JPH09244945A - 情報提示装置 - Google Patents

情報提示装置

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JPH09244945A
JPH09244945A JP8056036A JP5603696A JPH09244945A JP H09244945 A JPH09244945 A JP H09244945A JP 8056036 A JP8056036 A JP 8056036A JP 5603696 A JP5603696 A JP 5603696A JP H09244945 A JPH09244945 A JP H09244945A
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JP
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user
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JP8056036A
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English (en)
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Yoshihisa Otake
能久 大嶽
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報の提示履歴から提示順序の傾向を解析し、
ユーザを所望の情報に効率的に導くことを可能とする情
報提示装置を提供する。 【解決手段】ユーザがアクセスした情報単位のログ情報
を提示履歴記憶部6に記憶しておき、この記憶したログ
情報に基づいて、候補情報抽出部12がユーザがアクセ
スする情報単位の順序関係に関する傾向を解析する。そ
して、この解析結果を候補情報として、候補情報管理部
9が候補情報記憶部10に記憶しておく。一方、ユーザ
がある情報をアクセスしている場合には、この候補情報
を次以降にアクセスする候補として補助的に列挙して表
示する。これによりユーザは、情報の過去のアクセス傾
向を生かした情報検索が可能となり、効率的な情報検索
環境を提供することができることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばハイパ
ーテキスト構造をもった情報をユーザの指示により辿っ
て提示する対話的な情報検索システムに適用して好適な
情報提示装置に係り、特に情報の提示履歴から提示順序
の傾向を解析し、ユーザを所望の情報に効率的に導くこ
とを可能とする情報提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の情報単位への順次的なアクセスを
簡便に行なう技術としては、ハイパーテキストシステム
が一般的である。このハイパーテキストシステムは、各
ハイパーテキストに設定されたハイパーリンクを選択し
ていくことによって、関連のある一連の情報単位に簡便
にアクセスしていくことを可能とする。また、特定のテ
キストを必ずしもハイパーリンクを辿らなくても、すな
わち、ある2つのテキスト間に介在するいくつかのテキ
ストすべてを経由していなくても、予め登録しておくこ
となどによってその一覧表を提示し、その中から選択す
ることによって直接辿ることのできる機能を提供するも
のもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
のハイパーリンクは固定的なものであるため、ユーザが
各テキストにアクセスする順序は基本的には予め各テキ
ストに設定されているハイパーリンクのネットワーク上
でのものに固定されてしまう。また、ハイパーリンクを
越えて予め登録しておいたテキストに直接アクセスする
機能もまた固定的であり、現在ユーザがアクセスしてい
る、あるいは現在までにアクセスしてきた一連のテキス
トとは関連づけられてはいないし、一覧表として提示さ
れるもの同士の関連づけもユーザが直接編集するなどし
ない限り特にはなされない。
【0004】たとえば、ある同一の組織に属する者は、
その業務の特徴などから情報の辿る順序に同一の傾向が
現われるはずである。したがって、この傾向を補助的に
示す機能をもてば、この組織に新たに加わったものであ
っても容易に所望の情報を効率良く辿ることができる。
また、最近のコンピュータシステムでは、操作履歴など
をログとして保持していることが多いため、このログを
用いてこのような機能をもたせることも可能である。
【0005】図17にはハイパーテキスト構造をもつ情
報を辿った例を示す図である。図17では、情報(A)
から情報(G)まで辿った場合が示されているが、この
例では、情報(A)を参照しているときに、情報(B)
およびそれ以外の情報の中から情報(B)を選択し、さ
らに情報(B)を参照しているときには、情報(C)お
よびそれ以外の情報の中から情報(C)を選択してい
る。そして、このように選択されていく頻度が高い場合
に、情報(A)を参照しているときに次候補として情報
(B)を推奨し、情報(B)を参照しているときに次候
補として情報(C)を推奨すれば、いずれの者(特に新
たにその組織に加わった者など)であっても、効率的に
情報(A)から情報(G)まで辿っていくことが可能と
なる。
【0006】しかしながら、操作履歴などのログは、一
般にユーザがそのシステムとのセッションを開始したと
きからセッションを終了するまで保持するといった一時
的な管理がされているものも多く、さらに単純に過去の
操作履歴を時系列に(多くは新しいものから)単純に羅
列するものがほとんどである。すなわち、ログの利用に
着目すれば、たとえばアクセス・ヒストリーを提示し
て、その中の任意のページに戻るといったことは行なわ
れているが、このログから提示パターンを抽出して提示
するといった、ユーザを適切な情報に積極的に導くため
の利用は行なわれていなかった。
【0007】したがって、ユーザによっては、ハイパー
テキストに設定された数多くのハイパーリンクのうち、
いずれのハイパーリンクを辿ればよいか分からず、所望
の情報に効率良くアクセスすることができないといった
問題があった。
【0008】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たものであり、操作履歴などのログから情報を辿る順序
の傾向を算出してユーザに提示することにより、ユーザ
を所望の情報に効率的に導くことを可能とする情報提示
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、情報を複数
保持し、これらの情報をユーザの指示にしたがって提示
する情報提示装置において、前記情報の提示履歴を記録
する提示履歴記録手段と、前記提示履歴記録手段に記憶
された提示履歴を分析し、前記情報それぞれについてそ
の情報の次以降に提示される可能性の高い情報を候補情
報として抽出する候補情報抽出手段と、前記候補情報抽
出手段により抽出された前記候補情報を記憶する候補情
報記憶手段と、前記候補情報記憶手段により記憶された
候補を一覧提示し、この一覧提示した候補の中からいず
れの候補を提示するか選択させる要求入力手段とを具備
し、前記情報の提示履歴から得られる提示順序の傾向を
ユーザが利用可能としたことを特徴とする。
【0010】この発明においては、アクセスログに記録
されたユーザの情報単位へのアクセス履歴を解析するこ
とによって、ある情報単位をアクセスした場合に、その
次以降に利用者がアクセスする可能性の高い情報単位に
ついての傾向を抽出し、それに基づいてユーザがアクセ
スを求める可能性の高い情報単位を選択して候補として
提示する。
【0011】これにより、経験などに左右されることな
く、ユーザは所望の情報に効率良くアクセスすることが
可能となり、その使い勝手は飛躍的に向上する。また、
この提示される候補をユーザ自身に修正させ、その修正
結果を候補情報に反映させることにより、ユーザの意思
を取り入れたより適切な情報検索環境を提供できること
になる。
【0012】この候補情報は、たとえばこの候補情報を
時間情報や業務などを示す種別情報などに基づいて分類
管理することが望ましい。このように分類管理すれば、
たとえば過去のある時期に行なっていた作業に関連する
情報にアクセスする場合や、複数の業務の中のいずれか
の業務に関連する情報にアクセスする場合などに、その
時期や業務により適した候補を推奨することができ、そ
の効率をさらに向上させることができる。
【0013】また、候補情報をユーザごとに管理すれ
ば、個人単位での細かい情報ナビゲーションが可能とな
り、かつ、他人の候補情報を自己の候補情報として取り
入れる機能を備えれば、たとえばある業務において、経
験者の候補情報をそのまま自己の候補情報として利用で
きることになり、その効率は飛躍的に向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。まず、図1および図2を参
照して本実施形態の情報提示装置の構成および動作の概
要を説明する。
【0015】本実施形態の情報提示装置は、要求入力部
1を通してユーザからの情報提示要求を受け付け(ステ
ップA1)、受け付けた情報提示要求を情報検索部2に
伝え、ユーザ所望の情報を情報記憶部3から検索し、そ
の結果を情報提示部4を通してユーザに提示する(ステ
ップA2)。
【0016】本実施形態では、情報検索部2および情報
記憶部3はハイパーテキストシステムとして構成されて
いるものとして説明するが、この部分はハイパーテキス
トシステムに限定されるものではなく、データベースシ
ステムであってもよい。以下、本実施形態では、ユーザ
に提示される情報とは個々のハイパーテキストをいい、
ユーザからの情報提示要求とは、ハイパーリンクなどに
よるハイパーテキストの選択情報をいうものとする。ま
た、これがデータベースシステムの場合には、ユーザに
提示される情報とはデータベース中のデータとなり、情
報提示要求とは1つ以上のキーワードからなる検索条
件、あるいはSQLなどの検索文の入力となる。
【0017】ユーザに要求された情報を提示すると、そ
の提示ログを提示履歴管理部5を通して提示履歴記憶部
6に記録する(ステップA3)。ユーザから候補の提示
要求がなければ(ステップA4のN)、次の情報提示要
求を待ち(ステップA5)、もしあれば(ステップA5
のY)、それを受け付け(ステップA6)、無ければ
(ステップA5のN)、この処理を終了する。
【0018】一方、候補の提示要求があったならば(ス
テップA4のY)、候補検索部8は、現在提示されてい
る情報の次以降にユーザが提示を要求する可能性の高い
情報の候補についての情報を、候補情報管理部9を通し
て候補情報記憶部10の中から探しだし(ステップA
7)、もし有れば(ステップA8のY)、それを候補と
して提示する(ステップA9)。
【0019】もし提示した候補がユーザの満足するもの
でなければ(ステップA10のN)、他に適用可能な候
補情報があるか調べ(ステップA11)、もし有れば
(ステップA11のY)、その候補情報を選択して(ス
テップA12)、再度提示する(ステップA9)。
【0020】以上により、候補としてユーザの一応満足
するものが提示できた場合、それに対して修正を加える
ことで、さらにユーザの満足する候補情報となるとユー
ザが判断した場合には(ステップA13のY)、候補修
正部11を通してそれに修正を加え(ステップA1
4)、その結果を候補情報管理部9を通して候補情報記
憶部10に記憶し、以降の候補の提示にも、その結果を
反映させることを可能とする。そして、ユーザが修正を
加えなかった場合は元の候補から、また修正を加えた場
合は修正後の候補から適当なものを選択することで、ユ
ーザは次の情報提示を要求することができる(ステップ
A14)。
【0021】以上のようなサイクルで、ユーザは情報提
示部4を通して順次所望の情報の提示を受けることがで
きる。そのような一連の情報提示のログデータは、提示
履歴記憶部6に記憶される。記憶された提示履歴は候補
情報抽出部12によって解析され、情報提示の候補情報
を抽出され、抽出された候補情報は候補情報記憶部10
に記憶される。候補情報抽出部12による解析処理は、
一般的には計算機資源に余裕のあるときなどに適宜行な
うようにすると予想されるが、対象とするログデータを
短くし、小規模に限定されているなどで、処理時間をあ
まり要しない場合には、候補検索部8が候補を選択する
ときに、実時間で候補情報を生成し、候補情報記憶部1
0に記憶された、ユーザの修正結果と併せて提示させる
ようにしてもよい。
【0022】次に、候補情報抽出部12での処理を詳細
に説明する。まず、候補情報抽出部12の入力となる、
提示履歴記憶部6に記憶されるログデータの一例を図3
および図4に参照して説明する。
【0023】図3には、あるセッション中にユーザXに
対して提示した情報の経緯が示されている。この例で
は、ユーザXは、まず情報(A1)にアクセスし、この
情報(A1)に関係づけられた情報(B1)および情報
(B2)のうちの情報(B1)を選択してアクセスして
いる。同様に、情報(B1)の次に情報(C2)を選択
してアクセスし、以降、情報(D2)、情報(E1)、
情報(F1)および情報(G1)と順次選択してアクセ
スしていき、最後に情報(H2)を選択してアクセスし
ている。そして、このようなユーザXのアクセスに対し
て提示履歴記憶部6に記憶されるログデータの一例が図
4に示されている。
【0024】図4に示すように、このログデータには、
何がアクセスされたかという情報を基本として、いつア
クセスされたか、およびだれがアクセスしたかなどとい
った付加情報が記録されている。記録された順序がその
まま時間的な前後関係を表している場合が多いが、一般
的には保証されないので、アクセスの順序関係は、厳密
には時間情報から判定する必要がある。また、マルチタ
スク型のシステムの場合には、複数のユーザのアクセス
履歴が混在して記録される場合があるため、各ユーザ毎
に分離して分析する必要がある。また、本実施形態で情
報検索部2および情報記憶部3として想定しているハイ
パーテキストシステムでは、一般にトランザクションあ
るいはセッションという概念がないことが多く、ログデ
ータとしては一連のアクセス履歴が連続的に記録される
ことを想定するのがより一般的と考えられるので、本実
施形態でもそのようなログデータを対象として説明する
が、このようなデータでも、アクセス日の異なるものな
ど、アクセス時間にある程度の間隔のある部分で区切っ
てセッションとみなしたり、あるいはシステムにログイ
ンプロセスを組み込むなどして積極的にセッションとい
う概念を導入すると、以下に説明するような処理よりも
さらに効率のよい処理を行なうことが可能となる。
【0025】以上のようなログデータを前処理として提
示履歴整列部121がユーザ別に分類し、個々のログの
時間情報から、たとえば図5に示すようなアクセスの時
間的な順序関係を反映した列データを作成する。
【0026】次に、提示順序パターン切り出し部122
が、この図5に示した列データから図6に示すような、
長さ2以上のすべての部分列を提示順序パターンとして
抽出する。図6(a)には、長さ2の部分列を抽出した
結果が示されており、また図6(b)には、長さ3の部
分列を抽出した結果が示されている。なお、ユーザXが
一セッション中に図3に示したように情報にアクセスし
た場合には、長さ8の部分列が最大長の部分列として抽
出されることになる(A1,B1,C2,D2,E1,
F1,G1,H2)。
【0027】そして、提示順序パターン統計部123
が、各々の部分列からなる提示順序パターンの出現回数
を計数し、その結果を提示順序パターンの属性情報とし
て付け加える。最後に提示順序パターン選択部124
が、計数結果に基づいて、ある基準値以上の提示順序パ
ターンを選択する。この基準とは、たとえば単純に出現
回数がある下限値以上であるとか、ある情報(たとえば
情報(A1))を先頭とする提示順序パターンの内、出
現回数が下限値以上のもので最長のものであるとか、あ
るいはある情報を含む提示順序パターンの内、出現回数
が下限値以上のもので最長のものである、などの基準が
考えられる。出現回数も、より一般的には出現比率とす
ることが望ましい。
【0028】以上の、提示順序パターン切り出し部12
2から提示順序パターン選択部124までの一連の処理
を一連のアルゴリズムとして示したものが図7である。
まず、提示履歴整列部121が作成した、アクセスされ
た情報からなる列データを読み込み、リストや配列など
として記憶させる。以下、ログデータをリスト形式で保
持するものとして説明する。読み込んだログデータから
少なくとも一度以上出現した情報と、その出現回数のカ
ウントからなる表形式データを作成し、これを探索パタ
ーン長1の探索パターン表データとする(ステップB
1)。
【0029】次に、現在の探索パターンの長さLを2に
セットする(ステップB2)。探索パターン長L−1の
探索パターン表データ、すなわち、先程の探索パターン
長1の探索パターン表データから現在の探索パターンと
して一つの情報を取り出す(ステップB3)。ログデー
タのパターンの探索ポイントをリストの先頭にセットす
る(ステップB4)。そして、探索ポイントから現在の
探索パターンとの照合を試みる(ステップB5)。もし
照合すれば(ステップB6のY)、照合した部分とその
次の情報とを合わせたものを新たなパターンとし、それ
が探索パターン長Lの探索パターン表にすでに登録され
ているかどうかを調べる(ステップB7)。もし登録済
みのパターンであれば(ステップB7のY)、そのパタ
ーンの出現回数の値を1増やし(ステップB8)、なけ
れば(ステップB7のN)、それを新規登録して出現回
数値に1をセットする(ステップB9)。
【0030】一方、照合しなかった場合(ステップB6
のN)と併せて、次に現在の探索ポイント以降のリスト
の長さがL+1以上であるかどうかを判定し(ステップ
B10)、もしL+1以上であれば(ステップB10の
Y)、探索ポイントをリストの末尾方向に一つシフトさ
せ(ステップB11)、探索ポイントからのパターン照
合の処理(ステップB5)に戻る。また、L+1以下で
あれば(ステップB10のN)、現在のパターンでの探
索を終了する。
【0031】次に、探索パターン長L−1の探索パター
ン表の中から未探索のパターンを探し(ステップB1
2)、もし有れば(ステップB12のY)、それを現在
の探索パターンとして(ステップB13)、再びリスト
の先頭から探索を開始する。一方、もしすべてのパター
ンについて探索を終了したのち、探索パターン長Lの探
索パターン表に何も登録されていなければ(ステップB
14のY)、それで解析処理を終了する。もし何か登録
されていれば(ステップB14のN)、現在の探索パタ
ーン長をL+1にセットして(ステップB15)、登録
された各パターンについての探索処理(ステップB3)
に戻る。
【0032】以上の処理により、アクセスログのなかの
各情報に対するアクセス順序のパターンとその出現回数
が表データとして抽出される。以上で最も基本的な処理
アルゴリズムを示したが、このアルゴリズムでは比較的
小規模なログデータの処理でも大量の記憶領域と計算時
間を要するようになることが予想される。
【0033】したがって、実用的には、たとえば探索パ
ターン長に上限を設けるとか、出現回数が一定以下のパ
ターンの探索を打ち切るなどの、なんらかの探索の枝刈
り処理を併せて行なうことが望ましい。また、以上の説
明では、ステップB5の照合の詳細は述べなかったが、
連続した並びとのパターン照合処理に限定されるわけで
はなく、不連続な並びに対する照合処理も含むものであ
り、図6はその場合の例を示している。
【0034】以上のようにして抽出選択された提示順序
パターンからなる候補情報は、候補情報記憶部10に、
出現回数と対にして記録蓄積され、候補情報管理部9に
よって管理される。候補情報をユーザ毎、処理をした日
時、およびユーザが携わった業務の種別毎に分類管理
し、ユーザによるそれらの条件の組み合わせの指定か
ら、ユーザの求める候補情報を選択して取り出せるよう
に、候補情報管理部9を構成することは、従来の技術で
容易に実現可能であるので、ここでの説明は省略する。
【0035】次に、候補検索部8が候補情報管理部9を
通して取り出した候補情報に基づいて、提示する情報の
候補を選択、提示する方式の一例を図8を参照して説明
する。図8には、ユーザに提示する表示の一例が示され
ている。
【0036】メインのウインドウとして提示情報を表示
するウインドウ21があり、そこに選択されたハイパー
テキストが表示され、またハイパーリンクを辿るための
いわゆるホットスポット22なども表示される。本実施
形態では、それと併せてメニューボタンの一つ(23)
として候補の提示要求を受け付け、このメニューボタン
23をマウスでクリックすると候補提示用のウインドウ
24が表示されるものとする。そして、候補提示用ウイ
ンドウには、候補がリスト形式で提示されている(2
5)。このリストは、たとえば一つには、候補情報の
内、先頭が現在提示されている情報である長さ2のパタ
ーンの第2要素をその出現回数の多い順に列挙したもの
である。
【0037】また、別の方式としては、候補情報の内、
先頭が現在提示されている情報である長さ3以上のパタ
ーンのうち、最もパターン長の長いものの第2要素以降
を順に列挙したものである。またさらに別の方式として
は、候補情報のうち、現在提示されている情報を含む3
以上のパターンのうち、現在提示されている情報以前の
パターンと、現在提示されている情報以前にアクセスし
た情報とが、ある誤差の範囲内で一致するものの、現在
提示されている情報以降を順に列挙したものである。あ
る誤差の範囲内とは、たとえばパターンの間に長さ2以
内のワイルドカードを挿入して照合可能なのものなどの
ことである。
【0038】たとえば、図9に示したような手順でアク
セスされる頻度が高いとする。すなわち、図9(a)で
は、情報(L1)から情報(M1)を選択し、さらに情
報(M1)から情報(N2)を選択している。一方、図
9(b)では、情報(T2)から情報(M1)を選択
し、さらに情報(M1)から情報(N1)を選択してい
る。そして、この提示パターンは、図10に示したよう
に、31および32のようにそれぞれ記憶される。した
がって、たとえば現在、情報(M1)を提示している場
合に、以前に提示したものが情報(L1)であった場合
には、次に提示する情報として情報(N2)を一番最初
として候補を列挙し、一方、以前に提示したものが情報
(T2)であった場合には、次に提示する情報として情
報(N1)を一番最初として候補を列挙すれば、ユーザ
にとってより適切なナビゲーションが実現される。
【0039】また、ユーザが候補を選択する場合には、
図11に示すように、候補選択のメニュー26をクリッ
クすると、図12に示すようにメニューが置き換わり、
次に提示される情報だけを選択するときは、リストの中
の選択するものをマウスでクリックし、併せて次候補選
択をマウスでクリックする。また、全候補順次選択のメ
ニューをクリックすることで、リストの先頭要素から順
次提示情報として自動的に選択されるようにするなどの
候補選択方式が考えられる。
【0040】最後に提示した候補の修正を受け付ける候
補修正部11での処理を説明する。提示された候補のリ
ストに修正を加えたい場合には、図13に示すように、
候補修正メニュー27をマウスでクリックすることで、
図14に示すような候補の修正モードに切り替え、候補
修正のためのメニューを選択することで必要な修正をリ
ストに対して加えるといった方式が考えられる。図15
では、背景表示のメニューが選択され、修正の補助情報
として背景情報が表示されている様子(28)が示され
ている。この背景情報とは、候補の選択処理において、
現在提示されている情報以前のパターンと、現在提示さ
れている情報以前にアクセスした情報とをある誤差の範
囲内で一致したことにより選択した場合であって、照合
に成功した部分の現在提示されている情報以前にアクセ
スした情報を候補選択の背景として表示させたものであ
る。この場合、ユーザは背景の部分も含めて候補情報を
修正することが可能となり、より適格な情報検索のため
のカスタマイズがサポートされることになる。
【0041】図16には候補修正処理の動作手順が示さ
れている。候補修正部11がユーザから候補の修正要求
を受け付け(ステップC1)、この修正要求が候補の入
れ替えだった場合には(ステップC2のY)、さらに入
れ替える候補の指定を受け付ける(ステップC3)。こ
の受け付けた候補は候補情報管理部9に通知され、候補
情報管理部9は、この候補の入れ替えを実行する(ステ
ップC4)。また、修正要求が候補の削除だった場合に
は(ステップC5のY)、さらに削除する候補の指定を
受け付ける(ステップC6)。そして、この受け付けた
候補は候補情報管理部9に通知され、候補情報管理部9
は、この候補の削除を実行する。また、修正要求が候補
の挿入だった場合には(ステップC7のY)、挿入位置
の指定を受け付け(ステップC8)、さらに挿入候補の
指定を受け付ける(ステップC9)。そして、これらの
受け付けた情報は候補情報管理部9に通知され、候補情
報管理部9は、この候補の挿入を実行する。
【0042】このような候補の修正がすべて完了すると
(ステップC10のY)、この修正された候補は、候補
情報管理部9によって候補情報記憶部10に登録される
ことになる(ステップC11)。これにより、今後の情
報検索時には、この修正が反映されて候補情報が提示さ
れることになり、より効率的な情報検索か可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、利用者は求める情報単位をシステムが選択し提示し
た候補の中から容易にかつ効率良く発見選択することが
可能となり、求める複数の情報単位に、求める順番で簡
便にしかも効率良く次々とアクセスすることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る情報提示装置の概略
構成を示す図。
【図2】同実施形態の情報提示装置の動作を説明するフ
ローチャート。
【図3】同実施形態の提示履歴記憶部に記憶されるログ
データを説明するための情報を提示した経緯を示す概念
図。
【図4】同実施形態の提示履歴記憶部に記憶されるログ
データの一例を示す図。
【図5】同実施形態の提示履歴整列部が作成する列デー
タを示す図。
【図6】同実施形態の提示順序パターン切り出し部が切
り出した提示順序パターンを示す図。
【図7】同実施形態の候補情報抽出部の動作を説明する
フローチャート。
【図8】同実施形態の候補選択のメニュー表示例を示す
図。
【図9】同実施形態の候補情報の列挙順序を説明するた
めの概念図。
【図10】同実施形態の候補情報の列挙順序を説明する
ためのログデータを示す図。
【図11】同実施形態の候補選択の選択表示例を示す
図。
【図12】同実施形態の候補選択のメニュー表示例を示
す図。
【図13】同実施形態の候補修正メニューの選択表示例
を示す図。
【図14】同実施形態の候補修正のメニュー表示例を示
す図。
【図15】同実施形態の候補選択の背景情報の表示例を
示す図。
【図16】同実施形態の候補修正処理の動作を説明する
フローチャート。
【図17】従来のハイパーテキスト構造をもつ情報を辿
った例を示す図。
【符号の説明】
1…要求入力部、2…情報検索部、3…情報記憶部、4
…情報提示部、5…提示履歴管理部、6…提示履歴記憶
部、7…候補提示部、8…候補検索部、9…候補情報管
理部、10…候補情報記憶部、11…候補修正部、12
…候補情報抽出部、121…提示履歴整列部、122…
提示順序パターン切り出し部、123…提示順序パター
ン統計部、124…提示順序パターン選択部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を複数保持し、これらの情報をユー
    ザの指示にしたがって提示する情報提示装置において、 前記情報の提示履歴を記録する提示履歴記録手段と、 前記提示履歴記録手段に記憶された提示履歴を分析し、
    前記情報それぞれについてその情報の次以降に提示され
    る可能性の高い情報を候補情報として抽出する候補情報
    抽出手段と、 前記候補情報抽出手段により抽出された前記候補情報を
    記憶する候補情報記憶手段と、 前記候補情報記憶手段により記憶された候補を一覧提示
    し、この一覧提示した候補の中からいずれの候補を提示
    するか選択させる要求入力手段とを具備し、 前記情報の提示履歴から得られる提示順序の傾向をユー
    ザが利用可能としたことを特徴とする情報提示装置。
  2. 【請求項2】 前記候補情報抽出手段は、 前記提示履歴記録手段に記憶された提示履歴から分析対
    象とする提示履歴を取り出して時間的な順序関係にした
    がって整列する提示履歴整列手段と、 前記提示履歴整列手段により取り出して整列した提示履
    歴の位置関係から前記情報の提示順序パターンを切り出
    す提示順序パターン切り出し手段と、 前記提示順序パターン切り出し手段により切り出したパ
    ターンの出現頻度を算出する提示順序パターン統計手段
    と、 前記提示順序パターン統計手段の算出結果に基づいて、
    前記切り出された提示順序パターンの中から所定の出現
    頻度以上などの選択基準にしたがって提示順序パターン
    を選択する提示順序パターン選択手段とを具備してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の情報提示装置。
  3. 【請求項3】 前記候補情報記憶手段に記憶された候補
    をユーザの指示にしたがって修正する候補修正手段をさ
    らに具備してなることを特徴とする請求項1または2記
    載の情報提示装置。
  4. 【請求項4】 前記提示履歴記録手段に記録された提示
    履歴はユーザそれぞれをを識別する識別情報を含み、 前記候補情報記憶手段は、前記候補情報を前記識別情報
    によりユーザ別に分類管理する手段を具備し、 前記候補情報記憶手段が管理するいずれかのユーザの候
    補情報を他のユーザの候補情報に反映させる候補情報管
    理手段をさらに具備してなることを特徴とする請求項1
    または2記載の情報提示装置。
  5. 【請求項5】 前記提示履歴記録手段に記録された提示
    履歴は時間情報を含み、 前記候補情報記憶手段は、前記候補情報を前記時間情報
    に基づいて分類管理する手段を具備し、 前記候補情報記憶手段により分類管理された候補情報の
    うち、いずれの候補情報を採用するか選択する候補情報
    選択手段をさらに具備してなることを特徴とする請求項
    1または2記載の情報提示装置。
  6. 【請求項6】 前記提示履歴記録手段に記録された提示
    履歴は業務種別などを識別する種別情報を含み、 前記候補情報記憶手段は、前記候補情報を前記種別情報
    に基づいて分類管理する手段を具備し、 前記候補情報記憶手段により分類管理された候補情報の
    うち、いずれの候補情報を採用するか選択する候補情報
    選択手段をさらに具備してなることを特徴とする請求項
    1または2記載の情報提示装置。
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