心(O1)を扱
胴(7)における胴体(71)の外周面よりも上方に位
置させていることを特徴とするコンバイン。 - 【請求項2】 後部回転輪(52)の下方で、扱胴
(7)の始端部に対向する直線部分を搬送コンベア
(5)に形成するためのテンション輪(55)を後部回
転輪(52)に対し後方側に配設している請求項1記載
のコンバイン。 - 【請求項3】 後部回転輪(52)は、動力源からの動
力を取り入れる駆動輪としている請求項2記載のコンバ
イン。 - 【請求項4】 後部回転輪(52)の回転中心は、扱胴
(7)の回転中心よりも上方にしている請求項1記載の
コンバイン。 - 【請求項5】 後部回転輪(52)と扱胴(7)との間
の空間に、搬送コンベア(5)で搬送される稈の搬送コ
ンベア(5)による持ち回りを阻止するスクレーパ(1
8)を設けている請求項4記載のコンバイン。 - 【請求項6】 後部回転輪(52)は、外周に歯を周設
したスプロケットから成り、この後部回転輪(52)の
歯部ピッチ円を可及的に小さくして、後部回転輪(5
2)と扱胴(7)との間に形成される空間を小さくして
いる請求項1記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142796A JPH09248038A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142796A JPH09248038A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248038A true JPH09248038A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13170772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6142796A Pending JPH09248038A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248038A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172212A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP6142796A patent/JPH09248038A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172212A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
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