JPH09247570A - 信号受信システム - Google Patents

信号受信システム

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JPH09247570A
JPH09247570A JP9057164A JP5716497A JPH09247570A JP H09247570 A JPH09247570 A JP H09247570A JP 9057164 A JP9057164 A JP 9057164A JP 5716497 A JP5716497 A JP 5716497A JP H09247570 A JPH09247570 A JP H09247570A
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signal
symbol
transmitter
adder
clock
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JP9057164A
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Paul Gothard Knutson
ゴザード ナツトソン ポール
Kumar Ramaswamy
ラマズワミイ クマー
David Lowell Mcneely
ローウエル マクニーリイ デイビツド
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Thomson Consumer Electronics Inc
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Publication date
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/081Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter
    • H03L7/0812Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used
    • H03L7/0814Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used the phase shifting device being digitally controlled
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L7/002Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors correction by interpolation
    • H04L7/0029Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors correction by interpolation interpolation of received data signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
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    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0334Processing of samples having at least three levels, e.g. soft decisions
    • H04L7/0335Gardner detector
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つ以上のシンボル・レートを支持すること
のできる、シンボル・タイミング再生システムを提供す
ること。 【解決手段】 受け取られた信号を表すサンプル源10
は固定周波数でサンプリングされる。補間器12はサン
プル源に結合され、制御信号に応答する。補間器は、送
信機からの連続的シンボルに同期する時点に取られるサ
ンプルを発生する。位相誤差検出器16は補間器に結合
され、補間器より生じる送信機に同期したサンプルの時
点と送信機の連続的シンボルの時点との間の位相誤差を
検出し、位相誤差信号を発生する。位相誤差信号は加算
器32の一方の入力端子に結合され、公称遅延信号源3
1は他方の端子に結合される。数値制御される遅延装置
34〜46は、加算器からの信号に応答して補間器のた
めの制御信号を発生する。補間器からの出力信号は、非
適応形固定パルス整形フィルタ14で濾波される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号処
理システムに関する。本発明は、特に、テレビジョン信
号受信機のようなディジタル信号受信機に使用するのに
適する、タイミング再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル・ビデオ情報および関連情報
を含んでいる伝送された信号からデータをディジタル受
信機で再生するには、3つの機能、すなわち、シンボル
同期用のタイミング再生、搬送波再生(周波数復調)お
よび等化、を必要とする。タイミング再生は、受信機の
クロック(タイムベース:timebase)を送信機
のクロックに同期させる処理である。これにより、受信
された信号は最適な時点でサンプリングされ、受信され
たシンボル値の判定向け処理に関連するスライス誤差の
発生が減じられる。受信機によっては、受信された信号
が送信機のシンボル・レート(symbol rat
e)の倍数でサンプリングされる。例えば、受信した信
号を、送信機のシンボル・レートの2倍でサンプリング
する受信機もある。いずれにしても、受信機のサンプリ
ング・クロックは送信機のシンボル・クロックに同期さ
せなければならない。
【0003】搬送波の再生は、受信されたRF信号が、
低い方の中間周波数通過帯域に周波数を移された後に、
ベースバンドに周波数を移されて、変調しているベース
バンド情報を再生できるようにする処理である。等化
は、受信された信号に及ぼされる伝送路の混乱の影響を
補償する処理である。更に明確に言うと、等化は、伝送
路の混乱より生じるシンボル間妨害(ISI:INTE
RSYMBOL INTERFERENCE)を除去す
る。ISIにより、一定のシンボルの値はその前後のシ
ンボルの値で歪められる。これらのおよび関連する機能
は、リー(Lee)氏およびメサーシュミット(Mes
serchmitt)氏により、(米国マサチューセッ
ツ州ボストン、クルワー(Kluwer)アカデミック
・プレス社発行)「ディジタル通信」にさらに詳細に述
べられている。
【0004】従来の受信機は、送信機のシンボル・クロ
ックにロックされ得るように制御可能であって、比較的
安定なサンプリング・クロック信号源を必要とした。電
圧制御水晶発振器(VCXO)がこの機能用に使用され
た。VCXOより発生されるクロック信号は安定してい
るが、比較的狭い範囲で制御可能であって、送信機のシ
ンボル・クロックにロックされる。しかしながら、VC
XOのような電圧制御発振器はアナログ要素であり、比
較的高価であり、その使用期間にわたりドリフトする傾
向がある。また、異なるシンボル・クロック周波数を有
するいくつかの異なる送信機から信号を受信する必要が
ある場合(例えば、欧州の衛星システム)、各送信機に
対して別個のVCXOを備える必要があり、受信機の費
用が更に増加する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】1つ以上のシンボル・
レートを支持することのできる、シンボル・タイミング
再生システムを提供することが望ましい。更に、受信し
た各シンボル・レートに対して複数の電圧制御水晶発振
器を含む、知られている種類のタイミング再生システム
と比較して、ハードウェアに関して、性能と費用の点で
利点の得られるようなタイミング再生システムを提供す
ることが望ましいと認められる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の原理に従い、デ
ィジタル信号受信機用のタイミング再生システムは、連
続するシンボルを表わしている信号を送信機から受け取
る。シンボル源に結合される補間器は制御信号に応答し
て、送信機からの連続するシンボルに同期した時点で抽
出されるサンプルを発生する。受信されたシンボルは多
数のシンボル・レートを呈する傾向がある。タイミング
再生回路の出力に対応する、補間器からの出力信号は、
固定された非適応形のパルス整形フィルタで濾波され
る。更に明確に言うと、開示されたシステムは、受信さ
れた信号を表わすサンプルの発生源を含んでおり、サン
プルは一定の周波数で抽出される。補間器は前記サンプ
ル源に結合され、制御信号に応答する。補間器は、送信
機からの連続するシンボルに同期した時点で抽出される
サンプルを発生する。これらのサンプルは、固定された
パルス整形フィルタで濾波されてから、利用回路に供給
される。位相誤差検出器は補間器に結合されて、補間器
から発生される送信機に同期したサンプルの時点と送信
機からの連続的なシンボルの時点間の位相誤差を検出
し、位相誤差信号を供給する。位相誤差信号は加算器の
入力端子の一方に結合され、もう一方の端子には公称遅
延信号源が結合される。数値制御される遅延装置は、加
算器からの信号に応答し、補間器の制御信号を発生す
る。
【0007】本発明による開示されたタイミング再生シ
ステムは、最初に、受信した信号を、送信機からの望ま
しい最高のシンボル・レートの2倍より少し高い一定の
周波数でサンプリングする。この最初にサンプリングさ
れた信号は次に、補間器により処理され、送信機のシン
ボル・レートに同期した一連のサンプルを発生する。こ
れらの同期したサンプルは、ディジタル位相誤差検出器
に供給される。ディジタル位相誤差検出器の出力は2次
ループ・フィルタに供給される。所望の公称サンプリン
グ遅延時間を表わす所定の値がループ・フィルタの出力
信号に加えられる。所定の公称遅延とループ・フィルタ
からの出力信号とを組み合わせて、整数と小数より成る
クロック遅延成分信号を与える数値制御遅延装置を制御
する。クロック遅延成分信号の整数部分を使用して、送
信機のシンボル・レートに同期する受信機のサンプリン
グ・クロック信号の発生を制御する。このサンプリング
・クロック信号は更に周波数分割されて、受信機のシン
ボル・クロック信号を発生する。遅延成分の小数部分は
補間器の制御入力に供給され、その結果、補間器から発
生されるサンプル信号は所望のサンプリング時点に受信
された信号の値を表わす。この発生されたサンプル信号
は固定パルス整形フィルタで濾波される。
【0008】本発明によるタイミング再生回路は、可変
シンボル・レートのタイミング再生を有利に支持し、シ
ンボルのタイミング基準のためにアナログ形式の多数の
電圧制御水晶発振器を使用する必要がなく、適応形パル
ス整形フィルタを使用する必要もない。本発明によるタ
イミング再生システムは、最初のサンプリング周波数の
半分以下の任意の望ましい、受信機のサンプリング周波
数の選択を可能にする。適応形フィルタの使用および特
定のシンボル・レートに対する多数の特定の水晶発振器
の使用に関連する問題、例えば、ハードウェアの複雑性
と費用の増大、および水晶発振器の周波数に同調できる
速さに依存する捕捉時間の問題が避けられる。開示され
たディジタル・システムは電圧制御発振器の機能を遂行
し、単一の固定発振器を使用でき、有利である。
【0009】送信機のシンボル・レートの2倍で入力信
号をサンプリングする受信機の場合、本発明によるシス
テムは、最初の固定サンプル・レート(sample
rate)の半分以下の、送信機のシンボル・レートを
支持する。必要とされる周波数精度は利用できる水晶で
容易に得られる。その理由は、テストされた引き込み範
囲が+/−1000ppmよりも大きいからである。こ
のシステムはテストされて、比較的短時間でタイミング
・ロックの得られることが証明されており、500サン
プル後にコンステレーション(constellati
on:配列、配置、集合)を示し、1000ppmのタ
イミング・オフセットでも、数千サンプル後にコンステ
レーションをロックする。性能の有利さは、電圧制御水
晶発振器の排除と相俟って、本発明のシステムを、単一
のシンボル・レートを伴う場合でも、魅力あるものにし
ている。
【0010】更に明確に言うと、開示されたシステム
は、欧州の衛星システムに使用されるような多数のシン
ボル・レートを有利に支持する。以下に述べる実施例に
おいて、受信機は送信機のシンボル・レートの2倍で入
力信号をサンプリングする。例えば、開示されたタイミ
ング再生システムは、最初のサンプル・クロック周波数
62MHzを使用して、シンボル・レート毎秒2000
万シンボル(20Mシンボル/秒〜30Mシンボル/
秒)を支持することが証明されている。これにより、最
初のサンプル・クロック周波数とシンボル・クロック周
波数の比62/30および62/20が与えられる。こ
れらの数式で、分子は最初のサンプリング・レート(M
Hz)であり、分母はシンボル・レート(Mシンボル/
秒)である。従って、この場合、20Mシンボル/秒と
30Mシンボル/秒のシンボル・レートの再生は、単一
の固定水晶制御発振器からの、単一の固定した62MH
zの初期サンプリング・クロック周波数を使用して支持
される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理に従うタイ
ミング再生回路を含む、QPSK変調入力信号の受信
機、例えば、直接衛星放送受信機のブロック図である。
図1に示す各ブロックは機能と構成が従来のものである
が、装置266は、本発明によるシンボル・タイミング
再生回路である。
【0012】入力端子(INPUT)は、変調されたQ
PSK信号の信号源(図示せず)、例えばアンテナまた
はケーブルの結線に結合される。入力端子(INPU
T)は入力プロセッサ262に結合される。入力プロセ
ッサ262の中には、入力チャンネル・チューナ、RF
(無線周波)増幅器、入力信号を更に処理するのに適す
る低い方の周波数帯域に変換するためのIF(中間周
波)増幅/混合段、自動利得制御回路、および出力アナ
ログ−ディジタル変換器(ADC)が含まれており、図
示されていないが、これらはすべて、すでに知られてい
る方法で構成されている。固定周波数発振器261、例
えば水晶発振器、は固定サンプリング周波数のクロック
信号ADを、以下に詳しく説明する方法で、ADCおよ
びその他の回路要素(例えばタイミング再生回路26
6)に供給する。
【0013】装置262からの近傍ベースバンド出力信
号は、本発明によるタイミング再生回路266に供給さ
れる。タイミング再生回路266は、送信機のシンボル
・クロックに同期している送信された信号を表わすサン
プル、および他のタイミング信号を、以下に詳しく述べ
る方法で発生する。図に示す実施例では、送信されたシ
ンボル1個につき2個のサンプルが発生される。送信機
に同期するサンプル、および他のタイミング信号は搬送
波再生回路264に供給される。回路264はこの信号
をベースバンドに復調する。回路264は、等化器、回
転器(rotator)、スライサ、位相誤差検出回
路、並びに等化器と回転器の動作を制御する位相制御器
を含んでおり、これらはすべて知られている。搬送波再
生回路264からの復調されたベースバンド信号は、ビ
タビ(Viterbi)デコーダにより復合化され、デ
インタリーブ装置274によりデインタリーブされてか
ら、リード−ソロモン(Reed−Solomon)誤
り検出/訂正装置276により誤り検出され訂正され
る。これらの装置の機能は、例えば、前に述べたリー氏
およびメサーシュミット氏の論文に述べられている。
【0014】リード−ソロモン誤り検出/訂正装置27
6からの誤り訂正された信号はデスクランブル装置で必
要に応じてデ・スクランブルされる。デスクランブル装
置278からの信号は出力プロセッサ280に供給さ
れ、プロセッサ280は、他の信号処理回路にデスクラ
ンブルされたデータをインタフェイスするのに必要な機
能を提供する。これらの機能には、データを適当な論理
レベルに一致させること、およびクロック信号を供給し
て他の回路とのインタフェイスを容易にすることが含ま
れる。出力プロセッサ280からのデータは、MPEG
と両立するトランスポート・プロセッサ282により処
理され、プロセッサ282は、圧縮されたビデオ・デー
タの復元に使用される同期および誤差指示情報を提供す
るが、MPEGとの両立性は本発明を使用するシステム
においては重要でない。トランスポート・プロセッサ2
82は、また、ヘッダ情報の分析に基づくタイプにより
データを分離する。プロセッサ282からの圧縮された
出力データはMPEGデ・コンプレッサ284により復
元され、ビデオ・エンコーダ装置286により所定の方
式(例えばNTSCまたはPAL)で符号化するのに適
するビデオ・データを供給する。ビデオ・エンコーダ装
置286からの出力信号はビデオ/表示プロセッサ28
8に供給される。プロセッサ288には画像表示装置
(図示せず)も含まれる。
【0015】システム・マイクロプロセッサ268は、
すでに知られている方法で、タイミング再生回路266
を含む、受信機内部の各要素に初期化パラメータおよび
他の制御信号を供給する。システム・マイクロプロセッ
サ268からタイミング再生回路266に供給される特
殊なパラメータおよび制御信号については、以下に詳し
く説明する。
【0016】図2は、本発明の原理によるシンボル・タ
イミング再生システムの更に詳細なブロック図である。
図2において、アナログ信号または単純なディジタル信
号は細い線で示され、実数(同相)と虚数(直交)成分
の信号を含んでいる、複素ディジタル信号は太い線で示
されている。図2に示すシンボル・タイミング再生シス
テムの有利な特徴の中には、公称(nominal)遅
延レジスタが含まれ、これにより設計者は入力サンプル
・レートの半分以下の任意の望ましいシンボル・レート
を選択することができ、より正確な補間器を使用して、
より高いオーダのコンステレーションを得ることができ
る。数値制御遅延装置の出力におけるシンボルおよびサ
ンプル・クロック・エネイブル信号の発生により、位相
および周波数を固定するのにアナログ成分を必要とせず
完全な同期設計を行うことができて有利である。
【0017】図2で、送信機から受信された信号を表わ
す、入力アナログ信号INは最初にサンプリングされ、
アナログ/ディジタル(AD)変換器10(これは図1
の入力プロセッサ262の一部である)により複素ディ
ジタル形式に変換される。AD変換器10は、固定周波
数水晶発振器261(図1)により局部的に発生される
最初の固定周波数のサンプル・クロックADによりクロ
ック制御される。AD変換器10からの複素ディジタル
・データストリーム(complex digital
datastream)は複素4タップ補間器12
(以下に詳しく述べる)に供給され、補間器12も最初
の固定周波数のサンプル・クロック信号ADによりクロ
ック制御される。前述した補間機能は実質的にはタイミ
ング調節機能であり、時々、ディジタル移相/サンプリ
ング周波数変換と呼ばれている。補間器12の出力は、
固定周波数のサンプル・クロック信号ADに同期して発
生される複素サンプルのストリームであり、固定された
(非適応形)複素パルス整形フィルタ14によりパルス
整形濾波される。フィルタ14は、固定周波数のサンプ
ル・クロック信号ADに応答し且つサンプル・クロック
・エネイブル信号(以下に述べるようにして発生され
る)に応答する。フィルタ14の出力は、濾波された複
素サンプルのストリームであり、図1に示す他のシステ
ム装置に供給される。補間器12の出力は位相誤差検出
器16(以下に詳しく述べる)にも供給される。
【0018】位相誤差検出器16の出力は除算器20と
22に結合される。除算器20と22は図に示す実施例
ではバレル・シフタ(barrel shifter)
として実施されている。フィルタ・ループの積分定数K
iがシフタ20に供給され、ループの比例定数Kpはシ
フタ22に供給される。ループの積分定数Kiとループ
の比例定数Kpは、知られている方法でシステム・マイ
クロプロセッサ268(図1)により計算され、それぞ
れ除算器20と22に供給される。除算器20の出力は
加算器24の第1の入力端子に結合される。加算器24
の出力は遅延装置26に結合され、遅延装置26の出力
は加算器24の第2の入力端子と加算器28の第1の入
力端子に結合される。除算器20からの信号は、この信
号が遅延装置26により遅延された信号と加算器24で
合計される。除算器22の出力端子は加算器28の第2
の入力端子に結合される。遅延装置26からの信号は除
算器22の出力と加算器28で合計される。加算器28
の出力は反転装置30により単位利得で反転される。第
1と第2の除算器20と22、加算器24と28、遅延
装置26および反転装置30は組み合わさって、第2次
のループ・フィルタを形成する。反転装置30の出力が
ループ・フィルタの出力を形成する。この出力は、補間
器12からサンプルが発生されたときの補間された時点
と、送信機のクロックに同期した理想的なサンプリング
時点との差を表わしている。
【0019】公称(nominal)遅延レジスタ31
は、送信機に同期したサンプリング時点間の公称時間遅
れまたは予期された時間遅れを表わす図1のシステム・
マイクロプロセッサ268からの値を受け取る。この公
称遅延値は以下に詳しく述べる方法でシステム・マイク
ロプロセッサ268により計算される。図に示す実施例
で、受信された信号はシンボル・レートの2倍でサンプ
リングされるので、サンプリング信号間の公称遅延時間
は送信されるシンボル間の予期される間隔の半分であ
る。公称遅延レジスタ31の出力は加算器32の第1の
入力端子に結合される。ループ・フィルタの出力は加算
器32で所定の公称遅延値と合計される。加算器32か
らの出力信号はディジタル信号であって、送信機のシン
ボル・クロックに同期するサンプル間の瞬時遅延値を表
わしている。公称遅延レジスタ31は、捕捉を速めるた
めに、受信機のタイミング・ループを、入来するシンボ
ル・レートに最初に極めて接近させるために設けられ
る。このシステムの引き込み(pull−in)範囲は
位相誤差検出器16の特性によってのみ制限される。
【0020】加算器32から出る信号の値は、固定周波
数のクロック周期の数で表わされ、整数部分と小数部分
を含んでいる。整数部分は、サンプリング時点間の全固
定周波数クロック・パルスの数を表わし、小数部分は隣
接する2つの固定周波数のサンプル間のサンプリング時
間を表わす。図に示す実施例の場合、加算器32からの
ディジタル信号は、22ビットの固定小数点ディジタル
信号で、上位2ビットは整数部分を伝達し、残りのビッ
トは小数部分を伝達する。システム・マイクロプロセッ
サ268(図1)は以下の方法で或る値を公称遅延レジ
スタ31の中に挿入する。最初に公称遅延レジスタ31
の中に論理値“1”の信号が挿入される。次に、この信
号は左へ20桁シフトされる。これにより、論理“1”
の信号は整数部分の最下位ビットに置かれる。これは次
のディジタル論理式で表わされる: 1<<RS−IS (1) ここで、RSは公称遅延レジスタ31の大きさであり、
例えば、この実施例では22ビットであり、ISは整数
部分の大きさ、例えば、この実施例では2ビットであ
る。図に示す実施例で、この数式は次のようになる: 1<<(22−2) (2) 次に、システム・マイクロプロセッサ268により計算
が行われ、固定周波数のクロック周期の数として表わさ
れる、送信機に同期したサンプル間の公称遅延を決定す
る: D=FR/(2・S) (3) ここで、Dは、固定周波数のクロック周期の数として表
わされる、送信機に同期したシンボル間の公称遅延であ
り、FRは固定周波数のクロック周波数であり、Sは送
信機のシンボル周波数である。この計算の結果は、公称
遅延レジスタ31の前の内容と合成される。数式(1)
および/または(2)の結果により公称遅延レジスタ3
1の中にすでに挿入された値1を補償するために、数式
(3)で計算された公称遅延値Dから値1を差し引かな
ければならない。従って、システム・マイクロプロセッ
サ268(図1)により公称遅延レジスタ31に据えら
れた公称遅延値を表わす数式は次のようになる: DR31={1<<(22−2)}・{FR/(2・S)−1} (4) ここで、DR31はシステム・マイクロプロセッサ268
(図1)により公称遅延レジスタ31内に貯えられる値
である。
【0021】加算器32からの出力信号はマルチプレク
サ34の一方の入力に供給される。マルチプレクサ34
の他方の入力は−1を表わす値を受け取る。加算器36
はマルチプレクサ34の出力から第1の入力を受け取
る。加算器36の出力は、累算器として機能する遅延装
置38に結合される。累算器38は、固定周波数のサン
プル・クロック信号ADによりクロック制御される;こ
れはAD変換器10をドライブするのと同じクロック信
号である。遅延装置38の出力は、送信機に同期する次
のサンプルまでの時間遅れを表わすディジタル信号MU
である。ディジタル信号MUは整数部分と小数部分を含
んでいる。整数部分は、送信機に同期する次のサンプル
までの固定周波数のクロック信号ADの周期の数を表わ
し、小数部分は、最後の固定周波数のクロック信号か
ら、送信機に同期するサンプルの時点までの時間遅れを
表わす。
【0022】図に示す実施例において、ディジタル信号
MUは22ビットの固定小数点ディジタル信号で、上位
2ビットは整数部分を搬送し、残りのビットは小数部分
を搬送する。ディジタル演算回路の技術に熟練する者に
は、種々異なるサイズとフォーマットを使用できること
が理解されるであろう。例えば、QAM受信機では、時
間遅れを表わすのに26ビットのディジタル信号が使用
される。時間遅れ信号MUは整数部分選択器40に供給
され、選択器40は信号MU(MU:0−1)から上位
2ビットを選択する。整数部分は比較回路41に供給さ
れ、回路41はその整数とゼロ値信号を比較し、整数部
分がゼロに等しければ信号を発生する。時間遅れ信号M
Uは小数部分選択器48にも供給され、選択器48は、
信号MUの小数部分の上位8ビット(MU:2−9)、
すなわち、時間遅れ信号MUの小数部分の最上位バイト
を含んでいる信号を発生する。小数部分のこの最上位バ
イトは補間器12の制御入力端子に結合される。全22
ビット時間遅れ信号MUは加算器36の第2の入力端子
に結合される。
【0023】比較器41の出力は、マルチプレクサ34
の制御入力および遅延要素42に供給される。遅延要素
42は、時間遅れ信号MUと、その時間遅れ信号MUに
応答して発生される位相検出器16の対応する出力との
間の遅延を一致させるのに必要な遅延を与える(以下に
詳しく述べる)。時間遅れ要素42の出力はサンプル・
クロック・エネイブル信号であり、モジュロ2のカウン
タ44、およびアンドゲート46の第1の入力端子に供
給される。モジュロ2カウンタ44の出力端子はアンド
ゲート46の第2の入力端子に結合される。アンドゲー
ト46の出力はシンボル・クロック・エネイブル信号を
発生する。モジュロ2のカウンタ44は、例えば、D型
フリップ・フロップを含み、この実施例では、2で割
る。この演算は、1シンボル当り2個のサンプルが与え
られる場合に使用される。他の場合、例えば、1シンボ
ル当り4個のサンプルが使用される場合、カウンタ44
はモジュロ4のカウンタとなり、4で割る機能が得られ
る。
【0024】動作を説明すると、固定周波数のサンプル
・クロックADの周波数は、予期される最高の送信機シ
ンボル周波数の2倍よりも少し高い。システム・マイク
ロプロセッサ268(図1)は、現在受信されている信
号のシンボル・レートについて公称サンプル時間または
予期されるサンプル時間を計算し、計算した値を公称遅
延レジスタ31に入れる。これによって、数値制御遅延
装置(NCD)の動作はほぼ正確なサンプル周期で開始
される。位相誤差検出器16および関連するループ・フ
ィルタは協同して、数値制御遅延装置を調節して、数値
制御遅延装置を送信された信号の実際のサンプル・レー
トに固定する。遅延要素42からのサンプル・クロック
・エネイブル信号、およびアンドゲート46からのシン
ボル・クロック・エネイブル信号は、受信機(図1に示
す)内の他の処理要素によって使用される。例えば、パ
ルス整形フィルタ14(図2)は、固定周波数のサンプ
ル・クロックADとサンプル・エネイブル・クロック信
号の両方を受け取る。
【0025】上述のように、加算器32は、送信機に同
期する最後のサンプルから送信機に同期する次のサンプ
ルまでの瞬時的時間遅れを表わすディジタル信号を発生
し、数値制御遅延装置の累算器38は、送信機に同期す
る次のサンプルまでの残り時間を表わすディジタル信号
を発生する。図に示す実施例の場合、時点を表わすこれ
らの信号は、固定小数点22ビット2進ワードで表わさ
れ、上位2ビットは整数部分を搬送し、残りのビットは
小数部分を搬送する。これらの信号によって表わされる
時間値は、固定周波数のサンプル・クロックADの周期
で表わされる。このような時間を表わす信号は0から4
−2-20 までの範囲を有する。例えば、値“1”は固定
周波数のサンプル・クロックADの1周期を表わしてお
り、01000000000000000000002
の値を有する。ここで、下付き数字2は、この値が基数
2、すなわち2進法で表わされていることを示す。
【0026】累算器38に貯えられる時間遅れの整数部
分がゼロよりも大きければ、比較器41の出力は論理
“0”の信号である。この状態で、送信機に同期する次
のサンプルが取られるまでに、固定周波数のサンプル・
クロックADの1サイクル以上が経過しなければならな
い。累算器38の値の整数部分はカウント・ダウンされ
る。マルチプレクサ34は、比較器41の論理“0”信
号で条件付けられ、値−1の信号を加算器36に結合さ
せる。次に、加算器36は、累算器38内の信号の値に
この−1の信号を加え(すなわち、1を差し引き)、新
しく減少した値を累算器38に貯える。また、比較器4
1の出力は論理“0”信号なので、サンプル・クロック
・エネイブル信号も、シンボル・クロック・エネイブル
信号も(両方共、遅延装置42により適当に遅延されて
いる)有効でない。
【0027】累算器38の値の小数部分は、送信機に同
期した次のサンプルが取られるまでの、固定周波数のサ
ンプル・クロックADの1サイクルの部分を表わしてい
る。この小数部分の最上位8ビットは、補間器12の遅
延を制御するのに使用される。これによって、実質的
に、固定周波数のサンプル・クロックADサイクル間の
時間間隔が256の部分に分割される。従って、補間器
12は256相の多相フィルタ・バンクとなる。送信機
に同期した次のサンプルが取られるまで残っている、完
全な固定周波数のサンプル・クロックADのサイクルが
なければ、累算器38内の信号の整数部分は0である。
この場合、比較器41からの出力信号は論理“1”の信
号である。
【0028】比較器41からの出力信号が論理“1”信
号であれば、累算器38の値の小数部分の最上位バイト
により制御される時点に補間器12からサンプルが取ら
れ、サンプル・クロック・エネイブル信号が発生され
て、下流回路(downstream)がこの新しく発
生されたサンプルをクロック・イン(clock i
n)して処理できるようにする。また、モジュロ2のカ
ウンタ44がクロック制御され、もし送信機のシンボル
時点であれば、アンドゲート46はシンボル・クロック
・エネイブル信号も発生する。同時に、マルチプレクサ
34は、加算器32から加算器36に信号を通すように
条件付けられる。加算器36は、送信機に同期する望ま
しいサンプリング時点と、数値制御遅延装置の累算器3
8からの小数部分(上述のように、整数部分はゼロであ
る)を合成するので、送信機に同期する次のサンプルが
取られる時点は累算器38内に据えられる。ループ・フ
ィルタを介して位相誤差検出器16の出力信号に応答し
て変化する数値制御遅延装置の値によってこのループは
閉じられる。
【0029】サンプル・クロック・エネイブル信号は、
システムの要素、例えば装置14,16,26,44,
46、その他、送信機に同期する各サンプルを処理する
すべての下流処理装置に供給される。このような装置
は、固定周波数のサンプル・クロック信号ADに加え
て、サンプル・エネイブル信号を必要とする。シンボル
・クロック・エネイブル信号は、送信されたシンボルの
時点で取られる、送信機に同期したサンプルに対して有
効である。シンボル・クロック・エネイブル信号は、送
信されたシンボルで動作するシステムの要素、例えば、
搬送波再生装置264(図1)のような搬送波再生回路
に関連する判定向け要素に供給される。このような要素
は、固定周波数のサンプル・クロック信号ADとシンボ
ル・クロック・エネイブル信号の両方に応答して動作す
る。
【0030】例えば、図に示す実施例が衛星放送システ
ム(例えばSatlink)で使用するために適合され
る場合、固定周波数のサンプル・クロック信号ADの周
波数は62MHzにされる。例示的放送信号のシンボル
・レートは30Mシンボル/秒である。受信される信号
はシンボル・レートの2倍でサンプリングされるので、
サンプル・クロック・エネイブル信号は固定周波数クロ
ック信号ADを不能にし、平均サンプル・レートを、望
ましいサンプル・レートである1シンボル当り2サンプ
ルにする。従って、30Mシンボル/秒の場合、60M
サンプル/秒となり、不能となる固定周波数のサンプル
・クロックADは200万サイクル/秒となる。補間器
12は補間されたサンプルを発生し、可能となる固定周
波数のサンプル・クロックADの各サイクルで、送信機
に同期するサンプルの望ましい時点にサンプルが取られ
たように見える。すなわち、補間器12からのサンプル
は、適切なサンプリング周波数(本例では60MHz)
でクロック制御されたAD変換器10からそのサンプル
が取られたかのような値を有する。これらのサンプル
は、62MHzの固定周波数クロック信号ADの遷移で
現れ、クロック信号(200万/秒)はときどきとばさ
れる。
【0031】開示されたシステムを使用してQPSK入
力信号を処理するとき、誤り訂正符号がしばしば無効と
なる閾値に近い信号対雑音比(SNR)4dBで、ビッ
ト誤り率がわずか0.1dBだけ悪化するのが認められ
た。タイミング制御ループは3000サンプル以内に完
全に収束した。このループはSNRが0dBで収束し、
劣化は約0.5dBである。これらの性能特性は、開示
されたタイミング再生システムが、Grand All
iance HDTVシステムに使用することを提案さ
れたタイプの残留側波帯(VSB)被変調入力信号と共
に使用するのにも適していることを示している。以下の
表は或るSR比に対するシステムの性能を要約してい
る。ここで、SR比は固定周波数のサンプル・レート
(アナログ/ディジタル変換レート)とシンボル・レー
トの比率であり、1シンボル当り2個のサンプルを使用
している。
【0032】
【表1】
【0033】入力信号を同相(I)成分と直交(Q)成
分の両成分でサンプリングするQAMシステムのような
システムの場合、本システムでは、入力されるI信号と
Q信号をシンボル・レートの2倍以下でサンプリングす
ることが可能であり、且つ、送信機に同期するシンボル
・レートの2倍で、送信機に同期する一連のディジタル
・サンプルを発生することが可能である。ただし、固定
周波数のサンプル・クロック信号ADレートが次の方程
式で定められる値よりも大きいことを条件とする: FR=S×BWE +M (5) ここで、FRは固定周波数のクロックADレート;Sは
シンボル・レート;BWE は超過した帯域幅の部分;M
は補間器の平坦振幅と群遅延帯域幅に対するマージン。
超過帯域幅の小さいシステムでは、これはA/Dサンプ
ル・レートを10%〜30%(理想的な状態では49.
9%)だけ減少させ得る。補間器のあとのディジタル処
理システムは1クロック当り多数のサンプルを処理する
必要があるので、より高いクロック・レートで動作する
必要があり、または並列法を使用してデータを処理する
必要がある。
【0034】図3は、ハードウェア設計のために固定小
数点算術演算で実施される、ファロウ(Farrow)
アーキテクチャ区分的パラボラ補間器12(図2)を示
す。区分的パラボラ・フィルタは複雑性の低い補間器に
十分な性能を与えるので、本実施例では、補間器12は
区分的パラボラ・フィルタを使用している。64QAM
または256QAMのような、より高いオーダーのコン
ステレーションの場合、より複雑な補間フィルタが必要
とされる。加算器32(図2)に示すように、公称遅延
信号をループ・フィルタからの出力信号に加えると、有
利なことに、システム・マイクロプロセッサ(図示せ
ず)は、送信機に同期するサンプル間の公称遅延を制御
し、このループはレートを保持するだけでよい。
【0035】具体的に言うと、図3の補間器12は、I
EEE Transactionson Commun
icationsの「ディジタル・モデムにおける補
間、第二部:実施と性能」で、ラーズ(Lars)氏外
により提案されるタイプの4タップ区分的パラボラ・フ
ィルタである。図3で、入力端子INはAD変換器10
(図2)の出力端子に結合される。入力端子INは、−
32から+31までの範囲の値を搬送する6ビットのサ
ンプルを受け取り、直列に接続されている遅延要素5
0、加算器60、遅延要素51、加算器61、遅延要素
52、加算器62、遅延要素53;直列に接続された遅
延要素54、加算器63の反転入力端子、遅延要素5
5、加算器64、遅延要素56、加算器65、および遅
延要素57に結合される。入力端子INはまた、加算器
60,61,65のそれぞれの反転入力端子に結合され
ると共に、加算器62の非反転入力端子に結合される。
入力端子INは、また、×2乗算器68の入力端子に結
合され、乗算器68の出力端子は、加算器67の入力端
子と加算器66の反転入力端子に結合される。加算器6
6は加算器63の入力端子に結合され、加算器67は加
算器64の入力端子に結合される。入力端子INは、ま
た、加算器66と67のそれぞれの第2の入力端子にも
結合される。入力端子INは、更に、直列接続の6個の
時間間隔遅延要素92と×2乗算器94に結合される。
【0036】制御入力端子MUは、数値制御される遅延
装置(図2)の累算器38の小数部分の最上位バイトに
結合される。制御入力端子MUは、直列接続の乗算器7
0、遅延要素72、乗算器74、制限器76、遅延要素
78、乗算器80、遅延要素84、および加算器90に
結合される。遅延要素53の出力端子は乗算器70の第
2の入力端子に結合される;遅延要素57の出力端子は
乗算器74の第2の入力端子に結合される;×2乗算器
94の出力端子は加算器90の第2の入力端子に結合さ
れる。2周期遅延要素82は制御入力端子MUと乗算器
80の第2の入力端子との間に結合される。加算器90
の出力端子は、送信機に同期するサンプルを発生し、出
力端子OUTPUTはパルス整形フィルタ14(図2)
に結合される。
【0037】図3に示す補間器12は、上述したラーズ
(Lars)氏外の論文で述べられている方法で動作す
る。制御信号MUは、送信機に同期するサンプルが取ら
れる、隣接する固定周波数のサンプル・クロックADサ
イクル間のわずかな時間を表わす。図3に示す補間器1
2は、制御信号MUで表わされる時点にAD変換器10
の隣接サンプル間を補間し、補間されたサンプルを出力
端子OUTPUTに発生する。図に示す実施例で、制御
信号MUの入力から補間されたサンプルの出力まで固定
周波数クロック信号ADの3周期遅延がある。この遅延
は、数値制御される遅延装置(図2)により発生される
サンプル/シンボル・クロック・エネイブル信号の発生
の際に、補償しなければならない。遅延要素42(図
2)は、この時間補償を行い、図に示す実施例では、3
クロック・サイクル遅延要素である。
【0038】図4は図2の位相誤差検出器16の更に詳
細なブロック図である。図4で、互いに位相が直交す
る、同相(I)信号と直角(Q)信号の入力端子IINと
QINは補間器12(図2)の対応する出力端子に結合さ
れる。同相入力端子IINは直列に接続された遅延要素1
02、遅延要素103および加算器108の反転入力端
子に結合される。同相入力端子IINは、また、加算器1
08の第2の入力端子にも結合される。加算器108の
出力端子は乗算器110の第1の入力端子に結合され、
遅延要素102の出力端子は乗算器110の第2の入力
端子に結合される。乗算器110の出力端子は加算器1
14の第1の入力端子に結合される。
【0039】直角入力端子QINは、直列接続の遅延要素
104、遅延要素105、および加算器106の反転入
力端子に結合される。直角入力端子QINは、また加算器
106の第2の入力端子にも結合される。加算器106
の出力端子は乗算器112の第1の入力端子に結合さ
れ、遅延要素104の出力端子は乗算器112の第2の
入力端子に結合される。乗算器112の出力端子は加算
器114の第2の入力端子に結合される。加算器114
の出力端子は、受信機内の数値制御遅延要素により発生
される、送信機に同期するサンプリング信号と、送信さ
れた信号の実際のサンプリング時点との間の位相誤差を
表わす信号を、すでに知られている方法で発生する。
【0040】ここで述べるタイミング再生システムは、
有利なことに、固定周波数発振器から発生される単一の
クロックに関連して、多数のシンボル・レート入力信号
を処理することができる。また、サンプル・クロック・
エネイブル信号とシンボル・クロック・エネイブル信号
はいずれも入力信号自体から得られる。前に説明したよ
うに、サンプル・クロック・エネイブル信号は、シンボ
ル・レートの倍数であるレートで補間器の出力サンプル
を示す。
【0041】開示されたシステムは、有利なことに、1
個の固定パルス整形フィルタ14と1個の固定周波数の
クロック発振器261を使用して多数の入力サンプル・
レートを支持する。フィルタ14の構成は、多数の入力
シンボル・レートに適応できるように改める必要はな
い。パルス整形フィルタ14は、タイミング再生回路の
あとに位置し、同じパルス整形特性を有する信号を濾波
し、それによって、その信号対雑音性能を高める。
【0042】本発明によるシンボル・タイミング再生シ
ステムは、例えば、BPSK,QPSK,CAP変調方
式、およびアメリカ合衆国で使用することを提案された
Grand Alliance高精細度テレビジョン
(HDTV)システムで使用されるようなVSB変調方
式に利用することができる。当業者は、開示されたシン
ボル・タイミング再生システムを所望の変調方式に適合
させるために、どのような設計変更が必要とされるのか
を認識し、且つ所望の変調方式で動作させるために、図
示された構成部分を如何に設計すべきかを理解するであ
ろう。上述のシステムは比較的短時間でロックを獲得す
ることが観察されている。QPSKシンボルのコンステ
レーションは、数千サンプル後にロックすることが観察
されており、そのコンステレーションは、1000pp
mタイミング・オフセットでも、500サンプル後に見
られる。これらの性能特性は、電圧制御発振器の機能を
ディジタル的に遂行することによる、必要なハードウェ
アの減少と相俟って、このシステムが単一のシンボル・
レートで動作する場合でも、このシステムを魅力あるも
のにする。
【0043】開示された実施例で、サンプル・クロック
・エネイブル信号は、固定周波数の発振器261自体を
動作可能にまた不能にするのでなく、それぞれの装置の
クロック・エネイブル/ディスエイブル端子を介してク
ロック信号ADを可能にしまた不能にする。クロックを
ゲート制御することはオプションであり、特定のシステ
ムの要件に従って考慮される。
【0044】
【発明の効果】1個の固定パルス整形フィルタ14と1
個の固定周波数のクロック発振器261を使用して多数
の入力サンプル・レートを支持する。フィルタ14の構
成は、多数の入力シンボル・レートに適応できるように
改める必要はない。パルス整形フィルタ14は、タイミ
ング再生回路のあとに位置し、同じパルス整形特性を有
する信号を濾波し、それによって、その信号対雑音性能
を高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従うタイミング再生回路を含
む、QPSK被変調入力信号の受信機を表わすブロック
図である。
【図2】本発明の原理に従うシンボル・タイミング再生
システムのブロック図である。
【図3】図2のシステムに使用される補間器の詳細なブ
ロック図である。
【図4】図2のシステムに使用される位相誤差検出器の
詳細なブロック図である。
【符号の説明】
10 アナログ/ディジタル変換器(AD変換器) 12 補間器 14 固定パルス整形フィルタ 16 位相誤差検出器 20,22 シフタ 24,28,36 加算器 26 遅延装置 30 反転装置 31 遅延レジスタ 32 合計器 34 乗算器 38 累算器 40 整数部分選択器(INT) 41 比較回路 42,50,51,52,53,54,55,56,5
7,72,78,82,84,102,103,10
4,105 遅延要素 44 カウンタ(モジュロ2) 46 アンドゲート 48 小数部分選択器(FR) 68,70,74,80,94,110,112 乗
算器 76 制限器 261 固定周波数発振器 262 入力プロセッサ 264 搬送波再生回路 266 シンボル・タイミング再生回路 268 システム・マイクロプロセッサ 272 ビタビ(Viterbiデコーダ) 274 デインタリーブ装置 276 リード−ソロモン(Reed−Solomo
n)誤り検出/訂正装置 278 デスクランブル装置 280 出力プロセッサ 282 MPEG両立性トランスポート・プロセッサ 284 MPEGデコンプレッサ 286 エンコーダ装置 288 ビデオ/表示プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール ゴザード ナツトソン アメリカ合衆国 インデイアナ州 インデ イアナポリスサウス・エマーソン・アベニ ユー 148 (72)発明者 クマー ラマズワミイ アメリカ合衆国 インデイアナ州 インデ イアナポリスカレツジ・ドライブ #ビー 9417 (72)発明者 デイビツド ローウエル マクニーリイ アメリカ合衆国 インデイアナ州 インデ イアナポリスワーブラー・コート 7832

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続するシンボルを表わす入力信号を処
    理する信号受信システムであって、 多数のシンボル・レートを呈する傾向のあるシンボルを
    含んでいるデータ・ストリームを受け取る入力プロセッ
    サと、 多数のシンボル・レートを呈する傾向のあるシンボルを
    含んでいる、前記入力プロセッサからの出力信号を処理
    して、同期したシンボルを発生するディジタル・シンボ
    ル・タイミング再生回路と、 前記タイミング再生回路からの出力信号を、利用回路に
    供給する前に、濾波する非適応形ディジタル・フィルタ
    とから成る、前記信号受信システム。
  2. 【請求項2】 前記タイミング再生回路に関連する固定
    周波数発振器を更に含んでいる、請求項1記載の信号受
    信システム。
  3. 【請求項3】 前記フィルタがパルス整形フィルタであ
    る、請求項1記載の信号受信システム。
  4. 【請求項4】 前記タイミング再生回路が、前記入力プ
    ロセッサからの出力信号を補間する補間器と、前記フィ
    ルタに結合される出力とを含む、請求項1記載の信号受
    信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の信
    号受信システムであって、 多数のシンボル・レートを呈する傾向のあるシンボルを
    含んでいるデータ・ストリームを受け取るアナログ/デ
    ィジタル変換器と、 前記アナログ/ディジタル変換器からの出力信号を処理
    して、前記同期したシンボルを発生する前記ディジタル
    ・シンボル・タイミング再生回路と、 前記タイミング再生回路と関連しており、固定周波数ク
    ロックを前記アナログ/ディジタル変換器に供給する固
    定周波数発振器と、 から成る、前記信号受信システム。
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