JPH09244144A - スクリーン投影システム - Google Patents

スクリーン投影システム

Info

Publication number
JPH09244144A
JPH09244144A JP4884996A JP4884996A JPH09244144A JP H09244144 A JPH09244144 A JP H09244144A JP 4884996 A JP4884996 A JP 4884996A JP 4884996 A JP4884996 A JP 4884996A JP H09244144 A JPH09244144 A JP H09244144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
image
screen
display
explanation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4884996A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Tokuhashi
喜生 徳橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4884996A priority Critical patent/JPH09244144A/ja
Publication of JPH09244144A publication Critical patent/JPH09244144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーン投影システムの利便性向上を図
る。 【解決手段】 スクリーンに投影するためのOHPと、
該OHP上に置くことで表示内容を前記スクリーンに投
影する透過型表示装置と、該透過型表示装置と該透過型
表示装置とは別の表示手段部とに表示内容を出力する制
御部と、該制御部に対して入力を行う入力手段と、前記
制御部内に情報を保存する記憶部と、時間計算のための
ブロック部と、情報を長期保存するための外部記憶装置
とを備え、前記入力手段部は前記OHP上に配置された
透過型表示装置を前記制御部を経由して遠隔操作を行え
ると共に、前記表示手段部は前記透過型表示装置に表示
された内容以外に他の情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、会議や講演会等で
講演者がスクリーンに資料を投影して大勢の人に説明す
る場合のスクリーン投影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、会議や講演会等、大勢の人が同時
に画面を見ることができるようにした装置が種々提案さ
れているが、最も簡単で一般によく用いられている装置
として、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)システ
ムがある。
【0003】このOHPの画面作りは、手書きの文字や
図面を透明フィルムに作り替え、そのフィルムをOHP
上に載せて拡大投影するといった比較的簡単なものであ
るが、その画面作りはかなり煩雑である。そこで最近で
は、特開平1−216332号公報に見られるように、
このOHPフィルムの代わりに透過型LCDをOHPに
載せ、そのLCD画面を拡大投影するといった「コンピ
ュータプロジェクタ装置」の開発が提案されている。
【0004】特開平1−216332号公報は、記憶媒
体に記憶されているデータを読み出し、OHP(オーバ
ーヘッドプロジェクタ)表示部に表示し、リモートコン
トローラによって指定頁が指示されると対応する頁のデ
ータを表示することにより、被被投影原稿のOHPシー
トへの複写を不要にすると共に、OHPの操作性向上を
図ることができるものである。
【0005】また、講演残時間やメッセージを報知する
ものとしては、特開昭63−158532号公報や、特
開平7−12964号公報が知られている。
【0006】特開昭63−158532号公報は、資料
置台の一部分に光透過型の液晶偏光板からなる情報表示
部を設けることにより、会場にいる全員が時間やメッセ
ージを講演の進行を妨げられることなく確認することが
できるものである。
【0007】特開平7−12964号公報は、オーバー
ヘッドプロジェクタのスクリーンに設定時間に対する残
り時間を表示するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】講演者はできるだけ説
明に力を注ぎたいので、講演時間の管理や投影画面の管
理、参考資料の管理などは自動的にできるのが望まし
い。しかしながら、現状ではそれらの管理を行うのは、
講演者本人か、もしくは裏方の人であり、講演者自ら行
うのは前述のように説明しながらなので大変である。ま
た、裏方の人が行う場合でも、よほど練習しないと意志
の疎通が難しく、講演途中に順序を変えたいと思っても
簡単にできず、もたもたした講演となってしまう。
【0009】そこで、できるだけ講演者の手元で操作が
できるように、前述のいくつかの発明が考案されている
が、いまだ以下のような問題点がある。
【0010】・スクリーンと聴衆の方向が反対であり、
聴衆の方を向いたまま講演を行うことができない。
【0011】・手元の表示部にはスクリーンに投影され
ている内容しか表示されず、説明のための資料などは別
に用意しなければならない。
【0012】・聴衆の層あるいは聴衆の反対に応じた即
座の講演内容の組み立てを行うには、よほど熟練した講
演者でないと難しい。
【0013】・途中で順番と違う投影画面を投影させた
い時に手間がかかる。もしくはできない。
【0014】・投影画面ごとの残り時間が分からない。
【0015】・ある部分で説明が超過した時、残りの投
影画面についての時間配分を講演者が講演中に考えねば
ならない。
【0016】本発明は上記に鑑み、講演者が説明中に時
間,投影画面,資料の管理を行う手間を省き、説明に集
中できる支援システムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン投影システムは、スクリーンに投影するためのOHP
と、該OHP上に置くことで表示内容を前記スクリーン
に投影する透過表示装置と、該透過型表示装置と該透過
型表示装置とは別の表示手段部とに表示内容を出力する
制御部と、該制御部に対して入力を行う入力手段と、前
記制御部内に情報を保有する記憶部と、時間計算のため
のクロック部と、情報を長期保存するための外部記憶装
置とを備え、前記入力手段部は前記OHP上に配置され
た透過型表示装置を前記制御部を経由して遠隔操作を行
えると共に、前記表示手段部は前記透過型表示装置に表
示された内容以外に他の情報を表示することを特徴とす
るスクリーン投影システムである。
【0018】請求項2記載のスクリーン投影システム
は、前記入力手段部により表示する内容毎の時間設定を
行う表示時間設定手段を有することを特徴とする請求項
1記載のスクリーン投影システムである。
【0019】請求項3記載のスクリーン投影システム
は、前記表示時間設定手段は表示実行中であっても、残
り時間に対応して、残りの表示内容に付いての表示時間
を再設定する再設定手段を有することを特徴とする請求
項1記載のスクリーン投影システムである。
【0020】
【発明の実施の形態】本システムの構成を図1,図2に
示す。
【0021】1は、スクリーン7上に画像や文章等を拡
大投影する場合に一般的に用いられるOHP(オーバー
ヘッドプロジェクタ装置)である。OHP1上に置いて
ある9は、透過型液晶パネルで、パソコン等の出力を表
示することができ、これに表示された内容が、OHP1
によって、スクリーン7に拡大投影される。
【0022】透過型液晶パネル9は、制御部2に接続さ
れている。制御部2は、CPU21、記憶部22、クロ
ック部23、外部記憶装置8から構成されている。CP
U21は、ほかの装置との入出力や、記憶部22や外部
記憶装置8との情報のやり取りや、クロック部23から
の出力により時間を計算するといった、本システム全体
の制御をつかさどる部分である。
【0023】記憶部22は、ROM25およびRAM2
6からなり、ROM25には制御部2の動作を記述した
プログラムが保存されており、RAM26は、画像や、
文字情報、時間などの情報を電子的に読み書きできるも
のである。クロック部23は一定周期、例えば1秒毎に
電気信号をCPU21に出力する。CPU21は、この
出力を受け取るたびに、記憶部22に保存している数値
を増やす、もしくは減らすことで、時計やタイマーを実
現できる。
【0024】外部記憶装置8は、フロッピーディスクド
ライブや、ICカードスロットなどで、フロッピーディ
スクやICカード等の記憶媒体24をその中に入れて、
データを記憶媒体24に読み書きする装置である。記憶
媒体24は、外部記憶装置8から取り出してもデータを
保持しているので、ほかの装置とのデータのやり取り
や、データの長期保管に利用する。記憶媒体24は、通
常、ファイルと呼ばれる単位で領域が区分けされてお
り、ファイルは、ファイル名とファイル内容から構成さ
れており、ファイル内容は、保存されるデータで、文字
情報,画像,数値,プログラム等が記録されている。フ
ァイル名は、ファイルの名前であり、ほかのファイルと
区別するため個別に名前が付けられる。
【0025】制御部2からの出力として、透過型液晶パ
ネル9と、表示手段6が接続されている。表示手段6
は、CRTや、液晶ディスプレイなどで実現され、講演
者の手元に置かれ、図形や文字情報などが表示される。
【0026】また、制御部2には、入力手段3として、
キーボード5とマウス4が接続されている。これらの入
力手段3は、講演者の手元に置かれ、それらによって制
御部2に対して操作が行える。キーボード5により、講
演者は、文字やコマンドの入力が行え、マウス4によ
り、表示手段6の画面上の位置の指定が行える。今回の
実施例では使用していないが、入力手段3として、これ
以外にペンやデジタイザ等を利用しても良い。
【0027】制御部2、表示手段6、入力手段3は、一
般に普及しているパソコンやワープロを利用することも
できる。なお、今回の例では、制御部2、表示手段6、
入力手段3は別々の装置であるが、ノート型パソコンを
利用して実現する場合など、それらが一体となっている
が、本システムに影響を与えるものではない。
【0028】次に、本システムを実際に使用する場合を
説明する。
【0029】講演者は、講演を行う前に、どのような内
容をスクリーン7に投影させて、どのような順序で説明
するか、また、それぞれの投影内容に対してどれくらい
の時間をかけて説明すべきか決めておかなければならな
い。そのような内容を、データとして事前に記憶媒体2
4に保存しておくことで、講演中に必要なデータが取り
出せる。
【0030】データの入力には、一般に普及しているパ
ソコンやワープロ等を用いて画像や文字、時間等を入力
し、記憶媒体24に保存することで行える。
【0031】図3(1)、および図3(2)は、記憶媒
体24にファイルを保存する場合の概念図であり、ある
1つの記憶媒体24の、ある領域に図3(1)の内容が
保存され、同じ記憶媒体24の別の領域に図3(2)の
内容が保存されている状態を表したものである。ただ
し、システムは、ファイルがどの位置にあっても、ファ
イル名によってファイル内容を呼びだせるので、必ずし
もこのような並びになっていなくても良い。
【0032】準備段階で入力しておくべき内容と、それ
らがどのような形式で記憶媒体24に保存されるかにつ
いて、図3(1),図3(2)を参照しながら以下に述
べる。
【0033】まず、講演者は、スクリーン7に投影する
画像を入力する。この投影画像は、文字情報や図形であ
る。入力した投影画像は1枚ごとにファイル名を付けて
記憶媒体24に保存する。今回の例では、入力した順に
1,2,3,…とナンバーを付けて、それに対応してフ
ァイル名を、No1画像,No2画像,No3画像,…
と定める。
【0034】そして、投影画像の説明を行うためのメモ
書きや資料などのデータを、投影画像のファイル名と対
応させて保存する。今回の例では、ナンバー1の投影画
像に対するデータをNo1資料というファイル名、No
2画像に対する説明の資料データはNo2資料、…とい
うようにファイル名を定める。
【0035】それぞれの投影画像の説明に必要な時間
も、数値データを入力し、同様に投影画像のファイル名
に対応させて、No1時間,No2時間,No3時間,
…というファイル名で記憶媒体24に保存する。
【0036】また、それぞれの投影画像の表題も、文字
データとして、No1表題,No2表題,No3表題,
…というファイル名で保存するる以上のようにして、ス
クリーン7に投影する画像と、その説明のための資料
と、説明のための時間、そして投影画像の表題を記憶媒
体24に保存する。
【0037】次に、講演の進め方についてあらかじめ定
めておく。講演会によっては、定めたとおりの順序で進
行する場合もある。しかし、通例、来場者の層や反応な
どによって、適宜説明順序を変更したり、補足説明した
り、または説明を省いたりする。そのようなときのため
に、あらかじめ講演パターンをいくつか用意しておき、
データとして保存しておくことで、対応できる。
【0038】例えば、図11のように、講演パターン
1,講演パターン2,講演パターン3と、3つの講演の
パターンを用意し、来場者が初心者の場合はパターン
1、ある程度分かっている人が多ければパターン2、エ
キスパートばかりがそろっていればパターン3、という
ようにして、来場者の層に対応して説明内容を変える。
【0039】本考案で提案するシステムは、スクリーン
7に投影された画像を用いて講演を行う場合を想定して
いるので、説明の順序は、投影画像の表示順番として定
めることができる。
【0040】また、説明するパターンごとに、どの話し
が重要であるか、異なる場合が多いので、そのことを表
すデータがあるほうが、時間配分などを行うときに便利
である。
【0041】従って、講演パターンのデータとしては、
投影画像の表示順番と、それぞれの投影画像に対する重
要度ランクとが挙げられる。
【0042】投影画像の表示順番は、例えば、1,2,
3,…といった、数字の並びで、この並びの順番で、該
当するナンバーの画像が投影される。
【0043】重要度ランクは、画像の説明内容に対し
て、重要なものから順に、A,B,Cランクと定めるも
ので、後で説明する説明時間の再配分のときに必要なも
のである。この重要度ランクは、講演パターンの中の
全ての投影画像に対して定められる。
【0044】例えば、図11のパターン2の場合、最初
に投影するのはNo2画像で、それに対する重要度ラン
クはBであり、次に投影するのはNo3画像で、その重
要度ランクはAである、というように定める。この例の
場合、重要度ランクのデータとしては、B,A,…とい
う文字の並びとなり、最初の文字は、表示順番が最初の
画像に対する重要度ランク、2番目の文字が2番目に投
影される画像の重要度ランク、…を表している。
【0045】これらのデータは図3(2)のように、投
影画像の表示順番は、パターン1順番,パターン2順
番,パターン3順番,…というファイル名で保存され、
それに対応する重要度ランクは、パターン1ランク,パ
ターン2ランク,パターン3ランク,…というファイル
名で保存される。また、それぞれの講演パターンに対し
て、後で分かりやすいように「初心者向け」などといっ
た表題を付け、パターン1表題,パターン2表題,パタ
ーン3表題,…というファイル名で保存する。
【0046】講演者は、講演当日、あらかじめ会場に設
置されている本システムに、事前にデータを保存してあ
る記憶媒体24を入れる。システムは、必要なデータを
逐次記憶媒体24から読み込む。これで、講演者は、講
演に必要な情報を本システムから取り出せるようにな
る。
【0047】図14は、RAM26にデータが記憶され
ている状態の概念図である。以下、本システムがどのよ
うにRAM26にデータを読み書きするかについて図1
4を参照しながら説明を行う。
【0048】講演を始めるときに、講演者に与えられた
制御時間をキーボード5から数値データとして入力す
る。入力された数値データは、RAM26の制御時間1
40に保存される。
【0049】次に、講演者は、本システムに、どの講演
パターンを用いて説明するかを入力する。この方法とし
て、例えば、図12のように、あらかじめ保存しておい
た、パターン1表題,パターン2表題,パターン3表
題,…を一覧として表示手段6に表し、それを見て講演
者は、希望するパターンをキーボード5にて指定する。
【0050】講演パターンが選択されると、システム
は、記憶媒体24より、該当するパターン投影画像表示
順番と、重要度ランクを読み込み、最初に投影される画
像ナンバーを1番目画像1411に、その重要度ランク
を1番目ランク1412に保存し、次に投影される画像
ナンバーとその重要度ランクをそれぞれ2番目画像14
21、2番目ランク1422に保存し…というように、
RAM26に書き込む。
【0051】そして、1番目画像1411,2番目画像
1421,…の画像ナンバーに対応する説明時間データ
を記憶媒体24から読み込み、それぞれ1番目時間14
13,2番目時間1423,…に書き込む。例えば、1
番目に投影される画像ナンバーがNo3だとすると、シ
ステムはNo3時間という名前のファイルを読み込むこ
とで、No3の画像の説明時間データが得られるので、
そのデータを1番目時間1413に書き込む。
【0052】このようにして、講演パターンに応じて投
影される順に、画像ナンバーと重要度ランクと説明時間
が、全てRAM26に保存される。
【0053】この時点で、講演者のために用意されてい
る制限時間と、個々の画像に対して必要だと思われる説
明時間がシステムに記録された。
【0054】それぞれの投影画像の説明時間は、1番目
時間1413,2番目時間1423,…に書かれている
ので、システムはそれらを読み込み、全ての時間を計算
し制限時間と比較する。図4のように、合計時間と、制
限時間とが一致していれば問題ない。
【0055】しかし、一致していないとき、例えば図5
のように、それぞれの画像に対して準備のときに考えて
いたとおりの時間をかけて説明すると、制限時間をオー
バーしてしまうような場合、それぞれ画像に対して割り
当てられている説明時間を配分しなければならない。
【0056】本システムでは、合計時間と制限時間が一
致していないとき、自動的に各画像の説明時間を配分す
る。
【0057】その方法の1つとして、例えば合計時間が
オーバーしているとき、各画像の説明時間を一律に減ら
す。また、合計時間が足りないとき、各画像の説明時間
を一律に増やすことで実現できる。このやり方は計算が
簡単に行える反面、重要な説明も、そうでない説明も同
様に扱われてしまう。
【0058】そこで、今回の実施例では、説明時間を減
らさなければならないときに、重要な説明はあまり減ら
さず、あまり重要でない説明は多く減らすといった、よ
り現実に即した方法にて配分を行う。
【0059】図5のように、合計時間が制限時間をオー
バーしており、合計時間を減らす必要があるとき、シス
テムは、RAM26に書かれているそれぞれの画像に対
する重要度ランクを読み込み、それに応じてRAM26
に書かれている説明時間を減らす。
【0060】例えば、図5の場合、重要度がAランクの
画像に対する説明時間を減らさず、Bランクの説明時間
は2割減らし、Cランクの説明時間は4割減らす、と定
める。すると、No1の投影画像のランクはBなので1
5分から2割減らして12分とし、No2の画像のラン
クはCなので20分から4割減らして12分、…とする
と、減らした結果は図4のようになり、合計時間が60
分となり、制限時間と一致する。よって、それぞれの説
明時間を減らした結果を、RAM26のそれぞれの場所
に書き込む。
【0061】合計時間が制限時間に満たない場合も同様
に重要度ランクに応じて説明時間を増やす。
【0062】以上のようにして、時間の配分を行い、配
分した結果は、RAM26の所定の場所に書き込まれ
る。
【0063】時間の配分が終わると、講演が開始でき
る。
【0064】講演者は、最初の画像を投影するために、
キーボード5によってシステムに指示する。システム
は、RAM26の1番目画像1411から、最初に投影
する画像のナンバーを読み込む。このナンバーに従っ
て、記憶媒体24から当該ナンバーの投影画像と、その
説明の資料を読み込み、図6のように、投影画像は、透
過型液晶パネル9と、表示手段6の中の投影イメージ6
1に出力する。透過型液晶パネル9に出力された内容
は、OHP1によりスクリーン7に拡大投影される。す
なわち、スクリーン7に投影される内容と、表示手段6
の投影イメージ61とは同じ内容である。
【0065】同時に、表示手段6の説明資料64に、投
影画像に対する説明資料を表示する。講演者は、スクリ
ーンを見なくても、また、説明のためのメモ書きなどを
用意しなくても、手元の表示手段6に必要な情報が表示
されるため、表示手段6だけを見ながら講演を行うこと
ができる。
【0066】また、システムは、RAM26の制限時間
140と1番目時間1413を読み込み、制限時間は全
体の残り時間62に、1番目の説明時間は投影イメージ
の残り時間63に出力する。これらの時間は、制御部2
内部のクロック部23の出力に応じて減って行く。
【0067】クロック部23が1秒毎に電気信号を出力
する場合を例とする。システムは、まず最初の画像を投
影すると同時に、RAM26の制限時間140と1番目
時間1413を読み込み、それらを表示手段に表示す
る。
【0068】次に、CPU21がクロック部23から電
気信号を受け取ると、RAM26の制限時間140と1
番目時間1413から1秒減らし、減らした値をRAM
26に書き込み、また、それらの減らした値を表示手段
6の所定の位置に出力する。これを、クロック部23か
らの信号を受け取るたびに行う。
【0069】また、2番目の画像を表示したときには、
RAM26の2番目時間1423を読み込み、表示部の
投影イメージの残り時間62に表示し、以降、上と同じ
ようにクロック部23の信号を受け取るたびに、制限時
間140と2番目時間1423を減らして表示する。3
番目の画像以降も同様である。
【0070】つまり、全体の残り時間62には、講演者
に与えられた制限時間全体の残り時間が常に表示され、
投影イメージの残り時間63には、現在投影している画
像に対する残り時間が常に表示される。講演者は、これ
ら2つの残り時間を常に把握しながら説明が行える。
【0071】講演者は、説明のときに、スクリーン上の
ある点を指したり、注釈を投影させたりしたい事があ
る。通常は、指示棒等を用いて、直接スクリーン7上の
点を示したりする。
【0072】本システムでは、そのようなときに、スク
リーン7を向かずに指示できるよう図7のように、表示
画面6の投影イメージ61とスクリーン7上の同じ位置
にマウスカーソル71を表示させ、マウス4を使って動
かすことで、位置を指示できる。また、キーボード5を
用いて入力した文字例も、表示手段6の投影イメージ内
容61とスクリーン7上の同じ位置に表示される。
【0073】最初の投影画像の説明が終わり、2番目の
投影画像に移りたいとき、講演者はキーボード5にてシ
ステムに指示する。すると、システムは2番目画像14
21から、2番目に投影する画像のナンバーを読み込
み、それに従って記憶媒体24より投影画像と説明資料
を読み込み出力する。また、先に述べたように、投影イ
メージの残り時間62が、2番目時間1423に変わ
る。3番目以降の画像についても同様である。
【0074】講演の途中で説明が長引いたり、突然質問
が入ったりして、全体の残り時間に比べて、まだ説明し
ていない投影画像の時間の合計がオーバーしそうになる
場合や、逆に、全体の残り時間が余りそうな場合があ
る。このようなとき、キーボード5からの指示により、
各画像の説明時間の再配分を行うことができる。やり方
は、最初に行った説明時間の配分と同様である。
【0075】例えば、図8のように、全体の残り時間
と、まだ説明していない各画像の時間の合計を比べ、残
り時間をオーバーしそうなときは、残りの各画像の説明
時間を重要ランクに応じて減らし、RAM26の内容を
書き換える。図8の場合、Aランクの時間を減らさず、
Bランクの時間を2割減らすと(1分未満は四捨五入)
図9のようになり残り時間内に説明できるようになる。
【0076】逆に、時間が余りそうなときは、同様にし
て、残りの各画像の説明時間を重要ランクに応じて増や
す。
【0077】このように、講演の途中で残り時間の再配
分が行えるので、講演の途中で補足説明を行ったりして
も、講演者は時間配分の事を気にせずに説明を続けられ
る。
【0078】講演の途中で、補足説明を行いたいときな
ど、順番とは別の画像を投影させたいときがある。例え
ば、図10のように、画像No2の説明の後で、画像N
o8の内容を表示したい場合、まず、講演者はキーボー
ド5にて順番とは別の画像を出力することをシステムに
指示する。すると、システムは図13のように、記憶媒
体24に保存されている全ての投影画像の表題を一覧で
きるような形式で表示手段6に出力する。
【0079】講演者は一覧の中から、希望する投影画像
のNo6をキーボード5より入力する。すると、システ
ムは、記憶媒体24からNo6の投影画像と説明資料を
読み込み、投影画像はスクリーン7と表示手段6の投影
イメージ61に出力され、説明資料は表示手段6の説明
資料64に出力される。
【0080】このようにして、補足説明のために出力さ
れたNo8の説明を終わると、講演者はキーボード5に
て指示することで、システムは元の順番であるNo3を
出力する。
【0081】以上のようにして、講演者は本システムの
時間管理,順序管理などを利用して講演を円滑に進める
事ができる。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、制御部に
対する操作は入力部により遠隔操作を行えるため、講演
者は、手元にある表示装置に必要な情報が全て表示され
るため、幅の広い説明が可能となると共に、全て手元操
作が行え、説明に集中できる。また、スクリーンを見ず
に説明ができるため、常に聴衆の反応を伺うことができ
る。
【0083】請求項2記載の説明によれば、投影用(表
示)画面毎に時間設定が行えるため、投影画面ごとに説
明時間と残り時間が分かるので、持ち時間に合わせた有
効な講演が行えるようになる。
【0084】請求項3記載の説明によれば、一度設定し
た時間であっても、何らかの事情により、残り時間が足
りない、もしくは余りそうな場合に、システムが自動的
に残り時間を配分してくれるので、講演者は説明に集中
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシステムの外観図である。
【図2】本発明に係るシステムのブロック図である。
【図3】(1)記憶媒体の内容(その1)を示す図であ
る。 (2)記憶媒体の内容(その2)を示す図である。
【図4】時間配分(その1)の説明図である。
【図5】時間配分(その2)の説明図である。
【図6】スクリーンおよび表示手段への出力例(その
1)を示す図である。
【図7】スクリーンおよび表示手段への出力例(その
2)を示す図である。
【図8】残り時間再配分(その1)の説明図である。
【図9】残り時間再配分(その2)の説明図である。
【図10】割り込み説明の例を示す図である。
【図11】講演パターンの説明図である。
【図12】講演パターン指定時の出力例を示す図であ
る。
【図13】割り込み画像指定時の出力例を示す図であ
る。
【図14】RAMの記憶内容を示す図である。
【符号の説明】
1 OHP(オーバーヘッドプロジェクタ) 2 制御部 3 入力手段 4 マウス 5 キーボード 6 表示手段 7 スクリーン 8 外部記憶装置 9 透過型液晶パネル 21 CPU 22 記憶部 23 クロック部 24 記憶媒体 25 ROM 26 RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンに投影するためのOHPと、
    該OHP上に置くことで表示内容を前記スクリーンに投
    影する透過表示装置と、該透過型表示装置と該透過型表
    示装置とは別の表示手段部とに表示内容を出力する制御
    部と、該制御部に対して入力を行う入力手段と、前記制
    御部内に情報を保有する記憶部と、時間計算のためのク
    ロック部と、情報を長期保存するための外部記憶装置と
    を備え、前記入力手段部は前記OHP上に配置された透
    過型表示装置を前記制御部を経由して遠隔操作を行える
    と共に、前記表示手段部は前記透過型表示装置に表示さ
    れた内容以外に他の情報を表示することを特徴とするス
    クリーン投影システム。
  2. 【請求項2】 前記入力手段部により表示する内容毎の
    時間設定を行う表示時間設定手段を有することを特徴と
    する請求項1記載のスクリーン投影システム。
  3. 【請求項3】 前記表示時間設定手段は表示実行中であ
    っても、残り時間に対応して、残りの表示内容に付いて
    の表示時間を再設定する再設定手段を有することを特徴
    とする請求項1記載のスクリーン投影システム。
JP4884996A 1996-03-06 1996-03-06 スクリーン投影システム Pending JPH09244144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4884996A JPH09244144A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 スクリーン投影システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4884996A JPH09244144A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 スクリーン投影システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09244144A true JPH09244144A (ja) 1997-09-19

Family

ID=12814717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4884996A Pending JPH09244144A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 スクリーン投影システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09244144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004034157A1 (en) * 2002-10-07 2004-04-22 Michael Morykwas Timer device for use in an audio/visual presentation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004034157A1 (en) * 2002-10-07 2004-04-22 Michael Morykwas Timer device for use in an audio/visual presentation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8887088B2 (en) Dynamic user interface for previewing live content
JPH05205024A (ja) 情報管理方法及びそれを用いたマルチメディアシステム
JP2004531803A (ja) 双方向プレゼンテーションディスプレイシステム
JPS6347791A (ja) 情報表示説明装置
JPH09244144A (ja) スクリーン投影システム
JP6851663B1 (ja) 教育補助装置、教育システム、およびプログラム
JPH04118762A (ja) 文書作成装置
JP3163627B2 (ja) 編集機能付きohp投影機用表示装置
JP3381903B2 (ja) 地図表示システム及びそれにおける画像スクロール処理方法
JP3284561B2 (ja) 学習支援システム
JP3686755B2 (ja) 地理情報システム及びそのシステムのプログラムを記録した記憶媒体
JPH11237866A (ja) 画像表示装置
JPH0778144A (ja) 表示制御装置
JP7388827B2 (ja) プレゼンテーション用資料作成支援システム及びプレゼンテーション用資料作成支援プログラム
JP2001142880A (ja) 文書管理装置、文書管理方法および記憶媒体
JPH03245176A (ja) 表示装置制御方式
JPH06259521A (ja) 表示装置
JP3171557B2 (ja) 文書作成装置
JPS61139869A (ja) スケジユ−ル入力削除方式
JP4982956B2 (ja) 動画表示制御プログラム
Tetyana et al. Modular technology of adaptation of training-methodological materials in scientific libraries of institutions of higher education
JPH0287269A (ja) データ管理装置
Miller To DOS or not to DOS
JPH05334285A (ja) 文書作成装置
JPS6347794A (ja) 情報表示説明装置