JPH092434A - 無菌充填チャンバーの予備殺菌方法 - Google Patents
無菌充填チャンバーの予備殺菌方法Info
- Publication number
- JPH092434A JPH092434A JP15929095A JP15929095A JPH092434A JP H092434 A JPH092434 A JP H092434A JP 15929095 A JP15929095 A JP 15929095A JP 15929095 A JP15929095 A JP 15929095A JP H092434 A JPH092434 A JP H092434A
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- Japan
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- filling chamber
- aseptic filling
- steam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】無菌充填チャンバー内部の殺菌時に、無菌充填
チャンバーの内部を密封でき殺菌用蒸気が漏れず、飽和
蒸気により確実に殺菌できる、方法を提供することを目
的とするものである。 【構成】容器の口栓を殺菌し、内容物を充填する無菌充
填チャンバー内の予備殺菌方法であって、無菌充填チャ
ンバーの壁面の継目にパッキンを挟着し、無菌充填チャ
ンバーの壁面に設けられた口栓挿入穴部を口栓殺菌カッ
プにより塞ぐことにより無菌充填チャンバー内を密封
し、チャンバー内に供給された殺菌用の蒸気の排出用配
管を閉じることにより、無菌充填チャンバー内を密閉し
圧力を高くして飽和蒸気で殺菌する予備殺菌方法であ
る。
チャンバーの内部を密封でき殺菌用蒸気が漏れず、飽和
蒸気により確実に殺菌できる、方法を提供することを目
的とするものである。 【構成】容器の口栓を殺菌し、内容物を充填する無菌充
填チャンバー内の予備殺菌方法であって、無菌充填チャ
ンバーの壁面の継目にパッキンを挟着し、無菌充填チャ
ンバーの壁面に設けられた口栓挿入穴部を口栓殺菌カッ
プにより塞ぐことにより無菌充填チャンバー内を密封
し、チャンバー内に供給された殺菌用の蒸気の排出用配
管を閉じることにより、無菌充填チャンバー内を密閉し
圧力を高くして飽和蒸気で殺菌する予備殺菌方法であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、口栓付き容器に内容物
を充填する無菌充填チャンバーの殺菌に関する発明であ
り、特に無菌充填チャンバー内を殺菌する殺菌方法に関
するものである。
を充填する無菌充填チャンバーの殺菌に関する発明であ
り、特に無菌充填チャンバー内を殺菌する殺菌方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、合成樹脂フィルム等により成形さ
れた袋からなる容器は、容器が大きいときは、内容物を
充填した後に袋の形状が変形しないように紙箱等の外容
器に入れられ、輸送、販売されることが多く、使用時に
袋を取り出して内容物を注出するほか、袋と紙箱等の外
容器からなる複合容器としてそのまま使用されることも
あった。特に、複合容器として使用する場合、複合容器
から直接内容物を取り出するために、袋の側面に口栓が
設けられた容器が一般的である。そして、上記口栓付き
容器は、無菌充填も可能で、内容物を無菌充填するため
には、無菌充填チャンバー内において、まず、口栓部の
外側が殺菌用蒸気により殺菌され、口栓を密封している
キャップが外され、内容物が充填され、次いで口栓にキ
ャップが被され、袋の内部が密封され、次の工程に搬送
されていた。また、無菌充填チャンバーは、内部を無菌
状態に保つ必要があるので、内部を無菌エアーにより陽
圧に保つ必要がある。
れた袋からなる容器は、容器が大きいときは、内容物を
充填した後に袋の形状が変形しないように紙箱等の外容
器に入れられ、輸送、販売されることが多く、使用時に
袋を取り出して内容物を注出するほか、袋と紙箱等の外
容器からなる複合容器としてそのまま使用されることも
あった。特に、複合容器として使用する場合、複合容器
から直接内容物を取り出するために、袋の側面に口栓が
設けられた容器が一般的である。そして、上記口栓付き
容器は、無菌充填も可能で、内容物を無菌充填するため
には、無菌充填チャンバー内において、まず、口栓部の
外側が殺菌用蒸気により殺菌され、口栓を密封している
キャップが外され、内容物が充填され、次いで口栓にキ
ャップが被され、袋の内部が密封され、次の工程に搬送
されていた。また、無菌充填チャンバーは、内部を無菌
状態に保つ必要があるので、内部を無菌エアーにより陽
圧に保つ必要がある。
【０００３】上記の口栓付き容器の充填に使用される無
菌充填チャンバーは、袋自体を無菌チャンバー内に入れ
て、内容物を充填するために、無菌充填チャンバー自体
が大きくなり、また、容器を殺菌するための殺菌用蒸気
が大量に必要なり、作業効率が低くなってしまった。ま
た、無菌充填チャンバー内を口栓付き容器に内容物を充
填する前に殺菌しておく必要があり、無菌充填チャンバ
ーが大きいと予備殺菌用の殺菌用蒸気を大量に必要と
し、また、無菌充填チャンバーの内部を無菌状態に保つ
無菌エアーも大量に必要とするので、作業効率が低くな
ってしまった。
菌充填チャンバーは、袋自体を無菌チャンバー内に入れ
て、内容物を充填するために、無菌充填チャンバー自体
が大きくなり、また、容器を殺菌するための殺菌用蒸気
が大量に必要なり、作業効率が低くなってしまった。ま
た、無菌充填チャンバー内を口栓付き容器に内容物を充
填する前に殺菌しておく必要があり、無菌充填チャンバ
ーが大きいと予備殺菌用の殺菌用蒸気を大量に必要と
し、また、無菌充填チャンバーの内部を無菌状態に保つ
無菌エアーも大量に必要とするので、作業効率が低くな
ってしまった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そのため、袋自体は殺
菌せず、充填部の口栓の外側と口栓を密封しているキャ
ップの外側だけを殺菌する、部分殺菌のための小型の無
菌充填チャンバーが発明された。この無菌充填チャンバ
ーは従来の無菌充填チャンバーに比べて小さいく、上記
課題を解決し、内容物の容器への充填作業効率を高くす
ることができた。しかしながら、無菌充填チャンバー内
は、無菌状態としなければならなかった。
菌せず、充填部の口栓の外側と口栓を密封しているキャ
ップの外側だけを殺菌する、部分殺菌のための小型の無
菌充填チャンバーが発明された。この無菌充填チャンバ
ーは従来の無菌充填チャンバーに比べて小さいく、上記
課題を解決し、内容物の容器への充填作業効率を高くす
ることができた。しかしながら、無菌充填チャンバー内
は、無菌状態としなければならなかった。
【０００５】しかしながら、上記無菌充填チャンバー
は、口栓挿入穴部等の開放部が多く、壁面にも継目等の
隙間が生じていたため、殺菌用の水蒸気を供給しても、
無菌充填チャンバー内部では、予備殺菌用の蒸気では十
分な加圧状態とならないため、１００°Ｃ以上に無菌充
填チャンバー内部を加熱することができなかった。その
ため、加熱ヒーターにより１３０°Ｃ以上に加熱された
状態とし、蒸気を送り、殺菌に必要な温度に上げ、無菌
充填チャンバー内部に供給しなくてはならなかった。ま
た、この殺菌用蒸気は、加熱ヒーターにより加熱される
ことにより乾燥状態となるので、飽和状態とならず、殺
菌に必要なエネルギーとするため、設定温度を上記のよ
うに約１３０°Ｃと、高温に設定しなくてはならなかっ
た。
は、口栓挿入穴部等の開放部が多く、壁面にも継目等の
隙間が生じていたため、殺菌用の水蒸気を供給しても、
無菌充填チャンバー内部では、予備殺菌用の蒸気では十
分な加圧状態とならないため、１００°Ｃ以上に無菌充
填チャンバー内部を加熱することができなかった。その
ため、加熱ヒーターにより１３０°Ｃ以上に加熱された
状態とし、蒸気を送り、殺菌に必要な温度に上げ、無菌
充填チャンバー内部に供給しなくてはならなかった。ま
た、この殺菌用蒸気は、加熱ヒーターにより加熱される
ことにより乾燥状態となるので、飽和状態とならず、殺
菌に必要なエネルギーとするため、設定温度を上記のよ
うに約１３０°Ｃと、高温に設定しなくてはならなかっ
た。
【０００６】よって、上記の無菌充填チャンバーは、無
菌充填チャンバーの内部を予備殺菌する場合に、無菌充
填チャンバーより殺菌用蒸気が漏れ、また、殺菌用蒸気
が内部から漏れるために設定された殺菌温度まで昇温し
ないので、加熱ヒーターを使用し、殺菌用蒸気の設定温
度を上げなくてはならず、作業効率が低くなる。また、
高温の殺菌用蒸気を使用しているので、無菌充填チャン
バーに腐食等が生じるので損失が大きくなる。
菌充填チャンバーの内部を予備殺菌する場合に、無菌充
填チャンバーより殺菌用蒸気が漏れ、また、殺菌用蒸気
が内部から漏れるために設定された殺菌温度まで昇温し
ないので、加熱ヒーターを使用し、殺菌用蒸気の設定温
度を上げなくてはならず、作業効率が低くなる。また、
高温の殺菌用蒸気を使用しているので、無菌充填チャン
バーに腐食等が生じるので損失が大きくなる。
【０００７】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、無菌充填チャンバー内部の予備殺菌時に、
無菌充填チャンバーの内部を密封でき、殺菌用蒸気が漏
れず、飽和蒸気により確実に殺菌できる、方法を提供す
ることを目的とするものである。
れたもので、無菌充填チャンバー内部の予備殺菌時に、
無菌充填チャンバーの内部を密封でき、殺菌用蒸気が漏
れず、飽和蒸気により確実に殺菌できる、方法を提供す
ることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器の口栓を
殺菌し、容器内に内容物を充填する口栓付き容器の無菌
充填チャンバー内を殺菌する予備殺菌方法であって、無
菌充填チャンバーの壁面の継目にパッキンを挟着し、無
菌充填チャンバーの壁面に設けられた口栓挿入穴部を口
栓殺菌カップにより塞ぎ、殺菌用の蒸気の排出用配管を
閉じることにより、無菌充填チャンバー内を密閉し圧力
を高くし、飽和蒸気により殺菌する無菌充填チャンバー
の予備殺菌方法である。
殺菌し、容器内に内容物を充填する口栓付き容器の無菌
充填チャンバー内を殺菌する予備殺菌方法であって、無
菌充填チャンバーの壁面の継目にパッキンを挟着し、無
菌充填チャンバーの壁面に設けられた口栓挿入穴部を口
栓殺菌カップにより塞ぎ、殺菌用の蒸気の排出用配管を
閉じることにより、無菌充填チャンバー内を密閉し圧力
を高くし、飽和蒸気により殺菌する無菌充填チャンバー
の予備殺菌方法である。
【０００９】
【作用】本発明による無菌充填チャンバーの予備殺菌方
法は、内容物を容器に充填する直前に無菌充填チャンバ
ーを密封して、殺菌用蒸気を供給することにより、無菌
充填チャンバー内が高圧となり、飽和蒸気で殺菌するの
で殺菌効率を高くすることができ。また、従来のように
別に加熱する熱が必要となるので、殺菌用蒸気の設定温
度を低くすることができる。また、殺菌用蒸気を高温に
するために加熱する必要がないので、加熱用ヒーターを
使用する必要がなくなる。さらに、高温加熱蒸気を使用
しないので、無菌充填チャンバー等の機器への熱による
損害が少なくなる。また、蒸気が無菌充填チャンバー内
より漏れないので、無菌充填チャンバーの周辺の状態を
悪化させることは無く、排気ダクト等の設備を設ける必
要が無くなる。
法は、内容物を容器に充填する直前に無菌充填チャンバ
ーを密封して、殺菌用蒸気を供給することにより、無菌
充填チャンバー内が高圧となり、飽和蒸気で殺菌するの
で殺菌効率を高くすることができ。また、従来のように
別に加熱する熱が必要となるので、殺菌用蒸気の設定温
度を低くすることができる。また、殺菌用蒸気を高温に
するために加熱する必要がないので、加熱用ヒーターを
使用する必要がなくなる。さらに、高温加熱蒸気を使用
しないので、無菌充填チャンバー等の機器への熱による
損害が少なくなる。また、蒸気が無菌充填チャンバー内
より漏れないので、無菌充填チャンバーの周辺の状態を
悪化させることは無く、排気ダクト等の設備を設ける必
要が無くなる。
【００１０】
【実施例】本発明の無菌充填チャンバーの壁面（２）、
および口栓殺菌カップ（６）には通常ステンレスが使用
される、これは、ステンレスには汚れが付着し難く、変
質しないという性質を有しているからである。また、本
発明は無菌充填チャンバー（１）内を高圧にするため、
壁面（２）を従来の一般的厚さである１．５ｍｍにした
のでは変形する可能性が生じるので、壁面（２）に耐圧
性を持たせるために、壁面（２）の厚さを４ｍｍ以上と
する必要が生じ、壁面（２）の厚さは４〜５ｍｍの厚さ
とすることが好ましい。これは、無菌充填チャンバーの
成形容易性、保形性等のためである。ただし、無菌充填
チャンバーの大きさ、加圧される圧力にに合わせて、壁
面（２）の厚さは適宜選択することができる。本実施例
における、無菌充填チャンバーの壁面の厚さは５ｍｍで
ある。また、本発明で無菌充填チャンバー（１）の内圧
は、２．０Ｋｇ／ｃｍ2 以上になるように加圧される。
これは、２．０Ｋｇ／ｃｍ2 未満では、飽和蒸気の温度
が１２０°以上に上がらないからである。また、無菌充
填チャンバー（１）の壁面（２）の継目に挟着され、継
目を密封するパッキン（３）は、耐熱性、耐薬性という
性質を有するシリコーンゴム、熱可塑性エランストマー
等が使用される。本実施例においては、パッキン（３）
としてシリコーンゴムが使用されている。また、本実施
例においての殺菌設定温度は１２１°Ｃ、圧力２．０Ｋ
ｇ／ｃｍ 2 である。これは、無菌充填チャンバーが密封
されているために、内部の圧力が殺菌用の蒸気を供給す
ることにより上がり、飽和蒸気圧が保たれ、温度が下が
ることがないので、この温度に設定できるからである。
以下図面を用いて、本実施例を詳しく説明する。
および口栓殺菌カップ（６）には通常ステンレスが使用
される、これは、ステンレスには汚れが付着し難く、変
質しないという性質を有しているからである。また、本
発明は無菌充填チャンバー（１）内を高圧にするため、
壁面（２）を従来の一般的厚さである１．５ｍｍにした
のでは変形する可能性が生じるので、壁面（２）に耐圧
性を持たせるために、壁面（２）の厚さを４ｍｍ以上と
する必要が生じ、壁面（２）の厚さは４〜５ｍｍの厚さ
とすることが好ましい。これは、無菌充填チャンバーの
成形容易性、保形性等のためである。ただし、無菌充填
チャンバーの大きさ、加圧される圧力にに合わせて、壁
面（２）の厚さは適宜選択することができる。本実施例
における、無菌充填チャンバーの壁面の厚さは５ｍｍで
ある。また、本発明で無菌充填チャンバー（１）の内圧
は、２．０Ｋｇ／ｃｍ2 以上になるように加圧される。
これは、２．０Ｋｇ／ｃｍ2 未満では、飽和蒸気の温度
が１２０°以上に上がらないからである。また、無菌充
填チャンバー（１）の壁面（２）の継目に挟着され、継
目を密封するパッキン（３）は、耐熱性、耐薬性という
性質を有するシリコーンゴム、熱可塑性エランストマー
等が使用される。本実施例においては、パッキン（３）
としてシリコーンゴムが使用されている。また、本実施
例においての殺菌設定温度は１２１°Ｃ、圧力２．０Ｋ
ｇ／ｃｍ 2 である。これは、無菌充填チャンバーが密封
されているために、内部の圧力が殺菌用の蒸気を供給す
ることにより上がり、飽和蒸気圧が保たれ、温度が下が
ることがないので、この温度に設定できるからである。
以下図面を用いて、本実施例を詳しく説明する。
【００１１】まず、図１に示されているように、無菌充
填チャンバー（１）の壁面（２）の継目はパッキン
（３）により隙間無く埋められており、口栓殺菌カップ
（６）により口栓挿入穴部（５）が塞さがれ、また、蒸
気排出管（８）はバルブ（図示せず）により閉めれてい
るので、無菌充填チャンバー（１）内は密封されてい
る。次いで、殺菌用蒸気を蒸気供給管（７）から無菌充
填チャンバー（１）内部に充填すると、無菌充填チャン
バー（１）は密封されているので殺菌用蒸気が漏れ出す
ことがないので、無菌充填チャンバー（１）内の圧力は
高くなる。そのため、無菌充填チャンバー（１）内は、
飽和蒸気で殺菌をすることがで、別の加熱手段で加熱す
る必要がない。また、殺菌予定温度への到達時間が短く
なり瞬時に殺菌することができるので、無菌充填チャン
バー（１）内の殺菌効率が高くなる。次いで、無菌充填
チャンバー（１）内の殺菌が終わったら、蒸気排出管
（８）のバルブを開き、殺菌用蒸気を排出し、無菌充填
チャンバー（１）内に殺菌されたエアーを吹き込み、無
菌充填チャンバー（１）の内部を陽圧にし、容器の口栓
（４）を口栓殺菌カップ（６）が塞いでいる口栓挿入穴
部（５）より無菌充填チャンバー（１）内に挿入する。
次いで、口栓（４）の外側を口栓殺菌カップ（６）内で
殺菌用蒸気により殺菌し、口栓殺菌カップ（６）を外
し、口栓（４）を密封しているキャップ（図示せず）を
外し、充填ノズル（９）から口栓（４）を通して容器内
に内容物を充填し、キャップを口栓（４）に嵌め、密封
し、口栓挿入穴部（５）から口栓（４）を出し、容器は
次の工程に搬送される。この様にして、充填の工程は終
了する。また、容器に内容物を充填するためには、上記
の工程を繰り返すが、無菌充填チャンバー（１）内は殺
菌されたエアーにより満たされているので、毎回予備殺
菌を行うことはない。
填チャンバー（１）の壁面（２）の継目はパッキン
（３）により隙間無く埋められており、口栓殺菌カップ
（６）により口栓挿入穴部（５）が塞さがれ、また、蒸
気排出管（８）はバルブ（図示せず）により閉めれてい
るので、無菌充填チャンバー（１）内は密封されてい
る。次いで、殺菌用蒸気を蒸気供給管（７）から無菌充
填チャンバー（１）内部に充填すると、無菌充填チャン
バー（１）は密封されているので殺菌用蒸気が漏れ出す
ことがないので、無菌充填チャンバー（１）内の圧力は
高くなる。そのため、無菌充填チャンバー（１）内は、
飽和蒸気で殺菌をすることがで、別の加熱手段で加熱す
る必要がない。また、殺菌予定温度への到達時間が短く
なり瞬時に殺菌することができるので、無菌充填チャン
バー（１）内の殺菌効率が高くなる。次いで、無菌充填
チャンバー（１）内の殺菌が終わったら、蒸気排出管
（８）のバルブを開き、殺菌用蒸気を排出し、無菌充填
チャンバー（１）内に殺菌されたエアーを吹き込み、無
菌充填チャンバー（１）の内部を陽圧にし、容器の口栓
（４）を口栓殺菌カップ（６）が塞いでいる口栓挿入穴
部（５）より無菌充填チャンバー（１）内に挿入する。
次いで、口栓（４）の外側を口栓殺菌カップ（６）内で
殺菌用蒸気により殺菌し、口栓殺菌カップ（６）を外
し、口栓（４）を密封しているキャップ（図示せず）を
外し、充填ノズル（９）から口栓（４）を通して容器内
に内容物を充填し、キャップを口栓（４）に嵌め、密封
し、口栓挿入穴部（５）から口栓（４）を出し、容器は
次の工程に搬送される。この様にして、充填の工程は終
了する。また、容器に内容物を充填するためには、上記
の工程を繰り返すが、無菌充填チャンバー（１）内は殺
菌されたエアーにより満たされているので、毎回予備殺
菌を行うことはない。
【００１２】
【発明の効果】以上より、本発明の無菌充填チャンバー
の予備殺菌方法は、無菌充填チャンバーを予備殺菌時に
パッキンにより無菌充填チャンバーの継目が埋められ、
口栓挿入穴部が口栓殺菌カップにより塞がれ、蒸気排出
管が閉められるので、無菌充填チャンバー内を密閉する
ことができ、蒸気供給管から殺菌用蒸気を無菌充填チャ
ンバーに供給した場合に、無菌充填チャンバーの内部の
圧力が高くなるので、殺菌用蒸気のみで十分な殺菌を行
うことができる。そのため、加熱ヒーター等で加熱する
必要がなく、無菌充填チャンバーの殺菌設定温度への到
達が短くなるので、無菌充填チャンバーの予備殺菌の殺
菌効率が上がる。
の予備殺菌方法は、無菌充填チャンバーを予備殺菌時に
パッキンにより無菌充填チャンバーの継目が埋められ、
口栓挿入穴部が口栓殺菌カップにより塞がれ、蒸気排出
管が閉められるので、無菌充填チャンバー内を密閉する
ことができ、蒸気供給管から殺菌用蒸気を無菌充填チャ
ンバーに供給した場合に、無菌充填チャンバーの内部の
圧力が高くなるので、殺菌用蒸気のみで十分な殺菌を行
うことができる。そのため、加熱ヒーター等で加熱する
必要がなく、無菌充填チャンバーの殺菌設定温度への到
達が短くなるので、無菌充填チャンバーの予備殺菌の殺
菌効率が上がる。
【００１３】また、殺菌用蒸気の加熱に加熱ヒーターを
使用する必要がなくなり、飽和蒸気圧を定めるだけで、
必要な加熱殺菌温度が維持でき、生産効率を向上させる
ことができる。
使用する必要がなくなり、飽和蒸気圧を定めるだけで、
必要な加熱殺菌温度が維持でき、生産効率を向上させる
ことができる。
【００１４】また、無菌充填チャンバーから蒸気が漏れ
ないので、無菌充填チャンバーの回りに、排気ダクト等
の設備を設ける必要が無くなる。
ないので、無菌充填チャンバーの回りに、排気ダクト等
の設備を設ける必要が無くなる。
【図１】本発明の一実施例の簡略断面図である。
１……無菌充填チャンバー ２……壁面 ３……パッキン ４……口栓 ５……口栓挿入穴部 ６……口栓殺菌カップ ７……蒸気供給管 ８……蒸気排出管 ９……充填ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】口栓付き容器の口栓を殺菌し、内容物を充
填する無菌充填チャンバー内を殺菌する予備殺菌方法で
あって、無菌充填チャンバーの壁面の継目にパッキンを
挟着し、無菌充填チャンバーの壁面に設けられた口栓挿
入穴部を口栓殺菌カップにより塞ぎ、殺菌用の蒸気の排
出用配管を閉じることにより、無菌充填チャンバー内を
密閉し、殺菌用の蒸気により無菌充填チャンバーの内部
の圧力を高くし、飽和蒸気殺菌することを特徴とする無
菌チャンバーの予備殺菌方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15929095A JPH092434A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 無菌充填チャンバーの予備殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15929095A JPH092434A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 無菌充填チャンバーの予備殺菌方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH092434A true JPH092434A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15690570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15929095A Pending JPH092434A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 無菌充填チャンバーの予備殺菌方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH092434A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005335724A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 密封チャンバー殺菌装置 |
| JP2009113870A (ja) * | 2009-01-16 | 2009-05-28 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 容器詰め飲料の製造方法 |
| US9385182B2 (en) | 2011-02-10 | 2016-07-05 | Cree, Inc. | Junction termination structures including guard ring extensions and methods of fabricating electronic devices incorporating same |
| US9570560B2 (en) | 2009-05-12 | 2017-02-14 | Cree, Inc. | Diffused junction termination structures for silicon carbide devices |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP15929095A patent/JPH092434A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005335724A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 密封チャンバー殺菌装置 |
| JP4561186B2 (ja) * | 2004-05-25 | 2010-10-13 | 凸版印刷株式会社 | 密封チャンバー殺菌装置 |
| JP2009113870A (ja) * | 2009-01-16 | 2009-05-28 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 容器詰め飲料の製造方法 |
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Legal Events
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