JPH09246541A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09246541A
JPH09246541A JP8049872A JP4987296A JPH09246541A JP H09246541 A JPH09246541 A JP H09246541A JP 8049872 A JP8049872 A JP 8049872A JP 4987296 A JP4987296 A JP 4987296A JP H09246541 A JPH09246541 A JP H09246541A
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JP
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region
type
layer pattern
pattern
gate electrode
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JP8049872A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ogishi
毅 大岸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル面積の増大および工程数の増加を抑え、
かつP型,N型不純物の相互拡散を防止しつつ半導体装
置を製造する。 【解決手段】 Si基板1上に、N+ 型領域81とP+
型領域82とからなる下層パターン8とシリサイドから
なる上層パターン9とから構成されたゲート電極パター
ン10を形成し、かつNMOS形成予定領域3およびP
MOS形成予定領域4のそれぞれのSi基板1表層部
に、不純物導入層11a,12aを形成する。次にゲー
ト電極パターン10を覆うようにしてSi基板1上に層
間絶縁膜14を形成し、層間絶縁膜14に、不純物導入
層11a,12aに到達する第1コンタクトホール16
を形成すると同時に、層間絶縁膜14と上層パターン9
とに、下層パターンのN+ 型領域81とP+ 型領域82
との界面部分19に到達する第2コンタクトホール17
を形成する。その後、熱処理によって拡散層11,12
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NチャネルMOS
トランジスタとPチャネルMOSトランジスタとを備え
た相補形MOSトランジスタの製造に適用される半導体
装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体装置としては、デ
ュアルゲート構造の相補形MOSトランジスタ(以下、
CMOSデバイスと記す)が知られている。このデバイ
スでは、NチャネルMOSトランジスタ(以下、NMO
Sトランジスタと記す),PチャネルMOSトランジス
タ(以下、PMOSトランジスタと記す)のゲート電極
が、例えば物理的にかつ電気的に連続して形成されてい
る。当該ゲート電極は、例えばポリシリコン(Poly−S
i)膜と、この上層に形成されてゲート電極を低抵抗化
するためのシリサイド膜とからなり、NMOSトランジ
スタ形成領域のPoly−Si膜がN+ 型、PMOSトラン
ジスタ形成領域のPoly−Si膜がP+ 型とされている。
【0003】このようなデュアルゲート構造のCMOS
デバイスは、例えば以下のような方法で製造される。ま
ずシリコン(Si)基板上に、Poly−Si膜とシリサイ
ド膜とからなるゲート電極パターンを形成し、次いでN
MOSトランジスタの形成予定領域におけるゲート電極
パターンにN型不純物を、またPMOSトランジスタの
形成予定領域におけるゲート電極パターンにP型不純物
を選択的に導入する。またこのとき同時に、Si基板の
NMOSトランジスタの形成予定領域,PMOSトラン
ジスタの形成予定領域にもそれぞれ、N型、P型不純物
を導入する。
【0004】次に、例えば850℃以上、10分間程度
の炉熱処理(ファーネスアニール:FA)、あるいは約
1000℃、10秒程度の急速加熱処理(ラピッドサー
マルアニール:RTA)等の熱処理を行い、Si基板に
導入した不純物を活性化してソース,ドレイン拡散層を
形成する。なお、この熱処理によって、ゲート電極パタ
ーンに導入した不純物も活性化されて、PMOSトラン
ジスタのP+ 型ゲート電極とNMOSトランジスタのN
+ 型ゲート電極とが連続して形成されてなるゲート電極
が得られる。その後、こうして形成されたゲート電極を
覆うようにしてSi基板上に層間絶縁膜を形成し、次い
で層間絶縁膜に、各ソース,ドレイン拡散層やゲート電
極に電気的に接続する上層配線を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の半導
体装置の製造方法では、ゲート電極を、上記したように
Poly−Si膜とシリサイド膜との積層構造、いわゆるポ
リサイド構造に形成した場合、あるいはPoly−Si膜と
金属膜との積層構造に形成した場合、FA処理やRTA
処理等の熱処理によって、ゲート電極のPoly−Si膜に
導入したN型,P型不純物が相互拡散するといった不具
合が生じる。
【0006】これは、シリサイド膜や金属膜中における
N型,P型不純物の拡散速度が、Siや酸化シリコン
(SiO2 )中に比べて非常に速いために起こるもので
あり、特に、ゲート電極のPoly−Si膜のシリサイド膜
がタングステンシリサイド(WSi2 )膜からなる場
合、WSi膜中で顕著に起こる。そしてこのような現象
が起きると、PMOSトランジスタ,NMOSトランジ
スタの各ゲート電極の仕事関数が変動し、この結果、M
OSトランジスタのしきい値電圧(Vth) が変動してし
まうことになる。
【0007】上記問題を解決する方法として、MOSト
ランジスタのN+ 型ゲート電極とPMOSトランジスタ
のP+ 型ゲート電極とを上記したように連続した一体型
の構造とせず、初めから物理的に分離して形成し、熱処
理後に配線層を介してこれらのゲート電極を電気的に連
続させる方法がある。また図8に示すように、NMOS
トランジスタ51のN+ 型ゲート電極52と、PMOS
トランジスタ53のP+ 型ゲート電極54との接続部分
55を不純物の拡散長以上に十分長く、例えば接続部分
55の長さL=約10μm以上にする方法や、図9に示
すように、N+ 型ゲート電極52とP+ 型ゲート電極5
4との界面部分56の直上位置における金属膜またはシ
リサイド膜57を、リソグラフィおよびエッチングによ
って除去し、不純物の拡散経路を切断する方法が提案さ
れている。
【0008】しかしながら、N+ 型ゲート電極とP+
ゲート電極とを初めから物理的に分離して形成する方法
では、その後、N+ 型ゲート電極とP+ 型ゲート電極と
を接続するために形成するコンタクトホールおよび配線
分の面積を確保しておく必要がある。したがって、セル
面積の増大を招く。また、N+ 型ゲート電極とP+ 型ゲ
ート電極との接続部分を長く形成する方法でも、セル面
積の増大を招くことになり、よってこれらの方法では半
導体装置の高集積化が困難になる。さらにN+型ゲート
電極とP+ 型ゲート電極との界面部分の直上位置におけ
るシリサイド膜を除去する方法では、その除去するため
の新たなリソグラフィおよびエッチング工程が必要にな
る等の問題が生じてしまう。
【0009】したがって、セル面積の増大および工程数
の増加を抑え、かつP型,N型不純物の相互拡散を防止
しつつ半導体装置を製造でき、このことにより半導体装
置の高性能化および高集積化を図ることができる半導体
装置の製造技術の開発が切望されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体装置の製造方法は、上記課題を解決するために、ま
ず半導体基板上に、PチャネルMOSトランジスタの形
成予定領域においてP型不純物を導入してなりかつNチ
ャネルMOSトランジスタの形成予定領域においてN型
不純物を導入してなる下層パターンと、この上層に配設
されて金属または金属化合物からなる上層パターンとか
ら構成されたゲート電極パターンを形成するとともに、
NチャネルMOSトランジスタの形成予定領域およびP
チャネルMOSトランジスタの形成予定領域のそれぞれ
の半導体基板表層部に、拡散層形成用の不純物を導入し
てなる不純物導入層を形成する。次いで、ゲート電極パ
ターンを覆うようにして半導体基板上に層間絶縁膜を形
成する。そしてリソグラフィおよびエッチングにより、
層間絶縁膜に、不純物導入層に到達する第1コンタクト
ホールを形成すると同時に、層間絶縁膜と上層パターン
とに、下層パターンのP型不純物を導入してなる領域と
N型不純物を導入してなる領域との界面部分に到達し、
P型不純物を導入してなる領域上の上層パターンとN型
不純物を導入してなる領域上の上層パターンとを分離す
る第2コンタクトホールを形成する。その後、熱処理に
よって、不純物導入層の不純物を活性化させて拡散層を
得る。
【0011】請求項2の発明に係る半導体装置の製造方
法は、上記課題を解決するために、まず半導体基板上
に、下層パターンと、この上層に配設されて金属または
金属化合物からなる上層パターンとから構成されたゲー
ト電極パターンを形成する。次いで半導体基板上に、ゲ
ート電極パターンを覆うようにして導電材料層を成膜
し、続いて導電材料層をパターニングすることにより、
PチャネルMOSトランジスタの形成予定領域における
ゲート電極パターンの近傍と、NチャネルMOSトラン
ジスタの形成予定領域におけるゲート電極パターンの近
傍とにそれぞれ、導電材料層パターンを形成する。次
に、PチャネルMOSトランジスタの形成予定領域にお
ける導電材料層パターンおよび下層パターンにP型不純
物を導入するとともに、PチャネルMOSトランジスタ
の形成予定領域における導電材料層パターンおよび下層
パターンにN型不純物を導入し、続いてゲート電極パタ
ーンと導電材料層パターンとを覆うようにして半導体基
板上に層間絶縁膜を形成する。その後、リソグラフィお
よびエッチングによって層間絶縁膜に、導電材料層パタ
ーンに到達する第1コンタクトホールを形成すると同時
に、層間絶縁膜と上層パターンとに、下層パターンのP
型不純物を導入してなる領域とN型不純物を導入してな
る領域との界面部分に到達し、P型不純物を導入してな
る領域上の上層パターンとN型不純物を導入してなる領
域上の上層パターンとを分離する第2コンタクトホール
を形成する。そして、熱処理によって、導電材料層パタ
ーンの不純物を活性化させて積み上げ拡散層を得る。
【0012】請求項1の発明では、下層パターンのP型
不純物を導入してなる領域上に形成された上層パターン
と、N型不純物を導入してなる領域上に形成された上層
パターンとを分離する第2コンタクトホールを形成し、
その後、熱処理を行うことから、この熱処理に際して、
上記各領域に導入されているN型,P型不純物が上層パ
ターン中で相互拡散することが防止される。またPチャ
ネルMOSトランジスタの形成予定領域とNチャネルM
OSトランジスタの形成予定領域とに物理的に連続させ
た状態で形成されたゲート電極パターンに、上記第2コ
ンタクトホールを形成するので、P型ゲート電極とN型
ゲート電極とを最初から物理的に分離して形成する従来
法や、それらの接続部分を長くする従来法に比較して、
セル面積の増大が抑えられる。また第1コンタクトホー
ルの形成と同時に第2コンタクトホールを形成すること
から、この形成に際して行うリソグラフィでは、第1コ
ンタクトホール形成用のパターンと第2コンタクトホー
ル形成用のパターンとを形成してなるフォトマスクを用
いることが可能になる。さらに第1コンタクトホールと
第2コンタクトホールとが同時に形成されるため、エッ
チング工程が一度で済む。
【0013】請求項2の発明では、半導体基板上に形成
した導電材料層パターンを覆うようにして層間絶縁膜を
形成するため、導電材料層パターン形成位置において
は、その直上位置の層間絶縁膜表面から半導体基板表面
までの寸法が、層間絶縁膜の厚みに導電材料層パターン
の厚みを加えた寸法になる。よって、深さの異なる第1
コンタクトホールと第2コンタクトホールとを同時に形
成した際に、導電材料層パターン直下の半導体基板がエ
ッチングされることが防止される。また請求項2の発明
では、請求項1の発明と同様、上記第2コンタクトホー
ルを形成した後、熱処理を行い、またPチャネルMOS
トランジスタの形成予定領域とNチャネルMOSトラン
ジスタの形成予定領域とに物理的に連続させてなるゲー
ト電極パターンを形成し、このゲート電極パターンに上
記第2コンタクトホールを形成する。さらに第1コンタ
クトホールの形成と同時に第2コンタクトホールを形成
する。よって、請求項1と同様の作用が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置の
製造方法の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1、図2の(a),(b)および図3は、請求項1の
発明の一実施形態となる本発明の第1実施形態を工程順
に説明するための図であり、図1〜図3の(イ)は平面
図、(ロ)は同図(イ)におけるX−X線矢視断面図、
図2の(ハ)は同図の(イ)におけるY−Y線矢視断面
図である。半導体装置として、デュアルゲート構造の相
補形MOSトランジスタ(以下、CMOSデバイスと記
す)を製造するには、まず図1(a)に示す工程を行
う。
【0015】すなわち、まず、一般的なCMOSデバイ
スの製造方法と同様にして、半導体基板であるシリコン
(Si)基板1において、NチャネルMOSトランジス
タ(以下、NMOSトランジスタと記す)の形成予定領
域3(以下、NMOS形成予定領域3と記す)に不純物
領域5を、PチャネルMOSトランジスタ(以下、PM
OSトランジスタと記す)の形成予定領域4(以下、P
MOS形成予定領域4と記す)に不純物領域6をそれぞ
れ形成する。また例えばLOCOS分離技術によって、
Si基板1に、NMOS形成予定領域3とPMOS形成
予定領域4とを囲むようにして素子分離膜2を形成す
る。さらに例えば熱酸化法によって、NMOS形成予定
領域3とPMOS形成予定領域4とのSi基板1表面に
それぞれゲート酸化膜7を形成する。
【0016】次いで例えば化学的気相成長法(以下、C
VD法と記す)により、Si基板1上に、ポリシリコン
(Poly−Si)膜8aを堆積し、この上層にタングステ
ンシリサイド(WSi2 )等からなるシリサイド膜9a
を堆積する。この際、例えばPoly−Si膜8aを100
nm程度の厚みに形成し、シリサイド膜9aを100n
m程度の厚みに形成する。次に、一般的なCMOSデバ
イスの製造方法と同様にして、例えばリソグラフィおよ
びドライエッチングにより、図1(b)に示すように、
Poly−Si膜8aおよびシリサイド膜9aをゲート電極
の形状にパターン加工する。
【0017】そして、例えばイオン注入法によって、S
i基板1におけるNMOS形成予定領域3の表層部に、
例えばリンイオン(P+ ) 等のN型不純物を導入し、不
純物導入層11aを形成するとともに、Si基板1にお
けるPMOS形成予定領域4表層部に例えばホウ素イオ
ン(B+ ) 等のP型不純物を導入して、不純物導入層1
2aを形成する。なお、この実施形態では、N型不純物
の導入およびP型不純物の導入を、NMOS形成予定領
域3,PMOS形成予定領域4のそれぞれに対して選択
的に行って、上記不純物導入層11a,12aを形成す
ると同時に、NMOS形成予定領域3におけるPoly−S
i膜8aのパターンにN型不純物を、またPMOS形成
予定領域4におけるPoly−Si膜8aのパターンにP型
不純物をそれぞれ導入する。
【0018】このことにより、Poly−Si膜8aのパタ
ーンにおいて、NMOS形成予定領域3がN+ 型であり
かつPMOS形成予定領域4がP+ 型である、つまりN
+ 型領域81とP+ 型領域82とからなる下層パターン
8が形成される。そして、この下層パターン8と、シリ
サイド膜9aのパターンである上層パターン9とから構
成され、NMOS形成予定領域3とPMOS形成予定領
域4とに物理的に電気的に連続させてなるゲート電極パ
ターン10が得られる。
【0019】次に、例えばCVD法およびエッチバック
によって、ゲート電極パターン10の側壁にサイドウォ
ール13を形成する。その後、例えばCVD法により、
ゲート電極のパターン10を覆うようにしてSi基板1
上に、酸化シリコン(SiO2 )膜等からなる層間絶縁
膜14を600nm程度の厚みに形成する。
【0020】次いで図2(a)に示すように、層間絶縁
膜14上にレジスト膜15を形成する。そしてリソグラ
フィによって、レジスト膜15に、後述の第1コンタク
トホール、第2コンタクトホール、第3コンタクトホー
ルを形成するための開口15a、開口15b、開口15
cをそれぞれ形成する。上記リソグラフィでは、第1、
第2および第3の3つのコンタクトホール形成用のパタ
ーンを形成したフォトマスクを用いて、レジスト膜15
に開口15a,15b,15cを形成することができ
る。なお、第1および第2の2つのコンタクトホール形
成用のパターンを形成したフォトマスクと、第3コンタ
クトホール形成用のパターンを形成したフォトマスクと
を用いて開口15a,15b,15cを形成してもよ
い。
【0021】次に、レジスト膜15をマスクとしたエッ
チングによって、図2(b)に示すごとく層間絶縁膜1
4に、不純物導入層11a,12aに到達する第1コン
タクトホール16を形成する。これと同時に、層間絶縁
膜14および上層パターン9に、下層パターン8のN+
型領域81とP+ 型領域82との界面部分19に到達
し、かつ下層パターン8が外側に望むように第2コンタ
クトホール17を形成する。さらにこれらの形成と同時
に、ゲート電極パターン10に到達する第3コンタクト
ホール18を層間絶縁膜14に形成する。第2コンタク
トホール17の形成によって、N+ 型領域81上の上層
パターン9とP+ 型領域82上の上層パターン9とが分
離される。その後、レジスト膜15を剥離する。
【0022】次に、上記工程で、第1コンタクトホール
16の直下のSi基板1がエッチングされて欠陥が生じ
てしまった場合に備えて、一般的なCMOSデバイスの
製造方法と同様にして、第1コンタクトホール16直下
の不純物導入層11a,12aへの不純物添加等を行
い、エッチングに伴う欠陥を補償する。
【0023】その後、例えば850℃以上、10分間程
度の炉熱処理(ファーネスアニール:以下、FA処理と
記す)、あるいは約1000℃、10秒程度の急速加熱
処理(ラピッドサーマルアニール:以下、RTA処理と
記す)等の熱処理を行い、不純物導入層11a,12a
の不純物を活性化することにより、図3に示すようにソ
ース,ドレインの拡散層11,12を形成する。なお、
この熱処理によって、下層パターン8のN+ 型領域81
中のN型不純物、P+ 型領域81中のP型不純物も拡散
および活性化され、その結果、N+ 型ゲート電極20
a、P+ 型ゲート電極20bとを備えたゲート電極20
が得られる。
【0024】前述したように、N+ 型領域81上の上層
パターン9とP+ 型領域82上の上層パターン9とが分
離されていることから、N+ 型領域81中のN型不純
物、P + 型領域81中のP型不純物が高速に拡散する経
路が切断された状態になっている。よって、この熱処理
では、N+ 型領域81中のN型不純物、P+ 型領域82
中のP型不純物が上層パターン9中で相互拡散すること
が抑制される。
【0025】熱処理後は、例えば第1コンタクトホール
16、第2コンタクトホール17、第3コンタクトホー
ル18のそれぞれの内面を覆うようにして層間絶縁膜1
4上に配線材料層を形成し、当該層をパターニングす
る。このことにより、第1コンタクトホール16を介し
て拡散層11,12と接続する上層配線21や、第2コ
ンタクトホール17もしくは第3コンタクトホール18
を介してゲート電極20に接続する上層配線21を形成
する。あるいは、第2コンタクトホール17を介してゲ
ート電極20と上層配線21とを接続する構造とせず
に、第2コンタクトホール17の内面を配線材料で覆っ
て裏打ちするような構造とする。なお、これ以降は、一
般的なCMOSデバイスの製造方法と同様の処理を行
う。
【0026】以上の工程により、図3に示すごとく、N
+ 型ゲート電極20aを備えたNMOSトランジスタ2
2と、P+ 型ゲート電極20bを備えたPMOSトラン
ジスタ23とを有するデュアルゲート構造のCMOSデ
バイスが得られる。
【0027】前述したように、この実施形態の方法で
は、熱処理に際して、N+ 型領域81中のN型不純物、
+ 型領域81中のP型不純物が上層パターン9中で相
互拡散するのを防止できるので、各ゲート電極20a,
20bの仕事関数の変動を抑えることができる。したが
って、NMOSトランジスタ22、PMOSトランジス
タ23のしきい値電圧の変動が小さいCMOSデバイス
を製造することができる。
【0028】また、N+ 型領域81とP+ 型領域82と
を電気的にかつ物理的に連続させてなる下層パターン8
と、上層パターン9とからなるゲート電極パターン10
を形成し、このゲート電極パターン10に上記第2コン
タクトホール17を形成するので、初めからP+ 型ゲー
ト電極と、N+ 型ゲート電極とを物理的に分離して形成
する従来法や、それらの接続部分を長くする従来法に比
較して、セル面積の増大を抑えることができる。また、
+ 型領域81領域81上の上層パターン9とP+ 型領
域82上の上層パターン9との分離を、コンタクトホー
ルを形成するためのマスクの最小加工寸法と同等程度で
実現することができ、このことによってもセル面積の増
大の抑制が可能となる。
【0029】しかも、第1コンタクトホール16、第2
コンタクトホール17、第3コンタクトホール18を同
時に形成するため、この形成に際して行うリソグラフィ
では、第1、第2および第3の3つのコンタクトホール
形成用のパターンが形成されてなるフォトマスクを用い
ることができる。また、第1コンタクトホール16、第
2コンタクトホール17、第3コンタクトホール18を
一度のエッチングで形成することができる。よって、P
型ゲート電極とN型ゲート電極との接続部分を除去する
ために新たにリソグラフィ工程が必要であった従来法に
比較して、リソグラフィおよびエッチング工程を削減す
ることができる。したがって、工程数の増加を抑えつ
つ、高性能で高集積なデュアルゲート構造のCMOSデ
バイスを製造できるので、製造コストの低減を図ること
ができる。
【0030】次に、請求項2の発明に係る半導体装置の
製造方法の一実施形態となる本発明の第2実施形態を、
図4〜図6の(a),(b)および図7を用いて説明す
る。ここで、図4〜図7の(イ)は平面図、(ロ)は同
図(イ)におけるX−X線矢視断面図、図5(a)およ
び図6(b)の(ハ)は同図の(イ)におけるY−Y線
矢視断面図である。また、図4〜図7において上記実施
形態と同一の形成要素には同一の符号を付すこととす
る。
【0031】半導体装置として、デュアルゲート構造の
CMOSデバイスを製造するには、まず図4(a)に示
すごとく、上記実施形態と同様にして、Si基板1のN
MOS形成予定領域3に不純物領域5を、PMOS形成
予定領域4に不純物領域6をそれぞれ形成する。またS
i基板1に素子分離膜2を形成し、さらにNMOS形成
予定領域3とPMOS形成予定領域4とのSi基板1表
面にそれぞれゲート酸化膜7を形成する。そして、Si
基板1上に、Poly−Si膜8aと、シリサイド膜9aと
をこの順に積層する。
【0032】次いで、例えばCVD法によって、シリサ
イド膜9a上にSiO2 等からなるオフセット膜30a
を成膜する。ここで、上記Poly−Si膜8a、シリサイ
ド膜9aの膜厚はそれぞれ100nm程度とし、オフセ
ット膜30aの膜厚は150nm程度とする。次に、例
えばリソグラフィおよびドライエッチングにより、図4
(b)に示すように、Poly−Si膜8a、シリサイド膜
9aおよびオフセット膜30aをゲート電極の形状にパ
ターン加工し、Poly−Siからなる下層パターン28、
シリサイドからなる上層パターン29、およびオフセッ
トパターン30によって構成されるゲート電極パターン
31を得る。
【0033】続いて、例えばCVD法およびエッチバッ
クによって、ゲート電極パターン31の側壁にサイドウ
ォール33を形成する。次いで例えばCVD法によっ
て、Si基板1上に、ゲート電極パターン31を覆うよ
うにして例えばPoly−Siからなる導電材料層(図示
略)を成膜する。導電材料層は、後述する工程にて、こ
の導電材料層からなるパターンに第1コンタクトホール
を形成すると同時に、第2および第3コンタクトホール
を形成する際、第2および第3コンタクトホールが形成
された時点で、第1コンタクトホールがSi基板1に達
しない厚みに形成することが望ましい。この実施形態で
は、導電材料層の膜厚を例えば250nm程度とする。
【0034】続いてこの導電材料層をパターニングし、
図5(a)に示すように、Si基板1上のNMOS形成
予定領域3におけるゲート電極パターン31の近傍と、
PMOS形成予定領域4におけるゲート電極パターン3
1の近傍とにそれぞれ、導電材料層パターン34aを形
成する。ここでは、NMOS形成予定領域3、PMOS
形成予定領域4におけるゲート電極パターン31の両側
にそれぞれ、導電材料層パターン34aを形成する。
【0035】その後、例えばイオン注入法によって、N
MOS形成予定領域3の導電材料層パターン34aにN
型不純物を導入するとともに、PMOS形成予定領域4
の導電材料層パターン34aにP型不純物を導入する。
なお、この実施形態では、上記したN型不純物の導入お
よびP型不純物の導入を、NMOS形成予定領域3,P
MOS形成予定領域4のそれぞれに対して選択的に行っ
て、導電材料層パターン34aにN型あるいはP型の不
純物を導入すると同時に、NMOS形成予定領域3にお
ける下層パターン28にN型不純物を、またPMOS形
成予定領域4における下層パターン28にP型不純物を
それぞれ導入する。この結果、下層パターン28におい
て、NMOS形成予定領域3がN + 型でありかつPMO
S形成予定領域4がP+ 型である、つまりN+ 型領域2
81とP+ 型領域282とが形成される。
【0036】次に、図5(b)に示すように、例えばC
VD法によって、ゲート電極パターン31および導電材
料層パターン34aとを覆うようにしてSi基板1上
に、SiO2 膜等からなる層間絶縁膜35を600nm
程度の厚みに形成する。続いて図6(a)に示すよう
に、層間絶縁膜35上にレジスト膜36を形成する。そ
してリソグラフィによって、レジスト膜36に、後述の
第1コンタクトホール、第2コンタクトホール、第3コ
ンタクトホールを形成するための開口36a、開口36
b、開口36cをそれぞれ形成する。
【0037】上記リソグラフィでは、第1、第2および
第3の3つのコンタクトホール形成用のパターンを形成
したフォトマスクを用いて、レジスト膜36に開口36
a,36b,36cを形成することができる。なお、第
1および第2の2つのコンタクトホール形成用のパター
ンを形成したフォトマスクと、第3コンタクトホール形
成用のパターンを形成したフォトマスクとを用いて開口
36a,36b,36cを形成してもよい。
【0038】次に、レジスト膜36をマスクとしたエッ
チングによって、図6(b)に示すごとく、層間絶縁膜
35に、導電材料層パターン34aに到達する第1コン
タクトホール37を形成する。これと同時に、層間絶縁
膜35、オフセットパターン30および上層パターン2
9に、下層パターン28のN+ 型領域281とP+ 型領
域282との界面部分19に到達し、かつ外側に望むよ
うに第2コンタクトホール38を形成する。さらにこれ
らの形成と同時に、ゲート電極パターン31に到達する
第3コンタクトホール39を層間絶縁膜35に形成す
る。第2コンタクトホール38の形成によって、N+
領域281上の上層パターン29とP+ 型領域282上
の上層パターン29とが分離される。
【0039】このエッチングは、導電材料層パターン3
4aに対して層間絶縁膜35を高選択的にエッチングで
き、かつ第2コンタクトホール38、第3コンタクトホ
ール39形成位置の上層ターン29を例えば100nm
程度エッチングする、つまり下層パターン28に到達し
て下層パターン28を外側に臨ませるまでエッチングす
るといった条件で行う。この条件では、図6(b)に示
すごとく、導電材料層パターン34aを100nm程度
掘り込んだ位置でエッチングが終了する。
【0040】このように、導電材料層パターン34aの
形成位置においては、その直上位置の層間絶縁膜35表
面からSi基板1表面までの寸法が、層間絶縁膜35の
厚みに導電材料層パターン34aの厚みが加わった寸法
となっているため、層間絶縁膜35に深さの異なる第1
コンタクトホール37、第2コンタクトホール38、第
3コンタクトホール39を同時に形成しても、導電材料
層パターン34a直下のSi基板1に形成される接合形
成部分にエッチングが及ばない。その後、レジスト膜3
6を剥離する。
【0041】次に、例えば850℃以上、10分間程度
のFA処理あるいは約1000℃、10秒程度のRTA
処理等の熱処理を行い、導電材料層パターン34aに導
入されている不純物を拡散し、活性化させて、図7に示
すごとく積み上げ拡散層34を形成する。なお、この熱
処理によって、下層パターン28のN+ 型領域281中
のN型不純物、P+ 型領域282中のP型不純物も拡散
および活性化され、N + 型ゲート電極40a、P+ 型ゲ
ート電極40bとを備えたゲート電極40が得られる。
さらに上記熱処理による導電材料層パターン34a中の
不純物の拡散によって、積み上げ拡散層34直下のSi
基板1にソース,ドレインの拡散層11,12が形成さ
れる。
【0042】前述したように、N+ 型領域281上の上
層パターン29とP+ 型領域282上の上層パターン2
9とが分離されていることから、N+ 型領域281中の
N型不純物、P+ 型領域282中のP型不純物が高速に
拡散する経路が切断された状態になっている。よって、
この熱処理では、N+ 型領域281中のN型不純物、P
+ 型領域282中のP型不純物が上層パターン29中で
相互拡散することが抑制される。
【0043】熱処理後は、例えば第1コンタクトホール
37、第2コンタクトホール38、第3コンタクトホー
ル39のそれぞれの内面を覆うようにして層間絶縁膜3
5上に配線材料層を形成し、配線材料層をパターニング
する。このことにより、第1コンタクトホール37を介
して積み上げ拡散層34と接続する上層配線41や、第
2コンタクトホール38もしくは第3コンタクトホール
39を介してゲート電極40に接続する上層配線41を
形成する。あるいは、第2コンタクトホール38を介し
てゲート電極40と上層配線41とを接続する構造とせ
ずに、第2コンタクトホール38の内面を配線材料で覆
って裏打ちするような構造とする。これ以降は、一般的
なCMOSデバイスの製造方法と同様の処理を行う。
【0044】以上の工程により、図7に示すごとく、N
+ 型ゲート電極40aを備えたNMOSトランジスタ4
2と、P+ 型ゲート電極40bを備えたPMOSトラン
ジスタ43とを有するCMOSデバイスが得られる。
【0045】この実施形態においても、熱処理に際し
て、N+ 型領域281中のN型不純物、P+ 型領域28
2中のP型不純物が上層パターン29中で相互拡散する
のを抑制できるので、NMOSトランジスタ42、PM
OSトランジスタ43のしきい値電圧の変動が小さいデ
ュアルゲート構造のCMOSトランジスタを製造するこ
とができる。
【0046】また前述した実施形態と同様、N+ 型領域
281上の上層パターン29とP+型領域282上の上
層パターン29との分離をコンタクトホールを形成する
ためのマスクの最小加工寸法と同等程度で実現すること
ができるので、セル面積の増大を抑制することができ
る。さらに、第1コンタクトホール37、第2コンタク
トホール38、第3コンタクトホール39を同時に形成
するため、前述した実施形態と同様、P型ゲート電極と
N型ゲート電極との接続部分を除去するために新たにリ
ソグラフィおよびエッチング工程が必要であった従来法
に比較して、それらの工程をを削減することができる。
【0047】また層間絶縁膜35に、深さの異なる第1
コンタクトホール37と第2コンタクトホール38とを
同時に形成しても、導電材料層パターン34a直下のS
i基板1がエッチングされて欠陥が生じるのを防止する
ことができるので、前述の実施形態で行っていた、コン
タクトホールの直下に不純物を添加してエッチングに伴
いSi基板1に発生した欠陥を補償する工程を不要とす
ることができる。その結果、積み上げ拡散層34を形成
するための工程が加わっていても、前述した実施形態に
比較してマスク数を少なくすることができる。つまり、
コンタクトホールの直下に不純物を添加する場合には、
NMOS形成予定領域3用、PMOS形成予定領域4用
の2枚のマスクが必要であるが、積み上げ拡散層34を
形成する場合には、導電材料層パターン34aの形成用
のマスクが1枚追加されるだけで済むため、1枚のマス
クを削減することができる。
【0048】したがって、この実施形態によっても、工
程数の増加を抑制しつつ、高性能で高集積なデュアルゲ
ート構造のCMOSデバイスを製造できるので、製造コ
ストの低減を図ることができる。なお、本実施形態で
は、本発明における上層パターンをシリサイドからなる
パターンとしたが、他の金属化合物からなるパターンと
してもよく、また上層パターンを金属パターンに替える
こともできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明に係
る半導体装置の製造方法では、熱処理に先立ち、P型不
純物を導入してなる領域上の上層パターンとN型不純物
を導入してなる領域上の上層パターンとを分離する第2
コンタクトホールを形成することにより、熱処理時にお
ける上層パターン中でのN型,P型不純物の相互拡散を
防止できるので、しきい値電圧の変動の小さい半導体装
置を製造することができる。またPチャネルMOSトラ
ンジスタ、NチャネルMOSトランジスタのそれぞれの
形成予定領域に物理的に連続させた状態でゲート電極パ
ターンを形成して、このパターンに上記第2コンタクト
ホールを形成することで上層パターンを分離でき、しか
も上層パターンの分離をコンタクトホールを形成するた
めのマスクの最小加工寸法と同等程度で実現することが
できる。よって、セル面積の増大を抑制することができ
る。また第1コンタクトホールの形成と同時に第2コン
タクトホールを形成することから、1枚のフォトマスク
でリソグラフィを行うことができ、かつエッチング工程
が一度で済むので、工程数の増加を抑えることができ
る。
【0050】請求項2の発明に係る半導体装置の製造方
法によれば、半導体基板上に導電材料層パターン形成
し、このパターンを覆うようにして層間絶縁膜を形成す
るため、深さの異なる第1コンタクトホールと第2コン
タクトホールとを同時に形成した際に、導電材料層パタ
ーン直下の半導体基板に欠陥が生じるのを防止すること
ができる。よって、2枚のマスク用いて半導体基板に生
じた欠陥部分に不純物を添加する工程が不要となるた
め、積み上げ拡散層を形成する工程が加わっても、製造
に要するマスク数を削減することができる。また、請求
項1の発明と同様に、熱処理時における上層パターン中
でのN型,P型不純物の相互拡散を防止でき、しきい値
電圧の変動の小さい半導体装置を製造することができる
とともに、セル面積の増大を抑制することができる。ま
た第1コンタクトホールの形成と同時に第2コンタクト
ホールを形成することから、工程数の増加を抑えること
ができる。したがって、請求項1および請求項2の発明
によれば、工程数の増加を抑えつつ、高性能で高集積な
デュアルゲート構造のCMOSデバイスからなる半導体
装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、本発明の第1実施形態を工
程順に説明するための図(その1)であり、(イ)は平
面図、(ロ)は(イ)におけるX−X線矢視断面図であ
る。
【図2】(a),(b)は、本発明の第1実施形態を工
程順に説明するための図(その2)であり、(イ)は平
面図、(ロ)は(イ)におけるX−X線矢視断面図、
(ハ)は(イ)におけるY−Y線矢視断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を工程順に説明するため
の図(その3)であり、(イ)は平面図、(ロ)は
(イ)におけるX−X線矢視断面図である。
【図4】(a),(b)は、本発明の第2実施形態を工
程順に説明するための図(その1)であり、(イ)は平
面図、(ロ)は(イ)におけるX−X線矢視断面図であ
る。
【図5】(a),(b)は、本発明の第2実施形態を工
程順に説明するための図(その2)であり、(イ)は平
面図、(ロ)は(イ)におけるX−X線矢視断面図、
(ハ)は(イ)におけるY−Y線矢視断面図である。
【図6】(a),(b)は、本発明の第2実施形態を工
程順に説明するための図(その3)であり、(イ)は平
面図、(ロ)は(イ)におけるX−X線矢視断面図、
(ハ)は(イ)におけるY−Y線矢視断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を工程順に説明するため
の図(その4)であり、(イ)は平面図、(ロ)は
(イ)におけるX−X線矢視断面図である。
【図8】従来の半導体装置の一製造方法を示す平面図で
ある。
【図9】従来の半導体装置の他の製造方法を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 Si基板 3 PMOS形成予定領域 4 N
MOS形成予定領域 8,28 下層パターン 9,29 上層パターン 10,30 ゲート電極パターン 11,12 拡散
層 11a,12a 不純物導入層 14,35 層間絶
縁膜 16,37 第1コンタクトホール 17,38 第
2コンタクトホール 19 界面部分 20a,40a N+ 型ゲート電極 20b,40b P+ 型ゲート電極 20,40 ゲ
ート電極 22,42 NMOSトランジスタ 23,43 P
MOSトランジスタ 34 積み上げ拡散層 34a 導電材料層 8
1,281 N+ 型領域 82,282 P+ 型領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、P型ゲート電極を備え
    たPチャネルMOSトランジスタとN型ゲート電極を備
    えたNチャネルMOSトランジスタとを、前記P型およ
    びN型ゲート電極が電気的に連続するように形成すると
    ともに、前記PチャネルMOSトランジスタの形成領域
    および前記NチャネルMOSトランジスタの形成領域の
    それぞれの前記半導体基板表層部に拡散層を形成し、前
    記P型およびN型ゲート電極を覆うようにして前記半導
    体基板上に層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜に前記拡
    散層に到達する第1コンタクトホールを形成する半導体
    装置の製造方法であって、 半導体基板上に、PチャネルMOSトランジスタの形成
    予定領域においてP型不純物を導入してなりかつNチャ
    ネルMOSトランジスタの形成予定領域においてN型不
    純物を導入してなる下層パターンと、この上層に配設さ
    れて金属または金属化合物からなる上層パターンとから
    構成されたゲート電極パターンを形成するとともに、N
    チャネルMOSトランジスタの形成予定領域およびPチ
    ャネルMOSトランジスタの形成予定領域のそれぞれの
    半導体基板表層部に、拡散層形成用の不純物を導入して
    なる不純物導入層を形成する第1工程と、 前記ゲート電極パターンを覆うようにして前記半導体基
    板上に層間絶縁膜を形成する第2工程と、 リソグラフィおよびエッチングによって、前記層間絶縁
    膜に、前記不純物導入層に到達する第1コンタクトホー
    ルを形成すると同時に、前記層間絶縁膜と前記上層パタ
    ーンとに、前記下層パターンの前記P型不純物を導入し
    てなる領域と前記N型不純物を導入してなる領域との界
    面部分に到達し、前記P型不純物を導入してなる領域上
    の上層パターンと前記N型不純物を導入してなる領域上
    の上層パターンとを分離する第2コンタクトホールを形
    成する第3工程と、 熱処理によって、前記不純物導入層の不純物を活性化さ
    せて前記拡散層を得る第4工程とを有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、P型ゲート電極を備え
    たPチャネルMOSトランジスタとN型ゲート電極を備
    えたNチャネルMOSトランジスタとを、前記P型およ
    びN型ゲート電極が電気的に連続するように形成すると
    ともに、前記PチャネルMOSトランジスタの形成領域
    および前記NチャネルMOSトランジスタの形成領域の
    それぞれの前記半導体基板上に積み上げ拡散層を形成
    し、この積み上げ拡散層と前記P型およびN型ゲート電
    極を覆うようにして前記半導体基板上に層間絶縁膜を形
    成し、該層間絶縁膜に前記積み上げ拡散層に到達する第
    1コンタクトホールを形成する半導体装置の製造方法で
    あって、 半導体基板上に、下層パターンと、この上層に配設され
    て金属または金属化合物からなる上層パターンととから
    構成されたゲート電極パターンを形成する第1工程と、 前記半導体基板上に、前記ゲート電極パターンを覆うよ
    うにして導電材料層を成膜し、続いて該導電材料層をパ
    ターニングすることにより、PチャネルMOSトランジ
    スタの形成予定領域におけるゲート電極パターンの近傍
    と、NチャネルMOSトランジスタの形成予定領域にお
    けるゲート電極パターンの近傍とにそれぞれ、導電材料
    層パターンを形成する第2工程と、 前記PチャネルMOSトランジスタの形成予定領域にお
    ける導電材料層パターンおよび下層パターンにP型不純
    物を導入するとともに、前記PチャネルMOSトランジ
    スタの形成予定領域における導電材料層パターンおよび
    下層パターンにN型不純物を導入する第3工程と、 前記ゲート電極パターンと前記導電材料層パターンとを
    覆うようにして前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成す
    る第4工程と、 リソグラフィおよびエッチングによって、前記層間絶縁
    膜に、前記導電材料層パターンに到達する第1コンタク
    トホールを形成すると同時に、前記層間絶縁膜と前記上
    層パターンとに、前記下層パターンの前記P型不純物を
    導入してなる領域と前記N型不純物を導入してなる領域
    との界面部分に到達し、前記P型不純物を導入してなる
    領域上の上層パターンと前記N型不純物を導入してなる
    領域上の上層パターンとを分離する第2コンタクトホー
    ルを形成する第5工程と、 熱処理によって、前記導電材料層パターンの不純物を活
    性化させて前記積み上げ拡散層を得る第6工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7709900B2 (en) 2004-07-22 2010-05-04 Panasonic Corporation Semiconductor device

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