JPH09246084A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

積層セラミック電子部品

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JPH09246084A
JPH09246084A JP8324696A JP8324696A JPH09246084A JP H09246084 A JPH09246084 A JP H09246084A JP 8324696 A JP8324696 A JP 8324696A JP 8324696 A JP8324696 A JP 8324696A JP H09246084 A JPH09246084 A JP H09246084A
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JP
Japan
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ceramic
frit component
electronic component
frit
internal electrode
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Pending
Application number
JP8324696A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Shioda
哲寛 塩田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • H01G4/008Selection of materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics

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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部電極の周辺部への電界の集中が少なく、
耐電圧性能に優れた積層セラミック電子部品を提供す
る。 【解決手段】 セラミック素子3中に配設される内部電
極2にフリット成分を含有させる。また、フリット成分
として、セラミック素子を構成するセラミックより融点
の低いものを用いる。また、フリット成分として、焼成
後にPb23 ZnO2、B23、SiO2、Bi23
形になるものから選ばれる少なくとも1種を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層セラミック電子
部品に関し、詳しくは、積層セラミックコンデンサなど
のように、セラミック中に内部電極が配設された構造を
有する積層セラミック電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、代表的な積層セラミック電子部品の一つである積層
セラミックコンデンサは、図1に示すように、誘電体で
あるセラミック1の内部に複数の内部電極2が配設され
た素子(セラミック素子)3の両端側に、内部電極2と
導通するように外部電極4が配設された構造を有してい
る。
【0003】上記のような積層セラミックコンデンサ
は、通常、導電ペーストを塗布することによりその表面
に内部電極パターンが形成されたグリーンシートを積
層、圧着してカットし、これを焼成して得られるセラミ
ック素子3に外部電極4を形成することにより製造され
ている。
【0004】ところで、上記従来の積層セラミックコン
デンサにおいて、内部電極形成用の導電ペーストとし
て、金属粉末と有機バインダーを混練してなる導電ペー
ストが用いられており、これを焼成することにより形成
される内部電極は金属のみにより構成されている。その
ため、焼成後の積層セラミックコンデンサにおいては、
導体である金属のみからなる内部電極と絶縁体であるセ
ラミックが直接接触した構造を有している。
【0005】このような積層セラミックコンデンサは、
外部電極4を介して内部電極2に所定の電圧を印加して
使用されるが、電圧値が所定の値(破壊電圧値)を越え
ると、セラミックの絶縁が破壊され、コンデンサとして
使用することができなくなる。
【0006】ところで、上記のように構成された積層セ
ラミックコンデンサの電圧破壊は、構造上の欠陥、例え
ば、セラミックグリーンシートのピンホールに起因する
もの、セラミックグリーンシートを積層する際の各シー
トの位置ずれ、不純物に起因するボイドによるものなど
を除くと、その大半が、内部電極の先端部の電界が集中
する箇所に発生する。
【0007】しかし、上記のように構成された従来の積
層セラミックコンデンサにおいては、内部電極の周辺部
に電界が集中することを抑制、防止することは困難であ
り、機器の高性能化に伴う、耐電圧性能の向上への要求
には十分に応えきれないのが実情である。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、内部電極の周辺部への電界の集中が少なく、優れた
耐電圧性能を有する積層セラミック電子部品を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の積層セラミック電子部品は、セラミック素
子中に内部電極を配設してなる積層セラミック電子部品
において、内部電極にフリット成分を含有させたことを
特徴としている。なお、本発明の積層セラミック電子部
品において、フリット成分とはPb、Zn、B、Si、
Biなどの酸化物からなるガラス粉末を意味する概念で
ある。
【0010】また、前記内部電極に含有されるフリット
成分が、セラミック素子を構成するセラミックよりも融
点の低いものであることを特徴としている。
【0011】また、前記内部電極に含有されるフリット
成分が、焼成後にPb23 ZnO 2、B23、Si
2、Bi23の形になるものから選ばれる少なくとも
1種であることを特徴としている。
【0012】
【作用】内部電極にフリット成分を含有させることによ
り、内部電極の周囲のセラミック中に、フリット成分及
び内部電極を構成する金属が拡散して内部電極周辺のセ
ラミックを半導体化する。その結果、内部電極の周辺
部、特に内部電極の先端部の電界強度が低下し、耐電圧
性能が向上する。
【0013】また、内部電極に含有させるべきフリット
成分として、セラミック素子を構成するセラミックより
も融点の低いものを用いることにより、内部電極を構成
する金属やフリット成分自体のセラミックへの拡散を促
進して、内部電極の周辺部の電界強度を低下させ、より
確実に耐電圧性能を向上させることが可能になる。
【0014】また、内部電極に含有させるべきフリット
成分として、焼成後にPb23 ZnO2、B23、S
iO2、Bi23の形になるものの1種を用いることに
より、効率よく耐電圧性能を向上させることが可能にな
り、本発明をさらに実行あらしめることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
てその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0016】なお、ここでは、図1に示すように、誘電
体であるセラミック1中に内部電極2を配設してなる素
子(セラミック素子)3の両端側に、内部電極2と導通
する外部電極(銀電極)4が配設された構造を有する積
層セラミックコンデンサを例にとって説明する。
【0017】[積層セラミックコンデンサの製造]ま
ず、BaTiO3系のセラミック原料粉末をバインダー
と混合してなるスラリーを用意し、これを所定の厚みを
有するセラミックグリーンシートに成形した後、このセ
ラミックグリーンシート上に導電ペーストを所定のパタ
ーンで印刷し、これを複数枚積み重ねて圧着してカット
することにより、未焼成のコンデンサ素子を得た。
【0018】それから、この未焼成のコンデンサ素子を
熱処理してバインダーを分解、除去した後、所定の条件
で焼成し、得られたセラミック素子に外部電極を配設す
ることにより、図1に示すような積層セラミックコンデ
ンサを得た。
【0019】上記の導電ペーストとしては、導電成分で
あるAgとPdとを3:7(重量比)の割合で配合して
なる混合金属粉末に、亜鉛や鉛などのフリット成分(こ
こでは金属亜鉛粉末)を所定の割合で添加し、これにさ
らに、例えば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂などの有機バインダーを添加して混練するこ
とにより製造した導電ペーストを用いた。なお、上記の
フリット成分の添加量については、導電成分であるAg
/Pd混合金属粉末との合計量に対する割合が0〜35
%となるような範囲で変化させた。なお、ここではフリ
ット成分を金属亜鉛粉末の形で添加したが、場合によっ
ては、炭酸塩などの金属塩の形や酸化物の形で添加する
ことも可能である。
【0020】それから、上記のようにして得られた積層
セラミックコンデンサについて耐電圧値を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示すように、フリット成分の添加量
が5〜30%の範囲では、破壊電圧値がフリット成分を
添加していない試料(従来例)に比べて5〜20%向上
した。なお、フリット成分の添加量が30%を越える
と、依然、破壊電圧値を高くすることはできるものの、
内部電極の周辺部が半導体化しすぎてコンデンサとして
の特性が悪化するため好ましくない。
【0023】上記実施の形態では、内部電極がAg−P
d系(Ag/Pd=3/7)の電極である場合を例にと
って説明したが、フリット成分を除いた内部電極の構成
材料の種類はこれに限られるものではなく、AgとPd
の割合を異なる比率としたものやAgあるいはPdのい
ずれか一方のみからなるもの、あるいはその他のものな
ど、上記実施の形態とは異なる種々の材料からなる内部
電極を有する積層セラミックコンデンサにも本発明を適
用することが可能である。
【0024】また、上記の実施の形態では、フリット成
分として亜鉛を用いた場合について説明したが、フリッ
ト成分はこれに限られるものではなく、他のPb系、B
系、Si系、Bi系などの他のフリット成分を用いるこ
とも可能である。
【0025】また、上記実施例では、積層セラミックコ
ンデンサを例にとって説明したが、本発明は、積層セラ
ミックコンデンサに限らず、積層LC複合部品、積層バ
リスタその他の種々の積層セラミック電子部品に適用す
ることが可能である。
【0026】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の
範囲内において種々の応用、変形を加えることが可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】上述のように、本発明の積層セラミック
電子部品においては、内部電極にフリット成分を含有さ
せるようにしているので、内部電極の周辺部のセラミッ
クを半導体化して電界強度を低下させることが可能にな
り、耐電圧性能を向上させることができる。
【0028】また、内部電極に含有させるべきフリット
成分として、セラミック素子を構成するセラミックより
融点の低いものを用いることにより、内部電極を構成す
る金属やフリット成分自体のセラミック側への拡散を促
進して、内部電極の周辺部のセラミックを効率よく半導
体化することが可能になり、内部電極の周辺部の電界強
度を低下させて、より確実に耐電圧性能を向上させるこ
とが可能になる。
【0029】また、内部電極に含有させるべきフリット
成分として、焼成後にPb23 ZnO2、B23、S
iO2、Bi23の形になるものの1種を用いることに
より、さらに確実に耐電圧性能を向上させることが可能
になり、本発明をより実行あらしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層セラミック電子部品(積層セラミックコン
デンサ)の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック 2 内部電極 3 セラミック素子 4 外部電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック素子中に内部電極を配設して
    なる積層セラミック電子部品において、 内部電極にフリット成分を含有させたことを特徴とする
    積層セラミック電子部品。
  2. 【請求項2】 前記内部電極に含有されるフリット成分
    が、セラミック素子を構成するセラミックよりも融点の
    低いものであることを特徴とする請求項1記載の積層セ
    ラミック電子部品。
  3. 【請求項3】 前記内部電極に含有されるフリット成分
    が、焼成後にPb23 ZnO2、B23、SiO2、B
    23の形になるものから選ばれる少なくとも1種であ
    ることを特徴とする請求項1記載の積層セラミック電子
    部品。
JP8324696A 1996-03-11 1996-03-11 積層セラミック電子部品 Pending JPH09246084A (ja)

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JP8324696A JPH09246084A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 積層セラミック電子部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10726994B2 (en) 2016-06-06 2020-07-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020305