JPH0924580A - 複合チューブ及びその製造方法 - Google Patents
複合チューブ及びその製造方法Info
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- JPH0924580A JPH0924580A JP7198206A JP19820695A JPH0924580A JP H0924580 A JPH0924580 A JP H0924580A JP 7198206 A JP7198206 A JP 7198206A JP 19820695 A JP19820695 A JP 19820695A JP H0924580 A JPH0924580 A JP H0924580A
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- silicone rubber
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- composite tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 離型性及び耐燃料油性に優れると共に、可撓
性、柔軟性及び滑り性にも優れた、燃料輸送や医療用カ
テーテル等に用いることのできるチューブ、及び、その
製造方法を提供すること。 【構成】 フッ素系チューブ上にシリコーンゴムを積層
してなる複合チューブ、及び、その製造方法。
性、柔軟性及び滑り性にも優れた、燃料輸送や医療用カ
テーテル等に用いることのできるチューブ、及び、その
製造方法を提供すること。 【構成】 フッ素系チューブ上にシリコーンゴムを積層
してなる複合チューブ、及び、その製造方法。
Description
【0001】
【産業上の使用分野】本発明はチューブ及びその製造方
法に関し、特に、燃料輸送チューブや医療用カテーテル
等に用いられるチューブに関する。
法に関し、特に、燃料輸送チューブや医療用カテーテル
等に用いられるチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴムは、一般に、耐薬品性、
耐熱性及び耐寒性に優れていることから、多方面に使用
されている。最近では、シリコーンゴム製チューブはス
チームによる消毒が可能で、耐久性がある上人体に対す
る刺激が少ないため、耐熱性及び耐スチーム性共劣るポ
リ塩化ビニルのチューブに代わって、医療用のカテーテ
ルとして使用されるようになってきている。しかしなが
ら、シリコーンゴム製チューブには薬液の吸着が見られ
るなどの不都合がある上、離型性が悪く、またタンパク
質が付着し易いという欠点があった。
耐熱性及び耐寒性に優れていることから、多方面に使用
されている。最近では、シリコーンゴム製チューブはス
チームによる消毒が可能で、耐久性がある上人体に対す
る刺激が少ないため、耐熱性及び耐スチーム性共劣るポ
リ塩化ビニルのチューブに代わって、医療用のカテーテ
ルとして使用されるようになってきている。しかしなが
ら、シリコーンゴム製チューブには薬液の吸着が見られ
るなどの不都合がある上、離型性が悪く、またタンパク
質が付着し易いという欠点があった。
【0003】一方、一般のシリコーンゴムは耐燃料油性
に劣り、特に、ガソリンやジェット燃料等の燃料油に対
する膨潤が激しい上、膨潤に伴って強度が低下するの
で、燃料輸送用には使用することができなかった。特に
ガソリン蒸気に触れる箇所での使用に対しては特に耐久
性がなかった。そこで、耐薬品性及び耐燃料油性に優れ
たテフロン製チューブが開発されたが、テフロン製チュ
ーブは可撓性が少なく硬いため、曲げ延ばしに対する自
由度がなく柔軟性に欠けるため、医療用のカテーテルと
して使用する場合、体内に挿入する際に体を傷付ける危
険性があった。また、フッ素ゴムチューブは成型性及び
安全衛生面で問題があり、また熱時強度が不足する等の
問題があった。
に劣り、特に、ガソリンやジェット燃料等の燃料油に対
する膨潤が激しい上、膨潤に伴って強度が低下するの
で、燃料輸送用には使用することができなかった。特に
ガソリン蒸気に触れる箇所での使用に対しては特に耐久
性がなかった。そこで、耐薬品性及び耐燃料油性に優れ
たテフロン製チューブが開発されたが、テフロン製チュ
ーブは可撓性が少なく硬いため、曲げ延ばしに対する自
由度がなく柔軟性に欠けるため、医療用のカテーテルと
して使用する場合、体内に挿入する際に体を傷付ける危
険性があった。また、フッ素ゴムチューブは成型性及び
安全衛生面で問題があり、また熱時強度が不足する等の
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、上述した欠点を解決するために鋭意検討した結果、
フッ素系チューブ上にシリコーンゴムを積層することに
よって、シリコーンゴム製チューブの持つ従来の耐薬品
性、可撓性、柔軟性及び滑り性を保ちつつ、離型性及び
耐燃料油性を高めることのできることを見い出し、本発
明に到達した。
は、上述した欠点を解決するために鋭意検討した結果、
フッ素系チューブ上にシリコーンゴムを積層することに
よって、シリコーンゴム製チューブの持つ従来の耐薬品
性、可撓性、柔軟性及び滑り性を保ちつつ、離型性及び
耐燃料油性を高めることのできることを見い出し、本発
明に到達した。
【0005】従って、本発明の第一の目的は、離型性及
び耐燃料油性に優れると共に、可撓性、柔軟性及び滑り
性にも優れた、燃料輸送や医療用カテーテル等に用いる
ことのできるチューブを提供することにある。本発明の
第二の目的は、耐薬品性及び耐燃料油性に優れると共
に、可撓性、柔軟性及び滑り性にも優れたチューブの製
造方法を提供することにある。
び耐燃料油性に優れると共に、可撓性、柔軟性及び滑り
性にも優れた、燃料輸送や医療用カテーテル等に用いる
ことのできるチューブを提供することにある。本発明の
第二の目的は、耐薬品性及び耐燃料油性に優れると共
に、可撓性、柔軟性及び滑り性にも優れたチューブの製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、フッ素系チューブ上にシリコーンゴムを積層してな
る複合チューブ及びその製造方法によって達成された。
本発明の複合チューブにおけるフッ素系チューブの材料
は特に限定されず、チューブを成形することができる全
てのフッ素系の材料の中から適宜選択することができ、
フッ素樹脂でもフッ素ゴムでもよいが、成型性及び安全
衛生の面からフッ素樹脂が好ましい。
は、フッ素系チューブ上にシリコーンゴムを積層してな
る複合チューブ及びその製造方法によって達成された。
本発明の複合チューブにおけるフッ素系チューブの材料
は特に限定されず、チューブを成形することができる全
てのフッ素系の材料の中から適宜選択することができ、
フッ素樹脂でもフッ素ゴムでもよいが、成型性及び安全
衛生の面からフッ素樹脂が好ましい。
【0007】本発明で使用することのできるフッ素系チ
ューブの材料の具体的例としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン/パー
フルオロプロピレン共重合体(PFA)、テトラフルオ
ロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピ
レン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(EPE)、テトラフルオロエチレン/エチレン共重合
体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(P
CTFE)、クロロトリフルオロエチレン/エチレン共
重合体(ECTFE)、ポリビニルデンフルオライド
(PVF)等が挙げられる。
ューブの材料の具体的例としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン/パー
フルオロプロピレン共重合体(PFA)、テトラフルオ
ロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピ
レン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(EPE)、テトラフルオロエチレン/エチレン共重合
体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(P
CTFE)、クロロトリフルオロエチレン/エチレン共
重合体(ECTFE)、ポリビニルデンフルオライド
(PVF)等が挙げられる。
【0008】これらの中でも、薄く、可撓性に優れ、且
つ、本発明のチューブを製造する場合の加工性及び作業
性に優れるという点から、特にPFAを使用することが
好ましい。また、本発明のフッ素系チューブの厚さは、
作業性の観点から、0.01mm〜0.1mmであるこ
とが好ましく、特に、製品の強度及び可撓性の観点か
ら、0.03mm〜0.06mmの厚さであることが好
ましい。
つ、本発明のチューブを製造する場合の加工性及び作業
性に優れるという点から、特にPFAを使用することが
好ましい。また、本発明のフッ素系チューブの厚さは、
作業性の観点から、0.01mm〜0.1mmであるこ
とが好ましく、特に、製品の強度及び可撓性の観点か
ら、0.03mm〜0.06mmの厚さであることが好
ましい。
【0009】本発明における複合チューブはフッ素系チ
ューブの外側にシリコーンゴムを積層するものであるの
で、フッ素系チューブとシリコーンゴムとの接着性を向
上させる観点から、前記フッ素系チューブの外側を表面
処理することが好ましい。この表面処理は当業界で公知
の方法を用いて適宜行うことができるが、その具体例と
しては、ナトリウム−ナフタレンや、ナトリウム−TH
F法などの一般的なナトリウム処理法、前記ナトリウム
処理した後にプライマーを用いて更に処理する方法、並
びに、フッ素系チューブの表面をプラズマ処理する方法
(特開平3−164246号公報)等が挙げられる。
ューブの外側にシリコーンゴムを積層するものであるの
で、フッ素系チューブとシリコーンゴムとの接着性を向
上させる観点から、前記フッ素系チューブの外側を表面
処理することが好ましい。この表面処理は当業界で公知
の方法を用いて適宜行うことができるが、その具体例と
しては、ナトリウム−ナフタレンや、ナトリウム−TH
F法などの一般的なナトリウム処理法、前記ナトリウム
処理した後にプライマーを用いて更に処理する方法、並
びに、フッ素系チューブの表面をプラズマ処理する方法
(特開平3−164246号公報)等が挙げられる。
【0010】本発明におけるシリコーンゴム層を形成す
るシリコーンゴム組成物の硬化タイプは特に限定され
ず、例えば、有機過酸化物硬化型、Si−H結合と脂肪
族不飽和結合との、白金族金属系触媒によるハイドロシ
リレーション反応を利用する付加反応型等、種々の縮合
硬化型のものが挙げられるが、本発明においては、連続
成形及び密閉系内成形に優れる観点から、有機過酸化物
硬化型、または、付加反応架橋硬化型が好ましく、特
に、押し出し接着性に優れた付加反応架橋硬化型が好ま
しい。
るシリコーンゴム組成物の硬化タイプは特に限定され
ず、例えば、有機過酸化物硬化型、Si−H結合と脂肪
族不飽和結合との、白金族金属系触媒によるハイドロシ
リレーション反応を利用する付加反応型等、種々の縮合
硬化型のものが挙げられるが、本発明においては、連続
成形及び密閉系内成形に優れる観点から、有機過酸化物
硬化型、または、付加反応架橋硬化型が好ましく、特
に、押し出し接着性に優れた付加反応架橋硬化型が好ま
しい。
【0011】上記付加反応架橋硬化型のものは、(イ)
アルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサン、
(ロ)オルガノハイドロジェンポリシロキサン、(ハ)
白金系の硬化触媒、および(ニ)接着性付与剤を必須成
分とするものであり、必要に応じて、前記した充填剤及
び添加剤などを適宜配合することができる。
アルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサン、
(ロ)オルガノハイドロジェンポリシロキサン、(ハ)
白金系の硬化触媒、および(ニ)接着性付与剤を必須成
分とするものであり、必要に応じて、前記した充填剤及
び添加剤などを適宜配合することができる。
【0012】上記の(イ)アルケニル基を含有するジオ
ルガノポリシロキサンとしては、ケイ素原子に結合する
アルケニル基を、1分子中に少なくとも2個含有するも
のが好ましい。かかるアルケニル基としては、例えばビ
ニル基、アリル基等があり、好ましくはビニル基であ
る。また、ケイ素原子に結合するその他の有機基は、炭
素原子数が10以下の一価の炭化水素基が好ましく、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のア
ルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、クロ
ロメチル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基等の水素原
子の一部または全部がハロゲン原子等で置換された炭化
水素基などが挙げられ、中でもメチル基及びフェニル基
が好ましい。
ルガノポリシロキサンとしては、ケイ素原子に結合する
アルケニル基を、1分子中に少なくとも2個含有するも
のが好ましい。かかるアルケニル基としては、例えばビ
ニル基、アリル基等があり、好ましくはビニル基であ
る。また、ケイ素原子に結合するその他の有機基は、炭
素原子数が10以下の一価の炭化水素基が好ましく、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のア
ルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、クロ
ロメチル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基等の水素原
子の一部または全部がハロゲン原子等で置換された炭化
水素基などが挙げられ、中でもメチル基及びフェニル基
が好ましい。
【0013】これらのアルケニル基、及び炭素原子数が
10以下の一価の炭化水素基を含むジオルガノポリシロ
キサンは、直鎖状のものが好ましい。また、アルケニル
基は、ジオルガノポリシロキサンの分子鎖中に存在して
も分子鎖両末端に存在してもよく、その含有量は、全有
機基中の0.05〜10モル%であることが好ましい。
10以下の一価の炭化水素基を含むジオルガノポリシロ
キサンは、直鎖状のものが好ましい。また、アルケニル
基は、ジオルガノポリシロキサンの分子鎖中に存在して
も分子鎖両末端に存在してもよく、その含有量は、全有
機基中の0.05〜10モル%であることが好ましい。
【0014】(ロ)のオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンは、前記(イ)のジオルガノポリシロキサン中の
アルケニル基と付加反応して組成物を硬化せしめる架橋
剤であるので、1分子中に少なくとも2個のSiH基を
有することが必要であるが、その分子構造は直鎖状、環
状、分岐状のいずれであってもよい。このオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンの使用量は、それに含まれる
Si−H基と(イ)のジオルガノポリシロキサン中のア
ルケニル基とのモル比〔Si−H基〕/〔アルケニル
基〕が、0.5〜5の範囲となる量であることが好まし
い。
キサンは、前記(イ)のジオルガノポリシロキサン中の
アルケニル基と付加反応して組成物を硬化せしめる架橋
剤であるので、1分子中に少なくとも2個のSiH基を
有することが必要であるが、その分子構造は直鎖状、環
状、分岐状のいずれであってもよい。このオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンの使用量は、それに含まれる
Si−H基と(イ)のジオルガノポリシロキサン中のア
ルケニル基とのモル比〔Si−H基〕/〔アルケニル
基〕が、0.5〜5の範囲となる量であることが好まし
い。
【0015】シリコーンゴムの付加反応に用いられる触
媒は、公知のものの中から適宜選択することができる
が、本発明においては特に白金系触媒((ハ)成分)が
好ましく、その具体例としては塩化白金酸、アルコール
変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィン又はビニルシ
ロキサンとの錯体などが挙げられる。また、その使用量
は、通常、前記アルケニル基を含有するジオルガノポリ
シロキサンの主成分であるジオルガノポリシロキサン1
00重量部に対して1〜100ppm程度でよい。
媒は、公知のものの中から適宜選択することができる
が、本発明においては特に白金系触媒((ハ)成分)が
好ましく、その具体例としては塩化白金酸、アルコール
変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィン又はビニルシ
ロキサンとの錯体などが挙げられる。また、その使用量
は、通常、前記アルケニル基を含有するジオルガノポリ
シロキサンの主成分であるジオルガノポリシロキサン1
00重量部に対して1〜100ppm程度でよい。
【0016】また、本発明のシリコーンゴムをフッ素系
チューブ上に成形するにあたり、別にプライマーを使用
しても良いが、シリコーンゴム組成物中に接着性付与剤
を内添する方法が好ましい。ここに使用される接着性付
与剤((ニ)成分)は、この付加反応型シロキサン組成
物に自己接着性を付与する観点から、接着性を付与する
官能基を含有する硅素化合物とすることが好ましい。そ
の具体例としては、エポキシ基、アルコキシ基、ビニル
基及びSiH基などが挙げられるが、本発明において
は、特に1分子中にこれらの官能基を2種以上含有する
ものが好ましい。
チューブ上に成形するにあたり、別にプライマーを使用
しても良いが、シリコーンゴム組成物中に接着性付与剤
を内添する方法が好ましい。ここに使用される接着性付
与剤((ニ)成分)は、この付加反応型シロキサン組成
物に自己接着性を付与する観点から、接着性を付与する
官能基を含有する硅素化合物とすることが好ましい。そ
の具体例としては、エポキシ基、アルコキシ基、ビニル
基及びSiH基などが挙げられるが、本発明において
は、特に1分子中にこれらの官能基を2種以上含有する
ものが好ましい。
【0017】このような官能基を含有する硅素化合物の
具体例としては、下記化1〜5で示された基が挙げられ
る。
具体例としては、下記化1〜5で示された基が挙げられ
る。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【0018】これらの接着性付与剤の添加量は、通常、
主成分である前記したアルケニル基を含有するジオルガ
ノポリシロキサン100重量部に対して0.1〜5重量
部であることが好ましい。上記接着付与剤が、官能基と
してSi−H結合及びアルケニル基を含むものである場
合には、シリコーンゴム組成物中の全Si−H基量(前
記(ロ)成分及び(ニ)成分中に含有される量)の、シ
リコーンゴム組成物中の全アルケニル基量((イ)成分
及び(ニ)成分中に含有される量)に対するモル比が
0.5〜20の範囲であることが好ましい。この範囲を
外れると機械的特性が損なわれるようになる。
主成分である前記したアルケニル基を含有するジオルガ
ノポリシロキサン100重量部に対して0.1〜5重量
部であることが好ましい。上記接着付与剤が、官能基と
してSi−H結合及びアルケニル基を含むものである場
合には、シリコーンゴム組成物中の全Si−H基量(前
記(ロ)成分及び(ニ)成分中に含有される量)の、シ
リコーンゴム組成物中の全アルケニル基量((イ)成分
及び(ニ)成分中に含有される量)に対するモル比が
0.5〜20の範囲であることが好ましい。この範囲を
外れると機械的特性が損なわれるようになる。
【0019】尚、本発明のシリコーンゴムには、充填剤
を初め、必要に応じて各種の添加剤を配合することが可
能である。ここに使用される充填剤は公知のものの中か
ら適宜選択することができる。例えば、フェームドシリ
カ、沈殿性シリカ、疎水性シリカ、カーボンブラック、
二酸化チタン、酸化第二鉄、酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、石英粉末、珪藻土、ケイ酸カルシウム、タルク、ベ
ントナイト、ガラス繊維、有機繊維などが挙げられる。
を初め、必要に応じて各種の添加剤を配合することが可
能である。ここに使用される充填剤は公知のものの中か
ら適宜選択することができる。例えば、フェームドシリ
カ、沈殿性シリカ、疎水性シリカ、カーボンブラック、
二酸化チタン、酸化第二鉄、酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、石英粉末、珪藻土、ケイ酸カルシウム、タルク、ベ
ントナイト、ガラス繊維、有機繊維などが挙げられる。
【0020】これらの充填剤は1種または2種以上を併
用しても良く、また、充填剤以外の添加剤も、1種また
は2種以上を併用することができる。充填剤等の添加剤
の配合量は、前記主成分であるアルケニル基を含有する
ジオルガノポリシロキサン100重量部当たり5〜10
0重量部であることが好ましい。シリコーンゴム層の厚
さは特に制限されないが0.01mm〜10mmである
ことが好ましく、特に0.1〜5mmであることが好ま
しい。
用しても良く、また、充填剤以外の添加剤も、1種また
は2種以上を併用することができる。充填剤等の添加剤
の配合量は、前記主成分であるアルケニル基を含有する
ジオルガノポリシロキサン100重量部当たり5〜10
0重量部であることが好ましい。シリコーンゴム層の厚
さは特に制限されないが0.01mm〜10mmである
ことが好ましく、特に0.1〜5mmであることが好ま
しい。
【0021】本発明の複合チューブは、フッ素系チュー
ブとその外周のシリコーンゴムとで構成されているた
め、チューブ全体の柔軟性には両方の性質が現れてく
る。従って、用途によって要求される柔軟性に併せて、
各々の厚さや材質を決定すれば良い。一般的には、硬
く、高価なフッ素系チューブは薄くして用いられ、ま
た、外力に対して傷が付かないようにする必要がある場
合には、外層のシリコーンゴムは硬度の高いものが好ま
しく、体内に挿入して使用する場合には、シリコーンゴ
ムの硬度を低いものとすることが好ましい。本発明の複
合チューブの径は用途によって選択すれば良いが、通
常、内径約1mm〜約10cmであることが好ましい。
ブとその外周のシリコーンゴムとで構成されているた
め、チューブ全体の柔軟性には両方の性質が現れてく
る。従って、用途によって要求される柔軟性に併せて、
各々の厚さや材質を決定すれば良い。一般的には、硬
く、高価なフッ素系チューブは薄くして用いられ、ま
た、外力に対して傷が付かないようにする必要がある場
合には、外層のシリコーンゴムは硬度の高いものが好ま
しく、体内に挿入して使用する場合には、シリコーンゴ
ムの硬度を低いものとすることが好ましい。本発明の複
合チューブの径は用途によって選択すれば良いが、通
常、内径約1mm〜約10cmであることが好ましい。
【0022】本発明の複合チューブの製造方法は、
(1)金属あるいは耐熱樹脂(以下金属等と略する)の
パイプ若しくは棒(以下パイプ等と略する)を、表面処
理をしたフッ素系チューブに挿入する、(2)均一な肉
厚でシリコーンゴムを被覆コートする、(3)架橋によ
りシリコーンゴムを硬化させると同時にフッ素系チュー
ブとシリコーンゴムとを接着させる、及び(4)パイプ
或いは棒を引き抜き、内層がフッ素系チューブで、外層
がシリコーンゴムからなる複合チューブを製造する、と
言う4工程からなる。
(1)金属あるいは耐熱樹脂(以下金属等と略する)の
パイプ若しくは棒(以下パイプ等と略する)を、表面処
理をしたフッ素系チューブに挿入する、(2)均一な肉
厚でシリコーンゴムを被覆コートする、(3)架橋によ
りシリコーンゴムを硬化させると同時にフッ素系チュー
ブとシリコーンゴムとを接着させる、及び(4)パイプ
或いは棒を引き抜き、内層がフッ素系チューブで、外層
がシリコーンゴムからなる複合チューブを製造する、と
言う4工程からなる。
【0023】上記(1)の工程は、フッ素系チューブの
形状を最後まで保持するための工程である。本発明にお
いて、保形材として用いるに金属等のパイプ等の断面形
状は円であることが好ましく、必要に応じて、楕円、四
角形、六角形等の多角形としてもよい。また、(2)の
工程は、(1)の工程で得られたフッ素系チューブが被
覆された金属等のパイプ等に、シリコーンゴムを被覆す
る工程である。本発明においては、粘土質状のシリコー
ンゴムコンパウンドを押し出し圧着被覆する方法の他、
液状シリコーンゴムを用いてディップコートする方法等
を採用しても良い。ディップコート方法は、肉厚にバラ
ツキを生ずるものの、表面平滑性を出すには好都合であ
る。
形状を最後まで保持するための工程である。本発明にお
いて、保形材として用いるに金属等のパイプ等の断面形
状は円であることが好ましく、必要に応じて、楕円、四
角形、六角形等の多角形としてもよい。また、(2)の
工程は、(1)の工程で得られたフッ素系チューブが被
覆された金属等のパイプ等に、シリコーンゴムを被覆す
る工程である。本発明においては、粘土質状のシリコー
ンゴムコンパウンドを押し出し圧着被覆する方法の他、
液状シリコーンゴムを用いてディップコートする方法等
を採用しても良い。ディップコート方法は、肉厚にバラ
ツキを生ずるものの、表面平滑性を出すには好都合であ
る。
【0024】(3)の工程は、加熱しながら架橋と接着
を同時に行わせる工程である。縮合硬化型の組成物を用
いる場合には、室温硬化が基本であるので、ディップコ
ートすることができるという利点はあるものの、硬化に
時間が掛かるため、連続生産には不向きである。そこ
で、本発明においては、押出し圧着被覆する場合は特に
有機過酸化物硬化型や付加反応硬化型のものを使用する
ことが好ましく、ディップコートする場合は付加反応硬
化型のものを使用することが好ましい。これらのシリコ
ーンゴムを用いて加熱硬化させることにより連続生産が
可能となる。
を同時に行わせる工程である。縮合硬化型の組成物を用
いる場合には、室温硬化が基本であるので、ディップコ
ートすることができるという利点はあるものの、硬化に
時間が掛かるため、連続生産には不向きである。そこ
で、本発明においては、押出し圧着被覆する場合は特に
有機過酸化物硬化型や付加反応硬化型のものを使用する
ことが好ましく、ディップコートする場合は付加反応硬
化型のものを使用することが好ましい。これらのシリコ
ーンゴムを用いて加熱硬化させることにより連続生産が
可能となる。
【0025】特に、付加反応硬化型の場合には、接着付
与剤の効果を大きく発揮させることができる上、粘土状
シリコンーンゴムコンパウンドを用いた押し出し成形工
法を採用することも、液状シリコーンゴム組成物として
ディップコート工法を採用することもできる。更に、有
機過酸化物硬化型の場合と異なり、空気中の酸素の影響
を受けないので、表面平滑性を増すことができ、表面の
汚れや人体への刺激性を低減することができる。
与剤の効果を大きく発揮させることができる上、粘土状
シリコンーンゴムコンパウンドを用いた押し出し成形工
法を採用することも、液状シリコーンゴム組成物として
ディップコート工法を採用することもできる。更に、有
機過酸化物硬化型の場合と異なり、空気中の酸素の影響
を受けないので、表面平滑性を増すことができ、表面の
汚れや人体への刺激性を低減することができる。
【0026】また、(4)の工程は、(1)に用いられ
た保形材を引き抜く工程である。金属パイプを使用した
場合には、内部から冷却することによって、フッ素系チ
ューブを引き抜き易くすることができ、また、耐熱性樹
脂を使用した場合にも、樹脂の冷却による熱収縮が大き
いため、フッ素系チューブが引き抜き易くなる。
た保形材を引き抜く工程である。金属パイプを使用した
場合には、内部から冷却することによって、フッ素系チ
ューブを引き抜き易くすることができ、また、耐熱性樹
脂を使用した場合にも、樹脂の冷却による熱収縮が大き
いため、フッ素系チューブが引き抜き易くなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
又、特に断らない限り、以下に記載する「部」及び
「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
又、特に断らない限り、以下に記載する「部」及び
「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。
【0028】実施例1.粘度質状のシリコーンゴムコン
パウンド(KE−164u:信越化学工業株式会社製の
商品名)100部に、メチルハイドロジェンポリシロキ
サンを60%含有するC−19B(信越化学株式会社製
の商品名)2.4部、塩化白金酸を0.1%含有するC
−19A(信越化学株式会社製の商品名)1.0部、及
び前記化4で示された接着性付与剤0.5部を二本ロー
ルにて混合し、付加反応型自己接着性シリコーン組成物
1を調製した。
パウンド(KE−164u:信越化学工業株式会社製の
商品名)100部に、メチルハイドロジェンポリシロキ
サンを60%含有するC−19B(信越化学株式会社製
の商品名)2.4部、塩化白金酸を0.1%含有するC
−19A(信越化学株式会社製の商品名)1.0部、及
び前記化4で示された接着性付与剤0.5部を二本ロー
ルにて混合し、付加反応型自己接着性シリコーン組成物
1を調製した。
【0029】一方、表面がナトリウム処理されたPFA
チューブ(内径(直径)10mmで厚さ30μm)を、
外径(直径)9.98mmの保形用金属棒に被覆し、次
いで、この被覆棒を、直径40mmの押し出し機(クロ
スヘッドタイプ)の上方ニップルホルダ一部より挿入
し、上記シリコーン組成物1を同伴させながら、直径1
2mmのダイスを使用して押し出し一体成形しながら、
200℃の加硫炉を線速1m/分のスピードで通し、加
熱加硫した後保形用金属棒を引き抜くことにより、内層
のPFAと外層のシリコーンゴムとが十分接着し、外観
的にも欠点のない、シリコーン部の肉厚が1mmの複合
チューブが得られた。
チューブ(内径(直径)10mmで厚さ30μm)を、
外径(直径)9.98mmの保形用金属棒に被覆し、次
いで、この被覆棒を、直径40mmの押し出し機(クロ
スヘッドタイプ)の上方ニップルホルダ一部より挿入
し、上記シリコーン組成物1を同伴させながら、直径1
2mmのダイスを使用して押し出し一体成形しながら、
200℃の加硫炉を線速1m/分のスピードで通し、加
熱加硫した後保形用金属棒を引き抜くことにより、内層
のPFAと外層のシリコーンゴムとが十分接着し、外観
的にも欠点のない、シリコーン部の肉厚が1mmの複合
チューブが得られた。
【0030】成形された複合チューブを100mm切り
取り、内部にガソリンを満たした後、上下をピンチコッ
クにて密封し、24時間室温に放置した。24時間経過
後ガソリンを出して複合チューブの内面を観察したとこ
ろ、外観上問題となるところは見当たらなかった。ま
た、シリコーンゴムの表面粗さは3μmでつや消状態で
あった。
取り、内部にガソリンを満たした後、上下をピンチコッ
クにて密封し、24時間室温に放置した。24時間経過
後ガソリンを出して複合チューブの内面を観察したとこ
ろ、外観上問題となるところは見当たらなかった。ま
た、シリコーンゴムの表面粗さは3μmでつや消状態で
あった。
【0031】実施例2.下記化6で示される、粘度が1
00,000cst(但し、化6中のnは25℃におけ
る粘度が10万cstとなる数で末端がトリビニルシロ
キシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100部
に、平均粒子径15μmの石英粉を50部、塩化白金酸
のオクタノール溶液(白金として2%)を0.05部、
3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチンを0.005
部、下記化7で示された平均組成式を有するオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンを3.5部、及び、前記化
4で示された接着付与剤3.0部を加えて均一に混合
し、付加反応型自己接着性液状シリコーン組成物2を調
製した。
00,000cst(但し、化6中のnは25℃におけ
る粘度が10万cstとなる数で末端がトリビニルシロ
キシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100部
に、平均粒子径15μmの石英粉を50部、塩化白金酸
のオクタノール溶液(白金として2%)を0.05部、
3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチンを0.005
部、下記化7で示された平均組成式を有するオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンを3.5部、及び、前記化
4で示された接着付与剤3.0部を加えて均一に混合
し、付加反応型自己接着性液状シリコーン組成物2を調
製した。
【0032】
【化6】
【化7】
【0033】次いで、実施例1と全く同様にして表面処
理したPFAチューブを用い、保形用アルミニウムパイ
プ(肉厚1mm外径(直径)9.98mm)に被覆し
た。このPFAチューブの外層に上記シリコーン組成物
2を、実施例1と同様にして肉厚が0.4mmとなるよ
うにコートし、150℃で10分間加熱して硬化させ
た。硬化後保形用パイプを引き抜き、内層がPFAで、
外層がシリコーンゴムの複合チューブを得た。得られた
複合チューブのPFAとシリコーンゴムは十分に接着し
ており、内部に実施例1と同様にガソリンを充填して2
4時間放置したところ、外見上全く問題は見られなかっ
た。また、シリコーンゴムの表面粗さは0.9μmであ
り、非常に平滑であった。
理したPFAチューブを用い、保形用アルミニウムパイ
プ(肉厚1mm外径(直径)9.98mm)に被覆し
た。このPFAチューブの外層に上記シリコーン組成物
2を、実施例1と同様にして肉厚が0.4mmとなるよ
うにコートし、150℃で10分間加熱して硬化させ
た。硬化後保形用パイプを引き抜き、内層がPFAで、
外層がシリコーンゴムの複合チューブを得た。得られた
複合チューブのPFAとシリコーンゴムは十分に接着し
ており、内部に実施例1と同様にガソリンを充填して2
4時間放置したところ、外見上全く問題は見られなかっ
た。また、シリコーンゴムの表面粗さは0.9μmであ
り、非常に平滑であった。
【0034】実施例3.ミラブルゴムKE−164u1
00部に、下記化8で示された有機過酸化物を0.5
部、及び前記化1で示された接着付与剤1.0部を添加
し、二本ロールにて均一に混合し、過酸化物硬化型自己
接着性シリコーン組成物3を調製した。
00部に、下記化8で示された有機過酸化物を0.5
部、及び前記化1で示された接着付与剤1.0部を添加
し、二本ロールにて均一に混合し、過酸化物硬化型自己
接着性シリコーン組成物3を調製した。
【化8】 この組成物を用い、実施例1の場合と全く同様にして、
シリコーン部の肉厚が1mmの複合チューブを得た。得
られた複合チューブについて実施例1と全く同様にガソ
リン充填テストを行ったところ、外見上問題となるとこ
ろは見当たらなかった。またシリコーンゴムの表面粗さ
は2μであり、つや消状態であった。
シリコーン部の肉厚が1mmの複合チューブを得た。得
られた複合チューブについて実施例1と全く同様にガソ
リン充填テストを行ったところ、外見上問題となるとこ
ろは見当たらなかった。またシリコーンゴムの表面粗さ
は2μであり、つや消状態であった。
フロントページの続き (72)発明者 橋本 毅 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 フッ素系チューブ上にシリコーンゴムを
積層してなる複合チューブ。 - 【請求項2】 フッ素系チューブがテトラフルオロエチ
レン/パーフルオロプロピレン共重合体である、請求項
1に記載された複合チューブ。 - 【請求項3】 シリコーンゴムが、(イ)アルケニル基
を含有するジオルガノポリシロキサン; (ロ)オルガノハイドロジェンポリシロキサン; (ハ)白金系の硬化触媒;及び、 (ニ)接着性付与剤;を必須成分とする組成物を硬化し
てなる、請求項1に記載された複合チューブ。 - 【請求項4】 金属または耐熱樹脂のパイプ或いは棒を
フッ素系チューブに挿入し、次いで押し出し機を用い
て、前記フッ素系チューブ上に均一な肉厚を有するシリ
コーンゴムを被覆し、加熱してチューブ上に接着硬化さ
せた後、前記パイプ或いは棒を引き抜くことを特徴とす
る、請求項1〜3の何れかに記載された複合チューブの
製造方法。 - 【請求項5】 金属または耐熱樹脂のパイプ或いは棒を
フッ素系チューブに挿入し、次いでチューブ上に均一な
肉厚を有する液状シリコーンゴムをディップコートし、
加熱してチューブ上に接着硬化させた後、前記パイプ或
いは棒を引き抜くことを特徴とする、請求項1〜3の何
れかに記載された複合チューブの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07198206A JP3100315B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 複合チューブ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07198206A JP3100315B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 複合チューブ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924580A true JPH0924580A (ja) | 1997-01-28 |
JP3100315B2 JP3100315B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=16387253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07198206A Expired - Fee Related JP3100315B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 複合チューブ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100315B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10290837A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | バルーンカテーテル及びそれに用いるマルチルーメンシャフトの製造方法 |
JP2001527198A (ja) * | 1997-12-19 | 2001-12-25 | ディクソン−ロチェ,キース | ホース即ちフレキシブルパイプ |
JP2003049959A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | ピンチバルブ |
JP2003214565A (ja) * | 2001-11-14 | 2003-07-30 | Marugo Rubber Ind Co Ltd | ゴムホース及びその製造方法 |
JP2013519450A (ja) * | 2010-02-11 | 2013-05-30 | サーキュライト・インコーポレーテッド | 組織内部成長材料でライニング加工されたカニューレおよびその使用方法 |
JP2014509531A (ja) * | 2011-03-17 | 2014-04-21 | コンバテック・テクノロジーズ・インコーポレイテッド | 高バリアエラストマーの糞便カテーテルまたはオストミーパウチ |
WO2016174913A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 株式会社カネカ | ディップコーティング装置およびコーティングされた部材の製造方法 |
US9750866B2 (en) | 2010-02-11 | 2017-09-05 | Circulite, Inc. | Cannula lined with tissue in-growth material |
JP2020046047A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 株式会社トヨックス | 耐熱性可撓管 |
US11103621B2 (en) | 2011-09-02 | 2021-08-31 | Convatec Ltd | Discharge solidifier and malodour control |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP07198206A patent/JP3100315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10290837A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | バルーンカテーテル及びそれに用いるマルチルーメンシャフトの製造方法 |
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US9504776B2 (en) | 2010-02-11 | 2016-11-29 | Circulite, Inc. | Cannula lined with tissue in-growth material and method of using the same |
US9750866B2 (en) | 2010-02-11 | 2017-09-05 | Circulite, Inc. | Cannula lined with tissue in-growth material |
US10166137B2 (en) | 2011-03-17 | 2019-01-01 | Convatec Technologies Inc. | High barrier elastomer fecal catheter or ostomy pouch |
JP2014509531A (ja) * | 2011-03-17 | 2014-04-21 | コンバテック・テクノロジーズ・インコーポレイテッド | 高バリアエラストマーの糞便カテーテルまたはオストミーパウチ |
US11103621B2 (en) | 2011-09-02 | 2021-08-31 | Convatec Ltd | Discharge solidifier and malodour control |
WO2016174913A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | 株式会社カネカ | ディップコーティング装置およびコーティングされた部材の製造方法 |
US10625298B2 (en) | 2015-04-28 | 2020-04-21 | Kaneka Corporation | Dip coating device and method for producing coated member |
JPWO2016174913A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2018-02-22 | 株式会社カネカ | ディップコーティング装置およびコーティングされた部材の製造方法 |
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