JPH09247043A - スペクトラム拡散通信方式における受信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信方式における受信装置

Info

Publication number
JPH09247043A
JPH09247043A JP4506796A JP4506796A JPH09247043A JP H09247043 A JPH09247043 A JP H09247043A JP 4506796 A JP4506796 A JP 4506796A JP 4506796 A JP4506796 A JP 4506796A JP H09247043 A JPH09247043 A JP H09247043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
data
value
correlation value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4506796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3307217B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Inuzuka
浩之 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP4506796A priority Critical patent/JP3307217B2/ja
Priority to US08/807,380 priority patent/US6154482A/en
Publication of JPH09247043A publication Critical patent/JPH09247043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307217B2 publication Critical patent/JP3307217B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送波に乗せられて送信されてきた信号と受信
側の周期波とを乗算するとき、厳密に周波数と位相が揃
っていなくてもビット誤りを生じることなくデータを受
信することができるスペクトラム拡散システムの受信装
置を提供する。 【解決手段】発振器215から出力される周期波はIフ
ェーズ波として入力信号201に乗算されると共に、9
0度移相されたQフェーズ波としても入力信号201に
乗算される。Iフェース波とQフェーズ波が乗算された
入力信号は、それぞれ処理を受けて、相関値/データ値
決定回路214に入力される。相関値/データ値決定回
路214では、Iフェーズ波を乗算することによって生
じた搬送波オフセットの極性が反転するあたりで生じる
バースト的ビット誤りをさけるため、Iフェーズ相関値
とQフェーズ相関値とを比較し、大きな値を持つフェー
ズのデータ値を取得して、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトラム拡散通
信方式に係り、特には、受信データを正確に復調するこ
とが出来る受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日においては、携帯電話等の無線通信
が盛んであり、多くの加入者が携帯電話等を使用できる
ように、周波数チャネルを有効に利用することが重要と
なっている。この問題を解決する方法としては、1つの
周波数チャネルに割り当てる帯域を狭く制限し、1つの
周波数帯域にできるだけ多くの周波数チャネルを収容す
る周波数分割多重方式がある。
【0003】また、1つの周波数チャネルを一人の加入
者が専有する時間を限定し、通信時間を分割して各加入
者にチャネルを振り分ける時分割多重方式も有力であ
る。これに対し、もう一つの有力な方式として、スペク
トラム拡散方式がある。スペクトラム拡散方式は、例え
ば、PSK(Phase shift keying)変調されたベースバ
ンド信号に、ベースバンド信号よりも周波数帯域が遙か
に広い所定の信号を重ね合わせて、信号の周波数帯域を
大きく拡散して、電波として送出するものである。
【0004】このスペクラム拡散通信方式は、その拡散
方法のちがいにより、DS(直接拡散)方式、周波数ホ
ッピング方式、時間ホッピング方式等が知られている。
以下では、DS方式を前提に説明する。
【0005】DS方式においては、周波数帯域を拡散す
るために使用する所定の信号として、PN(Pseudo Noi
se)符号を使用する。PN符号は、送信データ速度と比
べて極めて速い2値データであり、このPN符号によっ
て拡散された送信データの周波数帯域は、元の送信デー
タのものよりも遙かに広くなる。
【0006】受信側では、送信側においてスペクトラム
拡散変調されたデータ信号に対して、送信側で使用した
PN符号と同じPN符号を乗じることによって逆拡散処
理を行い、元の送信データを取り出す。このとき、受信
データに対して乗算するPN符号の位相は、送信側で使
用したPN符号と同じ位相である必要があり、この位相
合わせのための同期処理が行われる。このように、受信
側では送信側で使用したPN符号を必要とするので、こ
のPN符号をチャネル毎に異ならせることにより、多く
のチャネル多重を行おうというものである。
【0007】また、送信側では、送信データをPN符号
で拡散変調したあと、そのまま送信するのではなくて、
搬送波に拡散変調した送信データを乗せて送信するのが
一般的である。このような場合には、受信側では、先
ず、搬送波と周波数及び位相が揃った周期波を生成し、
これを受信した信号に乗算することにより、受信信号を
ベースバンド付近の信号に復元する。この後、PN符号
を乗算して逆拡散処理を行い、送信データのデータ値を
取得する。
【0008】図6は、従来のスペクトラム拡散通信方式
における送信装置のブロック構成図である。すなわち、
データ入力601から入力される送信データは、拡散部
602で、カウンタ603が生成するクロックに従って
PN系列保持部604から出力されるPN符号が乗算さ
れ、拡散変調される。次に、差動符号化部605に拡散
変調された信号が入力され差動符号化される。このよう
にして生成された信号はデータ出力606から出力され
て、不図示の発振器から出力される搬送波に乗せられ受
信装置に送出される。
【0009】ここで、図7(a)に送信装置の差動符号
化部を、図7(b)に受信装置の差動復号化部の構成を
示す。差動符号化部は、図7(a)に示すように、入力
信号がイクスクルーシブNOR回路701の一方の入力
端子に入力され、イクスクルーシブNOR回路701の
他方の入力端子には、イクスクルーシブNOR回路70
1の出力信号を遅延回路702で遅延させた信号が入力
される。一方、差動復号化回路は図7(b)に示すよう
に、入力信号がイクスクルーシブNOR回路701の一
方の入力端子に入力され、イクスクルーシブNOR回路
701の他方の入力端子には、上記入力信号を遅延回路
702で遅延させた信号が入力される構成である。な
お、イクスクルーシブNOR回路701を、それぞれイ
クスクルーシブOR回路で置き換える構成としてもよ
い。
【0010】図7(a)の遅延回路702と図7(b)
の遅延回路702の遅延値は、互いに同じ値であり、例
えば、PN符号の1チップのN(Nは自然数)倍とす
る。図8は従来のスペクラム拡散通信方式の受信装置の
要部ブロック図である。乗算器801は、搬送波に乗せ
られて送信装置側から転送されてきたデータと、水晶発
振器802の出力信号とを乗算する。この搬送波の周波
数は、例えば2.4GHzである。水晶発振器802
は、上記搬送波と同じ周波数、すなわち、2.4GHz
の固定周波数の周期波を出力する。ローパスフィルタ8
03は、ベースバンド付近の帯域の信号のみを通過させ
るフィルタであり、乗算器801の出力信号をフィルタ
リングする。リミッタ804は、PN符号の1チップ単
位でローパスフィルタ803の出力値を監視し、その値
と予め設定してあるリミット値との大小関係に従ってデ
ータの2値化(デジタル化)を行う。すなわち、リミッ
タ804は、1ビットA/D変換処理を行う。
【0011】差動復号化回路805は、リミッタ804
から送られてきた出力信号(差動符号化されている)を
差動復号する回路である。差動復号化回路805は遅延
回路を含み出力信号を遅延させて出力信号と論理演算さ
せ、差動復号した信号を得る。従って、遅延回路の遅延
値は、送信装置において差動符号化するときに用いられ
る遅延値と同じ値とする。この差動復号化回路805内
部の構成は、例えば、図7(b)で与えられる。
【0012】DMF(相関回路)808はデジタルマッ
チドフィルタであり、受信装置側に保持していた、送信
側と同じPN符号と差動復号化回路805から送られて
くる信号との相関値と逆拡散されたデータ値を出力す
る。DMF808は、後述するように、PN符号を差動
復号化回路805から送られてきた信号に乗算し、拡散
変調された信号を逆拡散して送信データ信号を再生する
ものである。DMF808で使用されるPN符号は送信
側で拡散変調に使用されるPN符号と同じものであり、
差動復号化回路805から送られてくる信号とDMF8
08でPN符号を乗算するタイミングが一致するか否か
を示す相関値を出力する。DMF808は、PN符号を
乗算するタイミングが受信した信号と一致すると、高い
相関値を出力するように構成され、この相関値が高い場
合の出力データ値を受信信号として使用する。
【0013】PN符号を乗算することによって逆拡散さ
れたデータは、チップ誤りを含んでいる可能性があるの
で、データの判定処理を行う。図9はデータ判定部の構
成例を示す図である。
【0014】同図のデータ判定部は、図8のDMF80
8の出力側に設けられるものである。同図(a)におい
ては、901がデジタルマッチドフィルタに対応し、P
N符号と受信データとの相関を監視するとともに、それ
らを乗算した値をチップ毎に各データ保持回路902−
1〜902−10に格納する。データ保持回路902−
1〜902−10は、例えば、それぞれフリップ・フロ
ップ回路からなり、転送データの1ビットに対して割り
当てるPN符号のチップ数と同じ個数だけもうける。そ
して、PN符号と受信データとの相関が検出されたタイ
ミングで、各データ保持回路902−1〜902−10
に格納されているデータを積分回路903へ転送する。
【0015】積分回路903は、その転送されてきたデ
ータを積分し、その積分値をリミッタ904へ通知す
る。リミッタ904には、予め所定のリミット値が設定
されており、上記積分値と該リミット値との大小関係を
チェックする。そして、上記積分値の方が大きい場合に
は、当該データビットの値を“1”とみなし、送信装置
からの転送データを再生した値として“1”を出力す
る。一方、上記積分値の方が小さい場合には、当該デー
タビットの値を“0”とみなし、再生データとして
“0”を出力する。
【0016】同図(b)は、データ判定部の他の構成例
の回路ブロック図である。同図において、DMF901
がPN符号と受信データとの相関を検出すると、その検
出タイミングで各データ保持回路902−1〜902−
10に格納されているデータを“1”検出回路905へ
転送する。“1”検出回路905は、上記転送されてき
たデータの中に含まれる“1”の個数(“1”を示すチ
ップ数)を数える。そして、その“1”の個数と、転送
データの1ビットに対して割り当てるPN符号のチップ
数の半分の値とを比較する、例えば、上述の例では、転
送データ1ビットに対して10チップを割り当てている
ので、“1”検出回路905は、上記転送されてきたデ
ータの中に含まれる“1”の個数が6個以上か否かをチ
ェックする。“1”の個数が6個以上であれば、当該デ
ータビットの値を“1”とみなし、送信装置からの転送
データを再生した値として“1”を出力する。一方、5
個以下であれば、当該データビットの値を“0”とみな
し、“0”を出力する。
【0017】このような、スペクトラム拡散通信方式に
ついては、本発明の発明者による特願平6−31867
7号に詳細に記載されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
データ誤りを補償するために、積分回路903及びリミ
ッタ904や“1”検出回路905が設けられている。
この場合、データ保持回路902−1〜902−10に
保持されているデータの誤りが少なければ、上記システ
ムでデータ誤りを補償することができるが、多くのチッ
プに渡って誤りが生じる場合には、“1”のデータを
“0”と誤って認識してしまう。特に、バースト的に
(非常に多くのチップに渡って)ビット誤りが生じる場
合には、“1”であるべきデータが多くのビットに渡っ
て“0”になってしまうという問題を有する。このよう
な場合、データを正確に受信することが出来なくなって
しまう。
【0019】特に、図8で説明したように、受信機側で
は、送信機側で生成した搬送波と同じ周波数の周期波を
同じ位相で乗算する必要がある。しかしながら、受信機
側と送信機側では、それぞれ独立に搬送波及び周期波を
生成しているので、完全に周波数と位相を揃えることは
難しい。従って、周期波を搬送波と同じ周期および同じ
位相で受信信号に乗算するためには、非常に複雑な回路
を必要とするなど、実用的でない。従って、実際のシス
テムでは、搬送波と周期波の周期及び位相が若干異なっ
たままデータを正確に受信することが要求される。
【0020】ところで、搬送波と周期波の周波数と位相
が僅かにずれると、受信信号は完全にはベースバンドに
落ちないで、搬送波と周期波の周波数及び位相の違いに
より生じる搬送波オフセット(うねり)を生じる。この
搬送波オフセットが正から負、あるいは負から正に極性
を転じる場合には、搬送波の振幅が非常に小さくなるこ
とにより、バースト的にビット誤りを生じてしまう。
【0021】従って、本発明の課題は、搬送波に乗せら
れて送信されてきた信号と受信側の周期波とを乗算する
とき、厳密に周波数と位相が揃っていなくてもビット誤
りを生じることなくデータを受信することができるスペ
クトラム拡散システムの受信機を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置は、拡
散変調されたベースバンド信号を搬送波に乗せて信号を
送受信するスペクトラム拡散通信方式を前提とする。そ
して、搬送波と略同じ位相及び周波数を有する第1の周
期波を生成する発振器と、第1の周期波の位相を変化さ
せた第2の周期波を生成する移相手段と、搬送波に乗せ
られた信号に前記第1の周期波を乗算して、逆拡散を行
って信号の復調を行う第1の復調手段と、搬送波に乗せ
られた信号に前記第2の周期波を乗算して、逆拡散を行
って信号の復調を行う第2の復調手段と、第1の復調手
段で復調された信号と第2の復調手段で復調された信号
とを所定の基準に基づいて選択するデータ値決定手段と
を有する。
【0023】理想的には、搬送波を除去し、ベースバン
ド信号を得るには、搬送波と位相及び周波数が完全に一
致した周期波を生成し(Iフェーズ波)、受信した信号
に乗算しなくてはいけない。しかし、現実には、送信装
置と受信装置で独立に搬送波及び周期波を生成している
ので、位相や周波数を完全には一致させることができな
い。従って、この僅かに位相及び周波数が異なる周期波
を搬送波に乗算すると、搬送波オフセットが生じる(第
1の搬送波オフセット)。
【0024】逆拡散を行ってデータ値を復調する場合に
は、この第1の搬送波オフセットが極性を反転する付近
において、バースト的にビット誤りを生じてしまう。す
なわち、多くのビットに渡ってデータ値が全て“0”と
なってしまう。これは、搬送波オフセットが極性を反転
させる付近で起きる。そこで、本発明では、発振器が発
振する周期波の位相をずらした周期波を搬送波に乗算す
る。これによって生じる搬送波オフセット(第2の搬送
波オフセット)は、第1の搬送波オフセットとはことな
る位相のものとなるので、第1の搬送波オフセットと第
2の搬送波オフセットとは極性が反転するタイミングが
異なる。そこで、第1の搬送波オフセットが極性を反転
させるようなタイミングでは、第2の搬送波オフセット
に乗せられた信号を取得し、第2の搬送波オフセットが
極性を反転させるようなタイミングでは、第1の搬送波
オフセットに乗せられた信号を取得するようにする。
【0025】これにより、周期波の位相及び周波数が厳
密に搬送波と一致していなくても、正確にデータ値を取
得することができ、ビット誤りによる信号の受信誤りを
なくすことができる。
【0026】また、本発明の受信装置の別の構成におい
ては、前記した構成において、データ値決定手段は第1
の復調手段で得られた第1の相関値と第2の復調手段で
得られた第2の相関値とを加算した結果に基づいてデー
タ値を出力する。
【0027】このような構成においても極性の反転によ
るバースト的ビット誤りを避けることができる。すなわ
ち、第1の搬送波オフセットが極性を反転させる状態に
あるときに、第2の搬送波オフセットはそのような状態
にないので、第1及び第2の相関値を加算することによ
り、第1の搬送波オフセットによって相関値が小さくな
っているのを第2の搬送波オフセットに乗せられている
信号から得られた相関値で補償することが可能である。
これに基づいてデータ値を取得すれば、データ誤りを避
けることができる。但し、このような構成においては、
第1の搬送波オフセットが存在する信号から得られたデ
ータ値と第2の搬送波オフセットが存在する信号から得
られたデータ値とを選択的に採用する場合に比べ、やや
受信精度は劣る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理を説明する
図である。同図(a)に示されるように、送信側から送
られてくる信号波の搬送波と同じ位相で、受信機で生成
される周期波を乗算するとき、この周期波をIフェーズ
波と呼ぶ。このIフェーズ波を搬送波に乗算すると、周
波数あるいは位相の僅かのずれのために、搬送波オフセ
ットが残る。例えば、搬送波がcosω0 tであったと
したとき、これに周期波として僅かに周波数の異なる周
期波cos(ω0 +δ)tを乗算したとすると、
【0029】
【数1】
【0030】となる。この信号をローパスフィルタに通
して、2倍の周波数成分を除去すると、
【0031】
【数2】
【0032】となる。ここで、a(t)はベースバンド
の信号であるとする。上記式(2)より明らかなよう
に、搬送波オフセット成分であるcosδtが残ってい
る。この搬送波オフセットがゼロになる周辺、すなわ
ち、δt≒Nπ/2(Nは奇数)のとき、ビット誤りが
バースト的に起きる。その様子を図示したのが図1
(a)である。
【0033】ところで、搬送波オフセットの振幅が大き
なときはビット誤りが生じない。そこで、図1(b)に
示すように搬送波の位相を90度移相した周期波を乗算
してやる。この90度移相した周期波をQフェーズ波と
呼ぶ。上記の例で言えば、cos(ω0 +δ)tの代わ
りにsin(ω0 +δ)tを搬送波に乗算してやること
に対応する。すると、上記式と同様な計算が出来、
【0034】
【数3】
【0035】となることがわかる。式(3)の様子を示
したのが図1(b)である。同図から明らかなように、
Iフェーズ波を搬送波に乗算した場合に、搬送波オフセ
ットが0に近くなるときは、Qフェーズ波を搬送波に乗
算した方は搬送波オフセットが最大になっている。従っ
て、同図(a)でビット誤りがバースト的に生じるタイ
ミングの区域にあたるときは同図(b)に示されるQフ
ェーズを乗算した方の信号からデータを取得し、同図
(b)でビット誤りがバースト的に生じるタイミングの
区域にあたるときは、同図(a)に示されるIフェーズ
を乗算した方の信号からデータを取得するようにすれ
ば、常に、正しいデータを得ることができる。
【0036】図2は、本発明のスペクトラム拡散通信方
式の受信機の一実施例の要部構成ブロック図である。送
信機から受信した受信信号は、入力信号201として本
実施例の受信機に入力される。入力信号201は分割さ
れ、それぞれの乗算器202、208に入力される。乗
算器202では、発振器215が発振する周期波と入力
信号201が乗算される。
【0037】発振器215が生成する周期波は入力信号
の搬送波とほぼ同じ周波数を有し、ほぼ同じ位相で入力
信号に乗算される。発振器215が生成する周期波は、
搬送波を再生したものではなく、発振器215が独立し
て生成するものであるので、上記のように、搬送波の周
波数及び位相とは僅かに異なる周波数と位相を有する。
この発振器215が発振する周期波はIフェーズ波であ
る。
【0038】一方、乗算器208には、発振器215か
ら出力された周期波の位相を90度移相器216で移相
したものが入力される。この90度移相された周期波が
Qフェーズ波である。このQフェーズ波と入力信号20
1が乗算器208で乗算されてローパスフィルタ209
に供給される。
【0039】ローパスフィルタ203、209は、入力
信号201にIフェーズ波、及び入力信号201にQフ
ェーズ波がそれぞれ乗算された信号から搬送波の2倍周
波数成分を除去し、ベースバンド近くに戻された信号を
抽出する。
【0040】次に、ローパスフィルタ203、209か
ら出力された信号はリミッタ204、210に入力さ
れ、“1”と“0”とからなるデジタル信号に変換され
る。ここで、図1を用いて説明したように、入力信号2
01にIフェーズ波を乗算して得られたベースバンド近
くの信号と、Qフェーズ波を乗算して得られたベースバ
ンド近くの信号では、搬送波オフセットが零になる部分
が位相で90度異なっている。
【0041】リミッタ204、210から出力されたデ
ジタル信号は差動復号化回路205、211に入力さ
れ、遅延回路によって所定の(例えば1チップの)遅延
が与えられ、リミッタ204、210から出力されたデ
ジタル信号と論理演算され、差動復号される。この差動
復号化回路は、図7(b)で説明したものと同じでよ
い。
【0042】差動復号された信号はそれぞれ相関回路2
07、213に入力される。相関回路207、213で
は、所定のPN符号が乗算され、相関値とデータ値が出
力され、相関値/データ値決定回路214に入力され
る。以下、相関回路207から出力される相関値をIフ
ェーズ相関値と呼び、相関回路213から出力される相
関値をQフェーズ相関値と呼ぶ。
【0043】相関値/データ値決定回路214では、I
フェーズ相関値とQフェーズ相関値とを比較し、値の大
きい相関値を持つフェーズのデータ値を受信したデータ
値として出力するとともに大きい値を持つフェーズの相
関値を出力する。あるいは、Iフェーズ相関値とQフェ
ーズ相関値とを加算し、この加算した相関値を元にデー
タ値を出力することも可能である。
【0044】相関回路207、213及び相関値/デー
タ値決定回路214については、以下に詳細に説明す
る。図3は相関回路(デジタルマッチドフィルタ)の構
成図である。実際には、同図の構成要素の他にクロック
信号やリセット信号が入力する構成が付加されるが、同
図においては省略してある。
【0045】同図に示すのは相関回路としてのデジタル
マッチドフィルタの要部構成図である。ここでは、1ビ
ットのデータ信号に対して128チップを割り当てた構
成とし、また、相関検出の精度を高めるために、2倍オ
ーバーサンプリング方式を用いている。
【0046】フリップフロップ301−1〜301−1
28は、PN符号を1チップずつ格納するためのもので
あり、送信側で拡散処理に使用したPN符号と同じもの
が格納される。PN符号はフリップフロップ301−1
のD端子から入力されるよう構成されており、また、そ
れぞれのフリップフロップ301−1〜301−128
はQ端子が隣のフリップフロップのD端子に接続されて
いる。従って、フリップフロップ301−1に入力され
るPN符号は不図示のクロック信号によって1段ずつシ
フトされてゆき、128チップからなるPN符号がすべ
て格納された時点でクロックを止めて、その値を保持す
る構成となっている。
【0047】フリップフロップ302−1a、b〜30
2−128a、bは、入力データを格納するフリップフ
ロップ群であり、各フリップフロップのQ出力が次のフ
リップフロップのD端子に入力される。フリップフロッ
プ302−1aのD端子に入力される入力データは、不
図示のクロック信号によって1段ずつシフトされてい
く。フリップフロップ302−1a、b〜302−12
8a、bに加えられるクロックの周波数は、2倍オーバ
ーサンプリングを行うために、PN符号を格納するフリ
ップフロップ301−1〜301−128に与えられる
クロック周波数の2倍である。
【0048】各フリップフロップ301−1〜301−
128、302−1a、b〜302−128a、bのQ
出力は各イクスクルーシブNOR回路303−1a、b
〜303−128a、bの2つの端子に入力される。各
イクスクルーシブNOR回路303−1a、b〜303
−128a、bは、PN符号の入力されるフリップフロ
ップ301−1〜301−128の各値と入力データが
格納されるフリップフロップ302−1a、b〜302
−128a、bの各値が等しいか否かを出力する。等し
い場合には“1”が出力され、各イクスクルーシブNO
R回路303−1a、b〜303−128a、bの出力
は加算器304で加算される。
【0049】加算器304によって算出された加算値su
m1は、減算器305、コンパレータ306及びセレクタ
307に入力される。減算器305はsum2=256 −sum1
を実行し、sum2をコンパレータ306及びセレクタ30
7に出力する。
【0050】コンパレータ306は、sum1とsum2の大小
関係を調べ、sum1の方が大きかった場合には“1”を出
力し、sum2の方が大きいか双方が等しい場合には、
“0”を出力する。セレクタ307は、コンパレータ3
06の出力値が“1”であった場合にsum1を出力し、コ
ンパレータ306の出力値が“0”であった場合にsum2
を出力する。
【0051】あるタイミングにおいて、入力データとP
N符号とが完全に一致(各チップの値が互いにすべて等
しい)した場合には、加算器304の加算値sum1は25
6になる。加算値sum1が256のときは、sum2の値は0
となるので、コンパレータ306は“1”を出力データ
として出力し、セレクタ307は“256”を相関値と
して出力する。
【0052】入力データとPN符号の各チップの値が、
互いに全て異なる場合には、加算器304の出力する加
算値sum1は0になる。この時、sum2の値は256となる
ので、コンパレータ306は“0”を出力データとして
出力し、セレクタ307は“256”を相関値として出
力する。
【0053】ここで、チップ単位でデータ誤りが発生し
た場合やデータ再生すべきタイミングがずれているとき
には、相関値は256よりも小さな値となる。従って、
この相関値を検出し256に近い値になったタイミング
の時の出力データを受信データとして採用する。
【0054】なお、図3においては、イクスクルーシブ
NOR回路303−1a、b〜303−128a、bを
用いた構成を示したが、イクスクルーシブOR回路で構
成してもよい。イクスクルーシブOR回路で形成する場
合には、図3の構成を適切に変更する必要があるが、こ
れは当業者によれば容易に実現されるだろう。
【0055】このような、相関回路が図2においては、
Iフェーズ用とQフェーズ用と2つ設けられ、それぞれ
Iフェーズ相関値及びIフェーズデータ値、Qフェーズ
相関値及びQフェーズデータ値を出力する。
【0056】図4は、相関値/データ値決定回路の一構
成例である。なお、同図にはクロックやリセット信号が
入力される構成を省略してある。同図の回路には、図2
に示されている相関回路207からのIフェーズ相関値
とIフェーズデータ値が入力されると共に、相関回路2
13からQフェーズ相関値とQフェーズデータ値が入力
される。
【0057】Iフェーズ相関値はコンパレータ401に
入力されるとともに、セレクタ402のA端子に入力さ
れる。また同様にQフェーズ相関値はコンパレータ40
1に入力されるとともに、セレクタ402のB端子に入
力される。
【0058】また、相関回路207からのIフェーズデ
ータ値はセレクタ403のA端子に、相関値213から
のQフェーズデータ値はセレクタ403のB端子に入力
される。
【0059】Iフェーズ相関値とQフェーズ相関値とは
コンパレータ401に入力され、コンパレータ401で
は、どちらの相関値が大きいかを比較判定し、セレクタ
402、403のいずれの端子からの入力を出力すべき
かを指示する信号をセレクタ402、403のそれぞれ
のS端子に入力する。また、大きい方の相関値を保持
し、不図示のクロック信号に合わせて、相関値を出力す
る。
【0060】セレクタ402とセレクタ403とはコン
パレータ401から入力される指示信号に基づいてIフ
ェーズ相関値とIフェーズデータ値、あるいはQフェー
ズ相関値とQフェーズデータ値のいずれかを相関値及び
出力データとして選択出力する。
【0061】このように、図4の回路構成においては、
相関値/データ値決定回路は、Iフェーズ相関値とQフ
ェーズ相関値とを比較し、大きい方のフェーズのデータ
を取得するように構成されている。これにより、搬送波
オフセットが極性を反転する付近でバースト的なビット
誤りが生じるが、IフェーズとQフェーズのうちデータ
ビットが確実に得られる方のデータを取得するので、バ
ースト的なビット誤りが片方のフェーズで起こっても正
しいデータ値を取得することができる。
【0062】すなわち、図1を用いて説明したように、
Iフェーズでビット誤りがバースト的に起こる部分では
Iフェーズ相関値が低くなるが、同じときにQフェーズ
ではQフェーズ相関値が大きいため、Qフェーズデータ
値を取得することにより、正しいデータを取得すること
ができる。同様に、Qフェーズでビット誤りがバースト
的に起こる部分ではQフェーズ相関値は小さくなってい
るので、Iフェーズデータ値を取得することにより正し
いデータを取得することができる。
【0063】図5は、相関値/データ値決定回路の別の
構成例である。同図の構成においては、Iフェーズ相関
値とQフェーズ相関値とを比較し、大きい方のデータ値
を採用するのではなく、相関回路207、213の出力
として、図3に示されるデジタルマッチドフィルタの加
算器304の出力を、Iフェーズの側とQフェーズの側
ともに加算器501に入力する。すなわち、図5のIフ
ェーズ入力データはIフェーズ側に設けられた相関回路
207の加算器304の出力を表し、Qフェーズ入力デ
ータはQフェーズ側に設けられた相関回路213の加算
器304の出力を表す。
【0064】そして、Iフェーズ入力データとQフェー
ズ入力データを加算器501で加算する。これは、Iフ
ェーズ相関値とQフェーズ相関値とを加算することと同
じ意味を有する。この加算器501の出力をsum1とし、
このsum1を減算器502のA端子に入力する。減算器5
02のB端子には所定の値を入力する。この所定の値
は、例えば、相関回路が図3のように構成されており、
イクスクルーシブNORが合計で256個設けられてい
る場合には、IフェーズとQフェーズの両方の相関回路
の出力の和の最大値である512を設定する。
【0065】減算器502では、所定値(例えば51
2)からsum1を減算し、sum2とする。減算器502、セ
レクタ503、コンパレータ504の作用は図3の減算
器305、セレクタ307、コンパレータ306の作用
と同様である。
【0066】すなわち、コンパレータ504は、sum1と
sum2の大小関係を調べ、sum1の方が大きかった場合には
“1”を出力し、sum2の方が大きいか双方が等しい場合
には、“0”を出力する。セレクタ503は、コンパレ
ータ504の出力値が“1”であった場合にsum1を出力
し、コンパレータ504の出力値が“0”であった場合
にsum2を出力する。
【0067】あるタイミングにおいて、入力データとP
N符号とが完全に一致(各チップの値が互いにすべて等
しい)した場合には、加算器501の加算値sum1は51
2になる。加算値sum1が512のときは、sum2の値は0
となるので、コンパレータ504は“1”を出力データ
として出力し、セレクタ503は“512”を相関値と
して出力する。
【0068】入力データとPN符号の各チップの値が、
互いに全て異なる場合には、加算器501の出力する加
算値sum1は0になる。この時、sum2の値は512となる
ので、コンパレータ504は“0”を出力データとして
出力し、セレクタ503は“512”を相関値として出
力する。
【0069】このように、IフェーズとQフェーズそれ
ぞれのイクスクルーシブNORの出力を加算したものを
使用することによっても、バースト的ビット誤りに効力
を有するが、図4に示したような、Iフェーズ相関値と
Qフェーズ相関値とを比較し、大きい相関値を有するフ
ェーズのデータ値を使用する方法の方がより有効であ
る。
【0070】なお、上記発明の実施の形態の説明におい
ては、搬送波と位相がほぼ揃ったIフェーズ波と、Iフ
ェーズ波と90度位相が異なったQフェーズ波を使用す
ることのみを記載したが、Qフェーズは必ずしもIフェ
ーズ波との位相差が90度でなくてもよく、Iフェーズ
波を乗算したことにより生じる搬送波オフセットが極性
を反転させる付近で、バースト的ビット誤りを生じない
ほどに大きな振幅を持つ搬送波オフセットを生成する位
相の周期波であれば、どのようなものでもよい。
【0071】また、前述のデジタルマッチドフィルタ
は、PN符号が128チップで、2倍オーバーサンプリ
ングを行っている形態を説明したが、必ずしもこれに限
らず、PN符号のチップ数は設計者の意図によって、い
くつに設定してもよく、また、必ずしも2倍オーバーサ
ンプリングを行う必要もない。
【0072】
【発明の効果】送信側から送信されてきた信号に搬送波
とほぼ同じ位相のIフェーズ波を乗算するだけでなく、
別にIフェーズと異なる位相を有する周期波を乗算する
構成を設けることにより、Iフェーズ波を乗算した結果
得られた信号の搬送波オフセットが極性を反転させると
ころで振幅が小さくなることにより生ずるバースト的ビ
ット誤りが生じても、Iフェーズと異なる位相の周期波
を乗算した信号を用いることによって、データ誤りな
く、正しいデータを得ることができる。
【0073】従って、スペクトラム拡散通信方式の信頼
性をたかめ、実用的に優れた受信装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明のスペクトラム拡散通信方式の受信機の
一実施例の要部構成ブロック図である。
【図3】相関回路(デジタルマッチドフィルタ)の構成
図である。
【図4】相関値/データ値決定回路の一構成例である。
【図5】相関値/データ値決定回路の別の構成例であ
る。
【図6】従来のスペクトラム拡散通信方式における送信
装置のブロック構成図である。
【図7】差動符号化部および差動復号化部の構成を説明
する図である。
【図8】従来のスペクラム拡散通信方式の受信装置の要
部ブロック図である。
【図9】データ判定部の構成例を示す図である。
【符号の説明】
201 入力信号 202、208 乗算器 203、209 ローパスフィルタ 204、210 リミッタ 205、211 差動復号化回路 207、213 相関回路 214 相関値/データ値決定回路 301−1〜301−128 フリップフロップ 302−1a、b〜302−128a、b フリッ
プフロップ 303−1a、b〜303−128a、b イクスクル
ーシブNOR回路 304、501 加算器 305、502 減算器 306、401、504 コンパレータ 307、402、403、503 セレクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】拡散変調されたベースバンド信号を搬送波
    に乗せて信号を送受信するスペクトラム拡散通信方式に
    おいて、 搬送波と略同じ位相及び周波数を有する第1の周期波を
    生成する発振器と、 前記第1の周期波の位相を変化させた第2の周期波を生
    成する移相手段と、 前記搬送波に乗せられた信号に前記第1の周期波を乗算
    して、逆拡散を行って信号の復調を行う第1の復調手段
    と、 前記搬送波に乗せられた信号に前記第2の周期波を乗算
    して、逆拡散を行って信号の復調を行う第2の復調手段
    と、 第1の復調手段で復調された信号と第2の復調手段で復
    調された信号とを所定の基準に基づいて選択するデータ
    値決定手段とを有することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の復調手段は、それぞれ
    拡散変調に使用されたPN符号と同じPN符号を有して
    おり、前記第1の復調手段は前記PN符号と第1の周期
    波が乗算された信号との相関を取って第1の相関値を前
    記データ値決定手段に送出し、前記第2の復調手段は前
    記PN符号と第2の周期波が乗算された信号との相関を
    取って第2の相関値を前記データ値決定手段に送出する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】前記データ値決定手段は、第1の相関値と
    第2の相関値とを比較し、第1の相関値の方が大きかっ
    た場合には、第1の周期波が乗算された信号から得られ
    るデータ値を出力し、第2の相関値の方が大きかった場
    合には、第2の周期波が乗算された信号から得られるデ
    ータ値を出力することを特徴とする請求項2記載の受信
    装置。
  4. 【請求項4】 データ値決定手段は、第1の復調手段で
    得られた第1の相関値と第2の復調手段で得られた第2
    の相関値とを加算した結果に基づいてデータ値を出力す
    ることを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  5. 【請求項5】前記データ値決定手段は、第1の相関値と
    第2の相関値とを加算した結果を受信信号とPN符号と
    の相関値として出力し、加算することによって得られる
    最大値に比べ、実際に加算した結果得られた相関値が、
    前記最大値の半分の値よりも大きいか否かに従って、デ
    ータ値を出力することを特徴とする請求項4記載の受信
    装置。
  6. 【請求項6】前記データ値決定手段は、第1の復調手段
    と第2の復調手段の信号からそれぞれ得られる相関値を
    選択出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1つに記載の受信装置。
  7. 【請求項7】前記第1の周期波と前記第2の周期波の位
    相は互いに90度異なっていることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1つに記載の受信装置。
JP4506796A 1996-03-01 1996-03-01 スペクトラム拡散通信方式における受信装置 Expired - Fee Related JP3307217B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4506796A JP3307217B2 (ja) 1996-03-01 1996-03-01 スペクトラム拡散通信方式における受信装置
US08/807,380 US6154482A (en) 1996-03-01 1997-02-27 Spread spectrum communications system and receiver

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4506796A JP3307217B2 (ja) 1996-03-01 1996-03-01 スペクトラム拡散通信方式における受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09247043A true JPH09247043A (ja) 1997-09-19
JP3307217B2 JP3307217B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=12709012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4506796A Expired - Fee Related JP3307217B2 (ja) 1996-03-01 1996-03-01 スペクトラム拡散通信方式における受信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6154482A (ja)
JP (1) JP3307217B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2942923B2 (ja) * 1997-11-27 1999-08-30 株式会社ジーデイーエス ランダムパルス型レーダー装置
EP1170857A3 (fr) * 2000-05-03 2003-03-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Appareil électronique comportant un circuit multiplicateur de fréquences, circuit multiplicateur de fréquences et procédé pour multiplier en fréquence des signaux
US7580488B2 (en) * 2000-11-29 2009-08-25 The Penn State Research Foundation Broadband modulation/demodulation apparatus and a method thereof
US7092426B2 (en) 2003-09-24 2006-08-15 S5 Wireless, Inc. Matched filter for scalable spread spectrum communications systems
US7295638B2 (en) * 2003-11-17 2007-11-13 Motorola, Inc. Communication device
JP4424378B2 (ja) * 2007-06-13 2010-03-03 ソニー株式会社 フレーム同期装置及びその制御方法
JP5504727B2 (ja) * 2009-05-12 2014-05-28 ヤマハ株式会社 変調および復調方法、および、変調および復調システム
EP2312763A4 (en) * 2008-08-08 2015-12-23 Yamaha Corp MODULATION DEVICE AND DEMODULATION DEVICE
JP5532900B2 (ja) * 2009-12-16 2014-06-25 ヤマハ株式会社 音響を用いた情報伝送装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6193746A (ja) * 1984-10-12 1986-05-12 Sony Corp スペクトラム拡散通信復調装置
CH679718A5 (ja) * 1989-10-19 1992-03-31 Ascom Zelcom Ag
GB2240240A (en) * 1990-01-19 1991-07-24 Philips Electronic Associated Radio receiver for direct sequence spread spectrum signals
US5311544A (en) * 1992-11-19 1994-05-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Receiver of a direct sequence spread spectrum system
JP3229415B2 (ja) * 1993-01-08 2001-11-19 株式会社リコー スペクトル拡散通信方法
US5381446A (en) * 1993-06-25 1995-01-10 Digital Wireless Corp. Digital implementation of spread spectrum communications system
US5448507A (en) * 1993-06-25 1995-09-05 Digital Wireless Corporation Reduced logic correlator
DE69429715T2 (de) * 1993-10-13 2002-08-08 Ntt Docomo Inc Empfänger für spreizspektrumübertragung

Also Published As

Publication number Publication date
JP3307217B2 (ja) 2002-07-24
US6154482A (en) 2000-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5856997A (en) Spread spectrum receiving apparatus
US5276704A (en) SAWC phase detection method and apparatus
US5166952A (en) Method and apparatus for the reception and demodulation of spread spectrum radio signals
US4707839A (en) Spread spectrum correlator for recovering CCSK data from a PN spread MSK waveform
US5748623A (en) Code division multiple access transmitter and receiver
US5179572A (en) Spread spectrum conference calling system and method
JPH03256419A (ja) スペクトラム拡散通信装置
JPH07154300A (ja) 帯域拡散信号受信機の周波数誤差補正装置
EP0622920A1 (en) Spread spectrum receiving apparatus
US5687190A (en) Non-coherent direct sequence spread spectrum receiver for detecting bit/symbol chip sequences using threshold comparisons of chip sequence correlations
JP3307217B2 (ja) スペクトラム拡散通信方式における受信装置
US6198763B1 (en) Transmitter and receiver for spread-spectrum communication
JP3730236B2 (ja) Cpmスペクトル拡散通信の差動位相符号化装置及び方法
JP2778396B2 (ja) スペクトル拡散信号の受信機
JPH07177057A (ja) スペクトル拡散変調及び/又は復調装置
JP3278311B2 (ja) データ送受信装置
JPH07283762A (ja) スペクトラム拡散通信装置
JP2682363B2 (ja) スペクトル拡散変調及び/又は復調装置
JP3633174B2 (ja) 同期検波復調装置
JPH07107128A (ja) ディジタル変復調方法及びディジタル復調装置
JP2689806B2 (ja) 同期型スペクトル拡散変調波の復調装置
JPH08265218A (ja) 拡散符号検出回路及び逆拡散復調回路並びに受信装置
JPH06232838A (ja) スペクトラム拡散送受信機
JPH05153087A (ja) スペクトラム拡散通信装置
JPH06141017A (ja) スペクトル拡散通信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020416

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees