JPH09243826A - ホログラムレリーフのマスキング方法及びそのマスキング方法を用いたホログラム体 - Google Patents
ホログラムレリーフのマスキング方法及びそのマスキング方法を用いたホログラム体Info
- Publication number
- JPH09243826A JPH09243826A JP5744496A JP5744496A JPH09243826A JP H09243826 A JPH09243826 A JP H09243826A JP 5744496 A JP5744496 A JP 5744496A JP 5744496 A JP5744496 A JP 5744496A JP H09243826 A JPH09243826 A JP H09243826A
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- JP
- Japan
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- hologram
- film
- embossing
- transparent
- masking method
- Prior art date
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- Pending
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- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンボスによりホログラムレリーフパターン
を形成したホログラムを一時的に見えなくして注目度を
向上させる。 【解決手段】 台紙１にエンボス２によるホログラムレ
リーフパターンを形成したホログラムフィルム３を張り
つけた基材４上に、粘着剤が一面に塗布された透明フィ
ルム５を当接し、圧接することにより、粘着剤層６をホ
ログラムフィルム３のエンボス２に入り込ませ、エンボ
ス２を埋めてホログラムを見えなくする。そして、前記
フィルム５を剥がすとホログラムが現れるようにして注
目度を大きくする。
を形成したホログラムを一時的に見えなくして注目度を
向上させる。 【解決手段】 台紙１にエンボス２によるホログラムレ
リーフパターンを形成したホログラムフィルム３を張り
つけた基材４上に、粘着剤が一面に塗布された透明フィ
ルム５を当接し、圧接することにより、粘着剤層６をホ
ログラムフィルム３のエンボス２に入り込ませ、エンボ
ス２を埋めてホログラムを見えなくする。そして、前記
フィルム５を剥がすとホログラムが現れるようにして注
目度を大きくする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンボスによる
ホログラムレリーフパターンを形成したホログラム関
し、そのホログラムを一時的に見えなくするためのホロ
グラムレリーフのマスキング方法及びその方法を用いた
ホログラム体に関する。
ホログラムレリーフパターンを形成したホログラム関
し、そのホログラムを一時的に見えなくするためのホロ
グラムレリーフのマスキング方法及びその方法を用いた
ホログラム体に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンボスによるホログラムレリーフパタ
ーンによってホログラムを形成したものとして例えばホ
ログラムフィルムがある。
ーンによってホログラムを形成したものとして例えばホ
ログラムフィルムがある。
【０００３】このホログラムフィルムは、ポリエステル
などの合成樹脂フィルムに、ホログラムレリーフパター
ンを有する金属シムを熱圧着してエンボスを施し、ホロ
グラムレリーフパターンを転写する。次に、この転写し
たホログラムレリーフパターン面に、アルミニウムなど
の金属蒸着を施し、その上にオーバコート層を設けたも
のであり、見る角度に応じて「きらきら」と輝いて色
彩、模様が微妙に変化するという特長を有するものであ
る。
などの合成樹脂フィルムに、ホログラムレリーフパター
ンを有する金属シムを熱圧着してエンボスを施し、ホロ
グラムレリーフパターンを転写する。次に、この転写し
たホログラムレリーフパターン面に、アルミニウムなど
の金属蒸着を施し、その上にオーバコート層を設けたも
のであり、見る角度に応じて「きらきら」と輝いて色
彩、模様が微妙に変化するという特長を有するものであ
る。
【０００４】そのため、このようなホログラムフィルム
は、例えば装飾用としてカタログ、はがき、シール類な
どの台紙状のものやこれら台紙状のものに限らず、ケー
ス状やその他いろいろなものに張り付けられている。
は、例えば装飾用としてカタログ、はがき、シール類な
どの台紙状のものやこれら台紙状のものに限らず、ケー
ス状やその他いろいろなものに張り付けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにホログラムフィルムをただ張り付ける方法では、
「きらきら」と輝がやいて一瞬目を引くが、すぐに見飽
きてしまい、例えば、カタログなどでは、いま一歩注目
度が上がらないという問題があった。
ようにホログラムフィルムをただ張り付ける方法では、
「きらきら」と輝がやいて一瞬目を引くが、すぐに見飽
きてしまい、例えば、カタログなどでは、いま一歩注目
度が上がらないという問題があった。
【０００６】そこで、この発明の課題は、注目度を向上
させことができるようにすることである。
させことができるようにすることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項１に係る発明では、エンボスによ
るホログラムレリーフパターンを形成したホログラム面
の一部あるいは全部に、透明な粘着剤層を介して透明フ
ィルムを当接し、圧接して剥離可能に取りつけるという
方法を採用したのである。
め、この発明の請求項１に係る発明では、エンボスによ
るホログラムレリーフパターンを形成したホログラム面
の一部あるいは全部に、透明な粘着剤層を介して透明フ
ィルムを当接し、圧接して剥離可能に取りつけるという
方法を採用したのである。
【０００８】また、請求項２に係る発明では、エンボス
によるホログラムレリーフパターンを形成したホログラ
ム面の一部あるいは全部に、透明な粘着剤層、透明フィ
ルム層を順に設けた構成を採用したのである。
によるホログラムレリーフパターンを形成したホログラ
ム面の一部あるいは全部に、透明な粘着剤層、透明フィ
ルム層を順に設けた構成を採用したのである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１０】図１乃至図３に第１実施形態としてこの発
明の請求項２に係るホログラム体を示し、また、このホ
ログラム体を説明することにより、合わせて請求項１に
係るホログラムレリーフのマスキング方法を説明するこ
とにする。
明の請求項２に係るホログラム体を示し、また、このホ
ログラム体を説明することにより、合わせて請求項１に
係るホログラムレリーフのマスキング方法を説明するこ
とにする。
【００１１】第１実施形態のホログラム体は、図１に示
すように、台紙１にホログラムフィルム３を張りつけた
基材４に、粘着剤層６を介して透明フィルム層５を剥離
可能に取り付けた構成となっている。
すように、台紙１にホログラムフィルム３を張りつけた
基材４に、粘着剤層６を介して透明フィルム層５を剥離
可能に取り付けた構成となっている。
【００１２】台紙１は、この形態の場合、ホログラムフ
ィルム３との接着面が印刷面となっており、印刷や蒸着
によって文字やイラストなどが描けるようになってい
る。
ィルム３との接着面が印刷面となっており、印刷や蒸着
によって文字やイラストなどが描けるようになってい
る。
【００１３】また、ホログラムフィルム３は、従来例で
述べたエンボス２の転写によりホログラムレリーフパタ
ーンを形成したしたもので、そのレリーフパターンの形
成されたホログラム面を上にして、この形態の場合、透
明な水性アクリル系糊で台紙１に接着されている。
述べたエンボス２の転写によりホログラムレリーフパタ
ーンを形成したしたもので、そのレリーフパターンの形
成されたホログラム面を上にして、この形態の場合、透
明な水性アクリル系糊で台紙１に接着されている。
【００１４】粘着剤層６は、この形態の場合、あらかじ
め透明フィルム層５を形成する透明フィルムの一方の面
に塗布されたもので、透明フィルムを張り付けることに
より形成されるようになっている。また、その粘着剤に
は、透明な感圧粘着型が用いられており、ホログラムフ
ィルム３に対する接着力は、透明フィルムに対する接着
力に比べて弱く調整された弱粘性を程するものとなって
いる。例えばこの透明フィルム層５のフィルムには、商
品名：ワンタックＮＥＷ−Ｈなどの、塩化ビニール製の
フィルムの一方の面に粘着剤が塗布された粘着フィルム
などを使用することができる。
め透明フィルム層５を形成する透明フィルムの一方の面
に塗布されたもので、透明フィルムを張り付けることに
より形成されるようになっている。また、その粘着剤に
は、透明な感圧粘着型が用いられており、ホログラムフ
ィルム３に対する接着力は、透明フィルムに対する接着
力に比べて弱く調整された弱粘性を程するものとなって
いる。例えばこの透明フィルム層５のフィルムには、商
品名：ワンタックＮＥＷ−Ｈなどの、塩化ビニール製の
フィルムの一方の面に粘着剤が塗布された粘着フィルム
などを使用することができる。
【００１５】このような透明フィルム層５は、前記基材
４のホログラムレリーフパターンが形成されたホログラ
ム面の一部あるいは全部に、粘着剤の塗布された一方の
面側を当接し、例えばプレスなどにより圧接して張り付
けると、粘着剤層６の粘着剤が、図１に示すように、ホ
ログラム面のエンボス２（ホログラムフィルム３のエン
ボス２）に入り込む。このため、エンボス２に入り込ん
だ粘着剤層６はエンボス２を埋めるため、粘着剤によっ
てマスキングされたエンボス２面は、ホログラムを生じ
なくなる。このとき、台紙１に描かれた文字やイラスト
は、透明フィルム層５、透明な粘着剤層６及びホログラ
ムフィルム３を介して見ることができる。
４のホログラムレリーフパターンが形成されたホログラ
ム面の一部あるいは全部に、粘着剤の塗布された一方の
面側を当接し、例えばプレスなどにより圧接して張り付
けると、粘着剤層６の粘着剤が、図１に示すように、ホ
ログラム面のエンボス２（ホログラムフィルム３のエン
ボス２）に入り込む。このため、エンボス２に入り込ん
だ粘着剤層６はエンボス２を埋めるため、粘着剤によっ
てマスキングされたエンボス２面は、ホログラムを生じ
なくなる。このとき、台紙１に描かれた文字やイラスト
は、透明フィルム層５、透明な粘着剤層６及びホログラ
ムフィルム３を介して見ることができる。
【００１６】この実施形態は、以上のように構成されて
おり、上記のように基材４のホログラム面に透明フィル
ム層５が剥離可能に張り付けられたホログラム体では、
粘着剤層６によってホログラムフィルム３のエンボス２
が埋められ、ホログラムを生じないで、透明フィルム層
５及びホログラムフィルム３を介して台紙に描かれた文
字やイラストを普通通りに見ることができる。
おり、上記のように基材４のホログラム面に透明フィル
ム層５が剥離可能に張り付けられたホログラム体では、
粘着剤層６によってホログラムフィルム３のエンボス２
が埋められ、ホログラムを生じないで、透明フィルム層
５及びホログラムフィルム３を介して台紙に描かれた文
字やイラストを普通通りに見ることができる。
【００１７】いま、基材１から透明フィルム層５を剥が
すと、粘着剤層６のホログラムフィルム３に対する接着
力を透明フィルム層５に対する接着力に比べて弱く調整
した弱粘性としたことにより、図２に示すように、エン
ボス２から粘着剤層６が取り除かれ、ホログラムフィル
ム３上にエンボス２が再現する。そのため、図３に示す
ように透明フィルム層５が剥がされた部分からホログラ
ムが出現する。
すと、粘着剤層６のホログラムフィルム３に対する接着
力を透明フィルム層５に対する接着力に比べて弱く調整
した弱粘性としたことにより、図２に示すように、エン
ボス２から粘着剤層６が取り除かれ、ホログラムフィル
ム３上にエンボス２が再現する。そのため、図３に示す
ように透明フィルム層５が剥がされた部分からホログラ
ムが出現する。
【００１８】つまり、ホログラムフィルム３を別のフィ
ルム５でマスキングしておき、そのマスキングフィルム
５を剥がすことにより、ホログラムが現れるようになっ
ており、剥がすという動作によって気を引くことがで
き、しかもマスキングフィルム５を剥がした後は、ホロ
グラムフィルム３が「きらきら」と輝いて目を引くこと
ができるので、大きな注目度を期待できる。
ルム５でマスキングしておき、そのマスキングフィルム
５を剥がすことにより、ホログラムが現れるようになっ
ており、剥がすという動作によって気を引くことがで
き、しかもマスキングフィルム５を剥がした後は、ホロ
グラムフィルム３が「きらきら」と輝いて目を引くこと
ができるので、大きな注目度を期待できる。
【００１９】そのため、このマスキング方法を例えば、
絵はがき、クリスマスカード、年賀状、ＳＰ用はがき、
カレンダー、おまけシールなどの台紙１にホログラムフ
ィルムを張りつけたものについて用いると大きな効果が
期待できる。
絵はがき、クリスマスカード、年賀状、ＳＰ用はがき、
カレンダー、おまけシールなどの台紙１にホログラムフ
ィルムを張りつけたものについて用いると大きな効果が
期待できる。
【００２０】また、実施形態では基材４として文字やイ
ラストの書かれた台紙１にホログラムフィルム３を張り
つけたものについて述べたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、プラスチック製や金属製のカードやボ
ックスなどのプラスチック製品や金属製品などでも、エ
ンボス２によるホログラムレリーフを形成したものにつ
いて使用できる。
ラストの書かれた台紙１にホログラムフィルム３を張り
つけたものについて述べたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、プラスチック製や金属製のカードやボ
ックスなどのプラスチック製品や金属製品などでも、エ
ンボス２によるホログラムレリーフを形成したものにつ
いて使用できる。
【００２１】なお、実施形態では、透明フィルムに粘着
剤層が塗布されたものを用いたが、これに限定されるも
のではなく、例えば基材のホログラム面に粘着剤を塗布
することによって粘着剤層を形成し、その粘着剤層上に
透明フィルムを当接し、圧接するようにしてもよい。
剤層が塗布されたものを用いたが、これに限定されるも
のではなく、例えば基材のホログラム面に粘着剤を塗布
することによって粘着剤層を形成し、その粘着剤層上に
透明フィルムを当接し、圧接するようにしてもよい。
【００２２】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、ホロ
グラムレリーフパターンを形成したホログラム面に、透
明な粘着剤層を介して透明フィルムを剥離可能に取り付
け、その剥離可能に取り付けた透明フィルムを剥がすこ
とによってホログラムが現れるようにしたので、剥がす
という動作によって気を引くことができ、しかも、透明
フィルムを剥がした後は、ホログラムフィルムが「きら
きら」と輝いて目を引くことができるので、大きな注目
度を期待できる。
グラムレリーフパターンを形成したホログラム面に、透
明な粘着剤層を介して透明フィルムを剥離可能に取り付
け、その剥離可能に取り付けた透明フィルムを剥がすこ
とによってホログラムが現れるようにしたので、剥がす
という動作によって気を引くことができ、しかも、透明
フィルムを剥がした後は、ホログラムフィルムが「きら
きら」と輝いて目を引くことができるので、大きな注目
度を期待できる。
【図１】第１実施形態の断面図
【図２】第１実施形態の作用説明図
【図３】第１実施形態の作用説明図
１ 台紙 ２ エンボス ３ ホログラムフィルム ４ 基材 ５ 透明フィルム層 ６ 粘着剤層
Claims (2)
- 【請求項１】 エンボスによるホログラムレリーフパタ
ーンを形成したホログラム面の一部あるいは全部に、透
明な粘着剤層を介して透明フィルムを当接し、圧接して
剥離可能に取りつけるホログラムレリーフのマスキング
方法。 - 【請求項２】 エンボスによるホログラムレリーフパタ
ーンを形成したホログラム面の一部あるいは全部に、透
明な粘着剤層、透明フィルム層を順に設けた請求項１に
記載のホログラムレリーフのマスキング方法を用いたホ
ログラム体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5744496A JPH09243826A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ホログラムレリーフのマスキング方法及びそのマスキング方法を用いたホログラム体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5744496A JPH09243826A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ホログラムレリーフのマスキング方法及びそのマスキング方法を用いたホログラム体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09243826A true JPH09243826A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13055840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5744496A Pending JPH09243826A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ホログラムレリーフのマスキング方法及びそのマスキング方法を用いたホログラム体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09243826A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100285398A1 (en) * | 2007-05-18 | 2010-11-11 | 3M Innovative Properties Company | Tamper indicating article |
| JP2011225258A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 窓付き封筒 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP5744496A patent/JPH09243826A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20100285398A1 (en) * | 2007-05-18 | 2010-11-11 | 3M Innovative Properties Company | Tamper indicating article |
| JP2011225258A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 窓付き封筒 |
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