JPH09244481A - 画像形成装置に適用される電源回路 - Google Patents

画像形成装置に適用される電源回路

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JPH09244481A
JPH09244481A JP8055960A JP5596096A JPH09244481A JP H09244481 A JPH09244481 A JP H09244481A JP 8055960 A JP8055960 A JP 8055960A JP 5596096 A JP5596096 A JP 5596096A JP H09244481 A JPH09244481 A JP H09244481A
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JP
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voltage
roller
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sub
developing
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JP8055960A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakajima
義弘 中嶋
Yukifumi Terada
幸史 寺田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電圧印加タイミングの違いを維持しつつ、電源
トランスを減少させることができる画像形成装置に適用
される電源回路を提供すること。 【解決手段】チャージャ42にはIHVU500 から電圧が
印加されている。IHVU500 の電圧印加に伴いライン
514 にはグリッド電圧Vg が発生する。現像電源600
は、当該グリッド電圧Vg から抵抗601 を利用してサブ
ローラ電圧VS を作る。さらに、当該サブローラ電圧V
S からバリスタ602 を利用して現像ローラ電圧Vd を作
る。現像電源600 はまた、現像ローラ電圧Vd の印加を
適切なタイミングで行わせるため、IHVU500 の起動
から一定時間が経過したことに応答してトランジスタ60
6 をオンさせる。 【効果】2つの電圧印加部に対して1つの電源トランス
を備えるだけでよい。そのため、構成の簡素化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子写真
方式によって画像を形成する画像形成装置に適用される
電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式によって画像を形成する装
置には、プリンタや複写機などがある。このような画像
形成装置では、チャージャにより感光体の表面が一様に
帯電された後選択的に露光されて静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像装置によりトナー像に現像さ
れる。その後、このトナー像が転写装置により用紙に転
写され、最後にトナー粒子が用紙に定着されて、画像の
形成が達成される。
【0003】画像形成装置には、電源トランスを含む複
数のハイボルテージユニット(HVU)が電源として備
えられている。具体的には、チャージャに電圧を印加す
るためのHVU、現像装置にバイアス電圧を印加させる
ためのHVU、などが備えられている。このように、H
VUをそれぞれ別個に備えているのは、たとえば帯電チ
ャージャおよび現像装置への電圧印加タイミングを同時
にすると、画質に影響を与えるおそれがあるためであ
る。
【0004】すなわち、画像形成動作は、上述したよう
に、帯電、現像および転写の順に行われる。したがっ
て、帯電から現像および現像から転写には、それぞれ時
間的なずれが存在する。この時間的なずれを無視して電
圧を同時のタイミングで印加すれば、たとえばトナーが
帯電前の感光体の表面に付着して黒帯などの不要な画像
を用紙に形成することになる。そのため、異なるタイミ
ングで電圧を印加する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、画像形成
装置には、複数のHVUが備えられている。したがっ
て、必然的に、電源トランスも複数個備えられることに
なる。その結果、重量が重くなるうえ、構成が複雑にな
る。一方、上述したように、電圧印加タイミングは基本
的に異ならせる必要があるから、電源トランスの共通化
は困難である。しかし、電圧印加タイミングの違いを維
持しつつ、電源トランスの数が1つでも減少すれば、重
量の軽減化を図ることができるうえ、構成の簡素化を図
ることができる。そのため、電源トランスの減少が望ま
れている。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、電圧印加タイミングの違いを維持しつつ、
電源トランスを減少させることができる画像形成装置に
適用される電源回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、第1の電圧印加部および第
2の電圧印加部を含む画像形成装置に適用される電源回
路であって、第1の電圧印加部に電圧を印加するための
第1の電源と、この第1の電源により第1の電圧印加部
に電圧が印加されたことに応答して、第1の電圧印加部
から所定電圧を取り出す電圧取出手段と、電圧降下素子
を含み、電圧取出手段により取り出された電圧を電圧降
下素子により所定電圧まで降下させ、当該所定電圧を第
2の電圧印加部に印加するための第2の電源と、第1の
電源の電圧印加タイミングに基づいて、第2の電源によ
る電圧印加を許容または禁止させるための電圧印加制御
手段とを含むことを特徴とする電源回路である。
【0008】請求項2に記載の発明は、第1の電圧印加
部は、グリッドおよび放電ワイヤを有し、放電ワイヤに
電圧が印加されることにより感光体の表面をグリッドを
介して帯電するためのものであり、第2の電圧印加部
は、サブローラおよび現像ローラを有し、サブローラお
よび現像ローラに電圧が印加されることにより感光体の
表面に形成される静電潜像を現像するためのものであ
り、電圧取出手段は、上記グリッドに生じるグリッド電
圧を取り出す回路を含むものであり、第2の電源は、第
1の電圧降下素子を含み、電圧取出手段により取り出さ
れたグリッド電圧を第1の電圧降下素子によりサブロー
ラ電圧まで降圧させ、当該サブローラ電圧をサブローラ
に印加するための第1の電圧印加手段と、第2の電圧降
下素子を含み、第1の電圧印加手段で発生されたサブロ
ーラ電圧を第2の電圧降下素子により現像ローラ電圧ま
で降圧させ、当該現像ローラ電圧を現像ローラに印加す
るための第2の電圧印加手段とを有するものであり、電
圧印加制御手段は、第1の電源により放電ワイヤに電圧
が印加されてから一定時間経過後にのみ第2の電圧印加
手段による現像ローラへの電圧印加を許容させるための
ものであることを特徴とする請求項1に記載の電源回路
である。
【0009】本発明では、2つの電圧印加部のうち、一
方の電圧印加部には第1の電源により電圧が印加され、
他方の電圧印加部には、第1の電源により印加される電
圧を利用して電圧降下素子で作られた電圧が印加され
る。このように、他方の電圧印加部に対しては、電圧降
下素子の電圧降下作用を利用して電圧を印加することと
しているので、電源トランスは第1の電源に1個備える
だけで十分である。
【0010】また、電圧印加制御手段により第2の電源
による電圧印加を許容または禁止させることができるの
で、第1の電圧印加部および第2の電圧印加部が互いに
電圧印加タイミングが異なる場合にも対応できる。さら
に具体的に説明する。以下の説明では、請求項2記載の
構成を例にとって説明する。
【0011】請求項2記載の構成において、放電ワイヤ
に電圧が印加されると、放電ワイヤは放電し、その結果
として感光体の表面が帯電される。放電ワイヤの放電
は、グリッドを介して行われる。このとき、グリッドに
一定のグリッド電圧が生じる。グリッドに生じたグリッ
ド電圧は、電圧取出手段により取り出される。第2の電
源では、当該取り出されたグリッド電圧が第1の電圧降
下素子により降圧されてサブローラ電圧が作られ、当該
サブローラ電圧がサブローラに印加される。また、サブ
ローラ電圧が第2の電圧降下素子により降圧されて現像
ローラ電圧が作られ、当該現像ローラ電圧が現像ローラ
に印加される。
【0012】このように、第2の電源では、グリッド電
圧を第1および第2の電圧降下素子により順次降圧させ
るだけでサブローラ電圧および現像ローラ電圧が作られ
る。したがって、電源トランスは第1の電源に1個備え
ておけば十分である。ただし、放電ワイヤへの電圧印加
と現像ローラへの電圧印加とを同じタイミングで実行す
ると、帯電前の感光体の表面にトナーを吸着させて黒帯
などの不要な画像が形成されるおそれがある。
【0013】そのため、第1の電源により放電ワイヤに
電圧が印加されてから一定時間経過後にのみ第2の電圧
印加手段による現像ローラへの電圧印加を許容させるよ
うにしている。なお、上記一定時間としては、たとえば
最初に帯電された感光体表面が現像装置に対向する位置
に回転してくるのに必要な時間を設定すればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明が適用された一実施形態にかかるプリンタの外観構成
を示す斜視図である。このプリンタは、たとえば、オフ
ィスなどにおいて各個人の机上に設置されて用いられる
パーソナルユース型のものである。具体的には、このプ
リンタは、各個人が使用するパーソナルコンピュータ
(パソコン)などに接続され、個人がパソコンなどで作
成した文書や表などを手軽にプリントアウトする用途に
供される。
【0015】装置本体1は、互いに嵌め合わされた上ハ
ウジング4および下ハウジング5を有している。上ハウ
ジング4には、開閉可能なカバー3が取り付けられてい
る。カバー3の背後には、用紙を載置するための給紙ト
レイ2が斜め上後方に伸びた状態で装着されている。図
2は、上記プリンタの内部構成を説明するための図であ
る。カバー3は、プリンタの前半分程度の部分の上面を
覆うことができるものである。カバー3は、後部の両端
に設けられた支点部6を介して装置本体1に取り付けら
れている。したがって、カバー3は、その全部を矢印A
方向に引き上げることによって、開放することができ
る。
【0016】カバー3の上面の後方には、トレイ差込口
7が形成されている。トレイ差込口7には、給紙トレイ
2を抜取り自在に装着されている。給紙トレイ2は、カ
バー3を開成する際には、取り外されることが好まし
い。上ハウジングの後面部4aには、プリンタケーブル
9を接続するためのコネクタ8が取り付けられている。
【0017】給紙トレイ2の下端部付近に相当する装置
本体1の内部には、給紙ローラ21が備えられている。
給紙ローラ21は、給紙トレイ2に載置された用紙を1
枚ずつ供給するためのものである。さらに、装置本体1
内には、イメージングユニット40、現像装置として機
能する現像ユニット50、転写ユニット60および定着
ユニット70が設けられている。イメージングユニット
40、現像ユニット50および転写ユニット60は、給
紙ローラ21から供給された用紙上にトナー像を形成す
るためのものである。定着ユニット70は、トナー粒子
を用紙上に定着させるためのものである。
【0018】用紙が搬送される搬送経路90は、給紙ト
レイ2から排出口80に向かって下り勾配のほぼ直線状
に形成されている。イメージングユニット40および転
写ユニット60は、搬送経路90を挟んで配置されてい
る。定着ユニット70は、排出口80の付近に配置され
ている。現像ユニット50の下方には、レーザ光照射ユ
ニット30が配置されている。レーザ光照射ユニット3
0は、プリンタケーブル9から与えられるデータに基づ
いて変調されたレーザビームを発生するためのものであ
る。レーザ光照射ユニット30は、半導体レーザ光源、
レンズ系およびポリゴンミラーを含む。レンズ系は、レ
ーザ光を平行光にコリメートしてレーザビームLBを生
成するためのものであり、ポリゴンミラーはレーザビー
ムを走査するためのものである。生成されたレーザビー
ムLBは、イメージングユニット40に導かれる。
【0019】イメージングユニット40は、装置本体1
内のほぼ中央に配置されており、図中矢印B方向に回転
駆動されるドラム状の感光体41、チャージャ42およ
び紙粉回収ブラシ43を保持部材44によって保持した
ものである。チャージャ42は、第1の電圧印加部に対
応するもので、感光体41の下方に配置されており、感
光体41の表面を所定の高電位に一様に帯電する。より
具体的には、チャージャ42には、放電ワイヤ45およ
びグリッド46が備えられている。放電ワイヤ45は、
感光体41の表面を帯電するために必要なコロナ放電を
発生させるためのものである。グリッド46は、放電ワ
イヤ45と感光体41との間に介装され、放電ワイヤ4
5の放電を制御するためのものである。
【0020】紙粉回収ブラシ43は、チャージャ42よ
りも感光体41の回転方向に関して上流側に配置されて
いる。紙粉回収ブラシ43は、感光体41の表面に付着
している紙粉を回収する。また、感光体41の表面に付
着している残留トナーと感光体41の表面との静電結合
を弱める。現像ユニット50は、第2の電圧印加部に対
応するもので、トナーを収容するトナーホッパ51、サ
ブローラ52および現像ローラ53を含む。現像ユニッ
ト50では、サブローラ52および現像ローラが回転さ
せられる。その結果、トナーホッパ51に収容されてい
るトナーが正に帯電させられ、各ローラ52、53の周
面に静電吸着する。後述するように、サブローラ52に
は、現像ローラ53よりも高い電圧が印加されている。
したがって、サブローラ52の周面に付着しているトナ
ーは現像ローラ53に移動する。
【0021】転写ユニット60は、カバー3に取り付け
られており、転写ローラ61を有している。転写ローラ
61は、搬送経路90を挟んで感光体41に対向するよ
うに設けられており、プラスチック成形品からなる保持
部材63に回転自在に保持されている。保持部材63に
は、用紙検知スイッチ22が取り付けられている。用紙
検知スイッチ22は、給紙ローラ21によって供給され
る用紙を検出するためのものである。
【0022】定着ユニット70は、搬送経路90に沿っ
て、上定着ユニット部71と下定着ユニット部72とに
分割されている。下定着ユニット部72は、下ハウジン
グ5に固定されており、上定着ユニット部71は、支点
部73において回動可能に下定着ユニット部72に取り
付けられている。上定着ユニット部71は、カバー3の
内側から突出された押止部3aにより下方向に押されて
いる。
【0023】上定着ユニット71および下定着ユニット
72には、それぞれ、上定着ローラ74および下定着ロ
ーラ75が回転自在に保持されている。下定着ローラ7
4には、ヒータが内蔵されている。カバー3の閉成時に
は、上定着ユニット部71は押止部3aにより押されて
いる。これにより、上定着ローラ74および下定着ロー
ラ75の間を通る用紙に圧力をかけることができる。
【0024】画像の形成に際しては、感光体41の表面
は、チャージャ42によって所定の高電位に一様に帯電
される。この一様に帯電された感光体41の表面は、レ
ーザ光照射ユニット30からのレーザビームLBによっ
て露光される。このとき、露光領域の電荷は逃げ、低電
位となる。これにより、高電位領域と低電位領域とで構
成された静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像
ユニット50に対向する位置まで移動してトナー像に現
像される。より具体的には、現像ローラ53に付着して
いる正のトナーが低電位領域である露光領域に付着する
ことにより、静電潜像がトナー像に現像される。
【0025】当該トナー像は、転写ユニット60の働き
によって、給紙ローラ21によって供給された用紙の下
面に転写される。トナー像を下面に担持した用紙は、定
着ユニット70に導かれる。この定着ユニット70によ
る加熱および加圧作用によって、トナー粒子が用紙上に
定着されることになる。定着処理後の用紙は、排出口8
0の付近に搬送経路90を挟んで配置された上排出ロー
ラ76および下排出ローラ77によって装置本体1の外
部に排出される。
【0026】このプリンタには、さらに、イメージング
ハイボルテージユニット(IHVU)および現像電源が
備えられている。IHVUは、第1の電源に対応するも
ので、イメージングユニット40に含まれる放電ワイヤ
45に電圧を印加するためのものである。現像電源は、
第2の電源に対応するもので、現像ユニット50に含ま
れる現像ローラ53およびサブローラ52にバイアス電
圧を印加するためのものである。
【0027】図3は、IHVUおよび現像電源から放電
ワイヤ45ならびに現像ローラ53およびサブローラ5
2への電圧印加のための回路構成を説明するための図で
ある。IHVU500では、チャージャ42の放電ワイ
ヤ45に印加すべき電圧が発生される。IHVU500
で発生した電圧が放電ワイヤ45に印加されると、放電
ワイヤ45は放電する。これにより、感光体41の表面
が所定の高電位に帯電される。また、グリッド46にグ
リッド電流Ig が誘起される。
【0028】グリッド46には、ライン515が接続さ
れている。ライン515にはバリスタ516が介装され
ている。誘起されたグリッド電流Ig は、ライン515
に流れ込み、バリスタ516の両端に一定のグリッド電
圧Vg (たとえばVg =700(V))を発生させる。
すなわち、バリスタ516の上流側のa点には、グリッ
ド電圧Vg が現れる。
【0029】現像電源600は、IHVU500の起動
によってライン515に流れるグリッド電流Ig を利用
し、サブローラ52および現像ローラ53へ印加すべき
電圧を作り出している。より詳述すると、ライン515
のa点には、抵抗601の一端が接続されている。抵抗
601の他端は、バリスタ602の一端に接続されてい
る。抵抗601とバリスタ602との間のb点からは、
ライン603が分岐しており、このライン603はサブ
ローラ52に接続されている。バリスタ602の他端
は、他端が接地されたバリスタ604の一端に接続され
ている。バリスタ602、603の間のc点からは、ラ
イン605が分岐しており、このライン605は現像ロ
ーラ53に接続されている。ライン605の途中のd点
には、エミッタ接地型のトランジスタ606のコレクタ
端子が接続されている。トランジスタ605のベース端
子には、制御回路607が接続されている。制御回路6
07は、トランジスタ605のオン/オフを制御する。
【0030】a点に現れるグリッド電圧Vg は、抵抗6
01により降圧される。その結果、b点には電圧V
S (たとえばVS =550(V))が現れ、この電圧V
S はライン603を介してサブローラ52に印加され
る。すなわち、グリッド電圧Vg からサブローラ52に
印加すべき電圧(以下「サブローラ電圧」という。)V
S が作られる。このサブローラ電圧VS は、バリスタ6
02、604により一定に保たれる。
【0031】サブローラ電圧VS は、バリスタ602に
より降圧される。その結果、c点には電圧Vd (たとえ
ばVd =350(V))が現れ、この電圧Vd はライン
605を介して現像ローラ53に印加される。すなわ
ち、サブローラ電圧VS から現像ローラ53に印加すべ
き電圧(以下「現像ローラ電圧」という。)Vd が作ら
れる。この現像ローラ電圧Vd は、バリスタ604によ
り一定に保たれる。
【0032】現像ローラ電圧Vd は、上述のように、サ
ブローラ電圧VS から作られる電圧である。すなわち、
サブローラ電圧VS は現像ローラ電圧Vd より高く設定
されている。これは、正に帯電しているトナーを、高電
位側のサブローラ52から低電位側の現像ローラ53に
移動させるためである。制御回路607は、IHVU5
00による電圧印加が開始されてから一定時間が経過す
るか否かを判別する。その結果、一定時間が経過してい
ないと判別されている間は、トランジスタ606をオフ
にし、現像ローラ電圧Vd の印加を禁止させる。一方、
一定時間が経過したと判別されると、これに応答してト
ランジスタ606にオン信号を与える。これにより、ト
ランジスタ606がオンし、現像ローラ電圧Vd の印加
が許容される。
【0033】このように、IHVU500によるイメー
ジングユニット40への電圧印加タイミングと現像電源
600による現像ローラ53への電圧印加タイミングと
で時間的なずれを作っているのは、黒帯のような不要な
画像を用紙に形成しないためである。より詳述すると、
本実施形態では、チャージャ42により感光体41の表
面が帯電された後、レーザ光照射ユニット30から照射
されるレーザ光により感光体41の表面を露光し、その
結果形成された露光領域にトナーを付着させることで、
トナー像が形成される。すなわち、感光体41の表面を
帯電させるタイミングとトナーを感光体41の表面に吸
着させるタイミングとで時間的なずれが存在する。
【0034】一方、現像ローラ53に付着しているトナ
ーは、上述のように、正に帯電しており、チャージャ4
2による帯電を受けていない感光体41の表面は、低電
位となっている。したがって、イメージングユニット4
0への電圧印加タイミングと現像ローラ53への電圧印
加タイミングとを同時にすると、帯電される前の感光体
41の表面にトナーが付着し、不要なトナー像が感光体
41の表面に形成される。その結果、用紙に不要な黒帯
が形成される。そのため、最初に帯電された感光体41
の表面が現像ユニット50に対向する位置まで移動する
のに必要な一定時間だけ電圧印加タイミングをずらせる
必要がある。
【0035】なお、感光体41にトナーを直接供給する
のは現像ローラ53だけなので、現像ローラ53への電
圧印加タイミングさえ時間的にずらせば、感光体41の
表面に不要なトナーが付着することない。したがって、
感光体41にトナーを直接供給することのないサブロー
ラ52への電圧印加タイミングを時間的にずらせる必要
はない。
【0036】このように、現像ローラ53およびサブロ
ーラ52に印加すべき電圧をIHVU500で作られた
グリッド電圧Vg を順次降下させて作り出しているの
で、現像電源600に電源トランスは不要である。その
結果、プリンタに備えられる電源トランスを減少させる
ことができる。そのため、構成の簡素化に寄与できる。
また、部品が1つ減少するので、コストダウンを図るこ
とができる。
【0037】本発明の実施の形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は上述の実施形態に限定されるものは
ない。たとえば上記実施形態では、本発明をIHVU5
00および現像電源600に適用する場合を例にとって
説明している。しかし、本発明は、他の電圧印加タイミ
ングが異なる2以上の電圧印加部に対して電圧を印加す
る場合にも適用することができる。
【0038】また、上記実施形態では、本発明を小型の
プリンタに適用する場合を例にとって説明している。し
かし、本発明は、複写機など他の画像形成装置にも広く
適用することができる。その他、特許請求の範囲に記載
された技術的事項の範囲内で種々の設計変更を施すこと
は可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チャージ
ャおよび現像装置のような2つの電圧印加部に電圧を印
加する場合でも、1個の電源トランスを備えれば十分で
ある。したがって、電源トランスの数を減少でき、構成
の簡素化に寄与できる。その結果、組立てが容易にな
る。また、コストダウンを図ることができる。
【0040】また、放電ワイヤへの電圧印加から一定時
間経過後にのみ現像ローラへの電圧印加を許容している
ので、トナー吸着を適切なタイミングで実行できる。そ
の結果、高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一実施形態にかかるプリン
タの外観構成を示す斜視図である。
【図2】プリンタの内部構成を説明するための図であ
る。
【図3】IHVU(イメージングハイボルテージユニッ
ト)および現像電源からイメージングユニットならびに
現像ローラおよびサブローラへの電圧印加のための回路
構成を説明するための図である。
【符号の説明】
41 感光体 42 チャージャ 45 放電ワイヤ 46 グリッド 50 現像ユニット 52 サブローラ 53 現像ローラ 500 イメージングハイボルテージユニット(IHV
U) 600 現像電源 516、602、604 バリスタ 601 抵抗 606 トランジスタ 607 制御回路 Vg グリッド電圧 VS サブローラ電圧 Vd 現像ローラ電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電圧印加部および第2の電圧印加部
    を含む画像形成装置に適用される電源回路であって、 第1の電圧印加部に電圧を印加するための第1の電源
    と、 この第1の電源により第1の電圧印加部に電圧が印加さ
    れたことに応答して、第1の電圧印加部から所定電圧を
    取り出す電圧取出手段と、 電圧降下素子を含み、電圧取出手段により取り出された
    電圧を電圧降下素子により所定電圧まで降下させ、当該
    所定電圧を第2の電圧印加部に印加するための第2の電
    源と、 第1の電源の電圧印加タイミングに基づいて、第2の電
    源による電圧印加を許容または禁止させるための電圧印
    加制御手段とを含むことを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】第1の電圧印加部は、グリッドおよび放電
    ワイヤを有し、放電ワイヤに電圧が印加されることによ
    り感光体の表面をグリッドを介して帯電するためのもの
    であり、 第2の電圧印加部は、サブローラおよび現像ローラを有
    し、サブローラおよび現像ローラに電圧が印加されるこ
    とにより感光体の表面に形成される静電潜像を現像する
    ためのものであり、 電圧取出手段は、上記グリッドに生じるグリッド電圧を
    取り出す回路を含むものであり、 第2の電源は、第1の電圧降下素子を含み、電圧取出手
    段により取り出されたグリッド電圧を第1の電圧降下素
    子によりサブローラ電圧まで降圧させ、当該サブローラ
    電圧をサブローラに印加するための第1の電圧印加手段
    と、第2の電圧降下素子を含み、第1の電圧印加手段で
    発生されたサブローラ電圧を第2の電圧降下素子により
    現像ローラ電圧まで降圧させ、当該現像ローラ電圧を現
    像ローラに印加するための第2の電圧印加手段とを有す
    るものであり、 電圧印加制御手段は、第1の電源により放電ワイヤに電
    圧が印加されてから一定時間経過後にのみ第2の電圧印
    加手段による現像ローラへの電圧印加を許容させるため
    のものであることを特徴とする請求項1に記載の電源回
    路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7031646B2 (en) 2003-10-03 2006-04-18 Seiko Epson Corporation Developing device
JP2011139606A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Brother Industries Ltd 多出力電源装置および当該電源装置を備えた画像形成装置

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JP2011139606A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Brother Industries Ltd 多出力電源装置および当該電源装置を備えた画像形成装置
US8559841B2 (en) 2009-12-28 2013-10-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Multiple-output power supply unit including voltage generation circuits for applying voltages to loads and image forming apparatus having the power supply unit

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