JPH09243466A - 半導体温度センサ - Google Patents

半導体温度センサ

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JPH09243466A
JPH09243466A JP4622296A JP4622296A JPH09243466A JP H09243466 A JPH09243466 A JP H09243466A JP 4622296 A JP4622296 A JP 4622296A JP 4622296 A JP4622296 A JP 4622296A JP H09243466 A JPH09243466 A JP H09243466A
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JP
Japan
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voltage
mos transistor
temperature sensor
conversion circuit
source
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JP4622296A
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Ryohei Saga
良平 嵯峨
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電流化に適したMOSトランジスタで
もって、製造バラツキが少なくて再現性および精度にす
ぐれ、とくに常温(25℃)に対して±75℃程度とい
う一般使用頻度が高い範囲で、良好な精度を得ることが
できる半導体温度センサおよびその応用装置を実現す
る。 【構成】 MOSトランジスタのβ(電圧利得)を電圧
に変換して取り出すようにしたβ電圧変換回路を構成
し、このβ電圧回路の出力を温度センス出力として利用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体温度セン
サ、さらにはIC(半導体集積回路装置)化された半導
体温度センサおよびその応用装置に適用して有効な技術
に関するものであって、とくに常温(25℃)に対して
±75℃程度という、一般使用頻度の高い範囲での温度
測定に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体温度センサとしては、センサ部に
バイポーラ・トランジスタを用いたものが知られている
(たとえば、CQ出版社刊行「トランジスタ技術 19
90年10月号」469ページ参照)。
【0003】バイポーラ・トランジスタのしきい値すな
わちベース・エミッタ間電圧は、温度に応じて直線的に
変化する温度特性を呈するが、この温度特性は製造バラ
ツキが少なくて精度および再現性が良好であるため、温
度センサとして利用されている。
【0004】このバイポーラ・トランジスタによる温度
センサは、パイポーラ・プロセスにより製造されるIC
に一緒に集積形成させることができる。つまり、単独の
温度センサとして構成することもできるが、ICに内蔵
させる形でも構成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。
【0006】すなわち、上述した半導体温度センサは、
バイポーラ・トランジスタを用いて構成される温度セン
サであるため、標準MOSプロセスで製造されるICに
は組み込むことができない。また、バイポーラ・トラン
ジスタは電流で制御される電流素子であるため、低消費
電流の回路を構成することが比較的難しい。
【0007】他方、MOSトランジスタは電圧で制御さ
れる電圧素子であるため、消費電流の低減という点で
は、バイポーラ・トランジスタよりも有利である。この
MOSトランジスタのしきい値も温度特性を有するの
で、これを温度センサに利用することも考えられる。し
かし、MOSトランジスタのしきい値は、バイポーラ・
トランジスタのそれと異なって、製造バラツキが大きい
ため、再現性および精度の良い温度センサを得ることが
できない。
【0008】本発明の目的は、低消費電流化に適したM
OSトランジスタでもって、製造バラツキが少なくて再
現性および精度にすぐれ、とくに常温(25℃)に対し
て±75℃程度という一般使用頻度が高い範囲で、良好
な精度を得ることができる半導体温度センサおよびその
応用装置を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにそのほかの目的と特
徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかにな
るであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0011】すなわち、MOSトランジスタのβ(電圧
利得)を電圧に変換して取り出すようにしたβ電圧変換
回路を構成し、このβ電圧変換回路の出力を温度センス
出力として利用するというものである。
【0012】上述した手段によれば、常温(25℃)に
対して±75℃程度という一般使用頻度が高い範囲に
て、製造バラツキの影響が少なく、再現性および精度に
すぐれた温度特性を得ることができる。
【0013】これにより、低消費電流化に適したMOS
トランジスタでもって、製造バラツキが少なくて再現性
および精度にすぐれ、とくに常温(25℃)に対して±
75℃程度という、一般使用頻度が高い範囲で良好な精
度を得る、という目的が達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施態様を
図面を参照しながら説明する。
【0015】なお、図において、同一符号は同一あるい
は相当部分を示すものとする。
【0016】図1は本発明の技術が適用された半導体温
度センサの概要を示す回路図であって、1は温度セン
サ、11は定電流源、N1は第1のnチャンネルMOS
トランジスタ、N2は第2のnチャンネルMOSトラン
ジスタ、R1は抵抗、Vccは電源電位、Voは温度セ
ンス出力電圧である。
【0017】定電流源11は、電源電位Vcc側から2
つのMOSトランジスタN1.N2の各ドレインにそれ
ぞれ同じ大きさの定電流Idを供給する。第1のMOS
トランジスタN1は、そのドレインとゲートが共通接続
されて第2のMOSトランジスタのゲートに接続されて
いる。第2のMOSトランジスタN2は、そのチャンネ
ル幅Wmとチャンネル長Lmの比m(=Wm/Lm)
が、第1のMOSトランジスタN1のチャンネル幅/長
比n(=Wn/Ln)よりも実効的に大きくなるように
形成されている(n<m)。第2のMOSトランジスタ
N2は、そのソースが抵抗R1を直列に介して第1のM
OSトランジスタN1のソースに接続され、この接続点
が基準電位に接続されている。
【0018】上述の構成により、チャンネル幅/長比が
異なる2つのMOSトランジスタN1,N2のそれぞれ
に同じ大きさのドレイン電流Idが流れるように、各M
OSトランジスタN1,N2のゲート・ソース間電圧V
gs1,Vgs2をそれぞれに浮動させる電流制御回路
が形成される。そして、抵抗R1の両端には、第1のM
OSトランジスタN1のゲート・ソース間電圧Vgs1
と第2のMOSトランジスタN2のゲート・ソース間電
圧Vgs2の差(Id・R1=Vgs1−Vgs2)が
現れる。この差(Id・R1=Vgs1−Vgs2)
が、温度センス出力電圧Vo(=Id・R1=Vgs1
−Vgs2)として取り出されるようになっている。
【0019】ここで、上記温度センス出力電圧Voに
は、この後にて数式を用いて説明するように、MOSト
ランジスタのβ(電圧利得)がパラメータ要素として含
まれている。このMOSトランジスタのβは温度依存性
を有するが、この温度依存性は製造バラツキの影響が少
なく、とくに常温(25℃)に対して±75℃程度とい
う一般使用頻度が高い範囲にて、再現性および精度にす
ぐれた温度特性を形成できることが、本発明者によって
あきらかとされた。
【0020】したがって、上記βを電圧に変換して取り
出すことができれば、低消費電流化に適したMOSトラ
ンジスタでもって、製造バラツキが少なくて再現性およ
び精度にすぐれ、とくに常温(25℃)に対して±75
℃程度という一般使用頻度が高い範囲で、良好な精度の
半導体温度センサおよびその応用装置を実現することが
できる。図1に示した回路は、その半導体温度センサの
具体的な実施態様の一つを示したものである。
【0021】次に、図1に示した回路の動作を数式を用
いて説明する。
【0022】MOSトランジスタのゲート・ソース間電
圧をVgs、しきい値電圧をVt、チャンネル幅をW、
チャンネル長をL、ドレイン電流をIdとすると、その
電圧利得βは数1の(式1)のように定義することがで
きる。
【0023】
【数1】 上記電圧利得βは、MOSトランジスタの接合温度すな
わちセンス温度Tによって変化するが、25℃の常温
(=298K)に対して±75℃程度という範囲では、
数2の(式2)が非常に精度良く近似することが判明し
た。(式2)において、Tは絶対温度、Toは298K
(25℃)、βoはT=Toのときのβを示す。
【0024】
【数2】 ここで、図1の回路にて得られるセンス出力電圧Vo
は、数3の(式3)で表わされる。
【0025】
【数3】 (式1)の定義から、図1のMOSトランジスタN1,
N2の各ゲート・ソース間電圧Vgs1,Vgs2は、
数4の(式4)で表すことができる。nは第1のMOS
トランジスタN1のチャンネル幅/長比(Wn/Ln=
n)、mは第2のMOSトランジスタN2のチャンネル
幅/長比(Wm/Lm=m)をそれぞれ示す。
【0026】
【数4】 (式3)に(式4)を代入すると、数5の(式5)のよ
うになる。
【0027】
【数5】 Vo=Id・R1の関係から、(式5)のIdにId=
Vo/R1を代入して整理すると、(式6)が得られ
る。
【0028】
【数6】 ここで、(式2)を数6の(式6)に代入すると、数7
の(式7)のようになる。
【0029】
【数7】 βoに関する定数項をVkoにまとめて整理すると、セ
ンス出力電圧Voは数8の(式8)のように簡略化され
る。
【0030】
【数8】 (式8)に示すセンス出力電圧Voは、Tが298K±
75K程度の範囲つまり常温(25℃)に対して±75
℃程度という一般使用頻度が高い範囲にて、非常に良好
な近似精度を持つことができる。
【0031】以上のように、本発明の半導体温度センサ
では、MOSトランジスタのβ(電圧利得)を電圧に変
換して取り出すβ電圧変換回路を構成し、このβ電圧変
換回路の出力を温度センス出力として利用する。このM
OSトランジスタのβに着目し、このβの変化を電圧V
oの変化として取り出すことにより、低消費電流化に適
したMOSトランジスタでもって、製造バラツキが少な
くて再現性および精度にすぐれ、とくに常温(25℃)
に対して±75℃程度という一般使用頻度が高い範囲に
て、精度の良い温度検出を行なわせることができる。
【0032】また、第1のMOSトランジスタN1のチ
ャンネル幅/長比nと第2のMOSトランジスタN2の
チャンネル幅/長比mの大小関係により、センス出力電
圧Voの温度特性を正または負のいずれにも任意に設定
することができる。たとえば、上述した回路では、n<
mに設定したことにより、センス出力電圧Voは正の温
度特性を持つようになっている。その逆に設定した場合
すなわちm<nの場合、センス出力電圧Voは負の温度
特性を持つようになる。
【0033】図2は、図1に示した温度センサのさらに
具体化的な回路構成例を示す。
【0034】同図においては、2つのMOSトランジス
タN1,N2に同じ大きさのドレイン電流Idを供給す
るための定電流源11が、チャンネル幅/長比が同じ大
きさの2つのpチャンネルMOSトランジスタP1,P
2によるカレントミラーによって形成されている。
【0035】図3は、図1または図2に示した回路の変
形例を示す。
【0036】同図に示す回路では、第2のMOSトラン
ジスタN2のソースを第1の抵抗R1を介して第1のM
OSトランジスタN1のソースに接続し、この接続点を
第2の抵抗R2を介して基準電位に接続している。この
場合、第1と第2の抵抗R1,R2の両端に現れる電圧
Voを温度センス出力として取り出す。この回路では、
図1または図2に示した回路に対して、{1+2(R2
/R1)}倍の出力電圧Voを得ることができる。
【0037】図4は、本発明の半導体温度センサを利用
したデジタル温度計の第1の構成例を示す。
【0038】同図に示すデジタル温度計は、上述した温
度センサ1、このセンサ1の出力電圧Voをデジタル変
換するA/D変換回路31、このA/D変換回路31の
出力を温度として数値表示する表示手段32により構成
され、電池2からの供給される電源電位Vccで動作さ
せられる。
【0039】温度センサ1は、上述したように、MOS
トランジスタのβを電圧に変換して取り出すようにした
β電圧変換回路により形成されている。この温度センサ
1は、A/D変換回路31などの他の回路と一緒に、標
準MOSプロセスのIC3内に組み込まれる。
【0040】図5は、本発明の半導体温度センサを利用
したデジタル温度計の第2の構成例を示す。
【0041】同図に示すデジタル温度計は、体温計など
に適した温度計であって、上述したβ電圧変換回路によ
る温度センサ1、このセンサ1のセンス出力電圧Voを
デジタル変換するA/D変換回路41、デジタル変換さ
れたセンス出力レベルの変化状態に基づいて温度平衡時
の出力レベルを予測演算する演算処理回路42、および
その予測演算の結果を数値表示する表示手段32により
構成され、電池2から供給される電源電位Vccで動作
させられる。43はリセット/スタートスイッチで、こ
のスイッチが押圧操作されたときに演算処理回路42が
初期化されて温度計測が開始されるようになっている。
【0042】同図に示す例では、温度センサ1はプロー
ブ先端に配置し、A/D変換回路31と演算処理回路4
2は一つのIC4に集積形成して表示手段32側に配置
するようにしているが、要すれば、温度センサ1もIC
4内に組み込むことができる。
【0043】図6は、本発明の半導体温度センサを利用
した充電装置の構成例を示す。
【0044】同図に示す充電装置は、Ni−Cd電池な
どの二次電池2への充電を、その電池2の発熱状態をモ
ニターしながら行なうものであって、電池2内には上述
した温度センサ1があらかじめ内蔵されている。電池2
には、正負の電池端子t1,t2に加えて、温度センサ
1からのセンス出力電圧Voを外部に取り出すための端
子t3も設けられている。
【0045】同図において、51は電池2に充電電流I
cを通電させる通電回路、Q1は充電電流Icを制御す
るパワートランジスタ、Rsは充電電流Icを電圧変換
して検出するシャント抵抗、52は電池2内の温度セン
サ1のセンス出力電圧Voおよび電池2の端子電圧など
に基づいて充電条件の設定や充電の終了判定などを行な
う充電制御回路、53は商用交流電源(AC100V)
から充電用の直流電源を生成する直流電源回路、54は
上記電池2を電源にして動作する電池応用機器である。
【0046】図7は、本発明の半導体温度センサを利用
した密閉型二次電池の構成例を示す。
【0047】同図に示す密閉型二次電池2では、ケーシ
ング25と端子板22とで密封入される中に、発電要素
(電池エレメント)21、プラス側リード線23、マイ
ナス側リード線24、および上述したβ電圧変換回路に
よる温度センサ1が組み込まれている。温度センサ1の
動作電源は電池ケース25内の発電要素21から供給さ
れる。電池ケース25内にはそのための配線も設けられ
ている。
【0048】このように、温度センサ1を電池2に内蔵
させることで、その電池2の発熱状態を外部から的確に
検出することができるようになり、これにより充電等の
電池のメンテナンス制御を適性に行なわせることが可能
になる。
【0049】図8は、本発明の半導体温度センサをエア
コンや石油ファンヒータなどの温調機器に利用する場合
の構成例を示す。
【0050】同図において、温度センサ1のセンス出力
電圧Voは、A/D変換回路61にてデジタル変換され
た後、マイクロコンピュータによる制御回路62へ制御
情報として転送される。制御回路62は、温度センサ1
からの温度情報や操作パネル64からの操作情報などに
基づき、外部インターフェイス回路63を介して、温調
機器等の被制御機器66の動作を制御する。65は商用
交流電源(AC100V)から充電用の直流電源を生成
する直流電源回路である。上記温度センサ1は、A/D
変換回路61および制御回路62などと一緒に標準MO
SプロセスのIC6に組み込むことができる。
【0051】以上、本発明者によってなされた発明を実
施態様にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実
施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0052】以上の説明では主として、本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である温度
計測用のセンサに適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、たとえば露点湿度計など
のように、温度以外の計測を第1目的とするセンサにも
適用できる。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
【0054】すなわち、半導体温度センサおよびその応
用装置を構成するに際し、低消費電流化に適したMOS
トランジスタでもって、製造バラツキが少なくて再現性
および精度にすぐれ、とくに常温(25℃)に対して±
75℃程度という一般使用頻度が高い範囲で、良好な温
度検出精度を得ることができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用された半導体温度センサの
概要を示す回路図
【図2】図1の回路をさらに具体化して示す回路図
【図3】図1または図2に示した回路の変形例を示す回
路図
【図4】本発明の半導体温度センサを利用したデジタル
温度計の第1の構成例を示すブロック回路図
【図5】本発明の半導体温度センサを利用したデジタル
温度計の第2の構成例を示すブロック回路図
【図6】本発明の半導体温度センサを利用した充電装置
の構成例を示すブロック回路図
【図7】本発明の半導体温度センサを利用した二次電池
の構成例を示す省略断面図
【図8】本発明の半導体温度センサを温調機器等の制御
に利用する場合の構成例を示すブロック回路図
【符号の説明】
1 温度センサ 2 電池 3 IC(デジタル出力温度センサ) 4 温度測定IC(体温計) 6 制御IC(温度センサ内臓) 21 電子エレメント 22 端子板 23 +側リード線 24 −側リード線 25 電池ケース 43 リセット/スタート Vgs ゲート・ソース間電圧 Vt しきい値電圧 W チャンネル幅 L チャンネル長 Id ドレイン電流 β 電圧利得

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSトランジスタのβ(電圧利得)を
    電圧に変換して取り出すようにしたβ電圧変換回路を構
    成し、このβ電圧変換回路の出力を温度センス出力とす
    ることを特徴とする半導体温度センサ。
  2. 【請求項2】 MOSトランジスタに一定のドレイン電
    流が流れるようにそのMOSトランジスタのゲート・ソ
    ース間電圧を浮動させる電流制御回路を構成し、上記ゲ
    ート・ソース間電圧の変化を上記MOSトランジスタの
    βの変化として取り出すようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の半導体温度センサ。
  3. 【請求項3】 チャンネル幅/長比が異なる2つのMO
    Sトランジスタのそれぞれに比例関係を有するドレイン
    電流が流れるように各MOSトランジスタのゲート・ソ
    ース間電圧をそれぞれに浮動させる電流制御回路を構成
    するとともに、各MOSトランジスタのゲート・ソース
    間電圧の差を温度センス出力として取り出すようにした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体温度
    センサ。
  4. 【請求項4】 チャンネル幅/長比が異なる第1,第2
    のMOSトランジスタと、各MOSトランジスタのドレ
    インにそれぞれに比例関係を有するドレイン電流を供給
    する定電流源を有し、第1のMOSトランジスタのゲー
    ト端子はそのドレイン電圧で制御されるようにされかつ
    第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、第2の
    MOSトランジスタはそのソースが抵抗を介して第1の
    MOSトランジスタのソースに接続され、この接続点が
    基準電位に接続されていて、上記抵抗の両端に現れる電
    圧を温度センス出力として取り出すようにしたことを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体温度
    センサ。
  5. 【請求項5】 第1のMOSトランジスタと、この第1
    のMOSトランジスタと異なるチャンネル幅/長比を有
    する第2のMOSトランジスタと、各MOSトランジス
    タのドレインにそれぞれ比例関係を有する電流を供給す
    る定電流源を有し、第1のMOSトランジスタはそのド
    レインとゲートが共通接続されて第2のMOSトランジ
    スタのゲートに接続され、第2のMOSトランジスタは
    そのソースが抵抗を介して第1のMOSトランジスタの
    ソースに接続され、この接続点が基準電位に接続されて
    いて、上記抵抗の両端に現れる電圧を温度センス出力と
    して取り出すようにしたことを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の半導体温度センサ。
  6. 【請求項6】 チャンネル幅/長比が異なる第1,第2
    のMOSトランジスタと、各MOSトランジスタのドレ
    インにそれぞれ比例関係を有する電流を供給する定電流
    回路を有し、第1のMOSトランジスタはそのドレイン
    とゲートが共通接続されて第2のMOSトランジスタの
    ゲートに接続され、第2のMOSトランジスタはそのソ
    ースが第1の抵抗を介して第1のMOSトランジスタの
    ソースに接続され、この接続点が第2の抵抗を介して基
    準電位に接続されていて、第1と第2の抵抗の両端に現
    れる電圧を温度センス出力として取り出すようにしたこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導
    体温度センサ。
  7. 【請求項7】 MOSトランジスタのβ(電圧利得)を
    電圧に変換して取り出すようにしたβ電圧変換回路と、
    このβ電圧変換回路の出力を温度として表示する表示手
    段とを備えたことを特徴とする電子温度計。
  8. 【請求項8】 MOSトランジスタのβ(電圧利得)を
    電圧に変換して取り出すようにしたβ電圧変換回路と、
    このβ電圧変換回路の出力レベルの変化状態に基づいて
    平衡時の出力レベルを予測演算する演算手段と、この演
    算手段による予測演算結果を測定温度として表示する表
    示手段とを備えたことを特徴とする請求項7に記載の電
    子温度計。
  9. 【請求項9】 発電要素を電池ケースに封入するととも
    に、上記発電要素に接続する電池端子を上記ケースの外
    部に導出させた密閉型二次電池であって、MOSトラン
    ジスタのβ(電圧利得)を電圧に変換して取り出すよう
    にしたβ電圧変換回路を上記電池ケースに内蔵させると
    ともに、上記β電圧変換回路の出力端子を上記ケースの
    外部に導出させたことを特徴とする密閉型二次電池。
  10. 【請求項10】 温度センサを形成するβ電圧変換回路
    の動作電源を電池ケース内の発電要素から供給させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項9に記載の密閉型二次
    電池。
  11. 【請求項11】 MOSトランジスタのβ(電圧利得)
    を電圧に変換して取り出すようにしたβ電圧変換回路
    と、このβ電圧変換回路が形成する温度センサのセンス
    出力を制御情報として制御動作を行なう制御回路とを備
    えたことを特徴とする制御装置。
  12. 【請求項12】 MOSトランジスタのβ(電圧利得)
    を電圧に変換して取り出すようにしたβ電圧変換回路
    と、このβ電圧変換回路が形成する温度センサのセンス
    出力を制御情報として制御動作を行なう制御回路とを同
    一半導体基板に集積形成したことを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  13. 【請求項13】 β電圧変換回路と、このβ電圧変換回
    路が形成する温度センサのセンス出力を制御情報として
    制御動作を行なう制御回路とを、標準MOSプロセスの
    半導体集積回路装置に集積形成したことを特徴とする請
    求項12に記載の半導体集積回路装置。
JP4622296A 1996-03-04 1996-03-04 半導体温度センサ Pending JPH09243466A (ja)

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