JPH0924312A - 粉体塗装装置 - Google Patents

粉体塗装装置

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JPH0924312A
JPH0924312A JP17457795A JP17457795A JPH0924312A JP H0924312 A JPH0924312 A JP H0924312A JP 17457795 A JP17457795 A JP 17457795A JP 17457795 A JP17457795 A JP 17457795A JP H0924312 A JPH0924312 A JP H0924312A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体塗料の除湿に要するコストの増大を抑え
ながら粉体塗料の安定供給を確かなものにすることので
きる粉体塗装装置を提供する。 【解決手段】 自動車塗装用ブース4に設けられた塗装
ロボット5には、ブース4の外側に設置されたメイン塗
料タンク10及び中間塗料タンク11と、ロボットアー
ム7に取付けられた小分けタンク12を経て粉体塗料が
供給される。メインタンク10及び中間タンク11に
は、冷凍式エアドライヤ50からドライエアが供給さ
れ、小分けタンク12には、冷凍式エアドライヤ50を
出たドライエアを更に吸着式エアドライヤ52で除湿し
た超ドライエアが供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体塗装装置に関
し、より詳しくは、粉体塗料の安定供給および粉体塗料
の除湿に関する。
【0002】
【背景技術】近時の環境問題等の観点から粉体塗装が着
目されている。この粉体塗装は、溶液型塗装に比べて作
業環境を改善できるという利点を有する他に、被塗物に
塗着されなかった塗料すなわちオーバスプレーされた粉
体塗料を回収して、これを再利用できるという、資源の
有効利用の点でも優れている(特開昭64−75057
号公報、特開平4−104853号公報参照)。
【0003】粉体塗装では、スプレーガンのような塗料
吹付け機(ノズル)への粉体の供給は圧縮エアを用いて
行われるが、この粉体の安定供給のために粉体供給装置
を用いるのが一般的である。粉体供給装置は、塗料容
器、粉体搬送ポンプ、粉体流動攪拌装置などで構成さ
れ、容器内の粉体をエアと混合させてノズルに送り出す
機能を有している。このような粉体供給装置としては、
加圧容器式、インジェクター式、スクリュー式などが知
られており、その中で、流動槽とインジェクタとを組み
合わせた流動槽インジェクタ方式(特開平4−1048
53号公報参照)が現在最も普及している。
【0004】精密な塗膜管理を必要とする精密塗装にあ
っては、ノズルの吐出量の変動要因を極力排除すること
が必要である。この吐出量の変動要因として、塗料容器
とノズルとを連結するホースの曲がり、ホース内壁面へ
の塗料の付着による管路抵抗の増大などが知られてい
る。この問題に関連して、特開平6−91206号公報
は、連続的に塗料を噴霧するノズルと共に小型塗料容器
をレシプロケータに配設し、タンクから供給される塗料
を一旦小型塗料容器で中継してノズルに送り出すことを
提案している。これによれば、塗料を直接ノズルに送り
込むホースの長さ寸法を大幅に短縮することができるた
め、ホースに関連する上述した問題を解消することが可
能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動塗装に
は、上述したレシプロケータの他に、塗装ロボットが知
られている。塗装ロボットは、単に上下動するレシプロ
ケータと異なり、アーム及びその先端のノズルが自在に
動いて被塗物の隅々まで塗装できるという利点を有して
いる。このような塗装ロボットへの塗料の供給は、ノズ
ルと塗装ブースの外側に設置した塗料タンクとを連結す
るホースによって行われるのが一般的であり、長いホー
スの影響を受けて塗料の吐出量が変動する恐れがある。
【0006】また、粉体塗料は、合成樹脂粉末、硬化剤
粉末などで構成され、これら要素を均一に分散した状態
で使用する必要がある。このため、粉体塗料の機能を発
揮させるためには、熱による融着、反応の発生を回避
し、また、湿気などの液体の接触による塊化(ブロッキ
ング)、固化(ケーキング)を回避し得る状態で塗料を
管理しなければならない。
【0007】その一方で、特に、自動車ボデイの塗装の
ような精密塗装を行う場合、塗装ブースを含む建屋の内
部環境を、意図的に多湿に調整して(湿度70ないし8
0%)、粉塵の飛散による塗装不良の発生を抑えること
が行われている。このような多湿環境下において良好な
塗料管理を行うには、例えばドライエアを用いて塗料タ
ンク内の粉体を除湿することが望ましいが、工場内およ
び塗装ブース内に存在する塗料タンク内の塗料の全てを
ドライエアで管理するとしたときには、タンクの容量が
大容量であればある程、また、使用する粉体塗料の種類
(色を含む)が多種多様であればある程、塗料を除湿す
るためのコストが膨大なものになる。
【0008】そこで本発明の目的は、粉体塗料の除湿に
要するコストの増大を抑えながら粉体塗料の安定供給を
確かなものにすることのできる粉体塗装装置を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、塗装ロボット
に対して粉体塗料の安定供給を確かなものにすることの
できる粉体塗装装置を提供することにある。
【0009】
【発明の概要】上記の技術的課題は、被塗物に粉体塗料
を塗布するノズルと、粉体塗料を貯蔵する塗料タンク
と、該塗料タンクよりも小さな容量を有し、該塗料タン
クから送り出された粉体塗料を貯蔵して前記ノズルに供
給する小型塗料容器と、該小型塗料容器の中の粉体塗料
を除湿するために、該小型塗料容器にドライエアを供給
する第1のドライエア供給手段と、前記塗料タンクの中
の粉体塗料を除湿するために、該塗料タンクにドライエ
アを供給する第2のドライエア供給手段とを有し、前記
第1のドライエア供給手段が前記小型塗料容器に供給す
るドライエアは、前記第2のドライエア供給手段が前記
塗料タンクに供給するドライエアよりも高い乾燥度を有
する、ことを特徴とする粉体塗装装置によって達成する
ことができる。
【0010】すなわち、ノズルの近傍に小型塗料容器を
配置させることによって、このタンクからノズルに粉体
を導くホースの長さ寸法を短縮することができ、これに
より、ホースに起因する塗料供給不安定要因を小さなも
のにすることができる。また、容量の小さい小型塗料容
器に相対的に高い乾燥度のドライエアを供給するように
してあるため、この容器の中の粉体は高度に分散された
状態となり、したがってホースの長さ寸法の短縮化と一
緒になって、塗料の安定供給を確かなものにすることが
できると共に、この乾燥度の高いドライエアを全部の塗
料タンクに供給するのに比べて、塗料の除湿に要するコ
ストを削減することができる。
【0011】小型塗料容器の設置場所として、ノズルと
一緒に移動する部材、例えばレシプロケータ、塗装ロボ
ットのアームであるのが、ホースの曲がりを極力少なく
するためにも好ましい。ロボットアームに小型塗料容器
を設置する場合、自在に動くロボットアームの動きに伴
う小型塗料容器の姿勢変化が、ノズルに対する塗料の供
給量に影響を及ぼすのを極力抑えるために、ロボットア
ームに対してタンクの上端部を水平軸線回りに回動可能
に取付けるのが望ましい。
【0012】また、本発明の上述した課題は、被塗物に
粉体塗料を塗布する塗装ロボットのアームに設置され、
塗料タンクから送り込まれた粉体塗料を貯蔵して、前記
塗装ロボットのアームの先端に設けられた噴霧ノズルに
供給する小型塗料容器を有し、該小型塗料容器は、その
上端部が、前記塗装ロボットのアームに対して、水平軸
線を中心として回動自在に取付けられていると共に、前
記塗料タンクよりも小さな内部容量を備え、該小型塗料
容器には、圧縮エアから水分を取り除いてドライエアを
作る除湿手段からドライエアが供給されて、該小型塗料
容器内の粉体塗料を除湿する、ことを特徴とする粉体塗
装装置によって上述した課題を達成することができる。
【0013】すなわち、上述したように自在に動くロボ
ットアームに塗料容器を設置した場合には、アームの動
きに伴って塗料容器が姿勢変化し、このため、ノズルに
対する塗料の供給量に影響を及ぼす恐れがあるが、塗料
容器の上端部を、前記塗装ロボットのアームに対して、
水平軸線を中心として回動自在に取付ることで、塗料容
器は自重によって垂直姿勢を保持しようとする傾向にな
る。
【0014】このように小型塗料容器をロボットアーム
に設置することによって、塗料をノズルへ供給するホー
スの長さ寸法を大幅に短縮することができ、ホースの長
さに起因するノズルの吐出量の変動を抑えることができ
る。加えて、ロボットアームに設置する塗料容器にドラ
イエアを供給するようにしてあるため、このドライエア
によって容器の中の粉体が除湿されるため、乾燥した粉
体をホースに送り込むことができ、塗料の安定供給を確
かなものにすることができる。
【0015】本発明を適用する塗料タンク或いは塗料タ
ンクとしては、流動槽インジェクタ方式のものが好適で
あり、この流動槽インジェクタ式タンクを採用したとき
には、タンク内の粉体を流動化させるための流動化エア
としてドライエアを用いればよい。多段階に設置した塗
料容器を経由して粉体塗料をノズルに供給してもよい。
すなわち、塗料流れ方向に順に、メインタンク、中間塗
料容器、小型塗料容器というように複数の塗料容器を設
けてもよく、これら容器にに供給するドライエアの乾燥
度を、メインタンク、中間塗料容器、小型塗料容器の順
に、高くするようにしてもよい。乾燥度の高いドライエ
アの必要量を少なくするために、小型塗料容器は、極力
小さな内部容量を備えているのが望ましい。例えば、自
動車ボデイのように次々と搬入される被塗物に対して塗
装を施す場合には、小型塗料容器の容量として、一回の
塗装分の塗料を収容する量に設定すればよい。
【0016】塗料タンクと小型塗料容器とに異なる乾燥
度のドライエアを供給する手法として、小型塗料容器へ
供給するドライエアを2段階で除湿すると共に、第1段
階での得たドライエアを塗料タンクに供給するようにし
て、第1段階目の除湿手段を共用するのが設備コストを
下げるのに効果的である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施例
を添付した図面に基づいて説明する。図1は、本発明の
粉体塗装装置を設置した自動車塗装工場の一部を概略的
に示す図である。同図において、符号1は自動車塗装工
場を示し、工場1の内部空間2には、隔壁3によって塗
装ブース4が作られ、この塗装ブース4内に、複数台の
塗装ロボット5(図面には、1台のロボットだけを図示
してある)が配設されている。被塗物である自動車ボデ
イBは、所定の時間間隔で間欠的に塗装ブース4内に送
り込まれ、所定の位置に停止したボデイBに対してロボ
ット5による粉体塗料の塗布が行われる。この塗布工程
が完了した自動車ボデイBは、次のセッテングおよび焼
き付け工程に向けて搬出される。
【0018】ロボット5は、従来と同様に、そのアーム
7の先端に設けられたノズル8を有し、このノズル8へ
の粉体塗料の供給は、順に、メインタンク10、中間タ
ンク11、小分けタンク12を経由して行われる。図1
に示す破線14は粉体をメインタンク10から中間タン
ク11へ導く第1の粉体供給管を表し、この供給管14
には、図外のコントローラによって制御される電磁式の
開閉弁(図示せず)が設けられている。破線15は粉体
を中間タンク11から小分けタンク12へ導く第2の粉
体供給管を表し、この供給管15には、図外のコントロ
ーラによって制御される電磁式の開閉弁(図示せず)が
設けられている。破線16は粉体を小分けタンク12か
らノズル8へ導くホースを表す。ここに、メインタンク
10は塗装ブース4の外側に設置され、また、中間タン
ク11は隔壁3の外面に設置されている。小分けタンク
12は、ロボット5のアーム7に取付けられている。こ
の小分けタンク12の取付構造については後に説明す
る。
【0019】メインタンク10は、多孔板10aで仕切
られた流動槽10bを有し、この流動槽10bで流動化
された粉体はインジェクタ・ポンプ10cによって引き
出された後、中間タンク11に向けてエア搬送される。
同様に、中間タンク11についても、多孔板11aで仕
切られた流動槽11bを有し、この流動槽11bで流動
化された粉体はインジェクタ・ポンプ11cによって引
き出された後、小分けタンク12に向けてエア搬送され
る。小分けタンク12は、一回の塗装分の塗料、例えば
200gないし300gの塗料を収容する容量を有し、
一台の自動車ボデイBの塗布作業が完了して小分けタン
ク12が空になると、中間タンク11から小分けタンク
12に塗料が供給されて小分けタンク12の再充填が行
われる。
【0020】小分けタンク12は、図2に示すように、
容器20を有し、容器20の内部は、多孔板21によっ
て、上下に、乾燥室22とドライエア導入室23とに仕
切られている。容器20の上端壁には、排気ポート25
および粉体導入ポート26が設けられ、また、センサ2
7が設けられている。センサ27は、小分けタンク12
に充填された塗料の量を検出するものであり、小分けタ
ンク12内の塗料の量が所定の量になるとコントローラ
に向けて信号を送出し、コントローラはこの信号を受け
て、中間タンク11から小分けタンク12への粉体塗料
の供給を停止する。
【0021】上述した排気ポート25には図外の排気管
が接続される。また、粉体導入ポート26には上述した
第2の粉体供給管15が接続され、中間タンク11から
送り出された粉体はこの導入ポート25を通じて乾燥室
22に導入される。ドライエア導入室23には、エア導
入ポート28を通じてドライエアが導入され、導入室2
3に入ったドライエアは多孔板21を通って乾燥室22
に入る。
【0022】小分けタンク12は、多孔板21およびド
ライエア導入室23を貫通して下方に延びる垂直パイプ
30を有し、この垂直パイプ30の下端にインジェクタ
・ポンプ31が取付けられている。乾燥室22の粉体P
はインジェクタ・ポンプ31によって引き出された後、
エア搬送により、ホース16を通じてノズル8に供給さ
れる。ちなみに、ホース16の長さ寸法(L)は約1メ
−トルである。
【0023】小分けタンク12は、ロボットアーム7に
対し、一対のL形ロッド34を介して水平軸線回りに回
動可能に取付けられている。すなわち、小分けタンク1
2は、その側壁の上端部に固設された一対のスリーブ3
6を有し、この一対のスリーブ36、36は水平方向に
向けて互いに対向して配置されている。各スリーブ36
には、軸受け37を介して、L形ロッド34の水平部分
34aが取付けられ、L形ロッド34の他端はロボット
アーム7に固設されている。これにより、小分けタンク
12は、ロボットアーム7が動いたとしても、スリーブ
36の軸線を中心として回動し、自重により、垂直姿勢
を保持しようとする。
【0024】図1に戻って、メインタンク10、中間タ
ンク11、小分けタンク12には、夫々、ドライエアが
供給される。図中、符号40は、小分けタンク12に向
けてドライエアを供給するための管路を示す。この管路
40には、エアの流れ方向上流端に圧縮機42が設けら
れ、この圧縮機42と小分けタンク12との間には、エ
アの流れ方向上流側から下流側に向けて順に、一次ミス
トセパレータ44、エアタンク46、二次ミストセパレ
ータ48、一次除湿機50、二次除湿機52が介装され
ている。ここに、一次除湿機50は冷凍式エアドライヤ
で構成され、二次除湿機52は、シリカゲルなどを充填
した吸着式エアドライヤで構成されている。メインタン
ク10および中間タンク11には、管路40から分岐し
た枝管54を介してドライエアが供給され、枝管54
は、管路40のうち、一次除湿機50と二次除湿機52
との間に接続されている。
【0025】一次除湿機50を経て除湿されたドライエ
アは、枝管54を通じて、メインタンク10の流動エア
導入室10dに導入され、また、中間タンク11の流動
エア導入室11dに導入される。これら各室10d、1
1dに導入されるドライエアは、図外の電磁バルブによ
って個別的にON/OFF制御される。他方、二次除湿
機52を経て更に除湿された超ドライエアは、管路40
を通って、小分けタンク12のドライエア導入室23に
導入される。この小分けタンク12に導入される超ドラ
イエアは、図外の電磁バルブによってON/OFF制御
される。
【0026】次に、塗装ブース4での塗装を含めた一連
の動作を説明する。塗装ブース4内の所定位置に停止し
た未塗装の自動車ボデイBに対し、塗装ロボット5は、
60秒間、粉体塗料の塗布を行う。その後20秒のイン
ターバル時間の間に、塗料の塗布が完了した自動車ボデ
イBは搬出され、次の未塗装の自動車ボデイBが塗装位
置にセットされる。塗装ロボット5は、20秒のインタ
ーバルの間にホームポジションに戻る。また、このイン
ターバルの間に、中間タンク11から小分けタンク12
に塗料の充填が行われる。この粉体塗料の再充填に要す
る時間は約10秒である。小分けタンク12には、この
塗料の再充填とほぼ同期して、約10秒間、管路40を
通じて超ドライエアが供給され、この超ドライエアによ
って、小分けタンク12内の粉体は流動化されながら除
湿される。他方、メインタンク10および中間タンク1
1には、枝管54を通じて、流動化エアを兼ねたドライ
エアが供給され、このドライエアによって粉体は流動化
されながら予備除湿が行われる。
【0027】各タンク10、11、12内の粉体塗料
は、ドライエアによって除湿されるため、例えば、塗装
工場1の内部が多湿に保たれているとしても、この影響
を受けることなく、均一に分散された状態で流動化され
ることになる。特に、粉体をノズル8に直接的に供給す
る小分けタンク12に対しては、メインタンク10など
に送り込むドライエアよりも乾燥度の高いエアである超
ドライエアが送り込まれるため、この小分けタンク12
内の粉体は高度に分散された状態となる。したがって、
ノズル8に対し塗布工程を通じて安定的に塗料を供給す
ることができる。
【0028】加えて、ノズル8に近接した箇所であるロ
ボットアーム7に小分けタンク12を取り付けてあるた
め、ノズル8に粉体を供給するホース16の長さ寸法を
短縮することができ、ホース16の長さに起因して発生
し易くなる塗料吐出量の変動を抑えることができる。ま
た、上述したように、小分けタンク12で超ドライエア
により除湿された粉体がホース16を通じてノズル8に
供給されるため、ホース16の内壁面に粉体が付着し難
くなり、このことからも粉体の安定供給を一層確かなも
のにすることができる。
【0029】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明の実施の態様は、これに限定されることな
く、例えば、上述した特開平6−91206号公報に開
示のようにレシプロケータに小型塗料容器を設置したも
のに対しても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例の全体系統図。
【図2】塗装ロボットのアームに取付けられた小分けタ
ンクの縦断面図。
【符号の説明】
7 塗装ロボットのアーム 10 メイン塗料タンク 11 中間塗料タンク 12 小分け塗料タンク 40 圧縮機 50 一次除湿機(冷凍式エアドライヤ) 52 二次除湿機(吸着式エアドライヤ) B 自動車ボデイ(被塗物)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物に粉体塗料を塗布するノズルと、 粉体塗料を貯蔵する塗料タンクと、 該塗料タンクよりも小さな容量を有し、該塗料タンクか
    ら送り出された粉体塗料を貯蔵して前記ノズルに供給す
    る小型塗料容器と、 該小型塗料容器の中の粉体塗料を除湿するために、該小
    型塗料容器にドライエアを供給する第1のドライエア供
    給手段と、 前記塗料タンクの中の粉体塗料を除湿するために、該塗
    料タンクにドライエアを供給する第2のドライエア供給
    手段とを有し、 前記第1のドライエア供給手段が前記小型塗料容器に供
    給するドライエアは、前記第2のドライエア供給手段が
    前記塗料タンクに供給するドライエアよりも高い乾燥度
    を有する、ことを特徴とする粉体塗装装置。
  2. 【請求項2】 被塗物に粉体塗料を塗布する塗装ロボッ
    トのアームに設置され、塗料タンクから送り込まれた粉
    体塗料を貯蔵して、前記塗装ロボットのアームの先端に
    設けられた噴霧ノズルに供給する小型塗料容器を有し、 該小型塗料容器は、その上端部が、前記塗装ロボットの
    アームに対して、水平軸線を中心として回動自在に取付
    けられていると共に、前記塗料タンクよりも小さな内部
    容量を備え、 該小型塗料容器には、圧縮エアから水分を取り除いてド
    ライエアを作る除湿手段からドライエアが供給されて、
    該小型塗料容器内の粉体塗料を除湿する、ことを特徴と
    する粉体塗装装置。
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