JPH09240701A - チューブ容器の吐出開口装置 - Google Patents
チューブ容器の吐出開口装置Info
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- JPH09240701A JPH09240701A JP8069081A JP6908196A JPH09240701A JP H09240701 A JPH09240701 A JP H09240701A JP 8069081 A JP8069081 A JP 8069081A JP 6908196 A JP6908196 A JP 6908196A JP H09240701 A JPH09240701 A JP H09240701A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/2018—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure
- B65D47/2056—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type
- B65D47/2062—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type in which the deformation raises or lowers the valve stem
- B65D47/2075—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type in which the deformation raises or lowers the valve stem in which the stem is raised by the pressure of the contents and thereby opening the valve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 チューブ容器から内容物を絞
りだした後で、チューブ胴部の復元力によって内容物や
外気が逆流してチューブ内に吸い込まれ、内容物が変質
するのを防止できるチューブ容器の吐出開口装置。 【解決手段】 チューブ容器の吐出開口部
に、弁孔を有する下部逆止弁受部を設けると共に、吐出
口を有する上部逆止弁部に前記下部逆止弁受部の弁孔に
上方から密着して閉鎖する弁部を前記吐出口との間で内
容物の通過する空間を有する板バネで吊り下げて設け、
板バネのたわみを伴って前記弁孔に弁部が密封状態で弾
力的に当接するように吐出開口部に前記上部逆止弁部を
装着したチューブ容器の吐出開口装置。
りだした後で、チューブ胴部の復元力によって内容物や
外気が逆流してチューブ内に吸い込まれ、内容物が変質
するのを防止できるチューブ容器の吐出開口装置。 【解決手段】 チューブ容器の吐出開口部
に、弁孔を有する下部逆止弁受部を設けると共に、吐出
口を有する上部逆止弁部に前記下部逆止弁受部の弁孔に
上方から密着して閉鎖する弁部を前記吐出口との間で内
容物の通過する空間を有する板バネで吊り下げて設け、
板バネのたわみを伴って前記弁孔に弁部が密封状態で弾
力的に当接するように吐出開口部に前記上部逆止弁部を
装着したチューブ容器の吐出開口装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブ容器の吐出開
口装置に関する。
口装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プラスチック製のチューブ容器の
吐出開口装置としては、チューブ胴部に対して開口部を
細く構成し、且つ開口部を箆状や多角形状にして絞りを
加え、内容物を絞りだした後で、チューブ胴部の復元力
によって内容物が逆流してチューブ内に吸い込まれ、同
時に外気が流入するのを、開口部における内容物の粘性
抵抗によって阻止するものが知られている。
吐出開口装置としては、チューブ胴部に対して開口部を
細く構成し、且つ開口部を箆状や多角形状にして絞りを
加え、内容物を絞りだした後で、チューブ胴部の復元力
によって内容物が逆流してチューブ内に吸い込まれ、同
時に外気が流入するのを、開口部における内容物の粘性
抵抗によって阻止するものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来のものにおい
ては、内容物の粘性が高い場合にはその粘性抵抗により
内容物の逆流を阻止することはできるが、逆にチューブ
を加圧して内容物を吐出させる本来の目的において、内
容物の吐出量が少なくなり円滑な吐出ができない、或い
は強力な加圧力を必要とすることになり、乾燥性の高い
内容物では開口部で固化してしまう畏れがある。また、
内容物の粘性が低い場合には、開口部を細く構成し、且
つ開口部に箆状や多角形状の絞りを加えても、内容物を
絞りだした後で、プラスチック製のチューブ胴部の復元
力によって内容物が逆流してチューブ内に吸い込まれ、
同時に外気が流入するのを阻止するのは困難である。
ては、内容物の粘性が高い場合にはその粘性抵抗により
内容物の逆流を阻止することはできるが、逆にチューブ
を加圧して内容物を吐出させる本来の目的において、内
容物の吐出量が少なくなり円滑な吐出ができない、或い
は強力な加圧力を必要とすることになり、乾燥性の高い
内容物では開口部で固化してしまう畏れがある。また、
内容物の粘性が低い場合には、開口部を細く構成し、且
つ開口部に箆状や多角形状の絞りを加えても、内容物を
絞りだした後で、プラスチック製のチューブ胴部の復元
力によって内容物が逆流してチューブ内に吸い込まれ、
同時に外気が流入するのを阻止するのは困難である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記課
題を解決するために、チューブ容器の吐出開口部に、チ
ューブ胴部の加圧により内容物が通過する弁孔を有する
下部逆止弁受部を設けると共に、内容物の吐出口を有す
る上部逆止弁部に前記下部逆止弁受部の弁孔に上方から
密着して閉鎖する弁部を前記吐出口との間で内容物の通
過する隙間を有する板バネで吊り下げる形で一体に設
け、前記板バネのたわみを伴って前記弁孔に弁部が密封
状態で弾力的に当接するように前記吐出開口部に前記上
部逆止弁部を装着したチューブ容器の吐出開口装置を提
供しようとするものである。また、本発明は、前記のチ
ューブ容器の吐出開口装置において、上部逆止弁部と前
記板バネと弁部がプラスチックにより一体に成形されて
いることを特徴とするチューブ容器の吐出開口装置を提
供しようとするものである。また、本発明は、前記のチ
ューブ容器の吐出開口装置において、吐出開口部と上部
逆止弁部と下部逆止弁受部がプラスチック製であること
を特徴とするチューブ容器の吐出開口装置を提供しよう
とするものである。
題を解決するために、チューブ容器の吐出開口部に、チ
ューブ胴部の加圧により内容物が通過する弁孔を有する
下部逆止弁受部を設けると共に、内容物の吐出口を有す
る上部逆止弁部に前記下部逆止弁受部の弁孔に上方から
密着して閉鎖する弁部を前記吐出口との間で内容物の通
過する隙間を有する板バネで吊り下げる形で一体に設
け、前記板バネのたわみを伴って前記弁孔に弁部が密封
状態で弾力的に当接するように前記吐出開口部に前記上
部逆止弁部を装着したチューブ容器の吐出開口装置を提
供しようとするものである。また、本発明は、前記のチ
ューブ容器の吐出開口装置において、上部逆止弁部と前
記板バネと弁部がプラスチックにより一体に成形されて
いることを特徴とするチューブ容器の吐出開口装置を提
供しようとするものである。また、本発明は、前記のチ
ューブ容器の吐出開口装置において、吐出開口部と上部
逆止弁部と下部逆止弁受部がプラスチック製であること
を特徴とするチューブ容器の吐出開口装置を提供しよう
とするものである。
【０００５】
【作用】上記の構成からなる本発明に係るチューブ容器
の吐出開口装置によれば、弁孔を有する下部逆止弁受部
を設けたチューブ容器の吐出開口部に、上部逆止弁部を
装着するだけで、上部逆止弁部に板バネで吊下げる形で
一体に設けた弁部が、板バネのたわみを伴って前記弁孔
に密封状態で弾力的に当接することとなり、チューブ容
器の吐出開口部に簡単に逆止弁を設けることができる。
そして、チューブ胴部に加圧力を加えると、内容物は弁
孔に弾力的に当接していた弁部を板バネのたわみを伴っ
て押し上げ、弁孔から板バネの隙間を通って前記吐出口
から外部に押し出される。必要に応じた量の内容物を押
し出した後、チューブ胴部への加圧力を除去すると、弁
孔は板バネの弾性力で圧着する弁部により直ちに密封さ
れ、チューブ胴部の復元力によって内容物が逆流してチ
ューブ内に吸い込まれたり、外気が流入したりするのを
阻止することとなる。弁部による弁孔の密封力は板バネ
の強弱により調整して設定することができるから、内容
物の粘性の高低に対応して板バネの弾性力を強弱に設定
することにより、最適な吐出量と逆止弁作用を得ること
ができる。また、内容物が通過する弁孔の大きさを調整
して設定することにより、内容物の粘性が高低に対応し
て弁孔を大小に設定することにより、最適な吐出量と逆
止弁作用を得ることができる。
の吐出開口装置によれば、弁孔を有する下部逆止弁受部
を設けたチューブ容器の吐出開口部に、上部逆止弁部を
装着するだけで、上部逆止弁部に板バネで吊下げる形で
一体に設けた弁部が、板バネのたわみを伴って前記弁孔
に密封状態で弾力的に当接することとなり、チューブ容
器の吐出開口部に簡単に逆止弁を設けることができる。
そして、チューブ胴部に加圧力を加えると、内容物は弁
孔に弾力的に当接していた弁部を板バネのたわみを伴っ
て押し上げ、弁孔から板バネの隙間を通って前記吐出口
から外部に押し出される。必要に応じた量の内容物を押
し出した後、チューブ胴部への加圧力を除去すると、弁
孔は板バネの弾性力で圧着する弁部により直ちに密封さ
れ、チューブ胴部の復元力によって内容物が逆流してチ
ューブ内に吸い込まれたり、外気が流入したりするのを
阻止することとなる。弁部による弁孔の密封力は板バネ
の強弱により調整して設定することができるから、内容
物の粘性の高低に対応して板バネの弾性力を強弱に設定
することにより、最適な吐出量と逆止弁作用を得ること
ができる。また、内容物が通過する弁孔の大きさを調整
して設定することにより、内容物の粘性が高低に対応し
て弁孔を大小に設定することにより、最適な吐出量と逆
止弁作用を得ることができる。
【０００６】
【実施例】以下図示する実施例により本発明を詳細に説
明する。本発明に係るチューブ容器の吐出開口装置は、
チューブ容器の吐出開口部１に、チューブ胴部の加圧に
より内容物が通過する弁孔２を有する下部逆止弁受部３
を設けると共に、内容物の吐出口４を有する上部逆止弁
部５に前記下部逆止弁受部３の弁孔２に上方から密着し
て閉鎖する弁部６を前記吐出口４との間で内容物の通過
する空間を有する板バネ７で吊り下げる形で一体に設
け、前記板バネ７のたわみを伴って前記弁孔２に弁部６
が密封状態で弾力的に当接するように前記吐出開口部１
に前記上部逆止弁部５を装着してなる構成からなる。前
記チューブ容器と吐出開口部１、下部逆止弁受部３及び
上部逆止弁部５はそれぞれプラスチックの一体成形品で
あることが、成形加工コスト上、及び組立行程上、及び
組立弾性強度上、好ましい。
明する。本発明に係るチューブ容器の吐出開口装置は、
チューブ容器の吐出開口部１に、チューブ胴部の加圧に
より内容物が通過する弁孔２を有する下部逆止弁受部３
を設けると共に、内容物の吐出口４を有する上部逆止弁
部５に前記下部逆止弁受部３の弁孔２に上方から密着し
て閉鎖する弁部６を前記吐出口４との間で内容物の通過
する空間を有する板バネ７で吊り下げる形で一体に設
け、前記板バネ７のたわみを伴って前記弁孔２に弁部６
が密封状態で弾力的に当接するように前記吐出開口部１
に前記上部逆止弁部５を装着してなる構成からなる。前
記チューブ容器と吐出開口部１、下部逆止弁受部３及び
上部逆止弁部５はそれぞれプラスチックの一体成形品で
あることが、成形加工コスト上、及び組立行程上、及び
組立弾性強度上、好ましい。
【０００７】実施例の場合、チューブ容器の吐出開口部
１には、取り付け段部８を有する嵌着孔９が設けてあ
り、この嵌着孔９に下部逆止弁受部３の中間鍔部１１が
段部８上に密着し下枠部１２が段部８の下方に密着して
嵌着している。弁孔２は、下部逆止弁受部３の中間絞り
板部１０の中央に設けてあって、下に向かって広く大き
な下方開口１３を具備し上に向かってやや深めで比較的
狭く小さい受孔１４を具備している。下部逆止弁受部３
の上枠部１５は外周に前記嵌着孔９との間に、上部逆止
弁部５の嵌着枠部１６を嵌着する嵌着溝１７を形成し、
当該上枠部１５自体は嵌着枠部１６の内側に密着して嵌
着するように構成してある。実施例の場合、上部逆止弁
部５の嵌着枠部１６の上部内外周側縁部には、円周状に
肩部１８が設けてあり、該肩部１８の内周縁部には上方
に逆Ｕ字状に湾曲して吐出口枠部１９が一体に設けてあ
り、その頂部に弁孔２より大型の吐出口４が設けてあ
る。弁孔２の孔枠部２０の下面には、図２に示すよう
に、等間隔に３個の板バネ７の上端部が一体に固定して
設けてあり、その下端部に椀型の弁部６を吊下げるよう
に一体に固定してある。板バネ７は、弁孔２に上方から
密着して閉鎖する弁部６を前記吐出口４との間で内容物
の通過する隙間を有する構成で、且つ、たわみを伴って
前記弁孔２に弁部６が密封状態で弾力的に当接する構成
であれば良いから、その上端部は孔枠部２０の下面に限
らず吐出口枠部１９内側面に固定して設けてあっても良
い。また、板バネ７の個数は３個に限らないが、１個で
は弁部６の動作が不安定になる畏れがあるから、複数個
を等間隔に配設して均等にたわんで弁孔２を安定して開
閉する構成が好ましい。弁部６の形状も椀型に限らず、
弁孔２を有効に密封し、且つ、解放するように、底面部
が軸対称をなし、板バネ７の下端部に等間隔で固定でき
る形状ならば好ましい。
１には、取り付け段部８を有する嵌着孔９が設けてあ
り、この嵌着孔９に下部逆止弁受部３の中間鍔部１１が
段部８上に密着し下枠部１２が段部８の下方に密着して
嵌着している。弁孔２は、下部逆止弁受部３の中間絞り
板部１０の中央に設けてあって、下に向かって広く大き
な下方開口１３を具備し上に向かってやや深めで比較的
狭く小さい受孔１４を具備している。下部逆止弁受部３
の上枠部１５は外周に前記嵌着孔９との間に、上部逆止
弁部５の嵌着枠部１６を嵌着する嵌着溝１７を形成し、
当該上枠部１５自体は嵌着枠部１６の内側に密着して嵌
着するように構成してある。実施例の場合、上部逆止弁
部５の嵌着枠部１６の上部内外周側縁部には、円周状に
肩部１８が設けてあり、該肩部１８の内周縁部には上方
に逆Ｕ字状に湾曲して吐出口枠部１９が一体に設けてあ
り、その頂部に弁孔２より大型の吐出口４が設けてあ
る。弁孔２の孔枠部２０の下面には、図２に示すよう
に、等間隔に３個の板バネ７の上端部が一体に固定して
設けてあり、その下端部に椀型の弁部６を吊下げるよう
に一体に固定してある。板バネ７は、弁孔２に上方から
密着して閉鎖する弁部６を前記吐出口４との間で内容物
の通過する隙間を有する構成で、且つ、たわみを伴って
前記弁孔２に弁部６が密封状態で弾力的に当接する構成
であれば良いから、その上端部は孔枠部２０の下面に限
らず吐出口枠部１９内側面に固定して設けてあっても良
い。また、板バネ７の個数は３個に限らないが、１個で
は弁部６の動作が不安定になる畏れがあるから、複数個
を等間隔に配設して均等にたわんで弁孔２を安定して開
閉する構成が好ましい。弁部６の形状も椀型に限らず、
弁孔２を有効に密封し、且つ、解放するように、底面部
が軸対称をなし、板バネ７の下端部に等間隔で固定でき
る形状ならば好ましい。
【０００８】なお、請求項等の記載において、前記吐出
口４との間で内容物の通過する空間を有する板バネ７の
構成は、前述の複数個の板バネ７の個々の板バネ７に空
間を設けた構成ではなく、個々の板バネ７と板バネ７の
間に内容物の通過する空間を有する構成であり、又は、
個々の板バネ７の上端部と下端部にリング状の板バネ連
結リングが設けてあって、該板バネ連結リングが弁孔２
の孔枠２０の下面と弁部６の上部に接合してある板バネ
７の構成の場合に、各板バネ７間に内容物の通過する空
間を有する構成等が包含される。上部逆止弁部５の肩部
１８の外周縁部には、下方に向かって前記吐出開口部１
に装着される装着枠部２１が一体に設けてある。装着枠
部２１は、実施例の場合、吐出開口部１の外周面と同一
面状に装着されるように構成してあり、吐出開口部１の
外周に設けた装着溝部２２に嵌着する嵌着突起部２３を
内周に具備すると共に、吐出開口部１には装着枠部２１
の嵌着突起部２３の内側に形成された嵌合凹部２４に嵌
合する嵌合突起２５が設けてある。２６は孔枠部２０の
上平面を区画する溝段部で、キャップを装着した際に孔
枠部２０の上平面にキャップ底部が密着して吐出口４を
有効に密封するようにするものである。
口４との間で内容物の通過する空間を有する板バネ７の
構成は、前述の複数個の板バネ７の個々の板バネ７に空
間を設けた構成ではなく、個々の板バネ７と板バネ７の
間に内容物の通過する空間を有する構成であり、又は、
個々の板バネ７の上端部と下端部にリング状の板バネ連
結リングが設けてあって、該板バネ連結リングが弁孔２
の孔枠２０の下面と弁部６の上部に接合してある板バネ
７の構成の場合に、各板バネ７間に内容物の通過する空
間を有する構成等が包含される。上部逆止弁部５の肩部
１８の外周縁部には、下方に向かって前記吐出開口部１
に装着される装着枠部２１が一体に設けてある。装着枠
部２１は、実施例の場合、吐出開口部１の外周面と同一
面状に装着されるように構成してあり、吐出開口部１の
外周に設けた装着溝部２２に嵌着する嵌着突起部２３を
内周に具備すると共に、吐出開口部１には装着枠部２１
の嵌着突起部２３の内側に形成された嵌合凹部２４に嵌
合する嵌合突起２５が設けてある。２６は孔枠部２０の
上平面を区画する溝段部で、キャップを装着した際に孔
枠部２０の上平面にキャップ底部が密着して吐出口４を
有効に密封するようにするものである。
【０００９】従って、吐出開口部１に上部逆止弁部５を
装着するときには、図３に示すように、吐出開口部５の
装着溝部２２に上部逆止弁部５の装着枠部２１の嵌着突
起２３が嵌着し、同時に上部逆止弁部５の嵌合凹部２４
に吐出開口部１の嵌合突起２５が嵌着し、相互の嵌着作
用により、吐出開口部１に上部逆止弁部５を強固に一体
に装着することができる。このとき、図１に示すように
上部逆止弁部５板バネ７の下端部に吊下げられる形で固
定された弁部６は、下部逆止弁受部３の弁孔２に当接
し、図３に示すように、板バネ７を外側に撓ませてその
バネ弾力により密封することとなる。また、同時に上部
逆止弁部５の嵌着枠部１６は、下部逆止弁受部３の上枠
部１５の外周の嵌着孔９との間に形成された嵌着溝１７
に嵌合し、中間鍔部１１を上から押さえて段部８上に固
定し、下部逆止弁受部３を吐出開口部１に一体的に固定
することとなる。また、下部逆止弁受部３の上枠部１５
は上部逆止弁部５の嵌着枠部１６と肩部１８の内側に密
着して嵌着する。よって、上部逆止弁部５と下部逆止弁
受部２と吐出開口部１の密封性は、肩部１８の下で、上
枠部１５、嵌着枠部１６、嵌着溝１７、中間鍔部１１、
段部８、嵌合突起２５、嵌着突起部２３及び装着枠部２
１が樹脂の弾性により密着して重なり合うことにより、
充分に強固に維持されることとなる。
装着するときには、図３に示すように、吐出開口部５の
装着溝部２２に上部逆止弁部５の装着枠部２１の嵌着突
起２３が嵌着し、同時に上部逆止弁部５の嵌合凹部２４
に吐出開口部１の嵌合突起２５が嵌着し、相互の嵌着作
用により、吐出開口部１に上部逆止弁部５を強固に一体
に装着することができる。このとき、図１に示すように
上部逆止弁部５板バネ７の下端部に吊下げられる形で固
定された弁部６は、下部逆止弁受部３の弁孔２に当接
し、図３に示すように、板バネ７を外側に撓ませてその
バネ弾力により密封することとなる。また、同時に上部
逆止弁部５の嵌着枠部１６は、下部逆止弁受部３の上枠
部１５の外周の嵌着孔９との間に形成された嵌着溝１７
に嵌合し、中間鍔部１１を上から押さえて段部８上に固
定し、下部逆止弁受部３を吐出開口部１に一体的に固定
することとなる。また、下部逆止弁受部３の上枠部１５
は上部逆止弁部５の嵌着枠部１６と肩部１８の内側に密
着して嵌着する。よって、上部逆止弁部５と下部逆止弁
受部２と吐出開口部１の密封性は、肩部１８の下で、上
枠部１５、嵌着枠部１６、嵌着溝１７、中間鍔部１１、
段部８、嵌合突起２５、嵌着突起部２３及び装着枠部２
１が樹脂の弾性により密着して重なり合うことにより、
充分に強固に維持されることとなる。
【００１０】上記実施例の構成の図３の初期状態におい
て、チューブ胴部に加圧力を加えると、内容物Ａの圧力
によって、弁孔２に弾力的に当接していた弁部６は板バ
ネ７のたわみを伴って押し上げられ、内容物Ａは、図４
に示すように、弁孔２から板バネ７の空間を通って吐出
口４から外部に押し出される。必要に応じた量の内容物
Ａを押し出した後、チューブ胴部への加圧力を除去する
と、弁部６に対する内容物による圧力はなくなり、図５
に示すように、弁部６は板バネ７の復帰弾力により弁孔
２に圧着し直ちに密封される。従って、チューブ胴部の
復元力によって吐出開口部１から外部に押し出された内
容物Ａが逆流してチューブ内に吸い込まれたり、外気が
流入したりするのを阻止することができる。
て、チューブ胴部に加圧力を加えると、内容物Ａの圧力
によって、弁孔２に弾力的に当接していた弁部６は板バ
ネ７のたわみを伴って押し上げられ、内容物Ａは、図４
に示すように、弁孔２から板バネ７の空間を通って吐出
口４から外部に押し出される。必要に応じた量の内容物
Ａを押し出した後、チューブ胴部への加圧力を除去する
と、弁部６に対する内容物による圧力はなくなり、図５
に示すように、弁部６は板バネ７の復帰弾力により弁孔
２に圧着し直ちに密封される。従って、チューブ胴部の
復元力によって吐出開口部１から外部に押し出された内
容物Ａが逆流してチューブ内に吸い込まれたり、外気が
流入したりするのを阻止することができる。
【００１１】
【効果】以上の通り、本発明に係るチューブ容器の吐出
開口装置によれば、チューブ容器の吐出開口部に、チュ
ーブ胴部の加圧により内容物が通過する弁孔を有する下
部逆止弁受部を設けると共に、内容物の吐出口を有する
上部逆止弁部に前記下部逆止弁受部の弁孔に上方から密
着して閉鎖する弁部を前記吐出口との間で内容物の通過
する空間を有する板バネで吊り下げる形で一体に設け、
前記板バネのたわみを伴って前記弁孔に弁部が密封状態
で弾力的に当接するように前記吐出開口部に前記上部逆
止弁部を装着した構成を有することにより、弁孔を有す
る下部逆止弁受部を設けたチューブ容器の吐出開口部
に、上部逆止弁部を装着するだけで、上部逆止弁部に板
バネで吊下げる形で一体に設けた弁部が、板バネのたわ
みを伴って前記弁孔に密封状態で弾力的に当接すること
となり、チューブ容器の吐出開口部に簡単に逆止弁を設
けることができる効果がある。そして、チューブ胴部に
加圧力を加えると、加圧された内容物は弁孔に弾力的に
当接していた弁部を板バネのたわみを伴って押し上げ、
弁孔から板バネの空間を通って前記吐出口から外部に押
し出され、必要に応じた量の内容物を押し出した後、チ
ューブ胴部への加圧力を除去すると、弁孔は板バネの弾
性力で圧着する弁部により直ちに密封され、チューブ胴
部の復元力によって内容物が逆流してチューブ内に吸い
込まれたり、外気が流入したりするのを阻止することが
でき、内容物の酸化、固化等の変質を最小限に防止する
ことができる効果がある。また、弁部による弁孔の密封
力は板バネの強弱により調整して設定することができ、
また、内容物の吐出量は弁孔の大きさを調整して設定す
ることができるから、内容物の粘性の高低に対応して最
適な吐出量と逆止弁作用を容易に得ることができる効果
がある。また、上部逆止弁部と前記板バネと弁部がプラ
スチックにより一体に成形されている構成にすることに
より、成形加工コストを低減し、組立行程を簡素化し、
且つ、組立てたときに合成樹脂の弾性により密封性を高
める効果がある。
開口装置によれば、チューブ容器の吐出開口部に、チュ
ーブ胴部の加圧により内容物が通過する弁孔を有する下
部逆止弁受部を設けると共に、内容物の吐出口を有する
上部逆止弁部に前記下部逆止弁受部の弁孔に上方から密
着して閉鎖する弁部を前記吐出口との間で内容物の通過
する空間を有する板バネで吊り下げる形で一体に設け、
前記板バネのたわみを伴って前記弁孔に弁部が密封状態
で弾力的に当接するように前記吐出開口部に前記上部逆
止弁部を装着した構成を有することにより、弁孔を有す
る下部逆止弁受部を設けたチューブ容器の吐出開口部
に、上部逆止弁部を装着するだけで、上部逆止弁部に板
バネで吊下げる形で一体に設けた弁部が、板バネのたわ
みを伴って前記弁孔に密封状態で弾力的に当接すること
となり、チューブ容器の吐出開口部に簡単に逆止弁を設
けることができる効果がある。そして、チューブ胴部に
加圧力を加えると、加圧された内容物は弁孔に弾力的に
当接していた弁部を板バネのたわみを伴って押し上げ、
弁孔から板バネの空間を通って前記吐出口から外部に押
し出され、必要に応じた量の内容物を押し出した後、チ
ューブ胴部への加圧力を除去すると、弁孔は板バネの弾
性力で圧着する弁部により直ちに密封され、チューブ胴
部の復元力によって内容物が逆流してチューブ内に吸い
込まれたり、外気が流入したりするのを阻止することが
でき、内容物の酸化、固化等の変質を最小限に防止する
ことができる効果がある。また、弁部による弁孔の密封
力は板バネの強弱により調整して設定することができ、
また、内容物の吐出量は弁孔の大きさを調整して設定す
ることができるから、内容物の粘性の高低に対応して最
適な吐出量と逆止弁作用を容易に得ることができる効果
がある。また、上部逆止弁部と前記板バネと弁部がプラ
スチックにより一体に成形されている構成にすることに
より、成形加工コストを低減し、組立行程を簡素化し、
且つ、組立てたときに合成樹脂の弾性により密封性を高
める効果がある。
【図１】本発明の一実施例の要部を分割し縦断して示す
概略分割縦断説明図。
概略分割縦断説明図。
【図２】図１の平面図。
【図３】図１の実施例の要部の一使用態様を縦断して示
す概略縦断説明図。
す概略縦断説明図。
【図４】図１の実施例の要部の他の使用態様を縦断して
示す概略縦断説明図。
示す概略縦断説明図。
【図５】図１の実施例の要部の他の使用態様を縦断して
示す概略縦断説明図。
示す概略縦断説明図。
Ａ 内容物 １ 吐出開口部 ２ 弁孔 ３ 下部逆止弁受部 ４ 吐出口 ５ 上部逆止弁部 ６ 弁部 ７ 板バネ ８ 段部 ９ 嵌着孔 １０ 中間絞り板部 １１ 中間鍔部 １２ 下枠部 １３ 下方開口 １４ 受孔 １５ 上枠部 １６ 嵌着枠部 １７ 嵌着溝 １８ 肩部 １９ 吐出口枠部 ２０ 孔枠部 ２１ 装着枠部 ２２ 装着溝部 ２３ 装着突起部 ２４ 嵌合凹部 ２５ 嵌合突起 ２６ 溝段部
Claims (3)
- 【請求項１】 チューブ容器の吐出開口部に、
チューブ胴部の加圧により内容物が通過する弁孔を有す
る下部逆止弁受部を設けると共に、内容物の吐出口を有
する上部逆止弁部に前記下部逆止弁受部の弁孔に上方か
ら密着して閉鎖する弁部を前記吐出口との間で内容物の
通過する空間を有する板バネで吊り下げる形で一体に設
け、前記板バネのたわみを伴って前記弁孔に弁部が密封
状態で弾力的に当接するように前記吐出開口部に前記上
部逆止弁部を装着したチューブ容器の吐出開口装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のチューブ容器
の吐出開口装置において、上部逆止弁部と前記板バネと
弁部がプラスチックにより一体に成形されていることを
特徴とするチューブ容器の吐出開口装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載のチュー
ブ容器の吐出開口装置において、吐出開口部と上部逆止
弁部と下部逆止弁受部がプラスチック製であることを特
徴とするチューブ容器の吐出開口装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8069081A JPH09240701A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | チューブ容器の吐出開口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8069081A JPH09240701A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | チューブ容器の吐出開口装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09240701A true JPH09240701A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13392291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8069081A Pending JPH09240701A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | チューブ容器の吐出開口装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09240701A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN111889312A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-11-06 | 苏州特瑞特机器人有限公司 | 防窜胶的双液螺杆阀 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8069081A patent/JPH09240701A/ja active Pending
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|---|---|---|---|
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