JPH0924143A - パチンコ機における液晶表示装置 - Google Patents

パチンコ機における液晶表示装置

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JPH0924143A
JPH0924143A JP7199302A JP19930295A JPH0924143A JP H0924143 A JPH0924143 A JP H0924143A JP 7199302 A JP7199302 A JP 7199302A JP 19930295 A JP19930295 A JP 19930295A JP H0924143 A JPH0924143 A JP H0924143A
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高明 市原
Yoji Kawakami
洋二 川上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図柄が消去された状態を表わす図柄画面デー
タを特別に設けることなしに、スプライト面上に設定さ
れた図柄を表示画面上において消去するとともに、該消
去部分においてバックグラウンド面の図柄を表示するこ
とを可能とする。 【構成】 表示画面を、画面表示において、表示優先順
位の最も低いバックグラウンド面11と、バックグラウ
ンド面11よりも表示優先順位が高く、バックグラウン
ド画面11に対して表示優先順位が順次高くなるように
積層表示される複数のスプライト面12とにより構成す
る。スプライト面12をそれぞれ各面内の一方向並びに
それに直交する方向に行列状に配列した複数のタイル面
13の組み合わせにより構成する。バックグラウンド面
11に複数のスプライト面12が重ね合わされて画面表
示された時に、スプライト面12に設定された表示に対
し、表示優先順位以下の各スプライト面12に表示され
る図柄の表示をタイル面13単位で消去し、消去部分に
おいてバックグラウンド面11のみを表示する図柄表示
消去手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に配備
された液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に配備される図柄表示装置を
液晶表示装置により構成したものが知られている。従
来、液晶表示装置における画面表示は、液晶表示装置の
表示画面を、画面表示において、表示優先順位の最も低
いバックグラウンド面と、バックグラウンド面よりも表
示優先順位が高く、前記バックグラウンド画面に対して
表示優先順位が順次高くなるように積層表示される複数
のスプライト面とにより構成すると共に、スプライト面
をそれぞれ各面内の一方向並びにそれに直交する方向に
行列状に配列した複数のタイル面の組み合わせにより構
成し、バックグラウンド面に複数のスプライト面を重ね
合わせて表示画面を合成表示している。
【0003】例えば、バックグラウンド面30が図52
のように設定され、スプライト面31aが図53のよう
に設定されており、図54に示すように、バックグラウ
ンド面30の左側に対しスプライト面31aを重ね合わ
せ、図55に示すような表示画像32aを表示する。
【0004】ところで、上記の画面表示方式によれば、
例えば、図56に示すような表示画像32bを表示する
場合には、バックグラウンド面30の表示優先順位より
もスプライト面31の表示優先順位が高く、スプライト
面31によってバックグラウンド面30上の図柄が隠れ
て表示されないため、図56に示す表示画像32b一面
全てをスプライト画面31bとして構成しなければなら
なかった。従って、図56に示す表示画面32b一面分
を作成するためのキャラクタデータをキャラクタROM
に予め設定しておく必要があり、このため大容量のキャ
ラクタROMを必要とするばかりでなく、画面表示する
ための表示処理が複雑となり、画面表示に消費される表
示処理時間も要していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、バッ
クグラウンド面上に重ね合わせ表示されるスプライト面
上に設定された図柄を、図柄が消去された状態を表わす
図柄画面データを特別に設けることなしに、スプライト
面上に設定された図柄を表示画面上において消去すると
ともに、該消去部分においてバックグラウンド面の図柄
を表示することの可能なパチンコ機における液晶表示装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ機にお
ける液晶表示装置は、上記課題を解決するために、パチ
ンコ機における液晶表示装置の表示画面を、画面表示に
おいて、表示優先順位の最も低いバックグラウンド面
と、前記バックグラウンド面よりも表示優先順位が高
く、前記バックグラウンド画面に対して表示優先順位が
順次高くなるように積層表示される複数のスプライト面
とにより構成すると共に、前記スプライト面をそれぞれ
各面内の一方向並びにそれに直交する方向に行列状に配
列した複数のタイル面の組み合わせにより構成し、前記
バックグラウンド面に複数のスプライト面が重ね合わさ
れて画面表示された時に、前記スプライト面に設定され
た前記表示に対し、前記表示優先順位以下の各スプライ
ト面に表示される図柄の表示を前記タイル面単位で消去
し、消去部分においてバックグラウンド面のみを表示す
る図柄表示消去手段を設けたことを特徴とする。
【0007】また、前記スプライト面の表示内容を設定
するスプライト面テーブルを設け、当該スプライト面テ
ーブルに設定された動画の表示実行か動画の消去表示実
行かのいずれかを設定する表示編集手段を前記スプライ
ト面テーブルに設けたことを特徴とする。
【0008】図柄表示消去手段により、バックグラウン
ド面に複数のスプライト面が重ね合わされて画面表示さ
れた時に、スプライト面に設定された画面表示に対し、
表示優先順位以下の各スプライト面に表示される図柄の
表示をタイル面単位で消去し、消去部分においてバック
グラウンド面のみを表示するようして、図柄が消去され
た状態を表わす図柄画面データを特別に設ける必要性を
なくした。図柄表示消去手段は、当該スプライト面の表
示内容を設定するスプライト面テーブルに設けられた表
示編集手段を判別し、動画の表示実行が設定されている
場合には動画を表示し、動画の消去表示実行が設定され
ている場合には、タイル面単位で動画の消去表示実行が
設定されている該スプライト面の表示優先順位以下の各
スプライト面に表示される図柄の表示をタイル面単位で
消去し、消去部分においてバックグラウンド面のみを表
示する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の一
例であるパチンコ機における液晶表示装置1の要部を示
すブロック図である。液晶表示装置1は、パチンコ遊技
機の遊技状況に応じてパチンコ遊技全体に関わる処理を
行うメイン制御部20から送信されるコマンドデータに
基づいて、液晶表示装置1の表示動作を制御するサブC
PU2と、サブCPU2が実行する制御プログラムが格
納されたROM3と、随時読み出しおよび書き込みが可
能なRAM4と、表示手段としての液晶表示部5と、液
晶表示部5に表示する図柄のためのキャラクタデータを
記憶したキャラクタROM6と、サブCPU2が設定す
る表示データに基づいてキャラクタROM6からキャラ
クタデータを読み出して画面データを作成すると共に、
水平同期信号並びに垂直同期信号及びRGB信号を出力
して液晶表示部5において動画表示する画像合成手段と
してのビデオ・ディスプレイ・プロセッサ7(以下、V
DPという)と、VDP7から出力されたデジタルのR
GB信号をアナログ変換して液晶表示部5に出力するD
/Aコンバータ8とにより構成されている。
【0010】なお、VDP7は、メイン制御部20から
のコマンドデータを一時記憶する記憶領域やスプライト
面テーブルを含む各種テーブルが設定されたメモリ9や
各種テーブルに設定されたデータに基づいて実質的に画
像処理を行う画像処理部10を備える。
【0011】図1において、メイン制御部20から送信
されたコマンドデータは、VDP7内のメモリ9に設定
されたコマンドデータ記憶領域に一時記憶され、コマン
ドデータを受信を完了した時点で、VDP7からコント
ロール信号が出力され、サブCPU2がこれを受ける
と、VDP7に対する表示データの出力が完了した時点
で、メモリ9のコマンド記憶エリアからコマンドデータ
を読み出し、読み出されたコマンドデータは、RAM4
側に転送される。サブCPU2は、RAM4に転送され
たコマンドデータに応じて表示データを作成し、VDP
7に表示データを出力する。なお、VDP7に出力され
た表示データは、VDP7内のメモリ9の各種テーブル
に設定記憶される。
【0012】VDP7は、メモリ9内に設定された表示
データに基づいてキャラクタROM6からキャラクタデ
ータを読み出して画面データを作成すると共に、水平同
期信号並びに垂直同期信号及び画面データによって指定
されるRGB信号を走査出力して液晶表示部5において
動画を表示する。
【0013】次に、液晶表示部5に表示される表示画面
について説明する。
【0014】図2は、液晶表示部5に表示される表示画
面の仮想画面構成を概念的に示す斜視図である。液晶表
示部5に最終的に表示されて視認される最終表示画面
(図示せず)は、画面表示において、表示優先順位の最
も低いバックグラウンド面11と、バックグラウンド面
11よりも表示優先順位が高く、バックグラウンド面1
1に対して表示優先順位が順次高くなるように積層表示
される複数のスプライト面12とにより構成されてい
る。
【0015】図3は、スプライト面12の仮想画面構成
を概念的に示す図である。スプライト面12は、スプラ
イト面12内の横方向(水平方向)並びにそれに直交す
る縦方向(垂直方向)に行列状に配列した複数のタイル
面13の組み合わせにより構成される。なお、スプライ
ト面12は、水平方向並びに垂直方向の各方向に、最大
8枚までのタイル面13の配列組み合わせが可能となっ
ている。なお、図3における数字はスプライト面におけ
るタイル番号である。
【0016】図4は、1つのタイル面13の仮想画面構
成を示す図である。タイル面13は、縦32行×横32
列に行列状に配列された計1024個のドットにより構
成されている。なお、図4における数字は、1つのタイ
ル面13における各ドット毎に対して付与されているド
ット番号である。
【0017】図5は、図4に示すタイル面13に対する
キャラクタデータの構成を示す図である。1ドットのデ
ータ幅は、4ビット(0〜15)であり、キャラクタR
OM6内においては4ドット分のデータ(16ビット)
を1つの単位として、アドレスが付与されている。
【0018】なお、タイル面13を水平方向並びに垂直
方向に行列状に複数配列した組み合わせにより構成され
るスプライト面12は、図7(a)乃至図7(c)に示
すタイル面13の配列組み合わせ方向に従って各タイル
面13が順番づけられている。キャラクタROM6内に
おいては、図6に示すように、1つのスプライト面デー
タは、スプライト面12を構成する各タイル面データ
が、配列組み合わせ方向によって定められた順番でアド
レス順に記憶されている。
【0019】なお、スプライト面12上において設定表
示される描画は、図4に示す各ドットの発色によってな
される。また、4ビットのデータ幅を有した1ドットデ
ータは、後述のパレットテーブル(A)に設定された色
データ(16色)のうちのいずれか1色を指定するもの
である。
【0020】図8は、バックグラウンド面11の仮想画
面構成を概念的に示す図である。バックグラウンド面1
1は、バックグラウンド面11内の横方向(水平方向)
16列×縦方向(垂直方向)に8行の行列状に配列した
複数のBGキャラクタ面により構成される。
【0021】1つのBGキャラクタ面は、図4に示すタ
イル面13と同等であり、縦32行×横32列の計10
24ドットにより構成されている。なお、BGキャラク
タ面におけるドット番号もタイル面13と同等である。
【0022】図9は、図8に示す1つのBGキャラクタ
面に対するキャラクタデータの構成を示す図である。1
ドットのデータ幅は、8ビット(0〜255)であり、
キャラクタROM6内においては2ドット分のデータ
(16ビット)を1つの単位として、アドレスが付与さ
れている。なお、バックグラウンド面11の1ドットデ
ータは、8ビットのデータ幅を有するため、後述のパレ
ットテーブル(B)に設定された色データ(256色)
のうちのいずれか1色を指定するものである。
【0023】次に、スプライト面12と表示画面14と
の関係について説明する。図10は、スプライト面12
が設定可能なスプライト仮想画面15と表示画面14と
の関係を示す図である。
【0024】表示画面14のサイズは、水平方向160
ドット〜320ドット、垂直方向128〜255ライン
の範囲で任意指定可能であり、例えば、水平方向200
ドット、垂直方向160ドットのものを指定した場合に
は、その表示画面14のサイズが予めメモリ9のプログ
ラムROMに設定記憶されているものである。なお、以
下の説明においては、表示画面14のサイズを水平方向
200ドット、垂直方向160ドットとする。
【0025】スプライト仮想画面15は、VDP7に決
められているスプライト仮想画面用の基点座標(0,
0)及び各座標(1023,0),(0,1023),
(1023,1023)の4点を含む矩形の領域に設定
され、矩形の表示画面14は、その左最上角を基点16
に設定され、スプライト仮想画面15の基点座標(0,
0)に表示画面14の基点16が一致している。従っ
て、表示画面14はスプライト仮想画面15に対して固
定的に設定されていることとなる。
【0026】また、スプライト面12は、スプライト仮
想画面15におけるスプライト面12の表示開始座標位
置により表示画面14に対して表示位置が変り、表示画
面14において非表示及び部分表示が可能である。
【0027】次に、バックグラウンド面11と表示画面
14との関係について説明する。図11は、バックグラ
ウンド面11と表示画面14との関係を示す図である。
バックグラウンド画面11は、VDP7に決められたバ
ックグラウンド用の基点座標(0,0)及び各座標(5
11,0),(0,255),(511,255)の4
点を含む矩形の領域に設定され、矩形の表示画面14
は、表示画面14の基点16がバックグラウンド面11
内において任意に指定可能となっている。即ち、表示画
面14の基点16の水平方向表示開始位置を0〜511
(ドット)、表示画面14の基点16の垂直方向表示開
始位置を0〜255(ドット)の範囲内で設定し、バッ
クグラウンド面11に対する表示画面14の位置を設定
する。なお、図12にスプライト仮想画面15、バック
グラウンド面11及び表示画面14の関係を示す。
【0028】次に、VDP7のメモリ9の構成について
説明する。
【0029】図13はメモリ9に設定された各種テーブ
ル及び記憶領域を示す図であり、メモリ9内には、少な
くともスプライト面テーブル領域、バックグラウンドテ
ーブル領域、パレットテーブル(A)領域並びにパレッ
トテーブル(B)領域、共通制御設定テーブル、コマン
ドデータ記憶領域、表示同期位置設定入出力領域、ワー
クエリア及びサブCPU2からの表示データに応じて画
像処理部10が画像処理を行うためのプログラムが格納
されたプログラムROMエリアが設定区分されている。
【0030】図14は、スプライト面テーブル領域にお
ける各スプライトテーブルの記憶状態を示す図であり、
図15は、スプライトテーブルの記憶内容の構成を示す
図である。なお、1つのスプライト面テーブルの大きさ
は8バイトである。
【0031】また、各スプライトテーブルによって定義
される各スプライト面同士が重ね合わされた時の表示優
先順位は、図14に示すスプライトテーブルのテーブル
番号が大きい順に順次高くなるように決められている。
【0032】次に、スプライトテーブルの記憶内容につ
いて説明する。エンドフラグは、スプライト面の重ね合
わせや配列組み合わせを行うスプライト処理の続行並び
に終了を制御するためのものであり、その値が0である
場合には、画像処理部10によるこのテーブルよりも表
示優先順位が高位のスプライトテーブルのスプライト処
理が続行されることを意味し、その値が1である場合に
は、画像処理部10によるこのテーブルよりも表示優先
順位が高位のスプライトテーブルのスプライト処理は行
われず、スプライト処理を該テーブルで終了し、バック
グラウンド処理に移行することを意味する。
【0033】水平方向表示開始位置設定領域は、スプラ
イト仮想画面15上でのスプライト面12の基点の水平
方向開始座標を0〜1023ドットの範囲内で指定する
領域である。
【0034】垂直方向表示開始位置設定領域は、スプラ
イト仮想画面15上でのスプライト面12の基点の垂直
方向開始座標を0〜1023ドットの範囲内で指定する
領域である。
【0035】水平方向配置組み合せサイズ設定領域は、
水平方向に配置するタイル面13の数を“000”〜
“111”、即ち、タイル番号#0〜#7の範囲内で指
定する領域である。
【0036】垂直方向配置組み合せサイズ設定領域は、
垂直方向に配置するタイル面13の数を“000”〜
“111”、即ち、タイル番号#0〜#7の範囲内で指
定する領域である。
【0037】パレットセレクト制御設定領域は、該スプ
ライト面12で使用する色が16色(透明色を含む)設
定されているパレットを設定する領域であり、後述のパ
レットテーブル(A)内に設定されたパレット番号が0
〜31の範囲内で指定される。
【0038】図柄消去制御設定領域は、請求項2に記載
の表示編集手段を構成するものであって、その値が0で
ある場合には、該スプライトテーブルで定義されたスプ
ライト面12のスプライト面表示が行われ、その値が1
である場合には、バックグラウンド面11に複数のスプ
ライト面12が重ね合わされて画面表示されたときに、
該スプライトデータで定義されたスプライト面12の表
示優先順位以下の各スプライト面12の図柄表示が消去
され、消去部分においてバックグラウンド面11のみが
表示される。
【0039】プライオリティ制御設定領域は、該スプラ
イトテーブルで定義されるスプライト面12が画面表示
された時のバックグラウンド面11に対する優先順位を
設定する領域であり、バックグラウンド面11より上ま
たはバックグラウンド面11より下のどちらでも設定可
能であるが、本実施形態では、各スプライト面12はバ
ックグラウンド面11よりも表示優先順位が高くなるよ
うに設定するので、バックグラウンド面11より上に設
定する。
【0040】キャラクタ番号設定領域は、該スプライト
テーブルで定義されたスプライト面12を構成する先頭
のタイル面13の、即ち、スプライト面12におけるタ
イル番号#0の、キャラクタROM内のアドレスを指定
する領域である。
【0041】図16は、バックグラウンドテーブル領域
における各バックグラウンドテーブルの記憶状態を示す
図であり、図17は、バックグラウンドテーブルの記憶
内容の構成を示す図である。実施例では、バックグラウ
ンドテーブル領域のBGキャラクタ面を定義するための
BGキャラクタ面データ設定領域の記憶数は128であ
り、BGキャラクタ面データ設定領域の大きさは2バイ
トである。各バックグラウンドテーブルには、それぞれ
テーブル番号0〜127が順に付与されており、各バッ
クグラウンドテーブルによって定義されるBGキャラク
タ面のバックグラウンド面11における配置位置は、図
8に示すとおりである。また、図17に示すように、B
Gキャラクタ面データ設定領域には、キャラクタROM
6内のBGキャラクタ面データの先頭アドレスが設定さ
れている。
【0042】次に、色指定を行うためのパレットテーブ
ルについて説明する。パレットテーブル(A)は、スプ
ライト面用であり、パレットテーブル(B)は、バック
グラウンド面用である。
【0043】図18は、パレットテーブル(A)領域に
おける各パレットテーブルの記憶状態を示す図であり、
図19は、パレットテーブル(A)領域のパレットテー
ブルの記憶内容の構成を示す図である。実施例では、パ
レットテーブル(A)領域のパレットテーブルの全記憶
数は512であって、それぞれ16パレットテーブルず
つ32個のパレットに分割され、各パレットには0乃至
31のパレット番号が付与されている。なお、1パレッ
トの発色表示数は、1パレットが16のパレットテーブ
ルで構成されているため16色となる。なお、各パレッ
トにおいてその先頭は、透明(無描画)に指定されてい
る。
【0044】図19に示す各パレットテーブル自体の大
きさは2バイトであり、輝度選択領域は2階調の輝度が
指定可能である。また、色の3原色である赤、緑、青を
指定する各領域が4ビットずつ設けられている。
【0045】図20は、パレットテーブル(B)領域に
おける各パレットテーブルの記憶状態を示す図である。
また、各パレットテーブル自体の大きさは2バイトであ
り、その構成は、パレットテーブル(A)領域のパレッ
トテーブルの記憶内容と同一である。実施例では、パレ
ットテーブル(B)領域のパレットテーブルの全記憶数
は256であって、発色表示数は256色である。
【0046】次に、共通画像制御設定テーブルについて
説明する。共通画像制御設定テーブルには、図21に示
すように、スプライト面処理制御フラグ、バックグラウ
ンド面処理制御フラグ、プライオリティ制御フラグ、バ
ックグラウンド表示開始位置設定領域が少なくとも設け
られている。
【0047】スプライト面処理制御フラグは、スプライ
ト全面における処理のオン・オフを制御するフラグであ
り、その値が0の時オフであり、その値が1であるとき
オンである。
【0048】バックグラウンド面処理制御フラグは、バ
ックグラウンド全面における処理のオン・オフを制御す
るフラグであり、その値が0の時オフであり、その値が
1であるときオンである。
【0049】プライオリティ制御フラグは、バックグラ
ウンド面11、ウインドウ面、スーパーインポーズ面間
における優先順位(6通り)を設定するものであるが、
ウインドウ面及びスーパーインポーズ面は、発明の要旨
に関係しないので説明を省略する。なお、バックグラウ
ンド面11を最も低位に設定する。
【0050】バックグラウンド表示開始位置設定領域
は、水平方向表示開始位置設定領域と垂直方向表示開始
位置設定領域に区分される。前述したように、表示画面
14の基点16の水平方向表示開始位置を0〜511
(ドット)、表示画面14の基点16の垂直方向表示開
始位置を0〜255(ドット)の範囲内で設定し、バッ
クグラウンド面11に対する表示画面14の位置を設定
する。
【0051】図13に示すコマンドデータ記憶領域は、
メインCPUから送信されたコマンドデータを一時記憶
するためのエリアである。
【0052】表示同期位置設定入出力領域は、図22に
示す水平同期信号の周期、同期幅、表示開始位置及び表
示終了位置に関する各時間(1ドット分)を設定する各
設定レジスタと、図22に示す垂直同期信号の周期、同
期幅、表示開始位置及び表示終了位置に関する各時間
(1ライン分)を設定する各設定レジスタとにより構成
されている。
【0053】なお、表示画面上の最左上の第0行目、第
0列目のドットから水平同期信号に応じて順次水平方向
に走査し、表示画面上の最右上の第0行目、第n列目の
ドットを走査し終わった時点で、水平同期信号に垂直同
期信号が同期し、走査位置が第1行目、第0列目のドッ
トに移行し、以下、同様に順次走査することで、表示画
面上14に画像を表示する。
【0054】次に、液晶表示部5に表示される映像画面
を具体的に示しつつ説明する。まず、バックグラウンド
面11を図23に示すような城内を表わす画面11Aに
設定する。なお、バックグラウンド面11Aは、表示画
面14の左寄りにおいて城内表示領域の左側に余白領域
11Aaが表示されるように、図8に示すバックグラウ
ンドテーブルに設定してある。
【0055】また、スプライト面12を図24乃至図2
7に示す7個のスプライト面12A〜12Gに設定す
る。図28に示すように、スプライト面テーブル領域に
おいて、図24に示すような矩形状でラウンド回数の数
字5を表わすスプライト面12Aをスプライトテーブル
#0に設定し、図25に示すような矩形状でラウンド回
数の“R”を表わすスプライト面12Bをスプライトテ
ーブル#1に設定し、図26に示すような、左、左中、
右中、右の忍者の4個の足跡をそれぞれ表わすスプライ
ト面12C〜12Fをスプライトテーブル#2〜#5に
それぞれ設定し、図27に示すような忍者を表わすスプ
ライト面12Gをスプライトテーブル#6に設定する。
前述のように、スプライトテーブル#6に設定されてい
るスプライト面12Gが表示優先順位が最も高い。
【0056】例えば、図27に示すような忍者を表わす
スプライト面12Gの構成を説明すると、図29に示す
ように、縦4×横4の計16枚のタイル面13(0)〜
13(15)により構成されている。また、スプライト
面12Gのスプライトテーブル#6における設定状態を
説明すると、図15において、エンドフラグにはスプラ
イト処理の終了である値1がセットされ、図10のスプ
ライト仮想画面15におけるスプライト面12Gの基点
の水平方向表示開始位置座標と垂直方向表示開始位置座
標がそれぞれ各設定領域に設定され、水平方向配置組み
合せサイズ設定領域には値4が設定され、垂直方向配置
組み合せサイズ設定領域には値4が設定され、図柄消去
制御設定領域には、通常スプライトを規定する値0がセ
ットされ、パレットセレクト制御領域には、該スプライ
ト面12Gに対応する図18のパレットテーブル(A)
の例えば、パレット番号#6がセットされ、キャラクタ
番号設定領域には、スプライト面12Gを構成する図2
9の各タイル面13(0)〜タイル面13(15)の先
頭のタイル面13(1)のキャラクタROM6内のアド
レスが設定される。
【0057】なお、例えば、図27において、各タイル
面13(0)〜タイル面13(15)の忍者の絵柄が描
かれていない領域は、その領域に属する各ドットの色彩
を決定する4ビットドットデータが、指定されたパレッ
ト番号#6内の透明色を指定するようにされている。従
って、スプライト面12Gがバックグラウンド面11A
に重ね合わされた時には、透明色に指定されている領域
は、そのままバックグラウンド面11A上の絵柄が画面
表示されることとなる。
【0058】また、例えば、図26に示すような左中の
足跡を表わすスプライト面12Dの構成を説明すると、
図30に示すように、縦1×横1の計1枚のタイル面1
3′(0)により構成されている。
【0059】また、スプライト面12Dのスプライトテ
ーブル#3における設定状態を説明すると、図15にお
いて、エンドフラグにはスプライト処理の続行である値
0がセットされ、図30に示すスプライト面12Dの基
点のスプライト仮想画面15における水平方向表示開始
位置座標と垂直方向表示開始位置座標がそれぞれ各設定
領域に設定され、水平方向配置組み合せサイズ設定領域
には値1が設定され、垂直方向配置組み合せサイズ設定
領域には値1が設定され、図柄消去制御設定領域には、
このスプライト面12Dが通常表示される場合には、通
常スプライトを規定する値0がセットされる一方、この
スプライト面12Dが図柄の消去用として用いられる場
合には、図柄消去を規定する値1がセットされ、パレッ
トセレクト制御領域には、該スプライト面12Dに対応
する図18のパレットテーブル(A)の例えば、パレッ
ト番号#4がセットされ、キャラクタ番号設定領域に
は、スプライト面12Dを構成するタイル面13′
(0)のキャラクタROM6内のアドレスが設定され
る。
【0060】本実施形態において、消去用のスプライト
面としても用いられるスプライト面は、左中の足跡を表
わすスプライト面12D及び右の足跡を表わすスプライ
ト面12Fである。
【0061】なお、左及び右中の足跡をそれぞれ表わす
スプライト面12C及び12Eは、スプライト面12D
と同じ大きさであり、水平方向表示開始位置座標と垂直
方向表示開始位置座標だけが異なるだけなので説明を省
略する。
【0062】以上のようにスプライトテーブル#0〜#
6にそれぞれ設定した各スプライト面12A〜12G
を、図31に示すようにバックグラウンド面11Aに対
して重ね合わせる。
【0063】まず、図8に示すバックグラウンドテーブ
ルで定義したバックグラウンド面11Aのうち、実際に
表示画面14上で画像表示される領域は、前記した共通
画像制御設定テーブルのバックグラウンド表示開始位置
設定領域にセットされた表示画面14の水平方向表示開
始位置と垂直方向表示開始位置で決定される。
【0064】図31示すように、表示画面14の基点1
6と一致するスプライト仮想画面の基点座標(0,0)
を基準として、スプライト面12Aの表示開始位置座標
(X1,Y1)、スプライト面12Bの表示開始位置座
標(X1,Y2)、スプライト面12Cの表示開始位置
座標(X4,Y4)、スプライト面12Dの表示開始位
置座標(X3,Y4)とし、スプライト面12Eの表示
開始位置座標(X4,Y4)とし、スプライト面12F
の表示開始位置座標(X5,Y4)とし、スプライト面
12Gの表示開始位置座票(X2,Y3)として表示画
面14上に1つの画面映像を表示する。
【0065】スプライト面12Dとスプライト面12F
とが消去用スプライト面に設定されている場合には、表
示優先順位が消去用スプライト面12D並びに12Fよ
りも低いスプライト面におけるスプライト面12D並び
に12Fに重ね合わされる部分が表示されずに、消去部
分においてバックグラウンド面11Aの絵柄が表示され
て、図34に示すような最終表示画面となる。
【0066】次に、本発明を実施するための処理手段に
ついて、図36乃至図51を参照しつつ説明する。
【0067】図36は、パチンコ機全体の制御を行うメ
イン制御部20の要部ブロック図である。メイン制御部
20は、メインCPU21と、メインCPU21が実行
する遊技制御プログラムが格納されたROM22と、随
時読み出しおよび書き込みが可能なRAM23と、デー
タ入出力のための入出力回路24と、サブCPU2側と
のデータ通信を行うための通信手段25とにより構成さ
れている。
【0068】メインCPU21には、遊技盤面に配設さ
れた始動口(図示せず)に配備された始動口入賞検出ス
イッチSW1や大入賞口(図示せず)内部に設けられた
特定領域(図示せず)に配備された特定領域入賞検出ス
イッチSW2が入出力回路24を介して接続されると共
に、大入賞口を開閉動作させるためのソレノイドSOL
1がソレノイド駆動回路26及び入出力回路24を介し
て接続されている。
【0069】メインCPU21は、遊技状態の変化によ
り液晶表示装置1に図柄の情報を表示する必要性が生ず
ると、通信手段25を介してコマンドデータを送信す
る。
【0070】なお、詳細な説明は省くが、コマンドデー
タは、電源投入時、図柄変動時、図柄変動時におけるリ
ーチ時、スーパーリーチ時及びスペシャルリーチ時、大
当たり時、不正発生時を識別するいわゆるステータスと
呼ばれるブロック、大当たりが発生する確率設定におけ
る通常確率、中確率、高確率に関する識別情報、左,
中,右の各図柄番号、左,中,右の各図柄の表示位置、
大入賞口の開放回数(ラウンド数)と各ラウンドにおけ
る大入賞口への入賞個数を表わす各ブロックからなる。
【0071】図37は、サブCPU2が実行する表示制
御プログラムの概略を示すフローチャートである。サブ
CPU2は、コマンドデータの読み出しを行い(ステッ
プSS1)、コマンドデータで指定された内容に従っ
て、データテーブルの設定を行う(ステップSS2)。
【0072】サブCPU2は、データテーブルの設定に
おいて、スプライト面テーブル内の各スプライトテーブ
ルに、前述したように今回の画像表示に必要な表示デー
タをそれぞれ設定する。また、バックグラウンドテーブ
ルに今回の画像表示に必要な表示データをそれぞれ設定
する。なお、サブCPU2は、表示処理に必要なパレッ
トテーブル(A)領域並びにパレットテーブル(B)領
域及び共通制御設定テーブルの内容を設定するようにし
ているものとする。
【0073】一例として、前述したように、スプライト
テーブル#0〜#6に各スプライト面12A〜12Gを
設定し、図31に示すような表示座標位置に表示されよ
うに設定する。なお、スプライトテーブル#0〜#5ま
でのエンドフラグを0に設定し、スプライトテーブル#
6のエンドフラグを1に設定する。
【0074】次に、画像処理部10が行う各処理につい
て図38乃至図42に示すフローチャートを参照しつつ
説明する。なお、画像処理部10は、スプライト処理、
バックグラウンド処理、出力色データ決定処理及び色デ
ータ出力処理を順次行う。図38乃至図39は、画像処
理部10が実行するスプライト処理の概略を示すフロー
チャートである。スプライト処理は、メモリ9のスプラ
イト面テーブル設定領域に設定された各スプライトテー
ブルに基づいて、表示画面14上の水平方向1行分の画
像データを、即ち、スプライト色データを作成する処理
である。
【0075】画像処理部10は、スプライト処理を新規
に開始するか否かを判別する(ステップS01)。スプ
ライト処理を新規に開始する場合には、実行フラグF1
が0となっている場合であり、図10に示す表示画面1
4の各ドット配列の各行を水平方向に検索するための検
索X座標設定レジスタXRと検索Y座標設定レジスタY
Rとにそれぞれ0をセットする(ステップS02)。次
いで、実行フラグF1に1をセットしてスプライト処理
開始を記憶する(ステップS03)。
【0076】スプライト処理の概略を述べると、図10
に示す表示画面14の各ドット配列の1行の各ドットの
スプライト面に設定された色出力データを各スプライト
テーブルを参照して決定する処理を、0行目、1行目、
2行目…というように最終行目まで行って表示画面14
の1面についてのスプライト処理が終了する。また、画
像処理部10は、1行についてのスプライト処理が完了
した時点でスプライト処理を一端終え、バックグラウン
ド処理に移行する。
【0077】ステップS02並びにステップS03の初
期設定処理を終えると、画像処理部10は、ステップS
04に移行し、今回設定されているスプライト面で表示
優先順位が最も高位であるスプライト面をサーチする処
理を開始する。
【0078】画像処理部10は、テーブル番号レジスタ
TNOにテーブル番号#0をセットし(ステップS0
4)、テーブル番号レジスタTNOにセットされたスプ
ライトテーブルを検索し、該テーブルのエンドフラグが
1(終了)であるか否かを判別する(ステップS0
5)。
【0079】検索テーブルのエンドフラグが1(終了)
でなければ、テーブル番号レジスタTNOのテーブル番
号を1つアップし(ステップS06)、ステップS05
に戻って次のスプライトテーブルを検索する。即ち、テ
ーブル番号#0、テーブル番号#1、テーブル番号#2
…というように、順次表示優先順位が高位のテーブルに
向けてエンドフラグが1であるスプライトテーブルを検
索する。例えば、この例では、スプライト面12Gが設
定されているスプライトテーブル#6のエンドフラグの
値が1に設定されているので、テーブル番号レジスタT
NOのテーブル番号が#6の時に、ステップS05の判
別処理が真となる。なお、エンドフラグが1であるスプ
ライトテーブルが今回画面表示において最も表示優先順
位が高位に設定されているから、エンドフラグが1であ
るスプライトテーブルより高位のスプライトテーブル
は、スプライト処理の対象外であることは自明である。
【0080】画像処理部10は、今回設定されているス
プライト面で表示優先順位が最も高位であるスプライト
面をサーチする処理を終えると、ステップS07に移行
し、検索座標の1ドットがスプライトテーブルで定義さ
れている表示領域に含まれているか否かの判別に関する
処理に移行する。なお、前記の判別に関する処理は、エ
ンドフラグが1である最も表示優先順位が高位のスプラ
イトテーブルから開始され、表示領域に含まれていない
と判別された場合には、表示優先順位が下位のスプライ
トテーブルに向かって順次判別していく処理である。
【0081】前記の判別に関する処理を図43を一例と
して参照しつつ説明する。図43において、スプライト
面12aは、表示優先順位が高位のスプライト面であ
り、スプライト面12bは、スプライト面12aよりも
表示優先順位が下位のスプライト面である。また、a
点、b点、c点並びにd点の各点は検索ドットの位置で
ある。
【0082】まず、検索ドットの位置がa点のように表
示優先順位が高位のスプライト面12aのみに含まれて
いる場合及びb点のように表示優先順位が高位のスプラ
イト面12aとスプライト面12aよりも表示優先順位
が下位のスプライト面12bとが重なり合う領域に含ま
れており、結果として表示優先順位が高位のスプライト
面12aの図柄が優先して表示される場合について説明
する。
【0083】また、一例としてスプライト面12aの設
定は、図15のスプライトテーブルにおいて、表示開始
座標が水平方向X1、垂直方向がY1、配列組み合せサ
イズが水平方向h=3、垂直方向v=2に設定されてい
るものとする。
【0084】スプライト面12aの表示範囲は、1つの
タイル面13のサイズが水平方向32ドット、垂直方向
32ドットであることにより、スプライト面12aのサ
イズは、水平方向0ドット〜(32×h)−1ドット、
即ち、0ドット〜95ドット、垂直方向0ドット〜(3
2×V)−1ドット、即ち、0ドット〜63ドットとな
る(図44参照)。
【0085】スプライト面12aの表示開始座標(X
1,Y1)が表示画面14のサイズの内にある場合は、
0≦X1≦199かつ0≦Y1≦159を満たす。も
し、スプライト面12aの表示開始座標(X1,Y1)
が0≦X1≦199かつ0≦Y1≦159の条件を満た
さなければ、図10に示すように非表示となるため、前
記の判別に関する処理か否かを判別する処理では対象外
となる。以下の説明では、スプライト面12aの表示開
始座標(X1,Y1)が表示画面14のサイズの内にあ
るものとして説明する。
【0086】スプライト面12aの表示開始座標(X
1,Y1)を座標基点(0,0)と見做せば、検索ドッ
トの座標(XR,YR)は、(XR−X1,YR−Y
1)となり、XR−X1=α,YR−Y1=βとする
と、検索ドットの座標(α,β)は、検索ドットが図4
3のa点であったりb点であるようにスプライト面12
aに含まれる場合は、0≦α≦95かつ0≦β≦63の
条件を満たすこととなる。
【0087】画像処理部10は、検索ドットがエンドフ
ラグが1である最も表示優先順位が高位のスプライトテ
ーブル#6で定義されたスプライト面12Gに含まれる
場合には、ステップS07を真と判別してステップS1
0に移行する。
【0088】次に、検索ドットの位置が図43のc点の
ように表示優先順位の高位のスプライト面12aに含ま
れず、かつスプライト面12aよりも表示優先順位が下
位のスプライト面12bに含まれる場合について説明す
る。
【0089】この場合には、検索ドットがスプライト面
12aに含まれる条件0≦α≦95かつ0≦β≦63を
満たさないことにより、ステップS07の判別結果が偽
となり、画像処理部10はステップS08に移行し、テ
ーブル番号レジスタTNOのテーブル番号が#0である
か否か判別する(ステップS08)。テーブル番号レジ
スタTNOのテーブル番号が、エンドフラグが1である
スプライトテーブルのテーブル番号#6であれば、ステ
ップS08の判別処理を偽と判別してステップS09に
移行する。
【0090】画像処理部10は、テーブル番号レジスタ
TNOのテーブル番号を1つデクリメントし(ステップ
S09)、ステップS07に戻って1つ前のスプライト
テーブルを検索する。即ち、この例では、テーブル番号
#5、テーブル番号#4、テーブル番号#3…テーブル
番号#0というように順次表示優先順位が下位のテーブ
ルに向けて、検索ドットがテーブルで設定されたスプラ
イト面に含まれるか否かを判別していく。図43のスプ
ライト面12bがスプライトテーブル#5に設定されて
いる場合には、テーブル番号レジスタTNOのテーブル
番号が#5の時に、検索ドットがスプライト面12bに
含まれると判別されてステップS07の判別結果が真と
なり、画像処理部10は、ステップS10に移行する。
【0091】また、検索ドットの位置が、図43のd点
のようにいずれのスプライト面も定義されていない領域
にある場合には、ステップS07の判別結果が必ず偽と
なってステップS07乃至ステップS08の処理を繰り
返すこととなり、テーブル番号レジスタTNOのテーブ
ル番号が#5、#4、#3…と小さくなっていき、テー
ブル番号が#0となって、ステップS08において真と
判別されてステップS14に移行する。
【0092】次に、検索ドットがスプライトテーブルで
定義されたスプライト面に含まれると判別された場合の
スプライト色データ処理について説明する。
【0093】なお、エンドフラグが1である最も表示優
先順位が高位のスプライトテーブルは、テーブル番号#
6であり、テーブル番号#6で定義されるスプライト面
は図Sに示すスプライト面12Gであるが、図44のス
プライト面12aをもとに説明しても実質的な処理のア
ルゴリズムには変りがないので、スプライト面12aを
もとに説明することとする。
【0094】画像処理部10は、まず、当該スプライト
テーブルの図柄消去制御設定領域における該スプライト
面12aの設定が図柄消去となっているか否かを判別す
る(ステップS10)。図柄消去制御設定領域における
設定値が0であれば通常スプライトの設定であり、設定
値が1であれば図柄消去用スプライトの設定である。
【0095】図柄消去制御設定領域における設定値が図
柄消去用スプライトの設定である場合には、ステップS
14に移行し、メモリ9のワークエリアにおいて設けら
れた図45に示すようなスプライト色データ記憶領域の
検索ドットの検索X座標に、即ち、検索X座標XRレジ
スタの値に対応する記憶領域に、透明色を設定記憶し
(ステップS14)、ステップS15に移行する。
【0096】また、前述のように、検索ドットの位置が
いずれのスプライト面も定義されていない領域にある場
合にも、ステップS14に移行するため、スプライト色
データ記憶領域の検索X座標XRレジスタの値に対応す
る記憶領域に透明色が設定記憶されることとなる。
【0097】また、図柄消去制御設定領域における設定
値が通常スプライトの設定である場合には、ステップS
11に移行し、検索座標(XR,YR)の検索ドットの
色データをスプライトテーブル#6におけるキャラクタ
データにより決定する色データ検索処理を行う(ステッ
プS11〜ステップS13)。
【0098】色データ検索処理において、まず、検索座
標(XR,YR)の検索ドットがスプライトテーブル#
6において定義されたスプライト面12aを構成する各
タイル面の内の何番タイルに含まれ、かつそのタイルの
何番ドットで定義されているかを求める。
【0099】図44に示すように、スプライト面12a
はタイル番号#0〜タイル番号#5により構成されてい
る。前述のように、スプライト面12aの表示開始座標
(X1,Y1)を座標基点(0,0)と見做せば、検索
ドットの座標(XR,YR)は、(XR−X1,YR−
Y1)となり、XR−X1=α,YR−Y1=βとする
と、検索ドットの座標は(α,β)となる。
【0100】配列組み合せサイズが水平方向h=3、垂
直方向v=2に設定され、1つのタイル面のサイズが水
平方向32ドット、垂直方向32ドットであることによ
り、 水平方向について、α/32=S1(商)…M1(剰余) 垂直方向について、β/32=S2(商)…M2(剰余) と定義すると、 タイル番号Tiは、Ti=(S2×h)+S1、 ドット番号Doは、Do=(M2×32)+M1、 により求められる。即ち、検索ドットの座標(α,β)
は、Ti番タイルのDo番ドットに該当することとな
る。
【0101】一例をあげると、検索ドットの座標(α,
β)=(68,34)であれば、 水平方向について、α/32=S1(商)…M1(剰余)=2…4 垂直方向について、β/32=S2(商)…M2(剰余)=1…2 となり、 タイル番号Tiは、Ti=(S2×h)+S1=(1×
3)+2=5 ドット番号Doは、Do=(M2×32)+M1=(2
×32)+4=68 となり、検索ドットの座標(68,34)は#5タイル
の68番ドットに該当すると求まる。
【0102】次いで、当該スプライトテーブルのキャラ
クタ番号設定領域にセットされている先頭のタイルのキ
ャラクタROM6内におけるアドレスADと、求めたタ
イル番号Tiと、ドット番号Doとにより、タイル番号
Tiおけるドット番号Doのキャラクタデータをキャラ
クタROM6から読み出す。
【0103】図4及び図5を参照すると、1タイル分の
データは、256バイトであるから、タイル番号Tiの
先頭アドレスは、AD+(Ti×256)=AD+12
80であり、1レコードに記憶されているキャラクタデ
ータ個数は4つであるから、ドット番号Doのキャラク
タデータが記憶されているアドレスAD1は、Do/4
=S3…M3と定義すると、AD1=(AD+128
0)+S3となり、アドレスAD1に格納されている1
6ビットの大きさのデータがキャラクタROM6から読
み出される。また、読み出された16ビットのデータの
先頭から4×M3ビット目から4ビット分がタイル番号
Tiおけるドット番号Doのキャラクタデータとなる。
【0104】上記の例では、ドット番号が68であるか
ら、Do/4=68/4=17…0となり、5番タイル
の先頭アドレス(AD+1280)+17=AD+12
97が#5タイルの68番ドットのキャラクタデータが
記憶されているアドレスAD1となり、アドレス(AD
+1297)に格納されている16ビットの大きさのデ
ータがキャラクタROM6から読み出される。また、#
5タイルの68番ドットのキャラクタデータは、4×M
3=4×0=0であるから、読み出された16ビットの
大きさのデータの先頭から0ビット目から4ビット分と
なる。
【0105】画像処理部10は、上述のようにして検索
ドットに対応する大きさ4ビットのキャラクタデータ
(0〜15)を読み出すと、当該スプライトテーブルの
パレットセレクト制御設定領域に設定されているパレッ
ト番号によって指定されたパレットテーブル(A)のパ
レットテーブルを選択する(図18参照)。キャラクタ
データ(0〜15)は、パレットテーブル内の16色の
内の1色を指定して色データを読み出すものであり、例
えば、キャラクタデータの値が7であれば、パレットテ
ーブル内の7番色データが読み出される。なお、色デー
タのフォーマットは図19に示すとおりである。
【0106】画像処理部10は、選択したパレットテー
ブルからキャラクタデータで指定されたスプライト色デ
ータを読み出すと(ステップS12)、メモリ9のワー
クエリアにおいて設けられた図45に示すようなスプラ
イト色データ記憶領域の検索ドットの検索X座標に、即
ち、検索X座標XRレジスタの値に対応する記憶領域
に、スプライト色データを設定記憶し(ステップS1
3)、ステップS15に移行する。
【0107】以上のようにして、画像処理部10は、検
索X座標設定レジスタXRと検索Y座標設定レジスタY
Rとによって指定される検索ドットのスプライト色デー
タを決定すると、ステップS15に移行し、検索X座標
設定レジスタXRの値を1つアップして次の検索ドット
を指定し(ステップS15)、次いで、1行分のドット
の検索が終了したか否かを判別する(ステップS1
6)。即ち、検索X座標設定レジスタXRの値が表示画
面14の水平方向の大きさ199を超えたか否かを判別
する。XR>199でなければ、画像処理部10は、ス
テップS04に戻り、次の検索ドットについての検索を
行う。
【0108】以上の説明により、検索ドットの位置が、
エンドフラグが1である最も表示優先順位が高位のスプ
ライトテーブル#6で定義されたスプライト面12Gに
含まれると判別された場合には、スプライト色データ処
理は、スプライトテーブル#6を参照して検索ドットの
スプライト色データが決定されると共に、スプライトテ
ーブル#6より下位のスプライトテーブル#5〜#0に
関してのスプライト色データ処理は行われないことは明
らかである。
【0109】検索ドットの位置が、エンドフラグが1で
ある最も表示優先順位が高位のスプライトテーブル#6
で定義されたスプライト面12Gに含まれない場合、表
示優先順位が1つ下位のスプライトテーブル#5が検索
されることとなり、検索ドットの位置がスプライトテー
ブル#5で定義されたスプライト面12に含まれると判
別された場合には、スプライト色データ処理は、スプラ
イトテーブル#5を参照して検索ドットのスプライト色
データが決定されると共に、スプライトテーブル#5よ
り下位のスプライトテーブル#4〜#0に関してのスプ
ライト色データ処理は行われないことも明らかである。
【0110】当該スプライトテーブルにおけるスプライ
ト色データ処理において、図柄消去制御設定領域におけ
る設定値が図柄消去用スプライトの設定である場合に
は、スプライト色データとして透明色が設定される。ま
た、検索ドットの位置が、いずれのスプライト面も定義
されていない領域にある場合にも、スプライト色データ
として透明色が設定される。
【0111】以上に説明した処理を繰り返し、検索Y座
標設定レジスタYRの値で指定される表示画面14の1
行分のスプライト色データを順次検索X座標設定レジス
タXRの値を1つアップさせる毎に決定していく。検索
X座標設定レジスタXRの値が表示画面14の水平方向
の大きさ199を超えると、検索Y座標設定レジスタY
Rの値で指定される表示画面14の1行分のスプライト
色データが全て決定されたこととなり、画像処理部10
は、バックグラウンド処理に移行することとなる。
【0112】次に、バックグラウンド処理について説明
する。
【0113】バックグラウンド処理は、表示画面14の
1行分のバックグラウンド色データを決定する処理であ
る。なお、表示画面14全体は、バックグラウンド面1
1内に含まれるものとする。図40は、画像処理部10
が実行するバックグラウンド処理の概略を示すフローチ
ャートである。画像処理部10は、バックグラウンド処
理を開始すると、表示画面14の各ドット配列の各行を
水平方向に検索するための検索X座標設定レジスタXR
に0をセットし(ステップS20)、ステップS21に
移行する。
【0114】なお、検索Y座標設定レジスタYRの値
は、検索Y座標設定レジスタYRの値で指定される表示
画面14の1行分のスプライト色データと重ね合わされ
るバックグラウンド色データを決定するため、スプライ
ト処理と共通する値となる。
【0115】ステップS21に移行すると、画像処理部
10は、図21の共通画像制御設定テーブルに設定され
たバックグラウンド面水平方向表示開始座標B1とバッ
クグラウンド面垂直方向表示開始座標B2とを読み出し
(ステップS21)、ステップS22に移行する。
【0116】画像処理部10は、ステップS22に移行
すると、読み出した水平方向表示開始座標B1と垂直方
向表示開始座標B2とに基づき、表示画面14の基点1
6と一致するスプライト仮想画面15の基点座標(0,
0)から見た検索X座標設定レジスタXRの値と検索Y
座標設定レジスタYRの値とによって指定される検索ド
ット座標(XR,YR)が、VDP7に決められたバッ
クグラウンド用の基点座標(0,0)からみると、いか
なる座標となるかを求める(ステップS22)。
【0117】バックグラウンド用の基点座標(0,0)
からみる検索ドット座標を(BX,BY)とすると、図
21の共通画像制御設定テーブルに設定されたバックグ
ラウンド面水平方向表示開始座標B1とバックグラウン
ド面垂直方向表示開始座標B2とにより、スプライト仮
想画面15の基点座標(0,0)=(XR,YR)がバ
ックグラウンド用の基点座標(0,0)からみる表示開
始位置座標(B1,B2)に一致するので、 検索ドットX座標BX=B1+XR、 検索ドットY座標BY=B2+YR、である。
【0118】ステップS22の処理後、画像処理部10
は、座標(BX,BY)で指定された検索ドットのキャ
ラクタデータをキャラクタROM6から読み出す(ステ
ップS23)。
【0119】まず、検索ドット座標(BX,BY)で定
義される検索ドットが図8に示すバックグラウンド面1
1の何番テーブル(何番BGキャラクタ面)の何番ドッ
トに該当するかを求めることとなる。
【0120】BGキャラクタ面のドット構成は、スプラ
イト面を構成するタイル面と同一であって水平方向32
ドット、垂直方向32ドットであり、図8に示すように
バックグラウンド面11が水平方向16個、垂直方向8
個に行列状に配列されたBGキャラクタ面で構成されて
いることにより、 水平方向について、BX/32=S4(商)…M4(剰余) 垂直方向について、BY/32=S5(商)…M5(剰余) と定義すると、 テーブル番号TNは、TN=(S5×16)+S4、 ドット番号DNは、DN=(M5×32)+M4、 により求められる。即ち、検索座標(BX,BY)の検
索ドットは、TN番テーブルのDN番ドットに該当する
こととなる。
【0121】一例をあげると、検索ドットの座標(B
X,BY)=(68,34)であれば、 水平方向について、BX/32=S4(商)…M4(剰余)=2…4 垂直方向について、BY/32=S5(商)…M5(剰余)=1…2 となり、 テーブル番号TNは、TN=(S5×16)+S4=
(1×16)+2=18 ドット番号DNは、DN=(M5×32)+M4=(2
×32)+4=68 となり、検索ドットの座標(68,34)は#18テー
ブルの68番ドットに該当することとなる。
【0122】次いで、画像処理部10は、バックグラウ
ンドテーブル設定領域のTN番テーブルに記憶されてい
るキャラクタROM6内の先頭アドレスADを読み出
す。図9を参照すると、1レコードに記憶されているキ
ャラクタデータ個数は2つであるからドット番号DNの
キャラクタデータが記憶されているアドレスAD2は、
DN/2=S6…M6と定義すると、AD2=AD+S
6となり、アドレスAD2に格納されている16ビット
の大きさのデータがキャラクタROM6から読み出され
る。また、読み出された16ビットのデータの先頭から
8×M6ビット目から8ビット分がテーブル番号TNお
けるドット番号DNのキャラクタデータとなる。
【0123】上記の例では、ドット番号が68であるか
ら、DN/2=68/2=34…0となり、#18テー
ブルの先頭アドレスADに34を加えたアドレス(AD
+34)がテーブル番号TNおけるドット番号DNのキ
ャラクタデータが記憶されているアドレスとなり、アド
レス(AD+34)に格納されている16ビットの大き
さのデータがキャラクタROM6から読み出される。ま
た、#18テーブルの68番ドットのキャラクタデータ
は、8×M6=8×0=0であるから、読み出された1
6ビットの大きさのデータの先頭から0ビット目から8
ビット分となる。
【0124】画像処理部10は、上述のようにして検索
ドットに対応する大きさ8ビットのキャラクタデータ
(0〜255)を読み出すと(ステップS23)、パレ
ットテーブル(B)のパレットテーブルを選択する(図
20参照)。キャラクタデータ(0〜255)は、パレ
ットテーブル内の256色の内の1色を指定して色デー
タを読み出すものであり、例えば、キャラクタデータの
値が16であれば、パレットテーブル(B)内の16番
色データが読み出される(ステップS24)。なお、色
データのフォーマットは図19に示すとおりである。
【0125】画像処理部10は、パレットテーブル
(B)からキャラクタデータで指定されたスプライト色
データを読み出すと、メモリ9のワークエリアにおいて
設けられた図46に示すようなバックグラウンド色デー
タ記憶領域の検索ドットの検索X座標に、即ち、検索X
座標XRレジスタの値に対応する記憶領域に、バックグ
ラウンド色データを設定記憶し(ステップS25)、ス
テップS26に移行する。
【0126】以上のようにして、画像処理部10は、検
索X座標設定レジスタXRと検索Y座標設定レジスタY
Rとによって指定される検索ドットのバックグラウンド
色データを決定すると、ステップS26に移行し、検索
X座標設定レジスタXRの値を1つアップして次の検索
ドットを指定し(ステップS26)、次いで、1行分の
ドットの検索が終了したか否かを判別する(ステップS
27)。即ち、検索X座標設定レジスタXRの値が表示
画面14の水平方向の大きさ199を超えたか否かを判
別する。XR>199でなければ、画像処理部10は、
ステップS22に戻り、次の検索ドットについての検索
を行う。
【0127】以上に説明した処理を繰り返し、検索Y座
標設定レジスタYRの値で指定される表示画面14の1
行分のバックグラウンド色データを順次検索X座標設定
レジスタXRの値を1つアップさせる毎に決定してい
く。検索X座標設定レジスタXRの値が表示画面14の
水平方向の大きさ199を超えると、検索Y座標設定レ
ジスタYRの値で指定される表示画面14の1行分のバ
ックグラウンド色データが全て決定されたこととなり、
画像処理部10は、出力色データ決定処理に移行するこ
ととなる。
【0128】次に、出力色データ決定処理について説明
する。
【0129】出力色データ決定処理は、スプライト処理
で作成した表示画面14の1行分のスプライト色データ
と、バックグラウンド処理で作成した表示画面14の1
行分のバックグラウンド色データとを参照して、バック
グラウンド面11にスプライト面12を重ね合わせたと
きに最終的に表示される画像を表わす出力色データを決
定する処理である。なお、前述のように、バックグラウ
ンド面11は、スプライト面12よりも表示優先順位が
下位に設定されている。
【0130】図41は、画像処理部10が実行する出力
色データ決定処理の概略を示すフローチャートである。
出力色データ決定処理を開始した画像処理部10は、ま
ず、検索X座標設定レジスタXRに0をセットし(ステ
ップS30)、ステップS31に移行する。即ち、0列
目のドットから順次1列目、2列目…というように、出
力色データを決定していくこととなる。
【0131】ステップS31に移行した画像処理部10
は、スプライト色データ記憶領域の検索X座標XRレジ
スタの値に対応する記憶領域に記憶されているスプライ
ト色データを読み出し(ステップS31)、読み出した
スプライト色データが透明色であるか否かを判別する
(ステップS32)。
【0132】ステップS32の判別処理において、スプ
ライト色データが透明色であると判別された場合には、
画像処理部10は、ステップS33に移行し、バックグ
ラウンド色データ記憶領域の検索X座標XRレジスタの
値に対応する記憶領域に記憶されているバックグラウン
ド色データを、図47に示すようなメモリ9のワークエ
リアに設定された出力色データ記憶領域の検索X座標X
Rレジスタの値に対応する記憶領域に転送し(ステップ
S33)、ステップS35に移行する。
【0133】また、ステップS32の判別処理におい
て、スプライト色データが透明色でないと判別された場
合には、即ち、スプライト色データが視認可能な色デー
タである場合には、画像処理部10は、ステップS34
に移行し、読み出したスプライト色データを、出力色デ
ータ記憶領域の検索X座標XRレジスタの値に対応する
記憶領域に転送し(ステップS34)、ステップS35
に移行する。
【0134】即ち、スプライト色データが視認可能な色
データである場合には、スプライト色データが出力色デ
ータとなり、スプライト色データが透明色である場合に
は、バックグラウンド色データが出力色データとなる。
前述のように、スプライト処理の結果、スプライト面1
2において図柄消去が設定されている場合には透明色が
設定されていることとなるので、この場合にはバックグ
ラウンド色データが出力色データとなる。
【0135】画像処理部10は、ステップS35に移行
すると、検索X座標設定レジスタXRの値を1つアップ
して次の検索ドットを指定し(ステップS35)、次い
で、1行分のドットについての出力色データの決定が終
了したか否かを判別する(ステップS36)。即ち、検
索X座標設定レジスタXRの値が表示画面14の水平方
向の大きさ199を超えたか否かを判別する。XR>1
99でなければ、画像処理部10は、ステップS31に
戻り、次の検索ドットについての検索を行う。
【0136】以上に説明した処理を繰り返し、検索Y座
標設定レジスタYRの値で指定される表示画面14の1
行分の出力色データを順次検索X座標設定レジスタXR
の値を1つアップさせる毎に決定していく。検索X座標
設定レジスタXRの値が表示画面14の水平方向の大き
さ199を超えると、検索Y座標設定レジスタYRの値
で指定される表示画面14の1行分の出力色データが全
て決定されたこととなり、画像処理部10は、色データ
出力処理に移行することとなる。
【0137】次に、色データ出力処理について説明す
る。色データ出力処理は、出力色データ決定処理で作成
された1行分の出力色データをD/Aコンバータ8に出
力する処理である。
【0138】図42は、色データ出力処理を概略で示す
フローチャートである。画像処理部10は、色データ出
力処理を開始すると、まず、検索X座標設定レジスタX
Rに0をセットし(ステップS40)、ステップS41
に移行する。即ち、0列目のドットから順次1列目、2
列目…というように、色出力データを順に出力していく
こととなる。
【0139】ステップS41に移行した画像処理部10
は、検索X座標設定レジスタXRで指定される出力色デ
ータ記憶領域の出力色データを出力バッファにセットし
(ステップS41)、ステップS42に移行する。
【0140】ステップS42に移行した画像処理部10
は、図22に示す水平同期信号及び垂直同期信号のタイ
ミングに応じて出力バッファにセットされた色データを
図のD/Aコンバータ8に出力する(ステップS4
2)。例えば、検索X座標設定レジスタXRの値が0の
場合であれば、0ドットの色データが出力されることと
なる。
【0141】出力バッファにセットされた色データの出
力を終えると、画像処理部10は、検索X座標設定レジ
スタXRの値を1つアップして次の検索ドットを指定し
(ステップS43)、次いで、1行分のドットについて
の出力色データの出力が終了したか否かを判別する(ス
テップS44)。即ち、検索X座標設定レジスタXRの
値が表示画面14の水平方向の大きさ199を超えたか
否かを判別する。XR>199でなければ、画像処理部
10は、ステップS41に戻り、次のドットについての
出力色データの出力を行う。
【0142】以上に説明した処理を繰り返し、検索Y座
標設定レジスタYRの値で指定される表示画面14の1
行分の出力色データを順次検索X座標設定レジスタXR
の値を1つアップし、水平同期信号のタイミングに応じ
て、0列目のドットの出力色データから順に199列目
までの出力色データをD/Aコンバータ8に出力してい
く。
【0143】そして、検索X座標設定レジスタXRの値
が表示画面14の水平方向の大きさ199を超えると、
検索Y座標設定レジスタYRの値で指定される表示画面
14の1行分の出力色データが全て出力されたこととな
る(ステップS44)。
【0144】次いで、画像処理部10は、検索Y座標設
定レジスタYRの値を1つアップして次の行を指定し
(ステップS45)、表示画面14についての1面分の
出力色データの出力が終了したか否かを判別する(ステ
ップS46)。即ち、検索Y座標設定レジスタYRの値
が表示画面14の垂直方向の大きさ159を超えたか否
かを判別する。YR>159でなければ、画像処理部1
0は、検索Y座標設定レジスタYRの値で指定された次
の行に関してのスプライト処理に移行する。
【0145】図38に示すスプライト処理においては、
実行フラグF1の値は1のままであることにより、画像
処理部10は、ステップS17に移行し、検索X座標設
定レジスタXRの値のみを0セットし(ステップS1
7)、ステップS04に移行し、検索Y座標設定レジス
タYRの値で指定された次の行に関してのスプライト処
理を開始することとなる。
【0146】以上に説明した処理を、検索Y座標設定レ
ジスタYRの値を1つずつアップする毎に繰り返す。即
ち、表示画面14の1行分のスプライト色データを作成
し、次いで表示画面14の1行分のバックグラウンド色
データを作成し、次に、作成したスプライト色データと
バックグラウンド色データとを参照して表示画面14の
1行分の出力色データを作成し、作成した表示画面14
の1行分の出力色データを出力する処理を、検索Y座標
設定レジスタYRの値を1つずつアップする毎に繰り返
す。
【0147】そして、検索Y座標設定レジスタYRの値
が表示画面14の垂直方向の大きさ159を超えると、
表示画面14についての1面分の出力色データの出力が
終了したこととなり、画像処理部10は、実行フラグF
1の値を0クリアし(ステップS47)、表示画面14
における1面分のスプライト処理、バックグラウンド処
理、出力色データ処理及び色データ出力処理を終了す
る。
【0148】なお、上記の例では、1行分の出力色デー
タの作成に際し、表示画面14の1行分のスプライト色
データを作成し、次いで表示画面14の1行分のバック
グラウンド色データを作成し、次に、作成したスプライ
ト色データとバックグラウンド色データとを参照して表
示画面14の1行分の出力色データを作成するように1
行単位で行ったが、検索ドットのスプライト色データを
1ドット分作成し、次いで検索ドットのバックグラウン
ド色データを1ドット分作成し、次に、作成した1ドッ
ト分のスプライト色データとバックグラウンド色データ
とを参照して検索ドットの出力色データを1ドット分作
成するように1ドット単位で行い、1ドット単位の処理
を1行分にわたって繰り返すようにしてもよい。このよ
うにすると、ワークエリアのスプライト色データ記憶領
域並びにバックグラウンド色データ記憶領域を1ドット
分だけ設けければよくなり、前記の各記憶領域を1行分
確保する必要がなくなり、ワークエリアを有効に使用す
ることができる。
【0149】次に、パチンコ遊技に遊技状態に応じて表
示される液晶表示装置の映像表示を説明する。なお、パ
チンコ遊技機は、大当たりが発生した場合に、大入賞口
が開放動作されると共に、大入賞口内の特定領域に遊技
球が通過することを条件として、大入賞口の一周期の開
閉動作の終了後、連続16回迄大入賞口の開閉動作を繰
り返し周期的に行うようにされたものとする。以下の説
明では、例えば、大当たりが発生し、大入賞口の開閉動
作の周期が5回目となった場合に、液晶表示部5におい
て表示される動画映像を一例として説明することにす
る。
【0150】また、一例として、前述のスプライトテー
ブル#0〜#6に各スプライト面12A〜12Gを設定
し、図31に示すような表示座標位置に表示されように
設定する。
【0151】図48乃至図51は、サブCPU2が実行
する制御プログラムの一部である大当たり中、連続5回
目時における表示制御処理を示すフローチャートであ
る。
【0152】まず、サブCPU2は、RAM4に転送さ
れたコマンドデータのステータスを検索し、パチンコ遊
技機が現在大当たり中であるか否かを判別する(ステッ
プP01)。サブCPU2は、大当たり中でないと判別
された場合は、連続5回目時における表示制御処理を開
始することなく処理を終了する。
【0153】パチンコ遊技機が現在大当たり中であると
判別された場合、サブCPU2は、次に、ステータスの
ラウンド数が5であるか否かを判別する(ステップP0
2)。ステータスのラウンド数が5でないと判別された
場合には、サブCPU2は、連続5回目時における表示
制御処理を開始することなく処理を終了する。
【0154】ステップP02の判別処理で、ステータス
のラウンド数が5であると判別された場合、サブCPU
2は、ステップP03に移行し、実行開始フラグF2が
初期値0であるか否かを判別する(ステップP03)。
なお、実行開始フラグF2の値は、新規に連続5回目時
における表示制御処理を開始する場合には初期値0とさ
れているものとする。サブCPU2は、実行開始フラグ
F2に実行中を規定する値1をセットして実行開始を記
憶し(ステップP04)、表示状態識別カウンタf1に
初期値0をセットし(ステップP05)、移動表示用実
行フラグf2に初期値0をセットし(ステップP0
6)、ステップP07に移行する。
【0155】サブCPU2は、ステップP07乃至ステ
ップP09の処理によって表示画面14に表示する初期
画面に関する設定を行う。
【0156】ステップP07においては、バックグラウ
ンドテーブルに図23に示すような城内を表わすバック
グラウンド面11Aが設定される。
【0157】ステップP08においては、スプライトテ
ーブル#0に図24に示すような数字“5”を表わすス
プライト面12Aが設定される。なお、スプライトテー
ブル#0のエンドフラグに値0(続行)がセットされ
る。
【0158】ステップP09においては、スプライトテ
ーブル#1に図25に示すようなラウンド“R”を表わ
すスプライト面12Bが設定される。なお、スプライト
テーブル#1のエンドフラグに値1(終了)がセットさ
れる。
【0159】サブCPU2は、ステップP09の処理
後、ステップP10に移行し、表示カウンタに所定値を
セットし(ステップP10)、今回周期の表示制御処理
を終える。
【0160】実行開始フラグF2が実行中を規定する値
1とされた結果、次回以降の表示制御処理では、ステッ
プP01及びステップP02の判別処理が真と判別され
る場合には、ステップP03の実行開始フラグF2に関
する判別処理が偽と判別され、サブCPU2はステップ
P11に移行することとなる。
【0161】ステップP11においては、表示カウンタ
の値の減算が行われ、続くステップP12において表示
カウンタの値が0に達したか否かが判別される。サブC
PU2は、表示カウンタの値が0でないと判別された場
合には、今回周期の表示制御処理を終える。以下、大当
たり中、かつラウンド数が5であることを条件として、
表示カウンタの値が0に達する迄の間、サブCPU2
は、ステップP01、ステップP02、ステップP0
3、ステップP11及びステップP12によって形成さ
れる待機処理ループを繰り返し行う。
【0162】なお、サブCPU2が前記待機処理ループ
を行っている間、画像処理部10によって前述のスプラ
イト処理、バックグラウンド処理、出力色データ処理及
び色データ出力処理が行われる。スプライトテーブル#
1のエンドフラグが1となっていることにより、スプラ
イトテーブル#1,#0がスプライト処理され、表示画
面14には、バックグラウンド面11Aにスプライト面
12A及びスプライト面12Bが合成され、図32に示
す城内並びに5Rを示す画像が表示されていることとな
る。なお、以下の説明においては、スプライト処理、バ
ックグラウンド処理、出力色データ処理及び色データ出
力処理を画像合成処理ということにする。
【0163】サブCPU2が待機処理ループを繰り返し
行ううち、表示カウンタの値が0に達すると、サブCP
U2は、ステップP12の判別後ステップP13に移行
し、表示状態識別カウンタf1の値を1つアップし(ス
テップP13)、ステップP14に移行する。なお、表
示状態識別カウンタf1の現在値は1となる。
【0164】ステップP14以降の処理は、サブCPU
2が、ステップP14乃至ステップP17の判別処理に
より、表示状態識別カウンタf1の値に応じて各処理に
分岐する。
【0165】ステップP14においては、表示状態識別
カウンタf1の値が1であるか否かが判別される。表示
状態識別カウンタf1の現在値は1であることにより、
サブCPU2は、ステップP18に移行し、足跡表示サ
ブルーチンを実行する(ステップP18)。
【0166】図50は、足跡表示サブルーチンの概略を
示すフローチャートである。サブCPU2は、スプライ
トテーブル#1のエンドフラグに0(続行)をセットし
(ステップP30)、スプライトテーブル#2に図26
に示すような足跡を表わすスプライト面12Cを設定す
る(ステップP31)。なお、スプライトテーブル#2
のエンドフラグには値0(続行)がセットされる。
【0167】次に、サブCPU2は、スプライトテーブ
ル#3に図26に示すような足跡を表わすスプライト面
12Dを設定する(ステップP32)。なお、スプライ
トテーブル#3のエンドフラグには値0(続行)がセッ
トされ、図柄消去制御設定領域に値1(図柄消去)がセ
ットされる。
【0168】次いで、サブCPU2は、スプライトテー
ブル#4に図26に示すような足跡を表わすスプライト
面12Eを設定する(ステップP33)。なお、スプラ
イトテーブル#4のエンドフラグには値0(続行)がセ
ットされる。
【0169】次に、サブCPU2は、スプライトテーブ
ル#5に図26に示すような足跡を表わすスプライト面
12Fを設定する(ステップP34)。なお、スプライ
トテーブル#5のエンドフラグには値1(終了)がセッ
トされ、図柄消去制御設定領域に値1(図柄消去)がセ
ットされる。サブCPU2は、ステップP34の処理後
メインルーチンに戻る。
【0170】サブCPU2は、ステップP18の足跡表
示サブルーチンを実行後、ステップP10に移行し、表
示カウンタに所定値をセットし(ステップP10)、今
回周期の表示制御処理を終える。
【0171】次周期以降は、サブCPU2は、前記待機
処理ループを繰り返し行う。なお、サブCPU2が待機
処理ループを行っている間、画像処理部10によって画
像合成処理が行われる。スプライトテーブル#5のエン
ドフラグが1となっていることにより、スプライトテー
ブル#5〜#0がスプライト処理される。また、スプラ
イトテーブル#3及び#5が図柄消去用に設定されてい
ることにより、スプライト面12D及びスプライト面1
2Fの表示領域にはバックグラウンド面11Aが表示さ
れる。表示画面14には、バックグラウンド面11Aに
スプライト面12A、スプライト面12B、スプライト
面12C〜12Fが合成され、図33に示すように、城
内並びに5Rを示す画像に足跡2つが合成表示されてい
ることとなる。
【0172】サブCPU2が待機処理ループを繰り返し
行ううち、表示カウンタの値が0に達すると、サブCP
U2は、ステップP12の判別後ステップP13に移行
し、表示状態識別カウンタf1の値を1つアップし(ス
テップP13)、ステップP14に移行する。なお、表
示状態識別カウンタf1の現在値は2となる。
【0173】サブCPU2は、ステップP14を偽と判
別後ステップP15に移行する。ステップP15におい
ては、表示状態識別カウンタf1の値が2であるか否か
が判別される。表示状態識別カウンタf1の現在値は2
であることにより、サブCPU2は、ステップP19に
移行し、スプライトテーブル#5のエンドフラグに0
(続行)をセットし(ステップP19)、スプライトテ
ーブル#6に図27に示すような忍者を表わすスプライ
ト面12Gを設定する(ステップP20)。なお、スプ
ライトテーブル#6のエンドフラグには値1(終了)が
セットされる。
【0174】ステップP20の処理後、ステップP10
に移行し、表示カウンタに所定値をセットし(ステップ
P10)、今回周期の表示制御処理を終える。
【0175】次周期以降は、サブCPU2は、前記待機
処理ループを繰り返し行う。なお、サブCPU2が待機
処理ループを行っている間、画像処理部10によって画
像合成処理が行われる。スプライトテーブル#6のエン
ドフラグが1となっていることにより、スプライトテー
ブル#6〜#0がスプライト処理される。また、スプラ
イトテーブル#3及び#5が図柄消去用に設定されてい
ることにより、スプライト面12D及びスプライト面1
2Fの表示領域にはバックグラウンド面11Aが表示さ
れる。表示画面14には、バックグラウンド面11Aに
スプライト面12A、スプライト面12B、スプライト
面12C〜12F、スプライト面12Gが合成され、図
34に示すように、城内並びに5Rを示す画像に忍者及
び足跡2つが合成表示されていることとなる。
【0176】サブCPU2が待機処理ループを繰り返し
行ううち、表示カウンタの値が0に達すると、サブCP
U2は、ステップP12の判別後ステップP13に移行
し、表示状態識別カウンタf1の値を1つアップし(ス
テップP13)、ステップP14に移行する。なお、表
示状態識別カウンタf1の現在値は3となる。
【0177】サブCPU2は、ステップP14及びステ
ップP15を偽と判別後ステップP16に移行する。ス
テップP16においては、表示状態識別カウンタf1の
値が3であるか否かが判別される。表示状態識別カウン
タf1の現在値は3であることにより、サブCPU2
は、ステップP21に移行する。
【0178】サブCPU2は、スプライトテーブル#3
およびスプライトテーブル#5の図柄消去制御設定領域
における設定を値0(通常スプライト)にそれぞれ切り
換え(ステップP21)、ステップP10に移行し、表
示カウンタに所定値をセットし(ステップP10)、今
回周期の表示制御処理を終える。
【0179】次周期以降は、サブCPU2は、前記待機
処理ループを繰り返し行う。なお、サブCPU2が待機
処理ループを行っている間、画像処理部10によって画
像合成処理が行われる。スプライトテーブル#6のエン
ドフラグが1となっていることにより、スプライトテー
ブル#6〜#0がスプライト処理される。また、スプラ
イトテーブル#3及び#5が通常スプライトに設定され
ていることにより、表示画面14には、バックグラウン
ド面11Aにスプライト面12A、スプライト面12
B、スプライト面12C〜12F、スプライト面12G
が合成され、図35に示すように、城内並びに5Rを示
す画像に忍者及び足跡4つが合成表示されていることと
なる。
【0180】サブCPU2が待機処理ループを繰り返し
行ううち、表示カウンタの値が0に達すると、サブCP
U2は、ステップP12の判別後ステップP13に移行
し、表示状態識別カウンタf1の値を1つアップし(ス
テップP13)、ステップP14に移行する。なお、表
示状態識別カウンタf1の現在値は4となる。
【0181】サブCPU2は、ステップP14、ステッ
プP15およびステップP16を偽と判別後ステップP
17に移行する。ステップP17においては、表示状態
識別カウンタf1の値が4≦f1≦n,(ただしn>
5)の範囲内であるか否かが判別される。表示状態識別
カウンタf1の現在値は4であることにより、サブCP
U2は、ステップP22の忍者移動表示処理に移行す
る。
【0182】図51は、忍者移動表示処理の概略を示す
フローチャートである。サブCPU2は、忍者移動表示
処理を開始すると、まず、移動表示用実行フラグf2が
0であるか否かを判別する(ステップP40)。新規に
忍者移動表示処理を開始する場合は、ステップP06の
処理により移動表示用実行フラグf2が0とされてい
る。サブCPU2は、ステップP40を真と判別し、移
動表示用実行フラグf2に1をセットして実行中を記憶
し(ステップP41)、消去切換フラグを0セットし
(ステップP42)、ステップP43に移行する。
【0183】ステップP43に移行したサブCPU2
は、4つの足跡をそれぞれ別々に定義しているスプライ
トテーブル#2〜#5と忍者を定義しているスプライト
テーブル#6の各表示開始位置のX座標の値をΔXだけ
減じ(ステップP43)、すなわちスプライトテーブル
#2〜#6の各表示開始位置のX座標位置として(X−
ΔX)を設定し、ステップP44に移行する。これによ
り、忍者及び4つの足跡の表示位置が表示画面14にお
いて左側に移動することとなる。
【0184】ステップP44に移行したサブCPU2
は、消去切換フラグが0であるか否かを判別する(ステ
ップP44)。新規に忍者移動表示処理を開始した場合
であれば消去切換フラグが0セットされているため、サ
ブCPU2は、真と判別しステップP45に移行する。
【0185】ステップP45においては、スプライトテ
ーブル#3およびスプライトテーブル#5の図柄消去制
御設定領域における設定が値1(図柄消去)にそれぞれ
切り換えられ(ステップP45)、次いでステップP4
6において消去切り換えフラグの値が0から1に切り換
えられる。
【0186】サブCPU2は、ステップP46の処理後
メインルーチンに戻り、ステップP10に移行し、表示
カウンタに所定値をセットし(ステップP10)、今回
周期の表示制御処理を終える。
【0187】次周期以降は、サブCPU2は、前記待機
処理ループを繰り返し行う。なお、サブCPU2が待機
処理ループを行っている間、画像処理部10によって画
像合成処理が行われる。スプライトテーブル#6のエン
ドフラグが1となっていることにより、スプライトテー
ブル#6〜#0がスプライト処理される。
【0188】また、スプライトテーブル#3及び#5が
図柄消去用に設定されていることにより、スプライト面
12D及びスプライト面12Fの表示領域にはバックグ
ラウンド面11Aが表示され、表示画面14には、バッ
クグラウンド面11Aにスプライト面12A、スプライ
ト面12B、スプライト面12C〜12F、スプライト
面12Gが合成され、図34に示すように、城内並びに
5Rを示す画像に忍者及び足跡2つが合成表示されてい
ることとなる。ただし、忍者及び足跡2つが図34に示
す表示位置よりも表示画面14の左側にずれる。
【0189】サブCPU2が待機処理ループを繰り返し
行ううち、表示カウンタの値が0に達すると、サブCP
U2は、ステップP12の判別後ステップP13に移行
し、表示状態識別カウンタf1の値を1つアップし(ス
テップP13)、ステップP14に移行する。なお、表
示状態識別カウンタf1の現在値は5となる。
【0190】サブCPU2は、ステップP14、ステッ
プP15およびステップP16を偽と判別後ステップP
17に移行し、表示状態識別カウンタf1の現在値は5
であることにより、再びステップP22の忍者移動表示
処理に移行する。
【0191】今回実行する忍者移動表示処理において
は、移動表示用実行フラグf2に1がセットされている
結果、サブCPU2は、ステップP40を偽と判別後ス
テップP43に移行し、スプライトテーブル#2〜#6
の各表示開始位置のX座標位置として(X−ΔX)を設
定し、ステップP44に移行する。
【0192】ステップP44においては、消去切換フラ
グが1にセットされていることにより、サブCPU2
は、偽と判別しステップP47に移行する。
【0193】ステップP47においては、スプライトテ
ーブル#3およびスプライトテーブル#5の図柄消去制
御設定領域における設定が値0(通常スプライト)にそ
れぞれ切り換えられ(ステップP47)、次いでステッ
プP48において消去切換フラグの値が1から0に切り
換えられる。
【0194】サブCPU2は、ステップP48の処理後
メインルーチンに戻り、ステップP10に移行し、表示
カウンタに所定値をセットし(ステップP10)、今回
周期の表示制御処理を終える。
【0195】次周期以降は、サブCPU2は、前記待機
処理ループを繰り返し行う。なお、サブCPU2が待機
処理ループを行っている間、画像処理部10によって画
像合成処理が行われる。スプライトテーブル#6のエン
ドフラグが1となっていることにより、スプライトテー
ブル#6〜#0がスプライト処理される。
【0196】また、スプライトテーブル#3及び#5が
通常スプライトに設定されていることにより、表示画面
14には、バックグラウンド面11Aにスプライト面1
2A、スプライト面12B、スプライト面12C〜12
F、スプライト面12Gが合成され、図35に示すよう
に、城内並びに5Rを示す画像に忍者及び足跡4つが合
成表示されていることとなる。ただし、忍者及び足跡4
つが直前の忍者及び足跡2つの表示位置よりも表示画面
14の左側にずれる。
【0197】図49に示すフローチャートから明らかな
ように、足跡2つと足跡4つとの切り換え表示は、表示
状態識別カウンタf1の値がnに達する迄行われる。表
示状態識別カウンタf1の値の更新アップが表示カウン
タの値が0となる時点で行われることにより、表示状態
識別カウンタf1の値がnを超えるまでの間、忍者及び
足跡が表示画面14の左側に移動表示されると共に、足
跡2つと足跡4つとが表示位置が変わる毎に交互に表示
され、あたかも忍者が走っているかのように視認され
る。
【0198】表示状態識別カウンタf1の値がnを超え
ると、ステップP17の判別結果が偽となり、サブCP
U2は、ステップP05に戻り、再び図32の初期画面
に関する設定を行う。
【0199】なお、連続5回目時における表示制御処理
の続行は、大当たり中、かつラウンド数が5であること
を条件として行われる。パチンコ遊技機側の遊技状態に
変化が生じ、送られたステータスの内容が大当たり中、
かつラウンド数が5でなくなると、ステップP01また
はステップP02の判別が偽となって、実行フラグF2
がクリアされ(ステップP23)、連続5回目時におけ
る表示制御処理が終了する。
【0200】以上の説明から明らかなように、液晶表示
装置1によれば、バックグラウンド面11に重ね合わせ
表示されるスプライト面12に設定された図柄を、図柄
が消去された状態を表わす図柄画面データを特別に設け
ることなしに、スプライト面12に設定された図柄を表
示画面上において消去できるとともに、該消去部分にお
いてバックグラウンド面の図柄を表示することができ
る。
【0201】また、スプライト面12の表示内容を設定
するスプライト面テーブルを設け、当該スプライト面テ
ーブルに設定された動画の表示実行か動画の消去表示実
行かのいずれかを設定する図柄消去制御設定領域への設
定状態を切り替えるだけで、表示画面上において、スプ
ライト面に設定された図柄の表出と消去とが容易に切り
換え制御できるとともに、スプライト面の消去部分にお
いては、バックグラウンド面の図柄を表示することがで
きる。
【0202】これにより、キャラクタROM6を大容量
とする必要がなくなるばかりでなく、画面表示するため
の表示処理が簡略化でき、画面表示に消費される表示処
理時間も短縮することができる。
【0203】なお、上記した発明の実施の形態において
使用した共通画像制御設定テーブルには、スーパーイン
ポーズの処理をするしないかを指定するスーパーインポ
ーズ制御ビット、ラスタスクロール処理をするかしない
かを指定するラスタスクロール制御ビット、スプライト
面に対し複数階調のモザイク処理を設定するためのモザ
イク処理制御ビット、赤色、緑色、青色各々の色出力値
に対して複数階調のフェードアウト色調整のためのフェ
ードアウト処理制御ビットを設け、スプライトテーブル
には、水平方向、垂直方向の縮小率を設定するための水
平並びに垂直方向縮小率制御ビット、スプライトの水平
方向の反転表示(フリップ処理)、垂直方向のフリップ
処理を制御するための水平並びに垂直フリップ制御ビッ
トを設ける構成としてもよい。
【0204】また、上記した発明の実施の形態において
は、画像制御用のテーブルを共通画像制御設定テーブル
とスプライトテーブルとパレットテーブルとバックグラ
ウンドテーブルとにより構成したが、その他の画像制御
用テーブルを用いてより円滑な画像処理を可能とする構
成としてもよい。
【0205】上記した本発明の実施の形態においては、
パチンコ機の液晶表示画面において表示される画像を、
スプライト処理で作成した表示画面用のスプライト色デ
ータと、バックグラウンド処理で作成した表示画面用の
バックグラウンド色データとを参照して最終的に決定す
る構成としたので、複数の画像を重ね合わせ表示する場
合の出力色の決定処理が極めて簡単に実現できる効果を
生じる。
【0206】また、パチンコ機の液晶表示画面に画像を
現わすスプライト面処理を所定の条件下続行し、中断す
るための特別のフラグ(エンドフラグ)を設けたので、
予め準備された全てのスプライトテーブルを処理しなく
てもよくなり、画像データの処理が極めて円滑かつ迅速
に行える効果がある。
【0207】液晶表示画面で表示される画像が表示状態
識別カウンタにより切り換えられる構成であるので、パ
チンコ遊技の進行状態に対応してプログラム的に多様な
表示切り換えが可能となる効果を生じる。
【0208】パチンコ機の液晶表示画面で表示されるキ
ャラクタを画面上で移動(変動)表示するために、移動
表示用実行フラグを設定したので、パチンコ遊技の態様
に対応して静止したキャラクタを簡単に単にプログラム
上で移動表示用実行フラグをオン・オフ変更することに
より、移動状態に切り換えることができる効果を生じ
る。
【0209】パチンコ機の液晶表示画面で表示する画像
を表示状態とする場合と、消去状態とする場合とに切り
換え設定する消去切換フラグを設けた構成としたので、
パチンコ遊技の進行状態に応じてプログラムにより、消
去切換フラグをオン・オフ選定することにより、簡単に
パチンコ機の液晶表示画面上に画像を表示する状態と、
画面から画像を消去する状態とに切り換えることができ
る効果を生じる。
【0210】
【発明の効果】本発明のパチンコ機の液晶表示装置によ
れば、バックグラウンド面に重ね合わせ表示されるスプ
ライト面に設定された図柄を、図柄が消去された状態を
表わす図柄画面データを特別に設けることなしに、スプ
ライト面に設定された図柄を表示画面上において消去で
きるとともに、該消去部分においてバックグラウンド面
の図柄を表示することができ、これにより、キャラクタ
ROMを大容量とする必要性がなくなる。
【0211】また、スプライト面をそれぞれ各面内の一
方向並びにそれに直交する方向に行列状に配列した複数
のタイル面の組み合わせにより構成したことにより、ス
プライト面の大きさをタイル面単位で任意に設定するこ
とができる。
【0212】しかも、スプライト面の表示を消去してバ
ックグラウンド面のみを表示する図柄表示消去手段を設
けたことにより、消去部分の大きさをタイル面単位で変
更することが可能である。
【0213】さらに、スプライト面の表示内容を設定す
るスプライト面テーブルを設け、当該スプライト面テー
ブルに設定された動画の表示実行か動画の消去表示実行
かのいずれかを設定する表示編集手段をスプライト面テ
ーブルに設けたので、表示編集手段への設定状態を切り
替えるだけで、表示画面上において、スプライト面に設
定された図柄の表出と消去とが容易に切り換え制御でき
るとともに、スプライト面の消去部分においては、バッ
クグラウンド面の図柄を表示することができ、、画面表
示するための表示処理が簡略化でき、画面表示に消費さ
れる表示処理時間も短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるパチンコ機における
液晶表示装置の要部を示すブロック図
【図2】液晶表示部に表示される表示画面の仮想画面構
成を概念的に示す斜視図
【図3】スプライト面の仮想画面構成を概念的に示す図
【図4】スプライト面を構成するタイル面の仮想画面構
成を示す図
【図5】タイル面に対するキャラクタデータの構成を示
す図
【図6】キャラクタROMにおける1つのスプライト面
を構成するタイル面データの記憶状態を概念的に示す図
【図7】スプライト面におけるタイル面の配列組み合わ
せを示す図
【図8】バックグラウンド面の仮想画面構成を概念的に
示す図
【図9】バックグラウンド面を構成するBGキャラクタ
面に対するキャラクタデータの構成を示す図
【図10】スプライト面が設定可能なスプライト仮想画
面と表示画面との関係を示す図
【図11】バックグラウンド面と表示画面との関係を示
す図
【図12】スプライト仮想画面、バックグラウンド面及
び表示画面の関係を示す図
【図13】メモリに設定された各種テーブル及び記憶領
域を示す図
【図14】スプライト面テーブル領域における各スプラ
イトテーブルの記憶状態を示す図
【図15】スプライトテーブルの記憶内容の構成を示す
【図16】バックグラウンドテーブル領域における各バ
ックグラウンドテーブルの記憶状態を示す図
【図17】バックグラウンドテーブルの記憶内容の構成
を示す図
【図18】パレットテーブル(A)領域における各パレ
ットテーブルの記憶状態を示す図
【図19】パレットテーブルの記憶内容の構成を示す図
【図20】パレットテーブル(B)領域における各パレ
ットテーブルの記憶状態を示す図
【図21】共通画像制御設定テーブルの記憶内容の構成
を示す図
【図22】水平同期信号並びに垂直同期信号を示すタイ
ミングチャート
【図23】バックグラウンド面に設定された画像を示す
【図24】第1のスプライト面に設定された画像を示す
【図25】第2のスプライト面に設定された画像を示す
【図26】第3乃至第6のスプライト面にそれぞれ設定
された画像を示す図
【図27】第7のスプライト面に設定された画像を示す
【図28】スプライト面テーブル領域における第1乃至
第7のスプライト面に対応する各スプライトテーブルの
記憶状態を示す図
【図29】第7のスプライト面の構成を示す図
【図30】第4のスプライト面の構成を示す図
【図31】第1乃至第6の各スプライト面の表示画面上
における表示開始位置を示す図
【図32】パチンコ遊技の遊技状態に応じて連続5回目
時に表示画面に視認される初期画像を示す図
【図33】連続5回目時に初期画像に次いで表示画面に
視認される第2番目の画像を示す図
【図34】連続5回目時に図33に示す画像に次いでに
視認される第3番目の画像を示す図
【図35】連続5回目時に図34に示す画像に次いでに
視認される第4番目の画像を示す図
【図36】パチンコ機全体の制御を行うメイン制御部の
要部ブロック図
【図37】サブCPUが実行する表示制御プログラムの
概略を示すフローチャート
【図38】VDPの画像処理部が行うスプライト処理の
概略を示すフローチャート
【図39】図38のフローチャートのつづき
【図40】VDPの画像処理部が行うバックグラウンド
処理の概略を示すフローチャート
【図41】VDPの画像処理部が行う出力色データ決定
処理の概略を示すフローチャート
【図42】VDPの画像処理部が行う色データ出力処理
の概略を示すフローチャート
【図43】スプライト処理における検索ドットの位置
と、スプライト面の表示開始位置、スプライト面の大き
さ並びに表示優先順位との関係を示す図
【図44】図43の表示優先順位が高位のスプライト面
の構成、スプライト面の表示開始位置並びにスプライト
面の大きさを示す図
【図45】VDPのメモリのワークエリアに設定された
スプライト色データ記憶領域における検索ドットの位置
に対応したスプライト色データの記憶状態を示す図
【図46】VDPのメモリのワークエリアに設定された
バックグラウンド色データ記憶領域における検索ドット
の位置に対応したバックグラウンド色データの記憶状態
を示す図
【図47】VDPのメモリのワークエリアに設定された
出力色データ記憶領域における検索ドットの位置に対応
した出力色データの記憶状態を示す図
【図48】サブCPUが実行する処理の一部である連続
5回目時に実行される表示制御処理の一部を示すフロー
チャート
【図49】図48のフローチャートのつづき
【図50】サブCPUが実行する足跡表示処理サブルー
チンを示すフローチャート
【図51】サブCPUが実行する忍者移動表示処理を示
すフローチャート
【図52】バックグラウンド面に設定された表示画像を
示す図(従来)
【図53】スプライト面に設定された表示画像を示す図
(従来)
【図54】バックグラウンド面に対するスプライト面の
画像合成を示す斜視図
【図55】図52のバックグラウンド面に対する図53
のスプライト面の画像合成により視認される表示画像を
示す図
【図56】別の表示画像を示す図(従来)
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 サブCPU 3 ROM 4 RAM 5 液晶表示部 6 キャラクタROM 7 VDP 8 D/Aコンバータ 9 メモリ 10 画像処理部 11 バックグラウンド面 12 スプライト面 13 タイル面 14 表示画面 15 スプライト仮想画面 16 基点(表示画面) 20 メイン制御部 21 メインCPU 22 ROM 23 RAM 24 入出力回路 25 通信手段 26 ソレノイド駆動回路 30 バックグラウンド面(従来) 31 スプライト面(従来) 32 表示画像 SW1 始動口入賞検出スイッチ SW2 特定領域入賞検出スイッチ SOL1 ソレノイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機における液晶表示装置の表示
    画面を、画面表示において、表示優先順位の最も低いバ
    ックグラウンド面と、前記バックグラウンド面よりも表
    示優先順位が高く、前記バックグラウンド画面に対して
    表示優先順位が順次高くなるように積層表示される複数
    のスプライト面とにより構成すると共に、前記スプライ
    ト面をそれぞれ各面内の一方向並びにそれに直交する方
    向に行列状に配列した複数のタイル面の組み合わせによ
    り構成し、前記バックグラウンド面に複数のスプライト
    面が重ね合わされて画面表示された時に、前記スプライ
    ト面に設定された前記表示に対し、前記表示優先順位以
    下の各スプライト面に表示される図柄の表示を前記タイ
    ル面単位で消去し、消去部分においてバックグラウンド
    面のみを表示する図柄表示消去手段を設けたことを特徴
    とするパチンコ機における液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スプライト面の表示内容を設定する
    スプライト面テーブルを設け、当該スプライト面テーブ
    ルに設定された動画の表示実行か動画の消去表示実行か
    のいずれかを設定する表示編集手段を前記スプライト面
    テーブルに設けたことを特徴とする請求項1に記載のパ
    チンコ機における液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008173492A (ja) * 2008-02-14 2008-07-31 Daiman:Kk パチンコ機
JP2013163048A (ja) * 2013-05-22 2013-08-22 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015126912A (ja) * 2015-03-04 2015-07-09 株式会社三洋物産 遊技機

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