JPH09245663A - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
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- JPH09245663A JPH09245663A JP8046311A JP4631196A JPH09245663A JP H09245663 A JPH09245663 A JP H09245663A JP 8046311 A JP8046311 A JP 8046311A JP 4631196 A JP4631196 A JP 4631196A JP H09245663 A JPH09245663 A JP H09245663A
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/485—Construction of the gun or of parts thereof
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/92—Means providing or assisting electrical connection with or within the tube
- H01J2229/922—Means providing or assisting electrical connection with or within the tube within the tube
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/92—Means providing or assisting electrical connection with or within the tube
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンタクトスプリングの金属材料のニッケル含
有量を低減して、単価の安い陰極線管を提供する。 【解決手段】電子銃の陽極電極26に設けられたシール
ドカップ27に一端を固定し、他端をファンネル部3の
内壁に塗布した導電性塗膜3aに押接して陽極電極26
と導電性塗膜3aとを電気的に接続すると共に当該電子
銃をネック部2のガラス管に同軸的に保持するコンタク
トスプリング30を、30〜35重量%のニッケル、1
9〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成を持ち、
マイクロビッカース硬度が250〜400程度の金属材
料で構成する。
有量を低減して、単価の安い陰極線管を提供する。 【解決手段】電子銃の陽極電極26に設けられたシール
ドカップ27に一端を固定し、他端をファンネル部3の
内壁に塗布した導電性塗膜3aに押接して陽極電極26
と導電性塗膜3aとを電気的に接続すると共に当該電子
銃をネック部2のガラス管に同軸的に保持するコンタク
トスプリング30を、30〜35重量%のニッケル、1
9〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成を持ち、
マイクロビッカース硬度が250〜400程度の金属材
料で構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー陰極管等の各
種陰極線管に係り、特にこれら陰極線管を構成する真空
外囲器の内壁に塗布された導電性塗膜と電子銃の一部と
して具備するスプリング部材との摺接による前記導電性
塗膜の削れを防止して管内放電の発生を抑制した陰極線
管に関する。
種陰極線管に係り、特にこれら陰極線管を構成する真空
外囲器の内壁に塗布された導電性塗膜と電子銃の一部と
して具備するスプリング部材との摺接による前記導電性
塗膜の削れを防止して管内放電の発生を抑制した陰極線
管に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管の典型例としてのカラー陰極線
管は、映像面となるフェースパネル部と電子銃を収納す
るネック部、およびフェースパネル部とネック部とを連
接するファンネル部とから真空外囲器が構成される。
管は、映像面となるフェースパネル部と電子銃を収納す
るネック部、およびフェースパネル部とネック部とを連
接するファンネル部とから真空外囲器が構成される。
【0003】また、フェースパネルの内壁に形成された
蛍光体スクリーンに近接して色選択電極であるシャドウ
マスクがスプリングで懸架されている。
蛍光体スクリーンに近接して色選択電極であるシャドウ
マスクがスプリングで懸架されている。
【0004】電子銃から発射された3本の電子ビームは
ファンネル部とネック部の遷移領域に外装された偏向ヨ
ークで形成される水平と垂直の偏向磁界で偏向され、シ
ャドウマスクで色選択された後、蛍光体スクリーンの所
定の色の蛍光体に射突して所要のカラー映像を再現す
る。
ファンネル部とネック部の遷移領域に外装された偏向ヨ
ークで形成される水平と垂直の偏向磁界で偏向され、シ
ャドウマスクで色選択された後、蛍光体スクリーンの所
定の色の蛍光体に射突して所要のカラー映像を再現す
る。
【0005】電子銃は複数の電極から構成され、その先
端に取付けされるシールドカップには当該電子銃をネッ
ク部の所定位置に保持すると共にシールドカップとファ
ンネル部の内壁に塗布された導電性塗膜とを導電接続す
るためのコンタクトスプリングが取付けられている。
端に取付けされるシールドカップには当該電子銃をネッ
ク部の所定位置に保持すると共にシールドカップとファ
ンネル部の内壁に塗布された導電性塗膜とを導電接続す
るためのコンタクトスプリングが取付けられている。
【0006】また、上記シールドカップに一端を固定
し、他端近傍にゲッターを搭載したゲッタースプリング
を備えかつ上記他端を導電性塗膜に押接させたものも知
られている。
し、他端近傍にゲッターを搭載したゲッタースプリング
を備えかつ上記他端を導電性塗膜に押接させたものも知
られている。
【0007】この種のコンタクトスプリングあるいはゲ
ッタースプリングは導電性塗膜と押接されるものである
ため、振動とうによる乖離を防止し、導電接続を確保す
るために所謂ニッケルを主成分とした弾性金属材料を用
いている。
ッタースプリングは導電性塗膜と押接されるものである
ため、振動とうによる乖離を防止し、導電接続を確保す
るために所謂ニッケルを主成分とした弾性金属材料を用
いている。
【0008】すなわち、上記のスプリング材料は、72
〜78重量%のニッケル、14〜16.6重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成を持ち、マイクロビッカース硬
度が300〜350程度の金属材料で構成したものや、
13〜15重量%のニッケル、15〜17重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成を持ち、マイクロビッカース硬
度が150〜250程度の金属材料で構成したものが使
用されている。
〜78重量%のニッケル、14〜16.6重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成を持ち、マイクロビッカース硬
度が300〜350程度の金属材料で構成したものや、
13〜15重量%のニッケル、15〜17重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成を持ち、マイクロビッカース硬
度が150〜250程度の金属材料で構成したものが使
用されている。
【0009】なお、この種の従来技術は既知であるの
で、特に文献は挙げない。
で、特に文献は挙げない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、電子銃のシールドカップに取り付けるコンタクトス
プリングやゲッタースプリングとして、上記した72〜
78重量%のニッケル、14〜16.6重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成を持ち、マイクロビッカース硬
度が300〜350程度の金属材料で構成したものを用
いた場合は、ニッケルの含有量が多いためコスト高であ
り、また上記した13〜15重量%のニッケル、15〜
17重量%のクロム、残りを鉄とした組成を持ち、マイ
クロビッカース硬度が150〜250程度の金属材料で
構成したものでは金属材料のコストは安価であるが、電
子銃をネック部の管内に挿入するときにコンタクトスプ
リングと導電性塗膜との摩擦によって当該導電性塗膜が
削られ、その削れかすが多量に生じる。
は、電子銃のシールドカップに取り付けるコンタクトス
プリングやゲッタースプリングとして、上記した72〜
78重量%のニッケル、14〜16.6重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成を持ち、マイクロビッカース硬
度が300〜350程度の金属材料で構成したものを用
いた場合は、ニッケルの含有量が多いためコスト高であ
り、また上記した13〜15重量%のニッケル、15〜
17重量%のクロム、残りを鉄とした組成を持ち、マイ
クロビッカース硬度が150〜250程度の金属材料で
構成したものでは金属材料のコストは安価であるが、電
子銃をネック部の管内に挿入するときにコンタクトスプ
リングと導電性塗膜との摩擦によって当該導電性塗膜が
削られ、その削れかすが多量に生じる。
【0011】この削れかすは簡単には除去できないた
め、ネック部内に残溜してスパークを発生させたり、シ
ャドウマスクの孔詰まりを起こして画質を劣化させると
いう問題があった。
め、ネック部内に残溜してスパークを発生させたり、シ
ャドウマスクの孔詰まりを起こして画質を劣化させると
いう問題があった。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消し、低コストでかつ導電性塗膜の削れを抑制してスパ
ークの発生やシャドウマスクの孔詰まりを防止して高画
質の映像表示を可能とした陰極線管を提供することにあ
る。
消し、低コストでかつ導電性塗膜の削れを抑制してスパ
ークの発生やシャドウマスクの孔詰まりを防止して高画
質の映像表示を可能とした陰極線管を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コンタクトスプリングあるいはゲッター
スプリングの材料として、30〜35重量%のニッケ
ル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成
で、マイクロビッカース硬度(表面硬度)が250〜4
00程度の金属材料を用いたものである。
に、本発明は、コンタクトスプリングあるいはゲッター
スプリングの材料として、30〜35重量%のニッケ
ル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成
で、マイクロビッカース硬度(表面硬度)が250〜4
00程度の金属材料を用いたものである。
【0014】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、フェースパネル部とネック部およびフェースパネル
部とネック部を連接するファンネル部とからなる真空外
囲器と、前記フェースパネル部の内面に形成された蛍光
体スクリーンと、前記蛍光体スクリーンに近接して前記
フェースパネル部の周辺内壁に懸架スプリングを介して
取付けられた色選択電極と、前記ネック部に収納された
電子銃とを少なくとも有し、前記電子銃を構成するシー
ルドカップに一端を固定し他端を前記ファンネル部の内
壁に塗布された導電性塗膜に押接して前記電子銃を保持
すると共に前記導電性塗膜と前記シールドカップとを導
電接続する複数のコンタクトスプリングとを備えた陰極
線管において、前記コンタクトスプリングを30〜35
重量%のニッケル、19〜23重量%のクロム、残りを
鉄とした組成で、マイクロビッカース硬度が250〜4
00である金属材料で構成したことを特徴とする。
は、フェースパネル部とネック部およびフェースパネル
部とネック部を連接するファンネル部とからなる真空外
囲器と、前記フェースパネル部の内面に形成された蛍光
体スクリーンと、前記蛍光体スクリーンに近接して前記
フェースパネル部の周辺内壁に懸架スプリングを介して
取付けられた色選択電極と、前記ネック部に収納された
電子銃とを少なくとも有し、前記電子銃を構成するシー
ルドカップに一端を固定し他端を前記ファンネル部の内
壁に塗布された導電性塗膜に押接して前記電子銃を保持
すると共に前記導電性塗膜と前記シールドカップとを導
電接続する複数のコンタクトスプリングとを備えた陰極
線管において、前記コンタクトスプリングを30〜35
重量%のニッケル、19〜23重量%のクロム、残りを
鉄とした組成で、マイクロビッカース硬度が250〜4
00である金属材料で構成したことを特徴とする。
【0015】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記電子銃のシールドカップに一端を固定し、他端にゲッ
ターを保持すると共に当該他端を前記導電性塗膜に接触
させたゲッタースプリングを備え、前記ゲッタースプリ
ングを30〜35重量%のニッケル、19〜23重量%
のクロム、残りを鉄とした組成で、マイクロビッカース
硬度が250〜400である金属材料で構成したことを
特徴とする。
記電子銃のシールドカップに一端を固定し、他端にゲッ
ターを保持すると共に当該他端を前記導電性塗膜に接触
させたゲッタースプリングを備え、前記ゲッタースプリ
ングを30〜35重量%のニッケル、19〜23重量%
のクロム、残りを鉄とした組成で、マイクロビッカース
硬度が250〜400である金属材料で構成したことを
特徴とする。
【0016】なお、本発明は、上記した電子銃のコンタ
クトスプリングあるいはゲッタースプリングに限るもの
ではなく、シャドウマスクを懸架する懸架スプリングの
材料として上記した組成と硬度を持つ金属材料を用いる
ことも可能である。
クトスプリングあるいはゲッタースプリングに限るもの
ではなく、シャドウマスクを懸架する懸架スプリングの
材料として上記した組成と硬度を持つ金属材料を用いる
ことも可能である。
【0017】さらに、本発明は、カラー陰極線管に限ら
ず投射型陰極線管やモノクロの陰極線管に収納する電子
銃を構成する各種スプリング部材にも適用できる。
ず投射型陰極線管やモノクロの陰極線管に収納する電子
銃を構成する各種スプリング部材にも適用できる。
【0018】上記第1の発明および第2の発明に採用し
たコンタクトスプリングおよびゲッタースプリングによ
れば、従来の材料を用いたものに比較して、スプリング
偏位量は略々同等であるにもかかわらず、導電塗膜の削
れは極めて少なく、良好な結果が得られた。
たコンタクトスプリングおよびゲッタースプリングによ
れば、従来の材料を用いたものに比較して、スプリング
偏位量は略々同等であるにもかかわらず、導電塗膜の削
れは極めて少なく、良好な結果が得られた。
【0019】図4はコンタクトスプリングの材料とスプ
リング偏位量の測定結果の説明図であって、aは30〜
35重量%のニッケル、19〜23重量%のクロム、残
りを鉄とし、マイクロビッカース硬度が250〜400
とした本発明で用いる金属材料(厚さ0.19mm)、
bは13〜15重量%のニッケル、15〜17重量%の
クロム、残りを鉄とし、マイクロビッカース硬度が15
0〜250とした従来の金属材料(厚さ0.18m
m)、cは72〜78重量%のニッケル、14〜16.
6重量%のクロム、残りを鉄とし、マイクロビッカース
硬度が300〜350とした従来用いられている金属材
料(厚さ0.18mm)について、長さ14.5mmと
して一端を保持したコンタクトスプリングの他端にそれ
ぞれ荷重0〜200gを負荷したときのスプリング偏位
量を示す。
リング偏位量の測定結果の説明図であって、aは30〜
35重量%のニッケル、19〜23重量%のクロム、残
りを鉄とし、マイクロビッカース硬度が250〜400
とした本発明で用いる金属材料(厚さ0.19mm)、
bは13〜15重量%のニッケル、15〜17重量%の
クロム、残りを鉄とし、マイクロビッカース硬度が15
0〜250とした従来の金属材料(厚さ0.18m
m)、cは72〜78重量%のニッケル、14〜16.
6重量%のクロム、残りを鉄とし、マイクロビッカース
硬度が300〜350とした従来用いられている金属材
料(厚さ0.18mm)について、長さ14.5mmと
して一端を保持したコンタクトスプリングの他端にそれ
ぞれ荷重0〜200gを負荷したときのスプリング偏位
量を示す。
【0020】同図において、本発明によるコンタクトス
プリングaは従来のb,cに比較して略々同等の偏位量
が得られる。
プリングaは従来のb,cに比較して略々同等の偏位量
が得られる。
【0021】そして、上記の各材料からなるコンタクト
スプリングを用いた導電性塗膜の削れ試験では、従来の
b,cに比較してaの材料を用いたものでは導電性塗膜
の削られが見られなかった。
スプリングを用いた導電性塗膜の削れ試験では、従来の
b,cに比較してaの材料を用いたものでは導電性塗膜
の削られが見られなかった。
【0022】図5は導電性塗膜の削れ深さ(μm)と金
属材料の硬度(Hv)及び導電性塗膜の削れ深さ(μ
m)とニッケル(Ni)含有量(重量%:wt%)の関
係の説明図である。
属材料の硬度(Hv)及び導電性塗膜の削れ深さ(μ
m)とニッケル(Ni)含有量(重量%:wt%)の関
係の説明図である。
【0023】同図において、dはビッカース硬度
(HV )が高くなるにしたがって導電性塗膜の削れが深
くなっており、ビッカース硬度(HV )が0〜400H
vまでが緩やかな勾配になっているが、400HV 以上
になると急勾配になり、多量の導電性塗膜が削れ落ち、
陰極線管の耐電圧特性が劣化する。また、ビッカース硬
度(HV )が250Hv以下(金属は硬さによって弾性
係数が近似的に推定できる可能性がある)であると、電
子銃をネック部のガラス管へ同心的に固定保持すること
ができなくなり、陰極線管の緒特性が劣化する。
(HV )が高くなるにしたがって導電性塗膜の削れが深
くなっており、ビッカース硬度(HV )が0〜400H
vまでが緩やかな勾配になっているが、400HV 以上
になると急勾配になり、多量の導電性塗膜が削れ落ち、
陰極線管の耐電圧特性が劣化する。また、ビッカース硬
度(HV )が250Hv以下(金属は硬さによって弾性
係数が近似的に推定できる可能性がある)であると、電
子銃をネック部のガラス管へ同心的に固定保持すること
ができなくなり、陰極線管の緒特性が劣化する。
【0024】また、eはニッケル(Ni)含有量(wt
%)が多くなるにつれて導電性塗膜の削れ深さ(μm)
は浅くなっており、ニッケル(Ni)含有量が25wt
%以下になると急勾配になり、前記と同様に多量の導電
性塗膜が剥がれ落ち、陰極線管の耐電圧特性が劣化す
る。
%)が多くなるにつれて導電性塗膜の削れ深さ(μm)
は浅くなっており、ニッケル(Ni)含有量が25wt
%以下になると急勾配になり、前記と同様に多量の導電
性塗膜が剥がれ落ち、陰極線管の耐電圧特性が劣化す
る。
【0025】このように、図5に示された結果から、ビ
ッカース硬度(HV )が250〜400Hvの表面硬度
でニッケル(Ni)含有量が25wt%以上を有する金
属材料を使用すれば、導電性塗膜の削れは著しく小さく
なり、ニッケル(Ni)含有量が従来と同様の材料を用
いた場合の約1/3以下になることが確認できた。
ッカース硬度(HV )が250〜400Hvの表面硬度
でニッケル(Ni)含有量が25wt%以上を有する金
属材料を使用すれば、導電性塗膜の削れは著しく小さく
なり、ニッケル(Ni)含有量が従来と同様の材料を用
いた場合の約1/3以下になることが確認できた。
【0026】もちろん、このような材料硬度のスプリン
グを使用しても、電子銃と導電性塗膜5との電気的接
続、あるいは電子銃をネック部のガラス管へ同心的に保
持させる点については従来と全く同様の特性を得ること
ができる。
グを使用しても、電子銃と導電性塗膜5との電気的接
続、あるいは電子銃をネック部のガラス管へ同心的に保
持させる点については従来と全く同様の特性を得ること
ができる。
【0027】また、30〜35重量%のニッケル、19
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
250〜400の表面硬度を有する金属材料の購入材料
単価は従来の75/15インコネル条を用いた場合、ニ
ッケルの重量%が1/2以下になっており、材料単価は
約2/3以下にすることができる。
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
250〜400の表面硬度を有する金属材料の購入材料
単価は従来の75/15インコネル条を用いた場合、ニ
ッケルの重量%が1/2以下になっており、材料単価は
約2/3以下にすることができる。
【0028】このように30〜35重量%のニッケル、
19〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成
した250〜400の表面硬度を有する金属材料を使用
すれば、導電性塗膜の削れは著しく小さくなり、従来の
材料(前記した成分を有する金属材料:ステンレス鋼)
を用いた場合の約1/3以下となる。
19〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成
した250〜400の表面硬度を有する金属材料を使用
すれば、導電性塗膜の削れは著しく小さくなり、従来の
材料(前記した成分を有する金属材料:ステンレス鋼)
を用いた場合の約1/3以下となる。
【0029】また、30〜35重量%のニッケル、19
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
インコロイ条の購入材料単価は従来の72〜78重量%
のニッケル、14〜16.6重量%のクロム、残りを鉄
とした組成で構成したインコネル条を用いた場合、ニッ
ケルの重量%が1/2以下になっており、安価に材料を
得ることができる。
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
インコロイ条の購入材料単価は従来の72〜78重量%
のニッケル、14〜16.6重量%のクロム、残りを鉄
とした組成で構成したインコネル条を用いた場合、ニッ
ケルの重量%が1/2以下になっており、安価に材料を
得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による陰極線管の実
施の形態を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
施の形態を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は本発明による陰極線管の1実施例を
説明する要部部分断面図であって、2はネック部、3は
ファンネル部、3aは導電性塗膜、9は電子銃、26は
陽極、27はシールドカップ、28はビーディングガラ
ス、29はステム、30はコンタクトスプリングであ
る。
説明する要部部分断面図であって、2はネック部、3は
ファンネル部、3aは導電性塗膜、9は電子銃、26は
陽極、27はシールドカップ、28はビーディングガラ
ス、29はステム、30はコンタクトスプリングであ
る。
【0032】同図において、陰極線管を構成する真空外
囲器のファンネル部3とネック部の一部の内壁には導電
性塗膜3aが塗布されている。この導電性塗膜3aはフ
ァンネル部に設けたアノードボタン(図示せず)に印加
される高圧(陽極電圧)を電子銃の陽極26に導入する
機能を有し、陽極26と導電性塗膜3aとはコンタクト
スプリング30とシールドカップ27を介して電気的に
接続される。
囲器のファンネル部3とネック部の一部の内壁には導電
性塗膜3aが塗布されている。この導電性塗膜3aはフ
ァンネル部に設けたアノードボタン(図示せず)に印加
される高圧(陽極電圧)を電子銃の陽極26に導入する
機能を有し、陽極26と導電性塗膜3aとはコンタクト
スプリング30とシールドカップ27を介して電気的に
接続される。
【0033】コンタクトスプリング30は弾性金属材料
の細条(ストリップ)を折り曲げてなり、その一端がシ
ールドカップ27に固定され、他端にはファンネル部3
の内壁に塗布された導電性塗膜3aに押接する滑らかな
突部からなる押接部30aを有し、この押接部30aが
弾性的に導電性塗膜3aに当接して電気的な導通を得る
と共に、電子銃9をネック部2の管軸に同軸的に保持す
る機能も有する。
の細条(ストリップ)を折り曲げてなり、その一端がシ
ールドカップ27に固定され、他端にはファンネル部3
の内壁に塗布された導電性塗膜3aに押接する滑らかな
突部からなる押接部30aを有し、この押接部30aが
弾性的に導電性塗膜3aに当接して電気的な導通を得る
と共に、電子銃9をネック部2の管軸に同軸的に保持す
る機能も有する。
【0034】そして、前記スプリングコンタクト30
を、前記図4のaに示した30〜35重量%のニッケ
ル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成
で、マイクロビッカース硬度が300〜350程度であ
る金属材料で構成したものを使用する。
を、前記図4のaに示した30〜35重量%のニッケ
ル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成
で、マイクロビッカース硬度が300〜350程度であ
る金属材料で構成したものを使用する。
【0035】これにより、スプリング力は従来の13〜
15重量%のニッケル、15〜17重量%のクロム、残
りを鉄とした組成でなる金属材料で構成した200〜2
50程度の硬度を有する金属材料、あるいは72〜78
重量%のニッケル、14〜16.6重量%のクロム、残
りを鉄とした組成でなる金属材料で構成した300以上
の硬度を有する金属材料を用いたものとほぼ同等であ
る。
15重量%のニッケル、15〜17重量%のクロム、残
りを鉄とした組成でなる金属材料で構成した200〜2
50程度の硬度を有する金属材料、あるいは72〜78
重量%のニッケル、14〜16.6重量%のクロム、残
りを鉄とした組成でなる金属材料で構成した300以上
の硬度を有する金属材料を用いたものとほぼ同等であ
る。
【0036】一方、従来の13〜15重量%のニッケ
ル、15〜17重量%のクロム、残りを鉄とした組成で
構成した200〜250程度の硬度を有する金属材料は
電子銃をネック管ガラス1内ヘ挿入するときにスプリン
グコンタクト30と導電性塗膜3aとの摩擦によって導
電性塗膜3aの削れが多量に見られた。
ル、15〜17重量%のクロム、残りを鉄とした組成で
構成した200〜250程度の硬度を有する金属材料は
電子銃をネック管ガラス1内ヘ挿入するときにスプリン
グコンタクト30と導電性塗膜3aとの摩擦によって導
電性塗膜3aの削れが多量に見られた。
【0037】なお、従来の72〜78重量%のニッケ
ル、14〜16.6重量のクロム、残りを鉄とした組成
でなる金属材料で構成した300〜350の硬度を有す
る金属材料と、本実施例に採用された30〜35重量%
のニッケル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄とし
た組成で構成した300〜350の硬度を有する金属材
料では導電性塗膜3aの削れは見られなかった。
ル、14〜16.6重量のクロム、残りを鉄とした組成
でなる金属材料で構成した300〜350の硬度を有す
る金属材料と、本実施例に採用された30〜35重量%
のニッケル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄とし
た組成で構成した300〜350の硬度を有する金属材
料では導電性塗膜3aの削れは見られなかった。
【0038】もちろん、本実施例で採用した金属材料を
もつコンタクトスプリングを使用しても、電子銃と導電
性塗膜との電気的接続特性、あるいは電子銃をネック部
のガラス管へ同心的に保持させる機能については従来と
全く同様である。
もつコンタクトスプリングを使用しても、電子銃と導電
性塗膜との電気的接続特性、あるいは電子銃をネック部
のガラス管へ同心的に保持させる機能については従来と
全く同様である。
【0039】また、30〜35重量%のニッケル、19
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
250〜400の硬度を有する金属材料の購入材料単価
は従来の72〜78重量%のニッケル、14〜16.6
重量%のクロム、残りを鉄とした組成でなる金属材料で
構成した300〜350の硬度を有する金属材料条を用
いた場合と比較して、ニッケルの重量%が1/2以下に
なっており、その材料単価は約2/3以下にすることが
できる。
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
250〜400の硬度を有する金属材料の購入材料単価
は従来の72〜78重量%のニッケル、14〜16.6
重量%のクロム、残りを鉄とした組成でなる金属材料で
構成した300〜350の硬度を有する金属材料条を用
いた場合と比較して、ニッケルの重量%が1/2以下に
なっており、その材料単価は約2/3以下にすることが
できる。
【0040】また、電子銃のシールドカップにゲッター
スプリングの一端を取付け、その他端近傍にゲッターを
搭載すると共に当該他端を導電性塗膜に押接させたもの
も知られている。
スプリングの一端を取付け、その他端近傍にゲッターを
搭載すると共に当該他端を導電性塗膜に押接させたもの
も知られている。
【0041】本発明は、このゲッタースプリングの材料
として上記のコンタクトスプリングと同様の30〜35
重量%のニッケル、19〜23重量%のクロム、残りを
鉄とした組成で構成した250〜400の硬度を有する
金属材料を用いることもできる。
として上記のコンタクトスプリングと同様の30〜35
重量%のニッケル、19〜23重量%のクロム、残りを
鉄とした組成で構成した250〜400の硬度を有する
金属材料を用いることもできる。
【0042】この場合も、上記ゲッタースプリングの上
記他端がファンネル内壁に塗布された導電性塗膜を削る
ことはない。
記他端がファンネル内壁に塗布された導電性塗膜を削る
ことはない。
【0043】さらに、陰極線管のフェースパネルの内面
にシャドウマスクを懸架するための懸架スプリングに上
記した30〜35重量%のニッケル、19〜23重量%
のクロム、残りを鉄とした組成で構成した250〜40
0の硬度を有する金属材料を用いることもできる。
にシャドウマスクを懸架するための懸架スプリングに上
記した30〜35重量%のニッケル、19〜23重量%
のクロム、残りを鉄とした組成で構成した250〜40
0の硬度を有する金属材料を用いることもできる。
【0044】次に、本発明による陰極線管に用いられる
電子銃の構成例と、この電子銃を用いた陰極線管の全体
構成を説明する。
電子銃の構成例と、この電子銃を用いた陰極線管の全体
構成を説明する。
【0045】図2は本発明による陰極線管に用いられる
電子銃の構成例を説明する側面図であって、20は陰
極、21は第1格子電極、22は第2格子電極、23は
第3格子電極、24は第4格子電極、25は第5格子電
極、26は第6格子電極(陽極)、27はシールドカッ
プ、28はビーディングガラス、29はステム、30は
コンタクトスプリングである。
電子銃の構成例を説明する側面図であって、20は陰
極、21は第1格子電極、22は第2格子電極、23は
第3格子電極、24は第4格子電極、25は第5格子電
極、26は第6格子電極(陽極)、27はシールドカッ
プ、28はビーディングガラス、29はステム、30は
コンタクトスプリングである。
【0046】同図において、陰極20および各格子電極
21、22、23、24、25、26はビーディングガ
ラス28で所定の配置と間隔で固定され、シールドカッ
プ27は第6格子電極(陽極)26に溶接等で固定され
ている。
21、22、23、24、25、26はビーディングガ
ラス28で所定の配置と間隔で固定され、シールドカッ
プ27は第6格子電極(陽極)26に溶接等で固定され
ている。
【0047】また、陰極20および所定の格子電極はス
テム29に植立されたステムピン29aに直接あるいは
給電リードを介して接続されている。
テム29に植立されたステムピン29aに直接あるいは
給電リードを介して接続されている。
【0048】この電子銃では、陽極である第6格子電極
への高圧(陽極電圧)はシールドカップ27とコンタク
トスプリング30を介してファンネルの内壁に塗布され
た導電性塗膜から供給される。
への高圧(陽極電圧)はシールドカップ27とコンタク
トスプリング30を介してファンネルの内壁に塗布され
た導電性塗膜から供給される。
【0049】上記のコンタクトスプリング30の材料は
前記した30〜35重量%のニッケル、19〜23重量
%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した250〜4
00の硬度を有する金属材料で構成される。
前記した30〜35重量%のニッケル、19〜23重量
%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した250〜4
00の硬度を有する金属材料で構成される。
【0050】図3は本発明による陰極線管の構成例とし
て前記図2に示した電子銃を備えたカラー陰極線管を説
明する断面図であって、1はフェースパネル部、2はネ
ック部、3はファンネル部、3aは導電性塗膜、4は蛍
光体スクリーン、5はシャドウマスク、6はマスクフレ
ーム、7は磁気シールド、8は懸架スプリング、8aは
スタッド、9は電子銃、10はゲッタースプリング、1
1はゲッター、12は偏向ヨーク、13は補正磁気装
置、30はコンタクトスプリングである。
て前記図2に示した電子銃を備えたカラー陰極線管を説
明する断面図であって、1はフェースパネル部、2はネ
ック部、3はファンネル部、3aは導電性塗膜、4は蛍
光体スクリーン、5はシャドウマスク、6はマスクフレ
ーム、7は磁気シールド、8は懸架スプリング、8aは
スタッド、9は電子銃、10はゲッタースプリング、1
1はゲッター、12は偏向ヨーク、13は補正磁気装
置、30はコンタクトスプリングである。
【0051】同図において、フェースパネル部1とネッ
ク部2およびファンネル部3とで真空外囲器を構成し、
フェースパネル1の内面には蛍光体スクリーン4が形成
されている。また、マスクフレーム6に固定された多数
の開孔を有するシャドウマスク5が蛍光体スクリーン4
に近接して設置されている。
ク部2およびファンネル部3とで真空外囲器を構成し、
フェースパネル1の内面には蛍光体スクリーン4が形成
されている。また、マスクフレーム6に固定された多数
の開孔を有するシャドウマスク5が蛍光体スクリーン4
に近接して設置されている。
【0052】このマスクフレームには懸架スプリング8
が固定されており、この懸架スプリング8をフェースパ
ネル部の内側壁に埋設されたスタッド8aに遊嵌してシ
ャドウマスクを懸架している。
が固定されており、この懸架スプリング8をフェースパ
ネル部の内側壁に埋設されたスタッド8aに遊嵌してシ
ャドウマスクを懸架している。
【0053】なお、マスクフレーム6には磁気シールド
7が取付けてあり、電子ビームBへの外部磁界の影響を
防止している。
7が取付けてあり、電子ビームBへの外部磁界の影響を
防止している。
【0054】一方、ネック部2には電子銃9が収納さ
れ、そのシールドカップに一端を固定したコンタクトス
プリング30の他端をファンネル2の内壁に塗布した導
電性塗膜3aに押接して電子銃9を管軸に対して同軸に
保持すると共に電子銃の陽極に高圧を供給する構成とさ
れている。
れ、そのシールドカップに一端を固定したコンタクトス
プリング30の他端をファンネル2の内壁に塗布した導
電性塗膜3aに押接して電子銃9を管軸に対して同軸に
保持すると共に電子銃の陽極に高圧を供給する構成とさ
れている。
【0055】さらに、この陰極線管では、電子銃9のシ
ールドカップにゲッタースプリング10の一端を固定
し、他端近傍にゲッター11を搭載すると共に当該他端
を導電性塗膜3aに押接している。
ールドカップにゲッタースプリング10の一端を固定
し、他端近傍にゲッター11を搭載すると共に当該他端
を導電性塗膜3aに押接している。
【0056】上記した形式のカラー陰極線管における電
子銃のシールドカップに取り付けるコンタクトスプリン
グ、あるいはゲッタースプリングの材料として前記した
30〜35重量%のニッケル、19〜23重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成で構成した250〜400の硬
度を有する金属材料を用いることにより当該スプリング
の押接部分における導電性塗膜の削れが防止され、削れ
かすが発生してネック部内に残溜し、これがスパーク発
生の原因となったり、シャドウマスクの孔詰まりを起こ
して画質を劣化させるという問題を回避することができ
る。
子銃のシールドカップに取り付けるコンタクトスプリン
グ、あるいはゲッタースプリングの材料として前記した
30〜35重量%のニッケル、19〜23重量%のクロ
ム、残りを鉄とした組成で構成した250〜400の硬
度を有する金属材料を用いることにより当該スプリング
の押接部分における導電性塗膜の削れが防止され、削れ
かすが発生してネック部内に残溜し、これがスパーク発
生の原因となったり、シャドウマスクの孔詰まりを起こ
して画質を劣化させるという問題を回避することができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば電
子銃と導電性塗膜との電気的接続を確実に得ることがで
きると共に、電子銃をネック部のガラス管に対して同心
的に保持させることができる。
子銃と導電性塗膜との電気的接続を確実に得ることがで
きると共に、電子銃をネック部のガラス管に対して同心
的に保持させることができる。
【0058】また、30〜35重量%のニッケル、19
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
250〜400の硬度を有する金属材料のコストは従来
の72〜78重量%のニッケル、14〜16.6重量%
のクロム、残りを鉄とした組成でなる金属材料で構成し
た300以上の硬度を有する金属材料と比較して、ニッ
ケルの重量%が1/2以下になっていることから安価で
あり、従来の機能を保持しつつ単価の安い陰極線管を提
供することができる。
〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成で構成した
250〜400の硬度を有する金属材料のコストは従来
の72〜78重量%のニッケル、14〜16.6重量%
のクロム、残りを鉄とした組成でなる金属材料で構成し
た300以上の硬度を有する金属材料と比較して、ニッ
ケルの重量%が1/2以下になっていることから安価で
あり、従来の機能を保持しつつ単価の安い陰極線管を提
供することができる。
【図1】本発明による陰極線管の1実施例を説明する要
部部分断面図である。
部部分断面図である。
【図2】本発明による陰極線管に用いられる電子銃の構
成例を説明する側面図である。
成例を説明する側面図である。
【図3】本発明による陰極線管の構成例として前記図2
に示した電子銃を備えたカラー陰極線管を説明する断面
図である。
に示した電子銃を備えたカラー陰極線管を説明する断面
図である。
【図4】コンタクトスプリングの材料とスプリング偏位
量の測定結果の説明図である。
量の測定結果の説明図である。
【図5】導電性塗膜の削れ深さ(μm)と金属材料の硬
度(Hv)及び導電性塗膜の削れ深さ(μm)とニッケ
ル(Ni)含有量(重量%:wt%)の関係の説明図で
ある。
度(Hv)及び導電性塗膜の削れ深さ(μm)とニッケ
ル(Ni)含有量(重量%:wt%)の関係の説明図で
ある。
1 フェースパネル部 2 ネック部 3 ファンネル部 3a 導電性塗膜 4 蛍光体スクリーン 5 シャドウマスク 6 マスクフレーム 7 磁気シールド 8 懸架スプリング 8a スタッド 9 電子銃 10 ゲッタースプリング 11 ゲッター 12 偏向ヨーク 13 補正磁気装置 20 陰極 21 第1格子電極 22 第2格子電極 23 第3格子電極 24 第4格子電極 25 第5格子電極 26 第6格子電極(陽極) 27 シールドカップ 28 ビーディングガラス 29 ステム 30 コンタクトスプリング。
Claims (2)
- 【請求項1】フェースパネル部とネック部およびフェー
スパネル部とネック部を連接するファンネル部とからな
る真空外囲器と、前記フェースパネル部の内面に形成さ
れた蛍光体スクリーンと、前記蛍光体スクリーンに近接
して前記フェースパネル部の周辺内壁に懸架スプリング
を介して取付けられた色選択電極と、前記ネック部に収
納された電子銃とを少なくとも有し、前記電子銃を構成
するシールドカップに一端を固定し他端を前記ファンネ
ル部の内壁に塗布された導電性塗膜に押接して前記電子
銃を保持すると共に前記導電性塗膜と前記シールドカッ
プとを導電接続する複数のコンタクトスプリングとを備
えた陰極線管において、 前記コンタクトスプリングを30〜35重量%のニッケ
ル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄とした組成
で、マイクロビッカース硬度が250〜400である金
属材料で構成したことを特徴とする陰極線管。 - 【請求項2】請求項1において、前記電子銃のシールド
カップに一端を固定し、他端にゲッターを保持すると共
に当該他端を前記導電性塗膜に接触させたゲッタースプ
リングを備え、前記ゲッタースプリングを30〜35重
量%のニッケル、19〜23重量%のクロム、残りを鉄
とした組成で、マイクロビッカース硬度が250〜40
0である金属材料で構成したことを特徴とする陰極線
管。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046311A JPH09245663A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 陰極線管 |
TW086100618A TW315479B (ja) | 1996-03-04 | 1997-01-21 | |
US08/789,777 US5751101A (en) | 1996-03-04 | 1997-01-28 | Cathode ray tube having a contact spring fixed to an end of the shield cup with a micro vickers hardness of 250-400 |
KR1019970007083A KR100221927B1 (ko) | 1996-03-04 | 1997-03-04 | 음극선관 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046311A JPH09245663A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09245663A true JPH09245663A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12743643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8046311A Pending JPH09245663A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 陰極線管 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5751101A (ja) |
JP (1) | JPH09245663A (ja) |
KR (1) | KR100221927B1 (ja) |
TW (1) | TW315479B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19856332A1 (de) * | 1998-12-07 | 2000-06-15 | Bosch Gmbh Robert | Gehäuse für eletronisches Bauelement |
US6670746B2 (en) | 2001-12-12 | 2003-12-30 | Thomson Licensing S.A. | Cathode ray tube electrical connector with through passage and leaf springs |
US8349086B2 (en) | 2004-07-30 | 2013-01-08 | United Technologies Corporation | Non-stick masking fixtures and methods of preparing same |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4432464A (en) * | 1981-09-09 | 1984-02-21 | Thomas Electronics, Inc. | Large metal cone cathode ray tubes, and envelopes therefor |
JPS59211942A (ja) * | 1983-05-17 | 1984-11-30 | Toshiba Corp | カラ−受像管用部材 |
JP2755962B2 (ja) * | 1988-10-12 | 1998-05-25 | 日立金属株式会社 | 低膨張非磁性合金および電子管の管内部品 |
US5578898A (en) * | 1993-02-15 | 1996-11-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Shadow mask and cathode ray tube |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP8046311A patent/JPH09245663A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-21 TW TW086100618A patent/TW315479B/zh active
- 1997-01-28 US US08/789,777 patent/US5751101A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-03-04 KR KR1019970007083A patent/KR100221927B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5751101A (en) | 1998-05-12 |
KR970065353A (ko) | 1997-10-13 |
TW315479B (ja) | 1997-09-11 |
KR100221927B1 (ko) | 1999-09-15 |
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