JPH0924771A - 車両用移動対象物の駆動装置 - Google Patents

車両用移動対象物の駆動装置

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JPH0924771A
JPH0924771A JP17634995A JP17634995A JPH0924771A JP H0924771 A JPH0924771 A JP H0924771A JP 17634995 A JP17634995 A JP 17634995A JP 17634995 A JP17634995 A JP 17634995A JP H0924771 A JPH0924771 A JP H0924771A
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JP
Japan
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lock
frame
moving
groove
posture
Prior art date
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Pending
Application number
JP17634995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Watanabe
卓見 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP17634995A priority Critical patent/JPH0924771A/ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】使い勝手をよくする。 【構成】無端状の伝達部材を案内部材に架設し、伝達部
材を構成する連結プレート71をロックスライダ64に
着脱可能に構成にしたので、伝達部材を着脱する際に、
伝達部材が当初の配索状態を維持し、ロックスライダ6
4に迅速に連結プレート71を装着することができ、当
初の状態に復帰させ、移動フレームを駆動することがで
き、使い勝手をよくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着され、
ルーフキャリアなどの移動対象物を駆動するための車両
の移動対象物の駆動装置に関し、例えば、スキーや荷物
を積むルーフキャリア装置、サンルーフ装置およびウイ
ンドレギュレータなどに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の移動対象物の駆動装置とし
ては、例えば、本出願人が先に提案した出願(特願平5
−261197号にかかる願書に添付した明細書)に記
載されているようなものがある。すなわち、ルーフキャ
リアの駆動装置であり、伝達部材であるギアードケーブ
ルが回転すると、ギアードケーブル端部のケーブルエン
ドクリップを介してロックスライダが前後移動して、ロ
ックスライダが拘束解除姿勢にあるロックアームを押し
込んだり、収納位置でロックアームを付勢力に抗して押
し込み、ロックアームをロック溝に嵌合させた拘束姿勢
に施錠するようにしたもので、ロックスライダの下穴に
ケーブルエンドクリップの枢軸部が嵌合し、枢軸部の先
端は移動フレームの貫通長孔内に突出していて、枢軸部
の先端ねじ部にナットが螺合しており、それにより枢軸
部が抜け止めされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両の移動対象物の駆動装置では、駆動装置
が故障などによって作動不能な状況にあるとき、ギアー
ドケーブルとロックスライダとの連結関係を解除すべ
く、ナットを枢軸部の先端ねじ部から外して、ロックス
ライダから枢軸部を抜くと、ギアードケーブルの端部お
よびケーブルエンドクリップは何ら拘束されないので、
作業者が特別に注意を払わないで任意の場所に置く場合
があり、その場合には、再度、ギアードケーブルとロッ
クスライダとを連結する際に、ギアードケーブルの端部
およびケーブルエンドクリップが置かれた場所を捜さな
くてはならず、その連結作業に必要以上に手間がかか
り、使い勝手がよくないという問題がある。本発明は、
このような従来の技術が有する問題点に着目してなされ
たもので、無端状の伝達部材を案内部材に架設し、伝達
部材を構成する連結プレートをロックスライダに着脱可
能に構成にしたので、伝達部材を着脱する際に、伝達部
材が当初の配索状態を維持し、ロックスライダに迅速に
連結プレートを装着することができ、当初の状態に復帰
させ、移動フレームを駆動することができ、使い勝手を
よくすることができる車両の移動対象物の駆動装置を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 車両(10)に装着され、ルーフキャリアなどの移
動対象物を駆動するための車両の移動対象物の駆動装置
において、車両(10)に固定され、移動対象物の移動
方向に沿って延びるガイド溝(31)を有した固定フレ
ーム(20)と、前記固定フレーム(20)のガイド溝
(31)に案内されて前後移動可能な移動フレーム(4
0)と、該移動フレーム(40)を駆動する駆動機構
(50)と、該駆動機構(50)に連結され、かつ、前
記固定フレーム(20)における移動フレーム(40)
の移動方向に対して離間した位置に配設された案内部材
に架設された無端状の伝達部材(53)とを備え、前記
ガイド溝(31)に移動方向に対して略直交する方向へ
凹入するロック溝(36)を形成し、前記移動フレーム
(40)に、その先端部が固定フレーム(20)側のロ
ック溝(36)に嵌合して、移動フレーム(40)が移
動不能に拘束される拘束姿勢と、その先端部がロック溝
(36)から外れてガイド溝(31)内を移動して移動
フレーム(40)が移動可能になる拘束解除姿勢とに揺
動可能にロックアーム(61)を支持し、前記拘束解除
姿勢にある前記ロックアーム(61)を押し込み、前記
拘束姿勢になった前記ロックアーム(61)を揺動不能
にする施錠位置と、前記移動フレーム(20)が所定位
置に移動した際に、前記拘束姿勢にあった前記ロックア
ーム(61)を揺動可能にする解錠位置とに前記移動フ
レーム(40)に対して相対移動可能に前記移動フレー
ム(40)に支持され、かつ、前記伝達部材(53)を
構成する連結プレート(71)を着脱可能に支持するロ
ックスライダ(61)を備えたことを特徴とする車両用
移動対象物の駆動装置。
【0005】2 車両(10)に装着され、ルーフキャ
リアなどの移動対象物を駆動するための車両の移動対象
物の駆動装置において、車両(10)に固定され、移動
対象物の移動方向に沿って延びるガイド溝(31)を有
した固定フレーム(20)と、前記固定フレーム(2
0)のガイド溝(31)に案内されて前後移動可能な移
動フレーム(40)と、該移動フレーム(40)を駆動
する駆動機構(50)と、該駆動機構(50)に連結さ
れ、かつ、前記固定フレーム(20)における移動フレ
ーム(40)の移動方向に対して離間した位置に配設さ
れた案内部材に架設された無端状の伝達部材(53)と
を備え、前記ガイド溝(31)に移動方向に対して略直
交する方向へ凹入するロック溝(36)を形成し、前記
移動フレーム(40)に、その先端部が固定フレーム
(20)側のロック溝(36)に嵌合して、移動フレー
ム(40)が移動不能に拘束される拘束姿勢と、その先
端部がロック溝(36)から外れてガイド溝(31)内
を移動して移動フレーム(40)が移動可能になる拘束
解除姿勢とに揺動可能にロックアーム(61)を支持
し、前記拘束解除姿勢にある前記ロックアーム(61)
を押し込み、前記拘束姿勢になった前記ロックアーム
(61)を揺動不能にする施錠位置と、前記移動フレー
ム(20)が所定位置に移動した際に、前記拘束姿勢に
あった前記ロックアーム(61)を揺動可能にする解錠
位置とに前記移動フレーム(40)に対して相対移動可
能に前記移動フレーム(40)に支持され、かつ、前記
伝達部材(53)を構成する連結プレート(88)を着
脱可能に支持するロックスライダ(61)を備え、該ロ
ックスライダ(64)または前記連結プレート(88)
の一方に係合ピン(64c)を固設する一方、前記ロッ
クスライダ(64)または前記連結プレート(88)の
他方に、前記係合ピン(64c)の頭部が挿通可能な大
径孔部(89b)と、該大径孔部(89b)から移動し
た前記係合ピン(64c)の首部が係合し、かつ、前記
係合ピン(64c)の頭部が抜け不能な小径孔部(89
a)とを連ねるようにして穿設したことを特徴とする車
両用移動対象物の駆動装置に存する。
【0006】次に、前記各項に記載された発明の作用を
説明する。ロックアーム(61)は拘束解除姿勢にある
とき、その先端部がロック溝(36)から外れていて、
移動フレーム(40)はガイド溝(31)に案内され移
動可能である。駆動機構(50)が作動して、伝達部材
(53)および連結プレート(71)を介して、ロック
スライダ(64)が移動すると、ロックスライダ(6
4)を支持する移動フレーム(40)が移動する。この
とき、ロックスライダ(64)は解錠位置にある。
【0007】移動フレーム(40)が所定位置に移動
し、前後して、ロックアーム(61)の先端部がロック
溝(36)の溝口に位置すると、ロックスライダ(6
4)が拘束姿勢に揺動して、ロックスライダ(64)の
先端部がロック溝(36)に嵌合して、移動フレーム
(40)が移動不能に拘束される。このとき、ロックス
ライダ(64)は施錠位置に相対移動し、拘束姿勢にな
ったロックアーム(61)を揺動不能にする。ロックス
ライダ(64)が施錠位置に相対移動して、拘束姿勢に
なったロックアーム(61)を揺動不能にした状態にお
いて、駆動機構(50)が故障などにより作動不能にな
った場合に、ロックスライダ(64)から連結プレート
(71)を離脱させ、ロックスライダ(64)を解除位
置に移動して、ロックアーム(61)の拘束を解除す
る。それにより、ロックアーム(61)が拘束解除姿勢
に揺動可能になり、ロックアーム(61)の先端部をロ
ック溝(36)から外すことができ、移動フレーム(4
0)を手動で移動することができる。また、無端状の伝
達部材(53)を案内部材に架設し、伝達部材(53)
を構成する連結プレート(71)にロックスライダ(6
4)を着脱可能に構成にしたので、ロックスライダ(6
4)を装着する際に、伝達部材(53)が当初の配索状
態を維持し、ロックスライダ(64)を迅速に連結プレ
ート(71)に装着することができ、当初の状態に復帰
させ、移動フレーム(40)を駆動することができる。
【0008】請求項2記載の車両用移動対象物の駆動装
置では、同じく、ロックスライダ(64)が施錠位置に
相対移動して、拘束姿勢になったロックアーム(61)
を揺動不能にした状態において、駆動機構(50)が故
障などにより作動不能になった場合に、ロックスライダ
(64)から連結プレート(88)を外すには、係合ピ
ン(64c)の頭部を達磨形の孔(89)の小径孔部
(89a)から大径孔部(89b)に移動して、抜くよ
うにすればよい。それにより、ロックスライダ(64)
が移動可能になり、ロックスライダ(64)を解錠位置
に移動すれば、ロックアーム(61)が拘束解除姿勢に
揺動可能になり、ロックアーム(61)の先端部をロッ
ク溝(36)から外すことができ、移動フレーム(4
0)を手動で移動することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の一形態を説明する。図1〜図8は本発明の実施の第1
の形態を示している。図1、図2、図6および図8に示
すように、本発明にかかる車両の移動対象物の駆動装置
は、車両ルーフ10に装着され、積み荷を運搬するため
の自動車用のルーフキャリア装置であり、車両ルーフ1
0に支持ブラケット11で固定され、前後移動用のガイ
ド部30を有した固定フレーム20と、積み荷が載置さ
れ、固定フレーム20のガイド部30に案内されて、車
両の前後方向に移動可能な移動フレーム40とを備えて
成る。
【0010】ガイド部30は、固定フレーム20に形成
され前後方向へ延びるガイド溝31を有している。移動
フレーム40のフレーム本体44の前端部にはガイド溝
31上を転動して、移動フレーム40を支持する前後一
対のキャスタ46、47が回転可能に枢着されている。
一対のキャスタ46、47の各枢軸にはロックフレーム
43が架設されている。ロックフレーム43には、移動
フレーム40の両側方向のガタつきを規制するための案
内ローラ42が回転可能に支持されている。
【0011】両側一対の固定フレーム20の各前端部に
はフロントベース部材21が架設され、固定フレーム2
0の前端部には駆動モータ50が固設されている。駆動
モータ50には減速機構56を介して案内部材であるス
プロケット55が連結され、スプロケット55には、伝
達部材であるエンドレスのチェーン部材53が巻回され
ている。チェーン部材53は、固定フレーム20の内壁
側に沿って延ばされている。チェーン部材53は連結プ
レート71を介して連結されている。
【0012】移動フレーム40の前部には、移動フレー
ム40を移動不能に最前の収納位置に拘束するためのロ
ック機構60が設けられている。固定フレーム20のガ
イド溝31の前端部には、ガイド溝31の下側の溝壁が
下方へ凹入するロック溝36が形成されている。ロック
アーム61の先端部にはロックローラ62が設けられ、
ロックアーム61は、図6および図7に示すようにガイ
ド溝31内を転動してきたロックローラ62がロック溝
36に嵌入して移動フレーム40が前後移動不能になる
拘束姿勢(図7参照)とロックローラ62がロック溝3
6から外れて移動フレーム40が前後移動可能になる拘
束解除姿勢とに揺動可能にロックフレーム43に枢着さ
れている。ロックフレーム43のピン部材に巻着された
コイルバネ69は、ロックアーム61を拘束解除姿勢に
揺動する方向へ付勢している。
【0013】ロックフレーム43と連結プレート71と
の間にはロックスライダ64が配され、ロックスライダ
64の両端部には下孔64aが穿設され、下孔64aに
は外側方からボルト81が挿入され、そのボルト81に
よりロックスライダ64が連結プレート71にそれぞれ
締結されている。ロックスライダ64にはガイドピン6
7が植設される一方、ロックフレーム43には、ガイド
ピン67がその孔に嵌合して、ロックスライダ64を施
錠位置と解錠位置とに移動規制するための長孔48が形
成されている。ガイドピン67には、拘束解除姿勢にあ
るロックアーム61の傾斜縁63を転動するローラ部材
68が回転可能に支持されている。ロックスライダ64
には、ロックスライダ64が前方移動した際にロックア
ーム61の傾斜縁63をコイルバネ69の付勢力に抗し
て押し込んでロックアーム61を拘束姿勢に揺動するた
めのカム部65が形成されている。ロックスライダ64
のカム部65の後縁はロックフレーム43の被係止端を
押し込んで移動フレーム40を後進可能に形成されてい
る。
【0014】次に作用を説明する。図2に実線で示すよ
うに、移動フレーム40が最前の全収納位置にあると
き、荷物の積み降ろしをすべく、図外の始動スイッチを
操作すると、駆動モータ50が正転して、減速機構56
を介してスプロケット55が回転し、チェーン部材53
を後方へ繰り出すようになる。それにより、ロックスラ
イダ64が施錠位置から解錠位置へ移動し、ロックスラ
イダ64のカム部65からロックアーム61の傾斜縁6
3がずれて、コイルばね69の付勢により、ロックアー
ム61はロック溝36から外れて、拘束解除姿勢に揺動
して、移動フレーム40が後方へ移動していく。
【0015】駆動モータ50が逆回転すると、チェーン
部材53がスプロケット55により前方へ繰り込まれる
ようになり、ロックスライダ64を介してロックフレー
ム43が前方へ移動するようになり、移動フレーム40
が前方へ移動するようになる。このとき、ロックローラ
62はガイド溝31の両溝壁の下側の壁面上を転動して
いる。ロックスライダ64がチェーン部材53に引かれ
て前方へ移動すると、やがて、移動フレーム40が最前
の収納位置に移動する。前後して、ロックローラ62が
ロック溝36の上方へ位置する。さらに、駆動モータ5
0が一定時間回転し、チェーン部材53によってロック
スライダ64がさらに前方へ引かれると、ローラ部材6
8がコイルバネ69の付勢力に抗してロックアーム61
の傾斜縁63を押し込み、ロックアーム61が拘束姿勢
に揺動して、図7に示すように、ロックローラ62がロ
ック溝36に嵌入する。さらに、ローラ部材68がチェ
ーン部材53に引かれると、ガイドピン67が長孔48
内を前進して、ロックスライダ64がさらに前進し、ロ
ックスライダ64のカム部65が施錠位置に相対移動し
て、拘束姿勢にあるロックアーム61の傾斜縁63の上
方へ位置するようになり、それにより、ロックアーム6
1が揺動不能に拘束姿勢に拘束され、ロックフレーム4
3が前後移動不能に拘束され、移動フレーム40は、最
前の収納位置でロックされる。
【0016】ロックアーム61が揺動不能に拘束姿勢に
拘束され、ロックフレーム43が前後移動不能に拘束さ
れている状態において、駆動機構50が故障などにより
作動不能になった場合には、車両ルーフ10の外側方か
ら手を伸ばして、ボルト81をロックスライダ64の下
孔64aから外して、ロックスライダ64から連結プレ
ート71を離脱させればよい。それにより、ロックスラ
イダ64が移動可能になり、ロックスライダ64を解錠
位置に移動すれば、ロックスライダ64のカム部65が
ロックアーム61の傾斜縁63を押し込まないようにな
り、ロックアーム61の拘束が解除され、ロックアーム
61がコイルバネ69の付勢力により拘束姿勢から拘束
解除姿勢に揺動可能になり、ロックアーム61のロック
ローラ62をロック溝36から外すことができ、移動フ
レーム40が移動可能になり、移動フレーム40を手動
で移動することができる。
【0017】連結プレート71からロックスライダ64
を離脱させた場合に、無端状のチェーン部材53がスプ
ロケット55に架設されたままであり、ロックスライダ
64を連結プレート71に連結する際に、ロックスライ
ダ64を迅速に連結プレート71に装着することがで
き、当初の状態に復帰させることができる。ロック状態
において、駆動モータ50が逆回転して、チェーン部材
53が連結プレート71を介してロックスライダ64を
後方へ移動すると、ロックスライダ64のカム部65が
ロックアーム61の傾斜縁63から離れて、ロックアー
ム61がコイルバネ69の付勢力により揺動して、ロッ
クローラ62がロック溝36から外れて、ロック解除さ
れ、さらに、ロックスライダ64のカム部65の後縁が
ロックフレーム43の被係止端を押し込んで、ロックフ
レーム43を後方へ押し込むようになる。それにより、
移動フレーム40が後方へ移動可能になる。
【0018】図9は本発明の実施の第2の形態を示して
いる。すなわち、ロックスライダ64および連結プレー
ト71の両端部には下孔64b,71bがそれぞれ穿設
されるとともに、下孔64b,71bには外側方からピ
ン部材85が貫通し、そのピン部材85に抜止用のスナ
ップピン86が嵌着され、ピン部材85によりロックス
ライダ64が連結プレート71にそれぞれ締結されてい
る。
【0019】図10は本発明の実施の第3の形態を示し
ている。すなわち、チェーン部材53の端部には一対の
連結プレート88を介して連結されている。一対の連結
プレート88は、各先端部が近接するように延ばされ、
各先端部には、互いに対向するように連結用フランジ8
8aがそれぞれ形成され、連結ピン88bが相対移動可
能かつ抜け不能に嵌合している。一対の連結プレート8
8の各基端部には達磨形の孔89がそれぞれ穿設されて
いる。一方、ロックスライダ64の両端部には係合ピン
64cがそれぞれ植設されている。係合ピン64cがチ
ェーン部材53の連結プレート88の達磨形の孔89に
嵌合して、ロックスライダ64が連結プレート88に係
合している。ロックスライダ64を連結プレート88か
ら外すには、係合ピン64cの頭部を達磨形の孔89の
小径孔部89aから大径孔部89bに移動して、抜くよ
うにすればよい。
【0020】このとき、一対の連結プレート88の連結
用フランジ88aを相互に近づけるように、チェーン部
材53の端部を手繰り寄せ、係合ピン64cの頭部が達
磨形の孔89の小径孔部89aから大径孔部89bに移
動するようにする。なお、前記第3の形態においては、
ロックスライダ64に係合ピン64cを植設し、連結プ
レート88に達磨形の孔89を穿設したものを示した
が、反対の態様に、すなわち、ロックスライダ64側に
達磨形の孔を穿設し、連結プレート88側に係合ピンを
植設してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかる車両の移動対象物の駆動
装置によれば、無端状の伝達部材を案内部材に架設し、
伝達部材を構成する連結プレートをロックスライダに着
脱可能に構成にしたので、伝達部材を着脱する際に、伝
達部材が当初の配索状態を維持し、ロックスライダに迅
速に連結プレートを装着することができ、当初の状態に
復帰させ、移動フレームを駆動することができ、使い勝
手をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の一部分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の斜視図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の部分斜視図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の作用説明図である。
【図5】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の作用説明図である。
【図6】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の作用説明である。
【図7】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の作用説明である。
【図8】本発明の実施の第1の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の斜視図である。
【図9】本発明の実施の第2の形態を示す自動車用のル
ーフキャリア装置の部分斜視図である。
【図10】本発明の実施の第3の形態を示す自動車用の
ルーフキャリア装置の部分斜視図である。
【符号の説明】
10…車両ルーフ 20…固定フレーム 30…ガイド部 31…ガイド溝 32…案内ローラ 36…ロック溝 40…移動フレーム 43…ロックフレーム 50…駆動モータ(駆動機構) 53…チェーン部材(伝達部材の構成部品) 55…スプロケット(案内部材) 60…ロック機構 61…ロックアーム 62…ロックローラ(ロックアームの先端部) 64…ロックスライダ 64c…係合ピン 65…カム部 71,88…連結プレート(伝達部材の構成部品) 81…ボルト 89…達磨形の孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に装着され、ルーフキャリアなどの移
    動対象物を駆動するための車両の移動対象物の駆動装置
    において、 車両に固定され、移動対象物の移動方向に沿って延びる
    ガイド溝を有した固定フレームと、前記固定フレームの
    ガイド溝に案内されて前後移動可能な移動フレームと、
    該移動フレームを駆動する駆動機構と、該駆動機構に連
    結され、かつ、前記固定フレームにおける移動フレーム
    の移動方向に対して離間した位置に配設された案内部材
    に架設された無端状の伝達部材とを備え、 前記ガイド溝に移動方向に対して略直交する方向へ凹入
    するロック溝を形成し、 前記移動フレームに、その先端部が固定フレーム側のロ
    ック溝に嵌合して、移動フレームが移動不能に拘束され
    る拘束姿勢と、その先端部がロック溝から外れてガイド
    溝内を移動して移動フレームが移動可能になる拘束解除
    姿勢とに揺動可能にロックアームを支持し、 前記拘束解除姿勢にある前記ロックアームを押し込み、
    前記拘束姿勢になった前記ロックアームを揺動不能にす
    る施錠位置と、前記移動フレームが所定位置に移動した
    際に、前記拘束姿勢にあった前記ロックアームを揺動可
    能にする解錠位置とに前記移動フレームに対して相対移
    動可能に前記移動フレームに支持され、かつ、前記伝達
    部材を構成する連結プレートを着脱可能に支持するロッ
    クスライダを備えたことを特徴とする車両用移動対象物
    の駆動装置。
  2. 【請求項2】車両に装着され、ルーフキャリアなどの移
    動対象物を駆動するための車両の移動対象物の駆動装置
    において、 車両に固定され、移動対象物の移動方向に沿って延びる
    ガイド溝を有した固定フレームと、前記固定フレームの
    ガイド溝に案内されて前後移動可能な移動フレームと、
    該移動フレームを駆動する駆動機構と、該駆動機構に連
    結され、かつ、前記固定フレームにおける移動フレーム
    の移動方向に対して離間した位置に配設された案内部材
    に架設された無端状の伝達部材とを備え、 前記ガイド溝に移動方向に対して略直交する方向へ凹入
    するロック溝を形成し、 前記移動フレームに、その先端部が固定フレーム側のロ
    ック溝に嵌合して、移動フレームが移動不能に拘束され
    る拘束姿勢と、その先端部がロック溝から外れてガイド
    溝内を移動して移動フレームが移動可能になる拘束解除
    姿勢とに揺動可能にロックアームを支持し、 前記拘束解除姿勢にある前記ロックアームを押し込み、
    前記拘束姿勢になった前記ロックアームを揺動不能にす
    る施錠位置と、前記移動フレームが所定位置に移動した
    際に、前記拘束姿勢にあった前記ロックアームを揺動可
    能にする解錠位置とに前記移動フレームに対して相対移
    動可能に前記移動フレームに支持され、かつ、前記伝達
    部材を構成する連結プレートを着脱可能に支持するロッ
    クスライダを備え、 該ロックスライダまたは前記連結プレートの一方に係合
    ピンを固設する一方、前記ロックスライダまたは前記連
    結プレートの他方に、前記係合ピンの頭部が挿通可能な
    大径孔部と、該大径孔部から移動した前記係合ピンの首
    部が係合し、かつ、前記係合ピンの頭部が抜け不能な小
    径孔部とを連ねるようにして穿設したことを特徴とする
    車両用移動対象物の駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1008489A1 (de) * 1998-12-11 2000-06-14 ORIS FAHRZEUGTEILE HANS RIEHLE GmbH Dachlastenträgersystem
KR100432077B1 (ko) * 2001-06-20 2004-05-17 현대자동차주식회사 자동차의 루프 랙

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EP1008489A1 (de) * 1998-12-11 2000-06-14 ORIS FAHRZEUGTEILE HANS RIEHLE GmbH Dachlastenträgersystem
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