JPH09247622A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH09247622A
JPH09247622A JP8055808A JP5580896A JPH09247622A JP H09247622 A JPH09247622 A JP H09247622A JP 8055808 A JP8055808 A JP 8055808A JP 5580896 A JP5580896 A JP 5580896A JP H09247622 A JPH09247622 A JP H09247622A
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frame
slice
signal
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哲史 糸井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム単位に記録データを構成する場合に
好適な光ディスク装置を提供する。 【解決手段】 マクロブロックを単位として1フレーム
分の画像データをシャッフリングし、シャッフリングし
た後の配置における画面横一列分のマクロブロックごと
にスライスし、スライスごとに一定の符号量になるよう
にDCT変換、量子化および可変長符号化を行う。各ス
ライスごとに属性データを付加しスライス単位に再生可
能にディスクに記録する。シャッフリング後のスライス
ごとに再生可能に記録しているので画像データの一部に
障害が起きても、1フレーム分の画面全体をある程度再
生できる。またスライス単位に再生可能なので、エラー
伝搬や可変速再生に有利になる。さらに符号量調整用の
バッファサイズを小さくでき、かつ符号量調整のための
処理時間の短縮とその回路構成の簡略化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスクなどの記録媒体に各種のデータを記録するデ
ィスク装置に係わり、特に画像や音声をディジタルデー
タとして記録するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、光磁気ディスクあるいは相
変化ディスクなどの記録媒体は、その記憶容量が大き
く、ディジタル画像信号や音声信号の記録に用いられ
る。画像信号の情報量は非常に多いので、長時間の記録
を可能にするためDCT(離散コサイン変換)などの高
能率符号化処理により圧縮されてからディスクへの記録
が行われる。
【0003】DCTは、1フレーム分の画像を例えば8
画素×8ラインごとのブロック構造に変換し、これらに
コサイン変換を施すものである。NTSC方式やPAL
方式などのテレビ信号は、輝度信号(Y)と2つの色差
信号(CB)(CR)からなるコンポーネント信号に分
解することができる。このようなコンポーネント信号を
DCT変換する際には、輝度信号のブロックとこれらと
空間的に同一位置の各色差信号のブロックとを組にした
マクロブロックと呼ばれる単位が構成される。
【0004】コンポーネント信号のうち、いわゆる4:
2:2信号では色差信号のサンプリング周波数は輝度信
号のサンプリング周波数の半分になっている。したがっ
て、たとえば、輝度信号を16画素×16ライン分の4
つのブロックを単位とすると、これと空間的に同一範囲
の色差信号(CB)、(CR)はそれぞれ8画素×16
ライン分の2つのブロックから構成される。そこで、輝
度信号の4つのブロックと色差信号(CB)、(CR)
のそれぞれ2つのブロックを合わせた8つのブロックに
よりマクロブロックが構成される。
【0005】1フレーム分の画像は、インターレースさ
れる場合、偶数番目の走査線と奇数番目の走査線に分け
た2つのフィールドから構成される。画像信号は、マク
ロブロックを単位としてDCT変換された後、1フィー
ルド分の符号量が所定の固定長になるように符号化され
る。このような符号化方式は、フィールド内固定長符号
化方式と呼ばれている。1フィールド分の画像データを
DCT変換した後のデータ量は、その絵柄によって変動
するので、これをフィールド単位で固定長内に収めるた
めに通常は1フィールド分のバッファメモリが用意され
る。
【0006】符号化後のデータは、再生を容易にするた
めに、同期情報の付加された一定長のシンクブロック
(SB)と呼ばれるデータ列に変換されてディスク装置
に記録される。NTSC方式で用いられる525/60
コンポーネント信号の場合には、1つのフレームは76
0SBから構成され、各フィールドはその半分の380
SBになっている。PAL方式で用いられる625/5
0コンポーネント信号の場合には、1つのフレームは9
12SBで構成され、各フィールドは456SBになっ
ている。各フィールドを構成する380SBあるいは4
56SBのデータをフィールドデータと呼ぶ。
【0007】ところで、ディスク装置は、その記録領域
が最内周の第0トラックから最外周の第nトラックまで
の同心円状の複数のトラックに分けて構成されている。
トラックの半径が増加するにつれて、1つのトラックに
記録可能なデータ量は大きくなる。したがって1トラッ
ク当たりに記録するデータ量をその半径に係わらず一定
量にすると、外周に近づくに従って記録密度が低下し、
記録領域の有効利用を図ることができない。そこで、ト
ラックの半径に比例して、1つのトラックに記録するデ
ータ量を増加させ、最短記録波長一定で記録を行うディ
スク装置がある。
【0008】図20は、最短記録波長一定のディスク装
置の記録トラックに380SBからなるフィールドデー
タの配置される様子を表わしたものである。光ディスク
上のトラック総数は51300であり、570トラック
ずつの90個のクロックブロック(CBLK)に分割さ
れている。ディスクの回転数は63.980963rp
s(380×59.94÷356)で一定である。最内
周側の570トラックから構成される第0CBLKで
は、1つのトラック当たりに356SB分のデータが記
録される。第1CBLKでは、1トラック当たり360
SB、第2CBLKでは364SBであり、クロックブ
ロックの番号が“1”増加するごとに1トラック当たり
の記録データ量が4SBずつ増加するようになってい
る。
【0009】第0フィールドデータ201の380SB
は、第0CBLK202の第0トラック203に356
SBが記録され、残りの24SBが第1トラック204
に記録される。第1フィールドデータ205の380S
Bは、第0CBLK202の第1トラック204に33
2SBが、残りの48SBが第3トラック206に記録
される。以後、順次各フィールドデータが記録される。
第533フィールドデータ207は、第568トラック
208に24SBが、残りの356SBが第569トラ
ック209に記録される。このように、第0CBLKに
は534フィールド分のデータがちょうど記録される。
【0010】図示しない第1CBLKでは、1トラック
当たり360SBを記録することができる。第1CBL
Kに属する第570トラックには、第534フィールド
データの380SBのうち360SBが、残りの20S
Bが第571トラックに記録される。同様に、第535
フィールドデータは、第571トラックに340SB
が、第572トラックに40SBが記録される。以下同
様に記録され、第1073フィールドデータのうち40
SBが第1138トラックに、残りの360SBが第1
CBLKの最後のトラックである第1139トラックに
記録される。第1CBLKには、540フィールド分の
データがちょうど記録される。
【0011】第6CBLK211では、1トラック当た
り380SBのデータが記録される。したがって、トラ
ックに記録できるデータサイズと、1フィールドデータ
のサイズが一致しているので、トラック毎に1フィール
ド分のデータが記録される。すなわち、第3294フィ
ールドデータ212は、第3420トラック213に、
第3295フィールドデータ214は、第3421トラ
ック215にそれぞれ記録される。そして第3863フ
ィールドデータ216が第6CBLKの最終トラックで
ある第3989トラック217に記録される。したがっ
て第6CBLKには570フィールド分のデータがちょ
うど記録される。
【0012】最終のクロックブロックである第89CB
LK221には、1トラック当たり712SBのデータ
を記録することができる。そこで、第71022フィー
ルドデータ222の380SBと第71023フィール
ドデータ223のうちの332SBが、第50730ト
ラック224に記録される。第71023フィールドデ
ータ223のうちの残りの48SBは、第50731ト
ラック225に記録される。第72089フィールドデ
ータ226は、第89CBLKの最終トラックである第
51299トラック227に記録される。このようにし
て第89CBLKには、1068フィールド分のデータ
がちょうど記録される。
【0013】図21は、最短記録波長一定のディスク装
置の記録トラックに456SBからなるフィールドデー
タの配置される様子を表わしたものである。光ディスク
上のトラック総数は51300であり、570トラック
ずつの90個のクロックブロック(CBLK)に分割さ
れている。ディスクの回転数は64.044944rp
s(380×60.00÷356)で一定である。最内
周側の570トラックから構成される第0CBLKで
は、1つのトラック当たりに365SB分のデータが記
録される。以後、クロックブロックの番号が“1”増加
するごとに1トラック当たりの記録データ量が4SBず
つ増加している。
【0014】第0フィールドデータ231の456SB
は、第0CBLK232の第0トラック233に356
SBが記録され、残りの100SBが第1トラック23
4に記録される。第1フィールドデータ235の456
SBは、第1トラック234に256SBが、残りの2
00SBが第3トラック236に記録される。以後、順
次各フィールドデータが記録され、第444フィールド
データ237は、第568トラック238に100SB
が、残りの356SBが第569トラック239に記録
される。このように、第0CBLKには445フィール
ド分のデータがちょうど記録される。
【0015】図示しない第1CBLKでは、1トラック
当たり360SBを記録することができる。第1CBL
Kに属する第570トラックには、第445フィールド
データの456SBのうち360SBが、残りの96S
Bが第571トラックに記録される。同様に、第446
フィールドデータは、第571トラックに264SB
が、第572トラックに192SBが記録される。以下
同様に記録され、第894フィールドデータのうち96
SBが第1138トラックに、残りの360SBが第1
CBLKの最後のトラックである第1139トラックに
記録される。第1CBLKには、450フィールド分の
データがちょうど記録される。
【0016】第25CBLK241では、1トラック当
たり456SBのデータが記録される。トラックに記録
できるデータサイズと、1フィールドデータのサイズが
一致しているので、トラック毎に1フィールド分のデー
タが記録される。すなわち、第12625フィールドデ
ータ242は、第14250トラック243に、第12
626フィールドデータ244は、第14251トラッ
ク215にそれぞれ記録される。そして第13194フ
ィールドデータ246が第25CBLKの最終トラック
である第14819トラック247に記録される。した
がって第25CBLKには570フィールド分のデータ
がちょうど記録される。
【0017】最終のクロックブロックである第89CB
LK251には、1トラック当たり712SBのデータ
を記録することができる。そこで、第59185フィー
ルドデータ252の456SBと第59186フィール
ドデータ253のうちの256SBが、第50730ト
ラック254に記録される。第59186フィールドデ
ータ253のうちの残りの200SBは、第50731
トラック255に記録される。第60074フィールド
データ256は、第89CBLKの最終トラックである
第51299トラック257に記録される。このように
して第89CBLKには、890フィールド分のデータ
がちょうど記録される。
【0018】このようにフィールド内固定長符号化によ
り1フィールド分の符号量を一定にすると、525/6
0コンポーネント信号および625/50コンポーネン
ト信号の双方を先のような記録トラック上に配置により
記録波長一定でかつディスク回転数一定によりディスク
に記録することができる。フィールド内固定長符号化方
式を用いる場合には、符号量の制御のために1フィール
ド分のバッファメモリと、符号量を調整するための処理
回路が必要になる。また、符号量を調整するための計算
には1フィールド分に対応するだけの時間がかかる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィールド
内固定長符号化を行う場合に比べて、2フィールド分に
相当するフレームを単位として固定長に符号化するフレ
ーム内固定長符号化あるいはフィールド/フレーム適応
符号化の方が高画質になる。しかしながら、フレーム内
固定長符号化方式あるいはフィールド/フレーム適応符
号化方式を用いる場合には、圧縮率が同等であれば、1
つのフレーム分の符号量は1フィールド分の符号量の2
倍になる。このため、符号量制御用のバッファメモリの
容量が2倍になるとともに、処理回路の構成が複雑化す
る。また、符号量制御のための計算に要する時間も長く
なるという問題がある。
【0020】フレーム内固定長符号化ではフィールド内
固定長符号化に比べて記録単位となるデータ量が2倍に
なるので、再生データにエラーが発生したとき、次のフ
レーム(記録単位)までの符号量が多くなりエラー伝搬
に弱くなるという問題がある。同様の理由から可変速再
生にも弱くなる。さらにバーストエラーが発生したとき
の音声データの補間長も2倍になり、音声の劣化が顕著
になるという問題がある。
【0021】そこで本発明の目的は、フレーム単位に記
録データを構成する場合に好適な光ディスク装置を提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、輝度信号と色差信号とからなる1フレーム分の画像
信号を入力し1つのフレーム内の画像領域をマトリクス
状に分割した複数の矩形領域ごとにその領域に対応する
輝度信号と色差信号を組にしたマクロブロックを形成す
るマクロブロック化手段と、このマクロブロック化手段
によって形成された1フレーム分のマクロブロックのフ
レーム内での位置を画面の縦方向に入れ換えてシャッフ
リングするシャッフリング手段と、このシャッフリング
手段によってシャッフリングされた後の1フレーム分の
マクロブロックをシャッフリング後の配置の下で画面横
方向一列分ごとのシャッフリングスライスに分割するシ
ャッフリングスライス手段と、このシャッフリングスラ
イス手段により分割された後の各シャッフリングスライ
スに含まれる画像信号をそれを圧縮した後のデータ量が
シャッフリングスライスごとに一定量になるように圧縮
する圧縮手段と、この圧縮手段によって圧縮された後の
シャッフリングスライスごとのデータにそれを再生の際
に用いる所定の属性データを付加する属性データ付加手
段と、この属性データ付加手段によって属性データの付
加された後のシャッフリングスライスごとの画像データ
を記録媒体であるディスクに記録する記録手段とをディ
スク装置に具備させている。
【0023】すなわち請求項1記載の発明では、マクロ
ブロックを単位として1フレーム分の画像データをシャ
ッフリングし、シャッフリングした後の配置における画
面横一列分のマクロブロックからなるシャッフリングス
ライスごとに再生可能にディスクに記録している。各シ
ャッフリングスライスに含まれるマクロブロックの矩形
領域は、シャッフリングされる前の画面の全体に散らば
っている。したがって、1つのシャッフリングスライス
を再生することができれば、荒くではあるが1フレーム
分の画面を再生することができる。
【0024】このため、ディスクに記録した各フレーム
の画像データの一部に障害が生じた場合であっても、1
フレーム分の画面全体を再生することができ、エラー伝
搬や可変速再生に有利となる。また、シャッフリングス
ライスを単位に圧縮後の符号量を一定にしているので、
符号量を調整するためのバッファサイズを小さくするこ
とができる。さらに符号量を調整するための処理時間を
短縮できるとともに符号量調整のための回路の規模を縮
小することができる。
【0025】請求項2記載の発明では、画像信号は互い
に1ライン当たりの有効画素数の等しい第1のコンポー
ネント信号と第2のコンポーネント信号のうちのいずれ
かであり、シャッフリングスライス手段は、第1のコン
ポーネント信号を分割した際のシャッフリングスライス
の数と第2のコンポーネント信号を分割した際のシャッ
フリングスライスの数の比がこれらコンポーネント信号
の有効ライン数の比と等しくなるように1フレーム分の
画像データを分割し、圧縮手段は第1のコンポーネント
信号の1つのシャッフリングスライスを圧縮した際のデ
ータ量と第2のコンポーネント信号の1つのシャッフリ
ングスライスを圧縮した際のデータ量が互いに等しい一
定量になるように各シャッフリングスライスを圧縮し、
記録手段は第1のコンポーネント信号および第2のコン
ポーネント信号のいずれの場合も属性データの付加され
た後の各シャッフリングスライスごとのデータを一定整
数個のシンクブロックに記録する。
【0026】すなわち請求項2記載の発明では、第1の
コンポーネント信号あるいは第2のコンポーネント信号
のいずれを記録する場合であっても、シャッフリングス
ライス当たりの符号量を一定にしている。一方、両コン
ポーネント信号の1フレーム内の有効ライン数の違い
は、1フレームから形成されるシャッフリングスライス
の数により調整している。そして、両コンポーネント信
号とも1つのシャッフリングスライスをディスクに記録
する際に必要となるシンクブロックの数を同一の整数値
にしている。このようにいずれのコンポーネント信号で
あっても、1つのシャッフリングスライス当たりのシン
クブロック数が同一であるので、1つのディスク上にこ
れら2つのコンポーネント信号を混在させて記録した
り、コンポーネント信号間の変換を容易に行うことがで
きる。たとえば、第1のコンポーネント信号として52
5/60コンポーネント信号を、第2のコンポーネント
信号として625/50コンポーネント信号を用いるこ
とができる。
【0027】請求項3記載の発明では、圧縮手段は、各
マクロブロックの画像領域を複数に分割したブロックを
単位にマクロブロックに含まれる輝度信号および色差信
号を離散コサイン変換する離散コサイン変換手段と、各
ブロックごとに離散コサイン変換された後のデータを量
子化する量子化手段と、量子化後の輝度信号および色差
信号の直流成分をそれぞれマクロブロック内の任意の1
つブロックの直流成分を基準にして同一のマクロブロッ
クに属する他の1つのブロックの直流成分を任意の1つ
のブロックの直流成分との差分値に変換するとともに同
一のマクロブロックに属する残りのブロックの直流成分
を順次その1つ手前に差分をとったブロックの直流成分
との差分値に置き換える差分値変換手段と、この差分値
変換手段によって変換された後のデータを基にしてシャ
ッフリングスライス当たりのデータ量が一定量になるよ
うに可変長符号化する可変長符号化手段とを具備する。
【0028】すなわち請求項3記載の発明では、DCT
変換し量子化した後のデータの直流成分のデータ量の削
減を、各マクロブロックごとに行っている。シャッフリ
ング後の隣接するマクロブロック間では相関性が低い
が、各マクロブロック内ではシャッフリングに係わらず
相関性が強い。そこで、マクロブロック間で差分をとっ
て可変長符号化せずに、各マクロブロック内のブロック
間で差分をとっている。これにより効率良く符号化を行
うことができる。
【0029】請求項4記載の発明では、1フレーム分の
画像データを第1のハーフフレームの画像データと第2
のハーフフレームの画像データの2つに分け、これらハ
ーフフレームごとに画像データを圧縮し符号化する圧縮
符号化手段と、所定のサンプリング周波数で量子化され
た1フレーム分の画像データに対応する音声データを偶
数番目にサンプリングされた偶数音声データと、奇数番
目にサンプリングされた奇数音声データに分割する音声
データ分割手段と、圧縮符号化手段によって圧縮された
後の第1のハーフフレームの画像データと偶数音声デー
タとを組にするとともに、圧縮された後の第2のハーフ
フレームの画像データと奇数音声データとを組にし、こ
れら組にされたデータを記録媒体としてのディスク上の
互いに異なる記録領域に記録する記録手段とをディスク
装置に具備させている。
【0030】すなわち請求項4記載の発明では、1フレ
ーム分の画像データは、2つのハーフフレームに分けて
圧縮符号化される。音声データは、奇数番目にサンプリ
ングされたものと偶数番目にサンプリングされたものに
分割され、いずれかのハーフフレームの画像データと組
にしてディスクに記録される。これにより、バーストエ
ラーが生じていずれかのハーフフレームの音声データを
再生できないときであっても、他方のハーフフレームに
より偶数番目あるいは奇数番目にサンプリングされた音
声データを得ることができる。いずれかのハーフフレー
ムから得られる音声データは、1つおきにサンプリング
されたものであるので、音声データを補間する際の補間
長が最小になり、補間による音声の劣化が少ない。
【0031】請求項5記載の発明では、1フレーム分の
画像データを第1のハーフフレームの画像データと第2
のハーフフレームの画像データの2つに分け、これらハ
ーフフレームごとに画像データを圧縮し符号化する圧縮
符号化手段と、所定のサンプリング周波数で量子化され
た1フレーム分の画像データに対応する左右2つのチャ
ンネルの音声データを左チャンネルの偶数番目にサンプ
リングされたものと右チャンネルの奇数番目にサンプリ
ングされたものを合わせた第1の音声データグループと
左チャンネルの奇数番目にサンプリングされたものと右
チャンネルの奇数番目にサンプリングされたものを合わ
せた第2の音声データグループとに分ける音声データ分
割手段と、圧縮符号化手段によって圧縮された後の第1
のハーフフレームの画像データと第1の音声データグル
ープとを組にするとともに、圧縮された後の第2のハー
フフレームの画像データと第2の音声データグループと
を組にし、これら組にされたデータを記録媒体としての
ディスク上の互いに異なる記録領域に記録する記録手段
とをディスク装置に具備させている。
【0032】すなわち請求項5記載の発明では、同一の
ハーフフレームに格納される左チャンネルと右チャンネ
ルの音声データは、1サンプル分ずつサンプリングのタ
イミングがずれている。このため、補間される区間がが
左右で交互になり聴感上の劣化をより少なく抑えること
ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
【0034】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるディスク
装置のデータ処理部の構成の概要を表わしたものであ
る。データ処理部11は、記録系と再生系とから構成さ
れている。記録系への入力画像信号12は、525/6
0コンポーネントあるいは625/50コンポーネント
信号のうちのいずれかである。525/60コンポーネ
ント信号は、1フレーム当たりの有効ライン数が512
本、輝度信号サンプリング周波数が13.5MHz(メ
ガヘルツ)/8ビット、色差信号サンプリング周波数が
6.75MHz/8ビットのいわゆる4:2:2信号で
ある。
【0035】また625/50コンポーネント信号は、
1フレーム当たりの有効ライン数が608本、輝度信号
サンプリング周波数が13.5MHz(メガヘルツ)/
8ビット、色差信号サンプリング周波数が6.75MH
z/8ビットのいわゆる4:2:2信号である。
【0036】1フレーム当たりの全シンクブロック数
は、525/60コンポーネント信号の場合が760S
Bで、625/50コンポーネント信号の場合が912
SBであり、これらの比は5対6になっている。1フレ
ーム当たりのビデオデータ用に割り当てられたシンクブ
ロックの数は、525/60コンポーネント信号の場合
が640SBで、625/50コンポーネント信号の場
合が760SBになっている。これらの比は、32対3
8になっている。すなわち、有効ライン数の比と等しく
なっている。入力音声信号13は、サンプリング周波数
48KHz(キロヘルツ)で量子化された各16ビット
からなる2チャンネル分のディジタル音声信号である。
【0037】マクロブロック化回路14は、入力画像信
号12をマクロブロックを単位として再構成する回路で
ある。シャッフリング回路15は、マクロブロック単位
に1フレーム内の空間的配置を入れ換えることによりシ
ャッフリングする回路である。DCT回路16は、画像
データをマクロブロックよりもさらに小さい所定のブロ
ック単位に離散コサイン変換する回路である。量子化回
路17は、DCT回路16の出力を量子化する回路であ
る。DC差分回路18は、マクロブロック内のブロック
間において直流成分の差分を求める回路である。可変長
符号化回路19は、ランレングス符号やハフマン符号等
の可変長符号に符号化する回路である。
【0038】音声シャッフリング回路21は、入力音声
信号13をシャッフリングする回路である。フレームデ
ータ配置回路22は、可変長符号化回路19からのデー
タと、音声シャッフリング21からのデータとを後述す
るフレーム構成に従ってフレーム化する回路である。訂
正符号付加回路23は、再生時の誤りを訂正するための
誤り訂正符号を生成し、これをフレーム内の所定の位置
に付加する回路である。訂正符号付加回路23の出力
は、図示しない光ヘッドを介して光ディスクへの記録を
行う記録制御回路に入力される。
【0039】データ処理部11の再生系は、図示しない
光ディスクから読み出されたデータの誤りを訂正する誤
り訂正回路31と、誤りの訂正された後のデータのフレ
ーム構成を分解し、ビデオデータと音声データをそれぞ
れ抽出するフレームデータ分解回路32を備えている。
フレームデータ分解回路32の出力するビデオデータ
は、これを復号化する可変長復号化回路33に入力され
る。復号化されたビデオデータは、DC加算回路34に
より直流成分の差分値が加算され元の直流成分に復元さ
れる。DC加算回路34の出力は、逆量子化回路35に
より逆量子化された後、逆DCT回路36により逆DC
T変換される。
【0040】逆DCT回路36の出力信号は、画像デシ
ャッフリング回路37に入力され、各マクロブロックは
シャッフリングされる前の元の空間配置に戻される。マ
クロブロック分解回路38は、各マクロブロックを解体
し、輝度信号および色差信号からなるコンポーネント信
号に復元した結果の出力画像信号39を出力する。フレ
ームデータ分解回路32によって抽出された音声データ
は、音声デシャッフリング回路41に入力される。音声
デシャッフリング回路41は、シャッフリングされてい
る音声データをシャッフリングされる前の状態に復元し
た出力音声信号42を出力する回路である。
【0041】図2は、525/60コンポーネント信号
の1フレーム分のをディスクに記録する際のフレームフ
ォーマットを表わしたものである。1フレーム分の画像
および音声のデータは、第1のハーフフレーム51と、
第2のハーフフレーム52の2つに分けて格納される。
525/60コンポーネント信号では1フレーム分のデ
ータは760SBであり、各ハーフフレームはそれぞれ
380SBで構成れる。図中、縦方向にそれぞれ188
バイトからなるシンクブロックが配置され、これらシン
クブロックが各ハーフフレーム内の横方向に380個並
んでいる。
【0042】SYNC領域53は、各シンクブロックの
先頭の2バイトから構成され、シンクブロック単位の同
期信号が格納される。SBID領域54は、フォーマッ
トID、シンクブロック番号が書き込まれる。VE領域
55およびAE領域56は、それぞれビデオデータおよ
び音声データの編集用に設けられたエディットギャップ
領域である。ビデオデータ領域57は、ビデオデータを
格納する領域であり、オーディオデータ領域58は、音
声データを格納する領域である。
【0043】システム領域61、62は、それぞれビデ
オデータ、オーディオデータについての各種属性を登録
する領域である。C2訂正符号領域63、C1訂正符号
領域64は、共にビデオデータの誤りを縦横の2次元で
訂正するための訂正符号を格納する領域である。C2訂
正符号領域65、C1訂正符号領域66は、オーディオ
データの誤りを2次元で訂正するための訂正符号の格納
領域である。第1のハーフフレーム51と第2のハーフ
フレーム52のフレーム構成は同一であるので、第2の
ハーフフレーム52についての説明は省略する。
【0044】図3は、625/50コンポーネント信号
の1フレーム分をディスクに記録する際のフレームフォ
ーマットを表わしたものである。1フレーム分のデータ
は、第1のハーフフレーム71と、第2のハーフフレー
ム72の2つに分けて構成されている。1フレーム分の
データは912SBであり、各ハーフフレームはそれぞ
れ456SBで構成される。
【0045】フレーム内の各領域のデータは、図2に示
したものと同一であるのでそれらの説明を省略する。た
だし、ビデオデータ領域73のシンクブロック数は38
0SBであり、オーディオデータ領域74は24SBで
あり、それぞれ525/50コンポーネント信号に比べ
て多くなっている。
【0046】ハーフフレームごとの2つの領域に分けた
後であっても、これら2つを合わせた1フレーム当たり
の全シンクブロック数は、525/60コンポーネント
信号の場合が760SBで、625/50コンポーネン
ト信号の場合が912SBであり、これらの比は5対6
になっている。また各ハーフフレームに割り当てられた
ビデオデータ用のシンクブロックの数は、525/60
コンポーネント信号の場合320SBで、625/50
コンポーネント信号の場合380SBになっており、こ
れらの比は、32対38になっている。すなわち、両コ
ンポーネント信号の有効ライン数の比と等しい。これに
より、図20、図21に示したような記録形式によりデ
ィスクに格納することができる。
【0047】図4は、各シンクブロックのデータ構造を
表わしたものである。SYNC領域81は、シンクブロ
ックごとの同期信号を格納する領域である。SBID領
域82は、フォーマットID、シンクブロック番号を書
き込む領域である。フォーマットIDとしては、ビデオ
データとオーディオデータの別と、ビデオデータ領域に
は固定長符号化の単位、有効画素数、有効ライン数、フ
レーム周波数、ビデオデータ圧縮方式などの属性データ
が格納される。オーディオ領域にはサンプリング周波
数、量子化ビット数、オーディオデータ圧縮方式等の属
性データが書き込まれる。また、シンクブロック番号
は、フレームあるいはハーフフレーム内で通し番号にな
っている。
【0048】領域83は、システムデータ、ビデオデー
タ、オーディオデータあるいはC2訂正符号の格納され
る領域である。C1符号領域84は、C1訂正符号を格
納する領域である。
【0049】図5は、マクロブロックの構成を表わした
ものである。1フレームの画面は、8画素×8ラインの
ブロックを単位に分割される。マクロブロックは16画
素×16ライン分の領域に対応する輝度信号とこれと空
間的に同一範囲の色差信号(CB)、(CR)とから構
成される。マクロブロックの輝度信号は、Y1〜Y4の
4つのブロック91〜94から構成される。色差信号の
サンプリグ周波数は、輝度信号の半分なので、色差信号
8画素分が輝度信号16画素分に対応している。すなわ
ち、色差信号における8画素×16ラインの範囲は、輝
度信号の16画素×16ラインの範囲と一致している。
【0050】そこで、マクロブロックの色差信号(C
B)は、それぞれ8画素×8ラインから構成されるCB
1、CB2の2つのブロック95、96によりまた色差
信号(CR)は、CR1、2の2つのブロック97、9
8により構成される。マクロブロックは、輝度信号の4
ブロック91〜94と色差信号の4つのブロック95〜
98とを合わせた8つのブロックから構成される。
【0051】DCT変換、量子化後のデータを交流成分
(AC)と直流成分(DC)に分けたとき、輝度信号の
直流成分のY1ブロック91は、量子化後のデータをそ
のまま用いる。Y2ブロック92では、Y1ブロック9
1からの差分値を、Y3ブロック93では、Y2ブロッ
ク92からの差分値を、さらにY4ブロック94ではY
3ブロック93からの差分値を可変長符号化する。色差
信号では、CB1ブロック95では量子化後の値をその
まま用い、CB2ブロック96は、CB1ブロック95
からの差分値を可変長符号化する。またCR1ブロック
97は、そのままの値を、CR2ブロック98はCR1
ブロック97からの差分値を可変長符号化する。
【0052】画像信号はマクロブロックを単位としてシ
ャッフリングされるので、隣接するマクロブロック間で
は相関性が低い。マクロブロック内では、シャッフリン
グに係わらず相関性が強いので、マクロブロック間で差
分をとって可変長符号化せずに、マクロブロック内で差
分をとっている。これにより効率良く符号化を行うこと
ができる。
【0053】1フレームの前半部分を第1ハーフフレー
ムと、後半を第2ハーフフレームと呼ぶことにする。フ
レームおよびハーフフレームは記録されるディスク全面
に渡って通し番号が割り付けられる。フレーム番号とハ
ーフフレーム番号の関係は次式で表される。 フレーム番号=Int(ハーフフレーム番号÷2) (1)式 ここでIntは、商の整数部分を表わす。また、第1ハ
ーフフレームにおけるハーフフレーム番号は偶数、第2
ハーフフレームにおけるハーフフレーム番号は奇数であ
るものとする。
【0054】入力されたビデオデータはマクロブロック
を単位としてシャッフリングされる。
【0055】図6は、シャッフリングの様子を模式的に
表わしたものである。1フレーム分の画像データは、マ
クロブロックを単位として主走査方向の横1列ごとにス
ライスされる。横1列にスライスされた部分101内の
各マクロブロック102は、水平方向の位置をそのまま
とし、垂直方向(縦方向)の位置がシャッフリングされ
る。これにより横1列分の画像が、1フレーム内に分散
して再配置される。
【0056】スライス番号をNとし、1フレームを行列
としたときの列番号をn、各スライス内での横方向のマ
クロブロックの位置(行番号)をmとする。マクロブロ
ックは縦方向の16ラインを単位としており、また52
5/60コンポーネント信号の1フレームは512本な
ので、32個にスライスされ、それらのスライス番号
(S)は“0”〜“31”になる。625/50コンポ
ーネント信号では、608本なのでスライス番号(S)
は“0”〜“37”になる。行番号は、525/60コ
ンポーネント信号と625/50コンポーネント信号は
そのサンプリング周波数が720サンプルで同一なので
共に“0”〜“44”になる。
【0057】シャッフリングは無しのときの行番号、列
番号は525/60コンポーネント信号および625/
50コンポーネント信号の双方とも次式で表わされる。 m=S、 n=N (2)式 シャッフリング有りのとき、525/60コンポーネン
ト信号のシャッフリング後の行番号、列番号は次式で表
わされる。 m=(5N+13S)mod 32、n=N (3)式 またシャッフリング有りのとき、625/50コンポー
ネント信号のシャッフリング後の行番号、列番号は次式
で表わされる。 m=(5N+13S)mod 38、n=N (4)式 ここで、“mod”は、これらの文字の前の値を後ろの
値で除した余りを示している。
【0058】図7は、525/60コンポーネント信号
のスライス番号“0”に属するマクロブロックをシャッ
フリングした後のフレーム内での空間配置を表わしたも
のである。図中の括弧内の数字は、1フレーム内での行
番号および列番号を表わしている。列番号が“0”〜
“6”までの7つのマクロブロックは、行番号“0”か
ら5個おきに縦方向に分散して配置される。列番号が
“7”〜“12”までの6つのマクロブロックは、行番
号“3”を先頭に5個おきに縦方向に分散される。この
ように、スライス番号“0”に属するマクロブロック
は、シャッフリングにより1フレーム内に均等に分散さ
れて配置される。
【0059】図8は、625/50コンポーネント信号
のスライス番号“0”に属するマクロブロックをシャッ
フリングした後のフレーム内での空間配置を表わしたも
のである。列番号が“0”〜“7”までの8つのマクロ
ブロックは、行番号“0”から5個おきに縦方向に分散
して配置される。列番号が“8”〜“15”までの8つ
のマクロブロックは、行番号“2”を先頭に5個おきに
縦方向に分散される。このように、スライス番号“0”
に属するマクロブロックは、シャッフリングにより1フ
レーム内に均等に分散されて配置される。
【0060】シャッフリングを行い再配置されたマクロ
ブロックは、シャッフリング後の横1列を単位として再
度スライスされる。シャッフリング後の各スライスをシ
ャッフリングスライスと呼ぶことにする。DCT変換お
よび量子化後のデータはシャッフリングスライスを単位
として可変長符号化され、シャッフリングスライス単位
の符号量が20SBになるように調整される。この際、
先に述べたように各マクロブロック内において直流成分
の差分値が用いられ、可変長符号化される。
【0061】図9は、図2に示した525/60コンポ
ーネント信号のフレーム内のビデオデータ領域における
ビデオデータの配置を示したものである。第0シャッフ
リングスライスから第31シャッフリングスライスま
で、それぞれ20SBに可変長符号化されるので、52
5/60コンポーネント信号では1フレームは640シ
ンクブロックになる。第0〜第15シャッフリングスラ
イスは、その番号順に第1ハーフフレームのビデオデー
タ領域111に、第16〜第31シャッフリングスライ
スは、その番号順に第2ハーフフレームのビデオデータ
領域112にそれぞれ格納される。
【0062】図10は、図3に示した625/50コン
ポーネント信号のフレーム内のビデオデータ領域におけ
るビデオデータの配置を示したものである。第0シャッ
フリングスライスから第37シャッフリングスライスま
で、それぞれ20SBごとに可変長符号化されるので、
625/50コンポーネント信号では1フレームは76
0シンクブロックになる。第0〜第19シャッフリング
スライスは、その番号順に第1ハーフフレームのビデオ
データ領域121に、第20〜第37シャッフリングス
ライスは、その番号順に第2ハーフフレームのビデオデ
ータ領域122にそれぞれ格納される。
【0063】525/60コンポーネント信号は640
SBに、625/50コンポーネント信号は760SB
に符号化されるので、これらの比は32対38になり、
図2、図3に示した1フレーム内のビデオデータ領域の
シンクブロックの数と一致する。各シャッフリングスラ
イスの先頭部分には、シャッフリングスライス番号、シ
ャッフリングの有無を表わしたシャッフリングフラグお
よび圧縮コントロール信号が記録される。
【0064】シャッフリングスライス番号は、525/
60コンポーネント信号のとき“0”〜“31”のうち
のいずれかの値になる。625/50コンポーネント信
号のときは“0”〜“37”のうちのいずれかの値をと
る。また、シャッフリングスライス番号とシンクブロッ
ク番号は常に1対1に対応しているため、シンクブロッ
ク番号があればシャッフリングスライス番号を省略する
ことができる。その場合、シャッフリングスライス番号
ビット分だけビデオデータを増加することができ、画質
の向上を図ることができる。シャッフリングフラグは、
シャッフリングされているときは“1”、シャッフリン
グされていないときは“0”になる。また圧縮コントロ
ール信号は量子化テーブルデータなどが配置される。
【0065】これらの情報がシャッフリングスライスご
とに付加されることにより、シャッフリングスライスご
とに独立して再生することができる。したがってディス
ク装置などで1フレーム内の一部に障害が生じた場合で
あっても、いずれか1つのシャッフリングスライス(2
0SB)が再生できれば、荒くではあるが1フレームの
画像を全体的に再生することができる。その結果、可変
速再生に有利となり、かつエラー伝搬に強くなる。
【0066】次に、音声データについて説明する。
【0067】ビデオデータは、シャッフリングスライス
ごとの符号化後のデータ量を20SBに固定し、1フレ
ームを半分ずつ2つのハーフフレームに分けて記録し
た。音声データについても同様に対応するビデオデータ
の格納されている第1、第2のハーフフレームの内の各
オーディオデータ領域に分けて記録される。オーディオ
データは、1フレームを単位にシャッフリングを掛け、
これを2つに分割して各ハーフフレームに格納する。
【0068】1フレーム単位にシャッフリングすること
で、いずれかのハーフフレームの音声データが再生でき
れば、1フレームに渡って音声データの補間を行うこと
ができる。また、2つのハーフフレームに分けること
で、音声データと音声データの間にビデオデータが記録
される。これにより1つのハーフフレーム内の音声デー
タにバーストエラーが生じた場合でも、それが次のハー
フフレームの音声データにまで連続するようなケースを
少なくすることができる。
【0069】オーディオデータは48KHz、16ビッ
トで2チャンネルでサンプリングされる。525/60
コンポーネント信号では、3204サンプルのフレーム
(ノーマルフレーム)と、3200サンプリのフレーム
(リープフレーム)の2種が混在して存在する。ノーマ
ルフレームが4フレーム分連続した後に1つのリープフ
レームがあり、5個のフレームを単位としてこれが繰り
返される。625/50コンポーネント信号の場合に
は、1フレーム当たり3840サンプル(7680バイ
ト)であり、いずれのフレームにおいても記録サンプル
数が同一である。
【0070】図11は、1つのサンプルにおける音声デ
ータの構成を表わしたものである。各サンプルの音声デ
ータは、16ビットで構成されている。下位8ビット1
31を下位シンボルと、上位8ビット132を上位シン
ボルと呼ぶ。525/60コンポーネント信号のノーマ
ルフレームにおける音声データの左チャンネルを、L0
u〜L1601u、L0l〜L1601lと、右チャン
ネルをR0u〜R1601u、R0l〜R1601lと
表わす。
【0071】またリープフレームにおける音声データの
左チャンネルを、L0u〜L1601u、L0l〜L1
601lと、右チャンネルをR0u〜R1599u、R
0l〜R1599lと表わす。ここで、“L”は左チャ
ンネルを、“R”は右チャンネルを示す。また、これら
の文字の後ろの数字はサンプル番号を示す。さらにサン
プル番号の後ろに付された“u”は上位シンボルを、
“l”は下位シンボルをそれぞれ示している。
【0072】チャンネル単位のフレーム内におけるオー
ディオデータのサンプル番号を“AS”とする。図2に
示したフレーム構成における各ハーフフレーム内のオー
ディオ領域62は、166バイトの音声信号領域を備え
たシンクブロックが20個配置されており、ハーフフレ
ームごとに3320バイトある。これを左右2チャンネ
ル分を均等に振り分けると、各チャンネルごとに166
0バイトとなる。各シンクブロックのオーディオ領域の
うち最後の2バイトをALL0あるいは誤り検出符号を
として用いるとすると、各チャンネルごとに1つのハー
フフレーム内で1640バイトのオーディオ領域を利用
することができる。したがって、サンプリング番号“A
S”は“0”〜“1639”の範囲を取り得る。
【0073】ノーマルフレームでは、サンプル番号が
“0”〜“1601”の範囲を有効とし、サンプル番号
が“1602”〜“1639”の範囲をAUXとして用
いる。また、リープフレームでは、サンプル番号が
“0”〜“1599”の範囲を有効とし、サンプル番号
が“1600”〜“1601”の範囲には“0”のデー
タを挿入し、サンプル番号が“1602”〜“163
9”の範囲をAUXとして用いる。ここで、AUX番号
は、次式で表される。 左チャンネル上位シンボル…4(AS−1602) 左チャンネル下位シンボル…4(AS−1602)+1 右チャンネル上位シンボル…4(AS−1602)+2 右チャンネル下位シンボル…4(AS−1602)+3
【0074】図2に示したフレームフォーマット内のオ
ーディオ領域を行列としたとき行番号をm、列番号をn
とすると、第1ハーフフレーム内の行番号は“0”〜
“19”となり、第2ハーフフレーム内の行番号は“2
0”〜“39”になる。音声データのシャッフリング
は、左チャンネルの偶数シンボルと右チャンネルの奇数
シンボルが第1ハーフフレーム内に、左チャンネルの奇
数シンボルと右チャンネルの偶数シンボルが第2ハーフ
フレーム内に配置されるように行われる。これにより、
第1あるいは第2のハーフフレームのいずれかに障害が
生じた場合であっても、偶数番目のシンボルあるいは奇
数番目のシンボルが生き残る。
【0075】したがって、いずれか一方のハーフフレー
ムに障害が起きても他方のハーフフレーム内の偶数番目
のシンボルを用いて奇数番目のシンボルを補間したり、
奇数番目のシンボルを用いて偶数番目のシンボルを補間
して音声を再生することができる。このように一方のハ
ーフフレームのデータに障害が生じた場合であっても、
他方のハーフフレームを用いて、最小の補間長で音声デ
ータを再生することが可能になり、聴感上の劣化を少な
くすることができる。さらに、同一のハーフフレームに
格納される左チャンネルと右チャンネルの音声データ
は、1サンプル分ずつサンプリングタイミングがずれて
いるので、補間される区間がが左右で交互になり聴感上
の劣化をより少なく抑えられる。
【0076】シャッフリングされていないときのオーデ
ィオ領域内における音声データの配置は次式で表され
る。
【数1】
【0077】シャッフリングありのときのオーディオ領
域内における音声データの配置は次式で表される。
【数2】
【0078】図12、図13は、525/60コンポー
ネント信号に対応する音声データの第1ハーフフレーム
内における配置を表わしたものである。図12は、図2
に示した第1のハーフフレームのオーディオ領域におけ
る前半の10個のシンクブロック内での配置を、図13
は後半の10個のシンクブロック内での配置をそれぞれ
表わしている。
【0079】図14、図15は、525/60コンポー
ネント信号に対応する音声データの第2ハーフフレーム
内における配置を表わしたものである。図14は、図2
に示した第2のハーフフレームのオーディオ領域におけ
る前半の10個のシンクブロック内での配置を、図15
は後半の10個のシンクブロック内での配置をそれぞれ
表わしている。
【0080】ノーマルフレームおよびリープフレームと
もに、L1602u〜1639uと、L1602l〜L
1639lと、R1602u〜1639uと、R160
2l〜R1639lとをAUX領域として用いる。また
リープフレームでは、L1600u、L1601u、L
1600l、L1601l、R1600u、R1601
u、R1600l、R1601lを“0”記録領域とし
て用いる。
【0081】次に、625/50コンポーネント信号の
場合における音声データについて説明する。1つのサン
プルにおける音声データは、図11に示したものと同一
である。ただし、625/50コンポーネント信号の音
声データと525/60コンポーネント信号の音声デー
タは1フレーム当たりのサンプル数が相違している。6
25/50コンポーネント信号の音声データの左チャン
ネルを、L0u〜L1919u、L0l〜L1919l
と、右チャンネルをR0u〜R1919u、R0l〜R
1919lと表わす。
【0082】図3に示した各ハーフフレーム内のオーデ
ィオ領域は、166バイトの領域を備えたシンクブロッ
クが24個配置されており、ハーフフレームごとに39
84バイトのオーディオ領域がある。これを左右2チャ
ンネル分を均等に振り分けると、各チャンネルごとに1
992バイトとなる。各シンクブロックのオーディオ領
域のうち最後の2バイトをALL0あるいは誤り検出符
号をとして用いるとすると、各チャンネルごとに1つの
ハーフフレーム内で1968バイトをオーディオデータ
の格納領域として利用することができる。したがって、
サンプリング番号“AS”は“0”〜“1967”の範
囲を取り得る。
【0083】ノーマルフレームでは、サンプル番号が
“0”〜“1919”の範囲を有効とし、サンプル番号
が“1920”〜“1967”の範囲をAUXとして用
いる。625/50の場合にはリープフレームはない。
ここで、AUX番号は、次式で表される。 左チャンネル上位シンボル…4(AS−1920) 左チャンネル下位シンボル…4(AS−1920)+1 右チャンネル上位シンボル…4(AS−1920)+2 右チャンネル下位シンボル…4(AS−1920)+3
【0084】図3に示したフレームフォーマット内のオ
ーディオ領域を行列としたとき行番号をm、列番号をn
とすると、第1ハーフフレーム内の行番号は“0”〜
“23”となり、第2ハーフフレーム内の行番号は“2
4”〜“47”になる。音声データのシャッフリング
は、左チャンネルの偶数シンボルと右チャンネルの奇数
シンボルが第1ハーフフレーム内に、左チャンネルの奇
数シンボルと右チャンネルの偶数シンボルが第2ハーフ
フレーム内に配置されるように行われる。これにより、
第1あるいは第2のハーフフレームのいずれかに障害が
生じた場合であっても、偶数番目のシンボルあるいは奇
数番目のシンボルが生き残り、最小の補間長で音声信号
を再生することができる。
【0085】シャッフリングされていないときのオーデ
ィオ領域内における音声データの配置は次式で表され
る。
【数3】
【0086】シャッフリングありのときのオーディオ領
域内における音声データの配置は次式で表される。
【数4】
【0087】図16、図17は、625/50コンポー
ネント信号に対応する音声データの第1ハーフフレーム
内における配置を表わしたものである。図16は、図3
に示した第1のハーフフレームのオーディオ領域におけ
る前半の12個のシンクブロック内での配置を、図17
は後半の12個のシンクブロック内での配置をそれぞれ
表わしている。
【0088】図18、図19は、625/50コンポー
ネント信号に対応する音声データの第2ハーフフレーム
内における配置を表わしたものである。図18は、図3
に示した第2のハーフフレームのオーディオ領域におけ
る前半の12個のシンクブロック内での配置を、図19
は後半の12個のシンクブロック内での配置をそれぞれ
表わしている。L1920u〜1967uと、L192
0l〜L1967lと、R1920u〜1967uと、
R1920l〜R1967lとがAUX領域として用ら
れる。
【0089】以上説明した実施例では、音声データの偶
数番目のサンプルデータと奇数番目のデータとを左右の
チャンネルで互いに相違するハーフフレームに格納した
が、左右のチャンネルの偶数番目どうし、奇数番目同士
を同一のハーフフレームに格納してもよい。
【0090】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、1つのシャッフリングスライスを再生することがで
きれば、荒くではあるが1フレーム分の画面を再生する
ことができる。このため、ディスクに記録した各フレー
ムの画像データの一部に障害が生じた場合であっても、
1フレーム分の画面全体を再生することができる。また
シャッフリングスライスを単位に再生可能なので、エラ
ー伝搬や可変速再生に有利となる。さらに、シャッフリ
ングスライスを単位に圧縮後の符号量を一定にしている
ので、符号量を調整するためのバッファサイズを小さく
することができる。また、符号量を調整するための処理
時間を短縮できるとともに符号量調整のための回路構成
の簡略化を図ることができる。
【0091】また請求項2記載の発明によれば、たとえ
ば、525/60、625/50コンポーネント信号の
いずれであっても、1つのシャッフリングスライス当た
りのシンクブロック数が同一になるので、ディスク上に
これら2つのコンポーネント信号を混在させて記録した
り、コンポーネント信号間の変換を容易に行うことがで
きる。
【0092】さらに請求項3記載の発明によれば、DC
T変換し量子化した後のデータの直流成分のデータ量の
削減を、各マクロブロックごとに行っている。シャッフ
リング後の隣接するマクロブロック間では相関性が低い
が、各マクロブロック内ではシャッフリングに係わらず
相関性が強いので各マクロブロック内のブロック間で差
分をとることで効率良く符号化を行うことができる。
【0093】また請求項4記載の発明によれば、音声デ
ータを、奇数番目にサンプリングされたものと偶数番目
にサンプリングされたものに分割してディスクに記録し
ている。これにより、偶数番目あるいは奇数番目の音声
データのいずれかに障害が起きても、他方の音声データ
は1つおきにサンプリングされたものであるので、音声
データを補間する際の補間長が最小になり補間による聴
感上の劣化を少なくすることができる。
【0094】さらに請求項5記載の発明によれば、同一
のハーフフレームに格納される左チャンネルと右チャン
ネルの音声データは、1サンプル分ずつずれているの
で、補間される区間がが左右で交互になり聴感上の劣化
をより少なく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスク装置にデー
タ処理部分の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】525/60コンポーネント信号の1フレーム
分をディスクに記録する際のフレームフォーマットを表
わした説明図である。
【図3】625/50コンポーネント信号の1フレーム
分をディスクに記録する際のフレームフォーマットを表
わした説明図である。
【図4】各シンクブロックのデータ構成を表わした説明
図である。
【図5】マクロブロックの構成を表わした説明図であ
る。
【図6】シャッフリングの様子を模式的に表わした説明
図である。
【図7】525/60コンポーネント信号のスライス番
号“0”に属するマクロブロックをシャッフリングした
後のフレーム内での空間配置を表わした説明図である。
【図8】625/50コンポーネント信号のスライス番
号“0”に属するマクロブロックをシャッフリングした
後のフレーム内での空間配置を表わした説明図である。
【図9】図2に示した525/60コンポーネント信号
のフレーム内のビデオデータ領域におけるシャッフリン
グスライスごとのビデオデータの配置を示した説明図で
ある。
【図10】図3に示した625/50コンポーネント信
号のフレーム内のビデオデータ領域におけるシャッフリ
ングスライスごとのビデオデータの配置を示した説明図
である。
【図11】1つのサンプルにおける音声データの構成を
表わした説明図である。
【図12】525/60コンポーネント信号に対応する
音声データの第1ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける前半の10個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図13】525/60コンポーネント信号に対応する
音声データの第1ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける後半の10個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図14】525/60コンポーネント信号に対応する
音声データの第2ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける前半の10個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図15】525/60コンポーネント信号に対応する
音声データの第2ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける後半の10個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図16】625/50コンポーネント信号に対応する
音声データの第1ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける前半の12個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図17】625/50コンポーネント信号に対応する
音声データの第1ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける後半の12個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図18】625/50コンポーネント信号に対応する
音声データの第2ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける前半の12個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図19】625/50コンポーネント信号に対応する
音声データの第2ハーフフレーム内のオーディオ領域に
おける後半の12個のシンクブロック内での配置を表わ
した説明図である。
【図20】最短記録波長一定のディスク装置の記録トラ
ックに380SBからなるフィールドデータの配置され
る様子を表わした説明図である。
【図21】最短記録波長一定のディスク装置の記録トラ
ックに456SBからなるフィールドデータの配置され
る様子を表わした説明図である。
【符号の説明】
11 データ処理部 12 入力画像信号 13 入力音声信号 14 マクロブロック化回路 15 画像シャッフリング回路 16 DCT回路 17 量子化回路 18 DC差分回路 19 可変長符号化回路 21 音声シャッフリング回路 22 フレームデータ配置回路 23 訂正符号付加回路 31 誤り訂正回路 32 フレームデータ分解回路 33 可変長復号化回路 34 DC加算回路 35 逆量子化回路 36 逆DCT回路 37 画像デシャッフリング回路 38 マクロブロック分解回路 39 出力画像信号 41 音声デシャッフリング回路 42 出力音声信号 51、71 第1のハーフフレーム 52、72 第2のハーフフレーム 101 シャッフリングスライス 111、121 第1のハーフフレーム内のビデオデー
タ領域 122、122 第2のハーフフレーム内のビデオデー
タ領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号と色差信号とからなる1フレー
    ム分の画像信号を入力し1つのフレーム内の画像領域を
    マトリクス状に分割した複数の矩形領域ごとにその領域
    に対応する輝度信号と色差信号を組にしたマクロブロッ
    クを形成するマクロブロック化手段と、 このマクロブロック化手段によって形成された1フレー
    ム分のマクロブロックのフレーム内での位置を画面の縦
    方向に入れ換えてシャッフリングするシャッフリング手
    段と、 このシャッフリング手段によってシャッフリングされた
    後の1フレーム分のマクロブロックをシャッフリング後
    の配置の下で画面横方向一列分ごとのシャッフリングス
    ライスに分割するシャッフリングスライス手段と、 このシャッフリングスライス手段により分割された後の
    各シャッフリングスライスに含まれる画像信号をそれを
    圧縮した後のデータ量がシャッフリングスライスごとに
    一定量になるように圧縮する圧縮手段と、 この圧縮手段によって圧縮された後のシャッフリングス
    ライスごとのデータにそれを再生する際に用いる所定の
    属性データを付加する属性データ付加手段と、 この属性データ付加手段によって属性データの付加され
    た後のシャッフリングスライスごとの画像データを記録
    媒体であるディスクに記録する記録手段とを具備するこ
    とを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記画像信号は互いに1ライン当たりの
    有効画素数の等しい第1および第2のコンポーネント信
    号のうちのいずれかであり、前記シャッフリングスライ
    ス手段は、第1のコンポーネント信号を分割した際のシ
    ャッフリングスライスの数と第2のコンポーネント信号
    を分割した際のシャッフリングスライスの数の比がこれ
    らコンポーネント信号の有効ライン数の比と等しくなる
    ように1フレーム分の画像データを分割し、前記圧縮手
    段は第1のコンポーネント信号の1つのシャッフリング
    スライスを圧縮した際のデータ量と第2のコンポーネン
    ト信号の1つのシャッフリングスライスを圧縮した際の
    データ量が互いに等しい一定量になるように各シャッフ
    リングスライスを圧縮し、前記記録手段は第1のコンポ
    ーネント信号および第2のコンポーネント信号のいずれ
    の場合も属性データの付加された後の各シャッフリング
    スライスごとのデータを一定整数個のシンクブロックに
    記録することを特徴する請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮手段は、各マクロブロックの画
    像領域を複数に分割したブロックを単位にマクロブロッ
    クに含まれる輝度信号および色差信号を離散コサイン変
    換する離散コサイン変換手段と、各ブロックごとに離散
    コサイン変換された後のデータを量子化する量子化手段
    と、量子化後の輝度信号および色差信号の直流成分をそ
    れぞれマクロブロック内の任意の1つブロックの直流成
    分を基準にして同一のマクロブロックに属する他の1つ
    のブロックの直流成分を前記任意の1つのブロックの直
    流成分との差分値に変換するとともに同一のマクロブロ
    ックに属する残りのブロックの直流成分を順次その1つ
    手前に差分をとったブロックの直流成分との差分値に置
    き換える差分値変換手段と、この差分値変換手段によっ
    て変換された後のデータを基にして前記シャッフリング
    スライス当たりのデータ量が前記一定量になるように可
    変長符号化する可変長符号化手段とを具備することを特
    徴とする請求項1記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 1フレーム分の画像データを第1のハー
    フフレームの画像データと第2のハーフフレームの画像
    データの2つに分け、これらハーフフレームごとに画像
    データを圧縮し符号化する圧縮符号化手段と、 所定のサンプリング周波数で量子化された前記1フレー
    ム分の画像データに対応する音声データを偶数番目にサ
    ンプリングされた偶数音声データと、奇数番目にサンプ
    リングされた奇数音声データに分割する音声データ分割
    手段と、 前記圧縮符号化手段によって圧縮された後の前記第1の
    ハーフフレームの画像データと前記偶数音声データとを
    組にするとともに、圧縮された後の前記第2のハーフフ
    レームの画像データと前記奇数音声データとを組にし、
    これら組にされたデータを記録媒体としてのディスク上
    の互いに異なる記録領域に記録する記録手段とを具備す
    ることを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】 1フレーム分の画像データを第1のハー
    フフレームの画像データと第2のハーフフレームの画像
    データの2つに分け、これらハーフフレームごとに画像
    データを圧縮し符号化する圧縮符号化手段と、 所定のサンプリング周波数で量子化された前記1フレー
    ム分の画像データに対応する左右2つのチャンネルの音
    声データを左チャンネルの偶数番目にサンプリングされ
    たものと右チャンネルの奇数番目にサンプリングされた
    ものを合わせた第1の音声データグループと左チャンネ
    ルの奇数番目にサンプリングされたものと右チャンネル
    の奇数番目にサンプリングされたものを合わせた第2の
    音声データグループとに分ける音声データ分割手段と、 前記圧縮符号化手段によって圧縮された後の前記第1の
    ハーフフレームの画像データと前記第1の音声データグ
    ループとを組にするとともに、圧縮された後の前記第2
    のハーフフレームの画像データと前記第2の音声データ
    グループとを組にし、これら組にされたデータを記録媒
    体としてのディスク上の互いに異なる記録領域に記録す
    る記録手段とを具備することを特徴とするディスク装
    置。
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