JPH09245948A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器

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JPH09245948A
JPH09245948A JP5731596A JP5731596A JPH09245948A JP H09245948 A JPH09245948 A JP H09245948A JP 5731596 A JP5731596 A JP 5731596A JP 5731596 A JP5731596 A JP 5731596A JP H09245948 A JPH09245948 A JP H09245948A
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JP
Japan
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induction heating
electromagnetic induction
heating cooker
output
circuit
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Pending
Application number
JP5731596A
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English (en)
Inventor
Yasuo Koga
康夫 古賀
Tokuji Betsushi
篤司 別枝
Masaharu Irie
正治 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的調整部品を無くし、自動調整により、
熟練を要することなく簡単かつ迅速な調整を可能にす
る。 【解決手段】 交流電源1を整流する整流回路2の出力
側にスイッチング素子5からなるスイッチング回路3と
誘導加熱コイル4とを接続し、スイッチング素子5に作
用する電圧に基づいて当該スイッチング素子5の動作を
制御する制御回路11を設けた電磁誘導加熱調理器にお
いて、制御回路11に対して段階的に変化するD/A出
力を順次行い、その段階毎に前記スイッチング素子5に
作用する電圧のA/D入力を取り込み、電磁誘導加熱調
理器の出力が所定の消費電力になったときのA/D入力
の値を記憶する閾値調整回路12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁誘導加熱型の炊
飯器や電磁調理器等の電磁誘導加熱調理器、詳しくはそ
の製造工程における調整を簡略化した電磁誘導加熱調理
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の電磁誘導加熱調理器の電気
回路を示す。交流電源1に接続される整流回路2の出力
側にはスイッチング回路3と誘導加熱コイル4が設けら
れている。スイッチング回路3は、スイッチング素子と
してのトランジスタ5と該トランジスタ5のコレクタ−
エミッタ間に接続されたダイオード6とからなってい
る。トランジスタ5はベースに接続されたトランジスタ
駆動回路7によってスイッチング制御されるようになっ
ている。誘導加熱コイル4は、該誘導加熱コイル4に並
列に接続されたコンデンサ8とともにLC共振回路を構
成している。
【0003】前記トランジスタ5のコレクタ−エミッタ
間には、直列に接続された2つの抵抗器9,10が接続
され、該2つの抵抗器9,10の中点の分電圧はVce
電圧として制御回路11に入力されるようになってい
る。制御回路11は、前記Vce電圧が極小値となるタ
イミングで、マイクロコンピュータ12から調理器の設
定出力に応じて出力されるD/A出力に基づいて、設定
電力に対応する駆動パルス信号をトランジスタ駆動回路
7に出力し、該トランジスタ駆動回路7を介してトラン
ジスタ5を駆動する。
【0004】前記2つの抵抗器9,10に加えて、前記
トランジスタ5のコレクタ−エミッタ間には、直列に接
続された2つの抵抗器13,14が接続されている。こ
の2つの抵抗器13,14のうち一方の抵抗器14は、
外部からその抵抗値を調整可能な可変抵抗器である。そ
して、この2つの抵抗器13,14の中点の分電圧はト
ランジスタ15a,電解コンデンサ15を介してVce
電圧としてマイクロコンピュータ12に入力されるよう
になっている。このマイクロコンピュータ12に入力さ
れるVce電圧は、マイクロコンピュータ12におい
て、電源電圧の変動や鍋負荷の変化、小物負荷に対する
閾値として利用される。
【0005】このような構成からなる電磁誘導加熱調理
器では、製造工程において、個々の製品の誘導加熱コイ
ル4のインダクタンス、誘導加熱コイル4と鍋の間のギ
ャップ、制御回路11等のバラツキによる消費電力の相
違をなくすために、作業者が交流電源1に接続した電力
計1aにより消費電力を測定しつつ前記可変抵抗器14
を手動で操作することにより、マイクロコンピュータ1
2に入力されるVce値を調整していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電磁誘導加熱調理器では、電力計1aを見ながら人
為的に可変抵抗器14を操作して調整を行うので、熟練
を要する作業となっていた。また、可変抵抗器14に作
業者がアクセスできるように、可変抵抗器14を調理器
の外装表面に近い位置に設けなければならないという配
置場所の制約があった。さらに、調理器の外装表面に可
変抵抗器14を操作するための調整穴を設けなければな
らないし、その調整穴に水侵入防止構造を採用する必要
があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、可変抵抗器のような機械的調整部品を無くして自
動的に調整を行えるようにし、熟練を要することなく簡
単かつ迅速に調整を行うことができる電磁誘導加熱装置
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、交流電源を整流する整流回路の出力側に
スイッチング素子からなるスイッチング回路と誘導加熱
コイルとを接続し、前記スイッチング素子に作用する電
圧に基づいて当該スイッチング素子の動作を制御する制
御回路を設けた電磁誘導加熱調理器において、前記制御
回路に対して段階的に変化するD/A出力を順次行い、
その段階毎に前記スイッチング素子に作用する電圧のA
/D入力を取り込み、電磁誘導加熱調理器の出力が所定
の消費電力になったときのA/D入力の値を記憶する閾
値調整回路を設けたものである。
【0009】前記本発明の構成によると、閾値調整回路
は、制御回路への段階的なD/A出力を順次行い、その
段階毎にスイッチング素子に作用する電圧のA/D入力
を取り込む。そして、電磁誘導加熱調理器の出力が所定
の消費電力になったときのA/D入力の値を記憶する。
このようにして、スイッチング素子に作用する電圧のA
/D入力が自動的に調整される。
【0010】前記閾値調整回路は、電磁誘導加熱調理器
の出力が上限の消費電力になったときのA/D入力の値
を記憶するようにするのが好ましい。あるいは、前記閾
値調整回路は、電磁誘導加熱調理器の出力が上限、下限
及び標準の消費電力になったときのA/D入力の値を記
憶するようにしてもよい。
【0011】前記A/D入力の値を外部記憶装置に記憶
することは、バックアップ電池交換時等、電源がなくな
っても消滅することがない点で好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は本発明にかかる電磁誘導
炊飯器の電気回路を示すが、図4の可変抵抗器14の代
わりに固定抵抗器16を設け、マイクロコンピュータ1
2に電力入力端子Ipを設けるとともに外部記憶装置1
7を設けた以外は、図4に示す従来の電磁誘導加熱装置
の電気回路と実質的に同一であり、対応する部分には同
一符号を付して説明を省略する。
【0013】前記固定抵抗器16は、外部から調整可能
な可変抵抗器ではないため、調理器の外部からアクセス
しやすい位置に設ける必要がなく、任意の位置に配置す
ることができる。また、調理器の外装体に調整用の穴を
設ける必要はないので、水侵入防止の対策を講じる必要
がない。前記マイクロコンピュータ12の電力入力端子
Ipは、製造工程における調整時に、電力計1aと接続
され、電力計1aで測定された消費電力が入力されるよ
うになっている。前記マイクロコンピュータ12のD/
A出力端子は、出力を行う端子の組合わせによって、段
階的に複数のD/A出力を行うことができるようになっ
ている。前記外部記憶装置17は、調整時にマイクロコ
ンピュータ12に入力されるA/D値を記憶するもので
あり、マイクロコンピュータ12のバックアップ電池の
交換時等にマイクロコンピュータ12のRAMメモリの
内容が消えても、調整時のA/D値が保存されるように
するためのものである。
【0014】マイクロコンピュータ12は、本発明の閾
値調整回路であり、製造工程において調整モードを実行
し、閾値の調整を行う。
【0015】以下、前記マイクロコンピュータ12によ
る調整モードでの閾値の調整動作を図2及び図3のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0016】まず、図2に示すように、ステップ101
で調整モードの選択キーがオンされたか否かを判断す
る。調整モードの選択キーは、炊飯器の操作表示パネル
に存在するキーのうち予め決められた複数のキーに組み
合わせてある。この選択キーは製造工程において調整作
業者によって押される。選択キーが押されると、ステッ
プ102でマイクロコンピュータ12は調整モードに移
行する。
【0017】調整モードでは、図3に示すように、ステ
ップ201で特定のスタートキーが押されたか否かを判
断し、押されたのであればステップ202でD/A出力
ポートよりD/A出力を開始する。D/A出力を行う順
序は、炊飯器の3つの設定消費電力、すなわち700
W、1200W及び1300Wのうち、最も小さい70
0Wの設定出力が出るD/A出力から段階的に行う。
【0018】そして、このD/A出力を行う毎にステッ
プ203でマイクロコンピュータ12に入力されるVc
eを取り込んだ後、ステップ204で電力計1aから入
力される消費電力の測定値が700Wであるか否かを判
断する。消費電力の測定値が700Wになっていなけれ
ば、ステップ205、206を経てステップ202に戻
り、次の段階のD/A出力を行い、Vceを取り込む。
消費電力の測定値が700Wになっていれば、ステップ
207でそのときのVceを外部記憶装置17に設定値
として記憶する。ステップ208では調整が終了したか
否かを判断するが、700Wのときは未だ検査が終了し
ていないので、ステップ202に戻ってD/A出力を継
続する。このようにして、D/A出力を段階的に行な
い、700Wのときと同様にして、消費電力が1200
Wと1300WになったときのVceを外部記憶装置1
7に設定値として記憶する。
【0019】外部記憶装置17に記憶されたVceの設
定値は、炊飯器の通常の動作モードにおいて閾値として
使用される。例えば、電源電圧の変動や、誘導加熱コイ
ルと鍋との間の隙間の変化によって、マイクロコンピュ
ータ12に入力されるVceが変化したときには、閾値
との差に応じてD/A出力を変更し、所望の消費出力が
出るようにする。また、スプーン等の小物が置かれるこ
とによってマイクロコンピュータ12に入力されるVc
eが閾値から大きく変化したときには、小物負荷と判断
し、D/A出力を停止する。
【0020】前記実施形態では、3つの設定消費電力の
全てについて、Vceを記憶するようにしたが、その内
の1つ例えば上限の消費電力の1300WについてVc
eを記憶するようにしてもよい。なお、本発明は、前記
実施形態の電磁誘導炊飯器のほか、ユーザが消費電力を
調整することができる電磁調理器にも適用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、製造工程における閾値の調整が自動的に行
え、調整作業が熟練を要することなく、迅速かつ容易に
行える。また、従来の半固定可変抵抗器のような機械的
調整部品が不要となり、内部回路部品の配置の制約がな
くなる結果、回路部品の自由配置が可能となるうえ、外
装表面に調整穴やその水侵入防止構造を設ける必要がな
くなって、構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の誘導加熱調理器の回路図である。
【図2】 調整モードへの移行のためのフローチャート
である。
【図3】 調整モードにおけるフローチャートである。
【図4】 従来の誘導加熱調理器の回路図である。
【符号の説明】
1…交流電源、2…整流回路、3…スイッチング回路、
4…誘導加熱コイル、5…トランジスタ(スイッチング
素子)、11…制御回路、12…マイクロコンピュータ
(閾値調整回路)、13,16…抵抗器、17…外部記
憶装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路の出力側に
    スイッチング素子からなるスイッチング回路と誘導加熱
    コイルとを接続し、前記スイッチング素子に作用する電
    圧に基づいて当該スイッチング素子の動作を制御する制
    御回路を設けた電磁誘導加熱調理器において、 前記制御回路に対して段階的に変化するD/A出力を順
    次行い、その段階毎に前記スイッチング素子に作用する
    電圧のA/D入力を取り込み、電磁誘導加熱調理器の出
    力が所定の消費電力になったときのA/D入力の値を記
    憶する閾値調整回路を設けたことを特徴とする電磁誘導
    加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記閾値調整回路は、電磁誘導加熱調理
    器の出力が上限の消費電力になったときのA/D入力の
    値を記憶するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の電磁誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記閾値調整回路は、電磁誘導加熱調理
    器の出力が上限、下限及び標準の消費電力になったとき
    のA/D入力の値を記憶するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電磁誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記A/D入力の値を外部記憶装置に記
    憶するようにしたことを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の電磁誘導加熱調理器。
JP5731596A 1996-03-14 1996-03-14 電磁誘導加熱調理器 Pending JPH09245948A (ja)

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